JP2004135174A - 携帯型電子機器 - Google Patents

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Naoya Kameyama
亀山 直也
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Abstract

【課題】部品点数を増やすことなく、携帯型電子機器における開閉状態や周囲の明るさなどの状態を検出することができる携帯型電子機器を提供する。
【解決手段】携帯電話機100の動作モードが検出モードのときは、従来、撮像モードでのみ動作していたカメラ部9が動作し、このカメラ部9によって撮像された画像に、第2筐体17に備えられた印15が写っているか否かをCPU5が検出する。CPU5は、検出モードで撮像された画像に印15が写っているか否かの検出結果に基づいて携帯電話機100の開閉状態を検出する。開閉状態が検出されると、CPU5は、検出された携帯電話機100の開閉状態に基づいて、表示部12を照明する照明部14の発光光量を調整し、表示部12の視覚認識性に関するパラメータである輝度を調整する。
【選択図】   図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、いわゆるカメラ付携帯電話機のように、入射した光を電気信号に変換して画像を撮像する撮像手段を備える携帯型電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機の中には、単に通話だけではなく、携帯電話機の状態を検出し、検出された結果に基づいて所定の動作を制御する携帯電話機がある。
【0003】
第1の先行技術(たとえば特許文献1参照)には、携帯電話機の状態として周囲の明るさを検出し、その検出結果に基づいて所定の動作を制御するカメラ付携帯電話機が開示されている。このカメラ付携帯電話機では、搭載しているカメラを用いて周囲の明るさを輝度値として検出し、その検出結果に基づいて着信音の音量を制御している。
【0004】
第2の先行技術(たとえば特許文献2参照)には、携帯電話機の状態として携帯電話機の開閉状態を検出し、その検出結果に基づいて所定の動作を制御する折りたたみ型携帯電話機が開示されている。この折りたたみ型携帯電話機では、光センサを用いて着信時における携帯電話機の開閉状態を検出し、その検出結果に基づいて通話モードに移行する処理を制御している。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−184013号公報
【特許文献2】
特許第2944582号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述した第2の先行技術の折りたたみ型携帯電話機において、携帯電話機の開閉状態を検出するときには、光センサなどの開閉状態を検出するための専用部品を、携帯電話機に新たに備える必要がある。したがって、携帯電話機全体の部品点数が増大してしまう。これによって、携帯電話機の小型化が困難になるとともに、製造コストも増加するという問題がある。
【0007】
本発明の目的は、部品点数を増やすことなく、携帯型電子機器における開閉状態や周囲の明るさなどの状態を検出することができる携帯型電子機器を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、第1および第2筐体から成り、この2つの筐体が折りたたみ可能に構成される折りたたみ型の携帯型電子機器であって、
前記2つの筐体を折りたたんだときの第1筐体の内側に設けられ、入射した光を電気信号に変換して画像を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像を記憶する記憶手段と、
前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出する状態検出手段と、
前記撮像手段によって画像を撮像する撮像モードと、前記状態検出手段によって携帯型電子機器の状態を検出する検出モードとを切替えるモード切替手段とを備え、
前記撮像モードのときには、前記撮像手段が画像を撮像して、前記記憶手段がこの撮像された画像を記憶し、
前記検出モードのときには、前記撮像手段が画像を撮像して、前記状態検出手段がこの撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出することを特徴とする携帯型電子機器である。
【0009】
本発明に従えば、撮像モードと検出モードの2種類のモードを有し、モード切替手段によって各モードを切替えて動作する。撮像モードでは、撮像手段によって画像を撮像し、この撮像された画像を記憶手段に記憶する。検出モードでは、撮像手段によって画像を撮像し、この撮像された画像に基づいて状態検出手段が、携帯型電子機器の状態を検出する。従来の携帯型電子機器において、検出モードでは、たとえばセンサまたはスイッチなどの検出専用の部品を用いて携帯型電子機器の状態を検出している。本発明では、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合に、従来、撮像モードでのみ動作していた撮像手段が動作し、状態検出手段は、この撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出する。これによって、状態を検出するための専用の部品を、携帯型電子機器に新たに備える必要がないので、携帯型電子機器全体の部品点数を増やすことなく、携帯型電子機器の状態を検出することができる。
【0010】
また本発明は、前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出することを特徴とする。
【0011】
本発明に従えば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合は、状態検出手段が、撮像手段で撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出する。たとえば、2つの筐体の成す角度が90度未満では撮像された画像に第2筐体が写り、90度以上では写らないような携帯型電子機器の場合は、2つの筐体の成す角度が0度以上90度未満の状態を、携帯型電子機器が閉じている状態とし、2つの筐体の成す角度が90度以上最大開角度以下の状態を、携帯型電子機器が開いている状態とする。ここで最大開角度とは、2つの筐体の成す最大の角度であり、多くの携帯型電子機器では、約180度である。そして撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っていると検出された場合には、状態検出手段は、携帯型電子機器が閉じている状態であると検出し、撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っていないと検出された場合には、状態検出手段は、携帯型電子機器が開いている状態であると検出する。
【0012】
前述のように、第2筐体が、撮像手段によって撮像された画像に写っているか否かを検出するだけで、携帯型電子機器の開閉状態を検出することができるので、比較的容易かつ短時間に携帯型電子機器の開閉状態を検出することができる。
【0013】
また本発明は、前記2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に印を備え、
前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に印が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出することを特徴とする。
【0014】
本発明に従えば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合は、状態検出手段が、撮像手段で撮像された画像に、第2筐体に備えられた印が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出する。たとえば、2つの筐体の成す角度が90度未満では撮像された画像に第2筐体が写り、90度以上では写らないような携帯型電子機器の場合は、2つの筐体の成す角度が0度以上90度未満の状態を、携帯型電子機器が閉じている状態とし、2つの筐体の成す角度が90度以上最大開角度以下の状態を、携帯型電子機器が開いている状態とする。ここで最大開角度とは、2つの筐体の成す最大の角度であり、多くの携帯型電子機器では、約180度である。そして撮像手段によって撮像された画像に印が写っている場合には、状態検出手段は、携帯型電子機器が閉じている状態であると検出し、撮像手段によって撮像された画像に印が写っていない場合には、状態検出手段は、携帯型電子機器が開いている状態であると検出する。
