JP2004150593A - ボールねじ装置 - Google Patents

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JP2004150593A
JP2004150593A JP2002318610A JP2002318610A JP2004150593A JP 2004150593 A JP2004150593 A JP 2004150593A JP 2002318610 A JP2002318610 A JP 2002318610A JP 2002318610 A JP2002318610 A JP 2002318610A JP 2004150593 A JP2004150593 A JP 2004150593A
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screw shaft
screw
ball
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nut
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JP2002318610A
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Hitoshi Sannomiya
仁志 三宮
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NSK Ltd
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NSK Ltd
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Abstract

【課題】ねじ軸の軸受取付部の加工コストを低減すると共に、耐久性の向上を図る。
【解決手段】ねじ軸3を転がり軸受により回転可能に支持して該ねじ軸3の回転により該ねじ軸3に多数のボールを介して螺合されたナットを該ボールの転動を介して軸方向に移動させるようにしたボールねじ装置において、前記ねじ軸3の軸受取付部3a,3bにバニシング仕上加工を施す。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、各種機器の送り機構等に用いられるボールねじ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ボールねじ装置は、ねじ軸と、該ねじ軸に多数のボールを介して螺合されたナットとを備えており、ねじ軸(又はナット)の回転によりナット(又はねじ軸)がボールの転動を介して軸方向に移動するようになっている。ところで、ねじ軸を回転させてナットを軸方向に移動させるタイプのボールねじ装置では、ねじ軸は転がり軸受によって回転可能に支持されるが、従来、ねじ軸の転がり軸受の取付部は、一般的に研削加工で仕上げている。
【0003】
ねじ軸の軸受取付部において、軸受のはめあい隙間が大きくなると、軸受との間に滑りが生じ易くなる。一般的に、ねじ軸の軸受取付部は焼入れを行わないため、軸受との間に滑りが生じると摩耗が進みやすくなり、それを防止するには、高精度のはめあい寸法を要求されるため、従来では、ねじ軸の軸受取付部に対して切削後に研削加工での仕上げが要求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のボールねじ装置においては、ねじ軸の軸受取付部の研削加工仕上げがコスト高の原因になっており、特に、ねじ軸の振れ精度をそれほど要求しない安価なボールねじ装置ではコストダウンを妨げる大きな障害となってしまう。
また、ねじ軸の軸受取付部のはめあい公差が厳しいと、軸受を取り付ける場合に焼きばめ等を行う必要があり、しかも、軸受の交換等で取り外す場合にも手間を必要とする。
【0005】
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、ねじ軸の軸受取付部の加工コストを低減することができると共に、耐久性の向上を図ることができるボールねじ装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸のねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝を内周面に有して前記ねじ軸に螺合されるナットと、前記両ねじ溝間に転動可能に装填された多数のボールとを備え、前記ねじ軸を転がり軸受により回転可能に支持して該ねじ軸の回転により前記ナットを前記ボールの転動を介して軸方向に移動させるようにしたボールねじ装置において、
前記ねじ軸の前記転がり軸受の取付部分にバニシング仕上加工を施したことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1は本発明の実施の形態の一例であるボールねじ装置を説明するための断面図、図2はねじ軸の全体図である。
本発明の実施の形態の一例であるボールねじ装置1は、図1に示すように、外周面に螺旋状のねじ溝2を有して軸方向に延びるねじ軸3に、内周面にねじ溝2に対応する螺旋状のねじ溝4を有するナット6が螺合されている。
【0008】
ナット6のねじ溝4とねじ軸3のねじ溝2とは互いに対向して両者の間に螺旋状の負荷軌道を形成しており、該負荷軌道には転動体としての多数のボール5が転動可能に装填されている。
また、ねじ軸3の両端部には、図2に示すように、軸受取付部3a,3bが形成されており、各軸受取付部3a,3bには転がり軸受(図示せず)がそれぞれ取り付けられてねじ軸3が回転可能に支持されるようになっている。
【0009】
そして、ねじ軸3を駆動モータ等を介して回転させることにより、ナット6がボール5の転動を介して軸方向に移動するようになっている。
更に、図のようにボール循環式のボールねじ装置においては、ナット6の外周部に平坦面8aを形成してこの平坦面8aに前記両ねじ溝2,4間に連通する2個一組の孔7をねじ軸3を跨ぐように形成し、この一組の孔7に循環部品の一例としての略コ字状の循環チューブ8の両端を嵌め込むことにより、両ねじ溝2,4間の負荷軌道に沿って公転するボール5を該負荷軌道の途中から循環チューブ8で掬い上げて元の負荷軌道に戻し、これにより、ボール5の循環回路を形成している。
【0010】
ここで、この実施の形態では、ねじ軸3の軸受取付部3a,3bに対して切削加工後に先端がR状に成形されたダイヤモンド9を一定圧で加工面に押し当てて塑性加工を行うバニシングツール10等を用いてバニシング仕上加工を施している。これにより、軸受取付部3a,3bの面粗さが向上して耐焼付性の向上を図ることができ、しかも表面粗さが向上するため防錆効果も期待することができる。
【0011】
また、軸受取付部3a,3bの表面に圧縮残留応力が発生すると共に表面硬度も高くなるので、耐摩耗性及び耐久性の向上を図ることができる。
更に、バニシング加工は旋盤などの安価な設備で行うことができ、特に、軸受がすき間ばめ加工寸法公差であれば、同一旋盤上で切削加工とバニシング加工をを行えるため、加工コストを大幅に削減することができる。
【0012】
なお、本発明のボールねじ装置は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、上記実施の形態では、循環部品として循環チューブを例に採ったが、これに限定されず、循環コマやその他の循環部品を備えたボールねじ装置に本発明を適用してもよい。
【0013】
また、上記実施の形態では、軸受取付部3a,3bに対して切削加工後にバニシング仕上加工を施した場合を説明したが、これに限定されず、軸受取付部3a,3bに対して切削加工後に研削加工を行い、その後にバニシング仕上加工を施すようにしてもよい。
更に、上記実施の形態では、ねじ軸3の両端部に軸受取付面3a,3bを有する場合を例に採ったが、ねじ軸3の一端部のみ(片持ち)、或いは3カ所以上に軸受取付面を有する場合にも本発明を適用できるのは勿論である。
【0014】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、ねじ軸の軸受取付部の加工コストを低減することができると共に、耐久性の向上を図ることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例であるボールねじ装置を説明するための断面図である。
【図2】ねじ軸の全体図である。
【符号の説明】
1…ボールねじ装置
2…ねじ溝(ねじ軸側)
3…ねじ軸
3a,3b…軸受取付部
4…ねじ溝(ナット側)
5…ボール
6…ナット

Claims (1)

  1. 外周面に螺旋状のねじ溝を有するねじ軸と、該ねじ軸のねじ溝に対応する螺旋状のねじ溝を内周面に有して前記ねじ軸に螺合されるナットと、前記両ねじ溝間に転動可能に装填された多数のボールとを備え、前記ねじ軸を転がり軸受により回転可能に支持して該ねじ軸の回転により前記ナットを前記ボールの転動を介して軸方向に移動させるようにしたボールねじ装置において、
    前記ねじ軸の前記転がり軸受の取付部分にバニシング仕上加工を施したことを特徴とするボールねじ装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011114728A1 (ja) * 2010-03-17 2011-09-22 日本精工株式会社 ボールねじ、及びボールねじ用ナットの製造方法

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