JP2004139258A - 電子メール装置および電子メール用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】走行位置と送信元の位置との位置関係に応じて、電子メールの出力に関する優先順位を決定する。
【解決手段】車両の現在位置を取得する走行位置取得手段3と、予め電子メールの送信元のメールアドレスまたは送信元のドメインネームと送信元の位置とを対応づけた対応情報を参照して、取得した電子メールから抽出したメールアドレスまたはドメインネームに基づいて、この電子メールの送信元の位置を特定する送信元特定手段2と、この取得された車両の現在位置と特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、決定した優先順位を含む出力命令を出力手段6へ向けて送出する優先順位決定手段4とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】車両の現在位置を取得する走行位置取得手段3と、予め電子メールの送信元のメールアドレスまたは送信元のドメインネームと送信元の位置とを対応づけた対応情報を参照して、取得した電子メールから抽出したメールアドレスまたはドメインネームに基づいて、この電子メールの送信元の位置を特定する送信元特定手段2と、この取得された車両の現在位置と特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、決定した優先順位を含む出力命令を出力手段6へ向けて送出する優先順位決定手段4とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、移動可能な電子メール装置および電子メール用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平11−175430号公報(第3−7頁、図1)
【0003】
【背景技術】
受信したメールを目的に応じて分類する電子メール装置(特許文献1参照)がある。この電子メール装置によれば、分類された受信電子メールリストから優先的に読みたい電子メールを選択し内容を確認することができる。
しかしながら、移動するユーザにあっては、移動に応じて優先的に読みたい電子メールが変化するため、移動するたびに優先的に確認したい電子メールを選択しなければならないという不都合があった。たとえば、ユーザがある顧客に向かう途中であれば、ユーザはその顧客からの電子メールの着信をチェックし、かつその顧客からの電子メールを選択する操作を行わなければならない。
このため、従来の電子メール装置では、ユーザが移動するたびに電子メールの差出人をチェックし、選択しなければならず、操作負担が大きいという問題があった。
【0004】
【発明の開示】
本発明は、電子メール装置の現在位置と電子メールの送信元との位置関係に応じて決定された優先順位に従い電子メールを出力する電子メール装置および電子メール装置用プログラムを提供することを目的とする。
この発明によれば、移動可能で、任意の送信元から取得した電子メールを出力手段を介してユーザに出力する電子メール装置であって、前記電子メール装置の現在位置を取得する位置取得手段と、予め電子メールの送信元のメールアドレスまたはドメインネームと前記送信元の位置とを対応づけた対応情報を参照して、前記取得した電子メールから抽出した送信元のメールアドレスまたは送信元のドメインネームに基づいて、当該電子メールの送信元の位置を特定する送信元特定手段と、前記位置取得手段により取得された電子メール装置の現在位置と前記送信元特定手段により特定された前記電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、当該決定した優先順位を含む出力命令を前記出力手段へ向けて送出する優先順位決定手段とを有する電子メール装置および当該電子メール装置を動作させる電子メール装置用プログラムが提供される。
【0005】
この発明によれば、ユーザの移動によって変化する電子メール装置の位置状況に応じた優先順位で電子メールを出力することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
ここでは、車両に搭載された電子メール装置100を例にして本実施形態を説明する。
本実施形態の電子メール装置100は、電子メール送受信手段1と、送信元特定手段2と、走行位置取得手段(位置取得手段)3と、優先順位決定手段4と、記憶手段5と、出力手段6とを備えている。具体的には、電子メール装置100の位置(電子メール装置100が搭載された車両の走行位置)と送信元エリア(位置)との位置関係に応じて、電子メールの出力順序を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、優先順位決定手段4として機能するCPUと、情報を記憶し記憶手段5として機能するRAMとを少なくとも備えている。
【0007】
本実施形態の電子メール装置1は、電子メール装置1の位置を検出するために、車両に搭載されたナビゲーション装置200と情報の送受信が可能となるように直接的又は間接的に接続されている。このナビゲーション装置200は、現在位置検出機能、目的地設定機能、目的地推測機能、走行履歴検出機能を有し、少なくとも車両の現在位置、目的地、推定された目的地、その他の走行位置を検出する。検出した走行位置は、電子メール装置100の走行位置取得手段3の要求に応じて電子メール装置100へ向けて送出される。
【0008】
電子メール装置100の位置、すなわち車両の走行位置の検出は、GPS(Global Positioning System)等を用いた衛星航法により車両の絶対位置を検出し、また車速センサやジャイロセンサを用いた自律航法により車両の相対位置を検出することにより行う。また、目的地設定機能はユーザから走行の目的地の入力を受け付け、入力された目的地の地図情報位置(たとえば絶対位置)を特定する。ユーザからの目的地の入力がない場合であっても、目的地推測機能は走行履歴検出機能により蓄積された過去の走行履歴を参照して現在の走行履歴から走行の目的地を推測する。ちなみに、電子メール装置100がユーザによって携帯され、移動可能な電子メール装置である場合には、当該電子メール装置内にGPSを利用した位置検出手段や経路誘導手段を内蔵させることが好ましい。
【0009】
本実施形態の電子メール装置100が有する各構成について説明する。
電子メール送受信手段1は、通信機能を備え、所定の通信プロトコルを用いてネットワークに接続し、車両外部の通信装置(他の端末、サーバ等)と電子メールを含む情報の送受信を行う。受信した電子メールおよび送信した電子メールを記憶する機能、作成された電子メールを指定されたアドレスへ送信する機能、アドレスを記憶する機能等の一般の電子メール装置と同様の機能を有している。
【0010】
送信元特定手段2は電子メールに含まれるメールアドレスやドメインネームから電子メールの送信元の位置を特定する。送信元特定手段2は、電子メールアドレス抽出機能21とドメイン抽出機能22に、受信した電子メールのヘッダ部分に含まれるメールアドレスまたはドメインネームを抽出させ、メールアドレスまたはドメインネームと送信元の位置とが対応づけられた対応情報を参照して、電子メールから抽出されたメールアドレスまたはドメインネームに対応する送信元の所在地(位置)を特定する。このメールアドレスとその送信元位置、またはドメインネームとその送信元位置は、例えば図2に示すような対応情報として記憶手段5に予め記憶させることが好ましい。または、インターネットを介して参照可能なWeb上のサーバに記憶させてもよい。さらには、ドメインネームとドメインネームを登録した者のサーバの所在地とを対応づけた既存の公開データベース(たとえばWhois(登録商標)データベース)を利用してもよい。
