JP2004153744A - 電子スチルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、外部から送信される画像データをメモリの空き容量に拘わらず優先的に受信することのできる電子スチルカメラを提供する。
【解決手段】この電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が1コマ分の画像の容量に満たないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらずそのメモリに既に格納されている特定の画像データを消去する。このように、メモリの空き容量を増やす処理が自動的に実行されれば、メモリの空き容量が仮に1コマ分に満たなくとも、電子スチルカメラは送信されてくる新しい画像データを優先的に受信できる。
【選択図】 図3
【解決手段】この電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が1コマ分の画像の容量に満たないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらずそのメモリに既に格納されている特定の画像データを消去する。このように、メモリの空き容量を増やす処理が自動的に実行されれば、メモリの空き容量が仮に1コマ分に満たなくとも、電子スチルカメラは送信されてくる新しい画像データを優先的に受信できる。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部と通信可能な電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の電子スチルカメラのそれぞれに通信機能を設け、電子スチルカメラ間で画像データを転送する技術が提案された(特許文献1など)。
この電子スチルカメラは、別の電子スチルカメラから画像データの転送の要求を受信したとき、自身の有する画像データ用のメモリが一杯であると、その転送を拒否する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−341388号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、ユーザは、受信側の電子スチルカメラを操作して既に格納されている画像データの何れかを消去してメモリに空きを設ける必要がある。ユーザが画像データの転送を急いでいる場合などには、この作業は非常に煩わしく感じられる。
【0005】
以上の問題に鑑みて本発明は、外部から送信される画像データをメモリの空き容量に拘わらず優先的に受信することのできる電子スチルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が1コマ分の画像の容量に満たないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらずそのメモリに既に格納されている特定の画像データを消去することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の電子スチルカメラは、請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、前記制御手段は、前記消去する際に、前記特定の画像データを前記通信手段を介して外部へ転送することを特徴とする。
請求項3に記載の電子スチルカメラは、請求項1又は請求項2に記載の電子スチルカメラにおいて、前記特定の画像データは、前記メモリにおいて最古の画像データであることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データを圧縮することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の電子スチルカメラは、請求項4に記載の電子スチルカメラにおいて、前記制御手段は、前記圧縮の圧縮率を、前記空き容量に応じて設定することを特徴とする。
請求項6に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データをサムネイル表示用のデータに縮小することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1、図2、図3、図4を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態は、本発明の電子スチルカメラの実施形態である。
【0011】
図1は、本実施形態の電子スチルカメラの外観、及び通信の様子を示す図である。
本実施形態の電子スチルカメラ11は、別の電子スチルカメラ11’と通信を行う。
通信相手である電子スチルカメラ11’は、従来の通信機能を有した電子スチルカメラである(例えば、撮像レンズの突設される側などに、通信用の赤外線を射出する送信部及び通信用の赤外線を受信する受信部を設けている。)。
【0012】
電子スチルカメラ11は、電子スチルカメラ11’との間で通信可能な通信機能(ここでは、赤外線通信とする。)を有しており、例えば、電子スチルカメラ11’と同様、撮像レンズ11bの突設される側などに、通信用の赤外線を射出する送信部11c及び通信用の赤外線を受信する受信部11dを設けている。
電子スチルカメラ11は、電子スチルカメラ11’に対し前面を対面させた状態で通信が可能である。
【0013】
この状態で、電子スチルカメラ11’から、電子スチルカメラ11へ画像ファイルが送信される(詳細は後述)。
なお、電子スチルカメラ11には、その上面などに撮像釦11aが設けられ、その背面などに液晶ディスプレイや操作釦が設けられる。液晶ディスプレイと操作釦とは、例えば、電子スチルカメラ11’の背面に符号11f,11eで示したものと同じである。
【0014】
図2は、本実施形態の電子スチルカメラ11(及び後述する第2実施形態及び第3実施形態及び第4実施形態の電子スチルカメラ21,31,41)の内部の回路ブロック図である。
電子スチルカメラ11の内部には、CPU12、CCD撮像素子13、CDS回路などのアナログ信号処理回路14、A/D変換器15、DSPなどの画像処理回路16、圧縮/伸張回路17、画像メモリ18、通信制御回路19、エンコーダ20などが設けられる。CCD撮像素子13、アナログ信号処理回路14、A/D変換器15、画像処理回路16、圧縮/伸張回路17、画像メモリ18、通信制御回路19、エンコーダ20などは、CPU12によって制御される。
【0015】
CPU12は、操作釦11e及び撮像釦11aの状態によってユーザからの各指示を認識し、その指示に従って各部を制御する。
撮像レンズ11bによって結像する被写体の像は、CCD撮像素子13によって撮像される。CCD撮像素子13の出力する各コマの画像のアナログ信号は、アナログ信号処理回路14において処理された後、A/D変換器15によりディジタル信号に変換される。そのディジタル信号には、画像処理回路16においてγ変換やホワイトバランス処理などの画像処理が施される。画像処理後の各コマの画像のディジタル信号(画像データ)は、ファイル化され、画像メモリ18に格納される。画像メモリ18に格納された画像ファイルは、必要に応じて読み出され、液晶ディスプレイ11fに画像が表示される。その際、エンコーダ20は、読み出された画像ファイルのデータを液晶ディスプレイ11fの表示形態に適した信号に変換する。
【0016】
ここで、画像メモリ18は、ハードディスク、フレキシブルディスク、半導体メモリ、メモリカードなどの記憶媒体である。その記憶領域は、CPU12によって管理される。
また、画像メモリ18に格納されるべき画像ファイルは、圧縮/伸張回路17にて必要に応じて圧縮される。また、画像メモリ18から読み出された画像ファイルは、圧縮/伸張回路17にて必要に応じて伸張される。
