JP2004136455A - 真空成形装置 - Google Patents

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Masaoki Razan
羅山 昌恩
Sukeaki Tabata
田畑 祐明
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Abstract

【課題】簡単な構造で、真空形成工程のみで、アンダーカット部を有する物品を製造できるようにした真空成形装置を提供する。
【解決手段】一体成形される物品のアンダーカット部に対応する位置の金型30に、回動自在なフラップ42からなるアンダーカット成形手段40を配設した。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、PET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材からなる板材を金型に真空吸着させて所定形状の物品を成形する真空成形装置に関し、特に、物品のアンダーカット部を一体に成形する真空形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、プラスチックシート、あるいはPET(ポリエチレンテレフタレート)等の合成樹脂材からなる板材を加熱軟化させ、この加熱軟化した板材を、表面所定形状に形成された金型の当該表面に真空吸着させて、その金型の表面形状に対応した形状の物品を製造するようにした真空成形装置は各種提供されている。
【0003】
一方、このような真空形成装置により形成した物品にアンダーカット部を形成する場合がある。
【0004】
図13は、プラスチック等の合成樹脂材からなる一枚の板材を真空成形して得られる物品1(例えば写真等のプレートを嵌挿して支持するプレートホルダー)を示す概念斜視図である。
【0005】
この物品1では、一枚の板材2の四辺のうち、その三辺3、4、5に図示せぬプレートを嵌挿して支持させるための断面略コの字形状のアンダーカット部6、7、8が形成され、また表面2aの所定位置には板材2の断面係数を向上させて、その機械的強度を高めるための複数個の凹部9が形成されている。
【0006】
このような断面略コの字形状のアンダーカット部6、7、8を有する物品1を製造するため、従来では図14に示すように、物品1の複数個の凹部9の形状に対応する形状の凹部11を表面に複数個形成した真空形成装置の板状の金型10を使用する。
【0007】
なお、この金型10の表面には図示はしないが、至るところに無数の真空吸着用の吸引孔が形成されている。
【0008】
そして、上述した物品1を製造するには、まず図15に示すように、真空形成装置の金型10の上面に加熱軟化させた合成樹脂材からなる板材2を配置する。
【0009】
その後、図示せぬ吸引ポンプを駆動して金型10の表面に形成された無数の吸引孔を介し、金型10と板材2との間に介在する空気を抜くと、図16で示すように、板材2が金型10の表面に密着吸着され、これにより板材2の表面には、金型2に形成された凹部11と対応する形状の凹部9が形成される。
【0010】
その後、図示せぬ型抜き装置により、金型10から板材2を剥離すると、図17で示すように、凹部9のみが一体成形された物品1が製造される。
【0011】
次に、この成形した物品1にアンダーカットを形成するには、まず図18で示すように、板材2の二隅20、21に所定形状の切り込み20a、21aを形成する。
【0012】
次に図19で示すように、板材2の三辺3、4、5に第1次折り曲げ加工を施し、さらにこの第1次折り曲げ加工により形成された舌片22、23、24に第2次折り曲げ加工を施す。
【0013】
すると図13で示すように板材2の三辺3、4、5に断面略コの字形状のアンダーカット部6、7、8が形成された物品1が得られる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来の真空成形装置によると、成形する物品1にアンダーカット部6、7、8を形成するには、板材2の真空成形加工後に、切り込み加工、および折り曲げ加工等の各種の二次加工が必要で、このため真空成形装置によりアンダーカット部を有する物品を製造するには、真空成形工程以外にも各種の加工工程が多数必要で、このためアンダーカット部を有する物品の製造コストが高くなる難点があった。
【0015】
この発明は上述した事情に鑑み、簡単な構造で、真空形成工程のみで、アンダーカット部を有する物品を製造できるようにした真空成形装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するため、この発明の真空成形装置では、一体成形される物品のアンダーカット部に対応する位置の金型に、回動自在なフラップからなるアンダーカット成形手段を配設するようにしている。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係わる真空成形装置の一実施例を詳述する。
【0018】
図1はこの発明に係わる真空成形装置の金型30を示す概念斜視図である。
【0019】
この金型30は平面矩形状をした金属製の板材から形成され、その表面30aには後述する成型完了後の物品の形状と対応する形状の凹部31及び凸部32等が刻設されている。
【0020】
一方、この金型30の三辺33、34、35に形成された凸部32には、後述するアンダーカット部を形成するためのアンダーカット成形手段40が配設されている。
【0021】
なお、このアンダーカット成形手段40は、辺33、35には一対配設され、辺34には一つ配設されている。
【0022】
このアンダーカット成形手段40は図1のAA拡大断面図で示す図2のように、凸部32の長手方向に沿って形成された溝32a内に配設された軸41を中心に回動自在に支承された断面L字形状のフラップ42と、このフラップ42の軸41を中心とした所定の回転角度以上の回転を規制するストッパー手段43とから構成されている。
【0023】
なお、上述したストッパー手段43は凸部32の長手方向に形成された前記溝32aと、この溝32a内に嵌挿して係合する突起42aとからなり、この突起42aはフラップ42の周面42bに固着されている。
【0024】
なお、上述した実施例では、上述したストッパー手段43の突起42aと溝32aとの当接角度により、フラップ42は図2に示す水平位置から図3に示す回転角度θ(θ=略45度)の回転位置に至るまで回動する。
【0025】
次に上述した金型30を使用してアンダーカット部を有する物品を真空成形により一体成形する工程を詳述する。なお、この金型30の表面30aには図示はしないが、至るところに無数の真空吸着用の吸引孔が形成されていることは言うまでもない。
【0026】
まず図4に示すように、真空形成装置の金型30の表面30aに加熱軟化させた合成樹脂材からなる板材2を配置する。
【0027】
その後、図示せぬ吸引ポンプを駆動して金型30の表面に形成された無数の吸引孔を介し、金型30の表面30aと板材2との間に介在する空気を抜くと、図8で示すように、板材2が金型30の表面30aに密着吸着され、これにより板材2には、成形目的たる物品50が一体成形される。
