JP2004150259A - 両面金属断熱パネル - Google Patents

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Abstract

【課題】外装材と断熱材と内装材との3つの機能を有する建材を一度に施工できるとともに、裏面材の目地部分の断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止できる農畜産用の建築物の屋根材や内外装材として好適な両面金属断熱パネルを提供すること。
【解決手段】合成樹脂発泡体の断熱材12の表面に金属板の表面材11を設けるとともに、断熱材12の裏面に金属板の裏面材13を設けた両面金属断熱パネル10で、表面材11の両端縁部に互いに嵌合連結される嵌合連結部14,15を設ける一方、裏面材13の少なくとも一端縁部に、嵌合連結部14,15で嵌合連結された両面金属断熱パネル10,10同士の目地部分を覆う延長部16を形成する。
これにより、表面材11,11同士は嵌合連結部14,15で連結することで隙間を生じることなく簡単に施工して連結でき、裏面材13の一端縁部に形成した延長部16で裏面材13の目地部分を覆うことができ、断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止できるようにしている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、両面金属断熱パネルに関し、農畜産用の建築物の屋根材や内外装材として用いることで、外装材と断熱材と内装材との3つの機能を有する建材を1度に施工できるとともに、裏面材の目地部分を覆って断熱欠損を防止するとともに、水などの浸入を防止できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
一般住宅などの建築物の内装用、外装用や屋根用にサイディング材と称される金属断熱パネル(例えば特許文献1など参照)が用いられており、金属薄板などの内壁面、外壁面や屋根面となる表面材の幅方向両端縁を曲げ加工して略樋状に形成するとともに、両端部に互いに嵌合連結される嵌合連結部を形成する一方、この表面材の略樋状の部分にポリウレタン等の合成樹脂発泡体などを断熱材として充填し、この断熱材を覆うように紙やアルミ箔などの裏面材を取付けて構成してある。
【0003】
このような金属断熱パネルを上下方向に連結する横張りとして表面材を内壁側として内壁面と断熱材を同時に施工したり、表面材を外壁側として外壁面と断熱材を同時に施工したり、横方向に連結する縦張りとして内壁面と断熱材とを同時に施工したり、外壁面と断熱材とを同時に施工したり、屋根面と断熱材とを同時に施工するようにしている。
【0004】
一方、鶏舎、豚舎、牛舎等の畜舎や茸ハウスといった農畜産用の建築物では、金属断熱パネルの表面材を金属薄板とするだけでなく、裏面材も金属薄板とすることで内外両壁面と断熱材とを同時に施工できるようにしたものがあり、特に外壁面と同時に金属薄板の内壁面を施工することで、定期的に行われる水や薬剤などによる室内の洗浄に対しても耐えられるようにした両面金属断熱パネルが提案されている。
【0005】
例えば特許文献2の畜舎用パネル建材では、図6に示すように、断熱材1の片面の表面材2として丸波または角波などの波形に成形したガルバリウム鋼板を用い、断熱材1の他の片面の裏面材3として平坦なアルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板を用い、これらを積層して一体化して構成してあり、施工に際しては、同図(b)に示すように、この畜舎用パネル建材4,4同士を突き合わせるように配置すること等で軸組などに取り付けられる。
【0006】
また、特許文献3の断熱金属パネルでは、図7に示すように、断熱材1の片面の表面材2として金属薄板を用い、断熱材1の他の片面の裏面材3としてクラフト紙を用いた屋根材5が例示されており、屋根材5として施工する場合の容易化や雨漏り防止などを図るため嵌合連結部として嵌合受部6および嵌合覆部7を設けるようにしたものが開示され、裏面材3として金属薄板を用いても良いことが開示されている。
