JP4135128B2 - 情報提示装置、方法及びシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパラメータリスト作成装置及びその方法、画像情報送信装置、画像情報取得方法及びそのシステムに係り、特に通信機器が画像情報を画像情報送信装置から受信して取得するプルモデルにおけるパラメータリスト作成装置及びその方法、画像情報送信装置、画像情報取得方法及びそのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
画像通信機能を持つデジタル電子カメラにおいて、受信者も伝送する画像の選択を行えるようにすることにより効率よく確実に画像を伝送できる電子カメラが特開平10−215397号の公報に示されている。
【0003】
また、デジタルカメラに無線通信端末を接続することにより、デジタルカメラに蓄積した画像データを無線通信端末に伝送した後メモリ部に一旦蓄積し、無線通信端末のキーボタン装置により送信すべき画像データを前記デジタルカメラの液晶モニタに表示して、その後に発信して無線基地局と接続し、画像データを商用ネットワーク等に送信するデジタルカメラの無線通信方式が特開平10−308981号の公報に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平10−215397号の公報に示されているデジタルカメラの無線通信方式の発明では、画像情報の一部(例えばサムネイル画像と呼ばれる画像)が受信側に表示されている。受信者は、この表示を見ながら受信する画像を選択することが可能であるが、画像の解像度やデータの圧縮率などの画像の性質を示すパラメータを用途に応じて変換してプリンタなどに転送することができなかった。また、デジタルカメラが例えば10種類以上の画像データを記憶しているために液晶モニタに全ての画像データを1画面上に表示することが不可能である場合には、表示画像を切り替える処理が必要となり、受信者が伝送する画像データを選択する際に時間を要するという不具合を生じていた。
【0005】
また、特開平10−308981号の公報に示されている無線通信端末でも利用者がファンクションキーにより画像データの送信モードを選択しているのみであるので、画像の性質を示すパラメータを用途に応じて受信したり、他の通信機器に転送することができないという不具合を生じていた。
【0006】
また、カメラの記録媒体に数千という多量の画像ファイルが記録されている場合には、記録されている多量の画像ファイルの中のタグの情報に記載されている情報を全て読み出してディレクトリ情報を生成すると、このタグ情報の読み出し処理とディレクトリ情報の生成処理とに膨大な時間を要するという不具合があった。
【0007】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、記録媒体に記録されている画像ファイル情報に更新が生じるごとに、画像ファイル名に関連付けて画像の性質を示すパラメータが記載されているパラメータリストの内容を更新して、利用者がリモート操作で用途に応じた所望の画像ファイルを選択指定する際に閲覧するディレクトリの情報を素早く作成して利用者に提示することが可能な、パラメータリスト作成装置及びその方法、画像情報送信装置、画像情報取得方法及びそのシステムを提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、画像情報送信側から画像情報受信側に提示する画像ファイルのディレクトリ情報を生成する際に参照する画像パラメータが記載されているパラメータリストを作成するパラメータリスト作成装置であって、記録媒体に記録されている複数の画像のファイル名、個々の画像ファイルに付与する互いに重複しない番号、画像ファイルの記録位置、画像を撮像した日時を示す情報等の画像ファイルに関する付帯情報のうちの少なくとも一つの付帯情報と、前記画像ファイルに関する付帯情報に関連付けて画像の画素数、圧縮率、サンプリング方法、カラー情報等の画像の性質を示すパラメータのうちの少なくとも一つのパラメータとを記載したパラメータリストを作成又は更新して記録媒体に記録するパラメータリスト作成手段を備えたことを特徴としている。
【0009】
本発明によれば、記録媒体に記録されている複数の画像ファイルに関する付帯情報と該画像ファイルに関する付帯情報に関連付けて画像の性質を示すパラメータとを記載したパラメータリストを作成又は更新して記録媒体に記録するパラメータリスト作成手段を備えたので、記録媒体に多くの画像が記録されている場合であってもパラメータリスト作成装置は利用者に対して素早く、作成又は更新したパラメータリストに基づいて画像の情報を生成して提示することが可能となる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るパラメータリスト作成装置ならびに画像情報作成方法の好ましい実施の形態について詳説する。
【0011】
図1は、パラメータリスト作成装置の一形態である電子カメラの外観斜視図である。
【0012】
同図によれば、電子カメラ10(パラメータリスト作成装置及び画像情報送信装置の機能を含む)は、被写体像を撮像手段に結像させる撮影レンズ12と、画像データやコマ番号表示14など各種情報を表示する表示手段16と、電子カメラ10の機能の起動及び停止を入力する電源スイッチ18と、利用者が撮影を指示するレリーズボタン20と、電子カメラ10に備えられている各種のモードを切り替えて設定するモード切替ダイヤル22と、表示手段16に表示されている項目から所望の項目を消去する際に指定する消去ボタン24と、表示手段16に表示されている項目から所望の項目を登録する設定ボタン26と、表示手段16に表示されているコマ番号等をインクレメントする場合に操作するインクレメントボタン28と、表示手段16に表示されているコマ番号等をデクレメントする場合に操作するデクレメントボタン30とから構成されている。
【0013】
また、画像データ等の情報を通信によって外部の機器と送受信する場合に、搬送波及びデータを送受信するアンテナ62が設けられている。
【0014】
図2は、モード切替ダイヤル22に設けられている各種モードの表示を示す図である。
【0015】
同図によれば、モード切替ダイヤル22には、他の通信機器(画像情報受信装置等)と通信を実施する通信モード32(図2には、Wirelessと記載)と、撮影を実施する撮影モード34と、記録されている画像の再生を実施する再生モード36と、日付、撮影画素数、電源のオートオフ時間の設定、警告音の音量等を設定するセットアップモード38とが設けられている。
【0016】
図3は、電子カメラの信号処理系ブロック図である。
【0017】
電子カメラ10には、被写体の像を受光面に結像させて光電変換し、画像データとして出力する撮像手段42と、電子カメラ10全体の制御を行うとともに画像データのサンプリングタイミング制御、画像データの記録制御、通信制御、表示制御、仮想ディレクトリの生成、仮想ファイルの生成、画像データの画素数変換処理、画像データの各種変換処理、省電力モードの設定や解除等の制御を行う情報処理手段44(変換画像生成手段、パラメータリスト作成手段、照合手段、ディレクトリ生成手段の各機能を含む)と、画素数の変更、シャープネス補正、ガンマ補正、コントラスト補正、ホワイトバランス補正等の処理を行う画像処理手段46と、画像データを一時的に記憶しておくフレームメモリ48と、レリーズボタン20、消去ボタン24、設定ボタン26、インクレメントボタン28、デクレメントボタン30などを含む入力手段50と、画像データ等の情報をJPEGやMPEGに代表される手法で圧縮制御したり、圧縮したデータを伸張展開制御する処理を行う圧縮解凍手段52(変換画像生成手段の機能を含む)と、画像データを着脱可能な記録媒体54に記録したり読み出したりするためにデータを変換する記録媒体インターフェース56とが設けられている。記録媒体54は、メモリーカードやMO等の半導体、磁気記録、光記録に代表される着脱可能な記録媒体である。
【0018】
情報処理手段44には、動作プログラムや各定数が記憶されているROMと、プログラム実行時の作業領域となる記憶手段であるRAMにより構成されているメモリ58とが接続されている。
【0019】
