JP2004147152A - 音響センサー及び音響センサーの製造方法 - Google Patents

音響センサー及び音響センサーの製造方法 Download PDF

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Hiromichi Inanaga
稲永 浩道
Hisaaki Tominaga
冨永 久昭
Katsuji Sasaki
佐々木 勝司
Yohei Hashizume
橋爪 洋平
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】コンデンサを形成する振動板と背面電極板とが合わせずれ、接着度の問題が生じないようにする。
【解決手段】本発明の音響センサーは信号を取出す半導体素子が形成された半導体ウェファよりなる振動板1と、振動板1の表面に蒸着法により形成された絶縁膜14の周囲を残し中央部をエチングして形成したスペーサ8と、振動板1の絶縁膜を除去した中央部及びスペーサ上に設けたレジスト16に蒸着により設けたメタル17をエッチングして形成した背面電極板9とよりなる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はマイクロホン等に用いられる圧力変動を電気的信号に変換する音響センサー及び音響センサーの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話等には、小型化が容易なエレクトレット コンデンサーマイクロホンが多く用いられている。エレクトレット コンデンサマイクロホンに用いられる音響センサーは小型化で且つ、軽量であると共に量産に適していることが求められる。
【0003】
このエレクトレット コンデンサマイクロホンに用いられる音響センサーはシリコン半導体ウェファよりなる振動板と支持部を挟んで設けられた対向電極となす背面板とでコンデンサーを形成する。そしてFETのゲート電極に接続された振動板が振動するとコンデンサーの容量値が変化することになるので、FETのドレインからコンデンサーの容量値の変化に応じた電気信号が取出される。(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
図1は前述した音響センサーの平面図、図2は同じく音響センサーの断面図である。
【0005】
振動板1はシリコン半導体ウェファで形成されている。振動板1にはインピーダンス変換用のFET2とアンプ回路やノイズキャンセル回路等が通常のプロセスによって集積化されている。FET2のゲートは振動板1に接続されゲート電極としている。又FET2のソース電極は振動板1に設けたソースパッド3にリード線4で接続されている。
【0006】
さらにFET2のドレイン電極はドレインパッド5にリード線6で接続されている。ソースパッド3はアースされ、ドレインパッド5からは電気信号が取出される。
【0007】
振動板1にはスペーサ8を挟んで空気口10、10を有する背面電極板9が設けられている。振動板1と背面電極板9でもってコンデンサーを構成しており、外からの音が入ると振動板1が振動する。振動板1が振動すると、振動板1と背面電極板9とで形成するコンデンサーの容量値が変化する。
【0008】
振動板1はFET2のゲート電極に接続され、背面電極板9はソースパッド3に接続されている。従って振動板1が振動するとFET2のゲート電極とソース電極間に接続されたコンデンサーの容量値が変化することになるので、FET2のドレインからコンデンサーの容量値の変化に応じた電気信号が取出される。
【0009】
【特許文献1】
特開2002−27595号公報(第4−5頁、第1図)
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図5に示すように、従来のマイクロホン等に用いられる音響センサーは振動板1と背面電極板9をスペーサ8を挟んで張り合わせに作成していたため、振動板1と背面電極板9との合わせずれあるいは接着度に問題が生じた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明はコンデンサーを形成する振動板と背面電極板とが合わせずれ、接着度の問題が生じないようにすることで、
信号を取出す半導体素子が形成された半導体ウェファでよりなる振動板と、前記振動板の表面に蒸着法により形成された絶縁膜の周囲を残し中央部をエチングして形成したスペーサと、前記振動板の絶縁膜を除去した中央部及びスペーサ上に設けたレジストに蒸着により設けたメタルをエッチングして形成した背面電極板とよりなる音響センサーを提供する。
【0012】
本発明は前記振動板に蒸着とエッチングで形成したスペーサ及び背面電極板はエレクレット コンデンサーマイクロホンに利用する音響センサーを提供する。
【0013】
本発明は信号を取出す半導体素子が形成された半導体ウェファよりなる振動板に絶縁膜を蒸着し、前記絶縁膜の中央部をエッチングし、周囲にスペーサを形成し、前記振動板の絶縁膜がエッチングされた中央部及び絶縁膜をエッチングし形成されたスペーサにレジストを塗布し、前記レジスト及びスペーサにメタルを蒸着し、且つ該メタルをエッチングし空気口を設け背面電極板を形成し、前記レジストを除去し、振動板と背面電極板間に空間部を設けコンデンサーを形成した音響センサーの製造方法を提供する。
【0014】
本発明は前記スペーサを形成する絶縁膜及びレジストの厚さを調整し、振動板と背面電極間の間隔を決める音響センサー及び音響スペーサの製造方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の半導体装置を図1〜4図に従って説明する。
【0016】
図1は本発明の音響センサーの平面図、図2は同じく本発明の音響センサーの断面図である。
【0017】
振動板1はシリコン半導体ウェファで形成されおり、肉厚の周辺部1Aと肉薄の中央部1Bよりなる。振動板1の表面にはインピーダンス変換用のFET2とアンプ回路やノイズキャンセル回路等が通常のプロセスによって集積化されている。FET2のゲートは振動板1に接続されてゲート電極となしている。又FET2のソース電極は振動板1に設けたソースパッド3にリード線4で接続されている。
【0018】
さらにFET2のドレイン電極はドレインパッド5にリード線6で接続されている。ソースパッド3はアースされ、ドレインパッド5からは電気信号が取出される
振動板1にはスペーサ8を挟んで空気口10、10を有する背面電極板9が設けられている。背面電極板9はソースパッド3に接続されており、振動板1と背面電極板9間にはスペーサ8により空間部11を形成し、振動板1と背面電極板9を対向させコンデンサーを構成している。
【0019】
今外から音が入ると振動板1が振動する。振動板1が振動すると、振動板1と背面電極板9とで形成するコンデンサーの容量値が変化する。振動板1はFET2のゲート電極に接続されている。従って振動板1が振動すると、FET2のゲートに接続されたコンデンサーの容量値が変化することになるので、FET2のドレインからコンデンサーの容量値の変化に応じた電気信号が取出される。
【0020】
本発明の音響センサーの特徴とするところ振動板1上に蒸着、エッチングでスペーサ8及び背面電極板9を形成していることである。
【0021】
図3および図4は振動板1上にスペーサ8及び背面電極板9を形成する過程を示す断面図である。
【0022】
図3(A)に示すように、振動板1の表面に蒸着法により酸化膜あるいは窒化膜を蒸着し、絶縁膜14を形成している。絶縁膜14の厚さは振動板1と背面電極板9間の間隔を決めることに関係してくる。
【0023】
次に図3(B)に示すように、絶縁膜14の周囲を残して中央部15をエッチングして除去する。エッチングされず残った絶縁膜14の周囲がスペーサ8となる。
【0024】
さらに図3(C)に示すように、振動板1の絶縁膜14が施されていない中央部15及びスペーサ8の一部にレジスト16を塗布する。このレジスト16の厚さと絶縁膜14で形成されたスペーサ8の厚さとで振動板1と背面電極板9との間隔が決められる。
【0025】
振動板1と背面電極板9との間隔は狭いほど振動板1と背面電極板9間に形成されるコンデンサーの容量が大きくなるが、あまり狭いと振動板1が振動したときに、振動板1が背面電極板9に接触してしまう。従って振動板1が振動しても背面電極板9に接触することがない範囲で、振動板1と背面電極板9の間隔が狭くなるように、スペーサ8を形成する絶縁膜14とレジスト16の厚さを選択している。
【0026】
然る後図4(A)に示すように、レジスト16とスペーサ8上にメタル17を蒸着法で形成する。
【0027】
さらに図4(B)に示すように、メタル17の中央部をエッチングして空気口10、10を設け、背面電極板9を形成する。
【0028】
最後に図4(C)に示すように、レジスト16を除去して空間部11を形成する。空間部11を形成し、FET2のゲート電極となる振動板1と背面電極板9間にコンデンサーを形成する。
【0029】
前述したように形成された音響センサーは外からの音が入ると、振動板1が振動する。振動板1が振動すると、振動板1と背面電極板9との間で形成されたコンデンサーは容量値が変化する。FETのゲート電極に接続されたコンデンサーの容量値が変化することにより、FET2のドレイン電極から電気信号が取出される。
【0030】
【発明の効果】
本発明の音響センサーは振動板に蒸着及びエッチングによりスペーサ及び背面電極板を設けたので、コンデンサーを形成する振動板と背面電極板とが合わせずれ、接着度の問題が生じない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来の音響センサーの平面図である。
【図2】発明及び従来の音響センサーの断面図で、図2(A)は図1のA−A断面図、図2(B)は図1のB−B断面図である。
【図3】本発明の音響センサーの製造過程を示す断面図で、図3(A)は絶縁膜を形成する過程を示す音響センサーの断面図、図3(B)は絶縁膜をエッチングする過程を示す音響センサーの断面図、図3(C)はレジストを塗布する過程を示す音響センサーの断面図である。
【図4】図3と同様に、本発明の音響センサーの製造過程を示す断面図で、図4(A)はメタル膜を蒸着する過程を示す音響センサーの断面図、図4(B)はメタル膜をエッチングする過程を示す音響センサーの断面図、第4図(C)はレジストを除去する過程を示す音響センサーの断面図である。
【図5】従来の音響センサーの断面図である。
【符号の説明】
1  振動板
2  FET
8  スペーサー
9  背面電極板
14 絶縁膜
16 レジスト
17 メタル膜

