JP2004141843A - 配管内壁ライニング装置およびその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配管網6の一端部側に供給された液状の塗料8に接触状態に配される膨縮自在の袋体7を備える。袋体7の後端部には追尾用のワイヤー10が連結されている。塗装時に吸引ポンプを用いて配管網6に吸引圧を加えることにより、袋体7がワイヤー10を繰り出し、塗料8を配管網6の内周部に押し広げながら順次移動する。吸引ポンプにより配管網6に沿って袋体7を移動させるだけで、袋体7が塗料8を押し広げるへらとして働き突起12が刷毛として作用してて配管網6の内壁部に万遍なく均等に塗布する。
【選択図】 図6
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、清掃後の埋設管、排水管や給水管などの配管内に塗装を施すための配管内壁ライニング装置およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
建物内あるいは屋外に配置された埋設管や給排水管などの配管には、食物の残滓、油脂、使用済みの洗剤、毛髪、砂礫、土砂など多種類の異物が付着堆積し、錆瘤とともにスケール(水垢)を形成している。配管の機能や衛生を保つために、清掃装置を用いて定期的に配管の清掃を行って配管に付着堆積するスケールを完全に除去している。配管の清掃後には、耐久性などを確保する必要があるため、ライニング装置により配管内に所定の厚みの塗料を層状に塗布している。この種のライニング装置には、特許文献1〜4に記載されたものがある。また、特許文献5には、管内の通線作業、流体・ダスト排出作業やクリーニング作業に管内移動物体が登場している。
【0003】
【特許文献1】
特開昭55−44320号公報
【特許文献2】
特公昭58−50779号公報
【特許文献3】
特公昭58−24195号公報
【特許文献4】
特公昭58−26987号公報
【特許文献5】
実開昭59−7987号公報
【0004】
特許文献1では、パイプ内で塗料をピグ間に挟んで空気圧や水圧により移動させ、ピグがパイプ内を移動する過程でパイプの内面に塗料が塗布される。
特許文献2では、所定の間隔で複数のピグを引通したワイヤーをパイプ内に入れ、ピグ間に塗料を供給してワイヤーをパイプの一端から他端に向かって牽引する。ワイヤーを牽引する過程で塗料が押されてパイプの内面に付着して塗装が施される。
【0005】
特許文献3および特許文献4では、ミキシングノズルにより気流と塗料とを混合させた高速混合流体を被処理パイプの内方に噴出させ、パイプの入口端部近傍の内壁面に塗料層を付着積層させる。この後、積層させた塗料層を加速ノズルからの圧縮空気により順次前方に流動させることで塗装を施している。
また、特許文献5では、管末をカップで閉塞した後、ホースから圧縮エアーを送り込んで急膨張させた壺状のバルーン本体を管内に沿って移動させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1〜4のものは、比較的大がかりな装置が必要で長時間にのぼる作業を要し、塗装作業性が低くて処理費用も嵩みコスト的にも不利となる不都合がある。そこで、配管施工維持関連業界では、塗装作業性が向上して短時間で塗装が済み、少ない処理費用でコスト的にも有利となるライニング装置の登場が望まれていた。特許文献5のものは、管内の通線作業、流体・ダスト排出作業やクリーニング作業に用いる管内移動物体であり、管内に塗料を施す作業を意図していない。
【0007】
本発明は上記の要望に鑑みてなされたもので、その目的は比較的簡単な操作で配管内を万遍なく均等に塗装することができ、塗装作業が短時間で済み、塗装作業性が向上して少ない処理費用でコスト的にも有利となる配管内壁ライニング装置およびその方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、配管の一端部側に供給された液状の塗料に接触状態に配される膨縮自在の袋体を備える。袋体の後端部には追尾用の索条体が連結されている。塗装時に吸引手段を用いて配管内に吸引圧を加えることにより、袋体が索条体を繰り出し、塗料を配管の内周部に押し広げながら順次移動して配管内壁部に塗装が施される。
【0009】
【発明の作用および効果】
(請求項1および請求項7について)