画像データ等を通信によって外部の機器と送受信する場合に用いる電子カメラ10の無線通信手段は、情報処理手段44からの指令により画像データを搬送波に乗せて送信又は受信する送受信手段60と、搬送波及びデータを送受信するアンテナ62と、画像データ等の情報の送受信を行うお互いの機器をケーブルで接続して有線にて通信を行うための通信コネクタ64とから構成されている。
【0020】
また電子カメラ10には、画像データを表示手段16に表示するためのD/A変換器66と、情報処理手段44から指令されるコード情報を、表示する文字やメッセージのデータに変換するキャラクタジェネレータ68と、日付や時を刻むカレンダ時計70とが設けられている。
【0021】
なお、通信にて他の通信機器(画像情報受信装置等)から、画像データの転送に関連して画像データのディレクトリ構造やファイル情報を問い合わせるコマンドを受信した際には、情報処理手段44は記録媒体54内に記録されている画像ファイルに基づいて新たに分類情報となる仮想ディレクトリ(仮想フォルダを含む)と仮想画像ファイルとを生成する。
【0022】
図4に、電子カメラ10のモードをセットアップモード38に設定した場合に表示手段16に表示される表示内容を示す。
【0023】
同図によれば、セットアップモード38設定時には、日付時刻の変更、撮影モードの変更、記録画素数の変更、オートオフ時間の設定、警告音の音量調節のための表示がなされている。電子カメラ10に設けられている入力手段50を操作することにより、これらの設定を変更することが可能となっている。
【0024】
なお、日付時刻の表示は、カレンダ時計70が現在刻んでいる日時と時刻を表示しており、数値を変更する選択を行って利用者が数値を変更すると、入力した日時や時刻の情報が情報処理手段44からカレンダ時計70に伝達されて、入力した日付と時刻を刻み始める。
【0025】
表示手段16に表示されている撮影モードには、「FINE」、「NORMAL」、「ECONOMY」の画像データ圧縮率の異なる各種撮影モードが示されており、図4の例の場合「FINE」モードがいちばん画像のデータ量が多い低圧縮率の設定である。
【0026】
記録画素数は、VGA(640×480)とXGA(1024×768)の画素数(解像度)が示されている。したがって、高画質プリントを実施する際には、予め高画素数且つ低圧縮率の条件で記録しておく。また、画像データを他の通信機器に対して転送する用途に用いる場合などには低画素数且つ圧縮率の高い記録を実施するなど、用途が予め決まっている場合にはその用途に応じて画像データ量を設定しておく。
【0027】
また、オートオフ時間は、電池の寿命を延ばすために設定された時間が経過した後、自動で省電力化のモード(例えば、情報処理手段44の処理速度を低下させたり、使用しない周辺素子への電力供給を停止するモード)に入るためのタイムアウト時間の設定である。省電力モードを設定して、電子カメラ10が省電力モードに入っている状態から起動する際には、利用者が入力手段50の何れかを操作するか、通信を介して他の通信機器から起動を促すコマンドを送信することによって起動する。この省電力モードの設定及び解除を実施する省電力モード設定手段は、情報処理手段44が実施してもよいし、専用に独立した省電力モード設定手段を設けてもよい。
【0028】
警告音設定では、電子カメラ10の起動時、通信処理の終了時、撮影時などにおいて利用者に対して警告を発する際のビープ音量を設定する。これらの日付時刻、撮影モード、記録画素数の各情報は、図1の表示手段16に表示されているように再生時には画像と一緒に表示される。
【0029】
上記のとおり構成された電子カメラ10の撮影処理について説明する。
【0030】
撮影する被写体像は、撮像手段42の受光面に結像され、結像した被写体像は光電変換されて画像処理手段46に出力される。得られた画像データは、画像処理手段46にて増幅やノイズの低減処理が実施され、一時期フレームメモリ48に記憶する。情報処理手段44は、前記フレームメモリ48に記憶されている画像データを逐次D/A変換器66に伝達して表示手段16に表示している。
【0031】
入力手段50に設けられているレリーズボタン20を押すと、被写体を撮影するモードに入る。すると情報処理手段44はフレームメモリ48に記憶されている画像データを圧縮解凍手段52に転送して所定の条件で画像データの圧縮処理を実施する指令を出力する。そして、記録媒体インターフェース56に対して画像データを順次記録媒体54に記録する処理を行う。
【0032】
また、モード切替ダイヤル22を通信モード32に指定して入力手段50に設定されている送信ボタンを押すと、情報処理手段44は指定された画像データを順次記録媒体54又はフレームメモリ48から読み出して、所定のデータ形式に変換したのちに送受信手段60とアンテナ62又は通信コネクタ64とを介して外部に送信する処理を実行する。
【0033】
アンテナ62を介して他の通信機器と情報の送受信を行う際には、前記情報を電波信号又は光信号に変換して無線で通信を行う。また、コネクタ64を介して他の通信機器と情報の送受信を行う際には、前記情報の送受信を行うお互いの機器間をケーブルで接続し、前記情報を電気信号又は光信号に変換して有線で通信を行う。
【0034】
図5は、通信機器(画像情報受信装置)の外観図である。
【0035】
同図に示すように、通信機器80は、公衆回線と無線通信するためのアンテナ82と、パラメータリスト作成装置など他の周辺通信機器と無線通信するための無線通信手段84と、通信情報や選択された画像ファイルのサムネイル画像86を表示するカラー液晶ディスプレイ等で構成された表示手段88と、電話番号、文字、画像、音声のデータの指定・選択及び、前記データの出力機器やアドレス等を指定する指定手段90、90…と、電話の受話器となるとともに音声を出力するスピーカ92と、音声を入力するマイク94と、画像生成装置等の他の周辺通信機器と有線による通信を行うための通信コネクタ96とから構成されている。なお、通信機器80は携帯電話に上記の機能を付加させた機器であってもよい。
【0036】
また、図5によれば、表示手段88のメニュー画面には、通信機器80の電源である電池の残容量を示す電池残容量表示122と、無線の受信電波強度を表示する受信電波強度表示124とが表示されている。また、指定された画像を表示手段88全面に表示して画像の内容を確認するための画像確認メニュー、画像を通信機器80から更に他の通信機器へ公衆回線等を通じて送信する画像転送メニュー、画像の付属情報を確認するための画像付属情報確認メニュー(プロパティメニュー)等の実行モード表示126、126…と、選択する画像ディレクトリファイル名128、128…と、更に上方又は下方に存在する表示されていない画像ディレクトリファイル名をスクロール表示する際のポインタ130、130とが表示されている。
【0037】
利用者が実行モードや画像ディレクトリファイルを指定する際には、指定手段90に設けられているカーソルキーなどを用いて指定枠を移動して設定する。図5に示されているように画像確認のモードでは、画像ディレクトリファイル名128は「001−0002」のように表示されている。この例の場合には、先頭の数字3桁「001」がディレクトリ名で、後半の数字4桁「0002」がファイル名となっている。このように画像ファイル名を画像ディレクトリファイル名128として表記することによって、記録媒体54に記録された画像ファイルを一意に指定することが可能となる。
【0038】
図6は、通信機器の通信処理系ブロック図である。
【0039】
同図によれば、通信機器80の送受信部分は、公衆回線と無線通信するための公衆回線用無線通信手段98と、公衆回線用送受信手段100と、他の通信機器と無線通信するための無線通信手段84と、有線の通信を行う際に通信ケーブルを接続する通信コネクタ96と、送受信手段102と、リアルタイムで送受信するデータを一時的に蓄えておく送受信バッファ104とから構成されている。
【0040】
また、通信機器80には、機器全体の制御を行うCPU106と、CPU106を動作させるプログラムや各種定数、電話番号、通信先のアドレス等が書き込まれているPROM108と、CPU106が処理を実行する際の作業領域となる記憶手段のRAM110と、日付や時刻を刻むカレンダ時計112とが設けられている。
