JP2004143045A - N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬 - Google Patents

N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬 Download PDF

Info

Publication number
JP2004143045A
JP2004143045A JP2002306515A JP2002306515A JP2004143045A JP 2004143045 A JP2004143045 A JP 2004143045A JP 2002306515 A JP2002306515 A JP 2002306515A JP 2002306515 A JP2002306515 A JP 2002306515A JP 2004143045 A JP2004143045 A JP 2004143045A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
methyl
quinolyl
compound
cyclohexanecarboxamide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002306515A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ito
伊藤 寛之
Hisako Tanaka
田中 久子
Hiroshi Ota
太田 昊
Toru Onishi
大西 徹
Tsuneaki Imai
今井 秩明
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Agro Inc
Original Assignee
Sankyo Agro Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Agro Co Ltd filed Critical Sankyo Agro Co Ltd
Priority to JP2002306515A priority Critical patent/JP2004143045A/ja
Publication of JP2004143045A publication Critical patent/JP2004143045A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Abstract

【課題】
【解決手段】一般式
【化1】
Figure 2004143045

……は、単結合又は二重結合を表し、
Rは、置換されてよいC〜Cアルキル基、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基を表し、
Xは、ハロゲン原子、置換されてよいC〜Cアルキル基又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基を表し、
mは、0〜6の整数を表し、
Zは、C〜Cアルキル基であり、
nは、0〜6の整数を表し、
nが2以上であるとき、任意の2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基であってもよい。]
で表されるN−(3−キノリル)アミド誘導体又はその塩を有効成分として含有する農薬。
【選択図】なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、N−(3−キノリル)アミド誘導体又はその塩を有効成分として含有する農薬に関する。
【0002】
【従来の技術】
非特許文献1には、3−シクロヘキサンカルボニルアミドキノリンが記載されているが、α位に置換基を有するシクロアルキルカルボン酸と3−キノリルアミンが結合したN−アシル体は記載されておらず、また、農園芸用殺菌剤に関する記載もない。このように、N−(3−キノリル)アミド誘導体が農園芸用殺菌剤として使用できることは従来知られていない。
【0003】
【非特許文献1】
シンレット(Synlett)、1999年、No.12、P.1957−1959
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者らは、N−(3−キノリル)アミド誘導体について鋭意研究を重ねた結果、3−アミノキノリル基に、α位に置換基を有する、シクロヘキサンカルボン酸又はシクロヘキセンカルボン酸が結合したN−(3−キノリル)アミド誘導体が、種々の植物病害に対し優れた殺菌活性を有し農薬の有効成分として有用であり、特に、植物のかび病のなかでも農園芸用作物に対してしばしば重篤な被害を与えるイネいもち病(Pyricularia oryzae)並びにトマト、キュウリ及びインゲンの灰色かび病(Botrytis cinerea)に対して低薬量で防除が可能であることを見出し、本発明を完成した。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、一般式
【0006】
【化2】
Figure 2004143045
【0007】
[式中、……は、単結合又は二重結合を表し、
Rは、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のハロゲン原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基を表し、
Xは、ハロゲン原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基(当該アルコキシ基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)を表し、
mは、0〜6の整数を表し、
mが2以上であるとき、複数のXは同一であっても異なっていてもよく、
Zは、C〜Cアルキル基であり、
nは、0〜6の整数を表し、
nが2以上であるとき、複数のZは同一であっても異なっていてもよく、任意の2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基を形成してよい。]
で表される化合物又はその塩を有効成分として含有する農薬(好適には、農園芸用殺菌剤であり、より好適には、いもち病防除剤又は灰色かび病防除剤である。)である。
【0008】
本発明において、「C〜Cアルキル基」は、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、イソペンチル基、2−メチルブチル基、ネオペンチル基、1−エチルプロピル基、へキシル基、4−メチルペンチル基、3−メチルペンチル基、2−メチルペンチル基、1−メチルペンチル基、3,3−ジメチルブチル基、2,2−ジメチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、1,2−ジメチルブチル基、1,3−ジメチルブチル基、2,3−ジメチルブチル基、2−エチルブチル基、ヘプチル基、オクチル基のような炭素数1乃至8個の直鎖又は分枝鎖アルキル基であり、好適には、炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、より好適には、炭素数1乃至5個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、更により好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、また更により好適には、炭素数1乃至3個の直鎖又は分枝鎖アルキル基(C〜Cアルキル基)であり、特に好適には、メチル基、エチル基又はプロピル基であり、最も好適には、メチル基又はエチル基である。
【0009】
本発明において、「ハロゲン原子」は、フッ素原子、塩素原子、臭素原子又はヨウ素原子であり、好適には、フッ素原子、塩素原子又は臭素原子であり、より好適には、フッ素原子又は塩素原子であり、最も好適には、フッ素原子である。
【0010】
本発明において、「C〜Cシクロアルキル基」は、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基又はシクロヘキシル基であり、好適には、シクロプロピル基又はシクロブチル基であり、より好適には、シクロプロピル基である。
【0011】
本発明において、「C〜Cアルコキシ基」は、例えば、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ基、s−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ基、イソペンチルオキシ基、2−メチルブトキシ基、ネオペンチルオキシ基、1−エチルプロポキシ基、へキシルオキシ基、(4−メチルペンチル)オキシ基、(3−メチルペンチル)オキシ基、(2−メチルペンチル)オキシ基、(1−メチルペンチル)オキシ基、3,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチルブトキシ基、1,1−ジメチルブトキシ基、1,2−ジメチルブトキシ基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,3−ジメチルブトキシ基、2−エチルブトキシ基のような炭素数1乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基であり、好適には、炭素数1乃至4個の直鎖又は分枝鎖アルコキシ基(C〜Cアルコキシ基)であり、より好適には、メトキシ基、エトキシ基又はイソプロポキシ基であり、更により好適には、メトキシ基又はエトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
【0012】
本発明において、「C〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のハロゲン原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)」は、前記「C〜Cアルキル基」の他に、例えば、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨ−ドメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、6,6,6−トリクロロヘキシル基、3,3,4,4−テトラフルオロブチル基のような同一又は異なった1〜4個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C〜Cアルキル基」、シクロプロピルメチル基、シクロブチルメチル基、シクロペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基のような1個の前記「C〜Cシクロアルキル基」が結合した前記「C〜Cアルキル基」、又は、メトキシメチル基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、メトキシエチル基、メトキシプロピル基、メトキシブトキシ基、ペンチルオキシメチル基のような1個の前記「C〜Cアルコキシ基」が結合した前記「C〜Cアルキル基」であり、好適には、同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」、1個の前記「C〜Cシクロアルキル基」又は1個の前記「C〜Cアルコキシ基」により置換されてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、より好適には、同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」、1個の前記「C〜Cシクロアルキル基」又は1個の前記「C〜Cアルコキシ基」により置換されてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、更により好適には、同一又は異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」、1個の「C〜Cシクロアルキル基」又は1個の「C〜Cアルコキシ基」により置換されてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、特に好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基、トリフルオロメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロブチルメチル基、メトキシメチル基又はメトキシエチル基であり、最も好適には、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、シクロブチルメチル基又はメトキシメチル基である。
【0013】
本発明において、「C〜Cアルケニル基」は、例えば、ビニル基、アリル基、1−プロペニル基、2−メチル−1−プロペニル基、2−メチル−2−プロペニル基、3−ブテニル基、2−メチル−2−ブテニル基、2−ペンテニル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基のような炭素数2乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であり、好適には、炭素数2乃至5個の直鎖又は分枝鎖アルケニル基であり、より好適には、ビニル基、アリル基、4−ペンテニル基又は3−メチル−2−ブテニル基であり、更により好適には、アリル基である。
【0014】
本発明において、「C〜Cアルキニル基」は、例えば、プロパルギル基、2−ペンチニル基、3−ペンチニル基、2−ブチニル基のような炭素数3乃至6個の直鎖又は分枝鎖アルキニル基であり、好適には、炭素数3又は4個のアルキニル基であり、更により好適には、プロパルギル基又は2−ペンチニル基であり、特に好適には、2−ペンチニル基である。
【0015】
本発明において、「C〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」は、前記「C〜Cアルキル基」の他に、例えば、トリフルオロメチル基、トリクロロメチル基、ジフルオロメチル基、ジクロロメチル基、ジブロモメチル基、フルオロメチル基、クロロメチル基、ブロモメチル基、ヨ−ドメチル基、2,2,2−トリクロロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、2−ブロモエチル基、2−クロロエチル基、2−フルオロエチル基、3−クロロプロピル基、3,3,3−トリフルオロプロピル基、4−フルオロブチル基、3−フルオロ−2−メチルプロピル基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロピル基、6,6,6−トリクロロヘキシル基のような同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C〜Cアルキル基」であり、好適には、同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換されてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、より好適には、同一又は異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」により置換されてよい前記「C〜Cアルキル基」であり、更により好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、クロロメチル基又はトリフルオロメチル基であり、特に好適には、メチル基、エチル基又はトリフルオロメチル基である。
【0016】
本発明において、「C〜Cアルコキシ基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)」は、前記「C〜Cアルコキシ基」の他に、例えば、トリフルオロメトキシ基、トリクロロメトキシ基、ジフルオロメトキシ基、ジクロロメトキシ基、ジブロモメトキシ基、フルオロメトキシ基、クロロメトキシ基、ブロモメトキシ基、ヨ−ドメトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ基、2,2,2−トリフルオロエトキシ基、2−ブロモエトキシ基、2−クロロエトキシ基、2−フルオロエトキシ基、3−クロロプロポキシ基、3,3,3−トリフルオロプロポキシ基、4−フルオロブトキシ基、3−フルオロ−2−メチルプロポキシ基、3,3,3−トリフルオロ−2−メチルプロポキシ基、6,6,6−トリクロロヘキシルオキシ基のような同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換された前記「C〜Cアルコキシ基」であり、好適には、同一又は異なった1〜3個の前記「ハロゲン原子」により置換されてよい前記「C〜Cアルコキシ基」であり、より好適には、同一又は異なった1〜3個の「フッ素原子又は塩素原子」により置換されてよい前記「C〜Cアルコキシ基」であり、更により好適には、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基又はトリフルオロメトキシ基であり、最も好適には、メトキシ基である。
