JP2004140172A - 外部共振器型レーザ光源 - Google Patents

外部共振器型レーザ光源 Download PDF

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Abstract

【課題】外部共振器型レーザ光源において自然放出光成分を抑えた極めて波長純度の高い出力光を得る。
【解決手段】半導体レーザ21の増反射膜21aと部分反射ミラー24により外部共振器を構成し、外部共振器内部に波長選択素子23を挿入する。部分反射ミラー24の透過光をコーナーミラー25により波長選択素子23に再び入射させ、波長選択素子23の選択光を出力光として取り出す。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光通信の分野で用いられる波長選択素子を備えた外部共振器型レーザ光源に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術による外部共振器型レーザ光源を図21に示す。この外部共振器型レーザ光源では、半導体レーザ1の第1の出射端面(回折格子側端面)には無反射膜1aが施されており、第2の出射端面(光アイソレータ側出射端面)には部分反射膜1bが施されている。半導体レーザ1の第1の出射端面からの出射光はレンズ2によって平行光にされる。平行光は回折格子3に入射し回折され、ミラー4によって反射され、再び回折格子3により回折され、レンズ2によって半導体レーザ1に集光される。このとき平行光は回折格子3によって回折されるために回折格子によって波長選択された光が半導体レーザ1に戻ることになる。
【0003】
また、半導体レーザ1の第2の出射端面からの出射光はレンズ5によって平行光にされ、光アイソレータ6を透過し、位置によって透過波長の変化する波長可変フィルタ7を透過する。そしてレンズ8によって光ファイバ9に集光され、出力光として取り出される。ここで半導体レーザ1の光アイソレータ側の部分反射膜1bとミラー4との間で外部共振器が形成され、外部共振器の外部共振モードと回折格子の選択波長が一致した波長でレーザ発振する。また、回折格子3は回転テーブル10に固定され、回転テーブル10とミラー4とは直線移動テーブル11に固定されているために、外部共振器長と回折格子3の選択波長を任意に設定することができる。また、波長可変フィルタ7は直線移動テーブル12に固定されているために任意に透過波長を変えることができる。
【0004】
ここで、波長可変フィルタ7はレーザ出力光中の自然放出光成分を除去する目的で用いられ、結果として単一波長のレーザ光に対する全自然放出光比であるSTSR(Signal to Total Spontaneous emission Ratio)を高めることができる。このような外部共振器型レーザ光源と光パワーメータを組み合わせて光通信用部品の光学特性を測定しようとした場合、特にファイバグレーティングなどのノッチ型フィルタのフィルタ特性を測定する場合や、光ファイバ増幅器の雑音指数を測定する場合に、STSRの影響が顕著に現れる。
【0005】
上記の波長可変フィルタを用いる以外にも、STSRを高くする方法として下記のようないくつかの技術が開示されている。即ち特許文献1、特許文献2、特許文献3には、外部共振器型レーザ光源の外部共振器内部にビームスプリッタを挿入して、自然放出光成分が除去されたレーザ出力光を得る技術が開示されている。外部共振器型レーザ光源の出力光を光カプラなどで複数に分岐して複数の被測定物を測定する場合には、光源の出力光を高出力化する必要がある。この方法では波長選択素子を通った半導体レーザへの帰還光の分岐光である高STSRの出力光以外に、半導体レーザから波長選択素子に向かって出力された光もビームスプリッタの分岐光として出力されてしまうため、分岐光が共振器内の損失となってしまい、高STSR出力光の高出力化をしようとした場合にビームスプリッタの分岐割合を上げることができないという問題があった。
【0006】
特許文献4では外部共振器型レーザ光源の外部共振器内部に偏光ビームスプリッタ及びファラデー素子を挿入して、自然放出光成分が除去されたレーザ出力光を得る技術が開示されている。この方法では高STSR出力光の高出力化が可能になるが、外部共振器中にビームスプリッタ及びファラデー素子を挿入する必要がある。そのためファラデー素子による偏光角の回転を考慮して外部共振器型レーザ光源の光学系を設計する必要があり、外部共振器型レーザ光源の光学系の構成が複雑になるという問題があった。
【0007】
特許文献5では外部共振器型レーザ光源の特殊なビームスプリッタ、コーナーミラー及び回折格子を組み合わせて外部共振器を構成し、自然放出光成分が除去されたレーザ出力光を得る技術が開示されている。この方法でも高STSR出力光の高出力化が可能になるが、特殊なビームスプリッタが必要になるという問題点があった。
【0008】
特許文献6及び特許文献7では外部共振器型レーザ光源の外部共振器の外部鏡をビームスプリッタとし、その透過光を出力光とする技術が開示されている。この方法では出力光の高出力化は可能になるという利点はあるが、出力光が波長選択素子で1度しか波長選択されていないために、波長選択素子で2度波長選択された光を出力光とする方法に比べると高いSTSRを得ることができないという問題点があった。また、特許文献6ではフィルタ回転によりフィルタの透過光の光軸がずれてしまい光ファイバへの結合効率が低下してしまうという問題があった。
【0009】
【特許文献1】
特開平11−126943号
【特許文献2】
特開2000−286503号
【特許文献3】
US6404798B1
【特許文献4】
WO02/47222
【特許文献5】
US6339609
【特許文献6】
実開平5−95067号
【特許文献7】
