JP2004147814A - ゴルフ遊技システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者が打ったゴルフボールがターゲットに到達すると抽選により遊技ポイントを得られるようにしたゴルフ遊技場に使用するゴルフ遊技システムにおいて、遊技者に再度来場する意欲を掻き立てるような特典を設定することができるゴルフ遊技システムを提供する。
【解決手段】遊技者の識別情報を可搬記録媒体に記録した遊技者証2を利用するもので、遊技者情報を記録する遊技者情報記録装置1と、遊技者の持参する遊技者証から識別情報を読み取るカード読取装置21と、遊技者の本人認証情報3を読み取る認証読取装置31と、この本人認証情報を遊技者情報記録装置1に記録された遊技者の登録本人認証情報と照合する遊技者情報照合手段32とを有して、遊技者の本人認証をした上で、遊技履歴情報に基づいて遊技者に遊技中の抽選における当選確率を有利に調整する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフ練習場あるいはゴルフ遊技場において遊技者の遊技履歴を管理するゴルフ遊技システムに関し、特に抽選により遊技ポイントを提供するようにして遊技的要素を取り入れたゴルフ遊技場において、より一層遊技意欲を増進させるようにしたゴルフ遊技システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ゴルフ練習場では練習者は、実際に打ったゴルフボールの球筋を観察しスイングや打ち方を矯正しながら繰り返し練習する。また、グランド内に適当なターゲットを設定してこれを狙ってボールを打って練習したりする。しかし、長い時間練習していると飽きてくる。そこで、多少遊技的要素を加えることにより興味を持続させて、練習の効果を高めるようにしたゴルフ遊技場が開発されている。
【0003】
たとえば、特許文献1に開示された練習装置は、ゴルフボールが目標の位置に到達すると抽選を行い、抽選結果に基づいて賞品を進呈するもので、練習者に目標位置に飛ばそうとする意欲を掻き立てさせて楽しみながら練習できるようにしたものである。特に、遠い目標、近い目標、難しい目標、易しい目標のいずれも抽選によりそれなりの確率で賞品を受けることができるため、熟練者と初心者を問わず楽しむことができる。また、本願出願人は、既に特願2002−222631や特願2002−222631により、ゴルフボールに無線タグを仕込むことにより固有の識別情報を利用して遊技者を正確に識別できるようにし、さらにボールがターゲットに入ったときでなくボールを打ったときにポイントの抽選をすることにより、上手下手に関係なく必ず抽選の楽しみを受けられるようにしたゴルフ遊技システムを提供している。このようなゴルフ遊技システムでは、遊技者は、ボールを打てば必ず抽選を楽しむことができ、飽きることなくゴルフ技術の練習をすることができる。
【0004】
しかし、上記開示したゴルフ遊技システムでは、遊技者は何度来場しても初回に来場したときと同じ待遇を受けるため、遊技自体に面白味を感じない場合や同じ遊技に飽きたときにはゴルフ遊技場に運ぶ足が止まりがちになり、開業から時間が経つにつれて来場者が減少することが心配される。こうした事態を予防するため、来場の動機付けをする方途として、来場回数を重ねると有利になり遊技者が次の来場を楽しみにするような特典を与えるシステムを開発する要請がある。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−246035号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、遊技者が打ったゴルフボールがターゲットに到達すると抽選により遊技ポイントを得られるようにしたゴルフ遊技場に使用するゴルフ遊技システムにおいて、遊技者に再度来場する意欲を掻き立てるような特典を設定することができるゴルフ遊技システムを提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明のゴルフ遊技システムは、遊技者がゴルフボールを打つ打席と、1個以上のターゲットが存在するフィールドからなり、打ったゴルフボールとターゲットの距離に基づいて与えられる得点を争って遊技するゴルフ遊技システムであって、遊技者の遊技者情報を記録する遊技者情報記録装置と、遊技者の提供する遊技者情報を読み取る遊技者情報読取装置と、遊技者情報読取装置によって読み取った遊技者の遊技者情報を遊技者情報記録装置に記録された遊技者情報と照合する遊技者情報照合手段とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明のゴルフ遊技システムによれば、遊技者の提供する遊技者情報を予め記録された遊技者情報を照合することにより、本人確認をすることができるので、たとえば来場した遊技者の過去の遊技状態にしたがって、遊技において獲得できる得点を調整することができる。