【0017】
圧縮/伸張回路17による圧縮は、各画像の内容(各空間周波数成分など)に応じた所定の圧縮方式(JPEGなど)にて行われる。
なお、一般に、圧縮/伸張回路17による圧縮の圧縮比(以下、文言「圧縮比」を「圧縮後の画像ファイルのデータ量/圧縮前の画像ファイルのデータ量」の意味で使用する。)は、ユーザが撮像釦11aや操作釦11eを操作することなどによって、複数段階に設定可能である。複数段階とは、例えば、圧縮比が約1/4であるファインモード、圧縮比が約1/8であるノーマルモード、圧縮比が約1/16であるベーシックモードなどである。
【0018】
以下、本実施形態の電子スチルカメラ11は、その圧縮比が予め所定値(以下、ファインモードとする。)に設定されたとする。
設定された圧縮比(ここではファインモード)は、CPU12によって認識され、圧縮/伸張回路17に対しその圧縮比に応じた指示が与えられる。
また、CPU12は、送信部11c、受信部11d、及び通信制御回路19を介して外部と通信を行い、画像メモリ18に格納された画像ファイルを外部へ送信したり、外部から送信されてくる画像ファイルを受信して画像メモリ18に格納したりすることができる(詳細は後述)。
【0019】
また、電子スチルカメラ11は、この通信が可能な通信モードと、通常の撮像が可能な撮像モードとの間で切り替えが可能である。その切り替えも、ユーザが、撮像釦11aや操作釦11eを操作すること等によって行うことができる。切り替えの内容(モード)は、CPU12によって認識される。
電子スチルカメラ11が撮像モードに設定されているときの電子スチルカメラ11の動作(CCD撮像素子13を駆動して画像ファイルを取得する動作)は、従来と同様である。
【0020】
また、以上説明した電子スチルカメラ11の構成は、通信相手である電子スチルカメラ11’においても同じである。
図3は、電子スチルカメラ11の通信モード設定中の処理(CPU12による)を説明する図である。
通信モードの設定中、外部からの送信コマンド(後述)に応じて画像受信処理が実行され、ユーザからの送信指示(後述)に応じて画像送信処理が実行される。
【0021】
本実施形態の電子スチルカメラ11においては、画像受信処理の方に特徴がある。
画像受信処理の実行中の電子スチルカメラ11は、外部の電子スチルカメラ11’から送信コマンド(ここでは、1コマ分の画像ファイルを送信したい旨を示すコマンドとする。)を受信すると(ステップS11YES)、画像メモリ18の空き容量を検出する(ステップS12)。
【0022】
ここで、画像メモリ18は、CPU12により図4のようにして管理される。すなわち、画像メモリ18には、各画像ファイルを格納すべきファイル領域の他、「ファイル・アロケーション・テーブル」(FAT)などと呼ばれる管理領域が設けられる。
管理領域は、各画像ファイルの固有情報、例えば、画像ファイル名、容量、アドレス、更新日時などを記憶する。また、管理領域には、画像メモリ18の空き容量、及び空き領域のアドレス(以下、これらを「空き領域情報」という。)も記憶されている。この管理領域は、画像ファイルが格納されたり、消去/転送されたりする毎にCPU12により書き換えられる。
【0023】
よって、上記したステップS12では、CPU12が、画像メモリ18の管理領域の空き領域情報を参照することで、画像メモリ18の空き容量を即座に検出する。
そして、その空き容量が1コマ分以上あるときには(ステップS13YES)、電子スチルカメラ11は、送信要求コマンド(ここでは、1コマ分の画像ファイルの送信を外部に要求するコマンドとする。)を、外部の電子スチルカメラ11’に向けて発信する(ステップS14)。
【0024】
ここで、ステップS13における判断の閾値である”1コマ分の空き容量”とは、「1コマ分の画像ファイルを予め設定された圧縮比(ここではファインモード)で圧縮したときに生成される画像ファイルのデータ量」である。なお、画像の内容によっては、たとえ圧縮比が同じであっても生成される画像ファイルのデータ量が多少異なるので、閾値とすべきこの”1コマ分の空き容量”は、生成されうる最大のデータ量であることが望ましい。
【0025】
送信要求コマンドが発信されると(ステップS14)、その後、電子スチルカメラ11’から電子スチルカメラ11へと実際に画像ファイルが送信されてくるので、電子スチルカメラ11側では、その画像ファイルを受信し、圧縮/伸張回路17において予め設定された圧縮比(ここでは、ファインモード)で圧縮した後、生成した画像ファイルを画像メモリ18に格納する(ステップS15)。
【0026】
一方、画像メモリ18の空き容量が1コマ分に満たないときには(ステップS13NO)、電子スチルカメラ11は、画像メモリ18に格納されている画像ファイルのうち最古のものを消去することで、画像メモリ18の空き容量を増やす(ステップS17)。
また、消去に当たり、電子スチルカメラ11は、液晶ディスプレイ11f上などに警告表示をする(ステップS16)ことが好ましい。警告表示とは、例えば、「最古の画像ファイルは消去されます。」などの表示である。
【0027】
なお、上記したステップS17では、CPU12が、画像メモリ18の管理領域の更新日時を参照することで、複数の画像ファイルの中から最古の画像ファイルを検出する。
その後、電子スチルカメラ11は、ステップS14,S15における処理を実行する。
【0028】
また、画像送信処理の実行中の電子スチルカメラ11は、ユーザからの送信指示(ここでは、1コマ分の画像ファイルを外部に送信する指示とする。)に応じて(ステップS21YES)、外部の電子スチルカメラ(例えば、電子スチルカメラ11’)に対し送信コマンドを発信する(ステップS22)。その後、その電子スチルカメラから送信要求コマンドを受信すると(ステップS23YES)、送信すべき画像ファイルを画像メモリ18から読み出してその電子スチルカメラに送信する(ステップS24)。
【0029】
なお、ユーザから電子スチルカメラ11に対しては、送信指示だけでなく、送信すべき画像ファイルの識別情報(ファイル名など)も予め、又は適宜与えられている。この識別情報は、撮像釦11aや操作釦11eなどを介してユーザから電子スチルカメラ11に入力され、CPU12が認識する。
その識別情報と画像メモリ18の管理領域とに基づいて、上記したステップS24では、CPU12が、送信すべき画像ファイルを画像メモリ18から読み出す。
【0030】
なお、以上の画像送信処理は、本実施形態の電子スチルカメラ11の通信相手である電子スチルカメラ11’が画像ファイルを送信するときにも、同様に実行される。
以上、本実施形態の電子スチルカメラ11は、受信時(画像受信処理の実行中)に、画像メモリ18の空き容量が仮に1コマ分に満たなくとも(ステップS13NO)、その空き容量を増やす処理(ステップS17)を自動的に実行するので、送信側の電子スチルカメラ11’から送信される新しい画像ファイルを、優先的に受信することができる。
【0031】
なお、本実施形態の電子スチルカメラ11では、ステップS17において消去されるべき特定の画像ファイルが「最古の画像ファイル」とされているが、その特定の画像ファイルをユーザが予め設定できるよう電子スチルカメラ11が構成されていることが望ましい。なお、特定の画像ファイルとしては、例えば、「最古の画像ファイル」の他、「最新の画像ファイル」、「ユーザによって保護するよう予め指定されていない画像ファイル」などが挙げられる。
【0032】
なお、本実施形態の電子スチルカメラ11の通信相手は、従来の電子スチルカメラ11’であるが、本実施形態の電子スチルカメラ11と同機種の電子スチルカメラ11を用意して通信させる場合にも、上記した効果と同様の効果が得られる。
[第2実施形態]
図2、図5、図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
【0033】
