JP2004153295A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンディングパッドの配置変換を簡易的確に行う。
【解決手段】ダイパッド31上には、複数個の第1のボンディングパッド41をそれぞれ有する複数個の半導体チップ40A−1,40A−2が固着されている。半導体チップ40A−1,40A−2上には、絶縁材45によって中継チップ50Fが固着されている。中継チップ50Fは、複数個の第2、第3のボンディングパッド51を有し、この複数個のボンディングパッド51が、単層配線構造又は多層配線構造の配線パターン52Fによって相互に接続され、半導体チップ40A−1,40A−2側のボンディングパッド41の配置を異なる方向に変換する。第1のボンディングパッド41は、第1のワイヤ61によって第2のボンディングパッド51に接続され、第3のボンディングパッド51が、第2のワイヤ62によってリードフレーム30側のボンディングパッド33に接続されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ワイヤボンディングにより実装される半導体装置に関するものである。
従来、半導体チップをパッケージに収容したSOP(Small Outline Package)、DIP(Dual Inline Package)、PGA(Pin Grid Array )、QFP(Quad Flat Package)等のパッケージ形態の半導体装置が知られている。又、実装密度を向上させるために、複数個の半導体チップを1つのパッケージに収容したマルチチップパッケージ形態の半導体装置も種々提案されている。
マルチチップパッケージ形態の半導体装置に関する文献としては、例えば、次のようなものがある。
特開2000−332194号公報 特開2001−7277号公報
図6(A)、(B)は、従来のSOP型半導体装置の概略の構成図であり、同図(A)は平面図、及び同図(B)は縦断面図である。又、図7(A)、(B)は、外部引き出し用のリード位置が図6とは異なる従来のSOP型半導体装置の概略の構成図であり、同図(A)は平面図、及び同図(B)は縦断面図である。
図6の半導体装置では、リードフレーム10Aを用いて半導体チップ20Aが実装されている。リードフレーム10Aは、図6(A)に示すように、平面がほぼ矩形の半導体チップ搭載用のダイパッド11Aを有し、このダイパッド11Aの上辺及び下辺から所定距離離れて縦方向に、複数本のリード12Aが配設されている。各リード12Aは、内側のインナーリード部分にボンディングパッド13Aが設けられ、外側のアウターリード部分が外部に引き出されている。
ダイパッド11A上には、平面が矩形状の半導体チップ20Aが固着されている。半導体チップ20Aの表面には、図6(A)に示すように、リードフレーム側のボンディングパッド13Aの配置位置に対応して、上辺及び下辺の近傍に複数個のボンディングパッド21Aが配設されている。半導体チップ側の複数個のボンディングパッド21Aは、複数本のワイヤ14Aにより、リードフレーム側の複数個のボンディングパッド13Aに接続されている。これらの半導体チップ20A及び複数本のワイヤ14Aは、樹脂部材15Aにより樹脂封止されている。
図7の半導体装置では、図6のリードフレーム10Aに対して、リードの引き出し方向が異なるリードフレーム10Bを用いて実装しているため、図6の半導体チップ20Aに対して、ボンディングパッドの配置位置の異なる半導体チップ20Bを用いている。
即ち、図7のリードフレーム10Bでは、図7(A)に示すように、平面が矩形状のダイパッド11Bの左辺及び右辺から所定距離離れて横方向に、複数本のリード12Bが配設されている。各リード12Bは、内側のインナーリード部分にボンディングパッド13Bが設けられ、外側のアウターリード部分が横方向に引き出されている。
ダイパッド11B上に固着された平面が矩形状の半導体チップ20Bは、図6の半導体チップ20Aと同一の機能を有するが、リードフレーム側のボンディングパッド13Bの配置位置に対応させるために、表面の左辺及び右辺の近傍に複数個のボンディングパッド21Bが配置されるように、図6の半導体チップ20Aとは別個に新たに作成される。この半導体チップ20Bの複数個のボンディングパッド21Bは、複数本のワイヤ14Bにより、リードフレーム側の複数個のボンディングパッド13Bに接続された後、これらの半導体チップ20B及び複数本のワイヤ14Bが、樹脂部材15Bにより樹脂封止される。
図8(A)、(B)、(C)は、従来のマルチチップパッケージ形態の半導体装置を示す概略の構成図であり、同図(A)は表面から見た平面図、同図(B)は裏面から見た底面図、及び同図(C)は縦断面図であり、図7中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この半導体装置では、例えば、メモリ容量を2倍にする等の目的で、図7のようなリードフレーム10Bのダイパッド11Bの表裏両面に、同じ機能を持った半導体チップ20B,20Cを搭載している。