【0041】
通信機器80内のCPU106と、表示手段88、指定手段90、を含む各周辺回路は、バスラインやI/O等の通信手段で接続されており、CPU106は各々の周辺回路を制御することが可能となっている。
【0042】
無線通信手段84と電子カメラ10との通信手段は、電波、超音波、赤外線等の光を搬送波に用いた通信手段である。電波を用いる場合には、近年注目されている無線LAN(ローカルエリアネットワーク)の仕様に基づいてもよいし、赤外線を用いる場合にはIrDAの仕様に基づくインターフェース手段を利用してもよい。
【0043】
また、有線通信手段を用いて通信する際の通信手段は、RS−232、RS−422、USB等のシリアル通信手段を用いてもよいし、パラレル信号によるインターフェース手段を用いてもよい。
【0044】
図7は、画像情報取得システムを用いて情報を送受信する際における、各種通信機器の接続構成を示す図である。
【0045】
同図に示すように、画像情報取得システム118、118Aは、電子カメラ10、10Aと、通信機器80、80Aとから構成されている。電子カメラ10、10Aで撮影又は記憶されている画像を利用者が通信機器80、80Aを操作して選択指定して読み出すとともに、公衆回線のネットワークを介して所望のサーバ120や図示しない他の通信機器に伝送する。このサーバ120は、伝送した画像情報に基づいて用紙に画像をプリントし、利用者に配送するプリントサービスを行ってもよい。
【0046】
図8に、電子カメラ10の記録媒体54に記録されている元の画像ファイルに関するディレクトリ構造を示す。
【0047】
同図によれば画像ファイルに関するディレクトリ構造は、ルート「ROOT」と、画像データであることを示す「IMAGE」と、利用者が休暇中に撮影した画像であることを示す区分「001VACATION」、「002BIRTHDAY」の各ディレクトリ群140と、「DSCF0001.JPG」、「DSCF0002.JPG」…との各画像ファイル群142とから構成されている。
【0048】
前述の図5にて表示手段88に表示されている画像ディレクトリファイル名128「001−0002」は、ディレクトリ「001VACATION」の下の階層に格納されているファイル「DSCF0002.JPG」であることを示している。また、図8に示すディレクトリ「001VACATION」の下の階層の画像ファイル「DSCF0001.JPG」及び「DSCF0003.JPG」は、XGA(1024×768)の画素数(解像度)で記録された画像ファイルで、「DSCF0002.JPG」はVGA(640×480)の画素数で記録された画像ファイルである。
【0049】
同様に、ディレクトリ「002BIRTHDAY」の下の階層の画像ファイル「DSCF0001.JPG」はXGA(1024×768)の画素数で記録された画像ファイルであり、その他の画像ファイルはVGA(640×480)の画素数で記録された画像ファイルである。このように、画素数の異なった各種の画像ファイルを同一のディレクトリ下に配置しておくことによってファイル名の自動生成や検索が容易に行える。
【0050】
図9は、画像ファイルの内部構造を示す図である。
【0051】
同図によれば、画像ファイルは、撮影条件等の画像付属情報(プロパティ情報)を記述しているタグ144と、見出し用の画像データであるサムネイル146と、主画像148とから構成されている。タグ144には、撮影年月日、撮影モード、タイトル、ホワイトバランス情報、フォーカス情報、GPS機器等が接続された場合に得られる撮影位置情報、フラッシュの利用情報等の画像データの付属情報が添付記載されている。これらの各情報の値が不明である場合には、図中に示してあるような「UNKNOWN」を記載することも可能である。
【0052】
サムネイル146は、主画像148(VGA、XGAの各画素数)を見出し用に画素数を160×120程度に縮小した画像データを添付して記憶している。主画像148には、VGA、XGA等の指定された各画素数と、所定の圧縮率で圧縮した画像データの情報が記録されている。なお、サムネイル146は、同図に示される形式に限定されるものではなく、画素数が異なった複数枚の画像情報を記録してもよい。
【0053】
図10に、本発明に係る画像のパラメータリストのファイル構造を示す。
【0054】
本発明によれば、パラメータリスト作成装置が他の通信機器から画像データの転送に関して画像データのディレクトリ構造を問い合わせるコマンドを受信し、最新のパラメータリスト150が存在しない場合には、情報処理手段44(パラメータリスト作成手段)は同図に示す情報が記載されているパラメータリスト150を生成して、記録媒体54の例えば所定のディレクトリに記録する。
【0055】
同図に示されるように、画像のパラメータリスト150には、電子カメラ10の記録媒体54に記録されている元の画像ファイルの総画像枚数の情報と、本パラメータリスト150の作成時に各々の画像ファイルに割り当てる識別用の通し番号等の互いに重複しない番号と、元の画像ファイルが記録されているディレクトリパス等で表現される元の画像ファイルの記録位置に関する情報と、記録されている画像の横方向の画素数を示す画像の幅情報と、記録されている画像の縦方向の画素数を示す画像の高さ情報と、例えば画像記録時の画像情報の圧縮率を示す記録モードの情報と、画像を撮像した日時を示す撮影日及び撮影時間の情報とが記載されている。その他にも、画像ファイルの容量を示すサイズ情報等の画像に関する付帯情報を記載してもよい。
【0056】
図11に、本発明に係る画像のパラメータリストの作成に関するフローチャートを示す。
【0057】
電子カメラ10(パラメータリスト作成装置)にて、最近画像ファイルの入れ替えが実施されて実際に記録媒体54に記録されている画像ファイルの情報(ディレクトリエントリ情報、ファイル名及び属性情報など)とパラメータリスト150に記録されている画像ファイルの情報とが異なる場合、新たに画像が撮像された場合、記録媒体54に記録されているパラメータリスト150のデータが壊れていて正常に読み出すことができない場合、利用者が直接パラメータリスト150の作成を指示した場合、モードを切り替えた場合、記録媒体54を新たに装着した場合、他の通信機器と通信を確立した場合、及び一定時間経過後定期的に、情報処理手段44の処理プログラムの同図に示すパラメータリスト作成及び更新の処理が呼び出されてステップS10「スタート」(以降S10のように省略して記載する)に分岐してくる。
【0058】
同図によれば、情報処理手段44の処理プログラムがS10に分岐してくると、次のS12「空リスト作成」に進み、例えば記録媒体54の所定のディレクトリにパラメータリスト150を格納する領域を確保するなどしてファイルをオープンする。また、既に以前作成した旧パラメータリストが存在する場合には、旧パラメータリストのファイルをオープンして、内容の更新処理を実施する。次のS14「画像ファイル検索」では、記録媒体54に記録されている画像ファイルのディレクトリエントリ情報やファイル名及び属性情報などを読み出す処理を行い、次のS16「画像ファイル有り?」の判断に進む。
【0059】
次のS16では、読み出したディレクトリエントリ情報やファイル名及び属性情報などに基づいて記録媒体54内に、未だ情報を読み込んでいない画像ファイルが存在するか否かの判断を行っている。もし、記録媒体54内に未読み込みの画像ファイルが存在しない場合にはS18「終了」に分岐して、本パラメータリスト150を作成する処理ルーチンを終了して元の処理ルーチンに戻る。またS16で、もし、記録媒体54内に新たに記録された画像ファイルが存在すると判断した場合には、次のS20「画像パラメータ抽出」に進む。また、旧パラメータリストに記載されていた画像ファイルのうち既に記録媒体54から消去された画像ファイルに関する情報は、旧パラメータリストから消去してパラメータリストを更新する。
【0060】
次のS20では、各々の画像ファイル内のタグ144等に記載されている画像に関するパラメータ情報を抽出する処理を実施し、S22「ファイル名、パラメータをパラメータリストに登録」に進む。S22では、前記抽出した画像に関するパラメータを、前記作成したパラメータリスト150に記載し、記録媒体54に記録する。そして次のS24「次画像を検索」に進み、記録媒体54に記録されている未だ読み込んでいない次の画像ファイルのディレクトリエントリ情報やファイル名及び属性情報などを読み出す処理を行い、S16に戻る。
