JP2004135956A - 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる電気掃除機用吸込具を提供することを目的とする。
【解決手段】先端部に吸込口4を有する吸込具本体1と、前記吸込具本体1の外郭を締め付ける挟持体6とを備え、前記吸込具本体1の前記吸込口4を形成する外郭部を前記挟持体6にて締め付けることで、前記吸込口4の形状を変形させるもので、吸込口4の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【選択図】 図1
【解決手段】先端部に吸込口4を有する吸込具本体1と、前記吸込具本体1の外郭を締め付ける挟持体6とを備え、前記吸込具本体1の前記吸込口4を形成する外郭部を前記挟持体6にて締め付けることで、前記吸込口4の形状を変形させるもので、吸込口4の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用あるいは一般家庭で使用される電気掃除機用吸込具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用吸込具としては、以下のような構成が一般的であった。その構成について図10、図11を用いて説明する。
【0003】
21は吸込具本体であり、軟質塩化ビニール等の軟質材で成形されている。この吸込具本体21の内部は中空に形成して、一端は開口して吸込口22を設け、他端には接続管23を回転自在に接続する接続口24を設けている。前記吸込具本体21の吸込口22側の端部全周にはブラシ保持溝25が形成され、軟質のブラシ26を保持した環状のブラシホルダー27を前記ブラシ保持溝25に挿入するとともにブラシ保持溝25を形成する内壁と外壁とで挟持している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実公平4−33110号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、吸込口22が大きさが固定しているので、壁と机の間等の隙間を掃除する時には、それより吸込口22の大きさが小さな吸込具に付け替えて掃除する必要があり、また、それぞれ吸込口22が大きさが異なる吸込具を備えておかなければならならず、使用性が悪いという課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる電気掃除機用吸込具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を締め付ける挟持体とを備え、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を前記挟持体にて締め付けることで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を締め付ける挟持体とを備え、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を前記挟持体にて締め付けることで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の外形形状を、他の部分より大きく構成し、かつ、挟持体を前記吸込口側に摺動自在に設けたもので、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、挟持体は、係合部と被係合からなる係合体を有し、前記係合部を前記被係合に係合することで、吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。
【0011】
請求項4記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口と連通する空気流路内部に係止部と被係止部からなる係止体とを備え、前記係合部を前記被係合に係合することで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。また、吸込口の大きさおよび形状を変えるための別の部品を必要とすることなく、低コスト化が実現できる。
【0012】
請求項5記載の発明は、略円状の吸込口の形状を、略長円状あるいは略8の字状に変えることができるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0013】
請求項6記載の発明は、吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、ブラシを設けたもので、拭き掃き機能も有することができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、前記吸込口より開口側が外側へ拡がるように設けたブラシと、前記ブラシの外周を締め付けるカバー体とを備え、前記ブラシの外周を前記カバー体にて締め付けることで、前記ブラシの開口側の位置が変化するもので、狭い場所を掃除したい時には前記カバー体をブラシの根元を隠すような位置まで摺動させることで、ブラシは前記カバー体により内側に押され、ブラシ先端部は内側に倒れて吸い込み形状が細くなり、同じ吸込具で隙間まで掃除することができる。
【0015】
請求項8記載の発明は、吸込具は、吸込具本体と前記吸込具本体に接続された接続管から構成されるとともに、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸込具が、掃除機本体側と連通接続可能な電気掃除機で、同じ吸込具でいろいろのスペース部分が掃除できる電気掃除機を提供できる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を、図1〜図3を用いて説明する。
【0017】
1は吸込具本体であり、ゴム等の軟質材料で形成しており、本実施例では軟質塩化ビニールで成形したものを使用している。この吸込具本体1の内部は中空に形成して、前記吸込具本体1の一端に、電気掃除機(図示せず)と連結したホース(図示せず)、延長管(図示せず)に嵌合する接続管2を回転自在に接続しており、前記吸込具本体1と前記接続管2は、接続口3にて連通している。前記吸込具本体1の他端には、塵埃を吸引するための開口部である吸込口4を設け、その吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部には、前記吸込口4を包囲するようブラシ5が設けられている。また、吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部の外形形状は他の部分より大きく形成されており、吸込具本体1の外側には、略U字状に形成され、吸込口4側に向かって上下方向に摺動自在に設けた挟持体6を備えている。
【0018】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0019】
