JP2004150070A - Treatment method for removed soil, and removed soil-treated construction method for foundation pile - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
杭基礎を施工する際に、杭穴掘削する場合、発生する土泥を処理して、産業廃棄物として処理する量を大幅に削減することを特徴とする排土処理方法及び排土を処理する基礎杭工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のコンクリートパイルを使用した基礎杭は、一般に、その杭穴の築造時に掘削土が排出され、その掘削土は産業排出物として取扱われ、通常、施工現場外へ搬出処理されている。施工現場の周囲が空き地で敷地に余裕がある場合には、固化剤を多少加え地表面に盛土などすることもあったが、総じて掘削土の処理が不充分で環境面から問題であった(非特許文献1)。これは、現場造成杭の施工においても同様な問題点があった。
【0003】
とりわけ、セメントミルク等を注入する工法では、処理すべき残土にセメントミルクが混ざっているので、これを除き、あるいは中和等の処理をして、現場外へ排出する必要があり、この処理が煩雑であった。
【0004】
また、一方、いわゆる地盤改良工法では、混合処理により地盤表層の土を取り除きに、これに地盤改良材を撹拌混合して取り除いた地盤に埋め戻す工法や、土泥を地盤に埋め込む方法としては、サンドコンパクション法等が提案されている。
【0005】
また、掘削により発生する土泥を、掘削孔より排出すると同時に杭穴外で固化剤(セメント系等)と混合し改良土とし、その改良土を掘削オーガーの先端より圧送し杭穴内に注入し充填する工法が提案されている(特許文献1)。
【0006】
また、筒状ケーシングとオーガースクリュウを地盤中に掘削貫入させ、掘削により発生する土泥を杭穴外に排出し、その土泥を地上でセメント系固化剤等と混合撹拌し、ケーシング内に充填する工法が提案されている(特許文献2)。
【0007】
【非特許文献1】「杭基礎の調査・設計から施工まで」,第二回改訂版,土質工学会,平成5年5月5日,538頁乃至539頁
【0008】
【特許文献1】特開平8−260450
【0009】
【特許文献2】特開平8−151627
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
地盤の掘削土の処理としては、現場からの搬出は産業排出物として処理後の廃棄場所が新たに必要で環境面および経済的にも負担が多った。
【0011】
前記既存の地盤改良工法での処理は、混合処理による場合では、施工現場の土地は一般に狭いため簡易な混合処理により地盤表層では処分量が限られいため施工現場内での処分が待望されていた。また、サンドコンパクション法による場合は別設備が必要な上に振動・騒音が激しく、更に採用できる土質が限定されている等の欠点があった。
【0012】
また、施工現場内での処分としての前記の方法では夫々以下の問題があった。
【0013】
即ち、特許文献1の方法では、掘削ロッドが掘削土の排出および改良土の注入と兼ねているために構造的に複雑であり、かつ、改良土をロッドの中空孔を通して圧入するために掘削土を細かく粉砕する必要があった。また、特許文献2では、オーガー掘削とケーシングの貫入と同時に掘削土全量を排出することが困難で、さらに固化剤と混合した後にそのケーシング内に充填するために、地盤掘削と同時に埋め込みができないので仮置き場所が必要で時間が別に要する欠点等があった。
【0014】
また、総じて、施工場所の地盤改良と基礎杭造成は、別々独立に施工され両者を組み合わせて、同一地盤で実施し、且つ、排出排土の少ない環境に優しい工法は提案されていなかった。
【0015】
【課題を解決するための手段】
然るにこの発明では、基礎杭を施工する敷地等に処理用ケーシングを沈設して、基礎杭の工事で生じる掘削泥土を改良処理して形成した改良土を、処理用ケーシングに充填するので、前記問題点を解決した。
【0016】
即ちこの発明は、
(1) 基礎杭を施工する敷地又はこれに近接した敷地内で、先端を閉塞した処理用ケーシングを地盤内へ押し込み沈設する。
(2) 基礎杭を施工して地上に排出される掘削泥土に改良処理をして、改良土を形成する。
(3) 前記処理用ケーシング内に、前記改良土を充填する。
(4) 前記処理用ケーシング先端を開き、前記処理用ケーシングに先端から前記固化手段を地盤内に放出しながら、前記処理用ケーシングを地上に引き上げ、改良土柱を形成する。
(5) 以上のような手順を取ったことを特徴とする排土処理方法である。
【0017】
また、前記において、処理用ケーシングは、鋼管の先端部外周に螺旋羽根を取り付けて構成する排土処理方法である。
【0018】
また、他の発明は、
(1) 基礎杭を施工する予定の敷地内で、「前記基礎杭を施工する位置の所定位置」に、先端を閉塞した処理用ケーシングを地盤内へ押し込み沈設する。
(2) 前記処理用ケーシングの沈設後、又は沈設に並行して、前記基礎杭を任意な方法により施工して、地上に掘削泥土を排出し、該掘削泥土に改良処理をして、改良土を形成する。
