JP2004149245A - 紙葉類の枚数検知方法と枚数検知装置と給送装置及びその給送装置を備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】記録紙等の紙葉類の種類に関係無く、少数枚の紙葉類の枚数を正確に検知することができるようにする。
【解決手段】記録紙Pの一方の側の面に接する電極11と、他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により記録紙Pの枚数を演算により検出する制御装置50とを設ける。その電極11と電極12は、その間に記録紙Pを挾むようにして互いに対向させて配置するが、その電極11と電極12は、記録紙Pの面に接触する接触式であってもよいし、非接触となる非接触式であってもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】記録紙Pの一方の側の面に接する電極11と、他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により記録紙Pの枚数を演算により検出する制御装置50とを設ける。その電極11と電極12は、その間に記録紙Pを挾むようにして互いに対向させて配置するが、その電極11と電極12は、記録紙Pの面に接触する接触式であってもよいし、非接触となる非接触式であってもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙葉類の枚数検知方法、紙葉類の枚数を検知する枚数検知装置、紙葉類の枚数を検知可能な給送装置及びその給送装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙類等の搬送媒体を搬送した際に、その搬送された媒体が1枚であるか、複数枚であるかを検知する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−34037号公報(第3頁、第1図)
【0004】
上記文献には、それぞれ対をなす可視光発光素子と可視光受光素子、及び赤外発光素子と赤外受光素子を設けると共に、その可視光受光素子が受光した光の強度に応じて第1の信号を出力する可視光受光回路と、赤外発光素子が受光した光の強度に応じて第2の信号を出力する赤外受光回路を設け、上記第1の信号と第2の信号を入力して演算した演算値が搬送媒体の重ね合わせを示す閾値以下の場合に搬送された搬送媒体が1枚であると判断し、閾値を越えていれば搬送媒体が複数枚搬送されたと枚数識別回路が判断するようにした装置が記載されている。
また、従来の画像形成装置の給送装置で使用している記録紙(紙葉類)の枚数検知は、例えば記録紙積載手段上に記録紙が有るか無いかを検知するものであったり、記録紙が50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知をするものが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した搬送媒体(紙葉類)を検知する装置は、搬送された搬送媒体が1枚であるか、複数枚であるかを検知するだけの装置であるため、この装置を例えば画像形成装置の給送装置に適用したとしても、その給送装置の記録紙積載手段上に仮に数枚の紙葉類である記録紙が積載されていたとすると、その記録紙の枚数を正確に検知することはできないということがあった。
また、記録紙積載手段上に記録紙が有るか無いかを検知したり、記録紙が50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知をするものでは不都合を生じることがあった。
すなわち、近年は複写機やプリンタ等の画像形成装置はカラー化及び画像形成の高速化が進んでいるため、例えば図10に示すように大型の像担持体である中間転写ベルト91を装着し、その中間転写ベルト91上に複数(図10の例では5つ)の画像G1〜G5を一度に担持できるようにし、さらにファーストプリント時間を短くするために搬送路長を短くする必要から、給送トレイから転写部までの間の距離を短くしたりしている。
【0006】
このような画像形成装置では、給送トレイ95の記録紙積載手段となる底板96上に積載されている記録紙の残量枚数を正確に検知できないと、その残量枚数が中間転写ベルト91上に一度に担持できる画像数よりも少ないときには、その残量枚数を超える数の画像を形成して、それを中間転写ベルト91上に担持してしまうことが生じる。
その場合、記録紙に転写できなかった余分な画像は、クリーニング装置で全て消去するようになるので、全く非生産的な動作を行ってしまうと共に、トナーの無駄使いが生じる。また、余分な画像をクリーニングすることにより大量のトナーを回収するようになるので、クリーニング装置への負荷も増大するようになる。
具体的には、図10に示した例の場合には中間転写ベルト91上に5枚分の画像G1〜G5を担持することができるのに対し、給送トレイ95から転写部94までに記録紙が3枚(P1〜P3)しか存在しなかったとすると、5−3=2枚の2枚分の画像を記録紙に転写することができないため、その画像がクリーニング装置によって消去されることになる。
【0007】
このような余分な画像の形成は、給送トレイ内の記録紙の残量枚数を正確に検知することができれば防ぐことができるものである。
しかしながら、従来の記録紙(搬送媒体)を挾んで対向配置された赤外線発光器と受光器を使用して、記録紙を透過した光の光量の変化により記録紙の枚数を検知する装置では、記録紙の種類によっては正確な記録紙の枚数を検知できないということがあった。
すなわち、記録紙がOHP用紙のように、ほとんど光を透過してしまう記録紙や、逆に遮光用紙のようにほとんど光を透過しない記録紙の場合には、上記のような用紙を透過した光の光量の変化により記録紙の枚数を検知しようとしても、それを正確に検知することができないということがあった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、記録紙等の紙葉類の種類に関係無く、少数枚の紙葉類の枚数を正確に検知することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、紙葉類をその厚さ方向に複数の電極で挾むようにし、その複数の電極間に生じる静電容量により上記紙葉類の枚数を検知する紙葉類の枚数検知方法を提供する。
その紙葉類の枚数検知方法において、紙葉類の静電容量の検知は複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により上記複数枚の紙葉類の検知枚数を補正するとよい。
また、紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により前記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けて枚数検知装置を構成する。
さらに、複数の紙葉類を積載する積載手段と、その積載手段に積載された紙葉類を給送する給送手段とを備えた給送装置において、上記積載手段に積載された複数枚の紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により上記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けて給送装置を構成する。