特開平11−163450号
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
図21に示す従来技術にあっては、STSRを高くしようとした場合に波長可変フィルタの半値幅を狭くする必要があるが、波長可変フィルタの半値幅を狭くすると、フィルタ自身の作成が難しくなり、さらに波長可変フィルタの挿入損失が増加してしまい、高STSRと高出力を同時に得ることができないという問題があった。また、レーザ光の波長に連動させて波長可変フィルタの位置を制御する必要があり、制御が複雑になるという問題点があった。このように従来の波長可変光源においては、高いSTSRと高出力を同時に容易に得ることができないという問題があった。
【0011】
この発明は、このような従来の問題点に着目してなされたもので、外部共振器型レーザとコーナーミラーを組み合わせることにより、上記問題点を解決することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この請求項1の発明による外部共振器型レーザ光源は、一方の端面に増反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にするレンズと、前記レンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、前記波長選択素子からの出射光の一部を反射し、再び前記波長選択素子へと入射させ、前記レンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる部分反射ミラーと、前記部分反射ミラーの透過光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと入射させる光軸移動部と、を具備し、前記波長選択素子の出射光を出力光として取り出すことを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明による外部共振器型レーザ光源は、一方の端面に増反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にするレンズと、前記レンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、前記波長選択素子からの出射光の光路を変えて該出射光に対して平行に反射し、再び前記波長選択素子へと入射させる光軸移動部と、前記波長選択素子の出射光の一部を反射し、前記波長選択素子と前記光軸移動部及び前記レンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる部分反射ミラーと、を具備し、前記部分反射ミラーの透過光を出力光として取り出すことを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明による外部共振器型レーザ光源は、一方の端面に部分反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にする第1のレンズと、前記第1のレンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、前記波長選択素子からの出射光を反射し、再び前記波長選択素子へと入射させ、前記第1のレンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる全反射ミラーと、前記半導体レーザの部分反射膜端面からの出射光を平行光にする第2のレンズと、前記第2のレンズからの平行光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと入射させる第1の光軸移動部と、前記第n−1(nは2以上の整数)の光軸移動部より入射され、前記波長選択素子より出射される光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと再び入射させる第nの光軸移動部と、を具備し、前記第2の光軸移動部より入射され前記波長選択素子の出射光を出力光として取り出すことを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれか1項記載の外部共振器型レーザ光源において、前記波長選択素子は、回折格子、入射角度によって選択波長が変化するバンドパスフィルタ、入射位置によって選択波長の変化する波長可変フィルタ、前記半導体レーザの利得幅以上のFSRを持ち、ギャップ媒質の厚さ又は屈折率の変化に応じて透過波長の変化させるエタロンのいずれか1つからなることを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれか1項記載の外部共振器型レーザ光源において、前記波長選択素子の選択波長及び前記外部共振器長の少なくとも一方を設定する手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
請求項6の発明は、請求項1又は2記載の外部共振器型レーザ光源において、前記光軸移動部は、入射光の光軸を互いに順次移動させる複数の光軸移動部からなることを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明は、請求項1又は2記載の外部共振器型レーザ光源において、前記半導体レーザの増反射膜側に発振したレーザ光の波長及びレーザ光の発光強度の少なくとも一方をモニタするモニタ部を更に有することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