(3) 前記処理用ケーシング内に、前記改良土を充填する。
(4) 前記処理用ケーシングの先端を開き、前記処理用ケーシングに先端から改良土を地盤内に放出しながら、前記処理用ケーシングを地上に引き上げ、改良土柱を形成する。。
(5) 以上のような手順を取ったことを特徴とする排土を処理する基礎杭工法である。
【0019】
また、前記おいて、「基礎杭を施工する位置の周辺の所定位置」を、比較的軟弱な地盤であって、地盤改良を要する地盤を含む平面位置とする排土を処理する基礎杭工法である。更に、処理用ケーシングは、鋼管の先端部外周に螺旋羽根を取り付けて構成する排土を処理する基礎杭工法である。
【0020】
前記における掘削泥土とは、水分含有量が多い地盤あるいは掘削時に水を注入した工法を採用した場合には、泥水に近い掘削泥水が生じ、水分含有量が多くない地盤や乾式工法を採用した場合には、土に近い掘削残土が生じ、これら泥水、土を総称して、掘削泥土とする。
【0021】
また、前記における近接した敷地とは、基礎杭を施工する敷地と異なる敷地であって、一般的な搬送手段により、基礎杭の位置から処理用ケーシングの位置まで、処理前の掘削泥土又は処理後の改良土を搬送できる程度の離れている敷地をいう。
【0022】
また、前記における掘削泥土の改良処理とは、主に掘削泥土に固化材料を混入して撹拌処理する方法をいうが、掘削泥土を脱水処理する方法、掘削泥土に砂・砕石・粘土等の各種地盤材料を混入撹拌する方法等の各方法の単独又は併用して行う処理をも含む。ここで、固化材料とは、セメントミルク等の水硬性の材料を指し、固化手段とは、掘削泥土に固化材料を混合したものであり、地盤内で固化して、周辺地盤より強度を増すことができる材料をいう。
【0023】
【発明の実施の形態】
(1) 先ず、杭穴掘削工事をする前に、杭穴施工地点近傍の地盤改良したい所要地点に、底を塞いだ螺旋付き鋼管からなる処理用ケーシングを貫入埋設して、掘削泥水を埋め込みする中空部を設ける。
【0024】
次に、先行掘りあるいは中掘り工法により所定の方法により杭穴掘削し、杭穴内に所定固化強度のソイルセメント層を充填させる。この杭穴掘削時あるいは掘削後に注入する水あるいはセメントミルク等が混入した掘削泥土を地上に排出する。
【0025】
次に、排出に応じて、この排出した掘削泥土に固化剤(適宜種類)を適宜量添加し所定固化強度を有する半練状の改良土を形成する。この改良土を、前記の準備された処理用ケーシングの中空部に流し込む。
【0026】
次に、処理用ケーシングの底を開き、処理用ケーシングを回転しながら地上に引き上げ、底より改良土放出する。改良土は地中に残置され、改良土柱を築造する。改良土柱が固化すれば所要強度の地盤が完成する。
【0027】
この方法を、各杭穴掘削と同時に順次同様に改良土柱を形成し、杭穴築造と略同時に地盤改良工事も完了する。
【0028】
(2) 前記における杭穴掘削による杭穴造成は、先掘り後に既製杭を埋設する工法、杭穴掘削と同時に既製杭を埋設する中掘り工法、及び現場造成杭等の杭基礎造成時に排出される掘削土等に利用できるもので、一般的な掘削泥土に対応できる。
【0029】
杭穴造成時にセメントミルクなど固化剤を注入し杭周辺の地盤を強化しており、排出物での両者の分離が面倒な状態の排出物となっている場合には、ある程度改良された掘削泥土混合物となっているので、所定の固化強度の地盤に調整するのが容易となり特に有効である。
【0030】
(3)処理用ケーシングは、螺旋翼付き鋼管から構成し、回転させながら埋め込むが、地盤により螺旋翼の形状、厚さ、大きさを調節し、更に、押し込み速度と駆動機の負荷のバランスを取り、処理用ケーシングを埋設することにより、掘削泥土が排出されないようないように埋め込む。
【0031】
また、鋼管の底部は、埋め込み時は閉塞されており、処理用ケーシング内に改良土が流し込まれた後は、鋼管の逆回転により開放あるいは一部開放し、螺旋翼で鋼管周辺の地盤を押し固めつつ、鋼管を引抜きながら鋼管内部の改良土を地中に放置していくことができる。
【0032】
(4) 掘削泥土と固化剤の混合、調合については、改良すべき地盤の地盤改良の要求仕様(地盤強度等)にあわせて地盤改良し鋼管の中空部内に埋設する。また、必要により適宜脱水処理等をすれば、改良土の水分量調節も可能である。
【0033】
また、施工現場の地上で、掘削泥土の排出に合わせて以下のような方法により改良地盤に適宜造成できる。
・掘削泥土のままで多少砕いた程度で調整せずそのままで埋め込み地盤改良。
・掘削泥土とセメントミルク(固化剤)を混合し所定固化強度とするソイルセメントによる改良土柱。
・掘削泥土が砂の場合は、砂杭による改良土柱。
・掘削泥土が砕石の場合は、砕石杭による改良土柱。
【0034】
【実施例1】
図1〜4に基づきこの発明の実施例を説明する。
【0035】
[1]処理用ケーシング10
【0036】
鋼管(外径D0、長さL)1の下端部に、短鋼管(外径D2)3を嵌装固定し、短鋼管3の外側面に螺旋羽根5を突設する。螺旋羽根5は、ドーナツ状の基体(外径D3)を一半径6で切断したものを捻って形成する。
【0037】