【0009】
上記給送装置において、紙葉類の静電容量の検知を複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により複数枚の紙葉類の検知枚数を補正する手段を設けるとよい。
また、上記両側の各電極は、紙葉類の面に対してそれぞれ鉛直方向に配置して互いに対向させるとよい。
上記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、その底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、その底板に上記両側の電極のいずれか一方を取り付けるとよい。
あるいは、上記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、その底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、その底板が上記両側の電極の一方の側の電極を兼ねるようにするとよい。
その両側の電極の少なくとも一方の紙葉類給送方向の位置を上記給送開始位置にするとよい。
さらに、上記枚数検知装置又は上記のいずれかの給送装置を備えた画像形成装置であって、複数の顕像を担持可能な像担持体を有し、検知した紙葉類の枚数が所定の枚数よりも少ないときには上記像担持体上への顕像の形成を行わないようにする手段を設けた画像形成装置も提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明による紙葉類の枚数検知方法を実施する紙葉類の枚数検知装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
この紙葉類の枚数検知装置は、紙葉類である記録紙Pの一方の側の面(下面)に接する電極11と、その記録紙Pの他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により記録紙Pの枚数を検知する手段となる制御装置50とを設けている。
その電極11と電極12は、その間に記録紙Pを挾むようにして互いに対向させて配置する。なお、電極11と電極12は、それぞれ記録紙Pの面に対して非接触となる非接触式であってもよい。
【0011】
そして、この枚数検知装置は、電極11,12間に生じる静電容量により、記録紙Pの枚数を検知する紙葉類の枚数検知方法を実施して、電極11と電極12との間に挾まれた記録紙Pの枚数を制御装置50が演算により求める。
制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有しており、そのマイクロコンピュータは電極11,12から、その電極間の静電容量に対応する出力を入力する。そして、その入力した出力値を基にして電極11と電極12との間に挾んだ記録紙Pの枚数を演算する。
そのマイクロコンピュータが行う記録紙の枚数演算は、数1を使用して行われる。ここで、
C:電極間の静電容量
ε0:真空の誘電率
ε:記録紙の比誘電率
n:記録紙枚数
x:記録紙の厚さ
S:電極の表面積
【0012】
【数1】
C=ε0×ε×S/n/x
【0013】
図2は記録紙の枚数が1枚のときの静電容量を1としたときの静電容量比率と記録紙枚数との関係を示した線図である。この線図に示したように、電極間に生じる静電容量から静電容量比率がわかれば、その電極間に挾まれた記録紙の枚数を知ることができる。
図3はその記録紙枚数と静電容量(出力に対応)との関係を示した線図であり、この線図を基にして、次のアルゴリズムで記録紙枚数を決定する。すなわち、
出力がA未満であるときには記録紙の枚数は5枚以上と判断する。
出力がB未満A以上であるときには記録紙の枚数は4枚と判断する。
出力がC未満B以上であるときには記録紙の枚数は3枚と判断する。
出力がD未満C以上であるときには記録紙の枚数は2枚と判断する。
出力がE未満D以上であるときには記録紙の枚数は1枚と判断する。
出力がE以上であるときには記録紙の枚数は0枚と判断する。
なお、上記出力A〜Eは、予め実験あるいは計算により求めて設定する数値であり、環境条件、記録紙の種類等の変動要因により任意に変更されるものである。
このように、この枚数検知装置を使用した紙葉類の枚数検知方法は、記録紙をその厚さ方向に挾むように配置した電極11,12で、その電極間に生じる静電容量を検出し、その静電容量から記録紙Pの枚数を演算により求めるので、光を記録紙に当ててそこを透過した光の光量の変化から記録紙枚数を検知する場合のように、記録紙の透過率の影響を受けない。
したがって、記録紙がOHP用紙のように、ほとんど光を透過してしまう場合や、逆に遮光用紙のようにほとんど光を透過しない記録紙であっても、それを正確に枚数検知することができる。
【0014】
図4はこの発明による給送装置の一実施形態例を示す概略構成図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この給送装置(給紙装置)4は、複数の記録紙Pを積載する積載手段である底板5と、その底板5に積載された記録紙Pを図4で反時計回り方向に回転することにより給送する給送手段であるピックアップコロ6と、底板5に積載された記録紙Pの一方の側の面(図4で下面)に接する電極11と、その記録紙Pの他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により底板5上の記録紙Pの枚数を検知する手段となる制御装置50′とを設けている。
さらに、この給送装置4は、ピックアップコロ6により給送された記録紙Pが複数枚であったときには、それを1枚に分離するフィードコロとリバースコロとからなる図示しない分離手段も備えている。
底板5は、給送トレイ22に図4で左方側の端部が回動自在に支持されており、そこに記録紙Pを載置した状態で、左方側の端部を支点にして矢示B方向に回動できるようになっている。この底板5は、ピックアップコロ6による給送動作毎にこの底板5上に積載されている記録紙Pが一定の給送開始位置になるまで回動する。その底板5の回動は、その底板5の下側に設けられて図示しない例えばモータ等の駆動源により上昇側に回動する上昇レバーにより押し上げられて、記録紙送出端側(図4で右端側)が上昇する。
そして、この底板5に、電極11が固定されている。したがって、電極11は、束状の記録紙Pの下面に接触した状態で底板5の回動と共に上昇すると共に、記録紙Pとの位置関係も常に保たれる。
【0015】
この給送装置4からの記録紙給送は、底板5上に積載した記録紙Pが、その底板5が上昇側に回動することにより最上位に位置する記録紙Pがピックアップコロ6に当接する位置まで上昇し、その状態でピックアップコロ6が回転することにより行われる。
また、この給送装置の制御装置50′は、底板5上の記録紙Pの静電容量の検知を複数枚に積載された記録紙Pを1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により記録紙1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により底板5上の複数枚の記録紙の検知枚数を補正する。すなわち、この実施の形態では、この制御装置50′が複数枚の紙葉類の検知枚数を補正する手段として機能する。
