JP2004148023A - ダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット - Google Patents

ダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット Download PDF

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Abstract

【課題】視知覚反射光の量を大きくする上で最適な形状を持つ面構成をしたダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットを提供する。
【解決手段 】ダイヤモンドの四辺形ブリリアントカットで、クラウン4頂点にあるベーゼルファセットをガードルに平行な対角線で折り曲げて、下部ベーゼルファセットと上部ベーゼルファセットに分割した面構成とした。上部ベーゼルファセットの上部クラウン角を下部ベーゼルファセットのクラウン角よりも小さくすることができるので、同じクラウンハイトであっても、テーブルファセットを少し小さくすることで、反射光の強いスターファセットと第二のベーゼルファセットの水平に対する角度を小さくして面積も大きくすることができる。反射光パターンが視覚上好ましい大きさの揃ったものとなり、スターファセットと第二のベーゼルファセットの面積を大きくしたことと相まって反射光を極めて大きくすることができる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は新しい面構成を持ったダイヤモンドの四辺形(レクタンギュラー)ブリリアントカットに関するものである。四辺形ブリリアントカットはプリンセスカットとも呼ばれることもある。
【0002】
【従来の技術】
装飾用カットをしたダイヤモンドの大きさは原石の大きさで決まる。特にカットしたダイヤモンドのクラウンハイト、パビリオン深さ及びガードルの大きさは原石の大きさで決まるものである。
【0003】
ダイヤモンドの大きさが同じであっても、カットによって輝きが変わってくる。本発明者等はラウンドブリリアントカットダイヤモンドにおいて、「視知覚反射光の量」の概念を導入して、ダイヤモンドを観察する際に観察する人が知覚することのできる輝きの大きさを評価するために、視知覚反射光の量を大きくすることのできるカットデザインを発明し、それを特許出願(特願2002−253011 出願日平成14年8月30日)している。
【0004】
前記ラウンドブリリアントカットダイヤモンドの特許出願においては、まず物理的反射光量はダイヤモンドの半径を100等分したメッシュに切ってメッシュ毎の光量密度を求めた。ダイヤモンドは半径数mm程度なので、各メッシュは数百μmとなる。人が知覚することのできる大きさを勘案して30メッシュ以上の大きさをしたパターンのみについて、パターン毎に物理的反射光量10を単位として、その平方根を求めて、その値を全パターンについて和を求めて視知覚反射光の量とした。すなわち、
視知覚反射光の量=Σ{(30メッシュ以上のパターン毎についての物理的反射光量)/10}1/2である。
【0005】
ダイヤモンドをダイヤモンドのテーブル上から人が観察する場合、観察者の背後から入射する光線はその人に遮られてダイヤモンドに届かない。反対に大きな角度で入射する光線は反射光にはあまり有効ではない。そこで、ダイヤモンドのテーブルファセットに立てた垂線(テーブルファセット中心とキュレットを結ぶ中心線)に対して、20〜45°で入射する光を有効な光として扱って、その範囲の入射光による反射光の強さを「有効視知覚反射光の量」と呼び、その有効視知覚反射光の量を大きくすることのできるカットデザインについても前記特許出願では検討している。
【0006】
ダイヤモンドからの反射光を検討する際に、ダイヤモンドの周囲から均等な光が入射するとしたときは、前記有効視知覚反射光の量は有効であるが、平面をした天井から光が照射される場合には入射光の入射角度θのcosθを用いて光の強さを表すことも一般には行われている。
【0007】
四辺形ブリリアントカットは四辺形上部断面とそれに平行な四辺形下部断面との間にある角柱状ガードルと、そのガードルの上部にクラウンが、その下部にパビリオンが形成されている。正方形ガードルの四辺形ブリリアントカットが良く用いられているので、以下では正方形断面を持つものとして説明をする。
【0008】
図16に上面図、図17に側面図、図18に底面図で示すように、通常の四辺形ブリリアントカット400は、正方形断面を持った角柱状ガードル410の上部に正方角錐台状クラウン420とガードル410の下部に正方角錐形状パビリオン440とを持つ。これらの図で、ガードル下部の4頂点で形成された水平断面bb′bb′の中央に原点Oを持つ座標としてxyzそれぞれの軸を示している。テーブルファセット中央とキュレットRとを結ぶ中心線をz軸として、水平断面bb′bb′をxy面としている。正方角錐台状クラウン420はその表面に、テーブルファセット421と、4個のベーゼルファセット423と、4個のクラウンガードルファセット427と、4個の第二のベーゼルファセット429と、8個のスターファセット431とを持つ。テーブルファセット421はxy面に平行な平面上にある。テーブルファセット421は、正方角錐台状クラウン420の頂平面であって、正方形ガードル410の上部各頂点B、B′に対応して4頂点F、F′が設けられていて、4頂点のうち隣り合う各2頂点F、F′間を結ぶ直線の中央をテーブルの中心から外方に偏位させた位置にある4頂点Delと、ガードルの4頂点B、B′にそれぞれ対応した4頂点F、F′とで形成した八辺形をしている。各ベーゼルファセット423は、ガードル410の上部断面の各頂点B又はB′の1頂点と、テーブルファセット421の頂点のうちガードル410の前記1頂点B又はB′に対応している1頂点F又はF′とを対角頂点とする四辺形BCFDである。各クラウンガードルファセット427は、ガードル410の上部断面の各辺(例えば、BB′)と、その辺の両端点BとB′をそれぞれの頂点とする2個のベーゼルファセット423の辺のうち、ガードルの前記辺BB′に最も近い辺BCとB′C′とで形成される台形BB′C′Cである。第二のベーゼルファセット429は、各クラウンガードルファセット427の辺のうちガードルの辺BB′と平行に対向している辺CC′と、テーブルファセット421の頂点のうちそのガードルファセット427の辺BB′の中央と対向している頂点Delとで形成される三角形CC′Delである。スターファセット431は、テーブルファセット421の1辺FDelと、ベーゼルファセット423の1辺CFと、第二のベーゼルファセット429の1辺CDelとで囲まれた三角形CFDelである。