図1に本発明を適用した外部共振器型レーザ光源の第1の実施の形態を示す。この実施の形態の外部共振器型レーザ光源は、図1に示すように、一方の端面に増反射膜21a、もう一方の端面に無反射膜21bがそれぞれ施された半導体レーザ21を有している。該半導体レーザ21の無反射膜21bの端面には、出射光を平行光にするレンズ22、該平行光から波長選択する波長選択素子23が設けられる。波長選択素子23の側方には波長選択素子23からの光の一部を反射し、波長選択素子23へと入射させる部分反射ミラー24、部分反射ミラー24の透過光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、波長選択素子23へと入射させるコーナーミラー25が設けられる。またコーナーミラー25より出射する光軸上には、波長選択素子23を介して、レーザを不安定にする戻り光を抑圧するために用いられる光アイソレータ26、波長選択素子23の選択光を光ファイバへと結合するためのレンズ27、及びレンズ27で集光された光を出力光として外部へ取り出すための光ファイバ28が設けられる。
【0020】
波長選択素子23はその入射位置によって選択波長が変化しないものとする。選択波長及び外部共振器の外部共振器長は後述するように適宜設定できるようにしてもよい。こうすれば任意の波長に発振波長を設定することができる。又コーナーミラー25は光軸をシフトさせるための光軸移動部であり、コーナーミラーに代えてダイヘドラルミラーを用いてもよく、又2枚のミラーを用いたものでもよい。
【0021】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ21の無反射膜21bの端面からの出射光は、レンズ22により平行光とされ、波長選択素子23に入射され、この波長選択素子23により波長選択された後に部分反射ミラー24に入射される。この部分反射ミラー24の反射光は再び波長選択素子23に入射され、この波長選択素子23で再び波長が選択され、レンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器長Lの外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、コーナーミラー25により光路を変えて透過光と平行に反射され、この波長選択素子23に再び入射され、波長選択素子23で波長選択され、光アイソレータ26を通った後にレンズ27により光ファイバ28に結合され、光ファイバ28により出力光として外部へ取り出される。
【0022】
このように波長選択素子で2度波長選択された光が出力光として取り出されるために、レーザ出力光の自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0023】
又半導体レーザ21の増反射膜21a側にレンズ29を介して波長や出力光の強度をモニタするモニタ30を設けることができる。増反射膜21aから得られる光の比率は一定しているため、その比率に基づいて光強度を同時にモニタすることができる。こうすれば出射したレーザ光の一部を分岐してモニタする必要がなく、レーザ光源にモニタ機能を組み込むことができる。
【0024】
次に、第1の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が回折格子である場合について、図2を参照しながら説明する。
【0025】
この外部共振器型レーザ光源は、図2に示されているように一方の端面に増反射膜21a、もう一方の端面に無反射膜21bがそれぞれ施された半導体レーザ21、レンズ22、回折格子31、部分反射ミラー24、コーナーミラー25、光アイソレータ26、レンズ27、光ファイバ26から構成される。そして部分反射ミラー24、コーナーミラー25はステージ32上に配置されている。ステージ32は支持棒33を介して回転機構に34接続され、部分反射ミラー24の延長線に沿って支持棒33を中心として回動自在に構成されている。
【0026】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ21の無反射膜21bの端面からの出射光は、レンズ22により平行光とされ回折格子31に入射し、この回折格子31により波長選択された後に部分反射ミラー24に入射する。この部分反射ミラー24の反射光は再び回折格子31に入射し、この回折格子31で再び波長選択された後にレンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、コーナーミラー25により光路を変えて透過光と平行に反射される。そして回折格子31に入射し、回折格子31で再び波長選択され、光アイソレータ26を通った後にレンズ27により光ファイバ28に結合され、光ファイバ28により出力光として外部へ取り出される。
【0027】
このように回折格子31で2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分の抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0028】
ここで、部分反射ミラー24及びコーナーミラー25は同一ステージ32に固定されており、このステージ32は回転機構に取り付けられた支持棒33に固定されている。この回転機構34により支持棒33を回転させると、部分反射ミラーの反射面に対して垂直に入射する回折格子31からの回折光の出射角が変化する。したがって、回転機構34を回転させると、回折格子31の選択波長と外部共振器長とが同時に変化するために、レーザの発振波長を変化させることができる。
【0029】
次に、第1の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がバンドパスフィルタである場合について図3及び図4を参照しながら説明する。
【0030】