その制御装置50′は、図1に示した制御装置50と同様な各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有しており、そのマイクロコンピュータが電極11,12間に生じる静電容量に対応する信号を入力する。そして、その入力した信号による情報を基にして底板5上の複数枚の記録紙の枚数を補正演算する。
【0016】
その制御装置50′のマイクロコンピュータが行う枚数検知処理は、基本的な枚数検知は図1で説明した紙葉類の枚数検知装置と同様であるが、給送動作ごとの電極11,12間に生じる静電容量の変化を取り入れて記録紙の枚数検知をより正確なものにしている点が異なる。
その記録紙の枚数検知補正は、ピックアップコロ6により給送動作を行うと、底板5上に積載された記録紙Pの枚数は1枚ずつ少なくなるが、そのときに電極11,12間に生じる静電容量の変化が大きいときには、例えば図5に示すように、ある時点での出力(電極間の静電容量に対応)がb未満a以上であったのに、次の給送動作時にはd未満c以上となったときには、厚さの厚い記録紙が使用されていると判断して底板5上の記録紙の枚数を補正(この場合1枚と判断)する。
この給送装置によれば、給送動作毎に底板5上の記録紙Pの電極11,12間に生じる静電容量を検知するので、記録紙1枚あたりの静電容量の変化を正確に知ることができる。それにより、記録紙の種類が予め分かっていない場合でも、底板5上の記録紙の枚数を正確に検知することができる。
【0017】
図6は図4の給送装置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
このカラー画像形成装置は、装置本体1の略中央に画像形成部20を配置し、その画像形成部20のすぐ下方に複数の給送トレイ22を備えた給送部2を配置している。なお、この給送部2には、必要に応じて別の給送装置を増設することもできるようになっている。
また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部23を、その画像形成部20の図6で左側には排紙収納部24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画像形成された記録紙Pが排紙収納される。
画像形成部20には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動するベルト状の像担持体である中間転写ベルト25が設けられており、その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個の作像部を構成するそれぞれドラム状の感光体26Y,26M,26C,26Kが並列配置されている。
【0018】
その各感光体の回りには、感光体の表面を帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞれ設けている。
この画像形成部20の上部には、その画像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。
また、画像形成部20の記録紙搬送上流側にレジストローラ33を、その画像形成部20の記録紙搬送下流側に定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33により記録紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の画像とタイミングをとって給送するようにしている。また、記録紙上に転写したトナー像を定着装置28により定着処理するようにしている。
この定着装置28の下流側には、その定着装置28を通過した記録紙を排紙収納部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。
なお、図6で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31上に搬送する自動原稿搬送装置である。
【0019】
このカラー画像形成装置は、フルカラーの画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電装置62により帯電された感光体26Y,26M,26C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の各色に対応した操作光により露光され、そこに潜像が形成される。
その露光装置7による各感光体26Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部23に設けられているコンタクトガラス31上にセットした原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み取り走行体32a、32bが図6で左右方向に往復移動することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれた画像情報を基にして行われる。
すなわち、CCD35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこに静電潜像を形成する。
その際、レーザダイオードからの光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至る。
【0020】
このようにして、各感光体26Y,26M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置63により現像され、トナー像となる。
そのトナー像は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図6の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシアン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転写する。
【0021】
そして、そのイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト25の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動すると、そのタイミングに一致するように同期がとられて給送された記録紙に、転写ローラ51により一括転写される。
このように、このカラー画像形成装置は、中間転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成する作像プロセスを行う。そして、その中間転写ベルト25上の4色重ねのトナー像が記録紙に一括転写された後は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間転写クリーニング装置52により除去回収される。
トナー像が定着されて定着装置28を通過した記録紙は、それが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により排紙収納部24に排出される。
また、両面画像形成の指示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43により、記録紙が画像形成部20の下側に配設している両面装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジストローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成された後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出される。