【0061】
図12に、本発明に係る画像のパラメータリストの読み込み及び作成条件に関するフローチャートを示す。
【0062】
本発明によれば、パラメータリスト作成装置が他の通信機器から画像データの転送に関して画像データのディレクトリ構造を問い合わせるコマンドを受信した場合には、同図に示される情報処理手段44の処理プログラムのパラメータリスト150の読み込み及び作成条件に関する処理が呼び出されて、S30「スタート」に分岐してくる。
【0063】
情報処理手段44の処理プログラムにて、S30「スタート」が呼び出されると、次のS32「リストファイルの検索」に進む。S32では、記録媒体54のディレクトリエントリ情報やファイル名及び属性情報などを読み出す処理を行い、パラメータリスト150を検索する。次のS34「リストファイル有り?」の判断では、前記S32のパラメータリスト150の検索の結果、パラメータリスト150が存在するか否かの判断を行っている。もし、S34でパラメータリスト150が存在しないと判断した場合にはS36「リストファイルの作成」に分岐して、前述のパラメータリスト150の作成に関する処理ルーチンを呼び出して前述のS10に分岐する。なお、パラメータリスト150の作成が終了すると、処理プログラムは本パラメータリスト150の読み込み及び作成条件に関するルーチンに戻り、次のS38「リストファイル読み込み」に進む。また、S34でパラメータリスト150が存在すると判断した場合にもS38に進む。
【0064】
S38では、記録媒体54に記録されているパラメータリスト150に記載されている情報を読み込む処理を行い、次のS40「全画像ファイル検索」に進む。S40では、記録媒体54のディレクトリエントリ情報やファイル名及び属性情報などを読み出す処理を行い、記録されている全ての画像ファイルを検索する処理を行う。この処理では画像ファイル名やディレクトリ情報等の画像ファイルに関する少ない情報を読み出すだけであるため(画像ファイルの中の情報は読み出さない)、記録媒体54に数千種の画像ファイルが記録されている場合であっても瞬時に全ての画像ファイル名やディレクトリ情報を読み出すことが可能である。
【0065】
次のS42「リストファイルと照合」では、前記S38で読み出したパラメータリスト150に記載されている情報と、前記S40で読み出した画像ファイル名やディレクトリ情報とを比較し照合し、次のS44「不整合あり?」の判断に進む。
【0066】
S44では、前記S42での照合処理の結果、不整合が有るか否かの判断を行っている。もし、照合処理の結果不整合が有る場合には処理プログラムはS46「リスト及びリストファイルの更新」に進み、前述のパラメータリスト150の更新に関する処理ルーチンを呼び出して、パラメータリスト150を前記S40で読み出した画像ファイルの付帯情報と画像ファイルのタグに記載されている画像の性質を示すパラメータとにしたがって更新する。なお、パラメータリスト150の更新が終了すると、処理プログラムは本パラメータリスト150の読み込み及び作成条件に関するルーチンに戻り、次のS48「リストファイルに従い仮想ディレクトリ作成」に進む。また、S44で不整合が無いと判断した場合にもS48に進む。
【0067】
次のS48では、更新されている最新のパラメータリスト150に記載されている内容に基づいて、以下の図13に示す仮想ディレクトリを生成する処理を行う。ここで仮想ディレクトリの生成が終了すると、処理プログラムは次のS50「終了」に進む。
【0068】
図13は、画像の画素数に応じてカテゴリ別に新たにディレクトリ生成手段が生成した、仮想ディレクトリと仮想ファイルとのパスをツリー構造で示した図である。
【0069】
パラメータリスト作成装置が他の通信機器から画像データの転送に関して画像データのディレクトリ構造を問い合わせるコマンドを受信し、記録媒体54に記録されている画像ファイル名やディレクトリ情報及び属性等の内容と一致する最新のパラメータリスト150が作成されている場合には、情報処理手段44(ディレクトリ生成手段)は同図に示す仮想ディレクトリと仮想画像ファイルとを画像の性質を示すパラメータ(カテゴリ)毎に分類して生成、登録する。
【0070】
同図によれば、ディレクトリ「ROOT」の下の階層に新たに1/16VGAサイズの一連の仮想画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「QQVGA」と、1/4VGAサイズの一連の仮想画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「QVGA」と、VGAサイズの一連の画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「VGA」と、SVGAサイズの一連の画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「SVGA」と、XGAサイズの一連の画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「XGA」と、タグ情報の内容に関するテキストデータファイルを格納するディレクトリ「Property」とを、カテゴリ別に分類して生成、登録する。
【0071】
また、前記新たに生成した各々のディレクトリの下の階層には、利用者が区分したディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」とを新たに生成する。そして、上記各々のディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」との下の階層には、更に記録されている元の画像ファイルに基づいた仮想画像ファイル「DSCF0001.JPG」、「DSCF0002.JPG」、「DSCF0003.JPG」…とを生成して登録しておく。これらの仮想ディレクトリや仮想ファイルは実際には存在しないディレクトリやファイル名である。
【0072】
図13に示すように、仮想ディレクトリ「SVGA」の下の階層のディレクトリ「001VACATION」には、仮想ファイル「DSCF0002.JPG」が存在しない。これは、撮影時に記録した画像ファイルがVGAサイズの画像データである(図5に示すように、ディレクトリ「001VACATION」内の画像ファイル「DSCF0002.JPG」は、VGAサイズで記録されている)ため、通信にて画像データを送信する際に、VGAサイズの画像データをわざわざSVGAサイズに変換して画像データ量を多くして伝送すると無駄を生じるため、敢えて元の画像データよりデータ量が多くなる画像サイズ(画素数)のファイルやファイル名を生成、登録しないようにするためである。したがって同様に、VGAサイズで記録した画像ファイルの仮想ファイルは、ディレクトリ「XGA」中にも生成しない。
【0073】
図14に、図13に示した仮想ディレクトリと仮想ファイルとの記述状態を示す。
【0074】
新たに生成した仮想ディレクトリと仮想ファイルとは、同図に示す形式で記述されている。記号「¥」はファイルまでのディレクトリの経路(パス)を示す記号で、特に「¥」に限定されるものではなく、「¥」の代わりに「\」などを用いて記述してもよい。
【0075】
図15に、電子カメラ10と通信機器80とがお互いに実施する通信の処理手順を示す。
【0076】
同図に示される通信方法は、利用者が通信機器80(例えば携帯頻度の高い携帯電話など)を操作して、電子カメラ10に記録されている画像を容易に取得することが可能なプルモデルである。
【0077】
図15に示すように、ステップS100「通信モードに設定」にて電子カメラ10の動作モードを通信モードに設定し、通信機器80の動作モードをS102「画像メニューに設定」にて画像メニューに設定すると、通信機器80は電子カメラ10に対してS104「接続要求」のコマンドを発信する。すると電子カメラ10は、「接続要求」コマンドを受信してS106「接続完了」にて以降通信接続を実施する応答を通信機器80に対して送信する。なお、電子カメラ10が省電力モードになっていた場合には、前記「接続要求」の情報を受信した後に電子カメラ10は自動で省電力モードを解除して以降の通信処理を実施する。
