JP2004139132A - 画像表示装置及び頭部装着型表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型軽量かつ広い視野角を有する画像表示装置及び頭部装着型表示装置を実現する。
【解決手段】 光源と、少なくとも1枚の表示素子と、表示素子の表示画像を拡大する拡大光学手段と、を有する画像表示装置において、表示素子として時分割混色表示素子を用い、表示素子の表示画像は光学系の収差を補正するための画像処理が行われている。
【選択図】   図9

Description

 本発明は、画像表示装置及び頭部装着型表示装置に関する。
 現在、表示画面の臨場感を高める要請に応えるために、頭部装着型液晶表示装置が提案されている。これらの代表的な例として、特開昭59−117876などが挙げられる。
 これらの例によれば、図11に示すごとく保持手段1101によって装着者の眼前に保持された拡大光学手段1102を通して液晶表示素子1103を観察する。液晶表示素子1103は拡大光学手段1102の焦点位置より拡大光学手段1102側に配置されているので装着者は液晶表示素子1103の拡大虚像1104を観察する。
 この構成によれば、拡大光学手段を通して大きな拡大虚像を観察でき、さらには拡大虚像以外の外景像などが見えないため拡大虚像に対する没入感が高まり、それらの相乗効果により表示画像の臨場感がうまれる。
 ところで、人間が、大きな臨場感を得るためには、表示される画像が鑑賞者に対して張る視野角は80゜程度以上必要であるといわれている。
 したがって、この例に示した頭部装着型液晶表示装置では、高い臨場感を得るためには左右各々の眼の前に配置された液晶表示素子と拡大光学要素で80゜程度の視野角を持つ拡大虚像を形成しなければならない。
 このような広い視野角を得るためには、拡大光学手段として拡大レンズを用いる場合、通常、収差補正のために4群以上の構成からなるレンズを用いなければならない。このような複雑な構成のレンズを用いると、装置全体のサイズ、重量の増大は避けられず、長時間鑑賞に耐えられるものではなくなり、頭部装着型液晶表示装置の使用価値が減ずる。
 このような課題に答得る拡大光学手段が、以下の非特許文献1に開示されている。
 この文献に開示してある拡大光学レンズは3枚の単レンズからなるという簡素な構成で90°という広い視野角を実現している。このような簡素な構成が実現されたのは拡大レンズで歪曲収差と倍率色収差を補正していないためであり、それらは液晶表示素子に表示する画像にそれらの収差をキャンセルするような画像処理を施すことにより補正している。
 この画像処理の概略を図を用いて説明する。
 まず、図12(a)を用いて歪曲収差の補正について説明する。1201は歪曲収差を補正していない光学系をレンズ形状で概念的に示したものであり、この光学系1201では正の歪曲収差が生じているので長方形1202を光学系1201を通して見ると、1203のごとく糸巻き型の図形がみられる。
 そこで、光学系1201が有する正の歪曲を相殺し得る負の歪曲を持った樽型図形1204を液晶表示素子に表示すれば長方形1205を見ることができ、鑑賞者に歪曲収差は感じられない。
 次に、図12(b)を用いて倍率色収差の補正について説明する。1206は倍率色収差を補正していない光学系をレンズ形状で概念的に示したものであり、この光学系1206を通して白色の長方形1207を見ると1208のごとくR−G−Bの順に大きく拡大される色の滲んだ長方形が見える。1208において、点線は青色、実線は緑色、一点鎖線は赤の像を示す。そこで、緑に対して青が縮小、赤が拡大された長方形1209を液晶表示素子に表示すれば白色の長方形1210を見ることができ、鑑賞者に倍率色収差は感じられない。
・SPIE Vol.1256 Stereoscopic Dis−plays and Applications P 210「Wide angle orthostereo」著者:Eric M.Howlett
 この頭部装着型液晶表示装置には以下に述べる課題がある。
