JP2004159219A - 画像撮影装置、画像複製装置、画像編集装置、撮影画像管理方法、複製画像管理方法および編集画像管理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像を撮影や複製、編集等したときに撮影元や複製元、撮影元等を特定する。
【解決手段】カメラ11が撮影した画像データは内部メモリ26に蓄積され、内部メモリ26に蓄積されている画像データを外部メモリ100へ出力するよう指示されると、制御部25は電子透かし埋め込み部28に対し、例えば当該携帯電話の自局電話番号等の識別情報を電子透かし情報として当該画像へ埋め込むことを指示する。すると、電子透かし埋め込み部28は、外部メモリ制御部27を介し当該画像データに対該自局電話番号等の識別情報を電子透かし情報として埋め込む。また、外部メモリ制御部27は、内部メモリ26に蓄積されている識別情報が電子透かし情報として埋め込まれた画像データを外部メモリ100へ出力する。よって、外部メモリ100に記憶された画像データには、その撮影装置を識別する識別情報が電子透かし情報として埋め込まれる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、画像を撮影して撮影画像を着脱可能な記録媒体や、メール等の通信により外部へ出力可能なカメラ付き携帯電話や、カメラ付きPDA、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの画像撮影装置や、コピー機などの画像を複製する画像複製装置、パソコンなどの画像を編集する画像編集装置や、撮影画像管理方法、複製画像管理方法および編集画像管理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等のネットワークを介した画像の有効利用のために、電子機器固有の識別情報等を画像ファイルに記載する従来技術がある。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−259668号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の技術では、電子機器固有の識別情報等を強制的に埋め込むものではないため、例えば盗撮などの悪意をもった撮影された画像等がインターネット等において公開された場合でも、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができない、などの問題がある。
【0005】
特に、上記従来の技術では、識別情報等を単に画像ファイルに記載しているため、その識別情報等を変更してしまい、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができない、などの問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、画像を撮影や複製、編集等したときに撮影元や複製元、編集元等を特定することのできる画像撮影装置、画像複製装置、画像編集装置、撮影画像管理方法、複製画像管理方法および編集画像管理方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明では、撮影画像に対し当該撮影元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込むようにする。また、複製画像に対し当該複製元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込むようにする。また、編集画像に対し当該編集元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込むようにする。
【0008】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、本発明に係る画像撮影装置の実施の形態1として電子透かし埋め込み機能を持つカメラ付き携帯電話の外観を示している。
図1において、11はカメラ、12は携帯電話本体、13は本体12に付属する外部メモリ用スロット、100は着脱可能な外部メモリである。外部メモリ100をスロット13に挿入することにより、携帯電話本体12の内蔵メモリにあるデータを外部メモリ100に移動あるいはコピーすることが可能となる。なお、ここでは外部メモリ100として説明するが、外部メモリ100には、磁気ディスクや光ディスク等の記録媒体も含むものであり、その場合は、外部メモリ用スロット13はそれぞれ対応する記録媒体用のスロットとなる。このことは他の実施の形態も同様である。
【0009】
図2は、図1に示すカメラ付き携帯電話の構成を示す機能ブロック図である。図において、11はカメラ、21は通信部、22は文字や音声等の入力部、23は表示部、25は制御部、26は内部メモリ、27は外部メモリ制御部、28は電子透かし埋め込み部である。
【0010】
図3は、図1に示すカメラ付き携帯電話において、内部メモリ26上にある画像データを外部メモリ100に出力するときの動作を示す流れ図である。
この図3を参照してその動作を説明する。
まず、ステップ31により、カメラ11が撮影をして画像データが生成され、画像データが内部メモリ26に蓄積される。次に、ユーザの選択により、内部メモリ26に蓄積されている画像データを外部メモリ100へ出力する処理が選択されると、ステップ32により制御部25および外部メモリ制御部27は、内部メモリ26に蓄積されている画像データを外部メモリ100へ出力するように制御する。
【0011】
