JP2004142606A - 半導体回路への電源電圧供給回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】入力信号がない場合に半導体回路に供給される電力量を低減させるとともに、信号入力部の電位が電源電圧入力部の電位よりも高くなることを防止し、さらに、入力信号がオンされた後に迅速に半導体回路を駆動させることが可能な電源電圧供給回路を提供する。
【解決手段】本発明に係る半導体回路21への電源電圧供給回路20は、入力信号に基づき処理を実行する半導体回路21の電源電圧入力部25に対して電源電圧を供給する電源回路22と、入力信号が入力されたときに電源回路22を作動させ、入力信号が入力されていないときに電源回路22の動作を停止させる電源回路動作用制御回路23と、入力信号に基づきオンされて入力信号に基づく信号電圧を半導体回路21の信号入力部24に印加するスイッチング回路SWとが設けられている。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係る半導体回路21への電源電圧供給回路20は、入力信号に基づき処理を実行する半導体回路21の電源電圧入力部25に対して電源電圧を供給する電源回路22と、入力信号が入力されたときに電源回路22を作動させ、入力信号が入力されていないときに電源回路22の動作を停止させる電源回路動作用制御回路23と、入力信号に基づきオンされて入力信号に基づく信号電圧を半導体回路21の信号入力部24に印加するスイッチング回路SWとが設けられている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体回路を駆動させるため電力を供給する電源回路を、入力信号のオン・オフに応じて制御することにより半導体回路の消費電力の低減を図ることを目的とする半導体回路への電源電力供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日の自動車には、CDやカーナビゲーションシステム等数多くの車両用電装機器が用いられており、エンジン停止時等に自動車用電装装置に電力を供給し続けると車両電源(バッテリー)が上がってしまうおそれがある。このため、エンジン停止時等であって車両用電装機器が一定時間使用されていない場合には、車両用電装機器に用いられている半導体回路への電力供給を停止して車両電源の負担を軽減させ、車両用電装機器の使用が開始されると自動的に電力が供給されるような回路構成とすることが望ましい。
【0003】
図5は、半導体回路2と、半導体回路2に入力される入力信号の有無に応じて半導体回路2に供給される電力の制御を行う電源電圧供給回路1とを示した回路図である。電源電圧供給回路1には、半導体回路2を駆動させるための電力を半導体回路2に供給する電源回路3と、電源回路3を制御する電源制御回路4とが設けられている。
【0004】
半導体回路2には、車両信号用端子5と電力入力用端子6との2つの入力端子が設けられており、車両信号用端子5には車両信号が伝達される車両信号線7が電気的に接続され(以下、車両用信号線等の導線と各種端子との電気的な接続を「接続」と記す。)、電力入力用端子6には電源回路3より供給される電力が伝達される電力供給線8が接続されている。
【0005】
電源制御回路4は、車両電源(図示省略)から延びる電力入力線9と電源回路3へ延びる電力出力線10とに接続されており、車両信号線7に印加される電圧値に基づいて、車両電源から供給される電力を電源回路3に供給し、又は供給を停止する。なお、電源制御回路4には車両電源より12Vの電圧が印加され、車両信号線7には入力信号として5Vの電圧が印加される。
【0006】
電源回路3は、電源制御回路4より延びる電力出力線10が接続される電力入力用端子11と、半導体回路2に供給する電力を出力する電力供給用端子12とを備えており、電源制御回路4により供給される電力を、半導体回路2を駆動させるのに適した電圧値に変換した後に半導体回路2に供給する。
【0007】
上述した電源電圧供給回路1において、一定時間車両信号の入力が無かった場合には、電源制御回路4が電源回路3への電力の供給を停止することにより半導体回路2へ供給される電力量を制限し、車両信号の入力があった場合には、電源制御回路4が車両本体より供給される電力を電源回路3に伝達して半導体回路2に駆動電力を供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電源制御回路4による電源回路3への電力供給が停止して半導体回路2に電力が供給されていないときに、車両信号が入力されて車両信号線7に電圧が印加されると、車両信号用端子5にはすぐに電圧が印加されるのに対して、電力入力用端子6には、電力制御部4により車両信号が入力された旨の判断が為された後に、車両電源からの電力が電源制御回路4を介して電源回路3に伝達され、電源回路3において電圧値の変換が行われた後に半導体回路2に電力が供給されて電圧が印加されるので、図6に示すように、車両信号用端子5に電圧が印加されてから電力入力用端子6に電圧が印加されるまでの間に僅かなタイムラグtが生じてしまう。