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図5は、本実施形態の通信の様子を示す図である。
本実施形態の電子スチルカメラ21は、電子スチルカメラ11’だけでなく、他の情報機器(以下、パーソナルコンピュータ24とする。)とも、赤外線通信やケーブルを介した通信を行う。
【0034】
パーソナルコンピュータ24は、電子スチルカメラ21のユーザが自宅などで使用するものであり、少なくとも、電子スチルカメラ21と通信するための通信制御回路など(不図示)を有している。また、このパーソナルコンピュータ24には、電子スチルカメラ21と通信するためのプログラムが予めインストールされており、パーソナルコンピュータ24内のCPUは、電子スチルカメラ21から送信されてくる各コマンドに応じて各処理を行う。また、パーソナルコンピュータ24の記憶部(ハードディスクなど)は、電子スチルカメラ21の記憶部(画像メモリ18)よりも十分に大きい記憶容量を有している。
【0035】
さて、本実施形態の電子スチルカメラ21は、図2に示したように、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU22が備えられたものである。CPU22のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の画像受信処理にある。
また、本実施形態の電子スチルカメラ21には、予め、この画像受信処理のステップS27(後述)における画像ファイルの転送先が登録されている。ここでは、転送先として、パーソナルコンピュータ24が登録されているとする。
【0036】
なお、登録は、ユーザが電子スチルカメラ21の撮像釦や操作釦を操作すること等によって行うことができる。また、登録された転送先(ここでは、パーソナルコンピュータ24)を示す情報は、CPU22によって認識される。
図6は、電子スチルカメラ21の通信モード設定中の画像受信処理(CPU22による)を説明する図である。図3に示した画像受信処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
【0037】
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS27が実行されるものである。
電子スチルカメラ21は、ステップS27において、最古の画像ファイルを消去する際、その最古の画像ファイルが消失しないよう、その最古の画像ファイルを予め登録された転送先(ここでは、パーソナルコンピュータ24)に対し転送する。転送の手順は、図3の画像送信処理のステップS22,S23,S24と同様である。
【0038】
すなわち、電子スチルカメラ21は、送信コマンドをパーソナルコンピュータ24に対し発信し、パーソナルコンピュータ24から送信要求コマンドを受信した時点で、その最古の画像ファイルをパーソナルコンピュータ24に向けて転送する。
【0039】
パーソナルコンピュータ24は、電子スチルカメラ21からの送信要求コマンドを受信すると、電子スチルカメラ21に対し送信要求コマンドを発行し、その後、最古の画像ファイルを受信してハードディスクなどの記憶部に格納する。
パーソナルコンピュータ24は電子スチルカメラ21よりも記憶容量が大きいので、確実にその最古の画像ファイルを受信することができる。
【0040】
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「最古の画像ファイルはパーソナルコンピュータに転送されます。」などの表示がなされることが好ましい。
このように、本実施形態の電子スチルカメラ21は、最古の画像ファイルを消去する際に外部(ここでは、パーソナルコンピュータ24)に転送するので、外部の電子スチルカメラ11’から送信されてくる新しい画像ファイルを優先的に受信できると共に、最古の画像ファイルの消失を防止できる。
【0041】
なお、近年は、図5に示すように、インターネット25に接続されたサーバ26が、所定の記憶領域26aを電子スチルカメラのユーザに開放している(貸与している)ことがある。所謂「電子アルバム」である。
仮に、本実施形態の電子スチルカメラ21のユーザがそのようなシステムの事業者と貸与の契約を結んでいた場合、ステップS27における画像ファイルの転送先を、サーバ26の所定の記憶領域26aにすることもできる。つまり、パーソナルコンピュータ24〜インターネット25を経由して、サーバ26の所定の記憶領域26aへ画像ファイルを転送することもできる。
【0042】
なお、本実施形態では、ステップS27における画像ファイルの転送先が、パーソナルコンピュータ24(又はサーバ26)である場合について説明したが、転送先としては、所定のパーソナルコンピュータ24、所定のサーバ26の他、所定の電子スチルカメラなどが挙げられる。
【0043】
[第3実施形態]
図2、図7、図8を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の電子スチルカメラ31は、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU32が備えられたものである。CPU32のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の画像受信処理にある。
【0044】
図7は、電子スチルカメラ31の通信モード設定中の画像受信処理(CPU32による)を説明する図である。図3に示した画像受信処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS37が実行されるものである。
【0045】
電子スチルカメラ31では、ステップS37において、圧縮/伸張回路17による圧縮の圧縮比が変更される。
上述したように、圧縮比は、ファインモード(圧縮比約1/4)、ノーマルモード(圧縮比約1/8)、ベーシックモード(圧縮比約1/16)の3種類に設定可能である。
【0046】
電子スチルカメラ31のCPU32は、この圧縮比を、ユーザの設定(ここでは、ファインモード)に拘わらず、画像メモリ18の空き容量が小さいほど小さいものに設定する。
図8は、画像メモリ18の空き容量と設定される圧縮比との関係の一例を示す図である。
【0047】
すなわち、CPU32は、例えば、空き容量が500KB以上あるときには、ファインモード(約1/4)を設定するが、250KB〜500KBであるときには、ノーマルモード(約1/8倍)、125KB〜250KBであるときには、ベーシックモード(約1/16倍)を設定する。
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「画像ファイルは○○モード(設定される圧縮比を示す文言)にて圧縮されます。」などの表示がなされることが好ましい。
【0048】
すなわち、本実施形態の電子スチルカメラ31は、画像メモリ18の空き容量が1コマ分に満たないときには、圧縮比をユーザの設定(ここではファインモード)に拘わらず、画像メモリ18の空き容量に応じて変更するので、新しい画像ファイルの詳細度(画質)を犠牲にするものの、より多くの画像ファイルを保管することができる。
【0049】
なお、画像メモリ18の空き容量が極めて少なく、ベーシックモード(約1/16倍)で圧縮した画像ファイルさえも格納できないときには、画像メモリ18の最古の画像ファイルを外部に転送するなどして画像メモリ18の空き容量を或る程度確保してからステップS37を実行するよう、電子スチルカメラ31を構成してもよい。
【0050】
[第4実施形態]
図2、図9を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、本実施形態の電子スチルカメラ41と、それと同機種の電子スチルカメラ41とを通信させる場合について説明する。
