JP2004140756A - 負荷制御装置および電力線搬送通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】負荷制御器5により負荷6を通常運転で制御しているときに、電力線モデム2により電力線3を搬送するキャリアが検出され、電力線3が通信状態にあることが検出され、電力線モデム2から負荷制御器5に対して信号検出信号8が出力されたときには、負荷制御器5は負荷6に対する運転を低ノイズ運転に移行する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電力線から電力の供給を受けて負荷を制御する装置に係り、特に、電力線を通信媒体とする通信を利用して負荷を制御するに好適な負荷制御装置および電力線搬送通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力線を通信媒体として通信を行うようにした装置としては、例えば、電灯線のインピーダンス、周波数特性の変動に対応して通信を行うようにしたもの(特許文献1)、家電製品の故障情報を電力線を介して伝送するようにしたもの(特許文献2)が提案されており、また配電線を用いた伝送端末装置において、信号の非伝送時の消費電力を減少させるようにしたもの(特許文献3)が提案されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−17591号公報(第3頁〜第6頁、図1参照)
【特許文献2】
特開平10−341289号公報(第3頁〜第6頁、図1参照)
【特許文献3】
特開平6−177802号公報(第2頁〜第3頁、図1参照)
通信媒体として用いられる電力線にはいろいろな装置が接続されているので、電力線は、接続されている装置の運転状態に応じてノイズ環境、インピーダンス特性が時々刻々と変化している。特に、近年、家電機器のインバータ制御化が増加しており、このインバータ制御化による電力線への発生ノイズは、電力線通信の通信信頼性を劣化させる原因となっている。
【0004】
電力線に接続された各種の装置から発生したノイズは、電力線上で重なり合うことで、ノイズレベルが通信信号レベルよりも大きなレベルになることがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来技術においては、電力線を通信媒体として通信を行う場合、電力線への発生ノイズに対しては十分に配慮されていない。すなわち、電力線に接続された装置を用いて負荷の運転を制御する場合、電力線における通信の有無とは無関係に運転・停止が行われていた。このため、負荷の運転状態によっては電力線に接続された装置から電力線に対してノイズが出力されることがある。
【0006】
本発明の課題は、電力線が通信状態にあるときに、電力線に接続された装置から発生するノイズが電力線に重畳するのを抑制することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、本発明は、電力線から電力の供給を受けて負荷の運転を制御するときに、少なくとも電力線の通信時には負荷に対する運転を低ノイズ運転(低ノイズ運転モード)に移行する。これにより、電力線に接続された装置から発生するノイズが電力線に重畳されるのを抑制することができ、電力線における通信の信頼性を向上させることができる。この場合、低ノイズ運転または低ノイズ運転モードを行うときには、電力線に出力されるノイズのレベルが許容値の範囲内にある運転状態または運転を停止する運転状態とすることが望ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す電力線搬送通信装置のブロック構成図である。図1において、電力線搬送通信装置は、負荷制御装置としての電気機器1と電力線モデム2とを備えて構成されており、電気機器1と電力線モデム2はそれぞれ電力線3に接続されている。
【0009】
電気機器1は、例えば、家電製品などの電気機器として、ノイズフィルタ4、負荷制御器5、負荷6、制御盤7を備えて構成されており、ノイズフィルタ4が電力線3に接続され、負荷制御器5が電力線モデム2に接続されている。負荷制御器5は、電力線3からノイズフィルタ4を介して電力の供給を受けて、負荷6を制御する負荷制御手段および負荷6を運転モードにしたがって制御する負荷制御手段としての機能を備えているとともに、電力線モデム2からの信号を入力する信号入力手段としての機能を備えて構成されている。すなわち、負荷制御器5は、電力線モデム2から信号検出信号8が入力されていないときには、負荷6をノーマル運転またはノーマル運転モードで制御し、電力線モデム2から信号検出信号8が入力されたときには、信号検出信号8に応答して、負荷6を低ノイズ運転または低ノイズ運転モードで制御するようになっている。