【0009】
このタイムラグtの発生により、電力入力用端子6に印加される電圧値より大きな電圧が車両信号用端子5に加えられる事態が生じるため、半導体回路2に悪影響を与えるおそれがあるという問題が生じる。
【0010】
このような悪影響を回避するために、車両信号の入力がある場合に電力入力用端子6に印加される電圧値よりも低めの電圧であって、車両信号入力時に車両信号用端子5に印加される電圧値より僅かに高い電圧を電力入力用端子6に印加し続けることが可能な専用の電源回路を設置し、車両信号用端子5に電圧が印加された場合でも、図7に示すように車両信号用端子5に印加される電圧が電力入力用端子6に印加される電圧よりも高い電圧値となることがないようにする方法が考えられる。また、図8に示すように、車両信号用端子5の直前に信号制御回路13を設けて、車両信号用端子5に印加される電圧が、電力入力用端子6に印加される電圧よりも高い電圧値とならないように、電力入力用端子6に印加される電圧値が十分な値になった後に車両信号用端子5に電圧を印加させる方法等が考えられる。
【0011】
しかしながら、専用の電源回路を設ける方法では、車両用電装機器のコストの上昇を招くこととなり、信号制御手段13を設ける方法では、電力入力用端子6に印加される電圧値が十分に上昇した後に車両信号が車両信号用端子5に伝達されるので、半導体回路2による処理が開始するまで時間がかかってしまい動作の高速化が図れないという問題が生じていた。
【0012】
本発明は上記の課題に鑑みて為されたものであり、入力信号がない場合に半導体回路に供給される電力量を低減させるとともに、信号入力部の電位が電源電圧入力部の電位よりも高くなることを防止し、さらに、入力信号がオンされた後に迅速に半導体回路を駆動させることが可能な電源電圧供給回路を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、信号入力部と電源電圧入力部とが設けられて入力信号に基づき処理を実行する半導体回路の前記電源電圧入力部に電源電圧を供給する電源回路と、前記入力信号が入力されたときに前記電源回路を作動させ、前記入力信号が入力されていないときに前記電源回路の動作を停止させる電源回路動作用制御回路と、前記入力信号に基づきオンされて該入力信号に基づく信号電圧を前記信号入力部に印加するスイッチングトランジスタが設けられて、前記電源電圧入力部の電位が前記入力信号の有無に拘わらず前記信号入力部の電位よりも高く維持されるように前記スイッチングトランジスタと前記電源電圧入力部と前記信号入力部とが結線されているスイッチング回路とを備える半導体回路への電源電圧供給回路であることを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の半導体回路への電源電圧供給回路において、前記スイッチング回路により、正の電圧値を示す入力信号が入力されたときに、電圧値がグランドレベルの信号電圧が前記信号入力部に印加されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る電源電圧供給回路20と半導体回路21とを示した回路図であり、電源電圧供給回路20と半導体回路21とは車両用電装機器に設けられている。電源電圧供給回路20は、半導体回路21を駆動させるための電力を半導体回路21に供給する電源回路22と、電源回路22を制御する電源制御回路23(電源回路動作用制御回路)と、スイッチング回路SWとを備えている。
【0016】
半導体回路21は、車両本体より伝達される車両信号に基づく信号電圧が印加される車両信号用端子(信号入力部)24と、半導体回路21を駆動させるための電力が供給される電力入力用端子(電源電圧入力部)25との2つの入力端子を備えている。半導体回路21は、車両信号用端子24にグランドレベルの信号電圧が印加された場合に処理を実行する。
【0017】
電源回路22は、半導体回路21に対して電力を供給する電力供給用端子(電源電圧出力部)26と、車両本体に設置された車両電源(図示省略)により供給される電力を、電源制御回路23を介して受信する電力入力用端子27とを備えており、電力供給用端子26と半導体回路21の電力入力用端子25とは電力供給線28で接続されている。電源回路22は、電力入力用端子27に電力が供給された場合には半導体回路21を駆動させるために電力を半導体回路21の駆動に適した電圧値に変換して半導体回路21に供給し、電力入力用端子27への電力供給が停止した場合には半導体回路21への電力供給を停止する。
【0018】
電源制御回路23は、車両電源より供給される電力を受ける車両電源用端子29と、車両電源用端子29に供給された電力を電源回路22に供給するための電源用出力端子30と、車両信号が伝達される車両信号線31の電圧値を検出するための信号線検出端子32とを備えている。信号線検出端子32には車両信号線31が接続されており、信号線検出端子32に印加される電圧値に基づいて車両信号線31の電圧の印加状態を判断する。電源制御回路23は、車両信号線31に電圧が印加された場合には車両電源より供給される電力を電源回路22に供給し、車両信号線31に電圧が印加されなくなってから一定時間、例えば3分程度(但し、この時間は必要に応じて変更可能)経過した場合には、電源回路22への電力の供給を停止する。
