JP2004138314A - 熱交換器およびその製造方法 - Google Patents

熱交換器およびその製造方法 Download PDF

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Haruhiko Miyaji
宮地 治彦
Yoshiharu Hasegawa
長谷川 義治
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Denso Corp
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • F28F19/02Preventing the formation of deposits or corrosion, e.g. by using filters or scrapers by using coatings, e.g. vitreous or enamel coatings
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Abstract

【課題】チューブの両平坦面にZn溶射ガンを向けてZnを吹き付ける技術では、チューブの幅方向の先端部に付着するZnの付着量が少なくなりやすく、長期使用中に先端部が腐食する可能性があった。そこで、Zn溶射ガンを増設すると設備コストが増してしまう。
【解決手段】Zn溶射工程は、チューブ2の両平坦面2aにZn溶射ガン10を向けてZnを吹き付けるものであり、平坦面2aに10〜18g/m2 のZnを溶射して、平坦面2aに付着面積率70%以上、先端部2bに付着面積率60%以上のZnを付着させるものである。このように、平坦面2aに向けて溶射されるZn溶射量を増量させることによって、先端部2bの腐食も防ぐことができる。また、Zn溶射ガン10を増設しなくとも、Zn溶射量の増量によって先端部2bの腐食を防げるため、設備コストの増加を招かない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、押し出し成形されたアルミニウム製のチューブを備えた熱交換器およびその製造方法に関するもので、特にチューブの耐食処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
押し出し成形されたアルミニウム製の偏平なチューブの耐食処理技術として、チューブのそれぞれの両平坦面(平行部)にZn溶射ガンを向け、2つのZn溶射ガンから両平坦面に溶かしたZn(亜鉛)を吹き付けて耐食処理を行う技術が知られている(特許文献なし)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、チューブの両平坦面のそれぞれにZn溶射ガンを向けてZnを吹き付ける技術では、Zn溶射ガンがチューブの平坦面を狙ってZnを吹き付けるため、その平坦面にはアルミニウムの腐食を防ぐのに十分なZn付着量が得られるものの、チューブの幅方向の端面(Zn溶射ガンと対向しない面:以下、先端部と称す)ではZn付着量が少なくなりやすい。
従来の技術では、Zn溶射ガンから平坦面に吹き付けられるZnの溶射量の管理をしていたのみであり、チューブの平坦部や先端部に付着するZn付着面積率は管理していなかった。
このため、チューブの先端部には、アルミニウムの腐食を防ぐのに十分なZn付着量が得られない場合があり、図3に示されるように、熱交換器の長期使用中にチューブJ1 の先端部J2 に腐食J3 が発生する可能性があった。
【0004】
上記の不具合を解決する技術として、チューブの両平坦面に向けるZn溶射ガンの他に、チューブの先端部に向けるZn溶射ガンを増設することが考えられる。しかし、Zn溶射ガンの増設によって設備コストが増してしまうという問題が生じてしまう。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、Zn溶射ガンの増設による設備コストの増加を招くことなく、チューブの両平坦面に吹き付けたZnによって、チューブの両平坦面の他に、チューブの先端部の腐食をも確実に防ぐことのできる熱交換器およびその製造方法の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
[請求項1の手段]
