JP2004143674A - 手摺りの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】壁面1に対して、壁面1に固定された固定側部材20には、その左右一対の側壁部22間において、クランプレバー24が保持ピン23を中心として揺動自在に保持され、かつ板ばね部材25が固定されている。クランプレバー24のうち保持ピン23付近が、偏心カム部24b(27)とされている。クランプレバー24の揺動に応じて、板ばね部材25が、固定側部材20の基板部21に接近、離間される。クランプレバー24をアンクランプ位置とした状態で、基板部21と板ばね部材25との間の取付空間Kに、手摺り3の取付ブラケット部41が挿入される。この挿入状態でクランプレバー24をクランプ位置とすることにより、取付ブラケット部41が、板ばね部材25を介して基板部21に強く圧着される。
【選択図】 図8
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は手摺りを壁面に対して着脱自在に取付けるための手摺りの取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
手摺りにおいては、笠木と笠木に一体化された取付ブラケット部とを有して、取付ブラケット部を壁面に固定して使用される。この取付ブラケット部の壁面への固定は、通常、壁面に植立された固定ボルトを取付ブラケット部に形成された取付孔に挿入した状態で、固定ボルトに螺合された固定ナットを締め付けることにより行われ、手摺りを頻繁に取外すということは特に意図しない固定手法となっている。
【0003】
ところで、壁面の途中には各種の扉が設けられることが多い。例えば、収納扉、電気やガス関係の等の点検用扉、消火栓ボックスの扉等が壁面に設けられることが多い。このような扉を跨いて手摺りを連続して配設する場合、そのままでは手摺りが邪魔となって扉の開閉が不可能になる。
【0004】
このため、手摺りのうち扉を跨いでいる部分を、壁面から着脱自在にすることが考えられる。この場合、手摺りの取付ブラケット部を固定している固定ナットを蝶ナットに代えて、取付ブラケット部を壁面に対して着脱することも考えられる。しかしながら、この場合は、蝶ナットを何回も回転操作させる必要があり、しかも回転工具を利用して締め付けを行う必要や(取付け時)、逆に緩めを行う必要があり(取外し時)、手摺りの取付、取外しの作業性の点で問題がある。これに加えて、手摺りの取付け、取外しを繰り返すことによって、蝶ナットが取付ブラケット部の表面を何回もこすることになり、取付ブラケット部の板面を損傷させる等の原因ともなり、採用しがたいものとなる。
【0005】
手摺りの取付ブラケット部を壁面から容易に取付け、取外しできるようにしたものが、特許文献1に開示されている。この特許文献1には、壁面に対して、上方に向けて開口された取付空間を有する固定側部材を固定しておく一方、この固定側部材の取付空間に対して、手摺りの取付ブラケット部を上方から挿入するものが開示されている。とりわけ、上記取付空間を、下方に向かうにつれて徐々に先細なとなるように形成する一方、取付ブラケット部も下方に向かうにつれて徐々に先細となるように形成して、取付ブラケット部を取付空間にきつく挿入することにより、くさび機能を利用した摩擦係合による取付けを行うことも開示されている。
【0006】
一方、手摺りの取付構造とは無関係ではあるが、特許文献2〜特許文献4に示すように、クランプレバーを利用して、各種の物品を挟持するクランプ機構が知られている。すなわち、物品が挿入される挿入空間の開口隙間の大きさをクランプレバーで変更して、クランプレバーをアンクランプ位置にすることによって開口隙間が大きくさえた挿入空間に物品を位置させ、クランプレバーをクランプ位置とすることによってこの開口隙間を小さくして物品をクランプするものとなっている。このように、クランプレバーを利用することにより、物品のしっかりとした挟持とその解除とをワンタッチで容易に行うことが可能となる。
【0007】
【特許文献1】
特開平10−131452号公報
【特許文献2】
実公昭44−1157号公報
【特許文献3】
特公昭61−39524号公報
【特許文献4】
特許第3143432号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、特許文献1に記載のものでは、手摺りの取付ブラケット部を壁面に対して容易に取付け、取外しできるという点では優れているものである。しかしながら、取付ブラケット部の壁面へのしっかりとした取付けという点では問題が残る。特に、手摺りには種々の方向からの荷重が加わるので、取付ブラケット部の固定側部材への挿入方向における摩擦係合を利用した固定機能のみでは、摩擦係合が容易に解除されてしまって、手摺りが早期にぐらついた状態になってしまうおそれがある。