【0019】
スイッチング回路SWは、NPN型のトランジスタTRと抵抗器R1〜R5を備えている。トランジスタTRのベースBは、抵抗器R1を介して車両信号線31に接続されている。抵抗器R1は、トランジスタTRに印加される電圧をトランジスタTRの可動電圧値に低減させるために設けられる抵抗器である。さらに、トランジスタTRのベースBには、トランジスタTRの電位を安定に保つための抵抗器R2が抵抗器R1に対して並列に設けられており、抵抗器R2はエミッタEにも接続されている。
【0020】
トランジスタTRのコレクタCには、抵抗器R3〜R5の3つの抵抗の一端が並列に接続されており、抵抗器R3の他端は電力供給線28に接続され、抵抗器R4の他端はトランジスタTRのエミッタEに接続され、抵抗器R5の他端は半導体回路21の車両信号用端子24に接続されている。トランジスタTRのエミッタEは接地されている。
【0021】
なお、電源電圧供給回路20の電源制御回路23には、車両電源より12Vの電圧が印加され、車両信号線31には5Vの車両信号が伝達されるが、電圧値はこの値に限定されるものではない。
【0022】
以下、上述した電源電圧供給回路20における回路の働きを、車両信号の有無に応じて説明する。
【0023】
まず初めに、車両信号線31に一定時間電圧が印加されていない場合、電源制御回路23は電源回路22への電力供給を停止するので、半導体回路21にも電力が供給されず半導体回路21は停止状態となる。このとき、車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されるのでグランドレベルの電圧が印加されるが、半導体回路21が停止状態となっているので、半導体回路21が処理を実行することはない。
【0024】
この状態において、車両信号線31に電圧が印加されると、トランジスタTRのベースBに電圧が印加されてトランジスタTRがオンとなり、トランジスタTRはコレクタCからエミッタEへ導通可能な状態となる。さらに、電源制御回路23が車両信号線31に電圧が印加されたことを検知して電源回路22へ電力供給を開始し、電源回路22は、半導体回路21を駆動させるための電力を、電力供給線28を介して半導体回路21へ供給する。このとき、トランジスタTRのコレクタCとエミッタEとが通電状態となっているので、抵抗器R3を流れる電流はトランジスタTRのコレクタCからエミッタEへと流れて車両信号用端子24には電流が流れない。車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されており、車両信号用端子24にはグランドレベルの電圧が印加されるので、半導体回路21は車両信号に基づいて処理を開始する。
【0025】
このように本発明に係る電源電圧供給回路20においては、電源回路22による半導体回路21への電力供給が停止している状態において車両信号線31に電圧が印加されても、半導体回路21の車両信号用端子24にはグランドレベルの電圧しか印加されないので、電力入力用端子25に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となり半導体回路の耐久性・信頼性の向上を図ることができる。また、半導体回路21は、グランドレベルの電圧が印加された場合に処理を実行するので、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されればすぐに処理を開始することができ、車両信号の入力に素早く対応することが可能となる。
【0026】
さらに、構成される部品が抵抗器とトランジスタのみであるため、専用の電源回路を設置する場合に較べて安価になるとともに、低電圧を常に印加する必要がないので電力消費量を低減させることができる。
【0027】
このような状態において、車両信号線31に印加されていた電圧が遮断されると、トランジスタTRがオフされてコレクタCとエミッタEとが遮断状態となる。電源制御回路23は、車両信号線31に電圧が印加されていないと判断してから一定時間経過するまで電源回路22へ電力を供給し続けるので、電源回路22は電力供給用端子26より半導体回路21を駆動させるための電力を一定時間供給し続ける。このとき、トランジスタTRが遮断状態となるので、抵抗器R3を流れる電流が抵抗器R4と抵抗器R5とに分流して車両信号用端子24に電圧が印加される。半導体回路21は、車両信号用端子24に電圧が印加されることにより車両信号がオフされたものとして処理を終了する。
【0028】
このように、車両信号線31に電圧が印加されていない場合であって、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されているときでも、車両信号用端子24に電圧が印加されるので、半導体回路21による処理を終了させることができ、さらに、車両信号用端子24に印加される電圧が、抵抗器R3により電圧降下された後に抵抗器R5と抵抗器R4とにより分圧されてさらに電圧値が降下するので、電力入力用端子28に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となる。