請求項1の手段を採用する熱交換器は、押し出し成形されたアルミニウム製の偏平なチューブの両平坦面のそれぞれに、溶かしたZnが吹き付けられて耐食処理が行われたものであり、チューブの両平坦面に付着するZn付着面積率が70%以上で、チューブの先端部(幅方向端面)に付着するZn付着面積率が60%以上に設けられたものである。
このように、偏平なチューブの両平坦面に吹き付けられたZnによってチューブの先端部にもZnが付着するものであるから、Zn溶射ガンの増設による設備コストの増加を招かない。
また、チューブの先端部に付着するZn付着面積率が60%以上であるため、チューブの平坦面はもちろん、先端部の腐食もZnの付着によって防ぐことができる。
【0007】
[請求項2の手段]
請求項2の手段を採用する熱交換器の製造方法は、押し出し成形されたアルミニウム製の偏平なチューブの両平坦面のそれぞれに向けたZn溶射ガンから溶かしたZnを吹き付けて耐食処理を行うZn溶射工程では、Zn溶射ガンから両平坦面に向けて溶射されたZnが、チューブの両平坦面に付着面積率が70%以上、チューブの先端部(幅方向端面)に付着面積率60%以上の割合で付着するようにしたものである。
このように、偏平なチューブの両平坦面に吹き付けられたZnによってチューブの先端部にもZnが付着するものであるから、Zn溶射ガンの増設による設備コストの増加を招かない。
また、チューブの先端部に付着するZn付着面積率が60%以上であるため、チューブの平坦面はもちろん、先端部の腐食もZnの付着によって防ぐことができる。
【0008】
[請求項3の手段]
請求項3の手段を採用する熱交換器または熱交換器の製造方法は、熱交換器が、車両用冷凍サイクルのコンデンサあるいはエバポレータとして用いられることを特徴としている。
これにより、コンデンサあるいはエバポレータに搭載されるチューブの信頼性が高まり、コンデンサあるいはエバポレータの信頼性を高めることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、実施例と変形例を用いて説明する。
[実施例の構成]
実施例を図1、図2を参照して説明する。まず、熱交換器の構成を図2を参照して説明する。
【0010】
本実施例の熱交換器1は、例えば車両用冷凍サイクルのエバポレータ(冷媒蒸発器)として使用されるオールアルミニウム製熱交換器であり、偏平なチューブ2とコルゲートフィン3とを交互に多数積層し、各チューブ2の両端にヘッダ4を接続した状態で一体ろう付けしたものである。
【0011】
チューブ2は、偏平なチューブ形状に押し出し成形されたアルミニウム(あるいはアルミニウム合金)の押し出し成形品であり、この実施例のチューブ2の内部には冷媒が通過する流体通路5(符号図1参照)が複数形成されている。
チューブ2の両平坦面2aのそれぞれには、溶かしたZnの吹き付けによる耐食処理が施されている。チューブ2の先端部2b(幅方向端面)には、平坦面2aに向けて吹き付けられたZnが付着しており、チューブ2の両平坦面2aに付着するZn付着面積率が70%以上で、先端部2bに付着するZn付着面積率は60%以上になっている。なお、このチューブ2の耐食処理(チューブ2の製造時におけるZn溶射工程)については後述する。
【0012】
コルゲートフィン3は、薄いアルミニウム板を波状に加工したローラ成形品であり、空気の流れ方向に対して垂直方向に熱交換効率を高めるルーバ(図示しない)が多数形成されている。
【0013】
ヘッダ4は、筒状のヘッダ6と、このヘッダ6の両端を塞ぐキャップ7と、ヘッダ6内を区画するセパレータ(図示しない)とを備えるとともに、ヘッダ4内に冷媒を供給するための入口配管8と、熱交換後の冷媒を流出させるための出口配管9とを備えている。そして、ヘッダ6の側面には、各チューブ2の端部を挿入する多数の長穴(図示しない)が形成されている。
【0014】
次に、熱交換器1の製造方法のうち、本発明にかかるチューブ2の製造方法を説明する。
チューブ2は、上述したように、アルミニウムの押し出し成形品であり、チューブ2の製造方法では、押し出し成形された直後、即ち成形直後で高温状態のチューブ2の両平坦面2aのそれぞれに、溶かしたZnを吹き付けて耐食処理を行うZn溶射工程を備える。
【0015】
このZn溶射工程は、図1に示すように、押し出し成形された直後のチューブ2の両平坦面2aのそれぞれに、溶けたZnを吹き付けるZn溶射ガン10を向け、図1中の上下2つのZn溶射ガン10から両平坦面2a(図1の上下面)に溶けたZnを吹き付けるものであり、Zn溶射ガン10から溶射されたZnによって、平坦面2aはもちろん、先端部2bにもZnを付着させるものである。そして、両平坦面2aに付着するZn付着面積率が70%以上、且つ先端部2bに付着するZn付着面積率が60%以上となるように、平坦面2aに対するZn溶射量が10〜18g/m2 の範囲で調整されている。