【0022】
一方、記録紙を給送する給送部2には、各給紙段ごとに図4で説明した給送装置4がそれぞれ設けられている。
このように、このカラー画像形成装置は、前述した給送装置4を設けているので、記録紙の種類に関係なく底板5上に積載されている記録紙の枚数を、正確に検知することができる。
それにより、底板5上に残っている記録紙の枚数と中間転写ベルト25に担持できる顕像の数とを比較して底板5上の記録紙の枚数が少ない場合には、作像を中止して中間転写ベルト25にトナー像(顕像)を転写しないように制御する。したがって、トナーの無駄使いを防止することができる。また、底板5上に残っている記録紙の枚数以上のトナー像を中間転写ベルト25上に形成してしまったときには、その余分に形成してしまったトナー像を中間転写クリーニング装置52で大量に消去するために中間転写クリーニング装置52に大きな負担がかかるが、それも防止することができる。
なお、図4に示した電極11,12間に生じる静電容量から検知した記録紙の枚数が所定の枚数(中間転写ベルト25に担持できる顕像の数)よりも少ないときには中間転写ベルト25への顕像の形成を行わないようにする手段としては、図6では図示を省略するが、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有する制御装置が機能する。
【0023】
図7は電極の紙葉類給送方向の位置をピックアップコロの位置にした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図、図8は図7の矢示E方向から見た図であり、図4と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による給送装置は、図4で説明した給送装置に対し、電極12の記録紙給送方向(矢示G方向)の位置を記録紙の給送開始位置となるピックアップコロ6のある位置に略一致させるようにした点のみが異なる。
このようにすれば、電極12の記録紙給送方向の位置が、ピックアップコロ6による記録紙の給送開始位置と略同一となる。それにより、底板5上に積載された束状の記録紙Pは、それが給送される度に上昇側に回動していくことにより最上位に位置する記録紙Pの上面の角度は変化していくが、電極12の記録紙上面との接触位置は略一定の位置に保たれ続ける。したがって、電極11,12間に生じる静電容量の検出精度が増すことにより、記録紙枚数の検知精度が向上する。
【0024】
図9は底板が一方の側の電極を兼ねるようにした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図であり、図4と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による給送装置は、図4で説明した給送装置に対し底板5′が両側の電極の一方の側の電極(図9で下側)を兼ねるようにした点のみが異なる。このようにすれば、記録紙Pそのものを積載する底板5′が下側の電極となるので、上側の電極12が矢示Gの記録紙給送方向にずれて配置されたとしても、その電極12は下側の電極(底板5′)と対向する。
したがって、記録紙を挾んだ2つの電極間の静電容量により、その記録紙の枚数を検知する場合には、その2つの電極は互いに平行であって対局する位置にあることが望ましいが、それを実現することができる。
以上、この発明による紙葉類の枚数検知方法と枚数検知装置と給送装置及びその給送装置を備えた画像形成装置の各実施形態について説明したが、そこにそれぞれ使用している記録紙枚数検知のための電極11,12は、記録紙の面に対して鉛直方向に互いに対向配置するとよい。
このようにすれば、電極11と電極12が理想的なコンデンサの電極として機能するようになるので、その電極間に挾んだ記録紙の枚数変化に対する静電容量の高低差が大きくなる。それにより、高精度の記録紙枚数検知ができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による紙葉類の枚数検知装置及び給送装置、さらには紙葉類の枚数検知方法を実施すれば、紙葉類をその厚さ方向に挾んだ複数の電極間に生じる静電容量により少数枚の紙葉類の枚数を正確に検知することができるので、光を紙葉類に対して透過させて紙葉類の枚数を検知する場合のように紙葉類の透過光率の影響を受けない。
したがって、OHP用紙のように透過光率の高い用紙であっても枚数を正確に測定することができ、遮光用紙のように透過光率の低い紙葉類であっても正確に枚数を検知することができる。
また、その給送装置を備えた画像形成装置によれば、一度に複数枚の画像を担持可能な大きな像担持体を持つ場合であっても、積載手段上の紙葉類の正確な枚数に合わせた画像形成ができるので、不用意に像担持体上に積載手段上の紙葉類の枚数よりも多い数の画像を形成してしまい、その際に紙葉類に転写できずに余分となった画像をクリーニング装置により消去しなければならないという非生産的な動作を未然に防ぐことができる。それにより、トナーの無駄使いを防止できると共に、クリーニング装置の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による紙葉類の枚数検知方法を実施する紙葉類の枚数検知装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
【図2】記録紙の枚数が1枚のときの静電容量を1としたときの静電容量比率と記録紙枚数との関係を示した線図である。
【図3】同じくその記録紙枚数と静電容量に対応する出力との関係を示した線図である。
【図4】この発明による給送装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
【図5】厚さの厚い記録紙を使用した場合の記録紙枚数と静電容量に対応する出力との関係を示した図3と同様な線図である。
【図6】図4の給送装置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
【図7】電極の紙葉類給送方向の位置をピックアップコロの位置にした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図である。
【図8】図7の矢示E方向から見た図である。
【図9】底板が一方の側の電極を兼ねるようにした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図である。
【図10】記録紙の残量枚数よりも多くの数の画像を中間転写ベルト上に担持した場合の問題点を説明するための概略図である。
【符号の説明】
4:給送装置 5,5′:底板(積載手段)
6:ピックアップコロ(給送手段)
11,12:電極
25:中間転写ベルト(像担持体)
50,50′:制御装置 P:記録紙(紙葉類)
【発明の属する技術分野】
この発明は、紙葉類の枚数検知方法、紙葉類の枚数を検知する枚数検知装置、紙葉類の枚数を検知可能な給送装置及びその給送装置を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙類等の搬送媒体を搬送した際に、その搬送された媒体が1枚であるか、複数枚であるかを検知する装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−34037号公報(第3頁、第1図)