【0029】
一定時間車両信号線31に電圧が印加されないと、電源制御回路23は電源回路22への電力供給を停止し、電源回路22から半導体回路21への電力供給も停止される。このとき、車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されるのでグランドレベルの電圧が印加されるが、電力入力用端子25に電力が供給されないので、半導体回路21により処理が実行されることはない。
【0030】
以上、本発明に係る電源電圧供給回路20を、図面を用いて説明したが、本発明に係る電源電圧供給回路20は発明の実施の形態において説明した構成に限定されるものではない。例えば、発明の実施の形態において、半導体回路21が車両用電装機器に設けられている場合について説明したが、車両用電装機器用の半導体回路に限定されるものではなく、車両用電装機器以外のものに用いられる半導体回路であっても本発明に係る電源電圧供給回路を用いることによって同様の効果を奏することが可能である。
【0031】
また、図2に示すように、他の半導体回路33と半導体回路33に車両信号が伝達される車両信号線34とが更に設けられ、車両信号線34に電圧が印加された場合に電源制御回路23が電源回路22に電力を供給するような回路構成であって、車両信号31には電圧が印加されず、車両信号線34のみに電圧が印加された場合においても、上述した車両信号線31に電圧が印加されていない場合であって、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されているときと同じような電圧印加状態となる。つまり、車両信号線31に電圧が印加されていないときに、他の車両信号の入力(車両信号線34への電圧印加)により電源回路22が作動して電力入力用端子25に電圧が印加された場合であっても、電力入力用端子25に印加された電圧が抵抗器R3により電圧降下された後に抵抗器R5と抵抗器R4とにより分圧されてさらに電圧値が降下されて車両信号用端子24に印加されるので、電力入力用端子25に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となる。
【0032】
また、電源制御回路23が、車両電源により供給された電力を電源回路22へ供給するかしないかの制御を行うことによって、電源回路22から半導体回路21への電力供給の制御を行っていたが、車両電源から供給される電圧を直接電源回路22の電力入力用端子27に導き入れ、図3に示すように、電源制御回路23aが車両信号線31の印加状態に応じて制御信号35を電源回路22に送信することによって電源回路22による半導体回路21への電力供給を制御する構成としてもよい。さらに、電源制御回路23の機能を電源回路22に包含させることにより、図4に示すように、電源回路22aが車両信号線31の印加状態を判断して半導体回路21へ電力を供給するかしないかの判断をおこなうような構成としてもよい。
【0033】
また、発明の実施の形態においては、NPN型のトランジスタを用いた電源電圧供給回路20の説明を行ったが、PNP型のトランジスタを用いた場合であっても、コレクタC及びエミッタEの接続構成を変更することによって、同一の効果を奏することが可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電源電圧供給回路は、上述した構成としたので、入力信号がない場合に半導体回路に供給される電力量を低減させるとともに、信号入力部の電位が電源電圧入力部の電位よりも高くなることを防止し、さらに、入力信号がオンされた後に迅速に半導体回路を駆動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【図2】図1に示した回路図に対して他の半導体回路と他の車両信号線とを更に設けた回路図である。
【図3】本発明に係る電源電圧供給回路における第1の変形例を示した回路図である
【図4】本発明に係る電源電圧供給回路における第2の変形例を示した回路図である
【図5】従来の電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【図6】従来の電源電圧供給回路における半導体回路の電力入力用端子に印加される電圧と車両信号用端子に印加される電圧との関係を示した図である。
【図7】専用の電源回路を設置し従来の電源電圧供給回路における半導体回路の電力入力用端子に印加される電圧と車両信号用端子に印加される電圧との関係を示した図である。
【図8】信号制御回路が設置された従来の電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【符号の説明】
1、20 電源電圧供給回路
2、21、33 半導体回路
3、22、22a 電源回路
4、23、23a 電源制御回路(電源回路動作用制御回路)
5、24 車両信号用端子(信号入力部)
6、25 電力入力用端子(電源電圧入力部)
7、31、34 車両信号線
13 信号制御回路
SW スイッチング回路