 第1の課題としては、使用している液晶表示素子のサイズが対角2.5インチ以上あるため装置全体のサイズが大型化してしまうということである。これを解決するにはよりサイズの小さな液晶表示素子を使用する必要があるが、先述の文献に開示されている拡大レンズでは拡大率が低く、広い視野は得られない。
 第2の課題としては前記画像処理による画質の劣化が大きいことがあげられる。
 これを図13を用いて説明する。
 いま、液晶表示素子のカラーフィルターの色配列が図13に示すようなモザイク配列であるとする。また、液晶表示素子の中心点が1301にあるとする。なお図13においては説明を分かりやすくするために、カラーフィルターの色配列は液晶表示素子の表示面の一部にしか図示していない。
 ここで、G画像について光学系の有する歪曲収差と倍率色収差を補正する画像処理をかけることにする。
 光学系の収差は軸回転対称性を持っているので当画像処理において表示画素の位置変換を行う方向は、液晶表示素子の中心1301から放射状に延びる線分に沿ったものとなる。その線分の代表的なものを1302、1303に示す。また、画素1304、1305は動径1306上にあり、すなわち液晶表示素子の中心1301から当距離にあるものとする。
 いま、光学系の歪曲収差、倍率色収差を補正するために本来画素1304、 1305に表示される画像データを2.0画素分、中心側に表示位置変換する必要があるとする。
 本来画素1304に表示されるべきデータを2画素分中心側に表示位置変換するとこのデータはB画素である1307に表示されることになり、これは色情報が異なることから許されない。従って、本来画素1304に表示されるべきデータは1304にそのまま表示するか、より大きな表示位置変換になる1308に表示するしかなく、前者については−2画素、後者については+1画素の表示位置誤差を生じることになる。
 一方、線分1302から角度1311離れた線分1303上の画素1305においては表示位置誤差量が異なってくる。
 角度1311が17゜であるとすると、本来画素1305に表示すべきデータを2画素分中心側に表示位置変換すると、このデータはR画素である1309に表示されることになり、これも許されない。この場合は画素1305にそのまま表示するか、画素1310に表示位置変換するしかないが、前者については−2画素、後者については+2画素の表示位置誤差を生じることになる。
 このような表示位置誤差は、鑑賞者には画質の劣化として認識されることになる。ここでは、G画素について説明を行ったがR、B画素についても同様のことがいえる、また倍率色収差補正の画像処理を考えたときも全く同様の問題が生じる。
 すなわち従来の技術では、光学系の収差を補正するための適切な画像処理が行うことができないため、表示画像の画質の大きな劣化をもたらすことになるのである。
 本発明は上記課題を解決するために為されたものであり、その目的とするところは、小型軽量ながら広い視野角と高い画質を有する画像表示装置及び頭部装着型液晶表示装置を提供することにある。
 本発明の拡大レンズは上記した問題を解決するためになされたものであり、合成樹脂からなり、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズの第1レンズ、物体側に平面を向けた平凸レンズの第2レンズ、物体側に凸面を向けた平凸レンズの第3レンズから構成され、次の各条件を満足することを特徴とする。
 (1) 0.5<φ3/φ<0.58 (2) −0.65φ<φ1f−1.24φ1<−0.42φただしφは全系の屈折力、φ1は第1レンズの屈折力、φ3は第3レンズの屈折力、φ1fは第1レンズの物体側の面の屈折力である。
 拡大レンズが合成樹脂レンズから構成されているので軽量である。一般に、合成樹脂レンズの成形を注型重合によって行う場合、レンズの中心厚とコバ厚の差が大きいと成形精度が悪くなる。本発明においては、3枚のレンズ形状がそれぞれメニスカスと平凸なので、レンズの中心厚とコバ厚の差を小さく抑えることができるので成形精度の高いレンズを作成でき、良好な光学性能を得ることができる。