【0015】
前述のように、予め2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に備えられた印が、撮像手段によって撮像された画像に写っているか否かを検出するだけで、携帯型電子機器の開閉状態を検出することができるので、撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて開閉状態を検出するときよりも、さらに容易かつ短時間に携帯型電子機器の開閉状態を検出することができる。
【0016】
また本発明は、前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて、2つの筐体の成す角度を検出することを特徴とする。
【0017】
本発明に従えば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合は、状態検出手段が、撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態、たとえば大きさ、形などに基づいて、2つの筐体の成す角度を検出する。たとえば、予め2つの筐体の成す角度を種々変えて、撮像手段で撮像した第2筐体を含む画像をサンプル画像として記憶させておき、検出モードのときに撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像と、予め記憶されているサンプル画像とを比較する。前記サンプル画像の第2筐体の形態と前記第2筐体を含む画像の第2筐体の形態とが一致した場合、一致したサンプル画像を撮像したときの角度を2つの筐体の成す角度として検出する。
【0018】
前述のように、前記サンプル画像の第2筐体の形態と前記第2筐体を含む画像の第2筐体の形態とが一致するか否かを判断するだけで、2つの筐体の成す角度を検出することができるので、撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて、比較的容易かつ短時間に2つの筐体の成す角度を検出することができる。
【0019】
また本発明は、前記2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に印を備え、
前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された印を含む画像の印の形態に基づいて、2つの筐体の成す角度を検出することを特徴とする。
【0020】
本発明に従えば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合は、状態検出手段が、撮像手段によって撮像された印を含む画像の印の形態、たとえば大きさ、形などに基づいて、2つの筐体の成す角度を検出する。たとえば、予め2つの筐体の成す角度を種々変えて、撮像手段で撮像した印を含む画像をサンプル画像として記憶させておき、検出モードのときに撮像手段によって撮像された印を含む画像と、予め記憶されているサンプル画像とを比較する。前記サンプル画像の印の形態と前記印を含む画像の印の形態とが一致した場合、一致したサンプル画像を撮像したときの角度を2つの筐体の成す角度として検出する。
【0021】
前述のように、前記サンプル画像の印の形態と前記印を含む画像の印の形態とが一致するか否かを判断するだけで、2つの筐体の成す角度を検出することができるので、撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて2つの筐体の成す角度を検出するときよりも、さらに容易かつ短時間に2つの筐体の成す角度を検出することができる。
【0022】
また本発明は、前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することを特徴とする。
【0023】
本発明に従えば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合は、状態検出手段が、撮像手段によって撮像された画像に基づいて、携帯型電子機器の周囲の明るさを検出する。たとえば、予め求めた基準画像の輝度値と、検出モードのときに撮像手段によって撮像された画像に基づいて求めた撮像画像の輝度値とを比較する。撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも大きい場合は、周囲は明るいと検出し、撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも小さい場合は、周囲は暗いと検出する。
【0024】
前述のように、撮像画像の輝度値と基準画像の輝度値とを比較して大小関係を判断するだけで、携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することができるので、撮像手段によって撮像された画像に基づいて、比較的容易かつ短時間に携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することができる。
【0025】
また本発明は、前記2つの筐体の少なくともいずれか一方筐体に設けられ、画像を表示する表示手段と、
前記状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて表示手段を照明する照明手段の発光光量を調整する光量調整手段、および前記状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて表示手段の視覚認識性に関するパラメータを調整するパラメータ調整手段の少なくともいずれか一方とを備えることを特徴とする。
【0026】
本発明に従えば、携帯型電子機器に光量調整手段が備えられている場合は、光量調整手段が、状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて照明手段の発光光量を調整する。たとえば、状態検出手段によって携帯型電子機器の開閉状態が検出された場合の光量調整手段は、携帯型電子機器が開いている状態が検出された場合は、照明手段の発光光量が大きくなるように調整し、携帯型電子機器が閉じている状態が検出された場合は、照明手段の発光光量が小さくなるように調整する。携帯型電子機器が開いている状態で照明手段の発光光量が大きくなるように調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。携帯型電子機器が閉じている状態で照明手段の発光光量が小さくなるように調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0027】
また、状態検出手段によって2つの筐体の成す角度が検出された場合の光量調整手段は、検出された2つの筐体の成す角度が小さくなるに従って、照明手段の発光光量が小さくなるように調整し、検出された2つの筐体の成す角度が大きくなるに従って、照明手段の発光光量が大きくなるように調整する。照明手段の発光光量が大きくなるように調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。照明手段の発光光量が小さくなるように調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0028】
また、状態検出手段によって携帯型電子機器の周囲の明るさが検出された場合の光量調整手段は、周囲が暗いと検出された場合は、照明手段の発光光量が大きくなるように調整し、周囲が明るいと検出された場合は、照明手段の発光光量が小さくなるように調整する。
【0029】
