JP2004154382A - 天然鉱石浴剤およびその使用方法 - Google Patents
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Abstract
【目的】一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、十分な温浴効果が得られ、しかも反復使用が可能な天然鉱石浴剤を提供する。
【構成】筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器、該容器に浴剤用天然鉱石を充填してなる天然鉱石浴剤およびその使用方法。
【選択図】 なし
【構成】筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器、該容器に浴剤用天然鉱石を充填してなる天然鉱石浴剤およびその使用方法。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、十分な温浴効果が得られ、しかも反復使用が可能な天然鉱石浴剤に関するものである。さらに詳しく述べれば、本発明は、筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器、該容器に浴剤用天然鉱石を充填してなる天然鉱石浴剤およびその使用方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴剤としては、各種のミネラル成分、色素、香料等を含有する粉末または固形の浴剤あるいは粉末状の天然温泉成分などが数多く市販されている。また、温浴効果を示す天然鉱石粉末の浴剤も市販されている。これらの浴剤は湯水可懸濁性であり、湯水に添加するだけで容易に溶解または懸濁し、短時間でミネラル成分を湯水に溶け込ませることができる。しかしながら、これらの浴剤は、使用の都度、所定量を浴湯に添加して湯水に溶解または懸濁するものであり、一回限りで反復使用することはできない。
【0003】
反復使用形式のものとしては、天然鉱石を使用した常時加温循環式風呂が市販されているが、比較的大型の装置となり、高価である。このような装置において使用する天然鉱石は、ミネラル成分の供給源と同時に、老廃物等を吸着またはろ過し、湯水の浄化・活性化することを重要な目的として使用されているために、ミネラル成分の供給効率より、吸着・ろ過または浄化・活性化効率の高い鉱石が使用されていると考えられる。一般に、鉱石からのミネラル成分の溶出は極めてわずかであるため、ミネラル成分を十分溶出させるためには、鉱石あるいは装置に何らかの手を加えることが必要であるが、このような装置は長期継続使用を前提としているため、ミネラル成分の供給効率が低い鉱石でも十分ミネラル成分が溶出されると考えられる。
【0004】
循環式の装置において、天然鉱石を温水の浄化ではなく、温浴効果のために使用する装置も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、本特許文献1の装置は、ヘヤーキャッチャー、強制循環ポンプ、濾過器、消毒用薬液注入器および加熱用熱交換器を配備した外部循環経路を有する比較的大きな装置であり、本願発明のような簡易型のものではない。また、本特許文献1の装置の鉱石充填ボックスは、浴槽と一体化したものであり、さらに、循環装置の一部を構成しており、本願発明の容器とは形式も機能も全く異なるものである。
【0005】
一方、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、しかも反復使用が可能な簡易型の浴剤として、開口部を有する容器に天然鉱石または天然鉱石を特殊焼成したセラミックボールなどを充填した浴剤が市販されている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照。)。
【0006】
非特許文献1の薬剤は、トルマリン鉱石を特殊焼成したセラミックボールを、魚の形状をした容器に充填したもので、浴槽の底に放置した状態で給湯して使用するものである。また、非特許文献2の浴剤は、穴のあいたひのきの木箱にセラミックボールと天然温泉の石灰華を充填したもので、湯船に浮かべて使用するものである。
【0007】
これらの浴剤は、一般的な家庭用風呂で、反復使用可能な簡易型のものではあるが、温水との接触が効率的に行われないために、ミネラル成分の溶出効率が悪く、十分な温浴効果が得られにくい。また、有効期間も比較的短いものである。例えば、非特許文献1の発明は、商品説明にも「有効期間約1年間」と記載されている。非特許文献2の場合、構成鉱石の一つである石灰華は温泉成分の沈殿堆積物であり、比較的短期間で溶解または懸濁することが予想されることから、有効期間は、この石灰華が溶解または懸濁してしまうまでと考えられ、さらに短期間と推測される。
【0008】
これらの浴剤に使用されている容器の形状および機能についてみると、まず、非特許文献1の浴剤は、数本の縦長の開口部を有する魚の形状をした容器にトルマリン鉱石を焼成したセラミックボールを充填したもので、浴槽の底に放置するものである。しかしながら、浴槽の底部は最も湯水の流動が少ない場所であり、しかも開口部は、単に湯水に接触させることだけのものであり、対流等における底部での湯水の流れを考慮したものではないことから、鉱石からのミネラル成分の溶出度が低く、鉱石の効果が十分に発揮されるとは考えられないものである。
【0009】
非特許文献2の浴剤は、数個の穴をあけたひのきの木箱にマイナスイオン発生セラミックボール、遠赤外線発生セラミックボールおよび粉砕した石灰華を充填したもので、湯船に浮かせるものである。湯水の表面部は、浴槽底部と同様に湯水の流れが少ない場所であり、また、木箱の場合、浮揚性のため湯水との接触量も少ない。さらに、容器にあけられた穴は箱の上面または上下面であるので、表面部での対流等における湯水の流れの横方向には全く効果がなく、湯水の流通がないので、単に、箱に進入した湯水に鉱石を浸した状態に過ぎないため、非特許文献1の浴剤よりさらに鉱石からのミネラル成分の溶出度が低いものと考えられる。
【0010】
上記市販品の外にも、一般的な家庭用風呂で反復使用可能な簡易型の浴剤が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】
特許文献2の発明は遠赤外線機能を有する健康粒子とその応用に関するものであり、その応用例として当該健康粒子を各種容器内に包蔵した浴用健康器具が記載されている。
【0012】
特許文献2に記載されている健康粒子は、蛇紋石、麦飯石、安山石および磁鉄鉱石の天然石を混合したものであるが、磁鉄鉱石の成分としては酸化鉄および二三酸化鉄が示されているだけで、本願発明のような硫酸鉄を含む鉱石は含まれていない。しかも、本文献には遠赤外線機能を有すると記載されているだけで、遠赤外線機能を示す具体的なデータは全く示されていない。