【0011】
本実施形態では、電子メールの送信元の所在地を求めたのち、所在地の地図上の座標位置(緯度および経度)を求める。図3に示す所在地(行政区画表示による所在地)と絶対位置(緯度および経度)とを対応づけた地図情報を参照して、所在地の絶対位置を求める。この所在地と絶対位置とを対応づけた地図情報は、ナビゲーション装置200が有する地図情報を利用してもよい。これにより、電子メールの送信元の位置を特定することができる。
【0012】
走行位置取得手段3は、電子メール装置100の現在位置を取得する手段として機能する。走行位置取得手段3は、車両の現在位置を取得する現在位置取得部31と、車両の目的地を取得する目的地取得部32と、推測された車両の推測目的地を取得する推測目的地取得部33とを少なくとも有する。これらの車両の現在位置、車両の目的地、車両の推測目的地、その他の走行位置は前述のナビゲーション装置200により検出された情報である。以下「走行位置」は、車両の現在位置、車両の目的地、車両の推測目的地のいずれかを少なくとも含む車両の走行位置に関する情報をいう。ちなみに、本実施形態では電子メール装置100が車両に搭載されているために、電子メール装置100の現在位置を車両の現在位置とみなし、説明の明瞭化の観点から「電子メール装置の位置」を「車両の走行位置」として表現している。
【0013】
優先順位決定手段4は、走行位置取得手段3により取得された車両の走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)と送信元特定手段2により特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する。
【0014】
具体的に優先順位決定手段4は、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元の位置」とを比較する走行位置比較部41と、走行位置比較部41による比較結果に基づき所定のルールに従い電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する優先順位決定部42と、決定した優先順位を含む出力命令を生成し、当該出力命令を出力手段6へ向けて送出する命令部44とを有する。さらに、命令を生成するにあたり、ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して優先順位を決定する確定優先順位参照部43を備えている。
【0015】
走行位置比較部41は、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元位置」とを比較し、両位置の位置関係を求める。電子メールの「送信元の位置」と「車両の走行位置」との位置関係は、「送信元の位置」と「車両の走行位置」との2つの位置の相対的な関係であれば特に限定されない。たとえば、(1)「送信元の位置」と「車両の走行位置」との距離に基づいて、2地点の距離(直線距離、経路距離または換算された所要時間)によって規定される位置関係であってもよく、(2)「送信元の位置」を基準として定義された送信元エリアに「送信元の位置」が含まれるか否かという位置関係であってもよく、(3)逆に「車両の走行位置」を基準として定義されたエリアに「送信元の位置」が含まれるか否かという位置関係であってもよい。さらには車両の走行方向を考慮し(4)「車両の現在位置」から走行方向に向かう経路周辺に「送信元の位置」が位置するか否かという位置関係、すなわち、これから走行するエリアに「送信元の位置」が属するか否かという位置関係であってもよい。ちなみに走行方向は車両の走行履歴から検出することができる。
【0016】
優先順位決定部42は、走行位置比較部41の比較結果から求められた位置関係に基づいて優先順位を決定する。この優先順位の決定は予め規定された所定のルールに従う。このルールはある位置を走行するユーザがどのような順序で電子メールの出力を望むか、という観点から規定されたものであって、特に限定されるものではない。
【0017】
たとえば、現在位置に近い送信元から送信されたメールを優先的に(早い順番で)出力することをユーザが望むであろうとの観点から、(1)「車両の現在位置」と電子メールの「送信元位置」との距離が短い送信元からの電子メールの優先順位を高くするというルールや、(2)電子メールの「送信元を基準とした所定範囲のエリア」に「車両の現在位置」が含まれている場合にはその送信元から送信された電子メールの優先順位を高くするというルールを提案する。
【0018】
また、これから向かう相手からの電子メールを優先的に(早い順番で)出力することをユーザが望むであろうとの観点から、(3)「目的地」または「推測目的地」と電子メールの「送信元位置」との距離が短い送信元からの電子メールの優先順位を高くするというルールや、(4)「送信元を基準とした所定範囲エリア」に「目的地」または「推測目的地」が含まれている場合にはその送信元から送信された電子メールの優先順位を高くするというルールを提案する。
【0019】
優先順位決定部42は、このようなルールに基づいて、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元」との位置関係から、電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する。
【0020】
加えて、優先順位を決定する際には、ユーザの絶対的な嗜好を反映させることが好ましい。このため、本実施形態では優先順位決定部42に確定優先順位参照部44を併せて設け、ユーザが予め入力した確定優先順位情報を参照して優先順位を決定する。この確定優先順位情報の一例を図4に示す。ちなみに、図4には優先順位の高い電子メールについての確定優先順位情報を例示したが、所定の送信元からの電子メールの優先順位を低く設定した確定優先順位情報を設定することもできる。たとえば、情報配信メールサービス会社からの定期的な電子メールを後回し(低い優先順位)とするような場合である。
【0021】
図4に示す確定優先順位情報は、優先順位に対応させて、「送信元の名称」、「メールアドレス」、「ドメインネーム」、「送信元の位置」および「送信元を基準とした送信元エリア設定に関する情報」を対応づけた情報である。この確定優先順位はユーザが入力インタフェース50を介して予め入力する。
【0022】
具体的には、確定優先順位入力画面を呼び出す。この入力画面は、位置入力エリアと文字入力エリアとを含む。位置入力エリアは、地図情報を表示してポインタによる送信元となる位置の特定情報を受け付ける。さらに、ポインタにより特定された送信元位置の地図座標(たとえば絶対位置)を記憶する。なお、この位置の特定は、通常ナビゲーション装置等において行われるランドマーク設定と同様の処理により実現することができる。文字入力エリアは、位置入力エリアへの入力により特定した送信元の名称、メールアドレスやドメインネームの入力を受け付ける。さらに文字入力エリアは特定された送信元を基準としたエリアの設定をするか否か、また設定する場合におけるエリアの範囲を特定する情報を受け付ける。
【0023】
ここでエリアの設定を行うと、所定のエリア内に含まれる複数の送信元から送信された電子メールをグループ化することができ、あるエリア内の異なる送信元から送信された電子メールを同じ優先順位として扱うことができる。
【0024】
