JP2004124452A - Foundation pile structure in bearing ground and working method of foundation pile - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、支持力を得る支持層に拡底部を有する杭孔を掘削し、該杭孔に既製杭を埋設する支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、杭の支持力及び引き抜き抵抗を増加させるための手段として、杭の下端に拡底部を設ける拡底杭が広く知られている。
この場合、拡底杭としては、現場打ち杭の下端に拡底部を設けるものと、既製杭の下端に拡底部を設けるものとがあり、いずれも予め杭孔の底部に杭径よりも大径な拡底部を掘削しておき、この拡底部内にコンクリートを打設して拡底杭とする。
既製杭による拡底杭としては、既製杭の埋設前又は埋設後に、杭孔内にセメントミルクを注入し固化させる方法が一般によく知られており、また、杭の外周に節を設けた節杭も使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の支持地盤における基礎杭の施工法は、杭孔の全長に亘ってコンクリート杭を埋設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤に既製杭を埋設する場合は、拡底部での杭の支持力は得られたとしても、上層の地盤での横方向の荷重と変位にコンクリート杭の上部が耐えられないという問題が発生する。
【0004】
本発明は、上記従来の支持地盤における基礎杭の施工法が有する問題点に鑑み、拡底部で杭の支持力を得るとともに、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも、上層の地盤での横方向の荷重と変位に耐え、しかも低コストで施工することができる支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の支持地盤における基礎杭構造は、拡底部を有する杭孔に既製杭を埋設する支持地盤における基礎杭構造において、拡底部に埋設される下部杭として既製の節付きコンクリート杭を配設するとともに、下部杭の上部に連結される中間杭として既製の円筒コンクリート杭を配設し、中間杭の上部に連結される上部杭として前記円筒コンクリート杭と略同径で、該円筒コンクリート杭より曲げ剛性の大きな既製円筒杭を配設したことを特徴とする。
【0006】
また、同じ目的を達成するため、本発明の支持地盤における基礎杭の施工法は、拡底部を有する杭孔に既製杭を埋設する支持地盤における基礎杭の施工法において、拡底部に埋設される下部杭として既製の節付きコンクリート杭を配設するとともに、下部杭の上部に連結される中間杭として既製の円筒コンクリート杭を配設し、中間杭の上部に連結される上部杭として前記円筒コンクリート杭と略同径で、該円筒コンクリート杭より曲げ剛性の大きな既製円筒杭を配設することを特徴とする。
【0007】
この支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法は、拡底部に埋設される下部杭として既製の節付きコンクリート杭を配設することから、拡底部で杭の支持力を得るとともに、中間杭を介して連結される上部杭として、中間杭として配設する既製の円筒コンクリート杭と略同径で、該円筒コンクリート杭より曲げ剛性の大きな既製円筒杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも、上層の地盤での横方向の荷重と変位に耐えることができ、さらに、下部杭の上部に連結される中間杭として既製の円筒コンクリート杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも低コストで施工することができる。
【0008】
この場合において、中間杭として下部の節付きコンクリート杭の軸部と略同径の既製の円筒コンクリート杭を配設するようにしたり、下部の節付きコンクリート杭の節部と略同径の既製の円筒コンクリート杭を配設するようにすることができる。
【0009】
これにより、中間杭と下部の節付きコンクリート杭との接続を簡易に、かつ強固に行うことができる。
【0010】
また、杭孔と杭の隙間に膨張・固化性を有するスラグを充填し、該スラグを膨張させながら固化させることができる。
【0011】
これにより、スラグが膨張、固化することにより、スラグが既製杭を拘束することに加えて、杭孔周囲の地盤を締め固め、相対密度が増大し、これにより、孔壁からの側圧が増して既製杭がさらに拘束され、既製杭と杭孔が一体となって、その鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
【0012】
また、拡底部の下部に根固め用スラグを投入し、該根固め用スラグの上に前記節付きコンクリート杭を建てることができる。
【0013】
これにより、既製杭の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力を一層高めることができる。
【0014】
また、根固め用スラグとして、固化剤を添加した膨張・固化性を有するスラグを用いることができる。
【0015】
これにより、既製杭の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力をさらに高めることができる。
【0016】
また、膨張・固化性を有するスラグとして、製鋼スラグ(転炉スラグ及び/又は電気炉スラグ(酸化スラグ及び/又は還元スラグ)をいい、ここでは、特に、エージング処理を行っていない製鋼スラグのほか、エージング処理を部分的に行うことにより膨張性を調整した製鋼スラグ等の膨張性を消失させていない製鋼スラグをいう。)、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用いることができる。
