JP2004157200A - 光学素子 - Google Patents

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Masahiro Hori
雅宏 堀
Koichiro Nakamura
浩一郎 中村
Kenji Mori
健次 森
Kentaro Fukuda
健太郎 福田
Toshiaki Anzaki
利明 安崎
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Abstract

【課題】少なくとも表面近傍の屈折率が実質的に等しい2つの光学部品を接着剤によって接着固定し、一方の光学部品から他方の光学部品に光を入射させる構造を有している光学素子において、光通信において要求される温度範囲で、接合する光部品の各界面での反射率を低減した光学素子を提供する。また、この目的を達成するために適した接着剤を提供する。
【解決手段】本発明の光学素子は、−20℃〜85℃の温度範囲で、接着剤の屈折率と少なくとも一方の光学部品の屈折率の差を0.02以下とする。これを達成できる接着剤は、エポキシ基などの重合性有機基を含む流動性組成物であり、これに熱および紫外線の付与により重合硬化できるものとし、硬化後のガラス転移温度が85℃以上であることが望ましい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信、その他の分野で使用される光学素子に関し、とくに2つの光学部品を接着剤により接合し、その一方から他方に光を入射させる構造を有する光学素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
光通信分野等で使用される光学素子は多くの場合、光ファイバやレンズ、その他複数の光学部品を接合して構成される。その際、接合する光学部品間に屈折率の不整合があると、接合部分で反射が生じ光の損失が生じるという問題があることはよく知られている。従来、2つの光学部品を接着剤で接合する際、接合面での反射を低減する技術としては、例えば、次に挙げるものがある。
【0003】
特許文献1には、2つのプリズムにそれぞれ形成された反射防止膜同士を接着剤で接合する場合に、反射防止膜の屈折率値をプリズムと接着剤の中間の値とする構成が開示されている。
【0004】
また特許文献2には、第1のガラス板表面に形成した2層膜からなる反射防止膜と第2のガラス板とを、第2のガラス板との屈折率の差が0.1以内の接着剤で接合した光学部品が記載され、また第1のガラス板表面に形成した反射防止膜と第2のガラス板表面に形成した反射防止膜とを接着剤で接合した光学部品も記載されている。
【0005】
この他、屈折率分布型ロッドレンズの端面に形成された反射防止膜と光ファイバとを光ファイバに近い屈折率をもつ接着剤で結合した光学部品や、屈折率分布型ロッドレンズの端面に、ロッドレンズと光ファイバあるいは接着剤の中間の屈折率をもつ層を設けた光学部品などが知られている。
【0006】
なお、石英系光ファイバのような光学部品を接着する際に屈折率を整合させ、かつ低温で硬化させることができる低屈折率接着剤が開発されている(例えば、特許文献3参照)。
【0007】
【特許文献1】
特開平2−27301号公報
【特許文献2】
特開平7−225301号公報
【特許文献3】
特開平1−234486号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の技術には次のような問題点がある。
上記特許文献1に記載の光学部品では、プリズムと接着剤の中間の屈折率の反射防止膜を形成しても、反射防止膜と接着剤あるいはプリズムとの間にそれぞれ屈折率差がある程度存在するため、反射防止性能は十分ではない。すなわち、反射防止膜と接着剤あるいはプリズムとの各界面での反射を十分に低減できない。
【0009】
また特許文献2に記載の光学部品のように、数層程度の反射防止膜を設けた場合、設計波長における反射は十分低減できるが、設計波長以外での反射は大きく、反射防止の波長帯域が狭い。このことは、温度変化によって接着剤の屈折率が変化すると反射が大きくなることを意味する。
【0010】
このような問題点は屈折率分布型ロッドレンズ端面に反射防止膜を形成した場合でも同様に生じる。光ファイバと接着剤の屈折率は近いが、ロッドレンズは屈折率が高いため、接着剤と反射防止膜の界面では、屈折率の不整合により反射が発生する。
【0011】
さらにこの屈折率分布型ロッドレンズの端面に、ロッドレンズと光ファイバあるいは接着剤の中間の屈折率をもつ層を設けた場合も、設計波長以外での反射が大きくなってしまい、温度変化によって接着剤の屈折率が変化すると反射が大きくなる。
【0012】