【0009】
本発明は以上のような事情を勘案してなされたもので、その目的は、手摺りの取付ブラケット部を壁面に対して容易に取付け、取外しできると共に、しっかりとした取付状態を確実に維持できるようにした手摺りの取付構造を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明にあっては次のような解決手法を採択してある。すなわち、特許請求の範囲における請求項1に記載のように、
壁面に対して手摺りを着脱自在に取付けるための手摺りの取付構造であって、
壁面に固定され、手摺りの取付ブラケット部が抜き差しされる取付空間を画成する固定側部材と、
前記固定側部材に揺動可能に保持され、揺動に応じて、前記取付空間の開口隙間を小さくするクランプ位置と該取付空間の開口隙間を大きくするアンクランプ位置とを選択的にとり得るようにされたクランプレバーと、
を備え、
前記クランプレバーが前記アンクランプ位置にあるときは、開口隙間が大きくされた前記該取付空間に対して前記取付ブラケット部の挿入、引き抜きが可能とされ、
前記取付空間に前記取付ブラケット部を挿入した状態で前記クランプレバーを前記クランプ位置にすることにより、該取付空間の開口隙間が小さくされて、該取付ブラケット部が該クランプレバーによってクランプされて該取付空間からの抜けが規制される、
ようにしてある。これにより、クランプレバーをアンクランプ位置とした状態で、手摺りの取付ブラケット部を取付空間へ挿入される。この後、クランプレバーをクランプ位置とすることにより、クランプレバーのクランプ力によって、取付ブラケット部がしっかりと固定側部材に固定された状態が維持される。クランプレバーを再びアンクランプ位置にすることにより、取付ブラケット部は容易に取付空間から抜き出すことができる。
【0011】
上記解決手法を前提とした好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項2以下に記載のとおりである。すなわち、
前記固定側部材は、壁面に沿う基板部を有し、
前記固定側部材には、前記基板部に対向すると共に該基板部と協働して前記取付空間を画成する中間部材が保持され、
前記クランプレバーは、前記中間部材を挟んで前記基板部とは反対側に位置されて、前記クランプ位置にあるときは前記中間部材を前記基板部に向けて押圧変位させるように設定されている、
ようにすることができる(請求項2対応)。この場合、中間部材を別途設けることによって、取付ブラケット部を挟持するのに適したより適切な構造とすることができる。
【0012】
前記中間部材が、板ばね部材とされて、その基端部が前記固定側部材に固定されると共に先端部が自由端部とされて、該板ばね部材の自由端部側から前記取付ブラケット部が抜き差しされるようにされており、
前記板ばね部材は、前記基端部側から自由端部側に向かうにつれて、前記基板部に徐々に接近するように傾斜して伸びており、
前記クランプレバーを前記クランプ位置にしたときに、該クランプレバーが前記板ばね部材の自由端部と基端部との間の位置を押圧して、該板ばね部材の自由端部が前記取付空間に挿入されている前記取付ブラケット部を前記基板部に向けて押圧するようにされている、
ようにすることができる(請求項3対応)。この場合、板ばね部材の弾性力によってがたつきなく取付ブラケット部を押圧、挟持することができる。また、板ばね部材の弾性復帰を利用して、クランプレバーをアンクランプ位置とすることにより、中間部材としての板ばね部材も自動的にアンクランプ位置に復帰することができる。
【0013】
前記板ばね部材には、前記クランプレバーが前記クランプ位置とされたときに、前記取付ブラケット部に形成されている取付孔に挿入される係止用突起部が形成されている、
ようにすることができる(請求項4対応)。この場合、係止用突起部によって、取付ブラケット部が固定側部材から抜け出てしまうことをよりしっかりと規制することができる。
【0014】
前記板ばね部材には、その基端部付近において、前記基板部と所定間隙を有するように位置決め用突起部が形成されており、
前記取付空間に前記取付ブラケット部を挿入した状態において、前記位置決め用突起部と前記基板部との間に該取付ブラケット部がほぼがたつきなく挿入された状態とされる、
ようにすることができる(請求項5対応)。この場合、取付ブラケット部は、板ばね部材の自由端部付近でしっかりとクランプされる他、板ばね部材の基端部付近にある位置決め用突起部によってクランプ、アンクランプ方向への動きを規制されるので、取付ブラケット部をよりがたつきなく固定側部材に取付けておくことができる。
【0015】