【0004】
上記文献には、それぞれ対をなす可視光発光素子と可視光受光素子、及び赤外発光素子と赤外受光素子を設けると共に、その可視光受光素子が受光した光の強度に応じて第1の信号を出力する可視光受光回路と、赤外発光素子が受光した光の強度に応じて第2の信号を出力する赤外受光回路を設け、上記第1の信号と第2の信号を入力して演算した演算値が搬送媒体の重ね合わせを示す閾値以下の場合に搬送された搬送媒体が1枚であると判断し、閾値を越えていれば搬送媒体が複数枚搬送されたと枚数識別回路が判断するようにした装置が記載されている。
また、従来の画像形成装置の給送装置で使用している記録紙(紙葉類)の枚数検知は、例えば記録紙積載手段上に記録紙が有るか無いかを検知するものであったり、記録紙が50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知をするものが一般的であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した搬送媒体(紙葉類)を検知する装置は、搬送された搬送媒体が1枚であるか、複数枚であるかを検知するだけの装置であるため、この装置を例えば画像形成装置の給送装置に適用したとしても、その給送装置の記録紙積載手段上に仮に数枚の紙葉類である記録紙が積載されていたとすると、その記録紙の枚数を正確に検知することはできないということがあった。
また、記録紙積載手段上に記録紙が有るか無いかを検知したり、記録紙が50枚以上や100枚以上といった大ざっぱな枚数検知をするものでは不都合を生じることがあった。
すなわち、近年は複写機やプリンタ等の画像形成装置はカラー化及び画像形成の高速化が進んでいるため、例えば図10に示すように大型の像担持体である中間転写ベルト91を装着し、その中間転写ベルト91上に複数(図10の例では5つ)の画像G1〜G5を一度に担持できるようにし、さらにファーストプリント時間を短くするために搬送路長を短くする必要から、給送トレイから転写部までの間の距離を短くしたりしている。
【0006】
このような画像形成装置では、給送トレイ95の記録紙積載手段となる底板96上に積載されている記録紙の残量枚数を正確に検知できないと、その残量枚数が中間転写ベルト91上に一度に担持できる画像数よりも少ないときには、その残量枚数を超える数の画像を形成して、それを中間転写ベルト91上に担持してしまうことが生じる。
その場合、記録紙に転写できなかった余分な画像は、クリーニング装置で全て消去するようになるので、全く非生産的な動作を行ってしまうと共に、トナーの無駄使いが生じる。また、余分な画像をクリーニングすることにより大量のトナーを回収するようになるので、クリーニング装置への負荷も増大するようになる。
具体的には、図10に示した例の場合には中間転写ベルト91上に5枚分の画像G1〜G5を担持することができるのに対し、給送トレイ95から転写部94までに記録紙が3枚(P1〜P3)しか存在しなかったとすると、5−3=2枚の2枚分の画像を記録紙に転写することができないため、その画像がクリーニング装置によって消去されることになる。
【0007】
このような余分な画像の形成は、給送トレイ内の記録紙の残量枚数を正確に検知することができれば防ぐことができるものである。
しかしながら、従来の記録紙(搬送媒体)を挾んで対向配置された赤外線発光器と受光器を使用して、記録紙を透過した光の光量の変化により記録紙の枚数を検知する装置では、記録紙の種類によっては正確な記録紙の枚数を検知できないということがあった。
すなわち、記録紙がOHP用紙のように、ほとんど光を透過してしまう記録紙や、逆に遮光用紙のようにほとんど光を透過しない記録紙の場合には、上記のような用紙を透過した光の光量の変化により記録紙の枚数を検知しようとしても、それを正確に検知することができないということがあった。
この発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、記録紙等の紙葉類の種類に関係無く、少数枚の紙葉類の枚数を正確に検知することができるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、紙葉類をその厚さ方向に複数の電極で挾むようにし、その複数の電極間に生じる静電容量により上記紙葉類の枚数を検知する紙葉類の枚数検知方法を提供する。
その紙葉類の枚数検知方法において、紙葉類の静電容量の検知は複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により上記複数枚の紙葉類の検知枚数を補正するとよい。
また、紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により前記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けて枚数検知装置を構成する。
さらに、複数の紙葉類を積載する積載手段と、その積載手段に積載された紙葉類を給送する給送手段とを備えた給送装置において、上記積載手段に積載された複数枚の紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により上記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けて給送装置を構成する。
【0009】
上記給送装置において、紙葉類の静電容量の検知を複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により複数枚の紙葉類の検知枚数を補正する手段を設けるとよい。
また、上記両側の各電極は、紙葉類の面に対してそれぞれ鉛直方向に配置して互いに対向させるとよい。
上記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、その底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、その底板に上記両側の電極のいずれか一方を取り付けるとよい。
あるいは、上記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、その底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、その底板が上記両側の電極の一方の側の電極を兼ねるようにするとよい。
その両側の電極の少なくとも一方の紙葉類給送方向の位置を上記給送開始位置にするとよい。
さらに、上記枚数検知装置又は上記のいずれかの給送装置を備えた画像形成装置であって、複数の顕像を担持可能な像担持体を有し、検知した紙葉類の枚数が所定の枚数よりも少ないときには上記像担持体上への顕像の形成を行わないようにする手段を設けた画像形成装置も提供する。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1はこの発明による紙葉類の枚数検知方法を実施する紙葉類の枚数検知装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