【0051】
図2に示すように、本実施形態の電子スチルカメラ41は、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU42が備えられたものである。CPU42のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の処理にある。
【0052】
図9は、電子スチルカメラ41の通信モード設定中の処理(CPU42による)を説明する図である。図3に示した処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS47が実行されるものである。
【0053】
電子スチルカメラ41は、このステップS47において、送信相手(ここでは、同機種の電子スチルカメラ41)に対し、画像ファイルの送信要求コマンドの代わりに、「サムネイル表示用の画像ファイルの送信要求コマンド」を発信する。そして、ステップS47の実行後、ステップS15に進む。
一方、本実施形態の画像送信処理は、図3に示した画像送信処理において、ステップS43が付加されたものである。
【0054】
画像送信処理の実行中、電子スチルカメラ41は、送信コマンドの発信後(図3ステップS22)、通常の送信要求コマンドではなく「サムネイル表示用の画像ファイルの送信要求コマンド」を受信した場合(ステップS43−1YES)、送信しようとしていた画像ファイルを間引き処理(縮小)してサムネイル表示用の画像ファイルに変換してから(ステップS43−2)送信する(ステップS24)。ステップS43−2におけるの間引き処理は、電子スチルカメラ41のCPU42が画像処理回路16(図2参照)に指示を出すことにより行われる。
【0055】
サムネイル表示用の画像ファイルは、通常の画像ファイルよりも格段にそのデータ量が小さいので、受信側の電子スチルカメラ41(画像受信処理の実行中の電子スチルカメラ41)は、画像メモリ18の空き容量が少ない場合にも、受信が可能である。
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「画像ファイルはサムネイル表示用に変換されます。」などの表示がなされることが好ましい。
【0056】
このように、本実施形態の電子スチルカメラ41は、画像メモリ18の空き容量が少ない場合には、サムネイル表示用に変換された画像ファイルを受信するので、元の画像ファイルの詳細度(画質)を犠牲にするものの、より多くの画像ファイルを保管することができる。
なお、画像メモリ18の空き容量が極めて少なく、サムネイル表示用の画像ファイルさえも格納できないときには、画像メモリ18の最古のファイルを外部に転送するなどして画像メモリ18の空き容量を或る程度確保してからステップS47を実行するよう、電子スチルカメラ41を構成してもよい。
【0057】
また、本実施形態では、サムネイル表示用への画像ファイルの変換が送信側で行われる(すなわち画像送信処理の実行中に行われる)が、受信側で行われるよう(画像受信処理の実行中に行われるよう)、電子スチルカメラ41を構成してもよい。このような電子スチルカメラ41によれば、その通信相手が従来の通信可能な電子スチルカメラ(例えば、第1実施形態の電子スチルカメラ11’)であるときにも、上記したものと同様の効果を得ることができる。
【0058】
[その他]
なお、上記第1実施形態又は第2実施形態又は第3実施形態又は第4実施形態の電子スチルカメラは、各実施形態の通信モードと、従来の通信モード(画像メモリ18の空き容量が少ないときには受信拒否するもの)との切り替えがユーザより自由に行われるよう構成されていることが好ましい。
【0059】
また、上記第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態の電子スチルカメラは、新たな画像ファイルを受信するために、それぞれ「既存の画像ファイルの消去」、「既存の画像ファイルの転送」、「受信した画像ファイルの圧縮」、「受信する画像ファイルのサムネイル画像化」の各方法が適用されているが、これらの技術の一部又は全部を組み合わせた電子スチルカメラを実現することもできる。
【0060】
例えば、画像メモリ18の空き容量が少ないときには、受信した画像ファイルの圧縮を試み、それでも空き容量が足りないときには、受信する画像ファイルのサムネイル画像化を試み、それでも空き容量が足りないときには、既存の画像ファイルを消去又は転送する、といった電子スチルカメラが実現可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したとおり本発明によれば、外部から送信される画像データをメモリの空き容量に拘わらず優先的に受信することのできる電子スチルカメラが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電子スチルカメラの外観、及び通信の様子を示す図である。
【図2】第1実施形態の電子スチルカメラ11(及び後述する第2実施形態及び第3実施形態及び第4実施形態の電子スチルカメラ21,31,41)の内部の回路ブロック図である。
【図3】電子スチルカメラ11の通信モード設定中の処理(CPU12による)を説明する図である。
【図4】画像メモリ18のファイル管理方法を説明する図である。
【図5】第2実施形態の通信の様子を示す図である。
【図6】電子スチルカメラ21の通信モード設定中の画像受信処理(CPU22による)を説明する図で
【図7】電子スチルカメラ31の通信モード設定中の画像受信処理(CPU32による)を説明する図である。
【図8】画像メモリ18の空き容量と設定される圧縮比との関係の一例を示す図である。
【図9】電子スチルカメラ41の通信モード設定中の処理(CPU42による)を説明する図である。
【符号の説明】
11,11,21,31,41 電子スチルカメラ
11a 撮像釦
11b 撮像レンズ
11c 送信部
11d 受信部
11e 操作釦
11f 液晶ディスプレイ
12,22,32,42 CPU
13 CCD撮像素子
14 アナログ信号処理回路
15 A/D変換器
16 画像処理回路
17 圧縮/伸張回路
18 画像メモリ
19 通信制御回路
20 エンコーダ
24 パーソナルコンピュータ
25 インターネット
26 サーバ
26a 記憶領域(サーバの所定の記憶領域)
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部と通信可能な電子スチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数の電子スチルカメラのそれぞれに通信機能を設け、電子スチルカメラ間で画像データを転送する技術が提案された(特許文献1など)。
この電子スチルカメラは、別の電子スチルカメラから画像データの転送の要求を受信したとき、自身の有する画像データ用のメモリが一杯であると、その転送を拒否する。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−341388号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この場合、ユーザは、受信側の電子スチルカメラを操作して既に格納されている画像データの何れかを消去してメモリに空きを設ける必要がある。ユーザが画像データの転送を急いでいる場合などには、この作業は非常に煩わしく感じられる。
【0005】
以上の問題に鑑みて本発明は、外部から送信される画像データをメモリの空き容量に拘わらず優先的に受信することのできる電子スチルカメラを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が1コマ分の画像の容量に満たないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらずそのメモリに既に格納されている特定の画像データを消去することを特徴とする。