さらに、膨張・固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることができる。
【0017】
これにより、膨張・固化性を有するスラグが吸水し、膨張、固化することによって、杭孔と杭の隙間が狭い場合等でも、杭孔と杭の隙間を、均一に空洞を形成することなく充填することができるとともに、深層部にも圧縮力を伝達することができ、杭の周囲の地盤を容易に、静的に、かつ確実に締め固めることができ、地盤の支持力を高め、これによって、杭の支持力を高めることができる。
また、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができる。
【0018】
また、杭孔の拡底部を、前記節付きコンクリート杭の略全長に亘る深さに掘削することができる。
【0019】
これにより、杭の拘束力を増大し、既製杭の鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
【0020】
また、中間杭が上載荷重を支持する必要耐力を有し、かつ上部杭よりも曲げ剛性が小さくなるようにすることができる。
【0021】
これにより、上層の地盤で上部杭が受けた横方向の荷重を、この中間杭が撓むことによって吸収することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0023】
図1に、本発明の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法の一実施例を示す。
この基礎杭構造は、拡底部11を有する杭孔1に既製杭2を埋設するもので、拡底部11に埋設される下部杭21として既製の節付きコンクリート杭を配設するとともに、下部杭21の上部に連結される中間杭22として前記節付きコンクリート杭の軸径と略同径の既製の円筒コンクリート杭を配設し、中間杭22の上部に連結される上部杭23として、中間杭22として用いる円筒コンクリート杭と略同径で、この円筒コンクリート杭より曲げ剛性の大きな、鋼管杭、SC杭、PRC杭等の複合杭等の既製円筒杭を配設している。
【0024】
この場合、図1及び図2(a)に示すように、中間杭22としては、下部の節付きコンクリート杭21の軸部と略同径の既製の円筒コンクリート杭を用いるほか、図2(b)及び(c)に示すように、下部の節付きコンクリート杭21の節部と略同径の既製の円筒コンクリート杭(ここで、下部杭21と中間杭22との接続は、図2(b)に示すように、下部杭21に、その上端部を節部と略同径の大径に形成した節付きコンクリート杭を用いたり、図2(c)に示すように、テーパ形状の継手24を用いるようにすることができる。)を配設するようにすることができる。また、図示しないが、中間杭22と上部杭23の接続は、図2(c)と同様にして、上部杭23の径を大径にすることができる。
これにより、中間杭22と上部杭23の軸径を大きくすることができ、水平耐力を増強することができる。
【0025】
基礎杭の施工手順としては、まず、図1(a)に示すように、オーガーヘッド(図示省略)等により、上部構造物を支持できる地盤まで地盤を掘削し、図1(b)に示すように、掘削した杭孔1の底部を拡径して拡底部11を形成する。
次に、図1(c)、(d)に示すように、杭孔1の底部に既製杭2を建て、杭孔1と既製杭2の隙間に膨張・固化性を有するスラグ3を充填し、該スラグ3を膨張させながら固化させる。
これにより、スラグ3が膨張、固化することにより、杭孔1周囲の地盤を締め固め、相対密度が増大し、これにより、孔壁からの側圧が増して既製杭2が拘束され、既製杭2と杭孔1が一体となって、その鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
この場合、スラグ3は拡底部11付近に充填し、後の杭孔1には、セメントミルク、ソイルセメント5等を充填するようにしたり、拡底部11から杭孔の上部まですべてに充填することができる。
【0026】
また、図3(a)に示すように、拡底部11の下部に根固め用スラグ4を、杭径Dの1D〜3Dの層厚となるように投入し、該根固め用スラグ4の上に前記節付きコンクリート杭を建てることも可能であり、これにより、既製杭の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力を一層高めることができるようにしたものである。
この場合、根固め用スラグ4として、セメント、石膏、水砕スラグ、還元スラグ等の固化剤を添加した膨張・固化性を有するスラグ(後述)を用いることができ、これにより、既製杭2の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力をさらに高めることができる。
【0027】
一方、スラグ3としては、膨張・固化性を有するスラグ、具体的には、製鋼スラグ(転炉スラグ及び/又は電気炉スラグ(酸化スラグ及び/又は還元スラグ)をいい、ここでは、特に、エージング処理を行っていない製鋼スラグのほか、エージング処理を部分的に行うことにより膨張性を調整した製鋼スラグ等の膨張性を消失させていない製鋼スラグをいう。)、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用いることができる。
さらに、膨張・固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることができる。
これにより、膨張・固化性を有するスラグが吸水し、膨張、固化することによって、杭孔と杭の隙間が狭い場合等でも、杭孔と杭の隙間を、均一に空洞を形成することなく充填することができるとともに、深層部にも圧縮力を伝達することができ、杭の周囲の地盤を容易に、静的に、かつ確実に締め固めることができ、地盤の支持力を高め、これによって、杭の支持力を高めることができる。
