JP2004144983A - Roller, image forming apparatus and roller manufacturing method - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置の潜像担持体などを帯電せしめる帯電ローラのような画像形成装置に用いられるローラ、及びこれを備える画像形成装置に関するものである。また、かかるローラを製造するのに有用なローラ製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置において、画像形成プロセスで、例えば感光体に代表される潜像担持体などといった被帯電体を帯電装置によって帯電せしめるものが知られている。
【0003】
この種の帯電装置としては、スコロトロンやコロトロンなど、被帯電体に対して非接触で帯電処理を施す非接触方式のものが主流であった。しかしながら、非接触方式のものには、オゾン等の放電生成物を大量に発生させるという不具合があったため、近年では放電生成物の発生の少ない接触方式のものが注目されるようになってきた。なかでも、被帯電体に対して帯電ローラを圧接せしめて帯電処理を施す帯電ローラ方式のものが広く利用されている。帯電ローラとしては、その表面材料にゴムが用いられたものや、樹脂が用いられたもの(例えば特許文献1等)がある。
【0004】
ところが、帯電ローラ方式のものにおいては、ローラ周面に付着したトナー等からなる汚れが経時的に堆積していくと、堆積部分の帯電性能に異常をきたして被帯電体に帯電ムラを発生させてしまう。このことが、帯電装置の寿命を縮める大きな要因になっていた。
【0005】
そこで、ローラ両端部の周方向全域に貼り付けられたフィルムを被帯電体に突き当てることで、ローラ中央部と被帯電体との間に所定のギャップを形成する帯電ローラを有する帯電装置が提案された(特許文献2)。この帯電装置によれば、被帯電体の画像領域に帯電ローラの中央部を接触させないことで、その中央部に汚れを堆積させることに起因する寿命の短縮化を抑えることができる。
【0006】
しかしながら、この帯電装置においては、被帯電体との繰り返しの当接によって上記フィルムをローラ周方向の継ぎ目部分から剥がしてしまうおそれがあった。
【0007】
そこで、特許文献3において、ローラ両端部にそれぞれ弾性材料からなるチューブが挿入された帯電ローラを有する帯電装置が提案されるに至った。この帯電装置では、被帯電体に突き当てて帯電ローラの中央部と被帯電体との間に所定のギャップを形成するための部材として、継ぎ目のないチューブを用いているので、継ぎ目からの剥がれを解消することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−337515号公報
【特許文献2】
特開2001−194868号公報
【特許文献3】
特開2002−55508号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、一般に、チューブなどの環状部材はフィルムよりも肉厚で、その周方向の厚み偏差が大きくなる。このため、特許文献3に記載の帯電装置では、チューブの厚み偏差によって上記ギャップを変動させ、その変動幅によっては帯電ローラの中央部を被帯電体に接触させるおそれがある。特に、感光ドラムなどといったドラム状の被帯電体や、帯電ローラ本体が切削加工されたものであると、中央部の径が両端部よりも大きく加工され易いため、接触のおそれが高くなる。また、偏心や、設置平行度のずれなどを生じている被帯電体や帯電ローラ本体が用いられる場合にも、接触のおそれが高くなる。
【0010】
そこで、本発明者は、ローラ本体に挿入する複数の環状部材を、互いに厚さのピーク部分がローラ周方向で180[°]ずれるように取り付けた帯電ローラを開発して特許出願した(特願2002−267795号)。180[°]ずらしたのは、ローラ両端部でギャップ狭小化と拡大化とを緩衝させたり、環状部材間で厚み偏差を緩衝させたりする狙いからである。
【0011】
この緩衝について具体的に説明してみる。
図1は、周方向の厚み偏差を生じている環状部材の一例を示す断面図である。図において、環状部材17は弾性材料からなり、押出成形法によって成形された長尺チューブが長さ方向にカットされて出来たものである。押出成形法では、円筒状の外型の中にローラ状の内型が配設された押出型を用い、外型と内型とのギャップに材料を流し込んで軸方向に押し出して長尺チューブを得る。この外型と内型との相対位置が微妙に偏心していると、図示のように、環状部材17の外周の中心C1と円形開口の中心C2とがずれてしまう。そして、環状部材17の周方向で厚さピーク点P1と、薄さピーク点P2とが互いに中心C1を基準にして180[°]ずれた位置関係になる。環状部材17の最も厚くなる部分が、最も薄くなる部分の正反対に位置するのである。帯電ローラの両端部に対して、それぞれ厚さピーク点P1をローラ周方向の同じ箇所に位置させるように環状部材17を取り付けると、図2に示すようになる。これでは、一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分を被帯電体Xに突き当てているときに、もう一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分も突き当てることになり、このときのギャップGを非常に狭くしてしまう。このため、帯電ローラ15のローラ部材16の中央部を被帯電体Xに接触させ易くなる。
【0012】
一方、2つの環状部材17を、互いに厚さピーク点P1がローラ周方向で180[°]ずれるように取り付けると、図3に示すようにようになる。一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分を被帯電体Xに突き当てているときに、もう一方の環状部材17については厚さピーク点1部分を突き当てることがわかる。かかる構成では、薄さピーク点P2部分によるギャップGの狭小化に、厚さピーク点P1部分によるギャップGの拡大化を緩衝させて、薄さピーク点P2部分の突き当たり時におけるギャップG全体の狭小化を抑えることができる。
【0013】
図3では、ローラ本体16の両端部にてそれぞれ環状部材17の厚さピーク点P1を180[°]ずらした例を示したが、環状部材17を次のように取り付けてもよい。即ち、図4に示すように、帯電ローラ15のそれぞれの端部について、複数の環状部材17を設けてこれらで厚さピーク点P1を180[°]ずらしてもよい。そうすると、それぞれの端部において各環状部材17で厚み偏差を緩衝させて、図3に示した例よりもギャップGの変動を抑えることができる。
【0014】
しかしながら、環状部材17の前駆体である長尺チューブにおいて、図1に示したようなパターンとは異なる厚み偏差を生じ得ることがわかってきた。例えば、熱収縮を利用して取り付けるタイプの熱収縮チューブは、その製造工程においてチューブ状に成形された後、機械によって法線方向に引き延ばされてから出荷される。この引き延ばしによって取り付け時の熱収縮が可能になるのであるが、成形時に周方向の厚み偏差が殆ど生じていなくても、引き延ばし時に厚み偏差を生ずることがある。例えば、成形チューブ内に挿入した2つの棒を広げることで引き延ばされた熱収縮チューブでは、図5に示すように、互いに180[°]ずれた位置関係にある2つの厚さピーク点P1が生ずる。これら厚さピーク点P1から90[°]ずれた位置には、それぞれ薄さピーク点P2が位置しており、これらの位置関係も180[°]ずれたものとなる。このような熱収縮チューブのカットによって得られたものでは、2つの環状部材を互いに姿勢がローラ周方向に180[°]ずれるように取り付けすると、ローラ両端部で薄さピーク点P2を同期させてしまう。このため、上記ギャップGの狭小化を却って助長してしまうことになる。
【0015】
なお、帯電ローラに限らず、環状部材17を両端部に設けたローラであれば、ギャップGの狭小化に起因してローラ表面に汚れが付着するおそれがある。そして、汚れの堆積によって何らかの不具合を発生させる可能性がある。
【0016】