【0013】
特許文献2発明の健康粒子の応用例で、遠赤外線機能の温浴効果を期待したものと思われる例としては、浴用の外に、鍋、釜、レンジ、炊飯器、焼き物プレートなどの調理器用、ストーブ暖房機器反射板用、室内こたつ安全カバー用、取り付け暖房機器排出口または発熱体カバー用、自動車暖房機温風口用などが記載されている。鉱石の調理器あるいは暖房機器における遠赤外線温浴効果は公知のことであり、また、ある程度の高熱を必要とするとされていることから、本特許文献2の発明の健康粒子を浴用に使用した場合の遠赤外線温浴効果については疑問である。
【0014】
さらに、本特許文献2の発明の健康粒子は水質改善機能を発揮すると記載されており、応用例として、洗顔、飲料水用、ボディーブラシ用、冷蔵庫脱臭用、花器用、生鮮食料品保存用、活魚保存用、生け花水用など、水質改善機能に基づく例が数多く記載されている。遠赤外線の水質改善効果も既に知られているが、この水質改善効果は比較的長時間の使用で発揮されるものであり、浴剤のように短時間での使用では効果が期待できない。
【0015】
また、特許文献2には、浴剤として応用する場合の容器が示されているが、いずれも浴槽の底に沈めたり、吊したりして使用するものであり、本願発明のような、浴槽壁面設置型のものではない。しかも、非特許文献1および非特許文献2と同様に、静止した状態の湯水に浸すものであることから、鉱石からのミネラル成分の溶出度が低いと考えられる。これまで、本願発明のような浴槽壁面設置が可能な容器または浴剤は全く開発されていない。
【0016】
一方、本願発明の浴剤用天然鉱石のような、磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を組み合わせたものの応用例として、浄水器の充填剤が報告されている。(例えば、特許文献3参照。)
しかしながら、本特許文献3の発明は、水の浄化を目的としたもので、本願発明のような浴剤のためのものではなく、さらに、磁鉄鉱石および遠赤外線放射物質の外に、麦飯石、活性炭およびイオン交換樹脂等の粒状体を含むものであり、本願発明の鉱石とは構成も効果も全く異なるものである。
【0017】
【特許文献1】
特開平6−39014号公報
【特許文献2】
特許第2739908号公報
【特許文献3】
特開平2−99190号公報
【非特許文献1】
商品名:「newポッカちゃん」製品説明(問い合わせ先:清水製薬商事株式会社)、[online]、[平成14年10月24日検索]、インターネット<URL:http://www.kenkoubimi.com/products/taumarin/pokka.htm>
【非特許文献2】
商品名:「美肌温泉の素」製品説明(問い合わせ先:TMプランニング)、[online]、[平成14年10月24日検索]、インターネット<URL:http://www.tmplan.gr.jp/tm560.htm>
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
温泉の効用は、古来認められており、近年、老人医療費の低減を目的として高齢者を対象とした、温泉を活用した保健事業も多く実施されている。
【0019】
この温泉の効用は、湯水に含まれる各種ミネラル成分によるものであることから、家庭用の風呂で天然温泉の気分を味わうと同時に天然温泉と同様の効果を期待した、各種ミネラル成分を含有する様々な浴剤が市販されている。しかしながら、これらの浴剤は殆どが、入浴時、湯水に添加して、溶解若しくは懸濁させるものであり、一回限りで反復使用はできなかった。
【0020】
他方、反復使用できる天然鉱石浴剤やそれを応用した温水装置が市販されているが、多くは、常時加温循環式風呂のように、長時間、継続して湯水と接触させてミネラル成分を溶出させることによって、天然温泉と同様の温浴効果を発揮するもので、装置も比較的大型になり、高価なため、一般の家庭用風呂で、簡易に使用できるものではない。
【0021】
また、一般的な家庭用風呂で反復使用可能な簡易型の浴剤もいくつか市販あるいは開発されているが、いずれも、温浴効果が不確実であるか、不十分なものであり、また、有効期間も比較的短いものである。
【0022】
本発明の目的は、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、長期間の反復使用が可能で、しかも十分な温浴効果が得られる天然鉱石浴剤を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、浴槽における湯水の対流を考慮し、この対流を効果的に利用すべく、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器の壁面に多数の穴が穿孔され、且つ、浴槽の壁面に設置できる接着装置を付した筒状の容器に、特定の粒径の天然鉱石粒子を充填し、これを、湯水の流れが最も大きい壁面に設置することにより、粉末状の浴剤を添加したときと同様の温浴効果が発揮されるという知見を得、本発明をなすに至った。
【0024】
すなわち、本発明者は、筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に口径5〜30mmの多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁設置型浴剤用天然鉱石充填用容器に、粒径が2〜20mmの範囲内で、異なる粒径の天然鉱石粒子を組み合わせた浴剤用天然鉱石粒子を充填してなる天然鉱石浴剤を、温水蛇口直下の壁面に設置して給湯した風呂に入浴したところ、浴剤を一切使用しない新湯の風呂に入浴した時に比べ、明らかな温浴効果が認められた。しかも、天然鉱石の微粉末浴剤を使用したときと同程度乃至はそれよりやや上回る温浴効果が認められた。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0025】
本発明の天然鉱石充填用容器としては、温水が容器中を上下方向に流通できるように、壁面に多数の穴が穿孔され、浴槽の壁面に設置できる接着装置を付した容器で、ある程度の厚みがあるものであれば、形状はどのようなものでもよい。筒状とは、例えば、円筒状、半円筒状、三角〜多角形柱状に限るものでなく、ある程度の厚みを有し、扁平ではない形状のものの意味であり、卵形やなまこ型、あるいは動物を象ったようなものや、不定形の塊状のものであってもよい。
【0026】