【0007】
請求項2に記載の電子スチルカメラは、請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、前記制御手段は、前記消去する際に、前記特定の画像データを前記通信手段を介して外部へ転送することを特徴とする。
請求項3に記載の電子スチルカメラは、請求項1又は請求項2に記載の電子スチルカメラにおいて、前記特定の画像データは、前記メモリにおいて最古の画像データであることを特徴とする。
【0008】
請求項4に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データを圧縮することを特徴とする。
【0009】
請求項5に記載の電子スチルカメラは、請求項4に記載の電子スチルカメラにおいて、前記制御手段は、前記圧縮の圧縮率を、前記空き容量に応じて設定することを特徴とする。
請求項6に記載の電子スチルカメラは、外部と通信を行う通信手段と、複数の画像データを記憶可能なメモリと、前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データをサムネイル表示用のデータに縮小することを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1、図2、図3、図4を参照して本発明の第1実施形態について説明する。
本実施形態は、本発明の電子スチルカメラの実施形態である。
【0011】
図1は、本実施形態の電子スチルカメラの外観、及び通信の様子を示す図である。
本実施形態の電子スチルカメラ11は、別の電子スチルカメラ11’と通信を行う。
通信相手である電子スチルカメラ11’は、従来の通信機能を有した電子スチルカメラである(例えば、撮像レンズの突設される側などに、通信用の赤外線を射出する送信部及び通信用の赤外線を受信する受信部を設けている。)。
【0012】
電子スチルカメラ11は、電子スチルカメラ11’との間で通信可能な通信機能(ここでは、赤外線通信とする。)を有しており、例えば、電子スチルカメラ11’と同様、撮像レンズ11bの突設される側などに、通信用の赤外線を射出する送信部11c及び通信用の赤外線を受信する受信部11dを設けている。
電子スチルカメラ11は、電子スチルカメラ11’に対し前面を対面させた状態で通信が可能である。
【0013】
この状態で、電子スチルカメラ11’から、電子スチルカメラ11へ画像ファイルが送信される(詳細は後述)。
なお、電子スチルカメラ11には、その上面などに撮像釦11aが設けられ、その背面などに液晶ディスプレイや操作釦が設けられる。液晶ディスプレイと操作釦とは、例えば、電子スチルカメラ11’の背面に符号11f,11eで示したものと同じである。
【0014】
図2は、本実施形態の電子スチルカメラ11(及び後述する第2実施形態及び第3実施形態及び第4実施形態の電子スチルカメラ21,31,41)の内部の回路ブロック図である。
電子スチルカメラ11の内部には、CPU12、CCD撮像素子13、CDS回路などのアナログ信号処理回路14、A/D変換器15、DSPなどの画像処理回路16、圧縮/伸張回路17、画像メモリ18、通信制御回路19、エンコーダ20などが設けられる。CCD撮像素子13、アナログ信号処理回路14、A/D変換器15、画像処理回路16、圧縮/伸張回路17、画像メモリ18、通信制御回路19、エンコーダ20などは、CPU12によって制御される。
【0015】
CPU12は、操作釦11e及び撮像釦11aの状態によってユーザからの各指示を認識し、その指示に従って各部を制御する。
撮像レンズ11bによって結像する被写体の像は、CCD撮像素子13によって撮像される。CCD撮像素子13の出力する各コマの画像のアナログ信号は、アナログ信号処理回路14において処理された後、A/D変換器15によりディジタル信号に変換される。そのディジタル信号には、画像処理回路16においてγ変換やホワイトバランス処理などの画像処理が施される。画像処理後の各コマの画像のディジタル信号(画像データ)は、ファイル化され、画像メモリ18に格納される。画像メモリ18に格納された画像ファイルは、必要に応じて読み出され、液晶ディスプレイ11fに画像が表示される。その際、エンコーダ20は、読み出された画像ファイルのデータを液晶ディスプレイ11fの表示形態に適した信号に変換する。
【0016】
ここで、画像メモリ18は、ハードディスク、フレキシブルディスク、半導体メモリ、メモリカードなどの記憶媒体である。その記憶領域は、CPU12によって管理される。
また、画像メモリ18に格納されるべき画像ファイルは、圧縮/伸張回路17にて必要に応じて圧縮される。また、画像メモリ18から読み出された画像ファイルは、圧縮/伸張回路17にて必要に応じて伸張される。
【0017】
圧縮/伸張回路17による圧縮は、各画像の内容(各空間周波数成分など)に応じた所定の圧縮方式(JPEGなど)にて行われる。
なお、一般に、圧縮/伸張回路17による圧縮の圧縮比(以下、文言「圧縮比」を「圧縮後の画像ファイルのデータ量/圧縮前の画像ファイルのデータ量」の意味で使用する。)は、ユーザが撮像釦11aや操作釦11eを操作することなどによって、複数段階に設定可能である。複数段階とは、例えば、圧縮比が約1/4であるファインモード、圧縮比が約1/8であるノーマルモード、圧縮比が約1/16であるベーシックモードなどである。
【0018】
以下、本実施形態の電子スチルカメラ11は、その圧縮比が予め所定値(以下、ファインモードとする。)に設定されたとする。
設定された圧縮比(ここではファインモード)は、CPU12によって認識され、圧縮/伸張回路17に対しその圧縮比に応じた指示が与えられる。
また、CPU12は、送信部11c、受信部11d、及び通信制御回路19を介して外部と通信を行い、画像メモリ18に格納された画像ファイルを外部へ送信したり、外部から送信されてくる画像ファイルを受信して画像メモリ18に格納したりすることができる(詳細は後述)。
【0019】
また、電子スチルカメラ11は、この通信が可能な通信モードと、通常の撮像が可能な撮像モードとの間で切り替えが可能である。その切り替えも、ユーザが、撮像釦11aや操作釦11eを操作すること等によって行うことができる。切り替えの内容(モード)は、CPU12によって認識される。
電子スチルカメラ11が撮像モードに設定されているときの電子スチルカメラ11の動作(CCD撮像素子13を駆動して画像ファイルを取得する動作)は、従来と同様である。
【0020】
また、以上説明した電子スチルカメラ11の構成は、通信相手である電子スチルカメラ11’においても同じである。
図3は、電子スチルカメラ11の通信モード設定中の処理(CPU12による)を説明する図である。
通信モードの設定中、外部からの送信コマンド(後述)に応じて画像受信処理が実行され、ユーザからの送信指示(後述)に応じて画像送信処理が実行される。
【0021】
本実施形態の電子スチルカメラ11においては、画像受信処理の方に特徴がある。
画像受信処理の実行中の電子スチルカメラ11は、外部の電子スチルカメラ11’から送信コマンド(ここでは、1コマ分の画像ファイルを送信したい旨を示すコマンドとする。)を受信すると(ステップS11YES)、画像メモリ18の空き容量を検出する(ステップS12)。
【0022】
ここで、画像メモリ18は、CPU12により図4のようにして管理される。すなわち、画像メモリ18には、各画像ファイルを格納すべきファイル領域の他、「ファイル・アロケーション・テーブル」(FAT)などと呼ばれる管理領域が設けられる。
管理領域は、各画像ファイルの固有情報、例えば、画像ファイル名、容量、アドレス、更新日時などを記憶する。また、管理領域には、画像メモリ18の空き容量、及び空き領域のアドレス(以下、これらを「空き領域情報」という。)も記憶されている。この管理領域は、画像ファイルが格納されたり、消去/転送されたりする毎にCPU12により書き換えられる。