この紙葉類の枚数検知装置は、紙葉類である記録紙Pの一方の側の面(下面)に接する電極11と、その記録紙Pの他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により記録紙Pの枚数を検知する手段となる制御装置50とを設けている。
その電極11と電極12は、その間に記録紙Pを挾むようにして互いに対向させて配置する。なお、電極11と電極12は、それぞれ記録紙Pの面に対して非接触となる非接触式であってもよい。
【0011】
そして、この枚数検知装置は、電極11,12間に生じる静電容量により、記録紙Pの枚数を検知する紙葉類の枚数検知方法を実施して、電極11と電極12との間に挾まれた記録紙Pの枚数を制御装置50が演算により求める。
制御装置50は、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有しており、そのマイクロコンピュータは電極11,12から、その電極間の静電容量に対応する出力を入力する。そして、その入力した出力値を基にして電極11と電極12との間に挾んだ記録紙Pの枚数を演算する。
そのマイクロコンピュータが行う記録紙の枚数演算は、数1を使用して行われる。ここで、
C:電極間の静電容量
ε0:真空の誘電率
ε:記録紙の比誘電率
n:記録紙枚数
x:記録紙の厚さ
S:電極の表面積
【0012】
【数1】
C=ε0×ε×S/n/x
【0013】
図2は記録紙の枚数が1枚のときの静電容量を1としたときの静電容量比率と記録紙枚数との関係を示した線図である。この線図に示したように、電極間に生じる静電容量から静電容量比率がわかれば、その電極間に挾まれた記録紙の枚数を知ることができる。
図3はその記録紙枚数と静電容量(出力に対応)との関係を示した線図であり、この線図を基にして、次のアルゴリズムで記録紙枚数を決定する。すなわち、
出力がA未満であるときには記録紙の枚数は5枚以上と判断する。
出力がB未満A以上であるときには記録紙の枚数は4枚と判断する。
出力がC未満B以上であるときには記録紙の枚数は3枚と判断する。
出力がD未満C以上であるときには記録紙の枚数は2枚と判断する。
出力がE未満D以上であるときには記録紙の枚数は1枚と判断する。
出力がE以上であるときには記録紙の枚数は0枚と判断する。
なお、上記出力A〜Eは、予め実験あるいは計算により求めて設定する数値であり、環境条件、記録紙の種類等の変動要因により任意に変更されるものである。
このように、この枚数検知装置を使用した紙葉類の枚数検知方法は、記録紙をその厚さ方向に挾むように配置した電極11,12で、その電極間に生じる静電容量を検出し、その静電容量から記録紙Pの枚数を演算により求めるので、光を記録紙に当ててそこを透過した光の光量の変化から記録紙枚数を検知する場合のように、記録紙の透過率の影響を受けない。
したがって、記録紙がOHP用紙のように、ほとんど光を透過してしまう場合や、逆に遮光用紙のようにほとんど光を透過しない記録紙であっても、それを正確に枚数検知することができる。
【0014】
図4はこの発明による給送装置の一実施形態例を示す概略構成図であり、図1と対応する部分には同一の符号を付してある。
この給送装置(給紙装置)4は、複数の記録紙Pを積載する積載手段である底板5と、その底板5に積載された記録紙Pを図4で反時計回り方向に回転することにより給送する給送手段であるピックアップコロ6と、底板5に積載された記録紙Pの一方の側の面(図4で下面)に接する電極11と、その記録紙Pの他方の側の面に接する電極12と、その両側の電極11,12間に生じる静電容量により底板5上の記録紙Pの枚数を検知する手段となる制御装置50′とを設けている。
さらに、この給送装置4は、ピックアップコロ6により給送された記録紙Pが複数枚であったときには、それを1枚に分離するフィードコロとリバースコロとからなる図示しない分離手段も備えている。
底板5は、給送トレイ22に図4で左方側の端部が回動自在に支持されており、そこに記録紙Pを載置した状態で、左方側の端部を支点にして矢示B方向に回動できるようになっている。この底板5は、ピックアップコロ6による給送動作毎にこの底板5上に積載されている記録紙Pが一定の給送開始位置になるまで回動する。その底板5の回動は、その底板5の下側に設けられて図示しない例えばモータ等の駆動源により上昇側に回動する上昇レバーにより押し上げられて、記録紙送出端側(図4で右端側)が上昇する。
そして、この底板5に、電極11が固定されている。したがって、電極11は、束状の記録紙Pの下面に接触した状態で底板5の回動と共に上昇すると共に、記録紙Pとの位置関係も常に保たれる。
【0015】
この給送装置4からの記録紙給送は、底板5上に積載した記録紙Pが、その底板5が上昇側に回動することにより最上位に位置する記録紙Pがピックアップコロ6に当接する位置まで上昇し、その状態でピックアップコロ6が回転することにより行われる。
また、この給送装置の制御装置50′は、底板5上の記録紙Pの静電容量の検知を複数枚に積載された記録紙Pを1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により記録紙1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により底板5上の複数枚の記録紙の検知枚数を補正する。すなわち、この実施の形態では、この制御装置50′が複数枚の紙葉類の検知枚数を補正する手段として機能する。
その制御装置50′は、図1に示した制御装置50と同様な各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有しており、そのマイクロコンピュータが電極11,12間に生じる静電容量に対応する信号を入力する。そして、その入力した信号による情報を基にして底板5上の複数枚の記録紙の枚数を補正演算する。
【0016】
その制御装置50′のマイクロコンピュータが行う枚数検知処理は、基本的な枚数検知は図1で説明した紙葉類の枚数検知装置と同様であるが、給送動作ごとの電極11,12間に生じる静電容量の変化を取り入れて記録紙の枚数検知をより正確なものにしている点が異なる。
その記録紙の枚数検知補正は、ピックアップコロ6により給送動作を行うと、底板5上に積載された記録紙Pの枚数は1枚ずつ少なくなるが、そのときに電極11,12間に生じる静電容量の変化が大きいときには、例えば図5に示すように、ある時点での出力(電極間の静電容量に対応)がb未満a以上であったのに、次の給送動作時にはd未満c以上となったときには、厚さの厚い記録紙が使用されていると判断して底板5上の記録紙の枚数を補正(この場合1枚と判断)する。
この給送装置によれば、給送動作毎に底板5上の記録紙Pの電極11,12間に生じる静電容量を検知するので、記録紙1枚あたりの静電容量の変化を正確に知ることができる。それにより、記録紙の種類が予め分かっていない場合でも、底板5上の記録紙の枚数を正確に検知することができる。
【0017】
図6は図4の給送装置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
このカラー画像形成装置は、装置本体1の略中央に画像形成部20を配置し、その画像形成部20のすぐ下方に複数の給送トレイ22を備えた給送部2を配置している。なお、この給送部2には、必要に応じて別の給送装置を増設することもできるようになっている。