本発明のシステムにより、来場回数を重ねるごとにより有利に遊技できたり、負けたときには次回に挽回の確率が高くなるというような操作ができるなどの特典を与えるため、リピータが増えて来場者数を確保し、遊技場経営をより安定化することができる。
【0009】
遊技者情報は、遊技者毎に異なる記号列で構成された遊技者識別番号と、遊技者個人に特有な情報である遊技者本人認証情報と、遊技者の過去の遊技に関する情報である遊技履歴情報を含むものであることが好ましい。遊技者証を持参した遊技者が正当な遊技者であることを確認しないと、本来他人が享受すべき特典を不当に利用する者が出てくるが、遊技者証を識別情報で認識した上で、本人認証情報を利用して、持参した遊技者の固有の情報により本人認証をすれば、不正な使用を防止することができる。
【0010】
遊技者本人認証情報は、暗証番号、動的署名、指紋、声紋、掌紋、虹彩、DNA情報、掌の静脈パターンなど、色々なものが開発されているが、いずれを用いてもよい。特に慎重に本人認証をするときには、これらを2個以上用いてることができる。なお、遊技者本人認証情報と遊技履歴情報は遊技者証に記録せず、システムが備える記憶装置に記録しておいて利用してもよい。大きな記憶容量を必要とするこれら情報をシステムの装置側に収納することにより、遊技者証には僅かな記憶容量があれば足りるので磁気カードなど各種の情報記録媒体が利用できるようになる。さらに、遊技者情報照合手段によって照合された結果を表示する照合結果表示手段を備えてもよい。照合結果が直ちに表示されれば、ゴルフ遊技場の係員が不正使用を直ちに見破って適切に処理することができるからである。
【0011】
遊技履歴情報として、来場回数、通算した遊技時間、入賞したにもかかわらず抽選に外れた回数、獲得した遊技ポイント数などの情報を記録しておく。これらの情報があれば、遊技者の嫌気を防ぎ遊技意欲を掻き立てる方策を考案して実行することができる。遊技者に与える特典は、当日のプレイ内容に係るものが、再度来場させるために好ましい。打ったゴルフボールとターゲットの距離に基づいて与えられる得点を予め決められた確率に従い抽選によって決定するようにしたゴルフ遊技場では、この確率を遊技履歴情報に応じて調整するようにしてもよい。たとえば来場回数10回ごとに遊技ポイントの当選確率や獲得点数水準を高めたり、過去に負けが混んでいる場合に当選確率を上げてやる、通算遊技時間が100時間となったら確率を特別制御するなど、抽選確率の制御を行う方法を用いて容易に再来場の動機付けを画策することができる。
【0012】
また、本発明のゴルフ遊技システムは、遊技者の識別情報を可搬記録媒体に記憶させた遊技者証を利用するものであって、遊技者の遊技者情報を記録する遊技者情報記録装置と、遊技者の持参する遊技者証から遊技者情報を読み取る遊技者情報読取装置と、遊技者情報読取装置によって遊技者の持参した遊技者証から読み取った遊技者情報を遊技者情報記録装置に記録された遊技者情報と照合する遊技者情報照合手段とを有するものであってもよい。
【0013】
本発明のゴルフ遊技システムによれば、遊技者の情報を記録する遊技者証を利用して来場した遊技者の過去の遊技状態を確認し、これに基づいて特典を与えることにより、繰り返し来場する動機付けをすることができる。本発明のシステムにより、来場回数を重ねたり負けが混んだときには特典を与えることができるため、リピータが増えて来場者数を確保して安定経営をすることができる。なお、遊技者証は、ICカード、磁気カード、フレキシブルディスク、メモリカード、その他の書換可能な可搬の情報記録媒体で形成される。なお、遊技者証は必ずしもカードなど薄い板の形状を有する必要はなく、塊状のものや、他の道具の中に仕込んだものなどであってもよい。
【0014】
本発明のゴルフ遊技システムによれば、遊技者を本人認証により確認して過去の遊技歴に応じた特典を提供することができるので、遊技者の再来場を促し固定客化して、ゴルフ遊技場の安定経営を達成することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について図面を用い実施例に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の1実施例に係るゴルフ遊技システムの構成を示すブロック図、図2は本実施例における制御の流れを示すフロー図、図3は本実施例における遊技の進行状況を説明するフロー図である。