【0010】
負荷6は、例えば、モータ、電磁調理器の加熱コイルあるいはランプなどで構成されている。なお、負荷6は、電気機器1とは別に配置され、負荷制御装置の構成要素から除かれることもある。また、ノイズフィルタ4を備えた例を示しているが、無くても構わない。
【0011】
また、ユーザの操作に伴う情報が制御盤7に入力されたときには、負荷制御器5には、ユーザの操作に伴う情報として、例えば、設定情報10が入力されるようになっている。また、負荷制御器5は、電力線モデム2と情報9の授受を行うように構成されており、情報9としては、例えば、電力線3を搬送した情報であって、負荷制御に対する指示情報や、負荷6に関する故障診断データなどの情報がある。
【0012】
一方、電力線モデム2は、電力線3を通信媒体として通信を行う通信手段として構成されているとともに、電力線3を通信媒体として通信が実行されているか否かを判定する通信判定手段としての機能を備えて構成されている。すなわち、電力線3を介して他の電気機器等と通信を行うとともに、電力線3にキャリア(周波数10kHz〜450kHzの搬送波)が搬送されているか否かを判定し、キャリアを検出したときには、電力線3が通信状態にあることを示す信号あるいは電力線3を通信媒体として通信が実行されているとの肯定の判定結果を示す信号として、信号検出信号8を負荷制御器5に出力するようになっている。
【0013】
次に、図1に示す電力線搬送通信装置の動作を図2にしたがって説明する。まず、電力線3に通信信号がない場合(電力線3にキャリアが搬送されていないとき)、負荷制御器5は、制御盤7の設定情報10に基づいて負荷6を制御するかあるいは電力線モデム2を介して受信した情報9に基づいて負荷6を制御する。すなわち、負荷6に対してはノーマル運転が行われる。
【0014】
次に、負荷6に対するノーマル運転が行われている過程で、電力線モデム2により、電力線3を搬送するキャリアが検出されたときには、電力線モデム2から負荷制御器5に対して信号検出信号8が出力される。信号検出信号8を受けた負荷制御器5は、運転状態として、低ノイズ運転または低ノイズ運転モードを選択して負荷6を制御する。
【0015】
ここで、低ノイズ運転または低ノイズ運転モードとは、ノイズピークを最大値より下げて行う運転または運転モードであって、電力線3に出力されるノイズのレベルが許容値の範囲内にある運転または運転モードや、ノイズの周波数帯域を信号(通信に用いる信号)の周波数帯域外へ移動させる運転または運転モードをいう。もちろん負荷6の運転を停止する運転状態または運転モードも含まれている。
【0016】
このように、信号検出信号8が入力されたことを条件に、低ノイズ運転または低ノイズ運転モードを負荷制御器5が選択して負荷6を制御することで、電力線3のノイズ環境を良くし、通信の信頼性を向上させることができる。
【0017】
電力線モデム2によるキャリアの検出は、送信信号の宛先が電力線モデム2であっても、それ以外のモデムであっても構わない。すなわち、電力線モデム2は、信号の宛先とは無関係に、電力線3を搬送するキャリアの有無のみを判定し、キャリアを検出したときには信号検出信号8を出力することとしている。
【0018】
次に、電力線モデム2がキャリアを検出できなくなった場合、あるいは低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行して一定時間を経過したときには、負荷制御器5は、以前の通常運転(ノーマル運転)に復帰する。その後、負荷制御器5は、制御盤7からの設定情報あるいは電力線モデム2を介して受信した情報9にしたがって負荷6に対する制御を実行する。
【0019】
このように、本実施形態によれば、電力線3を搬送する信号の宛先に関係なく、電力線3を搬送するキャリアを検知したときには、負荷6に対する運転を低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行するようにしたため、電力線3のノイズ環境を格段に良くすることができる。これにより、電力線通信の通信信頼性を向上させることができる。