また、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができる。
【0028】
また、図3(b)に示すように、杭孔1の拡底部11を、下部杭21である節付きコンクリート杭の略全長に亘る深さに掘削することができる。
これにより、既製杭2の拘束力を増大し、基礎杭の鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
【0029】
また、図3(b)に示すように、杭孔1の直径DHを、上部杭23の直径Dの2倍以上、より具体的には、2〜4倍(図3(b)に示す実施例では、約3倍)とすることができる。
これにより、杭孔1と杭2の隙間に膨張・固化性を有するスラグを充填することによって、杭の周囲の地盤を容易に、静的に、かつ一層確実に締め固めることができ、地盤の支持力を高め、これによって、杭の支持力を高めることができる。
また、杭孔1の掘削長により、中間杭を必要本数継ぎ足すことができる。
【0030】
また、中間杭22は、上載荷重を支持する必要耐力を有し、かつ上部杭23よりも曲げ剛性が小さくなるようにすることができる。
これにより、上層の地盤で上部杭23が受けた横方向の荷重と変位を、この中間杭22が撓むことによって吸収することができる。
【0031】
かくして、この実施例の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法は、拡底部11に埋設される下部杭21として既製の節付きコンクリート杭を配設することから、拡底部11で杭の支持力を得るとともに、中間杭22を介して連結される上部杭23として既製の円筒鋼管杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも、上層の地盤での横方向の荷重と変位に耐えることができ、さらに、下部杭21の上部に連結される中間杭22として既製の円筒コンクリート杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも低コストで施工することができる。
【0032】
【実施例】
杭孔1と既製杭2の隙間に膨張・固化性を有するスラグ3を充填し、該スラグ3を膨張させながら固化させることによる杭の支持力(第2限界荷重:杭先端直径の10%相当の杭先端沈下量が生じたときの荷重)の経時的な変化を、充填材として一般的に用いられるセメントミルクと比較するために行った現場規模実験の結果を、表1に示す。
なお、行った現場規模実験は、以下のとおりである。
【0033】
[現場規模実験]
地盤:N値2〜12、平均N値6の軟弱地盤
杭種:コンクリート節杭 φ440−300 A種 11m
杭No.▲1▼は、原地盤を掘削して杭を建て込み、杭孔と既製杭の隙間に膨張・固化性を有する製鋼スラグを充填した。
杭No.▲2▼は、原地盤を掘削して杭を建て込み、杭孔と既製杭の隙間にセメントミルクを注入して、ソイルセメント層を形成した。
【0034】
【表1】
【0035】
表1に示すように、製鋼スラグを充填した杭No.▲1▼は、3ヶ月養生支持力/1ヶ月養生支持力(=1.27)及び第2限界荷重の値が共にソイルセメント層を形成した杭No.▲2▼のそれより大きな値を示しており、これにより、製鋼スラグが膨張、固化することによって、杭の支持力を高めることができることを確認した。
【0036】
以上、本発明の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法を実施例に基づいて説明したが、本発明は、この実施例の記載に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することが可能である。
【0037】
【発明の効果】
本発明の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法によれば、拡底部に埋設される下部杭として既製の節付きコンクリート杭を配設することから、拡底部で杭の支持力を得るとともに、中間杭を介して連結される上部杭として、中間杭として配設する既製の円筒コンクリート杭と略同径で、該円筒コンクリート杭より曲げ剛性の大きな既製円筒杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも、上層の地盤での横方向の荷重と変位に耐えることができ、さらに、下部杭の上部に連結される中間杭として既製の円筒コンクリート杭を配設することから、上層が軟弱で下層が支持力を有する地盤でも低コストで施工することができる。
【0038】
また、中間杭として下部の節付きコンクリート杭の軸部と略同径の既製の円筒コンクリート杭を配設するようにしたり、下部の節付きコンクリート杭の節部と略同径の既製の円筒コンクリート杭を配設するようにすることにより、中間杭と下部の節付きコンクリート杭との接続を簡易に、かつ強固に行うことができる。
【0039】
また、杭孔と杭の隙間に膨張・固化性を有するスラグを充填し、該スラグを膨張させながら固化させることにより、スラグが膨張、固化することにより、スラグが既製杭を拘束することに加えて、杭孔周囲の地盤を締め固め、相対密度が増大し、これにより、孔壁からの側圧が増して既製杭がさらに拘束され、既製杭と杭孔が一体となって、その鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
【0040】
また、拡底部の下部に根固め用スラグを投入し、該根固め用スラグの上に前記節付きコンクリート杭を建てることにより、既製杭の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力を一層高めることができる。
【0041】
