JPH10130072A - セラミックス多孔質体 - Google Patents

セラミックス多孔質体

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JPH10130072A
JPH10130072A JP29969496A JP29969496A JPH10130072A JP H10130072 A JPH10130072 A JP H10130072A JP 29969496 A JP29969496 A JP 29969496A JP 29969496 A JP29969496 A JP 29969496A JP H10130072 A JPH10130072 A JP H10130072A
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JP
Japan
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water
porous body
ceramic
ceramic porous
cylindrical ceramic
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JP29969496A
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Osami Miyao
修美 宮尾
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ASUTOTSUKU KK
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Publication date
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B38/00Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
    • C04B38/06Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances
    • C04B38/061Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof by burning-out added substances by burning natural expanding materials or by sublimating or melting out added substances by melting out
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
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    • C04B2111/00Mortars, concrete or artificial stone or mixtures to prepare them, characterised by specific function, property or use
    • C04B2111/00474Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00
    • C04B2111/00793Uses not provided for elsewhere in C04B2111/00 as filters or diaphragms

Abstract

(57)【要約】 【目的】 比重を軽く形成できるようにして水に浮かば
せることができ、セラミックス多孔質体そのものが、杭
菌効果、消臭効果、脱臭効果、酸化〜還元効果、遠赤外
線効果等を有し、水を活性化、浄化する機能を持ったセ
ラミックス多孔質体を得る。 【構成】 水活性鉱石の粉末、粉粒状体、細片又は、そ
れらのセラミックスとポリエチレンやポリプロピレン等
の樹脂と一体化あるいは混合した後に100°C乃至2
00°Cの間の温度をかけて多孔質の焼結体に形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、比重を軽く形成
できるようにして水に浮かばせることができ、セラミッ
クス多孔質体そのものが、杭菌効果、消臭効果、脱臭効
果、酸化〜還元効果、遠赤外線効果等を有し、水を活性
化、浄化する機能を持ったセラミックス多孔質体に関す
る。この応用分野は、水槽、風呂、池、炊飯器、トイレ
の受水槽、ビルの受水槽、浴用椅子、など水の浄化・活
性化を期待する箇所に適用して有用なものであり、水処
理装置として利用できる。また用いる鉱石によっては、
水に使用しない場合には、空気清浄器のフィルタとして
利用でき、脱臭・消臭剤として便器の裏蓋に取り付けた
り、冷蔵庫その他の消臭・脱臭材として利用でき、食用
油濾過装置に用いれば濾過フィルタとして使用できる。
【0002】
【従来技術】従来からセラミックス多孔質体は、種々の
ものが形成されている。例えば、水槽の中で使用するセ
ラミックス散気管は、その代表である。しかし、このよ
うなセラミックス散気管は、これに接続されたチューブ
を介してエアーポンプから送られてきた空気を単に散気
するのみで、その散気管自体は、何等水を浄化、活性化
する機能を持たない。勿論、水に対する杭菌効果、脱臭
効果、遠赤外線効果を発しないことは当然である。その
上更に、これらのセラミックス散気管は、水の中に浸す
とその重量のために、水の中に深く沈んでしまう。水槽
が深い場合、その散気管を取り出す場合に不便である。
【0003】水槽に使用するような散気管の場合には、
通常、水に沈む比重のものであるのが望ましい。しか
し、曝気槽等で使用する場合には、ある種の微生物の場
合は、槽の下の方で曝気させない、即ち上部で曝気させ
た方が望ましい場合がある。また曝気槽で使用する散気
管の場合、もしもそれ自体が杭菌機能を持っていたり、
水を活性化、浄化する機能を持っていることは、曝気槽
内での有用微生物の働きを促進する。
【0004】また曝気槽の場合、槽の上部には、自然菌
その他の有用微生物で分解しようとする排油等が溜って
おり、その排油を散らし、微生物に効率良く接触させる
ためには、散気管が沈まないように工夫することも必要
である。槽の下で散気した場合には、槽の下の謙気性の
状態になっている沈殿物までも上部に巻き上げてしまっ
て悪臭を発生させたりなど、良くない場合もある。用い
る微生物、その場所の状態によってどのような比重の散
気管を用いるかを決定する必要がある。
【0005】勿論、樹脂で多孔質体に形成した場合に
は、水に浮かせることができる。しかしながら、上記し
たセラミックス散気管の場合同様に、これらは何等水を
浄化、活性化する機能を持たない。勿論、水に対する杭
菌効果、脱臭効果、遠赤外線効果を発しない。水に対し
てばかりでなく、空気に対しても同様である。
【0006】
【発明の課題】本発明は、水に浮かばせることができる
ように比重の軽いセラミックス多孔質体を得ることで、
水中の適した位置に配置できるようにし、例えば、この
セラミックス多孔質体を目印にできるようにし、また水
に浮かばせておいて尚且つ、このセラミックス多孔質体
によって水の杭菌、脱臭、遠赤外線効果を発生させ、ま
た水の活性化及び浄化を図ることができるようにしたも
のである。
【0007】しかも、そのセラミックス多孔質体によ
り、100°C近くの高温の湯の中でも使用できるよう
にし、100μmといったような微細な気泡を持ったバ
イオリアクター等に適する散気管を形成できるようにす
ることを課題になされたものである。更にまた当該散気
管は水の中の所定位置に沈める場合は吸盤等を用いて簡
単に行える。また水に浮かぶほど軽い比重のために、当
該散気管の取出を極めて容易にすることができる。
【0008】同じく、水に浮くほど軽い比重のセラミッ
クス多孔質体となっているために、これをシート状に形
成すれば空気清浄器、空気消臭器などのフィルタに用い
ることができ、また下駄箱、冷蔵庫、その他において脱
臭材、杭菌剤など多目的に利用できる。
【0009】また、このセラミックス多孔質体は、種々
の効果を持つ事、特に100μmといった目の細かい多
孔質体に形成できるので、植物油などのための濾過材と
しても使用でき、しかも、酸化〜還元効果があるので、
植物油の酸化を防ぐことができ、おいしくカラットした
天ぷらを上げることができる。以上のような課題を達成
できるセラミックス多孔質体を得ることが本発明の目的
である。即ち、多目的に利用できるセラミックス多孔質
体を得ることを目的に本発明はなされたものである。
【0010】
【発明の課題を達成するための手段】かかる本発明の課
題は、水活性鉱石の粉末、粉粒状体、細片又は、それら
のセラミックスとポリエチレンやポリプロピレン等の樹
脂と一体化あるいは混合した後に100°C乃至200
°Cの間の温度をかけて多孔質の焼結体に形成したセラ
ミックス多孔質体を提供することで達成できる。
【0011】このセラミックス多孔質体は、上記水活性
化鉱石としては2価と3価の鉄塩を含み、更にその鉱石
が含む炭素の存在で互いに酸化還元の反復を行うものを
選択することで更に良くなる。
【0012】このような水活性鉱石としては、千枚岩を
用いれば更に良いセラミックス多孔質体が得られる。
【0013】その上更に、上記水活性鉱石は、千枚岩と
トリウムを成分として持つ水活性鉱石の粉末、粉粒状
体、細片又は、それらのセラミックスとを混合すること
で更に良くなる。特にα線を放出するトリウムを成分と
して持つ鉱石を用いれば人体や空気に良いマイナスイオ
ンが発生し、人体や水に良い結果を与えるばかりでな
く、煙草臭も大幅に軽減化される。
【0014】上記多孔質体は、シート状に形成すること
で別の多くの用途が開ける。
【0015】また上記シート状セラミックス多孔質体
は、空気清浄器、消臭器等の空気清浄兼杭菌・脱臭フィ
ルタとして用いることで従来に無い多機能を持ったもの
を得ることができる。すなわち、上記のセラミックス多
孔質体を空気清浄器や空気消臭器のフィルタ、下駄箱や
冷蔵庫等の脱臭材として用いたり、植物油の濾過材とし
て使用する場合には、当該セラミックス多孔質体をシー
ト状に形成することで適したものを得ることができる。
【0016】また上記多孔質体は、筒状に形成し、一端
を閉じ、内部にエアー挿入用の連結部を設けて他端を閉
じた散気管とすることで、水槽、風呂、バイオリアクタ
ーなどエアレーション(散気、曝気)が必要で、従来の
単なる散気以外の効能を求めた用途など多目的に使用で
きる。このような散気管とすることで上記連結部にシリ
コンあるいはナイロン等でできたホースやチューブを介
してエアーポンプに連結し、セラミックス多孔質体でで
きている散気管部分を水槽や浴槽内に入れておき、エア
ーポンプによってホースやチューブを介してセラミック
ス散気管内にエアーを吹き込むことで、このエアーは散
気管によって極めて細かな気泡となって散気管の外部へ
出ていく。
【0017】従って、効率良く、セラミックス多孔質体
の持つ成分が水槽や浴槽内の水に作用し、水を浄化し、
杭菌作用を与えて水の腐敗を防ぎ、消臭効果を発揮し、
また水槽では魚の汚物、例えばアンモニアを分解するの
で、魚の死滅を防ぐことができ、浴槽では、遠赤外線効
果を発揮すること及び微細な気泡が割れるときに発生す
る超音波によって人体の血行を促進するので、体が温ま
り、湯冷めをなくすことができる。
【0018】上記多孔質体は、円筒体に形成し、その少
なくとも一方の端部を当該多孔質体よりも比重の重いア
ルミニウム等の金属で閉じることで水中にも沈めること
もできる。