また、鋼管1の下端には、底蓋7が取り付けてあり、地上からの操作で、開くことができるようになっている(図示していない)。以上のようにして、処理用ケーシング10を形成する。蓋7は、鋼管1の端面に当接した状態で短鋼管3の内側に嵌挿されている。
【0038】
鋼管1の長さLは、改良すべき軟弱地盤層の厚さ(深さ)等により選択される。鋼管1の外径D0は、処理すべき排出掘削土の量、長さL、処理用ケーシング10の埋設間隔等により、適宜選択される。
【0039】
[2]基礎杭21の構築
【0040】
(1) 建造物の構築現場で、比較的地盤強度が弱い地盤(いわゆる軟弱地盤)に相当する範囲を地盤改良範囲13とし(図2(c))、各基礎杭21の構築予定位置の間に処理用ケーシング10、10を埋設する。
【0041】
前記における処理用ケーシング10の埋設は、杭打ち機のオーガー15の先端に処理用ケーシング10を取付けし(図2(a))、正回転すると、螺旋羽根5により地盤を崩しながら、地盤に処理用ケーシング10を押し込め貫入させることができる(図2(b))。
【0042】
ここで、蓋7は、下方への押し込み状態で、常に下方から押圧されるので、処理用ケーシング10の底に装着された状態で、短鋼管3で横方向の移動が規制され、鋼管1の下面に当接したまま、鋼管1の底を塞ぐことができる。従って、螺旋羽根5で破砕された掘削土は、処理用ケーシング10の底が蓋7で閉鎖されており、かつ上方に排土手段が無いので、螺旋羽根5の直上に留まり、揚上されない。従って、処理用ケーシング10の鋼管1の周囲に崩された掘削土が留まり、地上への排土がなされない。
【0043】
所定位置に、処理用ケーシング10が達したならば、オーガ15を外す(図2(c))。同様の工程により、必要な数の処理用ケーシング10、10を埋設しておく。また、前記における処理用ケーシング10の埋設位置は、構築予定の基礎杭21の性能に支障がない程度に基礎杭21より離れた位置に埋設することが必要である。
【0044】
(2) 次に、先掘工法あるいは中掘工法により、杭穴を掘削し、杭穴内に所定固化強度のソイルセメント層を形成する。続いて、杭穴内に既製杭を下降して埋設する(図示していない)。
【0045】
(3) 杭穴掘削に地上22に排出される掘削土17、あるいは掘削後に注入する水あるいはセメントミルク等が混入した掘削土17を地上に排出して、処理スペース18に溜め置く(図3(a))。次に、排出に応じて、この掘削土17に固化剤を適宜添加して所定固化強度を有する半練状の改良土19を形成する。
【0046】
(4) 次に改良土19を処理用ケーシング10の鋼管1内に充填する(図2(d)、図3(a))。尚、充填は、トレミー管などを使用して処理用ケーシング10の底11付近から充填する方法、あるいは、地上22付近から落下させる方法、などいずれの充填方法でも可能であり、注入用の特殊設備を要しない。
【0047】
(5) 次に、処理用ケーシング10の上端部にオーガ15を取付けする。オーガ15により処理用ケーシング10を逆回転すると共に、処理用ケーシング10上昇させると、処理用ケーシング10の底11から底蓋7が外れ(図1(c)鎖線図示7)、処理用ケーシング10の底11から底蓋7とともに改良土19を吐出しながら引き上げる(図2(e))。この逆回転により、処理用ケーシング10の螺旋羽根5により掘進時に緩んだ土砂を下方に押圧し、周辺の地盤を押し固めると共に、排土を抑えることができる。
【0048】
(6) 処理用ケーシング10を地上に引き上げると、改良土柱20が形成され(図2(f))、改良土柱20が固化すれば所要強度の地盤が完成する。
【0049】
(7) この方法を、各杭穴掘削と同時に順次同様に改良土柱20、20を形成し、杭穴築造と略同時に地盤改良工事も完了する(図3(a)(b))。前記において、1つの基礎杭21の構築に、多くの掘削土17が排出される場合には、前記(3)〜(6)の方法を繰り返し、1つの基礎杭21に対して1つ又は複数本の改良土柱20、20を形成する。また、掘削土の排土が少ない場合には、複数の基礎杭21、21に対応して、1本の改良土柱20を形成する。
【0050】
[3]他の実施例
【0051】
(1) 前記実施例において、底蓋7は、短鋼管3の内側に嵌挿して、鋼管1の下面に当接させたが、短鋼管3を設けず、直接に螺旋羽根5を鋼管1に取り付けた場合には、底蓋7は鋼管1内に嵌挿して、鋼管1の上昇を規制するストッパーを取り付ける(図示していない)。
【0052】
また、前記実施例において、底蓋7は、処理用ケーシング10を押し込んだ際に、土圧に抗して、鋼管1の底を密封して鋼管1内の中空を保ち、処理用ケーシング10を引き上げる際に、鋼管1の底の一部又は全部を開放して、充填した改良土を底から排出できれば、その構造は任意である。
【0053】
例えば、処理用ケーシングの底に、半径方向に4分割した扇型の底蓋片7aの曲線部分をヒンジ8で取り付けて構成することもできる(図4)。この場合、処理用ケーシング10を押し込んだ際に、土圧に抗して、鋼管1の底を密封でき、処理用ケーシング10を引き上げると、各底蓋片7a、7aは、ヒンジ8で回動して、底を開くことができる(図4(a)(b)。鎖線図示7a)。
【0054】
