JP2004135129A - 携帯通信端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】設定した暗証番号を初期化する、あるいはその効力を解除する必要が生じた場合、メーカーに持ち込まなくてもその作業を行えるようにした携帯通信端末を提供する。
【解決手段】携帯通信端末1のユーザーが暗証番号を忘れたときは、暗証番号の初期化又は効力解除を行いたい旨を特定発信者に連絡する。特定発信者(メーカー)は記憶装置12に記憶させてあるのと同じ電話番号、サブアドレス、IPアドレス、メールアドレスなどを使って携帯通信端末1に向け送信を行う。送信したのが特定発信者であると判定されたらユーザーに対し暗証番号の初期化又は効力解除の実行の許可が求められ、許可が下りれば制御部10がユーザー設定の暗証番号の初期化又は効力解除を行う。作業実行中であること、また作業が完了したことは表示部14におけるメッセージ表示などにより報知される。
【選択図】 図1
【解決手段】携帯通信端末1のユーザーが暗証番号を忘れたときは、暗証番号の初期化又は効力解除を行いたい旨を特定発信者に連絡する。特定発信者(メーカー)は記憶装置12に記憶させてあるのと同じ電話番号、サブアドレス、IPアドレス、メールアドレスなどを使って携帯通信端末1に向け送信を行う。送信したのが特定発信者であると判定されたらユーザーに対し暗証番号の初期化又は効力解除の実行の許可が求められ、許可が下りれば制御部10がユーザー設定の暗証番号の初期化又は効力解除を行う。作業実行中であること、また作業が完了したことは表示部14におけるメッセージ表示などにより報知される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機、PHS、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯通信端末、中でも暗証番号機能を搭載した携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
正規ユーザー以外の第三者による使用、特に不正取得者による使用を防ぐため、携帯通信端末には暗証番号機能が搭載されている。暗証番号機能を「ON」にして使用するときは、暗証番号(4桁の数字であることが多い)を入力してはじめて機能制限が解け、各種機能(発信や登録済み電話番号の読み出しなど)の利用が可能となる。
【0003】
暗証番号機能を搭載した携帯通信端末としては、次のようなものが知られている。例えば、不用意な発信を禁止するキーロック又はキー入力を禁止するダイヤルロックの機能を備え、暗証番号の入力によりこれらのロック機能を解除できるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。また暗証番号入力用に設定されたキー配列(現実のキー配列とは異なる)により暗証番号の入力を行い、指先の動きを読み取られないようにしたものもある(特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−289381号公報(第2頁)
【特許文献2】
特開2000−125026号公報(第2頁)
【特許文献3】
特開2002−261916号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
携帯通信端末の暗証番号はメーカー出荷時点でデフォルト設定されている。携帯通信端末購入後、ユーザーが自分の好みの暗証番号、あるいは憶えやすい暗証番号に設定しなおす。ユーザーが自分で設定した暗証番号を忘れたしまった場合には、ユーザーが携帯通信端末を電話会社又はその代理店経由でメーカーに送り、暗証番号を初期化する、あるいは初期化はしないが設定した暗証番号の効力を解除するという作業をしてもらうことが必要になる。作業が済んでメーカーから戻ってくるまで、ユーザーは携帯通信端末を利用することができず、日常生活に支障をきたす。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、設定した暗証番号を初期化する、あるいはその効力を解除する必要が生じた場合、メーカーに持ち込まなくてもその作業を行えるようにした携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では携帯通信端末を次のように構成した。
【0008】
(1)暗証番号入力を条件として各種機能が利用可能となる携帯通信端末において、特定発信者からの通信により暗証番号の初期化又は効力解除を行えるものとした。
【0009】
この構成によれば、遠隔地からの通信により暗証番号の初期化又は効力解除を行えるので、ユーザーは携帯通信端末を手元にとどめておくことができ、メーカーから戻ってくるのを待つ必要がない。ユーザーにとっては携帯通信端末が手元から離れないので安心である。またメーカーとの間で携帯通信端末が行き来する時間が節約され、早期の使用再開が可能となる。
【0010】
(2)上記のような携帯通信端末において、暗証番号の初期化又は効力解除を実行するにあたり、携帯通信端末のユーザーによる許可手続が必要であるものとした。
【0011】
この構成によれば、ユーザーが望みもしないのに暗証番号が勝手に改変されるという事態は発生しない。
【0012】
(3)上記のような携帯通信端末において、暗証番号の初期化又は効力解除の実行中及び/又は完了を報知する手段を備えているものとした。