容器の壁面の穴は、温水が容器中を上下方向に流通できるように、少なくとも上下の壁面に設置されていることが必要である。穴の大きさは、充填する鉱石粒子の大きさにかかわらず適宜設定することができ、50mm以下であればよいが、口径が5〜30mm程度がより好ましい。充填する鉱石粒子が穴の口径より小さい場合は、鉱石粒子を一旦袋に詰めた後充填することにより、鉱石粒子の漏出を防止することができる。穴の形状も円形に限るものでなく、どのような形状でもよい。また、板状のものに穿孔したものでなく、網状のものであってもよい。
【0027】
素材は、熱で変形あるいは変質しないような耐熱性があり、且つ鉱石の成分によって腐食しないような耐腐食性があるものであればよく、ステンレスが最も好ましい。
【0028】
本発明の天然鉱石充填用容器に付される浴槽壁面設置用接着装置は、容器を浴槽壁面に設置でき、水流で簡単に移動若しくは離脱しない程度に固定できる装置であれば、吸盤式、フック式その他、如何なる形式のものでも使用することができる。
【0029】
本発明の天然鉱石充填用容器に設置する開閉可能な蓋は、使用状態では容易に離脱することなく、鉱石の充填あるいは取り出し時に開閉が可能なものであればよく、形状および形式はどのようなものであってもよい。例えば、ビス固定式、螺合式、爪固定式、嵌合式などを挙げることができ、必要に応じて蝶番を併用しても良い。
【0030】
当該蓋を設置することにより、目的に応じて、適宜鉱石粒子を入れ替えることが簡単にでき、また、鉱石粒子あるいは鉱石粒子を詰めた袋の表面に湯あか等が極度に付着した場合に取り出して洗浄することも容易にできる。
【0031】
本発明の浴剤に使用する鉱石粒子の大きさは、容器の大きさ、充填する鉱石の種類および鉱石量に応じて適宜決定できるが、粒子が小さくなる程湯水との接触面積が広くなり、成分の溶出効率が高くなる反面、容器に充填した場合の湯水の流通性が悪くなり、成分溶出効率が低下する。概ね、粒径が30mm以下であればよく、2〜20mmの範囲内のものがより好ましい。また、同じ粒径の粒子だけでなく、異なる粒径の粒子を組み合わせる方がより好適である。粒子の形状は、球形若しくは球形に類するものに限らず、どのような形状のものも使用することができる。
【0032】
本発明の浴剤に使用する鉱石は、目的に応じて、各種の天然鉱石粒子または天然鉱石焼成セラミックス粒子を選択し、適宜混合して用いることができる。
【0033】
温泉は、その湯質により種々の効能が異なるが、この湯質は、温泉地下水の水路の地層、すなわち岩石(鉱石)の種類、特性によって左右される。例えば、トルマリン(電気石)は、微弱電気エネルギーを発生し、陰イオンを発生すると同時に水を弱アルカリ性にする効果を示し、磁気エネルギー鉱石は、水のクラスター安定や湯質の劣化防止効果などを示し、遠赤外線放射鉱石は、遠赤外線による温浴効果や水浄化効果を示し、多元素多孔質鉱石は、ミネラルの安定化および過剰ミネラル是正効果を示すと言われている。
【0034】
本発明の浴剤は上記のとおり、簡単に、鉱石を充填あるいは取り出すことができるので、このような鉱石の特性を勘案し、各種の性質の鉱石を適宜選択、混合することにより、種々の湯質の湯水とすることができる。
【0035】
本発明者は、鉱石の種類と組合せについて種々検討を加えた結果、磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を組み合わせることによって、好適な温浴効果が得られることを見出した。さらに、磁気鉱石としては、硫酸鉄を含む鉱石、例えば緑ばん石が好適であり、遠赤外線放射性鉱石としては花崗斑岩が好適であることを見出した。
【0036】
本発明者はさらに鉱石粒子の大きさと組合せ比率について検討を加え、粒径が2〜20mmの緑ばん石粒子と粒径が3〜10mmの花崗斑岩粒子を40:60部〜60:40部の比率で組み合わせることにより、極めて好適な温浴効果を発揮することを見出した。
【0037】
本発明の浴剤を使用する場合、浴槽壁面の中でも、湯水の流れが大きい位置に設置することがより好ましい。例えば給湯式の場合は、給湯口、例えば温湯の蛇口の直下で、給湯時に温湯が最もよく当たる位置に設置する。また、外釜追い炊き式の場合は、追い炊き釜からの温湯の噴き出し口直上の位置に設置する。
【0038】
本発明の浴剤は、通常の鉱石からなる可懸濁性の粉末状または固形浴剤と共に使用することもできる。このような浴剤と組み合わせて使用することにより、温浴効果をより高めることができ、複合的な効果が期待できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の内容を詳細に説明するために、以下に実施例、使用例および試験例を挙げるが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0040】
【実施例】
実施例1
図1は、本実施例の容器を上面から見た図であり、図2は側面から見た図である。
【0041】
実施例2
粒径5〜20mmの緑ばん石粒子300gおよび粒径3〜10mmの花崗斑岩粒子300gを均一に混合し、実施例1の容器に充填して浴剤を製した。
【0042】
使用例1
図4は実施例2の浴剤の使用例を示したものである。
【0043】
試験例1
実施例2の浴剤を、給湯式家庭用風呂の給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した場合と浴槽隅の底部に設置した場合の温浴効果の違いを確認した。
【0044】
通常の給湯式家庭用風呂に、実施例2の浴剤を、給湯蛇口直下の浴槽壁面または浴槽隅の底部に設置した以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0045】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0046】
結果は図2に示すとおりであり、給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置することにより、浴槽隅の底部に設置した場合に比べ、入浴後の体温が高く、温度低下も少なく、ミネラル成分の溶出が効率的に行われることを示した。
【0047】
試験例2
実施例2の浴剤の効果について、浴剤を使用しない場合の温浴効果と比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行った。
【0048】
通常の給湯式家庭用風呂に、実施例2の浴剤を給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0049】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0050】
結果は図3に示すとおりであり、浴剤を使用しない場合は入浴後の体温上昇も低く、体温低下も早いのに比べ、本発明の浴剤を使用した場合は、入浴後の体温も高く、温度低下も少なく、顕著な温浴効果を示した。