また、根固め用スラグとして、固化剤を添加した膨張・固化性を有するスラグを用いることにより、既製杭の下部の地盤を固め、基礎杭の鉛直支持力をさらに高めることができる。
【0042】
また、膨張・固化性を有するスラグとして、製鋼スラグ(転炉スラグ及び/又は電気炉スラグ(酸化スラグ及び/又は還元スラグ)をいい、ここでは、特に、エージング処理を行っていない製鋼スラグのほか、エージング処理を部分的に行うことにより膨張性を調整した製鋼スラグ等の膨張性を消失させていない製鋼スラグをいう。)、ゴミ焼却スラグ、汚泥スラグの1種若しくは2種以上の混合物を用いるようにし、さらに、膨張・固化性を有するスラグは、単独で用いるほか、これに、膨張性を消失した製鋼スラグ、高炉スラグ、フェロアロイスラグ、水砕スラグ、銅製錬スラグ、赤泥、フライアッシュ、ゴミ焼却灰、ガラス破砕物、廃石膏、コンクリート廃材等の産業廃棄物、石膏、生石灰、セメント、砕石、土砂、粘土等の建築用材料、人工材料、鉱物の1種若しくは2種以上を混合した、膨張性及び固化性を有するスラグの膨張性及び固化性を利用できるものを用いることにより、膨張・固化性を有するスラグが吸水し、膨張、固化することによって、杭孔と杭の隙間が狭い場合等でも、杭孔と杭の隙間を、均一に空洞を形成することなく充填することができるとともに、深層部にも圧縮力を伝達することができ、杭の周囲の地盤を容易に、静的に、かつ確実に締め固めることができ、地盤の支持力を高め、これによって、杭の支持力を高めることができる。
また、産業廃棄物である製鋼スラグ等の有効利用を図ることができる。
【0043】
また、杭孔の拡底部を、前記節付きコンクリート杭の略全長に亘る深さに掘削することにより、杭の拘束力を増大し、既製杭の鉛直支持力と水平耐力を増強することができる。
【0044】
また、中間杭が上載荷重を支持する必要耐力を有し、かつ上部杭よりも曲げ剛性が小さくなるようにすることにより、上層の地盤で上部杭が受けた横方向の荷重を、この中間杭が撓むことによって吸収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の支持地盤における基礎杭構造及び基礎杭の施工法の一実施例を示し、(a)は杭孔を示す断面図、(b)は拡底部を掘削した杭孔を示す断面図、(c)は杭孔に既製杭を建て、スラグを充填した状態を示す断面図、(d)は杭孔にスラグを充填した状態のスラグの膨張特性を示す説明図である。
【図2】本発明の基礎杭構造を示し、(a)は中間杭の杭径を下部杭の軸径とほぼ等しくした実施例を示す断面図、(b)、(c)は中間杭の杭径を下部杭の節径とほぼ等しくした実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の基礎杭構造を示し、(a)は拡底部の下部に根固め用スラグを投入するようにした実施例を示す断面図、(b)は杭孔の拡底部を節付きコンクリート杭の略全長に亘る深さに掘削するようにした実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 杭孔
11 拡底部
2 既製杭
21 下部杭
22 中間杭
23 上部杭
3 スラグ
4 根固め用スラグ
5 セメントミルク[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a foundation pile structure and a method for constructing a foundation pile in a supporting ground in which a pile hole having an expanded bottom portion is excavated in a support layer having a supporting force, and a ready-made pile is buried in the pile hole.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as a means for increasing a supporting force and a pull-out resistance of a pile, an expanded pile having an expanded bottom at a lower end of the pile has been widely known.
In this case, there are two types of expanded piles, one with an expanded bottom at the lower end of the cast-in-place pile, and another with an expanded bottom at the lower end of the ready-made pile, both of which have a diameter larger than the pile diameter at the bottom of the pile hole in advance. The expanded bottom is excavated, and concrete is poured into the expanded bottom to form an expanded pile.