このため、光ファイバと反射防止膜を設けた屈折率分布型ロッドレンズとを接合して使用する場合には、入射光が光ファイバと反射防止膜の界面で反射して光源側に戻る反射戻り光をなくすための反射戻り光防止対策が別途必要になる。例えば、ロッドレンズ端面を斜めに研磨するなどの対策がとられるが、そのための加工工程、作業を追加する必要がある。
【0013】
光通信分野で上記のような屈折率整合を行う場合は、−20℃〜85℃の温度範囲において、要求特性を満足させる必要がある。ところが、上記特許文献3に記載の接着剤のガラス転移温度は30〜70℃であるため、この温度を境に屈折率が急激に変化するため、反射率が増大し、要求特性を満足できない。
【0014】
本発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、その目的は、光通信において要求される全温度範囲(−20℃〜85℃)において、接合する光部品の各界面での反射率を許容できる範囲に低減された光学素子を提供することにある。また、この目的を達成するために適した接着剤を提供することをも目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明の光学素子は、少なくとも表面近傍の屈折率が実質的に等しい2つの光学部品を接着剤によって接着固定し、一方の光学部品から他方の光学部品に光を入射させる構造を有していることを前提とする。このような光学素子において、−20℃〜85℃の温度範囲で、接着剤の硬化後の屈折率と少なくとも一方の前記光学部品の屈折率の差を0.02以下とする。
【0016】
このような特性を有する接着剤を使用することで、光通信分野で要求される温度変動範囲内で、光学部品の接合界面における反射の増大を防止できる。
【0017】
また、本発明の光学素子は、20±5℃の温度範囲で、接着剤の硬化後の屈折率と少なくとも一方の光学部品の屈折率の差が0.005以下で、かつ接着剤の屈折率の温度依存性を−200ppm/℃以上とする。この温度依存性は−150ppm/℃以上であればより好ましく、−120ppm/℃以上であればさらに好ましい。
【0018】
硬化後の接着剤の室温付近での屈折率と、屈折率の温度依存性の値の範囲は、光通信分野で要求される温度変動範囲内で、光学部品の接合界面における反射の増大を防止するために、接着剤を選択する際の実際的な指針となる。
【0019】
このような光学部品の接合を行うための接着剤は、硬化後の接着剤のガラス転移温度が85℃以上であることが好ましい。樹脂の屈折率の温度依存性はガラス転移温度を境界として変化する場合があり、ガラス転移温度が使用温度範囲外にある樹脂を使用すれば屈折率変動を小さく抑えることができる。
【0020】
硬化前の接着剤は、重合性有機基を含む流動性組成物であることが望ましく、これを光または熱のエネルギーにより重合硬化させる。光重合あるいは熱重合は、付加重合であり、そのため脱水縮合反応に比べ収縮が小さい。したがって光重合または熱重合を用いることにより、光学素子に要求される寸法精度を満たすことができるという効果がある。
【0021】
上記の重合性有機基はエポキシ基であり、流動性組成物は成分(A)、(B)、(C)および(D)を次に示す範囲で含有することが望ましい。
(A)非フッ素化エポキシ化合物 20〜79.9重量%
(B)重合開始剤 0.1〜7重量%
(C)フッ素化エポキシ化合物 20〜79.9重量%
(D)シランカップリング剤 0〜20重量%
また、成分(A)は脂環エポキシ化合物であることが好ましい。
上記重合性有機基は、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、およびビニル基の中から選ぶこともできる。
【0022】
上記流動性組成物の粘度は10Pa・s以下であることが望ましい。このような粘度範囲であれば、光学部品を接合し接着剤を硬化させる前に、光学部品間の調芯、位置調整を容易に行うことができる。
【0023】
なお、接着剤によって接着固定した2つの光学部品の表面のうち少なくとも一方は、上記光学部品の一方から他方へ入射する光線の光軸に対して略垂直であることが望ましい。
【0024】
接着剤の屈折率の温度依存性を上記のように規定することにより、接着した光学部品と接着剤の界面での反射が低減される。このため、従来、反射防止のために必要であった光学部品表面を光軸に対して斜め加工する必要がなくなる。斜め面を形成するための加工工程を省くことができるだけでなく、ロッドレンズ端面等においてはレンズの収差の増大を防止することができるという効果も生じる。
【0025】
また、本発明の光学素子が、2つの屈折率の異なる光学部品を含む場合には、その一方の光学部品の表面を薄膜で被覆し、この薄膜の光学部品との界面での屈折率を光学部品の屈折率と実質的に等しくする。その界面から薄膜の厚さ方向に沿って薄膜の屈折率を連続的もしくは段階的に変化させ、薄膜の表面における屈折率を他方の光学部品の屈折率と実質的に等しくする。これにより、2つの光学部品の表面近傍の屈折率を実質的に等しくできる。この薄膜の厚みは1μm〜10μmの範囲の値であることが好ましい。