前記板ばね部材が、前記固定側部材に対して、前記取付ブラケット部の前記取付空間への挿入、抜き出し方向において取付位置が調整可能とされている、ようにすることができる(請求項6対応)。この場合、クランプ、アンクランプ方向への製作時の寸法誤差や長期の使用によって生じる摩耗等に起因する寸法変化を、板ばね部材の固定側部材への取付位置を調整することによって対応して、常にしっかりとした取付け(クランプ)を得ることができる。
【0016】
前記中間部材として、前記クランプレバーからの押圧力を受ける荷重受け部材と、該クランプレバーからの押圧力を該荷重受け部材を介して受ける板ばね部材と、該荷重受け部材と該板ばね部材との間に介在された弾性変形可能な緩衝部材とを有し、
前記荷重受け部材には、前記クランプレバーが前記クランプ位置とされたときに、前記取付ブラケット部に形成されている取付孔に挿入される係止用突起部が形成されている、
ようにすることができる(請求項7対応)。この場合、荷重受け部材の係止用突起部によって、取付ブラケット部の取付空間からの抜け規制をしっかりと行うことができる。また、緩衝部材によって、各種部品のクランプ、アンクランプ方向の寸法誤差を吸収して、取付ブラケット部を常にしっかりとクランプすることができる。勿論、クランプレバーからのクランプ力を受ける専用の荷重受け部材を設けておくことによって、摩耗防止等の上でも好ましいものとなる。
【0017】
前記クランプレバーは、前記クランプ位置にあるときに、該クランプ位置を維持する方向の反力を前記板ばね部材から受けるように設定されている、ようにすることができる(請求項8対応)。この場合、クランプ位置にあるクランプレバーが、不用意にアンクランプ位置になってしまうことを防止する上で好ましいものとなる。
【0018】
前記固定側部材は、壁面に固定される基板部の他に、該基板部から伸びる左右一対の側壁部を有し、
前記クランプレバーは、前記左右一対の側壁部の間に配置された状態で、該左右一対の側壁部によって揺動自在に保持されており、
前記クランプレバーは、その揺動中心付近がクランプ用の偏心カム部として形成されると共に、その揺動中心から大きく離れた位置にまで長く伸びる操作部を有し、
前記アンクランプ位置では、前記クランプレバーの前記操作部が、前記基板部に対して大きな角度をなす位置とされて前記左右一対の側壁部から大きく外方へ突出した状態とされ、
前記クランプ位置では、前記クランプレバーの前記操作部が前記基板部に対してほぼ平行に伸びる位置とされる、
ようにすることができる(請求項9対応)。この場合、クランプレバーを、左右一対の側壁部によってしっかりと固定側部材に保持させて、しっかりとしたクランプを得る上で好ましいものとなる。また、アンクランプ位置では、クランプレバーの操作部が、壁面から突出して伸びるような姿勢状態とされるので、この操作部を操作してクランプ位置にする作業が極めて容易となる。さらに、クランプ位置では、クランプレバーの長い操作部は、壁面にほぼ沿う姿勢状態とされて、手摺りを使用する際に邪魔になる等のことがない。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、手摺りの取付ブラケット部を、壁面に対して容易かつすみやかにに取付け、取外しすることができる。また、取付ブラケット部の壁面への取付けもしっかりとしたものとなる。
【0020】
【発明の実施の形態】
図1において、1は常時固定状態にある固定壁面、2は固定壁面の途中に設けられた扉である。扉2は、閉じられているときに、その板面が固定壁面と略面一に連なる壁面を構成し、扉2の開閉に伴って動くことから可動壁面となる。
【0021】
固定壁面1および扉2には、手摺り3が取付けられている。この手摺り3は、固定壁面1に対して常時固定されている固定手摺り3Aと、扉2を跨いで配設されて、扉2を開くときにあらかじめ取外される可動手摺り3Bとから構成されている。可動手摺り3Bは、扉2の幅よりも長くされていて、扉2付近にある固定壁面1に対して左右2カ所でもって取付けられている。図1は、扉2が閉じられている状態であり、このときは、固定手摺り3Aと可動手摺り3Bとが一直線とされて、実質的に連続した1本の手摺りを構成する。また、扉2を開くときは、図2に示すように、可動手摺り3Bがあらかじめ取外された後、扉2が開かれる。扉2を閉じた後、再び可動手摺り3Bが取付けられる。
【0022】
取付け、取外しが行われる可動手摺り3Bの壁面への取付構造について、図3図9を参照しつつ説明する。まず、固定壁面1には、平板状の取付基板11を介して、固定側部材20が固定される。取付基板11は、取付孔12を有して、この取付孔12を固定壁面1にあらかじめ植立されたアンカボルト13に挿通させた状態で、アンカボルト13に螺合されたナット14によって固定壁面1に固定される。また、取付基板11、さらに別のねじ15によって固定壁面1に固定されて、その回り止めが行われている。
【0023】