また、他の底蓋として、半径方向に4分割した扇型の底蓋片7aを水平面内で回動自在に取付け、処理用ケーシング10を押し込んだ際(処理用ケーシング10を正回転する)に、底蓋片7aが底11に設けた開口を塞ぎ、処理用ケーシング10を引き上げる際(処理用ケーシング10を逆回転する)底蓋片7aが回動して底11に設けた開口を開放するように構成することもできる(図示していない)。
【0055】
また、他の底蓋として、螺旋羽根5を取り付けて底を開放した鋼管1に、底を塞いだ内筒を嵌挿して、該内筒の底を、底蓋とすることもできる(図示していない)。この場合には、処理用ケーシング10を押し込み時に内筒と共に鋼管1を押し込み、所定深さで内筒を引き抜いた後に、鋼管1内に改良土を充填する。
【0056】
(2) 前記実施例において、処理用ケーシングは、鋼管1に螺旋羽根5を取り付けて構成したが、改良土を注入できる中空部を有し、かつ底を閉塞して地盤内に埋設できれば、その構造は任意である(図示していない)。
【0057】
(3) また、前記実施例において、処理用ケーシングはほぼ等間隔に並列したが(図3(a))、平面方向の地盤強度の分布や地中障害物の存在等により、必要本数を埋設でき、かつ必要な地盤強度に改良できれば、配列は任意である(図示していない)。
【0058】
(4) また、前記実施例において、処理用ケーシング10は、基礎杭21の構築に先立ち埋設したが、総ての処理用ケーシング10を先に埋設する必要はない。即ち、基礎杭の工事で生じる掘削泥土に固化材料を混ぜて改良土が完成するまでに、少なくともその改良土を充填するだけの本数の処理用ケーシング10が埋設されていれば良い。
【0059】
(5) また、前記おける基礎杭21の構築工法は、掘削した杭穴内に鉄筋篭及びコンクリートを入れる現場造成杭など、任意の工法に対応できる。また、各工法で、地上の排出される任意の成分の排出物(例えば、各種掘削補助剤等が混入した掘削泥土)にも対応できる。
【0060】
(6) また、前記において、基礎杭21を構築する敷地内に、処理用ケーシング10を埋設して改良土柱20を形成すれば、効率的に処理できるが、基礎杭21を構築する敷地に近接した場所に、地盤改良対象の地盤がある場合、例えば、隣り合う敷地、向かい合う敷地などに処理用ケーシング10を埋設して改良土柱20を形成することもできる(図示していない)。この場合には、基礎杭21を構築する敷地又は近接した敷地に、処理スペース18を設置し、基礎杭21位置から処理スペース18まで掘削土19を搬送する手段、又は処理スペース18から処理用ケーシング10まで改良土19を搬送する手段が別途必要となる。従って、搬送手段があれば、基礎杭21位置と処理用ケーシング10の位置がある程度離れた場合であっても、本発明を適用できる。
【0061】
【発明の効果】
(1) 掘削泥土を、杭穴築造時に注入した固化剤などと混合したままで、同一施工敷地内で使用しているので、敷地外への掘削泥土の排出が大幅に減らすことができる効果がある。敷地外への搬出およびその後の産業廃棄物処理も不要となる効果がある。とりわけ、杭穴内に注入した各種固化材料を含んだ掘削泥土が排出された場合であっても、含有する固化材料を処理することなく、固化材料を追加添加してそのまま改良土として使用できる効果がある。
【0062】
(2) 改良土として、地上に排出される掘削泥土を使用することにより、敷地内の地盤改良として使用できる。同一敷地内の所定位置に、杭穴築造と同時にその排出土を使用して地盤改良をすることができるので、新たな地盤改良工事をする必要がない。即ち、新たな地盤改良の設備、材料の調達および工事が不要となる効果がある。
【0063】
(3) また、処理用ケーシングを使用し回転しながら埋め込むので、その内部に改良土を埋め込み、処理用ケーシングの引抜きと同時に改良土を所定地盤に残置するため埋め込みが容易であり、従来のように改良土の埋め込みに係わる掘削土の微細化あるいは注入設備等も不要となる効果がある。また、処理用ケーシングとして螺旋付き鋼管を使用すれば、処理用ケーシングの埋設に排土が一切無く、処理用ケーシングの押し込みにより地盤を締め固めることができる。
【0064】
(4) 杭穴掘削と同時に、掘削泥土の改良及び埋め込みが併行作業されるので掘削泥土全量を溜め置く為の大きな専用の山積場所が不要であり、1つの基礎杭から排出される程度の少量の掘削泥土に固化剤を混ぜ合わせることができるような小さい溜め置き場所を要するのみとすることができる効果がある。
【0065】
(5) 杭穴掘削工事と、処理用ケーシングの埋め込み工事は同一機械で可能であり、新たな機械の設置が不要であり、機械の施工順序の工夫のみで容易に工事ができる効果がある。また、処理用ケーシングは繰返し利用できるので強度を高めて製作しても経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例に使用する処理用ケーシングで、(a)は正面図、(b)平面図、(c)は縦断面図である。
【図2】(a)〜(f)は、この発明の処理方法を説明する概略した縦断面図である。
【図3】(a)この発明により構築した基礎杭群(敷地)の平面図、(b)は(a)のA−A線における断面図である。
【図4】この発明の実施例に使用する他の処理用ケーシングで、(a)は一部縦断面図、(b)は底面図である。
【符号の説明】
1 鋼管
5 螺旋羽根