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環状部材の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、ローラ表面の汚れの堆積を確実に抑えることができるローラ等を提供することである。また、その第2の目的とするところは、かかるローラを容易に製造することができるローラ製造方法を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記第1の目的を達成するために、請求項1の発明は、軸線方向の両端部のローラ周面を突出させるように該両端部にそれぞれ挿入された環状部材を有するローラであって、それぞれの環状部材には、厚さのピークと薄さのピークとを1周あたりに各々1回以上出現させる周方向の厚み偏差があり、一方の環状部材における厚さのピークと、他方の環状部材における薄さのピークとをローラ周方向の同じ位置に存在させるようにそれぞれの環状部材が取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、軸線方向の両端部のローラ周面を突出させるように該両端部にそれぞれ挿入された環状部材を有するローラであって、上記両端部のそれぞれについて、厚さのピークと薄さのピークとを1周あたりに各々1回以上出現させる周方向の厚み偏差のある上記環状部材が複数挿入されており、これらのうち、少なくとも1つの環状部材における厚さのピークと、他の環状部材における薄さのピークとをローラ周方向の同じ位置に存在させるように上記両端部のそれぞれで各環状部材が取り付けられていることを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2のローラであって、一方の端部に設けられた環状部材と他方の端部に設けられた環状部材とが、あるいは、同じ端部に設けられた複数の環状部材における少なくとも1つと他のものとが、ローラ周方向において互いに上記厚さのピークを90[°]ずらすように取り付けられていることを特徴とするものである。
請求項4の発明は、請求項1、2又は3のローラであって、各環状部材にそれぞれ上記厚み偏差における特定箇所を示す目印が付されていることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、潜像を担持する潜像担持体と、該潜像担持体を帯電せしめる帯電ローラと、該帯電ローラによって帯電せしめられた該潜像担持体に潜像を形成する潜像形成手段と、該潜像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、上記帯電ローラとして、請求項1、2、3又は4のローラを用いたことを特徴とするものである。
上記第2の目的を達成するために、請求項6の発明は、筒状部材を軸線方向に分割して複数の環状部材を得る分割工程と、ローラ部材の両端部にそれぞれ該環状部材を挿入する挿入工程とを実施して、ローラ周面を両端部でそれぞれ突出させるローラを製造するローラ製造方法において、上記分割工程に先立って、上記筒状部材の周方向における厚み偏差の特定箇所を示す目印を、該筒状部材の表面に対して筒長さ方向に所定の長さをもって付すことを特徴とするものである。
【0018】
これらの発明において、請求項1の構成を備えるローラや画像形成装置では、ローラの両端部にそれぞれ挿入された環状部材が、周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、次のような位置関係になる。即ち、一方の厚さピーク部分と、もう一方の薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させる位置関係である。かかる位置関係で両端部に環状部材が取り付けられたローラが、それぞれの環状部材を被当接体に当接させるように配設されて回転せしめられたとする。すると、一方の環状部材における薄さピーク部分による被当接体とのギャップの狭小化と、もう一方の環状部材における厚さピーク部分によるギャップの拡大化とを緩衝させるようになる。よって、環状部材の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、ギャップの拡大化を抑えて、ローラ表面の汚れの堆積を確実に抑えることができる。
また、請求項2の構成を備えるローラや画像形成装置では、ローラの両端部のそれぞれに複数の環状部材が挿入されている。そして、それぞれのローラ端部において、環状部材の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、少なくとも1つの環状部材における周方向の厚み偏差と、他の環状部材における周方向の厚み偏差とを緩衝させる。このことにより、環状部材の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、ギャップの変動を抑えて、ローラ表面の汚れの堆積を確実に抑えることができる。
なお、先に図1に示した環状部材17のように、厚さピークと薄さピークを1周あたりに各々2回以上出現させる周方向の厚み偏差のものがある。かかる厚み偏差のある2つの環状部材において、一方の厚さピーク部分の全てと、他方の薄さピーク部分の全てとを、ローラ周方向の同じ位置に存在させる必要は必ずしもない。少なくとも、一方の厚さピーク部分の1つと、他方の薄さピーク部分の1つとを同じ位置に存在させれば、全てを同じ位置に存在させない場合よりも汚れの堆積を抑えることができるからである。但し、全てを同じ位置に存在させる方が汚れの堆積を抑え得ることは言うまでもない。
また、複数のピークを出現させる厚み偏差のある環状部材においては、複数の厚さピーク同士で厚さが微妙に異なっていたり、複数の薄さピーク同士で薄さが微妙に異なっていたりする場合がある。このような場合、一方の環状部材で最も値の大きくなる厚さピークの部分と、他方で最も値の小さくなる薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させる必要はない。少なくとも一方における何れか1つの厚さピーク部分と、他方における何れか1つの薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させればよい。
請求項6のローラ製造方法においては、厚さピーク部分や薄さピーク部分などといった厚み偏差の特定箇所を示す目印が、筒状部材の分割によって得られた複数の環状部材の表面にそれぞれ残る。挿入工程においては、少なくとも2つの環状部材間におけるローラ周方向での目印のずれ量が、特定箇所のずれ量として容易に視認される。作業者は、このずれ量を例えば90[°]などといった所定の角度にするように各環状部材をローラ部材に取り付けることで、異なる環状部材間で厚さピーク部分と薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ箇所に容易に位置させることができる。よって、請求項1や2の構成を備えるローラを容易に製造することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した画像形成装置の第1実施形態として、タンデム方式のカラーレーザープリンタ(以下「プリンタ」という)について説明する。
まず、本プリンタの基本的な構成について説明する。
[全体構成]
図6は、本第1実施形態に係るプリンタの概略構成図である。このプリンタは、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、黒(K)の各色の画像を形成するための4組のトナー像形成部1Y、1M、1C、1Kが、図示しない転写紙の移動方向における上流側から順に配置されている。トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kは、潜像担持体たるドラム状の感光体11Y、11M、11C、11Kなどを備えている。なお、以下、各符号の添字Y、M、C、Kは、それぞれイエロー、マゼンダ、シアン、黒用の部材であることを示す。
【0020】
本プリンタは、上記トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの他、光書込ユニット2、給紙カセット3、4、レジストローラ対5、転写ユニット6、ベルト定着方式の定着ユニット7、排紙トレイ8などを備えている。また、図示しない手差しトレイ、トナー補給容器、廃トナーボトル、両面・反転ユニット、電源ユニットなども備えている。
【0021】
[光書込ユニット]
潜像形成手段たる上記光書込ユニット2は、光源、ポリゴンミラー、f−θレンズ、反射ミラー等を備え、画像データに基づいて各感光体11Y、11M、11C、11Kの表面にレーザー光を走査しながら照射する。
【0022】
[感光体等]
図7は、上記トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kのうち、イエローのトナー像形成部1Yの概略構成を示す拡大図である。他のトナー像形成部1M、1C、1Kもこれと同様の構成になっているので、ここではトナー像形成部1Yについてのみ説明する。図7において、トナー像形成部1Yは、上述のように感光体ユニット10Yと現像装置20Yとを備えている。感光体ユニット10Yは、感光体11Yの他、ドラム表面に対し、潤滑剤を塗布するブラシローラ12Y、クリーニングを施す揺動可能なカウンタブレード13Yを備えている。また、除電処理を施す除電ランプ14Y、一様帯電処理を施す非接触型の帯電ローラ15Y等も備えている。