リードフレーム10Bは、図8(A)に示すように、平面が矩形状のダイパッド11Bを有し、この左辺及び右辺から所定距離離れて横方向に、複数本のリード12Bが配設されている。複数本のリード12Bは、内側のインナーリード部分にボンディングパッド13B(左側のボンディングパッド13B−11,13B−12,・・・、右側のボンディングパッド13B−21,13B−22,・・・)が設けられ、外側のアウターリード部分が横方向に引き出されている。
ダイパッド11Bの表側の半導体チップ20Bの表面には、リードフレーム側のボンディングパッド13B−11,13B−12,・・・,13B−21,13B−22,・・・に対応して、左辺及び右辺の近傍に複数個のボンディングパッド21B(左側のボンディングパッド21B−11,21B−12,・・・、右側のボンディングパッド21B−21,21B−22,・・・)が配置されている。左側のボンディングパッド21B−11,21B−12,・・・は、複数本のワイヤ14Bにより、リードフレーム側の左側のボンディングパッド13B−11,13B−12,・・・に接続される。右側のボンディングパッド21B−21,21B−22,・・・は、リードフレーム側の右側のボンディングパッド13B−21,13B−22・・・に接続される。
ダイパッド11Bの裏側の半導体チップ20Cとして、表側の半導体チップ20Bと同一の構成(即ち、ボンディングパッドの配置が同一)のチップを使用した場合、ダイパッド11Bの表側から見て、ボンディングパッドの配置が左右あるいは上下に反転されるため、複数のワイヤ14Cが交差してショートする。これを防止するため、裏側の半導体チップ20Cは、表側の半導体チップ20Bに対して、内部素子回路及びボンディングパッドの配置が回転対称となるように反転(即ち、表と裏が対向するようにミラー反転)させたミラーチップ、構造ものを使用している。
ミラーチップ構造の半導体チップ20Cは、図8(B)に示すように、リードフレーム側のボンディングパッド13B−11,13B−12,・・・,13B−21,13B−22,・・・に対応して、右辺及び左辺(裏面から見ているので左右が逆の関係になっている。)の近傍に複数個のボンディングパッド21C(右側のボンディングパッド21C−11,21C−12,・・・、左側のボンディングパッド21C−21,21C−22,・・・)が配設されている。右側のボンディングパッド21C−11,21C−12,・・・は、複数本のワイヤ14Cにより、リードフレーム側の表面から見て左側のボンディングパッド13B−11,13B−12,・・・に接続される。右側のボンディングパッド21C−21,21C−22,・・・は、リードフレーム側の表面から見て右側のボンディングパッド13C−21,13C−22,・・・に接続される。
これらの半導体チップ20B,20C及び複数本のワイヤ14B,14Cは、樹脂部材15Bにより樹脂封止される。
しかしながら、従来の図6、図7と従来の図8の半導体装置では、次の(1)、(2)のような課題があった。
(1) 従来の図6、図7の課題
例えば、図6の半導体チップ20Aを図7のパッケージに搭載する場合、両者のボンディングパッドの配置位置が異なり、ワイヤの交差によるショート等が生じるので、ワイヤ14Aで接続することができない。そのため、半導体チップ20Aと同一の機能を持ち、ボンディングパッドの位置を移動させた図7の半導体チップ20Bを新たに作成する必要がある。
このように、図6及び図7のような半導体装置では、パッケージ形状が変わる毎にそのパッケージ用に半導体チップを設計し作成する必要があり、更に、作成した半導体チップに対し、プロービング等によって良否を検証(動作確認テスト)する必要があるため、多大な費用と開発期間が必要になる。又、図7のパッケージに合わせた半導体チップ20Bのボンディングパッド配置にすることによってチップサイズが大きくなったり、あるいはそれぞれの半導体チップに関する在庫を持つ必要が生じる。
このような不都合を解消するために、例えば、特許文献1に記載されたパッド位置変換用の金属配線フィルムを、図6の半導体チップ20A上に設け、その金属配線フィルムを介して、図6の半導体チップ側のボンディングパッド21Aと図7のリードフレーム側のボンディングパッド13Bとをワイヤで接続することも考えられる。あるいは、特許文献2に記載された配線パターンを有する信号位置変換部を、図7のダイパッド11Bに固定し、この上に図6の半導体チップ20Aを搭載し、その信号位置変換部を介して、図6の半導体チップ側のボンディングパッド21Aと図7のリードフレーム側のボンディングパッド13Bとをワイヤで接続することも考えられる。
しかし、特許文献1のような金属配線フィルム、あるいは文献2のような信号位置変換部を設けてボンディングパッド間をワイヤボンディングする構成では、中継のための配線構造等が確立されていないので、半導体チップ側及びリードフレーム側のボンディングパッドの位置の変更に伴い、中継のための配線構造等が変更されるので、例えば、動作確認の検証のためにプロービング等を行うときに、新たな周辺機器が必要となり、大幅にコストが増加する虞があった。
(2) 従来の図8の課題