【0017】
本発明において「C〜Cアルキレン基」は、例えば、メチレン基、エチレン基、トリメチレン基、プロピレン基、テトラメチレン基のような炭素数1〜4個の直鎖又は分枝鎖アルキレン基であり、好適には、メチレン基又はエチレン基であり、より好適には、メチレン基である。
【0018】
本発明の化合物(I)において、
(1)Rは、好適には、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のフッ素原子若しくは塩素原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、より好適には、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子、1個のシクロヘキシル基又は1個のメトキシ基である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、更により好適には、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、特に好適には、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、トリフルオロメチル基、ビニル基、アリル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、プロパルギル基又は2−ペンチニル基であり、最も好適には、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、アリル基又は2−ペンチニル基であり、
(2)Xは、好適には、Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)であり、mが、0、1又は2であり、より好適には、Xが、フッ素原子、塩素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルコキシ基であり、mが、0又は1であり、更により好適には、Xが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1であり、特に好適には、mが、0であり、
(3)Zは、好適には、Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0、1又は2であり、nが2であるとき、2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基を形成してよく、より好適には、Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0又は1であり、更により好適には、Zが、メチル基であり、nが、0又は1であり、特に好適には、nが、0であり、
(4)……は、好適には、単結合〔本発明化合物(I)のアシル基が、1位がRにより置換されたシクロヘキサンカルボニル基である。〕である。
【0019】
本発明の化合物(I)において、好適には、
(a1)Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のフッ素原子若しくは塩素原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、
(a2)Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)であり、mが、0、1又は2であり、
(a3)Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0、1又は2であり、nが2であるとき、2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基を形成してよく、
(a4)……が、単結合又は二重結合であり、
より好適には、
(b1)Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子、1個のシクロヘキシル基又は1個のメトキシ基である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、
(b2)Xが、フッ素原子、塩素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルコキシ基であり、mが、0又は1であり、
(b3)Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0又は1であり、
(b4)……が、単結合又は二重結合であり、
更により好適には、
(c1)Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基であり、
(c2)Xが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1であり、
(c3)Zが、メチル基であり、nが、0又は1であり、
(c4)……が、単結合又は二重結合であり、
特に好適には、
(d1)Rが、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、トリフルオロメチル基、ビニル基、アリル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、プロパルギル基又は2−ペンチニル基であり、
(d2)mが、0であり、
(d3)nが、0であり、
(d4)……が、単結合又は二重結合であり、
最も好適には、
(e)化合物(I)が、1−メチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(8−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(8−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−プロピル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−イソブチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−トリフルオロメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−メチルアリル)−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−メチルアリル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−プロパルギル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−ペンチニル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド、1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド又は1,2−ジメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミドである。
【0020】
本発明の化合物(I)は、例えば、硫酸塩、塩酸塩、硝酸塩、リン酸塩、のような塩にすることができる。それらの塩は、農園芸用の殺菌剤として使用できる限り、本発明に包含される。
【0021】
本発明化合物(I)は溶媒和物にすることができ、それら溶媒和物も、本発明に包含される。そのような溶媒和物は、好適には、水和物である。
【0022】
本発明化合物(I)中には、不斉炭素を有する化合物もあり、その場合には、本願発明は、一種の光学活性体及び数種の光学活性体の任意の割合の混合物をも包含する。
【0023】
本発明の代表化合物を下記表に例示するが、本発明はこれらの化合物に限定されるものではない。
【0024】
以下、「……」において「単」は単結合を、「……」において「二」は二重結合を、「Me」はメチル基を、「Et」はエチル基を、「Pr」はプロピル基を、「iPr」はイソプロピル基を、「cPr」はシクロプロピル基を、「Bu」はブチル基を、「iBu」はイソブチル基を、「tBu」はtert−ブチル基を、「cBu」はシクロブチル基を、「Pent」はペンチル基を、「Hex」はヘキシル基を、「cHex」はシクロヘキシル基を、「2−Et−Bu」は2−エチルブチル基を、「Hept」はヘプチル基を、「Oct」はオクチル基を、「Allyl」はアリル基を、「Vinyl」はビニル基を、「2,4−F」はキノリン環の2位に結合したフッ素原子及び4位に結合したフッ素原子を、「X」において「H」はm=0を、「Y」において「H」はn=0を、「3,3,4,4−F−Bu」は3,3,4,4−テトラフルオロブチル基を、「Y」において「2−5−CH」はシクロヘキサン若しくはシクロヘキセン環の2位及び5位がメチレン基で結ばれていることを、それぞれ示す。
【0025】
【表1】
【0026】
【化3】
Figure 2004143045
【0027】
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
Figure 2004143045
【0028】
【表2】
【0029】
【化4】
Figure 2004143045
【0030】
Figure 2004143045
Figure 2004143045
上記の例示化合物中、好適な化合物は、化合物番号1−1、1−6、1−7、1−26、1−27、1−28、1−29、1−31、1−216、1−223、1−248、1−249、1−445、1−470、1−471、1−667、1−692、1−889、1−1111、1−1137、1−1333、1−1803、1−1999、1−2443、1−2468、1−2469、1−2732、1−2799、1−3000、1−3334、1−3401、1−3481、1−3482、1−3535、1−3602、1−3669、1−3736、1−3749、1−3750、1−3803、1−3816、1−3817、1−3870、1−3884、1−4004、1−4017、1−4018、1−4152、2−1、2−4及び2−5番の化合物であり、
より好適には、化合物番号1−1、1−7、1−26、1−27、1−31、1−223、1−248、1−249、1−445、1−471、1−667、1−889、1−1111、1−1137、1−1333、1−1803、1−1999、1−2443、1−2468、1−2469、1−2732、1−3481、1−3482、1−3669、1−3736、1−3749、1−3750、1−3816、1−3817、1−4017、1−4152、2−1及び2−4番の化合物であり、
更により好適には、化合物番号1−1、1−7、1−26、1−31、1−248、1−249、1−471、1−1137、1−1333、1−2443、1−2468、1−2469、1−3481、1−3482、1−3736、1−3817、1−4017、1−4152及び2−1番の化合物である。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明のN−(3−キノリル)アミド誘導体は、以下に記載する工程A又はBの方法によって製造することができる。
【0032】
(工程A)
【0033】
【化5】
Figure 2004143045
【0034】
上式中、……、R、X、m、Z及びnは、前記と同意義を示す。
【0035】
工程Aは、一般式(II)で表されるアミン類を、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下、縮合剤の存在下又は非存在下、一般式(III)で表されるカルボン酸誘導体と脱水縮合することにより、本発明の一般式(I)で表されるN−(3−キノリル)アミド誘導体を製造する工程である。
【0036】
用いられる化合物(III)の量は、化合物(II)1モルに対し、通常、1〜3モルであり、好適には、1.1〜1.5モルである。
【0037】
本発明で塩基を用いる場合、用いられる塩基は、通常の反応において塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化ナトリウム、水素化リチウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸化物若しくはアルカリ土類金属水酸化物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)のような有機塩基類又はブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属類であり得、好適には、有機塩基類であり、更に好適には、トリエチルアミンである。
【0038】
用いられる塩基の量は、化合物(II)1モルに対し、通常、1〜30モルであり、好適には、1.1〜15モルである。
【0039】
本発明で縮合剤を用いる場合、用いられる縮合剤は、通常の脱水縮合反応において縮合剤として使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIPC)、N−エチル−N’−エチル−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(EDC)のようなカルボジイミド類;ジエチルリン酸シアニド(DEPC)、ジフェニルリン酸アジド(DPPA)、ベンズイソオキサゾール−1−イル−トリス(ジメチルアミノ)ホスホニウム ヘキサフルオロリン化物塩(BOP)のようなリン酸類;沃化1−メチル−2−クロロピリジニウム、1−エチル−2−フルオロピリジニウム=テトラフルオロボレートのようなピリジニウム塩類;又は、カルボニルジイミダゾール(CDI)であり得、好適には、ピリジニウム塩類であり、更に好適には、沃化1−メチル−2−クロロピリジニウムである。
【0040】
用いられる縮合剤の量は、化合物(II)1モルに対し、通常、1〜30モルであり、好適には、1.1〜15モルである。
【0041】
本工程で用いられる溶媒は、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等のアミド類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類;又は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類であり、好適には、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、更に好適には、ジクロロメタン、ジクロロエタン又はTHFである。
【0042】
反応温度は、原料化合物、反応試薬及び溶媒などにより異なるが、通常、−20℃〜150℃であり、好適には、0℃〜40℃である。
【0043】
反応時間は、原料化合物、反応試薬、溶媒及び反応温度などにより異なるが、通常10分間〜120時間であり、好適には30分間〜72時間である。
【0044】
本工程に使用される化合物(II)は公知化合物であるか、又は公知の方法を組み合わせて(例えば、ジャーナル・オブ・メディシナル・ケミストリーJ.Med.Chem.,39巻23号4682頁(1996年)に記載された方法によって得られる4−ヒドロキシ−3−ニトロキノリン−2−オンから、ジャーナル・オブ・プラクティカル・ケミストリーJ.Prakt.Chem.,336巻4号311頁(1994年)に記載された方法で2,4−ジクロロ−3−ニトロキノリンを得、これをケミシュ・ベリヒテChem.Ber.,51巻、1509頁(1918年)に記載された方法で目的物を得る)製造することができる。
【0045】
本工程に使用される化合物(III)は公知化合物であるか、又は公知の方法(例えば、オーガニック・シンセシスOrg.Synth.,46巻72頁(1966年)又は、テトラヘドロンTetrahedron,53巻27号9023頁(1997年)に記載された方法)に準じて製造することができる。
【0046】
(工程B)
【0047】
【化6】
Figure 2004143045
【0048】
上式中、……、R、X、m、Z及びnは、前記と同意義を示し、Qは、ハロゲンを示す。
【0049】
工程Bは、一般式(II)で表されるアミン類を、不活性溶媒中、塩基の存在下又は非存在下、一般式(IV)で表されるアシル誘導体によりアシル化することにより、本発明の一般式(I)で表されるN−(3−キノリル)アミド誘導体を製造する工程である。
【0050】
用いられる化合物(IV)の量は、化合物(II)1モルに対し、通常、1〜3モルであり、好適には、1.1〜1.5モルである。
【0051】