【0023】
上記感光体ユニット10Yにおいて、交流電圧が印加された帯電ローラ15Yによって一様帯電せしめられた感光体11Yの表面には、上記光書込ユニット2で変調及び偏向されたレーザー光が走査されながら照射される。すると、ドラム表面に静電潜像が形成され、現像装置20Yによって現像されてYトナー像となる。
【0024】
[現像装置]
上記現像装置20Yは、現像ケース21Yの開口から一部露出させるように配設された現像ローラ22Yを備えている。また、第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Y、現像ドクタ25Y、トナー濃度センサ(Tセンサ)26Y、粉体ポンプ27Yなども備えている。
【0025】
上記現像ケース21Yには、磁性キャリアとマイナス帯電性のYトナーとを含む現像剤が内包されている。この現像剤は上記第1搬送スクリュウ23Y、第2搬送スクリュウ24Yによって撹拌搬送されながら摩擦帯電せしめられた後、現像剤担持体としての現像ローラ22Yの表面に担持される。そして、上記現像ドクタ25Yによってその層厚が規制されてから感光体11Yと対向する現像領域に搬送され、ここで感光体11Y上の上記静電潜像にYトナーを付着させる。この付着により、感光体11Y上にYトナー像が形成される。現像によってYトナーを消費した現像剤は、現像ローラ22Yの回転に伴って現像ケース21Y内に戻される。
【0026】
第1搬送スクリュウ23Yと、第2搬送スクリュウ24Yとの間には仕切り壁28Yが設けられている。この仕切壁28Yにより、現像ローラ22Y、第1搬送スクリュウ23Y等を収容する第1供給部29Yと、第2搬送スクリュウ24Yを収容する第2供給部30Yとが上記現像ケース21Y内で分かれている。第1搬送スクリュウ23Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Y内の現像剤を現像ローラ22Yの表面に沿って図中手前側から奥側へと搬送しながら現像ローラ22Yに供給する。第1搬送スクリュウ23Yによって第1供給部29Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられた図示しない開口部を通って第2供給部30Y内に進入する。第2供給部30Y内において、第2搬送スクリュウ24Yは、図示しない駆動手段によって回転駆動せしめられ、第1供給部29Yから進入してきた現像剤を第1搬送スクリュウ23Yとは逆方向に搬送する。第2搬送スクリュウ24Yによって第2供給部30Yの端部付近まで搬送された現像剤は、仕切り壁28Yに設けられたもう一方の開口部(図示せず)を通って第1供給部29Y内に戻る。
【0027】
透磁率センサからなるTセンサ26Yは、第2供給部30Yの中央付近の底壁に設けられ、その上を通過する現像剤の透磁率に応じた値の電圧を出力する。現像剤の透磁率は、現像剤のトナー濃度とある程度の相関を示すため、Tセンサ26YはYトナー濃度に応じた値の電圧を出力することになる。この出力電圧の値は、図示しない制御部に送られる。この制御部は、RAMを備えており、この中にTセンサ26Yからの出力電圧の目標値であるY用Vtrefや、他の現像装置に搭載されたTセンサ26M、26C、26Kからの出力電圧の目標値であるM用Vtref、C用Vtref、K用Vtrefのデータを格納している。現像装置20Yについては、Tセンサ26Yからの出力電圧の値とY用Vtrefを比較し、図示しないYトナーカートリッジに連結する上記粉体ポンプ27Yを比較結果に応じた時間だけ駆動させて、Yトナーカートリッジ内のYトナーを第2供給部30Y内に補給させる。このように粉体ポンプ27Yの駆動が制御(トナー補給制御)されることで、現像によってYトナーを消費してYトナー濃度を低下させた現像剤に第2供給部30Y内で適量のYトナーが補給され、第1供給部29Yに供給される現像剤のYトナー濃度が所定の範囲内に維持される。他の現像装置20M、20C、20Kについても、同様のトナー補給制御が実施される。
【0028】
[転写ユニット]
現像装置20Yによって現像されたYトナー像は、転写ユニットによって転写紙上に転写される。図8は転写ユニット6の概略構成を示す拡大図である。図示のように、転写転写ユニット6は、感光体11Y、11M、11C、11Kのそれぞれに接触して4つの転写ニップを形成しながら無端移動する移動ベルトとしての転写搬送ベルト(後述する)を有している。この転写搬送ベルト60は、単層又は多層構造の無端状ベルトであり、その材質にはPVDF(ポリフッ化ビニリデン)が用いられている。かかる転写搬送ベルト60は、各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体11Y、11M、11C、11Kに接触対向する各転写位置を通過するように、4つの支持ローラ61に張架されている。
【0029】
これらの支持ローラ61のうち、図中最も右側のものには、電源62aから所定電圧が印加された静電吸着ローラ62が対向するように配置されており、上記レジストローラ対5によって両ローラ間に送り込まれた転写紙100は転写搬送ベルト60上に静電吸着される。図中最も左側の支持ローラ61は、図示しない駆動手段によって回転して転写搬送ベルト60を摩擦駆動する駆動ローラとなっている。一方、図中下側の2つの支持ローラ61間に位置する転写搬送ベルト60部分の外周面には、電源63aから所定のクリーニングバイアスが印加されたバイアスローラ63が接触するように配置されている。各転写ニップの下方には、転写搬送ベルト60の裏面に接触する転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kが設けられている。これら転写バイアス印加部材65Y、65M、65C、65Kは、各転写バイアス電源9Y、9M、9C、9Kから転写バイアスが印加される。この転写バイアス印加部材によって印加された転写バイアスにより、転写搬送ベルト60に転写電荷が付与され、各転写位置において転写搬送ベルト60と感光体表面との間に所定強度の転写電界が形成される。
【0030】
先に示した図6における一点鎖線は、転写紙の搬送経路を示している。給紙カセット3、4から給送された図示しない転写紙は、図示しない搬送ガイドにガイドされながら搬送ローラで搬送され、レジストローラ対5のローラ間に送られる。このレジストローラ対5によって所定のタイミングで送出された転写紙は、上記転写搬送ベルト60に担持され、トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kに接触し得る各転写ニップを通過する。各トナー像形成部1Y、1M、1C、1Kの感光体11Y、11M、11C、11K上で現像された各トナー像は、それぞれ各転写ニップで転写紙に重ね合わされ、上記転写電界やニップ圧の作用を受けて転写紙上に転写される。この重ね合わせの転写により、転写紙上にはフルカラートナー像が形成される。
【0031】
[除電]
先に示した図7において、トナー像が転写された後の感光体11Yの表面は、ブラシローラ12Yで所定量の潤滑剤が塗布された後、カウンタブレード13Yでクリーニングされる。そして、除電ランプ14Yから照射された光によって除電され、次の静電潜像の形成に備えられる。
【0032】
[定着ユニット]
先に示した図6において、フルカラートナー像が形成された転写紙100は、加熱ローラを備える上記定着ユニット7内でこのフルカラートナー像が定着された後、排紙トレイ8上に排出される。
【0033】
次に、本プリンタの特徴的な構成について説明する。なお、上述の4つのトナー像形成部1Y、1M、1C、1Kにおいて、この特徴的な構成は互いに同じであるので、以下、これら4つを区別せずに、符号の添字(Y,M,C,K)を省略して説明する。
図9は、上記トナー像形成部(1)に設けられた帯電ローラを示す斜視図である。帯電ローラ15は、鉄やステンレス等からなる芯金18に、ABS等の樹脂からなるローラ部材16が被覆されてなるローラ本体を有している。このローラ本体の両端部には、それぞれ弾性材料からなる環状部材17が挿入されている。これら環状部材17により、帯電ローラ15の両端部に、それぞれ周面から突出する突出部が形成されている。環状部材17は、PFAやFEP等の樹脂からなる図示しない長尺の熱収縮チューブが長さ方向に等分割されて得られたものである。