【0019】水中に沈める別の方法としては、上記多孔
質体に吸盤を取り付けることで容易に行える。
【0020】以上のように上記セラミックス多孔質体を
水槽の底に沈めるのでなく、途中までしか沈めたくない
場合には、上記したように吸盤を用いるか、セラミック
ス多孔質体を適宜な長さの紐や鎖の一端に連結し、紐や
鎖の他端に錘を取り付けておくことで、可能になる。
【0021】
【実施の形態】
(作用)セラミックス多孔質体を形成する成分は、水活
性鉱物としての一例として千枚岩等を用いているが、こ
こでは千枚岩等については後記する。
【0022】(第1実施例の作用)図1は、第1実施例
としてのシート状セラミックス多孔質体1を示す。この
シート状セラミックス多孔質体1によれば、比重が軽い
ため、図2に示すように水槽、浴槽、池などの水2の上
面に浮かべることができる。従って、セラミックス多孔
質体1の表面に宣伝文句などを描いて、水2の上面に浮
かばせておくことで、宣伝を兼ねたディスプレーとして
も役立てることができる水処理装置を得ることができ
る。しかも、セラミックス多孔質体1は、後記する千枚
岩を用いて形成してあるため、水の腐敗を防ぐことがで
きるため、水を長期間に渡って、交換する必要がない。
【0023】このシート状セラミックス多孔質体1によ
れば、鋏やカッターで適宜な形状や大きさに切断が容易
なため、これを適宜な大きさに切断し、炊飯時に電気釜
に入れておけば、千枚岩の効果である水を活性化し、弱
アルカリイオンのミネラルウォータにするほか、遠赤外
線効果も発生し、またマイナスイオンも発生するのでお
いしいご飯を炊くことができる。即ち、水活性化装置を
構成できる。
【0024】また便器の蓋の内面に両面テープや吸盤を
用いて固定しておけば、便器内の悪臭を吸着・消臭分解
して悪臭の発生を防止できるので、脱臭材、消臭剤を構
成できる。
【0025】最近では、O−157、種々の病原菌等か
ら始まって種々の衛生、食中毒面などからよりシビアに
衛生管理が叫ばれているが、レジャーなどで持ち歩くク
ーラーボックス等にも缶ジュース等人の口にするもの
や、食物が入れられているので、このようなクーラーボ
ックスの内部マットとして使用することで、銀と同等以
上の杭菌効果を持つ千枚岩の効力によって底部の悪い細
菌を杭菌することができるため杭菌シートを構成でき
る。
【0026】その他、台所の流しの下の食器収納部は、
ともすると清掃のしずらさ、ゴキブリの住みかとなり極
めて不衛生な場所となるが、このような収納部の底に当
該シート状セラミックス多孔質体1を敷いておくこと
で、脱臭、杭菌機能を持たせることができるので消臭・
杭菌シートを構成できる。
【0027】また病院のベット等では、種々の臭いや、
悪い菌が発生していて体の弱った人に悪影響を与えてい
るが、このような場合、シーツ或は枕のカバーの下、床
ずれする箇所、尿のたれるような箇所に当該シート状セ
ラミックス多孔質体1を敷いておけば、消臭、杭菌機能
が働き非常に衛生的になる。また当該シート状セラミッ
クス多孔質体1は遠赤外線効果などの血行を促進するな
ど後記するように、極めて人体に良い作用を発生するの
で、病人の体に良い影響を与え、また通気性があるた
め、上記効果と併せ以て床ずれの原因解消に大きく貢献
する。
【0028】またこのセラミックス多孔質体1は多孔質
のシート状態となっているため、また千枚岩の効果、即
ち消臭効果、杭菌効果を有し、またトリウムによるマイ
ナスイオンが発生するため、これを空気清浄器や空気消
臭器の空気清浄兼杭菌・脱臭フィルタとして用いること
ができる。しかもセラミックス多孔質体をフィルタとし
て用いた場合、セラミックス多孔質体となっているため
に、この洗浄は極めて容易で、長期間使用できるので極
めて経済的なものになる。
【0029】またレストラン、天ぷら店等では、古くな
った油を業者に依頼して回収して貰っているが、ここに
リサイクル化思想の進展で、昨今では、食物油濾過装置
が出現し、使用済みの植物油をこの食物油濾過装置に通
して濾過することで使用済み油の再利用を可能にしてい
る。ここに従来は、濾過用のフィルタとしては油濾過用
ワイパや不織布を用いているが、これらの上に多量の濾
過材を乗せて使用するが、充分なに細かな目となってい
ないこと及び強度に優れないために、それらワイパや不
織布を短期間で交換しなければならない。この交換時に
おいても、ワイパや不織布に強度性が無いため、濾過材
交換時にワイパや不織布が破損し、濾過材が床などにこ
ぼれるという欠点がある。
【0030】しかし、本発明のシート状セラミックス多
孔質体1によれば、強度も充分で、100μmといった
ように極めて目の細かい多孔質に形成できること、厚み
も種々のものに容易に形成できることから、濾過性能に
優れ、短期間で交換する必要がなく、また千枚岩の持つ
酸化〜還元作用により植物油の酸化を防ぐことができ、
マイナスイオンも発生するので、天ぷらを揚げた際に、
からっとしたおいしい天ぷらを得ることができる油活性
化濾過フィルタを構成できる。その他、用途は多数ある
が、ここでは、このくらいにして、次の実施例の説明に
移る。
【0031】(第2実施例の作用)図7は、吸盤付シー
ト状セラミックス多孔質体1−1の底面図で、図8は図
7のX−X’線断面図で、セラミックス多孔質体1の四
隅に吸盤3を取り付けているので、この吸着部3Aを、
図9に示すように例えば水槽や浴槽4の壁面4Aや底面
4Bに取り付けておけば、浴槽4の所定の位置にセラミ
ックス多孔質体1−1を設置できる。この場合も、水処
理装置を構成する。風呂に用いれば、バイオ風呂を実現
することができる。
【0032】(第3実施例の作用)図11に示すように
水槽や浴槽4の底部にシート状セラミックス多孔質体1
を設置したい場合には、図10に示すようにシート状セ
ラミックス多孔質体1を焼結成形する際に錘、例えば、
長板状アルミニウム板5を、当該シート状セラミックス
多孔質体1の例えば、両サイド部分にモールド等により
一体成形した錘付シート状セラミックス多孔質体1−2
とすることで可能になる。錘となる長板状アルミニウム
板5は、その大きさを適宜選択することにより、浴槽4
の底面に設置することができるが、長板状アルミニウム
板5を小さなものに選択することで、錘付シート状セラ
ミックス多孔質体1−2の浮力との兼ね合いで、水2の
途中の深さ位置に当該シート状セラミックス多孔質体1
−2を浮かべておくこともできる。この場合も、家庭の
風呂に用いれば、簡単にバイオ風呂を得ることができ
る。アルミニウム板5でなく、他の金属であっても良
い。他の実施例でも同様である。
【0033】(第4実施例の作用)上記錘付シート状セ
ラミックス多孔質体1−2の場合は、予めシート状セラ
ミックス多孔質体1を形成するときに錘となるアルミニ
ウム板5を一体化形成する必要があるが、シート状セラ
ミックス多孔質体1を適宜な大きさに切って、これを水
2の中に沈めたい場合には、図12に示すようにシート
状セラミックス多孔質体1の一方の面の両サイドに接着
剤を用いてアルミニウム板5を貼り付けた錘付シート状
セラミックス多孔質体1−3を形成する。充分な大きさ
且つ重さのアルミニウム板5を取り付けてあるので、錘
付シート状セラミックス多孔質体1−3を浴槽4の底面
に沈めることができる。
【0034】(第5実施例の作用)図13の錘付シート
状セラミックス多孔質体1−4は、上記図10に示した
錘付シート状セラミックス多孔質体1−2と同じように
形成したものであるが、異なるのは、一方の側にのみ錘
となるアルミニウム板5を設けたものとなっている。こ
のため、錘のついていない錘付シート状セラミックス多
孔質体1−4部分は水2に浮かぶように移行し、一方、
錘となるアルミニウム板5のついている部分は、水2に
沈もうとするので、図14に示すように錘付シート状セ
ラミックス多孔質体1−4は、水中で縦になった状態に
保持される。従って、浴槽4の端の部分に錘付シート状
セラミックス多孔質体1−4を沈めておけば、吸盤3が
無くても浴槽4の壁面4A近くに該壁面4Aと平行して
配置できる。
【0035】(第6実施例の作用)図15の吸盤付シー
ト状セラミックス多孔質体1−5は、四隅に透孔6を形
成し、それぞれこの透孔6に連結した紐や鎖7に連結し
た吸盤3を持っているので、この吸盤3を浴槽4の壁面
4Aや底面4Bに吸着することで、当該吸盤付シート状
セラミックス多孔質体1−5をそれらの位置に位置させ
ることができる。
【0036】(第7実施例の作用)図16の錘付シート
状セラミックス多孔質体1−6は、シート状セラミック
ス多孔質体1の一方の側に透孔6を形成し、該シート状
セラミックス多孔質体1を水中の位置させたい位置に保
持させるに適した長さの紐や鎖7の一端を上記透孔6に
固定し、鎖7の他端に錘8を固定したものとなってい
る。従って、重量の重い錘8は浴槽4の底に沈むが、比
重の軽いシート状セラミックス多孔質体1は鎖7が延び
切る位置まで水2の圧力に抗して上方に浮かび上がるの
で、図17に示すように、シート状セラミックス多孔質
体1を水中の位置させたい位置に保持させることができ
る。
【0037】(第8実施例の作用)図18に示す円筒状
セラミックス多孔質体9は、一端が閉じられ、他端が開
口された開口端10を持ち、内部に空洞部11を持つも
のとなっているので、以下の実施例で示す散気管などの
水処理装置を形成することができる。
【0038】(第9実施例の作用)図19に示す円筒状
セラミックス多孔質体9−1は、図18に示す円筒状セ
ラミックス多孔質体9の他端を、例えば、比重の軽い閉
じ蓋12で閉じたものとなっているため、円筒状セラミ
ックス多孔質体9それ自体比重が軽く、閉じ蓋12も比
重が軽く、また空洞部11内に空気が充填されているた
め、例えば、水槽や図20に示す浴槽4の水2に浸した
場合、水2の表面部に浮かべることができる。
【0039】円筒状セラミックス多孔質体9−1自体
が、水2を活性化させるなどの千枚岩の効果を発揮させ
ることができ、しかも水2の表面部に浮かべることがで
きるので、この円筒状セラミックス多孔質体9−1を各
種の宣伝用を兼ねたディスプレー用に利用できる。また
炊飯時に釜の中に入れておけば、炊き上がったご飯の上
面部に当該円筒状セラミックス多孔質体9−1を位置さ
せることができ、簡単に当該円筒状セラミックス多孔質
体9−1を除去できる。勿論、おいしいご飯が得られる
ことは、千枚岩の持つ機能から当然である。
【0040】円筒状セラミックス多孔質体9−1が極め
て多孔質のものとなっていることから、バイオリアクタ
ーにおいて、エアレーションをかける水槽内位置に固定
しておけば有用微生物の繁殖のための床を形成するの
で、極めて有用な微生物の担体としてとして機能する。
しかも、従来の非常に高価なバイオリアクター用担体に
比較して極めて安価に形成できる利点がある。
【0041】(第10実施例の作用)図21の円筒状セ
ラミックス多孔質体9−2は、上記円筒状セラミックス
多孔質体9−1の空洞部11内に、千枚岩の粉末を丸め
てセラミックス化したバイオセラミックスボール13を
多数内蔵したものとなっているため、上記円筒状セラミ
ックス多孔質体9−1に比較して多数のバイオセラミッ
クスボール13の機能を発揮できる。このため、特に上
記したように、炊飯時においておいしいご飯を炊きたい
場合などに有用である。またおいしい水を得る場合に、
ポット等に入れておけば、容易にミネラルウォータを得
ることができる。
【0042】(第11実施例の作用)上記した円筒状セ
ラミックス多孔質体9−1、9−2は、全体の比重が軽
いので、浴槽4等に入れた場合は、水2の上面に浮かん
でしまうが、水槽や浴槽4の下の方に沈めた使い方をし
たい場合がある。このような要求を簡単な方法で満足で
きるようにしたのが、図22に示す円筒状セラミックス