本発明で塩基を用いる場合、用いられる塩基は、通常の反応において塩基として使用されるものであれば特に限定はないが、例えば、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化ナトリウム、水素化リチウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウムのようなアルカリ金属水酸化物又はアルカリ土類金属水酸化物;ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウムt−ブトキシドのようなアルカリ金属アルコキシド類;トリエチルアミン、トリブチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N,N−ジメチルアミノ)ピリジン、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノナ−5−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン(DABCO)、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセン(DBU)のような有機塩基類;又は、ブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミドのような有機金属類であり得、好適には、有機塩基類であり、更に好適には、ピリジンである。
【0052】
用いられる塩基の量は、化合物(II)1モルに対し、通常、1〜30モルであり、好適には、1.1〜15モルである。
【0053】
本工程で用いられる溶媒は、反応を阻害しないものであれば特に限定はないが、例えば、ヘキサン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホルム、テトラクロロエタン等のハロゲン化炭化水素類;ジオキサン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、エチレングリコールジメチルエーテル等のエーテル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ヘキサメチルリン酸トリアミド(HMPA)等のアミド類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロヘキサノン等のケトン類;アセトニトリル、イソブチロニトリル等のニトリル類;又は、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル等のエステル類であり得、好適には、ハロゲン化炭化水素類又はエーテル類であり、更に好適には、ジクロロメタン、ジクロロエタン又はTHFである。
【0054】
反応温度は、原料化合物、反応試薬及び溶媒などにより異なるが、通常、−20℃〜150℃であり、好適には、0℃〜40℃である。
【0055】
反応時間は、原料化合物、反応試薬、溶媒及び反応温度などにより異なるが、通常、10分間〜120時間であり、好適には、30分間〜72時間である。
【0056】
本工程に使用される化合物(IV)は公知化合物であるか、又は公知の方法(例えば、新実験化学講座(丸善株式会社、1977年)、14巻、有機化合物の合成と反応(II)、の1106頁(5・5酸ハロゲン化物の章の5・5・2カルボン酸又はその誘導体からの合成)に記載された方法)に準じて化合物(III)から製造することができる。
【0057】
上記各反応終了後、各反応の目的化合物は、常法に従って反応混合物から採取することができる。例えば、反応混合物を適宜中和し、又、不溶物が存在する場合には濾過により除去した後、水と酢酸エチルのような混和しない有機溶媒を加え、水洗後、目的化合物を含む有機層を分離し、無水硫酸マグネシウム等で乾燥後、溶剤を留去することによって得られる。
【0058】
得られた目的化合物は必要ならば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によって更に精製できる。
【0059】
本発明の化合物(I)の塩を製造する工程は、各工程で製造した本願化合物(I)を含む反応混合物の抽出濃縮物、又は、化合物(I)を適当な溶媒に溶解させた液に酸を加えることによって行われる。
【0060】
反応に使用される酸は、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、沃化水素酸のようなハロゲン化水素酸、硝酸、過塩素酸、硫酸、燐酸等の無機酸;メタンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸、エタンスルホン酸のような低級アルキルスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸のようなアリールスルホン酸、コハク酸、蓚酸等の有機酸塩;及びサッカリンのような有機酸アミド化合物を挙げることができる。
【0061】
酸は、通常1当量乃至10当量用いられ、好適には1当量乃至5当量である。
【0062】
反応に使用される溶媒は、本反応を阻害しない限り特に限定は無いが、好適には、エーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコール類を挙げることができる。
【0063】
反応温度は、−20℃〜50℃であり、好適には−10℃〜30℃である。
【0064】
反応時間は、用いられる溶媒の種類及び温度などにより異なるが、通常10分間〜1時間である。
【0065】
生成した塩は常法によって単離される。即ち、結晶として析出する場合は濾取によって、水溶性の場合には、有機溶媒と水との分液によって水溶液として単離される。
【0066】
本発明化合物は、有害生物防除剤の有効成分として有用である。例えば農園芸用殺菌剤としては各種の植物病原菌によって引き起こされる病害に対し優れた防除効果を示す。特にイネいもち病、穂枯病、アズキ、トマト、キュウリ及びインゲンの灰色かび病、菌核病、タマネギ白斑葉枯病、コムギの雪腐病、うどんこ病、リンゴのモニリア病、斑点落葉病、茶のたんそ病、ナシの赤星病、黒斑病、ブドウの黒とう病、カンキツの黒点病等の各種病害などに対して優れた防除効果を示す。本発明化合物は優れた治療効果を有することから感染後の処理による病害防除が可能である。
【0067】
本発明化合物の使用に際しては、従来の農薬製剤の場合と同様に、補助剤と共に、乳剤、粉剤、水和剤、液剤、粒剤、懸濁製剤などの種々の形態に製剤することができる。これらの製剤の実際の使用に際しては、そのまま使用するか、又は水などの希釈剤で所定濃度に希釈して使用することができる。
【0068】
用いられる補助剤としては、担体、乳化剤、懸濁剤、分散剤、展着剤、浸透剤、湿潤剤、増粘剤、安定剤などが挙げられ、必要に応じ適宜添加することができる。
【0069】
用いられる担体は、固体担体と液体担体に分けられ、固体担体は、澱粉、砂糖、セルロース粉、シクロデキストリン、活性炭、大豆粉、小麦粉、もみがら粉、木粉、魚粉、粉乳などの動植物性粉末;又は、タルク、カオリン、ベントナイト、有機ベントナイト、炭酸カルシウム、硫酸カルシウム、重炭酸ナトリウム、ゼオライト、珪藻土、ホワイトカーボン、クレー、アルミナ、シリカ、硫黄粉末などの鉱物性粉末などであり得、液体担体は、水;大豆油、棉実油、トウモロコシ油などの動植物油;エチルアルコール、エチレングリコールなどのアルコール類;アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン類;ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル類;ケロシン、灯油、流動パラフィンなどの脂肪族炭化水素類;キシレン、トリメチルベンゼン、テトラメチルベンゼン、シクロヘキサン、ソルベントナフサなどの芳香族炭化水素類;クロロホルム、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素類;ジメチルホルムアミドなどの酸アミド類;酢酸エチルエステル、脂肪酸のグリセリンエステルなどのエステル類;アセトニトリルなどのニトリル類;ジメチルスルホキシドなどの含硫化合物類;又は、N−メチルピロリドンなどであり得る。
【0070】
本発明化合物と補助剤との配合質量比は、通常0.05:99.95〜90:10であり、好適には0.2:99.8〜80:20である。
【0071】
本発明化合物の使用濃度又は使用量は、対象作物、使用方法、製剤形態、施用量などの違いによって異なるが、茎葉処理の場合、有効成分当たり普通0.1〜10000ppmであり、好適には1〜1000ppmであり、土壌処理の場合には、普通10〜100000g/haであり、好適には200〜20000g/haである。
【0072】
本発明化合物は必要に応じて他の農薬、例えば殺虫剤、殺ダニ剤、誘引剤、殺線虫剤、殺菌剤、抗ウイルス剤、除草剤、植物生長調整剤などと混用又は併用することができ、好適には、殺虫剤、殺ダニ剤、殺線虫剤又は殺菌剤である。
【0073】
用いられる殺虫剤、殺ダニ剤又は殺線虫剤は、例えばO−(4−ブロモ−2−クロロフェニル)O−エチルS−プロピルホスホロチオエート(一般名:プロフェノホス)、O−(2,2−ジクロロビニル) O,O−ジメチルホスフェート(一般名:ジクロルボス)、O−エチル O−{3−メチル−4−(メチルチオ)フェニル} N−イソプロピルホスホロアミデート(一般名:フェナミホス)、O,O−ジメチル O−(4−ニトロ−m−トリル)ホスホロチオエート(一般名:フェニトロチオン)、O−エチル O−(4−ニトロフェニル)フェニルホスホノチオエート(一般名:EPN)、O,O−ジエチル O−(2−イソプロピル−6−メチルピリミジン−4−イル)ホスホロチオエート(一般名:ダイアジノン)、O,O−ジメチル O−(3,5,6−トリクロロ−2−ピリジル)ホスホロチオエート(一般名:クロルピリホスメチル)、O,S−ジメチル N−アセチルホスホロアミドチオエート(一般名:アセフェート)、O−(2,4−ジクロロフェニル) O−エチル S−プロピルホスホロジチオエート(一般名:プロチオホス)のような有機リン酸エステル系化合物;1−ナフチル N−メチルカーバメート(一般名:カルバリル)、2−イソプロポキシフェニル N−メチルカーバメート(一般名:プロポキスル)、2−メチル−2−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド O−メチルカルバモイルオキシム(一般名:アルジカルブ)、2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル N−メチルカーバメート(一般名:カルボフラン)、ジメチルN,N’−〔チオビス{(メチルイミノ)カルボニルオキシ}〕ビスエタンイミドチオエート(一般名:チオジカルブ)、S−メチル N−(メチルカルバモイルオキシ)チオアセトイミデート(一般名:メソミル)、N,N−ジメチル−2−メチルカルバモイルオキシイミノ−2−(メチルチオ)アセトアミド(一般名:オキサミル)、2−(エチルチオメチル)フェニル N−メチルカーバメート(一般名:エチオフェンカルブ)、2−ジメチルアミノ−5,6−ジメチルピリミジン−4−イル N,N−ジメチルカーバメート(一般名:ピリミカーブ)、2−sec−ブチルフェニル N−メチルカーバメート(一般名:フェノブカルブ)のようなカーバメート系化合物;S,S’−2−ジメチルアミノトリメチレンビス(チオカーバメート)(一般名:カルタップ)、N,N−ジメチル−1,2,3−トリチアン−5−イルアミン(一般名:チオシクラム)のようなネライストキシン誘導体;2,2,2−トリクロロ−1,1−ビス(4−クロロフェニル)エタノール(一般名:ジコホル)、4−クロロフェニル−2,4,5−トリクロロフェニルスルホン(一般名:テトラジホン)のような有機塩素系化合物;ビス{トリス(2−メチル−2−フェニルプロピル)チン}オキシド(一般名:酸化フェンブタスズ)のような有機金属系化合物;(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−メチルブチレート(一般名:フェンバレレート)、3−フェノキシベンジル(1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:ペルメトリン)、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1RS)−シス,トランス−3−(2,2−ジクロロビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:シペルメトリン)、(S)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1R)−シス−3−(2,2−ジブロモビニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:デルタメトリン)、(RS)−α−シアノ−3−フェノキシベンジル(1RS)−シス,トランス−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロプロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:シハロトリン)、4−メチル−2,3,5,6−テトラフルオロベンジル−3−(2−クロロ−3,3,3−トリフルオロ−1−プロペニル)−2,2−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート(一般名:テフルトリン)、2−(4−エトキシフェニル)−2−メチルプロピル 3−フェノキシベンジルエーテル(一般名:エトフェンプロックス)のようなピレスロイド系化合物;1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア(一般名:ジフルベンズロン)、1−〔3,5−ジクロロ−4−(3−クロロ−5−トリフルオロメチル−2−ピリジルオキシ)フェニル〕−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア(一般名:クロルフルアズロン)、1−(3,5−ジクロロ−2,4−ジフルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロベンゾイル)ウレア(一般名:テフルベンズロン)のようなベンゾイルウレア系化合物;イソプロピル (2E,4E)−11−メトキシ−3,7,11−トリメチル−2,4−ドテカジエノエート(一般名:メトプレン)のような幼若ホルモン様化合物;2−t−ブチル−5−(4−t−ブチルベンジルチオ)−4−クロロ−3(2H)−ピリダジノン(一般名:ピリダベン)のようなピリダジノン系化合物;t−ブチル 4−{(1,3−ジメチル−5−フェノキシピラゾール−4−イル)メチレンアミノオキシメチル}ベンゾエート(一般名:フェンピロキシメート)のようなピラゾール系化合物;1−(6−クロロ−3−ピリジルメチル)−N−ニトロ−イミダゾリジン−2−イリデンアミン(一般名:イミダクロプリド)などのニトロ系化合物;ジニトロ系化合物、有機硫黄化合物、尿素系化合物、トリアジン系化合物、ヒドラジン系化合物、また、その他の化合物として、2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェニル−3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−1,3,5−チアジアジン−4−オン(一般名:ブブロフェジン)、トランス−(4−クロロフェニル)−N−シクロヘキシル−4−メチル−2−オキソチアゾリジノン−3−カルボキサミド(一般名:ヘキシチアゾクス)、N−メチルビス(2,4−キシリルイミノメチル)アミン(一般名:アミトラズ)、N’−(4−クロロ−o−トリル)−N,N−ジメチルホルムアミジン(一般名:クロルジメホルム)、(4−エトキシフェニル)−{3−(4−フルオロ−3−フェノキシフェニル)プロピル}(ジメチル)シラン(一般名:シラフルオフェン)のような化合物であり得る。更に、本発明化合物は、BT剤、昆虫病原ウイルス剤などのような微生物農薬、アベルメクチン、ミルベマイシンのような抗生物質などと、混用、併用することもできる。
【0074】
