JP2004137853A - 理美容用ブース - Google Patents

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JP2004137853A JP2002305876A JP2002305876A JP2004137853A JP 2004137853 A JP2004137853 A JP 2004137853A JP 2002305876 A JP2002305876 A JP 2002305876A JP 2002305876 A JP2002305876 A JP 2002305876A JP 2004137853 A JP2004137853 A JP 2004137853A
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上柳 正直
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Abstract

【課題】個室並の高級感及び開放感を兼ね備えた理美容作業スペースを実現することができる理美容用設備を提供する。
【解決手段】理美容作業可能な広さを有し、上面の作業床面11が略水平となるように室内床面12の上に設置された基台14と、一辺が出入口16として開かれた略正八角形の開断面が上下方向に延在された筒状体で、基台14の外周に沿って配設された側壁18と、を含んで理美容用ブース10を構成し、作業床面11が周囲の室内床面12よりも高く、側方が側壁18で隔てられ、且つ、側方の一部及び上方が開放された理美容作業スペース22を形成した。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、理美容作業スペースを形成するための理美容用設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、多くの理容室、美容室(以下、「理美容室」という)では、理美容用椅子及び鏡が複数ユニット備えられており、又、理美容室の内装は、開放感があるデザインが好まれ、重厚なデザインは敬遠されている。
【0003】
一方、利用者に対して高級なイメージを与えるために、各理美容用椅子間に一定の仕切りを設け、個室のような内装とした理美容室(例えば、特許文献1参照)が少なからず見受けられる。このような理美容室では開放感を維持するため、仕切りがパーティション等で簡単に構成されることが多い。
【0004】
【特許文献1】
特開平9―125721号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、パーティション等の簡単な仕切りで個室並の高級感を実現することは実際上困難であった。一方、仕切りを重厚なデザインとすれば、個室並の高級感を実現しうるが、開放感が損なわれることとなる。即ち、個室並の高級感と開放感とを両立させることは困難であるという問題があった。
【0006】
尚、実際に個室を設けると、同様に開放感が損なわれると共に高コストであるという問題がある。
【0007】
本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであって、個室並の高級感及び開放感を兼ね備えた理美容作業スペースを実現することができる理美容用設備を提供することをその課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、理美容作業可能な広さを有し、上面の作業床面が略水平となるように室内床面の上に設置された基台と、一部が開かれた略多角形の開断面が上下方向に延在された筒状体で、前記基台の外周に沿って配設された側壁と、を含んでなり、前記作業床面が周囲の前記室内床面よりも高く、側方が前記側壁で隔てられ、且つ、側方の一部及び上方が開放された理美容作業スペースが形成されたことを特徴とする理美容用ブースにより、上記課題を解決したものである。
【0009】
又、前記側壁を、前記略多角形の開断面の角部に配設される上下方向の支柱と、該支柱の上端を連結する上部フレームと、前記支柱の下端を連結する下部フレームと、前記支柱、前記上部フレーム及び前記下部フレームの間に配設される側板と、を含んで構成し、分解・組立て自在とするとよい。
【0010】
又、前記側壁を、一辺が出入口として開かれた略正八角形の開断面を有する筒状体とするとよい。
【0011】
この場合、前記出入口に対向する前記側壁の前側部に第1の鏡を、前記前側部に隣接する前記側壁の前側角部に第2の鏡を、前記出入口に隣接する前記側壁の後側角部に第3の鏡を、それぞれ反射面が内向きとなるように、前記側壁の一部として又は前記側壁と別体で配設してもよい。