【0020】
なお、通信頻度が多い場合や、電気機器1を含む全ての電気機器を低ノイズ運転モードに移行した場合は、電気機器の使い勝手が悪くなる場合も考えられる。このような場合は、その使用環境に合わせて、ノイズ発生の大きい電気機器のみを低ノイズ運転に移行させるなどの工夫が必要である。
【0021】
また、前記実施形態では、交流の電力線3を前提に説明を行っているが、本発明は直流の電力線を用いた通信に適応することも容易に可能である。
【0022】
次に、本発明に係る電力線搬送通信装置の第2実施形態を図3にしたがって説明する。本実施形態は、図1に示す電気機器1に電力線モデム2を内蔵して電力線搬送通信装置11を構成したものであり、電力線モデム2がノイズフィルタ4と共にコンセントを介して電力線3に接続されている他は、図1のものと同様である。
【0023】
本実施形態によれば、電力線モデム2を新たに設置する必要がなく、電力線搬送通信装置11をコンセントに接続するだけという簡易な方法で、電力線3への発生ノイズを抑制し、電力線通信の通信信頼性を向上させることができる。
【0024】
また、負荷制御器5を動作させるための電源回路と電力線モデム2の電源回路を共有化できるため、前記実施形態よりも低コスト化を図ることができる。
【0025】
次に、本発明の第3実施形態を図4にしたがって説明する。本実施形態は、図1に示す電力線モデム2の代わりに、信号検出器13を用い、電気機器1に信号検出器13を内蔵して負荷制御装置を構成したものであり、電気機器1本体の構成は図1のものと同様である。
【0026】
信号検出器13は、電力線3を通信媒体として他の電気機器と通信を行うことはできないが、電力線3を搬送するキャリアを検出したときに、電力線3が通信状態にあることを示す信号として、信号検出信号8を負荷制御器5に出力するようになっている。すなわち、信号検出器13は、電力線3を通信媒体として通信が実行されているか否かを判定する通信判定手段として構成されており、電力線3を搬送するキャリアを検出したときに、肯定の判定結果として、信号検出信号8を出力するように構成されている。
【0027】
本実施形態においては、信号検出器13から信号検出信号8が負荷制御器5に対して出力されたときには、負荷制御器5は、信号検出信号8の入力に応答して、負荷6に対して低ノイズ運転または低ノイズ運転モードによる制御に移行するようになっている。
【0028】
本実施形態によれば、電気機器1が電力線通信を行わない機器として構成されていても、電力線通信に悪影響となる電気機器1のノイズを低減することができる。
【0029】
また、本実施形態によれば、電力線モデム2を設ける代わりに、電気機器1に信号検出器13のみを搭載するだけで良いため、電気機器1を低コストで構成することができる。
【0030】
次に、本発明の第4実施形態を図5にしたがって説明する。本実施形態は、図3に示す電力線モデム2の代わりに、電力線モデム16を電力線搬送通信装置11に設けたものであり、他の構成は図3のものと同様である。本実施形態は、電力線モデム16が信号を送信する場合に、送信元となる電力線搬送通信装置11の負荷制御器5の制御により、負荷6に対する運転を低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行するようにしたことを特徴としている。
【0031】
具体的には、ノーマル運転が実行されている過程で、キャリアの検出に伴って低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行するとともに、電力線モデム16が電力線3を通信媒体として他の機器と通信を行う場合に、電力線モデム16から負荷制御器5に対して信号の送信を知らせる送信タイミング信号15を出力したときに、負荷制御器5は送信タイミング信号に応答して負荷6に対して低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行するようになっている。すなわち、電力線モデム16が信号を送信する場合は、送信タイミング15の出力を条件として、電力線搬送通信装置11を低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行することとしている。これにより、電力線搬送通信装置11が発生するノイズが電力線3に出力されるのを低減することができる。