【0023】
よって、上記したステップS12では、CPU12が、画像メモリ18の管理領域の空き領域情報を参照することで、画像メモリ18の空き容量を即座に検出する。
そして、その空き容量が1コマ分以上あるときには(ステップS13YES)、電子スチルカメラ11は、送信要求コマンド(ここでは、1コマ分の画像ファイルの送信を外部に要求するコマンドとする。)を、外部の電子スチルカメラ11’に向けて発信する(ステップS14)。
【0024】
ここで、ステップS13における判断の閾値である”1コマ分の空き容量”とは、「1コマ分の画像ファイルを予め設定された圧縮比(ここではファインモード)で圧縮したときに生成される画像ファイルのデータ量」である。なお、画像の内容によっては、たとえ圧縮比が同じであっても生成される画像ファイルのデータ量が多少異なるので、閾値とすべきこの”1コマ分の空き容量”は、生成されうる最大のデータ量であることが望ましい。
【0025】
送信要求コマンドが発信されると(ステップS14)、その後、電子スチルカメラ11’から電子スチルカメラ11へと実際に画像ファイルが送信されてくるので、電子スチルカメラ11側では、その画像ファイルを受信し、圧縮/伸張回路17において予め設定された圧縮比(ここでは、ファインモード)で圧縮した後、生成した画像ファイルを画像メモリ18に格納する(ステップS15)。
【0026】
一方、画像メモリ18の空き容量が1コマ分に満たないときには(ステップS13NO)、電子スチルカメラ11は、画像メモリ18に格納されている画像ファイルのうち最古のものを消去することで、画像メモリ18の空き容量を増やす(ステップS17)。
また、消去に当たり、電子スチルカメラ11は、液晶ディスプレイ11f上などに警告表示をする(ステップS16)ことが好ましい。警告表示とは、例えば、「最古の画像ファイルは消去されます。」などの表示である。
【0027】
なお、上記したステップS17では、CPU12が、画像メモリ18の管理領域の更新日時を参照することで、複数の画像ファイルの中から最古の画像ファイルを検出する。
その後、電子スチルカメラ11は、ステップS14,S15における処理を実行する。
【0028】
また、画像送信処理の実行中の電子スチルカメラ11は、ユーザからの送信指示(ここでは、1コマ分の画像ファイルを外部に送信する指示とする。)に応じて(ステップS21YES)、外部の電子スチルカメラ(例えば、電子スチルカメラ11’)に対し送信コマンドを発信する(ステップS22)。その後、その電子スチルカメラから送信要求コマンドを受信すると(ステップS23YES)、送信すべき画像ファイルを画像メモリ18から読み出してその電子スチルカメラに送信する(ステップS24)。
【0029】
なお、ユーザから電子スチルカメラ11に対しては、送信指示だけでなく、送信すべき画像ファイルの識別情報(ファイル名など)も予め、又は適宜与えられている。この識別情報は、撮像釦11aや操作釦11eなどを介してユーザから電子スチルカメラ11に入力され、CPU12が認識する。
その識別情報と画像メモリ18の管理領域とに基づいて、上記したステップS24では、CPU12が、送信すべき画像ファイルを画像メモリ18から読み出す。
【0030】
なお、以上の画像送信処理は、本実施形態の電子スチルカメラ11の通信相手である電子スチルカメラ11’が画像ファイルを送信するときにも、同様に実行される。
以上、本実施形態の電子スチルカメラ11は、受信時(画像受信処理の実行中)に、画像メモリ18の空き容量が仮に1コマ分に満たなくとも(ステップS13NO)、その空き容量を増やす処理(ステップS17)を自動的に実行するので、送信側の電子スチルカメラ11’から送信される新しい画像ファイルを、優先的に受信することができる。
【0031】
なお、本実施形態の電子スチルカメラ11では、ステップS17において消去されるべき特定の画像ファイルが「最古の画像ファイル」とされているが、その特定の画像ファイルをユーザが予め設定できるよう電子スチルカメラ11が構成されていることが望ましい。なお、特定の画像ファイルとしては、例えば、「最古の画像ファイル」の他、「最新の画像ファイル」、「ユーザによって保護するよう予め指定されていない画像ファイル」などが挙げられる。
【0032】
なお、本実施形態の電子スチルカメラ11の通信相手は、従来の電子スチルカメラ11’であるが、本実施形態の電子スチルカメラ11と同機種の電子スチルカメラ11を用意して通信させる場合にも、上記した効果と同様の効果が得られる。
[第2実施形態]
図2、図5、図6を参照して本発明の第2実施形態について説明する。
【0033】
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図5は、本実施形態の通信の様子を示す図である。
本実施形態の電子スチルカメラ21は、電子スチルカメラ11’だけでなく、他の情報機器(以下、パーソナルコンピュータ24とする。)とも、赤外線通信やケーブルを介した通信を行う。
【0034】
パーソナルコンピュータ24は、電子スチルカメラ21のユーザが自宅などで使用するものであり、少なくとも、電子スチルカメラ21と通信するための通信制御回路など(不図示)を有している。また、このパーソナルコンピュータ24には、電子スチルカメラ21と通信するためのプログラムが予めインストールされており、パーソナルコンピュータ24内のCPUは、電子スチルカメラ21から送信されてくる各コマンドに応じて各処理を行う。また、パーソナルコンピュータ24の記憶部(ハードディスクなど)は、電子スチルカメラ21の記憶部(画像メモリ18)よりも十分に大きい記憶容量を有している。
【0035】
さて、本実施形態の電子スチルカメラ21は、図2に示したように、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU22が備えられたものである。CPU22のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の画像受信処理にある。
また、本実施形態の電子スチルカメラ21には、予め、この画像受信処理のステップS27(後述)における画像ファイルの転送先が登録されている。ここでは、転送先として、パーソナルコンピュータ24が登録されているとする。
【0036】
なお、登録は、ユーザが電子スチルカメラ21の撮像釦や操作釦を操作すること等によって行うことができる。また、登録された転送先(ここでは、パーソナルコンピュータ24)を示す情報は、CPU22によって認識される。
図6は、電子スチルカメラ21の通信モード設定中の画像受信処理(CPU22による)を説明する図である。図3に示した画像受信処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
【0037】
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS27が実行されるものである。
電子スチルカメラ21は、ステップS27において、最古の画像ファイルを消去する際、その最古の画像ファイルが消失しないよう、その最古の画像ファイルを予め登録された転送先(ここでは、パーソナルコンピュータ24)に対し転送する。転送の手順は、図3の画像送信処理のステップS22,S23,S24と同様である。
【0038】
すなわち、電子スチルカメラ21は、送信コマンドをパーソナルコンピュータ24に対し発信し、パーソナルコンピュータ24から送信要求コマンドを受信した時点で、その最古の画像ファイルをパーソナルコンピュータ24に向けて転送する。
【0039】