また携帯型電子機器にパラメータ調整手段が備えられている場合は、パラメータ調整手段が、状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて表示手段の視覚認識性に関するパラメータを調整する。たとえば状態検出手段によって携帯型電子機器の開閉状態が検出された場合のパラメータ調整手段は、携帯型電子機器が開いている状態が検出された場合は、視覚認識性に関するパラメータである輝度を大きな値に調整し、携帯型電子機器が閉じている状態が検出された場合は、輝度を小さな値に調整する。携帯型電子機器が開いている状態で輝度を大きな値に調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。携帯型電子機器が閉じている状態で輝度を小さな値に調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0030】
また、状態検出手段によって2つの筐体の成す角度が検出された場合のパラメータ調整手段は、検出された2つの筐体の成す角度が小さくなるに従って、視覚認識性に関するパラメータである輝度を小さな値に調整し、検出された2つの筐体の成す角度が大きくなるに従って、輝度を大きな値に調整する。視覚認識性に関するパラメータを大きな値に調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。また輝度を小さな値に調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0031】
また、状態検出手段によって携帯型電子機器の周囲の明るさが検出された場合のパラメータ調整手段は、周囲が暗いと検出された場合は、パラメータ調整手段が視覚認識性に関するパラメータである輝度を大きな値に調整することによって、表示手段における表示が淡くなる。また周囲が明るいと検出された場合は、パラメータ調整手段が輝度を小さな値に調整することによって、表示手段における表示が濃くなる。前述のように、光量調整手段が、携帯型電子機器の周囲の明るさに基づいて照明手段の発光光量を調整し、パラメータ調整手段が、携帯型電子機器の周囲の明るさに基づいて表示手段の視覚認識性に関するパラメータを調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。
【0032】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態である携帯電話機100の電気的構成を示すブロック図である。携帯電話機100は、アンテナ1、通信部2、キー操作部3、主制御部4、カメラ部9、モータ部10、パラメータ調整部11、表示部12、光量調整部13および照明部14を備えて構成される。また主制御部4は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)5、ROM(Read Only
Memory)6、RAM(Random Access Memory)7およびI/O(Input/Output:入力/出力)回路8を備えて構成される。
【0033】
アンテナ1は、基地局と無線電波の送受信を行う。通信部2は、アンテナ1を介して基地局と無線通信を行い、音声データ、文字データおよび画像データなどを送受信する。受信時は、基地局からアンテナ1を介して受信したデータを復調し、所定の通信プロトコルに基づいて主制御部4のCPU5に送る。送信時は、主制御部4から送られてきた文字データおよび画像データなどを変調して増幅し、所定の通信プロトコルに基づいてアンテナ1を介して基地局に送信する。キー操作部3は、ダイヤル発信、電子メールの送受信、インターネット接続などを行うためのキーを備えて構成される。キー操作部3は、撮像モードと検出モードとを切替えるモード切替え手段である。
【0034】
CPU5は、ROM6に記憶されているプログラムに基づいて、携帯電話機100を構成する各部位を制御する。ここでCPU5は、カメラ部9によって撮像された画像に基づいて携帯電話機100の状態を検出する状態検出手段である。
【0035】
ROM6は、携帯電話機100の動作に必要なプログラム、携帯電話機100の開閉状態および携帯電話機100の周囲の明るさを検出するためのプログラムならびにカメラ部9で撮像した画像などを記憶する。RAM7は、たとえばカメラ部9から連続的に送られてくる画像データを一時的に記憶する。詳細に述べると、RAM7に記憶される画像データのうち、時間的に古い画像データは消去、あるいは時間的に古い画像データに時間的に最も新しい画像データが上書きされることによって、RAM7には一時的に画像データが記憶される。ROM6およびRAM7は、記憶手段である。I/O回路8は、主制御部4と、カメラ部9、モータ部10、パラメータ調整部11および光量調整部13との信号の入出力制御を行う。
【0036】
カメラ部9は、撮像レンズおよび電荷結合素子(Charge Coupled Device;略称:CCD)などの撮像素子を備える撮像手段である。カメラ部9は、画像を撮像する場合、携帯電話機100の状態を検出する場合に用いられる。モータ部10は、カメラ部9の位置を調整して撮像レンズの光軸方向を変位させる。
【0037】
パラメータ調整部11は、輝度などの表示部12の視覚認識性に関するパラメータ(以下、「表示パラメータ」と表記する。)を調整するパラメータ調整手段である。表示部12は、たとえば液晶ディスプレイおよびエレクトロルミネッセンスディスプレイなどから構成され、文字、静止画像および動画像などの画像を表示する表示手段である。光量調整部13は、電流および電圧を変えることによって、照明部14の発光光量を調整する光量調整手段である。照明部14は、たとえば発光ダイオード(Light Emitting Diode;略称:LED)、蛍光灯などから構成され、表示部12の背面から光を照らすことによって明るさを補うバックライトとして機能する照明手段である。
【0038】
図2は、携帯電話機100を開いた状態で、表示部12が配置されている内側(正面側)から見た斜視図である。図3は、第1筐体16の一部を切り欠いて示す斜視図である。携帯電話機100は、図2に示すように、大略的に扁平かつ直方体状の第1筐体16と第2筐体17とが長手方向一側部でヒンジ部18を介して角変位可能に連結されて構成される。すなわち、携帯電話機100は、第1筐体16と第2筐体17とをヒンジ部18の角変位軸線L1まわりに角変位させることによって開閉可能に構成される折りたたみ型携帯電話機である。なお、携帯電話機100の2つの筐体16,17の成す最大の角度は、筐体の形状、ヒンジ部18の種類などで決まり、本実施形態では約180度になるように構成されている。
【0039】
表示部12は、2つの筐体16,17を折りたたんだときの内側に位置するように、第1筐体16に配置される。キー操作部3は、2つの筐体16,17を折りたたんだときの内側に位置するように、第2筐体17に配置される。カメラ部9は、大略的に円柱状に形成され、携帯電話機100を開いた状態で正面側から見たとき、第1筐体16の右上端部に配置される。印15は、携帯電話機100を開いた状態で正面側から見たとき、第2筐体17の内側の右下端部に配置され、携帯電話機100の開閉状態の検出時に用いられる。カメラ部9および印15は、第1筐体16と第2筐体17とを折りたたんだときの内側になる面同士が密接するように折りたたまれたときに対向するようにそれぞれ配置される。
【0040】
カメラ部9の一側部には、モータ部10の回転軸10aが接続され、回転軸10aは、図3に示すように、カメラ部9の撮像レンズの光軸L10と直交し、かつヒンジ部18の角変位軸線L1と平行になっている。CPU5からの命令を受けてモータ部10が回転駆動することによって、カメラ部9がモータ部10の回転軸10aの軸線まわりに角変位方向21に沿って角変位可能に構成されている。
【0041】
携帯電話機100は、携帯電話機100の開閉状態を、カメラ部9を用いて検出し、その検出結果に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う。
【0042】
携帯電話機100は、撮像モードと検出モードの2種類のモードで動作し、たとえばキー操作部3の所定のキーを押下することによって各モードを切替えて、動作する。撮像モードでは、カメラ部9によって画像を撮像し、この撮像された画像をROM6に記憶する。検出モードでは、カメラ部9によって第2筐体を撮像し、この撮像された第2筐体の画像に基づいてCPU5が、携帯電話機100の開閉状態を検出する。携帯電話機100は、通常、検出モードに設定されており、検出モードに設定されているときに、たとえばユーザが、予めキー操作部3に設けられている撮像キーを押下することによって、検出モードから撮像モードへ切替えるようにしている。また撮像モードに設定されているときに、たとえばユーザが、予めキー操作部3に設けられている撮像終了キーを押下することによって、撮像モードから検出モードへ切替えるようにしている。