【0032】
本実施形態によれば、電力線3が通信状態にあるとき、電力線3に対するノイズの出力を低減することができるとともに、電力線搬送通信装置11の送信時においても装置11自身のノイズ発生を抑制することで、電力線3に接続されている他の機器に信号を送信することが可能になる。
【0033】
また、電力線搬送通信装置11から遠方の他の機器へ通信を行なう場合でも、装置11自身のノイズ発生を抑制することで、遠方の他の機器が速やかに低ノイズ運転へ移行することが可能であり、遠くの機器との通信信頼性をさらに向上させることができる。
【0034】
次に、本発明に係る電力線搬送通信装置の第5実施形態を図6にしたがって説明する。本実施形態は、電力線モデム16と負荷制御器5との間にスイッチ22を設け、信号検出信号8をスイッチ22を介して負荷制御器5に出力するとともに、スイッチ22の開閉を制御盤21からの信号23によって制御するようにしたものであり、他の構成は図5のものと同様である。
【0035】
すなわち、本実施形態においては、電力線モデム16がキャリアを検出し、電力線モデム16から負荷制御器5に対して信号検出信号8を出力するに際して、信号検出信号8の伝送をスイッチ22の開閉によって制御するようにしたものである。スイッチ22は、ユーザの操作に応答して、制御盤21から信号23が出力されたときに接点が開かれ、低ノイズ運転への移行を無効にし、接点が閉じているときには、低ノイズ運転へ移行させるようになっている。すなわち、スイッチ22、制御盤21は、操作に応答して、負荷制御器5による低ノイズ運転の実行を強制的に禁止する運転制御手段として構成されている。
【0036】
本実施形態によれば、制御盤21を操作することで、電力線モデム16がキャリアを検出したときでも、負荷制御器5による低ノイズ運転への移行を許容するかあるいは無効とするかを切替ることが可能になる。これにより、通信信頼性が悪い環境では、低ノイズ運転を行うことで通信信頼性を確保し、一方、通信信頼性が良好な環境では、低ノイズ運転を無効とし、機器の性能や操作性をフルに利用できるなどフレキシブルな機器利用が可能になる。また負荷6としてノーマル運転を維持することが重要であるときには、低ノイズ運転への移行を無効とすることもできる。
【0037】
次に、本発明に係る電力線搬送通信装置の第6実施形態を図7にしたがって説明する。本実施形態は、図6に示す電力線モデム16の代わりに、電力線モデム24を用い、スイッチ22の開閉を電力線モデム24から出力される制御信号23によって行うようにしたものであり、他の構成は図6のものと同様である。
【0038】
電力線モデム24は、電力線3を介して、ネットワークに接続されたコントローラ(図示省略)などと通信を行い、この通信を基に、スイッチ22の開閉を制御信号23によって制御し、負荷制御器5による低ノイズ運転または低ノイズ運転モードへの移行を許容するかあるいは無効とするかを切替るようになっている。
【0039】
本実施形態によれば、電力線搬送通信装置11の低ノイズ運転または低ノイズ運転モードへの切替をネットワーク経由で制御可能になる。これにより、ネットワークからの機器制御の利便性が増し、集中管理を容易にすることができる。
【0040】
次に、負荷制御器5の具体的構成を図8にしたがって説明する。負荷制御器5は、交流を直流に変換するAC−DCコンバータ30と、直流を交流に変換するDC−ACコンバータ31を備えて構成されている。
【0041】
AC−DCコンバータ30はダイオードブリッジ33を備えており、交流信号32をダイオードブリッジ33により整流して直流信号に変換し、この直流信号をDC−ACコンバータ31に出力するようになっている。DC−ACコンバータ31はスイッチングトランジスタ34〜39、制御回路43を備えて構成されており、制御回路43は、信号検出信号8、送信タイミング信号15、電力線モデムからの情報9、制御盤7からの設定情報10に基づいて各スイッチングトランジスタ34〜39のベースに制御信号42を出力するようになっている。このDC−ACコンバータ31はダイオードブリッジ33から直流信号を入力し、制御回路43からの制御信号42により、各スイッチングトランジスタ33〜39を制御して交流信号40を負荷6に出力し、負荷6を動作させるようになっている。スイッチングトランジスタ34〜39をインバータ制御するときには、スイッチングトランジスタ34〜39のスイッチングノイズにより交流信号32にノイズが重畳させることが知られている。