塗装時に配管内の吸引手段により、袋体が塗料を押し広げながら配管内を順次移動する。吸引手段により配管内に沿って袋体を移動させるだけで、袋体が塗料を押し広げながら塗り上げるへらとして働いて配管の内壁部に万遍なく均等に塗布する。このため、塗装作業が短時間で済み、塗装作業性が向上して少ない処理費用でコスト的にも有利となる。
【0010】
しかも、袋体は膨縮自在なので、配管がくの字状やエルボのように曲がりくねったり、枝管が複数に分岐する複雑な異径パイプであっても、ワイヤーで引通したピグやピグ間に挟んで塗料を移動させる従来と相違して、袋体は伸縮しながら配管を通過することが可能である。このため、異なる太さの配管に見合った複数の袋体を用意して配管の内径の異なる毎に袋体を取り換える必要がなくなり手間やコストの観点から有利である。
また、特許文献3および特許文献4のように圧縮空気により塗料を移動させる従来の方法では、塗料がグラスフレークを含み粘度が高くなる場合、塗料をパイプに沿って移動させられなくなる。これに対して、袋体を用いるものでは、袋体が配管を塞いで風路を遮る邪魔板効果により高い吸引圧が得られるので、グラスフレークを含む塗料のように粘度の高い塗料にも適用できる利点がある。
【0011】
塗料を施して配管に形成した塗料層の厚みを変更する場合、袋体を交換することなく配管に供給する塗料の量を変えることで所望の厚みの塗料層が得られる。この結果、単一の袋体で多機能性を実現させることができ、袋体を共通化できて維持コストを低減させることができる。なお、吸引手段の吸引媒体としては、空気をはじめ二酸化炭素や窒素ガスなどの不燃性流体を含む。
【0012】
(請求項2および請求項8について)
袋体は、ポリエチレンなどのプラスチックにより落下傘状に形成されている。このため、比較的堅牢でありながら廉価な袋体で済みコスト的に有利である。しかも、袋体は落下傘状なので、取り扱い易くて配管内を円滑かつ迅速に流動させることができて作業性の効率化に寄与する。
【0013】
(請求項3および請求項9について)
袋体は、織布などの繊維により落下傘状に形成されている。このため、請求項2と同様な効果が得られる。
(請求項4および請求項10について)
袋体の外表面部には、袋体の移動時に塗料を配管の内周部に押圧により塗布する起毛状の突起を周方向に多数形成している。このため、多数の突起が刷毛の役割を果たすことにより、塗料を配管の内周部に塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗布することができる。
【0014】
(請求項5および請求項11について)
袋体の外表面部には、袋体の移動時に塗料を配管の内周部に押圧により塗布する海綿状の突片部を周方向に複数形成している。このため、突片部が刷毛の役割を果たし、請求項4および請求項10と同様に塗料を塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗布することができる。
(請求項6および請求項12について)
袋体の外表面部には、袋体の移動時に塗料を配管の内周部に押圧により塗布する植毛部を周方向に設けている。このため、植毛部が刷毛となって請求項4および請求項10と同様に塗料を良好な仕上げで塗布することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の各実施例を図に基づいて説明する。
図1ないし図5は本発明の第1実施例を示し、図1は建物Hの排水管におけるライニング施工例であり、配管として縦型の通気管1、汚水本管2および外部枡5に連通する雑排水本管3を有している。雑排水本管3からは、各階Fに連通する室内横引管4が設けられている。
【0016】
各階Fの室内横引管4には、図2に示すように台所排水口6a、洗面排水口6b、洗濯排水口6cおよび浴室排水口6dを一端部側に有する配管網6を配管として設けている。配管網6のライニング施工に先立って、配管網6は通気管1、汚水本管2および雑排水本管3とともにクリーニングが行われ、流れ落ちた塵埃やスケールなどの付着物は外部枡5から万能配管更生車(VacLマシン)Vaにより回収される。
【0017】
図3の(イ)、(ロ)は、クリーニング後に配管網6の内壁部を塗装するための落下傘状の袋体7を示す。袋体7は、例えばポリエチレンや塩化ビニルなどのプラスチック、あるいは織布またはプラスチックなどの繊維から膨縮自在に形成されている。袋体7の形状は、商店などの買物袋状、頭巾状、巾着状、ドーム状、半球状、尖塔状、弾頭状、弾丸状、指サック状、ヘルメット状、錐体状、鼻柱状あるいは楔状などのように塗料8内に進入して塗料8を押し広げられるものであればよい。