【0043】
従来の携帯電話機において、検出モードでは、たとえばセンサまたはスイッチなどの検出専用の部品を用いて携帯電話機の開閉状態を検出している。携帯電話機100では、検出モードに切替えられた場合に、従来、撮像モードでのみ動作していたカメラ部9が動作し、CPU5は、このカメラ部9によって撮像された画像に基づいて携帯電話機100の開閉状態を検出する。これによって、開閉状態を検出するための専用の部品を、携帯電話機100に新たに備える必要がないので、携帯電話機100全体の部品点数を増やすことなく、携帯電話機100の開閉状態を検出することができる。
【0044】
携帯電話機100の開閉状態の検出について詳細に説明する。なお、以下に説明する検出処理は、検出モードのときにのみ行われ、撮像モードのときには行われない。本実施形態では、携帯電話機100における第1筐体16と第2筐体17との成す角度が0度以上90度未満の状態を、携帯電話機100が閉じている状態とし、第1筐体16と第2筐体17との成す角度が90度以上最大開角度以下の状態を、携帯電話機100が開いている状態とする。ここで、最大開角度とは、第1筐体16と第2筐体17との成す最大の角度のことであり、たとえば携帯電話機100の最大開角度は180度である。
【0045】
携帯電話機100の開閉状態を検出するためには、たとえば携帯電話機100の出荷前に、カメラ部9で印15のサンプル画像を撮像して、予めROM6などに記憶しておく必要がある。サンプル画像の撮像手順としては、まず印15を撮像するためのカメラ部9の位置を、予め定める位置に固定する。次に、カメラ部9を固定した状態で2つの筐体16,17の成す角度を変えて印15を撮像する。2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の範囲内で2つの筐体16,17の成す角度を、たとえば10度ずつ変えて検出用のサンプル画像を撮像する。撮像した検出用のサンプル画像は、信号処理を施すことによって検出用のサンプルデータにした後、携帯電話機100のROM6に記憶しておく。
【0046】
携帯電話機100の開閉状態を検出するには、携帯電話機100が開いている状態または携帯電話機100が閉じている状態のいずれかの状態が検出できればよい。そこで本実施形態では、携帯電話機100が閉じている状態を検出することにする。たとえば携帯電話機100は、カメラ部9を、予め定める位置として、カメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置に固定したとき、2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満であれば、撮像した画像内に印15が写り、2つの筐体16,17の成す角度が90度以上180度以下であれば、撮像した画像内に印15が写らないように構成している。したがって、このような位置にカメラ部9を固定し、撮像した画像内に印15が写っていれば、携帯電話機100が閉じている状態であることが検出できる。また、撮像した画像内に印15が写っていなければ、携帯電話機100が開いている状態であることが検出できる。
【0047】
前述のように、予め2つの筐体16,17を折りたたんだときの第2筐体17の内側に備えられた印15が、カメラ部9によって撮像された画像に写っているか否かを検出するだけで、携帯電話機100の開閉状態を検出することができるので、比較的容易かつ短時間に携帯電話機100の開閉状態を検出することができる。
【0048】
検出モードで携帯電話機100の開閉状態を検出する場合は、まずカメラ部9で画像を撮像する。画像の撮像前には、カメラ部9の位置が、前述の検出用のサンプル画像を撮像したときと同じ位置になるように、カメラ駆動部10によってカメラ部9の位置を調整する。また、携帯電話機100を閉じている状態、すなわち2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の状態において、比較的小さな角度、たとえば30度の場合では光量が不足して撮像することができない場合があるので、印15が正常に撮像できるようにしておく必要がある。そこで、本実施形態では、たとえば印15に蛍光塗料を塗布して発光させる、またはキー操作部3の背面から光を照らすバックライトによってキー操作部3のキーを発光させて、いずれか1つのキーを印15として用いるようにする。
【0049】
また、検出モードのときに、携帯電話機100の開閉状態を検出するときの画像を撮像するタイミングについては、本実施形態において、CPU5が、所定の時間間隔おきにカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出しているとする。ここで、所定の時間間隔は、たとえばCPU5の内部または別途設けられるタイマーで計測すればよい。また、検出モードのときに、前記画像を撮像するタイミングについては、ユーザがキー操作部3のキーのいずれかを押下したときに、CPU5がカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出すようにしてもよい。
【0050】
図4は、携帯電話機100の開閉状態に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。携帯電話機100は、検出モードで動作しているとする。
【0051】
ステップA1において、CPU5から送信された撮像信号の送信を要求する指示を受信したカメラ部9は、画像を撮像し、CPU5に対して撮像信号を送信する。画像の撮像時には、カメラ部9の位置を、サンプル画像を撮像したときの位置、すなわちカメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置(以下、「初期位置」という。)に固定して撮像する。
【0052】
ステップA2では、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信したか否かを判断する。ステップA2において、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信した場合はステップA3に進む。CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信していない場合は、CPU5が撮像信号を受信するまでステップA2の判断を繰り返し行う。
【0053】
ステップA3において、CPU5は受信した撮像信号に対してアナログ/デジタル変換処理などの信号処理を施して画像データを作成する。ステップA4では、初期位置にカメラ部9を固定して撮像したときの画像データ(以下、「初期位置画像データ」という。)と、前述のように撮像して予め携帯電話機100のROM6に記憶しているサンプルデータとを比較し、初期位置にカメラ部9を固定して撮像した画像(以下、「初期位置画像」という。)内に印15が写っているか否かを判断する。
【0054】
この判断を行うにあたって、サンプルデータおよび初期位置画像データの所定の領域、すなわちサンプルデータの中で少なくとも印15が写っている領域とその領域に対応する初期位置画像データの領域とがどれだけ似ているかを定量的に示す類似度を求めてマッチングを行う。ただし、携帯電話機100は、ユーザによって持ち運ばれて利用されるので、カメラ部9で画像を撮像し、初期位置画像内に印15が写っていたとしても、初期位置画像の中の印15および印15近傍の第2筐体17以外の背景は、画像を撮像するたびに変化してしまう。したがって、初期位置画像の背景とサンプル画像の背景とは著しく異なるので、背景を含めた画像データ全体のマッチングを行うことはできない。そこで本実施形態では、マッチングを行う場合、初期位置画像データの中でも、マッチングの対象となるサンプルデータの印15および第2筐体17が写っている領域と同じ位置の領域を用いて類似度を求める。なお、サンプルデータが変わると、印15および第2筐体17が写っている領域も変わるので、マッチングの対象となるサンプルデータが変わるごとに前記領域を変えてマッチングを行う。これによって、背景の影響を受けずにマッチングを行うことができる。
【0055】
求めた類似度が予め定められた閾値以上であれば、初期位置画像データとサンプルデータとの所定の領域は一致していると判断する。求めた類似度が予め定められた閾値以下であれば、初期位置画像データとサンプルデータとの所定の領域は一致していないと判断する。