【0012】
更に、前記第3の鏡を前記側壁の一部として配設し、且つ、上下方向の軸廻りに回転自在として前記反射面の方向を調節自在としてもよい。
【0013】
又、前記側壁の少なくとも一部を半透明とするとよい。
【0014】
更に、前記側壁の内側に照明灯を配設してもよい。
【0015】
又、前記作業床面に沿って前記側壁に、前記作業床面上の毛髪を掃き出すための掃除用掃出開口部を形成してもよい。
【0016】
この場合、前記側壁の外側に前記掃除用掃出開口部に連通するバキューム掃除機を設置してもよい。
【0017】
又、前記作業床面と前記室内床面との間に電気配線及び給排水配管の少なくとも一方を配設可能であるように、前記基台に空隙部を設けてもよい。
【0018】
本発明によれば、個室並の高級感及び開放感を兼ね備えた理美容作業スペースを実現することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1は、本実施形態に係る理美容用ブース10の全体構造を示す斜視図、図2は同平面図、図3は図2におけるIII−III線に沿う断面図、図4は図2におけるIV−IV線に沿う断面図、図5は図2におけるV−V線に沿う断面図である。
【0021】
理美容用ブース10は、理美容作業可能な広さを有し、上面の作業床面11が略水平となるように室内床面12の上に設置された基台14と、一辺が出入口16として開かれた略正八角形の開断面が上下方向に延在された筒状体で、基台14の外周に沿って配設された側壁18と、を含んでなり、作業床面11が周囲の室内床面12よりも高く、側方が側壁18で隔てられ、且つ、側方の一部及び上方が開放された理美容作業スペース22が形成されたことを特徴としている。
【0022】
ここで、「理美容作業可能な広さ」とは、少なくとも理美容用椅子(後述)等の理美容設備を設置することができ、且つ、設置した理美容設備の周囲を、理美容サービスを提供する者が移動することができる広さという意義である。
【0023】
又、「筒」という用語は一般的に、断面が閉じた形状の部材という意義で用いられるのに対し、本明細書における「筒状体」という用語は一般的な「筒」に限定されず、開断面が延在された筒のような形状の部材という意義で用いることとする。
【0024】
基台14は略正八角形の板状体で、その上面である作業床面11の高さは室内床面12から約200mmとされている。尚、作業床面11の高さは、理美容室の形状、理美容作業スペース22で提供する理美容サービスの内容等に応じて適宜設計すればよいが、利用者が1ステップで基台14上に容易に乗り降りすることができるようにするためには、高さを50〜350mm程度とすることが好ましい。
【0025】
又、基台14には、作業床面11と室内床面12との間に電気配線及び給排水配管(図示省略)を配設可能であるように、空隙部24が設けられている。
【0026】
側壁18は、正八角形の開断面の角部に配設される上下方向の支柱26と、該支柱の上端を連結する上部フレーム28と、前記支柱の下端を連結する下部フレーム30と、支柱26、上部フレーム28及び下部フレーム30の間に配設される側板32と、を含んで構成され、分解・組立て自在とされている。
【0027】
尚、本実施形態では、側壁18の高さは約2000mmであり、略正八角形の一辺の長さは約1100mmである。基台14と同様に、側壁18の高さ及び一辺の長さは、理美容室の形状、理美容作業スペース22で提供する理美容サービスの内容等に応じて適宜設計すればよいが、上方の開放感を確保しつつ側方が周囲の空間から隔てられるようにするためには、高さを2000±500mm程度とすることが好ましい。又、一般的な理美容作業のためのスペースを確保するためには正八角形の一辺の長さを1100±500mm程度とすることが好ましい。
【0028】
支柱26は、図6に拡大して示されるように、断面が約135°の角度をなす、く字形状の筒状体で、く字形状の断面における両端部には長手方向に沿って溝部26Aが形成されている。
【0029】
上部フレーム28は、8本の角パイプが略正八角形に連結された構造で、支柱26の上端に図示しないねじで締結されている。
【0030】
下部フレーム30は、図7に拡大して示されるように、断面がコ字形状の8本の棒状部材からなり、それぞれコ字の開口端を室内床面12に向けて、基台14を取り巻くように配置され、2本の支柱26の間に取付けられている。又、支柱26の下端には、下部フレーム30を取付けるためのブラケット26Bが固着されており、該ブラケット26Bを介して下部フレーム30は支柱26の下端にねじ31で締結されている。
【0031】