固定側部材20は、固定壁面1に沿う基板部21と、基板部21の左右端部から固定壁面1から離れる方向に伸びる左右一対の側壁部22とを有する。左右一対の側壁部22は、上下方向に伸びていて、この左右一対の側壁部22間には、保持ピン23が架設されている。左右一対の側壁部22の間に配置されたクランプレバー24が、保持ピン23を中心として揺動自在に保持されている。このように、クランプレバー24は、保持ピン23を介して、左右一対の側壁部22に保持されている。基板部21、左右一対の側壁部22を有する固定側部材20は、全体的にアルミニウム合金等の軽合金によって形成されて、安価に製造するために、押し出し材を機械加工することによって形成されている。勿論、固定側部材20を鋳造等によって形成することもできる。
【0024】
上述したような固定側部材20は、複数本の取付ねじ16を利用して、取付基板11に固定される。すなわち、取付基板11には、複数のねじ孔17が形成される一方、固定側部材20の基板部21には、上記ねじ孔17に対応させて取付孔18が形成されており、この取付孔18とねじ孔17とを整合させた状態で、取付ねじ16をねじ孔17にねじ込むことによって、固定側部材20が取付基板11に固定される。
【0025】
基板部21には、左右一対の側壁部22の間において、板ばね部材25が取付け、固定されている。この板ばね部材25は、板状のばね鋼を曲げ加工することにより形成されて、基板部21への取付部25aと、取付部25aの上端部より基板部21から離れる方向に伸びる支承部25bと、支承部25bの先端部から上方に向けて伸びるばね部25cとを有する。上記取付部25aは、取付部25aに形成された取付孔29に挿通されるねじ26によって基板部21に固定されているが、前述の取付ねじ16の一部が取付部25aを共締めしている。
【0026】
上述のばね部25cは、基板部21に所定間隙をあけて対向しており、このばね部25cと基板部21との間の空間が、上方に向けて開口された取付空間Kとされている。つまり、取付空間Kは、基板部21と左右一対の側壁部22と板ばね部材25とによって画成されている。また、ばね部25cは、上方に向かうにつれて、徐々に基板部21に近づくように傾斜設定されている。つまり、取付空間Kは、基板部21とばね部25cとの間の開口隙間が、その上端部がもっとも小さく、奥つまり下方に向かうにつれて徐々に大きくなるように設定されている。
【0027】
板ばね部材25の背面側、つまり基板部21とは反対側に、前述のクランプレバー24が位置される。このクランプレバー24は、保持ピン23から長く伸びる操作部24aと、保持ピン23付近に形成された偏心カムとして構成されたカム部24bとを有する。操作部24aが、固定壁面1に対して大きな角度をなして、固定側部材20から大きく突出した位置がアンクランプ位置とされる(図6、図7参照)。操作部24aが、固定壁面1とほぼ平行とされて、ほぼ下方に伸びて位置がクランプ位置とされる(図4、図5、図7、図9参照)。このクランプ位置では、クランプレバー24は、左右一対の側壁部22(の端面)とほぼ同一面となるようにされて、クランプ位置にあるクランプレバー24が外部から突起物として目立たないようにされている。
【0028】
クランプレバー24は、全体的にアルミニウム合金等の軽合金によって形成され、実施形態ではコスト等の観点から押し出し材を利用して構成してあるが、鋳造等によって形成することもできる。カム部24bの強度、特に耐摩耗性を高めるために、カム部24bの表面の一部が、ステンレス鋼等の硬質部材としての金属棒27によって構成されている。この金属棒27は、実質的にクランプレバー24の押圧部を構成するもので、断面円形とされて、保持ピン23と平行に配置されている。カム部24bは、前述のように偏心カムを構成するもので、カム部24bのうち金属棒27の位置が、保持ピン23からもっとも径方向に離れた位置とされる。
【0029】
クランプレバー24が前述したアンクランプ位置にあるときは、カム部24bの金属棒27が、ばね部25cから離間しているか軽く当接している状態とされる。クランプレバー24をクランプ位置にすると、保持ピン23からの離間距離の大きい金属棒27が、ばね部25cを押圧して、取付空間Kの開口隙間を強制的に小さくする。金属棒27によるばね部25cの押圧位置は、ばね部25cの自由端部よりも若干基端部寄りの位置とされる。
【0030】
手摺り3A(手摺り3Bも同じ)は、既知のように、患者等の使用者によって把持される細長く伸びる笠木部40と、笠木部40に一体的に連結された取付ブラケット部41とを有する。取付ブラケット部41は、平板状とされて、壁面1に安定して着座できるようにされている。この取付ブラケット部41には、壁面1に固定するための取付孔42が開口されている。なお、固定手摺り3Aは、固定壁面1にあらかじめ植立されたアンカボルト13に取付孔42に挿通させ、アンカボルト13にナット等を螺合させることにより、固定壁面1に常時固定されている。このように、固定手摺り3Aと可動手摺り3Bの部品は共通とすることができ、手摺りの取外しが必要な場所でも、特殊な仕様の手摺りを別途用意する必要がないものとなっている。