用いられる殺菌剤は、例えば、2−アニリノ−4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン(一般名:メパニピリム)、4,6−ジメチル−N−フェニル−2−ピリミジナミン(一般名:ピリメサニル)のようなピリミジナミン系化合物;1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタノン(一般名:トリアジメホン)、1−(ビフェニル−4−イルオキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H,1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(一般名:ビテルタノール)、1−{N−(4−クロロ−2−トリフルオロメチルフェニル)−2−プロポキシアセトイミドイル}イミダゾール(一般名:トリフルミゾール)、1−{2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−ジオキソラン−2−イルメチル}−1H−1,2,4−トリアゾール(一般名:エタコナゾール)、1−{2−(2,4−ジクロロフェニル)−4−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−イルメチル}−1H−1,2,4−トリアゾール(一般名:プロピコナゾール)、1−{2−(2,4−ジクロロフェニル)ペンチル}−1H−1,2,4−トリアゾール(一般名:ペンコナゾール)、ビス(4−フルオロフェニル)(メチル)(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)シラン(一般名:フルシラゾール)、2−(4−クロロフェニル)−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ヘキサンニトリル(一般名:マイクロブタニル)、(2RS、3RS)−2−(4−クロロフェニル)−3−シクロプロピル−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ブタン−2−オール(一般名:シプロコナゾール)、(RS)−1−(4−クロロフェニル)−4,4−ジメチル−3−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ペンタン−3−オール(一般名:ターブコナゾール)、(RS)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−オール(一般名:ヘキサコナゾール)、(2RS,5RS)−5−(2,4−ジクロロフェニル)テトラヒドロ−5−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)−2−フリル2,2,2−トリフルオロエチルエーテル(一般名:ファーコナゾールシス)、N−プロピル−N−{2−(2,4,6−トリクロロフェノキシ)エチル}イミダゾール−1−カルボキサミド(一般名:プロクロラズ)、2−(4−フルオロフェニル−1−(1H−1,2,4トリアゾール−1−イル)−3−トリメチルシリルプロパン−2−オール(一般名:シメコナゾール)のようなアゾール系化合物;6−メチル−1,3−ジチオロ〔4,5−b〕キノキサリン−2−オン(一般名:キノメチオネート)のようなキノキサリン系化合物;マンガニーズエチレンビス(ジチオカーバメート)の重合物(一般名:マンネブ)、ジンクエチレンビス(ジチオカーバメート)の重合物(一般名:ジネブ)、ジンク(亜鉛)とマンガニーズエチレンビス(ジチオカーバメート)(マンネブ)の錯化合物(一般名:マンゼブ)、ジジンクビス(ジメチルジチオカーバメート)エチレンビス(ジチオカーバメート)(一般名:ポリカーバメート)、ジンクプロピレンビス(ジチオカーバメート)の重合物(一般名:プロビネブ)のようなジチオカーバメート系化合物;4,5,6,7−テトラクロロフタリド(一般名:フサライド)、テトラクロロイソフタロニトリル(一般名:クロロタロニル)、ペンタクロロニトロベンゼン(一般名:キントゼン)のような有機塩素系化合物;メチル 1−(ブチルカルバモイル)ベンズイミダゾール−2−イルカーバメート(一般名:ベノミル)、ジメチル4,4’−(o−フェニレン)ビス(3−チオアロファネート)(一般名:チオファネートメチル)、メチルベンズイミダゾール−2−イルカーバメート(一般名:カーベンダジム)のようなベンズイミダゾール系化合物;3−クロロ−N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−α,α,α−トリフルオロトリル)−5−トリフルオロメチル−2−ピリジナミン(一般名:フルアジナム)のようなピリジナミン系化合物;1−(2−シアノ−2−メトキシイミノアセチル)−3−エチル尿素(一般名:シモキサニル)のようなシアノアセトアミド系化合物;メチル N−(2−メトキシアセチル)−N−(2,6−キシリル)−DL−アラニネート(一般名:メタラキシル)、2−メトキシ−N−(2−オキソ−1,3−オキサゾリジン−3−イル)アセト−2’,6’−キシリジド(一般名:オキサジキシル)、(±)−α−2−クロロ−N−(2,6−キシリルアセトアミド)−γ−ブチロラクトン(一般名:オフレース)、メチル N−フェニルアセチル−N−(2,6−キシリル)−DL−アラニネート(一般名:ベナラキシル)、メチル N−(2−フロイル)−N−(2,6−キシリル)−DL−アラニネート(一般名:フララキシル)、(±)−α−〔N−(3−クロロフェニル)シクロプロパンカルボキサミド〕−γ−ブチロラクトン(一般名:シプロフラン)のようなフェニルアミド系化合物;N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスルファミド(一般名:ジクロフルアニド)のようなスルフェン酸系化合物;水酸化第二銅(一般名:水酸化第二銅)、カッパー 8−キノリノレート(一般名:有機銅)のような銅系化合物;5−メチルイソキサゾール−3−オール(一般名:ヒドロキシイソキサゾール)のようなイソキサゾール系化合物;アルミニウムトリス(エチルホスホネート)(一般名:ホセチルアルミニウム)、O−2,6−ジクロロ−p−トリル−O,O−ジメチルホスホロチオエート(一般名:トルクロホス−メチル)、S−ベンジル O,O−ジイソプロピルホスホロチオエート、O−エチル S,S−ジフェニルホスホロジチオエート、アルミニウムエチルハイドロゲンホスホネートのような有機リン系化合物;N−(トリクロロメチルチオ)シクロヘキシ−4−エン−1,2−ジカルボキシミド(一般名:キャプタン)、N−(1,1,2,2−テトラクロロエチルチオ)シクロヘキシ−4−エン−1,2−ジカルボキシミド(一般名:キャプタホル)、N−(トリクロロメチルチオ)フタルイミド(一般名:フォルペット)のようなN−ハロゲノチオアルキル系化合物;N−(3,5−ジクロロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,2−ジカルボキシミド(一般名:プロシミドン)、3−(3,5−ジクロロフェニル)−N−イソプロピル−2,4−ジオキソイミダゾリジン−1−カルボキサミド(一般名:イプロジオン)、(RS)−3−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−ビニル−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオン(一般名:ビンクロゾリン)のようなジカルボキシイミド系化合物;α,α,α−トリフルオロ−3’−イソプロポキシ−o−トルアニリド(一般名:フルトラニル)、3’−イソプロポキシ−o−トルアニリド(一般名:メプロニル)のようなベンズアニリド系化合物;N,N’−〔ピペラジン−1,4−ジイルビス{(トリクロロメチル)メチレン}〕ジホルムアミド(一般名:トリホリン)のようなピペラジン系化合物;2’,4’−ジクロロ−2−(3−ピリジル)アセトフェノン O−メチルオキシム(一般名:ピリフェノックス)のようなピリジン系化合物;(±)−2,4’−ジクロロ−α−(ピリミジン−5−イル)ベンズヒドリルアルコール(一般名:フェナリモル)、(±)−2,4’−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)ベンズヒドリルアルコール(一般名:フルトリアフォル)のようなカルビノール系化合物;(RS)−1−{3−(4−ターシャリーブチルフェニル)−2−メチルプロピル}ピペリジン(一般名:フェンプロピディン)のようなピペリジン系化合物;(±)−シス−4−{3−(4−ターシャリーブチルフェニル)−2−メチルプロピル}−2,6−ジメチルモルフォリン(一般名:フェンプロピモルフ)のようなモルフォリン系化合物;トリフェニルチンヒドロキシド(一般名:フェンチンヒドロキシド)、トリフェニルチンアセテート(一般名:フェンチンアセテート)のような有機スズ系化合物;1−(4−クロロベンジル)−1−シクロペンチル−3−フェニルウレア(一般名:ペンシキュロン)のような尿素系化合物;(E,Z)4−{3−(4−クロロフェニル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)アクリロイル}モリフォリン(一般名:ジメトモルフ)のようなシンナミック酸系化合物;イソプロピル 3,4−ジエトキシカルバニレート(一般名:ジエトフェンカルブ)のようなフェニルカーバメート系化合物;3−シアノ−4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベンゾジオキソール−4−イル)ピロール(一般名:フルジオキソニル)、3−(2’,3’−ジクロロフェニル)−4−シアノ−ピロール(一般名:フェンピクロニル)のようなシアノピロール系化合物であり得る。
【0075】
以下に、実施例、製剤例及び試験例を挙げて本発明化合物を具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0076】
【実施例】
【0077】
【実施例1】
1−メチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−1)
1−メチルシクロヘキサンカルボン酸(71mg、0.5ミリモル)を塩化メチレン(1mL)に溶かし、この溶液に、沃化2−クロロー1−メチルピリジニウム(190mg、0.75ミリモル)、3−アミノキノリン(72mg、0.5ミリモル)及びトリエチルアミン(0.2mL、1.5ミリモル)を順次加え、室温で3時間攪拌した。この反応溶液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮して得た残渣を薄層クロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することにより、目的物30mg(収率22%)を得た。
融点:126−129℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.32 (3H, s), 1.42−1.63 (8H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 7.48−7.66 (2H, m), 7.70 (1H, bs), 7.78 (1H, dd, J=1.8, 8.1Hz), 8.03 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.82 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 268(M), 144, 97, 83。
【0078】
【実施例2】
1−トリフルオロメチル−N−(3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−1999)
1−トリフルオロメチル−3−シクロヘキセンカルボン酸(200mg、1.0ミリモル)をベンゼン(4mL)に溶かし、この溶液に、塩化オキザリル(0.5mL、6.0ミリモル)及びN,N−ジメチルホルムアミド(1滴)を順次加え、室温で12時間攪拌した。この反応溶液を濃縮して得た残渣をアセトニトリル(1mL)に溶解させ、3−アミノキノリン(140mg、1.0ミリモル)及びピリジン(0.16mL、2.0ミリモル)を加え、室温で6時間攪拌した。この反応液を氷水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、有機層を濃縮して得た残渣を薄層クロマトグラフィー(溶出溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=1/1)により精製することにより、目的物140mg(収率44%)を得た。
融点:157−160℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.89−2.04 (1H, m), 2.24−2.30 (2H, m), 2.40−2.50 (2H, m), 2.84−2.94 (1H, m), 5.77 (2H, bs), 7.48−7.71 (3H, m), 7.95 (1H, d, J=8.4Hz), 8.56−8.64 (3H, m).
MS m/z : 320(M), 251, 171, 144。
【0079】
実施例1、2と同様にして、以下の化合物を合成した。
【0080】
【実施例3】
1−エチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−223)
融点:113−116℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.90 (3H, t, J=7.5Hz), 1.26−1.71 (10H, m), 2.04−2.13 (2H, m), 7.47−7.65 (2H, m), 7.76 (1H, d, J=8.4Hz), 7.78 (1H,bs), 8.02 (1H, d, J=8.1Hz), 8.74 (1H, d, J=2.6Hz), 8.80 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 282(M), 144, 111。
【0081】
【実施例4】
1−プロピル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−445)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.88 (3H, t, J=7.1Hz), 1.22−1.62 (12H, m), 2.04−2.13 (2H, m), 7.46−7.65 (2H, m), 7.74 (1H, dd, J=1.1, 7.7Hz), 7.86 (1H, bs), 8.00 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.78 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 296(M), 144, 125。
【0082】
【実施例5】
1−トリフルオロメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−1333)
融点:152℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.07−1.88 (8H, m), 2.37−2.44 (2H, m), 7.52−7.71 (2H, m), 7.80 (1H, bs), 7.80−7.84 (1H, m), 8.07 (1H, d, J=8.8Hz),8.75 (1H, d, J=2.6Hz), 8.81 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 322(M), 144, 131。
【0083】
【実施例6】
1−メチル−N−(5−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−28)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.34 (3H, s), 1.38−1.72 (8H, m), 2.04−2.15 (2H, m), 2.70 (3H, s), 7.37 (1H, d, J=6.8Hz), 7.48−7.56 (1H, m), 7.59 (1H, bs), 7.90 (1H, d, J=8.4Hz), 8.72 (1H, d, J=2.6Hz), 8.98 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 282(M), 184, 158, 130, 103, 97。
【0084】
【実施例7】
1−メチル−N−(6−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−29)
融点:140−143℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.32 (3H, s), 1.25−2.08 (10H, m), 2.52 (3H, s), 7.45 (1H, d, J=8.4Hz), 7.52 (1H, s), 7.62 (1H, bs), 7.91 (1H, d, J=8.4Hz), 8.64 (1H, d, J=2.4Hz), 8.70 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z : 282(M), 158, 130, 97, 55。
【0085】
【実施例8】
1−メチル−N−(4−クロロ−6−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−216)
融点:90−91℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.40−2.20 (10H, m), 2.52 (3H, s), 7.47 (1H, d, J=8.8Hz), 7.56 (1H, s), 7.83 (1H, d, J=8.8Hz), 8.23 (1H, bs), 9.14 (1H, s).
