JP2004153996A - ハイブリッド車両の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ハイブリッド車両の回生動作時に車両の減速度が減少するのを抑制する。
【解決手段】 エンジン2とモータ・ジェネレータ3を動力源として備え、エンジン2とモータ・ジェネレータ3の少なくとも一方の動力を出力軸5に伝達して車両の推進力とするハイブリッド車両の制御装置において、モータ・ジェネレータ3に電気エネルギーを供給可能なバッテリー8と、バッテリー8の残容量を検出する残容量検出手段12と、エンジン2の少なくとも一部の気筒を吸気バルブおよび排気バルブを閉止して休止する吸排気制御手段10とを備え、車両の減速時にモータ・ジェネレータ3により回生を行う際に、残容量検出手段12により検出した残容量が所定値以下の場合には吸排気制御手段10により気筒休止を行い、残容量検出手段12により検出した残容量が前記所定値より大きい場合には、吸排気制御手段10による気筒休止を禁止する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ハイブリッド車両の制御装置に関するものである。
エンジンと発電可能な電動機(以下、モータ・ジェネレータという)を動力源として備え、前記エンジンと前記モータ・ジェネレータの少なくとも一方の動力を出力軸に伝達して車両の推進力とするハイブリッド車両においては、エネルギー貯蔵手段としてのバッテリーの残容量(以下、SOCと略す)が定常である時には、車速、走行抵抗、スロットル開度に基づいて効率がよくなるようにエンジン走行とモータ走行の切り替え制御を実行している。
また、この種のハイブリッド車両においては、減速時に駆動輪から入力される動力を前記モータ・ジェネレータに伝達し、該モータ・ジェネレータにより回生動作を行って減速エネルギーを回生エネルギーに変換し電気エネルギーとして蓄電装置に充電している(例えば、特許文献1参照)。この場合、従来は、バッテリーのSOCが規定値以上あるときには、バッテリー保護のために回生量を絞るように制御している。
特開2001−169406号公報
しかしながら、このように回生量を絞ると図8に示すように車両の減速度が低減してしまい、運転者に違和感を感じさせるという問題があった。
また、回生量を絞ると回収エネルギーが減少し、その分はブレーキを作動した時に熱として捨ててしまうこととなるため、燃費が悪化するという問題もあった。
そこで、この発明は、回生動作時に車両の減速度が減少するのを抑制することができるハイブリッド車両の制御装置を提供するものである。
また、この発明は、電動機走行領域の拡大と回生エネルギーの増大により、燃費向上を図ることができるハイブリッド車両の制御装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、エンジン(例えば、後述する実施例におけるエンジン2)と発電可能な電動機(例えば、後述する実施例におけるモータ・ジェネレータ3)を動力源として備え、前記エンジンと前記電動機の少なくとも一方の動力を出力軸(例えば、後述する実施例における出力軸5)に伝達して車両の推進力とするハイブリッド車両の制御装置において、前記電動機にエネルギーを供給可能なエネルギー貯蔵手段(例えば、後述する実施例におけるバッテリー8)と、前記エネルギー貯蔵手段の残容量を検出する残容量検出手段(例えば、後述する実施例における残容量検出手段12)と、前記エンジンの少なくとも一部の気筒を吸気バルブおよび排気バルブを閉止して休止する気筒休止手段(例えば、後述する実施例における吸排気制御装置10)とを備え、前記車両の減速時に前記電動機により回生を行う際に、前記残容量検出手段により検出した残容量が所定値(例えば、後述する実施例における休筒禁止SOC)以下の場合には前記気筒休止手段により気筒休止を行い、前記残容量検出手段により検出した残容量が前記所定値より大きい場合には、前記気筒休止手段による気筒休止を禁止するように制御することを特徴とする。
このように構成することにより、減速回生時にエネルギー貯蔵手段の残容量が少ない時には、エンジンを気筒休止することでエンジンのポンピングロスを低減し、その分、回生エネルギーを増大させることができ、減速回生時にエネルギー貯蔵手段の残容量が多い時には、エンジンの気筒休止を禁止することでエンジンのポンピングロスを増大させて、車両の減速度を増大することができる。
なお、休止する気筒は全気筒であってもよいし、あるいは、一部の気筒であってもよい。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記気筒休止手段による気筒休止を禁止する場合には、前記電動機による回生量を前記残容量が前記所定値以下のときの回生量よりも減少するように制御することを特徴とする。