【0031】
前述した固定側部材20に構成される取付空間Kは、上述の取付ブラケット部41が挿入されるものである。すなわち、クランプレバー24をアンクランプ位置にした状態で、取付ブラケット部41が取付空間K内にその上方から挿入される。この挿入は、取付ブラケット部41の下端面が、板ばね部材25の支承部25bに当接するまで十分深く行われる。
【0032】
取付ブラケット部41を取付空間Kに挿入した後、クランプレバー24をクランプ位置にする。これにより、金属棒27がばね部25cを押圧することによって、ばね部25c(の自由端部)と基板部21との間で取付ブラケット部41が強く挟持された取付け状態とされ、取付ブラケット部41の取付空間Kからの抜けが規制される。取付ブラケット部41の厚さ寸法に多少の相違があっても、ばね部25cの弾性によってこの寸法誤差が吸収されて、確実な取付け状態が常に確保される。なお、クランプレバー24をクランプ位置としたときは、その操作部24aの長手方向略中間部に設けた位置決め用突起部24cが、板ばね部材25の支承部25bとばね部25cとの境界部に当接して、それ以上のクランプ方向への揺動が規制されるようになっている。
【0033】
クランプ位置にあるとき、クランプレバー24の金属棒27は、ばね部25cからの反力を受けることになる。このばね部25cからの反力の方向は、クランプレバー24をクランプ位置へと揺動させる方向の回転力を与えるようになっている(アンクランプ位置からアンクランプ位置へ向けての揺動方向)。このように、ばね部25cの反力を有効に利用して、クランプレバー24がクランプ位置を保持される。このように、クランプ位置とアンクランプ位置との間に、機構学上の思案点が存在することになり、クランプレバー24をクランプ位置とアンクランプ位置との間で揺動させるときに、適度の節度感(クリック感)を与えることができるという利点も有することになる。また、クランプレバー24は、アンクランプ位置において、板ばね部材25からの反力によって、アンクランプ位置を保時するように付勢されるものとなっている。
【0034】
前記板ばね部材25は、例えばその取付孔29を上下方向に伸びる長孔とすることにより、基板部21に対する上下方向取付位置が調整可能とすることができる。すなわち、ばね部25cの傾斜設定からして、板ばね部材25を上方へ取付けるほど、クランプレバー24によって押圧されたときの自由端部の基板部21への変位量が大きくなる。これにより、例えば製作誤差や長期の使用による摩耗等に起因して取付ブラケット部41の板厚寸法の変化に対応して、常にしっかりと取付ブラケット部41をクランプすることが可能となる。勿論、取付ブラケット部41の板厚が小さいほど板ばね部材25を上方位置に取付けることになる(取付ブラケット部41の板厚が大きいほど板ばね部材25を下方位置に取付ける)。
【0035】
図10、図11は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、前記実施形態と同一構成要素には同一符号を付してその重複した説明は省略する(このことは、後述する第3実施形態以下においても同じ)。本実施形態では、前記実施形態のものから、板ばね部材25を変形したものとなっている。すなわち、前記実施形態における板ばね部材25に、さらに、切り起こしによって、係止用突起部25dと位置決め用突起部25eとを形成したものである。係止用突起部25dは、クランプ位置にあるときに、取付ブラケット部41の取付孔42に挿入(嵌合)されるようになっている。これにより、取付ブラケット部41は、係止用突起部25dに係止されて、取付空間Kからの抜けがより確実に規制されることになる。
【0036】
また、上記位置決め用突起部25eは、左右一対設けられて、ばね部25cの基端部(下端部)付近に位置されている。この位置決め用突起部25eは、少なくともクランプ位置にあるときに、取付ブラケット部41のうち下端部付近に当接あるいはほぼ当接する位置とされる。これにより、取付ブラケット部41は、取付空間K内において、ばね部25cの自由端部と、位置決め用突起部25eとの上下方向2カ所でその板圧方向に変位しないように規制されることになり、取付ブラケット部41をがたつきなく保持する上でより好ましいものとなる。
【0037】
図11、図12は、本発明の第3の実施形態を示すものであり、前記第2の実施形態における位置決め用突起部25eを、支承部25bに形成したものであり、その他は第2の実施形態と同じである。
【0038】