MS m/z : 318(M+2), 316(M), 281, 192, 164, 155。
【0086】
【実施例9】
1−アリル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2443番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.30−1.75 (8H, m), 2.08−2.19 (2H, m), 2.37 (2H, d, J=7.3Hz), 5.04−5.10 (2H, m), 5.71−5.92 (1H, m), 7.46−7.65 (2H,m), 7.74 (1H, dd, J=1.5, 7.3Hz), 7.83 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=7.7Hz), 8.72 (1H, d, J=2.6Hz), 8.75 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 294(M), 144, 123。
【0087】
【実施例10】
1−メチル−N−(5−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−4番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.50−1.62 (8H, m), 2.05−2.14 (2H, m), 7.17−7.25 (1H, m), 7.45−7.60 (1H, m), 7.63 (1H, s), 7.85 (1H,d, J=7.9Hz), 8.84 (1H, d, J=2.6Hz), 8.92 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 286(M), 162, 134, 125, 107。
【0088】
【実施例11】
1−メチル−N−(6−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−5番)
融点:128−130℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.32 (3H, s), 1.22−2.11 (10H, m), 7.32−7.43 (2H, m) 7.63 (1H, bs), 7.98−8.05 (1H, m), 8.65−8.80 (2H, m).
MS m/z : 286(M), 162, 125, 107, 97。
【0089】
【実施例12】
1−メチル−N−(7−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−6番)
融点:126−127℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.49−1.67 (8H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 7.33 (1H, dt, J=2.4, 9.3Hz), 7.61 (1H, s), 7.67 (1H, dd, J=2.4, 9.3Hz), 7.78 (1H, dd, J=6.1, 9.3Hz), 8.71 (1H, d, J=2.6Hz), 8.84 (1H,d, J=2.6Hz).
MS m/z : 286(M), 162, 134, 125, 107。
【0090】
【実施例13】
1−メチル−N−(8−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−7番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.50−1.65 (8H, m), 2.08−2.13 (2H, m), 7.30−7.64 (4H, m), 8.72 (1H, s), 8.94 (1H, s).
MS m/z : 286(M), 162, 134, 125, 97。
【0091】
【実施例14】
1−メチル−N−(2−クロロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−8番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.34 (3H, s), 1.50−1.65 (8H, m), 2.06−2.09 (2H, m), 7.51−7.68 (2H, m), 7.81 (1H, d, J=8.1Hz), 7.94 (1H, d, J=8.1Hz), 8.26 (1H, s), 9.24 (1H, s).
MS m/z : 302(M), 267, 178, 142, 115。
【0092】
【実施例15】
1−メチル−N−(7−クロロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−12番)
融点:125−127℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.32 (3H, s), 1.45−1.65 (8H, m), 2.04−2.11 (2H, m), 7.48 (1H, dd, J=2.1, 8.7Hz), 7.61 (1H, s), 7.72 (1H, d, J=8.7Hz), 8.03 (1H, d, J=2.1Hz), 8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.83 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 302(M), 178, 150, 125, 97。
【0093】
【実施例16】
1−メチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−26番)
融点:122−125℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.34 (3H, s), 1.28−2.09 (10H, m), 2.72 (3H, s) 7.43−7.65 (3H, m), 7.77 (1H, dd, J=1.5, 8.0 Hz), 7.95, (1H, d, J=8.4Hz), 8.84 (1H, s).
MS m/z : 282(M), 158, 130, 97, 89。
【0094】
【実施例17】
1−メチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−27番)
融点:135−137℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.28 (3H, s), 1.35−1.60 (8H, m), 2.00−2.10 (2H, m), 2.35 (3H, s), 7.40−7.70 (2H, m), 7.72 (1H, bs), 7.81 (1H, dd,J=1.3, 8.2Hz), 8.00 (1H, dd, J=1.1, 8.4Hz), 8.69 (1H, s).
MS m/z : 282(M), 159, 130。
【0095】
【実施例18】
1−メチル−N−(7−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−30番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.43−1.65 (8H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 2.55 (3H, s), 7.37 (1H, d, J=8.4Hz), 7.54 (1H, s), 7.69 (1H, d, J=8.4Hz), 7.81(1H, s), 8.67 (1H, d, J=2.6Hz), 8.78 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 282(M), 158, 130, 103, 97。
【0096】
【実施例19】
1−メチル−N−(8−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−31番)
融点:116−118℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.43−1.65 (8H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 2.78 (3H, s), 7.37−7.48 (2H, m), 7.58−7.66 (2H, m), 8.71 (1H,d, J=2.6Hz), 8.81 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 282(M), 158, 130, 103, 97。
【0097】
【実施例20】
1−メチル−N−(2−プロピル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−38番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.09 (3H, t, J=7.3), 1.33 (1H, s), 1.45−1.70 (8H, m), 1.85 (2H, m), 2.00−2.10 (2H, m), 2.95 (1H, t, J=7.9Hz), 7.40−7.70 (3H, m), 7.76 (1H, d, J=8.1Hz), 7.98 (1H, d, J=8.4Hz), 8.87 (1H, s).
MS m/z : 310(M), 282, 213, 185, 158。
【0098】
【実施例21】
1−メチル−N−(2−イソプロピル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−44番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.34 (3H, s), 1.44 (6H, d, J=6.7Hz), 1.40−1.70 (8H, m), 1.95−2.15 (2H, m), 3.23 (1H, m), 7.40−7.65 (3H, m), 7.76 (1H, d, J=8.8Hz), 7.99 (1H, d, J=8.4Hz), 8.84 (1H, s).
MS m/z : 310(M), 267, 213, 171, 158。
【0099】
【実施例22】
1−メチル−N−(5,7−ジメチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−180番)
物性:ガム状。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.33 (3H, s), 1.44−2.10 (10H, m), 2.49 (3H, s), 2.63 (3H, s), 7.20 (1H, s), 7.65 (1H, s), 7.70 (1H, bs), 8.68 (1H, bs), 8.88 (1H, d, J=2.5Hz).
MS m/z : 296(M), 172, 157, 144, 97。
【0100】
【実施例23】
1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−248番)
融点:115−118℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.94 (3H, t, J=7.5Hz), 1.26−2.15 (12H, m), 2.72 (3H, s), 7.43−7.65 (3H, m), 7.78 (1H, dd, J=1.5, 7.7Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.87 (1H, s).
MS m/z : 296(M), 158, 130, 111, 89, 69。
【0101】
【実施例24】
1−エチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−249番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.99 (3H, t, J=7.5Hz), 1.39−1.76 (8H, m),2.09−2.15 (2H, m), 2.56 (3H, s), 7.38 (1H, bs), 7.52−7.72 (2H, m), 7.99(1H, d, J=9.2Hz), 8.08 (1H, d, J=8.0Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 296(M), 158。
【0102】
【実施例25】
1−プロピル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−470番)
融点:148−149℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.91 (3H, t, J=7.0Hz), 1.26−2.15 (14H, m), 2.72 (3H, s), 7.43−7.65 (3H, m), 7.77 (1H, dd, J=1.1, 8.0Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.87 (1H, s).
MS m/z : 310(M), 268, 158, 142, 125, 89。
【0103】
【実施例26】
1−プロピル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−471番)
融点:130−132℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.95 (3H, t, J=7.0Hz), 1.22−1.67 (12H, m), 2.04−2.15 (2H, m), 2.56 (3H, s), 7.37 (1H, bs), 7.53−7.71 (2H, m), 7.99 (1H, d, J=8.0Hz), 8.08 (1H, d, J=8.0Hz), 8.90 (1H, s).
MS m/z : 310(M), 268, 158。
【0104】
【実施例27】
1−イソプロピル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−667番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.99 (6H, d, J=7.0Hz), 1.40−1.85 (9H, m),2.13−2.20 (2H, m), 7.45−7.65 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1Hz), 8.04 (1H, dd, J=1.6, 8.1Hz), 8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.84 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 296(M), 279, 265, 167, 149。
【0105】
【実施例28】
1−イソプロピル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−692番)
物性:ガム状。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.01 (6H, d, J=6.6Hz), 1.26−2.16 (11H, m), 2.72 (3H, s), 7.43−7.65 (3H, m), 7.77 (1H, d, J=7.7Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.91 (1H, s).
MS m/z : 310(M), 158, 142, 125, 89。
【0106】
【実施例29】
1−ブチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−889番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.87 (3H, t, J=6.6Hz), 1.10−1.70 (14H, m), 2.00−2.15 (2H, m), 7.50−7.70 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1Hz), 8.04 (1H,d, J=8.4Hz), 8.72 (1H, d, J=2.6Hz), 8.85 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 310(M), 254, 144, 139。
【0107】
【実施例30】
1−イソブチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−1111番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.88 (6H, d, J=6.6Hz), 1.40−1.90 (9H, m),1.58 (2H, d, J=5.9Hz), 2.05−2.15 (2H, m), 7.45−7.65 (1H, m), 7.77 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=8.4Hz), 8.76 (1H, d, J=2.4Hz), 8.83 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z : 310(M), 254, 145, 139。
【0108】
【実施例31】
1−イソブチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−1136番)
融点:120−123℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.91 (6H, d, J=6.6Hz), 1.26−2.15 (13H, m), 2.73 (3H, s), 7.43−7.65 (3H, m), 7.78 (1H, dd, J=8.0,1.5Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 324(M), 268, 158, 139, 130, 115, 97, 83。
【0109】
【実施例32】
1−イソブチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−1137番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.97 (6H, d, J=6.6Hz), 1.57−1.89 (11H, m), 2.05−2.15 (2H, m), 2.58 (3H, s), 7.36 (1H, bs), 7.53−7.71 (2H, m), 8.00 (1H, d, J=9.8Hz), 8.09 (1H, d, J=7.8Hz), 8.95 (1H, s).