また、画像形成部20の上方には原稿を読取る読取部23を、その画像形成部20の図6で左側には排紙収納部24をそれぞれ設けており、その排紙収納部24には画像形成された記録紙Pが排紙収納される。
画像形成部20には、複数のローラ間に張装されて矢示A方向に回動するベルト状の像担持体である中間転写ベルト25が設けられており、その中間転写ベルト25の回りには図示のように4個の作像部を構成するそれぞれドラム状の感光体26Y,26M,26C,26Kが並列配置されている。
【0018】
その各感光体の回りには、感光体の表面を帯電処理する各帯電装置62と、各感光体の表面に形成された静電潜像を各色のトナーで可視像化する各現像装置63と、その各感光体上のトナー像(可視像)を中間転写ベルト25に転写した後に各感光体上に残った残留トナーを除去回収する各クリーニング装置64をそれぞれ設けている。
この画像形成部20の上部には、その画像形成部20の各感光体26Y,26M,26C,26Kに、それぞれ各色の画像情報に対応したレーザ光を照射してそこに潜像を形成する露光装置7を設けている。
また、画像形成部20の記録紙搬送上流側にレジストローラ33を、その画像形成部20の記録紙搬送下流側に定着装置28をそれぞれ設け、そのレジストローラ33により記録紙のスキュー補正を行うと共に、感光体上の画像とタイミングをとって給送するようにしている。また、記録紙上に転写したトナー像を定着装置28により定着処理するようにしている。
この定着装置28の下流側には、その定着装置28を通過した記録紙を排紙収納部24上に排出する排紙ローラ41を設けている。
なお、図6で3は、原稿を自動的にコンタクトガラス31上に搬送する自動原稿搬送装置である。
【0019】
このカラー画像形成装置は、フルカラーの画像形成動作を開始させると、画像形成部20の各帯電装置62により帯電された感光体26Y,26M,26C,26K上の各帯電面が露光装置7により、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の各色に対応した操作光により露光され、そこに潜像が形成される。
その露光装置7による各感光体26Y,26M,26C,26Kへの書き込みは、読取部23に設けられているコンタクトガラス31上にセットした原稿の画像を、原稿照明用光源とミラーからなる読み取り走行体32a、32bが図6で左右方向に往復移動することにより読み取り走査を行って、レンズ34の後方に設置されているCCD35に画像信号として読み込まれた画像情報を基にして行われる。
すなわち、CCD35に読み込まれた画像信号は、デジタル化されて画像処理され、その画像処理された信号に基づいて、露光装置7内のレーザダイオードの発光により、感光体26Y,26M,26C,26Kの各表面を露光して、そこに静電潜像を形成する。
その際、レーザダイオードからの光は、ポリゴンミラーやレンズを介して各感光体に至る。
【0020】
このようにして、各感光体26Y,26M,26C,26K上にそれぞれ形成された各潜像は、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(BK)の4つの色にそれぞれ対応した各現像装置63により現像され、トナー像となる。
そのトナー像は、最初に感光体26Y上のイエロー色の画像が、図6の矢示A方向に回動している中間転写ベルト25上に転写され、次にそのイエロー色の画像が感光体26Mの位置まで移動したときに、そこにマゼンタ色の画像を重ね合わせて転写する。そのマゼンタ色の画像を転写した部分が感光体26Cの位置まで移動したときに、そこにシアン色の画像を重ね合わせて転写し、さらにそのシアン色の画像を転写した部分が感光体26Kの位置まで移動したときに、そこにブラック色の画像を重ね合わせて転写する。
【0021】
そして、そのイエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの4色重ね合わせ画像が中間転写ベルト25の回動により転写ローラ51のある転写位置まで移動すると、そのタイミングに一致するように同期がとられて給送された記録紙に、転写ローラ51により一括転写される。
このように、このカラー画像形成装置は、中間転写ベルト25が1回動して1つのカラー画像を形成する作像プロセスを行う。そして、その中間転写ベルト25上の4色重ねのトナー像が記録紙に一括転写された後は、その中間転写ベルト25上に残留するトナーが中間転写クリーニング装置52により除去回収される。
トナー像が定着されて定着装置28を通過した記録紙は、それが片面画像形成であるときには排紙ローラ41により排紙収納部24に排出される。
また、両面画像形成の指示が出されているときには、定着装置28と排紙ローラ41との間の搬送経路上に設けている分岐爪43により、記録紙が画像形成部20の下側に配設している両面装置29に送り込まれ、それが反転されて再びレジストローラ33に搬送され、今度は第2面に画像が形成された後に排紙ローラ41により排紙収納部24上に排出される。
【0022】
一方、記録紙を給送する給送部2には、各給紙段ごとに図4で説明した給送装置4がそれぞれ設けられている。
このように、このカラー画像形成装置は、前述した給送装置4を設けているので、記録紙の種類に関係なく底板5上に積載されている記録紙の枚数を、正確に検知することができる。
それにより、底板5上に残っている記録紙の枚数と中間転写ベルト25に担持できる顕像の数とを比較して底板5上の記録紙の枚数が少ない場合には、作像を中止して中間転写ベルト25にトナー像(顕像)を転写しないように制御する。したがって、トナーの無駄使いを防止することができる。また、底板5上に残っている記録紙の枚数以上のトナー像を中間転写ベルト25上に形成してしまったときには、その余分に形成してしまったトナー像を中間転写クリーニング装置52で大量に消去するために中間転写クリーニング装置52に大きな負担がかかるが、それも防止することができる。
なお、図4に示した電極11,12間に生じる静電容量から検知した記録紙の枚数が所定の枚数(中間転写ベルト25に担持できる顕像の数)よりも少ないときには中間転写ベルト25への顕像の形成を行わないようにする手段としては、図6では図示を省略するが、各種判断及び処理機能を有する中央処理装置(CPU)と、各処理プログラム及び固定データを格納したROMと、処理データを格納するデータメモリであるRAMと、入出力回路(I/O)とからなるマイクロコンピュータを有する制御装置が機能する。
【0023】
図7は電極の紙葉類給送方向の位置をピックアップコロの位置にした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図、図8は図7の矢示E方向から見た図であり、図4と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による給送装置は、図4で説明した給送装置に対し、電極12の記録紙給送方向(矢示G方向)の位置を記録紙の給送開始位置となるピックアップコロ6のある位置に略一致させるようにした点のみが異なる。
このようにすれば、電極12の記録紙給送方向の位置が、ピックアップコロ6による記録紙の給送開始位置と略同一となる。それにより、底板5上に積載された束状の記録紙Pは、それが給送される度に上昇側に回動していくことにより最上位に位置する記録紙Pの上面の角度は変化していくが、電極12の記録紙上面との接触位置は略一定の位置に保たれ続ける。したがって、電極11,12間に生じる静電容量の検出精度が増すことにより、記録紙枚数の検知精度が向上する。