TR トランジスタ(NPN型トランジスタ)
R3 抵抗(第1抵抗)
R4 抵抗(第3抵抗)
R5 抵抗(第2抵抗)
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体回路を駆動させるため電力を供給する電源回路を、入力信号のオン・オフに応じて制御することにより半導体回路の消費電力の低減を図ることを目的とする半導体回路への電源電力供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日の自動車には、CDやカーナビゲーションシステム等数多くの車両用電装機器が用いられており、エンジン停止時等に自動車用電装装置に電力を供給し続けると車両電源(バッテリー)が上がってしまうおそれがある。このため、エンジン停止時等であって車両用電装機器が一定時間使用されていない場合には、車両用電装機器に用いられている半導体回路への電力供給を停止して車両電源の負担を軽減させ、車両用電装機器の使用が開始されると自動的に電力が供給されるような回路構成とすることが望ましい。
【0003】
図5は、半導体回路2と、半導体回路2に入力される入力信号の有無に応じて半導体回路2に供給される電力の制御を行う電源電圧供給回路1とを示した回路図である。電源電圧供給回路1には、半導体回路2を駆動させるための電力を半導体回路2に供給する電源回路3と、電源回路3を制御する電源制御回路4とが設けられている。
【0004】
半導体回路2には、車両信号用端子5と電力入力用端子6との2つの入力端子が設けられており、車両信号用端子5には車両信号が伝達される車両信号線7が電気的に接続され(以下、車両用信号線等の導線と各種端子との電気的な接続を「接続」と記す。)、電力入力用端子6には電源回路3より供給される電力が伝達される電力供給線8が接続されている。
【0005】
電源制御回路4は、車両電源(図示省略)から延びる電力入力線9と電源回路3へ延びる電力出力線10とに接続されており、車両信号線7に印加される電圧値に基づいて、車両電源から供給される電力を電源回路3に供給し、又は供給を停止する。なお、電源制御回路4には車両電源より12Vの電圧が印加され、車両信号線7には入力信号として5Vの電圧が印加される。
【0006】
電源回路3は、電源制御回路4より延びる電力出力線10が接続される電力入力用端子11と、半導体回路2に供給する電力を出力する電力供給用端子12とを備えており、電源制御回路4により供給される電力を、半導体回路2を駆動させるのに適した電圧値に変換した後に半導体回路2に供給する。
【0007】
上述した電源電圧供給回路1において、一定時間車両信号の入力が無かった場合には、電源制御回路4が電源回路3への電力の供給を停止することにより半導体回路2へ供給される電力量を制限し、車両信号の入力があった場合には、電源制御回路4が車両本体より供給される電力を電源回路3に伝達して半導体回路2に駆動電力を供給する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電源制御回路4による電源回路3への電力供給が停止して半導体回路2に電力が供給されていないときに、車両信号が入力されて車両信号線7に電圧が印加されると、車両信号用端子5にはすぐに電圧が印加されるのに対して、電力入力用端子6には、電力制御部4により車両信号が入力された旨の判断が為された後に、車両電源からの電力が電源制御回路4を介して電源回路3に伝達され、電源回路3において電圧値の変換が行われた後に半導体回路2に電力が供給されて電圧が印加されるので、図6に示すように、車両信号用端子5に電圧が印加されてから電力入力用端子6に電圧が印加されるまでの間に僅かなタイムラグtが生じてしまう。
【0009】
このタイムラグtの発生により、電力入力用端子6に印加される電圧値より大きな電圧が車両信号用端子5に加えられる事態が生じるため、半導体回路2に悪影響を与えるおそれがあるという問題が生じる。
【0010】
このような悪影響を回避するために、車両信号の入力がある場合に電力入力用端子6に印加される電圧値よりも低めの電圧であって、車両信号入力時に車両信号用端子5に印加される電圧値より僅かに高い電圧を電力入力用端子6に印加し続けることが可能な専用の電源回路を設置し、車両信号用端子5に電圧が印加された場合でも、図7に示すように車両信号用端子5に印加される電圧が電力入力用端子6に印加される電圧よりも高い電圧値となることがないようにする方法が考えられる。また、図8に示すように、車両信号用端子5の直前に信号制御回路13を設けて、車両信号用端子5に印加される電圧が、電力入力用端子6に印加される電圧よりも高い電圧値とならないように、電力入力用端子6に印加される電圧値が十分な値になった後に車両信号用端子5に電圧を印加させる方法等が考えられる。
【0011】
しかしながら、専用の電源回路を設ける方法では、車両用電装機器のコストの上昇を招くこととなり、信号制御手段13を設ける方法では、電力入力用端子6に印加される電圧値が十分に上昇した後に車両信号が車両信号用端子5に伝達されるので、半導体回路2による処理が開始するまで時間がかかってしまい動作の高速化が図れないという問題が生じていた。