As a method for expanding piles with prefabricated piles, it is generally well-known that cement milk is injected into the pile hole and solidified before or after burying of prefabricated piles. It is used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the method of constructing a foundation pile in the conventional support ground described above involves burying a concrete pile over the entire length of the pile hole, so when burying a ready-made pile in the ground where the upper layer is soft and the lower layer has a supporting force, Even if the support capacity of the pile at the bottom is obtained, there is a problem that the upper part of the concrete pile cannot withstand the lateral load and displacement on the upper layer ground.
[0004]
The present invention, in view of the problems of the conventional method of constructing a foundation pile in the supporting ground, obtains the supporting force of the pile at the expanded bottom portion, and also in the ground where the upper layer is soft and the lower layer has the supporting force, even in the upper ground. It is an object of the present invention to provide a foundation pile structure and a method of constructing a foundation pile on a supporting ground, which can withstand the lateral load and displacement of the support pile and can be constructed at low cost.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a foundation pile structure in a support ground according to the present invention is a foundation pile structure in a support ground in which a ready-made pile is buried in a pile hole having a bottom expansion part. Along with the concrete pile, a ready-made cylindrical concrete pile is arranged as an intermediate pile connected to the upper part of the lower pile, and as an upper pile connected to the upper part of the intermediate pile, the same diameter as the cylindrical concrete pile is used. A prefabricated cylindrical pile having a greater bending rigidity than the cylindrical concrete pile is provided.
[0006]
In addition, in order to achieve the same object, the method of constructing a foundation pile in the support ground of the present invention is a method of constructing a foundation pile in a support ground in which a ready-made pile is buried in a pile hole having an enlarged bottom, and is buried in the expanded bottom. A ready-made knotted concrete pile is provided as a lower pile, a ready-made cylindrical concrete pile is provided as an intermediate pile connected to the upper part of the lower pile, and the cylindrical concrete pile is provided as an upper pile connected to the upper part of the middle pile. It is characterized in that a ready-made cylindrical pile having substantially the same diameter as the pile and having a higher bending rigidity than the cylindrical concrete pile is provided.
