JP2004153679A - 画像記録装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】所定のフォーマットで記録媒体に記録された画像データに関する管理情報をキーとして画像データを管理することができ、画像データに対する管理負担を大幅に軽減することである。
【解決手段】所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置において、デジタルカメラ1−1の制御部がメモリカード1−2上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域1−4,1−6を確保し、画像データ1−5とともに記録する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
【解決手段】所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置において、デジタルカメラ1−1の制御部がメモリカード1−2上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域1−4,1−6を確保し、画像データ1−5とともに記録する構成を特徴とする。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等により撮像される画像を記録する記録媒体に画像データとして読み書き可能な画像記録装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及がすすみ、デジタル画像データが増加している。
【0003】
デジタル画像データを管理する形式として、例えばDPOF(DigitalPrint Order File Format)がある。
【0004】
そして、DPOFが保存する情報は、撮影者の情報ファイルとして、名前、住所、電話番号が含まれ、送信先の情報として、インターネットアドレス、FAX番号、画像データの情報として、日付、回転、トリミング、印刷枚数等が含まれる。
【0005】
そして、DPOF情報は、自動プリント情報ファイルと自動送信先情報ファイルで構成されている。自動送信情報ファイルの宛先情報には、送信先アドレス情報、FAX番号が記述され、画像データをネットワークで配信する場合に有用であるが、プリント処理後の配布は、送信先毎にメディアの管理を行う必要がある。
【0006】
自動プリント情報ファイルは、プリントプロダクトID,プリント種類、プリント部数、ファイルのフォーマット、画像ファイルのパス名、トリミング、回転が記述されている。プリント部数を指定できるが、画像毎に、撮影時にプリント枚数を指定しておく必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像記録装置は上記のように構成されているので、複数の送信先情報をもつ画像データについて、プリント処理後のメディアを配布する必要が有る場合、印刷後の画像について送信先別に管理する情報は無いため送信先情報をユーザが把握する必要があり、ユーザにデータ管理負担を強いてしまう問題点があった。
【0008】
同様に、画像データを印刷するとき送信先数に応じたプリント枚数をユーザが、画像データごとに印刷枚数を管理しておく必要があり、ユーザにデータ管理負担を強いてしまう問題点があった。
【0009】
また、DPOFは、画像ファイルと画像管理ファイルを作り、画像管理ファイルに画像データの指示情報を記述し、画像データに関する情報は管理ファイルを参照して行うため、画像データを移動すると、画像データファイルと画像管理ファイルの参照が途切れることで、画像データと指示情報の関連付けが消失してしまう等の問題点があった。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、画像データとともに記録することにより、所定のフォーマットで記録媒体に記録された画像データに関する管理情報をキーとして画像データを管理することができ、画像データに対する管理負担を大幅に軽減して、利便性に優れた画像記録処理を効率よく行える画像記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置であって、前記画像データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段により取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示手段と、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力手段と、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力手段により入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す画像記録装置の構成を示すブロック図であり、例えばデジタルカメラの場合に対応する。
【0013】
図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は前記撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0014】
18はタイミング発生回路で、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。なお、タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0015】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
【0016】
更に、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0017】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26 メモリ30、圧縮伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0018】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
【0019】
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
【0020】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0021】
更に、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって画像処理装置100本体と結合されており、自由な向き、角度を設定して電子ファインダ機能や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能である。
【0022】
また、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納することが可能であり、この場合は画像表示部開閉検知回路106により、格納状態を検知して画像表示部28の表示動作を停止することができる。30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0023】
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0024】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮仲長する圧縮伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0025】
なお、露光制御回路40は絞り機能を備えるシャッタスイッチ62、64と、フラッシュ装置174と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御回路である。露光制御回路40、測距制御回路42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う。
【0026】
44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御回路、46はバリアである保護回路102の動作を制御するバリア制御回路である。48はコネクタであり、アクセサリシューとも呼ばれ、フラッシュ装置174との電気接点や機械的な固定手段も合わせて備えている。50は、画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0027】
54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0028】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体150、160の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、記録された画像データの表示、印刷時に画像データに合わせて合成すべきフォトフレームデータの表示等がある。
【0029】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
【0030】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60,62,64,66,68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0031】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0032】
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、バノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0033】
62はシャッタスイッチ(SWl)で、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0034】
64はシャッタスイッチ(SW2)で、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体150或いは記録媒体160に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0035】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0036】