この送信元エリアについて説明する。自宅のように位置が確実に特定できる場合には、電子メールの送信元とその位置とを1対1で対応づけることができるのでエリアの設定は不要である。他方、営業エリア内に複数の電子メールの送信元(候補)が点在しているような場合には、電子メールの送信元とその送信元位置とを1:nで対応づけることが好ましい。このように送信元エリアを設定することにより、異なる複数の送信元から送信された電子メールをグループ化することができる。すなわち、一の営業エリア内から送信された電子メールについて同じ優先順位を決定することができ、営業エリア内の取引先の送信元の優先順位をいちいち設定しなくてよく、操作利便性を向上させることができる。
【0025】
本実施形態では、ある送信元の位置を基準に所定の広がりをもつ送信元エリアを定義する。本実施形態では、特定された「送信元位置」を中心とした半径1km,3km,5km,7kmの円形領域を「送信元エリア」とする。このエリアの広さや形状は任意に決定することができる。たとえば、営業領域に対応する「送信元エリア」にあっては営業活動の範囲に対応させて半径7kmの広い円形領域を定義し、会社に対応する「送信元エリア」にあっては、事業所の規模に対応させて半径3km程度の円形領域を定義することができる。
【0026】
優先順位決定部42は、ユーザにより設定された確定優先順位を尊重し、確定優先順位参照部44が参照した確定優先順位情報に従って優先順位を決定する。すなわち、優先順位決定部42は確定優先順位情報において決定されていない優先順位を順次決定する。決定された優先順位は、出力命令に含められ、命令部43により出力手段6へ向けて出力される。
【0027】
出力手段6は、優先順位決定手段4により決定された優先順位に従った順序で電子メールを出力する。本例の出力手段6は、運転中のドライバに向けて電子メールの内容を読み上げるメール読み上げ機能を有している。もちろん視覚で確認できるディスプレイ等の表示手段を備えるものであってもよい。
【0028】
このように、本実施形態の電子メール装置100は、受信した電子メールの出力順序に関する優先順位を送信元の位置と車両の走行位置との位置関係から導き、ユーザの走行位置に応じた出力順序で電子メールを出力する。
【0029】
次に図5のフローチャートを参照して、以上のように構成された、本実施形態の電子メール装置100の動作を説明する。本実施形態ではユーザが希望する優先順位を尊重するため、ユーザが入力した確定優先順位情報に従って受信した電子メールの優先順位を決定し、その後、他の電子メールについての優先順位を決定する。
【0030】
電子メール装置100は、電子メールサーバにアクセスし(S101)、任意の送信元から送信された電子メールを取得する(S102)。
【0031】
まず、優先順位決定手段4は、確定優先順位参照部43にユーザが予め入力した確定優先順位情報(図4に示す)を参照させる(S103)。優先順位決定部42は、ヘッダ部分に確定優先順位情報において規定されているメールアドレスまたはドメインネームを含む電子メールを検索し(S103)、該当する電子メールがあれば、その電子メールを特定する情報に確定優先順位を対応させる。この電子メールを特定する情報と優先順位とを出力命令に含めて出力手段6へ送出し、確定優先順位が入力されている電子メールは順次優先的に出力される(S105)。これにより、ユーザが優先的に出力を望む電子メールの出力が先に完了する。
【0032】
他方、ステップ105に伴い、確定優先順位が入力されていない他の電子メールが検索される(S106)。これらの電子メールについては、走行位置と送信元位置との位置関係に応じて決定された優先順位に従い出力が実行される。
まず、送信元特定手段2のアドレス抽出機能21またはドメイン抽出機能は、これらの電子メールのヘッダ部分からメールアドレス又はドメインネームを抽出する。送信元特定手段2は、各電子メールより抽出されたメールアドレス又はドメインネームから当該電子メールの送信元位置を特定する。具体的には、メールアドレスまたはドメインネームと所在地(行政区画表示等)とを対応づけた対応情報1(図2参照)、および所在地(行政区画表示等)と地図座標とを対応づけた対応情報2(図3参照)を参照し、抽出したメールアドレスまたはドメインネームから電子メールの送信元の位置(地図座標)を導く。このステップにより、電子メールとその送信元の位置とを関係づけることができ、受信した電子メールが何処から送信されたのかという情報を生成することができる。もちろん、送信元の位置(地図座標)と送信元のドメインネーム、ホームページのURL、または連絡先となるメールアドレス等を対応づけて構成された地図情報を利用してもよい。
【0033】
次に、走行位置取得手段2は、現在位置、目的地、推測目的地その他の走行位置を取得する。優先順位決定手段4の走行位置比較部41は、「走行位置」と「送信元位置」とを比較し、その位置関係を導く。本実施形態では、送信元位置を中心とした所定半径円のエリアに車両の走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)が属するか否かを基準として、「送信元位置」と「走行位置」との位置関係を導く。
【0034】
この判断を容易かつ迅速に行うため、本実施形態では図6に示すように電子メールが送信される可能性のある送信元を基準とした送信元エリアを予め定義する(S107)。この送信元エリアの情報入力は先述した確定優先順位情報の入力と同様に行えばよい。このように送信元エリアを設定することにより、受信した電子メールの送信元が営業エリア1であるか、営業エリア2であるかの判断を迅速に行うことができる。また、車両の走行位置が営業エリア1内にあるか否かの判断を迅速に行うことができる。
【0035】
走行位置比較部41は、現在位置取得部31を介して車両の現在位置を取得し、この現在位置が受信した電子メールの送信元エリアに含まれるか否かを判断する(S108)。優先順位決定部42は、車両の現在位置が含まれる送信元エリア(送信元)から送信された電子メールの出力に関する優先順位を最も高くする(S109)。これに伴い、優先順位が決定されなかった残りの電子メールを選択する(S110)。
【0036】
続いて、「目的地」または「推測目的地」と「送信元位置」との位置関係に応じて優先順位を決定する。走行位置取得部の目的地取得部32はナビゲーション装置200に入力設定された目的地の情報(絶対位置情報を含む)を取得する(S111)。もし、ユーザにより目的地が入力されていない場合には、推測目的地取得部33はナビゲーション装置200が走行履歴から推測した推測目的地を取得する(S112)。ナビゲーション装置200が目的地を推測しない場合には、走行履歴取得部33が取得した走行履歴から目的地を推測してもよい。
【0037】
走行位置比較部41は、取得した目的地または推測目的地が受信した電子メールの送信元エリアに含まれるか否かを判断する(S113)。優先順位決定部42は、車両の目的地または推測目的地が含まれる送信元エリア(送信元)から送信された電子メールの出力に関する優先順位を高くする(S114)。これに伴い、優先順位が決定されなかった残りの電子メールを選択する(S115)。
【0038】
さいごに、残りの電子メールの優先順位を決定する。まず、各電子メールの送信元位置と車両の現在位置との距離を算出する(116)。算出された距離が短い順に優先順位を決定する(S117)。
【0039】