【0016】
なお、Zn溶射がチューブ2の押し出し成形直後に行われる理由は、押し出し成形直後はチューブ2が高温であり、Zn溶射ガン10から溶射されたZnがチューブ2に付着しやすいためである。また、Zn溶射ガン10は、線状(針金状)のZnを溶かしながら空気とともに噴射するものである。
ここで、Zn付着面積率およびZn溶射量は、コア数カ所のチューブ2の分析を行い、その平均値を採用したものである。
【0017】
次に、先端部2bの耐食試験について説明する。
この耐食試験は、先端部2bのZn付着面積率を変えて、腐食しやすい条件下での腐食の有無を確認したものである。
この耐食試験は、先端部2bのZn付着面積率を変えた試験用のテストチューブ2を用意し、各テストチューブ2のそれぞれに、先ずCuイオンを含んだ腐食液(1%NaCl+0.03%Na2 SO4 )の噴霧・乾燥を繰り返し、次に、Cuイオンを含まない同様の腐食液の噴霧・乾燥を繰り返して行うサイクル試験である。
【0018】
上記の試験結果を次の表1に示す。
【表1】
Figure 2004138314
上記表1に示すように、平坦面2aにおけるZn溶射量を10g/m2 以上として、先端部2bにおけるZn付着面積率を60%以上とすることにより、腐食による洩れが発生しないことが確認できた。
【0019】以上で示したように、Zn溶射ガン10から平坦面2aに向けて溶射されるZn溶射量を増量させることによって、チューブ2の平坦面2aに十分なZnを付着できるとともに、先端部2bにも60%以上のZnを付着でき、チューブ2の全外周面の腐食を防ぐことができる。
また、Zn溶射ガン10を増設をしなくとも、Zn溶射量の増量によってチューブ2の先端部2bに耐食に必要なZnを付着させることができるため、設備コストの増加を招かない。
さらに、エバポレータに搭載されているチューブ2の信頼性が高まるため、エバポレータの信頼性を高めることができる。
【0020】
[変形例]
上記の実施例では、本発明を車両用冷凍サイクルのエバポレータに適用した例を示したが、車両用冷凍サイクルのコンデンサはもちろん、家庭用などに使用される冷凍サイクルのエバポレータ、コンデンサに適用したり、ラジエータ、オイルクーラ、ヒータコアなど、偏平なアルミニウム製のチューブ2を用いた種々の熱交換器に本発明を適用しても良い。
上記の実施例では、チューブ2を積層した熱交換器1に本発明を適用した例を示したが、チューブ2を蛇行したサーペタイン式熱交換器に適用するなど、他の形式の熱交換器に本発明を適用しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】Zn溶射工程の説明図である。
【図2】熱交換器の平面図である。
【図3】チューブ先端部の腐食を示すチューブの要部断面図である。
【符号の説明】
1  熱交換器(エバポレータ)
2  チューブ
2a 平坦面
2b 先端部(幅方向端面)
10  Zn溶射ガン

Claims (3)

  1. 押し出し成形されたアルミニウム製の偏平なチューブの両平坦面のそれぞれに、溶かしたZnが吹き付けられて耐食処理が行われた熱交換器において、
    前記チューブの両平坦面に付着するZn付着面積率が70%以上で、前記チューブの幅方向端面に付着するZn付着面積率が60%以上であることを特徴とする熱交換器。
  2. 押し出し成形されたアルミニウム製の偏平なチューブの両平坦面のそれぞれに向けたZn溶射ガンから溶かしたZnを吹き付けて耐食処理を行うZn溶射工程を備える熱交換器の製造方法において、
    前記Zn溶射工程は、前記Zn溶射ガンから前記両平坦面に向けて溶射されたZnが、前記チューブの両平坦面に付着面積率が70%以上、前記チューブの幅方向端面に付着面積率60%以上の割合で付着するように設けられたことを特徴とする熱交換器の製造方法。
  3. 前記熱交換器は、車両用冷凍サイクルのコンデンサあるいはエバポレータとして用いられることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器、または請求項2に記載の熱交換器の製造方法。
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