【0051】
試験例3
実施例2の浴剤の効果について、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を使用した場合の温浴効果と比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行い、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤の使用は、麦飯石粉末(粒径5〜40μm)10gを入浴直前に添加する方法で行った。
【0052】
通常の給湯式家庭用風呂に、使用する浴剤以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0053】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0054】
結果は図4に示すとおりであり、本発明の浴剤は、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤とほぼ同程度の温浴効果を示した。
【0055】
試験例4
実施例2の浴剤のみ使用した場合と、実施例2の浴剤を湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤と併用した場合の温浴効果を比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行い、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤は、麦飯石粉末(粒径5〜40μm)10gを入浴直前に添加する方法で行った。
【0056】
通常の給湯式家庭用風呂に、使用する浴剤以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0057】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
結果は図5に示すとおりであり、本発明の浴剤を湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤と併用することにより、さらに好適な温浴効果を示した。
【0058】
【発明の効果】
本発明の浴剤は浴槽内の湯水の流れを有効活用することによって、ミネラル成分の溶出を効率的に行うことができるものであり、本発明の浴剤を用いることにより、鉱石からなる湯水可懸濁性浴剤と同程度の温浴効果が得られる。また、本発明の浴剤を鉱石からなる湯水可懸濁性浴剤と併用することにより、さらに顕著な温浴効果が得られる。さらに、本発明の浴剤は、長期間、反復使用することができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を上面から見た図である。
【0060】
【図2】図1に示した本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を側面から見た図である。
【0061】
【図3】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を前方から見た縦断図である。
【0062】
【図4】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一使用形態の斜視図である。
【0063】
【符号の説明】
A:浴槽の壁面に設置できる接着装置(吸盤)
B:円筒状パンチングケース
C:温水が容器中を流通できる穴
D:開閉可能な蓋
E:蓋止めビス
F:蝶番
G:不織布の袋
H:不織布の袋に充填した天然鉱石
I:浴槽
J:給湯蛇口
K:給湯口の真下になる様吸盤で浴槽壁面に設置
【0064】
【図5】試験例1の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤を給湯式家庭用風呂の給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した場合と浴槽隅の底部に設置した場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−■−は実施例2の浴剤を蛇口直下に設置した場合を示し、−△−は浴剤を浴槽隅の底面に設置した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0065】
【図6】試験例2の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤を使用した場合と使用しない場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤を使用した場合を示し、−△−は浴剤をなにも使用しない場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0066】
【図7】試験例3の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤を使用した場合を示し、−△−は湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を使用した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0067】
【図8】試験例4の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤のみ使用した場合と実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤とを併用した場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤のみを使用した場合を示し、−△−は実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を併用した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、十分な温浴効果が得られ、しかも反復使用が可能な天然鉱石浴剤に関するものである。さらに詳しく述べれば、本発明は、筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器、該容器に浴剤用天然鉱石を充填してなる天然鉱石浴剤およびその使用方法を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴剤としては、各種のミネラル成分、色素、香料等を含有する粉末または固形の浴剤あるいは粉末状の天然温泉成分などが数多く市販されている。また、温浴効果を示す天然鉱石粉末の浴剤も市販されている。これらの浴剤は湯水可懸濁性であり、湯水に添加するだけで容易に溶解または懸濁し、短時間でミネラル成分を湯水に溶け込ませることができる。しかしながら、これらの浴剤は、使用の都度、所定量を浴湯に添加して湯水に溶解または懸濁するものであり、一回限りで反復使用することはできない。