【0028】
なお、図4のBB拡大断面図で示す図5のように、金型30のアンダーカット成形手段40が配設された場所に於いて、板材2が金型30の表面30aに吸着される際、その吸着力により、当該板材2は図6及び図7で示すようにフラップ42の内側に回り込みつつ金型30の表面30aに密着し、これにより図7に示すように、凸部32とオバーハングしたフラップ42とにより囲まれた部分Cの板材2に断面略コの字形状のアンダーカット部Dが形成されることとなる。
【0029】
その後、図示せぬ型抜き装置により、金型30の表面30aから板材2を剥離すると、図9で示すように、真空成形された板材2のアンダーカット部Dにより、係合するアンダーカット成形手段40のフラップ42が軸41を中心に反時計方向へ回転する。
【0030】
その後、ストッパー手段43の突起42aによりその回転が規制されるので、そのため板材2のアンダーカット部Dは回転停止したフラップ42により僅かに湾曲しつつ当該フラップ42を逃げ、図10で示すように、容易にアンダーカット成形手段40のフラップ42から剥離することとなる。
【0031】
このように、金型30の表面30aから板材2を剥離すると、図11で示すように、アンダーカット成形手段40のフラップ42は自重により軸41を中心に時計方向へ回転し水平な初期位置に復帰し、次の板材2の真空成形待機位置となる。
【0032】
従って、上述したアンダーカット成形手段40を有する金型30を使用すると、真空成形工程のみで、図12に示すような三辺にアンダーカット部Dを有する物品50(例えばプレートホルダー)が製造されることとなる。
【0033】
なお、上記実施例では、アンダーカット成形手段40を矩形状の金型30の三辺に配設するようにしたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、物品のアンダーカット部を形成する位置と対応する位置であれば、金型のどの位置にアンダーカット成形手段40を配設するようにしてもよい。
【0034】
また上記実施例では、アンダーカット成形手段40のフラップ42の回動角度θをフラップ42の自重による初期位置復帰を考慮して略45度としたが、この発明は上記実施例に限定されることなく、フラップ42の回動角度θは90度以内であればいかなる回転角度でもよい。
【0035】
即ちフラップ42の回動角度θは90度以内であれば、成形終了後、フラップ42の自重、あるいは次に配置される板材2の重量により軸41を中心に反時計方向へ回転し水平な初期位置に復帰することとなる。
【0036】
なお、上記実施例では、アンダーカット成形手段40のフラップ42を自重により水平な初期位置に復帰させるようにしたが、この発明はは上記実施例に限定されることなく、例えば軸41、あるいはフラップ42そのものにコイルバネ、板ばね等のバネ部材を介在させ、このバネ部材の弾性力より型抜き後のフラップ42を強制的に初期位置に復帰させるようにしてもよく、その場合はフラップ42の回動角度θの規制は不要である。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の真空成形装置では、金型の所定位置に軸を中心に回動するフラップからなるアンダーカット成形手段を介在させ、これによりアンダーカット部を有する物品を真空成形により一体成形するようにしたから、形成工程が一工程ですみ、アンダーカット部を有する物品を安価に製造することができるとともに、アンダーカット部を成形するための金型構造が極めて簡単で、このためアンダーカット部を成形する真空成形装置の金型を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる真空成形装置の金型を示す概念斜視図。
【図2】図2は図1のAA概念断面図。
【図3】図3は図1のAA概念断面図。
【図4】図4はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す概念斜視図。
【図5】図5はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す図4のBB断面図。
【図6】図6はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す図4のBB断面図。
【図7】図7はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す図4のBB断面図。
【図8】図8はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す概念斜視図。
【図9】図9はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す概念断面図。
【図10】図10はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す概念断面図。
【図11】図11はこの発明に係わる真空成形装置の作用を示す概念断面図。
【図12】図12はこの発明により成形された物品の概念斜視図。
【図13】図13は従来の物品の概念斜視図。
【図14】図14は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【図15】図15は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【図16】図16は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【図17】図17は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【図18】図18は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【図19】図19は従来の物品の製造工程を示すの概念斜視図。
【符号の説明】
30…金型
32a…溝
40…アンダーカット成形手段
41…軸
42…フラップ
42a…突起
43…ストッパー手段
50…物品
D…アンダーカット部

Claims (5)

  1. 一体成形される物品のアンダーカット部に対応する位置の金型に、回動自在なフラップからなるアンダーカット成形手段を配設したことを特徴とする真空成形装置。
  2. 前記アンダーカット成形手段は、前記金型内に支承された軸と、該軸を中心に所定の回動自在に支承された断面L字形状の前記フラップと、該フラップが所定の回転角度以上の回転することを規制するストッパー手段とからなることを特徴とする請求項1に記載の真空成形装置。
  3. 前記ストッパー手段は前記金型内に形成された溝と、前記フラッの周面に突設され前記溝と係合する突起とからなることを特徴とする請求項2に記載の真空成形装置。
  4. 前記フラップは前記ストッパー手段により水平位置から略90度の範囲内で回動自在に支承されることを特徴とする請求項3に記載の真空成形装置。
  5. 前記フラップはバネ部材により水平な初期位置に復帰することを特徴とする請求項1に記載の真空成形装置。
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