 また、メニスカスレンズと平凸レンズを、物体側から順に、物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズの第1レンズ、物体側に平面を向けた平凸レンズの第2レンズ、物体側に凸面を向けた平凸レンズの第3レンズに配置し、条件式(1)、(2)を満たすようにすることにより、良好な性能を有する拡大レンズを実現することができる。さらには小型の液晶表示素子、望ましくは対角2インチ以下のサイズの液晶表示素子を80゜程度の視野角に拡大するよう拡大率をあげても、を式(1)、(2)の条件を満足することにより、良好な光学性能を得ることができる。
 条件式(1)は第3レンズの屈折力を規定する条件である。条件式(1)の下限を越えた場合、第3レンズからの歪曲収差の発生が大きくなりすぎ、残りの2枚のレンズでこれを補正しようとすると、非点収差が大きくなる。またその上限を越えると第3レンズの屈折力が過大になり、周辺光束が通りにくくなり、視野角を広げることが困難になる。
 なお、歪曲収差は液晶表示素子の表示画像に画像処理をかけることにより補正するのであるが、これが大きくなりすぎると画像処理をした画像の歪みが大きくなることにより、表示に使用できる画素数が減じ、画質の低下をもたらす。従って、拡大レンズの歪曲は余り大きくないことが好ましい。
 条件式(2)は第1レンズの形状を規定する条件である。この上限を越えると歪曲収差を補正しきれず、下限を越えると像面湾曲を補正しきれない。
 また、本発明の拡大レンズは、好ましくは下記一般式1または2で表されるメルカプト化合物の1種以上と、ポリイソシアネートの1種以上を反応させて得られる含硫ウレタン系樹脂レンズであることを特徴とする。
Figure 2004139132
Figure 2004139132
 上記含硫ウレタン系樹脂レンズは屈折率が1.6以上と高く、したがって、拡大レンズの像面湾曲を小さく抑えることが可能になり、良好な光学性能を得ることができる。
 また、本発明の画像表示装置は上記した問題を解決するためになされたものであり、光源と、少なくとも1枚の表示素子と、前記表示素子の表示画像を拡大する拡大光学手段と、を有する画像表示装置において、前記表示素子として時分割混色表示素子を用い、前記表示素子の表示画像は光学系の収差を補正するための画像処理が行われていることを特徴とする。
 時分割混色表示素子を用いるので、表示画像に画像処理を施す際にRGB各色で液晶表示素子の有する画素を全て利用できるために、表示位置補正の誤差が少なくなり鮮明な映像を得ることが可能になる。
 本発明の光源は、時分割3原色発光装置であることを特徴とする。また、本発明の光学系の収差は、少なくとも歪曲収差と倍率色収差の一方であることを特徴とする。また、本発明の表示素子は、液晶表示素子であることを特徴とする。
 本発明の頭部装着型表示装置は、光源と、少なくとも1枚の表示素子と、前記表示素子の拡大虚像を形成する拡大光学手段と、前記表示素子および前記拡大光学手段を観察者の頭部に保持する保持手段を有する頭部装着型表示装置において、前記表示素子として時分割混色表示素子を用いることを特徴とする。
 時分割混色表示素子を用いるので、小型軽量ながら高い画質の頭部装着型表示装置を実現することが可能となる。
 前記表示素子の表示画像は、光学系の収差を補正するための画像処理が行われていることを特徴とする。
 本発明の、時分割混色表示素子の表示画像は、光学系の収差を補正するための画像処理が行われているので、表示画像に画像処理を施す際にRGB各色で液晶表示素子の有する画素を全て利用できるために、表示位置補正の誤差が少なくなり鮮明な映像を得ることが可能になる。
 本発明の光源は、時分割3原色発光装置であることを特徴とする。
 また、前述の拡大レンズを拡大光学手段として用いることにより、対角2インチ以下のサイズの小型液晶表示素子を用いても画質が良好な画像を広い視野角で表示することができる。したがって、液晶表示素子は小型軽量なものを使用でき、また拡大レンズも小型軽量であるのでそれらを保持する保持手段も小型軽量となり、ひいては装置全体が小型軽量となるのである。