多孔質体9−3である。
【0043】この円筒状セラミックス多孔質体9−3は
図19に示す円筒状セラミックス多孔質体9−1の開口
端10を当該円筒状セラミックス多孔質体9−1を水2
の底に沈めることのできる比重と大きさを持ったアルミ
ニウム材でできた錘兼閉じ蓋14で閉じたものとなって
いる。このため、例えば、浴槽4の水2に投げ入れたと
き、図23に示すように浴槽4内の底面4Bに立てた状
態で配設できる。
【0044】尚、この円筒状セラミックス多孔質体9−
3は、上記円筒状セラミックス多孔質体9−2同様に空
洞部11内に多数のバイオセラミックスボール13を内
蔵させることで、多数のバイオセラミックスボール13
の機能を発揮できる。
【0045】(第12実施例の作用)図19に示す円筒
状セラミックス多孔質体9−1を用いて形成した図24
の円筒状セラミックス散気管14は、上記円筒状セラミ
ックス多孔質体9−1の他端部に設けた閉じ蓋12に孔
を開けた閉じ蓋12’を用い、その孔に内部に中空孔2
3を有するタケノコ或はその他の適したジョイント(継
手)15を装着して上記円筒状セラミックス多孔質体9
の他端開口端10を閉じたものとなっている。
【0046】上記ジョイント15に図25に示すように
ホース、パイプ、あるいはテフロン、シリコン、又はナ
イロンなどの適宜な材質で形成したチューブ17の一端
を接続し、その他端をエアーポンプ18に接続してい
る。このため、図26に示すようにエアーポンプ18の
電源コード20を介して接続した差し込み21の差し込
み端子22を図示せず電源コンセントに差し込んで電源
を投入すれば、図26に示すように円筒状セラミックス
散気管14の外周や一端部から微細な気泡16を多数発
生させることができる。19は、エアーポンプのエアー
導入口である。
【0047】従って、このような散気管14を、例えば
浴槽4の水2に投入すれば、図26に示すようにように
当該散気管14から微細な気泡16を発生させることが
できる。水2の表面部に散気管14が浮いているため、
図26のように散気管14を自由自在に動かせるため、
入浴中の人の体の各部に移動させることができ、その体
の求める部位の血行促進を図ることができる。
【0048】(第13実施例の作用)図27に示す吸盤
付円筒状セラミックス散気管体24は、上記散気管14
の空洞部11内に適宜量のバイオセラミックスボール1
3を入れたものとなっており、閉じ蓋12’’を散気管
9の他端部から若干突出するように当該円筒状セラミッ
クス散気管体14の閉じ蓋12’と置換したものとなっ
ている。
【0049】しかも閉じ蓋12’’は、円筒状セラミッ
クス多孔質体9の他端開口部10から閉じ蓋12’’を
若干突出させたものとなっており、その上、更に突出し
た閉じ蓋12’’の外周部に溝25を形成し、この溝2
5に吸盤3と連結する鎖7を連結固定している。吸盤3
の固定方法については色々有るものの、この実施例では
上記のようにして吸盤3を固定しているため、図28に
示すように当該吸盤3を浴槽4の適宜箇所に吸着させる
ことで目的とする位置に円筒状セラミックス散気管体2
4を設置できる。
【0050】(第14実施例の作用)図29に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス多孔質体26は、
両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27の両端
を閉じ蓋12’’で閉じたものとなっており、その閉じ
蓋12’’それぞれに鎖7を用いて吸盤3を取り付けて
いるので、この吸盤3を浴槽4の底面4Bあるいは壁面
4Aに吸着することで、図30に示すように浴槽4の底
面4Bあるいは壁面4Aに円筒状セラミックス多孔質体
26を設置できる。尚、円筒状セラミックス多孔質体2
6の内部には、バイオセラミックスボール13を内蔵し
て、このボール13を形成する千枚岩の効果を高めてい
る。
【0051】(第15実施例の作用)図31に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス多孔質体28は、
両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27の両端
を錘となる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じ
たものとなっている。閉じ蓋29の比重が重いため、こ
の円筒状セラミックス多孔質体28を例えば浴槽4の水
2の中に投げ込めば、図32に示すように浴槽4の底面
4Bにまで沈めることができる。水2の底に沈めること
で水2の活性化を図ることができる水処理装置を構成で
きる。尚、円筒状セラミックス多孔質体28の内部に
は、バイオセラミックスボール13を内蔵して、このボ
ール13を形成する千枚岩の効果を高めている。
【0052】(第16実施例の作用)図33に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス多孔質体30は、
両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27の両端
を錘となる真鍮などの金属で形成し、且つ複数の透孔3
2を有する閉じ蓋29’で閉じたものとなっている。内
部には、上記透孔32よりも大きな直径のバイオセラミ
ックスボール31を内蔵し、透孔32を介して内部に入
り込んだ水に直接バイオセラミックスボール31が作用
して、より水の活性化を図ることができるようにしてい
る。もちろん、この円筒状セラミックス多孔質体30
は、閉じ蓋29’によって水に沈めることができる。
【0053】(第17実施例の作用)図34に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス散気管33は、円
筒状セラミックス多孔質体27の一端を錘となる真鍮な
どの金属で形成した閉じ蓋29で閉じ、他端開口部を錘
となる真鍮などの金属で形成し、且つ複数の透孔32を
有する閉じ蓋29’で閉じ、内部に上記透孔32よりも
大きな直径のバイオセラミックスボール31を内蔵した
ものとなっており、透孔32の内周部に一端を固定して
ジョイント15の他端部を突出させ、該ジョイント15
のエアーポンプと連結するためのチューブ17を装着し
たものとなっている。
【0054】このため、図35に示すように例えば浴槽
4の底面4Bにまで円筒状セラミックス散気管33を沈
めることができ、エアーポンプ18を駆動すれば、エア
ー導入口19から取り入れたエアーをポンプ18、チュ
ーブ17を介して散気管33の外周から気泡16を発生
させることができる。
【0055】(第18実施例の作用)図36に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス散気管34は、円
筒状セラミックス多孔質体27の両端を錘となる真鍮な
どの金属で形成した閉じ蓋29’で閉じ、一端側の閉じ
蓋29’の透孔32に錘となる真鍮などの金属丸棒35
を装着してその一端を突出させ、多端側の閉じ蓋29’
の透孔32の内周部に一端を固定してジョイント15の
他端部を突出させ、該ジョイント15のエアーポンプと
連結するためのチューブ17を装着し、内部に上記透孔
32よりも大きな直径のバイオセラミックスボール31
を内蔵したものとなっている。
【0056】このため、図37に示すような吸盤36を
用い、この吸盤36の吸着部36Aを浴槽4等の壁面4
Aに吸着させ、円筒状セラミックス散気管34の両端の
金属丸棒35、チューブ17それぞれを吸盤36の先端
の支え輪37の透孔に通すことで、図38に示すように
円筒状セラミックス散気管34を浴槽4の底面4Bにま
で沈めないで、途中の壁面4位置に保持させることがで
きる。
【0057】(第19実施例の作用)図39に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス多孔質体30’
は、図32に示す水処理装置を構成する円筒状セラミッ
クス多孔質体30の長さを長く形成する場合の実施例を
示す。両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27
の端部同士をその内径と略々一致する外径を持ち且つ錘
として機能するような比重を持った真鍮などでできた接
合パイプ39を2つの多孔質体27−1と27−2の接
合部の内周部に接着剤を用いて固定することで、多孔質
体27−1と27−2からなる長さの円筒状セラミック
ス多孔質体40を形成する。
【0058】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵して、このボー
ル13を形成する千枚岩の効果を高めことができるよう
にする。円筒状セラミックス多孔質体40の一端(多孔
質体27−1の一端)及び円筒状セラミックス多孔質体
40の他端(多孔質体27−2の他端)それぞれに錘と
なる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じる。閉
じ蓋29の比重が重いため、この円筒状セラミックス多
孔質体30’を例えば浴槽4の水2の中に投げ込めば、
浴槽4の底面4Bにまで沈めることができる。水2の底
に沈めることで水2の活性化を図ることができる水処理
装置を構成できる。接合パイプ39を利用することで、
複数の多孔質体27をどんどん長く形成していくことが
可能になる。
【0059】(第20実施例の作用)図40に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス多孔質体30’’
は、上記多孔質体30’に用いた接合パイプ39に変え
て外周部に位置決め突起40を有する接合パイプ39’
を用いたものとなっている。多孔質体27−1と27−
2の4の接合の容易化を図るためである。
【0060】(第21実施例の作用)図41に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス散気管33’は、
図33に示す水処理装置を構成する円筒状セラミックス
散気管33の長さを長く形成する場合の実施例を示す。
両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27の端部
同士をその内径と略々一致する外径を持ち且つ錘として
機能するような比重を持った真鍮などでできた接合パイ
プ39または図40で示した接合パイプ39’を2つの
多孔質体27−1と27−2の接合部の内周部に接着剤
を用いて固定することで、多孔質体27−1と27−2
からなる長さの円筒状セラミックス散気管40を形成す
る。
【0061】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵してもよいが、
ここでは図の都合上、省略する。円筒状セラミックス多
孔質体40の一端(多孔質体27−1の一端)を錘とな
る真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じる。円筒
状セラミックス多孔質体40の他端(多孔質体27−2
の他端)を錘となる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋2
9’で閉じる。閉じ蓋29’の透孔32にジョイント1
5を装着し、突出したジョイント15にチューブ17を
装着している。閉じ蓋29、29’は、比重が重いた
め、この円筒状セラミックス散気管33’を例えば浴槽
4の水2の中に投げ込めば、浴槽4の底面4Bにまで沈
めることができる。水2の底に沈めることで水2の活性
化を図ることができる水処理装置を構成できる。接合パ