68は単写/連写スイッチで、シャッタスイッチ(SW2)64を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードとシャッタスイッチ(SW2)64を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。
【0037】
70は各種ボタンやタッチパネル等から成る操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、音声記録を開始するボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示0N/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEC圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生モードスイッチ、撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体150或いは記録媒体160から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ、アクティブなドライブを変更するためのドライブボタン、再生時に1枚表示と複数枚表示とを切り替える再生表示切り替えボタン、記録画像の付帯情報を表示するための情報表示ボタン等がある。
【0038】
なお、本実施形態では、撮影時に、記録媒体150等に対して記録すべき画像ファイル領域にタグ領域が確保され、操作部70から入力される画像データを管理する際の管理キーとなる項目と値、あるいはグループを記録することができるように構成されている。
【0039】
80は電源制御回路で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0040】
82,84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源である。
【0041】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース(I/F)、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98は前記コネクタ92,112及び或いはコネクタ96,113に記録媒体150或いは記録媒体160が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。
【0042】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、何れの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0043】
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0044】
更に、インタフェース90及びインタフェース94、そしてコネクタ92及びコネクタ96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0045】
102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファィンダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば(合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0046】
106は画像表示部開閉検知回路であり、画像表示部28が、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納した格納状態にあるかどうかを検知することができる。ここで、格納状態にあると検知したならば画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止することが可能である。
【0047】
110は通信手段で、RS232−CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。114は前記通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0048】
150はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、記録媒体150は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録媒体160、画像処理装置100とのインタフェース154、画像処理装置100と接続を行うコネクタ112を備えている。160はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
【0049】
記録媒体160は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記憶部162、画像処理装置100とのインタフェース164、画像処理装置100と接続を行うコネクタ112、113を備えている。174はフラッシュ装置である。172は、画像処理装置100のアクセサリシューと接続するためのコネクタである。なお、フラッンュ装置174は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0050】
図2は、本発明に係る画像記録装置における画像データ処理状態を説明する模式図であり、例えば画像記録装置をデジタルカメラとして実施した場合に対応する。
【0051】
図2において、デジタルカメラ1−1は、液晶モニタを備えたタイプであり、撮影した画像データをデジタルカメラ本体と着脱可能なメモリカード1−2に記録するものである。
【0052】
画像取扱装置1−7は、画像を取り込み画像処理し、プリンタ1−8に対して出力するための周辺機器やソフトウエアを備えコンピュータで構成されている。
【0053】
プリンタ1−8は、入力された画像データを与えられた命令に従いプリントする機器である。
【0054】
デジタルカメラ1−1の機能について説明する。
【0055】
液晶モニタを備えた公知のデジタルカメラ1−1は、撮影を行い、付属のモニタに再生を行い、メモリに記録する機能と、メモリに記録された画像をモニタに再生表示し、指示入力に応じて画像の削除を行う機能と、が備えられている。
【0056】
本発明の画像記録装置においては、これらの機能に加え、メモリに記録された画像をモニタに再生表示し、さらに必要に応じて処理項目のメニューをモニタに表示し、ユーザから入力された指示情報を取り込み、画像ファイル1−3のタグ領域1−4とタグ領域1−6に記述する機能を備えている。
【0057】
この機能は、撮影モードや再生モードの一部として指示情報処理を実現しても良いし、撮影モードや再生モードと別に指示情報モードとして実現してもよい。
【0058】
なお、タグ領域1−4かタグ領域1−6に記述するかは、タグ領域1−4の指示情報の項目ごとに設定されている。
【0059】
撮影モードで入力された指示情報はタグ領域1−4に記述し、指示上モードで追加、変更された情報をタグ領域1−6に記述するように、モードに応じて切り替えてもよい。いずれの場合も、ユーザはモニタに表示された処理メニューに従って指示情報を入力すればよく、記述先を特に意識する必要はない。
【0060】
デジタルカメラ1−1の上述の機能により、メモリカード1−2に記録された画像ファイル1−3は、メモリカード1−2をデジタルカメラ1−1から取り外し、画像取扱装置1−7に備えられているカードリーダによって、システムに受け渡される。
【0061】
画像取扱装置1−7はメモリカード1−2から、画像ファイル1−3を読み取り、タグ領域1−4、画像データ1−5、タグ領域1−6を取り込み、タグ領域1−4、タグ領域1−6に記述された指示情報と、送信先判別入力手段によって指定された送信先判別情報に従って、画像ファイル1−3内の画像データ1−5に対して、色、階調変換、画素数変換、編集処理などの画像処理を施した後に、指示情報に記述された送信先情報と送信先判別情報から、送信先判別情報が全画像全員配布なら、全画像について送信先対象数に応じた枚数分、処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。
【0062】
もしくは、送信先判別情報が固有画像全員配布なら、固有画像について送信先対象数に応じた枚数分、処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。
【0063】
もしくは、送信先判別情報が画像指定無し固有者配布なら、全画像について固有送信先対象かどうかを検索し、検索の結果固有送信先対象と、画像データの送信先情報が適合した画像データの処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。プリンタ1−8はメディアに印刷する装置である。
【0064】
上記のように構成された画像記録装置は、例えばDPOF形式で指定されていた送信先情報で指定可能な情報に加えて送信先住所を記述することで、プリント処理後の配布時に、送信先住所情報を参照し活用することで配布時の管理を容易にすることを特徴とする。
【0065】
また、枚数管理の方法として、自動プリント情報としてプリント枚数情報を参照する方法に加え、送信先数をカウントして印刷枚数を決定することで、ユーザが印刷枚数を設定する必要がなくなる。
【0066】
ここで、本実施形態における好適な画像記録装置は、デジタル画像データを入力可能な機器として、デジタルカメラ、デジタルビデオ、デジタルスキャナとして実施されるものであり、記録媒体とは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、PCカード、SDカードなどのメモリカード、FD、MD、Zip、MO、などのリムーバルメディアのことである。
【0067】
ただし、通信機能付のデジタル入力装置は、他の装置と直接データを通信する場合、記録媒体は他の装置に内蔵された記録媒体でもよい。
【0068】
また、データ取得手段とは、デジタルカメラの撮像機能、メモリカード読み取り機能など、公知のデジタルカメラの機能を示している。