6 一半径
7 底蓋
10 処理用ケーシング
11 処理用ケーシングの底
13 地盤改良範囲
15 オーガー
17 掘削土(掘削泥土)
18 処理スペース
19 改良土
20 改良土柱
21 基礎杭
22 地上[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
When constructing a pile foundation, when excavating a pile hole, the soil and mud generated is treated to significantly reduce the amount to be treated as industrial waste. Related to the foundation pile method.
[0002]
[Prior art]
Generally, excavated soil is discharged from a foundation pile using a conventional concrete pile at the time of constructing the pile hole, and the excavated soil is treated as an industrial discharge, and is usually carried out outside a construction site. If the site surrounding the construction site is vacant and there is room on the site, a small amount of a solidifying agent may be added to fill the ground surface, but generally the excavated soil is not sufficiently treated and this is an environmental problem. Non-patent document 1). This has the same problem in the construction of the on-site development pile.
[0003]
In particular, in the method of injecting cement milk, etc., since the remaining soil to be treated is mixed with cement milk, it is necessary to remove it or neutralize it and discharge it to the outside of the site. It was complicated.
[0004]
On the other hand, in the so-called ground improvement method, in order to remove the soil on the surface layer of the ground by a mixing process, a ground improvement material is agitated and mixed with this, and the ground is buried in the ground, or as a method of embedding soil and mud in the ground, A sand compaction method and the like have been proposed.
[0005]
In addition, the mud generated by excavation is discharged from the excavation hole and mixed with a solidifying agent (cement etc.) outside the pile hole at the same time as an improved soil. The improved soil is pumped from the tip of the excavator auger and injected into the pile hole. A filling method has been proposed (Patent Document 1).
[0006]
In addition, the cylindrical casing and auger screw are excavated and penetrated into the ground, the mud generated by excavation is discharged out of the pile hole, and the mud is mixed and stirred with a cement-based solidifying agent on the ground and filled in the casing. (Patent Document 2).