【0003】
反復使用形式のものとしては、天然鉱石を使用した常時加温循環式風呂が市販されているが、比較的大型の装置となり、高価である。このような装置において使用する天然鉱石は、ミネラル成分の供給源と同時に、老廃物等を吸着またはろ過し、湯水の浄化・活性化することを重要な目的として使用されているために、ミネラル成分の供給効率より、吸着・ろ過または浄化・活性化効率の高い鉱石が使用されていると考えられる。一般に、鉱石からのミネラル成分の溶出は極めてわずかであるため、ミネラル成分を十分溶出させるためには、鉱石あるいは装置に何らかの手を加えることが必要であるが、このような装置は長期継続使用を前提としているため、ミネラル成分の供給効率が低い鉱石でも十分ミネラル成分が溶出されると考えられる。
【0004】
循環式の装置において、天然鉱石を温水の浄化ではなく、温浴効果のために使用する装置も開発されている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、本特許文献1の装置は、ヘヤーキャッチャー、強制循環ポンプ、濾過器、消毒用薬液注入器および加熱用熱交換器を配備した外部循環経路を有する比較的大きな装置であり、本願発明のような簡易型のものではない。また、本特許文献1の装置の鉱石充填ボックスは、浴槽と一体化したものであり、さらに、循環装置の一部を構成しており、本願発明の容器とは形式も機能も全く異なるものである。
【0005】
一方、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、しかも反復使用が可能な簡易型の浴剤として、開口部を有する容器に天然鉱石または天然鉱石を特殊焼成したセラミックボールなどを充填した浴剤が市販されている(例えば、非特許文献1および非特許文献2参照。)。
【0006】
非特許文献1の薬剤は、トルマリン鉱石を特殊焼成したセラミックボールを、魚の形状をした容器に充填したもので、浴槽の底に放置した状態で給湯して使用するものである。また、非特許文献2の浴剤は、穴のあいたひのきの木箱にセラミックボールと天然温泉の石灰華を充填したもので、湯船に浮かべて使用するものである。
【0007】
これらの浴剤は、一般的な家庭用風呂で、反復使用可能な簡易型のものではあるが、温水との接触が効率的に行われないために、ミネラル成分の溶出効率が悪く、十分な温浴効果が得られにくい。また、有効期間も比較的短いものである。例えば、非特許文献1の発明は、商品説明にも「有効期間約1年間」と記載されている。非特許文献2の場合、構成鉱石の一つである石灰華は温泉成分の沈殿堆積物であり、比較的短期間で溶解または懸濁することが予想されることから、有効期間は、この石灰華が溶解または懸濁してしまうまでと考えられ、さらに短期間と推測される。
【0008】
これらの浴剤に使用されている容器の形状および機能についてみると、まず、非特許文献1の浴剤は、数本の縦長の開口部を有する魚の形状をした容器にトルマリン鉱石を焼成したセラミックボールを充填したもので、浴槽の底に放置するものである。しかしながら、浴槽の底部は最も湯水の流動が少ない場所であり、しかも開口部は、単に湯水に接触させることだけのものであり、対流等における底部での湯水の流れを考慮したものではないことから、鉱石からのミネラル成分の溶出度が低く、鉱石の効果が十分に発揮されるとは考えられないものである。
【0009】
非特許文献2の浴剤は、数個の穴をあけたひのきの木箱にマイナスイオン発生セラミックボール、遠赤外線発生セラミックボールおよび粉砕した石灰華を充填したもので、湯船に浮かせるものである。湯水の表面部は、浴槽底部と同様に湯水の流れが少ない場所であり、また、木箱の場合、浮揚性のため湯水との接触量も少ない。さらに、容器にあけられた穴は箱の上面または上下面であるので、表面部での対流等における湯水の流れの横方向には全く効果がなく、湯水の流通がないので、単に、箱に進入した湯水に鉱石を浸した状態に過ぎないため、非特許文献1の浴剤よりさらに鉱石からのミネラル成分の溶出度が低いものと考えられる。
【0010】
上記市販品の外にも、一般的な家庭用風呂で反復使用可能な簡易型の浴剤が開発されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0011】
特許文献2の発明は遠赤外線機能を有する健康粒子とその応用に関するものであり、その応用例として当該健康粒子を各種容器内に包蔵した浴用健康器具が記載されている。
【0012】
特許文献2に記載されている健康粒子は、蛇紋石、麦飯石、安山石および磁鉄鉱石の天然石を混合したものであるが、磁鉄鉱石の成分としては酸化鉄および二三酸化鉄が示されているだけで、本願発明のような硫酸鉄を含む鉱石は含まれていない。しかも、本文献には遠赤外線機能を有すると記載されているだけで、遠赤外線機能を示す具体的なデータは全く示されていない。
【0013】
特許文献2発明の健康粒子の応用例で、遠赤外線機能の温浴効果を期待したものと思われる例としては、浴用の外に、鍋、釜、レンジ、炊飯器、焼き物プレートなどの調理器用、ストーブ暖房機器反射板用、室内こたつ安全カバー用、取り付け暖房機器排出口または発熱体カバー用、自動車暖房機温風口用などが記載されている。鉱石の調理器あるいは暖房機器における遠赤外線温浴効果は公知のことであり、また、ある程度の高熱を必要とするとされていることから、本特許文献2の発明の健康粒子を浴用に使用した場合の遠赤外線温浴効果については疑問である。
【0014】
さらに、本特許文献2の発明の健康粒子は水質改善機能を発揮すると記載されており、応用例として、洗顔、飲料水用、ボディーブラシ用、冷蔵庫脱臭用、花器用、生鮮食料品保存用、活魚保存用、生け花水用など、水質改善機能に基づく例が数多く記載されている。遠赤外線の水質改善効果も既に知られているが、この水質改善効果は比較的長時間の使用で発揮されるものであり、浴剤のように短時間での使用では効果が期待できない。
【0015】
また、特許文献2には、浴剤として応用する場合の容器が示されているが、いずれも浴槽の底に沈めたり、吊したりして使用するものであり、本願発明のような、浴槽壁面設置型のものではない。しかも、非特許文献1および非特許文献2と同様に、静止した状態の湯水に浸すものであることから、鉱石からのミネラル成分の溶出度が低いと考えられる。これまで、本願発明のような浴槽壁面設置が可能な容器または浴剤は全く開発されていない。