図14〜図20は、本発明のさらに第4の実施形態を示すものである。本実施形態では、クランプレバー24のカム部24b表面を、金属棒27に代えて、ステンレス鋼等の硬質部材からなる金属板50で被覆、一体化してある。また、前記実施形態における板ばね部材25に代えて、板ばね部材51と、荷重受け部材52と、緩衝部材53とを設けてある。
【0039】
固定側部材20に相当する固定側部材60は、基板部21と左右一対の側壁部22とを有する点においては前記実施形態と同じであるが、左右一対の側壁部22の間において、基板部21の下端部から略水平に短く伸びる支承壁部61と、支承壁部61および左右一対の側壁部22に連なる保持壁部62とを有するものとなっている。なお、本実施形態では、固定側部材60は、取付基板を別途用いることなく、固定壁面1に直接固定するようになっている。
【0040】
保持壁部62は、基板部21との間で取付空間Kを画成するもので、手摺りの取付ブラケット部41は、取付空間Kに対して、上記支承部62に当接する位置にまで挿入される。前記保持壁部62には、取付ブラケット部41の取付孔42に対応して、貫通孔としての開口部63が形成されている。
【0041】
板ばね部材51、荷重受け部材52、緩衝部材53は、上記開口部63に対応して配置される。すなわち、板ばね部材51は、全体的に薄い金属製のばね材を加工することによって形成されて、平板状かつリング状の押圧部51aと、押圧部51aの背面側(クランプレバー24側)に位置されて略円弧状に伸びる複数の係止部51bと、係止部51bの各一端部と押圧部51aとを連結する連結部51cとを有する。押圧部51aは、開口部63に挿入可能な外径とされている。係止部51bは、開口部63の周縁部に係止されるように位置設定されている。
【0042】
荷重受け部材52は、開口部63よりも小径な略円板状のベース部52aと、ベース部52aから固定側部材60の基板部21に向けて伸びる係止用突起部52bとを有する。ベース部52aの外径は、板ばね部材51の係止部51bの内側を通過可能なように設定されている。係止用突起部52bは、板ばね部材51の押圧部51aの内径部分を貫通可能な外径とされている。緩衝部材53は、押圧部51aとほぼ同一内外径を有するリング状とされ、硬質ゴム等の弾性部材によっって形成されている。荷重受け部材52の係止用突起部52bは、緩衝部材53の内径部分をも貫通可能とされている。
【0043】
前述した板ばね部材51、荷重受け部材52、緩衝部材53は、次のように配置される。まず、板ばね部材51は、その押圧部51aが保持壁部62の開口部63に位置され、かつ係止部51bが、開口部63の背面側(クランプレバー24側)の周縁部に着座、係止される状態とされる。緩衝部材53が、板ばね部材51の押圧部51aに着座された状態で配置される。荷重受け部材52は、その、基板部52aが緩衝部材53の背面側に着座され、かつその係止用突起部52bが緩衝部材52,板ばね部材51の内径部分を貫通した状態とされる。
【0044】
以上のような構成において、クランプレバー24をアンクランプ位置とした状態で(図20参照)、取付ブラケット部41が取付空間Kに挿入される。この後、クランプレバー24をクランプ位置とする(図15名〜図19参照)。クランプ位置とされたクランプレバー24によって、荷重受け部材52が押圧される。押圧された荷重受け部材52は、緩衝部材52を介して、板ばね部材51の押圧部51aを介して、取付ブラケット部41を押圧して、取付ブラケット部41のクランプが行われる。このとき、板ばね部材51の係止部51bは、開口部63の周縁部に係止された状態である(係止部51bと押圧部51aとが、アンクランプ位置のときよりも開口部63に軸線方向に離れた状態となる)。
【0045】
取付ブラケット部41をクランプしているとき、荷重受け部材52の係止用突起部63bが、取付ブラケット部41の取付孔42に挿入、嵌合されて、取付ブラケット部41の取付空間Kからの抜け防止がより強固に行われる。緩衝部材52が適宜弾性変形することによって、取付ブラケット部41等の板厚寸法誤差等が吸収される。
【0046】
クランプレバー24を、クランプ位置からアンクランプ位置にすると、板ばね部材51の弾性復帰作用によって、図20の状態に戻り、取付ブラケット部41の取付空間Kからの抜き出しが可能となる。なお、クランプレバー24が板ばね部材51の反力を受けてクランプ位置を保持する点、およびアンクランプ位置を保持する点は、前述の実施形態と同じであり、クランプ位置とアンクランプ位置との間での揺動位置の変更のときに適度の抵抗感(クリック感)を与えられることも同じである。
【0047】