表側の半導体チップ20Bと、これのミラーチップである裏側の半導体チップ20Cとの2種類の半導体チップを用意する必要があるので、パッケージ形状が変わる毎にそのパッケージ用に2種類の半導体チップを設計し作成する必要があり、更に、作成した2種類の半導体チップに対し、プロービング等によって良否を検証(動作確認テスト)する必要があるため、コスト高になったり、チップサイズが大きくなったり、あるいはそれぞれの半導体チップに関して在庫を持つ必要が生じる。
このような不都合を解消するために、例えば、特許文献1に記載されたパッド位置変換用の金属配線フィルムや、特許文献2に記載された配線パターンを有する信号位置変換部を用いることも考えられるが、前記(1)と同様に、例えば、動作確認の検証のためにプロービング等を行うときに、新たな周辺機器が必要となり、大幅にコストが増加する虞があった。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、ボンディングパッドの配置変換が簡易的確に行える半導体装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明のうちの第1の発明の半導体装置では、半導体チップ搭載用の基板と、前記基板の周辺に、前記基板と所定距離離れて配置された複数のリードと、前記基板上に搭載され、第1のボンディングパッドが複数配置されたシリコン基板を用いてなる複数の半導体チップと、中継部材と、複数の第1、第2のワイヤとを備えている。
前記中継部材は、第2のボンディングパッドと、第3のボンディングパッドと、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する配線とを複数有し、前記第1のボンディングパッドを露出するように前記複数の半導体チップ上に架設されている。前記複数の第1のワイヤは、前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドと前記中継部材の前記第2のボンディングパッドとを電気的に接続している。前記複数の第2のワイヤは、前記リードと前記中継部材の前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続している。
そして、前記中継部材は、前記複数の半導体チップによって形成される1つの領域の外縁よりも内側に収まるように配置され、前記中継部材には、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドと前記配線とが形成されたシリコン基板から構成される中継チップが用いられている。
第2の発明の半導体装置では、半導体チップ搭載用の基板と、前記基板の周辺に、前記基板と所定距離離れて配置された複数のリードと、前記基板上に搭載され、第1のボンディングパッドが複数配置されたシリコン基板を用いてなる複数の半導体チップと、複数の中継部材と、複数の第1、第2のワイヤとを備えている。
前記複数の中継部材は、第2のボンディングパッドと、第3のボンディングパッドと、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する配線とを複数有し、前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドを露出するように前記各半導体チップ上にそれぞれ形成されている。前記複数の第1のワイヤは、前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドと前記各中継部材の前記第2のボンディングパッドとを電気的に接続している。前記複数の第2のワイヤは、前記リードと前記各中継部材の前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続している。
そして、前記各中継部材は、前記各半導体チップよりも小さく、且つ、前記各半導体チップの上面の外縁よりも内側に収まるように配置され、前記各中継部材には、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドと前記配線とが形成されたシリコン基板から構成される中継チップが用いられている。
第1の発明の半導体装置によれば、複数個の半導体チップ上に中継チップを積層し、この中継チップでパッド配置の方向を変換しているので、パッド配置に制約されずに、マルチチップ半導体装置を容易に製造できる。しかも、中継チップはボンディングパッド及び配線のみで構成できるため、パッド配置を変更した半導体チップを作成する場合よりも、再設計や動作の検証に必要な費用、あるいは開発費用等を削減可能である。更に、中継チップは半導体チップ上に積層するので、横方向の面積の増加を抑え、小型化を図ることができる。
その上、半導体チップによって形成される1つの領域の外縁の内側に収まるように、中継チップを固着しているので、この中継チップを所定位置に強固に固定でき、中継チップ搭載及びワイヤボンディングを簡単かつ的確に行うことができる。特に、半導体チップと中継チップをシリコン基板を用いて構成したので、ほぼ同じ条件下でそれらに対するワイヤボンディングを行うことが可能になり、中継チップに形成された第2、第3のボンディングパッドに第1、第2のワイヤを好適にボンディングすることができる。又、中継チップの配線は、パッド配置の変換方向等に対応して種々の形態に変更できるが、配線状態が複雑になって配線相互間でショートする等の不都合が生じる場合には、この配線を多層配線構造にすれば良い。