【0042】
通常、このDC−ACコンバータ31は、電力線モデムからの情報や制御盤7からの制御情報(設定情報)10により制御されている。このとき、一般的に、DC−ACコンバータ31の効率を重視して動作させるため、トランジスタ34〜39のスイッチングノイズの大きさはあまり考慮されていない。すなわちノーマル運転時にはDC−ACコンバータ31から発生するノイズが電力線3の交流信号32に重畳することになる。
【0043】
そこで、本実施形態においては、制御回路43に信号検出信号8や送信タイミング信号15が入力されたときには、DC−ACコンバータ31を低ノイズ運転または低ノイズ運転モードに移行することとしている。
【0044】
具体的には、スイッチングトランジスタ34〜39を駆動する制御信号42の信号変化を緩やかに変化させることで、スイッチングトランジスタ34〜39から発生するノイズを低減することができる。
【0045】
また他の方法としては、スイッチングトランジスタ34〜39を駆動する制御信号42の信号周波数を変化させることで、発生するノイズの周波数を電力線通信の信号帯域外へ移動させることが可能になる。
【0046】
本実施形態によれば、負荷制御器5をインバータ制御している場合、低ノイズ運転または低ノイズ運転モードのときには、ノーマル運転またはノーマル運転モードとは異なる動作で各スイッチングトランジスタ34〜39を制御することで、スイッチングに伴うノイズ発生を低減させることができ、電力線3における通信の信頼性を高めることができる。
【0047】
次に、電源を内蔵したモデムの具体的構成を図9にしたがって説明する。本実施形態におけるモデム50はモデム50そのものを低ノイズ動作可能としたものであり、電源51と電力線モデム59から構成されている。電源51はAC−DCコンバータ機能を有するダイオードブリッジ52と、DC−DCコンバータ53とから構成されている。DC−DCコンバータ53は、ドロッパ電源54とスイッチング電源55およびスイッチ56を備えて構成されている。そして電力線モデム59に対しては、スイッチ56の切替により、ドロッパ電源54またはスイッチング電源55からの電力が電源線57、58を介して電力線モデム59に供給されるようになっている。
【0048】
ドロッパ電源54はスイッチング電源55に比べて、電圧変換効率は悪いが、ノイズが小さいことが知られている。一方、スイッチング電源55は、逆に、ドロッパ電源54に比べて電圧変換効率は良いが、トランジスタをスイッチング動作させているため、スイッチングノイズが発生することが知られている。
【0049】
上記構成によるモデム50において、電力線モデム59に電力を供給するに際しては、電力線3が通信状態にないとき、すなわち電力線モデム59によりキャリアが検出されないときには、スイッチング電源55が動作し、スイッチング電源55からの電力が電力線モデム59に供給される。一方、電力線3が通信状態にあるとき、すなわち電力線モデム59によりキャリアが検出されたときには、スイッチング電源55の動作を停止し、代わりにドロッパ電源54を動作させ、ドロッパ電源54からの電力を電力線モデム59に供給する。これにより、電力線3に信号がある場合はドロッパ電源54による動作を行うことで、モデム50から電力線3へ出力されるノイズを低減させることができる。一方、電力線3に信号がない場合は、スイッチング電源55による動作が実行され、モデム50を高効率動作させることができる。
【0050】
スイッチング電源55は、変換効率の良さからモデム50に限らず、家電など多くの機器に搭載されている。したがって、家電などの機器においても、電力線の信号(キャリア)を検出し、スイッチング電源55からドロッパ電源54へ切替る構成とすることで、低ノイズ運転に伴う通信信頼性の向上を図ることができる。
【0051】
次に、ドロッパ電源54の具体的構成を図10にしたがって説明する。ドロッパ電源54は、可変抵抗61、制御回路62、抵抗65、66を備えて構成されており、制御回路62は、抵抗65と抵抗66との分圧電圧64を入力し、この分圧電圧64にしたがった制御信号63を可変抵抗61に出力するようになっている。
【0052】