パーソナルコンピュータ24は、電子スチルカメラ21からの送信要求コマンドを受信すると、電子スチルカメラ21に対し送信要求コマンドを発行し、その後、最古の画像ファイルを受信してハードディスクなどの記憶部に格納する。
パーソナルコンピュータ24は電子スチルカメラ21よりも記憶容量が大きいので、確実にその最古の画像ファイルを受信することができる。
【0040】
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「最古の画像ファイルはパーソナルコンピュータに転送されます。」などの表示がなされることが好ましい。
このように、本実施形態の電子スチルカメラ21は、最古の画像ファイルを消去する際に外部(ここでは、パーソナルコンピュータ24)に転送するので、外部の電子スチルカメラ11’から送信されてくる新しい画像ファイルを優先的に受信できると共に、最古の画像ファイルの消失を防止できる。
【0041】
なお、近年は、図5に示すように、インターネット25に接続されたサーバ26が、所定の記憶領域26aを電子スチルカメラのユーザに開放している(貸与している)ことがある。所謂「電子アルバム」である。
仮に、本実施形態の電子スチルカメラ21のユーザがそのようなシステムの事業者と貸与の契約を結んでいた場合、ステップS27における画像ファイルの転送先を、サーバ26の所定の記憶領域26aにすることもできる。つまり、パーソナルコンピュータ24〜インターネット25を経由して、サーバ26の所定の記憶領域26aへ画像ファイルを転送することもできる。
【0042】
なお、本実施形態では、ステップS27における画像ファイルの転送先が、パーソナルコンピュータ24(又はサーバ26)である場合について説明したが、転送先としては、所定のパーソナルコンピュータ24、所定のサーバ26の他、所定の電子スチルカメラなどが挙げられる。
【0043】
[第3実施形態]
図2、図7、図8を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
図2に示すように、本実施形態の電子スチルカメラ31は、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU32が備えられたものである。CPU32のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の画像受信処理にある。
【0044】
図7は、電子スチルカメラ31の通信モード設定中の画像受信処理(CPU32による)を説明する図である。図3に示した画像受信処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS37が実行されるものである。
【0045】
電子スチルカメラ31では、ステップS37において、圧縮/伸張回路17による圧縮の圧縮比が変更される。
上述したように、圧縮比は、ファインモード(圧縮比約1/4)、ノーマルモード(圧縮比約1/8)、ベーシックモード(圧縮比約1/16)の3種類に設定可能である。
【0046】
電子スチルカメラ31のCPU32は、この圧縮比を、ユーザの設定(ここでは、ファインモード)に拘わらず、画像メモリ18の空き容量が小さいほど小さいものに設定する。
図8は、画像メモリ18の空き容量と設定される圧縮比との関係の一例を示す図である。
【0047】
すなわち、CPU32は、例えば、空き容量が500KB以上あるときには、ファインモード(約1/4)を設定するが、250KB〜500KBであるときには、ノーマルモード(約1/8倍)、125KB〜250KBであるときには、ベーシックモード(約1/16倍)を設定する。
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「画像ファイルは○○モード(設定される圧縮比を示す文言)にて圧縮されます。」などの表示がなされることが好ましい。
【0048】
すなわち、本実施形態の電子スチルカメラ31は、画像メモリ18の空き容量が1コマ分に満たないときには、圧縮比をユーザの設定(ここではファインモード)に拘わらず、画像メモリ18の空き容量に応じて変更するので、新しい画像ファイルの詳細度(画質)を犠牲にするものの、より多くの画像ファイルを保管することができる。
【0049】
なお、画像メモリ18の空き容量が極めて少なく、ベーシックモード(約1/16倍)で圧縮した画像ファイルさえも格納できないときには、画像メモリ18の最古の画像ファイルを外部に転送するなどして画像メモリ18の空き容量を或る程度確保してからステップS37を実行するよう、電子スチルカメラ31を構成してもよい。
【0050】
[第4実施形態]
図2、図9を参照して本発明の第3実施形態について説明する。
ここでは、第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
本実施形態では、本実施形態の電子スチルカメラ41と、それと同機種の電子スチルカメラ41とを通信させる場合について説明する。
【0051】
図2に示すように、本実施形態の電子スチルカメラ41は、第1実施形態の電子スチルカメラ11において、CPU12に代えてCPU42が備えられたものである。CPU42のCPU12との主な相違点は、通信モード設定中の処理にある。
【0052】
図9は、電子スチルカメラ41の通信モード設定中の処理(CPU42による)を説明する図である。図3に示した処理と同じステップについては、同じ符号を付した。
本実施形態の画像受信処理は、図3に示した画像受信処理において、ステップS17に代えてステップS47が実行されるものである。
【0053】
電子スチルカメラ41は、このステップS47において、送信相手(ここでは、同機種の電子スチルカメラ41)に対し、画像ファイルの送信要求コマンドの代わりに、「サムネイル表示用の画像ファイルの送信要求コマンド」を発信する。そして、ステップS47の実行後、ステップS15に進む。
一方、本実施形態の画像送信処理は、図3に示した画像送信処理において、ステップS43が付加されたものである。
【0054】
画像送信処理の実行中、電子スチルカメラ41は、送信コマンドの発信後(図3ステップS22)、通常の送信要求コマンドではなく「サムネイル表示用の画像ファイルの送信要求コマンド」を受信した場合(ステップS43−1YES)、送信しようとしていた画像ファイルを間引き処理(縮小)してサムネイル表示用の画像ファイルに変換してから(ステップS43−2)送信する(ステップS24)。ステップS43−2におけるの間引き処理は、電子スチルカメラ41のCPU42が画像処理回路16(図2参照)に指示を出すことにより行われる。
【0055】
サムネイル表示用の画像ファイルは、通常の画像ファイルよりも格段にそのデータ量が小さいので、受信側の電子スチルカメラ41(画像受信処理の実行中の電子スチルカメラ41)は、画像メモリ18の空き容量が少ない場合にも、受信が可能である。
なお、本実施形態の画像受信処理のステップS16では、警告表示として、例えば、「画像ファイルはサムネイル表示用に変換されます。」などの表示がなされることが好ましい。
【0056】
このように、本実施形態の電子スチルカメラ41は、画像メモリ18の空き容量が少ない場合には、サムネイル表示用に変換された画像ファイルを受信するので、元の画像ファイルの詳細度(画質)を犠牲にするものの、より多くの画像ファイルを保管することができる。
なお、画像メモリ18の空き容量が極めて少なく、サムネイル表示用の画像ファイルさえも格納できないときには、画像メモリ18の最古のファイルを外部に転送するなどして画像メモリ18の空き容量を或る程度確保してからステップS47を実行するよう、電子スチルカメラ41を構成してもよい。
【0057】