 以上述べたように、本発明によれば、時分割混色表示素子を用いることにより、表示画像に前記拡大レンズの有する収差を補正するための画像処理を施しても、鮮明な画像を得ることができる。
 図1は本発明の拡大レンズの断面図であり、物体面から順に物体側に凹面を向けた正のメニスカスレンズ(以下第1のレンズと称す)、物体側に平面を向けた平凸レンズ(以下第2のレンズと称す)、物体側に凸面を向けた平凸レンズが配置されている。本形態において、次の各条件が満足されるように設定されている。
 (1) 0.5<φ3/φ<0.58 (2) −0.65φ<φ1f−1.24φ1<−0.42φここでφは全系の屈折力、φ1は第1レンズの屈折力、φ3は第3レンズの屈折力、φ1fは第1レンズの物体側の面の屈折力である。後述する実施例1、2、3、及び4、及び図1〜4において更に詳しい値を示す。
 本形態においては、第1のレンズ、第2のレンズ及び第3のレンズは、
Figure 2004139132
Figure 2004139132
 で示されるメルカプト化合物の1種以上と、ポリイソシアネートの1種以上を反応させることにより得られる含硫ウレタン系樹脂レンズを用いた。該含硫ウレタン系樹脂レンズははポリイソシアネート化合物と一般式が化1で表される4−メルカプトメチル−3,6−ジチオ−1,8−オクタンジチオールまたは一般式が化2で表されるペンタエリスリトールテトラ(3−メルカプトロピオネート)のチオール化合物の混合液を所望形状を有するガラス型とガスケットからなるモールド中に注入し、加熱重合することにより得た。ポリイソシアネート化合物としてはトリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメリック型ジフェニルメタンジイソシアネート、トリジンジイソシアネート、ナフタレンジイソシアネートなどがあげられるがこれに限定されるものではなく、単独あるいは、必要に応じて2種類以上の混合物として用いてもよい。また、ポリイソシアネート化合物とチオール化合物の使用割合は、NCO/SH(官能基)モル比が通常0.5〜3.0、好ましくは0.5〜1.5の範囲内にある。また、内部離型剤、鎖延長剤、架橋剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、反応触媒等を原料中に適宜添加することもできる。
 図9は本実施形態の頭部装着型表示装置の片眼の光学配置を示している。図中、901は鑑賞者の目、902は拡大レンズ、903は白黒表示の液晶表示素子、904は時分割3原色発光装置である。
 時分割3原色発光装置904は3原色R(赤)、G(緑)、B(青)の光をそれぞれ独立して発光させる光源である。この光源を単色で表示させ、画面の上から下へ順次色を操作させる。この操作と同期して液晶表示素子903もその色に対応した画像を順次書き込んでいく。例えば、NTSCのビデオ信号は60Hzで1フィールドのカラー信号が送られてくるので3倍の180HzでR、G、Bの画面を書き込めばちょうど1フィールドのカラー画像を表示したのと同じに見える。
 拡大レンズ902は実施例1〜4において説明したレンズを用いるが、本発明の条件式(1)、(2)の範囲にあればこれに限定されるものではない。これらのレンズは歪曲収差、倍率色収差を有するが、液晶表示素子903の表示画像に、R、G、B各色に応じた画像処理を施すことにより補正する。
 この画像処理については従来の技術の項で図12を用いて説明した原理を用いる。すなわち、拡大レンズで発生する糸巻き型の歪曲を補正するために、液晶表示素子903にそれを打ち消す樽型に歪んだ画像を表示する。また、拡大レンズで発生するR−G−Bの順に拡大率が大きくなる倍率色収差を補正するために、液晶表示素子903はそれを打ち消す逆の倍率を有する画像を表示する。
 ところで、従来のカラーフィルターを使用したカラー液晶表示素子を用いた頭部装着型液晶表示装置では、カラー液晶表示素子の画素数をNとすればRGB各色で表示に使用できる表示画素数は、ほぼN/3である。一方、本発明の頭部装着型表示装置においては、白黒表示の液晶表示素子と、時分割3原色発光装置によるカラー表示を行うために、RGB各色で表示に使用できる表示画素数は、白黒表示の液晶表示素子のそれをNとすればほぼNに等しい。これにより、表示画像に画像処理を施しても大きな画質の劣化が生じない。これを図を用いて従来の技術と比較しながら説明する。