[0007]
[Non-Patent Document 1] “From survey and design of pile foundation to construction”, 2nd revised edition, Japan Society of Geotechnical Engineers, May 5, 1993, pp. 538 to 539.
[Patent Document 1] JP-A-8-260450
[0009]
[Patent Document 2] JP-A-8-151627
[0010]
[Problems to be solved by the invention]
As for disposal of excavated soil, removal from the site as an industrial waste requires a new disposal site after treatment, which is environmentally and economically burdensome.
[0011]
In the case of the existing ground improvement method, in the case of the mixing process, the land at the construction site is generally small because the disposal amount is limited on the ground surface layer by the simple mixing process because it is generally narrow, so disposal in the construction site has been expected. . In addition, the sand compaction method has disadvantages such as the necessity of separate facilities, high vibration and noise, and the limited soil quality that can be employed.
[0012]
In addition, the above-described methods for disposal at the construction site have the following problems.
[0013]
That is, in the method of
[0014]
In general, the improvement of the ground at the construction site and the formation of the foundation pile have been carried out separately and independently, and both have been carried out on the same ground, and an environmentally friendly construction method with less discharge and discharge has not been proposed.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
However, according to the present invention, the processing casing is laid down on a site or the like where the foundation pile is constructed, and the improved soil formed by improving the excavated mud generated in the construction of the foundation pile is filled in the processing casing. Solved the point.
[0016]
That is, the present invention
(1) On the site where the foundation pile is to be constructed or on the site adjacent to it, the treatment casing whose tip is closed is pushed into the ground and laid.
(2) Improve the excavated mud discharged to the ground by constructing the foundation pile to form improved soil.
(3) The improved soil is filled in the processing casing.
(4) The processing casing is pulled up to the ground while opening the processing casing tip and releasing the solidifying means into the ground from the tip of the processing casing to form an improved earth pillar.
(5) An earth discharging method characterized by taking the above procedure.
[0017]
Further, in the above, the processing casing is an earth discharging method in which a spiral blade is attached to an outer periphery of a distal end portion of a steel pipe.
[0018]
Also, other inventions
(1) In a site where a foundation pile is to be constructed, a processing casing having a closed end is pushed into the ground at a “predetermined position where the foundation pile is constructed” and is laid.
(2) After or in parallel with the subsidence of the processing casing, the foundation pile is constructed by an optional method, and the excavated mud is discharged to the ground, and the excavated mud is subjected to an improvement treatment to improve the improved soil. To form
(3) The improved soil is filled in the processing casing.
(4) Opening the front end of the processing casing and lifting the processing casing to the ground while discharging the improved soil into the ground from the front end of the processing casing to form an improved soil column. .
(5) This is a foundation pile construction method for treating earth removal characterized by taking the above-described procedure.
[0019]
Further, in the above, the "predetermined position around the position where the foundation pile is constructed" is a comparatively soft ground, and the foundation pile construction method for processing the earth removal to be a plane position including the ground requiring ground improvement. is there. Furthermore, the processing casing is a foundation pile construction method for processing earth removal formed by attaching spiral blades to the outer periphery of the tip of a steel pipe.
[0020]
When the excavated mud in the above is adopted a ground having a high moisture content or a construction method in which water is injected at the time of excavation, excavation mud close to the muddy water is generated, and a ground or a dry construction method having a small moisture content is employed. Excavated soil close to the soil occurs, and these muddy water and soil are collectively referred to as excavated mud.
[0021]
In addition, the adjacent site in the above is a site different from the site on which the foundation pile is constructed, and by a general transport means, from the position of the foundation pile to the position of the casing for treatment, the excavated mud before treatment or after treatment. The site is far enough to carry the improved soil.
[0022]
In addition, the improvement treatment of the excavated mud in the above refers to a method of mixing a solidified material into the excavated mud and performing agitation treatment, and a method of dehydrating the excavated mud, and various methods such as sand, crushed stone, and clay. It also includes a treatment performed alone or in combination with each method such as a method of mixing and stirring the ground material. Here, the solidified material refers to a hydraulic material such as cement milk, and the solidifying means is a material obtained by mixing the solidified material with excavated mud and solidifies in the ground to increase the strength from the surrounding ground. A material that can be made.
[0023]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
(1) First, before drilling a pile hole, a processing casing consisting of a steel pipe with a spiral plug with a closed bottom is penetrated and buried at a required point near the pile drilling point where the ground improvement is required, and the drilling mud is buried. A hollow portion is provided.
[0024]
Next, a pile hole is excavated by a predetermined method by a preliminary excavation method or a middle excavation method, and a soil cement layer having a predetermined solidification strength is filled in the pile hole. Excavated mud mixed with water or cement milk or the like injected during or after excavation of the pile hole is discharged to the ground.
