JP2004138055A - キック始動式内燃機関 - Google Patents

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Shinichi Nakano
中野 新一
Takashi Kanbe
神戸 敬司
Takashi Ozeki
大関 孝
Masaaki Narita
成田 正明
Akira Takahashi
高橋 明
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Honda Motor Co Ltd
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

【課題】      
 キック始動式内燃機関において、プライマリドリブンギヤとスタータドリブンギヤのコンパクト化と製作費節減。
【解決手段】    
 キック式始動装置を備えた自動二輪車用内燃機関において、クランクシャフト3から変速装置側へ動力を伝達するプライマリドリブンギヤ11の一側面に、上記キック式始動装置からの動力が伝達されるスタータドリブンギヤ21が一体に設けられるとともに、上記プライマリドリブンギヤ11の他の側面に、クラッチアウタ12aのいんろう部12bに嵌合する凸部11aが一体に設けられ、上記プライマリドリブンギヤ11、上記スタータドリブンギヤ21および上記凸部11aが一体に圧粉成形されて焼結処理されることを特徴とする。
【選択図】     図1




Description

 本発明はキック式始動装置を備えた自動二輪車用内燃機関に関する。
 従来の自動二輪車用内燃機関のキック式始動装置では、クランクシャフトから変速装置側へ動力を伝達するプライマリドリブンギヤと、キック始動式装置からの動力が伝達されるスタータドリブンギヤとが、別体として製作されており、それらプライマリドリブンギヤ、スタータドリブンギヤが側面で互いに係合して、一体的に回転するようになっていた(例えば特許文献1参照。)。
特公昭56−19467号公報
 従来はプライマリドリブンギヤとスタータドリブンギヤとを別々に製作し、それらを同軸上に組立てていたので、製作費がかさむばかりでなく、軸方向寸法も大きくなっていた。また、もしプライマリドリブンギヤとスタータドリブンギヤを鋳造や鍛造で一体に製作すると、歯面を機械加工する際に逃げ溝加工が必要なので、その分寸法が大きくなるし、加工費も増加する。
 請求項1記載の発明は、キック式始動装置を備えた自動二輪車用内燃機関において、クランクシャフトから変速装置側へ動力を伝達するプライマリドリブンギヤの一側面に、上記キック式始動装置からの動力が伝達されるスタータドリブンギヤが一体に設けられるとともに、上記プライマリドリブンギヤの他の側面に、クラッチアウタのいんろう部に嵌合する凸部が一体に設けられ、上記プライマリドリブンギヤ、上記スタータドリブンギヤおよび上記凸部が一体に圧粉成形されて焼結処理されることを特徴とするものである。
 本発明は前記のとおり構成されているので、クランクシャフトから変速装置側へ動力を伝達するプライマリドリブンギヤの一側面に、上記キック式始動装置からの動力が伝達されるスタータドリブンギヤが一体に設けられ、上記プライマリドリブンギヤおよび上記スタータドリブンギヤが一体に圧粉成形されて焼結処理されるので、プライマリドリブンギヤとスタータドリブンギヤの間の逃げ溝加工が不要で、安価に製造でき、寸法も短くなる。
 また、上記プライマリドリブンギヤの他の側面に、クラッチアウタのいんろう部に嵌合する凸部が一体に設けられ、上記プライマリドリブンギヤおよび上記凸部が一体に圧粉成形されて焼結処理されるので、圧粉成形時にスタータドリブンギヤ部の成形粉の流れがスムーズで良好な成形が可能である。
 図1はキック式始動装置を備えた自動二輪車用内燃機関の一実施例における、キック式始動系統要部を示す図である。
 図において、1はコネクティングロッド、2はクランクアーム、3はクランクシャフト、4はメインシャフト、5はカウンタシャフト、6はキックスタータシャフトである。9はクランクシャフト3に固着されたプライマリドライブギヤ、10はカウンタシャフト5に嵌装されたカラー、11はこのカラー10に嵌装され上記プライマリドライブギヤ9と常時噛合するプライマリドリブンギヤである。
 12は摩擦クラッチであって、そのクラッチアウタ12aが上記プライマリドリブンギヤ11の側面に取付けられている。ここでプライマリドリブンギヤ11の側面には、外径がスタータドリブンギヤ21の外径とほぼ同一に設定された凸部11aが一体に設けられ、この凸部11aがクラッチアウタ12aのいんろう部12bに嵌合するようになっている。一方摩擦クラッチ12のクラッチインナ12cは上記メインシャフト4にスプライン結合されている。
 13は上記メインシャフト4とカウンタシャフト5に設けられた変速ギヤ群である。また26はクランクケース、27はケースカバーである。
