JP2004135742A - ウオーターミスト消火器 - Google Patents
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Abstract
【課題】消火器の使用後は水処理となって処理が簡単であるし、水が加圧状態の不活性ガスにより霧状に噴射するために環境破壊の恐れもないウオーターミスト消火器を得る。
【解決手段】水を貯蔵した容器1と、この容器1内の水を吸い上げるサイフオン管8と、このサイフオン管8の先に配設したノズル9と、容器1に内蔵されかつ不活性ガスを加圧状態で貯蔵した加圧ガス容器4と、ノズル9の手前にあって加圧ガス容器4からの不活性ガスとサイフオン管8からの水とを混合する混合器10とを備え、レバー6を握ると加圧ガス容器4が開放して,加圧状態の不活性ガスが混合器10に放出されてサイフオン管8から水が混合器10に吸い上げられることにより、ノズル9からウオーターミストが放射するようにしてなる。
【選択図】 図1
【解決手段】水を貯蔵した容器1と、この容器1内の水を吸い上げるサイフオン管8と、このサイフオン管8の先に配設したノズル9と、容器1に内蔵されかつ不活性ガスを加圧状態で貯蔵した加圧ガス容器4と、ノズル9の手前にあって加圧ガス容器4からの不活性ガスとサイフオン管8からの水とを混合する混合器10とを備え、レバー6を握ると加圧ガス容器4が開放して,加圧状態の不活性ガスが混合器10に放出されてサイフオン管8から水が混合器10に吸い上げられることにより、ノズル9からウオーターミストが放射するようにしてなる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、水を加圧状態の不活性ガスで霧状に噴射するウオーターミスト消火器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
消火器は水消火器とよばれていたが、消火性能を向上させるために現在では水に代えて、粉末,ハロン,二酸化炭素,強化液などの消火剤が使われている。そのために、消火器の使用後の処理が大変であることと、環境上も良くないという問題点がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るウオーターミスト消火器はかかる問題点を解消するためになされたもので、消火器の使用後は水処理となって処理が簡単であるし、水が加圧状態の不活性ガスにより霧状に噴射するために環境破壊の恐れもない。
【0004】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1について説明する。図1は右半分を断面図として示す側面図である。
【0005】
図において、1は水を貯蔵した容器、2は容器1の口金にキャップ3により装着したバルブケース、4はバルブケース2に取り付けた状態で容器1内に装着した加圧ガス容器、5は加圧ガス容器4の封板を破るカッター、6はカッター5を作動するレバー、7はレバー6の安全栓、8は容器1内のサイフオン管、9はサイフオン管8の先に配設したミストノズル、10はミストノズル9の手前に配備した混合器で、加圧ガス容器4からの加圧された不活性ガスがここを通過してミストノズル9に放出されるようになっている。
【0006】
消火器の安全栓7を抜いてレバー6を握ると、カッター5により封板が破られて加圧ガス容器4内の加圧された不活性ガスが混合器10に入る。混合器10内において、不活性ガスがミストノズル9に通過する際の負圧によりサイフオン管8から容器1内の水が吸い上げられて混合器10内で不活性ガスに混合され、ミストノズル9からウオーターミストが放射される。
【0007】
その際、このウオーターミストが火災の熱量により吹き飛ばされないように中心部は数十ミクロン(最小100ミクロン)のミストとなるようにして放射するようにし、これを火災の燃焼部に吹き付け冷却及び水蒸気による火災部の窒息により消火する。
【0008】
このように消火器からウオーターミストを放射すると、消火剤が水であることと加圧ガスが不活性ガスであるために、消火器消火による環境破壊の恐れはないし,ランニングコストも安く、しかも消火時に有害な物質を発生させない。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば消火器の使用後は水処理となって処理が簡単であるし、水が加圧状態の不活性ガスにより霧状に噴射するために環境破壊の恐れもないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す右半分断面の側面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 バルブケース
4 加圧ガス容器
6 レバー
7 安全栓
8 サイフオン管
9 ミストノズル
10 混合器
【発明の属する技術分野】
この発明は、水を加圧状態の不活性ガスで霧状に噴射するウオーターミスト消火器に関するものである。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
消火器は水消火器とよばれていたが、消火性能を向上させるために現在では水に代えて、粉末,ハロン,二酸化炭素,強化液などの消火剤が使われている。そのために、消火器の使用後の処理が大変であることと、環境上も良くないという問題点がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るウオーターミスト消火器はかかる問題点を解消するためになされたもので、消火器の使用後は水処理となって処理が簡単であるし、水が加圧状態の不活性ガスにより霧状に噴射するために環境破壊の恐れもない。
【0004】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施の形態を図1について説明する。図1は右半分を断面図として示す側面図である。
【0005】
図において、1は水を貯蔵した容器、2は容器1の口金にキャップ3により装着したバルブケース、4はバルブケース2に取り付けた状態で容器1内に装着した加圧ガス容器、5は加圧ガス容器4の封板を破るカッター、6はカッター5を作動するレバー、7はレバー6の安全栓、8は容器1内のサイフオン管、9はサイフオン管8の先に配設したミストノズル、10はミストノズル9の手前に配備した混合器で、加圧ガス容器4からの加圧された不活性ガスがここを通過してミストノズル9に放出されるようになっている。
【0006】