このように構成することにより、気筒休止禁止によるエンジン抵抗の増加分を回生量の減少により相殺することができる。なお、前記回生量は回生出力制御手段により制御することができる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記エネルギー貯蔵手段の残容量が増加するにしたがって前記回生量を漸次減少するように制御することを特徴とする。
このように構成することにより、エネルギー貯蔵手段の残容量の増加速度を遅くすることができる。
請求項1に係る発明によれば、減速回生時にエネルギー貯蔵手段の残容量が少ない時には、エンジンを気筒休止することでエンジンのポンピングロスを低減し、その分、回生エネルギーを増大させることができる。また、減速回生時にエネルギー貯蔵手段の残容量が多い時には、エンジンの気筒休止を禁止することでエンジンのポンピングロスを増大させて、車両の減速度を増大することができるので、回生量を絞っても減速度の変化を抑制することができるという優れた効果が奏される。
請求項2に係る発明によれば、気筒休止禁止によるエンジン抵抗の増加分を回生量の減少により相殺することができるので、車両の減速度の変化を抑制することができるという効果がある。
請求項3に係る発明によれば、エネルギー貯蔵手段の残容量の増加速度を遅くすることができる。
以下、この発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。
〔実施例1〕
初めに、この発明の実施例1を図1から図5の図面を参照して説明する。
図1は、実施例1におけるハイブリッド車両の動力伝達系の概略構成図である。
このハイブリッド車両では、エンジン2と発電可能な電動機(以下、モータ・ジェネレータという)3が直列に直結されており、エンジン2とモータ・ジェネレータ3の少なくとも一方の動力が変速機4および出力軸5を介して車両の駆動輪6に伝達されるように構成されている。
このハイブリッド車両の減速時に駆動輪6側からモータ・ジェネレータ3側に駆動力が伝達されると、モータ・ジェネレータ3は発電機として機能していわゆる回生制動力を発生し、車体の運動エネルギーを電気エネルギーとして回収し、パワードライブユニット(PDU)7を介してバッテリー8に充電する。この時の回生出力はECU9によってPDU7を介して制御される。したがって、PDU7は回生出力を制御する回生出力制御手段を構成する。
そして、モータ・ジェネレータ3は、バッテリー8に充電された電気エネルギーを消費して駆動されるとともに、ECU9によってPDU7を介して駆動出力が制御される。なお、バッテリー8に代えてキャパシタを用いることも可能である。
エンジン2は多気筒レシプロタイプエンジンであり、各気筒に対する吸排気を行わせるための吸気バルブおよび排気バルブの作動制御を行う吸排気制御装置(気筒休止手段)10と、各気筒に対する燃料噴射制御および噴射燃料の点火制御を行う燃料噴射・点火制御装置11とを有し、これら制御装置10,11はECU9によって制御される。
このハイブリッド車両は、必要に応じて、燃料噴射・点火制御装置11によりエンジン2の全気筒の燃料供給を停止する燃料供給停止制御(以下、F/C制御と略す)が可能であり、さらに、必要に応じて、吸排気制御装置10によりエンジン2の全気筒の吸排気バルブを全閉にする気筒休止制御(休筒制御という場合もある)が可能になっている。
また、ECU9には、バッテリー8の残容量(以下、SOCと略す)を検出する残容量検出手段12からの信号と、車速を検出する車速センサ13からの信号が入力される。
このように構成されたハイブリッド車両は、クルーズモードとしてモータクルーズモード(電動機走行モード)とクルーズ充電モードを備えており、さらにクルーズモードのほかにモータアシストモードや減速回生モードを備えている。
モータクルーズモードは、モータ・ジェネレータ3を電動機として機能させ、モータ・ジェネレータ3の動力だけで車両を走行させるモードであり、この時には、エンジン2に対してF/C制御が行われるとともに、エンジン2のポンピングロスを低減させるべく休筒制御が行われる。
クルーズ充電モードは、エンジン2を動作させ、エンジン2の動力で車両を走行させると同時に、モータ・ジェネレータ3を発電機として機能させてエンジン2の動力の一部を電気エネルギーに変換しバッテリー8に充電するモードである。
モータアシストモードは、エンジン2を動作させ且つモータ・ジェネレータ3を電動機として機能させて、エンジン2とモータ・ジェネレータ3の両方の動力で車両を走行させるモードである。