【0034】
図10は、帯電ローラ15を示す分解斜視図である。芯金18の上に被覆されたローラ部材16の両端部には、それぞれ周方向に延在する環状溝16aが形成されている。2つの環状部材17は、その内径がローラ部材16の外径よりも大きくなっている。そして、それぞれ環状溝16aの上に位置するようにローラ部材16に挿入された後、加熱される。すると、熱収縮して環状溝16aにピッタリと係合する。環状部材17がこのようにして環状溝16aに係合することで、ローラ軸線方向へのズレが防止される。熱収縮によって環状部材17を環状溝16a内に締め付けているので、被帯電体たる感光体に当接させながら回転させても周方向にずらすことは殆どない。但し、より確実に周方向へのズレを防止するために、環状溝16a内に接着剤を塗布してから加熱処理を施してもよい。
【0035】
熱収縮チューブには、周方向に厚み偏差を生ずるのが一般的であり、その幅は設計厚みの±10[%]程度である。このような厚み偏差があると、帯電ローラ15のローラ部材の中央部と、感光体とのギャップ変動をきたして、その中央部を感光体に接触させてしまうおそれがある。
【0036】
そこで、本プリンタにおいては、帯電ローラ15の両端部の環状部材17をそれぞれ次のように取り付けている。即ち、一方の環状部材17における厚さピーク部分と、他方の環状部材17における薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させるような取り付けである。そうすると、厚み偏差のパターンにかかわらず、一方の環状部材17における薄さピーク部分による感光体とのギャップの狭小化と、もう一方の環状部材17における厚さピーク部分によるギャップの拡大化とを緩衝させることができる。そして、このことにより、ギャップの拡大化を抑えて、帯電ローラ15のローラ部材16表面における汚れの堆積を確実に抑えることができる。
【0037】
2つの環状部材17には、それぞれ先に図5に示した環状部材と同様の厚み偏差がある。具体的には、互いに周方向に180[°]ずれた箇所に位置する2つの厚さピーク点(P1)と、互いに180[°]ずれた箇所に位置する2つの薄さピーク点(P2)とを出現させる厚み偏差である。互いに隣り合う厚さピーク点(P1)と薄さピーク点(P2)とは、周方向に90[°]ずれている。
【0038】
図11は上記ローラ本体に取り付けられた2つの環状部材17を示す拡大斜視図である。2つの環状部材17は、図示のようにローラ周方向において互いに厚さピーク点P1部分を90[°]ずらす姿勢で取り付けられている。このような取り付けでは、図12に示すように、一方の環状部材17における厚さピーク点P1部分と、他方の環状部材17における薄さピーク点P2部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させることになる。そして、図13や図14に示すように、一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分を被帯電体たる感光体11に突き当てているときに、もう一方の環状部材17については厚さピーク点1部分を突き当てることになる。このように、互いに厚さピーク点1部分を90[°]ずらした取り付けでは、図5に示したパターンの厚み偏差のある環状部材17について、薄さピーク点P2部分の突き当たり時におけるギャップG全体の狭小化を抑えることができる。
【0039】
先に図11に示したように、2つの環状部材17は、それぞれ周面における特定箇所たる厚さピーク点P1の箇所に目印17aが付されている。かかる構成では、何らかの原因によって一方の環状部材17の交換が必要になった際に、交換不要な方の環状部材17の目17aを基準にすることで、新たな環状部材17の取り付け姿勢を容易に特定することができる。この取り付け姿勢とは、言うまでもなく、新たな環状部材17についてその厚さピーク点P1部分をもう一方の環状部材17の薄さピーク点P2部分にローラ周方向に同期させる姿勢である。目印17aとしては、インク等の有色物質を環状部材周面に塗布する方法が考えられる。この方法では、できるだけ環状部材周面に対して浸透性の良いものを塗布剤として使用すると良い。そうすると、被帯電体たる感光体(11)との摺擦によって環状部材周面を摩耗させたとしても、目印17aを長期間維持することができる。また、環状部材17の周面ではなく、側面に塗布剤を塗布すれば、環状部材周面の摩耗による目印17aの消失を回避することができる。
【0040】
なお、上述のように、環状部材17は長尺の熱収縮チューブが分割されて得られたものであるが、この熱収縮チューブをロール状に折り畳んで保管して折り目を付けて、目印17aとして利用することも可能である。また、特定箇所として、厚さピーク点P1部分に目印17aを付した例について説明したが、薄さピーク点P2部分に付してもよい。また、厚さピーク点P1や薄さピーク点P2が複数存在する場合には、全てのピーク箇所についてP1とP2とを区別し得る2種類の目印17aを使い分けて付せば、厚み偏差のパターンを容易に把握することが可能になる。また、互いの環状部材17で厚み偏差のパターンが異なる場合には、それぞれ次のように取り付ければよい。即ち、少なくとも一方の環状部材17における厚さピーク点P1部分の1つと、もう一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分の1つとをローラ周方向の同じ位置に存在させる取り付けである。
【0041】
また、上記ローラ部材(16)と上記感光体(11)との接触を抑える方法として、ローラ本体に挿入した環状部材17に切削加工の施して、その厚み偏差の幅を十分に小さくする方法が考えられる。しかしながら、この方法では、切削加工に非常に手間を要するため実用的でない。また、環状部材17として、厚み偏差の幅の小さな薄厚のものを用いる方法もあるが、この方法では環状部材17の薄さに起因して強度や耐久性の面で問題が生ずる。
【0042】
次に、本発明を適用したプリンタの第2実施形態について説明する。
なお、このプリンタの基本的な構成については第1実施形態のものと同様であるので説明を省略する。
【0043】
図15は、本第2実施形態に係るプリンタの帯電ローラを示す分解斜視図である。この帯電ローラ15は、ローラ本体の両端部のそれぞれについて、環状溝16aに複数の環状部材17が係合している。図15では、それぞれ環状部材17が2つずつ係合している例を示している。図示のように1つの環状溝16aに複数の環状部材17を係合させるのではなく、それぞれの端部に複数の環状溝16aを設けて環状部材17を1つずつ係合させてもよい。各環状部材17には、先に図5に示した環状部材と同様のパターンの厚み偏差がある。
【0044】
帯電ローラ15は、両端部のそれぞれについて、少なくとも1つの環状部材17における厚さピーク点P1部分と、他の環状部材17における薄さピーク点P2部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させるように各環状部材が取り付けられている。かかる構成では、それぞれの端部において、環状部材17の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、少なくとも1つの環状部材17における周方向の厚み偏差と、他の環状部材における周方向の厚み偏差とを緩衝させる。このことにより、環状部材17の厚み偏差によるギャップの変動を抑えて、帯電ローラ15表面の汚れの堆積を確実に抑えることができる。
【0045】
図16は、帯電ローラ15の一方の端部を示す拡大斜視図である。図16では、両端部にそれぞれ2つずつ取り付けられた帯電ローラ15の例を示している。これら環状部材17は、それぞれ周面における特定箇所たる厚さピーク点P1の箇所に目印17aが付されている。そして、一方の厚さピーク点P1部分と、もう一方の薄さピーク点P2部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させるように、互いにローラ周方向に90[°]ずれた姿勢で取り付けられている。図示しないもう一方の端部についても、2つの環状部材が同様に取り付けられている。かかる構成では、図17や図18に示すように、両端部のそれぞれについて、一方の環状部材17の薄さピーク点P2部分を感光体11との対向部に位置させているときに、もう一方の環状部材の厚さピーク点P1部分を同対向部に位置させる。そして、厚さピーク点P1部分を感光体11に当接させる。そうすると、全ての環状部材17について薄さピーク点P2部分を感光体11に当接させるといった事態がなくなり、環状部材17の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、ギャップの変動を抑えることができる。そして、このことにより、帯電ローラ15表面の汚れの堆積を確実に抑えることができる。