【0056】
初期位置画像データとサンプルデータとの所定の領域が一致していると判断された場合は、初期位置画像内に印15が写っていると判断する。初期位置画像データとサンプルデータとの所定の領域が一致していないと判断された場合は、初期位置画像内に印15が写っていないと判断する。
【0057】
ステップA4において、初期位置画像内に印15が写っていると判断された場合には、ステップA5に進む。ステップA5では、初期位置画像内に印15が写っているという判断に基づいて、2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の状態、すなわち携帯電話機100が閉じている状態であると検出し、ステップA7に進む。
【0058】
またステップA4において、初期位置画像内に印15が写っていないと判断された場合には、ステップA6に進む。ステップA6では、初期位置画像内に印15が写っていないという判断に基づいて、2つの筐体16,17の成す角度が90度以上最大開角度以下の状態、すなわち携帯電話機100が開いている状態であると検出し、ステップA8に進む。本実施形態では、ステップA5およびステップA6で得られた携帯電話機100の開閉状態の検出結果に基づいて、表示部12および照明部14の調整を行う。
【0059】
ステップA7では、携帯電話機100が閉じている場合、ユーザは表示部12を見ないと考えられるので、照明部14の発光光量が小さくなるように調整し、かつ表示パラメータである輝度を小さな値に調整する。発光光量を小さくし、かつ輝度を小さくすることによって、携帯電話機100の消費電力を抑えることができる。
【0060】
ステップA8において、ユーザは表示部12を見ていると考えられるので、照明部14の発光光量が大きくなるように調整し、かつ表示パラメータである輝度を大きな値に調整する。これによって、ユーザは表示部12に表示される画像を視覚認識しやすくなる。
【0061】
本実施形態では、カメラ部9によって撮像された画像に印15が写っているか否かに基づいて、CPU5が携帯電話機100の開閉状態を検出しているけれども、カメラ部9によって撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて、CPU5が携帯電話機100の開閉状態を検出するようにしてもよい。
【0062】
本発明の第2の実施形態を説明する。第2の実施形態では、携帯電話機100の第1筐体16と第2筐体17との成す角度を、カメラ部9を用いて検出し、その検出結果に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う。第2の実施形態の携帯電話機100の構成および機能は、第1の実施形態の携帯電話機100と同一であるので、構成および機能の説明を省略する。また第2の実施形態の携帯電話機と第1の実施形態の携帯電話機とは、同一の構成であるので、共に、同一の参照符号「100」を付す。
【0063】
携帯電話機100において、第1筐体16と第2筐体17との成す角度を検出するためには、たとえば携帯電話機100の出荷前に、カメラ部9で2つの筐体16,17の成す角度が0度以上最大開角度以下における印15のサンプル画像を撮像して、予めROM6などに記憶しておく必要がある。ここで、最大開角度とは、第1筐体16と第2筐体17との成す最大の角度のことであり、たとえば携帯電話機100の最大開角度は180度である。サンプル画像の撮像手順としては、まず印15を撮像するためのカメラ部9の位置を、予め定める位置に固定する。次に、カメラ部9を固定した状態で2つの筐体16,17の成す角度を変えて印15を撮像する。本実施形態では、2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満および90度以上180度以下の2つの範囲に分け、それぞれの範囲内で2つの筐体16,17の成す角度を種々変えて、検出用のサンプル画像を撮像する。
【0064】
2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の範囲のサンプル画像を撮像するときには、まず印15が写るように、カメラ駆動部10によってカメラ部9を、カメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置に調整して固定する。次に、カメラ部9を固定した状態で、2つの筐体16,17の成す角度を、たとえば10度ずつ変えて検出用のサンプル画像を撮像する。2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の範囲内で撮像した検出用のサンプル画像(以下、「第1サンプル画像」という。)は、信号処理を施すことによって検出用のサンプルデータにした後、第1サンプルデータとして携帯電話機100のROM6に記憶する。また、第1サンプル画像を撮像したときの2つの筐体16,17の成す角度を、角度データとして第1サンプルデータに関連付けて、携帯電話機100のROM6に記憶する。
【0065】
2つの筐体16,17の成す角度が90度以上180度以下の範囲のサンプル画像を撮像するときには、まず印15が写るように、カメラ駆動部10によってカメラ部9を、2つの筐体16,17の成す角度が0度以上90度未満の範囲内で印15を撮像したときの位置よりも下向きとなる所定の位置に調整して固定する。次に、カメラ部9を固定した状態で、2つの筐体16,17の成す角度を、たとえば10度ずつ変えて検出用のサンプル画像を撮像する。2つの筐体16,17の成す角度が90度以上180度以下の範囲内で撮像した検出用のサンプル画像(以下、「第2サンプル画像」という。)は、信号処理を施すことによって検出用のサンプルデータにした後、第2サンプルデータとして携帯電話機100のROM6に記憶する。また、第2サンプル画像を撮像したときの2つの筐体16,17の成す角度を、角度データとして第2サンプルデータに関連付けて、携帯電話機100のROM6に記憶する。さらに、2つの筐体16,17の成す最大の角度、すなわち本実施形態では180度を最大開角度データとしてROM6に記憶する。
【0066】
本実施形態において、検出モードに切替えられた場合は、CPU5が、カメラ部9によって撮像された印15を含む画像の印15の形態に基づいて、2つの筐体16,17の成す角度を検出する。画像に含まれる印15の形態とは、たとえば印15の色、形、大きさなどである。2つの筐体16,17の成す角度を検出する場合は、予め2つの筐体16,17の成す角度を種々変えて、カメラ部9で撮像した印15を含むサンプル画像と、検出モードのときにカメラ部9によって撮像された印15を含む画像とを比較する。サンプル画像の印15の形態と印15を含む画像の印15の形態とが一致した場合、一致したサンプル画像を撮像したときの角度を2つの筐体16,17の成す角度として検出する。
【0067】
前述のように、サンプル画像の印15の形態と印15を含む画像の印15の形態とが一致するか否かを判断するだけで、2つの筐体16,17の成す角度を検出することができるので、比較的容易かつ短時間に2つの筐体16,17の成す角度を検出することができる。
【0068】
検出モードで携帯電話機100における2つの筐体16,17の成す角度を検出する場合は、カメラ部9で画像を撮像する。画像の撮像前には、カメラ部9の位置が、前述の第1サンプル画像または第2サンプル画像を撮像したときと同じ位置になるように、カメラ駆動部10によってカメラ部9の位置を調整する。
【0069】
また、検出モードのときに、携帯電話機100における2つの筐体16,17の成す角度を検出するときの画像を撮像するタイミングについては、本実施形態において、CPU5が、所定の時間間隔おきにカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出しているとする。ここで、所定の時間間隔は、たとえばCPU5の内部または別途設けられるタイマーで計測すればよい。また、検出モードのときに、前記画像を撮像するタイミングについては、ユーザがキー操作部3のキーのいずれかを押下したときに、CPU5がカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出すようにしてもよい。
【0070】