減速回生モードは、モータ・ジェネレータ3を発電機として機能させ、車両の減速走行時にモータ・ジェネレータ3により回生動作を行って減速エネルギーを回生エネルギーに変換し電気エネルギーとしてバッテリー8に充電するモードである。
また、クルーズモードにおいては、車速が予め設定されたモータ走行許可車速(電動機走行許可車速)以下の時にモータクルーズモードが選択され、車速が前記モータ走行許可車速を越える時にクルーズ充電モードが選択されるように制御される。図2はモータクルーズマップの一例を示すものであり、この図において太い実線で示すように、バッテリー8のSOCが下限SOC(以下、SOC1とする)から予め設定された許可車速変更SOC(以下、SOC2とする)の間は、モータ走行許可車速は初期値V1(例えば、50km/h)で一定に設定されており、バッテリー8のSOCがSOC2以上になるとモータ走行許可車速はSOCの増加にしたがって漸次大きくなるように設定されている。換言すると、バッテリー8のSOCがSOC2(所定値)以上の場合にモータ走行許可車速を引き上げるように設定されている。
なお、以下の説明の都合上、モータ走行許可車速の可変域(すなわち、SOC2以上の領域)におけるモータ走行許可車速に対応するSOCを車速設定SOCと称す。図2において太い破線で示すように、車速設定SOCはSOCが下がる方向に所定の大きさのヒステリシスを有している。ヒステリシスの大きさについては後で詳述する。
また、このモータクルーズマップにおいては、SOCと車速に応じてモータ走行許可時間(電動機走行許可時間)が予め設定されている。例えば、SOCが100%で車速V2ではモータ走行許可時間が2秒に設定され、SOCがSOC2で車速V1ではモータ走行許可時間が25秒に設定されている(V2>V1)。ここで、モータ走行許可時間とは、1回のモータクルーズで許可される連続走行時間をいう。
次に、クルーズ制御を図3のフローチャートを参照して説明する。
クルーズモードに入ると、まず、ステップS101において、車速センサ13により検出された現在の車速がモータ走行許可車速よりも大きいか否かを判定する。なお、この制御ルーチンの初回実行時にはモータ走行許可車速が初期値V1に設定されているものとする。
ステップS101における判定結果が「NO」(車速≦V1)である場合は、ステップS102に進み、図2に示すモータクルーズマップを参照して、車速センサ13で検出された現在の車速と残容量検出手段12で検出された現在のSOCに基づいてモータ走行許可時間を求め、該モータ走行許可時間だけモータクルーズを行い、本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、ステップS101における判定結果が「YES」(車速>V1)である場合は、ステップS103に進み、モータ走行許可車速を引き上げる。
次に、ステップS104に進み、残容量検出手段12で検出されたSOCが、車速センサ13で検出された現在の車速Vnをモータ走行許可車速とした場合の車速設定SOC(SOCn)よりも大きいか否かを判定する。
ステップS104における判定結果が「NO」(SOC≦SOCn)である場合は、ステップS105に進み、クルーズ充電を行う。つまり、この場合には、バッテリー8のSOCにモータクルーズを行うだけの余裕がないと判断して、クルーズ充電モードとするのである。
一方、ステップS104における判定結果が「YES」(SOC>SOCn)である場合は、ステップS106に進み、図2に示すモータクルーズマップを参照して、車速センサ13で検出された現在の車速と残容量検出手段12で検出された現在のSOCに基づいてモータ走行許可時間を求め、該モータ走行許可時間だけモータクルーズを行う。
そして、ステップS105あるいはステップS106の処理を実行した後、ステップS107に進み、ステップS103において引き上げたモータ走行許可車速を初期値V1に戻し、本ルーチンの実行を一旦終了する。したがって、この制御ルーチンにおいてステップS101の処理を実行する時には常に、モータ走行許可車速は初期値V1となる。
なお、ステップS104の処理は、車速センサ13で検出された現在の車速が、残容量検出手段12で検出された現在のSOCを車速設定SOCとした場合のモータ走行許可車速よりも大きいか否かを判定する処理に替えることができる。このようにした場合も、判定結果が「NO」である場合は前記ステップS105に進み、判定結果が「YES」である場合は前記ステップS106に進む。