【0016】
一方、本願発明の浴剤用天然鉱石のような、磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を組み合わせたものの応用例として、浄水器の充填剤が報告されている。(例えば、特許文献3参照。)
しかしながら、本特許文献3の発明は、水の浄化を目的としたもので、本願発明のような浴剤のためのものではなく、さらに、磁鉄鉱石および遠赤外線放射物質の外に、麦飯石、活性炭およびイオン交換樹脂等の粒状体を含むものであり、本願発明の鉱石とは構成も効果も全く異なるものである。
【0017】
【特許文献1】
特開平6−39014号公報
【特許文献2】
特許第2739908号公報
【特許文献3】
特開平2−99190号公報
【非特許文献1】
商品名:「newポッカちゃん」製品説明(問い合わせ先:清水製薬商事株式会社)、[online]、[平成14年10月24日検索]、インターネット<URL:http://www.kenkoubimi.com/products/taumarin/pokka.htm>
【非特許文献2】
商品名:「美肌温泉の素」製品説明(問い合わせ先:TMプランニング)、[online]、[平成14年10月24日検索]、インターネット<URL:http://www.tmplan.gr.jp/tm560.htm>
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
温泉の効用は、古来認められており、近年、老人医療費の低減を目的として高齢者を対象とした、温泉を活用した保健事業も多く実施されている。
【0019】
この温泉の効用は、湯水に含まれる各種ミネラル成分によるものであることから、家庭用の風呂で天然温泉の気分を味わうと同時に天然温泉と同様の効果を期待した、各種ミネラル成分を含有する様々な浴剤が市販されている。しかしながら、これらの浴剤は殆どが、入浴時、湯水に添加して、溶解若しくは懸濁させるものであり、一回限りで反復使用はできなかった。
【0020】
他方、反復使用できる天然鉱石浴剤やそれを応用した温水装置が市販されているが、多くは、常時加温循環式風呂のように、長時間、継続して湯水と接触させてミネラル成分を溶出させることによって、天然温泉と同様の温浴効果を発揮するもので、装置も比較的大型になり、高価なため、一般の家庭用風呂で、簡易に使用できるものではない。
【0021】
また、一般的な家庭用風呂で反復使用可能な簡易型の浴剤もいくつか市販あるいは開発されているが、いずれも、温浴効果が不確実であるか、不十分なものであり、また、有効期間も比較的短いものである。
【0022】
本発明の目的は、一般的な家庭用風呂で簡単に使用でき、長期間の反復使用が可能で、しかも十分な温浴効果が得られる天然鉱石浴剤を提供するものである。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、浴槽における湯水の対流を考慮し、この対流を効果的に利用すべく、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器の壁面に多数の穴が穿孔され、且つ、浴槽の壁面に設置できる接着装置を付した筒状の容器に、特定の粒径の天然鉱石粒子を充填し、これを、湯水の流れが最も大きい壁面に設置することにより、粉末状の浴剤を添加したときと同様の温浴効果が発揮されるという知見を得、本発明をなすに至った。
【0024】
すなわち、本発明者は、筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に口径5〜30mmの多数の穴が穿孔されていることを特徴とする浴槽壁設置型浴剤用天然鉱石充填用容器に、粒径が2〜20mmの範囲内で、異なる粒径の天然鉱石粒子を組み合わせた浴剤用天然鉱石粒子を充填してなる天然鉱石浴剤を、温水蛇口直下の壁面に設置して給湯した風呂に入浴したところ、浴剤を一切使用しない新湯の風呂に入浴した時に比べ、明らかな温浴効果が認められた。しかも、天然鉱石の微粉末浴剤を使用したときと同程度乃至はそれよりやや上回る温浴効果が認められた。本発明はこのような知見に基づくものである。
【0025】
本発明の天然鉱石充填用容器としては、温水が容器中を上下方向に流通できるように、壁面に多数の穴が穿孔され、浴槽の壁面に設置できる接着装置を付した容器で、ある程度の厚みがあるものであれば、形状はどのようなものでもよい。筒状とは、例えば、円筒状、半円筒状、三角〜多角形柱状に限るものでなく、ある程度の厚みを有し、扁平ではない形状のものの意味であり、卵形やなまこ型、あるいは動物を象ったようなものや、不定形の塊状のものであってもよい。
【0026】
容器の壁面の穴は、温水が容器中を上下方向に流通できるように、少なくとも上下の壁面に設置されていることが必要である。穴の大きさは、充填する鉱石粒子の大きさにかかわらず適宜設定することができ、50mm以下であればよいが、口径が5〜30mm程度がより好ましい。充填する鉱石粒子が穴の口径より小さい場合は、鉱石粒子を一旦袋に詰めた後充填することにより、鉱石粒子の漏出を防止することができる。穴の形状も円形に限るものでなく、どのような形状でもよい。また、板状のものに穿孔したものでなく、網状のものであってもよい。
【0027】
素材は、熱で変形あるいは変質しないような耐熱性があり、且つ鉱石の成分によって腐食しないような耐腐食性があるものであればよく、ステンレスが最も好ましい。
【0028】
本発明の天然鉱石充填用容器に付される浴槽壁面設置用接着装置は、容器を浴槽壁面に設置でき、水流で簡単に移動若しくは離脱しない程度に固定できる装置であれば、吸盤式、フック式その他、如何なる形式のものでも使用することができる。
【0029】
本発明の天然鉱石充填用容器に設置する開閉可能な蓋は、使用状態では容易に離脱することなく、鉱石の充填あるいは取り出し時に開閉が可能なものであればよく、形状および形式はどのようなものであってもよい。例えば、ビス固定式、螺合式、爪固定式、嵌合式などを挙げることができ、必要に応じて蝶番を併用しても良い。
【0030】
当該蓋を設置することにより、目的に応じて、適宜鉱石粒子を入れ替えることが簡単にでき、また、鉱石粒子あるいは鉱石粒子を詰めた袋の表面に湯あか等が極度に付着した場合に取り出して洗浄することも容易にできる。
【0031】
本発明の浴剤に使用する鉱石粒子の大きさは、容器の大きさ、充填する鉱石の種類および鉱石量に応じて適宜決定できるが、粒子が小さくなる程湯水との接触面積が広くなり、成分の溶出効率が高くなる反面、容器に充填した場合の湯水の流通性が悪くなり、成分溶出効率が低下する。概ね、粒径が30mm以下であればよく、2〜20mmの範囲内のものがより好ましい。また、同じ粒径の粒子だけでなく、異なる粒径の粒子を組み合わせる方がより好適である。粒子の形状は、球形若しくは球形に類するものに限らず、どのような形状のものも使用することができる。