挟持体6を吸込口4側に向かって摺動させ、吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を前記挟持体6により締め付けることにより、吸込口3の形状が略円形状から略長円状に変化し、ブラシ5の先端部もそれに合わせて変形することで、吸込具本体1の横幅が狭くなる。これにより、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0020】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例を、図4及び図5を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0021】
吸込具本体1の外周に、係合部7及びそれに係合する被係合部8からなる係合体9を複数備えた保持体10を、吸込口4近傍の吸込具本体1に固定されて構成している。
【0022】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0023】
係合体9を構成する係合部7と被係合部8の係合を外すと、周辺の保持体10は略円弧状になり、それに伴い、その係合体9近傍の吸込具本体1の端部も略円弧状に変形する。また、係合体9を構成する係合部7と被係合部8を係合させると、周辺の保持体10は略直線状になり、前記保持体10が吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を強く締め付けることにより、それに伴い、その係合体9近傍の吸込具本体1の端部も略直線状に変形する。
【0024】
図5に示すように、中央部の係合体9を係合させた状態にし、残りの係合体9の係合を外すと、前記保持体10が吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を、ある程度締め付けることにより、前記略長円状に吸込口4が変化し、ブラシ5の先端部もそれに合わせて変形することで、吸込具本体1の横幅が狭くなる。
【0025】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0026】
なお、ここでは略長円状に変化させた例を示したが、使用場所に応じて係合させる位置を変えて、他の吸込口形状を作ることもできる。
【0027】
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例を、図6及び図7を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0028】
吸込具本体1の吸引風が通過する流路内で吸込口4の近傍に凸状の係止部11を設け、前記係止部11と対向する位置に、前記係止部11と係合する被係止部12を凹状に設けている。
【0029】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0030】
係止部11及び被係止部12を係合させると、図7に示すように、吸込口4は略8の字状に変形し、ブラシ5からなる部分もそれに合わせて変化し、吸込具本体1の横幅が狭くなる。
【0031】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0032】
なお、ここでは凹凸の係止方法で行ったが、マジックテープ(登録商標)のような引掛け構成等でも同じ効果が得られる。
【0033】
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例を、図8及び図9を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0034】
ブラシ5を、吸込口4を形成する吸込具本体1の外郭部、つまり吸込口4近傍の吸込具本体1の端部に、吸込口4より外側に開いた状態にして形成し(2点鎖線部)、吸込具本体1の外周にカバー体13を、吸込口4側に上下方向に摺動自在に設けている。
【0035】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0036】
通常は、ブラシ5は外側に向いている為、ブラシ5先端部は広がった状態になっているが、カバー体13を吸込口4側に移動させ、前記ブラシ5を締め付けると、カバー体13の内面がブラシ5を内側へ押し込み、ブラシ5先端部の広さが狭くなる。
【0037】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる電気掃除機用吸込具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気掃除機用吸込具の側面図
【図2】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の側面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】本発明の実施例2における電気掃除機用吸込具の側面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】本発明の実施例3における電気掃除機用吸込具の上面図
【図7】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の上面図
【図8】本発明の実施例4における電気掃除機用吸込具の側面図
【図9】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の側面図
【図10】従来の電気掃除機用吸込具の側面図
【図11】同電気掃除機の側断面図
【符号の説明】
1 吸込具本体
3 接続口
4 吸込口
5 ブラシ
6 挟持体
【発明の属する技術分野】
本発明は、業務用あるいは一般家庭で使用される電気掃除機用吸込具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電気掃除機用吸込具としては、以下のような構成が一般的であった。その構成について図10、図11を用いて説明する。
【0003】
21は吸込具本体であり、軟質塩化ビニール等の軟質材で成形されている。この吸込具本体21の内部は中空に形成して、一端は開口して吸込口22を設け、他端には接続管23を回転自在に接続する接続口24を設けている。前記吸込具本体21の吸込口22側の端部全周にはブラシ保持溝25が形成され、軟質のブラシ26を保持した環状のブラシホルダー27を前記ブラシ保持溝25に挿入するとともにブラシ保持溝25を形成する内壁と外壁とで挟持している(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
実公平4−33110号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の構成では、吸込口22が大きさが固定しているので、壁と机の間等の隙間を掃除する時には、それより吸込口22の大きさが小さな吸込具に付け替えて掃除する必要があり、また、それぞれ吸込口22が大きさが異なる吸込具を備えておかなければならならず、使用性が悪いという課題を有していた。
【0006】