【0046】
次に、第1実施形態や第2実施形態に係るプリンタの帯電ローラ15の製造方法について説明する。
図19は、環状部材の前駆体である長尺熱収縮チューブを示す斜視図である。筒状部材たる長尺熱収縮チューブ19には、先に図5に示した環状部材(17)と同様のパターンの厚み偏差がある。即ち、互いに周方向に180[°]ずれた箇所に位置する2つの厚さピーク点(P1)と、互いに180[°]ずれた箇所に位置する2つの薄さピーク点(P2)とを出現させる厚み偏差である。互いに隣り合う厚さピーク点(P1)と薄さピーク点(P2)とは、周方向に90[°]ずれている。
【0047】
上記帯電ローラ(15)は、この長尺熱収縮チューブ19が長さ方向に複数に等分割して得られた環状部材(17)が、ローラ本体に設けられた環状溝(16a)に係合せしめられて作られたものである。このように長尺熱収縮チューブ19が複数に等分割されるのに先立ち、チューブ周面には周方向における厚み偏差の特定箇所たる厚さピーク点P1を示す目印17aが、チューブ長さ方向に一直線状に付される(図19参照)。そうすると、図20に示すように、分割によって得られた複数の環状部材17のそれぞれに、厚さピーク点P1部分を示す目印17aが残る。その後に環状部材17をローラ本体に挿入する挿入工程において、ローラ本体の端部に挿入する複数の環状部材17のうち、少なくとも2つの間におけるローラ周方向での目印のずれ量が、特定箇所のずれ量として容易に視認される。作業者は、このずれ量を90[°]にするように各環状部材17をローラ本体に取り付けることで、異なる環状部材17間で厚さピーク部分と薄さピーク部分とをローラ周方向の同じ箇所に容易に位置させることができる。よって、第1形態や実施形態2に係るプリンタの帯電ローラ(15)を容易に製造することができる。
【0048】
なお、目印17aとしては、塗料剤を環状部材周面に塗布する方法が考えられる。また、長尺熱収縮チューブ(19)をロール状に折り畳んで保管して折り目を付けて、目印17aとして利用してもよい。また、レーザー加工などによってチューブ周面に微少な溝を形成して目印17aとしてもよい。また、特定箇所として、厚さピーク点P1部分に目印17aを付した例について説明したが、薄さピーク点P2部分に付してもよい。また、厚さピーク点P1や薄さピーク点P2が複数存在する場合には、全てのピーク箇所についてP1とP2とを区別し得る2種類の目印17aを使い分けて付せば、厚み偏差のパターンを容易に把握することが可能になる。また、互いの環状部材17で厚み偏差のパターンが異なる場合には、それぞれ次のように取り付ければよい。即ち、少なくとも一方の環状部材17における厚さピーク点P1部分の1つと、もう一方の環状部材17における薄さピーク点P2部分の1つとをローラ周方向の同じ位置に存在させる取り付けである。
【0049】
以上、タンデム方式のプリンタについて説明したが、次のような画像形成装置についても本発明の適用が可能である。即ち、1つの像担持体の周りに各色用の複数の現像装置を備え、その像担持体上で個別に現像した各色トナー像を順次重ね合わせて転写してフルカラー画像を形成する方式の画像形成装置である。また、乾式の粉体トナーではなく液体現像剤を用いる画像形成装置、電子写真方式とは異なる方式で画像を形成する画像形成装置、単色画像だけを形成する画像形成装置などに本発明を適用することも可能である。また、少なくとも帯電ローラ(15)と、これを支持する軸受けとを有する帯電装置や、帯電ローラ(15)単体として本発明を適用することも可能である。
【0050】
以上、第1実施形態や第2実施形態に係るプリンタにおいては、長さ方向の一端部に設けられた環状部材17と、もう一端部に設けられた環状部材17とが、あるいは、同じ端部に設けられた複数の環状部材17における少なくとも1つと他のものとが、ローラ周方向において互いに厚さピーク点P1部分を90[°]ずらすように取り付けられている。かかる構成では、先に図5に示したパターンの厚み偏差のある少なくとも環状部材17について、一方の厚さピーク点P1部分と、他方の薄さピーク点P2部分とをローラ周方向の同じ位置に存在させる姿勢を確実にとらせることができる。
また、各環状部材17にそれぞれ特定箇所たる厚さピーク点P1部分を示す目印17aが付されている。かかる構成では、何らかの原因によって一方の環状部材17の交換が必要になった際に、交換不要な方の環状部材17の目17aを基準にすることで、新たな環状部材17の取り付け姿勢を容易に特定することができる。
【0051】
【発明の効果】
請求項1、2、3、4又は5の発明によれば、環状部材の周方向における厚み偏差のパターンにかかわらず、ローラ表面の汚れの堆積を確実に抑えることができるという優れた効果がある。
また、請求項6の発明によれば、請求項1や2の構成を備えるローラを容易に製造することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】周方向の厚み偏差を生じている環状部材の一例を示す断面図。
【図2】両端部にそれぞれ厚さピーク点をローラ周方向の同じ箇所に位置させるように環状部材を取り付けた帯電ローラと、これに当接する被帯電体とを示す縦断面図。
【図3】両端部の環状部材を、互いに厚さピーク点がローラ周方向で180[°]ずれるように取り付けた帯電ローラと、これに当接する被帯電体とを示す縦断面図。
【図4】それぞれ複数の環状部材を設けた両端部について、それぞれ端部の複数の環状部材で厚さピーク点のローラ周方向における位置を180[°]ずらした帯電ローラと、これに当接する被帯電体とを示す縦断面図。
【図5】厚さピーク点と、薄さピーク点との組合せを周方向に2つ出現させる厚み偏差のある環状部材を示す断面図。
【図6】第1実施形態に係るプリンタの概略構成図。
【図7】同プリンタのトナー像形成部の概略構成を示す拡大図。
【図8】同プリンタの転写ユニットの概略構成を示す拡大図。
【図9】同プリンタのトナー像形成部に設けられた帯電ローラを示す斜視図。
【図10】同帯電ローラを示す分解斜視図。
【図11】同帯電ローラの本体に取り付けられた2つの環状部材を示す拡大斜視図。
【図12】これら2つの環状部材を一方の側面側から見た状態を示す模式図。
【図13】一方の環状部材の薄さピーク点部分を感光体に突き当てた状態の同帯電ローラと、感光体とを示す縦断面図。
【図14】もう一方の環状部材の薄さピーク点部分を感光体に突き当てた状態の同帯電ローラと、感光体とを示す縦断面図。
【図15】第2実施形態に係るプリンタの帯電ローラを示す分解斜視図。
【図16】同帯電ローラの一方の端部を示す拡大斜視図。
【図17】両端部について、それぞれ複数の環状部材のうち、1つの薄さピーク点部分を感光体に突き当てた状態の同帯電ローラと、感光体とを示す縦断面図。
【図18】両端部について、それぞれ複数の環状部材のうち、他の薄さピーク点部分を感光体に突き当てた状態の同帯電ローラと、感光体とを示す縦断面図。
【図19】長尺熱収縮チューブを示す斜視図。
【図20】同長尺熱収縮チューブを長さ方向に等分割して得られた複数の環状部材を示す斜視図。
【符号の説明】
2 光書込ユニット(潜像形成手段)
11 感光体(被帯電体、潜像担持体)
15 帯電ローラ
17 環状部材
17a 目印
20Y 現像装置(現像手段)
P1 厚さピーク点(特定箇所)
P2 薄さピーク点[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a roller used in an image forming apparatus such as a charging roller for charging a latent image carrier of an image forming apparatus, and an image forming apparatus including the same. Further, the present invention relates to a roller manufacturing method useful for manufacturing such a roller.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, there is known an image forming apparatus such as a copying machine, a facsimile, a printer, or the like, in which an object to be charged such as a latent image carrier represented by a photoconductor is charged by a charging device in an image forming process.