この外部共振器型レーザ光源は、図3及び図4に示されているように、一方の端面に増反射膜21a、もう一方の端面に無反射膜21bがそれぞれ施された半導体レーザ21、レンズ22、バンドパスフィルタ35、部分反射ミラー24、コーナーミラー25、光アイソレータ26、レンズ27、光ファイバ28から構成される。バンドパスフィルタ35には、入射角度を変化させることによって選択波長を変化させるための回転機構36が取付けられる。部分反射ミラー24には外部共振器長Lを連続して変化させるための直線移動機構37が設けられる。
【0031】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザの無反射膜21bの端面からの出射光は、レンズ22により平行光とされバンドパスフィルタ35に入射し、このバンドパスフィルタ35により波長選択された後に部分反射ミラー24に入射する。この部分反射ミラー24の反射光は再びバンドパスフィルタ35に入射し、このバンドパスフィルタ35で再び波長選択された後にレンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、コーナーミラー25により光路を変えて透過光と平行に反射され、このバンドパスフィルタ35に入射し、バンドパスフィルタで波長選択され、光アイソレータを通った後にレンズ2により光ファイバに結合され、光ファイバにより出力光として外部へ取り出される。
【0032】
このようにバンドパスフィルタで2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分の抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0033】
ここで、図3は半導体レーザの無反射膜端面からの出射光がS偏光でバンドパスフィルタ35に入射する場合である。図4は半導体レーザの無反射膜端面からの出射光がP偏光でバンドパスフィルタ35に入射する場合であり、バンドパスフィルタ35とコーナーミラー25の方向が異なる点を除いて同一である。それぞれの場合で、前述した特許文献6で問題になるバンドパスフィルタ35の回転時の透過光の光軸ずれをなくすことが出来る。
【0034】
ここで、バンドパスフィルタ35は回転機構36に取り付けられており、部分反射ミラー24は直線移動機構37に取り付けられている。従ってバンドパスフィルタ35を回転させることで選択波長が変化し、部分反射ミラー24を入射光に対して垂直方向に移動すると外部共振器長Lが変化するので、レーザの発振波長を変化させることができる。
【0035】
次に、第1の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が波長可変フィルタである場合について図5を参照しながら説明する。
【0036】
この外部共振器型レーザ光源は、図5に示されているように一方の端面に増反射膜21a、もう一方の端面に無反射膜21bがそれぞれ施された半導体レーザ21、レンズ22、波長可変フィルタ38、部分反射ミラー24、コーナーミラー25、光アイソレータ26、レンズ27、光ファイバ28、直線移動機構39から構成される。ここで波長可変フィルタ38は長方形状の基板上に多層膜を積層したものであり、その長手方向に沿って透過波長を連続的に変化するものとする。長手方向と垂直な方向には波長は変化せず、同一の特性を有している。
【0037】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ21の無反射膜端面からの出射光は、レンズ22により平行光とされ波長可変フィルタ38に入射し、この波長可変フィルタ38により波長選択された後に部分反射ミラー24に入射する。この部分反射ミラー24の反射光は再び波長可変フィルタ38に入射し、この波長可変フィルタ38で再び波長選択された後にレンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、コーナーミラー25により光路を変えて透過光と平行に反射され、この波長可変フィルタ38の移動方向と垂直な方向に異なった位置に入射する。そして波長可変フィルタ38で波長選択され、光アイソレータ26を通った後にレンズ27により光ファイバ28に結合され、光ファイバ28により出力光として外部へ取り出される。このように波長可変フィルタ38で2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分の抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0038】
ここで、波長可変フィルタ38は直線移動機構39に取り付けられており、部分反射ミラー24は直線移動機構37に取り付けられている。波長可変フィルタ38を移動することで選択波長が変化し、部分反射ミラー24を入射光に対して垂直方向に移動すると外部共振器長Lが変化するので、レーザの発振波長を変化させることができる。
【0039】
次に、第1の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がエタロンである場合について図6を参照しながら説明する。
【0040】
この外部共振器型レーザ光源は、図6に示されているように一方の端面に増反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザ21、レンズ22、エタロン40、部分反射ミラー24、コーナーミラー25、光アイソレータ26、レンズ27、光ファイバ28から構成される。ここでエタロン40は半導体レーザ21の利得幅以上のFSRを持ち、ギャップの媒質の厚さ又は屈折率の変化に応じて透過波長を変化させることができるエタロンとする。