第2の発明の半導体装置によれば、複数個の半導体チップ上にそれぞれ中継チップを積層し、この複数個の中継チップでパッド配置の方向を変換しているので、第1の発明とほぼ同様の効果が得られる。その上、各中継チップのサイズを小さくできるので、断線等を少なくしてチップの歩留まりを上げ、低コスト化を図ることが可能である。
第1の発明の半導体装置では、半導体チップ搭載用の基板を有し、この基板の周辺に、この基板と所定距離離れて複数のリードが配置されている。第1のボンディングパッドが複数配置されたシリコン基板を用いてなる複数の半導体チップが、基板上に搭載されている。複数の半導体チップ上には、これらによって形成される1つの領域の外縁よりも内側に収まるように中継部材が配置され、且つ、第1のボンディングパッドを露出するように該中継部材が架設されている。
中継部材は、複数の第2のボンディングパッドと、複数の第3のボンディングパッドと、該第2のボンディングパッドと該第3のボンディングパッドとを電気的に接続する複数の配線とが形成されたシリコン基板から構成される中継チップが用いられている。各半導体チップの第1のボンディングパッドと、中継部材の第2のボンディングパッドとは、複数の第1のワイヤにより電気的に接続され、更に、リードと中継部材の第3のボンディングパッドとは、複数の第2のワイヤにより電気的に接続されている。
第2の発明の半導体装置では、第1の発明の中継部材に代えて、複数の中継チップが用いられ、これらの各中継チップが各半導体チップ上に搭載されている。
本発明の実施例1を説明する前に、先ず、本発明の参考例を説明する。
図3(A)、(B)、(C)は、本発明の参考例を示すSOP型半導体装置の概略の構成図であり、同図(A)は一部を省略した平面図、同図(B)は同図(A)を横方向に切断した断面図、及び同図(C)は同図(A)を縦方向に切断した断面図である。
このSOP型半導体装置は、半導体チップ搭載用の基板として、例えば、リードフレーム30を用いている。リードフレーム30は、図3(A)に示すように、平面がほぼ矩形の半導体チップ搭載用のダイパッド31を有し、このダイパッド31の左辺及び右辺から所定距離離れて横方向に、複数本のリード32が配設されている。複数本のリード32は、内側のインナーリード部分に第1のボンディングパッド33(左側のボンディングパッド33−11,33−12,・・・、右側のボンディングパッド33−21,33−22,・・・)が設けられ、外側のアウターリード部分が横方向に引き出されている。
ダイパッド31の表面には、平面がほぼ矩形の半導体チップ40が固着されている。半導体チップ40は、シリコン等の基板に半導体メモリ、半導体集積回路(以下「IC」という。)等が形成され、この表面の上辺及び下辺の近傍に複数個の第1のボンディングパッド41(上側のボンディングパッド41−11,41−12,・・・、下側のボンディングパッド41−21,41−22,・・・)が配設されている。
半導体チップ40の表面の外縁の内側に収まるように、平面がほぼ方形の中継部材である中継チップ50が絶縁性の接着材45により固着されている。中継チップ50は、シリコン、ガラスエポキシ樹脂等の薄型基板を有し、この基板表面の4辺の近傍に複数個のボンディングパッド51(上側の第2のボンディングパッド51−11,51−12,・・・、下側の第2のボンディングパッド51−21,51−22,・・・、左側の第3のボンディングパッド51−31,51−32,・・・、右側の第3のボンディングパッド51−41,51−42,・・・)が配設されている。
中継チップ50の基板に、導電膜等からなる配線パターン52が形成され、この配線パターン52によって複数個のボンディングパッド51が相互に接続されている。例えば、上側のボンディングパッド51−11,51−12,・・・の左半分は、左側のボンディングパッド51−31,51−32,・・・の上半分と相互に接続され、上側のボンディングパッド51−11,51−12,・・・の右半分は、右側のボンディングパッド51−41,51−42,・・・の上半分と相互に接続され、下側のボンディングパッド51−21,51−22,・・・の左半分は、左側のボンディングパッド51−31,51−32,・・・の下半分と相互に接続され、下側のボンディングパッド51−21,51−22,・・・の右半分は、右側のボンディングパッド51−41,51−42,・・・の下半分と相互に接続されている。
半導体チップ側の複数個の第1のボンディングパッド41は、複数本の第1のワイヤ61によって中継チップ側の複数個の第2のボンディングパッド51−11,51−12,・・・,51−21,51−22,・・・に接続され、この複数個のボンディングパッド51−11,51−12,・・・,51−21,51−22,・・・に配線パターン52を介して接続された他の複数個の第3のボンディングパッド51−31,51−32,・・・,51−41,51−42,・・・が、複数本の第2のワイヤ62によってリードフレーム側の複数個のボンディングパッド33に接続されている。