【0009】
正方角錐形状パビリオン440はその表面に4個のパビリオンメインファセット441と、4個のパビリオンガードルファセット443と、パビリオンメインファセット441とパビリオンガードルファセット443との間を分割する複数の面447、449,451とを持つ。各パビリオンメインファセット441は、ガードルの下部にある各頂点bと正方角錐形状パビリオン440の下部頂点(キュレット)Rとを対角頂点とする四辺形bLRL′をしている。正方角錐形状パビリオン440の下部頂点Rとテーブルファセット中心とを通る直線を「中心線」(z軸)と呼び、中心線を通り正方形ガードルの各辺の中央を分割する面を「中心分割面」(zx面あるいはyz面)と呼ぶ。各パビリオンメインファセット441はその両側にあるそれぞれの頂点LとL′を中心分割面上に持ち、隣り合うパビリオンメインファセット同士は、それらのパビリオンメインファセット間にある中心分割面上にある頂点Lと下部頂点Rとを結ぶ辺LRを共有する。各パビリオンガードルファセット443は、ガードルの下部断面の各辺bb′と、その辺と交差する中心分割面上の点Sとで形成された三角形bb′Sをしている。各パビリオンメインファセット441(bLRL′)と各パビリオンガードルファセット443(bb′S)とはガードルの1頂点を共有している。パビリオンメインファセット441の辺のうちガードル下部断面の頂点bを通る辺bLと、ガードルの同じ頂点bを通り同じ中心分割面上に端点を持つパビリオンガードルファセット443の辺bSとの間に、同じガードル頂点を通り同じ中心分割面上に端点を持つ分割線bM、bNを2本持ち、それによってそれら2個のファセット441、443間にそれら2個のファセット441、443の共有頂点を共有している三角形447、449,451を3面持つ。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
四辺形ブリリアントカットにおいて、反射光の視知覚反射光の量を大きくできるカットを検討した。四辺形ブリリアントカットでクラウンハイト、パビリオン深さ、ガードルの大きさを決めると、テーブルファセットやスターファセットの大きさが決まってしまい、最適なクラウン角を選んで視知覚反射光の量を大きくすることが出来ないことがわかった。クラウンハイトを変えるとテーブルファセットやスターファセットの大きさを変えることができるが、それは原石の大きさで決まってくる。視知覚反射光の量を大きくするためにテーブルファセットを小さくして、スターファセットを大きくすると必然的にクラウンハイトが大きくなり、ガードル上部断面の辺上にあるクラウンガードルファセットがガードルの上部あるいは下部の4頂点で形成された水平断面(xy面)となすクラウン角よりも、第二のベーゼルファセットがガードルの上部あるいは下部の4頂点で形成された水平断面(xy面)となす度が大きくなって、カットすることが出来なくなることが判明した。
【0011】
そこで、本発明の目的とするところは、視知覚反射光の量を大きくする上で最適な形状を持つことのできる面構成をした改良したダイヤモンドの四辺形ブリリアントカットを提供するものである。
【0012】
また、本発明の他の目的とするところは、上記面構成をしていて、視知覚反射光の量を大きくするのに最適なカットデザインを提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の改良した四辺形ブリリアントカットは、四辺形上部断面とそれに平行な四辺形下部断面との間にある角柱状ガードルと、そのガードル上部にあるクラウンと、その下部にあるパビリオンを有し、
前記クラウンは、前記ガードル上部断面と平行に、その頂平面を形成しているテーブルファセットと、4個の台形状のクラウンガードルファセットと、4個の三角形状の下部ベーゼルファセットと、4個の三角形状の上部ベーゼルファセットと、4個の三角形状の第二のベーゼルファセットと、8個の三角形状のスターファセットとを有し、
前記テーブルファセットは、前記ガードル上部断面の4頂点それぞれに対応している前記頂平面上の4点と、前記4点のうち隣接する各2点の中間点を前記ガードル下部断面中央に垂直に立てた直線(「中心線」という)から反対方向に偏位させた4点とを、8頂点とする八角形をしており、
前記4個のクラウンガードルファセットと前記4個の下部ベーゼルファセットは交互に前記ガードル上部断面の周囲に沿って並んでおり、
各クラウンガードルファセットは前記ガードル上部断面の各辺をその1辺としており、
各下部ベーゼルファセットは、前記ガードル上部断面の各頂点をその1頂点としているとともに、各下部ベーゼルファセットの両側にある2個のクラウンガードルファセットと前記1頂点を共有するとともに、下部ベーゼルファセットの辺のうちその頂点を通る2辺のそれぞれを前記2個のクラウンガードルファセットそれぞれと共有していて、各下部ベーゼルファセットは前記頂点の対辺を底辺として有し、その底辺の両端点のそれぞれは前記2個のクラウンガードルファセットそれぞれと共有している、
前記4個の三角形状の上部ベーゼルファセットと、前記4個の三角形状の第二のベーゼルファセットと、前記8個の三角形状のスターファセットとは、前記のクラウンガードルファセットと下部ベーゼルファセットとが並んでいる列と前記テーブルファセットとの間に設けられており、