Claims (4)

  1. 信号を取出す半導体素子が形成された半導体ウェファよりなる振動板と、
    前記振動板の表面に蒸着法により形成された絶縁膜の周囲を残し中央部をエチングして形成したスペーサと、
    前記振動板の絶縁膜を除去した中央部及びスペーサ上に設けたレジストに蒸着し設けたメタルをエッチングして形成した背面電極板とよりなることを特徴とする音響センサー。
  2. 前記振動板に蒸着とエッチングで形成したスペーサ及び背面電極板はエレクレットコンデンサーマイクロホンに利用することを特徴とする音響センサー。
  3. 信号を取出す半導体素子が形成された半導体ウェファよりなる振動板に絶縁膜を蒸着し、
    前記蒸着した絶縁膜の中央部をエッチングし、前記振動板の周囲にスペーサを形成し、
    前記振動板の絶縁膜がエッチングされた中央部及び絶縁膜をエッチングし形成されたスペーサにレジストを塗布し、
    前記レジスト及びスペーサにメタルを蒸着し、且つ該メタルをエッチングし空気口を設け背面電極板を形成し、
    前記レジストを除去し、振動板と背面電極板間に空間部を設けコンデンサーを形成したことを特徴とする音響センサーの製造方法。
  4. 前記スペーサを形成する絶縁膜及びレジストの厚さを調整し、振動板と背面電極間の間隔を決めることを特徴とする請求項1又は請求項3記載の音響センサー及び音響センサーの製造方法。
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JPWO2017170457A1 (ja) * 2016-03-28 2019-05-30 国立大学法人東北大学 圧力センサ

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