【0007】
【特許文献1】
特開昭61−60960号公報
【特許文献2】
特開平4−37533号公報
【特許文献3】
実開平4−101424号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このような両面が金属の断熱パネルを用いて内外壁面や屋根面を構築する場合に、断熱パネル4,4同士を単に突き合わせただけでは、図6(b)に示すように、外部から固定用の釘などが見えてデザイン性を損ねたり、表面材2による外壁面の目地部分や裏面材3による内壁面の目地部分に隙間δが生じ易く、外壁側では雨などが浸入したり、内壁側では洗浄に用いる水や薬剤が浸入するという問題がある。
【0009】
また、嵌合連結部6,7を表面材2に設けて断熱金属パネル5,5同士を連結して施工する場合には、図7(b)に示すように、表面材2の目地部分からの雨などの浸入を防止できるものの、裏面材3の目地部分に隙間δが生じ易く、洗浄に用いる水や薬剤が浸入するという問題がある。
【0010】
さらに、裏面材3で断熱材1の両端面を覆うようにした断熱金属パネル5では、クラフト紙等を用いる場合には、大きな問題とならないが、金属薄板を用いて断熱材1の両端面を覆うようにすると、表面材2と裏面材3とが接触する場合も多く、これによって目地部分の隙間δで断熱性が失われる断熱欠損が生じ易く、目地部分の隙間δに結露が生じたり、結露による水滴が目地部分の隙間δから室内側に垂れ落ちるという問題もある。
【0011】
この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、外装材と断熱材と内装材との3つの機能を有する建材を一度に施工できるとともに、裏面材の目地部分の断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止できる農畜産用の建築物の屋根材や内外装材として好適な両面金属断熱パネルを提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記従来技術が有する課題を解決するこの発明の請求項1記載の両面金属断熱パネルは、合成樹脂発泡体の断熱材の表面に金属板の表面材を設けるとともに、前記断熱材の裏面に金属板の裏面材を設けた両面金属断熱パネルであって、前記表面材の両端縁部に互いに嵌合連結される嵌合連結部を設ける一方、前記裏面材の少なくとも一端縁部に、前記嵌合連結部で嵌合連結された前記両面金属断熱パネル同士の目地部分を覆う延長部を形成してなることを特徴とするものである。
【0013】
この両面金属断熱パネルによれば、合成樹脂発泡体の断熱材の表面に金属板の表面材を設けるとともに、前記断熱材の裏面に金属板の裏面材を設けた両面金属断熱パネルで、前記表面材の両端縁部に互いに嵌合連結される嵌合連結部を設ける一方、前記裏面材の少なくとも一端縁部に、前記嵌合連結部で嵌合連結された前記両面金属断熱パネル同士の目地部分を覆う延長部を形成するようにしており、表面材同士は嵌合連結部で連結することで隙間を生じることなく簡単に施工して連結でき、裏面材の一端縁部に形成した延長部で裏面材の目地部分を覆うことができ、これによって断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止できるようにしている。
【0014】
また、この発明の請求項2記載の両面金属断熱パネルは、請求項1記載の構成に加え、前記裏面材の前記延長部の先端縁部に、前記断熱材側に折り曲げた折曲部を形成してなることを特徴とするものである。
【0015】
この両面金属断熱パネルによれば、前記裏面材の前記延長部の先端縁部に、前記断熱材側に折り曲げた折曲部を形成するようにしており、断熱材に折り曲げた折曲部によって突き出す分だけ隣接するパネルの裏面材への圧着力が増大し、一層隙間の発生を防止して断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止できるようになる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1および図2はこの発明の両面金属断熱パネルの一実施の形態にかかり、図1(a)は横断面図、図1(b)は嵌合連結部の拡大断面図、図2は嵌合連結工程の説明図である。