イプ39または39’を利用することで、複数の多孔質
体27をどんどん長く形成していくことが可能になる。
【0062】(第22実施例の作用)図42に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス散気管34’は、
図35に示す水処理装置を構成する円筒状セラミックス
散気管34の長さを長く形成する場合の実施例を示す。
両端を開口した円筒状セラミックス多孔質体27の端部
同士をその内径と略々一致する外径を持ち且つ錘として
機能するような比重を持った真鍮などでできた接合パイ
プ39または図40で示した接合パイプ39’を2つの
多孔質体27−1と27−2の接合部の内周部に接着剤
を用いて固定することで、多孔質体27−1と27−2
からなる長さの円筒状セラミックス散気管40を形成す
る。
【0063】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵してもよいが、
ここでは図の都合上、省略する。円筒状セラミックス多
孔質体40の一端(多孔質体27−1の一端)及び他端
(多孔質体27−2の他端)を錘となる真鍮などの金属
で形成した閉じ蓋29’で閉じる。多孔質体10の一端
の錘となるとなる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29
の透孔32に金属丸棒35を装着して一端部に突出させ
る。円筒状セラミックス多孔質体40の他端部の閉じ蓋
29’の透孔32にジョイント15を装着し、突出した
ジョイント15にチューブ17を装着する。接合パイプ
39または39’を利用することで、複数の多孔質体2
7をどんどん長く形成していくことが可能になる。
【0064】(第23実施例の作用)図43に示す水処
理装置を構成する円筒状セラミックス散気管34’’
は、図36に示す水処理装置を構成する円筒状セラミッ
クス散気管34の製作を容易にしたもので、他の円筒状
セラミックス多孔質体や円筒状セラミックス散気管の場
合にもこの方法は有用なものであるが、ここでは、円筒
状セラミックス散気管34’’についてのみ説明する。
【0065】この円筒状セラミックス散気管34’’で
は、円筒状セラミックス多孔質体27の両開口端の内周
に雌螺子41を形成し、該両開口端を閉じる閉じ蓋2
9’’の外周部に上記雌螺子41と螺合する雄螺子42
を形成した錘となる螺子蓋29’’を螺着している。従
って、金属丸棒35を装着した閉じ蓋29’’及びジョ
イント15を装着した閉じ蓋29’を円筒状セラミック
ス多孔質体27の一端部及び他端部の雌螺子41部に螺
子込み、閉じ蓋29’’の雄螺子42を螺合することで
上記円筒状セラミックス散気管34’’を容易に製作で
きるようにしている。
【0066】(第24実施例の作用)図44は、下半身
だけ湯につかって多くの病気を治す入浴法に用いる半身
浴用台座43とそれに用いる散気管14.24、33、
34、33’、34’の説明図である。
【0067】図44を参照して、下半身だけ湯につかっ
て多くの病気を治す新しい入浴法が「万病に効く半身
浴」マキノ出版、壮快編集部編にて紹介され、話題にな
っている。半身浴を実行することによって、「冷え」を
取り除けば病気の根源を断ち切ることができる。「冷
え」は、上半身と下半身の温度差によって起こるもの
で、体温の高低とは関係無く、上半身に比べて下半身の
温度が低ければ「冷え」の状態である。自覚症状の無い
人でも、この温度差があれば「冷え」による症状が起こ
っている場合が多いと考えられている。一言で言えば、
血液の循環障害を招くからである。
【0068】半身浴は、体の芯を温めて代謝を上げ、食
欲を正常に戻す。お湯につかるのは、みぞおちから下
で、半身浴中、腕は浴槽4の湯(水)2に入れないよう
にする。お湯2の温度は、通常よりぬるめで、1回の半
身浴は、20〜30分が目安。入浴後は、冷たくない飲
み物を飲み、風呂から出たら、すぐ靴下を履いて、足を
冷やさないようにするのが良いとされる。1日に20〜
30分の半身浴で自然に体重が落ちると言われる。
【0069】このような半身浴においては、浴槽4の中
に半身浴に適するように半身浴用台座を入れ、それに座
るようにしておくと都合が良い。ここで、その半身浴に
よる効果を更に高めるためには、当該台座の中に水活性
鉱石、例えば上記した千枚岩の細片、あるいはバイオセ
ラミックスボール13または31を入れておき、湯に接
するように側面に透孔を形成しておけば更に良い。千枚
岩は、後記するように化学的脱臭作用を有し、お湯2内
の不純物を浄化し、微弱な電流を発生して、水の会合分
子(クラスタ)を小さくし、活性化した良好な水の成分
を体に吸収し易くし、また千枚岩は、約23種類の微量
なミネラルを溶かし続けるので、浴槽4内の湯2によっ
てミネラル鉱泉とするためミネラル鉱泉効果が期待で
き、良性の遠赤外線を発するので、湯熱を人44の身体
の内部に吸収させ、体を温め、湯冷めしないようにす
る。尚、千枚岩は、杭菌性を有するために、バクテリア
の発生を抑制し、上記の脱臭効果と併せ、湯2をいつま
でも奇麗で悪臭のない状態に保つ。
【0070】ここに、半身浴用台座43の中に千枚岩の
細片、あるいはバイオセラミックスボール13または3
1を入れ、それらの中に上記散気管14、24、33、
34、33’又は34’を入れておくことで、該散気管
14、24、33、34、33’又は34’に接続した
チューブ17を介してエアー導入口19から取り入れた
エアーをエアーポンプ18によって散気管14、24、
33、34、33’又は34’より発泡せさる。このこ
とで、千枚岩の細片、あるいはバイオセラミックスボー
ル13または31の成分を浴槽4の湯全体に迅速且つ万
遍無く行き渡らせることができる。また散気管14、2
4、33、34、33’又は34’からでる気泡16
は、100μmといったように非常に微細なものであ
り、人44に触れ、気泡16が割れたときに超音波が発
生するので、より人体44の血液の循環を良くする効果
がある。
【0071】(実施例の説明) (第1実施例の説明)図1は、第1実施例としてのシー
ト状セラミックス多孔質体1の斜視図を示す。このシー
ト状セラミックス多孔質体1や後記するシート状セラミ
ックス多孔質体、円筒状セラミックス多孔質体及び円筒
状セラミックス散気管は全て同じ原理で製作するものと
し、ここでは、代表してシート状セラミックス多孔質体
1の一例としての製作方法について説明する。
【0072】水活性化鉱石、望ましくはその水活性鉱石
が2価と3価の鉄塩と炭素を含み、2価と3価の鉄塩が
炭素の存在で互いに酸化還元の反復作用を水の中で行う
性質を持つ水活性化鉱石、例えば後記する千枚岩を用い
ることとする。更には、上記千枚岩に加えて、トリウム
を成分として持つ鉱石を用いる。
【0073】以上の千枚岩やトリウムを成分として持つ
鉱石の粉末、細片、またはそれらのセラミックス(ここ
では粉末を用いることとする)と、PP(ポリプロピレ
ン)やPE(ポリエチレン)等の樹脂粉を混合し、或は
溶融混合し、金型に入れ、100乃至200°Cの熱、
望ましくは160°C位の熱をかける。熱を与えること
で、例えば、樹脂としてPPを用いる場合には、PPが
溶けることにより、形成される素材全体に100μmと
いったような微細な透孔が多数形成される。すなわち、
シート状シート状セラミックス多孔質体1全体に100
μmといったような微細な透孔が無数に形成される。
尚、形成時に与える熱は100乃至200°Cの熱、例
えば160°C位のため形成されるシート状セラミック
ス多孔質体1は、素焼き程度でセラミックスとは本来的
には言い難いものであるが、セラミックスであることに
は変わりないので、セラミックスという表現を用いる。
【0074】まず千枚岩の特性について以下に説明す
る。千枚岩は、古代より長寿の里として知られる山梨県
棡原に産出する変成岩である。この千枚岩の分析につい
ては、通常の岩石分析法では何ら特徴を示さないが、X
線マイクロアナライザー及び化学分析、キルリアン(エ
ネルギー)写真、あるいはM.R.A.(磁気共鳴分析
器。Magnetic ResonanceAnaly
zer)により、非常に興味ある結果が得られている。
X線マイクロアナライザー分析及び化学分析によると、
下記表1に示すように他の水活性化鉱石:大谷石、麦飯
石、真珠石、黒曜石、トルマリン(黒)に比較して、3
価の鉄塩:Fe23 (酸化第二鉄、三二酸化鉄、ベン
ガラ)=1.29%、2価の鉄塩:FeO(酸化第一
鉄)=3.93%と非常に多く含んでいる。
【表1】
【0075】3価の鉄塩と2価の鉄塩が1:3の割合で
存在し、これらの鉄塩は炭素の存在によって互いに以下
に示す式1に示すように酸化還元を反復して、その結
果、電化の動きは電流となり、該微弱電流が流れること
で、磁力線を生成する。このことにより水の会合分子
(クラスタ)を小さくするので、千枚岩を水の中に入れ
ておき、その水を飲めば、或はその水を用いたお湯に浸
れば、千枚岩が微量のミネラルを溶かし続けた結果、水
(湯)をミネラルイオン水(ミネラルイオン鉱泉)とす
るので、それらの良好な成分を体に吸収し易くなる。
尚、式1は、3価の鉄塩と2価の鉄塩の炭素の存在によ
る酸化還元と電位を示す。尚、式1に関しての現象は、
図3に示すことから判明する。
【式1】
【0076】このことは、丁度、水に当てはめることが
できる。水は、水素分子2個と酸素分子1個の高分子化
合物であることが知られている。この分子結合が無限大
に連鎖しているものが水であり、図4に示すように千枚
岩におけるFeの存在は、HとOが互いに引き合って、
6分子会合(クラスター)をも結合していると同じよう
に考えられている。この考え方は、水浄化説と言われて
いる。
【0077】上記6分子会合の大きさは、5オムストロ
ングという微小なものであり、図3に示すように磁力線
の影響を受けて何らかの「ゆさぶり」を受けることにな
り、その結果、6分子会合に間隙を生じる。その結果、
千枚岩を酒の中に入れておけば、アルコールのアルキル
基を包み込んで酒の味をまろやかにする現象が見られ
る。
【0078】このような千枚岩が持っている消臭メカニ
ズムについて説明する。一般に、現在市場に多く見られ
る消臭剤は大別すると、 強い香料によって悪臭をカバーするもの、 ヤシガラ活性炭などのような多孔質性物質を素材とし
て、臭いを吸着除去するもの、 に分けられる。また一部には、バイオ技術の応用とされ
るバクテリアによる防臭商品もある。
【0079】しかし、千枚岩の場合は、上記商品と異な
り、天然物質の持つ化学変化による分解性能を消臭メカ
ニズムとしている。例えば、鉄や銅が空気中の酸素によ
って錆び、化学的に変化することに類似している。この
ような考察から、千枚岩の消臭メカニズムにも、鉄が錆
に移行するという状況に似たものがあることが実験的に
も判明している。
【0080】例えば、一般に悪臭と呼ばれるものには、 アンモニア:NH3 トリメチルアミン:(CH33 N メチルメルカプタン:CH3 SH 硫化水素:H2 S が知られているが、これら悪臭の中に千枚岩の細片を入
れておくと、悪臭が除去される。これは、表2のように
上記悪臭物質が化学変化させられるためである。
【表2】
【0081】千枚岩には約23種類の金属ミネラルが種
々の形で含有されているが、悪臭除去のメカニズムに関
して必要な部分をX線マイクロアナライザーにより千枚
岩の成分分析を表1に示したが、このX線マイクロアナ
ライザーの分析の項に表れるように千枚岩は、鉄とカー
ボンを非常に多く含む。千枚岩が黒く見えるのは、この
カーボンのせいである。尚、千枚岩の試料名をNO−1
46で表している。更に驚くべきことに千枚岩の場合、
他の水活性鉱物に比較して2価の鉄塩:FeOが、3.