【0078】
通信の接続が完了すると、通信機器80はS108「ファイルリスト要求」にて、電子カメラ10に対してファイルリスト情報取得のコマンドを送信する。
【0079】
電子カメラ10が「ファイルリスト要求」のコマンドを受信すると、S110「新たな仮想ファイル構造生成」の処理を実施する。ここでは情報処理手段44が記録媒体54内に記録されているパラメータリスト150の情報に基づいて、図14に示した仮想ディレクトリと仮想画像ファイル構造のファイルリスト情報を新たに生成し、S112「ファイルリスト情報」にてカテゴリ別に分類して生成したファイルリスト情報を通信機器80に対して送信、提示する。また、記録媒体54に記録されている画像ファイルとパラメータリスト150に記録されている画像ファイルの情報とが異なる場合や、記録媒体54にパラメータリスト150が未だ記録されていない場合には、パラメータリスト150を作成又は更新して、図14に示した仮想ディレクトリと仮想画像ファイル構造のファイルリスト情報とを新たに生成する。
【0080】
通信機器80はS114「ファイルリスト表示」にて、受信したファイルリスト情報(ディレクトリの情報)に基づいてファイルリスト情報を表示(ブラウジング)する。この表示するファイルリスト情報も、文字によるファイルリスト表示であってもよいし、図13に示したように仮想画像ファイルのツリー表示であってもよい。
【0081】
例えば通信機器80が、図5の表示手段88に示す表示(ブラウジング)を行い、利用者がS116「カレントコマ番号を先頭コマ(最も若い番号)に設定」にて「画像転送」のモードと画像ディレクトリファイル名128「001−0002」(カレントコマ番号)とを指定する。すると、通信機器80は電子カメラ10に対してS118「カレントコマ番号のQQVGA画像要求」にて、「カレントコマ番号のQQVGA画像要求」を送信する。
【0082】
電子カメラ10では、S120「記録媒体からカレントコマ番号のファイル読み出し」にて、記録媒体54の中から利用者が指定した画像ファイルを読み出す処理を実施する。次に、S122「カレントコマ番号の画像のQQVGA画像生成」にて電子カメラ10の情報処理手段44は、読み出した画像ファイルの中から画像データを読み出してQQVGAサイズの画像データを生成する処理を実施する。なお、このとき通信機器80から指定された画像サイズ(QQVGAサイズ)と、記録媒体54に記録されている元の画像ファイルのサムネイル画像サイズとが同一である場合には、敢えて指定されたQQVGAサイズの画像データを新たに生成せずに、記録されているサムネイル画像データを読み出して送信する。
【0083】
上記のようにして得たカレントコマのQQVGA画像データは、S124「カレントコマ番号のQQVGA画像」にて通信機器80に伝送される。通信機器80のS126「サムネイル表示」では、表示手段88にカレントコマ番号のQQVGA画像又はサムネイル画像を表示する。このようにして、通信機器80の表示手段88には図5に示されるサムネイル画像86の表示がなされる。
【0084】
S128「カレントコマ番号変更?」では、利用者に対してカレントコマ番号を変更するか否かの問い合わせを行う。もし、S128にて利用者がカレントコマ番号を変更した場合にはS126へ戻る。また、利用者がカレントコマ番号の変更を行わない場合には、S130「プロパティ表示?」に進む。
【0085】
S130では、カレントコマ番号の画像ファイルに関するプロパティの表示を行うか否かの判断を行っている。もし、利用者がS130にてプロパティの表示を行うことを指定した場合には、S132「カレントコマ番号のプロパティ要求」にて、電子カメラ10に対してカレントコマのディレクトリとファイル名情報の送信と、ファイルのプロパティ要求を送信して、(¥ROOT¥Property以下のディレクトリから)プロパティ情報を取得する。
【0086】
電子カメラ10では、カレントコマ番号のプロパティ要求を受けて、S134「記録媒体からカレントコマ番号のファイル読み出し」にて、記録媒体54から指定された画像ファイルのタグ情報を読み出す処理を実行する。次のS136「カレントコマ番号の画像のプロパティファイル生成」にて、読み出した画像ファイルの情報からプロパティ情報を生成して、プロパティファイル、ファイル名、プロパティディレクトリを生成して登録する。
【0087】
S138「カレントコマ番号のプロパティデータ」にて電子カメラ10は、通信機器80に対してカレントコマ番号のプロパティファイルのデータを送信する。S140「プロパティ表示」では、通信機器80が受信したプロパティ情報を表示手段88に表示する。
【0088】
図16に、プロパティ情報の表示例を示す。
【0089】
同図によれば通信機器80の表示手段88には、「プロパティ表示モード」であることを示す実行モード表示126と、選択した画像ディレクトリファイル名128「001−0002」と、同画像ファイルの撮影日時の情報と、撮影モード情報と、タイトル情報と、ホワイトバランスに関する情報と、フォーカス手段に関する撮影情報とが表示されている。なお、プロパティ情報の情報量が多いために表示手段88にすべての情報が表示できない場合には、指定手段90に設けられているスクロールキーを用いて表示内容をスクロールし、他の情報を表示する。
【0090】
次のS142「戻る?(クリアボタン押下)」にて、利用者が指定手段90に設定されているクリアボタンを押すと、S144「切断?(受話器を置いたボタン)」に進む。
【0091】
また、S130でプロパティ表示を行わない指定を行った場合には、S146「画像送信?」に進む。S146では、選択したカレントコマ番号の画像データを電子カメラ10から受信してサーバ120等に送信するか否かの判断を行っている。もし、利用者が画像の送信を指令した場合には、プログラムはS148「希望画素数選択」に進む。S148では、利用者が表示手段88に表示されている画素数選択画面を見ながら希望画素数の選択を行う。また、S146で画像データの送信を指令しなかった場合には、S144に進む。
【0092】
図17に、画像転送メニューにおける、文字表示による転送画像データの画素数選択画面の表示例を示す。
【0093】
同図によれば通信機器80の表示手段88には、「画像転送」のモードであることを示す実行モード表示126と、選択した画像ディレクトリファイル名128「001−0002」と、同画像ファイルのサムネイルの画像86と、受信したファイルリスト情報に基づいてディレクトリ「ROOT」の下の階層に設けられている「QQVGA」、「QVGA」…等の仮想ディレクトリとが表示されている。
【0094】
図17の表示例では、画像ファイル「001−0002」はVGAサイズで記録された画像データであるので、「SVGA」と「XGA」の仮想ディレクトリ中には仮想ファイル名が存在しないことを示すグレイアウト表示(図17中では破線で表示)にしてある。このグレイアウト表示は、利用者が選択できないカテゴリ、又は、選択しても利点が無いカテゴリであることを示している。したがって、元の画像ファイルに記録されている画像の画素数がXGAサイズである場合には、QQVGA〜XGAまでの全ての解像度を持つ画像ファイルの選択が可能となる。
【0095】
ここで利用者が転送先での処理に適切な所望の画素数(例えば「VGA」の仮想ディレクトリ)を選択した場合には、S150「カレントコマ番号の希望画素数のファイル要求」に進み、通信機器80は電子カメラ10に対して選択された仮想ディレクトリ情報(画素数情報)を送信(アクセス)する。例えば、画像ファイルを転送する転送先の機器が印刷手段を備えたプリンタで、大きな用紙に高解像度で画像をプリントする用途である場合には、画素数が多く画像データ量が多い仮想ディレクトリの仮想ファイルを選択する。また、印刷する用紙が16分割されたシールタイプの用紙である場合などには、VGAサイズ程度の画素数の仮想ディレクトリに記録されている仮想ファイルを選択する。
【0096】