MS m/z : 324(M), 279, 268, 167, 158。
【0110】
【実施例33】
1−メチル−N−(3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−1777番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.38 (3H, s), 1.74 (1H, dd, J=6.3, 14.5Hz), 2.00−2.20 (4H, m), 2.62 (1H, d, J=14.5Hz), 5.72−5.83 (2H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.76 (1H, d, J=8.1Hz), 7.95 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=8.1Hz),8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.78 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 266(M), 144, 128, 116。
【0111】
【実施例34】
1−メチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−1802番)
融点:91−93℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.40 (3H, s), 1.65−2.57 (6H, m), 2.67 (3H, s), 5.82−5.95 (2H, m), 7.43−7.64 (2H, m), 7.76 (1H, dd, J=1.5, 8.0Hz),7.95, (1H, d, J=8.4Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 280(M), 265, 184, 158, 130, 95。
【0112】
【実施例35】
1−メチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−1803番)
融点:96−98℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.42 (3H, s), 1.61−1.81 (1H, m), 2.05−2.25 (4H, m), 2.54 (3H, s), 2.61−2.70 (1H, m), 5.87 (2H, bs), 7.51−7.71 (3H, m), 8.00 (1H, d, J=8.4Hz), 8.09 (1H, d, J=7.0Hz), 8.94 (1H, s).
MS m/z : 280(M), 265, 158。
【0113】
【実施例36】
1−アリル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2468番)
融点:117−119℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.42−2.15 (10H, m), 2.39 (2H, d, J=7.7Hz), 2.71 (3H, s), 5.06−5.16 (2H, m), 5.72−5.93 (1H, m), 7.43−7.65 (3H, m),7.77 (1H, dd, J=1.5, 8.0Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.85 (1H, s).
MS m/z : 308(M), 293, 266, 158, 142, 130, 123。
【0114】
【実施例37】
1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2469番)
融点:156−158℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.42−1.69 (8H, m), 2.05−2.16 (2H, m), 2.42 (2H, d, J=7.8Hz), 2.57 (3H, s), 5.14 (1H, d, J=2.6Hz), 5.20 (1H, s), 5.80−6.00 (1H, m), 7.32 (1H, bs), 7.53−7.72 (2H, m), 8.00 (1H, d, J=8.0Hz), 8.09 (1H, d, J=7.8Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 308(M), 266, 158。
【0115】
【実施例38】
1−t−ブチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2665番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.03 (9H, s), 1.30−1.85 (8H, m), 2.20−2.30 (2H, m), 7.50−7.70 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.4Hz), 8.04 (1H, d, J=8.4Hz), 8.71 (1H, d, J=2.6Hz), 8.85 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 310(M), 254, 144, 139。
【0116】
【実施例39】
1−ペンチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2732番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.81−0.87 (3H, m), 1.26−1.65 (16H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1Hz), 8.04 (1H, d, J=8.1Hz), 8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.84 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 324(M), 254, 153, 144, 128。
【0117】
【実施例40】
1−ヘキシル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2799番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.81−0.89 (3H, m), 1.25−1.64 (18H, m), 2.05−2.12 (2H, m), 7.49−7.66 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=7.7Hz), 8.04 (1H, d, J=8.8Hz), 8.71 (1H, d, J=2.4Hz), 8.85 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z : 338(M), 254, 167, 144, 128。
【0118】
【実施例41】
1−(2−エチルブチル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2866番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.75−0.90 (6H, m), 1.19−2.37 (17H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1Hz), 8.04 (1H, d, J=8.1Hz), 8.73 (1H,
s), 8.82(1H, s).
MS m/z : 338(M), 254, 167, 144, 128。
【0119】
【実施例42】
1−ヘプチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−2933番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.81−0.84 (3H, m), 1.25−1.60 (20H, m), 2.07−2.10 (2H, m), 7.50−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=7.7Hz), 8.04 (1H, d, J=8.8Hz), 8.71 (1H, s), 8.84 (1H, s).
MS m/z : 352(M), 254, 181, 144, 111。
【0120】
【実施例43】
1−オクチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3000番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.81−0.84 (3H, m), 1.22−1.60 (22H, m), 2.07−2.12 (2H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=7.7Hz), 8.04 (1H, d, J=8.4Hz), 8.71 (1H, s), 8.83 (1H, s).
MS m/z : 366(M), 254, 195, 144, 111。
【0121】
【実施例44】
1−クロロメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3134番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.40−1.90 (8H, m), 2.10−2.30 (2H, m), 3.75 (2H, s), 7.50−7.70 (2H, m), 7.78 (1H, bs), 7.81 (1H, dd, J=1.7, 8.1Hz), 8.05 (1H, d, J=8.1Hz), 8.75 (1H, d, J=2.8Hz), 8.79 (1H, d, J=2.8Hz).
MS m/z : 304(M+2), 302(M), 267, 144, 131, 116。
【0122】
【実施例45】
1−(3,3,4,4−テトラフルオロブチル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3201番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.35−2.15 (14H, m), 5.41−5.98 (1H, m), 7.50−7.69 (3H, m), 7.81 (1H, d, J=8.4Hz), 8.05 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.81 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 382(M), 211, 169, 144, 128。
【0123】
【実施例46】
1−シクロブチルメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3267番)
融点:174−177℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.43−2.48 (19H, m), 7.49−7.66 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=7.7Hz), 8.04 (1H, d, J=8.4Hz), 8.71 (1H, s), 8.84 (1H, s).
MS m/z : 322(M), 254, 226, 151, 144。
【0124】
【実施例47】
1−シクロヘキシルメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3334番)
融点:167−169℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.85−2.11 (23H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.81 (1H, d, J=8.4Hz), 8.04 (1H, d, J=8.4Hz), 8.71 (1H, d, J=2.6Hz), 8.80(1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 350(M), 254, 179, 144, 97。
【0125】
【実施例48】
1−ビニル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3401番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.40−1.80 (8H, m), 2.10−2.20 (2H, m), 5.34 (1H, d, J=17.6Hz), 5.40 (1H, d, J=10.6Hz), 5.94 (1H, dd, J=10.6, 17.6Hz), 7.45−7.60 (2H, m), 7.69 (1H, dd, J=1.7, 8.1Hz), 7.98 (1H, d, J=8.4Hz), 8.20 (1H, bs), 8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 280(M), 171, 144, 109。
【0126】
【実施例49】
1−(2−メチルアリル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3468番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.30−1.80 (8H, m), 1.69 (3H, s), 2.10−2.20 (2H, m), 2.36 (2H, s), 4.74 (1H, bs), 4.90 (1H, bs), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75−7.85 (2H, m), 8.03 (1H, dd, J=0.7, 8.4Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz),8.80 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 308(M), 252, 144, 137。
【0127】
【実施例50】
1−(2−メチルアリル)−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3481番)
融点:125−128℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.26−2.71 (10H, m), 1.71 (3H, s), 2.37 (2H, s), 2.71 (3H, s), 4.77−4.94 (2H, m), 7.43−7.65 (3H, m), 7.78 (1H, d,d, J=8.0,1.5Hz), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.96 (1H, s).
MS m/z : 322(M), 307, 266, 158, 137, 130, 109, 95。
【0128】
【実施例51】
1−(2−メチルアリル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3482番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.41−1.69 (8H, m), 1.79 (3H, s), 2.14−2.22 (2H, m), 2.40 (1H, s), 2.56 (3H, s), 4.81 (1H, s), 4.96 (1H, s), 7.41 (1H, bs), 7.52−7.71 (2H, m), 7.98 (1H, d, J=8.4Hz), 8.08 (1H, d, J=8.4Hz), 8.97 (1H, s).
MS m/z : 322(M), 307, 266, 158。
【0129】
【実施例52】
1−(3−メチル−2−ブテニル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3535番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.47−1.73 (14H, m), 2.08−2.12 (2H, m), 2.31 (1H, d, J=8.1Hz), 5.19−5.27 (1H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=7.7Hz), 8.03 (1H, d, J=8.4Hz), 8.64 (1H, d, J=2.6Hz), 8.81 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 322(M), 254, 151, 144, 128。
【0130】
【実施例53】
1−(3−ブテニル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3602番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.30−1.75 (10H, m), 2.00−2.20 (4H, m), 4.92 (1H, d, J=10.3Hz), 4.99 (1H, d, J=17.2Hz), 5.65−5.85 (1H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75−7.80 (2H, m), 8.02 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 308(M), 254, 144, 137。
【0131】
【実施例54】
1−(4−ペンテニル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3669番)
融点:98−101℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.24−1.66 (12H, m), 2.02−2.12 (4H, m), 4.92−5.02 (2H, m), 5.64−5.85 (1H, m), 7.49−7.67 (3H, m), 7.80 (1H, d, J=8.1Hz), 8.04 (1H, d, J=8.4Hz), 8.70 (1H, d, J=2.6Hz), 8.85 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 322(M), 254, 151, 144, 128。
【0132】
【実施例55】
1−プロパルギル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3736番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.45−1.65 (8H, m), 2.05−2.15 (2H, m), 2.20 (1H, t, J=2.7Hz), 2.53 (2H, d, J=2.7Hz), 7.45−7.70 (1H, m), 7.78 (1H, d, J=7.3Hz), 8.03 (1H, d, J=8.4Hz), 8.09 (1H, bs), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 292(M), 144, 121。
【0133】
【実施例56】
1−プロパルギル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3749番)
物性:ガム状。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.26−2.23 (11H, m), 2.56 (2H, d, J=2.6Hz), 2.75 (3H, s), 7.43−7.66 (2H, m), 7.77 (1H, dd, J=8.0,1.5Hz), 7.83 (1H,bs), 7.96, (1H, d, J=8.4Hz), 8.87 (1H, s).
MS m/z : 306(M), 291, 251, 158, 142, 130, 121, 115。
【0134】
【実施例57】
1−プロパルギル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3750番)
融点:124−125℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.41−1.65 (8H, m), 2.21−2.26 (3H, m), 2.57 (2H, q, J=2.8Hz), 2.60 (3H, s), 7.53−7.72 (3H, m), 8.01 (1H, d, J=8.4Hz), 8.09 (1H, d, J=8.2Hz), 8.91 (1H, s).
MS m/z : 306(M), 291, 251, 158。
【0135】
【実施例58】
1−(2−ペンチニル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3803番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.11 (3H, t, J=7.3Hz), 1.30−1.65 (8H, m),2.10−2.30 (4H, m), 2.48 (2H, t, J=2.4Hz), 7.40−7.65 (2H, m), 7.73 (1H, dd, J=1.3, 8.3Hz), 8.00 (1H, d, J=8.8Hz), 8.43 (1H, bs), 8.72 (1H, d, J=2.6Hz), 8.78 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 320(M), 149, 145, 128, 116, 107。
【0136】
【実施例59】
1−(2−ペンチニル)−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3816番)
融点:142−143℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.09 (3H, t, J=7.5Hz), 1.57−2.26 (12H, m), 2.52 (2H, t, J=2.5Hz), 2.76 (3H, s), 7.44−7.65 (2H, m), 7.77 (1H, d, J=7.0Hz), 7.94 (1H, bs), 7.96, (1H, d, J=7.7Hz), 8.89(1H, s).
MS m/z : 334(M), 319, 306, 291, 265, 167, 158。
【0137】
【実施例60】
1−(2−ペンチニル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3817番)
融点:97−99℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.13 (3H, t, J=7.5Hz), 1.45−1.61 (8H, m),2.14−2.30 (4H, m), 2.53 (2H, t, J=2.4Hz), 2.59 (3H, s), 7.52−7.72 (2H, m), 7.82 (1H, bs), 8.00 (1H, d, J=9.6Hz), 8.09 (1H, d, J=8.6Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 334(M), 319, 305, 158。
【0138】
【実施例61】
1−メトキシメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3870番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.45−1.65 (8H, m), 1.95−2.05 (2H, m), 3.50 (3H, s), 3.53 (2H, s), 7.45−7.65 (2H, m), 7.78 (1H, d, J=7.1Hz), 8.03 (1H, d, J=8.0Hz), 8.69 (1H, bs), 8.80 (1H, s), 8.95 (1H, s).