 液晶表示素子にG画像が表示されている瞬間の液晶表示素子903の画素の色の様子を図10にしめす。本発明においては、白黒液晶表示素子を使用するので、画素の色は時分割3原色発光装置904によって背後から照明されることにより生ずる。従って、G画像が表示されている瞬間はすべての画素がG色を表示できる。今ここで、G画像について光学系の有する歪曲収差と倍率色収差を補正する画像処理をかけることにする。
 この場合も発明が解決しようとする課題の項で第2の課題を説明するために図13を用いて説明した画像処理と全く同様の画像処理をかける。
 すなわち、光学系の歪曲収差、倍率色収差を補正するために本来画素1004、1005に表示される画像データを2.0画素分、線分1002、1003に沿って中心側に表示位置変換する。
 本来画素1004に表示されるべきデータは2画素分中心側に存在する画素1007に表示位置変換すればよく、表示位置誤差はない。従来の技術では1画素分以上の表示位置誤差が生じていた。
 一方、本来画素1005に表示すべきデータを2画素分中心側に表示位置変換すると、このデータは画素1008に表示されることになる。この場合は画素1008の中心が線分1003上にないために若干の表示位置誤差が生ずるが、従来の技術の場合2画素以上の誤差が生じていたことに比べるとその量は小さい。
 ここでは、G画素について説明を行ったがR、B画素についても同様のことがいえ、また倍率色収差補正のための画像処理をかける場合にも同様なことがいえる。
 すなわち、本発明の頭部装着型表示装置においてRGB各色の実質上の画素数は従来に比べて3倍であり、それによって画像処理を行う際の表示位置誤差が少ないため、鮮明な画像が得られるのである。
 尚、本形態における拡大レンズは第1の形態で用いたものと同様のものを用いている。
 以下に本実施形態における拡大レンズの実施例を示す。
 実施例1〜4の拡大レンズの断面図を図1〜図4に、非点収差および歪曲収差を図5〜図8に示す。なお、図5〜図8の非点収差図においてmはメリジオナル像面をsはサジッタル像面を示す。各実施例のレンズデータにおいて、fは焦点距離、ωは半画角、φ、φ1f、φ1、φ3はそれぞれ全系の屈折力、第1レンズの物体側の面の屈折力、第1レンズの屈折力、第3レンズの屈折力、rmは各レンズ面の曲率半径(mは物体側からの順序を表す面番号)、dmはレンズ面間隔(mは物体側からの順序を表す面番号)、nmは各レンズの屈折率(mは物体側からのレンズの順序を表す)を示す。なお、レンズとしては全て、第1の形態で説明した含硫ウレタン系樹脂レンズを用いている。
 (実施例1)
f=26.5
ω=40゜
φ3/φ=0.5217
φ1f−1.24φ1=−0.4864
r1=−122.82
d1=7.0 n1=1.667
r2=−42.99
d2=7.08
r3=∽
d3=7.0 n2=1.667
r4=−61.458
d4=0.90 
r5=33.89
d5=9.0 n3=1.667
r6=∽

アイポイントは第6面から24
 (実施例2)
f=26.5
ω=36゜
φ3/φ=0.5497
φ1f−1.24φ1=−0.6479
r1=−57.92
d1=7.0 n1=1.667
r2=−31.86
d2=10.13
r3=∽
d3=6.0 n2=1.667
r4=−67.99
d4=0.90 
r5=32.18
d5=9.0 n3=1.667
r6=∽

アイポイントは第6面から24
 (実施例3)
f=26.5
ω=36゜
φ3/φ=0.5304
φ1f−1.24φ1=−0.4850
r1=−446.89
d1=8.0 n1=1.667
r2=−44.69
d2=3.20
r3=∽
d3=5.0 n2=1.667
r4=−89.74
d4=2.84 
r5=33.35
d5=9.0 n3=1.667
r6=∽

アイポイントは第6面から24
 (実施例4)
f=26.5