【0017】
この両面金属断熱パネル10は、例えば畜舎の縦葺き屋根材用として用いられるものであり、金属薄板の表面材11と、中間部のポリウレタン等の合成樹脂発泡体などを充填発泡させた断熱材12と、金属薄板の裏面材13とを一体に積層し、表面材11の両端縁部には、互いに嵌合連結することができる嵌合連結部14,15が形成されるとともに、裏面材13の少なくとも一端縁部には、隣接する両面金属断熱パネル10,10同士を嵌合連結部14,15で連結したときの裏面側の目地部分を覆う延長部16が形成されたものである。
【0018】
この両面金属断熱パネル10では、金属薄板の表面材11が、例えば波形に成形されており、この表面材11の一端縁部に嵌合連結部14としての嵌合受部が形成され、他端縁部に嵌合連結部15としての嵌合覆部が形成され、嵌合受部14を嵌合覆部15で覆うようにして互いを連結できるようにしてある。
【0019】
そして、表面材11の一端縁部に形成される嵌合連結部14としての嵌合受部は、中央部に幅広の釘打溝14aを備え、両側にそれぞれ折り曲げ加工された内側土手14bと外側土手14cとが形成されて構成され、この嵌合受部14を覆う表面材11の他端縁部に形成される嵌合連結部15としての嵌合覆部は、外側土手14cの外側面および上面、内側土手14bの上面および内側面を囲むように形成された蓋部15aを備え、この蓋部15aの先端部に内側土手14bの下側面に係止するフック部15bが形成してある。
【0020】
また、裏面材13の一端縁部に形成される延長部16は、表面材11の嵌合受部14が形成される端部に形成されており、裏面材13をそのまま延長して構成され、嵌合受部14の外側土手14cの外側とほぼ同一位置まで伸ばされ、先端部を断熱材12側に折り曲げた折曲部17が形成してある。
【0021】
これにより、両面金属断熱パネル10,10同士を嵌合連結部14,15で嵌合連結したときに、裏面材13の折曲部17の内側に盛り上がった分だけ隣接する両面金属断熱パネル10の裏面材13への圧着力を増大して密着できるようにしてある。
【0022】
さらに、裏面材13の他端縁部は、直角に折り起こして断熱材12の端部を覆うように折起部18が形成してあり、折起部18の上端と表面材11とが接触して熱伝導が起こらないように隙間が、例えば3mm程度形成されるようにしてある。
【0023】
また、裏面材13と折起部18との角部は斜めの傾斜面19で連続するようにしてあり、図2に示すように、両面金属断熱パネル10,10同士を嵌合連結部14,15で嵌合連結するときに、裏面材13の傾斜面19によって斜め上方から滑らすように挿入して円滑に嵌合連結できるようにしてある。
【0024】
さらに、両面金属断熱パネル10の他の一実施の形態を示す図3のように、断熱材12の少なくとも一端面に端面材31を当てるようにしてあり、この端面材31によって断熱材12の発泡充填の際に立ち上がってくる断熱材をせき止めてふくらみ等を抑えるとともに、製造装置側の発泡抑制盤32と断熱材12との付着を防止する。
【0025】
ここでは、裏面材13の延長部16が設けられる一端縁部側に端面材31としての発泡抑制紙が当てられており、表面材11と断熱材12の端面とに連続して当てられるL字状に配置してあり、表面材11と裏面材13に当てるように単に配置したり、接着剤やテープでこれらと固定するようにしても良い。
【0026】
この端面材31としては、例えば紙やアルミ箔ラミネート紙などが用いられ、紙を用いる場合には、表面材11と裏面材13との間に接着剤やテープなどで固定しても熱伝導を防止することができ、このアルミ箔によって防水性を高めることができるとともに、形状保持効果を増大することができる。
【0027】