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる電気掃除機用吸込具を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記従来の課題を解決するために本発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を締め付ける挟持体とを備え、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を前記挟持体にて締め付けることで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
請求項1記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を締め付ける挟持体とを備え、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を前記挟持体にて締め付けることで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0009】
請求項2記載の発明は、吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の外形形状を、他の部分より大きく構成し、かつ、挟持体を前記吸込口側に摺動自在に設けたもので、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。
【0010】
請求項3記載の発明は、挟持体は、係合部と被係合からなる係合体を有し、前記係合部を前記被係合に係合することで、吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。
【0011】
請求項4記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口と連通する空気流路内部に係止部と被係止部からなる係止体とを備え、前記係合部を前記被係合に係合することで、前記吸込口の形状を変形させるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できるとともに、使用者が容易に吸込口の大きさおよび形状を変えることができる。また、吸込口の大きさおよび形状を変えるための別の部品を必要とすることなく、低コスト化が実現できる。
【0012】
請求項5記載の発明は、略円状の吸込口の形状を、略長円状あるいは略8の字状に変えることができるもので、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる。
【0013】
請求項6記載の発明は、吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、ブラシを設けたもので、拭き掃き機能も有することができる。
【0014】
請求項7記載の発明は、先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、前記吸込口より開口側が外側へ拡がるように設けたブラシと、前記ブラシの外周を締め付けるカバー体とを備え、前記ブラシの外周を前記カバー体にて締め付けることで、前記ブラシの開口側の位置が変化するもので、狭い場所を掃除したい時には前記カバー体をブラシの根元を隠すような位置まで摺動させることで、ブラシは前記カバー体により内側に押され、ブラシ先端部は内側に倒れて吸い込み形状が細くなり、同じ吸込具で隙間まで掃除することができる。
【0015】
請求項8記載の発明は、吸込具は、吸込具本体と前記吸込具本体に接続された接続管から構成されるとともに、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸込具が、掃除機本体側と連通接続可能な電気掃除機で、同じ吸込具でいろいろのスペース部分が掃除できる電気掃除機を提供できる。
【0016】
【実施例】
(実施例1)
以下、本発明の第1の実施例を、図1〜図3を用いて説明する。
【0017】
1は吸込具本体であり、ゴム等の軟質材料で形成しており、本実施例では軟質塩化ビニールで成形したものを使用している。この吸込具本体1の内部は中空に形成して、前記吸込具本体1の一端に、電気掃除機(図示せず)と連結したホース(図示せず)、延長管(図示せず)に嵌合する接続管2を回転自在に接続しており、前記吸込具本体1と前記接続管2は、接続口3にて連通している。前記吸込具本体1の他端には、塵埃を吸引するための開口部である吸込口4を設け、その吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部には、前記吸込口4を包囲するようブラシ5が設けられている。また、吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部の外形形状は他の部分より大きく形成されており、吸込具本体1の外側には、略U字状に形成され、吸込口4側に向かって上下方向に摺動自在に設けた挟持体6を備えている。
【0018】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0019】
挟持体6を吸込口4側に向かって摺動させ、吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を前記挟持体6により締め付けることにより、吸込口3の形状が略円形状から略長円状に変化し、ブラシ5の先端部もそれに合わせて変形することで、吸込具本体1の横幅が狭くなる。これにより、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0020】
(実施例2)
以下、本発明の第2の実施例を、図4及び図5を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0021】
吸込具本体1の外周に、係合部7及びそれに係合する被係合部8からなる係合体9を複数備えた保持体10を、吸込口4近傍の吸込具本体1に固定されて構成している。
【0022】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0023】
係合体9を構成する係合部7と被係合部8の係合を外すと、周辺の保持体10は略円弧状になり、それに伴い、その係合体9近傍の吸込具本体1の端部も略円弧状に変形する。また、係合体9を構成する係合部7と被係合部8を係合させると、周辺の保持体10は略直線状になり、前記保持体10が吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を強く締め付けることにより、それに伴い、その係合体9近傍の吸込具本体1の端部も略直線状に変形する。
【0024】
図5に示すように、中央部の係合体9を係合させた状態にし、残りの係合体9の係合を外すと、前記保持体10が吸込口4を形成する前記吸込具本体1の外郭部を、ある程度締め付けることにより、前記略長円状に吸込口4が変化し、ブラシ5の先端部もそれに合わせて変形することで、吸込具本体1の横幅が狭くなる。