ちなみに、本実施形態では、第1に確定優先順位、第2に現在位置と送信元位置とが所定距離範囲内にあるか(送信元エリア内に現在位置が含まれているか)、第3に目的地または推測目的地と送信元位置とが所定距離範囲内にあるか(送信元エリア内に目的地または推測目的地が含まれているか)、第4に現在位置と送信元位置との距離の大小、という順番により優先順位を決定したが、この順番は特に限定されることなくユーザまたは装置提供者が任意に設定することができる。たとえば、確定優先順位よりも現在位置と送信元位置との位置関係を優先して優先順位を決定してもよい。これにより、ユーザは自らの希望または事情に応じた順序で電子メールを確認することができる。
【0040】
命令部44は、以上決定した優先順位を含む出力命令を生成し、出力手段6に向けて出力命令を送出する(S118)。出力手段6は、当該出力命令に従い、電子メールを出力する(S119)。
【0041】
本実施形態は、以上のように構成され機能するので、以下の効果を奏する。 メールアドレスまたはドメインネームに基づいて特定された電子メールの「送信元の位置」と「車両の現在位置(電子メール装置の位置)」との位置関係から電子メールの出力順序に関する優先順位を決定することができるので、車両の現在位置に応じた優先順位で電子メールを出力させることができる。これにより、運転中のユーザは何ら特別な操作を求められることなく、車両の移動に応じて変化するユーザの状況に適した優先順位で電子メールを出力することができる。
【0042】
また、「車両の現在位置(電子メール装置の位置)」と「送信元位置」との距離を算出し、現在位置に近い送信元から送信された電子メールの優先順位を高くすることにより、運転中に何ら入力操作を求められることなく、現在位置に近い送信元からの電子メールを優先的に確認することができる。たとえば、営業目的で車両を走行させているような場合に、現在位置に近い取引先から受信した電子メールの内容を優先的に確認することができ、内容によってはすぐにその取引先に出向くことも可能である。逆に、この電子メールの内容の確認が10分後となってしまった場合には、すでに車両は移動し、取引先から離れてしまう。このように、ユーザは現在位置に近い送信元から送信された重要度の高い電子メールを優先的に確認することができる。
【0043】
さらに、「車両の目的地(電子メール装置を移動させるユーザの目的地)」と「送信元位置」との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定することができるので、運転中のユーザは何ら特別な操作を求められることなく、目的地に応じて変化するユーザの状況に適した優先順位で電子メールを出力することができる。たとえば、これから出向く取引先を目的地とした場合に、その取引先からの電子メールを優先的に確認することができれば、電子メールによって連絡された事項にいち早く対応することができ、目的地に到着するまでに当該連絡事項に対する対処を講じることもできる。このように、ユーザは目的地から送信された重要度の高い電子メールを優先的に確認することができる。
【0044】
また、「車両の目的地」が入力されていないような場合であっても、「車両の目的地」は走行履歴から推測可能である。本実施形態は「推測目的地」を取得し、「推測目的地」と「送信元位置」との位置関係に応じて優先順位を決定することができるので、推測目的地に応じた優先順位で電子メールを出力させることができ、「目的地」と「送信元位置」との位置関係に基づいて優先順位を決定する場合と同様に動作し同様の効果を奏する。
【0045】
さらに、ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して優先順位を決定することから、ユーザの絶対的な優先順位を尊重することができる。たとえば、自宅からの電子メールを優先的に確認する、または待ち合わせをした友人からの電子メールを優先的に確認するといった、個人的な事情を考慮して電子メールの出力に関する優先順位を決定することができる。
【0046】
加えて、電子メールが送信される可能性のある送信元を予め設定しておくことにより、受信した電子メールの送信元の特定(送信元特定手段2)の処理、および走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)と送信元との位置関係の導出(優先順位決定手段4)の処理を迅速に行うことができる。
【0047】
本実施形態では車載した電子メール装置100について説明したが、ナビゲーション装置200と共に車載されていない構成でも同様の効果を奏する。車両に搭載されない電子メール装置にあっては、走行位置取得手段3を電子メール装置の現在位置、電子メールを移動させる主体(ユーザ)の目的地または推測目的地、電子メール装置の移動履歴、を取得できる位置取得手段に代替することが好ましい。また、これに応じて優先順位決定手段4の走行位置比較部41は電子メール装置の「現在位置」と「送信元の位置」とを比較することとなる。また、位置情報を検出するナビゲーション装置200に代えて位置検出システム、経路誘導システムを利用することが好ましい。
【0048】
また、本発明の電子メール装置用プログラムにより動作するコンピュータは、電子メール装置100と同様に作用し、同様の効果を奏する。
【0049】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子メール装置のブロック図である。
【図2】確定優先順位情報の一例を示す図である。
【図3】送信元の設定位置情報の一例を示す図である。
【図4】確定優先順位情報の一例である。
【図5】本実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図6】送信元エリア設定情報の一例である。
【符号の説明】
100…電子メール装置
1…電子メール送受信手段
2…送信元エリア判断手段(送信元特定手段)
21…アドレス抽出機能
22…ドメイン抽出機能
3…走行位置取得手段(位置取得手段)
31…現在位置情報取得部
32…目的地取得部
33…推測目的地取得部
4…優先順位決定手段
41…走行位置比較部
42…優先順位決定部
43…確定優先順位参照部
44…命令部
5…記憶手段
50…入力インタフェース
51…送信元設定位置
52〜54…対応情報
55…確定優先順位情報
6…出力手段
200…ナビゲーション装置
【技術分野】
本発明は、移動可能な電子メール装置および電子メール用プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
【特許文献1】
特開平11−175430号公報(第3−7頁、図1)
【0003】
【背景技術】
受信したメールを目的に応じて分類する電子メール装置(特許文献1参照)がある。この電子メール装置によれば、分類された受信電子メールリストから優先的に読みたい電子メールを選択し内容を確認することができる。
しかしながら、移動するユーザにあっては、移動に応じて優先的に読みたい電子メールが変化するため、移動するたびに優先的に確認したい電子メールを選択しなければならないという不都合があった。たとえば、ユーザがある顧客に向かう途中であれば、ユーザはその顧客からの電子メールの着信をチェックし、かつその顧客からの電子メールを選択する操作を行わなければならない。
このため、従来の電子メール装置では、ユーザが移動するたびに電子メールの差出人をチェックし、選択しなければならず、操作負担が大きいという問題があった。
【0004】
【発明の開示】
本発明は、電子メール装置の現在位置と電子メールの送信元との位置関係に応じて決定された優先順位に従い電子メールを出力する電子メール装置および電子メール装置用プログラムを提供することを目的とする。