例えば、半導体チップ40の上側のボンディングパッド41−11,41−12,・・・の左半分は、ワイヤ61及び中継チップ50を介して、リードフレーム30の左側のボンディングパッド33−11,33−12,・・・の上半分に接続され、半導体チップ40の上側のボンディングパッド41−11,41−12,・・・の右半分は、ワイヤ61及び中継チップ50を介して、リードフレーム30の右側のボンディングパッド33−21,33−22,・・・の上半分に接続されている。同様に、半導体チップ40の下側のボンディングパッド41−21,41−22,・・・の左半分は、リードフレーム30の左側のボンディングパッド33−11,33−12,・・・の下半分に接続され、半導体チップ40の下側のボンディングパッド41−21,41−22,・・・の右半分は、リードフレーム30の右側のボンディングパッド33−21,33−22,・・・の下半分に接続されている。
これらのダイパッド31、半導体チップ40、中継チップ50、ワイヤ61,62、及びリードフレーム32のボンディングパッド33部分は、樹脂部材70により樹脂封止されている。リード32のアウターリード部分は、樹脂部材70から突出し、下方向へほぼL字形に折り曲げられている。
図4は、図3の半導体装置の製造方法の一例を示す図である。
図3の半導体装置は、例えば、(1)チップボンディング工程、(2)マウント工程、(3)ワイヤボンディング工程、及び(4)封止工程等によって製造される。以下、各製造工程を説明する。
(1) チップボンディング工程
ダイスボンダにより半導体チップ40を把持し、リードフレーム30のダイパッド31の表面に、半導体チップ40の裏面を、銀ペースト等の接着材等によって固着する。
(2) マウント工程
絶縁性の接着材45を、半導体チップ40の表面のほぼ中央部分、あるいは中継チップ50の裏面に形成しておく。接着材45としては、例えば、エポキシ樹脂等を用いた低応力のペースト材や、あるいは熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂等のフィルム材等を使用すればよい。
ダイスボンダにより中継チップ50を把持し、半導体チップ40の表面の外縁の内側に収まるように、中継チップ50の裏面を接着材45により固着する。
この固着時においては、ダイスボンダの接触圧力や移動速度等を調整して、半導体チップ40が受ける衝撃力を小さくすることが望ましい。又、衝撃力を緩衝するために、接着材45として衝撃緩衝機能を有するものを使用したり、あるいは別途、衝撃緩衝パッド等を半導体チップ40と中継チップ50との間に設けても良い。
(3) ワイヤボンディング工程
ワイヤボンダを用いて、半導体チップ40のボンディングパッド41と中継チップ50のボンディングパッド51とを、ワイヤ61で接続すると共に、中継チップ50のボンディングパッド51とリードフレーム30のボンディングパッド33とを、ワイヤ62で接続する。
(4) 封止工程等
半導体チップ40及び中継チップ50が搭載されたリードフレーム30を、例えば、金型成型機にセットし、エポキシ樹脂等の樹脂部材70によるモールド成形により、半導体チップ40、中継チップ50及びワイヤ61,62等を樹脂封止する。
リードフレーム30の余分な樹脂、ばり、不要部分等を除去すると共に、このリード32のアウターリード部分を所望の形状に折り曲げる等すれば、図1の半導体装置の製造が終了する。その後、必要に応じて、テスタで良否の検証を行う。
図3の半導体装置では、リード32のアウターリード部分と半導体チップ40とが、中継チップ50及びワイヤ61,62を介して電気的に接続されているので、そのアウターリード部分に対して信号の入出力を行えば、所定の電気的動作が行われる。
この参考例では、次の(a)〜(g)のような効果等がある。
(a) 半導体チップ40上に中継チップ50を積層し、この中継チップ50を用いてリードフレーム30側のボンディングパッド33に接続できるようにパッド配置をほぼ直角方向に変換している。そのため、例えば、従来の図7のような半導体チップ20Bを作成しなくても、この図7のようなパッケージに搭載することが可能になる。
(b) 中継チップ50は、ボンディングパッド51と配線パターン52のみで構成できるため、従来の図7のような半導体チップ20Bを作成する場合よりも、再設計や動作の検証に必要な費用、あるいは開発費用等を減らすことが可能である。
(c) 従来の図7のような半導体チップ20Bに合わせたパッド配置にすることによってチップサイズが大きくなることもなく、中継チップ50を半導体チップ40上に積層しているので、この中継チップ50を配置するのに必要な面積は増加しない。
(d) 半導体チップ40の表面の外縁の内側に収まるように、中継チップ50を固着しているので、この中継チップ50を所定位置に強固に固定できる。そのため、中継チップ搭載時やワイヤボンディング時に加わる力により、中継チップ50が所定の搭載位置からずれることがなく、中継チップ搭載及びワイヤボンディングを簡単かつ的確に行うことができる。
(e) 例えば、接着材45として衝撃緩衝機能を有するものを使用したり、あるいは別途、衝撃緩衝パッド等を半導体チップ40と中継チップ50との間に設けると、中継チップ50の固着時において、半導体チップ40が受ける衝撃力を小さくでき、これによって半導体チップ40の故障率を減少できる。