【0069】
再生表示手段としては、デジタルカメラの液晶画面と、その液晶画面への表示機能である。また、指示情報受付手段とは、上記液晶画面に指定可能なプリント処理のメニューを表示し、付属するボタンによるメニューの選択を可能にする機能である。
【0070】
さらに、記録媒体に確保されるタグ領域を備えたフォーマットの画像ファイルとは、TIFF,JPEG、もしくはその他のフォーマットでもよい。
【0071】
また、指示情報の少なくとも一部を記述しうるとは、指示情報が記述される場合とされない場合があることであり、記述先決定手段により記述される。
【0072】
このとき、指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域を決定する手段は、前記指示情報を画像ファイル内にタグ領域を確保する。
【0073】
さらに、指示情報の送信先情報については、後述する図9に示すように送信先をグループとして登録しておき、画像データとグループを関連付けてもよい。
【0074】
グループ内の各送信先住所情報は、撮像後に入力し、画像データ内に関連付け、画像ファイルに記述してもよい。
【0075】
また、情報が追加された場合のタグ領域の確保については、確保されているタグ領域を拡大してもよいし、あらかじめ確保されたタグ領域に、追加で確保されたタグ領域の参照先を記述しておき、追加で確保されたタグ領域内に追加情報内容を記述してもよい。
【0076】
さらに、本実施形態に好適な画像記録装置においては、画像ファイル内のタグ領域に指示情報内容を記述するので、ファイルを移動、またはコピーしたとしても、移動先、コピーしたファイルでも画像データと指示内容の関連付けは変わらないことを特徴としている。
【0077】
図3は、図2に示した画像ファイル1−3のフォーマットの一例を示す図である。
【0078】
図3に示すように、画像ファイル1−3は、画像を表す画像データ2−4に対し、画像付加情報を記述するタグ領域A2−1とタグ領域B2−5を付与したフォーマットのファイルである。
【0079】
タグ領域A2−1には、自動プリント情報2−2として、ファイルフォーマット種別や、低解像度のサムネイル画像や、撮影日やカメラの露出などの撮影情報等が記述されている。
【0080】
タグ領域B2−5には、タグ領域A2−1に記述された送信先情報に追加、もしくはタグ領域A2−1に入らなかった自動送信情報2−3を記述する領域である。
【0081】
図4は、図3に示したタグ領域A2−1における自動送信情報2−3の詳細データ構造を説明する図である。
【0082】
図4において、自動送信情報2−3には、本発明の特徴である送信先情報として、送信先名3−2、送信先住所情報3−3、送信先電話番号3−4、送信先FAX番号3−5、送信先所属グループ3−6などを属性に持っている。
【0083】
本例では、項目=値という表記をする。
【0084】
例では、行3−1〜3−7で囲まれた部分で1つの送信先を示す。
【0085】
図5は、本発明に係る画像記録装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えば撮影時に指示情報をメモリカード1−2へ記録する手順に対応する。なお、(4−1)〜(4−7)は各ステップを示す。なお、以下、画像データ付加情報について、自動プリント情報と自動送信情報の両方を示すときは、指示情報と記す。
【0086】
まず、ステップ(4−1)で、メニュー選択を実行して、ステップ(4−2)で、画像撮影モードを選択する。
【0087】
そして、画像撮影モードに入ったときに、ステップ(4−3)で、指示情報を液晶パネルで表示する。
【0088】
次いで、ステップ(4−4)で、該指示情報を入力するかどうかの選択状態を判別して、指示情報の入力が無いと判別した場合は、指示情報をメモリカード1−2に記録するのに必要な領域を計算し、ステップ(4−5)で、画像ファイル1−3にタグ領域を確保し、ステップ(4−6)で、データ記録、例えばタグ領域と画像データを記録媒体(メモリカード1−2)に記録して、ステップ(4−1)へ戻る。
【0089】
一方、ステップ(4−4)で、指示情報入力があると判別した場合、例えば指示情報に変更、追加などの場合は、ステップ(4−7)で、指示情報入力を行い、ステップ(4−5)へ進む。
【0090】
図6は、本発明に係る画像記録装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えば画像閲覧時に指示情報をメモリカード1−2に記録する場合のタグ領域の指示情報入力処理手順に対応する。なお、(5−1)〜(5−9)は各ステップを示す。
【0091】
まず、ステップ(5−1)で、メニュー選択を実行して、ステップ(5−2)で、画像閲覧モード5−2を選択する。そして、画像閲覧モードに入ったときに、ステップ(5−3)で、指示情報をパネルに表示する。
【0092】
次に、ステップ(5−4)で、該指示情報を入力するかどうかの選択状態を判別して、指示情報の入力が無いと判別した場合は、すなわち、指示情報に変更なければ、ステップ(5−5)で、指示情報を解析する。具体的には、情報解析では指示情報を項目に分類し、項目に設定されたデータの整合性をはかる。
【0093】
そして、ステップ(5−6)で、画像データに反映される項目は画像表示手段に反映させて、表示用画像データを生成して、ステップ(5−1)へ戻る。
【0094】
一方、ステップ(5−4)で、指示情報に変更、追加などがあると判別した場合は、ステップ(5−7)で、指示情報入力モードに移り、指示情報を入力し、ステップ(5−8)で、記録媒体(メモリカード1−2)上にタグ領域確保する。
【0095】
このようにして、記録媒体(メモリカード1−2)上にタグ領域が確定すると、ステップ(5−9)で、画像データとともに、画像ファイル1−3にデータ記録手段によりデータを記録して、ステップ(5−6)へ進み、画像処理された画像データをモニタに表示する。なお、データ記録では、タグ領域1−4,1−6と画像データ1−5を記録媒体(メモリカード1−2)に記録する。
【0096】
図7は、本発明に係る画像記録装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えばN(自然数)枚画像ファイル1−3がある場合の印刷処理手順に対応する。なお、(6−1)〜(6−12)は各ステップを示す。
【0097】
まず、ステップ(6−1)で、ユーザが画像取扱装置1−7に印刷命令を出す。そして、ステップ(6−2)で、送信先による分類をして、印刷処理を行うため、分類する指示情報(例えば住所)をユーザがテキストデータとして入力する。次に、ステップ(6−3)で、入力された指示情報を解析する。
【0098】
ここでの指示情報解析は、指定された項目と、指定された項目に入力された値の整合性を、例えば、管理キーとなる項目が「住所」で、住所として特定するデータの値が「XXX」等で内部メモリに記憶するものとする。
【0099】
次に、ステップ(6−4)で、N枚の画像ファイルについて処理する。
【0100】
このとき、ステップ(6−5)で、パラメータnを1以上N以下とし、N回繰り返し処理を行う。
【0101】
そして、ステップ(6−6)で、n番目の画像ファイルnを読み込む。なお、以降、n番目の画像ファイルを画像ファイルnとする。
【0102】
そして、ステップ(6−7)で、画像ファイルnに記述されている指示情報を読み取り、ステップ(6−8)で、メモリカード1−2内の画像ファイルnに記述されている指示情報と、画像ファイル分類のために入力した指示情報(本実施形態では「住所」であって、その値「XXX(テキストデータ)」)とが合致するかを判断して、合致しないと判断した場合は、ステップ(6−6)へ戻る。
【0103】
一方、ステップ(6−8)で、合致すると判断した場合は、ステップ(6−9)で、画像ファイルnの自動プリント情報2−2をメモリカード1−2のタグ領域2−1より取得する。そして、ステップ(6−10)で、該取得される指示情報の解析を行う。
【0104】
そして、ステップ(6−11)で、自動プリント情報2−2で画像処理の設定を取得し、指示情報取得から画像ファイルnの印刷枚数を決定(管理キーとしてグループが指定された場合には、そのグループに登録された数により決定される)し、生成する印刷コマンドをプリンタ1−8に転送する。
【0105】
そして、ステップ(6−12)で、プリンタ1−8では、印刷コマンドに応じて印刷処理を行い、印刷命令に対する処理を終了する。
【0106】
以下、図8,図9を参照して、分類情報として入力された指示情報の項目、もしくは、値によって、画像ファイルの指示情報から印刷枚数を決定する具体的処理例について説明する。
【0107】
図8,図9は、本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図であり、図8に示す例は、項目を「住所」として分類する例であり、図9に示す例では、項目を「グループ」として分類する例である。
【0108】
以下、分類指示情報として、ユーザが任意に管理キーとして付与した項目=住所、値=XXXを分類情報として指示した時を例について、図8を参照して説明する。
【0109】
画像ファイルIM1と画像ファイルIM3は、項目は「住所」が存在し分類指示と合致するが、値=XXXと合致しないので印刷対象としない。
【0110】
一方、画像ファイルIM2は、項目情報で住所が存在し、値=XXXと全て合致するので、画像ファイルIM2を印刷対象とし、ステップ(6−11)で、印刷コマンド生成する処理を行う。
【0111】
一方、図9に示す例では、ユーザが任意に管理キーとして付与した分類指示情報として、項目=グループ、値=XXXを分類情報として指示した例である。
【0112】
本例では、画像ファイルIM1は、項目情報としてグループは存在するが、値=XXXと合致しないので、印刷対象としない。
【0113】
一方、画像ファイルIM3は項目でグループが存在しないので、印刷対象としない。また、画像ファイルIM2は、項目で「グループ」が存在し、値=XXXと全てと合致するので、画像ファイルIM2を印刷対象とし、グループXXXに含まれるメンバーは2つ(NAME1,NAME2)なので、印刷枚数を2枚と決定し、ステップ(6−11)へ進み、印刷コマンド生成処理に移る。
【0114】
以下、図10に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像記録装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0115】