[0025]
Next, in accordance with the discharge, an appropriate amount of a solidifying agent (appropriate type) is added to the discharged excavated mud to form a semi-kneaded improved soil having a predetermined solidification strength. The improved soil is poured into the hollow portion of the prepared treatment casing.
[0026]
Next, the bottom of the processing casing is opened and the processing casing is lifted to the ground while rotating, and the improved soil is discharged from the bottom. The improved soil is left underground to build the improved pillars. If the improved soil column solidifies, the ground with the required strength will be completed.
[0027]
In this method, an improved soil column is sequentially formed in the same manner as the excavation of each pile hole, and the ground improvement work is completed almost simultaneously with the construction of the pile hole.
[0028]
(2) In the above-mentioned pile hole excavation by pile excavation, the method of burying a ready-made pile after pre-drilling, the middle digging method of burying a ready-made pile at the same time as the excavation of a pile hole, and the discharge during the construction of a pile foundation such as an on-site pile. It can be used for general excavated mud, and can be used for general excavated mud.
[0029]
If the soil around the pile is strengthened by injecting a solidifying agent such as cement milk during the formation of the pile hole, and the separation of the two at the discharge is troublesome, the drilling mud improved to some extent Since it is a mixture, it is easy to adjust the ground to a predetermined solidification strength, which is particularly effective.
[0030]
(3) The casing for treatment is composed of a steel pipe with spiral blades and is embedded while rotating. The shape, thickness and size of the spiral blades are adjusted by the ground, and the balance between the pushing speed and the load on the driving machine is adjusted. By embedding the processing casing, the excavated mud is buried so as not to be discharged.
[0031]
In addition, the bottom of the steel pipe is closed at the time of embedding, and after the improved soil is poured into the treatment casing, the steel pipe is opened or partially opened by reverse rotation of the steel pipe, and the spiral blade pushes the ground around the steel pipe. While hardening, the improved soil inside the steel pipe can be left underground while pulling out the steel pipe.
[0032]
(4) Regarding the mixing and blending of excavated mud and solidifying agent, the ground should be improved in accordance with the required ground improvement specifications (ground strength, etc.) of the ground to be improved and buried in the hollow part of the steel pipe. If necessary, dewatering treatment can be performed to adjust the moisture content of the improved soil.
[0033]
Further, on the ground of the construction site, the ground can be appropriately formed on the improved ground by the following method in accordance with the discharge of the excavated mud.
-Improve the buried ground as it is, without adjustment, with the excavated mud being slightly crushed.
-An improved soil column made of soil cement that mixes excavated mud and cement milk (solidifying agent) to achieve a predetermined solidification strength.
・ If the excavated mud is sand, improved soil columns with sand piles.
・ If the excavated mud is crushed stone, the improved soil column using crushed stone piles.
[0034]
An embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0035]
[1] Processing
[0036]
A short steel pipe (outside diameter D 2 ) 3 is fitted and fixed to the lower end of the steel pipe (outside diameter D 0 , length L) 1, and a
[0037]
Further, a
[0038]
The length L of the
[0039]
[2] Construction of
(1) At the construction site of the building, the area corresponding to the ground having relatively weak ground strength (so-called soft ground) is defined as the ground improvement area 13 (FIG. 2 (c)). The
[0041]
In the embedding of the
[0042]
Here, since the
[0043]
When the
[0044]
(2) Next, a pile hole is excavated by a pre-drilling method or a middle excavation method, and a soil cement layer having a predetermined solidification strength is formed in the pile hole. Subsequently, the ready-made pile is lowered and buried in the pile hole (not shown).
[0045]
(3) The excavated
[0046]
(4) Next, the
[0047]
(5) Next, the
[0048]
(6) When the
[0049]
(7) In this method, the
[0050]
[3] Another embodiment
(1) In the above embodiment, the
[0052]
Further, in the above embodiment, when the
[0053]
For example, a curved portion of a fan-shaped
[0054]
Further, as another bottom cover, a fan-shaped
[0055]
Further, as another bottom cover, an inner cylinder whose bottom is closed can be inserted into a
[0056]
(2) In the above embodiment, the treatment casing is configured by attaching the
[0057]
(3) In the above embodiment, the processing casings are arranged in parallel at substantially equal intervals (FIG. 3A), but the required number is buried due to the distribution of ground strength in the plane direction and the presence of obstacles underground. Arrangement is optional (not shown) as long as it is possible and the required ground strength can be improved.