上記構成によるドロッパ電源54において、出力電圧67が下がった場合、分圧電圧64も下がる。このとき、制御回路62は、可変抵抗61の抵抗が小さくなるように制御信号63を出力する。これにより出力電圧67が上昇する。出力電圧67が上昇した場合、先程の動作とは反対の動作が行われ、出力電圧67が下がる。このようにして、出力電圧67を一定電圧に保持することができる。このドロッパ電源54においては、スイッチングトランジスタが存在しないため、トランジスタのスイッチングに伴うノイズが発生することはない。
【0053】
次に、スイッチング電源55の具体的構成を図11にしたがって説明する。スイッチング電源55は、トランス70、ダイオード71、平滑用コンデンサ72、トランジスタ73、制御回路74を備えて構成されている。
【0054】
上記構成によるスイッチング電源55において、出力電圧67が下がったときには、制御回路74によりトランジスタ73をスイッチングさせて、トランス70を介して電流をコンデンサ72に注入し、出力電圧67を上昇させる。出力電圧67が上昇したときには、トランジスタ73のスイッチング頻度を低下させ、コンデンサ72への電流注入を抑制し、出力電圧67を低下させる。このようにして出力電圧67を一定電圧に保持することができる。
【0055】
このスイッチング電源55においては、トランジスタ73をスイッチングさせるため、スイッチングに伴うノイズが発生する。
【0056】
次に、モデムの他の実施形態を図12にしたがって説明する。本実施形態におけるモデム80は、電源81と電力線モデム84を備えて構成されている。電源81は、AC−DCコンバータ82と、DC−DCコンバータ83を備えて構成されており、DC−DCコンバータ83からの電力89が電力線モデム84に供給されている。
【0057】
電力線モデム84は、結合回路85、送信アンプやフィルタから構成される送信回路86、フィルタなどで構成さる受信回路87、変復調回路や機器とのインターフェイス回路から構成される通信制御部88から構成されている。
【0058】
上記構成によるモデム80においては、電力線3からの信号は結合回路85、受信回路87を介して通信制御部88に入力される。入力された信号は、通信制御部88においてキャリアの有無の検出および復調が行われ、キャリアが検出されたときには信号検出信号8が出力され、受信情報9が電力線搬送通信装置11へ出力される。また電力線搬送通信装置11側からの送信情報9は、通信制御部88で変調され、変調された信号は送信回路86、結合回路85を介して電力線3へ出力される。このとき通信制御部88からは、信号の送信に合わせて、送信タイミング信号15が電力線通信搬送装置11へ出力される。
【0059】
本実施形態においては、DC−DCコンバータ83として、ドロッパ電源54とスイッチング電源55で構成することができ、キャリア検出時にドロッパ電源54を用いることで、電力線3の通信時にモデム80から電力線3にノイズが出力されるのを抑制することができる。
【0060】
次に、電力線モデムに内蔵される信号検出回路または信号検出器13の具体的構成を図13にしたがって説明する。本実施形態における信号検出器13は、整流回路91、平滑回路92、比較回路93を備えて構成されている。整流回路91には、フィルタにより帯域制限された信号90が入力されており、この信号(キャリア)90は整流回路91で整流されたあと平滑回路92で平滑化され、平滑化された信号として比較回路93に入力される。比較回路93においては、平滑回路92の出力によるキャリアのレベルと設定値との比較が行われ、キャリアのレベルがある設定レベルを超えたときには信号検出信号8が負荷制御器5に出力される。
【0061】
次に、電力線3を用いて通信を行う場合のフレーム構成としては、例えば、図14に示すように、ヘッダ94、データ95、エラー訂正情報96から構成されるものを用いることができる。
【0062】
次に、信号(キャリア)の受信時の処理を図15にしたがって説明する。まず電力線モデム2、16、24または信号検出器13により電力線3の状態を監視し、電力線3に信号(キャリア)があるか否かを判定し(ステップ200)、信号を検出したときには、機器を低ノイズ運転に移行させ(ステップ201)、信号を検出できなかったときには、ある一定時間経過後に機器を通常運転に移行させる(ステップ202)。
【0063】