【0026】
この構成によれば、両光学部品の表面で屈折率が一致するので、この屈折率に整合した接着剤を用いて接合することにより、光学部品界面での反射の発生を低減できる効果がある。
【0027】
なお、ここにいう「光学部品」とは石英ガラス、その他のガラス、樹脂、半導体、誘電体で形成された光ファイバ、ロッドレンズ、ロッドレンズ以外の各種レンズ、プリズム等の各種光学部品の他に、液体や気体の媒質を含む概念で用いる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施形態について詳細に説明する。
本発明の光学素子は、図1に示すように、屈折率の異なる少なくとも2つの光学部品1、2を接合して構成されるものを対象とする。光学部品1、2の屈折率をそれぞれn、nとする。屈折率が異なる界面では反射が生じてしまうので、一方の光学部品、例えば光学部品1の表面に反射防止膜3を設けて屈折率を整合させる。
【0029】
この反射防止膜3は光学部品1との界面で、その光学部品1の屈折率nとほぼ等しい屈折率をもち、かつその表面3aでは、光学部品2の屈折率nとほぼ等しい屈折率をもつようにする。すなわち、この反射防止膜3では図1中に示すように膜厚方向に屈折率が変化している。屈折率変化は図のように連続的であるのが望ましいが、異なる屈折率をもつ複数の薄膜を積層させた場合のように段階的な変化であってもよい。
【0030】
さらに、この反射防止膜3の表面3aの屈折率と等しい屈折率の接着剤4により光学部品2と接合して光学素子を構成する。ただし本発明が対象とする光学素子は、図のように光学部品1から光学部品2に、またはその逆に、光5を入射させる構造を有する光学素子である。すなわち、光路が接合界面を横切っている光学素子が対象となる。
【0031】
接着剤4の組成物は重合性有機基を含み、流動性を有する化合物を重合硬化させて形成する。両光学部品1、2の内、一方の部品に接着剤を塗布しもう一方の部品と密着させて膜状に挟持し、ついで熱および紫外線の一方あるいは両方のエネルギーによってこれを重合硬化させる。その後に必要に応じて加熱することにより、挿入損失の少ない光学素子が作製される。
【0032】
上記のように接着剤を構成する化合物は、その分子内に少なくとも1つの重合性有機基を有していることが必要である。光重合は、重合開始剤の光分解によって生成したラジカルまたはカチオンの重合性有機基への付加重合によって引き起こされる。そのため脱水縮合反応に比べ収縮が小さく、化学的に結合した均一な膜を瞬時に形成させることができる。熱重合の場合は、重合開始剤の熱分解による。よって重合性有機基は、光あるいは熱で重合する有機基を用いる。
【0033】
光重合性有機基としては、エポキシ基、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、ビニル基、およびこれらを含有する有機基を例示することができる。また熱重合性有機基としては、エポキシ基、ビニル基、およびこれらを含有する有機基を例示することができる。重合性有機基がエポキシ基である場合は前記化合物の分子内に少なくとも1つ含まれる必要があるが、アクリロキシ基、メタクリロキシ基またはビニル基は前記化合物の分子内に少なくとも2つ含まれている必要がある。
【0034】
エポキシ基を有する重合性化合物としては、脂環式エポキシ化合物、芳香族エポキシ化合物、フッ素化エポキシ化合物などの液状エポキシ化合物を例示できる。脂環式エポキシ化合物としては、つぎの化学式(化1〜化7)で表される化合物があげられる。
【0035】
これらの中でも、3,4−エポキシシクロヘキシルメチル(3,4−エポキシシクロヘキサン)カルボキシレート(化1)、
【化1】
Figure 2004157200
ビニルシクロヘキセンジエポキシド(化2)、
【化2】
Figure 2004157200
3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル−3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシレート(化3)、
【化3】
Figure 2004157200
ビス(3,4−エポキシ−6−メチルシクロヘキシルメチル)アジペート(化4)、
【化4】
Figure 2004157200
ジシクロペンタジエンオキシド(化5)、
【化5】
Figure 2004157200
ビス(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル、リモネンジオキシド(化6)
【化6】
Figure 2004157200
が、耐熱性、耐薬品性、液の粘度の点で取り扱いが容易なこと、硬化性、また原料の入手のし易さの観点から好ましく用いられる。