[0007]
The construction method of the foundation pile and the foundation pile on this supporting ground is to install a ready-made knotted concrete pile as the lower pile buried in the extension bottom, so that the support capacity of the pile is obtained at the extension and the intermediate pile As an upper pile connected via the same, a ready-made cylindrical pile having substantially the same diameter as a ready-made cylindrical concrete pile to be disposed as an intermediate pile and having a greater bending rigidity than the cylindrical concrete pile is disposed, so that the upper layer is soft. Even if the lower layer has a bearing capacity, it can withstand the lateral load and displacement on the upper layer, and furthermore, since the existing cylindrical concrete pile is installed as an intermediate pile connected to the upper part of the lower pile In addition, construction can be performed at low cost even on the ground where the upper layer is soft and the lower layer has a supporting force.
[0008]
In this case, a ready-made cylindrical concrete pile with the same diameter as the shaft of the lower knotted concrete pile may be installed as an intermediate pile, or a ready-made cylindrical concrete pile with the same diameter as the knot of the lower knotted concrete pile may be provided. A cylindrical concrete pile can be provided.
[0009]
This makes it possible to easily and firmly connect the intermediate pile and the lower concrete pile with joints.
[0010]
In addition, it is possible to fill the gap between the pile hole and the pile with slag having expandability and solidification properties, and to solidify the slag while expanding the slag.
[0011]
As a result, the slag expands and solidifies, and in addition to the slag constraining the ready-made pile, the ground around the pile hole is compacted and the relative density increases, thereby increasing the lateral pressure from the hole wall. The ready-made pile is further restrained, and the ready-made pile and the pile hole are integrated, so that the vertical bearing capacity and the horizontal strength can be enhanced.
[0012]
In addition, the slag for consolidation can be put into the lower part of the expanded bottom, and the concrete slag with nodes can be built on the slag for consolidation.
[0013]
Thereby, the ground below the ready-made pile can be solidified, and the vertical bearing capacity of the foundation pile can be further increased.
[0014]
In addition, as the slag for consolidation, a slag having a swelling / solidifying property to which a solidifying agent is added can be used.
[0015]
Thereby, the ground below the ready-made pile can be solidified, and the vertical bearing capacity of the foundation pile can be further increased.
[0016]
In addition, as slag having expandability and solidification properties, steelmaking slag (converter slag and / or electric furnace slag (oxidized slag and / or reduced slag) is referred to. In particular, here, steel slag not subjected to aging treatment is used. A steelmaking slag which does not lose its expansibility such as steelmaking slag whose expansibility has been adjusted by partially performing aging treatment), garbage incineration slag, and / or a mixture of two or more types of sludge slag. be able to.
In addition, slag having expandability and solidification properties is used alone, and in addition to steelmaking slag, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, garbage incineration Industrial expandable materials such as crushed glass, waste gypsum, concrete waste, gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, building materials, artificial materials, and one or more minerals. A slag having a solidifying property and capable of utilizing the expanding property and the solidifying property can be used.
[0017]
As a result, the slag having expandability and solidification absorbs water and expands and solidifies, so that even when the gap between the pile hole and the pile is narrow, the gap between the pile hole and the pile is filled without forming a uniform cavity. And compressive force can be transmitted to the deep part, the ground around the pile can be easily, statically and securely compacted, and the ground support capacity can be increased. , Can increase the supporting capacity of the pile.
In addition, it is possible to effectively use steelmaking slag, which is industrial waste.
[0018]
Further, the enlarged bottom portion of the pile hole can be excavated to a depth extending over substantially the entire length of the knotted concrete pile.
[0019]
Thereby, the restraining force of the pile can be increased, and the vertical supporting force and the horizontal strength of the ready-made pile can be enhanced.
[0020]
In addition, the intermediate pile has the necessary strength to support the overlying load, and the bending rigidity is smaller than that of the upper pile.
[0021]
Thereby, the lateral load received by the upper pile on the upper ground can be absorbed by the bending of the intermediate pile.
[0022]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a foundation pile structure and a method of constructing a foundation pile on a supporting ground according to the present invention will be described with reference to the drawings.
[0023]
FIG. 1 shows an embodiment of a foundation pile structure and a method for constructing a foundation pile on a supporting ground according to the present invention.