この発明によれば、移動可能で、任意の送信元から取得した電子メールを出力手段を介してユーザに出力する電子メール装置であって、前記電子メール装置の現在位置を取得する位置取得手段と、予め電子メールの送信元のメールアドレスまたはドメインネームと前記送信元の位置とを対応づけた対応情報を参照して、前記取得した電子メールから抽出した送信元のメールアドレスまたは送信元のドメインネームに基づいて、当該電子メールの送信元の位置を特定する送信元特定手段と、前記位置取得手段により取得された電子メール装置の現在位置と前記送信元特定手段により特定された前記電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、当該決定した優先順位を含む出力命令を前記出力手段へ向けて送出する優先順位決定手段とを有する電子メール装置および当該電子メール装置を動作させる電子メール装置用プログラムが提供される。
【0005】
この発明によれば、ユーザの移動によって変化する電子メール装置の位置状況に応じた優先順位で電子メールを出力することができる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
ここでは、車両に搭載された電子メール装置100を例にして本実施形態を説明する。
本実施形態の電子メール装置100は、電子メール送受信手段1と、送信元特定手段2と、走行位置取得手段(位置取得手段)3と、優先順位決定手段4と、記憶手段5と、出力手段6とを備えている。具体的には、電子メール装置100の位置(電子メール装置100が搭載された車両の走行位置)と送信元エリア(位置)との位置関係に応じて、電子メールの出力順序を制御するプログラムを格納したROMと、このROMに格納されたプログラムを実行することで、優先順位決定手段4として機能するCPUと、情報を記憶し記憶手段5として機能するRAMとを少なくとも備えている。
【0007】
本実施形態の電子メール装置1は、電子メール装置1の位置を検出するために、車両に搭載されたナビゲーション装置200と情報の送受信が可能となるように直接的又は間接的に接続されている。このナビゲーション装置200は、現在位置検出機能、目的地設定機能、目的地推測機能、走行履歴検出機能を有し、少なくとも車両の現在位置、目的地、推定された目的地、その他の走行位置を検出する。検出した走行位置は、電子メール装置100の走行位置取得手段3の要求に応じて電子メール装置100へ向けて送出される。
【0008】
電子メール装置100の位置、すなわち車両の走行位置の検出は、GPS(Global Positioning System)等を用いた衛星航法により車両の絶対位置を検出し、また車速センサやジャイロセンサを用いた自律航法により車両の相対位置を検出することにより行う。また、目的地設定機能はユーザから走行の目的地の入力を受け付け、入力された目的地の地図情報位置(たとえば絶対位置)を特定する。ユーザからの目的地の入力がない場合であっても、目的地推測機能は走行履歴検出機能により蓄積された過去の走行履歴を参照して現在の走行履歴から走行の目的地を推測する。ちなみに、電子メール装置100がユーザによって携帯され、移動可能な電子メール装置である場合には、当該電子メール装置内にGPSを利用した位置検出手段や経路誘導手段を内蔵させることが好ましい。
【0009】
本実施形態の電子メール装置100が有する各構成について説明する。
電子メール送受信手段1は、通信機能を備え、所定の通信プロトコルを用いてネットワークに接続し、車両外部の通信装置(他の端末、サーバ等)と電子メールを含む情報の送受信を行う。受信した電子メールおよび送信した電子メールを記憶する機能、作成された電子メールを指定されたアドレスへ送信する機能、アドレスを記憶する機能等の一般の電子メール装置と同様の機能を有している。
【0010】
送信元特定手段2は電子メールに含まれるメールアドレスやドメインネームから電子メールの送信元の位置を特定する。送信元特定手段2は、電子メールアドレス抽出機能21とドメイン抽出機能22に、受信した電子メールのヘッダ部分に含まれるメールアドレスまたはドメインネームを抽出させ、メールアドレスまたはドメインネームと送信元の位置とが対応づけられた対応情報を参照して、電子メールから抽出されたメールアドレスまたはドメインネームに対応する送信元の所在地(位置)を特定する。このメールアドレスとその送信元位置、またはドメインネームとその送信元位置は、例えば図2に示すような対応情報として記憶手段5に予め記憶させることが好ましい。または、インターネットを介して参照可能なWeb上のサーバに記憶させてもよい。さらには、ドメインネームとドメインネームを登録した者のサーバの所在地とを対応づけた既存の公開データベース(たとえばWhois(登録商標)データベース)を利用してもよい。
【0011】
本実施形態では、電子メールの送信元の所在地を求めたのち、所在地の地図上の座標位置(緯度および経度)を求める。図3に示す所在地(行政区画表示による所在地)と絶対位置(緯度および経度)とを対応づけた地図情報を参照して、所在地の絶対位置を求める。この所在地と絶対位置とを対応づけた地図情報は、ナビゲーション装置200が有する地図情報を利用してもよい。これにより、電子メールの送信元の位置を特定することができる。
【0012】
走行位置取得手段3は、電子メール装置100の現在位置を取得する手段として機能する。走行位置取得手段3は、車両の現在位置を取得する現在位置取得部31と、車両の目的地を取得する目的地取得部32と、推測された車両の推測目的地を取得する推測目的地取得部33とを少なくとも有する。これらの車両の現在位置、車両の目的地、車両の推測目的地、その他の走行位置は前述のナビゲーション装置200により検出された情報である。以下「走行位置」は、車両の現在位置、車両の目的地、車両の推測目的地のいずれかを少なくとも含む車両の走行位置に関する情報をいう。ちなみに、本実施形態では電子メール装置100が車両に搭載されているために、電子メール装置100の現在位置を車両の現在位置とみなし、説明の明瞭化の観点から「電子メール装置の位置」を「車両の走行位置」として表現している。
【0013】
優先順位決定手段4は、走行位置取得手段3により取得された車両の走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)と送信元特定手段2により特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する。
【0014】
具体的に優先順位決定手段4は、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元の位置」とを比較する走行位置比較部41と、走行位置比較部41による比較結果に基づき所定のルールに従い電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する優先順位決定部42と、決定した優先順位を含む出力命令を生成し、当該出力命令を出力手段6へ向けて送出する命令部44とを有する。さらに、命令を生成するにあたり、ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して優先順位を決定する確定優先順位参照部43を備えている。
【0015】