MS m/z : 298(M), 144, 127。
【0139】
【実施例62】
1−メトキシメチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3883番)
融点:90−96℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.53−2.04 (10H, m), 2.70 (3H, s), 3.53 (3H, s), 3.57 (2H, s), 7.42−7.62 (2H, m), 7.76 (1H, dd, J=8.0,1.1Hz), 7.94, (1H, d, J=8.4Hz), 8.97 (1H, s), 9.02(1H, bs).
MS m/z : 312(M), 280, 158, 142, 127, 95, 89。
【0140】
【実施例63】
1−メトキシメチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3884番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.55−1.62 (8H, m), 2.05−2.11 (2H, m), 2.55 (3H, s), 3.51 (3H, s), 3.56 (2H, s), 7.52−7.69 (2H, m), 7.99 (1H, d, J=8.4Hz), 8.09 (1H, d, J=8.4Hz), 8.52 (1H, bs), 9.08 (1H, s).
MS m/z : 312(M), 280, 173, 158。
【0141】
【実施例64】
1−(2−メトキシエチル)−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−3937番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.45−1.65 (8H, m), 1.93 (2H, t, J=6.4Hz),2.05−2.20 (2H, m), 3.33 (3H, s), 3.52 (2H, t, J=6.4Hz), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75 (1H, dd, J=1.8, 8.1Hz), 8.01 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73 (1H, bs), 8.73 (1H, d, J=2.6Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 312(M), 254, 169, 144, 109。
【0142】
【実施例65】
1−エチル−N−(3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4004番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.94 (3H, t, J=7.5Hz), 1.22−2.22 (7H, m),2.63 (1H, d, J=17.5Hz), 5.72−5.88 (2H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75 (1H,d, J=7.9Hz), 7.92 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=8.4Hz), 8.69 (1H, d, J=2.6Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 280(M), 144, 109。
【0143】
【実施例66】
1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4017番)
物性:ガム状。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.97 (3H, t, J=7.3Hz), 1.44−2.59 (8H, m),2.67 (3H, s), 5.83−5.96 (2H, m), 7.43−7.64 (2H, m), 7.74 (1H, bs), 7.76(1H, dd, J=8.0,1.5Hz), 7.95, (1H, d, J=8.8Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 294(M), 265, 158, 142, 130, 109, 89。
【0144】
【実施例67】
1−エチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4018番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.26 (3H, t, J=7.2Hz), 1.47−2.19 (7H, m),2.53 (3H, s), 2.62−2.70 (1H, m), 5.81−5.95 (2H, m), 7.52−7.71 (3H, m), 7.99 (1H, d, J=8.0Hz), 8.08 (1H, d, J=8.4Hz), 8.91 (1H, s).
MS m/z : 294(M), 265, 158。
【0145】
【実施例68】
1−プロピル−N−(3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4071番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.92 (3H, t, J=5.1Hz), 1.22−2.25 (9H, m),2.63 (1H, d, J=17.6Hz), 5.72−5.88 (2H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.78 (1H,d, J=8.1Hz), 7.90 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=8.1Hz), 8.69 (1H, d, J=2.6Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 294(M), 251, 144, 123。
【0146】
【実施例69】
1−アリル−N−(3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4138番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.70−2.75 (8H, m), 5.10−5.19 (2H, m), 5.72−5.91 (3H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.76 (1H, d, J=7.3Hz), 7.91 (1H, bs),8.02 (1H, d, J=8.4Hz), 8.67 (1H, d, J=2.4Hz), 8.77 (1H, d, J=2.4Hz).
MS m/z : 292(M), 251, 144, 121。
【0147】
【実施例70】
1−アリル−N−(2−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4151番)
融点:86℃。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.69−2.79 (8H, m), 2.66 (3H, s), 5.11−5.20 (2H, m), 5.75−5.96 (3H, m), 7.43−7.65 (2H, m), 7.74 (1H, bs), 7.76 (1H, d, J=8.0Hz), 7.95, (1H, d, J=8.4Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 306(M), 265, 158, 121, 93, 79。
【0148】
【実施例71】
1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド(化合物番号1−4152番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.70−1.84 (1H, m), 2.05−2.35 (5H, m), 2.52 (3H, s), 2.56−2.77 (2H, m), 5.15 (1H, bs), 5.22 (1H, d, J=7.0Hz), 5.81−5.93 (3H, m), 7.52−7.72 (3H, m), 7.98 (1H, d, J=9.2Hz), 8.08 (1H, d, J=8.4Hz), 8.89 (1H, s).
MS m/z : 306(M), 265, 158。
【0149】
【実施例72】
1−メチル−N−(2,4−ジメチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号1−4205番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.22 (3H, s), 1.25−1.60 (8H, m), 1.90−2.10 (2H, m), 2.24 (3H, s), 2.48 (3H, s), 7.41 (1H, t, J=8.2Hz), 7.55−7.75 (3H, m), 7.93 (1H, dd, J=0.7, 8.4Hz).
MS m/z : 296(M), 172, 144。
【0150】
【実施例73】
1,2−ジメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号2−1番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.80−1.10 (3H, m), 1.20−2.10 (12H, m), 7.50−7.70 (3H, m), 7.78 (1H, dd, J=1.7, 7.7Hz), 8.02 (1H, d, J=8.8Hz), 8.70−8.80 (2H, m).
MS m/z : 282(M), 144, 111。
【0151】
【実施例74】
1,3−ジメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号2−2番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.80−1.00 (6H, m), 1.20−2.10 (9H, m), 7.45−7.65 (2H,m), 7.75(1H, d, J=8.1Hz), 8.01 (1H, d, J=8.4Hz), 8.19 (1H, bs), 8.75−8.85 (2H, m).
MS m/z : 282(M), 268, 144。
【0152】
【実施例75】
1,4−ジメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号2−3番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.80−0.95 (3H, m), 1.20−2.10 (12H, m), 7.50−7.65 (2H, m), 7.70−7.80 (2H, m), 8.00−8.05 (1H, m), 8.70−8.90 (2H, m).
MS m/z : 282(M), 268, 144, 111。
【0153】
【実施例76】
1,2,2−トリメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド(化合物番号2−4番)
物性:アモルファス。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 0.80−0.95 (6H, m), 1.28 (3H, s), 1.20−1.90 (6H, m), 2.10−2.30 (2H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75 (1H, d, J=8.1Hz), 7.85 (1H, bs), 8.02 (1H, d, J=8.4Hz), 8.73−8.80 (2H, m).
MS m/z : 296(M), 282, 144, 125, 111。
【0154】
【実施例77】
2−メチル−N−(3−キノリル)バイシクロ[2,2,1]ヘプタン−2−カルボキサミド(化合物番号2−5番)
物性:油状物。
H−NMR (200MHz, CDCl) δppm : 1.10−1.80 (6H, m), 1.95−2.10 (1H, m), 2.30−2.60 (3H, m), 7.45−7.65 (2H, m), 7.75 (1H, dd, J=1.5, 7.7Hz), 8.01 (1H, d, J=8.1Hz), 8.20 (1H, bs), 8.75 (1H, d, J=2.4Hz), 8.79 (1H, d, J=2.6Hz).
MS m/z : 280(M), 266, 144。
【0155】
【製剤例1】
粉剤
実施例1の化合物(1.0質量部)、ドリレスA(アルキルエーテルリン酸エステル、日本化薬株式会社製、0.4質量部)、カープレックス#80−D(ホワイトカーボン、塩野義製薬株式会社製、1.5質量部)、炭酸カルシウム(足立石灰株式会社製、0.5質量部)及び啓和クレー風ヒ(啓和炉材株式会社製、32.1質量部)を混合後、エックサンプルKII−1型(ハンマーミル)、不二パウダル株式会社製)で粉砕し、得られた粉砕物の質量に対して1.5倍量のDLクレー啓和(啓和炉材株式会社製)を加え混合し、粉剤DLを得た。
【0156】
【製剤例2】
乳剤
実施例2の化合物(10質量部)をキシレン(和光純薬株式会社製、40質量部)とDMSO(和光純薬株式会社製、35質量部)の混合溶液に溶解し、この溶液にParakolKPS(アニオン界面活性剤とノニオン界面活性剤の混合物、日本乳化剤株式会社製、25質量部)を添加混合し、乳剤を得た。
【0157】
【製剤例3】
水和剤
実施例3の化合物(1質量部)、カープレックス#80−D(10質量部)、ゴーセノールGL05(ポリビニルアルコール、日本合成化学株式会社製、2質量部)、ニューコール291PG(ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム塩、日本乳化剤株式会社製、0.5質量部)、ネオゲンパウダー(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム塩)、第一工業製薬株式会社製、5質量部)、ラジオライト#200(焼成珪藻土)、昭和化学工業株式会社製、10質量部)及びH微分(カオリナイトクレー)、啓和炉材株式会社製、71.5質量部)を充分に混合し、エックサンプルKII−1型で粉砕し、水和剤を得た。
【0158】
【製剤例4】
粒剤
実施例4の化合物(2質量部)、トリポリリン酸ナトリウム(三井化学株式会社製、2質量部)、アミコールNO.1(デキストリン、日本澱粉化学株式会社製、1.5質量部)、ベントナイト(豊順鉱業株式会社製、25質量部)及びカルヒン600(炭酸カルシウム、足立石灰株式会社製、69.5質量部)を混合し、ドームグラン(不二パウダル株式会社製、スクリーン0.9mmφ)を用いて押し出し造粒した。得られた造粒物を棚型乾燥機(タバイ株式会社製、PERFECT OVEN PS−222 型、60℃)にて乾燥した後、600〜1180μmに篩分して、粒剤を得た。
【0159】
【試験例1】
イネいもち病防除試験(治療効果)
第3〜4葉期のポット栽培供試植物(イネ:幸風)に病原菌胞子懸濁液を噴霧接種し、室温が20〜23℃の接種室に当該ポットを入れ発病を促した。本発明化合物をジメチルスルホキシド−メタノール混合溶液(容積比:7/3)に溶解せしめ、本発明化合物を300ppm含有する散布液を調整し、当該ポットに均一に散布した。接種7日後の発病程度を調査した。試験は2連で行った。
【0160】
なお、発病程度は、試験植物の発病程度を肉眼観察し、下記の基準で判定し、0〜3の4段階で表した。
発病程度が0:発病が全く無い。
【0161】
1:発病程度が無処理区の40%未満
2:発病程度が40%以上80%未満
3:発病程度が80%以上
本試験の結果、実施例1(化合物番号1−1)、実施例2(化合物番号1−1999)、実施例3(化合物番号1−223)、実施例4(化合物番号1−445)、実施例5(化合物番号1−1333)、実施例6(化合物番号1−2443)、実施例13(化合物番号1−7)、実施例16(化合物番号1−26)、実施例23(化合物番号1−248)、実施例24(化合物番号1−249)、実施例26(化合物番号1−471)、実施例28(化合物番号1−692)、実施例32(化合物番号1−1137)、実施例37(化合物番号1−2469)、実施例43(化合物番号1−3000)、実施例47(化合物番号1−3334)、実施例48(化合物番号1−3401)、実施例50(化合物番号1−3481)、実施例51(化合物番号1−3482)、実施例55(化合物番号1−3736)、実施例56(化合物番号1−3749)、実施例59(化合物番号1−3816)、実施例60(化合物番号1−3817)、実施例61(化合物番号1−3870)、実施例66(化合物番号1−4017)及び実施例71(化合物番号1−4152)の化合物は、発病程度が0であった。