なお、利用者が用途に応じていちいち仮想ディレクトリを指定する工程を省きたい場合には、通信機器80が自動的に最大画素数の画像ファイルを選択して画像転送を実施してもよい。この場合、画素数の大きな方のディレクトリから該当する画像ファイルが存在するか否かを探していってもよいし、プロパティディレクトリのファイルに記録されているプロパティ情報から元の画像ファイルの画素数を取得して、その画素数と一致するディレクトリから画像ファイルを取得してもよい。
【0097】
電子カメラ10が画素数情報を受信すると、S152「記録媒体からカレントコマ番号のファイル読み出し」にて、指定された画像ファイルから画像データを読み出して解凍処理を行う。そして次のS154「カレントコマ番号の画素数変換ファイル生成」にて、読み出した画像データを受信した画素数情報に適合した画素数に変換する処理を行う。所定の画素数に変換された画像ファイルは、新たに記録媒体54に記録してもよいし、フレームメモリ48又は、メモリ58に記憶しておいてもよい。また、受信した画素数情報と、記録媒体54に記録されている画素数が同じである場合(本例のように記録した画像データがVGAサイズであり、受信した画素情報がVGAサイズである場合)には、画素数変換処理を行わずに記録されている画像データを通信機器80に対して送信する。なお本実施例では、元の画像に対して画像の画素数、サンプリング方法、カラー情報等の画像の性質に関するパラメータを変更して新たな画像ファイルを生成する変換画像生成処理は、情報処理手段44が実施している。また、画像データの圧縮率の変更や、画像データの記録形態を変更して新たな画像ファイルを生成する変換画像生成処理等は、専用の圧縮解凍手段52が実施してもよい。
【0098】
S156「カレントコマ番号の希望画素数のファイル」にて、S154で生成した画像ファイルのデータを通信機器80に対して送信する。すると、通信機器80は無線通信手段84と送受信手段102とを介して受信した画像データを、一時的に送受信バッファ104又はRAM110に記憶した後に、S158「取得したファイルを基地局に送信」にて、送受信手段100と無線通信手段98と公衆回線とを介して基地局(サーバ120)又は、プリンタ等の他の通信機器に送信する処理を行う。そして、前記送信処理が終了したら、S144に進む。
【0099】
S144では、通信機器80と電子カメラ10との通信を切断するか否かの判断を行っている。もし、再び画像データの受信や画像の閲覧を行う場合にはS128に戻り、もし、通信を切断する場合にはS160「切断要求」にて電子カメラ10との通信を切断する指令を送信してS162「終了」へ進む。
【0100】
電子カメラ10では、受信した「切断要求」を受けてS164「終了」へ進み、通信処理を終了する。
【0101】
なお、図15の通信の処理手順には示されていないが、通信機器80の表示手段88に確認用画像を表示する場合には、通信機器80は表示手段88の表示画素数に適した画素数の画像データを電子カメラ10に要求する。例えば、表示手段88の画像表示枠の表示画素数がQVGA(320×240画素)である場合には、通信機器80は電子カメラ10に対して「QVGA画像要求」を送信する。
【0102】
電子カメラ10では、記録媒体から画像データを読み出して解凍処理を行い、「QVGA」サイズの画像データを生成する処理を実施する。このようにして得たカレントコマのQVGA画像データは、通信機器80に伝送され、表示手段88にカレントコマ番号のQVGA画像を表示する。
【0103】
図18に、確認画像の表示例を示す。
【0104】
同図によれば通信機器80の表示手段88には、「画像確認」のモードであることを示す実行モード表示126と、選択した画像ディレクトリファイル名128「001−0002」と、画像確認のための同拡大画像ファイルのQVGA画像とが表示されている。この表示されているQQVGA画像は(¥ROOT)¥QVGA以下のディレクトリから通信機器80が仮想ディレクトリ名と仮想ファイル名とを指定して取得した画像データである。このように、サムネイル画像より情報量の多い画像を表示することによって、利用者はより詳細な画像の確認を行うことが可能となる。
【0105】
上記の実施の形態では、記録した画像データに対して画素数の異なる仮想画像ファイルを生成する例で示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、以下に示すように記録した画像データの圧縮率に関する仮想画像データを生成してもよいし、画像ファイルの画像データ量に応じた仮想ファイルを生成してもよい。
【0106】
図19に、電子カメラ10の記録媒体54に記録されている元の画像データのディレクトリ構造の他の実施の形態を示す。
【0107】
同図によれば画像データのディレクトリ構造は、ディレクトリ「ROOT」、画像データであることを示すディレクトリ「IMAGE」、利用者が休暇中に撮影した画像であることを示すディレクトリ「001VACATION」、「002BIRTHDAY」の各ディレクトリ群140と、画像ファイル「DSCF0001.JPG」、「DSCF0002.JPG」等の各画像ファイル群142とから構成されている。
【0108】
図19に示すディレクトリ「001VACATION」の下の階層の画像ファイル「DSCF0001.JPG」は高圧縮率の「Economy」モードで記録された画像ファイル、「DSCF0002.JPG」は中圧縮率の「Normal」モードで記録された画像ファイル、「DSCF0003.JPG」は低圧縮率の「Fine」モードで記録された画像ファイルである。
【0109】
同様に、ディレクトリ「002BIRTHDAY」の下の階層の画像ファイル「DSCF0001.JPG」は低圧縮率、「DSCF0002.JPG」は欠番で、「DSCF0003.JPG」は中圧縮率、「DSCF0004.JPG」は高圧縮率で記録された画像ファイルである。
【0110】
図20に画像データの圧縮率に応じて新たに生成した仮想ディレクトリと仮想ファイルとをツリー表示で示す。
【0111】
同図によれば、ディレクトリ「ROOT」の下の階層には、新たに圧縮率が「Economy」である一連の仮想画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「Economy」と、圧縮率が「Normal」である一連の仮想画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「Normal」と、圧縮率が「Fine」である一連の画像ファイルを格納する仮想ディレクトリ「Fine」とが生成されている。
【0112】
また、前記新たに生成したディレクトリの下の階層には、利用者が区分したディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」とを新たに生成する。そして、上記ディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」との下の階層には、更に仮想画像ファイル「DSCF0001.JPG」、「DSCF0002.JPG」、「DSCF0003.JPG」…とを生成しておく。これらの仮想ディレクトリや仮想ファイルは実際には存在しないディレクトリやファイルである。
【0113】
図20に示すように、仮想ディレクトリ「Normal」の下の階層のディレクトリ「001VACATION」には、仮想ファイル「DSCF0001.JPG」が存在しない。これは、撮影時に記録した画像ファイルが「Economy」モードで記録された画像である(図19に示すように、ディレクトリ「001VACATION」内の、画像ファイル「DSCF0001.JPG」は「Economy」モードで記録されている)ため、通信にて画像データを送信する際に、わざわざデータ量を多くして伝送すると無駄を生じるため敢えて元の画像データより大きくなる画素数を生成しないようにするためである。従って同様に、「Normal」モードで記録した画像ファイルの仮想ファイルは、ディレクトリ「Fine」中にも生成しない。
【0114】
図21は、画像の画素数と画像の圧縮率とに応じて新たに生成した、仮想ディレクトリと仮想ファイルとをツリー表示で示した図である。
【0115】