走行位置比較部41は、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元位置」とを比較し、両位置の位置関係を求める。電子メールの「送信元の位置」と「車両の走行位置」との位置関係は、「送信元の位置」と「車両の走行位置」との2つの位置の相対的な関係であれば特に限定されない。たとえば、(1)「送信元の位置」と「車両の走行位置」との距離に基づいて、2地点の距離(直線距離、経路距離または換算された所要時間)によって規定される位置関係であってもよく、(2)「送信元の位置」を基準として定義された送信元エリアに「送信元の位置」が含まれるか否かという位置関係であってもよく、(3)逆に「車両の走行位置」を基準として定義されたエリアに「送信元の位置」が含まれるか否かという位置関係であってもよい。さらには車両の走行方向を考慮し(4)「車両の現在位置」から走行方向に向かう経路周辺に「送信元の位置」が位置するか否かという位置関係、すなわち、これから走行するエリアに「送信元の位置」が属するか否かという位置関係であってもよい。ちなみに走行方向は車両の走行履歴から検出することができる。
【0016】
優先順位決定部42は、走行位置比較部41の比較結果から求められた位置関係に基づいて優先順位を決定する。この優先順位の決定は予め規定された所定のルールに従う。このルールはある位置を走行するユーザがどのような順序で電子メールの出力を望むか、という観点から規定されたものであって、特に限定されるものではない。
【0017】
たとえば、現在位置に近い送信元から送信されたメールを優先的に(早い順番で)出力することをユーザが望むであろうとの観点から、(1)「車両の現在位置」と電子メールの「送信元位置」との距離が短い送信元からの電子メールの優先順位を高くするというルールや、(2)電子メールの「送信元を基準とした所定範囲のエリア」に「車両の現在位置」が含まれている場合にはその送信元から送信された電子メールの優先順位を高くするというルールを提案する。
【0018】
また、これから向かう相手からの電子メールを優先的に(早い順番で)出力することをユーザが望むであろうとの観点から、(3)「目的地」または「推測目的地」と電子メールの「送信元位置」との距離が短い送信元からの電子メールの優先順位を高くするというルールや、(4)「送信元を基準とした所定範囲エリア」に「目的地」または「推測目的地」が含まれている場合にはその送信元から送信された電子メールの優先順位を高くするというルールを提案する。
【0019】
優先順位決定部42は、このようなルールに基づいて、「車両の走行位置」と電子メールの「送信元」との位置関係から、電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する。
【0020】
加えて、優先順位を決定する際には、ユーザの絶対的な嗜好を反映させることが好ましい。このため、本実施形態では優先順位決定部42に確定優先順位参照部44を併せて設け、ユーザが予め入力した確定優先順位情報を参照して優先順位を決定する。この確定優先順位情報の一例を図4に示す。ちなみに、図4には優先順位の高い電子メールについての確定優先順位情報を例示したが、所定の送信元からの電子メールの優先順位を低く設定した確定優先順位情報を設定することもできる。たとえば、情報配信メールサービス会社からの定期的な電子メールを後回し(低い優先順位)とするような場合である。
【0021】
図4に示す確定優先順位情報は、優先順位に対応させて、「送信元の名称」、「メールアドレス」、「ドメインネーム」、「送信元の位置」および「送信元を基準とした送信元エリア設定に関する情報」を対応づけた情報である。この確定優先順位はユーザが入力インタフェース50を介して予め入力する。
【0022】
具体的には、確定優先順位入力画面を呼び出す。この入力画面は、位置入力エリアと文字入力エリアとを含む。位置入力エリアは、地図情報を表示してポインタによる送信元となる位置の特定情報を受け付ける。さらに、ポインタにより特定された送信元位置の地図座標(たとえば絶対位置)を記憶する。なお、この位置の特定は、通常ナビゲーション装置等において行われるランドマーク設定と同様の処理により実現することができる。文字入力エリアは、位置入力エリアへの入力により特定した送信元の名称、メールアドレスやドメインネームの入力を受け付ける。さらに文字入力エリアは特定された送信元を基準としたエリアの設定をするか否か、また設定する場合におけるエリアの範囲を特定する情報を受け付ける。
【0023】
ここでエリアの設定を行うと、所定のエリア内に含まれる複数の送信元から送信された電子メールをグループ化することができ、あるエリア内の異なる送信元から送信された電子メールを同じ優先順位として扱うことができる。
【0024】
この送信元エリアについて説明する。自宅のように位置が確実に特定できる場合には、電子メールの送信元とその位置とを1対1で対応づけることができるのでエリアの設定は不要である。他方、営業エリア内に複数の電子メールの送信元(候補)が点在しているような場合には、電子メールの送信元とその送信元位置とを1:nで対応づけることが好ましい。このように送信元エリアを設定することにより、異なる複数の送信元から送信された電子メールをグループ化することができる。すなわち、一の営業エリア内から送信された電子メールについて同じ優先順位を決定することができ、営業エリア内の取引先の送信元の優先順位をいちいち設定しなくてよく、操作利便性を向上させることができる。
【0025】
本実施形態では、ある送信元の位置を基準に所定の広がりをもつ送信元エリアを定義する。本実施形態では、特定された「送信元位置」を中心とした半径1km,3km,5km,7kmの円形領域を「送信元エリア」とする。このエリアの広さや形状は任意に決定することができる。たとえば、営業領域に対応する「送信元エリア」にあっては営業活動の範囲に対応させて半径7kmの広い円形領域を定義し、会社に対応する「送信元エリア」にあっては、事業所の規模に対応させて半径3km程度の円形領域を定義することができる。
【0026】
優先順位決定部42は、ユーザにより設定された確定優先順位を尊重し、確定優先順位参照部44が参照した確定優先順位情報に従って優先順位を決定する。すなわち、優先順位決定部42は確定優先順位情報において決定されていない優先順位を順次決定する。決定された優先順位は、出力命令に含められ、命令部43により出力手段6へ向けて出力される。
【0027】
出力手段6は、優先順位決定手段4により決定された優先順位に従った順序で電子メールを出力する。本例の出力手段6は、運転中のドライバに向けて電子メールの内容を読み上げるメール読み上げ機能を有している。もちろん視覚で確認できるディスプレイ等の表示手段を備えるものであってもよい。
【0028】
このように、本実施形態の電子メール装置100は、受信した電子メールの出力順序に関する優先順位を送信元の位置と車両の走行位置との位置関係から導き、ユーザの走行位置に応じた出力順序で電子メールを出力する。
【0029】
次に図5のフローチャートを参照して、以上のように構成された、本実施形態の電子メール装置100の動作を説明する。本実施形態ではユーザが希望する優先順位を尊重するため、ユーザが入力した確定優先順位情報に従って受信した電子メールの優先順位を決定し、その後、他の電子メールについての優先順位を決定する。
【0030】
電子メール装置100は、電子メールサーバにアクセスし(S101)、任意の送信元から送信された電子メールを取得する(S102)。
【0031】
まず、優先順位決定手段4は、確定優先順位参照部43にユーザが予め入力した確定優先順位情報(図4に示す)を参照させる(S103)。優先順位決定部42は、ヘッダ部分に確定優先順位情報において規定されているメールアドレスまたはドメインネームを含む電子メールを検索し(S103)、該当する電子メールがあれば、その電子メールを特定する情報に確定優先順位を対応させる。この電子メールを特定する情報と優先順位とを出力命令に含めて出力手段6へ送出し、確定優先順位が入力されている電子メールは順次優先的に出力される(S105)。これにより、ユーザが優先的に出力を望む電子メールの出力が先に完了する。