その際、制御部25では、電子透かし埋め込み部28に対し、例えば当該携帯電話の自局電話番号等の撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として当該画像へ埋め込むことを指示する。ここで、電子透かしにより埋め込む識別情報は、自局電話番号だけに限らない。本発明の目的を鑑み、当該携帯電話の製造番号や、電話会社が設定した加入者ID、当該装置に付与されたIPアドレス等のネットワークアドレス、当該携帯電話の所有者など撮影者が特定できる情報であればよい。
【0012】
また、ステップ32において、制御部25が埋め込む識別情報は、撮影者が特定できる情報だけではなく、出力年月日時刻や、出力時の位置情報(GPSあるいは位置情報サービスなどを利用して現在位置を取得)を同時に埋め込んでもよい。この場合には、出力年月日時刻を画像に電子透かし情報として直接埋め込むため当該携帯電話のタイマ(図示せず)を利用したり、出力時の位置情報を画像に電子透かし情報として直接埋め込むため当該携帯電話にGPSレシーバ(図示せず)が搭載されている必要がある。
【0013】
そして制御部25から当該携帯電話の自局電話番号等の識別情報を電子透かし情報として当該画像へ埋め込むことが指示されると、電子透かし埋め込み部28は、外部メモリ制御部27に対し、電子透かしにより埋め込む識別情報として自局電話番号等を渡し、当該画像データに対該自局電話番号等の識別情報を電子透かし情報として埋め込むよう指示すると共に、内部メモリ26内の当該画像データの外部メモリ100への出力を指示する。
【0014】
すると、ステップ33により、外部メモリ制御部27は、内部メモリ28に蓄積されている当該画像に対し、強制的に自局電話番号等の識別情報を電子透かし情報として埋め込む。このようにすれば、内部メモリ28に蓄積された画像に対し直接、識別情報が電子透かし情報として埋め込まれるので、内部メモリ28から画像を読み出すときは、常に画像に識別情報が電子透かし情報として埋め込まれていることになり、識別情報が電子透かし情報として埋め込まれていない画像が読み出され公開等される可能性が小さくなる。また、その際、内部メモリ26上の画像データに対してではなく、外部メモリ制御部27にバッファメモリ(図示せず)等を用意し、内部メモリ26上の画像データを当該バッファメモリ(図示せず)にコピーしてから、当該バッファメモリ上にある画像データに対して埋め込んだり、さらには外部メモリ100に画像を書き込むときに当該画像に識別情報を電子透かし情報として埋め込むようにしても勿論よい。このようにすれば、内部メモリ26上の画像データについては、電子透かし情報が埋め込まれていない状態を保持できるので、内部メモリ26に蓄積された画像の劣化を防止することができる。
【0015】
次いで、ステップ34により、外部メモリ制御部27は、内部メモリ26に蓄積されている識別情報が電子透かし情報として埋め込まれた画像データを外部メモリ100へ出力する。
【0016】
なお、以上の説明では、外部への出力として外部メモリ100を一例に説明したが、外部への出力は内部メモリ26以外の場所への出力であればよく、例えばメールへの画像添付による外部への出力や、無線や有線通信による画像伝送等による外部への出力でも勿論良い。
【0017】
また、電子透かし情報として自局電話番号等を埋込む前に、埋め込み先の画像データに対して、次に説明する電子透かしの攻撃耐性を向上するための、所定の前処理を行ってもよい。
【0018】
図4は、電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の一例を示している。図4では、前処理としてオリジナル画像の画像データから低域成分画像を生成している。ここで、低域成分画像を生成する方法は、何を用いてもよく、例えば、離散フーリエ変換(DFT)や、高速フーリエ変換(FFT)、離散コサイン変換(DCT)、ウェーブレット変換などの周波数変換を施したあとに、低域周波数成分を抽出して低域成分画像を生成してもよいし、ローパスフィルタ(LPF)を施して低域成分画像を生成してもよい。この前処理を行ったあと、低域成分画像に対して電子透かしを埋め込み、画像を元に戻せば、埋め込んだ電子透かしの攻撃耐性が向上するという効果が得られる。
【0019】
図5は、電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の他の例を示している。前処理としてオリジナル画像の画像データからエッジ成分画像を生成している。ここで、エッジ成分画像を生成する方法は何でもよく、例えば当該画像データに対して周波数変換を施し、高域成分を強調した上でハイパスフィルタ(HPF)を施してもよいし、エッジ成分抽出マトリクスを準備し、当該画像データに対して当該マトリクスを使って演算を施してもよい。この前処理を行って画像中のエッジ部分を特定し、エッジ部分周辺に電子透かしを埋め込めば、埋め込んだ電子透かしの攻撃耐性が向上するという効果が得られる。
【0020】
図6は、電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の他の例を示している。前処理としてオリジナル画像の画像データから周波数変換画像を生成している。周波数変換画像を生成する方法は何を用いてもよく、例えば、離散フーリエ変換(DFT)、高速フーリエ変換(FFT)、離散コサイン変換(DCT)、ウェーブレット変換などの周波数変換などがある。また、周波数変換画像生成時に、JPEGやMPEG圧縮でおこなわれているように、当該画像データを矩形領域に分割し、個々の当該矩形領域ごとに周波数変換を施してもよい。この前処理を行い、たとえばスペクトラム拡散技術を使って電子透かしの埋め込みを行えば、埋め込んだ電子透かしの攻撃耐性が向上するという効果が得られる。
【0021】