図10は、本発明に係る画像記録装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0116】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0117】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0118】
本実施形態における図5,図6,図7に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0119】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0120】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0121】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0122】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
さらに、上記実施形態では、デジタルカメラの操作部より管理情報となる指示情報を入力する場合について説明したが、メモリカードをデジタルカメラから外して、該メモリカードに対するI/Fを備える機器、例えばプリンタ装置やコンピュータ装置で画像データに対する指示情報を入力できるように構成してもよい。
【0125】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組み合わせを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0126】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜12について説明する。
【0127】
〔実施態様1〕
所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置であって、前記画像データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段により取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示手段と、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力手段と、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力手段により入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録手段とを備え、さらに、前記指示情報の中ですくなくとも一部を記述しうるフォーマットであって、前記画像ファイルのフォーマット種別と、前記入力手段により指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域と記述内容を決定するタグ領域決定手段とを備え、前記画像ファイル記録手段が、前記タグ領域決定手段の決定に基づいて前記タグ領域に前記指示情報を記述可能とすることを特徴とする画像記録装置。
【0128】
〔実施態様2〕
実施態様1を含み、前記タグ領域決定手段において、前記指示情報のうち送信先情報について、複数の送信先を指定可能であることを特徴とする画像記録装置。
【0129】
〔実施態様3〕
実施態様2を含み、前記タグ領域決定手段において、前記指示情報のうち送信先情報を複数の送信先をひとつのグループとして指定可能とすることを特徴とする画像記録装置。
【0130】
〔実施態様5〕
実施態様請求項3を含み、前記タグ領域決定手段において、タグ領域にグループの送信先情報の変更を反映し記述できることを特徴とする画像記録装置。
【0131】
〔実施態様6〕
実施態様4を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信先住所を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0132】
〔実施態様7〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信対象先毎にプリント条件を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0133】
〔実施態様8〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信対象先毎に送信条件を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0134】
〔実施態様9〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち指示情報に関連付けるフラグを用い、フラグにより指示内容の有効性をあらわすことを特徴とする画像記録装置。
【0135】
〔実施態様10〕
所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置における画像記録方法であって、前記画像データを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップにより取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示ステップと、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力ステップと、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力ステップにより入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録ステップとを備え、さらに、前記指示情報の中ですくなくとも一部を記述しうるフォーマットであって、前記画像ファイルのフォーマット種別と、前記入力手段により指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域と記述内容を決定するタグ領域決定ステップとを備え、前記画像ファイル記録ステップが、前記タグ領域決定ステップの決定に基づいて前記タグ領域に前記指示情報を記述可能とすることを特徴とする画像記録方法。
【0136】
〔実施態様11〕
実施様態10に記載の画像記録方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0137】
〔実施態様12〕
実施様態10に記載の画像記録方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0138】
各実施態様によれば、本発明の画像記録装置および画像管理形式は、指示情報の送信先情報に住所情報が存在することで、はがきのような印刷後の画像の郵送を行う場合や、印刷後のメディアを郵送する場合、画像データの管理は容易になる。
【0139】
また、画像ファイル内に確保されたタグ領域に、追加、変更された指示情報が入りきらなかった情報は、画像ファイル内にタグ領域を追加確保して情報を記述するので、効率よく指示情報を管理できる。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、画像データとともに記録するので、所定のフォーマットで記録媒体に記録された画像データに関する管理情報をキーとして画像データを管理することができ、画像データに対する管理負担を大幅に軽減して、利便性に優れた画像記録処理を効率よく行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置における画像データ処理状態を説明する模式図である。
【図3】図2に示した画像ファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図3に示したタグ領域における自動送信情報の詳細データ構造を説明する図である。
【図5】本発明に係る画像記録装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像記録装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像記録装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図である。
【図9】本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図である。
【図10】本発明に係る画像記録装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1−1 デジタルカメラ
1−2 メモリカード
1−3 画像ファイル
1−4,1−6 タグ領域
1−5 画像データ
1−7 画像取扱装置(コンピュータ装置)
1−8 プリンタ
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラ等により撮像される画像を記録する記録媒体に画像データとして読み書き可能な画像記録装置の制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタルカメラの普及がすすみ、デジタル画像データが増加している。
【0003】
デジタル画像データを管理する形式として、例えばDPOF(DigitalPrint Order File Format)がある。
【0004】
そして、DPOFが保存する情報は、撮影者の情報ファイルとして、名前、住所、電話番号が含まれ、送信先の情報として、インターネットアドレス、FAX番号、画像データの情報として、日付、回転、トリミング、印刷枚数等が含まれる。
【0005】
そして、DPOF情報は、自動プリント情報ファイルと自動送信先情報ファイルで構成されている。自動送信情報ファイルの宛先情報には、送信先アドレス情報、FAX番号が記述され、画像データをネットワークで配信する場合に有用であるが、プリント処理後の配布は、送信先毎にメディアの管理を行う必要がある。
【0006】