【0036】
その他、一群の化学式(化7)で示される化合物も使用できる。
【化7】
Figure 2004157200
【0037】
芳香族エポキシ化合物としては、一般式(化8)
【化8】
Figure 2004157200
におけるXがつぎの化学式(化9〜化14)で表される化合物を例示できる。
【0038】
これらの中でも、ビスフェノールA型(化9)、
【化9】
Figure 2004157200
ビフェニル型(化10)、
【化10】
Figure 2004157200
ビスフェノールF型(化11)、
【化11】
Figure 2004157200
ジフェニルエーテル型(化12)、
【化12】
Figure 2004157200
ビスフェノールS型(化13)、
【化13】
Figure 2004157200
その他の化合物(化14)
【化14】
Figure 2004157200
などが、耐熱性、耐薬品性、液の粘度の観点で取り扱いが容易性、硬化性、また原料の入手のし易さの観点から好ましく用いられる。
【0039】
フッ素化エポキシ化合物としては一般式(化15)
【化15】
Figure 2004157200
におけるXfがつぎの化学式(化16、化17)で表される化合物群が挙げられる。
【化16】
Figure 2004157200
【化17】
Figure 2004157200
【化18】
Figure 2004157200
Z:アルキル基
【化19】
Figure 2004157200
【化20】
Figure 2004157200
【0040】
またつぎの一般式(化21)におけるRがつぎの化学式(化22)で表される化合物群が挙げられる。
【化21】
Figure 2004157200
【化22】
Figure 2004157200
【0041】
またつぎの一般式(化23)におけるRがつぎの化学式(化24、25)で表される化合物群が挙げられる。
【化23】
Figure 2004157200
【化24】
Figure 2004157200
【化25】
Figure 2004157200
【0042】
これらのフッ素化エポキシ化合物は、その硬化物の屈折率を、脂環式エポキシ化合物や芳香族エポキシ化合物の硬化物に比べて、下げることができるため、屈折率調整のために、他の液状エポキシ化合物と混合して用いられる。また、フッ素化エポキシ化合物の硬化物は、撥水性、撥油性を有することから、耐湿性、耐薬品性を向上させることができる。これらのエポキシ化合物は、単独で用いてもよく、また2種類以上のエポキシ化合物を混合した組成物であってもよい。
【0043】
また、基板との密着性、耐湿性を向上させるため、シランカップリング剤を添加してもよい。シランカップリング剤としては、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン(化26)、
【化26】
Figure 2004157200
あるいは、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリメトキシシラン、2−(3,4−エポキシシクロヘキシルエチルトリエトキシシラン(以上、化27)を用いることができる。
【化27】
Figure 2004157200
シランカップリング剤は、流動性組成物の全重量に対して10重量%以下で添加してもよい。
【0044】
アクリロキシ基を含有する有機基としては、アクリロキシプロピル基のようなアクリロキシ基置換アルキル基、アクリロキシ基置換ヒドロキシアルキル基等を例示することができる。メタクリロキシ基を含有する有機基としては、メタクリロキシ基置換アルキル基、メタクリロキシエトキシ基、メタクリロキシポリエチレン基、等を例示することができる。
【0045】
また、ビニル基を含有する有機基としては、ビニルベンジルオキシ基、N−ビニルホルムアミド基、ビニロキシ基等を例示することができる。さらに、エポキシ基を含有する有機基としては、エポキシ基置換プロポキシ基、エポキシシクロヘキシルエチル基、エポキシエチルフェニル基等を例示することができる。また、上記有機基の水素原子をフッ素化することで、光学素子の耐水性、耐熱性を高めることができる。
【0046】