【0032】
本発明の浴剤に使用する鉱石は、目的に応じて、各種の天然鉱石粒子または天然鉱石焼成セラミックス粒子を選択し、適宜混合して用いることができる。
【0033】
温泉は、その湯質により種々の効能が異なるが、この湯質は、温泉地下水の水路の地層、すなわち岩石(鉱石)の種類、特性によって左右される。例えば、トルマリン(電気石)は、微弱電気エネルギーを発生し、陰イオンを発生すると同時に水を弱アルカリ性にする効果を示し、磁気エネルギー鉱石は、水のクラスター安定や湯質の劣化防止効果などを示し、遠赤外線放射鉱石は、遠赤外線による温浴効果や水浄化効果を示し、多元素多孔質鉱石は、ミネラルの安定化および過剰ミネラル是正効果を示すと言われている。
【0034】
本発明の浴剤は上記のとおり、簡単に、鉱石を充填あるいは取り出すことができるので、このような鉱石の特性を勘案し、各種の性質の鉱石を適宜選択、混合することにより、種々の湯質の湯水とすることができる。
【0035】
本発明者は、鉱石の種類と組合せについて種々検討を加えた結果、磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を組み合わせることによって、好適な温浴効果が得られることを見出した。さらに、磁気鉱石としては、硫酸鉄を含む鉱石、例えば緑ばん石が好適であり、遠赤外線放射性鉱石としては花崗斑岩が好適であることを見出した。
【0036】
本発明者はさらに鉱石粒子の大きさと組合せ比率について検討を加え、粒径が2〜20mmの緑ばん石粒子と粒径が3〜10mmの花崗斑岩粒子を40:60部〜60:40部の比率で組み合わせることにより、極めて好適な温浴効果を発揮することを見出した。
【0037】
本発明の浴剤を使用する場合、浴槽壁面の中でも、湯水の流れが大きい位置に設置することがより好ましい。例えば給湯式の場合は、給湯口、例えば温湯の蛇口の直下で、給湯時に温湯が最もよく当たる位置に設置する。また、外釜追い炊き式の場合は、追い炊き釜からの温湯の噴き出し口直上の位置に設置する。
【0038】
本発明の浴剤は、通常の鉱石からなる可懸濁性の粉末状または固形浴剤と共に使用することもできる。このような浴剤と組み合わせて使用することにより、温浴効果をより高めることができ、複合的な効果が期待できる。
【0039】
【発明の実施の形態】
本発明の内容を詳細に説明するために、以下に実施例、使用例および試験例を挙げるが、本発明の範囲はこれらに限定されるものではない。
【0040】
【実施例】
実施例1
図1は、本実施例の容器を上面から見た図であり、図2は側面から見た図である。
【0041】
実施例2
粒径5〜20mmの緑ばん石粒子300gおよび粒径3〜10mmの花崗斑岩粒子300gを均一に混合し、実施例1の容器に充填して浴剤を製した。
【0042】
使用例1
図4は実施例2の浴剤の使用例を示したものである。
【0043】
試験例1
実施例2の浴剤を、給湯式家庭用風呂の給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した場合と浴槽隅の底部に設置した場合の温浴効果の違いを確認した。
【0044】
通常の給湯式家庭用風呂に、実施例2の浴剤を、給湯蛇口直下の浴槽壁面または浴槽隅の底部に設置した以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0045】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0046】
結果は図2に示すとおりであり、給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置することにより、浴槽隅の底部に設置した場合に比べ、入浴後の体温が高く、温度低下も少なく、ミネラル成分の溶出が効率的に行われることを示した。
【0047】
試験例2
実施例2の浴剤の効果について、浴剤を使用しない場合の温浴効果と比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行った。
【0048】
通常の給湯式家庭用風呂に、実施例2の浴剤を給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0049】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0050】
結果は図3に示すとおりであり、浴剤を使用しない場合は入浴後の体温上昇も低く、体温低下も早いのに比べ、本発明の浴剤を使用した場合は、入浴後の体温も高く、温度低下も少なく、顕著な温浴効果を示した。
【0051】
試験例3
実施例2の浴剤の効果について、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を使用した場合の温浴効果と比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行い、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤の使用は、麦飯石粉末(粒径5〜40μm)10gを入浴直前に添加する方法で行った。
【0052】
通常の給湯式家庭用風呂に、使用する浴剤以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0053】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
【0054】
結果は図4に示すとおりであり、本発明の浴剤は、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤とほぼ同程度の温浴効果を示した。
【0055】
試験例4
実施例2の浴剤のみ使用した場合と、実施例2の浴剤を湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤と併用した場合の温浴効果を比較、確認した。但し、実施例2の浴剤の使用は、給湯蛇口直下の浴槽壁面設置方法で行い、湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤は、麦飯石粉末(粒径5〜40μm)10gを入浴直前に添加する方法で行った。
【0056】
通常の給湯式家庭用風呂に、使用する浴剤以外は全く同じ条件で給湯、入浴し、それぞれ入浴後、5分後、10分後、20分後、30分後、40分後および50分後の左上腕部の表面体温を測定し、比較した。