(f) 中継チップ50の配線パターン52は、パッド配置の変換方向等に対応して種々の形態に変更できる。この際、配線状態が複雑になって配線相互間でショートする等の不都合が生じる場合には、配線パターン52を、例えば、図5のような多層配線構造にすれば良い。
(g) 図5は、多層配線構造の一例を示す概略の拡大断面図である。
中継チップ50は、シリコン、ガラスエポキシ樹脂等の薄型基板50aを有している。基板50a上には、配線パターン52を形成する導電膜50bと、層間絶縁膜50cとが、積層状態に交互に配置形成されている。導電膜50bは、コンタクトホール50d等によってボンディングパッド51と接続されている。このような積層構造を用いれば、配線間をショートさせることなく、複雑な配線パターン52を容易に形成できる。
次に、本発明の実施例1の構成、製造方法、効果等を説明する。
(構成等)
図1(A)、(B)は、本発明の実施例1を示すマルチチップパッケージ形態の半導体装置の概略の構成図であり、同図(A)は表面から見て一部を省略した平面図、及び同図(B)は一部を省略した縦断面図であり、参考例を示す図3中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このマルチチップパッケージ形態の半導体装置では、図3のようなリードフレーム30のダイパッド31の表面に、平面がほぼ矩形の複数個の(例えば、2個)の半導体チップ40A−1,40A−2が固着され、更に、この半導体チップ40A−1及び40A−2によって形成される1つの領域の外縁の内側に収まるように、図3と同様の接着材45によって、平面がほぼ矩形の1個の中継部材である中継チップ50Fが固着されている。
各半導体チップ40A−1,40A−2には、この表面の対向する2辺の近傍に、複数個の第1のボンディングパッド41がそれぞれ配設されている。中継チップ50Fは、半導体チップ40A−1,40A−2の複数個のボンディングパッド41と各リード32のボンディングパッド33とに対応して、表面の対向する2辺の近傍に、複数個の第2、第3のボンディングパッド51が配設されている。複数個のボンディングパッド51は、図5に示すような多層配線構造の配線パターン52Fによって相互に接続されている。
中継チップ50F側のボンディングパッド51の複数個の第2のボンディングパッドは、複数本の第1のワイヤ61によって半導体チップ40A−1,40A−2側の複数個の第1のボンディングパッド41に接続され、更に、ボンディングパッド51の他の複数個の第3のボンディングパッドが、複数本の第2のワイヤ62によってリードフレーム30側の複数個のボンディングパッド33(33−1,33−2,・・・)に接続されている。
これらの半導体チップ40A−1,40A−2、中継チップ50F、及びワイヤ61,62等は、図3と同様に、樹脂部材70により樹脂封止されている。その他の構成と、動作は、図3とほぼ同様である。
(製造方法)
図3の製造方法とほぼ同様に、チップボンディング工程において、ダイパッド31の表面に半導体チップ40A−1,40A−2の裏面を固着する。マウント工程において、中継チップ50Fを接着材45で、半導体チップ40A−1及び40A−2によって形成される1つの領域の外縁の内側に収まるように固着する。次に、ワイヤボンディング工程において、半導体チップ40A−1,40A−2側の第1のボンディングパッド41の複数個を、第1のワイヤ61によって中継チップ50F側のボンディングパッド51の複数個の第2のボンディングパッドに接続し、このボンディングパッド51の他の複数個の第3のボンディングパッドを、第2のワイヤ62によってリードフレーム30側のボンディングパッド33(33−1,33−2,・・・)に接続する。
その後、封止工程において、半導体チップ40A−1,40A−2、中継チップ50F、及びワイヤ61,62等を樹脂部材70で樹脂封止し、その他、図3とほぼ同様の処理を行えば、図1の半導体装置の製造が終了する。
(効果等)
この実施例1では、次の(I)〜(V)のような効果等がある。
(I) 半導体チップ40A−1,40A−2上に中継チップ50Fを積層し、この中継チップ50Fを用いてリードフレーム30側のボンディングパッド33に接続できるようにパッド配置の方向を変換している。そのため、パッド配置に制約されずに、マルチチップパッケージ形態の半導体装置を製造できる。
(II) 中継チップ50Fは、ボンディングパッド51と多層配線構造の配線パターン52Fのみで構成されるため、パッド配置を変更した半導体チップを作成する場合よりも、再設計や動作の検証に必要な費用、あるいは開発費用等を減らすことが可能である。
(III) 半導体チップ40A−1及び40A−2によって形成される1つの領域の外縁の内側に収まるように、中継チップ50Fを固着しているので、この中継チップ50Fを所定位置に強固に固定できる。このため、中継チップ搭載時やワイヤボンディング時に加わる力により、中継チップ50Fが所定の搭載位置からずれることがなく、中継チップ搭載及びワイヤボンディングを簡単かつ的確に行うことができる。特に、半導体チップ40A−1,40A−2と中継チップ50Fをシリコン基板を用いて構成した場合、ほぼ同じ条件下でそれらに対するワイヤボンディングを行うことが可能になり、中継チップ50Fに形成されたボンディングパッド51にワイヤ61,62を好適にボンディングすることができる。