【0013】
この構成によれば、ユーザーは暗証番号の初期化又は効力解除が実行に移されたことをその場で認識できる。また作業完了が報知された後は直ちに携帯通信端末の使用を再開できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。図1は携帯通信端末の概略構成を示すブロック図、図2は暗証番号の初期化又は効力解除の手順を説明するフローチャートである。
【0015】
携帯通信端末1は制御部10を中心に、次のような構成要素で成り立っている。すなわち無線部11、記憶装置12、入力部13、表示部14、LED15、バイブレータ16、マイクロフォン17、及びスピーカー18である。
【0016】
無線部11はアンテナ19を通じ外部の基地局20と無線でデータのやりとりを行う。受信したデータは制御部10が加工処理する。送信にあたっては制御部10で加工処理されたデータが無線部11に送られる。
【0017】
入力部13は各種キーを有し、ここからキー入力を行う。表示部14は液晶パネルなどの平面表示手段を有し、入力された情報や動作状況などを視覚表示する。LED15は携帯通信端末1が動作中であることを発光により報知する。バイブレータ16は着信を振動で報知する。マイクロフォン17は音声情報を集音する。スピーカー18は着信音や通話相手の声など各種音声信号を音声化する。これらの要素はすべて制御部10に接続され、制御部10による制御のもと、各種動作を行ったり、制御部10に対し信号を伝えたりする。
【0018】
制御部10は記憶装置12に対しデータの書き込みを行い、また記憶装置12からデータを読み出す。記憶装置12には暗証番号の初期化又は効力解除を行う特定発信者、例えばメーカーの担当部署の電話番号、サブアドレス、IPアドレス、メールアドレス(以下「特定発信者識別番号」と称する)などを記憶させておく。
【0019】
上記構成の携帯通信端末1において、ユーザーが自分の設定した暗証番号を忘れてしまったときは、図2の手順に従って局面の打開を図る。なお暗証番号の初期化又は効力解除を行う特定発信者は携帯通信端末1のメーカーであるものとする。
【0020】
ユーザーはメーカーに、暗証番号を忘れてしまったこと、そこで暗証番号の初期化又は効力解除を行いたい旨を連絡する(ステップS101)。連絡は固定電話などにより行う。するとメーカーは、記憶装置12に記憶させてあるのと同じ特定発信者識別番号を使って携帯通信端末1に向け送信を行う(ステップS102)。
【0021】
無線部11は基地局20から無線で送信されたデータの着信検出を行う(ステップS103)。制御部3は、受信したデータのうち発信者識別番号に関するものを記憶装置12に記憶させた特定発信者識別番号と照合し、発信者が特定発信者であるかどうかの判定を行う(ステップS104)。
【0022】
発信者が特定発信者ではなく、第三者であると判定された場合は、ステップS109に進む。ステップS109では通常の着信動作やメール着信動作を行い、通常の通話や通信を開始する。ステップS110では第三者と通話、通信を行う。ステップS111で通話、通信が終了したらステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。
【0023】
ステップS104で発信者が特定発信者であると判定された場合はステップS105に進む。ステップS105はユーザーに対し暗証番号の初期化又は効力解除の実行の許可を求めるステップである。許可要求は表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより行われる。
【0024】
ステップ105で行われた許可要求に対し、ユーザーはステップS106で意思決定を行い、その決定内容を入力する。入力は入力部13でのキー入力、又はマイクロフォン17を通じての音声入力により行われる。入力内容は制御部10が判断する。
【0025】
このような「許可要求→意思決定」のステップを踏まない場合、ユーザーには自分の知らない間に暗証番号の初期化又は効力解除の処理がなされているのではないかという不安が残る。「許可要求→意思決定」のステップを置き、ユーザーに主体性を持たせることにより、このような不安は払拭される。
【0026】
ユーザーが暗証番号の初期化又は効力解除の実行許可を出さなかった場合、すなわちキャンセルの場合はステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。回線が切断されたことは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0027】
ユーザーが暗証番号の初期化又は効力解除の実行許可を出した場合はステップS107に進む。ステップS107では制御部10がユーザー設定の暗証番号の初期化又は効力解除を行う。作業実行中であることは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0028】
暗証番号の初期化又は効力解除の作業が終了したらステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。暗証番号の初期化又は効力解除の作業が完了し、回線が切断されたことは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0029】