93%と非常に多く含まれているという事実である。通
常、鉄鋼石とか鉄分の多い鉱物は、その中の鉄が酸化鉄
の状態として存在している。これは、地球上に酸素があ
り、長い期間放置されていたわけであるから当然であ
る。
【0082】千枚岩には、カーボンが含まれているた
め、その強力な酸化還元能力によって酸化していない鉄
が存在する。ここにFeOは、安定性の良い元素でない
ため、その置かれた環境により化学変化を起こす性質を
持つ。例えば、表2から明らかなように、アンモニアと
出会えば、直ちに反応してアンモニア鉄に変化する。ト
リメチルアミンの場合には、アミノ酸鉄に変化し、メチ
ルメルカプタンの場合には、硫化鉄とメタンに変化し、
硫化水素の場合は、硫化鉄と水素(尚、水素は酸素Oと
化合して水になる)に変化する。以上のように千枚岩
は、悪臭物質を他の物質に変化させる。このメカニズム
を分解消臭という。
【0083】その結果、千枚岩には、活性炭、麦飯石、
ゼオライト等の場合のような吸着除去と異なり、吸着飽
和点が存在しないため、長期の脱臭、消臭分解が可能で
ある。脱臭効果に対する活性炭と千枚岩との比較を図5
に示す。
【0084】また千枚岩は、100%天然物で、化学合
成されたものでないので、全ての条件下でも毒性がな
く、温度、湿度条件も常識的範囲内では、水中のみなら
ず、空気中でも多くの効力を発揮する。特に、上記した
ように千枚岩には、約23種類以上にものぼる金属ミネ
ラルが無限大ともいえる組合せで存在し、現時点の科学
では未だ解明されていないパワーを備えている。
【0085】この千枚岩は、その特性、成分分析、水分
子に対する影響力、大腸菌群に対する杭菌力に対して顕
著な効果があるが、消臭力に関しては、その実験結果及
び理論的解明によると、悪臭に対してのみ有効であっ
て、その他のエチレン系芳香属系の臭いに関しては効果
が殆どゼロなことが判明している。このことは他の有用
な有効菌や、有用な芳香剤との共存共栄が可能であると
いう特徴を持っていることになる。細菌に関しても有害
となる大腸菌群、緑膿菌、ビブリオ菌には、杭菌性が見
られるが、有用となる乳酸菌、土壌菌の大部分に対して
は、杭菌力がゼロに近い結果が得られている。
【0086】杭菌力については、他のセラミックス等と
比較した結果を表3について示してある。この表3は、
大腸菌に対する杭菌力について調べたものである。用い
た杭菌力素材は、A:市販されており杭菌力のあるもの
とされていた高価な合成セラミックス、B:トルマリン
を含むセラミックス、C:千枚岩、D:銀(Ag)の4
種である。
【0087】以上のA乃至Dの4種類の杭菌力素材を、
デスオキシコーレイト培地の表面に、予め分離培養した
大腸菌をまんべんに塗布した上に、上記試料片となる杭
菌力素材A〜Dを置き、37±1°C、20±2時間培
養し、サンプルに対する大腸菌群感受性と阻止円を確認
した。その結果、杭菌力素材A及びBの外周には阻止円
が目視できるようには現れず、杭菌力素材C及びDの外
周には阻止円が大きく現れた。Dについては、銀の杭菌
作用は古くから公知であるが、千枚岩である杭菌力素材
Cは銀である杭菌力素材Dよりも大きな阻止円が現れ
た。この結果を表3に示すが、千枚岩は、上記のように
銀よりも杭菌作用が大きいことが証明されている。従っ
て、水の中に千枚岩を入れておけば、水の杭菌が行える
ことが明らかである。この杭菌作用は空気に対しても行
われるので、シート状セラミックス多孔質体1を空気清
浄器や消臭器の空気清浄兼杭菌・脱臭フィルタに用いれ
ば、空気の脱臭及び杭菌が行えることが明らかである。
【0088】次に千枚岩が、遠赤外線効果を持つことの
説明を行う。熱の伝わり方には、「対流」、「伝導」及
び「放射」の3つの形態があるが、赤外線は放射の形で
熱を伝える。放射は、空気や水などにより間接的に熱伝
播する対流や伝導と異なり、対象物に直接、熱を伝える
ので、熱効率が大変良いものとなっている。
【0089】図6は、光の分類と遠赤外線の位置を現す
もので、この図6から明らかなように、波が小さく、振
動数の多い順に並べると、「ガンマ線」、「X線」があ
り、これは「透過」の性質を持つ。「紫外線」、「可視
光線」は、「反射」の性質を持つ。そして最も波が大き
く、振動数の少ないのが「赤外線」となっている。
【0090】「赤外線」は、「吸収」の性質を持つ。
「赤外線」は、0.76〜1000μm(1μは100
0分の1mm)までの膨大な領域で光の中の80%を占
めている。3μmを境に、反射の強い短波長の方を、赤
色に近くて赤色の外にあるという意味で「近赤外線」と
いい、赤色から遠くて赤色の外にあるということで「遠
赤外線」と分類されている。
【0091】遠赤外線は、「吸収光線」で、相手に吸収
されて体内でエネルギー化される。遠赤外線は熱の運び
やで、与えられた温度が吸収されて、速やかに伝播する
特徴がある。これに対して、近赤外線は反射光線であ
る。遠赤外線の場合は、例えば、冬の窓際に差し込む柔
らかく暖かい日差し、日向ぼっこで浴びる光が、体をホ
ヤッと芯から暖めてくれるものと同じである。体に気持
ち良く吸収する光、それが遠赤外線である。
【0092】遠赤外線は、吸収光線である。また、この
光線を吸収するものもある。それは有機化合物、即ち生
物であり、生体である。総じて、これを生命体と呼ぶ。
この有機化合物の欲しがる波長のことを「吸収波長」と
いう。吸収に見合った吸収波長でないと、その生命体が
受け付けない。逆に、吸収波長と合致した波長が放射さ
れると、生体内に吸収され、生体を構成する分子が共振
・共鳴運動を起こしエネルギーを発生する。赤外線の分
光分析技術により、「吸収波長」帯は7μm乃至14μ
mでることが判明している。風呂の標準的な温度は、摂
氏40°Cで、この40°Cの時の7乃至14μmの
「遠赤外線」を97%の放射率で放射する千枚岩は、浴
槽4に使用できる最高の遠赤外線放射素材といえる。
【0093】その他、千枚岩には、種々の機能を有する
ことが明らかになっているので、これについての報告を
示す。水が人体に対してどのような影響を及ぼすかにつ
いては、磁気共鳴分析器であるM.R.Aを用いて簡単
に検査できる。この磁気共鳴分析器は、米国のMRDC
社が製造している機器であり、検体(この場合は水)と
生体との相性を評価できることに着目し、各病理項目−
電磁波形と、検体の電磁波形の相性を+21から−21
の整数の53段階で評価するものである。そして、マイ
ナス:−に至るほど悪いものとされる。すなわち、プラ
スに至る値が大きいほど、各病理に対してその検体は抑
止力を持つと言われている。またこの値が大きいほど、
生体の免疫力を向上させると言われている。
【0094】上記磁気共鳴分析器を使用して、千枚岩に
接触させた水を検体として使用し、測定したところ、免
疫効果、抗ストレス効果、抗癌効果、抗アトピー効果、
抗アレルギー効果のいずれについても好結果が得られ
た。
【0095】表3から明らかなように3秒間接水及び1
時間接水は、免疫等の何れの測定項目についても、水道
原水に比較して高い数値を示すものであった。従って、
3秒間接水及び1時間接水は、水道水よりも、免疫効
果、抗ストレス効果、抗癌効果、抗アトピー効果、抗ア
レルギー効果のいずれについても優れていることが判明
する。
【表3】
【0096】上記磁気共鳴分析器を使用して、千枚岩に
接触させた水を検体として使用し、測定した項目(24
時間接水の場合)の結果を表4に示す。尚、判定の欄に
何も記載していない項目については未測定となってい
る。この表4から明らかなように千枚岩を水活性化鉱石
として用いた場合には、多くの効果が得られる。
【表4】
【0097】以上のように優れた千枚岩であるが、これ
を上記のようなシート状セラミックス多孔質体1に形成
し、これを空気清浄器や消臭器のフィルタに用いた場
合、千枚岩の機能としての杭菌、脱臭機能を有するが、
タバコの臭いの消臭という点では、完璧とはいえない。
【0098】そこで、このシート状セラミックス多孔質
体1を空気清浄機や消臭器のフィルタに用いる場合に
は、更にタバコ臭の消臭を図る為に、シート状セラミッ
クス多孔質体1を形成する素材として千枚岩以外にトリ
ウムを成分として持つ鉱石を用いてマイナスイオンを発
生させている。マイナスイオンは、水や空気の活性化を
も図ることができる。
【0099】尚、この実施例に限らず、以下に示す実施
例でも千枚岩やトリウムを成分として持つ鉱石は、これ
らの粉末、粉粒状体、細片またはそれらのセラミックス
であってもよい。しかし、この実施例や以下の実施例で
は、それら鉱石の粉末を使用した場合を説明する。
【0100】トリウムを成分として持つ鉱石としては、
巨晶花崗岩(ペグマタイト)があるので、これを用いる
こととする。
【0101】岩石学的には、花崗岩が固まる際に、最後
に残されたものが閉ざされた中でゆっくり固まった巨晶
花崗岩、一名ペグマタイトと呼ばれる鉱石にトリウムを
内在する。
【0102】通常、ペグマタイトの主鉱物は、かみ合っ
た粗粒の石英、長石、それらに挟まれて分布する層状の
雲母である。そして副成分鉱物として放射能を持つ希元
素鉱物を伴うことが多い。
【0103】希元素鉱物の種類には、表5に示すように
モナザイト、ガドリン石、カツレン石、ジルコン、ゼノ
タイム、フェルグソン石、サマルスカイト、ユークセン
石、燐灰ウランン鉱等多種類のものがある。希元素鉱物
には、例外なくラジウムが含まれているので、その量を
表5に併記する。
【表5】
【0104】希元素鉱物の含有量は、合計しても千分台
以下であるから、ラドン:Rnの含有量も鉱石全体とす
れば、4×10-12 /g程度である。これら希元素鉱物
は、長石中、雲母中、またはその境に晶出している。こ
れらは長石(曹長石など)をその放射線で赤く染めてい
るので、比較的発見され易い。
【0105】巨晶花崗岩は、北九州のペグマタイト地帯
から採掘され、その中の希元素鉱物の濃度を増やし、粉
砕したもののうちの提供された1つの試料について化学
分析を行った結果は、表6の通りである。
【表6】
【0106】放射能の測定結果は、次の通りである(G
M係数管による)。 試料100g、2cmの距離のとき、0.25mR/h
r(750cpm) この放射線の値は、主としてγ線によるものである。分
析結果と併せて平衡状態にあるTh(トリウム)に由来
する放射線であり、これ以外にα線、β線が放出されて
いることが明らかになっている。
【0107】この微量放射性物質でも、終日身につけて
いれば、 0.25×24hr×30日×12月=2160レント
ゲン≒2レム/年 の外部被爆を受けることになる(許容量は一般人の場
合、0.52レム/年)
【0108】尚、関係法規についてであるが、ThO2
含有量(U38 %×3を足した値)が9%を越えると
きは、核原料物質として取り扱い規制があるが、通常、
上記の場合程度では規制対象にならない。尚、ThO2
含有量が1.8%以上のものは、電離放射線障害規制
(労働省令)により規制を受ける。
【0109】いずれにしてもトリウムを含む巨晶花崗岩
(ベタマイト)は、その量が微量であっても空気や水に
対して効力を発生するマイナスイオンを発生するので、
千枚岩に混ぜる量は極めて微量とする。極めて微量であ
っても、発生するマイナスイオンによってタバコ臭を分
解し、また悪臭を分解消臭する。
【0110】以上の材料にて形成したシート状多孔質体
1によれば、比重が軽いため、図2に示すように水槽、
浴槽、池などの水2の上面に浮かべることができる。従
って、セラミックス多孔質体1の表面に宣伝文句などを
描いて、水2の上面に浮かばせておくことで、宣伝を兼
ねたディスプレーとしても役立てることができる水処理
装置を得ることができる。しかも、セラミックス多孔質
体1は、上記した千枚岩を用いて形成してあるため、水
の腐敗を防ぐことができるため、水を長期間に渡って、
交換する必要がないし、水を活性化させる。
【0111】例えば、炊飯時に、電気釜の中に入れてお
けば、玄米、標準米、輸入米またはブレンド米が臭いも
なく、ふっくらと美味しく炊き上げることができる。焼
酎などのお酒の中に入れておけば、まろやかな口当たり
の美味しい酒に早変わりする。薬罐、ペットボトルある
いはポットにいれておけば、水を活性化し、弱アルカリ
イオンのミネラルウォータにするので、これを飲めば健
康の促進になる。
【0112】このシート状セラミックス多孔質体1によ
れば、鋏やカッターで適宜な形状や大きさに切断容易な
ため、これを適宜な大きさに切断し、上記のように炊飯