(IV) 例えば、接着材45として衝撃緩衝機能を有するものを使用したり、あるいは別途、衝撃緩衝パッド等を半導体チップ40A−1,40A−2と中継チップ50Fとの間に設けると、中継チップ50Fの固着時において、半導体チップ40A−1,40A−2が受ける衝撃力を小さくでき、これによって半導体チップ40A−1,40A−2の故障率を減少できる。
(V) 半導体チップ40A−1,40A−2は、3個以上設けても良い。又、中継チップ50Fの配線パターン52Fは、パッド配置の変換方向等に対応して種々の形態に変更できる。
(構成等)
図2(A)、(B)は、本発明の実施例2を示すマルチチップパッケージ形態の半導体装置の概略の構成であり、同図(A)は表面から見て一部を省略した平面図、及び同図(B)は一部を省略した縦断面図であり、参考例及び実施例1を示す図3、図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このマルチチップパッケージ形態の半導体装置では、図3のようなリードフレーム30のダイパッド31の表面に、図1と同様の複数個の(例えば、2個)の半導体チップ40A−1,40A−2が固着され、更に、この半導体チップ40A−1,40A−2の表面の外縁の内側に収まるように、図3と同様の接着材45によって、平面がほぼ矩形の中継部材である中継チップ50G−1,50G−2がそれぞれ固着されている。
各半導体チップ40A−1,40A−2上に固着された各中継チップ50G−1,50G−2は、その半導体チップ40A−1,40A−2の複数個の第1のボンディングパッド41に対応して、表面の対向する2辺の近傍に、複数個の第2、第3のボンディングパッド51が配設されている。又、各中継チップ51G−1,51G−2の他の1辺の近傍にも、必要に応じて複数個の第4のボンディングパッド51が配設されている。複数個の第2、第3、第4のボンディングパッド51は、図5に示すような多層配線構造の各配線パターン52G−1,52G−2によって相互に接続されている。
中継チップ50G−1,50G−2側のボンディングパッド51の複数個の第2のボンディングパッドは、複数本の第1のワイヤ61によって半導体チップ40A−1,40A−2側の複数個の第1のボンディングパッド41に接続され、更に、ボンディングパッド51の他の複数個の第3のボンディングパッドが、複数本の第2のワイヤ62によってリードフレーム30側の複数個のボンディングパッド33(33−1,33−2,・・・)に接続されている。又、中継チップ50G−1と中継チップ50G−2との接続が必要な場合には、中継チップ50G−1側の第4のボンディングパッド51と、中継チップ50G−2側の第4のボンディングパッド51とを、ワイヤ63で接続すれば良い。
これらの半導体チップ40A−1,40A−2、中継チップ50G−1,50G−2、及びワイヤ61,62,63等は、図3、図1と同様に、樹脂部材70により樹脂封止されている。その他の構成と、動作は、図3、図1とほぼ同様である。
(製造方法)
図3、図1の製造方法とほぼ同様に、チップボンディング工程において、ダイパッド31の表面に半導体チップ40A−1,40A−2の裏面を固着する。マウント工程において、各中継チップ50G−1,50G−2を接着材45で、各半導体チップ40A−1,40A−2の表面の外縁の内側に収まるように固着する。
次に、ワイヤボンディング工程において、半導体チップ40A−1,40A−2側の第1のボンディングパッド41の複数個を、第1のワイヤ61によって中継チップ50G−1,50G−2側のボンディングパッド51の複数個の第2のボンディングパッドに接続し、このボンディングパッド51の他の複数個の第3のボンディングパッドを、第2のワイヤ62によってリードフレーム30側のボンディングパッド33(33−1,33−2,・・・)に接続する。中継チップ50G−1と中継チップ50G−2との接続が必要な場合には、中継チップ50G−1側の第4のボンディングパッド51と、中継チップ50G−2側の第4のボンディングパッド51とを、ワイヤ63で接続する。
その後、封止工程において、半導体チップ40A−1,40A−2、中継チップ50G−1,50G−2、及びワイヤ61,62,63等を樹脂部材70で樹脂封止し、その他、図3、図1とほぼ同様の処理を行えば、図2の半導体装置の製造が終了する。
(効果等)
この実施例2では、実施例1の(I)〜(V)のような効果等がある上に、次の(VI)のような効果等もある。
(VI) 実施例1と比べ、図1の中継チップ50Fを中継チップ50G−1と中継チップ50G−2に分割して中継チップサイズを小さくしているので、断線等が少なくなって歩留まりが向上し、コストダウンが可能である。
本発明は、上記参考例や実施例1、2に限定されず、種々の変形が可能である。この変形例である実施例3としては、例えば、次の(i)、(ii)のようなものがある。