次に、信号送信時の処理を図16にしたがって説明する。まず電力線モデム2、16、24から電力線3に信号を送信するに際しては、まず自機器を低ノイズ運転に移行させる(ステップ203)。その後、信号を送信し(ステップ204)、信号送信が完了した時点で、自機器の運転を通常運転に復帰させる(ステップ205)。
【0064】
また、信号送信時には、図17に示すように、信号を送信するに先立って、まず、自機器を低ノイズ運転に移行させる(ステップ206)。その後、正規の通信を開始する前に、すなわち、送信すべきデータの送信前にダミー信号を送信し、その後、送信すべきデータを送信する(ステップ207)。その後、送信が完了した時点で、自機器の運転を通常運転に復帰させる(ステップ208)。
【0065】
本実施形態によれば、データの送信前に、ダミー信号の送信により、電力線3に接続されている機器を低ノイズ運転へ移行することができるため、少ない再送回数で目的の機器(送信先)へ信号を送信することができる。
【0066】
また、信号送信時には、図18に示すように、前記各実施形態とは異なる方法で信号を送信することができる。具体的には、信号を送信する場合、まず自機器を低ノイズ運転に移行させる(ステップ209)。その後信号を送信し、送信先からのACK信号(受信完了信号)の受信を待ち、ACK信号が受信されたか否かを判定する(ステップ210、211)。ACK信号を受信したときには、送信が成功したということで、自機器を通常運転に復帰する(ステップ213)。一方、ACK信号が一定時間経過しても受信できないときには、信号を再度送信し、さらにACK信号の返信を待つ。この再送回数が規定値をオーバーしたときには(ステップ212)、送信できないということで、自機器の運転を通常運転に復帰させる(ステップ213)。
【0067】
本実施形態によれば、送信相手からのACK信号を受信するまで、自機器を低ノイズ運転しているため、ACK信号を受信しやすくなる。
【0068】
次に、本発明に係る装置を電力線通信を用いたホームネットワークに適応したときの実施形態を図19にしたがって説明する。ホーム100には電力線101とブロッキングフィルタ102が敷設されており、電力線101には各種の電気機器103〜108が接続されている。電気機器103、104は、前記各実施形態における電力線搬送通信装置11としての機能を備え、電気機器105〜108は、キャリアの検出機能を備え、キャリア検出時に低ノイズ運転への移行が可能になっている。そして電気機器103と104との間では電力線101を通信媒体として通信が行われるようになっている。この際、電力線通信信号が宅外へ漏洩するのをブロッキングフィルタ102によって防止するようになっている。
【0069】
ここで、電気機器103から電気機器104に対して信号が送信されるときには、電気機器103〜108はそれぞれ低ノイズ運転に移行し、電気機器103から電気機器104に対して電力線101を介して信号が送信される。これにより、電力線101に対するノイズを低減し、その結果として、電気機器104への信号の通信の信頼性を向上させることができる。
【0070】
電気機器103と104との間で通信が行われているときに、宅外から宅内の電力線101に対して信号が送信された場合、宅内の機器が低ノイズ運転を開始するという懸念が発生するが、ブロッキングフィルタ102は、宅外からの信号(キャリア)やノイズの侵入を防止するようになっている。
【0071】
また本発明は、ホーム100以外にもビルなどへ適用することも可能である。
【0072】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電力線に接続された装置から発生するノイズが電力線に重畳されるのを抑制することができ、電力線における通信の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】図1に示す装置の作用を説明するためのタイムチャートである。
【図3】本発明の第2実施形態を示すブロック構成図である。
【図4】本発明の第3実施形態を示すブロック構成図である。
【図5】本発明の第4実施形態を示すブロック構成図である。
【図6】本発明の第5実施形態を示すブロック構成図である。
【図7】本発明の第6実施形態を示すブロック構成図である。
【図8】負荷制御器のブロック構成図である。
【図9】モデムのブロック構成図である。