【0162】
【試験例2】
トマト灰色かび病防除試験(予防効果)
第2〜3葉期のポット栽培供試植物(トマト:大型福寿)に、原体をジメチルスルホキサイドとメタノール(容積比7:3)に溶解せしめ、本発明化合物を300ppm含有する散布液を均一に散布した。1日栽培後、当該ポットに病原菌胞子懸濁液を噴霧接種し、室温が20〜23度の接種室に当該ポットを入れ発病を促した。接種2日後の発病程度を調査した。試験は2連で行った。
【0163】
なお、発病程度は、試験植物の発病程度を肉眼観察し、下記の基準で判定し、0〜3の4段階で表した。
発病程度が0:発病が全く無い。
【0164】
1:発病程度が無処理区の40%未満
2:発病程度が40%以上80%未満
3:発病程度が80%以上
本試験の結果、実施例1(化合物番号1−1)、実施例5(化合物番号1−1333)、実施例9(化合物番号1−2443)、実施例12(化合物番号1−6)、実施例13(化合物番号1−7)、実施例16(化合物番号1−26)、実施例19(化合物番号1−31)、実施例23(化合物番号1−248)、実施例24(化合物番号1−249)、実施例25(化合物番号1−470)、実施例26(化合物番号1−471)、実施例27(化合物番号1−667)、実施例29(化合物番号1−889)、実施例30(化合物番号1−1111)、実施例32(化合物番号1−1137)、実施例35(化合物番号1−1803)、実施例36(化合物番号1−2468)、実施例37(化合物番号1−2469)、実施例39(化合物番号1−2732)、実施例40(化合物番号1−2799)、実施例50(化合物番号1−3481)、実施例51(化合物番号1−3482)、実施例53(化合物番号1−3602)、実施例54(化合物番号1−3669)、実施例55(化合物番号1−3736)、実施例57(化合物番号1−3750)、実施例58(化合物番号1−3803)、実施例60(化合物番号1−3817)、実施例65(化合物番号1−4004)、実施例66(化合物番号1−4017)、実施例71(化合物番号1−4152)及び実施例73(化合物番号2−1)の化合物は、発病程度が0であった。
【0165】
【発明の効果】
本発明化合物は、農園芸用殺菌剤として用いることができ、宿主植物に被害を与えることなく、種々の植物病原菌、特にイネいもち病に対して卓効を示すことから、農園芸用殺菌剤として優れたものである。
【0166】
本発明化合物が優れた効力を発揮する植物病害としては、例えばイネいもち病(Pyricularia oryzae)並びにキュウリ、トマト及びインゲンの灰色かび病(Botrytis cinerea)が挙げられるが、本発明化合物の殺菌スペクトラムは、これらに限定されない。

Claims (19)

  1. 一般式
    Figure 2004143045
    [式中、……は、単結合又は二重結合を表し、
    Rは、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のハロゲン原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基を表し、
    Xは、ハロゲン原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基(当該アルコキシ基は、同一又は異なった1〜3個のハロゲン原子である。)を表し、
    mは、0〜6の整数を表し、
    mが2以上であるとき、複数のXは同一であっても異なっていてもよく、
    Zは、C〜Cアルキル基であり、
    nは、0〜6の整数を表し、
    nが2以上であるとき、複数のZは同一であっても異なっていてもよく、任意の2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基であってもよい。]
    で表される化合物又はその塩を有効成分として含有する農薬。
  2. Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜4個のフッ素原子若しくは塩素原子、1個のC〜Cシクロアルキル基又は1個のC〜Cアルコキシ基である。)、C〜Cシクロアルキル基、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基である、請求項1に記載の農薬。
  3. Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子、1個のシクロヘキシル基又は1個のメトキシ基である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基である、請求項1に記載の農薬。
  4. Rが、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、1〜3個のフッ素原子である。)、C〜Cアルケニル基又はC〜Cアルキニル基である、請求項1に記載の農薬。
  5. Rが、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基、イソブチル基、ペンチル基、トリフルオロメチル基、ビニル基、アリル基、4−ペンテニル基、3−メチル−2−ブテニル基、プロパルギル基又は2−ペンチニル基である、請求項1に記載の農薬。
  6. Rが、メチル基、エチル基、トリフルオロメチル基、アリル基又は2−ペンチニル基である、請求項1に記載の農薬。
  7. Xが、フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子、置換されてよいC〜Cアルキル基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)又は置換されてよいC〜Cアルコキシ基(当該置換基は、同一又は異なった1〜3個のフッ素原子若しくは塩素原子である。)であり、mが、0、1又は2である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の農薬。
  8. Xが、フッ素原子、塩素原子、C〜Cアルキル基又はC〜Cアルコキシ基であり、mが、0又は1である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の農薬。
  9. Xが、フッ素原子又はメチル基であり、mが、0又は1である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の農薬。
  10. mが、0である、請求項1〜6のいずれか1つに記載の農薬。
  11. Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0、1又は2であり、nが2であるとき、2個のZが、一緒になって、C〜Cアルキレン基を形成してよい、請求項1〜10のいずれか1つに記載の農薬。
  12. Zが、C〜Cアルキル基であり、nが、0又は1である、請求項1〜10のいずれか1つに記載の農薬。
  13. Zが、メチル基であり、nが、0又は1である、請求項1〜10のいずれか1つに記載の農薬。
  14. nが、0である、請求項1〜10のいずれか1つに記載の農薬。
  15. ……が、単結合である、請求項1〜14のいずれか1つに記載の農薬。
  16. 1−メチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(8−フルオロ−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−メチル−N−(8−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−プロピル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−イソブチル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−トリフルオロメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−メチルアリル)−N−(2−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−メチルアリル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−プロパルギル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−(2−ペンチニル)−N−(4−メチル−3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド、1−エチル−N−(2−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド、1−アリル−N−(4−メチル−3−キノリル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキサミド又は1,2−ジメチル−N−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミドを有効成分として含有する、請求項1〜14のいずれか1つに記載の農薬。
  17. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の化合物又は塩を有効成分として含有する農園芸用殺菌剤。
  18. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の化合物又は塩を有効成分として含有するいもち病防除剤。
  19. 請求項1〜16のいずれか1つに記載の化合物又は塩を有効成分として含有する灰色かび病防除剤。
JP2002306515A 2002-10-22 2002-10-22 N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬 Pending JP2004143045A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002306515A JP2004143045A (ja) 2002-10-22 2002-10-22 N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002306515A JP2004143045A (ja) 2002-10-22 2002-10-22 N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004143045A true JP2004143045A (ja) 2004-05-20

Family

ID=32453238

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002306515A Pending JP2004143045A (ja) 2002-10-22 2002-10-22 N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004143045A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1736471A1 (en) * 2004-01-23 2006-12-27 Sankyo Agro Company, Limited 3-(dihydro(tetrahydro)isoquinolin-1-yl)quinolines
WO2009093409A1 (ja) 2008-01-21 2009-07-30 Tokyo University Of Agriculture And Technology 新規マイコウイルス、植物病害真菌弱毒菌株、植物病害防除剤、マイコウイルス生産方法、植物病害真菌弱毒化方法、並びに植物病害防除方法
WO2012115227A1 (ja) 2011-02-24 2012-08-30 国立大学法人東京農工大学 マイコウイルス、植物病害真菌、植物病害防除剤、植物病害防除方法及び植物病害真菌弱毒化方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1736471A1 (en) * 2004-01-23 2006-12-27 Sankyo Agro Company, Limited 3-(dihydro(tetrahydro)isoquinolin-1-yl)quinolines
EP1736471B1 (en) * 2004-01-23 2014-01-08 Mitsui Chemicals Agro, Inc. 3-(dihydro(tetrahydro)isoquinolin-1-yl)quinolines
WO2009093409A1 (ja) 2008-01-21 2009-07-30 Tokyo University Of Agriculture And Technology 新規マイコウイルス、植物病害真菌弱毒菌株、植物病害防除剤、マイコウイルス生産方法、植物病害真菌弱毒化方法、並びに植物病害防除方法
WO2012115227A1 (ja) 2011-02-24 2012-08-30 国立大学法人東京農工大学 マイコウイルス、植物病害真菌、植物病害防除剤、植物病害防除方法及び植物病害真菌弱毒化方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4511362B2 (ja) キノリン−3−カルボキサミド化合物
JPH06321903A (ja) アミド系化合物又はその塩、それらの製造方法及びそれらを含有する有害動物防除剤
RU2049775C1 (ru) N-фенилкарбаматное соединение и фунгицидная композиция
JPH0725853A (ja) アミド系化合物又はその塩、それらの製造方法及びそれらを含有する有害動物防除剤
JP4331408B2 (ja) ヒドラジンオキソアセトアミド誘導体及び殺虫剤
JPH0710841A (ja) 4−トリフルオロメチルピリジン−3−カルボキサミド系化合物又はその塩、それらの製造方法及びそれらを含有する有害動物防除剤
JP2007001944A (ja) 3,4−ジヒドロ−1,3’−ビキノリン−2−オン誘導体
JP2008088139A (ja) 3−置換キノリン化合物
SK5992002A3 (en) Oxime O-ether compounds and fungicides for agricultural and horticultural use
JPWO2004005261A1 (ja) 1−アラルキル−n−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド誘導体
JP4121158B2 (ja) アルコキシイミノ置換二環式誘導体を有効成分とする病害又は害虫防除剤
JP2002308879A (ja) 5−ハロアルキル−アゾロピリミジン化合物、製造方法及び有害生物防除剤
JP4511201B2 (ja) 1−アラルキルシクロヘキサン化合物
JP2004143045A (ja) N−(3−キノリル)アミド誘導体を含有する農薬
JPH07179402A (ja) 置換ベンゼン誘導体、その製造方法及びそれを含有する有害生物防除剤
JPH09124640A (ja) ピリジルイミダゾール化合物、製法および農園芸用殺菌剤
JPH07138233A (ja) ヒドラゾン系化合物又はその塩、それらの製造方法及びそれらを有効成分として含有する有害生物防除剤
JPH10298011A (ja) ピリジルインドール化合物および農園芸用殺菌剤
JP2004091474A (ja) 1−アラルキル−n−(3−キノリル)−1−シクロヘキサンカルボキサミド誘導体
JPH09235262A (ja) 新規ベンズアミドオキシム誘導体、その製法及び農園芸用殺菌剤
JPH1067730A (ja) 新規なベンズアミドオキシム誘導体、その製法及び農園芸用殺菌剤
RU2140908C1 (ru) Производные бензамидоксима, способ их получения и фунгицидное средство для защиты сельскохозяйственных растений
JP2000026471A (ja) 11−ホルミル−インドロ[1,2−b][1,2]ベンズイソチアゾールおよび農園芸用殺菌剤
JP3377878B2 (ja) 安定化された農園芸用殺虫性粉剤
JPH1095771A (ja) アミドオキシム誘導体、その製造法及び農園芸用殺菌剤