前記上部ベーゼルファセットは、前記ガードル上部断面の各頂点に対応するテーブルファセットの頂点をその1頂点としており、その底辺は前記下部ベーゼルファセットの底辺である、
前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角を、前記上部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角よりも大としており、
前記パビリオンは、4個の四辺形状のパビリオンメインファセットと、複数個の三角形状のパビリオンガードルファセットを有し、
各パビリオンメインファセットは、前記中心線上にある下部頂点と、ガードル下部断面の各頂点とを対角頂点とし、前記中心線を通り、前記ガードル下部断面の隣接する2個の頂点の中央を通る平面(「中心分割面」という)上に、隣接するパビリオンメインファセットと共有する辺を持つ。
【0014】
前記改良した四辺形ブリリアントカットにおいて、
前記パビリオンは4個の三角形状のパビリオンガードルファセットを有し、
各パビリオンガードルファセットは、前記ガードル下部断面の1辺をその底辺として、その対頂点をその辺と交差する前記中心分割面上に有する、
パビリオンメインファセットとそれに隣接するパビリオンガードルファセットとは前記ガードル下部断面の1頂点を共有しており、
その頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺と、同じ頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンガードルファセットの辺との間に、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ隣り合う境界線が少なくとも1本あって、それら境界線によってその間を前記共有頂点を共有している少なくとも2個の三角形面に分割しているものとすることができる。パビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にある境界線は1〜4本とすることができて、パビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にある三角形面を2〜5面とすることができる。
【0015】
また前記改良した四辺形ブリリアントカットにおいて、
前記パビリオンは8個のパビリオンガードルファセットを有し、
各パビリオンガードルファセットは、前記ガードルの1側面とその側面に交差する前記中心分割面との交線上にある点と、前記ガードル下部断面の頂点のうち前記1側面上の1頂点と、前記中心分割面上にある他の点とを3頂点とする三角形であり、
各パビリオンガードルファセットは、前記ガードルの同じ側面上の他の1頂点を1頂点とする隣接するパビリオンガードルファセットと前記中心分割面上の辺を共有している、
前記各パビリオンガードルファセットと前記隣接するパビリオンガードルファセットとはそれらファセットの前記共有辺を突出するように互いのファセット間に角度を持っている、
パビリオンメインファセットとそれに隣接するパビリオンガードルファセットとは前記ガードル下部断面の1頂点を共有しており、
その頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺と、同じ頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンガードルファセットの辺との間に、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ隣り合う境界線が少なくとも1本あって、それら境界線によってその間を前記共有頂点を共有している少なくとも2個の三角形面に分割しているものとすることができる。パビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にある境界線は1〜4本とすることができて、パビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にある三角形面を2〜5面とすることができる。
【0016】
上記ダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットにおいて、前記ガードル下部断面の同じ頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にあって、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ境界線は1本であって、その境界線によってその間を前記共有頂点を共有している2個の三角形面に分割していることが好ましい。
【0017】
前記本発明のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットで、前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角が23〜26°、前記上部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角が前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角よりも小さく15〜25°、前記パビリオンメインファセットが前記ガードル上部断面となす角が38〜42°であることが好ましい。
【0018】
また、前記本発明のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットで、前記中心線をxy座標の原点(0,0)とし、前記ガードル下部断面の1頂点の座標を(2,2)としたときに、
前記ガードル下部断面の1頂点に最も近いテーブル頂点が座標で(1.0〜1.2,1.0〜1.2)であり、