【0032】
他方、ステップ105に伴い、確定優先順位が入力されていない他の電子メールが検索される(S106)。これらの電子メールについては、走行位置と送信元位置との位置関係に応じて決定された優先順位に従い出力が実行される。
まず、送信元特定手段2のアドレス抽出機能21またはドメイン抽出機能は、これらの電子メールのヘッダ部分からメールアドレス又はドメインネームを抽出する。送信元特定手段2は、各電子メールより抽出されたメールアドレス又はドメインネームから当該電子メールの送信元位置を特定する。具体的には、メールアドレスまたはドメインネームと所在地(行政区画表示等)とを対応づけた対応情報1(図2参照)、および所在地(行政区画表示等)と地図座標とを対応づけた対応情報2(図3参照)を参照し、抽出したメールアドレスまたはドメインネームから電子メールの送信元の位置(地図座標)を導く。このステップにより、電子メールとその送信元の位置とを関係づけることができ、受信した電子メールが何処から送信されたのかという情報を生成することができる。もちろん、送信元の位置(地図座標)と送信元のドメインネーム、ホームページのURL、または連絡先となるメールアドレス等を対応づけて構成された地図情報を利用してもよい。
【0033】
次に、走行位置取得手段2は、現在位置、目的地、推測目的地その他の走行位置を取得する。優先順位決定手段4の走行位置比較部41は、「走行位置」と「送信元位置」とを比較し、その位置関係を導く。本実施形態では、送信元位置を中心とした所定半径円のエリアに車両の走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)が属するか否かを基準として、「送信元位置」と「走行位置」との位置関係を導く。
【0034】
この判断を容易かつ迅速に行うため、本実施形態では図6に示すように電子メールが送信される可能性のある送信元を基準とした送信元エリアを予め定義する(S107)。この送信元エリアの情報入力は先述した確定優先順位情報の入力と同様に行えばよい。このように送信元エリアを設定することにより、受信した電子メールの送信元が営業エリア1であるか、営業エリア2であるかの判断を迅速に行うことができる。また、車両の走行位置が営業エリア1内にあるか否かの判断を迅速に行うことができる。
【0035】
走行位置比較部41は、現在位置取得部31を介して車両の現在位置を取得し、この現在位置が受信した電子メールの送信元エリアに含まれるか否かを判断する(S108)。優先順位決定部42は、車両の現在位置が含まれる送信元エリア(送信元)から送信された電子メールの出力に関する優先順位を最も高くする(S109)。これに伴い、優先順位が決定されなかった残りの電子メールを選択する(S110)。
【0036】
続いて、「目的地」または「推測目的地」と「送信元位置」との位置関係に応じて優先順位を決定する。走行位置取得部の目的地取得部32はナビゲーション装置200に入力設定された目的地の情報(絶対位置情報を含む)を取得する(S111)。もし、ユーザにより目的地が入力されていない場合には、推測目的地取得部33はナビゲーション装置200が走行履歴から推測した推測目的地を取得する(S112)。ナビゲーション装置200が目的地を推測しない場合には、走行履歴取得部33が取得した走行履歴から目的地を推測してもよい。
【0037】
走行位置比較部41は、取得した目的地または推測目的地が受信した電子メールの送信元エリアに含まれるか否かを判断する(S113)。優先順位決定部42は、車両の目的地または推測目的地が含まれる送信元エリア(送信元)から送信された電子メールの出力に関する優先順位を高くする(S114)。これに伴い、優先順位が決定されなかった残りの電子メールを選択する(S115)。
【0038】
さいごに、残りの電子メールの優先順位を決定する。まず、各電子メールの送信元位置と車両の現在位置との距離を算出する(116)。算出された距離が短い順に優先順位を決定する(S117)。
【0039】
ちなみに、本実施形態では、第1に確定優先順位、第2に現在位置と送信元位置とが所定距離範囲内にあるか(送信元エリア内に現在位置が含まれているか)、第3に目的地または推測目的地と送信元位置とが所定距離範囲内にあるか(送信元エリア内に目的地または推測目的地が含まれているか)、第4に現在位置と送信元位置との距離の大小、という順番により優先順位を決定したが、この順番は特に限定されることなくユーザまたは装置提供者が任意に設定することができる。たとえば、確定優先順位よりも現在位置と送信元位置との位置関係を優先して優先順位を決定してもよい。これにより、ユーザは自らの希望または事情に応じた順序で電子メールを確認することができる。
【0040】
命令部44は、以上決定した優先順位を含む出力命令を生成し、出力手段6に向けて出力命令を送出する(S118)。出力手段6は、当該出力命令に従い、電子メールを出力する(S119)。
【0041】
本実施形態は、以上のように構成され機能するので、以下の効果を奏する。 メールアドレスまたはドメインネームに基づいて特定された電子メールの「送信元の位置」と「車両の現在位置(電子メール装置の位置)」との位置関係から電子メールの出力順序に関する優先順位を決定することができるので、車両の現在位置に応じた優先順位で電子メールを出力させることができる。これにより、運転中のユーザは何ら特別な操作を求められることなく、車両の移動に応じて変化するユーザの状況に適した優先順位で電子メールを出力することができる。
【0042】
また、「車両の現在位置(電子メール装置の位置)」と「送信元位置」との距離を算出し、現在位置に近い送信元から送信された電子メールの優先順位を高くすることにより、運転中に何ら入力操作を求められることなく、現在位置に近い送信元からの電子メールを優先的に確認することができる。たとえば、営業目的で車両を走行させているような場合に、現在位置に近い取引先から受信した電子メールの内容を優先的に確認することができ、内容によってはすぐにその取引先に出向くことも可能である。逆に、この電子メールの内容の確認が10分後となってしまった場合には、すでに車両は移動し、取引先から離れてしまう。このように、ユーザは現在位置に近い送信元から送信された重要度の高い電子メールを優先的に確認することができる。
【0043】
さらに、「車両の目的地(電子メール装置を移動させるユーザの目的地)」と「送信元位置」との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定することができるので、運転中のユーザは何ら特別な操作を求められることなく、目的地に応じて変化するユーザの状況に適した優先順位で電子メールを出力することができる。たとえば、これから出向く取引先を目的地とした場合に、その取引先からの電子メールを優先的に確認することができれば、電子メールによって連絡された事項にいち早く対応することができ、目的地に到着するまでに当該連絡事項に対する対処を講じることもできる。このように、ユーザは目的地から送信された重要度の高い電子メールを優先的に確認することができる。
【0044】
また、「車両の目的地」が入力されていないような場合であっても、「車両の目的地」は走行履歴から推測可能である。本実施形態は「推測目的地」を取得し、「推測目的地」と「送信元位置」との位置関係に応じて優先順位を決定することができるので、推測目的地に応じた優先順位で電子メールを出力させることができ、「目的地」と「送信元位置」との位置関係に基づいて優先順位を決定する場合と同様に動作し同様の効果を奏する。