【0057】
給湯温度:40℃
浴室温度:21℃
入浴時間:10分間
測定・記録装置:「おんどとり(登録商標)PUSH TR−62((株)テイアンドデイ)」
結果は図5に示すとおりであり、本発明の浴剤を湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤と併用することにより、さらに好適な温浴効果を示した。
【0058】
【発明の効果】
本発明の浴剤は浴槽内の湯水の流れを有効活用することによって、ミネラル成分の溶出を効率的に行うことができるものであり、本発明の浴剤を用いることにより、鉱石からなる湯水可懸濁性浴剤と同程度の温浴効果が得られる。また、本発明の浴剤を鉱石からなる湯水可懸濁性浴剤と併用することにより、さらに顕著な温浴効果が得られる。さらに、本発明の浴剤は、長期間、反復使用することができる。
【0059】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を上面から見た図である。
【0060】
【図2】図1に示した本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を側面から見た図である。
【0061】
【図3】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一実施形態を前方から見た縦断図である。
【0062】
【図4】本発明の浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器の一使用形態の斜視図である。
【0063】
【符号の説明】
A:浴槽の壁面に設置できる接着装置(吸盤)
B:円筒状パンチングケース
C:温水が容器中を流通できる穴
D:開閉可能な蓋
E:蓋止めビス
F:蝶番
G:不織布の袋
H:不織布の袋に充填した天然鉱石
I:浴槽
J:給湯蛇口
K:給湯口の真下になる様吸盤で浴槽壁面に設置
【0064】
【図5】試験例1の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤を給湯式家庭用風呂の給湯蛇口直下の浴槽壁面に設置した場合と浴槽隅の底部に設置した場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−■−は実施例2の浴剤を蛇口直下に設置した場合を示し、−△−は浴剤を浴槽隅の底面に設置した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0065】
【図6】試験例2の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤を使用した場合と使用しない場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤を使用した場合を示し、−△−は浴剤をなにも使用しない場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0066】
【図7】試験例3の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤を使用した場合を示し、−△−は湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を使用した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
【0067】
【図8】試験例4の結果を示すグラフであり、実施例2の浴剤のみ使用した場合と実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤とを併用した場合の温浴効果を比較、確認したもので、それぞれの場合について、入浴後の左上腕部の表面体温の変化を経時的に測定した結果をグラフ化したものである。−●−は実施例2の浴剤のみを使用した場合を示し、−△−は実施例2の浴剤と湯水可懸濁性天然鉱石粉末浴剤を併用した場合を示す。縦軸は左上腕部の表面体温(℃)を示し、横軸は入浴後の経過時間(分)を示す。
Claims (18)
- 浴槽壁面設置型浴剤用天然鉱石充填用容器。
- 筒状の容器であって、開閉可能な蓋と、浴槽の壁面に設置できる接着装置とを具有し、温水が容器中を上下方向に流通できるように、容器壁面に多数の穴が穿孔されていることを特徴とする請求項1記載の浴剤用天然鉱石充填用容器。
- 容器壁面に口径5〜30mmの多数の穴が穿孔されていることを特徴とする請求項2または3記載の浴剤用天然鉱石充填用容器。
- 容器壁面が網目状である請求項1乃至3記載の浴剤用天然鉱石充填用容器。
- 耐熱性および耐腐食性である請求項1乃至4記載の浴剤用天然鉱石充填用容器。
- ステンレス製である請求項6記載の浴剤用天然鉱石充填用容器。
- 請求項1乃至6記載の浴剤用天然鉱石充填用容器に浴剤用天然鉱石を充填してなる天然鉱石浴剤。
- 粒径が2〜20mmの浴剤用天然鉱石粒子を使用することを特徴とする請求項7記載の天然鉱石浴剤。
- 粒径が2〜20mmの範囲内で、異なる粒径の天然鉱石粒子を組み合わせることを特徴とする請求項8記載の天然鉱石浴剤。
- 浴剤用天然鉱石が磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を組み合わせたものである請求項7乃至9記載の天然鉱石浴剤。
- 浴剤用天然鉱石が磁気鉱石および遠赤外線放射性鉱石を40:60部〜60:40部の比率で組み合わせたものである請求項10記載の天然鉱石浴剤。
- 磁気鉱石が硫酸鉄を含む鉱石である請求項10または11記載の天然鉱石浴剤。
- 硫酸鉄を含む鉱石が緑ばん石である請求項12記載の天然鉱石浴剤。
- 遠赤外線放射性鉱石が花崗斑岩である請求項10または11記載の天然鉱石浴剤。
- 粒径が2〜20mmの緑ばん石粒子と粒径が3〜10mmの花崗斑岩粒子を40:60部〜60:40部の比率で組み合わせたものである請求項7乃至14記載の天然鉱石浴剤。
- 請求項9乃至15記載の天然鉱石浴剤と、湯水可懸濁性浴剤とを組み合わせてなる浴剤。
- 給湯口直下若しくは温湯噴き出し口直上の浴槽壁に設置することを特徴とする請求項7乃至15記載の天然鉱石浴剤の使用方法。
- 湯水可懸濁性浴剤を併用することを特徴とする請求項7乃至15記載の天然鉱石浴剤の使用方法。
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- 2002-11-07 JP JP2002323356A patent/JP2004154382A/ja active Pending
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