流動性組成物に含有される重合性有機基が光重合性である場合には、光重合開始剤を添加する。ラジカル光重合開始剤としては、[2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン](S1と略称する。以下同様)、[1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン](S2)、[4−(2−ヒドロキシエトキシ)フェニル−(2−ヒドロキシ−2−プロピルケトン](S3)、[2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン](S4)、[1−ヒドロキシ−シクロヘキシル−フェニル−ケトン](S5)、[2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルフォリノプロパン−1−オン](S6)、[ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチル−ペンチルフォスフィンオキサイド](S7)、[2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタノン−1](S8)を例示することができる。
【0047】
また、カチオン光重合開始剤としては、フェニル−[m−(2−ヒドロキシテトラデシクロ)フェニル]ヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート(S9)、ジフェニルヨードニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレート(S10)等が例示できる。光重合開始剤の量は、液組成物の全重量に対して、0.1〜7重量%が好ましい。
【0048】
[接着剤組成物の調合]
つぎに具体的な接着剤組成物の実施例について説明する。
(実施例1)
非フッ素化エポキシ化合物として、脂環族エポキシ化合物(化1)を40重量部、フッ素化エポキシ化合物(化23、化24)を60重量部、重合開始剤としてカチオン系開始剤(S9)を1重量部、混合して組成物Aを得た。この組成物の粘度は0.12Pa・sであった。
【0049】
この組成物のガラス転移温度Tgは表1に示すように130℃である。また室温(20℃)における屈折率nは1.463で波長依存性は1310nmから1550nmの間では無視できる。屈折率の温度依存性dn/dTは、上記波長範囲で−90〜−120ppm/℃程度である。
【0050】
(実施例2)
非フッ素化エポキシ化合物として、脂環族エポキシ化合物(化1)を50重量部、フッ素化エポキシ化合物(化23、化24)を49重量部、シランカップリング剤としてγグリシジルエポキシシランを1重量部、重合開始剤としてカチオン系開始剤(S9)を1重量部、混合して組成物Bを得た。この組成物の粘度は0.15Pa・sであった。
【0051】
この組成物のガラス転移温度Tgは表1に示すように125℃である。また室温(20℃)における屈折率nは1.462で波長依存性は1310nmから1550nmの間では無視できる。屈折率の温度依存性dn/dTは、上記波長範囲で−120ppm/℃程度である。
【0052】
(実施例3)
非フッ素化エポキシ化合物として、脂環族エポキシ化合物(化1)を20重量部、フッ素化エポキシ化合物(化23、化24)を60重量部、シランカップリング剤としてγグリシジルエポキシシランを20重量部、重合開始剤としてカチオン系開始剤(S9)を1重量部、混合して組成物Cを得た。この組成物の粘度は0.13Pa・sであった。
【0053】
この組成物のガラス転移温度Tgは表1に示すように110℃である。また室温(20℃)における屈折率nは1.464で波長依存性は1310nmから1550nmの間では無視できる。屈折率の温度依存性dn/dTは、上記波長範囲で−100〜−130ppm/℃程度である。
【0054】
(比較例)
フッ素化エポキシ化合物(化17)を40重量部、フッ素化エポキシ化合物(化)を40重量部、反応性希釈剤としてフッ素化エポキシ化合物(化)を15重量部、重合開始剤として熱硬化触媒である三フッ化ホウ素モノエチルアミン錯体を5重量部、混合して組成物Dを得た。この組成物の粘度は0.30Pa・sであった。
【0055】
この組成物のガラス転移温度Tgは表1に示すように32℃である。また室温(20℃)における屈折率nは1.462で波長依存性は1310nmから1550nmの間では無視できる。屈折率の温度依存性dn/dTは、上記波長範囲で−1000ppm/℃程度である。
【0056】
[光学素子の組立]
本発明の光学素子の一例として図2に示す光ファイバコリメータを作製した。その組立方法について以下に説明する。
この光ファイバコリメータは単一モード光ファイバ12の端面から出射する光を屈折率分布型ロッドレンズ11によって平行光束に変換する、または逆にレンズ11端面に入射する平行光束を光ファイバ12の端面に集光し結合する機能をもつ光学素子である。
【0057】
屈折率分布型ロッドレンズ11は両端面とも光軸に垂直であり、斜め加工は施していない。その一方の端面にすでに説明したような屈折率が段階的に変化する反射防止膜13を形成した。この屈折率分布をもつ反射防止膜13は、ロッドレンズ11の中心軸上屈折率1.59にほぼ等しい値から光ファイバのコアの屈折率1.46にほぼ等しい値まで屈折率が膜厚方向に対して段階的に変化する屈折率分布をもつように形成された誘電体多層膜である。