図21、図22は、本発明の第5の実施形態を示すものである。本実施形態では、前述した第1の実施形態のものにおいて、固定側部材20の側壁部22の構造を変更したものとなっている。すなわち、側壁部22の内面にさらに、上下方向に細長く伸びる位置決め用突条部75を形成したものとなっている。この位置決め用突条部75は、左右一対の側壁部22にそれぞれ形成されて、取付空間Kに挿入された取付ブラケット部41の下端部付近に当接あるいはほぼ当接するように位置設定されている。これにより、取付ブラケット部41は、取付空間K内において、位置決め突条部75によって固定壁面1から離れる方向に変位しないように規制されることになり、取付ブラケット部41をがたつきなく保持する上でより好ましいものとなる。
【0048】
以上実施形態について説明したが、固定側部材20、60は、固定壁面1に限らず、可動壁面を構成する扉2に固定することもできる。また、中間部材としての板ばね部材25、51を別途用いることなく、クランプレバー24によって直接取付ブラケット部41を押圧するように設定することもできる。さらに、板ばね部材25、51は、金属製に限らず、合成樹脂(繊維強化合成樹脂を含む)等、適宜の材質のものを用いることができる。
【0049】
子供の悪戯などに対する考慮が必要とされる場所においては、クランプレバー24の操作を勝手に行えないようにするために、例えば小さなロックねじを利用して、クランプレバーをクランプ位置に保持するように設定してもよい。具体的には、例えば、クランプレバーの一側面にねじ孔を開口させる一方、側壁部22に、クランプ位置にある上記ねじ孔に整合されて該ねじ孔よりもやや大径のロック孔を開口させておき、上記ねじ孔に、ロックねじとしてのイモねじを螺合させておけばよい。イモねじをねじ孔に深く挿入した状態としておくことにより、クランプレバー24の自由な揺動が確保される。クランプ位置において、ロック孔を通してイモねじを緩めて、イモねじをロック孔とねじ孔とに跨る状態とすることにより、クランプレバー24がクランプ位置にロックされる。なお、ロック孔をクランプレバー24に形成する一方、ねじ孔を側壁部22に形成することもできる。なお、本発明の目的は、明記されたものに限らず、実質的に好ましいあるいは利点として表現されたものを提供することをも暗黙的に含むものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】扉を有する壁面に手摺りを取付けた状態を示す斜視図。
【図2】図1の状態から、手摺りを取外して扉を開いた状態を示す斜視図。
【図3】本発明の一実施形態を示す分解斜視図・
【図4】図1の組立状態を示す斜視図。
【図5】図4を上方から見たときの図。
【図6】クランプレバーがアンクランプ位置にあって、手摺りの取付ブラケット部が取外されている状態を示す側面断面図。
【図7】図6の要部拡大断面図。
【図8】クランプレバーがクランプ位置にあって、手摺りの取付ブラケット部が取付けられている状態を示す側面断面図。
【図9】図の要部拡大断面図。
【図10】本発明の第2の実施形態を示すもので、板ばね部材の変形例を示す斜視図。
【図11】図10に示す板ばね部材を用いて、手摺りの取付ブラケット部をクランプしているときの状態を示す側面断面図。
【図12】本発明の第3の実施形態を示すもので、板ばね部材の変形例を示す斜視図。
【図13】図12に示す板ばね部材を用いて、手摺りの取付ブラケット部をクランプしているときの状態を示す側面断面図。
【図14】本発明の第4の実施形態を示す分解斜視図。
【図15】図14の組立図。
【図16】図15を上方から見た図。
【図17】第4の実施形態の側面断面図。
【図18】クランプレバーがクランプ位置にあって、手摺りの取付ブラケット部をクランプしているときの状態を示す側面断面図。
【図19】図18の要部拡大断面図。
【図20】クランプレバーがアンクランプ位置にあるときの状態を示す側面断面図。
【図21】本発明の第5の実施形態を示すもので、固定側部材の要部斜視図。
【図22】図21の実施形態において、取付空間に挿入された取付ブラケット部を断面して示す一部断面平面図。
【符号の説明】
1:固定壁面
2:扉
3:手摺り
3A:手摺り(固定壁面用)
3B:手摺り(扉用)
11:取付基板
20:固定側部材
21:基板部
22:側壁部
23:保持ピン
24:クランプレバー
24a:操作部
24b:カム部
25:板ばね部材
25a:取付部
25b:支承部
25c:ばね部
25d:係止用突起部
25e:位置決め用突起部
40:手摺りの笠木
41:取付ブラケット部
42:取付孔
50:固定側部材
51:板ばね部材
52:荷重受け部材
52b:位置決め用突起部
53:緩衝部材
61:支承壁部
62:保持壁部
63:開口部
Claims (9)
- 壁面に対して手摺りを着脱自在に取付けるための手摺りの取付構造であって、
壁面に固定され、手摺りの取付ブラケット部が抜き差しされる取付空間を画成する固定側部材と、
前記固定側部材に揺動可能に保持され、揺動に応じて、前記取付空間の開口隙間を小さくするクランプ位置と該取付空間の開口隙間を大きくするアンクランプ位置とを選択的にとり得るようにされたクランプレバーと、