以上本発明の実施形態につき説明したが、これは一例であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、携帯通信端末が無線でなく有線で通信を行うものであってもよい。また制御部が暗証番号の初期化又は効力解除を行うためのプログラムは、記憶装置の中のROMに書き込んでおいてもよく、特定発信者がその都度送信するシステムでもよい。
【0030】
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、携帯通信端末に設定した暗証番号を初期化する、あるいはその効力を解除する必要が生じた場合、携帯通信端末をメーカーに持ち込まなくても、特定発信者からの通信によりその作業を行うことができる。従ってユーザーは携帯通信端末を手放す必要がなく、安心である。メーカーとの間で携帯通信端末が行き来する時間も節約でき、早期の使用再開が可能となる。また暗証番号の初期化又は効力解除を実行するにあたり、携帯通信端末のユーザーによる許可手続が必要であるから、ユーザーが望みもしないのに暗証番号が勝手に改変されるという事態は発生しない。さらに、暗証番号の初期化又は効力解除の実行中及び/又は完了を報知する手段が設けられているから、ユーザーは暗証番号の初期化又は効力解除が実行に移されたことをその場で認識でき、作業完了が報知された後は直ちに携帯通信端末の使用を再開できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯通信端末の概略構成を示すブロック図
【図2】暗証番号の初期化又は効力解除の手順を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 携帯通信端末
10 制御部
11 無線部
12 記憶装置
13 入力部
14 表示部
15 LED
16 バイブレータ
17 マイクロフォン
18 スピーカー
19 アンテナ
20 基地局
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機、PHS、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯通信端末、中でも暗証番号機能を搭載した携帯通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
正規ユーザー以外の第三者による使用、特に不正取得者による使用を防ぐため、携帯通信端末には暗証番号機能が搭載されている。暗証番号機能を「ON」にして使用するときは、暗証番号(4桁の数字であることが多い)を入力してはじめて機能制限が解け、各種機能(発信や登録済み電話番号の読み出しなど)の利用が可能となる。
【0003】
暗証番号機能を搭載した携帯通信端末としては、次のようなものが知られている。例えば、不用意な発信を禁止するキーロック又はキー入力を禁止するダイヤルロックの機能を備え、暗証番号の入力によりこれらのロック機能を解除できるようにしたものがある(特許文献1、2参照)。また暗証番号入力用に設定されたキー配列(現実のキー配列とは異なる)により暗証番号の入力を行い、指先の動きを読み取られないようにしたものもある(特許文献3参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平11−289381号公報(第2頁)
【特許文献2】
特開2000−125026号公報(第2頁)
【特許文献3】
特開2002−261916号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
携帯通信端末の暗証番号はメーカー出荷時点でデフォルト設定されている。携帯通信端末購入後、ユーザーが自分の好みの暗証番号、あるいは憶えやすい暗証番号に設定しなおす。ユーザーが自分で設定した暗証番号を忘れたしまった場合には、ユーザーが携帯通信端末を電話会社又はその代理店経由でメーカーに送り、暗証番号を初期化する、あるいは初期化はしないが設定した暗証番号の効力を解除するという作業をしてもらうことが必要になる。作業が済んでメーカーから戻ってくるまで、ユーザーは携帯通信端末を利用することができず、日常生活に支障をきたす。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みなされたものであって、設定した暗証番号を初期化する、あるいはその効力を解除する必要が生じた場合、メーカーに持ち込まなくてもその作業を行えるようにした携帯通信端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では携帯通信端末を次のように構成した。
【0008】
(1)暗証番号入力を条件として各種機能が利用可能となる携帯通信端末において、特定発信者からの通信により暗証番号の初期化又は効力解除を行えるものとした。
【0009】
この構成によれば、遠隔地からの通信により暗証番号の初期化又は効力解除を行えるので、ユーザーは携帯通信端末を手元にとどめておくことができ、メーカーから戻ってくるのを待つ必要がない。ユーザーにとっては携帯通信端末が手元から離れないので安心である。またメーカーとの間で携帯通信端末が行き来する時間が節約され、早期の使用再開が可能となる。
【0010】
(2)上記のような携帯通信端末において、暗証番号の初期化又は効力解除を実行するにあたり、携帯通信端末のユーザーによる許可手続が必要であるものとした。
【0011】