【0025】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0026】
なお、ここでは略長円状に変化させた例を示したが、使用場所に応じて係合させる位置を変えて、他の吸込口形状を作ることもできる。
【0027】
(実施例3)
以下、本発明の第3の実施例を、図6及び図7を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0028】
吸込具本体1の吸引風が通過する流路内で吸込口4の近傍に凸状の係止部11を設け、前記係止部11と対向する位置に、前記係止部11と係合する被係止部12を凹状に設けている。
【0029】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0030】
係止部11及び被係止部12を係合させると、図7に示すように、吸込口4は略8の字状に変形し、ブラシ5からなる部分もそれに合わせて変化し、吸込具本体1の横幅が狭くなる。
【0031】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0032】
なお、ここでは凹凸の係止方法で行ったが、マジックテープ(登録商標)のような引掛け構成等でも同じ効果が得られる。
【0033】
(実施例4)
以下、本発明の第4の実施例を、図8及び図9を用いて説明する。なお上記実施例と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。
【0034】
ブラシ5を、吸込口4を形成する吸込具本体1の外郭部、つまり吸込口4近傍の吸込具本体1の端部に、吸込口4より外側に開いた状態にして形成し(2点鎖線部)、吸込具本体1の外周にカバー体13を、吸込口4側に上下方向に摺動自在に設けている。
【0035】
上記構成による作用は以下のとおりである。
【0036】
通常は、ブラシ5は外側に向いている為、ブラシ5先端部は広がった状態になっているが、カバー体13を吸込口4側に移動させ、前記ブラシ5を締め付けると、カバー体13の内面がブラシ5を内側へ押し込み、ブラシ5先端部の広さが狭くなる。
【0037】
したがって、狭い場所を掃除したい時にも他の吸込具に取り替えることなく、同じ吸込具を用いて隙間まで掃除作業を続けることができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、吸込口の大きさおよび形状を変えることができ、同じ吸込具でいろいろのスペースの部分が掃除できる電気掃除機用吸込具を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における電気掃除機用吸込具の側面図
【図2】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の側面図
【図3】図1のA−A断面図
【図4】本発明の実施例2における電気掃除機用吸込具の側面図
【図5】図4のB−B断面図
【図6】本発明の実施例3における電気掃除機用吸込具の上面図
【図7】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の上面図
【図8】本発明の実施例4における電気掃除機用吸込具の側面図
【図9】同電気掃除機用吸込具の隙間掃除時の側面図
【図10】従来の電気掃除機用吸込具の側面図
【図11】同電気掃除機の側断面図
【符号の説明】
1 吸込具本体
3 接続口
4 吸込口
5 ブラシ
6 挟持体
Claims (8)
- 先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を締め付ける挟持体とを備え、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部を前記挟持体にて締め付けることで、前記吸込口の形状を変形させる電気掃除機用吸込具。
- 吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の外形形状を、他の部分より大きく構成し、かつ、挟持体を前記吸込口側に摺動自在に設けた請求項1記載の電気掃除機用吸込具。
- 挟持体は、係合部と被係合からなる係合体を有し、前記係合部を前記被係合に係合することで、吸込口の形状を変形させる請求項1記載の電気掃除機用吸込具。
- 先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口と連通する空気流路内部に係止部と被係止部からなる係止体とを備え、前記係合部を前記被係合に係合することで、前記吸込口の形状を変形させる電気掃除機用吸込具。
- 略円状の吸込口の形状を、略長円状あるいは略8の字状に変えることができる請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
- 吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、ブラシを設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気掃除機用吸込具。
- 先端部に吸込口を有する吸込具本体と、前記吸込口を形成する吸込具本体の外郭部の近傍に、前記吸込口より開口側が外側へ拡がるように設けたブラシと、前記ブラシの外周を締め付けるカバー体とを備え、前記ブラシの外周を前記カバー体にて締め付けることで、前記ブラシの開口側の位置が変化する電気掃除機用吸込具。
- 吸込具は、吸込具本体と前記吸込具本体に接続された接続管から構成されるとともに、請求項1〜8のいずれか1項に記載の吸込具が、掃除機本体側と連通接続可能な電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002304798A JP2004135956A (ja) | 2002-10-18 | 2002-10-18 | 電気掃除機用吸込具及びそれを用いた電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2011074855A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Hitachi Koki Co Ltd | 送風作業機 |
CN109567668A (zh) * | 2018-11-30 | 2019-04-05 | 南安市尚赢机械科技有限公司 | 一种可变径多向形变紧密贴合的铁合金模具吸尘器 |
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CN109567668B (zh) * | 2018-11-30 | 2020-12-04 | 山东沃华远达环境科技股份有限公司 | 一种可变径多向形变紧密贴合的铁合金模具吸尘器 |
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