【図10】ドロッパ電源の回路構成図である。
【図11】スイッチング電源の回路構成図である。
【図12】モデムの他の実施形態を示すブロック構成図である。
【図13】信号検出器のブロック構成図である。
【図14】フレームの構成説明図である。
【図15】信号受信時の作用を説明するためのフローチャートである。
【図16】信号送信時の作用を説明するためのフローチャートである。
【図17】信号送信時の他の作用を説明するためのフローチャートである。
【図18】信号送信時の処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】本発明をホームネットワークに適用したときのブロック構成図である。
【符号の説明】
1 負荷制御装置
2 電力線モデム
3 電力線
4 ノイズフィルタ
5 負荷制御器
6 負荷
7 制御盤
8 信号検出信号
9 情報
10 設定情報
11 電力線搬送通信装置
Claims (14)
- 電力線から電力の供給を受けて負荷を制御する負荷制御手段と、前記電力線を通信媒体として通信を行なう通信手段からの信号を入力する信号入力手段とを備え、前記負荷制御手段は、前記信号入力手段が、前記電力線が通信状態にあることを示す信号を前記通信手段から入力したことを条件に低ノイズ運転を実行してなる負荷制御装置。
- 請求項1に記載の負荷制御装置において、前記負荷制御手段は、前記通信手段が通信先から受信完了信号を受けたことを条件に前記低ノイズ運転を解除してなることを特徴とする負荷制御装置。
- 請求項1に記載の負荷制御装置において、前記負荷制御手段による低ノイズ運転の実行を強制的に禁止する運転制御手段を備えてなることを特徴とする負荷制御装置。
- 請求項3に記載の負荷制御装置において、前記運転制御手段は、操作に応答して前記負荷制御手段による低ノイズ運転の実行を強制的に禁止してなることを特徴とする負荷制御装置。
- 請求項3に記載の負荷制御装置において、前記運転制御手段は、前記通信手段の通信により得られた情報を基に前記負荷制御手段による低ノイズ運転の実行を強制的に禁止してなることを特徴とする負荷制御装置。
- 請求項1に記載の負荷制御装置において、前記低ノイズ運転は、前記電力線に出力されるノイズのレベルが許容値の範囲内にある運転状態または運転を停止する運転状態であることを特徴とする負荷制御装置。
- 電力線から電力の供給を受けて負荷を運転モードに従って制御する負荷制御手段と、前記電力線を通信媒体として通信を行なう通信手段とを備え、前記負荷制御手段は、前記通信手段による通信時には低ノイズ運転モードを選択してなる電力線搬送通信装置。
- 請求項7に記載の電力線搬送通信装置において、前記負荷制御手段は、前記通信手段による通信が開始される前に低ノイズ運転モードに移行してなることを特徴とする電力線搬送通信装置。
- 請求項8に記載の電力線搬送通信装置において、前記通信手段は、正規の通信を開始する前に、前記電力線に対してダミー信号を送信してなることを特徴とする電力線搬送通信装置。
- 請求項7に記載の電力線搬送通信装置において、前記負荷制御手段は、前記通信手段が通信先から受信完了信号を受けたことを条件に前記低ノイズ運転を解除してなることを特徴とする電力線搬送通信装置。
- 請求項7に記載の電力線搬送通信装置において、前記負荷制御手段による低ノイズ運転の実行を強制的に禁止する運転制御手段を備えてなることを特徴とする電力線搬送通信装置。
- 電力線から電力の供給を受けて負荷を運転モードに従って制御する負荷制御手段と、前記電力線を通信媒体として通信が実行されているか否かを判定する通信判定手段とを備え、前記負荷制御手段は、前記通信判定手段から肯定の判定結果が出力されたときには低ノイズ運転モードを選択してなる電力線搬送通信装置。
- 請求項12に記載の電力線搬送通信装置において、前記電力線を通信媒体として通信を行なう通信手段を備え、前記負荷制御手段は、前記通信判定手段から肯定の判定結果が出力されたときには低ノイズ運転モードを選択してなることを特徴とする電力線搬送通信装置。
- 請求項7に記載の電力線搬送通信装置において、前記低ノイズ運転モードは、前記電力線に出力されるノイズのレベルが許容値の範囲内にある運転モードまたは運転を停止する運転モードであることを特徴とする電力線搬送通信装置。
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