尚、支柱26、上部フレーム28、下部フレーム30の材質はいずれもステンレスである。他の材料を用いてもよいが、例えばアルミニウム等の耐錆性を有する金属材料であることが好ましい。
【0032】
側板32は、例えばタペストリガラス等の半透明な長方形板状体であり、正八角形の8辺のうち出入口16がある1辺を除く7辺に、上下方向に4分割されて取付けられている。具体的には、水平方向の両端において支柱26の溝部26Aにゴム等の充填材30を介して嵌合し、更に、上部フレーム28及び下部フレーム30で上下方向から挟まれて固定されている。
【0033】
又、出入口16に対向する側壁18の前側部34には、第1の鏡36が、反射面が内向きとなるように配設されている。更に、前側部34に隣接する側壁18の前側角部38には第2の鏡40が、出入口16に隣接する側壁18の後側角部42には第3の鏡44が、それぞれ反射面が内向きとなるように側壁18の一部として配設されている。
【0034】
尚、本明細書において、「前側、後側」という用語は、理美容作業スペース22内で出入口16に対して背を向けた姿勢の利用者を基準とした方向という意義で用いることとする。
【0035】
第1の鏡36は、側壁18の前側部34よりも一回り小さな長方形板状体で、出入口16に対向して側壁18に取付けられている。
【0036】
又、第1の鏡36の両側の支柱26の内側には、上下方向に配置された丸棒状の照明灯46が配設されている。更に、一方の照明灯46(図3における右側の照明灯46)の下方には、電力供給のためのコンセント48が配設されている。尚、照明灯46、コンセント48の電気配線(図示省略)は支柱26の内側及び基台14の空隙部24に配設されている。
【0037】
第2の鏡40は、側板32と等しい幅を有しており、上下方向に4分割された前側角部38における上から2番目の側板として配設されている。又、第2の鏡40は、裏面にタペストリミラー(図示省略)が外向きに貼り合わされており、貼り合わされた状態で、側板32と等しい厚さとされ、側板32と同様に水平方向両端において2本の支柱26の溝部26Aに嵌合している(図6参照)。尚、前側角部38の他の部分は、半透明の側板32で構成されている。
【0038】
又、一方の前側角部38(図3における右側の前側角部38)には、作業床面12に沿って、該作業床面12上の毛髪を掃き出すための掃除用掃出開口部50が形成されている。更に、前側角部38の外側には、掃除用掃出開口部50に連通するヘアクラフト(バキューム掃除機)52が設置されている。尚、掃除用掃出開口部50は、ステンレス製の側板に形成されている。
【0039】
第3の鏡44は、後側角部42の上下方向に4分割された側板のうち上から2番目の側板として配設されている。又、第3の鏡44は、縁に沿って第1の外枠54、第2の外枠56が設けられている。図8に示されるように、第1の外枠54は上下方向のピン57を介して第2の外枠56に回転自在に支持されている。尚、裏面にタペストリミラー44Aが外側に向けて貼り合わされている。又、第2の外枠56は、水平方向の両端(図示省略)が側板32と等しい厚さとされており、側板32と同様に2本の支柱26に嵌合している(図6参照)。これにより、第3の鏡44は反射面の方向が調節自在とされている。尚、第1の外枠53、第2の外枠56はステンレス製であるが、例えばアルミニウム等の耐錆性のある他の金属材料としてもよい。
【0040】
前側角部38と後側角部42の間の側壁18の右側部58、左側部59は、それぞれ上下方向に4分割された4枚の側板32で構成されており、全体が半透明とされている。ここで、「右側、左側」という用語も上記「前側、後側」と同様に、理美容作業スペース22内で出入口16に対して背を向けた姿勢の利用者を基準とした方向という意義で用いることとする。又、側壁18の右側部58、左側部59内側には、それぞれ水平方向に配置されたステンレス製の2本のガードパイプ60が上下方向に離間して、支柱26に取付けられている。尚、側壁18の右側部58、左側部59のいずれにも鏡は取付けられていない。
【0041】
又、基台14における中心よりも若干、第1の鏡36側の位置には、理美容用椅子62が備えられている。この理美容用椅子62は、上下方向の軸廻りに回転自在、且つ、背板62Aが前後方向に傾斜自在とされている。又、基台14における中心近傍(理美容用椅子62の後方)には、洗髪器64が備えられている。洗髪器64は、2本のアーム66A、66Bを介して基台14における中心よりも側方の位置に支持されており、アーム66A、66Bを折り曲げることにより理美容用椅子62の後方に接近・離間自在とされている。又、洗髪器64の給排水管(図示省略)は、基台14の空隙部24に配設されている。