In this foundation pile structure, a ready-made
[0024]
In this case, as shown in FIG. 1 and FIG. 2A, as the
Thereby, the shaft diameter of the
[0025]
As a construction procedure of the foundation pile, first, as shown in FIG. 1 (a), the ground is excavated by an auger head (not shown) or the like to a ground capable of supporting the upper structure, and as shown in FIG. 1 (b). Then, the diameter of the bottom of the excavated
Next, as shown in FIGS. 1 (c) and 1 (d), a ready-made
As a result, the
In this case, the
[0026]
Further, as shown in FIG. 3A, a slag 4 for root compaction is introduced into the lower part of the expanded
In this case, a slag (described later) having expansion and solidification properties to which a solidifying agent such as cement, gypsum, granulated slag, and reduced slag has been added can be used as the slag 4 for root compaction. The lower ground can be hardened to further increase the vertical bearing capacity of the foundation pile.
[0027]
On the other hand, the
In addition, slag having expandability and solidification properties is used alone, and in addition to steelmaking slag, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, garbage incineration Industrial expandable materials such as crushed glass, waste gypsum, concrete waste, gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, building materials, artificial materials, and one or more minerals. A slag having a solidifying property and capable of utilizing the expanding property and the solidifying property can be used.
As a result, the slag having expandability and solidification absorbs water and expands and solidifies, so that even when the gap between the pile hole and the pile is narrow, the gap between the pile hole and the pile is filled without forming a uniform cavity. And compressive force can be transmitted to the deep part, the ground around the pile can be easily, statically and securely compacted, and the ground support capacity can be increased. , Can increase the supporting capacity of the pile.
In addition, it is possible to effectively use steelmaking slag, which is industrial waste.
[0028]
In addition, as shown in FIG. 3B, the expanded
Thereby, the restraining force of the ready-made
[0029]
As shown in FIG. 3B, the diameter DH of the
Thereby, by filling the gap between the
Further, the required number of intermediate piles can be added depending on the excavation length of the
[0030]
Further, the
Thereby, the lateral load and displacement received by the
[0031]
Thus, the construction method of the foundation pile structure and the foundation pile on the supporting ground of this embodiment is that the ready-made knotted concrete pile is disposed as the
[0032]
【Example】
The gap between the
The field-scale experiments performed are as follows.
[0033]
[Field scale experiment]
Ground: Soft ground pile with N value of 2 to 12 and average N value of 6 Type: Concrete knot pile φ440-300 Class A 11m
Pile No. In (1), the ground was excavated and a pile was built, and the gap between the pile hole and the ready-made pile was filled with steelmaking slag having expandability and solidification.
Pile No. In (2), the soil was excavated, a pile was built, and cement milk was injected into the gap between the pile hole and the ready-made pile to form a soil cement layer.
[0034]
[Table 1]
[0035]
As shown in Table 1, pile No. 1 filled with steelmaking slag was used. {Circle around (1)} is a pile No. 1 in which the values of the 3-month curing support force / 1-month curing support force (= 1.27) and the second limit load both formed the soil cement layer. The value of (2) is larger than that of (2), which confirms that the steelmaking slag can be expanded and solidified to increase the pile supporting force.
[0036]
As described above, the foundation pile structure and the method of constructing the foundation pile on the support ground according to the present invention have been described based on the embodiments. However, the present invention is not limited to the description of the embodiments, and does not deviate from the gist thereof. Can be changed as appropriate.
[0037]
【The invention's effect】
According to the foundation pile structure and the construction method of the foundation pile on the support ground of the present invention, since the ready-made knotted concrete pile is arranged as the lower pile buried in the expanded bottom, the pile supporting force is obtained at the expanded bottom. In addition, as an upper pile connected via an intermediate pile, since a cylindrical cylinder having substantially the same diameter as an existing cylindrical concrete pile to be disposed as an intermediate pile and having a bending rigidity greater than that of the cylindrical concrete pile, Even if the upper layer is soft and the lower layer has bearing capacity, it can withstand the lateral load and displacement on the upper layer, and an existing cylindrical concrete pile is arranged as an intermediate pile connected to the upper part of the lower pile. Therefore, even if the upper layer is soft and the lower layer has a supporting force, it can be constructed at low cost.