このような両面金属断熱パネル10の製造は、多数の成形ローラで構成された表面材成形機で金属薄板の表面材11の中央部に波形の成形を施すとともに、幅方向両端縁部に嵌合連結部14,15を曲げ加工して成形する一方、この表面材11を表裏反転させて略樋状の部分にポリウレタン等の合成樹脂発泡体などの断熱材12を吐出ノズルで充填し、この断熱材12を覆うように多数の成形ローラで構成された裏面材成形機で一端縁部に延長部16および折曲部17を、他端縁部に折起部18および傾斜面19がそれぞれ曲げ加工された金属薄板の裏面材13を取付けてダブルコンベアで表裏面と両側面を押さえて連続製造され、所定の長さ毎に切断装置で切断することで行われる。
【0028】
また、断熱材12の少なくとも一端面を端面材31で覆うようにした両面金属断熱パネル10の製造は、多数の成形ローラで構成された表面材成形機で金属薄板の表面材11の中央部に波形の成形を施すとともに、幅方向両端縁部に嵌合連結部14,15を曲げ加工して成形する一方、この表面材11を表裏反転させて略樋状の部分にポリウレタン等の合成樹脂発泡体などの断熱材12を吐出ノズルで充填するとともに、端面材31である発泡抑制紙を表面材11の内側にL字状に連続的に供給し、この断熱材12を覆うように多数の成形ローラで構成された裏面材成形機で一端縁部に延長部16および折曲部17を、他端縁部に折起部18および傾斜面19がそれぞれ曲げ加工された金属薄板の裏面材13を取付けてダブルコンベアで表裏面と一側面を押さえるとともに、他側面を端面材31を介して発泡抑制盤2で押さえて連続製造され、所定の長さ毎に切断装置で切断することで行われる。
【0029】
ここで、例えば図3(a)のように、端面材31を用いることで、図3(b)のように、ポリウレタン等の合成樹脂発泡体を充填した場合でも、外側土手14cや内側土手14b部分に充填されにくいため、これら外側土手14cや内側土手14b等の面材形状を保持することができ、雄状連結部と雌状連結部とを、より確実に嵌合連結することができる。
【0030】
この両面金属断熱パネル10の表面材11としては、例えば表面処理鋼板、亜鉛・ニッケル合金をめっきした鋼板、アルミ・亜鉛合金をめっきした鋼板、ステンレスで鋼板をクラッドしたクラッド鋼板、アルミニウム板、アルミニウム合金板、鋼板でゴム,合成樹脂フィルムをクラッドした制振板等をあげることができ、これらの平板に限らず、エンボス加工、リシン塗装、ほうろう加工などを施したものであっても良い。
【0031】
また、断熱材12としては、通常、合成樹脂発泡体が用いられ、特にポリウレタンフォーム、ポリイソシアヌレートフォーム、フェノールフォーム、ポリエチレンフォーム、ポリスチレンフォーム等が用いられるほか、グラスウール、シージングインシュレーションボード、発泡石膏、石膏、ロックウール、セメント、炭酸カルシウム、ケイ酸カルシウム、ALCなどが用いることもできる。
【0032】
さらに、裏面材13としては、表面材11と同一の金属薄板が用いられるほか、アルミニウムや鉄、あるいは銅などの金属箔などを用いることができる。
【0033】
また、端面材31としては、ライナー紙、クラフト紙、板紙、炭酸カルシウム紙などの紙、あるいはこれらの紙にアルミニウムや鉄、ステンレス鋼などの金属箔をラミネートしたものやこれらの金属などを蒸着したものなどを用いることができる。
【0034】
このように構成した両面金属断熱パネル10では、図2に示すように、まず最初の両面金属断熱パネル10を所定の位置に配置した後、嵌合受部14の釘打溝14aにゴムパッキンおよびワッシャが介在された釘を打ち込んで固定し、次いで隣接する両面金属断熱パネル10の嵌合覆部15で釘で固定された嵌合受部14を覆うようにするとともに、両面金属断熱パネル10を斜めに傾けて傾斜面19がほぼ水平となるようにして嵌合受部14の外側土手14cの下側と裏面材13の延長部16の間に挿入し、延長部16上を滑らすようにして嵌合連結し、嵌合覆部15の蓋部15aで嵌合受部14を覆ってフック部15bを内側土手14bに係止する。
【0035】
そして、隣接する両面金属断熱パネル10,10同士が嵌合連結された後、嵌合受部14を釘で固定する。
【0036】
このような釘での固定および嵌合連結を繰り返して屋根材としての両面金属断熱パネル10の施工が行われる。