[0003]
As a charging device of this type, a non-contact type, such as a scorotron or a corotron, which performs a charging process on a member to be charged in a non-contact manner has been mainly used. However, the non-contact type has a problem of generating a large amount of discharge products such as ozone, and in recent years, the contact type which generates less discharge products has attracted attention. Among them, a charging roller type in which a charging roller is pressed against a member to be charged to perform a charging process is widely used. Examples of the charging roller include a roller using a rubber as a surface material and a roller using a resin (for example, Patent Document 1).
[0004]
However, in the case of the charging roller type, if dirt composed of toner and the like adhered to the peripheral surface of the roller accumulates with time, the charging performance of the accumulating portion becomes abnormal and charging unevenness occurs on the charged body. Would. This has been a major factor in shortening the life of the charging device.
[0005]
Therefore, a charging device having a charging roller that forms a predetermined gap between the central portion of the roller and the object to be charged by abutting the film adhered to the entire area in the circumferential direction at both ends of the roller to the object to be charged has been proposed. (Patent Document 2). According to this charging device, since the central portion of the charging roller is not brought into contact with the image area of the member to be charged, it is possible to suppress the shortening of the service life due to the accumulation of dirt at the central portion.
[0006]
However, in this charging device, there is a possibility that the film may be peeled off from the seam in the roller circumferential direction due to repeated contact with the member to be charged.
[0007]
Therefore,
[0008]
[Patent Document 1]
JP 2001-337515 A
[Patent Document 2]
JP 2001-194868 A
[Patent Document 3]
JP-A-2002-55508
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, generally, an annular member such as a tube is thicker than a film, and the thickness deviation in the circumferential direction is large. For this reason, in the charging device described in
[0010]
The inventor has developed a charging roller in which a plurality of annular members to be inserted into the roller main body are attached such that the peak portions of the thickness are shifted by 180 ° in the circumferential direction of the roller. 2002-267795). The shift by 180 ° is intended to buffer the narrowing and enlarging of the gap at both ends of the roller and to buffer the thickness deviation between the annular members.
[0011]
This buffer will be specifically described.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing an example of an annular member having a circumferential thickness deviation. In the figure, an
[0012]
On the other hand, when the two
[0013]
FIG. 3 shows an example in which the thickness peak point P1 of the
[0014]
However, it has been found that a long tube that is a precursor of the
[0015]
Not only the charging roller but also a roller provided with the
[0016]
The present invention has been made in view of the above background, and an object thereof is to reliably suppress the accumulation of dirt on the roller surface regardless of the pattern of the thickness deviation in the circumferential direction of the annular member. Rollers and the like. It is a second object of the present invention to provide a roller manufacturing method capable of easily manufacturing such a roller.