時に電気釜に入れておけば、千枚岩の効果である水を活
性化し、ミネラルウォータにするほか、遠赤外線効果も
発生し、またマイナスイオンも発生するのでおいしいご
飯を炊くことができる。即ち、水活性化装置を構成でき
る。
【0113】また便器の蓋の内面に両面テープや吸盤を
用いて固定しておけば、便器内の悪臭を吸着・消臭分解
して悪臭の発生を防止できるので、脱臭材、消臭剤を構
成できる。また冷蔵庫の中に収納しておくに最適なシー
ト状となっているのでそれぞれの棚の上に置いておくだ
けで冷蔵庫内の悪臭を完全に消臭分解する。
【0114】最近では、O−157、種々の病原菌等か
ら始まって種々の衛生、食中毒面などからよりシビアに
衛生管理が叫ばれているが、レジャーなどで持ち歩くク
ーラーボックス内等にも缶ジュース等人の口にするもの
や、食物が入れられているので、このようなクーラーボ
ックス等の内部マットとして使用することで、銀と同等
以上の杭菌効果を持つ千枚岩の効力によって底部の悪い
菌を杭菌することができるため杭菌シートを構成でき
る。
【0115】その他、台所の流しの下の食器収納部は、
ともすると清掃のしずらさ、ゴキブリの住みかとなり極
めて不衛生な場所となるが、このような収納部の底に当
該シート状セラミックス多孔質体1を敷いておくこと
で、脱臭、杭菌機能を持たせることができるので消臭・
杭菌シートを構成できる。
【0116】また病院のベット等では、種々の臭いや、
悪い菌が発生していて体の弱った人に悪影響を与えてい
るが、このような場合、シーツ或は枕のカバーの下、床
ずれする箇所、尿のたれるような箇所に当該シート状セ
ラミックス多孔質体1を敷いておけば、消臭、杭菌機能
が働き非常に衛生的になる。また当該シート状セラミッ
クス多孔質体1は遠赤外線効果などの血行を促進するな
ど上記したように、極めて人体に良い作用を発生するの
で、病人の体に良い影響を与え、また通気性があるた
め、上記効果と併せ以て床ずれの原因解消に大きく貢献
する。
【0117】またこのセラミックス多孔質体1は多孔質
のシート状態となっているため、また千枚岩の効果、即
ち消臭効果、杭菌効果を有し、またトリウムによるマイ
ナスイオンが発生するため、これを空気清浄器や空気消
臭器のフィルタとして用いることができる。しかもセラ
ミックス多孔質体をフィルタとして用いた場合、セラミ
ックス多孔質体となっているために、この洗浄は極めて
容易で、長期間使用できるので極めて経済的なものにな
る。またフイルタとして用いた場合、トリウムによるマ
イナスイオンによって従来極めて困難とされていたタバ
コ臭をも消臭分解する。
【0118】またレストラン、天ぷら店等では、古くな
った油を業者に依頼して回収して貰っているが、ここに
リサイクル化思想の進展で、昨今では、食物油濾過装置
が出現し、使用済みの植物油をこの食物油濾過装置に通
して濾過することで使用済み油の再利用を可能にしてい
る。ここに従来は、濾過用のフィルタとしては油こし紙
等の油濾過用ワイパや不織布を用いているが、これらの
上に多量の濾過材を乗せて使用するが、充分に細かな目
となっていないこと及び強度に優れないために、それら
ワイパや不織布を短期間で交換しなければならない。こ
の交換時においても、ワイパや不織布に強度性が無いた
め、濾過材交換時にワイパや不織布が破損し、濾過材が
床などにこぼれるという欠点がある。
【0119】しかし、本発明のシート状セラミックス多
孔質体1によれば、強度も充分で、100μmといった
ように極めて目の細かい多孔質に形成できること、厚み
も種々のものに容易に形成できることから、濾過性能に
優れ、短期間で交換する必要がなく、また千枚岩の持つ
酸化〜還元作用により植物油の酸化を防ぐことができ、
マイナスイオンも発生するので、天ぷらを揚げた際に、
からっとしたおいしい天ぷらを得ることができる油活性
化濾過フィルタを構成できる。その他、用途は多数あ
る。
【0120】(第2実施例の説明)図6は、第2実施例
としての吸盤付シート状セラミックス多孔質体1−1の
底面図で、図7は図6のX−X’線断面図で、セラミッ
クス多孔質体1の四隅に吸盤3を取り付ける。吸盤3の
吸着部3Aを、図8に示すように例えば水槽や浴槽4の
壁面4Aや底面4Bに取り付けることで、浴槽4の所定
の位置にセラミックス多孔質体1−1を設置できるよう
にしている。この場合も、水処理装置を構成する。風呂
に用いれば、バイオ風呂を実現することができる。
【0121】(第3実施例の説明)図11は水槽や浴槽
4の底部にシート状セラミックス多孔質体1を設置する
場合の説明図で、図10に示す第3実施例としてのシー
ト状セラミックス多孔質体1を焼結成形する際に錘、例
えば、長板状アルミニウム板5を、当該シート状セラミ
ックス多孔質体1の例えば、両サイド部分にモールド等
により一体成形した錘付シート状セラミックス多孔質体
1−2を形成する。錘となる長板状アルミニウム板5
は、その大きさを適宜選択することにより、浴槽4の底
面に設置することができるが、長板状アルミニウム板5
を小さなものに選択することで、錘付シート状セラミッ
クス多孔質体1−2の浮力との兼ね合いで、水2の途中
の深さ位置に当該シート状セラミックス多孔質体1−2
を浮かべておくこともできる。この場合も、家庭の風呂
に用いれば、千枚岩によって水の活性化が図れるので、
簡単にバイオ風呂を得ることができる。アルミニウム板
5でなく、錘として機能すれば真鍮などの他の金属であ
っても良い。
【0122】(第4実施例の説明)図12は第4実施例
の錘付シート状セラミックス多孔質体1−3の側面図で
ある。上記錘付シート状セラミックス多孔質体1−2の
場合は、予めシート状セラミックス多孔質体1を形成す
るときに錘となるアルミニウム板5を一体化形成する必
要があるが、シート状セラミックス多孔質体1を適宜な
大きさに切って、これを水2の中に沈めたい場合には、
この図12に示すようにシート状セラミックス多孔質体
1の一方の面の両サイドに接着剤を用いてアルミニウム
板5等の錘となる金属板を接着剤などで貼り付けて錘付
シート状セラミックス多孔質体1−3を形成する。充分
な大きさ且つ重さのアルミニウム板5を取り付けてある
ので、錘付シート状セラミックス多孔質体1−3を浴槽
4の底面に沈めることができる。
【0123】(第5実施例の説明)図13は第5実施例
の錘付シート状セラミックス多孔質体1−4の上面図
で、上記図10に示した錘付シート状セラミックス多孔
質体1−2と同じように形成したものであるが、異なる
のは、一方の側にのみ錘となるアルミニウム板5を設け
たものとなっている。このため、この錘付シート状セラ
ミックス多孔質体1−4を水の中に沈めると、錘のつい
ていない錘付シート状セラミックス多孔質体1−4部分
は水2に浮かぶように移行し、一方、錘となるアルミニ
ウム板5のついている部分は、水2に沈もうとするの
で、図14に示すように錘付シート状セラミックス多孔
質体1−4は、水中で縦になった状態に保持される。従
って、浴槽4の端の部分に錘付シート状セラミックス多
孔質体1−4を沈めておけば、吸盤3が無くても浴槽4
の壁面4A近くに該壁面4Aと平行して配置できる。
【0124】(第6実施例の説明)図15は第6実施例
の吸盤付シート状セラミックス多孔質体1−5の説明図
で、この吸盤付シート状セラミックス多孔質体1−5
は、四隅に透孔6を形成し、それぞれこの透孔6に連結
した紐や鎖7に連結した吸盤3を取り付ける。この吸盤
3を浴槽4の壁面4Aや底面4Bに吸着することで、当
該吸盤付シート状セラミックス多孔質体1−5をそれら
の位置に位置させることができる。
【0125】(第7実施例の説明)図16は第7実施例
の錘付シート状セラミックス多孔質体1−6の説明図
で、この錘付シート状セラミックス多孔質体1−6は、
シート状セラミックス多孔質体1の一方の側に透孔6を
形成し、該シート状セラミックス多孔質体1を水中の位
置させたい位置に保持させるに適した長さの紐や鎖7の
一端を上記透孔6に固定し、鎖7の他端に真鍮などの金
属で形成した錘8を固定したものとなっている。従っ
て、重量の重い錘8は浴槽4の底に沈むが、比重の軽い
シート状セラミックス多孔質体1は鎖7が延び切る位置
まで水2の圧力に抗して上方に浮かび上がるので、図1
7に示すように、シート状セラミックス多孔質体1を水
中の位置させたい位置に保持させることができる。
【0126】(第8実施例の説明)図18は、第8実施
例としての本発明の基本となる円筒状セラミックス多孔
質体9の一例を示す縦断面図で、この図に示す円筒状セ
ラミックス多孔質体9は、一端が閉じられ、他端が開口
された開口端10を持ち、内部に空洞部11を持つもの
となっているので、以下の実施例で示す散気管などの水
処理装置を形成することができる。
【0127】(第9実施例の説明)図19に示す第9実
施例としての円筒状セラミックス多孔質体9−1は、図
18に示す円筒状セラミックス多孔質体9の他端を、例
えば、比重の軽い閉じ蓋12で閉じた場合の縦断面図
で、円筒状セラミックス多孔質体9それ自体比重が軽
く、閉じ蓋12も比重が軽く、また空洞部11内に空気
が充填されているため、例えば、水槽や図20に示す浴
槽4の水2に浸した場合、水2の表面部に浮かべること
ができる。
【0128】円筒状セラミックス多孔質体9−1自体
が、水2を活性化させるなどの千枚岩の効果を発揮させ
ることができ、しかも水2の表面部に浮かべることがで
きるので、この円筒状セラミックス多孔質体9−1を各
種の宣伝用を兼ねたディスプレー用に利用できる。また
炊飯時に釜の中に入れておけば、炊き上がったご飯の上
面部に当該円筒状セラミックス多孔質体9−1を位置さ
せることができ、簡単に当該円筒状セラミックス多孔質
体9−1を除去できる。勿論、おいしいご飯が得られる
ことは、千枚岩の持つ機能から当然である。
【0129】円筒状セラミックス多孔質体9−1が極め
て多孔質のものとなっていることから、バイオリアクタ
ーにおいて、エアレーションをかける水槽内位置に固定
しておけば円筒状セラミックス多孔質体9−1が極めて
多孔質のものであるため、当該有用微生物の繁殖のため
の有用な床を形成するので、極めて有用な微生物の担体
としてとして機能する。しかも、従来の非常に高価なバ
イオリアクター用担体に比較して極めて安価に形成でき
る利点がある。
【0130】(第10実施例の説明)図21の第10実
施例としての円筒状セラミックス多孔質体9−2は、上
記円筒状セラミックス多孔質体9−1の空洞部11内
に、千枚岩の粉末を丸めてセラミックス化したバイオセ
ラミックスボール13を多数内蔵した場合の縦断面図で
ある。このため、上記円筒状セラミックス多孔質体9−
1に比較して多数のバイオセラミックスボール13の機
能を発揮できる。また炊飯時においておいしいご飯を炊
きたい場合などに有用である。またおいしい水を得る場
合に、ポット等に入れておけば、容易にミネラルウォー
タを得ることができる。
【0131】(第11実施例の説明)図22は、第11
実施例としての一端部に錘を用いた円筒状セラミックス
多孔質体9−3の縦断面図である。上記した円筒状セラ
ミックス多孔質体9−1、9−2は、全体の比重が軽い
ので、浴槽4等に入れた場合は、水2の上面に浮かんで
しまうが、水槽や浴槽4の下の方に沈めた使い方をした
い場合がある。このような要求を簡単な方法で満足でき
るようにしたのが、図22に示す円筒状セラミックス多
孔質体9−3である。
【0132】この円筒状セラミックス多孔質体9−3は
図19に示す円筒状セラミックス多孔質体9−1の開口
端10に、当該円筒状セラミックス多孔質体9−1を水
2の底に沈めることのできる比重と大きさを持ったアル
ミニウム材、真鍮あるいはステンレス材でできた錘兼閉
じ蓋14で閉じたものとなっている。このため、例え
ば、浴槽4の水(湯)2に投げ入れたとき、図23に示
すように浴槽4内の底面4Bに立てた状態で配設でき
る。
【0133】尚、この円筒状セラミックス多孔質体9−
3は、上記円筒状セラミックス多孔質体9−2同様に空
洞部11内に多数のバイオセラミックスボール13を内
蔵させることで、多数のバイオセラミックスボール13
の機能を発揮できる。
【0134】(第12実施例の説明)図24は、一端部
が閉じられ、他端部にエアー導入口を形成した第12実
施例としての円筒状セラミックス散気管14の縦断面図
である。図19に示す円筒状セラミックス多孔質体9−
1を用いて形成した図24の円筒状セラミックス散気管
14は、上記円筒状セラミックス多孔質体9−1の他端