【0037】
こうして構築された両面金属断熱パネル10による屋根や内外壁面によれば、外壁面と断熱材と内壁面との3つの機能を持つ建材の施工が同時にでき、しかも図1(b)に示すように、両面金属断熱パネル10,10同士の目地部分では、表面材11,11同士は嵌合受部14に嵌合覆部15を被せるようにすることで完全に塞ぐことができるとともに、裏面材13,13同士も一端縁部の延長部16によって目地部分が塞がれる。
【0038】
これにより、畜舎等で定期的に行われる薬剤の散布や水などによる洗浄の際にこれらが目地部分に浸入することを防止することができるとともに、例え目地部分に結露が生じたとしても水滴が室内側に落ちることもない。
【0039】
また、この両面金属断熱パネル10によれば、表面材11と裏面材13とを金属材としても表面材11と裏面材13とが直接接触することがないようにしてあるので、これらの間に熱伝導が生じて外気と内気の温度差による結露発生を防止できる。
【0040】
さらに、裏面材13の延長部16の先端部を断熱材12側に折り曲げて折曲部17を形成して内側に膨らむようにしたので、隣接する両面金属断熱パネル10の裏面材13との圧着力を増大でき、一層確実に水などの浸入を防止することができる。
【0041】
また、裏面材13の折起部18の角を切欠いて傾斜面19としたので、隣接する両面金属断熱パネル10を挿入する場合に干渉せず円滑に嵌合連結することができる。
【0042】
さらに、裏面材13を金属材とすることで、断熱パネル10自体の耐久性を向上できるとともに、ねずみ等による被害を防止することができる。
【0043】
さらに、強度向上により、施工の際の釘打ちのピッチを広くすることができ、施工自体も容易になる。
【0044】
また、断熱材12の少なくとも一端面に端面材31を当てるようにしたので、断熱材12の発泡充填時のふくらみを抑えて所定の形状に形成できるとともに、製造設備側の発泡抑制盤32への断熱材12の付着を防止することができ、円滑に製造することができる。
【0045】
さらに、断熱材12の端面に端面材31を当てるように設けることで、この部分にたとえ結露が生じたとしても断熱材12に吸収されることを抑制することもでき、特に金属箔などをラミネートしたものを用いることで一層水分の吸収を抑制することができる。
【0046】
次に、この発明の両面金属断熱パネルの他の一実施の形態について、図4により説明するが、既に説明した上記実施の形態と同一部分には、同一記号を記し説明は省略する。
【0047】
この両面金属断熱パネル20は、例えば縦張りや横張りとして内外壁面の構築に用いたり、屋根面の構築に用いられる、いわゆるサイディング材であり、既に説明した上記実施の形態のパネルとは、互いの嵌合連結に用いる嵌合連結部21,22の形状が異なっている。
【0048】
この両面金属断熱パネル20では、嵌合連結部21,22により施工性の改善や連結状態での保持力増大を図るようにしてあり、パネル20の一端縁部に形成される雄状連結部21と他端部に形成される雌状連結部22のいずれもが表面材11を連続して折り曲げ加工して表面材11と一体に形成してある。
【0049】
パネル20の一端縁部に形成される雄状連結部21は、図4に右端部として示すように、表面材11を折り曲げて上部端面部21aが厚さ方向中間部まで形成され、この上部端面部21aから表面材11と平行に前方に突き出して折り重ねられた突出片21bが形成され、この突出片21bの基端部を折り曲げて下部端面部21cが形成され、この下部端面部21cの先端の厚さ方向下端に表面材11と平行に前方に長く突き出した釘打用片21dが形成してある。
【0050】
そして、このパネル20では、上部端面部21aが前傾斜の傾斜面で構成されるとともに、突出片21bと釘打用片21dの基端部の下部端面部21cが上部端面部21aと一平面をなす前傾斜の傾斜面としてある。
【0051】
これら上部端面部21a及び下部端面部21cの形状は、前傾斜面とする場合に限らず他の形状であっても良いが、上部端面部21aによって目地部分の形状が定まり、横張りの場合の下面となることから下方に傾斜した前傾斜面とすれば雨水などが溜まったり、汚れの付着を防止できる。