を備え、
前記クランプレバーが前記アンクランプ位置にあるときは、開口隙間が大きくされた前記該取付空間に対して前記取付ブラケット部の挿入、引き抜きが可能とされ、
前記取付空間に前記取付ブラケット部を挿入した状態で前記クランプレバーを前記クランプ位置にすることにより、該取付空間の開口隙間が小さくされて、該取付ブラケット部が該クランプレバーによってクランプされて該取付空間からの抜けが規制される、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項1において、
前記固定側部材は、壁面に沿う基板部を有し、
前記固定側部材には、前記基板部に対向すると共に該基板部と協働して前記取付空間を画成する中間部材が保持され、
前記クランプレバーは、前記中間部材を挟んで前記基板部とは反対側に位置されて、前記クランプ位置にあるときは前記中間部材を前記基板部に向けて押圧変位させるように設定されている、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項2において、
前記中間部材が、板ばね部材とされて、その基端部が前記固定側部材に固定されると共に先端部が自由端部とされて、該板ばね部材の自由端部側から前記取付ブラケット部が抜き差しされるようにされており、
前記板ばね部材は、前記基端部側から自由端部側に向かうにつれて、前記基板部に徐々に接近するように傾斜して伸びており、
前記クランプレバーを前記クランプ位置にしたときに、該クランプレバーが前記板ばね部材の自由端部と基端部との間の位置を押圧して、該板ばね部材の自由端部が前記取付空間に挿入されている前記取付ブラケット部を前記基板部に向けて押圧するようにされている、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項3において、
前記板ばね部材には、前記クランプレバーが前記クランプ位置とされたときに、前記取付ブラケット部に形成されている取付孔に挿入される係止用突起部が形成されている、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項3において、
前記板ばね部材には、その基端部付近において、前記基板部と所定間隙を有するように位置決め用突起部が形成されており、
前記取付空間に前記取付ブラケット部を挿入した状態において、前記位置決め用突起部と前記基板部との間に該取付ブラケット部がほぼがたつきなく挿入された状態とされる、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項3において、
前記板ばね部材が、前記固定側部材に対して、前記取付ブラケット部の前記取付空間への挿入、抜き出し方向において取付位置が調整可能とされている、ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項2において、
前記中間部材として、前記クランプレバーからの押圧力を受ける荷重受け部材と、該クランプレバーからの押圧力を該荷重受け部材を介して受ける板ばね部材と、該荷重受け部材と該板ばね部材との間に介在された弾性変形可能な緩衝部材とを有し、
前記荷重受け部材には、前記クランプレバーが前記クランプ位置とされたときに、前記取付ブラケット部に形成されている取付孔に挿入される係止用突起部が形成されており、
前記荷重受け部材は、前記板ばね部材によって、前記取付空間の開口隙間を大きくする方向に付勢されている、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項3ないし請求項7のいずれか1項において、
前記クランプレバーは、前記クランプ位置にあるときに、該クランプ位置を維持する方向の反力を前記板ばね部材から受けるように設定されている、ことを特徴とする手摺りの取付構造。 - 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、
前記固定側部材は、壁面に固定される基板部の他に、該基板部から伸びる左右一対の側壁部を有し、
前記クランプレバーは、前記左右一対の側壁部の間に配置された状態で、該左右一対の側壁部によって揺動自在に保持されており、
前記クランプレバーは、その揺動中心付近がクランプ用の偏心カム部として形成されると共に、その揺動中心から大きく離れた位置にまで長く伸びる操作部を有し、
前記アンクランプ位置では、前記クランプレバーの前記操作部が、前記基板部に対して大きな角度をなす位置とされて前記左右一対の側壁部から大きく外方へ突出した状態とされ、
前記クランプ位置では、前記クランプレバーの前記操作部が前記基板部に対してほぼ平行に伸びる位置とされる、
ことを特徴とする手摺りの取付構造。
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