前記パビリオンメインファセットとそれに隣接する前記パビリオンガードルファセットとの間にある境界線のうち中心線に近い3本が前記中心分割面と交わる点が前記テーブル頂点よりも原点に近く、
テーブルファセットの頂点のうち前記中心分割面上にあるもののx座標が1.3〜1.6であることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの一実施例を図1〜3に示している。図1は上面図、図2は側面図、図3は底面図である。これらの図で、ガードルの下部4頂点で形成された水平断面の中央に原点Oを持つ座標としてxyzそれぞれの軸を示している。テーブルファセット中央とキュレットRを結ぶ中心線をz軸として、ガードルの下部4頂点で形成された水平断面をxy面としている。改良した四辺形ブリリアントカット100においても、四辺形上部断面とそれに平行な四辺形下部断面との間にある四辺形角柱状ガードル110と、そのガードル110の上部に四辺形角錐台状クラウン部120と、ガードル110の下部に四辺形角錐形状パビリオン部140を持つ。以下の説明では、説明上の理由から四辺形ガードルの上部および下部断面が長方形好ましくは正方形であるとして説明する。
【0020】
正方角錐台状クラウン120はその表面に、テーブルファセット121と、4個のクラウンガードルファセット127と、4個の下部ベーゼルファセット124と、4個の上部ベーゼルファセット125、4個の第二のベーゼルファセット129と、8個のスターファセット131とを持つ。xy面に平行な平面上にあるテーブルファセット121は、正方角錐台状クラウン120の頂面であって、正方形ガードル110の上部各頂点B、B′に対応して4頂点F、F′が設けられていて、4頂点のうち隣り合う2頂点(例えば、FとF′)間を結ぶ直線の中間点をテーブルの中心から外方に(中心線と反対方向に)偏位させた位置にある4頂点Delと、ガードル110の4頂点B、B′にそれぞれ対応した4頂点F、F′とで形成した八辺形をしている。図16に示した通常の四辺形ブリリアントカット400では各ベーゼルファセット423は、ガードル上部断面の各頂点B又はB′の1頂点と、テーブルファセット421の頂点のうちガードルの前記1頂点B又はB′に対応している1頂点F又はF′とを対角頂点とする四辺形BCFDであったが、図1に示す本発明においては、対角線CDで折り曲げられていて、三角形BCDが下部ベーゼルファセット124、三角形FCDが上部ベーゼルファセット125となっている。各クラウンガードルファセット127は、ガードル110の上部断面の各辺(例えば、BB′)と、その辺の両端点BとB′をそれぞれの頂点とする2個の下部ベーゼルファセット124の辺のうち、ガードルの前記辺BB′に最も近い辺BCとB′C′とで形成される台形BB′C′Cである。4個のクラウンガードルファセット127と4個の下部ベーゼルファセット124はガードル上部断面の周辺に沿って交互に水平に並んで、1つの列を形成している。第二のベーゼルファセット129は、各クラウンガードルファセット127の辺のうちガードルの辺BB′と平行に対向している辺CC′と、テーブルファセット121の頂点のうちそのガードルファセットの辺の中央と対向している頂点Delとで形成される三角形CC′Delである。スターファセット131は、テーブルファセット121の1辺FDelと、上部ベーゼルファセット125の1辺CFと、第二のベーゼルファセット129の1辺CDelとで囲まれた三角形CFDelである。4個の上部ベーゼルファセット125と、4個の第二のベーゼルファセット129と、8個のスターファセット131は、テーブルファセットと下の列との間に水平に並んで1つの列を形成している。
【0021】
正方角錐形状パビリオン140はその表面に4個のパビリオンメインファセット141と、8個のパビリオンガードルファセット144,144’と、パビリオンメインファセット141とパビリオンガードルファセット144,144’との間を分割した複数の面147、149とを持つ。各パビリオンメインファセット141は、正方形ガードル110の下部断面の各頂点bと正方角錐形状パビリオンの下部頂点(キュレット)Rとを対角頂点とする四辺形bLRL′をしている。なお、下部頂点Rは中心線(z軸)上にある。各パビリオンメインファセット141はその両側にあるそれぞれの頂点L、L′を中心分割面、すなわちzx面あるいはyz面上に持ち、隣り合うパビリオンメインファセット同士は、それらのパビリオンメインファセット間にある中心分割面上にある頂点Lと下部頂点Rとを結ぶ辺LRを共有する。各パビリオンガードルファセット144,144′は、ガードル110の1側面とその側面に交差する中心分割面との交線上にある点gと、ガードル下部断面の1頂点b又はb′と、中心分割平面上の他の点Nとで形成された三角形gbN、gb′Nをしている。各パビリオンメインファセット141(bLRL′)とパビリオンガードルファセット144(gbN)とはガードル下部断面にある1頂点bを共有し、各パビリオンメインファセット141′とパビリオンガードルファセット144′(gb′N)とはガードルの下部にある1頂点b′を共有している。図18に示した四辺形ブリリアントカット400ではパビリオンガードルファセット443はガードル下部断面の辺bb′を1辺とする三角形Sbb′であったが、図3に示す四辺形ブリリアントカット100ではそのパビリオンガードルファセット144,144′は中心分割面上で共有している辺gNを突出させるように互いの間に少し角度を持った2個の三角形gbN、gb′Nとなっている。2個のパビリオンガードルファセット144と144′とはx軸と交わる点がx=2.2程度となるようになっている(B点の座標を(2,2)とした場合)。パビリオンメインファセット141の辺のうちガードル110の頂点bを通る辺bLと、ガードル110の同じ頂点bを通り同じ中心分割面(例えば、zx面)上に端点Nを持つパビリオンガードルファセット144、144′の辺bNとの間に、同じガードル頂点bを通り同じ中心分割面上に端点Mを持つ分割線bMを1本持ち、それによってそれら2個のファセット141、144間にそれら2個のファセット141、144の共有頂点を共有している三角形147と149を2面持つ。