自動プリント情報ファイルは、プリントプロダクトID,プリント種類、プリント部数、ファイルのフォーマット、画像ファイルのパス名、トリミング、回転が記述されている。プリント部数を指定できるが、画像毎に、撮影時にプリント枚数を指定しておく必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の画像記録装置は上記のように構成されているので、複数の送信先情報をもつ画像データについて、プリント処理後のメディアを配布する必要が有る場合、印刷後の画像について送信先別に管理する情報は無いため送信先情報をユーザが把握する必要があり、ユーザにデータ管理負担を強いてしまう問題点があった。
【0008】
同様に、画像データを印刷するとき送信先数に応じたプリント枚数をユーザが、画像データごとに印刷枚数を管理しておく必要があり、ユーザにデータ管理負担を強いてしまう問題点があった。
【0009】
また、DPOFは、画像ファイルと画像管理ファイルを作り、画像管理ファイルに画像データの指示情報を記述し、画像データに関する情報は管理ファイルを参照して行うため、画像データを移動すると、画像データファイルと画像管理ファイルの参照が途切れることで、画像データと指示情報の関連付けが消失してしまう等の問題点があった。
【0010】
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、本発明の目的は、記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、画像データとともに記録することにより、所定のフォーマットで記録媒体に記録された画像データに関する管理情報をキーとして画像データを管理することができ、画像データに対する管理負担を大幅に軽減して、利便性に優れた画像記録処理を効率よく行える画像記録装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置であって、前記画像データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段により取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示手段と、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力手段と、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力手段により入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録手段とを備えることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態を示す画像記録装置の構成を示すブロック図であり、例えばデジタルカメラの場合に対応する。
【0013】
図1において、100は画像処理装置である。10は撮影レンズ、12は絞り機能を備えるシャッタ、14は光学像を電気信号に変換する撮像素子、16は前記撮像素子14のアナログ信号出力をデジタル信号に変換するA/D変換器である。
【0014】
18はタイミング発生回路で、撮像素子14、A/D変換器16、D/A変換器26にクロック信号や制御信号を供給する。なお、タイミング発生回路18は、メモリ制御回路22及びシステム制御回路50により制御される。
【0015】
20は画像処理回路であり、A/D変換器16からのデータ或いはメモリ制御回路22からのデータに対して所定の画素補間処理や色変換処理を行う。また、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてシステム制御回路50が露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う、TTL(スルー・ザ・レンズ)方式のAF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理を行っている。
【0016】
更に、画像処理回路20においては、撮像した画像データを用いて所定の演算処理を行い、得られた演算結果に基づいてTTL方式のAWB(オートホワイトバランス)処理も行っている。
【0017】
22はメモリ制御回路であり、A/D変換器16、タイミング発生回路18、画像処理回路20、画像表示メモリ24、D/A変換器26 メモリ30、圧縮伸長回路32を制御する。A/D変換器16のデータが画像処理回路20、メモリ制御回路22を介して、或いはA/D変換器16のデータが直接メモリ制御回路22を介して、画像表示メモリ24或いはメモリ30に書き込まれる。
【0018】
24は画像表示メモリ、26はD/A変換器、28はTFT LCD等から成る画像表示部であり、画像表示メモリ24に書き込まれた表示用の画像データはD/A変換器26を介して画像表示部28により表示される。
【0019】
画像表示部28を用いて撮像した画像データを逐次表示すれば、電子ファインダ機能を実現することが可能である。
【0020】
また、画像表示部28は、システム制御回路50の指示により任意に表示をON/OFFすることが可能であり、表示をOFFにした場合には画像処理装置100の電力消費を大幅に低減することができる。
【0021】
更に、画像表示部28は、回転可能なヒンジ部によって画像処理装置100本体と結合されており、自由な向き、角度を設定して電子ファインダ機能や再生表示機能、各種表示機能を使用することが可能である。
【0022】
また、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納することが可能であり、この場合は画像表示部開閉検知回路106により、格納状態を検知して画像表示部28の表示動作を停止することができる。30は撮影した静止画像や動画像を格納するためのメモリであり、所定枚数の静止画像や所定時間の動画像を格納するのに十分な記憶量を備えている。
【0023】
これにより、複数枚の静止画像を連続して撮影する連写撮影やパノラマ撮影の場合にも、高速かつ大量の画像書き込みをメモリ30に対して行うことが可能となる。また、メモリ30はシステム制御回路50の作業領域としても使用することが可能である。
【0024】
32は適応離散コサイン変換(ADCT)等により画像データを圧縮仲長する圧縮伸長回路であり、メモリ30に格納された画像を読み込んで圧縮処理或いは伸長処理を行い、処理を終えたデータをメモリ30に書き込む。
【0025】
なお、露光制御回路40は絞り機能を備えるシャッタスイッチ62、64と、フラッシュ装置174と連携することによりフラッシュ調光機能も有するものである。42は、撮影レンズ10のフォーカシングを制御する測距制御回路である。露光制御回路40、測距制御回路42はTTL方式を用いて制御されており、撮像した画像データを画像処理回路20によって演算した演算結果に基づき、システム制御回路50が露光制御回路40、測距制御回路42に対して制御を行う。
【0026】
44は、撮影レンズ10のズーミングを制御するズーム制御回路、46はバリアである保護回路102の動作を制御するバリア制御回路である。48はコネクタであり、アクセサリシューとも呼ばれ、フラッシュ装置174との電気接点や機械的な固定手段も合わせて備えている。50は、画像処理装置100全体を制御するシステム制御回路、52は、システム制御回路50の動作用の定数、変数、プログラム等を記憶するメモリである。
【0027】
54は、システム制御回路50でのプログラムの実行に応じて、文字、画像、音声等を用いて動作状態やメッセージ等を表示する液晶表示装置、スピーカ等の表示部であり、画像処理装置100の操作部近辺の視認し易い位置に単数或いは複数個所設置され、例えばLCDやLED、発音素子等の組み合わせにより構成されている。
【0028】
また、表示部54は、その一部の機能が光学ファインダ104内に設置されている。表示部54の表示内容のうち、LCD等に表示するものとしては、シングルショット/連写撮影表示、セルフタイマ表示、圧縮率表示、記録画素数表示、記録枚数表示、残撮影可能枚数表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示、フラッシュ表示、赤目緩和表示、マクロ撮影表示、ブザー設定表示、時計用電池残量表示、電池残量表示、エラー表示、複数桁の数字による情報表示、記録媒体150、160の着脱状態表示、通信I/F動作表示、日付・時刻表示、記録された画像データの表示、印刷時に画像データに合わせて合成すべきフォトフレームデータの表示等がある。
【0029】
また、表示部54の表示内容のうち、光学ファインダ104内に表示するものとしては、合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示等がある。
【0030】
56は電気的に消去・記録可能な不揮発性メモリであり、例えばEEPROM等が用いられる。60,62,64,66,68及び70は、システム制御回路50の各種の動作指示を入力するための操作手段であり、スイッチやダイアル、タッチパネル、視線検知によるポインティング、音声認識装置等の単数或いは複数の組み合わせで構成される。
【0031】
ここで、これらの操作手段の具体的な説明を行う。
【0032】
60はモードダイアルスイッチで、電源オフ、自動撮影モード、撮影モード、バノラマ撮影モード、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを切り替え設定することができる。
【0033】
62はシャッタスイッチ(SWl)で、不図示のシャッタボタンの操作途中でONとなり、AF(オートフォーカス)処理、AE(自動露出)処理、AWB(オートホワイトバランス)処理、EF(フラッシュプリ発光)処理等の動作開始を指示する。
【0034】
64はシャッタスイッチ(SW2)で、不図示のシャッタボタンの操作完了でONとなり、撮像素子14から読み出した信号をA/D変換器16、メモリ制御回路22を介してメモリ30に画像データを書き込む露光処理、画像処理回路20やメモリ制御回路22での演算を用いた現像処理、メモリ30から画像データを読み出し、圧縮伸長回路32で圧縮を行い、記録媒体150或いは記録媒体160に画像データを書き込む記録処理という一連の処理の動作開始を指示する。
【0035】
66は画像表示ON/OFFスイッチで、画像表示部28のON/OFFを設定することができる。この機能により、光学ファインダ104を用いて撮影を行う際に、TFT LCD等から成る画像表示部28への電流供給を遮断することにより、省電力を図ることが可能となる。
【0036】