【0024】
図9は底板が一方の側の電極を兼ねるようにした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図であり、図4と対応する部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態による給送装置は、図4で説明した給送装置に対し底板5′が両側の電極の一方の側の電極(図9で下側)を兼ねるようにした点のみが異なる。このようにすれば、記録紙Pそのものを積載する底板5′が下側の電極となるので、上側の電極12が矢示Gの記録紙給送方向にずれて配置されたとしても、その電極12は下側の電極(底板5′)と対向する。
したがって、記録紙を挾んだ2つの電極間の静電容量により、その記録紙の枚数を検知する場合には、その2つの電極は互いに平行であって対局する位置にあることが望ましいが、それを実現することができる。
以上、この発明による紙葉類の枚数検知方法と枚数検知装置と給送装置及びその給送装置を備えた画像形成装置の各実施形態について説明したが、そこにそれぞれ使用している記録紙枚数検知のための電極11,12は、記録紙の面に対して鉛直方向に互いに対向配置するとよい。
このようにすれば、電極11と電極12が理想的なコンデンサの電極として機能するようになるので、その電極間に挾んだ記録紙の枚数変化に対する静電容量の高低差が大きくなる。それにより、高精度の記録紙枚数検知ができる。
【0025】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明による紙葉類の枚数検知装置及び給送装置、さらには紙葉類の枚数検知方法を実施すれば、紙葉類をその厚さ方向に挾んだ複数の電極間に生じる静電容量により少数枚の紙葉類の枚数を正確に検知することができるので、光を紙葉類に対して透過させて紙葉類の枚数を検知する場合のように紙葉類の透過光率の影響を受けない。
したがって、OHP用紙のように透過光率の高い用紙であっても枚数を正確に測定することができ、遮光用紙のように透過光率の低い紙葉類であっても正確に枚数を検知することができる。
また、その給送装置を備えた画像形成装置によれば、一度に複数枚の画像を担持可能な大きな像担持体を持つ場合であっても、積載手段上の紙葉類の正確な枚数に合わせた画像形成ができるので、不用意に像担持体上に積載手段上の紙葉類の枚数よりも多い数の画像を形成してしまい、その際に紙葉類に転写できずに余分となった画像をクリーニング装置により消去しなければならないという非生産的な動作を未然に防ぐことができる。それにより、トナーの無駄使いを防止できると共に、クリーニング装置の負担を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による紙葉類の枚数検知方法を実施する紙葉類の枚数検知装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
【図2】記録紙の枚数が1枚のときの静電容量を1としたときの静電容量比率と記録紙枚数との関係を示した線図である。
【図3】同じくその記録紙枚数と静電容量に対応する出力との関係を示した線図である。
【図4】この発明による給送装置の一実施形態例を示す概略構成図である。
【図5】厚さの厚い記録紙を使用した場合の記録紙枚数と静電容量に対応する出力との関係を示した図3と同様な線図である。
【図6】図4の給送装置を備えたカラー画像形成装置の一例を示す全体構成図である。
【図7】電極の紙葉類給送方向の位置をピックアップコロの位置にした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図である。
【図8】図7の矢示E方向から見た図である。
【図9】底板が一方の側の電極を兼ねるようにした給送装置の実施形態を示す図4と同様な概略構成図である。
【図10】記録紙の残量枚数よりも多くの数の画像を中間転写ベルト上に担持した場合の問題点を説明するための概略図である。
【符号の説明】
4:給送装置 5,5′:底板(積載手段)
6:ピックアップコロ(給送手段)
11,12:電極
25:中間転写ベルト(像担持体)
50,50′:制御装置 P:記録紙(紙葉類)
Claims (10)
- 紙葉類をその厚さ方向に複数の電極で挾むようにし、その複数の電極間に生じる静電容量により前記紙葉類の枚数を検知することを特徴とする紙葉類の枚数検知方法。
- 請求項1記載の紙葉類の枚数検知方法において、前記紙葉類の静電容量の検知は複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により前記複数枚の紙葉類の検知枚数を補正することを特徴とする紙葉類の枚数検知方法。
- 紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により前記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けたことを特徴とする枚数検知装置。
- 複数の紙葉類を積載する積載手段と、その積載手段に積載された紙葉類を給送する給送手段とを備えた給送装置において、
前記積載手段に積載された複数枚の紙葉類の一方の側の面に接する電極と、その紙葉類の他方の側の面に接する電極と、その両側の電極間に生じる静電容量により前記紙葉類の枚数を検知する手段とを設けたことを特徴とする給送装置。 - 請求項4記載の給送装置において、前記紙葉類の静電容量の検知を複数枚に積載された紙葉類を1枚ずつ給送動作する毎に行い、その給送動作毎に変化する静電容量により紙葉類1枚あたりの静電容量の変化を求めて、その静電容量の変化により前記複数枚の紙葉類の検知枚数を補正する手段を設けたことを特徴とする給送装置。
- 前記両側の各電極は、紙葉類の面に対してそれぞれ鉛直方向に配置されて互いに対向していることを特徴とする請求項4又は5記載の給送装置。
- 前記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、該底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、該底板に前記両側の電極のいずれか一方を取り付けたことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の給送装置。
- 前記積載手段は紙葉類を積載して回動可能な底板を有し、該底板は給送動作毎に紙葉類が一定の給送開始位置になるまで回動し、該底板が前記両側の電極の一方の側の電極を兼ねることを特徴とする請求項4乃至6のいずれか一項に記載の給送装置。
- 前記両側の電極の少なくとも一方の紙葉類給送方向の位置を前記給送開始位置にしていることを特徴とする請求項7又は8記載の給送装置。
- 請求項3記載の枚数検知装置又は請求項4乃至9のいずれか一項に記載の給送装置を備えた画像形成装置であって、複数の顕像を担持可能な像担持体を有し、検知した紙葉類の枚数が所定の枚数よりも少ないときには前記像担持体上への顕像の形成を行わないようにする手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
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