【0018】
袋体7の後端部に位置する開口部7aには、例えば四本の制御綱9を束ねて連結された追尾用のワイヤー10を索条体として設けている。配管網6の内壁部を塗装するにあたっては、配管網6の台所排水口6aに例えば液状エポキシ樹脂などを混入させた塗料8を設定量だけ供給するとともに、ワイヤー10で繋いだ袋体7を塗料8に接触状態に配する。図3の(ハ)は、袋体7が買物袋状をなす例を示す。この場合、袋体7は織布やプラスチックシートなどにより制御綱9と一体成型されてコスト的に有利にするとともに取り扱い易くしている。
【0019】
上記構成において、例えば家庭用100v電源を用いて吸引ポンプ11を吸引手段として駆動することにより、配管網6内に空気をはじめ二酸化炭素や窒素ガスなどを吸引媒体として引き込む。これにより、袋体7が吸引圧により台所排水口6aから配管網6内に吸い込まれ、ワイヤー10を繰り出しながら図3に矢印Mで示すように配管網6内を進行する。この過程で、袋体7が図3の(イ)に示すように塗料8内に進入して塗料8を配管網6の内周部に押し広げ、配管網6の内壁部に所定厚みの塗料層8aを万偏なく均等に形成する。
【0020】
袋体7による塗装は、配管網6の台所排水口6aから図2に示す塗装経路Aで行われ、塗装経路Aについて配管網6の内壁部が塗装を施される。同様にして塗料8および袋体7が洗面排水口6b、洗濯排水口6cおよび浴室排水口6dに順に配され、配管網6の塗装経路B、C、Dについて配管網6の内壁部が塗装され配管網6の全域に塗料層8aが形成される。
【0021】
上記構成では、配管網6の塗装時に吸引ポンプ11により配管網6内に沿って袋体7を移動させるだけで、袋体7が塗料8を押し広げるへらとして働いて配管網6の内壁部に万遍なく均等に塗布する。このため、塗装作業が短時間で済み、塗装作業性が向上して少ない処理費用でコスト的にも有利となる。吸引ポンプ11では、袋体7が配管網6を塞いで風路を遮る邪魔板効果により家庭用100v電源で高い吸引圧を発生させることができる。このため、吸引ポンプ11を各家庭や建造物の各部屋に持ち込んで塗装作業を行うことができ、大がかりな4トン車を用いて稼働風圧を発生させる必要がなく維持管理コストを大幅に削減させることができる。
【0022】
大がかりな4トン車を用いる必要がないので、4トン車用の駐車スペースを確保する必要もなく、稼働用の風圧発生時に4トン車からホースを引き出して各家庭や建造物の各部屋に架設する必要もない。これにより、4トン車の稼働に伴うホースの架設作業をはじめ騒音や振動で隣家に迷惑を与えることもなく、コスト上および周囲環境保全の観点からも優れている。
【0023】
袋体7は膨縮自在なので、図4および図5に示すように配管網6がくの字状やエルボのように曲がりくねったり、枝管が複数に分岐する複雑な異径パイプ6Aであっても、袋体7は図5のように伸縮しながら異径パイプ6Aを支障なく通過することができる。このため、異なる太さの配管に見合った複数の袋体を用意して配管の内径の異なる毎に袋体を取り換える必要がなくなり手間やコストの観点から有利である。塗料層8aの厚み寸法が不足する場合には、配管網6に一回だけでなく繰り返して塗装を施すようにしてもよい。また、配管網6に下塗り、中塗り、仕上げ塗りなどの複数層に分けて塗装を施す場合も、上記と同様に行うことができる。
【0024】
図6は本発明の第2実施例を示す。第2実施例では、袋体7の外表面部に袋体7の移動時に塗料8を配管網6の内周部に押圧して塗布する起毛状の突起12を周方向に多数形成している。突起12が刷毛の役割を果たすことにより、塗料8を配管網6の内周部に塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗布することができる。
【0025】
図7は本発明の第3実施例を示す。第3実施例では、第2実施例の突起12を周方向に位置する帯状領域に形成している。
【0026】
図8は本発明の第4実施例を示す。第4実施例では、袋体7の外表面部に袋体7の移動時に塗料8を配管網6内に押圧して塗布するスポンジといった海綿状の突片部13を周方向に複数形成している。突片部13が刷毛の役割を果たすことにより、塗料8を配管網6に塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗布することができる。