[0017]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the first object, the invention according to
Further, the invention according to
The invention according to
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided the roller according to the first, second, or third aspect, wherein each annular member is provided with a mark indicating a specific portion in the thickness deviation.
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a latent image carrier for carrying a latent image, a charging roller for charging the latent image carrier, and forming a latent image on the latent image carrier charged by the charging roller. And a developing unit for developing the latent image on the latent image carrier, wherein the roller of
In order to achieve the second object, the invention according to claim 6 includes a dividing step of dividing the cylindrical member in the axial direction to obtain a plurality of annular members, and inserting the annular members into both end portions of the roller member. In the roller manufacturing method of manufacturing a roller in which a roller peripheral surface is projected at both ends by performing an inserting step, a specific position of a thickness deviation in a circumferential direction of the cylindrical member is indicated prior to the dividing step. The mark is provided with a predetermined length in the cylinder length direction with respect to the surface of the cylindrical member.
[0018]
In these inventions, in the roller and the image forming apparatus having the configuration of the first aspect, the annular members respectively inserted at both ends of the roller have the following positional relationship regardless of the pattern of the thickness deviation in the circumferential direction. Become. That is, the positional relationship is such that one thickness peak portion and the other thickness peak portion are present at the same position in the roller circumferential direction. It is assumed that rollers having annular members attached to both ends in such a positional relationship are arranged and rotated so that the respective annular members abut against the abutted member. Then, the narrowing of the gap between the annular member and the abutted member due to the peak thickness portion in one annular member and the expansion of the gap due to the peak thickness portion in the other annular member are buffered. Therefore, regardless of the pattern of the thickness deviation in the circumferential direction of the annular member, the enlargement of the gap can be suppressed, and the accumulation of dirt on the roller surface can be reliably suppressed.
Further, in the roller and the image forming apparatus having the configuration of the second aspect, a plurality of annular members are inserted into both ends of the roller. At each roller end, the circumferential thickness deviation of at least one annular member and the circumferential thickness deviation of another annular member are buffered, regardless of the circumferential thickness deviation pattern of the annular member. . Thereby, regardless of the pattern of the thickness deviation in the circumferential direction of the annular member, the fluctuation of the gap can be suppressed, and the accumulation of dirt on the roller surface can be surely suppressed.
Note that there is a circumferential thickness deviation in which a thickness peak and a thinness peak appear two or more times per circumference, as in the
In the case of an annular member having a thickness deviation that causes a plurality of peaks to appear, when the thickness is slightly different between the plurality of thickness peaks, or when the thickness is slightly different between the plurality of thickness peaks. There is. In such a case, it is not necessary for the one of the annular members to have the thickness peak portion having the largest value and the other having the smallest thickness peak portion having the smallest value at the same position in the roller circumferential direction. At least one of the thickness peak portions on one side and the one of the thinness peak portions on the other side may be present at the same position in the roller circumferential direction.
In the roller manufacturing method according to the sixth aspect, marks indicating specific locations of thickness deviation, such as a peak thickness portion and a thinness peak portion, remain on the surfaces of the plurality of annular members obtained by dividing the tubular member. In the insertion step, the shift amount of the mark in the roller circumferential direction between at least two annular members is easily visually recognized as the shift amount of the specific portion. The operator attaches each of the annular members to the roller member so that the amount of displacement becomes a predetermined angle, for example, 90 [°], so that the thickness peak portion and the thinness peak portion can be rolled between different annular members. It can be easily located at the same location in the circumferential direction. Therefore, it is possible to easily manufacture the roller having the configuration of the first and second aspects.
[0019]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, a tandem type color laser printer (hereinafter, referred to as “printer”) will be described as a first embodiment of an image forming apparatus to which the present invention is applied.
First, a basic configuration of the printer will be described.
[overall structure]
FIG. 6 is a schematic configuration diagram of the printer according to the first embodiment. In this printer, four sets of toner
[0020]
This printer includes, in addition to the toner
[0021]
[Optical writing unit]
The
[0022]
[Photoconductor, etc.]
FIG. 7 is an enlarged view showing a schematic configuration of the yellow toner
[0023]
In the
[0024]
[Developing device]
The developing device 20Y includes a developing
[0025]
The developing
[0026]
A
[0027]
The
[0028]
[Transfer unit]
The Y toner image developed by the developing device 20Y is transferred onto transfer paper by a transfer unit. FIG. 8 is an enlarged view showing a schematic configuration of the transfer unit 6. As shown in the figure, the transfer transfer unit 6 has a transfer conveyance belt (described later) as a moving belt that moves endlessly while making contact with each of the photoconductors 11Y, 11M, 11C, and 11K to form four transfer nips. are doing. The
[0029]
Of these
[0030]
The one-dot chain line in FIG. 6 described above indicates the transfer path of the transfer paper. The transfer paper (not shown) fed from the
[0031]
[Electrification]
7, the surface of the
[0032]
[Fusing unit]
In FIG. 6 described above, the
[0033]
Next, the characteristic configuration of the printer will be described. In the above-described four toner
FIG. 9 is a perspective view showing a charging roller provided in the toner image forming section (1). The charging
[0034]
FIG. 10 is an exploded perspective view showing the charging
[0035]
Generally, the heat-shrinkable tube has a thickness deviation in the circumferential direction, and its width is about ± 10% of the designed thickness. If there is such a thickness deviation, a gap between the central portion of the roller member of the charging
[0036]
Therefore, in the present printer, the
[0037]
Each of the two
[0038]
FIG. 11 is an enlarged perspective view showing two
[0039]
As previously shown in FIG. 11, the two
[0040]
As described above, the
[0041]
Further, as a method of suppressing the contact between the roller member (16) and the photoconductor (11), there is a method of cutting the
[0042]
Next, a second embodiment of the printer to which the present invention is applied will be described.
Note that the basic configuration of this printer is the same as that of the first embodiment, and a description thereof will be omitted.
[0043]
FIG. 15 is an exploded perspective view showing the charging roller of the printer according to the second embodiment. In the charging
[0044]
The charging
[0045]
FIG. 16 is an enlarged perspective view showing one end of the charging
[0046]
Next, a method of manufacturing the charging
FIG. 19 is a perspective view showing a long heat-shrinkable tube which is a precursor of the annular member. The long heat-
[0047]
In the charging roller (15), an annular member (17) obtained by equally dividing the long heat-
[0048]
In addition, as the
[0049]
The tandem-type printer has been described above, but the present invention is also applicable to the following image forming apparatuses. That is, a plurality of developing devices for each color are provided around one image carrier, and each color toner image individually developed on the image carrier is sequentially superimposed and transferred to form a full-color image. Device. In addition, the present invention is applied to an image forming apparatus that uses a liquid developer instead of a dry powder toner, an image forming apparatus that forms an image by a method different from an electrophotographic method, and an image forming apparatus that forms only a single color image. It is also possible. Further, the present invention can be applied to a charging device having at least the charging roller (15) and a bearing for supporting the charging roller, or the charging roller (15) alone.