この構成によれば、ユーザーが望みもしないのに暗証番号が勝手に改変されるという事態は発生しない。
【0012】
(3)上記のような携帯通信端末において、暗証番号の初期化又は効力解除の実行中及び/又は完了を報知する手段を備えているものとした。
【0013】
この構成によれば、ユーザーは暗証番号の初期化又は効力解除が実行に移されたことをその場で認識できる。また作業完了が報知された後は直ちに携帯通信端末の使用を再開できる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。図1は携帯通信端末の概略構成を示すブロック図、図2は暗証番号の初期化又は効力解除の手順を説明するフローチャートである。
【0015】
携帯通信端末1は制御部10を中心に、次のような構成要素で成り立っている。すなわち無線部11、記憶装置12、入力部13、表示部14、LED15、バイブレータ16、マイクロフォン17、及びスピーカー18である。
【0016】
無線部11はアンテナ19を通じ外部の基地局20と無線でデータのやりとりを行う。受信したデータは制御部10が加工処理する。送信にあたっては制御部10で加工処理されたデータが無線部11に送られる。
【0017】
入力部13は各種キーを有し、ここからキー入力を行う。表示部14は液晶パネルなどの平面表示手段を有し、入力された情報や動作状況などを視覚表示する。LED15は携帯通信端末1が動作中であることを発光により報知する。バイブレータ16は着信を振動で報知する。マイクロフォン17は音声情報を集音する。スピーカー18は着信音や通話相手の声など各種音声信号を音声化する。これらの要素はすべて制御部10に接続され、制御部10による制御のもと、各種動作を行ったり、制御部10に対し信号を伝えたりする。
【0018】
制御部10は記憶装置12に対しデータの書き込みを行い、また記憶装置12からデータを読み出す。記憶装置12には暗証番号の初期化又は効力解除を行う特定発信者、例えばメーカーの担当部署の電話番号、サブアドレス、IPアドレス、メールアドレス(以下「特定発信者識別番号」と称する)などを記憶させておく。
【0019】
上記構成の携帯通信端末1において、ユーザーが自分の設定した暗証番号を忘れてしまったときは、図2の手順に従って局面の打開を図る。なお暗証番号の初期化又は効力解除を行う特定発信者は携帯通信端末1のメーカーであるものとする。
【0020】
ユーザーはメーカーに、暗証番号を忘れてしまったこと、そこで暗証番号の初期化又は効力解除を行いたい旨を連絡する(ステップS101)。連絡は固定電話などにより行う。するとメーカーは、記憶装置12に記憶させてあるのと同じ特定発信者識別番号を使って携帯通信端末1に向け送信を行う(ステップS102)。
【0021】
無線部11は基地局20から無線で送信されたデータの着信検出を行う(ステップS103)。制御部3は、受信したデータのうち発信者識別番号に関するものを記憶装置12に記憶させた特定発信者識別番号と照合し、発信者が特定発信者であるかどうかの判定を行う(ステップS104)。
【0022】
発信者が特定発信者ではなく、第三者であると判定された場合は、ステップS109に進む。ステップS109では通常の着信動作やメール着信動作を行い、通常の通話や通信を開始する。ステップS110では第三者と通話、通信を行う。ステップS111で通話、通信が終了したらステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。
【0023】
ステップS104で発信者が特定発信者であると判定された場合はステップS105に進む。ステップS105はユーザーに対し暗証番号の初期化又は効力解除の実行の許可を求めるステップである。許可要求は表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより行われる。
【0024】
ステップ105で行われた許可要求に対し、ユーザーはステップS106で意思決定を行い、その決定内容を入力する。入力は入力部13でのキー入力、又はマイクロフォン17を通じての音声入力により行われる。入力内容は制御部10が判断する。
【0025】
このような「許可要求→意思決定」のステップを踏まない場合、ユーザーには自分の知らない間に暗証番号の初期化又は効力解除の処理がなされているのではないかという不安が残る。「許可要求→意思決定」のステップを置き、ユーザーに主体性を持たせることにより、このような不安は払拭される。
【0026】
ユーザーが暗証番号の初期化又は効力解除の実行許可を出さなかった場合、すなわちキャンセルの場合はステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。回線が切断されたことは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0027】
ユーザーが暗証番号の初期化又は効力解除の実行許可を出した場合はステップS107に進む。ステップS107では制御部10がユーザー設定の暗証番号の初期化又は効力解除を行う。作業実行中であることは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0028】
暗証番号の初期化又は効力解除の作業が終了したらステップS108に進み、無線部11は回線を切断する。暗証番号の初期化又は効力解除の作業が完了し、回線が切断されたことは表示部14におけるメッセージ表示、LED15の発光、バイブレータ16の振動、スピーカー18からの音声発生、又はこれらの組み合わせにより報知される。