[0038]
In addition, a ready-made cylindrical concrete pile having substantially the same diameter as the shaft of the lower knotted concrete pile may be provided as an intermediate pile, or a ready-made cylindrical concrete pile having substantially the same diameter as the knot of the lower knotted concrete pile may be provided. By arranging the piles, it is possible to easily and firmly connect the intermediate pile and the lower concrete knotted pile.
[0039]
In addition, by filling the gap between the pile hole and the pile with slag having expandability and solidification properties and solidifying the slag while expanding the slag, the slag expands and solidifies. The soil around the pile hole is compacted and the relative density increases, which increases the lateral pressure from the hole wall, further restrains the ready-made pile, and integrates the ready-made pile with the pile hole to increase its vertical bearing capacity. And horizontal proof stress can be enhanced.
[0040]
In addition, a slag for consolidation is put into the lower part of the expanded bottom part, and the knotted concrete pile is erected on the slag for consolidation, thereby solidifying the ground under the ready-made pile and further increasing the vertical bearing capacity of the foundation pile. Can be enhanced.
[0041]
In addition, by using a slag having expansion and solidification properties to which a solidifying agent is added as a slag for solidification, the ground under the ready-made pile can be solidified, and the vertical bearing capacity of the foundation pile can be further increased.
[0042]
In addition, as slag having expandability and solidification properties, steelmaking slag (converter slag and / or electric furnace slag (oxidized slag and / or reduction slag) is referred to. In particular, here, steel slag not subjected to aging treatment is used. A steelmaking slag which does not lose its expandability, such as steelmaking slag whose expandability has been adjusted by partially performing aging treatment.), Garbage incineration slag, and one or more mixtures of sludge slag are used. In addition, slag having expansion and solidification properties is used alone, and in addition to this, steelmaking slag having lost expansibility, blast furnace slag, ferroalloy slag, granulated slag, copper smelting slag, red mud, fly ash, Industrial waste such as incineration ash, crushed glass, waste gypsum, concrete waste, etc., building materials such as gypsum, quicklime, cement, crushed stone, earth and sand, clay, etc. , Slag having expandability and solidification absorbs water by using slag having expandability and solidification by mixing one or two or more of artificial materials and minerals. By expanding and solidifying, even when the gap between the pile hole and the pile is narrow, the gap between the pile hole and the pile can be uniformly filled without forming a cavity, and the compressive force is transmitted to the deep layer. The ground around the pile can be easily, statically and securely compacted, and the support of the ground can be increased, thereby increasing the support of the pile.
In addition, it is possible to effectively use steelmaking slag, which is industrial waste.
[0043]
In addition, by excavating the bottom of the pile hole to a depth over substantially the entire length of the noded concrete pile, the restraining force of the pile can be increased, and the vertical bearing capacity and horizontal strength of the ready-made pile can be enhanced. .
[0044]
In addition, by making the intermediate pile have the required strength to support the overlying load and having a lower bending stiffness than the upper pile, the lateral load received by the upper pile on the upper ground can be reduced by the intermediate pile. Can be absorbed by bending.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows an embodiment of a foundation pile structure and a method of constructing a foundation pile on a supporting ground according to the present invention, wherein (a) is a cross-sectional view showing a pile hole, and (b) is a pile hole excavating an expanded bottom portion. FIG. 4C is a cross-sectional view showing a state in which a ready-made pile is erected and filled with slag in a pile hole, and FIG. 4D is an explanatory view showing expansion characteristics of the slag in a state where slag is filled in a pile hole.
FIG. 2 shows a foundation pile structure of the present invention, in which (a) is a sectional view showing an embodiment in which a pile diameter of an intermediate pile is substantially equal to a shaft diameter of a lower pile, and (b) and (c) are cross-sectional views of the intermediate pile. It is sectional drawing which shows the Example which made the pile diameter substantially equal to the node diameter of the lower pile.
3A and 3B show a foundation pile structure of the present invention, in which FIG. 3A is a cross-sectional view showing an embodiment in which a slag for consolidation is introduced into a lower portion of a bottom portion, and FIG. It is sectional drawing which shows the Example which was made to excavate to the depth which covers the substantially full length of a concrete stake.
[Explanation of symbols]
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