[0050]
As described above, in the printer according to the first embodiment or the second embodiment, the
Further, a
[0051]
【The invention's effect】
According to the first, second, third, fourth or fifth aspect of the invention, there is an excellent effect that the accumulation of dirt on the roller surface can be reliably suppressed regardless of the pattern of the thickness deviation in the circumferential direction of the annular member. .
Further, according to the invention of claim 6, there is an excellent effect that the roller having the configuration of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a sectional view showing an example of an annular member having a circumferential thickness deviation.
FIG. 2 is a vertical cross-sectional view showing a charging roller having an annular member attached so that a thickness peak point is located at the same position in the roller circumferential direction at both ends, and an object to be charged contacting the charging roller.
FIG. 3 is a longitudinal sectional view showing a charging roller in which annular members at both ends are mounted so that their thickness peak points are shifted by 180 ° in the circumferential direction of the roller, and an object to be charged in contact with the charging roller.
FIG. 4 is a perspective view of a charging roller in which the position of a peak thickness point in the circumferential direction of the roller is shifted by 180 ° with respect to both end portions provided with a plurality of annular members, respectively, at the end portions; FIG. 3 is a vertical cross-sectional view showing a member to be charged.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing an annular member having a thickness deviation that causes two combinations of a peak thickness point and a thinness peak point to appear in the circumferential direction.
FIG. 6 is a schematic configuration diagram of a printer according to the first embodiment.
FIG. 7 is an enlarged view showing a schematic configuration of a toner image forming unit of the printer.
FIG. 8 is an enlarged view showing a schematic configuration of a transfer unit of the printer.
FIG. 9 is a perspective view showing a charging roller provided in a toner image forming unit of the printer.
FIG. 10 is an exploded perspective view showing the charging roller.
FIG. 11 is an enlarged perspective view showing two annular members attached to the main body of the charging roller.
FIG. 12 is a schematic diagram showing a state where these two annular members are viewed from one side.
FIG. 13 is a vertical cross-sectional view showing the charging roller and a photoconductor in a state where a thin peak point portion of one of the annular members abuts against the photoconductor.
FIG. 14 is a vertical cross-sectional view showing the charging roller and a photoconductor in a state where a thinned peak point portion of the other annular member is brought into contact with the photoconductor.
FIG. 15 is an exploded perspective view illustrating a charging roller of the printer according to the second embodiment.
FIG. 16 is an enlarged perspective view showing one end of the charging roller.
FIG. 17 is a longitudinal sectional view showing the charging roller and the photoconductor in a state where one thin peak point portion of a plurality of annular members abuts against the photoconductor at both ends.
FIG. 18 is a vertical cross-sectional view showing the charging roller and the photoconductor in a state where other thin peak points of a plurality of annular members abut against the photoconductor at both ends.
FIG. 19 is a perspective view showing a long heat-shrinkable tube.
FIG. 20 is a perspective view showing a plurality of annular members obtained by equally dividing the long heat-shrinkable tube in the length direction.
[Explanation of symbols]
2 Optical writing unit (latent image forming means)
11 Photoconductor (charged member, latent image carrier)
15 Charging roller
17 Ring member
17a Mark
20Y developing device (developing means)
P1 Thickness peak point (specific location)
P2 Thinness peak point
Claims (6)
それぞれの環状部材には、厚さのピークと薄さのピークとを1周あたりに各々1回以上出現させる周方向の厚み偏差があり、一方の環状部材における厚さのピークと、他方の環状部材における薄さのピークとをローラ周方向の同じ位置に存在させるようにそれぞれの環状部材が取り付けられていることを特徴とするローラ。A roller having annular members respectively inserted at both ends thereof so as to protrude roller peripheral surfaces at both ends in the axial direction,
Each annular member has a circumferential thickness deviation that causes a thickness peak and a thinness peak to appear one or more times per circumference, and the thickness peak in one annular member and the other annular member. A roller, wherein each of the annular members is attached such that a peak of the thickness of the member is present at the same position in the roller circumferential direction.
上記両端部のそれぞれについて、厚さのピークと薄さのピークとを1周あたりに各々1回以上出現させる周方向の厚み偏差のある上記環状部材が複数挿入されており、これらのうち、少なくとも1つの環状部材における厚さのピークと、他の環状部材における薄さのピークとをローラ周方向の同じ位置に存在させるように上記両端部のそれぞれで各環状部材が取り付けられていることを特徴とするローラ。A roller having annular members respectively inserted at both ends thereof so as to protrude roller peripheral surfaces at both ends in the axial direction,
For each of the two end portions, a plurality of the annular members having a circumferential thickness deviation that causes a thickness peak and a thinness peak to appear one or more times per circumference are inserted. Each annular member is attached to each of the two ends so that the peak of the thickness of one annular member and the peak of the thickness of the other annular member exist at the same position in the roller circumferential direction. And roller.
一方の端部に設けられた環状部材と他方の端部に設けられた環状部材とが、あるいは、同じ端部に設けられた複数の環状部材における少なくとも1つと他のものとが、ローラ周方向において互いに上記厚さのピークを90[°]ずらすように取り付けられていることを特徴とするローラ。The roller according to claim 1 or 2,
An annular member provided at one end and an annular member provided at the other end, or at least one of a plurality of annular members provided at the same end and another are provided in a roller circumferential direction. Wherein the thickness peaks are shifted from each other by 90 [°].
各環状部材にそれぞれ上記厚み偏差における特定箇所を示す目印が付されていることを特徴とするローラ。4. The roller of claim 1, 2 or 3, wherein
A roller, wherein each annular member is marked with a mark indicating a specific location in the thickness deviation.
上記帯電ローラとして、請求項1、2、3又は4のローラを用いたことを特徴とする画像形成装置。A latent image carrier for carrying a latent image; a charging roller for charging the latent image carrier; a latent image forming means for forming a latent image on the latent image carrier charged by the charging roller; Developing means for developing a latent image on the image carrier, an image forming apparatus,
5. An image forming apparatus comprising: the roller according to claim 1, 2, 3 or 4 as the charging roller.
上記分割工程に先立って、上記筒状部材の周方向における厚み偏差の特定箇所を示す目印を、該筒状部材の表面に対して筒長さ方向に所定の長さをもって付すことを特徴とするローラ製造方法。A dividing step of dividing the cylindrical member in the axial direction to obtain a plurality of annular members, and an inserting step of inserting the annular members into both end portions of the roller member, respectively, to project the roller peripheral surface at both end portions. In a roller manufacturing method for manufacturing a roller to be
Prior to the dividing step, a mark indicating a specific portion of the thickness deviation in the circumferential direction of the cylindrical member is provided with a predetermined length in the cylinder length direction with respect to the surface of the cylindrical member. Roller manufacturing method.
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