なお、図4〜図6に示した電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理例の他にも、当該画像データからオブジェクトを抽出した上で、オブジェクト毎に電子透かしを埋め込むようにしてもよい。
【0022】
以上説明したように、本実施の形態1によれば、携帯端末等の画像撮影装置が撮影した画像を外部へ出力する際に、当該画像に当該端末の電話番号等の撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として強制的に埋め込むようにしたので、例えば盗撮などの悪意をもって撮影された画像等がインターネット等において公開された場合でも、その透かし情報を解析すれば、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができる。
【0023】
特に、本発明では、撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として強制的に埋め込むようにしたので、撮影者は電子透かし情報として強制的に埋め込まれた識別情報を画像から削除困難、撮影した画像には認知可能な画質劣化などの影響を与えない、盗撮などの不正利用を心理的に抑制できる、などの効果が得られ、不正利用によって得られた画像の出所である撮影元を特定可能である。
【0024】
なお、上記の実施の形態1では、内部メモリ26に蓄積した画像に撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として画像に埋め込んだり、あるいは撮影画像を外部メモリ100へ出力する際に撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として画像に埋め込むように説明したが、本発明では、これに限らず内部メモリ26に画像を書き込むときに撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として画像に埋め込んでも良いし、また本体に接続された蓄積媒体に書き込むとき、メールへの画像添付によって外部へ出力するとき等、無線や有線通信によって画像伝送等による外部へ出力するときなど、外部に画像を出力する前に当該画像に識別情報を電子透かし情報として埋め込むのであれば、いつでもよい。このことは、以下に説明する他の実施の形態でも同様である。
【0025】
実施の形態2.
上記実施の形態1では、カメラ付き携帯端末を画像撮影装置の一例として説明したが、本実施の形態2では、画像撮影装置として、カメラ付き携帯端末ではなく、カメラ付きPDAにする。PDAの場合、画像の外部への出力方法として、公衆電話回線を使用するのではなく、有線や無線経由でIPネットワークに接続するようにしても、上記実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0026】
実施の形態3.
図7は、本発明に係る画像撮影装置の実施の形態3である電子透かし埋め込み機能を持つデジタルスチルカメラ(DSC)を、正面から見たときの外観図である。図7において、100は着脱可能な外部メモリ、200はDSC本体、201はシャッター、202はファインダー、203はレンズ、204は被写体である。
【0027】
図8は、電子透かし埋め込み機能を持つデジタルスチルカメラ(DSC)を、背面から見たときの外観図である。図8において、205は撮影した画像を表示するためのモニタ、206は着脱可能な外部メモリ100を挿入するためのスロットである。外部メモリ100をスロット206に挿入することにより、撮影した画像データを外部メモリ100に記録することができる。
【0028】
図9は、図7および図8に示すデジタルスチルカメラ(DSC)の構成例を示す機能ブロック図である。図9は、図2に示す携帯端末の内部構成とほぼ同じであり、図2示す携帯端末の内部構成から通信部21および入力部22を削除し、カメラ11の代わりに撮像部11’、表示部23の代わりにモニタ表示部23’を有する。
【0029】
図10は、図7〜図9に示す本実施の形態3のデジタルスチルカメラ(DSC)の動作例を示す流れ図である。
まず、このデジタルスチルカメラ(DSC)の使用者がシャッター12を押すと、ステップ41により、撮影部11’が画像を撮影し、A/D変換や画像処理などの必要な処理を施し、デジタル画像データを生成する。
【0030】
すると、ステップ42により、撮影部11’は内部メモリ26へ当該デジタル画像データを蓄積する。ステップ42のあと、撮影部11’は当該デジタル画像データの内部メモリ26への蓄積完了を制御部25に伝える。
【0031】
制御部25では、電子透かし埋め込み部28に対し、当該デジタル画像データへ当該デジタルスチルカメラ(DSC)の製造番号を電子透かし情報として強制的に埋め込むことを指示する。ここで、電子透かし情報として強制的に埋め込む識別情報は、当該デジタルスチルカメラ(DSC)の製造番号とは限らない。本発明の目的を鑑み、当該DSC購入時に登録したユーザIDなど、当該デジタルスチルカメラ(DSC)の所有者を特定できるような識別情報であればよい。
【0032】
また、電子透かし情報として強制的に埋め込む識別情報は、当該デジタルスチルカメラ(DSC)の所有者を特定できるような情報だけではなく、さらに、上記実施の形態1の場合と同様に、撮影年月日時刻や、撮影位置情報などを同時に埋め込んでもよい。さらに、撮影年月日時刻や、撮影位置情報などについては、電子透かし情報としての埋め込みを強制的におこなうのではなく、ユーザに選択できるようにしてもよい。
【0033】