[0058]
(4) In the above embodiment, the
[0059]
(5) In addition, the construction method of the
[0060]
(6) In the above, if the
[0061]
【The invention's effect】
(1) Since the excavated mud is used on the same construction site while being mixed with the solidifying agent injected during the construction of the pile hole, the effect of greatly reducing the discharge of excavated mud outside the site is improved. is there. There is also an effect that it is not necessary to carry it out of the site and to dispose of the industrial waste thereafter. In particular, even if excavated mud containing various solidified materials injected into the pile hole is discharged, the solidified material can be added and used as it is as an improved soil without treating the solidified material contained. is there.
[0062]
(2) By using excavated mud discharged to the ground as the improved soil, it can be used as ground improvement within the site. The ground improvement can be performed at the predetermined position in the same site by using the discharged soil at the same time as the construction of the pile hole, so that it is not necessary to perform a new ground improvement work. That is, there is an effect that the procurement and construction of new ground improvement equipment and materials become unnecessary.
[0063]
(3) In addition, since the processing casing is used while being buried while rotating, the improved soil is buried in the inside thereof, and the improved soil is left on a predetermined ground at the same time as the processing casing is pulled out, so that embedding is easy. In addition, there is an effect that the excavated soil related to embedding of the improved soil is not required to be miniaturized or injection equipment is required. Further, if a steel pipe with a spiral is used as the processing casing, the ground can be compacted by pushing in the processing casing, since there is no earth removal in the embedding of the processing casing.
[0064]
(4) At the same time as excavation of pile holes, improvement and embedding of excavated mud is performed in parallel, so there is no need for a large dedicated pile area to store the entire amount of excavated mud, and a small amount that is discharged from one foundation pile This has the effect of requiring only a small storage space where the solidifying agent can be mixed with the excavated mud.
[0065]
(5) The pile hole excavation work and the embedding work of the processing casing can be performed by the same machine, so that there is no need to install a new machine, and there is an effect that the work can be easily performed only by devising the construction order of the machines. Further, since the processing casing can be repeatedly used, it is economical to manufacture the casing with increased strength.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view, FIG. 1 (b) is a plan view, and FIG. 1 (c) is a longitudinal sectional view of a processing casing used in an embodiment of the present invention.
FIGS. 2A to 2F are schematic longitudinal sectional views illustrating a processing method of the present invention.
FIG. 3A is a plan view of a foundation pile group (site) constructed according to the present invention, and FIG. 3B is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
4A and 4B show another processing casing used in the embodiment of the present invention, in which FIG. 4A is a partial longitudinal sectional view, and FIG. 4B is a bottom view.
[Explanation of symbols]
18
Claims (5)
(2) 基礎杭を施工して地上に排出される掘削泥土に改良処理をして、改良土を形成する。
(3) 前記処理用ケーシング内に、前記改良土を充填する。
(4) 前記処理用ケーシング先端を開き、前記処理用ケーシングに先端から前記固化手段を地盤内に放出しながら、前記処理用ケーシングを地上に引き上げ、改良土柱を形成する。
(5) 以上のような手順を取ったことを特徴とする排土処理方法。(1) On the site where the foundation pile is to be constructed or on the site adjacent to it, the treatment casing whose tip is closed is pushed into the ground and laid.
(2) Improve the excavated mud discharged to the ground by constructing the foundation pile to form improved soil.
(3) The improved soil is filled in the processing casing.
(4) The processing casing is pulled up to the ground while opening the processing casing tip and releasing the solidifying means into the ground from the tip of the processing casing to form an improved earth pillar.
(5) An earth removal method characterized by taking the above procedure.
(2) 前記処理用ケーシングの沈設後、又は沈設に並行して、前記基礎杭を任意な方法により施工して、地上に掘削泥土を排出し、該掘削泥土に改良処理をして、改良土を形成する。
(3) 前記処理用ケーシング内に、前記改良土を充填する。
(4) 前記処理用ケーシングの先端を開き、前記処理用ケーシングに先端から改良土を地盤内に放出しながら、前記処理用ケーシングを地上に引き上げ、改良土柱を形成する。。
(5) 以上のような手順を取ったことを特徴とする排土を処理する基礎杭工法。(1) In a site where a foundation pile is to be constructed, a processing casing having a closed end is pushed into the ground at a “predetermined position where the foundation pile is constructed” and is laid.
(2) After or in parallel with the subsidence of the processing casing, the foundation pile is constructed by an optional method, and the excavated mud is discharged to the ground, and the excavated mud is subjected to an improvement treatment to improve the improved soil. To form
(3) The improved soil is filled in the processing casing.
(4) Opening the front end of the processing casing and lifting the processing casing to the ground while discharging the improved soil into the ground from the front end of the processing casing to form an improved soil column. .
(5) A foundation pile method for treating earth removal, which is characterized by taking the above-described procedure.
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