消火器の安全栓7を抜いてレバー6を握ると、カッター5により封板が破られて加圧ガス容器4内の加圧された不活性ガスが混合器10に入る。混合器10内において、不活性ガスがミストノズル9に通過する際の負圧によりサイフオン管8から容器1内の水が吸い上げられて混合器10内で不活性ガスに混合され、ミストノズル9からウオーターミストが放射される。
【0007】
その際、このウオーターミストが火災の熱量により吹き飛ばされないように中心部は数十ミクロン(最小100ミクロン)のミストとなるようにして放射するようにし、これを火災の燃焼部に吹き付け冷却及び水蒸気による火災部の窒息により消火する。
【0008】
このように消火器からウオーターミストを放射すると、消火剤が水であることと加圧ガスが不活性ガスであるために、消火器消火による環境破壊の恐れはないし,ランニングコストも安く、しかも消火時に有害な物質を発生させない。
【0009】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば消火器の使用後は水処理となって処理が簡単であるし、水が加圧状態の不活性ガスにより霧状に噴射するために環境破壊の恐れもないという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す右半分断面の側面図である。
【符号の説明】
1 容器
2 バルブケース
4 加圧ガス容器
6 レバー
7 安全栓
8 サイフオン管
9 ミストノズル
10 混合器
Claims (1)
- 水を貯蔵した容器と、この容器内の水を吸い上げるサイフオン管と、このサイフオン管の先に配設したノズルと、前記容器に内蔵されかつ不活性ガスを加圧状態で貯蔵した加圧ガス容器と、前記ノズルの手前にあって前記加圧ガス容器からの不活性ガスと前記サイフオン管からの水とを混合する混合器とを備え、レバーを握ると前記加圧ガス容器が開放して,加圧状態の不活性ガスが前記混合器に放出されて前記サイフオン管から水が混合器に吸い上げられることにより、ノズルからウオーターミストが放射するようにしたことを特徴とするウオーターミスト消火器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301521A JP2004135742A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | ウオーターミスト消火器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002301521A JP2004135742A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | ウオーターミスト消火器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004135742A true JP2004135742A (ja) | 2004-05-13 |
Family
ID=32449836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002301521A Pending JP2004135742A (ja) | 2002-10-16 | 2002-10-16 | ウオーターミスト消火器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004135742A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055360A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Hochiki Corp | 消火器 |
CN102940945A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-02-27 | 北京北机机电工业有限责任公司 | 一种用于灭火器的气粉搅拌装置 |
JP2019033963A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
JP2022009336A (ja) * | 2017-08-18 | 2022-01-14 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
JP7427123B2 (ja) | 2021-10-21 | 2024-02-02 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
-
2002
- 2002-10-16 JP JP2002301521A patent/JP2004135742A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012055360A (ja) * | 2010-09-06 | 2012-03-22 | Hochiki Corp | 消火器 |
CN102940945A (zh) * | 2012-12-07 | 2013-02-27 | 北京北机机电工业有限责任公司 | 一种用于灭火器的气粉搅拌装置 |
JP2019033963A (ja) * | 2017-08-18 | 2019-03-07 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
JP2022009336A (ja) * | 2017-08-18 | 2022-01-14 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
JP7266080B2 (ja) | 2017-08-18 | 2023-04-27 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
JP7427123B2 (ja) | 2021-10-21 | 2024-02-02 | ホーチキ株式会社 | 消火器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050712 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |
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A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20061101 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070724 |