【0042】
次に、理美容用ブース10の作用について説明する。
【0043】
理美容用ブース10は、理美容作業スペース22が略正八角形の開断面を有する筒状体の側壁18により側方から隔てられているので、理美容作業スペース22内の利用者に対し、周囲の空間から区別された個室のような印象を与える。更に、作業床面11が周囲の室内床面12よりも一段高いので、この点でも理美容作業スペース22内の利用者に対して、周囲の空間から区別された印象を与える。
【0044】
特に、側壁18は一辺のみが出入口16として開かれた正八角形の開断面を有する筒状体であるので、利用者が理美容作業スペース22内で出入口16に背を向けると、周囲の空間から前側、右側及び左側において完全に隔てられ、更に斜め後側においても周囲の空間から完全に隔てられるので、利用者に対して個室のような印象を充分に与えることができる。
【0045】
一方、理美容作業スペース22は上方に開放され、更に、出入口16において側方にも一部が開放されているので、理美容作業スペース22内の利用者に対し、充分な開放感を与える。尚、利用者は、後方の出入口16に背を向けた姿勢で出入口16を直接観察することができなくても、出入口16から理美容作業スペース22内に入るため後方が解放されているイメージが残る。
【0046】
更に、側壁18は、第1の鏡36、第2の鏡40及び第3の鏡44を除く大部分が半透明であるので、この点でも閉塞感が軽減され、開放感が高められている。
【0047】
更に又、側壁18の内側に照明灯46が配設されているので、理美容作業スペース22内の充分な明るさが確保され、一層閉塞感が軽減されて開放感が高められている。
【0048】
即ち、理美容作業スペース22内で出入口16に背を向けた利用者に対して、理美容用ブース10は個室のような印象及び開放感を絶妙なバランスで与えることができる。
【0049】
一方、理美容用ブース10は、全体形状が略正八角形の筒状体であるため、空間占有率が高い直方体の箱体のように重厚な印象を周囲の観察者に与えることがない。又、側壁18の多くの部分が半透明であるので、この点でも周囲の観察者に与える重厚感が軽減されている。
【0050】
更に、側壁18の内側に照明灯46が配設されているので、理美容用ブース10全体が照明灯のような外観を呈し、この点でも重厚感が軽減されている。
【0051】
即ち、理美容用ブース10は、理美容作業スペース22内の利用者に対し、個室並の高級感を与えると共に、理美容作業スペース22内の利用者及び外側の観察者のいずれに対しても充分な開放感を与える。
【0052】
又、理美容用ブース10は、側壁18が、支柱26、上部フレーム28、下部フレーム30及び側板32を含んで構成され、分解組立が可能であるので、新規の理美容室ばかりでなく、既存の理美容室においても、容易に組立てることができる。これにより、個室並の高級感があり、且つ、充分な開放感を有する理美容作業スペースを多くの理美容室において容易に実現することができる。
【0053】
更に、支柱26が上部フレーム28、下部フレーム30及びガードパイプ60で連結されているので、理美容用ブース10は充分な構成を有し、構造的に安定している。
【0054】
更に又、側壁18は、タペストリガラスの側板、ステンレス製の支柱、フレーム、鏡等で構成されているので、理美容用ブース10は、耐錆性に優れると共に外観が美しい。
【0055】
又、理美容用器具にはヘアクラフト52、洗髪器64のように電気配線、給排水配管が必要なものが多く、外観を悪化させないよう、配管、配線は、できる限り見えないように配設されることが好ましいが、基台14に電気配線及び給排水配管を配設可能な空隙部24が形成されているので、配管、配線を外側から見えないように配設することが容易である。
【0056】
又、側壁18の前側角部38に、掃除用掃出開口部50が形成され、更にバキューム掃除機52が設置されているので、基台14上の毛髪の掃除も容易である。
【0057】
又、理美容用ブース10は、全体形状が略正八角形の筒状状であるため、四角形の筒状体、又は直方体の箱体と比較すると一部が理美容作業のために利用できないスペースとなるが、このスペースは、側壁18の前側角部38、後側角部42の裏側の小さな範囲に限定され、更に、一方の前側角部38の裏側のスペースは、ヘアクラフト52を設置するために利用されており、理美容室内に設置した場合の利用効率がよい。
【0058】
次に、第1の鏡36、第2の鏡40及び第3の鏡44の作用について説明する。
【0059】
理美容のサービスを受ける利用者は、通常、出入口16に背を向けて理美容用椅子62に座っており、第1の鏡36及び第2の鏡40により、前方及び斜め前方からの自己の像を観察することができる。