【0041】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ21の無反射膜端面21bからの出射光は、レンズ22により平行光とされエタロン40に入射し、このエタロン40により波長選択された後に部分反射ミラー24に入射する。この部分反射ミラー24の反射光は再びエタロン40に入射し、このエタロン40で再び波長選択された後にレンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、コーナーミラー25により光路を変えて透過光と平行に反射され、このエタロン40に入射し、エタロン40で波長選択され、光アイソレータ26を通った後にレンズ27により光ファイバ28に結合され、光ファイバ28により出力光として外部へ取り出される。
【0042】
このようにエタロンで2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分の抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0043】
ここで、エタロンにはギャップの光路長制御機構41が取り付けられており、部分反射ミラー24は直線移動機構37に取り付けられている。エタロン40のギャップの光路長を変化させることで選択波長が変化し、部分反射ミラーを入射光に対して垂直方向に移動すると外部共振器長が変化するので、レーザの発振波長を変化させることができる。
【0044】
(第2の実施の形態)
図7に本発明を適用した外部共振器型レーザ光源の第2の実施の形態を示す。この実施の形態の外部共振器型レーザ光源は、図7に示すように、一方の端面に増反射膜21a、もう一方の端面に無反射膜21bがそれぞれ施された半導体レーザ21、半導体レーザ21の無反射膜21bの端面からの出射光を平行光にするレンズ22、平行光から波長選択する波長選択素子23、波長選択素子23からの選択光の光路を変えて該選択光に対して平行に反射し、波長選択素子23へと入射させるコーナーミラー25、波長選択素子23から選択された波長の光の一部を反射する部分反射ミラー24、部分反射ミラー24の透過光に対してレーザを不安定にする戻り光を抑圧するために用いられる光アイソレータ26、波長選択素子の選択光を光ファイバへと結合するためのレンズ27、選択光を出力光として外部へ取り出すための光ファイバ28等から構成される。これに加えて第1の実施の形態と同様に、レンズ29及びモニタ30を設けておいてもよい。
【0045】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ21の無反射膜21bの端面からの出射光は、レンズ22により平行光とされ波長選択素子23に入射し、この波長選択素子23により波長選択された後にコーナーミラー25により光路を変えて部分反射ミラー24に入射する。この部分反射ミラー24の反射光は再び波長選択素子23に入射する。この波長選択素子23で再び波長選択された後にレンズ22により半導体レーザ21へと帰還する。ここで、部分反射ミラー24と半導体レーザ21の増反射膜21aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、部分反射ミラー24の透過光は、光アイソレータ26を通った後にレンズ27により光ファイバ28に結合され、光ファイバ28により出力光として外部へ取り出される。
【0046】
このように波長選択素子23で2度波長選択された光の一部を部分反射ミラーである外部鏡より一部分岐し、その分岐光を出力光として取り出すために、自然放出光成分が抑えされた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0047】
さらに、外部鏡で反射された光は再び波長選択素子で2度波長選択され、合計4度の波長選択が行われた光が半導体レーザに帰還するために、波長選択能力が向上し、外部共振器モード間隔を狭くできる。又外部共振器長を長くすることができ、結果としてレーザスペクトルの線幅を狭くすることができるという利点がある。
【0048】
また、波長選択素子の選択波長及び外部共振器長の設定手段を備えている場合には、任意の波長に発振波長を設定することができる。
【0049】
第2の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が回折格子である場合の構成を図8に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、回折格子については図2のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0050】
第2の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がバンドパスフィルタである場合の構成を図9、図10に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、バンドパスフィルタについては図3,図4のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0051】
第2の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が波長可変フィルタである場合の構成を図11に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、波長可変フィルタについては図5のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0052】
第2の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がエタロンである場合の構成を図12に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、エタロンについては図6のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0053】