68は単写/連写スイッチで、シャッタスイッチ(SW2)64を押した場合に1駒の撮影を行って待機状態とする単写モードとシャッタスイッチ(SW2)64を押している間は連続して撮影を行い続ける連写モードとを設定することができる。
【0037】
70は各種ボタンやタッチパネル等から成る操作部で、メニューボタン、セットボタン、マクロボタン、マルチ画面再生改ページボタン、フラッシュ設定ボタン、単写/連写/セルフタイマ切り替えボタン、メニュー移動+(プラス)ボタン、メニュー移動−(マイナス)ボタン、再生画像移動+(プラス)ボタン、再生画像−(マイナス)ボタン、撮影画質選択ボタン、露出補正ボタン、日付/時間設定ボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の選択及び切り替えを設定する選択/切り替えボタン、音声記録を開始するボタン、パノラマモード等の撮影及び再生を実行する際に各種機能の決定及び実行を設定する決定/実行ボタン、画像表示部28のON/OFFを設定する画像表示0N/OFFスイッチ、撮影直後に撮影した画像データを自動再生するクイックレビュー機能を設定するクイックレビューON/OFFスイッチ、JPEC圧縮の圧縮率を選択するため或いは撮像素子の信号をそのままデジタル化して記録媒体に記録するCCDRAWモードを選択するためのスイッチである圧縮モードスイッチ、再生モード、マルチ画面再生・消去モード、PC接続モード等の各機能モードを設定することができる再生モードスイッチ、撮影モード状態において、撮影した画像をメモリ30或いは記録媒体150或いは記録媒体160から読み出して画像表示部28によって表示する再生動作の開始を指示する再生スイッチ、アクティブなドライブを変更するためのドライブボタン、再生時に1枚表示と複数枚表示とを切り替える再生表示切り替えボタン、記録画像の付帯情報を表示するための情報表示ボタン等がある。
【0038】
なお、本実施形態では、撮影時に、記録媒体150等に対して記録すべき画像ファイル領域にタグ領域が確保され、操作部70から入力される画像データを管理する際の管理キーとなる項目と値、あるいはグループを記録することができるように構成されている。
【0039】
80は電源制御回路で、電池検出回路、DC−DCコンバータ、通電するブロックを切り替えるスイッチ回路等により構成されており、電池の装着の有無、電池の種類、電池残量の検出を行い、検出結果及びシステム制御回路50の指示に基づいてDC−DCコンバータを制御し、必要な電圧を必要な期間、記録媒体を含む各部へ供給する。
【0040】
82,84はコネクタ、86はアルカリ電池やリチウム電池等の一次電池やNiCd電池やNiMH電池、Li電池等の二次電池、ACアダプタ等からなる電源である。
【0041】
90及び94はメモリカードやハードディスク等の記録媒体とのインタフェース(I/F)、92及び96はメモリカードやハードディスク等の記録媒体と接続を行うコネクタ、98は前記コネクタ92,112及び或いはコネクタ96,113に記録媒体150或いは記録媒体160が装着されているか否かを検知する記録媒体着脱検知回路である。
【0042】
なお、本実施形態では記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタを2系統持つものとして説明している。もちろん、記録媒体を取り付けるインタフェース及びコネクタは、単数或いは複数、何れの系統数を備える構成としても構わない。また、異なる規格のインタフェース及びコネクタを組み合わせて備える構成としても構わない。
【0043】
インタフェース及びコネクタとしては、PCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成して構わない。
【0044】
更に、インタフェース90及びインタフェース94、そしてコネクタ92及びコネクタ96をPCMCIAカードやCF(コンパクトフラッシュ(登録商標))カード等の規格に準拠したものを用いて構成した場合、LANカードやモデムカード、USBカード、IEEE1394カード、P1284カード、SCSIカード、PHS等の通信カード、等の各種通信カードを接続することにより、他のコンピュータやプリンタ等の周辺機器との間で画像データや画像データに付属した管理情報を転送し合うことができる。
【0045】
102は、画像処理装置100のレンズ10を含む撮像部を覆うことにより、撮像部の汚れや破損を防止するバリアである保護手段である。104は光学ファインダであり、画像表示部28による電子ファインダ機能を使用すること無しに、光学ファィンダのみを用いて撮影を行うことが可能である。また、光学ファインダ104内には、表示部54の一部の機能、例えば(合焦表示、手振れ警告表示、フラッシュ充電表示、シャッタスピード表示、絞り値表示、露出補正表示などが設置されている。
【0046】
106は画像表示部開閉検知回路であり、画像表示部28が、画像表示部28の表示部分を画像処理装置100に向けて格納した格納状態にあるかどうかを検知することができる。ここで、格納状態にあると検知したならば画像表示部28の表示動作を停止して不要な電力消費を禁止することが可能である。
【0047】
110は通信手段で、RS232−CやUSB、IEEE1394、P1284、SCSI、モデム、LAN、無線通信、等の各種通信機能を有する。114は前記通信手段110により画像処理装置100を他の機器と接続するコネクタ或いは無線通信の場合はアンテナである。
【0048】
150はメモリカードやハードディスク等の記録媒体であり、記録媒体150は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記録媒体160、画像処理装置100とのインタフェース154、画像処理装置100と接続を行うコネクタ112を備えている。160はメモリカードやハードディスク等の記録媒体である。
【0049】
記録媒体160は、半導体メモリや磁気ディスク等から構成される記憶部162、画像処理装置100とのインタフェース164、画像処理装置100と接続を行うコネクタ112、113を備えている。174はフラッシュ装置である。172は、画像処理装置100のアクセサリシューと接続するためのコネクタである。なお、フラッンュ装置174は、AF補助光の投光機能、フラッシュ調光機能も有する。
【0050】
図2は、本発明に係る画像記録装置における画像データ処理状態を説明する模式図であり、例えば画像記録装置をデジタルカメラとして実施した場合に対応する。
【0051】
図2において、デジタルカメラ1−1は、液晶モニタを備えたタイプであり、撮影した画像データをデジタルカメラ本体と着脱可能なメモリカード1−2に記録するものである。
【0052】
画像取扱装置1−7は、画像を取り込み画像処理し、プリンタ1−8に対して出力するための周辺機器やソフトウエアを備えコンピュータで構成されている。
【0053】
プリンタ1−8は、入力された画像データを与えられた命令に従いプリントする機器である。
【0054】
デジタルカメラ1−1の機能について説明する。
【0055】
液晶モニタを備えた公知のデジタルカメラ1−1は、撮影を行い、付属のモニタに再生を行い、メモリに記録する機能と、メモリに記録された画像をモニタに再生表示し、指示入力に応じて画像の削除を行う機能と、が備えられている。
【0056】
本発明の画像記録装置においては、これらの機能に加え、メモリに記録された画像をモニタに再生表示し、さらに必要に応じて処理項目のメニューをモニタに表示し、ユーザから入力された指示情報を取り込み、画像ファイル1−3のタグ領域1−4とタグ領域1−6に記述する機能を備えている。
【0057】
この機能は、撮影モードや再生モードの一部として指示情報処理を実現しても良いし、撮影モードや再生モードと別に指示情報モードとして実現してもよい。
【0058】
なお、タグ領域1−4かタグ領域1−6に記述するかは、タグ領域1−4の指示情報の項目ごとに設定されている。
【0059】
撮影モードで入力された指示情報はタグ領域1−4に記述し、指示上モードで追加、変更された情報をタグ領域1−6に記述するように、モードに応じて切り替えてもよい。いずれの場合も、ユーザはモニタに表示された処理メニューに従って指示情報を入力すればよく、記述先を特に意識する必要はない。
【0060】
デジタルカメラ1−1の上述の機能により、メモリカード1−2に記録された画像ファイル1−3は、メモリカード1−2をデジタルカメラ1−1から取り外し、画像取扱装置1−7に備えられているカードリーダによって、システムに受け渡される。
【0061】
画像取扱装置1−7はメモリカード1−2から、画像ファイル1−3を読み取り、タグ領域1−4、画像データ1−5、タグ領域1−6を取り込み、タグ領域1−4、タグ領域1−6に記述された指示情報と、送信先判別入力手段によって指定された送信先判別情報に従って、画像ファイル1−3内の画像データ1−5に対して、色、階調変換、画素数変換、編集処理などの画像処理を施した後に、指示情報に記述された送信先情報と送信先判別情報から、送信先判別情報が全画像全員配布なら、全画像について送信先対象数に応じた枚数分、処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。
【0062】
もしくは、送信先判別情報が固有画像全員配布なら、固有画像について送信先対象数に応じた枚数分、処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。
【0063】
もしくは、送信先判別情報が画像指定無し固有者配布なら、全画像について固有送信先対象かどうかを検索し、検索の結果固有送信先対象と、画像データの送信先情報が適合した画像データの処理済み画像データをプリンタ1−8に転送する。プリンタ1−8はメディアに印刷する装置である。
【0064】
上記のように構成された画像記録装置は、例えばDPOF形式で指定されていた送信先情報で指定可能な情報に加えて送信先住所を記述することで、プリント処理後の配布時に、送信先住所情報を参照し活用することで配布時の管理を容易にすることを特徴とする。
【0065】
また、枚数管理の方法として、自動プリント情報としてプリント枚数情報を参照する方法に加え、送信先数をカウントして印刷枚数を決定することで、ユーザが印刷枚数を設定する必要がなくなる。
【0066】