【0045】
さらに、ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して優先順位を決定することから、ユーザの絶対的な優先順位を尊重することができる。たとえば、自宅からの電子メールを優先的に確認する、または待ち合わせをした友人からの電子メールを優先的に確認するといった、個人的な事情を考慮して電子メールの出力に関する優先順位を決定することができる。
【0046】
加えて、電子メールが送信される可能性のある送信元を予め設定しておくことにより、受信した電子メールの送信元の特定(送信元特定手段2)の処理、および走行位置(現在位置、目的地、推測目的地を含む)と送信元との位置関係の導出(優先順位決定手段4)の処理を迅速に行うことができる。
【0047】
本実施形態では車載した電子メール装置100について説明したが、ナビゲーション装置200と共に車載されていない構成でも同様の効果を奏する。車両に搭載されない電子メール装置にあっては、走行位置取得手段3を電子メール装置の現在位置、電子メールを移動させる主体(ユーザ)の目的地または推測目的地、電子メール装置の移動履歴、を取得できる位置取得手段に代替することが好ましい。また、これに応じて優先順位決定手段4の走行位置比較部41は電子メール装置の「現在位置」と「送信元の位置」とを比較することとなる。また、位置情報を検出するナビゲーション装置200に代えて位置検出システム、経路誘導システムを利用することが好ましい。
【0048】
また、本発明の電子メール装置用プログラムにより動作するコンピュータは、電子メール装置100と同様に作用し、同様の効果を奏する。
【0049】
なお、以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の電子メール装置のブロック図である。
【図2】確定優先順位情報の一例を示す図である。
【図3】送信元の設定位置情報の一例を示す図である。
【図4】確定優先順位情報の一例である。
【図5】本実施形態のおける制御手順を示すフローチャート図である。
【図6】送信元エリア設定情報の一例である。
【符号の説明】
100…電子メール装置
1…電子メール送受信手段
2…送信元エリア判断手段(送信元特定手段)
21…アドレス抽出機能
22…ドメイン抽出機能
3…走行位置取得手段(位置取得手段)
31…現在位置情報取得部
32…目的地取得部
33…推測目的地取得部
4…優先順位決定手段
41…走行位置比較部
42…優先順位決定部
43…確定優先順位参照部
44…命令部
5…記憶手段
50…入力インタフェース
51…送信元設定位置
52〜54…対応情報
55…確定優先順位情報
6…出力手段
200…ナビゲーション装置
Claims (10)
- 移動可能で、任意の送信元から取得した電子メールを出力手段を介してユーザに出力する電子メール装置であって、
前記電子メール装置の現在位置を取得する位置取得手段と、
予め電子メールの送信元のメールアドレスまたはドメインネームと前記送信元の位置とを対応づけた対応情報を参照して、前記取得した電子メールから抽出したメールアドレスまたはドメインネームに基づいて、当該電子メールの送信元の位置を特定する送信元特定手段と、
前記位置取得手段により取得された電子メール装置の現在位置と前記送信元特定手段により特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、当該決定した優先順位を含む出力命令を前記出力手段へ向けて送出する優先順位決定手段とを有する電子メール装置。 - 前記優先順位決定手段は、前記位置取得手段により取得された電子メール装置の現在位置と前記送信元特定手段により特定された電子メールの送信元の位置との距離をそれぞれ算出し、前記電子メール装置の現在位置に近い送信元から送信された電子メールの優先順位をより高くする請求項1記載の電子メール装置。
- 前記位置取得手段は、前記電子メール装置の目的地を取得し、
前記優先順位決定手段は、前記位置取得手段により取得された電子メール装置の目的地と前記送信元特定手段により特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、当該決定した優先順位を含む出力命令を前記出力手段へ向けて送出する請求項1記載の電子メール装置。 - 前記位置取得手段は、推測された前記電子メール装置の推測目的地を取得し、前記優先順位決定手段は、前記位置取得手段により取得された電子メール装置の推測目的地と前記送信元特定手段により特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて電子メールの出力順序に関する優先順位を決定し、当該決定した優先順位を含む出力命令を前記出力手段へ向けて送出する請求項1記載の電子メール装置。
- 前記優先順位決定手段は、前記ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して優先順位を決定する請求項1〜4の何れかに記載の電子メール装置。
- 移動可能で、取得した電子メールを出力するコンピュータに、
電子メール装置の現在位置を取得するステップと、
前記取得した電子メールからメールアドレスまたはドメインネームを抽出するステップと、
電子メールの送信元のメールアドレスまたはドメインネームと前記送信元の位置とを予め対応づけた対応情報を読み込むステップと、
前記抽出したメールアドレスまたはドメインネームに基づき、前記読み込んだ対応情報を参照して前記電子メールの送信元の位置を特定するステップと、
前記取得した電子メール装置の現在位置と前記特定された前記電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて、電子メールの出力順序に関する優先順位を決定するステップとを実行させるための電子メール装置用プログラム。 - 前記電子メールの出力順序に関する優先順位を決定するステップは、前記取得した電子メール装置の現在位置と前記特定された前記電子メールの送信元の位置との距離をそれぞれ算出し、前記電子メール装置の現在位置に近い送信元から送信された電子メールの優先順位をより高くするステップを含む請求項6記載の電子メール装置用プログラム。
- 前記電子メール装置の目的地を取得するステップをさらに有し、
前記電子メールの出力順序に関する優先順位を決定するステップは、前記取得した電子メール装置の目的地と前記特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて、電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する請求項6記載の電子メール装置用プログラム。 - 前記電子メール装置の推測された推測目的地を取得するステップをさらに有し、
前記電子メールの出力順序に関する優先順位を決定するステップは、前記取得した電子メール装置の推測目的地と前記特定された電子メールの送信元の位置との位置関係に応じて、電子メールの出力順序に関する優先順位を決定する請求項6記載の電子メール装置用プログラム。 - 前記電子メールの出力順序に関する優先順位を決定するステップは、前記ユーザにより予め入力され、送信元が特定された確定優先順位を参照して、優先順位を決定するステップを含む請求項6〜9の何れかに記載の電子メール装置用プログラム。
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