さて図7では波長選択素子23はコーナーミラー25によって一往復分の外部共振器長の中で用いているが、図13に示すように、複数のコーナーミラー25−1〜25−nを用いて外部共振器長を延長し選択度を高めることができる。この場合のコーナーミラーは入射光の光軸を互いに順次移動させる複数の光軸移動部として動作する。その他の構成は図7に示すものと同一である。又部分反射ミラー24の位置は波長選択素子から出力される最後の部分には限らず、図14に示すように光の経路の中間部分に配置することもできる。
【0054】
(第3の実施の形態)
図15に本発明を適用した外部共振器型レーザ光源の第3の実施の形態を示す。この実施の形態の外部共振器型レーザ光源は、図15に示すように、一方の端面に部分反射膜51a、もう一方の端面に無反射膜51bがそれぞれ施された半導体レーザ51、半導体レーザの無反射膜端面51からの出射光を平行光にするレンズ52、平行光から波長選択する波長選択素子53、波長選択素子53からの選択光を反射し、波長選択素子53へと入射させる全反射ミラー54、半導体レーザ51の部分反射膜51aの端面からの出射光を平行光にするレンズ55、その平行光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、波長選択素子53へと入射させるコーナーミラー56、波長選択素子53からの選択光に対して光路をかえて平行に反射し、再び波長選択素子53へと入射させるコーナーミラー57、光アイソレータ58、波長選択素子53の選択光を光ファイバへと結合するためのレンズ59、選択光を出力光として外部へ取り出すための光ファイバ60等から構成される。
【0055】
このように構成される外部共振器型レーザ光源において、半導体レーザ51の無反射膜51bの端面からの出射光は、レンズ52により平行光とされ波長選択素子53に入射し、この波長選択素子53により波長選択された後に全反射ミラー54に入射する。この全反射ミラー54の反射光は再び波長選択素子53に入射し、この波長選択素子53で再び波長選択された後にレンズ52により半導体レーザ51へと帰還する。ここで、全反射ミラー54と半導体レーザ51の部分反射膜51aとの間で外部共振器が構成され、レーザ発振が起こる。また、半導体レーザ51の部分反射膜51bの端面からの出射光は、レンズ55、コーナーミラー56に入射され、コーナーミラー57により光路を変えて平行に反射される。この反射光は波長選択素子53に入射し、波長選択素子53で波長選択され、コーナーミラー57により光路を変えて平行に反射され、波長選択素子53で再び波長選択され、光アイソレータ58を介してレンズ59により光ファイバ60に結合され、光ファイバ60により出力光として外部へ取り出される。
【0056】
このように波長選択素子で2度波長選択された光を取り出すために、自然放出光成分成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0057】
また、波長選択素子の選択波長及び外部共振器長の設定手段を備えていれば、任意の波長に発振波長を設定することができる。
【0058】
この実施の形態においてもコーナーミラー56,57に代えてダイヘルドラル
ミラーやミラーを垂直に用いた光軸変換部を用いて構成することができる。
【0059】
また第3の実施の形態では2つのコーナーミラー56,57を用いているが、光軸を順次平行にずらすようにしたn個(nは2以上の整数)のコーナーミラーを用いて光軸をシフトするようにしてもよい。
【0060】
第3の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が回折格子である場合の構成を図16に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、回折格子については図2のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0061】
第3の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がバンドパスフィルタである場合の構成を図17,図18に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、バンドパスフィルタについては図3,図4のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0062】
第3の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子が波長可変フィルタである場合の構成を図19に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、波長可変フィルタについては図5のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0063】
第3の実施の形態の外部共振器型レーザ光源において、波長選択素子がエタロンである場合の構成を図20に示す。この実施の形態の動作は基本的には前述したものと同一であり、エタロンについては図6のものと同一であるので詳細な説明を省略する。
【0064】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、外部共振器内部の波長選択素子からの選択光を部分反射ミラーに入射させ、該部分反射ミラーの透過光を光軸移動部により波長選択素子に再び入射させ、該波長選択素子の選択光を出力光として取り出すことで、波長選択素子で2度波長選択された光が出力光として取り出されるために、自然放出光成分が抑えられ、極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0065】