【0012】
本発明は上記の課題に鑑みて為されたものであり、入力信号がない場合に半導体回路に供給される電力量を低減させるとともに、信号入力部の電位が電源電圧入力部の電位よりも高くなることを防止し、さらに、入力信号がオンされた後に迅速に半導体回路を駆動させることが可能な電源電圧供給回路を提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、信号入力部と電源電圧入力部とが設けられて入力信号に基づき処理を実行する半導体回路の前記電源電圧入力部に電源電圧を供給する電源回路と、前記入力信号が入力されたときに前記電源回路を作動させ、前記入力信号が入力されていないときに前記電源回路の動作を停止させる電源回路動作用制御回路と、前記入力信号に基づきオンされて該入力信号に基づく信号電圧を前記信号入力部に印加するスイッチングトランジスタが設けられて、前記電源電圧入力部の電位が前記入力信号の有無に拘わらず前記信号入力部の電位よりも高く維持されるように前記スイッチングトランジスタと前記電源電圧入力部と前記信号入力部とが結線されているスイッチング回路とを備える半導体回路への電源電圧供給回路であることを特徴とする。
【0014】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の半導体回路への電源電圧供給回路において、前記スイッチング回路により、正の電圧値を示す入力信号が入力されたときに、電圧値がグランドレベルの信号電圧が前記信号入力部に印加されることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る電源電圧供給回路20と半導体回路21とを示した回路図であり、電源電圧供給回路20と半導体回路21とは車両用電装機器に設けられている。電源電圧供給回路20は、半導体回路21を駆動させるための電力を半導体回路21に供給する電源回路22と、電源回路22を制御する電源制御回路23(電源回路動作用制御回路)と、スイッチング回路SWとを備えている。
【0016】
半導体回路21は、車両本体より伝達される車両信号に基づく信号電圧が印加される車両信号用端子(信号入力部)24と、半導体回路21を駆動させるための電力が供給される電力入力用端子(電源電圧入力部)25との2つの入力端子を備えている。半導体回路21は、車両信号用端子24にグランドレベルの信号電圧が印加された場合に処理を実行する。
【0017】
電源回路22は、半導体回路21に対して電力を供給する電力供給用端子(電源電圧出力部)26と、車両本体に設置された車両電源(図示省略)により供給される電力を、電源制御回路23を介して受信する電力入力用端子27とを備えており、電力供給用端子26と半導体回路21の電力入力用端子25とは電力供給線28で接続されている。電源回路22は、電力入力用端子27に電力が供給された場合には半導体回路21を駆動させるために電力を半導体回路21の駆動に適した電圧値に変換して半導体回路21に供給し、電力入力用端子27への電力供給が停止した場合には半導体回路21への電力供給を停止する。
【0018】
電源制御回路23は、車両電源より供給される電力を受ける車両電源用端子29と、車両電源用端子29に供給された電力を電源回路22に供給するための電源用出力端子30と、車両信号が伝達される車両信号線31の電圧値を検出するための信号線検出端子32とを備えている。信号線検出端子32には車両信号線31が接続されており、信号線検出端子32に印加される電圧値に基づいて車両信号線31の電圧の印加状態を判断する。電源制御回路23は、車両信号線31に電圧が印加された場合には車両電源より供給される電力を電源回路22に供給し、車両信号線31に電圧が印加されなくなってから一定時間、例えば3分程度(但し、この時間は必要に応じて変更可能)経過した場合には、電源回路22への電力の供給を停止する。
【0019】
スイッチング回路SWは、NPN型のトランジスタTRと抵抗器R1〜R5を備えている。トランジスタTRのベースBは、抵抗器R1を介して車両信号線31に接続されている。抵抗器R1は、トランジスタTRに印加される電圧をトランジスタTRの可動電圧値に低減させるために設けられる抵抗器である。さらに、トランジスタTRのベースBには、トランジスタTRの電位を安定に保つための抵抗器R2が抵抗器R1に対して並列に設けられており、抵抗器R2はエミッタEにも接続されている。
【0020】
トランジスタTRのコレクタCには、抵抗器R3〜R5の3つの抵抗の一端が並列に接続されており、抵抗器R3の他端は電力供給線28に接続され、抵抗器R4の他端はトランジスタTRのエミッタEに接続され、抵抗器R5の他端は半導体回路21の車両信号用端子24に接続されている。トランジスタTRのエミッタEは接地されている。
【0021】
なお、電源電圧供給回路20の電源制御回路23には、車両電源より12Vの電圧が印加され、車両信号線31には5Vの車両信号が伝達されるが、電圧値はこの値に限定されるものではない。
【0022】
以下、上述した電源電圧供給回路20における回路の働きを、車両信号の有無に応じて説明する。