【0058】
本発明において用いる反射防止膜は、通常1〜10μmであることが望ましい。この構成によれば、反射防止膜の膜厚はほぼ1μm以上あればその効果が得られる。また、その膜厚がほぼ10μmを超えると、短波長域で異常な反射が発生するおそれがあるとともに、成膜に時間を要するため、それ以上の厚さにすることは好ましくない。
ロッドレンズのもう一方の端面にも反射防止膜15として単一の屈折率をもつ通常の誘電体多層膜が成膜されている。
【0059】
つぎにロッドレンズ11の反射防止膜13を設けた端面と光ファイバ12の端面を対向させて微動台上に固定する。図示はしていないが、光ファイバ先端部は保護のために円筒状部材に挿入固定しておくことが望ましい。つぎに上記実施例1〜3と比較例のいずれかの接着剤組成物をレンズ端面の反射防止膜13の表面に塗布する。この状態で光ファイバ12をレンズ端面に接近させ、上記接着剤組成物と接触させる。
【0060】
この状態で、光ファイバ12に波長1.55μmの光を伝搬させたとき、ロッドレンズ端面から平行光がもっとも効率よく出射されるように光ファイバ12の位置を調芯する。この調芯方法としては、例えばロッドレンズ端面に対向して反射鏡を設置する方法がある。ロッドレンズ11から出射した光束が反射鏡によって反射され、その反射光がもっとも光ファイバ側へ戻るように調芯する。
【0061】
調芯が完了した時点で、接着剤組成物に紫外光を照射し、これを硬化させる。以上によって、ロッドレンズ11から反射防止膜13、硬化した接着剤層14を介して光ファイバ12に至る光路が完成する。補強のため外側に円筒状チューブを挿入し、接合部分を保護するのが望ましい。
【0062】
[光学素子の反射損失特性]
上記のように組み立てた光ファイバーコリメータを用いて戻り光反射率の測定を行った。
戻り光反射率(バックリフレクション)の測定は、バックリフレクション測定装置(JDS−FITEL製 RM2050B)を使用して行った。同装置に1.55μm光源あるいは1.31μm光源と光ファイバを接続し、戻り光反射率の測定を行った。
【0063】
上記実施例1〜3のいずれの接着剤組成物A、B、Cを用いた場合においても、表1に示すように、1.55μm帯および1.31μm帯での戻り光反射率が全温度範囲においてそれぞれ−45dB以下であった。したがって、実施例1〜3の接着剤組成物を硬化することにより、それぞれ上記光通信分野における反射率の要求特性を満たすことができる。
【0064】
実施例の組成物は20℃で光ファイバとの屈折率差がいずれも0.005以下に設定されている。このなかで屈折率の温度係数dn/dTの絶対値がもっとも小さいのは組成物Aである。その値は絶対値で120ppm/℃以下で、負の符号をもつ。この場合、室温と85℃の間の約70℃の温度変化で、屈折率変化の絶対値は計算上0.0084である。戻り光反射率は−49dB以下であり、dn/dT≧−120ppm/℃の組成物では優れた結果が得られている。
【0065】
組成物BとCのdn/dTの値は−100〜−150ppm/℃の範囲にある。−150ppm/℃で70℃の温度変化があると屈折率変化の絶対値は約0.01となるが、戻り光反射率は−45dB以下であり、十分要求範囲に入る。
【0066】
さらに戻り光反射率が−40dB程度でも許容される場合であれば、dn/dTが−200ppm/℃程度までの組成物であれば使用できる。
【0067】
以上をまとめると、室温(20±5℃)で接着する光学部品との屈折率差が0.005以下となるように調整した樹脂組成物であって、その屈折率の温度係数が−200ppm/℃以上であれば、−20〜85℃の温度範囲で戻り光反射率を−40dB以下に抑えることができる。屈折率の温度係数が−150ppm/℃以上であれば、戻り光反射率を−45dB以下に抑えることができるのでより好ましい。さらに屈折率の温度係数が−120ppm/℃以上であれば、戻り光反射率を−49dB以下に抑えることができるのでさらに好ましい。
【0068】
換言すれば、屈折率の温度係数が−200ppm/℃のとき、70℃の温度変化による屈折率変化の絶対値は0.014であるので、室温における光部品と樹脂組成物の屈折率差を0,005以下に見込めば、−20〜85℃の温度変化で、光部品と樹脂組成物との屈折率差は最大で0.02以下に抑えることができる。この条件が満たされることにより、戻り光反射率を小さくすることができる。
【0069】
これに対して、上記比較例の組成物Dでは、20℃での戻り光反射率は−45dB以下であったが、32℃のガラス転移点を越えると急激に反射率が増大して85℃での反射率は−30dB以上となった。したがって、この比較例では、光通信分野における反射率の要求特性を満たすことができない。
【0070】