【0027】
図9は本発明の第5実施例を示す。第5実施例では、第4実施例の突片部13に溝部13aを形成している。
【0028】
図10は本発明の第6実施例を示す。第6実施例では、袋体7の外表面部には、袋体7の移動時に塗料8を配管網6内に押圧して塗布する植毛部14を周方向に設けている。植毛部14が刷毛の役割を果たすことにより、塗料8を配管網6に塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗布することができる。
【0029】
(使用例)
一般に、図11の(イ)に示すように断面形状が途中で円形から矩形に変わる異径配管15、または(ロ)に示すように断面形状が長方形から方形に変わる異径配管16、あるいは(ハ)に示すように段付き六角配管17では、例えば、袋体7が通過する際に六角配管17の形状急変部17aや隅角部17bで乱流や澱みが生じて塗料の塗り残しや塗り損じが発生する事情がある。しかしながら、第2ないし第6実施例では袋体7に突起12、突片部13および植毛部14を設けたので、これらが刷毛の役割を果たすことにより、内部に形状急変部を有する異径配管15、16および六角配管17に対して塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗料を塗布することができる。
【0030】
また、高層および超高層ビル向けの配管工事で使用され、図12に示すように上部集合管と下部集合管とを接続する単管式排水継手20では、内部に流下速度緩和用の整流部(図示せず)および旋回羽根19、21などの起伏部を備えている(図13および図14参照)。内部が複雑に起伏する単管式排水継手20でも、袋体7は自在に拡縮変形することで単管式排水継手20の内周面部に密着状態に接触しながら円滑に通過し、第2ないし第6実施例で示した突起12、突片部13あるいは植毛部14の作用により塗り残しや塗り損じのない良好な仕上げで塗料を塗布することができる。内部に螺旋溝、凹凸部あるいは隅角部を有する構造で、袋体7の通過時に乱流や澱みが発生しやすい形状の配管についても上記と同様のことが言える。さらに、図15および図16に示すように高層ビルには単管式排水方式のソベントやセクチャーなどの集合継手25が用いられるが、集合継手25は横引き管26および縦本管27、28を連結して内部に断面形状急変部25a、25b、25cを有する。こういった集合継手25の内部も、袋体7が断面形状急変部25a、25b、25cを密着状態で移動することにより良好な仕上りで塗装することができる。
【0031】
なお、第1実施例で袋体7が吸引ポンプ11により吸引された時、配管網6内で回転することを想定し、袋体7の外表面部に螺旋状のへら紐を取り付けて推進力を付与してもよい。索条体としてワイヤー10を用いたが、ワイヤー10に限らずリボン、細紐体、針金あるいはロープなど袋体7を繰り出すことができるものであればよい。
第2実施例で袋体7に設けた突起12の長さ寸法は、刷毛機能を有する限り所望に設定することができ、長短各様の突起12が混在するようにしてもよい。突起12は、その根元部が袋体7の外表面部に略垂直になっているだけでなく所定の角度範囲(例えば10〜60度)で前方に傾斜していてもよい。突片部13および植毛部14についても上記と同様に変更することができる。
【0032】
また、袋体7の先端部の中心に軽量で小型の錘部を取り付けて配管内を移動する際、袋体7に指向性を付与するようにしてもよい。配管網6としては、排水管ばかりでなく空調ダクトや排気ダクト(工業ダクト、厨房ダクト)などを適用することができる。その他、本発明の具体的な実施にあたっては、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】塗装の対象となる排水管のライニング施工例を示す概略図である(第1実施例)。
【図2】塗装を施す配管網の全体図である。
【図3】(イ)は配管網の部分縦断面図、(ロ)は配管網の部分横断面図、(ハ)は袋体が買物袋状をなす例の斜視図である。
【図4】異径パイプの全体図である。
【図5】異径パイプの部分縦断面図である。
【図6】突起を設けた袋体が通過する配管網の部分縦断面図である(第2実施例)。
【図7】突起を帯状領域に設けた袋体が通過する配管網の部分縦断面図である(第3実施例)。
【図8】突片部を設けた袋体が通過する配管網の部分縦断面図である(第4実施例)。