図5は、第2の実施形態における携帯電話機100の2つの筐体16,17の成す角度に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。携帯電話機100は、検出モードで動作しているとする。ステップB1において、CPU5から送信された撮像信号の送信を要求する指示を受信したカメラ部9は、画像を撮像し、CPU5に対して撮像信号を送信する。画像の撮像時には、カメラ部9の位置を、第1サンプル画像を撮像したときの位置に固定して撮像する。すなわち、カメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置(以下、「初期位置」という。)に固定して撮像する。
【0071】
ステップB2では、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信したか否かを判断する。ステップB2において、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信した場合はステップB3に進む。CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信していない場合は、CPU5が撮像信号を受信するまでステップB2の判断を繰り返し行う。
【0072】
ステップB3において、CPU5は受信した撮像信号に対してアナログ/デジタル変換処理などの信号処理を施して画像データを作成する。ステップB4では、初期位置にカメラ部9を固定して撮像したときの画像データ(以下、「初期位置画像データ」という。)と、前述のように撮像して予め携帯電話機100のROM6に記憶している第1サンプルデータとを比較し、初期位置にカメラ部9を固定して撮像した画像(以下、「初期位置画像」という。)内に印15が写っているか否かを判断する。
【0073】
この判断を行うにあたって、第1サンプルデータおよび初期位置画像データの所定の領域、すなわち第1サンプルデータの中で少なくとも印15が写っている領域とその領域に対応する初期位置画像データの領域とがどれだけ似ているかを定量的に示す類似度を求めてマッチングを行う。ただし、携帯電話機100は、ユーザによって持ち運ばれて利用されるので、カメラ部9で画像を撮像し、初期位置画像内に印15が写っていたとしても、初期位置画像の中の印15および印15近傍の第2筐体17以外の背景は、画像を撮像するたびに変化してしまう。したがって、初期位置画像の背景と第1サンプル画像の背景とは著しく異なるので、背景を含めた画像データ全体のマッチングを行うことはできない。そこで本実施形態では、マッチングを行う場合、初期位置画像データの中でも、マッチングの対象となる第1サンプルデータの印15および第2筐体17が写っている領域と同じ位置の領域を用いて類似度を求める。なお、第1サンプルデータが変わると、印15および第2筐体17が写っている領域も変わるので、マッチングの対象となる第1サンプルデータが変わるごとに前記領域を変えてマッチングを行う。これによって、背景の影響を受けずにマッチングを行うことができる。
【0074】
求めた類似度が予め定められた閾値以上であれば、初期位置画像データと第1サンプルデータとの所定の領域は一致していると判断する。求めた類似度が予め定められた閾値以下であれば、初期位置画像データと第1サンプルデータとの所定の領域は一致していないと判断する。
【0075】
初期位置画像データと第1サンプルデータとの所定の領域が一致していると判断された場合は、初期位置画像内に印15が写っていると判断する。初期位置画像データと第1サンプルデータとの所定の領域が一致していないと判断された場合は、初期位置画像内に印15が写っていないと判断する。ステップB4において、撮像した画像内に印15が写っていると判断された場合には、ステップB5に進む。
【0076】
ステップB5では、2つの筐体16,17の成す角度を検出する。本実施形態では、ステップB4において、初期位置画像内に印15が写っているか否かを判断するために、マッチングを行っている。携帯電話機100のROM6には、カメラ部9を初期位置と同じ位置に固定して画像を撮像したときの2つの筐体16,17の成す角度が角度データとして、予め第1サンプルデータと関連付けて記憶されている。したがって、ステップB4で行ったマッチングにおいて、ステップB3で作成した初期位置画像データと一致した第1サンプルデータに対応する角度データから2つの筐体16,17の成す角度を検出する。
【0077】
ステップB4において、初期位置画像内に印15が写っていないと判断された場合には、ステップB6に進む。ステップB6では、カメラ部9の位置が、初期位置よりも下向きとなる所定の位置(以下、「所定位置」という。)になるように、カメラ駆動部10によってカメラ部9の位置を調整する。次にステップB1へ戻り、所定位置にカメラ部9を固定した状態で画像を撮像する。以後の処理は、前述の処理と同様に行う。ここでは、ステップB4まで処理が進んだと想定する。
【0078】
ステップB4では、所定位置にカメラ部9を固定して撮像したときの画像データ(以下、「所定位置画像データ」という。)と、前述のように撮像して予め携帯電話機100のROM6に記憶している第2サンプルデータとを比較し、所定位置にカメラ部9を固定して撮像した画像(以下、「所定位置画像」という。)内に印15が写っているか否かを判断する。この判断を行うにあたって、前述の初期位置画像内に印15が写っているか否かを判断したときと同様に、所定位置画像および第2サンプルデータの所定の領域の類似度を求めてマッチングを行う。
【0079】
求めた類似度が予め定められた閾値以上であれば、所定位置画像データと第2サンプルデータとの所定の領域は一致していると判断する。求めた類似度が予め定められた閾値以下であれば、所定位置画像データと第2サンプルデータとの所定の領域は一致していないと判断する。
【0080】
所定位置画像データと第2サンプルデータとの所定の領域が一致していると判断された場合は、所定位置画像内に印15が写っていると判断する。所定位置画像データと第2サンプルデータとの所定の領域が一致していないと判断された場合は、所定位置画像内に印15が写っていないと判断する。所定位置画像内に印15が写っていると判断された場合は、ステップB4のマッチングにおいて所定位置画像データと一致した第2サンプルデータに対応する角度データから、2つの筐体16,17の成す角度を検出する。所定位置画像内に印15が写っていないと判断された場合は、第1筐体16と第2筐体17との成す角度が最大、つまり携帯電話機100が最大開角度の状態であるとみなし、ROM6に記憶している最大開角度データから角度を検出する。
【0081】
ステップB7では、ステップB5において検出された2つの筐体16,17の成す角度に応じて、照明部14の発光光量を適当な光量に調整し、かつ輝度などの表示部12の視覚認識性に関するパラメータ(以下、「表示パラメータ」と表記する。)を適当な値に調整する。たとえば、検出された2つの筐体16,17の成す角度が小さければ小さいほど、ユーザは表示部12を見ないと考えられるので、照明部14の発光光量を小さくし、かつ表示パラメータである輝度を小さな値に調整する。発光光量を少なくし、かつ輝度を小さくすることによって、携帯電話機100の消費電力を抑えることができる。
【0082】
また、検出された2つの筐体16,17の成す角度が大きければ大きいほど、照明部14の発光光量を大きくし、かつ表示パラメータである輝度を大きな値に調整する。これによって、ユーザは表示部12に表示される画像を視覚認識しやすくなる。
【0083】
本実施形態では、前述のように、カメラ部9を初期位置と所定位置の2箇所に固定して印15を撮像しているけれども、カメラ部9を、2つの筐体16,17の成す角度が鋭角および鈍角のどちらの場合でも印15が写るような最適な1つの位置に固定して、印15を撮像するようにしてもよい。
【0084】
また本実施形態では、カメラ部9によって撮像された印15を含む画像の印15の形態に基づいて、CPU5が2つの筐体16,17の成す角度を検出しているけれども、カメラ部9によって撮像された第2筐体17を含む画像の第2筐体17の形態に基づいて、CPU5が2つの筐体16,17の成す角度を検出するようにしてもよい。
【0085】
本発明の第3の実施形態を説明する。第3の実施形態では、携帯電話機100の周囲の明るさを、カメラ部9を用いて検出し、その検出結果に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う。第3の実施形態の携帯電話機100の構成および機能は、第1の実施形態の携帯電話機100と同一であるので、構成および機能の説明を省略する。また第3の実施形態の携帯電話機と第1の実施形態の携帯電話機とは、同一の構成であるので、共に、同一の参照符号「100」を付す。