【0016】
本実施例のゴルフ遊技システムは、1個または複数の打席とその前面に広がり複数のターゲットを設置したグランドを持ったゴルフ遊技場に適用する。このようなゴルフ遊技場では、遊技者はゴルフボールをターゲットに向けて打ち出し、ゴルフボールがターゲットに十分近い位置に停止すれば抽選によって遊技ポイントを受けることができる。遊技ポイントは、ボールポイントとターゲットポイントを用いて、たとえば両者を掛け合わせた値を遊技ポイントとするなど、適宜の演算により決められる。遊技ポイントは累積させて、積算値に基づいて適宜景品を提供する。景品はプレイできるボール数の加算などであってもよい。
【0017】
ボールポイントは、遊技者がゴルフボールを打ったときに抽選により決定される。たとえば0点から10点まで候補を持つとして、どの点に当選するかを予め決められた当選確率にしたがって乱数で決定するようにしてもよい。0点から10点までの当選確率のセットを遊技者に有利な水準から不利な水準まで複数準備しておいて、毎日の営業開始前や遊技者のプレイ前に甘辛のレベルを設定するようにしてもよい。
【0018】
また、ターゲットポイントは、ゴルフボールが所定のターゲットに到達したときに有効になるポイントで、複数あるターゲット毎に決められ、ボールポイントと同様ゴルフボールが打ち出されたときに抽選される。ターゲットポイントは0点と1点のいずれかを選択するようにしてもよいし、たとえば0点から10点の間で選択するようにしてもよい。ここでも、当選確率のセットを幾つか準備しておいて、営業開始前などに選択して適用するようにすることができる。当選確率を適宜選択することにより、ある時は簡単に遊技ポイントを獲得できるようにして遊技者の遊び心を刺激し、ある時は余り遊技ポイントを与えないようにして景品の提供を抑制するなどの調節を行うことができる。
【0019】
本実施例のゴルフ遊技システムは、さらに、遊技者の遊技履歴を参照して、来場回数、通算プレイ時間、過去の成績などが特定の条件を満たすときには、ポイントの当選確率を上げるなどの特典を与えることが容易にできるようにしたものである。来場回数や通算プレイ時間が多い遊技者に対しては当選確率を1段階上げて抽選を行うようにすると、遊技者の再来場を促しリピータとなってゴルフ遊技場の経営を安定化してくれる。また、連続して遊技ポイントを獲得できなかった遊技者には特段の確率上昇を図り得点させるようにすれば、遊技を止めようとした遊技者を勇気付けてさらに遊技を継続するようになるであろう。
【0020】
遊技者の過去の遊技歴を参照できるようにするため、本実施例のゴルフ遊技システムは、図1に示すように、遊技者個人の遊技情報を記録する遊技者情報記録装置1を備え、遊技者に会員カード2として支給した遊技者証と遊技者の本人認証情報3を利用して運営する。遊技者情報記録装置1は、パソコンなどで構成されゴルフ遊技システムを管理するシステム管理装置5の一部として形成され、遊技者が入会したときに給付したIDなどの識別番号を格納した識別番号ファイル11と、入会時に採取した本人認証情報を格納した認証情報ファイル12と、過去の遊技結果に係る遊技履歴情報が格納された遊技履歴ファイル13が収納されている。認証情報ファイル12の本人認証情報と遊技履歴ファイル13の遊技履歴情報は、識別番号により検索できるように関連づけられている。
【0021】
会員カード2は、ICカード、磁気カード、フレキシブルディスク、メモリカードなどの書換可能な可搬の情報記録媒体で形成される。会員カード1には、カードの所有者である遊技者のID番号など、識別番号が記録されている。ICカードなどの比較的記憶容量が大きい媒体を使用するときは、さらに本人認証情報や遊技履歴情報を格納しておくこともできる。会員カード2に格納された識別番号などの情報は、カード読取器21を介してシステム管理装置5に取り込まれる。
【0022】