請求項2記載の発明によれば、外部共振器内部の波長選択素子からの選択光を光軸移動部により波長選択素子に再び入射させ、波長選択素子の選択光を部分反射ミラーに入射させ、該部分反射ミラーの透過光を出力光として取り出すことで、波長選択素子で4度波長選択された光が出力光として取り出されるために、自然放出光成分が抑えられ、極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0066】
請求項3記載の発明によれば、半導体レーザの部分反射膜端面からの出力光を光軸移動部により外部共振器内部の波長選択素子に入射させ、波長選択素子からの選択光を第2の光軸移動部により波長選択素子に再び入射させ、該波長選択素子の選択光を出力光として取り出すことで、波長選択素子で2度波長選択された光が出力光として取り出されるために、自然放出光成分が抑えられ、極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0067】
そして請求項1〜3記載の外部共振器型レーザ光源において波長選択素子を回折格子とすれば、回折格子で2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、出力光の自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0068】
請求項1〜3記載の外部共振器型レーザ光源において波長選択素子をバンドパスフィルタとすれば、バンドパスフィルタで2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、出力光の自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。また、バンドパスフィルタ回転時の透過光の光軸ずれをなくすことが出来る。
【0069】
請求項1〜3記載の外部共振器型レーザ光源において波長選択素子を波長可変フィルタとすれば、波長可変フィルタで2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、出力光の自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0070】
請求項1〜3記載の外部共振器型レーザ光源において波長選択素子を半導体レーザの利得幅以上のFSRを持ったエタロンとすれば、波長可変フィルタで2度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【0071】
請求項5記載の発明によれば、波長選択素子の選択波長と外部共振器長を制御して任意の発振波長に設定することができる。また、波長選択素子の選択波長と外部共振器長の変化に伴い変化する外部共振器モードの変化を連動させて制御することで、外部共振器型レーザ光源の発振波長を連続的に変化させることが可能になる。
【0072】
請求項6記載の発明によれば、n度波長選択された光が出力光として取り出されるため、自然放出光成分が抑えられた極めて波長純度の高い出力光を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1による外部共振器レーザの構成を示す図である。
【図2】第1の実施の形態において波長選択素子として回折格子を用いた例を示す図である。
【図3】本実施の形態1において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図4】本実施の形態1において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図5】本実施の形態1において波長選択素子として波長可変フィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図6】本実施の形態1において波長選択素子としてエタロンを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図8】本実施の形態2において波長選択素子として回折格子を用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図9】本実施の形態2において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図10】本実施の形態2において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図11】本実施の形態2において波長選択素子として波長可変フィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図12】本実施の形態2において波長選択素子としてエタロンを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図13】本発明の実施の形態2においてコーナーミラーを複数用いて波長選択素子に光を入射するようにした外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態2においてコーナーミラーを複数用いて波長選択素子に光を入射するようにした外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施の形態による外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図16】本実施の形態3において波長選択素子として回折格子を用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図17】本実施の形態3において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図18】本実施の形態3において波長選択素子としてバンドパスフィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図19】本実施の形態2において波長選択素子として波長可変フィルタを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図20】本実施の形態2において波長選択素子としてエタロンを用いた外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【図21】従来の外部共振器型レーザ光源を示す図である。