ω=34゜
φ3/φ=0.5715
φ1f−1.24φ1=−0.5867
r1=−53.23
d1=7.0 n1=1.667
r2=−34.60
d2=6.57
r3=∽
d3=8.0 n2=1.667
r4=−69.06
d4=0.40
r5=30.95
d5=8.2 n3=1.667
r6=∽

アイポイントは第6面から24
本発明の第1の実施例の拡大レンズの断面図。 本発明の第2の実施例の拡大レンズの断面図。 本発明の第3の実施例の拡大レンズの断面図。 本発明の第4の実施例の拡大レンズの断面図。 本発明の第1の実施例の非点収差および歪曲収差図。 本発明の第2の実施例の非点収差および歪曲収差図。 本発明の第3の実施例の非点収差および歪曲収差図。 本発明の第4の実施例の非点収差および歪曲収差図。 本発明の実施形態の頭部装着型表示装置の片眼の光学系の光学配置図。 本発明の実施形態における液晶表示素子の画素の色配置の説明図。 従来の頭部装着型液晶表示装置の説明図。 従来の頭部装着型液晶表示装置の画像処理の説明図。 従来の頭部装着型液晶表示装置における液晶表示素子の画素の色配置の説明図。
符号の説明
901  鑑賞者の目
902  拡大レンズ
903  白黒表示の液晶表示素子
904  時分割3原色発光装置
1001 液晶表示素子の中心
1002 中心から放射状に延びる線分
1003 中心から放射状に延びる線分
1004 画素
1005 画素
1006 動径
1007 画素
1008 画素
1009 線分1002と1003の成す角
1101 保持手段
1102 拡大光学手段
1103 液晶表示素子
1104 拡大虚像
1201 歪曲収差を補正していない光学系
1202 長方形
1203 糸巻き型の図形
1204 樽型図形
1205 長方形
1206 倍率色収差を補正していない光学系
1207 白色の長方形
1208 R−G−Bの順に大きく拡大された色の滲んだ長方形
1209 緑に対して青が縮小、赤が拡大された長方形
1210 白色の長方形
1301 液晶表示素子の中心
1302 中心から放射状に延びる線分
1303 中心から放射状に延びる線分
1304 画素
1305 画素
1306 動径
1307 画素
1308 画素
1309 画素
1310 画素
1311 線分1302と1303の成す角

Claims (7)

  1. 光源と、少なくとも1枚の表示素子と、前記表示素子の表示画像を拡大する拡大光学手段と、を有する画像表示装置において、
     前記表示素子として時分割混色表示素子を用い、前記表示素子の表示画像は光学系の収差を補正するための画像処理が行われていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1記載の画像表示装置において、
     前記光源は、時分割3原色発光装置であることを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項1記載の画像表示装置において、
     前記光学系の収差は、少なくとも歪曲収差と倍率色収差の一方であることを特徴とする画像表示装置。
  4. 請求項1〜3にいずれかに記載の画像表示装置において、
     前記表示素子は、液晶表示素子であることを特徴とする画像表示装置。
  5. 光源と、少なくとも1枚の表示素子と、前記表示素子の拡大虚像を形成する拡大光学手段と、前記表示素子および前記拡大光学手段を観察者の頭部に保持する保持手段を有する頭部装着型表示装置において、
     前記表示素子として時分割混色表示素子を用いることを特徴とする頭部装着型表示装置。
  6. 請求項5記載の頭部装着型表示装置において、
     前記表示素子の表示画像は、光学系の収差を補正するための画像処理が行われていることを特徴とする頭部装着型表示装置。
  7. 請求項5または請求項6記載の頭部装着型表示装置において、
     前記光源は、時分割3原色発光装置であることを特徴とする頭部装着型表示装置。
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