本人認証情報3は、会員カード2を提示する遊技者が正当な所有者であることを確認するために使用するものである。本実施例において利用できる本人認証情報3には、たとえば暗証番号、また、指紋、声紋、虹彩、掌紋、唇紋、輪郭的画像、動的署名、DNA情報、掌の静脈パターン等、生物学的特徴を表す種々のもの、などが開発されている。たとえば、掌の静脈パターンは、胎内で確定した後は、大きさが変化する以外は一生変化せず、しかも個人毎にパターンが異なり双子でも区別ができるという特徴を有することが分かっている。そこで、近赤外線を掌に照射すると静脈だけが黒く写ることを利用して取得した画像から、静脈パターンを抽出し、予め登録したパターンと照合することにより本人認証とすることができる。これらの本人認証情報は、それぞれ専用の読取装置とパターン処理装置を用いて、予め記録しておいた本人の同じ情報と照合することにより本人認証に利用することができる。たとえば、掌の静脈パターンである本人認証情報3は静脈パターン取り込み装置である認証取込装置31を介してシステム管理装置5に取り込まれる。
【0023】
システム管理装置5はさらに、認証照合装置32と、遊技履歴判定装置41、抽選確率制御装置42、ポイント抽選装置43とを備え、また、認証結果表示装置33を付属している。認証照合装置32は、遊技者が入力した本人認証情報と認証情報ファイル12にID番号に対応する会員として登録されたて本人認証情報を比較して同一性を調べて、遊技者が登録会員と同一人物であるか否かを判定する。認証照合装置32の判定結果は認証結果表示装置33に表示される。遊技履歴判定装置41は、認証の結果、本人と確認されたときに、その遊技履歴を遊技履歴ファイル13から読み出して、過去の遊技結果が特典を与えるべき特定の条件に当てはまるか否かを判定する。特典を与える場合は、抽選確率制御装置42を操作して当選確率を遊技者に有利な状態に変化させてから、ポイント抽選装置43によりボールポイントとターゲットポイントの抽選を行う。
【0024】
図2には、遊技者がゴルフ遊技場に来場してから退場するまでのゴルフ遊技システムの動作を説明するフローの例を表してある。遊技者が来場すると(S1)、係員が新規の来場者か否かを確認する(S2)。新規の来場者であるならば、その来場者に加入の意思を確認し固有のID番号を設定して、その番号を書き込んだ会員カード2を給付し(S3)、同時に、遊技者情報記録装置1の中にそのID番号に対応する情報ファイル11,12,13を開設する。そして、指紋、声紋、暗証番号、掌の静脈パターンなど、予め決められた本人認証情報を認証取込装置31を介して取得し、新たに開いたID番号用の認証情報ファイル12に格納する(S4)。この情報が登録された本人認証情報になる。登録本人認証情報は全部あるいは一部を会員カード2に記録しておいて、本人認証の際に会員カード2から認証情報を読み出して照合するようにしてもよい。
【0025】
来場者が既に登録した会員であるときは、会員カード2を提示させてカード読込器21にかけ、ID番号を読み取り(S5)、これに対応する認証情報ファイル12から登録本人認証情報を読み出す。来場者は、認証取込装置31を介して、決められた登録したときと同じ種類の本人認証情報を入力する(S6)。この遊技者本人認証情報は、認証照合装置32において、認証取込装置31を介して取り込まれた本人認証情報と比較され、来場者が登録した会員であることを確認する(S7)。比較の結果は、認証結果表示装置33に表示される。比較した両者が同一性を有しないときは、再度、会員カード2をカード読込器21にかけ直して確認する。何度かけ直しても不合格の場合は、会員カード2の所持者が真正な所有者でない可能性があるので、所持者に会員カードの入手事情や不正の意思などを確認するなどして、不正が行われないように対処する。認証すると直ちに結果を知ることができるので、所持者が紛れず適切な対処を取りやすい利点がある。
【0026】
上記の検査工程を通って真正の会員カードを使用していることが確認できた場合は、対応する遊技履歴ファイル13から遊技履歴情報を読み出して、遊技履歴判定装置41によりその遊技者の遊技履歴が所定の条件を満たすか否かを判定し、条件に従って特典を供与する(S8)。特典には、来場回数、通算遊技時間、連敗回数、入賞したにもかかわらず無得点であった回数、などを条件とした特別待遇がある。たとえば、10回来場するたびにポイント抽選における当選確率を引き上げる特別制御を行うことができる。同様に、遊技時間が100時間の整数倍に達する毎に、あるいは、連続した5回の来場全てで収支がマイナスになっていたときに、また、ゴルフボールがターゲットに到達したにもかかわらず得点がない状態が連続して10回発生したときなどに、当選確率を引き上げる特別制御を行うことができる。このような特典を設けることにより、来場回数を積み増ししたり遊技時間を蓄積することが利益を呼ぶと認識させて、再来場を促し、リピータ化して安定した来場者数を確保する効果が期待される。また、プレイによる損失が適当に補充を受けることを知った遊技者が常連になって、会員が増加することが期待できる。なお、入会した初回に、ボーナスとして当選確率を遊技者に有利にするようにすることも、来場者の定着に効果が期待できる。