組成物Dの屈折率の温度係数の絶対値が実施例の組成物A〜Cに比べて1桁大きい。すなわち、70℃の温度変化で屈折率変化の絶対値は0.07にも及ぶことになる。さらにガラス転移温度を超える温度域での屈折率の温度変化が大きいことから、要求される温度範囲の上限である85℃以下にガラス転移点がある樹脂組成物は好ましくないことがわかる。
【0071】
【表1】
Figure 2004157200
【0072】
以上、屈折率分布型ロッドレンズと光ファイバを接合する例について説明したが、光学素子はこれに限られない。球面レンズ、非球面レンズ、プリズム、平板光導波路などの光学部品を接合して光学素子を構成する場合にも本発明は適用できる。ただし、球面レンズ等は一方の面が平面であるいわゆる平凸型のレンズである方が、反射防止膜を形成するうえで望ましい。
【0073】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、2つの光学部品を接着剤を用いて接合した光学素子において、光通信分野で要求される所定温度範囲内での戻り光反射率の値を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学素子の基本構成を示す模式図である。
【図2】本発明の光ファイバコリメータの一例を示す断面模式図である。
【符号の説明】
1、2 光学部品
3、13、15 反射防止膜
4、14 接着剤
5 光線
11 屈折率分布型ロッドレンズ
12 光ファイバ

Claims (14)

  1. 少なくとも表面近傍の屈折率が実質的に等しい2つの光学部品を接着剤によって接着固定し、一方の光学部品から他方の光学部品に光を入射させる構造を有する光学素子において、−20℃〜85℃の温度範囲で、前記接着剤の硬化後の屈折率と少なくとも一方の前記光学部品の屈折率の差が0.02以下であることを特徴とする光学素子。
  2. 20±5℃の温度範囲で、前記接着剤の硬化後の屈折率と少なくとも一方の前記光学部品の屈折率の差が0.005以下であり、かつ前記接着剤の屈折率の温度依存性が−200ppm/℃以上あることを特徴とする請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記接着剤の屈折率の温度依存性が−150ppm/℃以上である請求項2に記載の光学素子。
  4. 前記接着剤の屈折率の温度依存性が−120ppm/℃以上である請求項3に記載の光学素子。
  5. 前記接着剤の硬化後のガラス転移温度が85℃以上であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学素子。
  6. 前記接着剤は、硬化前においては重合性有機基を含む流動性組成物であり、これに熱および紫外線の少なくとも一方を付与して重合硬化できることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の光学素子。
  7. 前記重合性有機基がエポキシ基よりなることを特徴とする請求項6に記載の光学素子。
  8. 前記流動性組成物が、成分(A)、(B)、(C)および(D)を次に示す範囲で含有する組成物を用いてなる請求項7に記載の光学素子。
    (A)非フッ素化エポキシ化合物 20〜79.9重量%
    (B)重合開始剤 0.1〜7重量%
    (C)フッ素化エポキシ化合物 20〜79.9重量%
    (D)シランカップリング剤 0〜20重量%
  9. 前記成分(A)が脂環エポキシ化合物である請求項8に記載の光学素子。
  10. 前記重合性有機基は、アクリロキシ基、メタクリロキシ基、およびビニル基よりなる群から選ばれた少なくとも一つの基である請求項6に記載の光学素子。
  11. 前記流動性組成物の粘度が10Pa・s以下であることを特徴とする請求項6〜10のいずれか一項に記載の光学素子。
  12. 前記接着剤によって接着固定した2つの光学部品の表面のうち少なくとも一方が、前記一方の光学部品から他方の光学部品に入射する光線の光軸に対して略垂直であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の光学素子。
  13. 2つの屈折率の異なる光学部品の一方の表面を薄膜で被覆し、該薄膜の前記光学部品との界面での屈折率を該光学部品の屈折率と実質的に等しくし、前記界面から前記薄膜の厚さ方向に沿って前記薄膜の屈折率を連続的もしくは段階的に変化させ、前記薄膜の表面における屈折率を他方の光学部品の屈折率と実質的に等しくすることにより、前記2つの光学部品の表面近傍の屈折率を実質的に等しくしたことを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載の光学素子。
  14. 前記薄膜の厚みが1μm〜10μmの範囲の値であることを特徴とする請求項13に記載の光学素子。
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