同図によれば、ディレクトリ「ROOT」の下の階層には、画素数に応じて生成された仮想ディレクトリ「QQVGA」、「QVGA」…が設けられている。またこれらの画素数に応じて生成された仮想ディレクトリの下の階層には、画像の圧縮率に応じて生成された仮想ディレクトリ「Economy」、「Normal」…が生成される。また、これらの画像圧縮率に応じて生成された仮想ディレクトリの下の階層には、利用者が区分するために生成したディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」との仮想ディレクトリを新たに生成する。そして、上記仮想ディレクトリ「001VACATION」と、「002BIRTHDAY」との下の階層には、更に図示しない仮想画像ファイル「DSCF0001.JPG」、「DSCF0002.JPG」、「DSCF0003.JPG」…とを生成しておく。これらの仮想ディレクトリや仮想ファイルは実際には存在しないディレクトリやファイルである。
【0116】
上記のように分類して生成されたファイルリスト情報をパラメータリスト150に基づいて生成して通信機器80に送信し、通信機器80の表示手段88に表示することによりって利用者は、素早く用途に応じた希望する種類の画像を選択して取得することが可能となる。また、パラメータリスト作成装置の記録媒体に記録されている複数の画像ファイルに関する情報を通信機器80側で予め持つ必要がないので通信機器80側の処理プログラムの負担を少なくすることができるという利点がある。
【0117】
また、パラメータリスト作成装置が画素数等が異なる複数種の仮想画像ファイルを分類したディレクトリ情報を送信しているので、通信機器80側は通常広く利用されているファイル閲覧用のプログラムを備えているだけで、複数種の仮想画像ファイルを選択指定することが可能となる。そして、通信機器80側の処理プログラムも、利用者が通常よく利用する仕様頻度の高い使い慣れたツールを利用すればよいため、負担が少なく、快適な操作性を得ることが可能となる。
【0118】
また、パラメータリスト作成装置を、通常は全ての動作は行わない省電力モードに設定しておき、通信機器80から「接続要求」のコマンドを受信した際に前記省電力モードを解除して通信及び情報処理を開始するように構成してもよい。このように構成することによって、パラメータリスト作成装置をスタンバイモードから必要なときのみ自動で起動することが可能であるとともに、消費電力を抑えて電池の寿命を延ばすことが可能となる。
【0119】
上記の実施の形態では、本発明に係るパラメータリスト作成装置及び画像情報送信装置を撮像手段を備えた電子カメラとした例で説明したが、本発明は電子カメラに限定されるものではなく、撮像手段を備えたスキャナーとしてもよい。
【0120】
また、上記の実施の形態では、通信機器80は無線通信手段を用いて公衆回線を経由して他の通信機器と無線通信する例で説明したが、本発明は無線通信に限定されるものではなく、有線を利用した通信手段であってもよいし、有線の通信ネットワークと通信を行う通信手段であってもよい。
【0121】
また、上記の実施の形態では、情報処理手段44が新たに生成する画像ファイルは、元の画像ファイルに対して画像データの圧縮率を変更した画像ファイル、画素数を変更した画像ファイルの場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、色調を変更した画像ファイル、輝度信号と色差信号とに変換するYCC420、YCC422等のサンプリング変換を行った画像ファイル、赤色、緑色、青色の3原色に変換するRGB変換を行った画像ファイル、白黒変換を行った画像ファイル、セピア色変換を行った画像ファイル、異なった画像記録形態のファイル等を新たに生成してもよいし、新たに生成する画像情報として、これらの仮想ディレクトリや仮想ファイルを新たに生成してもよい。
【0122】
また、通信機器80の表示手段88がカラー表示を行うことが可能な表示手段である場合には、自動でカラー画像の仮想ファイルを指定し、表示手段88が白黒表示の機能しか備えていない表示手段である場合には、自動で白黒画像の仮想ファイルを指定するようにして、利用者の操作に関する負担を減少させるようにしてもよい。
【0123】
また、上記で説明した通信機器(画像情報受信装置等)は、携帯式の通信端末機であってもよいし、リモコンに代表されるような簡単な通信機器であってもよい。
【0124】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係るパラメータリスト作成装置によれば、記録媒体に記録されている複数の画像ファイルに関する付帯情報と該画像ファイルに関する付帯情報に関連付けて画像の性質を示すパラメータとを記載したパラメータリストを作成又は更新して記録媒体に記録するパラメータリスト作成手段を備えたので、記録媒体に多くの画像が記録されている場合であってもパラメータリスト作成装置は利用者に対して素早く、作成又は更新したパラメータリストに基づいて、例えば画像のディレクトリ情報を生成して提示することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パラメータリスト作成装置及び画像情報送信装置の一形態である電子カメラの外観斜視図
【図2】モード切替ダイヤルに設けられている各種モードの表示を示す図
【図3】電子カメラの信号処理系ブロック図
【図4】電子カメラがセットアップモードに設定されている場合に表示される表示内容を示す図
【図5】通信機器の外観図
【図6】通信機器の通信処理系ブロック図
【図7】画像情報取得システムを用いて情報を送受信する際の各種通信機器の接続構成を示す図
【図8】電子カメラの記録媒体に記録されている元の画像ファイルに関するディレクトリ構造を示す図
【図9】画像ファイルの内部構造を示す図
【図10】本発明に係る画像のパラメータリストの構造を示す図
【図11】本発明に係る画像のパラメータリストの作成、更新に関するフローチャート
【図12】パラメータリストの読み込み及び作成条件に関するフローチャート
【図13】画像の画素数に応じて新たにカテゴリ別に生成した仮想ディレクトリと仮想ファイルとのパスをツリー構造で示した図
【図14】前記図13に示した仮想ディレクトリと仮想ファイルとの記述状態を示す図
【図15】電子カメラと通信機器とがお互いに実施する通信の処理手順を示す図
【図16】プロパティ情報の表示例を示す図
【図17】画像転送メニューにおいて、文字表示による転送画像データの画素数選択画面の表示例を示す図
【図18】確認画像の表示例を示す図
【図19】電子カメラの記録媒体に記録されている元の画像データのディレクトリ構造の他の実施の形態を示す図
【図20】画像データの圧縮率に応じて新たに生成した仮想ディレクトリと仮想ファイルとをツリー表示で示す図
【図21】画像の画素数と画像の圧縮率とに応じて新たに生成した仮想ディレクトリと仮想ファイルとをツリー表示で示した図
【符号の説明】
10…電子カメラ、12…撮影レンズ、16…表示手段、22…モード切替ダイヤル、32…通信モード、42…撮像手段、44…情報処理手段、46…画像処理手段、48…フレームメモリ、50…入力手段、52…圧縮解凍手段、54…記録媒体、56…記録媒体インターフェース、58…メモリ、60…送受信手段、62…アンテナ、64…通信コネクタ、80…通信機器、82…アンテナ、84…無線通信手段、88…表示手段、90…指定手段、96…通信コネクタ、98…無線通信手段、100…送受信手段、102…送受信手段、104…送受信バッファ、106…CPU、108…PROM、110…RAM、120…サーバ、126…実行モード表示、128…画像ディレクトリファイル名、130…ポインタ、140…ディレクトリ群、142…ファイル群、146…サムネイル、148…主画像、150…パラメータリスト

Claims (14)

  1. 記録媒体から、画像及び前記画像の性質を示すパラメータを読み出すことが可能な読出手段と、前記読出手段を介して読み出されたパラメータが記載されているパラメータリストを作成するパラメータリスト作成手段と、画像情報受信装置と情報の送受信が可能な通信手段と、前記パラメータリストに記載されたパラメータ毎の実際には存在しない仮想ディレクトリを生成し、前記記録媒体に記録された画像に対応する実際には存在しない仮想画像を前記パラメータリストに記載されたパラメータ毎に生成し、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリに前記パラメータ毎の仮想画像を分類して登録する仮想ディレクトリ生成手段と、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリ及び前記仮想ディレクトリに登録された仮想画像を示す情報を、前記通信手段を介して前記画像情報受信装置に送信させる情報処理手段と、を備える情報提示装置であって、