なお、ステップS106の処理を実行すると、モータ・ジェネレータ3を駆動するためにバッテリー8の電気エネルギーが消費されるので、バッテリー8のSOCが徐々に減少していく。そして、バッテリー8のSOCが車速設定SOCのヒステリシス(SOCn')よりも減少した時に、モータクルーズモードからクルーズ充電モードに移行する。このように、車速設定SOCにヒステリシスを設けたことにより、一度モータクルーズに入ると、バッテリー8のSOCを少なくとも前記ヒステリシス分だけは確実に減少させることができるようになり、また、モータクルーズとクルーズ充電のハンチングを防止することができる。
また、電動機走行許可時間は、1回のモータクルーズによってバッテリー8のSOCを車速設定SOCのヒステリシスよりも減少できるように設定されている。
図4および図5は、バッテリー8のSOCと車速の時間的変化の様子を示したタイミングチャートであり、図4はこの実施例1の例であり、図5は比較例であって、いずれも車速100km/h(>V1)から一定減速度で回生する場合を示している。
初めに、図5の比較例から説明すると、この比較例はバッテリー8のSOCの大きさにかかわらずモータ走行許可車速をV1で一定とした場合であり、時間t0から時間t11まではモータクルーズ運転を行い、時間t11から時間t12まではモータアシストによる加速運転を行い、時間t12から時間t13まで100km/hでクルーズ充電運転を行い、時間13から減速回生運転を行っている。この比較例のようにすると、バッテリー8のSOCが増加してきてもクルーズ充電を続ける結果、減速回生の途中(時間t14)でバッテリー8のSOCが上限値に達してしまい、それ以上の充電を防止すべく回生が制限される。その結果、回生が制限された時間t14以後はブレーキを作動させて減速せざるを得ず、回収可能なエネルギーをブレーキによる熱で捨てることとなり、回収エネルギーが減少し、結果的に燃費が悪化する。
これに対して、図4に示すこの実施例1の場合には、時間t0からクルーズ充電の途中の時間t3までは比較例の場合と同じであるが、クルーズ充電によって増加していくSOCが時間t3において車速設定SOCに達すると、クルーズ充電からモータクルーズに移行し、モータ走行許可時間だけ100km/hでのモータクルーズを行い、バッテリー8のSOCを減少させる。そして、時間t4でモータクルーズを終了する。この時のSOCの減少量ΔSOCは、予め車速と減速度から回生で取りきれる容量に基づいて予め設定しておく。モータクルーズマップにおいて設定されているモータ走行許可時間は、このSOCの減少量ΔSOCとモータクルーズに必要な電力に基づいて予め算出したものである。
このように設定することにより、モータクルーズで消費されるエネルギーは車速と電動機走行許可時間から決まるので、モータクルーズ後のバッテリー8のSOCを予め設定することができることとなる。そして、モータクルーズ後のバッテリー8のSOCを、回生で取りきれる容量分だけ満充電よりも小さく設定しておくと、時間t4から減速回生を行った時に、車速がゼロ近くなるまで減速回生を続行することができ、バッテリー8のSOCを100%近くまで充電することができる。
したがって、この実施例1によれば、バッテリー8のSOCがSOC2以上の場合にモータ走行許可車速を引き上げるように制御しているので、モータクルーズ領域を拡大することができ、予測される回生量を減少させることなくエネルギー回収を行うことができ、燃費が向上する。また、回生量の絞り制御が不要になり、回生動作時に車両の減速度が変化するのを防止することができて、運転者に違和感を感じさせないようにすることができる。
また、モータクルーズモードでは休筒制御を行っているので、モータクルーズ時におけるエンジン2のポンピングロスが低減され、エンジン抵抗を低減することができるので、燃費が向上する。
また、バッテリー8のSOCがSOC2以上の場合に、モータ走行許可車速を、バッテリー8のSOCが大きくなるにしたがって漸次大きく設定しているので、SOCが小さい時に高車速でモータクルーズが行われてSOCが過度に減少するのを防止することができる。
〔実施例2〕
次に、この発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施例2を図6および図7の図面を参照して説明する。ハイブリッド車両の動力伝達系の概略構成については、実施例2も実施例1と同じであるので、図1を援用して説明を省略する。
この実施例2では、減速回生時におけるバッテリー8のSOCの大きさに応じてエンジン抵抗を制御することにより、減速回生時に車両の減速度が変化するのを抑制する。
実施例2における減速回生制御を図6に示すフローチャートを参照して説明する。