【0086】
携帯電話機100の周囲の明るさを検出するためには、たとえば携帯電話機100の出荷前に、カメラ部9で画像を撮像し、基準画像の輝度値を求めて、予めROM6などに記憶しておく必要がある。また本実施形態において、携帯電話機100の周囲の明るさの検出は、携帯電話機100を開いているときに行うことにする。
【0087】
基準画像の輝度値を求めるためには、まずカメラ部9の位置を固定して画像を撮像する。本実施形態では、たとえばカメラ部9を、カメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置に固定して撮像する。このようにして撮像した画像を基準画像として、基準画像の輝度値を求める。ここで、基準画像の輝度値は、たとえば基準画像における各画素の輝度値の総和値として求めてもよいし、総和値を画素数で除算した平均値として求めてもよい。また前記輝度値の総和値および平均値は、基準画像全体から求めてもよいし、基準画像のブロックごとに求めてもよい。本実施形態では、基準画像全体の輝度値の平均値を基準画像の輝度値として求め、求めた基準画像の輝度値を携帯電話機100のROM6に記憶する。
【0088】
本実施形態において、検出モードに切替えられた場合は、CPU5が、カメラ部9によって撮像された画像に基づいて、携帯電話機100の周囲の明るさを検出する。たとえば、予め求めた基準画像の輝度値と、検出モードのときにカメラ部9によって撮像された画像に基づいて求めた撮像画像の輝度値とを比較する。撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも大きい場合は、周囲は明るいと検出し、撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも小さい場合は、周囲は暗いと検出する。
【0089】
前述のように、撮像画像の輝度値と基準画像の輝度値との大小関係を判断するだけで、携帯電話機100の周囲の明るさを検出することができるので、比較的容易かつ短時間に携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することができる。
【0090】
検出モードで携帯電話機100の周囲の明るさを検出する場合、カメラ部9で画像を撮像する。画像の撮像前には、カメラ部9の位置が、前述の基準画像を撮像したときと同じ位置になるように、カメラ駆動部10によってカメラ部9の位置を調整する。なお、撮像画像の輝度値と比較する輝度値は、基準画像から算出する必要はなく、所定の条件で設定された値であればよい。
【0091】
また、検出モードのときに、携帯電話機100の周囲の明るさを検出するときの画像を撮像するタイミングについては、本実施形態において、CPU5が、所定の時間間隔おきにカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出しているとする。ここで、所定の時間間隔は、たとえばCPU5の内部または別途設けられるタイマーで計測すればよい。また、検出モードのときに、前記画像を撮像するタイミングについては、ユーザがキー操作部3のキーのいずれかを押下したときに、CPU5がカメラ部9に対して撮像信号の送信を要求する指示を出すようにしてもよい。
【0092】
図6は、第3の実施形態における携帯電話機100の周囲の明るさに基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。携帯電話機100は、検出モードで動作しているとする。
【0093】
ステップC1において、CPU5から送信された撮像信号の送信を要求する指示を受信したカメラ部9は、画像を撮像し、CPU5に対して撮像信号を送信する。画像の撮像時には、カメラ部9の位置を、基準画像を撮像したときの位置、すなわちカメラ部9の撮像レンズの光軸L10方向と表示部12の表示面に対して垂直な方向とが平行になるような位置(以下、「初期位置」という。)に固定して撮像する。
【0094】
ステップC2では、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信したか否かを判断する。ステップC2において、CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信した場合はステップC3に進む。CPU5がカメラ部9から送信されてきた撮像信号を受信していない場合は、CPU5が撮像信号を受信するまでステップC2の判断を繰り返し行う。
【0095】
ステップC3において、CPU5は受信した撮像信号に対してアナログ/デジタル変換処理などの信号処理を施して画像データを作成する。ステップC4では、ステップC2で作成した画像データに基づいて、基準画像の輝度値を求めたときと同じ方法で輝度値を求める。本実施形態では、撮像された画像全体の輝度値の平均値(以下、「撮像画像の輝度値」という。)を求める。
【0096】
ステップC5では、撮像画像の輝度値と予めROM6に記憶している基準画像の輝度値とを比較して、撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも大きいか否かを判断する。撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも大きい場合は、周囲は明るいと検出する。撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも小さい場合は、周囲は暗いと検出する。
【0097】
ステップC5において、撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも小さいと判断された場合、すなわち周囲が暗い場合は、ステップC6に進む。ステップC6では、照明部14の発光光量を大きくする。また、輝度などの表示部12の視覚認識性に関するパラメータ(以下、「表示パラメータ」と表記する。)を大きな値に調整することによって、表示部12における表示を淡くする。
【0098】
ステップC5において、撮像画像の輝度値が基準画像の輝度値よりも大きいと判断された場合、すなわち周囲が明るい場合は、ステップC7に進む。ステップC7では、照明部14の発光光量を小さくする。また、輝度などの表示パラメータを小さな値に調整することによって、表示部12における表示を濃くする。前述のように、周囲の明るさに応じて照明部14の発光光量および表示部12の表示パラメータを調整することによって、ユーザは表示部12に表示される画像を視覚認識しやすくなる。
【0099】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、モード切替手段によって検出モードに切替えられた場合に、従来、撮像モードでのみ動作していた撮像手段が動作し、状態検出手段は、この撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出する。これによって、状態を検出するための専用の部品を、携帯型電子機器に新たに備える必要がないので、携帯型電子機器全体の部品点数を増やすことなく、携帯型電子機器の状態を検出することができる。
【0100】
また本発明によれば、第2筐体が、撮像手段によって撮像された画像に写っているか否かを検出するだけで、携帯型電子機器の開閉状態を検出することができるので、比較的容易かつ短時間に携帯型電子機器の開閉状態を検出することができる。
【0101】
また本発明によれば、予め2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に備えられた印が、撮像手段によって撮像された画像に写っているか否かを検出するだけで、携帯型電子機器の開閉状態を検出することができるので、撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて開閉状態を検出するときよりも、さらに容易かつ短時間に携帯型電子機器の開閉状態を検出することができる。
【0102】
また本発明によれば、サンプル画像の第2筐体の形態と第2筐体を含む画像の第2筐体の形態とが一致するか否かを判断するだけで、2つの筐体の成す角度を検出することができるので、撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて、比較的容易かつ短時間に2つの筐体の成す角度を検出することができる。