【0027】
以上の準備を経て、遊技者が決められた打席に立ってゴルフ遊技をする(S9)。ゴルフ遊技におけるゴルフ遊技システムの作動の詳細は、図3に説明されている。遊技者が打撃位置の前に立つと、自動ボール供給装置がゴルフボールを打撃位置に据える(S21)。ゴルフボールには、無線により外部に識別情報を通知できる無線タグが埋め込まれていて、内蔵のメモリからデータを読み出したり外部からデータを書き込むことができるようになっている。したがって、ゴルフボールに埋め込んだ無線タグに識別情報を記録し、打撃位置とターゲット位置で検出するようにすれば、識別情報から、ゴルフボール自体の識別あるいはそのゴルフボールを打ち出した遊技者の特定をすることができる。
【0028】
打撃位置に据えられたゴルフボールの識別情報を識別情報受信器が読み取り、ゴルフボール自体と遊技者を関連づける(S22)。打撃検出器が打撃位置のボールを監視していて、遊技者がボールを打つと、ボールが無くなったことを検出して打撃を検知する(S23)。打撃を検知すると、新しいゴルフボールを打撃位置に据えて次の打撃に備える(S21)。
【0029】
一方、システム管理装置5は、打撃検出をトリガーとして、ポイントの抽選を行う。抽選をするときは、初めに確率表抽選表を用いてボール当選確率テーブルとターゲット当選確率テーブルを抽選する。このとき、遊技者が享受すべき特典の有無を確認して、特典があればこれを考慮する(S24)。
【0030】
ボール当選確率やターゲット当選確率は、ゴルフ遊技場の経営者の意向に従って、遊技者が遊技ポイントを取りやすく設定したり取りにくく設定したりすることができることが好ましい。ゴルフ遊技はボールポイントとターゲットポイントの組み合わせで遊技ポイントが決まるため、両者の当選確率テーブルの組み合わせを作成した上、難易の程度にしたがってたとえば6段階などに分けて分類して、これを確率表抽選表として表してある。ゴルフ遊技場の経営者は、時に応じて難易レベルを指定するが、各段階には複数の組み合わせが属しているので、乱数を発生して抽選によりその一つを決定する。
【0031】
遊技者の遊技履歴情報に基づいて、遊技者が特定の優遇措置を受けられる条件を満たすときには、その条件に応じて、たとえば難易レベルを1段階遊技者に有利な方向にシフトしてボール当選確率テーブルとターゲット当選確率テーブルの抽選を行うことができる。特典を受けたときは、高位のボールポイントを得やすく、また0でないターゲットポイントに当選しやすくなる。ただし、打ったゴルフボールが当選したターゲットに到達しない限り遊技ポイントにならないことは変わらない。
【0032】
次に、当選した確率テーブルを使って、ボールポイントを抽選し(S25)、ターゲットごとのターゲットポイントを抽選により決める(S26)。ゴルフボールを打った後には、ターゲットに到達するまでの適当な時間、あるいは予め決めたたとえば10秒などの時間、遊技者に期待を持たせる演出を行う(S27)。なお、抽選結果は直ちに出るが、遊技者の興のため、所定の時間は結果を報知せず、抽選経過状態として表示装置に適当な動画を表示することが好ましい。適当な時間が経過した後に、当選したターゲットをそれぞれのターゲットポイントと共に確定表示する(S28)。なお、直ぐに当選ターゲットを報知してもよい。この場合は、早くから当選ターゲットを知ることができるので、ボールが飛んでいく方向を見て入賞の可能性を判断することができる。打球がターゲットに到達すると、ボール検出器がこれを検知してシステム管理装置5に報知する(S29)。システム管理装置5は、打球が到達したターゲットを認識して、ターゲットポイントをメモリから読み出す。
【0033】
また、ターゲットに入ったゴルフボールについては、識別情報受信器が無線タグから識別情報を読み取り、システム管理装置5に報知する(S30)。システム管理装置5は、受信した識別情報に基づいて、どの打席から打ち出されたゴルフボールであるかを判定し、ボールポイントをメモリから読み出しターゲットポイントと統合して遊技ポイントを算出する(S31)。獲得された遊技ポイントは、モニター表示装置などを通じて遊技者に報知される(S32)。遊技ポイントは、ゴルフ遊技システムで遊技できるボールの数に換算して、賞品とすることもできる(S33)。
【0034】