部に設けた閉じ蓋12に孔を開けた閉じ蓋12’を用
い、その孔に内部に中空孔23を有するタケノコ或はそ
の他の適したジョイント(継手)15を装着して上記円
筒状セラミックス多孔質体9の他端開口端10を閉じた
ものとなっている。
【0135】上記ジョイント15に図25に示すように
ホース、パイプ、あるいはテフロン、シリコン、又はナ
イロンなどの適宜な材質で形成したチューブ17の一端
を接続し、その他端をエアーポンプ18に接続してい
る。このため、図26に示すようにエアーポンプ18の
電源コード20を介して接続した差し込み21の差し込
み端子22を図示せず電源コンセントに差し込んで電源
を投入すれば、図26に示すように円筒状セラミックス
散気管14の外周や一端部から微細な気泡16を多数発
生させることができる。19は、エアーポンプのエアー
導入口である。
【0136】従って、このような散気管14を、例えば
浴槽4の水2に投入すれば、図26に示すようにように
当該散気管14から微細な気泡16を発生させることが
できる。水2の表面部に散気管14が浮いているため、
図26のように散気管14を自由自在に動かせるため、
入浴中の人の体の各部に移動させることができ、その体
の求める部位の血行促進を図ることができる。
【0137】(第13実施例の説明)図27は、第13
実施例としての吸盤付円筒状セラミックス散気管体24
の縦断面図で、これは、上記散気管14の空洞部11内
に適宜量のバイオセラミックスボール13を入れたもの
となっており、閉じ蓋12’’を散気管9の他端部から
若干突出するように当該円筒状セラミックス散気管体1
4の閉じ蓋12’と置換したものとなっている。
【0138】しかも閉じ蓋12’’は、円筒状セラミッ
クス多孔質体9の他端開口部10から閉じ蓋12’’を
若干突出させたものとなっており、その上、更に突出し
た閉じ蓋12’’の外周部に溝25を形成し、この溝2
5に吸盤3と連結する鎖7を連結固定している。吸盤3
の固定方法については色々有るものの、この実施例では
上記のようにして吸盤3を固定しているため、図28に
示すように当該吸盤3を浴槽4の適宜箇所に吸着させる
ことで目的とする位置に円筒状セラミックス散気管体2
4を設置できる。
【0139】(第14実施例の説明)図29は、第14
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス多孔質体26の縦断面図で、この円筒状セラミックス
多孔質体26は、両端を開口した円筒状セラミックス多
孔質体27の両端を閉じ蓋12’’で閉じたものとなっ
ており、その閉じ蓋12’’それぞれに鎖7を用いて吸
盤3を取り付けている。このため、この吸盤3を浴槽4
の底面4Bあるいは壁面4Aに吸着することで、図30
に示すように浴槽4の底面4Bあるいは壁面4Aに円筒
状セラミックス多孔質体26を設置できる。尚、円筒状
セラミックス多孔質体26の内部には、バイオセラミッ
クスボール13を内蔵して、このボール13を形成する
千枚岩の効果を高めている。
【0140】(第15実施例の説明)図31は、第15
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス多孔質体28の縦断面図で、この円筒状セラミックス
多孔質体28は、両端を開口した円筒状セラミックス多
孔質体27の両端を錘となる真鍮などの金属で形成した
閉じ蓋29で閉じたものとなっている。閉じ蓋29の比
重が重いため、この円筒状セラミックス多孔質体28を
例えば浴槽4の水2の中に投げ込めば、図32に示すよ
うに浴槽4の底面4Bにまで沈めることができる。水2
の底に沈めることで水2の活性化を図ることができる水
処理装置を構成できる。尚、円筒状セラミックス多孔質
体28の内部には、バイオセラミックスボール13を内
蔵して、このボール13を形成する千枚岩の効果を高め
ている。
【0141】(第16実施例の説明)図33は、第16
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス多孔質体30の縦断面図で、この円筒状セラミックス
多孔質体30は、両端を開口した円筒状セラミックス多
孔質体27の両端を錘となる真鍮などの金属で形成し、
且つ複数の透孔32を有する閉じ蓋29’で閉じたもの
となっている。内部には、上記透孔32よりも大きな直
径のバイオセラミックスボール31を内蔵し、透孔32
を介して内部に入り込んだ水に直接バイオセラミックス
ボール31が作用して、より水の活性化を図ることがで
きるようにしている。もちろん、この円筒状セラミック
ス多孔質体30は、閉じ蓋29’によって水に沈めるこ
とができる。
【0142】(第17実施例の説明)図34は、第17
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス散気管33の縦断面図で、この円筒状セラミックス散
気管33は、円筒状セラミックス多孔質体27の一端を
錘となる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じ、
他端開口部を錘となる真鍮などの金属で形成し、且つ複
数の透孔32を有する閉じ蓋29’で閉じ、内部に上記
透孔32よりも大きな直径のバイオセラミックスボール
31を内蔵したものとなっており、透孔32の内周部に
一端を固定してジョイント15の他端部を突出させ、該
ジョイント15のエアーポンプと連結するためのチュー
ブ17を装着したものとなっている。
【0143】このため、図35に示すように例えば浴槽
4の底面4Bにまで円筒状セラミックス散気管33を沈
めることができ、エアーポンプ18を駆動すれば、エア
ー導入口19から取り入れたエアーをポンプ18、チュ
ーブ17を介して散気管33の外周から気泡16を発生
させることができる。
【0144】(第18実施例の説明)図36は、第18
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス散気管34の縦断面図で、この円筒状セラミックス散
気管34は、円筒状セラミックス多孔質体27の両端を
錘となる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29’で閉
じ、一端側の閉じ蓋29’の透孔32に錘となる真鍮な
どの金属丸棒35を装着してその一端を突出させ、多端
側の閉じ蓋29’の透孔32の内周部に一端を固定して
ジョイント15の他端部を突出させ、該ジョイント15
のエアーポンプと連結するためのチューブ17を装着
し、内部に上記透孔32よりも大きな直径のバイオセラ
ミックスボール31を内蔵したものとなっている。
【0145】このため、図37に示すような吸盤36を
用い、この吸盤36の吸着部36Aを浴槽4等の壁面4
Aに吸着させ、円筒状セラミックス散気管34の両端の
金属丸棒35、チューブ17それぞれを吸盤36の先端
の支え輪37の透孔に通すことで、図38に示すように
円筒状セラミックス散気管34を浴槽4の底面4Bにま
で沈めないで、途中の壁面4位置に保持させることがで
きる。
【0146】(第19実施例の説明)図39は、第19
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス多孔質体30’の縦断面図で、この円筒状セラミック
ス多孔質体30’は、図32に示す水処理装置を構成す
る円筒状セラミックス多孔質体30の長さを長く形成す
る場合の実施例を示す。両端を開口した円筒状セラミッ
クス多孔質体27の端部同士をその内径と略々一致する
外径を持ち且つ錘として機能するような比重を持った真
鍮などでできた接合パイプ39を2つの多孔質体27−
1と27−2の接合部の内周部に接着剤を用いて固定す
ることで、多孔質体27−1と27−2からなる長さの
円筒状セラミックス多孔質体40を形成する。
【0147】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵して、このボー
ル13を形成する千枚岩の効果を高めことができるよう
にする。円筒状セラミックス多孔質体40の一端(多孔
質体27−1の一端)及び円筒状セラミックス多孔質体
40の他端(多孔質体27−2の他端)それぞれに錘と
なる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じる。閉
じ蓋29の比重が重いため、この円筒状セラミックス多
孔質体30’を例えば浴槽4の水2の中に投げ込めば、
浴槽4の底面4Bにまで沈めることができる。水2の底
に沈めることで水2の活性化を図ることができる水処理
装置を構成できる。接合パイプ39を利用することで、
複数の多孔質体27をどんどん長く形成していくことが
可能になる。
【0148】(第20実施例の説明)図40は、第20
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス多孔質体30’’の縦断面図で、この円筒状セラミッ
クス多孔質体30’’は、上記多孔質体30’に用いた
接合パイプ39に変えて外周部に位置決め突起40を有
する接合パイプ39’を用いたものとなっている。多孔
質体27−1と27−2の4の接合の容易化を図るため
である。
【0149】(第21実施例の説明)図41は、第21
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス散気管33’の縦断面図で、図33に示す水処理装置
を構成する円筒状セラミックス散気管33の長さを長く
形成する場合の実施例を示す。両端を開口した円筒状セ
ラミックス多孔質体27の端部同士をその内径と略々一
致する外径を持ち且つ錘として機能するような比重を持
った真鍮などでできた接合パイプ39または図40で示
した接合パイプ39’を2つの多孔質体27−1と27
−2の接合部の内周部に接着剤を用いて固定すること
で、多孔質体27−1と27−2からなる長さの円筒状
セラミックス散気管40を形成する。
【0150】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵してもよいが、
ここでは図の都合上、省略する。円筒状セラミックス多
孔質体40の一端(多孔質体27−1の一端)を錘とな
る真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29で閉じる。円筒
状セラミックス多孔質体40の他端(多孔質体27−2
の他端)を錘となる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋2
9’で閉じる。閉じ蓋29’の透孔32にジョイント1
5を装着し、突出したジョイント15にチューブ17を
装着している。閉じ蓋29、29’は、比重が重いた
め、この円筒状セラミックス散気管33’を例えば浴槽
4の水2の中に投げ込めば、浴槽4の底面4Bにまで沈
めることができる。水2の底に沈めることで水2の活性
化を図ることができる水処理装置を構成できる。接合パ
イプ39または39’を利用することで、複数の多孔質
体27をどんどん長く形成していくことが可能になる。
【0151】(第22実施例の説明)図42は、第22
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス散気管34’の縦断面図で、図35に示す水処理装置
を構成する円筒状セラミックス散気管34の長さを長く
形成する場合の実施例を示す。両端を開口した円筒状セ
ラミックス多孔質体27の端部同士をその内径と略々一
致する外径を持ち且つ錘として機能するような比重を持
った真鍮などでできた接合パイプ39または図40で示
した接合パイプ39’を2つの多孔質体27−1と27
−2の接合部の内周部に接着剤を用いて固定すること
で、多孔質体27−1と27−2からなる長さの円筒状
セラミックス散気管40を形成する。
【0152】該円筒状セラミックス多孔質体40の内部
にバイオセラミックスボール13を内蔵してもよいが、
ここでは図の都合上、省略する。円筒状セラミックス多
孔質体40の一端(多孔質体27−1の一端)及び他端
(多孔質体27−2の他端)を錘となる真鍮などの金属
で形成した閉じ蓋29’で閉じる。多孔質体10の一端
の錘となるとなる真鍮などの金属で形成した閉じ蓋29
の透孔32に金属丸棒35を装着して一端部に突出させ
る。円筒状セラミックス多孔質体40の他端部の閉じ蓋