減速回生モードに入ると、まず、ステップS201において、残容量検出手段12で検出されたSOCが、予め設定された休筒禁止SOCよりも大きいか否かを判定する。ステップS201における判定結果が「NO」(SOC≦休筒禁止SOC)である場合は、ステップS202に進み、吸排気制御装置10によりエンジン2の全気筒の吸排気バルブを全閉にする休筒制御を実行し、且つ、燃料噴射・点火制御装置11によりエンジン2の全気筒の燃料供給を停止するF/C制御を実行するとともに、PDU7によりモータ・ジェネレータ3の回生出力を大きく設定した強回生制御を実行して、本ルーチンの実行を一旦終了する。
一方、ステップS201における判定結果が「YES」(SOC>休筒禁止SOC)である場合は、ステップS203に進み、吸排気制御装置10による休筒制御を禁止し、燃料噴射・点火制御装置11によるF/C制御のみ実行する。
次に、ステップS204に進み、PDU7により、モータ・ジェネレータ3の回生出力を強回生制御の時よりも小さく設定した弱回生制御を実行して、本ルーチンの実行を一旦終了する。
次に、実施例2のハイブリッド車両の制御装置の作用を、図7に示す減速回生時のタイミングチャートを参照して説明する。
残容量検出手段12で検出されたSOCが休筒禁止SOC以下の場合にはモータ・ジェネレータ3による強回生が実行され、バッテリー8のSOCが徐々に増大していく。この強回生時には休筒制御を実行しているので、エンジン2のポンピングロスが低減し、その分、回生エネルギーを増大させることができる。
そして、SOCが休筒禁止SOCに達すると、モータ・ジェネレータ3による弱回生が実行されて回生出力が弱められる。したがって、強回生の時よりもSOCが増大する速度を遅くすることができる。
また、この弱回生時に休筒制御が禁止されるので、エンジンのポンピングロスが増大する。そして、休筒禁止によるエンジン抵抗の増加分を回生出力(回生量)の減少により相殺することができるので、弱回生時における車両の減速度を強回生時における減速度と同じにすることができ、減速度が変化するのを防止することができて、運転者に違和感を感じさせないようにすることができる。
なお、この実施例2においては、弱回生時にバッテリー8のSOCが増加するにしたがって回生出力(回生量)を漸次減少するように制御してもよい。このようにすると、弱回生時におけるSOCの増大速度をさらに遅くすることができる。
この発明に係る制御装置を備えたハイブリッド車両の動力伝達系の概略構成図である。 この発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施例1に使用されるモータクルーズマップの一例を示す図である。 前記実施例1におけるクルーズ制御を示すフローチャートである。 前記実施例1においてクルーズモードから減速回生モードに移行する時のタイミングチャートである。 前記実施例1に対する比較例におけるタイミングチャートである。 この発明に係るハイブリッド車両の制御装置の実施例2における減速回生制御を示すフローチャートである。 前記実施例2における減速回生時のタイミングチャートである。 従来のハイブリッド車両における減速回生時のタイミングチャートである。
符号の説明
2 エンジン
3 モータ・ジェネレータ(電動機)
5 出力軸
8 バッテリー(エネルギー貯蔵手段)
10 吸排気制御装置(気筒休止手段)
12 残容量検出手段

Claims (3)

  1. エンジンと発電可能な電動機を動力源として備え、前記エンジンと前記電動機の少なくとも一方の動力を出力軸に伝達して車両の推進力とするハイブリッド車両の制御装置において、
    前記電動機にエネルギーを供給可能なエネルギー貯蔵手段と、
    前記エネルギー貯蔵手段の残容量を検出する残容量検出手段と、
    前記エンジンの少なくとも一部の気筒を吸気バルブおよび排気バルブを閉止して休止する気筒休止手段とを備え、
    前記車両の減速時に前記電動機により回生を行う際に、前記残容量検出手段により検出した残容量が所定値以下の場合には前記気筒休止手段により気筒休止を行い、前記残容量検出手段により検出した残容量が前記所定値より大きい場合には、前記気筒休止手段による気筒休止を禁止するように制御することを特徴とするハイブリッド車両の制御装置。
  2. 前記気筒休止手段による気筒休止を禁止する場合には、前記電動機による回生量を前記残容量が前記所定値以下のときの回生量よりも減少するように制御することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両の制御装置。
  3. 前記エネルギー貯蔵手段の残容量が増加するにしたがって前記回生量を漸次減少するように制御することを特徴とする請求項2に記載のハイブリッド車両の制御装置。
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