ここで、本実施形態における好適な画像記録装置は、デジタル画像データを入力可能な機器として、デジタルカメラ、デジタルビデオ、デジタルスキャナとして実施されるものであり、記録媒体とは、コンパクトフラッシュ(登録商標)、PCカード、SDカードなどのメモリカード、FD、MD、Zip、MO、などのリムーバルメディアのことである。
【0067】
ただし、通信機能付のデジタル入力装置は、他の装置と直接データを通信する場合、記録媒体は他の装置に内蔵された記録媒体でもよい。
【0068】
また、データ取得手段とは、デジタルカメラの撮像機能、メモリカード読み取り機能など、公知のデジタルカメラの機能を示している。
【0069】
再生表示手段としては、デジタルカメラの液晶画面と、その液晶画面への表示機能である。また、指示情報受付手段とは、上記液晶画面に指定可能なプリント処理のメニューを表示し、付属するボタンによるメニューの選択を可能にする機能である。
【0070】
さらに、記録媒体に確保されるタグ領域を備えたフォーマットの画像ファイルとは、TIFF,JPEG、もしくはその他のフォーマットでもよい。
【0071】
また、指示情報の少なくとも一部を記述しうるとは、指示情報が記述される場合とされない場合があることであり、記述先決定手段により記述される。
【0072】
このとき、指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域を決定する手段は、前記指示情報を画像ファイル内にタグ領域を確保する。
【0073】
さらに、指示情報の送信先情報については、後述する図9に示すように送信先をグループとして登録しておき、画像データとグループを関連付けてもよい。
【0074】
グループ内の各送信先住所情報は、撮像後に入力し、画像データ内に関連付け、画像ファイルに記述してもよい。
【0075】
また、情報が追加された場合のタグ領域の確保については、確保されているタグ領域を拡大してもよいし、あらかじめ確保されたタグ領域に、追加で確保されたタグ領域の参照先を記述しておき、追加で確保されたタグ領域内に追加情報内容を記述してもよい。
【0076】
さらに、本実施形態に好適な画像記録装置においては、画像ファイル内のタグ領域に指示情報内容を記述するので、ファイルを移動、またはコピーしたとしても、移動先、コピーしたファイルでも画像データと指示内容の関連付けは変わらないことを特徴としている。
【0077】
図3は、図2に示した画像ファイル1−3のフォーマットの一例を示す図である。
【0078】
図3に示すように、画像ファイル1−3は、画像を表す画像データ2−4に対し、画像付加情報を記述するタグ領域A2−1とタグ領域B2−5を付与したフォーマットのファイルである。
【0079】
タグ領域A2−1には、自動プリント情報2−2として、ファイルフォーマット種別や、低解像度のサムネイル画像や、撮影日やカメラの露出などの撮影情報等が記述されている。
【0080】
タグ領域B2−5には、タグ領域A2−1に記述された送信先情報に追加、もしくはタグ領域A2−1に入らなかった自動送信情報2−3を記述する領域である。
【0081】
図4は、図3に示したタグ領域A2−1における自動送信情報2−3の詳細データ構造を説明する図である。
【0082】
図4において、自動送信情報2−3には、本発明の特徴である送信先情報として、送信先名3−2、送信先住所情報3−3、送信先電話番号3−4、送信先FAX番号3−5、送信先所属グループ3−6などを属性に持っている。
【0083】
本例では、項目=値という表記をする。
【0084】
例では、行3−1〜3−7で囲まれた部分で1つの送信先を示す。
【0085】
図5は、本発明に係る画像記録装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えば撮影時に指示情報をメモリカード1−2へ記録する手順に対応する。なお、(4−1)〜(4−7)は各ステップを示す。なお、以下、画像データ付加情報について、自動プリント情報と自動送信情報の両方を示すときは、指示情報と記す。
【0086】
まず、ステップ(4−1)で、メニュー選択を実行して、ステップ(4−2)で、画像撮影モードを選択する。
【0087】
そして、画像撮影モードに入ったときに、ステップ(4−3)で、指示情報を液晶パネルで表示する。
【0088】
次いで、ステップ(4−4)で、該指示情報を入力するかどうかの選択状態を判別して、指示情報の入力が無いと判別した場合は、指示情報をメモリカード1−2に記録するのに必要な領域を計算し、ステップ(4−5)で、画像ファイル1−3にタグ領域を確保し、ステップ(4−6)で、データ記録、例えばタグ領域と画像データを記録媒体(メモリカード1−2)に記録して、ステップ(4−1)へ戻る。
【0089】
一方、ステップ(4−4)で、指示情報入力があると判別した場合、例えば指示情報に変更、追加などの場合は、ステップ(4−7)で、指示情報入力を行い、ステップ(4−5)へ進む。
【0090】
図6は、本発明に係る画像記録装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えば画像閲覧時に指示情報をメモリカード1−2に記録する場合のタグ領域の指示情報入力処理手順に対応する。なお、(5−1)〜(5−9)は各ステップを示す。
【0091】
まず、ステップ(5−1)で、メニュー選択を実行して、ステップ(5−2)で、画像閲覧モード5−2を選択する。そして、画像閲覧モードに入ったときに、ステップ(5−3)で、指示情報をパネルに表示する。
【0092】
次に、ステップ(5−4)で、該指示情報を入力するかどうかの選択状態を判別して、指示情報の入力が無いと判別した場合は、すなわち、指示情報に変更なければ、ステップ(5−5)で、指示情報を解析する。具体的には、情報解析では指示情報を項目に分類し、項目に設定されたデータの整合性をはかる。
【0093】
そして、ステップ(5−6)で、画像データに反映される項目は画像表示手段に反映させて、表示用画像データを生成して、ステップ(5−1)へ戻る。
【0094】
一方、ステップ(5−4)で、指示情報に変更、追加などがあると判別した場合は、ステップ(5−7)で、指示情報入力モードに移り、指示情報を入力し、ステップ(5−8)で、記録媒体(メモリカード1−2)上にタグ領域確保する。
【0095】
このようにして、記録媒体(メモリカード1−2)上にタグ領域が確定すると、ステップ(5−9)で、画像データとともに、画像ファイル1−3にデータ記録手段によりデータを記録して、ステップ(5−6)へ進み、画像処理された画像データをモニタに表示する。なお、データ記録では、タグ領域1−4,1−6と画像データ1−5を記録媒体(メモリカード1−2)に記録する。
【0096】
図7は、本発明に係る画像記録装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートであり、例えばN(自然数)枚画像ファイル1−3がある場合の印刷処理手順に対応する。なお、(6−1)〜(6−12)は各ステップを示す。
【0097】
まず、ステップ(6−1)で、ユーザが画像取扱装置1−7に印刷命令を出す。そして、ステップ(6−2)で、送信先による分類をして、印刷処理を行うため、分類する指示情報(例えば住所)をユーザがテキストデータとして入力する。次に、ステップ(6−3)で、入力された指示情報を解析する。
【0098】
ここでの指示情報解析は、指定された項目と、指定された項目に入力された値の整合性を、例えば、管理キーとなる項目が「住所」で、住所として特定するデータの値が「XXX」等で内部メモリに記憶するものとする。
【0099】
次に、ステップ(6−4)で、N枚の画像ファイルについて処理する。
【0100】
このとき、ステップ(6−5)で、パラメータnを1以上N以下とし、N回繰り返し処理を行う。
【0101】
そして、ステップ(6−6)で、n番目の画像ファイルnを読み込む。なお、以降、n番目の画像ファイルを画像ファイルnとする。
【0102】
そして、ステップ(6−7)で、画像ファイルnに記述されている指示情報を読み取り、ステップ(6−8)で、メモリカード1−2内の画像ファイルnに記述されている指示情報と、画像ファイル分類のために入力した指示情報(本実施形態では「住所」であって、その値「XXX(テキストデータ)」)とが合致するかを判断して、合致しないと判断した場合は、ステップ(6−6)へ戻る。
【0103】
一方、ステップ(6−8)で、合致すると判断した場合は、ステップ(6−9)で、画像ファイルnの自動プリント情報2−2をメモリカード1−2のタグ領域2−1より取得する。そして、ステップ(6−10)で、該取得される指示情報の解析を行う。
【0104】
そして、ステップ(6−11)で、自動プリント情報2−2で画像処理の設定を取得し、指示情報取得から画像ファイルnの印刷枚数を決定(管理キーとしてグループが指定された場合には、そのグループに登録された数により決定される)し、生成する印刷コマンドをプリンタ1−8に転送する。
【0105】
そして、ステップ(6−12)で、プリンタ1−8では、印刷コマンドに応じて印刷処理を行い、印刷命令に対する処理を終了する。
【0106】
以下、図8,図9を参照して、分類情報として入力された指示情報の項目、もしくは、値によって、画像ファイルの指示情報から印刷枚数を決定する具体的処理例について説明する。
【0107】
図8,図9は、本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図であり、図8に示す例は、項目を「住所」として分類する例であり、図9に示す例では、項目を「グループ」として分類する例である。
【0108】
以下、分類指示情報として、ユーザが任意に管理キーとして付与した項目=住所、値=XXXを分類情報として指示した時を例について、図8を参照して説明する。
【0109】
画像ファイルIM1と画像ファイルIM3は、項目は「住所」が存在し分類指示と合致するが、値=XXXと合致しないので印刷対象としない。
【0110】
一方、画像ファイルIM2は、項目情報で住所が存在し、値=XXXと全て合致するので、画像ファイルIM2を印刷対象とし、ステップ(6−11)で、印刷コマンド生成する処理を行う。
【0111】
一方、図9に示す例では、ユーザが任意に管理キーとして付与した分類指示情報として、項目=グループ、値=XXXを分類情報として指示した例である。
【0112】
本例では、画像ファイルIM1は、項目情報としてグループは存在するが、値=XXXと合致しないので、印刷対象としない。
【0113】