このようにしてゴルフ遊技が終了すると、遊技中のイベントをまとめて、来場回数、通算遊技時間、連敗回数、入賞して外れた回数、獲得した遊技ポイントなどの結果を集計し、遊技履歴ファイル13中の遊技履歴情報を更新して(S10)、同じ遊技者が次回に来場したときに直ちに引き出すことができるようにしておく。この間に遊技を終了した遊技者は打席から降りて、次の遊技者に打席を譲る(S11)。
【0035】
なお、上記実施例では、10回、100時間などの具体的な数値を処々に使っているが、これらの数値は簡明な説明を目的として例示したものに過ぎず、ゴルフ遊技場の運営上適切な値を任意に選択できることはいうまでもない。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のゴルフ遊技システムによって、ゴルフ遊技場に来場する動機を遊技者に与える方策を容易に策定することができるようになり、ゴルフ遊技場の経営の安定化に資することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係るゴルフ遊技システムの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例における制御の流れを示すフロー図である。
【図3】本実施例における遊技の進行状況を説明するフロー図である。
【符号の説明】
1 遊技者情報記録装置
11 識別番号ファイル
12 認証情報ファイル
13 遊技履歴ファイル
2 会員カード
21 カード読取器
3 本人認証情報
31 認証取込装置
32 認証照合装置
33 認証結果表示装置
41 遊技履歴判定装置
42 抽選確率制御装置
43 ポイント抽選装置
5 システム管理装置

Claims (6)

  1. 遊技者がゴルフボールを打つ打席と1個以上のターゲットとを備えて、打ち出されたゴルフボールとターゲットとの距離に基づいて抽選により与えられる得点を争って遊技するゴルフ遊技システムにおいて、
    遊技者の遊技者情報を記録する遊技者情報記録装置と、
    前記遊技者の提供する遊技者情報を読み取る遊技者情報読取装置と、
    該遊技者情報読取装置によって読み取った前記遊技者情報を、前記遊技者情報記録装置に記録された該遊技者の遊技者情報と照合して、照合の結果を出力する遊技者情報照合手段と、
    を有することを特徴とするゴルフ遊技システム。
  2. 前記遊技者情報が、
    遊技者の識別情報として遊技者毎に異なる記号列で構成された遊技者識別番号と、
    該遊技者個人に固有の情報である遊技者本人認証情報と、
    該遊技者の過去の遊技に関する情報である遊技履歴情報の、
    いずれか1以上を含むことを特徴とする請求項1記載のゴルフ遊技システム。
  3. 前記遊技者本人認証情報は、
    暗証番号、動的署名、指紋、声紋、掌紋、虹彩、DNA情報、掌の静脈パターンの内の少なくとも1個を用いたものであることを特徴とする請求項2記載のゴルフ遊技システム。
  4. さらに、前記遊技者情報照合手段によって照合された結果を表示する照合結果表示手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のゴルフ遊技システム。
  5. さらに、前記得点が予め決められた確率に従って抽選によって決定されるもので、該確率が前記遊技履歴情報に応じて調整されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のゴルフ遊技システム。
  6. 前記遊技者情報読取装置は、
    前記遊技者の提供する遊技者証から該遊技者証に記録された遊技者識別情報を読み取る遊技者証読取装置と、
    前記遊技者の提供する本人認証情報を読み取る本人認証読取装置と、
    を備え、
    前記遊技者情報照合手段が、該本人認証読取装置によって読み取った前記遊技者の本人認証情報を、前記遊技者情報記録装置に記録された該遊技者の本人認証情報と照合することを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のゴルフ遊技システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019150340A (ja) * 2018-03-05 2019-09-12 株式会社セガゲームス トラッキングシステム及びトラッキングプログラム

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