【図9】突片部を設けた袋体が通過する配管網の部分縦断面図である(第5実施例)。
【図10】植毛部を設けた袋体が通過する配管網の部分縦断面図である(第6実施例)。
【図11】(イ)、(ロ)は異径配管の斜視図、(ハ)は六角配管の斜視図である(使用例)。
【図12】単管式排水継手の斜視図である。
【図13】単管式排水継手の斜視図である。
【図14】単管式排水継手の斜視図である。
【図15】集合継手の斜視図である。
【図16】集合継手の斜視図である。
【符号の説明】
1 通気管(配管)
2 汚水本管(配管)
3 雑排水本管(配管)
4 室内横引管(配管)
6 配管網(配管)
7 袋体
8 塗料
10 ワイヤー(索条体)
11 吸引ポンプ(吸引手段)
12 突起
13 突片部
14 植毛部
15、16 異径配管(配管)
17 六角配管(配管)
8a 塗料層
Claims (12)
- 配管の一端部側に供給された液状の塗料に接触状態に配される膨縮自在の袋体と、
この袋体の後端部に連結された追尾用の索条体と、
前記配管内に吸引圧を加えることにより、前記袋体が前記索条体を繰り出して前記塗料を前記配管の内周部に押し広げながら前記配管内を移動して塗装を行う吸引手段とを備えたことを特徴とする配管内壁ライニング装置。 - 前記袋体は、ポリエチレンなどのプラスチックにより落下傘状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管内壁ライニング装置。
- 前記袋体は、織布などの繊維により落下傘状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の配管内壁ライニング装置。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する起毛状の突起を周方向に多数形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管内壁ライニング装置。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する海綿状の突片部を周方向に複数形成していることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管内壁ライニング装置。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する植毛部を周方向に設けていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の配管内壁ライニング装置。
- 膨縮自在の袋体を配管の一端部側に供給された液状の塗料に接触状態に配する工程と、
追尾用のワイヤーを前記袋体の後端部に連結して準備する工程と、
吸引手段を駆動して前記配管内に吸引圧を加えることにより、前記袋体が前記ワイヤーを繰り出しながら前記塗料を前記配管の内周部に押し広げて前記配管内を移動させて塗装を行う工程とを備えたことを特徴とする配管内壁ライニング方法。 - 前記袋体は、ポリエチレンなどのプラスチックにより落下傘状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の配管内壁ライニング方法。
- 前記袋体は、織布などの繊維により落下傘状に形成されていることを特徴とする請求項7に記載の配管内壁ライニング方法。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する起毛状の突起を周方向に多数形成していることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の配管内壁ライニング方法。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する海綿状の突片部を周方向に複数形成していることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の配管内壁ライニング方法。
- 前記袋体の外表面部には、前記袋体の移動時に前記塗料を前記配管の内周部に押圧により塗布する植毛部を周方向に設けていることを特徴とする請求項7ないし請求項9のいずれかに記載の配管内壁ライニング方法。
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