【0022】
図1〜3に示す本発明による改良した四辺形ブリリアントカット100の以上の説明と、図16〜18の通常の四辺形ブリリアントカット400について先に行った説明とを比較して明らかなように、本発明による改良した四辺形ブリリアントカット100ではベーゼルファセットBCFDは対角線CDで折れ曲がっていて、下部ベーゼルファセット124と上部ベーゼルファセット125とに分かれている。ガードル110の頂点Bを通るx=yの面上で下部ベーゼルファセット124とガードルの上部あるいは下部の4頂点で形成された断面(xy面)とでなす角をBにおける「クラウン角」と呼ぶ。同じx=y面上で上部ベーゼルファセット125と前記断面とでなす角をBにおける「上部クラウン角」と呼ぶ。本発明による改良した四辺形ブリリアントカットでBにおけるクラウン角の好ましい範囲は23〜26°であり、Bにおける上部クラウン角の好ましい範囲は15〜25°でこのBにおける上部クラウン角はBにおけるクラウン角よりも小さくなっている。Bにおける上部クラウン角を小さくすることができるので、クラウンハイト(ガードル面からテーブルファセットまでの高さ)が同じであっても、テーブルファセット121の頂点Fを中心線(z軸)に近い位置に設けることができる。図1のように座標軸を設けたときに、テーブルファセット121の頂点Fのxy座標を(1.0〜1.2,1.0〜1.2)とすることができる。それに伴いスターファセット131や第二のベーゼルファセット129の面積を大きくすることができる。また、頂点Fをこのように中心線に近い位置に設けても、zx面上におけるクラウンガードルファセット127とxy面とのA点におけるクラウン角よりも第二のベーゼルファセット129とxy面との角度を小さくすることができるので、クラウンガードルファセット127と第二のベーゼルファセット129との交線を突出させることが出来て、カットが可能となる。
【0023】
四辺形ブリリアントカットしたダイヤモンドに、クラウンの各ファセットから入射して内部で反射されてクラウンにあるファセットから出てくる光を、z軸方向から観察すると、ベーゼルファセットと、第二のベーゼルファセットおよびF点付近のテーブルファセットから入射してベーゼルファセットおよびテーブルファセットの対角線周辺に出てくる光が最も多く、次にスターファセット、クラウンガードルファセット中央部である。ベーゼルファセットに出てくる光は強いが、面積が小さい。テーブルファセットは面積が大きく、パターンの大きさも揃っていて反射光強度は大きい。スターファセットと第二のベーゼルファセットの輝きは従来の四辺形ブリリアントカットでは極めて弱かったが、本発明による改良した四辺形ブリリアントカットではスターファセット、第二のベーゼルファセット、テーブルファセットの反射光パターンが視覚上好ましい大きさの揃ったものとなり、輝きも強くなった。また、スターファセット、第二のベーゼルファセットの面積も大きくなったので、反射光の輝きを大きくする上で極めて効果のあることである。
【0024】
本発明による改良した四辺形ブリリアントカット100をしたダイヤモンドの反射光パターンを図4に示し、比較のために通常の四辺形ブリリアントカット400をしたダイヤモンドの反射光パターンを図19に示している。これらの図は、図1,図16に示しているそれぞれのダイヤモンドのクラウン部で、x軸とy軸とに挟まれた第一象限を示したものである。太い実線で示しているのがファセット境界であり、パターン境界は細い線となっている。各パターンの有効視知覚反射光の量をパターンに記入した数字で示している。数字の前にマイナス(−)の付いているものは裏面から入射した光でクラウンにパターンを形成したものである。また微細なパターンについては境界のみを示している。
【0025】
図4と図19のパターンの比較から明らかなように、本発明の改良した四辺形ブリリアントカット100を施したダイヤモンドは通常の四辺形ブリリアントカット400よりも、スターファセット、第二のベーゼルファセット、テーブルファセットに視覚上大きさの揃った反射光パターンが観察されている。それに比して、通常の四辺形ブリリアントカット400では、スターファセット、第二のベーゼルファセットのパターンが細かく、また裏面光がパターンとして多く現れている。更に通常のものではテーブルファセットの周辺にも裏面光パターンが多く存在している。このように従来の四辺形ブリリアントカットでは裏面光パターンが多く現れているので、台座にダイヤモンドを取り付けたときに、更に輝きが小さくなるものであった。
【0026】
ここで使用した本発明の改良した四辺形ブリリアントカットと通常の四辺形ブリリアントカットの形状の主要値及び反射光の合計値を表1に纏めて示している。表1で、CBはBにおけるクラウン角(°)、UCBはBにおける上部クラウン角(°)、PBはBにおけるパビリオン角(°)、CAはAにおけるクラウン角(°)、FはF点の座標(x=yなので一方のみを示す)、DelxはDelにおけるx座標、CはC点のx座標、Lx,Mx,Nx,SxはそれぞれL点、M点、N点、S点のx座標である。20−45はz軸に対して20〜45°の角度で入射した光による有効視知覚反射光の量、0−90wは平面状の天井から一様に照射された場合で、z軸に対する入射角θについてcosθのウエイト付をした入射光による視知覚反射光の量であり、「平均」とはこれら2種類の視知覚反射光の量の算術平均である。表1から明らかなように、本発明の改良した四辺形ブリリアントカットダイヤモンドの輝きは通常の四辺形ブリリアントカットに比して極めて強くなっている。
【0027】
【表1】
Figure 2004148023
【0028】