【符号の説明】
2,1,51 半導体レーザ
21a,51b 増反射膜端面
21b 無反射膜端面
22,27,52,55,59 レンズ
23,53 波長選択素子
24 部分反射ミラー
25,25−1,25−2・・・25−n,56,57 コーナーミラー
26,59 光アイソレータ
28,60 光ファイバ
31 回折格子
32 ステージ
33 支持棒
34,36 回転機構
35 バンドパスフィルタ
37,39 直線移動機構
38 波長可変フィルタ
40 エタロン
41 光路長制御機構
51a 部分反射膜
54 完全反射ミラー

Claims (7)

  1. 一方の端面に増反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、
    前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にするレンズと、
    前記レンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、
    前記波長選択素子からの出射光の一部を反射し、再び前記波長選択素子へと入射させ、前記レンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる部分反射ミラーと、
    前記部分反射ミラーの透過光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと入射させる光軸移動部と、を具備し、
    前記波長選択素子の出射光を出力光として取り出すことを特徴とする外部共振器型レーザ光源。
  2. 一方の端面に増反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、
    前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にするレンズと、
    前記レンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、
    前記波長選択素子からの出射光の光路を変えて該出射光に対して平行に反射し、再び前記波長選択素子へと入射させる光軸移動部と、
    前記波長選択素子の出射光の一部を反射し、前記波長選択素子と前記光軸移動部及び前記レンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる部分反射ミラーと、を具備し、
    前記部分反射ミラーの透過光を出力光として取り出すことを特徴とする外部共振器型レーザ光源。
  3. 一方の端面に部分反射膜、もう一方の端面に無反射膜がそれぞれ施された半導体レーザと、
    前記半導体レーザの無反射膜端面からの出射光を平行光にする第1のレンズと、
    前記第1のレンズからの平行光より所定の波長の光を選択し出射する波長選択素子と、
    前記波長選択素子からの出射光を反射し、再び前記波長選択素子へと入射させ、前記第1のレンズを経由して前記半導体レーザに帰還させる全反射ミラーと、
    前記半導体レーザの部分反射膜端面からの出射光を平行光にする第2のレンズと、
    前記第2のレンズからの平行光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと入射させる第1の光軸移動部と、
    前記第n−1(nは2以上の整数)の光軸移動部より入射され、前記波長選択素子より出射される光の光路を変えて該透過光に対して平行に反射し、前記波長選択素子へと再び入射させる第nの光軸移動部と、を具備し、
    前記第2の光軸移動部より入射され前記波長選択素子の出射光を出力光として取り出すことを特徴とする外部共振器型レーザ光源。
  4. 前記波長選択素子は、回折格子、入射角度によって選択波長が変化するバンドパスフィルタ、入射位置によって選択波長の変化する波長可変フィルタ、前記半導体レーザの利得幅以上のFSRを持ち、ギャップ媒質の厚さ又は屈折率の変化に応じて透過波長の変化させるエタロンのいずれか1つからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の外部共振器型レーザ光源。
  5. 前記波長選択素子の選択波長及び前記外部共振器長の少なくとも一方を設定する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の外部共振器型レーザ光源。
  6. 前記光軸移動部は、入射光の光軸を互いに順次移動させる複数の光軸移動部からなることを特徴とする請求項1又は2記載の外部共振器型レーザ光源。
  7. 前記半導体レーザの増反射膜側に発振したレーザ光の波長及びレーザ光の発光強度の少なくとも一方をモニタするモニタ部を更に有することを特徴とする請求項1又は2記載の外部共振器型レーザ光源。
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