一方、画像ファイルIM3は項目でグループが存在しないので、印刷対象としない。また、画像ファイルIM2は、項目で「グループ」が存在し、値=XXXと全てと合致するので、画像ファイルIM2を印刷対象とし、グループXXXに含まれるメンバーは2つ(NAME1,NAME2)なので、印刷枚数を2枚と決定し、ステップ(6−11)へ進み、印刷コマンド生成処理に移る。
【0114】
以下、図10に示すメモリマップを参照して本発明に係る画像記録装置で読み出し可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0115】
図10は、本発明に係る画像記録装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0116】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0117】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0118】
本実施形態における図5,図6,図7に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0119】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0120】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0121】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROM,EEPROM等を用いることができる。
【0122】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0123】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0124】
さらに、上記実施形態では、デジタルカメラの操作部より管理情報となる指示情報を入力する場合について説明したが、メモリカードをデジタルカメラから外して、該メモリカードに対するI/Fを備える機器、例えばプリンタ装置やコンピュータ装置で画像データに対する指示情報を入力できるように構成してもよい。
【0125】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組み合わせを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【0126】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではなく、以下の実施態様も含まれることはいうまでもない。以下、その実施態様1〜12について説明する。
【0127】
〔実施態様1〕
所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置であって、前記画像データを取得するデータ取得手段と、前記データ取得手段により取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示手段と、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力手段と、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力手段により入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録手段とを備え、さらに、前記指示情報の中ですくなくとも一部を記述しうるフォーマットであって、前記画像ファイルのフォーマット種別と、前記入力手段により指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域と記述内容を決定するタグ領域決定手段とを備え、前記画像ファイル記録手段が、前記タグ領域決定手段の決定に基づいて前記タグ領域に前記指示情報を記述可能とすることを特徴とする画像記録装置。
【0128】
〔実施態様2〕
実施態様1を含み、前記タグ領域決定手段において、前記指示情報のうち送信先情報について、複数の送信先を指定可能であることを特徴とする画像記録装置。
【0129】
〔実施態様3〕
実施態様2を含み、前記タグ領域決定手段において、前記指示情報のうち送信先情報を複数の送信先をひとつのグループとして指定可能とすることを特徴とする画像記録装置。
【0130】
〔実施態様5〕
実施態様請求項3を含み、前記タグ領域決定手段において、タグ領域にグループの送信先情報の変更を反映し記述できることを特徴とする画像記録装置。
【0131】
〔実施態様6〕
実施態様4を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信先住所を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0132】
〔実施態様7〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信対象先毎にプリント条件を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0133】
〔実施態様8〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち送信先情報として送信対象先毎に送信条件を記述することを特徴とする画像記録装置。
【0134】
〔実施態様9〕
実施態様5を含み、前記指示情報のうち指示情報に関連付けるフラグを用い、フラグにより指示内容の有効性をあらわすことを特徴とする画像記録装置。
【0135】
〔実施態様10〕
所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置における画像記録方法であって、前記画像データを取得するデータ取得ステップと、前記データ取得ステップにより取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示ステップと、前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力ステップと、前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力ステップにより入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録ステップとを備え、さらに、前記指示情報の中ですくなくとも一部を記述しうるフォーマットであって、前記画像ファイルのフォーマット種別と、前記入力手段により指定入力された指示情報の内容に応じて、前記指示情報を記述するタグ領域と記述内容を決定するタグ領域決定ステップとを備え、前記画像ファイル記録ステップが、前記タグ領域決定ステップの決定に基づいて前記タグ領域に前記指示情報を記述可能とすることを特徴とする画像記録方法。
【0136】
〔実施態様11〕
実施様態10に記載の画像記録方法を実現するプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
【0137】
〔実施態様12〕
実施様態10に記載の画像記録方法を実現することを特徴とするプログラム。
【0138】
各実施態様によれば、本発明の画像記録装置および画像管理形式は、指示情報の送信先情報に住所情報が存在することで、はがきのような印刷後の画像の郵送を行う場合や、印刷後のメディアを郵送する場合、画像データの管理は容易になる。
【0139】
また、画像ファイル内に確保されたタグ領域に、追加、変更された指示情報が入りきらなかった情報は、画像ファイル内にタグ領域を追加確保して情報を記述するので、効率よく指示情報を管理できる。
【0140】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、画像データとともに記録するので、所定のフォーマットで記録媒体に記録された画像データに関する管理情報をキーとして画像データを管理することができ、画像データに対する管理負担を大幅に軽減して、利便性に優れた画像記録処理を効率よく行えるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す画像記録装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る画像記録装置における画像データ処理状態を説明する模式図である。
【図3】図2に示した画像ファイルのフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図3に示したタグ領域における自動送信情報の詳細データ構造を説明する図である。
【図5】本発明に係る画像記録装置における第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る画像記録装置における第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図7】本発明に係る画像記録装置における第3のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図である。
【図9】本発明に係る画像記録装置における指示情報解析分類処理例を説明する図である。
【図10】本発明に係る画像記録装置で読み出し可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
1−1 デジタルカメラ
1−2 メモリカード
1−3 画像ファイル
1−4,1−6 タグ領域
1−5 画像データ
1−7 画像取扱装置(コンピュータ装置)
1−8 プリンタ
Claims (1)
- 所定のフォーマットで画像データを記録媒体に書き込みまたは読み出し可能な画像記録装置であって、
前記画像データを取得するデータ取得手段と、
前記データ取得手段により取得される画像データを可視画像として再生表示する再生表示手段と、
前記画像データに対するプリント処理に関する指示情報を入力する入力手段と、
前記記録媒体上の1つの画像ファイル領域内に、前記入力手段により入力される指示情報の中の少なくとも一部を管理指標として照合するためのタグ情報を記録可能なタグ領域を確保し、前記画像データとともに記録する画像ファイル記録手段と、
を備えることを特徴とする画像記録装置。
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