    前記パラメータは、前記画像の画素数及び圧縮率のうち少なくとも1つを含み、
    前記仮想ディレクトリ生成手段は、前記パラメータが前記画像の画素数を含む場合、前記記録媒体に記録された画像の画素数よりも多い画素数の仮想画像を生成せず前記記録媒体に記録された画像の画素数以下の仮想ディレクトリに前記仮想画像を生成し、前記パラメータが前記画像の圧縮率を含む場合、前記記録媒体に記録された画像の圧縮率よりも低い圧縮率の仮想画像を生成せず前記記録媒体に記録された画像の圧縮率以上の仮想ディレクトリに前記仮想画像を生成することを特徴とする情報提示装置。
  2. 前記パラメータリスト作成手段は、前記パラメータリストのデータが壊れていて正常に読み出すことができない場合、前記パラメータリスト作成の指示が入力された場合、前記読出手段に前記記録媒体が新たに装着された場合、前記通信手段を介して前記画像情報受信装置と通信を確立した場合及び新たに画像が撮像された場合のうち少なくともいずれか1つのタイミングで前記パラメータリストを作成することを特徴とする請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記パラメータリスト作成手段は、前記読出手段を介して読み出された前記画像に関する付帯情報及びパラメータが記載されているパラメータリストを前記タイミングで作成し、かつ、前記画像情報受信装置から所定のコマンドを受信したことに応じて前記読出手段を介して前記記録媒体から前記画像に関する付帯情報及び前記パラメータを読み出し、前記タイミングで作成したパラメータリストの付帯情報と前記所定のコマンドを受信したことに応じて読み出した付帯情報との照合を実施し、前記照合の結果不整合が有る場合、前記所定のコマンドを受信したことに応じて読み出した付帯情報及びパラメータに従って前記パラメータリストを更新し、
    前記付帯情報は、画像のファイル名、個々の画像に付与する互いに重複しない番号、画像の記録位置及び画像を撮像した日時を示す情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2に記載の情報提示装置。
  4. 前記仮想ディレクトリ生成手段は、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリよりも下の階層に、前記記録媒体に記録されたディレクトリに対応する仮想ディレクトリを生成し、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリよりも下の階層に生成された仮想ディレクトリに、前記パラメータ毎の仮想画像を分類して登録することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の情報提示装置。
  5. 前記情報処理手段は、前記画像情報受信装置から前記通信手段を介して、前記仮想ディレクトリに登録された仮想画像のうち所望の仮想画像が選択されると、前記選択された所望の仮想画像に対応する画像を前記記録媒体から読み出し、前記読み出した画像を前記通信手段を介して前記画像情報受信装置に送信させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の情報提示装置。
  6. 前記情報処理手段は、前記選択された所望の仮想画像に対応する画像を、前記選択された所望の仮想画像のパラメータに適合した画像に変換して前記画像情報受信装置に送信させることを特徴とする請求項に記載の情報提示装置。
  7. 記録媒体から、画像及び前記画像の性質を示すパラメータを読み出し、前記読み出されたパラメータが記載されているパラメータリストを作成し、前記パラメータリストに記載されたパラメータ毎の実際には存在しない仮想ディレクトリを生成し、前記記録媒体に記録された画像に対応する実際には存在しない仮想画像を前記パラメータリストに記載されたパラメータ毎に生成し、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリに前記パラメータ毎の仮想画像を分類して登録し、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリ及び前記仮想ディレクトリに登録された仮想画像を示す情報を、前記画像情報受信装置に送信する情報提示方法であって、
    前記パラメータは、前記画像の画素数及び圧縮率のうち少なくとも1つを含み、
    前記パラメータが前記画像の画素数を含む場合、前記記録媒体に記録された画像の画素数よりも多い画素数の仮想画像を生成せず前記記録媒体に記録された画像の画素数以下の仮想ディレクトリに前記仮想画像を生成し、前記パラメータが前記画像の圧縮率を含む場合、前記記録媒体に記録された画像の圧縮率よりも低い圧縮率の仮想画像を生成せず前記記録媒体に記録された画像の圧縮率以上の仮想ディレクトリに前記仮想画像を生成することを特徴とする情報提示方法。
  8. 前記パラメータリストのデータが壊れていて正常に読み出すことができない場合、前記パラメータリスト作成の指示が入力された場合、前記記録媒体が新たに装着された場合、前記画像情報受信装置と通信を確立した場合及び新たに画像が撮像された場合のうち少なくともいずれか1つのタイミングで前記パラメータリストを作成することを特徴とする請求項に記載の情報提示方法。
  9. 前記読み出された前記画像に関する付帯情報及びパラメータが記載されているパラメータリストを前記タイミングで作成し、かつ、前記画像情報受信装置から所定のコマンドを受信したことに応じて前記記録媒体から前記画像に関する付帯情報及び前記パラメータを読み出し、前記タイミングで作成したパラメータリストの付帯情報と前記所定のコマンドを受信したことに応じて読み出した付帯情報との照合を実施し、前記照合の結果不整合が有る場合、前記所定のコマンドを受信したことに応じて読み出した付帯情報及びパラメータに従って前記パラメータリストを更新し、
    前記付帯情報は、画像のファイル名、個々の画像に付与する互いに重複しない番号、画像の記録位置及び画像を撮像した日時を示す情報のうち少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項に記載の情報提示方法。
  10. 前記パラメータ毎の仮想ディレクトリよりも下の階層に、前記記録媒体に記録されたディレクトリに対応する仮想ディレクトリを生成し、前記パラメータ毎の仮想ディレクトリよりも下の階層に生成された仮想ディレクトリに、前記パラメータ毎の仮想画像を分類して登録することを特徴とする請求項のいずれかに記載の情報提示方法。
  11. 前記画像情報受信装置から、前記仮想ディレクトリに登録された仮想画像のうち所望の仮想画像が選択されると、前記選択された所望の仮想画像に対応する画像を前記記録媒体から読み出し、前記読み出した画像を前記画像情報受信装置に送信させることを特徴とする請求項〜1のいずれかに記載の情報提示方法。
  12. 前記選択された所望の仮想画像に対応する画像を、前記選択された所望の仮想画像のパラメータに適合した画像に変換して前記画像情報受信装置に送信させることを特徴とする請求項1に記載の情報提示方法。
  13. 請求項1〜のいずれかに記載の情報提示装置と、前記情報提示装置から前記パラメータ毎の仮想ディレクトリ及び前記仮想ディレクトリに登録された仮想画像を示す情報を受信する画像情報受信装置とを備えたことを特徴とする情報提示システム。
  14. 前記画像情報受信装置は、カラー表示を行うことが可能な表示手段を備えている場合、カラー画像に対応する仮想画像を選択し、白黒表示のみを行うことが可能な表示手段を備えている場合、白黒画像に対応する仮想画像を選択することを特徴とする請求項1に記載の情報提示システム。
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