【0023】
まず初めに、車両信号線31に一定時間電圧が印加されていない場合、電源制御回路23は電源回路22への電力供給を停止するので、半導体回路21にも電力が供給されず半導体回路21は停止状態となる。このとき、車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されるのでグランドレベルの電圧が印加されるが、半導体回路21が停止状態となっているので、半導体回路21が処理を実行することはない。
【0024】
この状態において、車両信号線31に電圧が印加されると、トランジスタTRのベースBに電圧が印加されてトランジスタTRがオンとなり、トランジスタTRはコレクタCからエミッタEへ導通可能な状態となる。さらに、電源制御回路23が車両信号線31に電圧が印加されたことを検知して電源回路22へ電力供給を開始し、電源回路22は、半導体回路21を駆動させるための電力を、電力供給線28を介して半導体回路21へ供給する。このとき、トランジスタTRのコレクタCとエミッタEとが通電状態となっているので、抵抗器R3を流れる電流はトランジスタTRのコレクタCからエミッタEへと流れて車両信号用端子24には電流が流れない。車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されており、車両信号用端子24にはグランドレベルの電圧が印加されるので、半導体回路21は車両信号に基づいて処理を開始する。
【0025】
このように本発明に係る電源電圧供給回路20においては、電源回路22による半導体回路21への電力供給が停止している状態において車両信号線31に電圧が印加されても、半導体回路21の車両信号用端子24にはグランドレベルの電圧しか印加されないので、電力入力用端子25に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となり半導体回路の耐久性・信頼性の向上を図ることができる。また、半導体回路21は、グランドレベルの電圧が印加された場合に処理を実行するので、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されればすぐに処理を開始することができ、車両信号の入力に素早く対応することが可能となる。
【0026】
さらに、構成される部品が抵抗器とトランジスタのみであるため、専用の電源回路を設置する場合に較べて安価になるとともに、低電圧を常に印加する必要がないので電力消費量を低減させることができる。
【0027】
このような状態において、車両信号線31に印加されていた電圧が遮断されると、トランジスタTRがオフされてコレクタCとエミッタEとが遮断状態となる。電源制御回路23は、車両信号線31に電圧が印加されていないと判断してから一定時間経過するまで電源回路22へ電力を供給し続けるので、電源回路22は電力供給用端子26より半導体回路21を駆動させるための電力を一定時間供給し続ける。このとき、トランジスタTRが遮断状態となるので、抵抗器R3を流れる電流が抵抗器R4と抵抗器R5とに分流して車両信号用端子24に電圧が印加される。半導体回路21は、車両信号用端子24に電圧が印加されることにより車両信号がオフされたものとして処理を終了する。
【0028】
このように、車両信号線31に電圧が印加されていない場合であって、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されているときでも、車両信号用端子24に電圧が印加されるので、半導体回路21による処理を終了させることができ、さらに、車両信号用端子24に印加される電圧が、抵抗器R3により電圧降下された後に抵抗器R5と抵抗器R4とにより分圧されてさらに電圧値が降下するので、電力入力用端子28に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となる。
【0029】
一定時間車両信号線31に電圧が印加されないと、電源制御回路23は電源回路22への電力供給を停止し、電源回路22から半導体回路21への電力供給も停止される。このとき、車両信号用端子24は抵抗器R5及び抵抗器R4を介して接地されるのでグランドレベルの電圧が印加されるが、電力入力用端子25に電力が供給されないので、半導体回路21により処理が実行されることはない。
【0030】
以上、本発明に係る電源電圧供給回路20を、図面を用いて説明したが、本発明に係る電源電圧供給回路20は発明の実施の形態において説明した構成に限定されるものではない。例えば、発明の実施の形態において、半導体回路21が車両用電装機器に設けられている場合について説明したが、車両用電装機器用の半導体回路に限定されるものではなく、車両用電装機器以外のものに用いられる半導体回路であっても本発明に係る電源電圧供給回路を用いることによって同様の効果を奏することが可能である。
【0031】