本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの形状の主要値の好ましい値を説明する。B点におけるパビリオン角PB(°)を37から43まで変えたときの平均視知覚反射光の量は図5に示すように、パビリオン角PBが38から42°において450以上となっているので、パビリオン角PBの好ましい範囲は38から42°である。
【0029】
B点におけるクラウン角CB(°)は図6に示しているように23から26°で平均視知覚反射光の量が大きくなっている。図6はB点におけるパビリオン角PB41°でA点におけるクラウン角CA45°の四辺形ブリリアントカットをしたダイヤモンドと、B点におけるパビリオン角PB42°でA点におけるクラウン角CA43°の四辺形ブリリアントカットをしたもので、B点におけるクラウン角CBを22°から27°まで変えた場合の平均視知覚反射光の量を示している。クラウン角CB(°)を好ましい角23から26°とすることによって、平均視知覚反射光の量が多くなるとともに、反射光パターンが視覚上好ましい大きさの揃ったものとなる。また、B点におけるパビリオン角41°/B点におけるクラウン角25°の四辺形ブリリアントカットとそれぞれ39°/24°の四辺形ブリリアントカットについて上部クラウン角UCB(°)を10〜25°と変えたときの平均視知覚反射光の量は図7に示すように上部クラウン角UCBが15〜25°で430以上となっている。更に上部クラウン角UCBはクラウン角CBよりも小さくなければ加工が出来ないので、その条件も必要である。
【0030】
テーブルファセットのF点は、1.2より1.1,更に1のほうが反射が大きい。しかしFが1以下になるとA点のクラウン角CAよりも第二のベーゼルファセットのクラウン角が大きくなるので加工が出来なくなる。そこでFは1.0〜1.2でなければならない。A点のクラウン角CA(°)は44〜45°を中心とする43〜47°であまり影響がない。
【0031】
DelxはFよりも大きくなければ加工が出来ないが、スターファセット131と第二のベーゼルファセット129の大きさをほぼ同じにするためには、1.3〜1.6が好ましい。
【0032】
パビリオンにあるパビリオンメインファセット141,他のファセット147,149はテーブルファセット121やスターファセット131と第二のベーゼルファセット129へ出る光線を反射させるために、テーブルファセット121のほぼ下にあるのが良く、好ましくはLx、Mx、Nxの値がいずれもF値よりも小さいのがよい。
【0033】
本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第二実施例を図8〜10に示し、第三実施例を図12〜14に示す。いずれも図8と図12は上面図で、図9と図13は側面図で、図10と図14は底面図である。図1,図8及び図12を見比べて明らかなように、クラウンの構造はすべて同じである。図9と図10を図2,図3と比較して明らかなように、第二実施例の改良した四辺形ブリリアントカット200ではパビリオンメインファセット241の辺のうちガードル210の下部断面の頂点bを通る辺bLと、ガードル210の同じ頂点bを通りzx面上に端点Sをもつパビリオンガードルファセット244の辺bSとの間に、同じガードル頂点bを通りzx面上に端点M、Nを持つ面分割線bM、bNを2本持ち、それによってそれら2個のファセット241と244の間に3面247,249と251を持つ。
【0034】
図13と図14を、図9と図10と比較して明らかなように、図13と図14に示す第三実施例の改良した四辺形ブリリアントカット300ではパビリオンガードルファセット343がガードル310の辺bb′の中央aでは折れていないが、図9と図10に示す第二実施例の改良した四辺形ブリリアントカット200ではパビリオンガードルファセットがガードルの側面の中央gを通る辺gSで折れて2個の面244と244′に分かれている。これら第二実施例と第三実施例の反射光パターンをそれぞれ図11,図15に示す。また、これら形状の主要値及び視知覚反射光の量を表2に示す。表2に用いている符号は表1と同じものである。第一から第三実施例の視知覚反射光の量から明らかなように、パビリオンメインファセットとパビリオンガードルファセットとの間を分割する分割線を多くしてパビリオンのファセットを多くしても反射光の量が増えるわけでもない。少ない場合は加工工数から考えて、好ましいものである。しかし第一実施例や第二実施例のように、パビリオンガードルファセットを中央部で分割すると反射光パターンが揃ってくることが判る。
【0035】
【表2】
Figure 2004148023
【0036】
上の第一から第三実施例の説明においては正方形ガードルをした四辺形ブリリアントカットについて詳しく行ったが、正方形以外の四辺形例えば長方形であっても同様である。長方形で一方の辺が他の辺よりも相当長い場合には、長い方の辺のパビリオンにあるパビリオンメインファセットとパビリオンガードルファセットとの間を分割する線を短い側の辺にある数よりも多くすることができる。パビリオンメインファセットとパビリオンガードルファセットとの間に、長い辺側に5面の三角形面を持ち、短い辺側に3面の三角形面を持つこと、あるいは長い辺側に3〜4面、短い辺側に2〜3面を持つことも可能である。このような長方形ブリリアントカットにおいて、4個のパビリオンメインファセットがガードル水平断面となす角を同じとすることが好ましい。
【0037】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットでは、クラウン4頂点にあるベーゼルファセットをガードルの水平断面に平行な対角線で折り曲げて、下部ベーゼルファセットと上部ベーゼルファセットに分割している。そのためにクラウンにあるスターファセットと第二のベーゼルファセットの水平に対する角度を小さくして面積も大きくすることができた。そのために、スターファセット、第二のベーゼルファセットおよびテーブルファセットの反射光パターンが視覚上好ましい大きさの揃ったものとなり輝きも強くなった。スターファセットと第二のベーゼルファセットの面積を大きくしたことと相まって極めて反射光(視知覚反射光の量)の強いカットを得ることが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第一実施例を上面図で示すものである。