 16は上記キックスタータシャフト6に遊挿されたスタータドライブギヤ、17は同キックスタータシャフト6にスプライン結合され軸方向移動可能なフランジで、これらスタータドライブギヤ16とフランジ17は、爪16a、17aにより互いに係脱可能に係合する。なお、爪16a、17aは、キックスタータシャフト6の正回転、すなわち図示しないキックペダルを踏み下げた時の回転方向のときだけ、互いに係合する。18はフランジ17を付勢するコイルばね、19は一端がキックスタータシャフト6に係止されるとともに他端がケースカバー27に係止された二重コイルばねであって、この二重コイルばね19はキックスタータシャフト6の正回転時に復元用弾性力が蓄積され、キックペダルの踏み下げ後は、このキックスタータシャフト6を逆回転させて復帰させる。
 20は前記カウンタシャフト5に遊挿され上記スタータドライブギヤ16と常時噛合するスタータ中間ギヤ、21は前記プライマリドリブンギヤ11の、前記摩擦クラッチ12とは反対側の側面に一体に設けられ、上記スタータ中間ギヤ20と常時噛合するスタータドリブンギヤである。これらプライマリドリブンギヤ11とスタータドリブンギヤ21は、前記凸部11aを含め、一体に圧粉成形の上、焼結処理して製造される。
 このような装置において、内燃機関の運転時は、図示しないピストンの往復運動がコネクティングロッド1を介してクランクシャフト3の回転運動に変換され、この回転はプライマリドライブギヤ9、プライマリドリブンギヤ11、摩擦クラッチ12を経てメインシャフト4に伝達される。そして更に変速ギヤ群13により変速されて、カウンタシャフト5に伝達され、最終的には図示しないチェーン機構等を介して自動二輪車の後輪を回転させる。
 次に始動時には、図示しないキックペダルを踏むと、キックスタータシャフト6が正転してフランジ17をスタータドライブギヤ16側に移動させる。そしてフランジ17とスタータドライブギヤ16とが爪17a、16aを介して噛合うと、キックスタータシャフト6の回転はスタータドライブギヤ16、スタータ中間ギヤ20、スタータドリブンギヤ21、プライマリドリブンギヤ11、プライマリドライブギヤ9を介してクランクシャフト3に伝達され、クランクアーム2を回転させることになる。こうして内燃機関を始動させる。
 本実施例では、プライマリドリブンギヤ11とスタータドリブンギヤ21が一体に圧粉成形の後、焼結処理により製造されるので、歯数もピッチ径も異なる2個の歯車が一体に形成されるにもかかわらず、逃げ溝加工が不要で安価に製造でき、軸方向の寸法も短縮できる。
 また、プライマリドリブンギヤ11の、スタータドリブンギヤ21とは反対側の側面に、クラッチアウタ12aのいんろう部12bに対応する凸部11aが設けられており、かつ、凸部11aの外径をスタータドリブンギヤ21外径とほぼ同一に設定してあり、また圧粉成形時には軸方向に分離する型で軸方向から圧粉するので、凸部11a部分を押圧する型で成形すれば、凸部11a部分の成形粉の流れにより、スタータドリブンギヤ21の歯の部分に成形粉が十分に流れ込んで、良好な成形ができる。
図1は本発明の一実施例におけるキック式始動系統要部を示す図である。
符号の説明
  1…コネクティングロッド、2…クランクアーム、3…クランクシャフト、4…メインシャフト、5…カウンタシャフト、6…キックスタータシャフト、9…プライマリドライブギヤ、10…カラー、11…プライマリドリブンギヤ、11a…凸部、12…摩擦クラッチ、12a…クラッチアウタ、12b…いんろう部、12c…クラッチインナ、13…変速ギヤ群、16…スタータドライブギヤ、16a…爪、17…フランジ、17a…爪、18…コイルばね、19…二重コイルばね、20…スタータ中間ギヤ、21…スタータドリブンギヤ、26…クランクケース、27…ケースカバー。

Claims (1)

  1.  キック式始動装置を備えた自動二輪車用内燃機関において、
     クランクシャフトから変速装置側へ動力を伝達するプライマリドリブンギヤの一側面に、上記キック式始動装置からの動力が伝達されるスタータドリブンギヤが一体に設けられるとともに、
     上記プライマリドリブンギヤの他の側面に、クラッチアウタのいんろう部に嵌合する凸部が一体に設けられ、
     上記プライマリドリブンギヤ、上記スタータドリブンギヤおよび上記凸部が一体に圧粉成形されて焼結処理されることを特徴とするキック始動式内燃機関。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007146803A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Honda Motor Co Ltd ベルト式無段変速機を備えたエンジンのキックスタータ

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