また、本実施形態では、サムネイル表示用への画像ファイルの変換が送信側で行われる(すなわち画像送信処理の実行中に行われる)が、受信側で行われるよう(画像受信処理の実行中に行われるよう)、電子スチルカメラ41を構成してもよい。このような電子スチルカメラ41によれば、その通信相手が従来の通信可能な電子スチルカメラ(例えば、第1実施形態の電子スチルカメラ11’)であるときにも、上記したものと同様の効果を得ることができる。
【0058】
[その他]
なお、上記第1実施形態又は第2実施形態又は第3実施形態又は第4実施形態の電子スチルカメラは、各実施形態の通信モードと、従来の通信モード(画像メモリ18の空き容量が少ないときには受信拒否するもの)との切り替えがユーザより自由に行われるよう構成されていることが好ましい。
【0059】
また、上記第1実施形態、第2実施形態、第3実施形態、第4実施形態の電子スチルカメラは、新たな画像ファイルを受信するために、それぞれ「既存の画像ファイルの消去」、「既存の画像ファイルの転送」、「受信した画像ファイルの圧縮」、「受信する画像ファイルのサムネイル画像化」の各方法が適用されているが、これらの技術の一部又は全部を組み合わせた電子スチルカメラを実現することもできる。
【0060】
例えば、画像メモリ18の空き容量が少ないときには、受信した画像ファイルの圧縮を試み、それでも空き容量が足りないときには、受信する画像ファイルのサムネイル画像化を試み、それでも空き容量が足りないときには、既存の画像ファイルを消去又は転送する、といった電子スチルカメラが実現可能である。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したとおり本発明によれば、外部から送信される画像データをメモリの空き容量に拘わらず優先的に受信することのできる電子スチルカメラが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の電子スチルカメラの外観、及び通信の様子を示す図である。
【図2】第1実施形態の電子スチルカメラ11(及び後述する第2実施形態及び第3実施形態及び第4実施形態の電子スチルカメラ21,31,41)の内部の回路ブロック図である。
【図3】電子スチルカメラ11の通信モード設定中の処理(CPU12による)を説明する図である。
【図4】画像メモリ18のファイル管理方法を説明する図である。
【図5】第2実施形態の通信の様子を示す図である。
【図6】電子スチルカメラ21の通信モード設定中の画像受信処理(CPU22による)を説明する図で
【図7】電子スチルカメラ31の通信モード設定中の画像受信処理(CPU32による)を説明する図である。
【図8】画像メモリ18の空き容量と設定される圧縮比との関係の一例を示す図である。
【図9】電子スチルカメラ41の通信モード設定中の処理(CPU42による)を説明する図である。
【符号の説明】
11,11,21,31,41 電子スチルカメラ
11a 撮像釦
11b 撮像レンズ
11c 送信部
11d 受信部
11e 操作釦
11f 液晶ディスプレイ
12,22,32,42 CPU
13 CCD撮像素子
14 アナログ信号処理回路
15 A/D変換器
16 画像処理回路
17 圧縮/伸張回路
18 画像メモリ
19 通信制御回路
20 エンコーダ
24 パーソナルコンピュータ
25 インターネット
26 サーバ
26a 記憶領域(サーバの所定の記憶領域)
Claims (6)
- 外部と通信を行う通信手段と、
複数の画像データを記憶可能なメモリと、
前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が1コマ分の画像の容量に満たないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらずそのメモリに既に格納されている特定の画像データを消去する
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 請求項1に記載の電子スチルカメラにおいて、
前記制御手段は、
前記消去する際に、前記特定の画像データを前記通信手段を介して外部へ転送する
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 請求項1又は請求項2に記載の電子スチルカメラにおいて、
前記特定の画像データは、
前記メモリにおいて最古の画像データである
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 外部と通信を行う通信手段と、
複数の画像データを記憶可能なメモリと、
前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データを圧縮する
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 請求項4に記載の電子スチルカメラにおいて、
前記制御手段は、
前記圧縮の圧縮率を、前記空き容量に応じて設定する
ことを特徴とする電子スチルカメラ。 - 外部と通信を行う通信手段と、
複数の画像データを記憶可能なメモリと、
前記通信手段を介して外部から画像データを受信し、その画像データを前記メモリに格納する制御手段とを備え、
前記制御手段は、
前記格納に当たり、前記メモリの空き容量が所定値よりも少ないときには、ユーザからの指示の有無に拘わらず前記画像データをサムネイル表示用のデータに縮小する
ことを特徴とする電子スチルカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002319419A JP2004153744A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 電子スチルカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002319419A JP2004153744A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 電子スチルカメラ |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004153744A true JP2004153744A (ja) | 2004-05-27 |
Family
ID=32462275
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002319419A Pending JP2004153744A (ja) | 2002-11-01 | 2002-11-01 | 電子スチルカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004153744A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008535547A (ja) * | 2005-03-24 | 2008-09-04 | ギブン・イメージング・リミテツド | 定ビットレート伝送を提供するインビボ撮像装置 |
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JP2013111100A (ja) * | 2011-11-25 | 2013-06-10 | Toshiba Corp | 超音波診断装置、医用情報転送システム及び医用情報転送プログラム |
US9113846B2 (en) | 2001-07-26 | 2015-08-25 | Given Imaging Ltd. | In-vivo imaging device providing data compression |
-
2002
- 2002-11-01 JP JP2002319419A patent/JP2004153744A/ja active Pending
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