【図2】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第一実施例を側面図で示すものである。
【図3】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第一実施例を底面図で示すものである。
【図4】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第一実施例による反射光のパターンを示す図である。
【図5】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットで平均視知覚反射光の量とパビリオン角との関係を示すグラフである。
【図6】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットで平均視知覚反射光の量とクラウン角との関係を示すグラフである。
【図7】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットで平均視知覚反射光の量と上部クラウン角との関係を示すグラフである。
【図8】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第二の実施例を上面図で示すものである。
【図9】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第二の実施例を側面図で示すものである。
【図10】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第二の実施例を底面図で示すものである。
【図11】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第二の実施例による反射光のパターンを示す図である。
【図12】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第三実施例を上面図で示すものである。
【図13】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第三実施例を側面図で示すものである。
【図14】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第三実施例を底面図で示すものである。
【図15】本発明によるダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカットの第三実施例による反射光のパターンを示す図である。
【図16】従来の四辺形ブリリアントカットの一例を上面図で示すものである。
【図17】従来の四辺形ブリリアントカットの一例を側面図で示すものである。
【図18】従来の四辺形ブリリアントカットの一例を底面図で示すものである。
【図19】従来の四辺形ブリリアントカットの一例による反射光のパターンを示す図である。
【符号の説明】
100、200,300,400 四辺形ブリリアントカット
110、210,310,410 ガードル
120、420 クラウン
121、421 テーブルファセット
124 下部ベーゼルファセット
125 上部ベーゼルファセット
127、427 クラウンガードルファセット
129、429 第二のベーゼルファセット
131、431 スターファセット
140、440 パビリオン
141、141′、241、441 パビリオンメインファセット
144、144′、244,244′、343,443 パビリオンガードルファセット
147、149,247,249,251,447,449,451 (他の)ファセット
423 ベーゼルファセット

Claims (6)

  1. 四辺形上部断面とそれに平行な四辺形下部断面との間にある角柱状ガードルと、そのガードル上部にあるクラウンと、その下部にあるパビリオンを有し、
    前記クラウンは、前記ガードル上部断面と平行に、その頂平面を形成しているテーブルファセットと、4個の台形状のクラウンガードルファセットと、4個の三角形状の下部ベーゼルファセットと、4個の三角形状の上部ベーゼルファセットと、4個の三角形状の第二のベーゼルファセットと、8個の三角形状のスターファセットとを有し、
    前記テーブルファセットは、前記ガードル上部断面の4頂点それぞれに対応している前記頂平面上の4点と、前記4点のうち隣接する各2点の中間点を前記ガードル下部断面中央に垂直に立てた直線(「中心線」という)から反対方向に偏位させた4点とを、8頂点とする八角形をしており、
    前記4個のクラウンガードルファセットと前記4個の下部ベーゼルファセットは交互に前記ガードル上部断面の周囲に沿って並んでおり、
    各クラウンガードルファセットは前記ガードル上部断面の各辺をその1辺としており、
    各下部ベーゼルファセットは、前記ガードル上部断面の各頂点をその1頂点としているとともに、各下部ベーゼルファセットの両側にある2個のクラウンガードルファセットと前記1頂点を共有するとともに、下部ベーゼルファセットの辺のうちその頂点を通る2辺のそれぞれを前記2個のクラウンガードルファセットそれぞれと共有していて、各下部ベーゼルファセットは前記頂点の対辺を底辺として有し、その底辺の両端点のそれぞれは前記2個のクラウンガードルファセットそれぞれと共有している、
    前記4個の三角形状の上部ベーゼルファセットと、前記4個の三角形状の第二のベーゼルファセットと、前記8個の三角形状のスターファセットとは、前記のクラウンガードルファセットと下部ベーゼルファセットとが並んでいる列と前記テーブルファセットとの間に設けられており、