そして、電子透かし埋め込み部28は、外部メモリ制御部27に対し、電子透かしで埋め込む識別情報として製造番号を渡し、内部メモリ26内の当該デジタル画像データの外部メモリ100への出力と、当該デジタル画像データに対する当該製造番号の電子透かし情報としての埋め込みを指示する。
【0034】
すると、次のステップ43により、電子透かし埋め込み部28は外部メモリ制御部27を介し内部メモリ26内にある当該デジタル画像データに対し、当該デジタルスチルカメラ(DSC)の製造番号を、電子透かし情報として強制的に埋め込む。
【0035】
外部メモリ制御部27は、内部メモリ26に蓄積されているデジタル画像データに対して製造番号を電子透かし情報として埋め込んだあと、次のステップ44により、当該電子透かし埋め込み済みデジタル画像データを外部メモリ100へ出力する。
【0036】
従って、本実施の形態3によれば、デジタルスチルカメラ(DSC)等の画像撮影装置が撮影した画像を外部へ出力する際に、当該画像に当該デジタルスチルカメラ(DSC)の製造番号等の撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として強制的に埋め込むようにしたので、例えば盗撮などの悪意をもって撮影された画像等がインターネット等において公開された場合でも、その透かし情報を解析すれば、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができる。
【0037】
尚、本実施の形態3においても、当該デジタルスチルカメラ(DSC)の製造番号等の撮影元を特定する識別情報を埋込む前に、上記実施の形態1,2と同様に、埋め込み先の画像データに対して、所定の周波数変換を施する前処理を行ってもよい。このことは、以下に説明する実施の形態4,5の場合も同様である。
【0038】
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態3のデジタルスチルカメラ(DSC)を改良したもので、実施の形態3との差異部分を説明すると、本実施の形態4では、図7および図8におけるデジタルスチルカメラ(DSC)のシャッター201上面に指紋採取器(図示せず)を取り付け、撮影時にシャッター201上面に触れた指から指紋採取器(図示せず)取得する。当該指紋採取器では、採取した指紋から特徴点を抽出して符号化する。そして、強制的に電子透かし情報として埋め込む識別情報として、符号化した指紋情報を使う。上記の指紋採取について、撮影時に随時採取することにしてもよいし、DSCを使用する前にあらかじめ指紋を登録し、撮影時に照合を強制してもよい。なお、撮影時に指紋を照合したとき、登録されている指紋と合致しない場合は、あらためて指紋登録する。
【0039】
従って、本実施の形態4によれば、上記実施の形態3の場合と同様に、デジタルスチルカメラ(DSC)等の画像撮影装置が撮影した画像を外部へ出力する際に、当該画像に当該DSCを使用している使用者の指紋等の撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として強制的に埋め込むようにしたので、例えば盗撮などの悪意をもって撮影された画像等がインターネット等において公開された場合でも、その透かし情報を解析すれば、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができる。
【0040】
実施の形態5.
実施の形態4は、実施の形態3のデジタルスチルカメラ(DSC)を改良したもので、実施の形態3との差異部分を説明すると、本実施の形態5では、図7および図8におけるデジタルスチルカメラ(DSC)のファインダー202またはモニタ205に、目の虹彩パターン採取器(図示せず)を取り付け、撮影時にファインダー202またはモニタ205を除く撮影者の目から目の虹彩パターンを取得する。当該虹彩パターン採取器では、採取した虹彩から特徴点を抽出して符号化する。そして、強制的に電子透かし情報として埋め込む識別情報として、符号化した虹彩情報を使う。上記の虹彩採取について、撮影時に随時採取することにしてもよいし、DSCを使用する前にあらかじめ虹彩を登録し、撮影時に照合を強制してもよい。なお、撮影時に虹彩を照合したとき、登録されている虹彩と合致しない場合は、あらためて虹彩を登録する。
【0041】
従って、本実施の形態5によれば、上記実施の形態3、4の場合と同様に、デジタルスチルカメラ(DSC)等の画像撮影装置が撮影した画像を外部へ出力する際に、当該画像に当該DSCを使用している使用者の目の虹彩パターン等の撮影元を特定する識別情報を電子透かし情報として強制的に埋め込むようにしたので、例えば盗撮などの悪意をもって撮影された画像等がインターネット等において公開された場合でも、その透かし情報を解析すれば、撮影者や画像撮影装置等の撮影元を特定することができる。
【0042】
なお、上記実施の形態1〜5では、画像を撮影して撮影画像を着脱可能な記録媒体や、メール等の通信により外部へ出力可能なカメラ付き携帯電話や、カメラ付きPDA、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどの画像を撮影する画像撮影装置において、撮影した画像に識別情報を電子透かし情報として埋め込む例を一例として説明したが、本発明では、これに限らず、コピー機等の画像を複製する画像複製装置において複製した画像に上述した識別情報を上述のように電子透かし情報として埋め込んでもよく、また、パソコン等の画像を編集する画像編集装置において編集した画像に上述の識別情報を上述のように電子透かし情報として埋め込むようにしても勿論よい。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、撮影画像や複製画像、編集画像に対し当該撮影元や複製元、編集元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込むようにしたので、例えば盗撮などの悪意をもって撮影や複製、編集等された画像等がインターネット等において公開された場合でも、その透かし情報を解析すれば、撮影者や画像撮影装置等の撮影元や複製元、編集元を特定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像撮影装置の実施の形態1として電子透かし埋め込み機能を持つカメラ付き携帯電話の外観を示す図。