(i) 半導体チップ搭載用の基板として、リードフレーム30のダイパッド31を用いた例を説明したが、配線基板、半導体基板、ガラスエポキシ基板等の他の基板を用いても良い。
(ii) 図示のパッド配置や中継チップの配線パターンは一例であって、パッド配置の変換方向等に対応して種々の形態に変更できる。又、製造方法や製造材料は、任意に変更可能である。
上記の参考例や実施例では、SOP型のパッケージについて説明したが、リードフレーム30のアウターリード部分の引き出し形状を変えることにより、QFP等の他のパッケージ形状にすることも可能である。又、樹脂封止型パッケージ以外に、中空パッケージ等の他のパッケージを用いても良い。
本発明の実施例1を示す半導体装置の概略の構成図である。 本発明の実施例2を示す半導体装置の概略の構成図である。 本発明の参考例を示す半導体装置の概略の構成図である。 図3の製造方法の一例を示す図である。 多層配線構造の一例を示す概略の拡大断面図である。 従来の半導体装置の概略の構成図である。 従来の半導体装置の概略の構成図である。 従来の半導体装置の概略の構成図である。
符号の説明
30 リードフレーム
31 ダイパッド
32 リード
33,41,51 ボンディングパッド
40,40A−1,40A−4 半導体チップ
45 接着材
50,50F,50G−1,50G−2 中継チップ
52,52F,52G−1,52G−2 配線パターン
61,62,63 ワイヤ

Claims (5)

  1. 半導体チップ搭載用の基板と、
    前記基板の周辺に、前記基板と所定距離離れて配置された複数のリードと、
    前記基板上に搭載され、第1のボンディングパッドが複数配置されたシリコン基板を用いてなる複数の半導体チップと、
    第2のボンディングパッドと、第3のボンディングパッドと、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する配線とを複数有し、前記第1のボンディングパッドを露出するように前記複数の半導体チップ上に架設された中継部材と、
    前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドと前記中継部材の前記第2のボンディングパッドとを電気的に接続する複数の第1のワイヤと、
    前記リードと前記中継部材の前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する複数の第2のワイヤとを備え、
    前記中継部材は、前記複数の半導体チップによって形成される1つの領域の外縁よりも内側に収まるように配置され、
    前記中継部材には、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドと前記配線とが形成されたシリコン基板から構成される中継チップが用いられることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体チップ搭載用の基板と、
    前記基板の周辺に、前記基板と所定距離離れて配置された複数のリードと、
    前記基板上に搭載され、第1のボンディングパッドが複数配置されたシリコン基板を用いてなる複数の半導体チップと、
    第2のボンディングパッドと、第3のボンディングパッドと、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する配線とを複数有し、前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドを露出するように前記各半導体チップ上にそれぞれ形成された複数の中継部材と、
    前記各半導体チップの前記第1のボンディングパッドと前記各中継部材の前記第2のボンディングパッドとを電気的に接続する複数の第1のワイヤと、
    前記リードと前記各中継部材の前記第3のボンディングパッドとを電気的に接続する複数の第2のワイヤとを備え、
    前記各中継部材は、前記各半導体チップよりも小さく、且つ、前記各半導体チップの上面の外縁よりも内側に収まるように配置され、
    前記各中継部材には、前記第2のボンディングパッドと前記第3のボンディングパッドと前記配線とが形成されたシリコン基板から構成される中継チップが用いられることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記各中継部材には、前記配線により前記第2及び第3のボンディングパッドに電気的に接続された中間部材間接続用の複数の第4のボンディングパッドが設けられていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記中継チップの前記配線は、層間絶縁膜と導電膜とが交互に配置されて構成される多層配線構造であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
  5. 前記半導体チップ搭載用の基板は、リードフレームのダイパットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の半導体装置。
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