【0029】
以上本発明の実施形態につき説明したが、これは一例であり、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。例えば、携帯通信端末が無線でなく有線で通信を行うものであってもよい。また制御部が暗証番号の初期化又は効力解除を行うためのプログラムは、記憶装置の中のROMに書き込んでおいてもよく、特定発信者がその都度送信するシステムでもよい。
【0030】
【発明の効果】
【0031】
本発明によれば、携帯通信端末に設定した暗証番号を初期化する、あるいはその効力を解除する必要が生じた場合、携帯通信端末をメーカーに持ち込まなくても、特定発信者からの通信によりその作業を行うことができる。従ってユーザーは携帯通信端末を手放す必要がなく、安心である。メーカーとの間で携帯通信端末が行き来する時間も節約でき、早期の使用再開が可能となる。また暗証番号の初期化又は効力解除を実行するにあたり、携帯通信端末のユーザーによる許可手続が必要であるから、ユーザーが望みもしないのに暗証番号が勝手に改変されるという事態は発生しない。さらに、暗証番号の初期化又は効力解除の実行中及び/又は完了を報知する手段が設けられているから、ユーザーは暗証番号の初期化又は効力解除が実行に移されたことをその場で認識でき、作業完了が報知された後は直ちに携帯通信端末の使用を再開できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯通信端末の概略構成を示すブロック図
【図2】暗証番号の初期化又は効力解除の手順を説明するフローチャート
【符号の説明】
1 携帯通信端末
10 制御部
11 無線部
12 記憶装置
13 入力部
14 表示部
15 LED
16 バイブレータ
17 マイクロフォン
18 スピーカー
19 アンテナ
20 基地局
Claims (3)
- 暗証番号入力を条件として各種機能が利用可能となる携帯通信端末において、
特定発信者からの通信により暗証番号の初期化又は効力解除を行えるようにしたことを特徴とする携帯通信端末。 - 暗証番号の初期化又は効力解除を実行するにあたり、携帯通信端末のユーザーによる許可手続が必要であることを特徴とする請求項1に記載の携帯通信端末。
- 暗証番号の初期化又は効力解除の実行中及び/又は完了を報知する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯通信端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002298607A JP2004135129A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 携帯通信端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002298607A JP2004135129A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 携帯通信端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004135129A true JP2004135129A (ja) | 2004-04-30 |
Family
ID=32287964
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002298607A Pending JP2004135129A (ja) | 2002-10-11 | 2002-10-11 | 携帯通信端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004135129A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5933778B1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-06-15 | ソフトバンク株式会社 | 認証システム、サーバ、携帯端末、サーバプログラム、携帯端末プログラム、サーバ認証方法、及び携帯端末認証方法 |
JP2018046370A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | ソフトバンク株式会社 | 認証サーバ、認証方法、制御プログラム、及び認証システム |
-
2002
- 2002-10-11 JP JP2002298607A patent/JP2004135129A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5933778B1 (ja) * | 2015-03-04 | 2016-06-15 | ソフトバンク株式会社 | 認証システム、サーバ、携帯端末、サーバプログラム、携帯端末プログラム、サーバ認証方法、及び携帯端末認証方法 |
JP2018046370A (ja) * | 2016-09-13 | 2018-03-22 | ソフトバンク株式会社 | 認証サーバ、認証方法、制御プログラム、及び認証システム |
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