【0052】
一方、下部端面部21cの形状を前傾斜面とすることで、雌状連結部22の先端部を倣わせて嵌合をガイドするのに利用することができる。
【0053】
また、釘打ち用片21dの先端が円弧状に折り曲げられて折曲部21eが形成してあり、パネル20の運搬や施工の際に安全に取り扱えるようにしてある。
【0054】
両面金属断熱パネル20の他端部に形成される雌状連結部22は、図4の左端部として示すように、表面材11を折り曲げて上部端面部22aが厚さ方向上部まで形成され、この上部端面部22aから表面材11と平行に内側(後方)に引っ込むように折りまげて上部挾持部22bが形成され、この上部挾持部22bの内側端部を略円形状に折り曲げて形成したガイド凹部22cの開口上端部と連続するようにし、このガイド凹部22cの開口下端部に連続して下方に傾斜開口部を拡げるように下部挾持部22dが形成され、上部端面部22aより外側に突き出す長さとしてある。
【0055】
また、この雌状連結部22でもパネル20の運搬や施工の際に安全に取り扱えるように下部挾持部22dの先端が円弧状に折り曲げてあるが、この雌状連結部22では、この円弧状の折曲部をガイド部22eとして機能させ、雄状連結部21との嵌合連結の際に釘打用片21dの内側面と下部端面部21cの外側面に倣わせて連結施工を容易にできるようにしてある。
【0056】
このような雌状連結部22では、水平の上部挾持部22bと下方に傾斜した下部挾持部22dとがC字状のガイド凹部22cで連結された形状となっており、上部挾持部22bと下部挾持部22dとの間隔が開口部の先端が広く、次第に狭くなって下部挾持部22dとガイド凹部22cとの連結部で最も狭くなり、ガイド凹部22c内で再び拡がった状態になる。
【0057】
そして、この雌状連結部22の上部挾持部22bと下部挾持部22dとの最も間隔が狭くなっている部分で雄状連結部21の突出片21bを挾んで連結することから、この間隔が雄状連結部21の突出片21bの折り重ねた厚さより狭くしてあり、ガイド凹部22cの略円形状の部分によるばね効果(C字状の形状効果)で強固に挾み付けることができるようにしてある。
【0058】
このような雄状連結部21と雌状連結部22とが表面材11に形成された両面金属断熱パネル20では、断熱材12を介して裏面材13が設けられて一体にしてある。
【0059】
このパネル20では、断熱材12に雄状連結部21を挿入するための段差状の切欠部12aが雌状連結部22側に形成してある。
【0060】
さらに、両面金属断熱パネル20の他の一実施の形態を示す図5のように、断熱材12の少なくとも一端面である切欠部12aに端面材31を当てるようにしてあり、この端面材31によって断熱材12の発泡充填の際に立ち上がってくる断熱材をせき止めてふくらみ等を抑えて段差状の形状(切欠部12a)を形成するとともに、製造装置側の発泡抑制盤32と断熱材12との付着を防止する。
【0061】
ここでは、裏面材13の延長部16が設けられる一端縁部側に端面材31としての発泡抑制紙が当てられており、表面材11と断熱材12の切欠部12aの端面とに連続して当てられる形状に配置してあり、端面材31と、表面材11や裏面材13との間に接着剤やテープを用いて固定するようにしても良い。
【0062】
この端面材31としては、例えば紙やアルミ箔ラミネート紙などが用いられ、紙を用いる場合には、表面材11と裏面材13との間に接着剤やテープなどで固定しても熱伝導を防止することができ、このアルミ箔によって防水性を高めることができるとともに、形状保持性を増大することができる。
【0063】
また、裏面材13の目地部分を覆う延長部16は、雌状連結部22側に形成してあり、断熱材12の切欠部12aから突き出すように配置され、先端縁部には、折曲部17が断熱材12側に折り曲げて膨らむように形成してある。
【0064】
そして、この両面金属断熱パネル20では、嵌合連結状態を示す図4(b)から明らかなように、雄状連結部21の釘打用片21dに釘を打って固定することから、釘で固定した状態の裏面材13の内側に隣接するパネル20の裏面材13の延長部16を挿入できるように釘打用片21dなどの寸法が調整してある。