【0060】
更に、第3の鏡44の反射面の方向を調節することより、自己の頭部を様々な方向から観察することが可能である。
【0061】
例えば、図9に示されるように、側壁18の後側角部42に沿う位置よりも第3の鏡44を第1の鏡36に向けて若干回転させれば、図10に示されるように自己の頭部を斜め前から観察した像、及び自己の頭部を斜め後ろから観察した像を第1の鏡36に同時に映し出すことが可能である。このように、第3の鏡44の反射面を適宜調節することにより、理美容のサービスを受ける利用者は、自己の頭部の像を様々な方向から常時観察することが可能である。
【0062】
尚、本実施形態において、理美容用ブース10内には、理美容用椅子62及び洗髪器64が設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、提供する理美容サービスの内容に応じて、理美容用ブース内に種々の理美容設備を適宜設置すればよい。例えば、頭髪のパーマネントのための加温器を支柱26にアームを介して取付けてもよい。
【0063】
又、本実施形態において、理美容用ブース10には、ヘアクラフト52が設置されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、掃除用掃出開口部50の外側に、毛髪を収容するための容器を設置してもよい。この場合も、基台14上の毛髪を箒等で掃除用掃出開口部50に払い出すことにより、毛髪が容器に収容され、清掃作業が容易である。更に、掃除用掃出開口部50を設けることなく、一般的な掃除機、掃除用具で毛髪を清掃するようにしてもよい。
【0064】
又、本実施形態において、側壁18の内側に照明灯46が配設されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、建造物の天井の照明灯等により、充分な明るさが得られる場合には、側壁18の内側の照明灯を省略してもよい。
【0065】
又、本実施形態において、側壁18は、支柱26と、側板32と、上部フレーム28と、下部フレーム30と、を含んで構成されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、支柱と側板により充分な剛性が得られる場合には、上部フレーム、下部フレームの一方又は両方を省略してもよい。更に、側板同士を直接連結するようにして支柱を省略してもよい。
【0066】
又、本実施形態において、側壁18は、一部が半透明とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、側方の開放感よりも理美容作業スペースと周囲の空間との区別が重視されるような場合には、透光性が無い側壁としてもよい。
【0067】
又、本実施形態において、第3の鏡44は、上下方向の軸廻りに回転自在とされて反射面の方向が調節自在とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、一対の第3の鏡44のうちの一方又は両方を側壁に沿って固定してもよい。この場合も、理美容用椅子に座っている利用者の頭部の斜め前方からの像を第1の鏡36に映すことが可能である。
【0068】
更に、本実施形態において、鏡は側壁18の前側部34、前側角部38及び後側角部42に取付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、求められる頭部の観察方向に応じて側壁の内側に鏡を適宜配設すればよい。
【0069】
又、側壁18の前側角部38には、鏡に代えて例えば液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等の薄型ディスプレイを配設してもよい。このような薄型ディスプレイを配設することで開放感を一層高めることができると共に高級感も高めることができる。
【0070】
又、本実施形態において、側壁18は正八角形の開断面を有する筒状体とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、七角形以下又は九角形以上の他の多角形の開断面を有する筒状体の側壁としてもよい。尚、この場合、例えば六角形、十角形のように、偶数角の多角形とすることが好ましい。このようにすることで、理美容作業スペース内の利用者及び外側の観察者に対し、均一な印象を与えると共に、理美容室内への設置、側壁内側への鏡の配設等が容易である。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、個室並の高級感及び開放感を兼ね備えた理美容作業スペースを実現することが可能になるという優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る理美容用ブースの全体構造を示す斜視図