    前記上部ベーゼルファセットは、前記ガードル上部断面の各頂点に対応するテーブルファセットの頂点をその1頂点としており、その底辺は前記下部ベーゼルファセットの底辺である、
    前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角を、前記上部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角よりも大としており、
    前記パビリオンは、4個の四辺形状のパビリオンメインファセットと、複数個の三角形状のパビリオンガードルファセットを有し、
    各パビリオンメインファセットは、前記中心線上にある下部頂点と、ガードル下部断面の各頂点とを対角頂点とし、前記中心線を通り、前記ガードル下部断面の隣接する2個の頂点の中央を通る平面(「中心分割面」という)上に、隣接するパビリオンメインファセットと共有する辺を持つ
    ことを特徴とするダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
  2. 前記パビリオンは4個の三角形状のパビリオンガードルファセットを有し、
    各パビリオンガードルファセットは、前記ガードル下部断面の1辺をその底辺として、その対頂点をその辺と交差する前記中心分割面上に有する、
    パビリオンメインファセットとそれに隣接するパビリオンガードルファセットとは前記ガードル下部断面の1頂点を共有しており、
    その頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺と、同じ頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンガードルファセットの辺との間に、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ隣り合う境界線が少なくとも1本あって、それら境界線によってその間を前記共有頂点を共有している少なくとも2個の三角形面に分割している
    ことを特徴とする請求項1記載のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
  3. 前記パビリオンは8個のパビリオンガードルファセットを有し、
    各パビリオンガードルファセットは、前記ガードルの1側面とその側面に交差する前記中心分割面との交線上にある点と、前記ガードル下部断面の頂点のうち前記1側面上の1頂点と、前記中心分割面上にある他の点とを3頂点とする三角形であり、
    各パビリオンガードルファセットは、前記ガードルの同じ側面上の他の1頂点を1頂点とする隣接するパビリオンガードルファセットと前記中心分割面上の辺を共有している、
    前記各パビリオンガードルファセットと前記隣接するパビリオンガードルファセットとはそれらファセットの前記共有辺を突出するように互いのファセット間に角度を持っている、
    パビリオンメインファセットとそれに隣接するパビリオンガードルファセットとは前記ガードル下部断面の1頂点を共有しており、
    その頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺と、同じ頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンガードルファセットの辺との間に、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ隣り合う境界線が少なくとも1本あって、それら境界線によってその間を前記共有頂点を共有している少なくとも2個の三角形面に分割している
    ことを特徴とする請求項1記載のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
  4. 前記ガードル下部断面の同じ頂点を通り、同じ中心分割面上に他の端点を持つパビリオンメインファセットの辺とパビリオンガードルファセットの辺との間にあって、前記共有頂点を通り同じ中心分割面上に他の端点を持つ境界線は1本であって、その境界線によってその間を前記共有頂点を共有している2個の三角形面に分割している
    ことを特徴とする請求項2あるいは3記載のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
  5. 前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角が23〜26°、前記上部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角が前記下部ベーゼルファセットが前記ガードル上部断面となす角よりも小さく15〜25°、前記パビリオンメインファセットが前記ガードル上部断面となす角が38〜42°であることを特徴とする請求項1〜4記載のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
  6. 前記中心線をxy座標の原点(0,0)とし、前記ガードル下部断面の1頂点の座標を(2,2)としたときに、
    前記ガードル下部断面の1頂点に最も近いテーブル頂点が座標で(1.0〜1.2,1.0〜1.2)であり、
    前記パビリオンメインファセットとそれに隣接する前記パビリオンガードルファセットとの間にある境界線のうち中心線に近い3本が前記中心分割面と交わる点が前記テーブル頂点よりも原点に近く、
    テーブルファセットの頂点のうち前記中心分割面上にあるもののx座標が1.3〜1.6であることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載のダイヤモンドの改良した四辺形ブリリアントカット。
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