また、図2に示すように、他の半導体回路33と半導体回路33に車両信号が伝達される車両信号線34とが更に設けられ、車両信号線34に電圧が印加された場合に電源制御回路23が電源回路22に電力を供給するような回路構成であって、車両信号31には電圧が印加されず、車両信号線34のみに電圧が印加された場合においても、上述した車両信号線31に電圧が印加されていない場合であって、電源回路22により半導体回路21に電力が供給されているときと同じような電圧印加状態となる。つまり、車両信号線31に電圧が印加されていないときに、他の車両信号の入力(車両信号線34への電圧印加)により電源回路22が作動して電力入力用端子25に電圧が印加された場合であっても、電力入力用端子25に印加された電圧が抵抗器R3により電圧降下された後に抵抗器R5と抵抗器R4とにより分圧されてさらに電圧値が降下されて車両信号用端子24に印加されるので、電力入力用端子25に印加される電圧値以上の電圧が車両信号用端子24に印加されることを回避することが可能となる。
【0032】
また、電源制御回路23が、車両電源により供給された電力を電源回路22へ供給するかしないかの制御を行うことによって、電源回路22から半導体回路21への電力供給の制御を行っていたが、車両電源から供給される電圧を直接電源回路22の電力入力用端子27に導き入れ、図3に示すように、電源制御回路23aが車両信号線31の印加状態に応じて制御信号35を電源回路22に送信することによって電源回路22による半導体回路21への電力供給を制御する構成としてもよい。さらに、電源制御回路23の機能を電源回路22に包含させることにより、図4に示すように、電源回路22aが車両信号線31の印加状態を判断して半導体回路21へ電力を供給するかしないかの判断をおこなうような構成としてもよい。
【0033】
また、発明の実施の形態においては、NPN型のトランジスタを用いた電源電圧供給回路20の説明を行ったが、PNP型のトランジスタを用いた場合であっても、コレクタC及びエミッタEの接続構成を変更することによって、同一の効果を奏することが可能である。
【0034】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る電源電圧供給回路は、上述した構成としたので、入力信号がない場合に半導体回路に供給される電力量を低減させるとともに、信号入力部の電位が電源電圧入力部の電位よりも高くなることを防止し、さらに、入力信号がオンされた後に迅速に半導体回路を駆動させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【図2】図1に示した回路図に対して他の半導体回路と他の車両信号線とを更に設けた回路図である。
【図3】本発明に係る電源電圧供給回路における第1の変形例を示した回路図である
【図4】本発明に係る電源電圧供給回路における第2の変形例を示した回路図である
【図5】従来の電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【図6】従来の電源電圧供給回路における半導体回路の電力入力用端子に印加される電圧と車両信号用端子に印加される電圧との関係を示した図である。
【図7】専用の電源回路を設置し従来の電源電圧供給回路における半導体回路の電力入力用端子に印加される電圧と車両信号用端子に印加される電圧との関係を示した図である。
【図8】信号制御回路が設置された従来の電源電圧供給回路と半導体回路とを示した回路図である。
【符号の説明】
1、20 電源電圧供給回路
2、21、33 半導体回路
3、22、22a 電源回路
4、23、23a 電源制御回路(電源回路動作用制御回路)
5、24 車両信号用端子(信号入力部)
6、25 電力入力用端子(電源電圧入力部)
7、31、34 車両信号線
13 信号制御回路
SW スイッチング回路
TR トランジスタ(NPN型トランジスタ)
R3 抵抗(第1抵抗)
R4 抵抗(第3抵抗)
R5 抵抗(第2抵抗)
Claims (2)
- 信号入力部と電源電圧入力部とが設けられて入力信号に基づき処理を実行する半導体回路の前記電源電圧入力部に電源電圧を供給する電源回路と、
前記入力信号が入力されたときに前記電源回路を作動させ、前記入力信号が入力されていないときに前記電源回路の動作を停止させる電源回路動作用制御回路と、
前記入力信号に基づきオンされて該入力信号に基づく信号電圧を前記信号入力部に印加するスイッチングトランジスタが設けられて、前記電源電圧入力部の電位が前記入力信号の有無に拘わらず前記信号入力部の電位よりも高く維持されるように前記スイッチングトランジスタと前記電源電圧入力部と前記信号入力部とが結線されているスイッチング回路と
を備えることを特徴とする半導体回路への電源電圧供給回路。 - 前記スイッチング回路により、正の電圧値を示す入力信号が入力されたときに、電圧値がグランドレベルの信号電圧が前記信号入力部に印加されることを特徴とする請求項1に記載の半導体回路への電源電圧供給回路。
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2002
- 2002-10-24 JP JP2002309892A patent/JP2004142606A/ja active Pending
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