【0065】
なお、このような両面金属断熱パネル20の製造は、既に説明した両面金属断熱パネル10の場合と表面材11や裏面材13の曲げ加工による形状は異なるものの同一工程で行われる。
【0066】
次に、このように構成した両面金属断熱パネル20を用いて、例えば横張りの外壁面などを構築する場合には、最下段のパネル20を図示しないスタート金物などを用いて雌状連結部22を下にして嵌合した後、上部の雄状連結部21の釘打用片21dを釘で壁面の下地材に固定する。
【0067】
この後、次の段のパネル20の雌状連結部33を下にして下部挾持部22dの先端が雄状連結部21の突出片21bと釘打用片21dの間に入るようにするとともに、裏面材13の延長部16が裏面材13の外側に入るように手前に傾けて挿入する。
【0068】
そして、パネル20を傾けたまま下部挾持部22dの先端のガイド部22eが釘打用片21dの内側面に接触するまで押し込む。この状態では、傾いた上下挾持部22a,22dの最も狭い部分に突出片21bの先端部が押し拡げるように位置する。
【0069】
さらに、パネル20を押し込みながら立てるようにすると、下部挾持部22dの先端のガイド部22eが釘打用片21dの内側面に接触しながら倣って行き、雄状連結部21の下部端面部21cの外側面と接触するようになる。
【0070】
そして、さらにパネル20を押し込みながら立てるようにすると、下部挾持部22dの先端のガイド部22eが雄状連結部21の下部端面部21cの傾斜した外側面と接触しながら倣って行き、パネル20が垂直状態になると完全に連結された状態になる(図4(b)参照)。
【0071】
こうして固定状態の雄状連結部21に次の段のパネル20の雌状連結部22を嵌合連結した後、パネル20の横方向の位置を合わせた後、上部の雄状連結部21の釘打ち用片21dを釘で壁面の下地材に固定することを繰り返して壁面が構築される。
【0072】
こうして構築された両面金属断熱パネル20による屋根や内外壁面によれば、外壁面と断熱材と内壁面との3つの機能を持つ建材の施工が同時にでき、しかも図4(b)に示すように、両面金属断熱パネル20,20同士の目地部分では、表面材11,11同士は雌雄状連結部21,22で完全に塞ぐことができるとともに、裏面材13,13同士も一端縁部の延長部16によって目地部分が塞がれる。
【0073】
これにより、畜舎等で定期的に行われる薬剤の散布や水などによる洗浄の際にこれらが目地部分に浸入することを防止することができるとともに、例え目地部分に結露が生じたとしても水滴が室内側に落ちることもない。
【0074】
また、この両面金属断熱パネル20によれば、表面材11と裏面材13とを金属材としても表面材11と裏面材13とが直接接触することがないようにしてあるので、これらの間に熱伝導が生じて外気と内気の温度差による結露発生を防止できる。
【0075】
さらに、裏面材13の延長部16の先端部を断熱材12側に折り曲げて折曲部17を形成して内側に膨らむようにしたので、隣接する両面金属断熱パネル20の裏面材13との圧着力を増大でき、一層確実に水などの浸入を防止することができる。
【0076】
また、裏面材13を金属材とすることで、断熱パネル20自体の耐久性を向上できるとともに、ねずみ等による被害を防止することができる。
【0077】
さらに、強度向上により、施工の際の釘打ちのピッチを広くすることができ、施工自体も容易になる。
【0078】
また、このパネル20では、次の段のパネル20を嵌合連結する場合に、手前に傾けて下部挾持部22dを入れ、さらに押し込みながら立てるようにするだけで簡単に連結することができ、従来の真っ直ぐに下ろして連結する場合に比べ、簡単に嵌合連結することができる。
【0079】
さらに、断熱材12の少なくとも一端面である切欠部12aに端面材31を当てるようにしたので、断熱材12の発泡充填時のふくらみを抑えて所定の段差状の形状に形成できるとともに、製造設備側の発泡抑制盤32への断熱材12の付着を防止することができ、円滑に製造することができる。
【0080】