【図2】同理美容用ブースの平面図
【図3】図2におけるIII―III線に沿う断面図
【図4】図2におけるIV―IV線に沿う断面図
【図5】図2におけるV―V線に沿う断面図
【図6】図3におけるVI―VI線に沿う断面図
【図7】図3におけるVII部を拡大して示す断面図
【図8】図4におけるVIII―VIII線に沿う断面図
【図9】同理美容用ブースの第1〜第3の鏡による反射態様の例を模式的に示す平面図
【図10】図9に示す反射態様により第1の鏡に映される像を示す正面図
【符号の説明】
10…理美容用ブース
11…作業床面
12…室内床面
14…基台
16…出入口
18…側壁
22…理美容作業スペース
24…空隙部
26…支柱
28…上部フレーム
30…下部フレーム
32…側板
34…前側部
36…第1の鏡
38…前側角部
40…第2の鏡
42…後側角部
44…第3の鏡
46…照明灯
48…コンセント
50…掃除用掃出開口部
52…ヘアクラフト(バキューム掃除機)
54…第1の外枠
56…第2の外枠
57…ピン
58…右側部
59…左側部
60…ガードパイプ
62…理美容用椅子
64…洗髪器

Claims (10)

  1. 理美容作業可能な広さを有し、上面の作業床面が略水平となるように室内床面の上に設置された基台と、一部が開かれた略多角形の開断面が上下方向に延在された筒状体で、前記基台の外周に沿って配設された側壁と、を含んでなり、前記作業床面が周囲の前記室内床面よりも高く、側方が前記側壁で隔てられ、且つ、側方の一部及び上方が開放された理美容作業スペースが形成された
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  2. 請求項1において、
    前記側壁は、前記略多角形の開断面の角部に配設される上下方向の支柱と、該支柱の上端を連結する上部フレームと、前記支柱の下端を連結する下部フレームと、前記支柱、前記上部フレーム及び前記下部フレームの間に配設される側板と、を含んで構成され、分解・組立て自在とされた
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  3. 請求項1又は2において、
    前記側壁は、一辺が出入口として開かれた略正八角形の開断面を有する筒状体である
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  4. 請求項3において、
    前記出入口に対向する前記側壁の前側部に第1の鏡が、前記前側部に隣接する前記側壁の前側角部に第2の鏡が、前記出入口に隣接する前記側壁の後側角部に第3の鏡が、それぞれ反射面が内向きとなるように、前記側壁の一部として又は前記側壁と別体で配設された
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  5. 請求項4において、
    前記第3の鏡は、前記側壁の一部として配設され、且つ、上下方向の軸廻りに回転自在とされて前記反射面の方向が調節自在とされた
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記側壁は、少なくとも一部が半透明とされた
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  7. 請求項1乃至6のいずれかにおいて、
    前記側壁の内側に照明灯が配設された
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  8. 請求項1乃至7のいずれかにおいて、
    前記作業床面に沿って前記側壁に、前記作業床面上の毛髪を掃き出すための掃除用掃出開口部が形成された
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  9. 請求項8において、
    前記側壁の外側に前記掃除用掃出開口部に連通するバキューム掃除機が設置された
    ことを特徴とする理美容用ブース。
  10. 請求項1乃至9のいずれかにおいて、
    前記作業床面と前記室内床面との間に電気配線及び給排水配管の少なくとも一方を配設可能であるように、前記基台に空隙部が設けられた
    ことを特徴とする理美容用ブース。
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