【0103】
また本発明によれば、サンプル画像の印の形態と印を含む画像の印の形態とが一致するか否かを判断するだけで、2つの筐体の成す角度を検出することができるので、撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて2つの筐体の成す角度を検出するときよりも、さらに容易かつ短時間に2つの筐体の成す角度を検出することができる。
【0104】
また本発明によれば、撮像画像の輝度値と基準画像の輝度値とを比較して大小関係を判断するだけで、携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することができるので、撮像手段によって撮像された画像に基づいて、比較的容易かつ短時間に携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することができる。
【0105】
また本発明によれば、携帯型電子機器が開いている状態で照明手段の発光光量が大きくなるように調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。携帯型電子機器が閉じている状態で照明手段の発光光量が小さくなるように調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。また携帯型電子機器が開いている状態で輝度を大きな値に調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。携帯型電子機器が閉じている状態で輝度を小さな値に調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0106】
また、2つの筐体の成す角度が大きくなるに従って、照明手段の発光光量が大きくなるように調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。2つの筐体の成す角度が小さくなるに従って、照明手段の発光光量が小さくなるように調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。また2つの筐体の成す角度が大きくなるにしたがって、視覚認識性に関するパラメータを大きな値に調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。2つの筐体の成す角度が小さくなるにしたがって、輝度を小さな値に調整することによって、携帯型電子機器の消費電力を抑えることができる。
【0107】
さらに光量調整手段が、携帯型電子機器の周囲の明るさに基づいて照明手段の発光光量を調整し、パラメータ調整手段が、携帯型電子機器の周囲の明るさに基づいて表示手段の視覚認識性に関するパラメータを調整することによって、ユーザは表示手段に表示される画像を視覚認識しやすくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である携帯電話機100の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話機100を開いた状態で、表示部12が配置されている内側(正面側)から見た斜視図である。
【図3】第1筐体16の一部を切り欠いて示す斜視図である。
【図4】携帯電話機100の開閉状態に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施形態における携帯電話機100の2つの筐体16,17の成す角度に基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。
【図6】第3の実施形態における携帯電話機100の周囲の明るさに基づいて表示部12および照明部14の調整を行う処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 アンテナ
2 通信部
3 キー操作部
4 主制御部
9 カメラ部
10 モータ部
11 パラメータ調整部
12 表示部
13 光量調整部
14 照明部
15 印
16 第1筐体
17 第2筐体
18 ヒンジ部
100 携帯電話機

Claims (7)

  1. 第1および第2筐体から成り、この2つの筐体が折りたたみ可能に構成される折りたたみ型の携帯型電子機器であって、
    前記2つの筐体を折りたたんだときの第1筐体の内側に設けられ、入射した光を電気信号に変換して画像を撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像を記憶する記憶手段と、
    前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出する状態検出手段と、
    前記撮像手段によって画像を撮像する撮像モードと、前記状態検出手段によって携帯型電子機器の状態を検出する検出モードとを切替えるモード切替手段とを備え、
    前記撮像モードのときには、前記撮像手段が画像を撮像して、前記記憶手段がこの撮像された画像を記憶し、
    前記検出モードのときには、前記撮像手段が画像を撮像して、前記状態検出手段がこの撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の状態を検出することを特徴とする携帯型電子機器。
  2. 前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に第2筐体が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  3. 前記2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に印を備え、
    前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に印が写っているか否かに基づいて携帯型電子機器の開閉状態を検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  4. 前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された第2筐体を含む画像の第2筐体の形態に基づいて、2つの筐体の成す角度を検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  5. 前記2つの筐体を折りたたんだときの第2筐体の内側に印を備え、
    前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された印を含む画像の印の形態に基づいて、2つの筐体の成す角度を検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  6. 前記状態検出手段は、前記撮像手段によって撮像された画像に基づいて携帯型電子機器の周囲の明るさを検出することを特徴とする請求項1記載の携帯型電子機器。
  7. 前記2つの筐体の少なくともいずれか一方筐体に設けられ、画像を表示する表示手段と、
    前記状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて表示手段を照明する照明手段の発光光量を調整する光量調整手段、および前記状態検出手段によって検出された携帯型電子機器の状態に基づいて表示手段の視覚認識性に関するパラメータを調整するパラメータ調整手段の少なくともいずれか一方とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載の携帯型電子機器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010533404A (ja) * 2007-07-13 2010-10-21 ソニー エリクソン モバイル コミュニケーションズ, エービー 近接検出器として用いられる電子装置のカメラ
JP2013114691A (ja) * 2011-11-29 2013-06-10 Samsung Electronics Co Ltd 視線追跡に基づくユーザ機能運用方法及びこれを支援する端末機

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