29’の透孔32にジョイント15を装着し、突出した
ジョイント15にチューブ17を装着する。接合パイプ
39または39’を利用することで、複数の多孔質体2
7をどんどん長く形成していくことが可能になる。
【0153】(第23実施例の説明)図43は、第23
実施例としての水処理装置を構成する円筒状セラミック
ス散気管34’’の縦断面図で、図36に示す水処理装
置を構成する円筒状セラミックス散気管34の製作を容
易にしたもので、他の円筒状セラミックス多孔質体や円
筒状セラミックス散気管の場合にもこの方法は有用なも
のであるが、ここでは、円筒状セラミックス散気管3
4’’についてのみ説明する。
【0154】この円筒状セラミックス散気管34’’で
は、円筒状セラミックス多孔質体27の両開口端の内周
に雌螺子41を形成し、該両開口端を閉じる閉じ蓋2
9’’の外周部に上記雌螺子41と螺合する雄螺子42
を形成した錘となる螺子蓋29’’を螺着している。従
って、金属丸棒35を装着した閉じ蓋29’’及びジョ
イント15を装着した閉じ蓋29’を円筒状セラミック
ス多孔質体27の一端部及び他端部の雌螺子41部に螺
子込み、閉じ蓋29’’の雄螺子42を螺合することで
上記円筒状セラミックス散気管34’’を容易に製作で
きるようにしている。
【0155】(第24実施例の説明)図44は、下半身
だけ湯につかって多くの病気を治す入浴法に用いる半身
浴用台座43とそれに用いる散気管14.24、33、
34、33’、34’の説明図である。
【0156】浴槽4の中に、内部に千枚岩の細片、ある
いはバイオセラミックスボール13または31を入れた
半身浴用台座43の中に上記散気管14、24、33、
34、33’又は34’を入れる。該散気管14、2
4、33、34、33’又は34’に接続したチューブ
17を介してエアー導入口19から取り入れたエアーを
エアーポンプ18によって散気管14、24、33、3
4、33’又は34’より発泡せさることで、千枚岩の
細片、あるいはバイオセラミックスボール13または3
1の成分を浴槽4の湯全体に迅速且つ万遍無く行き渡ら
せる。散気管14、24、33、34、33’又は3
4’からでる気泡16は、100μmといったように非
常に微細なものであり、人44に触れ、気泡16が割れ
たときに超音波が発生するので、より人体44の血液の
循環を良くする効果がある。
【0157】
【効果】この発明によれば、は、比重を軽く形成できる
ようにして水に浮かばせることができ、セラミックス多
孔質体そのものが、杭菌効果、消臭効果、脱臭効果、酸
化〜還元効果、遠赤外線効果等を有し、水を活性化、浄
化する機能を持ったセラミックス多孔質体となる。従っ
て、水槽、風呂、池、炊飯器、トイレの受水槽、ビルの
受水槽、半身浴用台座など水の浄化・活性化を期待する
箇所に適用して有用で、水処理装置として利用できる。
また用いる鉱石によっては、水に使用しない場合には、
空気清浄器のフィルタとして利用でき、脱臭・消臭剤と
して便器の裏蓋に取り付けたり、冷蔵庫その他の消臭・
脱臭材として利用でき、食用油濾過装置に用いれば濾過
フィルタとして使用できるなど従来にない効果を持った
セラミックス多孔質体を形成できる。その他、上記した
作用などの箇所で説明した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例としてのシート状セラミックス多
孔質体の斜視図である。
【図2】 同シート状セラミックス多孔質体を水に浮か
べた状態の説明図である。
【図3】 3価の鉄塩と2価の鉄塩の炭素の存在による
酸化還元と電位を示す現象の説明図である。
【図4】 千枚岩におけるFeの存在と、HとOが互い
に引き合って、6分子会合(クラスター)をも結合して
いることの説明図である。
【図5】 脱臭効果に対する活性炭と千枚岩との比較説
明図である。
【図6】 光の分類と遠赤外線の位置を現す説明図であ
る。
【図7】 第2実施例としてのシート状セラミックス多
孔質体の底面図である。
【図8】 図3のシート状セラミックス多孔質体のX−
X’線縦断面図である。
【図9】 同シート状セラミックス多孔質体を浴槽の中
に設置する場合の一例としての説明図である。
【図10】 第3実施例としてのシート状セラミックス
多孔質体の上面図である。
【図11】 同シート状セラミックス多孔質体を浴槽の
底面に設置する場合の説明図である。
【図12】 第4実施例としてのシート状セラミックス
多孔質体の側面図である。
【図13】 第5実施例としてのシート状セラミックス
多孔質体の上面図である。
【図14】 同シート状セラミックス多孔質体を浴槽の
中に沈めた場合の説明図である。
【図15】 第6実施例としての吸盤付シート状セラミ
ックス多孔質体の説明図である。
【図16】 第7実施例としての錘付シート状セラミッ
クス多孔質体の説明図である。
【図17】 同錘付シート状セラミックス多孔質体を水
中の中に沈めた場合の説明図である。
【図18】 第8実施例としての円筒状セラミックス多
孔質体の縦断面図である。
【図19】 第9実施例としての円筒状セラミックス多
孔質体の縦断面図である。
【図20】 同円筒状セラミックス多孔質体を水の表面
に浮かべた場合の説明図である。
【図21】 第10実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図22】 第11実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図23】 同円筒状セラミックス多孔質体を水の中に
沈めた場合の説明図である。
【図24】 第12実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図25】 同円筒状セラミックス散気管を散気装置と
して用いる場合の説明図である。
【図26】 同円筒状セラミックス散気管を浴槽の中で
使用する場合の一例としての説明図である。
【図27】 第13実施例の吸盤付円筒状セラミックス
散気管の縦断面図である。
【図28】 同円筒状セラミックス散気管を浴槽の中で
使用する場合の一例としての説明図である。
【図29】 第14実施例の吸盤付円筒状セラミックス
多孔質体の縦断面図である。
【図30】 同吸盤付円筒状セラミックス多孔質体を浴
槽の底面や壁面4Aに吸着させる場合の説明図である。
【図31】 第15実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図32】 同円筒状セラミックス多孔質体を浴槽の中
に沈める場合の説明図である。
【図33】 第16実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図34】 第17実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図35】 同円筒状セラミックス散気管を浴槽の中に
沈めて使用する場合の説明図である。
【図36】 第18実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図37】 同円筒状セラミックス散気管を水の中の所
定位置に保持させるために用いた一例としての吸盤の説
明図である。
【図38】 同吸盤を用いて円筒状セラミックス散気管
を浴槽の壁面に保持させる場合の説明図である。
【図39】 第19実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図40】 第20実施例の円筒状セラミックス多孔質
体の縦断面図である。
【図41】 第21実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図42】 第22実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図43】 第23実施例の円筒状セラミックス散気管
の縦断面図である。
【図44】 第24実施例としての半身浴用台座に円筒
状セラミックス散気管を用いた場合の説明図である。
【符号の説明】
1 シート状セラミックス多孔質体 1−1 吸盤付シート状セラミックス多孔質体 1−2、1−3、1−4 錘付シート状セラミックス多
孔質体 1−5 吸盤付シート状セラミックス多孔質体 1−6 錘付シート状セラミックス多孔質体 2 水 3 吸盤 3A 吸着部 4 浴槽 4A 壁面 4B 底面 5 アルミニウム板 6 透孔 7 鎖 8 錘 9、9−1、9−2 円筒状セラミックス多孔質体 10 開口部 11 空洞部 12、12’ 閉じ蓋 13 バイオセラミックスボール 14 円筒状セラミックス散気管 15 ジョイント 16 気泡 17 チューブ 18 エアーポンプ 19 エアー導入口 20 電源コード 21 差し込み 22 差し込み端子 23 中空孔 24 吸盤付円筒状セラミックス散気管 25 溝 26、27、28 円筒状セラミックス多孔質体 29、29’ 閉じ蓋 30 円筒状セラミックス多孔質体 31 バイオセラミックスボール 32 透孔 33、34 円筒状セラミックス散気管 35 金属丸棒 36 吸盤 36A 吸着部 37 支え輪 38 透孔 39、39’ 接合パイプ 40 円筒状セラミックス多孔質体 41 雌螺子 42 雄螺子 43 半身浴用台座 44 人

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水活性鉱石の粉末、粉粒状体、細片又
    は、それらのセラミックスとポリエチレンやポリプロピ
    レン等の樹脂と一体化あるいは混合した後に100°C
    乃至200°Cの間の温度をかけて多孔質の焼結体に形
    成したことを特徴とするセラミックス多孔質体。
  2. 【請求項2】 上記水活性化鉱石は2価と3価の鉄塩を
    含み炭素の存在で互いに酸化還元の反復を行うものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載のセラミックス多孔
    質体。
  3. 【請求項3】 上記水活性鉱石は、千枚岩であることを
    特徴とする請求項2に記載のセラミックス多孔質体。
  4. 【請求項4】 上記水活性鉱石は、千枚岩とトリウムを
    成分として持つ鉱石の粉末、粉粒状体、細片又は、それ
    らのセラミックスであることを特徴とする請求項2また
    は請求項3に記載のセラミックス多孔質体。
  5. 【請求項5】 上記多孔質体は、シート状に形成したこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載の
    セラミックス多孔質体。
  6. 【請求項6】 上記シート状セラミックス多孔質体は、
    空気清浄器や消臭器等の空気清浄兼杭菌・脱臭フィルタ
    として用いたことを特徴とする請求項1乃至請求項5い
    ずれかに記載のセラミックス多孔質体。
  7. 【請求項7】 上記多孔質体は、筒状に形成し、一端を
    閉じ、内部にエアー挿入用の連結部を設けて他端を閉じ
    た散気管としたことを特徴とする請求項1乃至請求項6
    いずれかに記載のセラミックス多孔質体。
  8. 【請求項8】 上記多孔質体は、円筒体に形成し、その
    少なくとも一方の端部を当該多孔質体よりも比重の重い
    アルミニウム等の金属で閉じたことを特徴とする請求項
    1乃至7いずれかに記載のセラミックス多孔質体。
  9. 【請求項9】 上記多孔質体は、半身欲座台の中に埋設
    したことを特徴とする請求項7または第8に記載のセラ
    ミックス多孔質体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174936A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Toagosei Co Ltd クーラーボックス
JP2011230068A (ja) * 2010-04-28 2011-11-17 Ael:Kk 散気体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007174936A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Toagosei Co Ltd クーラーボックス
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