【図2】図1に示すカメラ付き携帯電話の構成を示す機能ブロック図。
【図3】図1に示すカメラ付き携帯電話において、内部メモリ26上にある画像データを外部メモリ100に出力するときの動作を示す流れ図。
【図4】電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の一例を示す図。
【図5】電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の他の例を示す図。
【図6】電子透かし埋め込み前に処理可能な前処理の他の例を示す図。
【図7】本発明に係る画像撮影装置の実施の形態3である電子透かし埋め込み機能を持つデジタルスチルカメラ(DSC)を、正面から見たときの外観図である。
【図8】電子透かし埋め込み機能を持つデジタルスチルカメラ(DSC)を、背面から見たときの外観図である。
【図9】図7および図8に示すデジタルスチルカメラ(DSC)の構成例を示す機能ブロック図である。図9は、図
【図10】図7〜図9に示す本実施の形態3のデジタルスチルカメラ(DSC)の動作例を示す流れ図である。
【符号の説明】
11 カメラ、12 携帯電話本体、13 外部メモリ用スロット、100 外部メモリ、21 通信部、22 入力部、23 表示部、25 制御部、26
内部メモリ、27 外部メモリ制御部、28 電子透かし埋め込み部。

Claims (15)

  1. 画像を撮影する画像撮影装置において、
    撮影画像に対し撮影元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込む画像撮影装置。
  2. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    撮影画像を内部メモリに蓄積する際に、上記識別情報を強制的に電子透かし情報として埋め込むことを特徴とする画像撮影装置。
  3. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    撮影画像を蓄積した内部メモリから当該撮影画像を読み出した後に上記識別情報を強制的に電子透かし情報として埋め込み、上記内部メモリに蓄積した上記撮影画像はそのまま変更しないことを特徴とする画像撮影装置。
  4. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    本装置には電話機能が付加されており、
    上記識別情報は、当該装置の電話番号であることを特徴とする画像撮影装置。
  5. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    上記識別情報は、当該装置の製造番号であることを特徴とする画像撮影装置。
  6. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    上記識別情報は、当該装置のネットワークアドレスであることを特徴とする画像撮影装置。
  7. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    上記識別情報は、当該装置を使用する撮影者の指紋から得た情報であることを特徴とする画像撮影装置。
  8. 請求項1記載の画像撮影装置において、
    上記識別情報は、当該装置を使用する撮影者の目の虹彩パターンであることを特徴とする画像撮影装置。
  9. 請求項1〜7いずれかの請求項に記載の画像撮影装置において、上記識別情報に、さらに、当該撮影画像出力時の時刻情報と位置情報とのうち少なくとも一方を含むことを特徴とする画像撮影装置。
  10. 請求項1〜8いずれかの請求項に記載の画像撮影装置において、
    当該撮影画像に対し当該撮影元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込む前に、当該撮影画像に対し所定の周波数変換を施する前処理を行うことを特徴とする画像撮影装置。
  11. 画像を複製する画像複製装置において、
    複製画像に対し複製元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込む画像複製装置。
  12. 画像を編集する画像編集装置において、
    編集画像に対し編集元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込む画像編集装置。
  13. 撮影画像に対し当該撮影元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込んで撮影画像を管理する撮影画像管理方法。
  14. 複製画像に対し当該複製元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込んで複製画像を管理する複製画像管理方法。
  15. 編集画像に対し当該編集元を特定する識別情報を強制的に電子透かし情報として埋込んで編集画像を管理する編集画像管理方法。
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