ここで、例えば図5(a)のように、端面材31を用いることで、図5(b)のように、ポリウレタン等の合成樹脂発泡体を充填した場合でも、C字状のガイド凹部22cに接触したり、上部挟持部22bに充填されにくいため、これらC字状のガイド凹部22cや上部挟持部22b等の面材形状を保持することができ、より確実に雄状連結部と雌状連結部を嵌合連結することができる。
【0081】
また、断熱材12の端面に端面材31を当てるように設けることで、この部分に例え結露が生じたとしても断熱材12に吸収されることを抑制することもでき、特に金属箔などをラミネートした紙などを用いることで一層水分の吸収を抑制することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したようにこの発明の請求項1記載の両面金属断熱パネルによれば、合成樹脂発泡体の断熱材の表面に金属板の表面材を設けるとともに、前記断熱材の裏面に金属板の裏面材を設けた両面金属断熱パネルで、前記表面材の両端縁部に互いに嵌合連結される嵌合連結部を設ける一方、前記裏面材の少なくとも一端縁部に、前記嵌合連結部で嵌合連結された前記両面金属断熱パネル同士の目地部分を覆う延長部を形成するようにしたので、表面材同士は嵌合連結部で連結することで隙間を生じることなく簡単に施工して連結でき、裏面材の一端縁部に形成した延長部で裏面材の目地部分を覆うことができ、これによって断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止することができる。
【0083】
また、この発明の請求項2記載の両面金属断熱パネルによれば、前記裏面材の前記延長部の先端縁部に、前記断熱材側に折り曲げた折曲部を形成するようにしたので、断熱材に折り曲げた折曲部によって突き出す分だけ隣接するパネルの裏面材への圧着力が増大し、一層隙間の発生を防止して断熱欠損をなくして結露の発生を防止でき、洗浄水などの浸入も防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の両面金属断熱パネルの一実施の形態にかかり、(a)は横断面図、(b)は嵌合連結部の拡大断面図である。
【図2】この発明の両面金属断熱パネルの一実施の形態にかかる嵌合連結工程の説明図である。
【図3】この発明の両面金属断熱パネルの他の一実施の形態にかかり、(a)は断熱材充填前の部分拡大断面図、(b)は断熱材充填後の部分拡大断面図である。
【図4】この発明の両面金属断熱パネルのさらに他の一実施の形態にかかり、(a)は横断面図、(b)は嵌合連結部の拡大断面図である。
【図5】この発明の両面金属断熱パネルの他の一実施の形態にかかり、(a)は断熱材充填前の部分拡大断面図、(b)は断熱材充填後の部分拡大断面図である。
【図6】従来の畜舎用パネル建材の斜視図および連結状態の拡大断面図である。
【図7】従来の断熱金属パネルの横断面図および連結部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 両面金属断熱パネル
11 表面材
12 断熱材
13 裏面材
14 嵌合受部(嵌合連結部)
15 嵌合覆部(嵌合連結部)
16 延長部
17 折曲部
18 折起部
19 傾斜面
20 両面金属断熱パネル
21 雄状連結部(嵌合連結部)
22 雌状連結部(嵌合連結部)
31 端面材
32 発泡抑制盤

Claims (2)

  1. 合成樹脂発泡体の断熱材の表面に金属板の表面材を設けるとともに、前記断熱材の裏面に金属板の裏面材を設けた両面金属断熱パネルであって、前記表面材の両端縁部に互いに嵌合連結される嵌合連結部を設ける一方、前記裏面材の少なくとも一端縁部に、前記嵌合連結部で嵌合連結された前記両面金属断熱パネル同士の目地部分を覆う延長部を形成してなることを特徴とする両面金属断熱パネル。
  2. 前記裏面材の前記延長部の先端縁部に、前記断熱材側に折り曲げた折曲部を形成してなることを特徴とする請求項1記載の両面金属断熱パネル。
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