JP2004134240A - 中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法 - Google Patents

中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法 Download PDF

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Katsuya Koyama
小山 勝也
Michihiko Kanashige
金重 道彦
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Abstract

【課題】接続用コネクタの端子配列が異なる複数種類の制御機器に柔軟に対応し、制御機器間の配線を少ない工数で間違いなく行うための中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法を提供する。
【解決手段】端子台42が実装されたベース基板と、ベース基板に立設された複数のコネクタ基板と、ベース基板及びコネクタ基板を収容するケース44,45とを備え、複数のコネクタ基板のそれぞれが一端側にワイヤーハーネス接続用の第1コネクタ41を有すると共に他端側にベース基板との接続用の第2コネクタを有する構造によりベース基板に着脱自在に構成され、少なくとも一部のコネクタ基板が第1コネクタ41と第2コネクタとの間の端子配列の対応関係及び信号レベル関係の少なくともいずれかを変換するための変換回路を有する。複数の制御機器に対応する複数のコネクタ基板を用意し、制御機器とコネクタ基板を1組として交換する。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の制御機器間の電気配線を中継する中継端子台装置に関する。詳しくは、コントロールユニットやドライブユニット等の制御機器間のワイヤーハーネスによる配線を容易にするための中継端子台装置とそれを用いた配線方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場の製造ライン等において使用される複数の制御機器は、ワイヤーハーネスで相互に接続されることが多い。例えば、図1に示すように、モータのドライブユニット1とコントロールユニット2がワイヤーハーネス3によって接続される。ワイヤーハーネス3は複数の電線を束ねたケーブルであり、インターフェイスケーブル又は単にケーブルということもある。ワイヤーハーネス3の両端にはコネクタ31,32が取り付けられている。コネクタ31,32は、各電線の両端に圧着等の手段で接続された電気接続用のコンタクトと、複数のコンタクトを所定の配置で収納するハウジングからなる。
【0003】
ドライブユニット1とコントロールユニット2には、ワイヤーハーネス3の両端のコネクタ31,32に嵌合するコネクタ11,21がそれぞれ設けられている。装置側のコネクタ11,21は、ケーブル側のコネクタ31,32のハウジングを受けるハウジングと、各コンタクトに接触して電気接続される複数のコンタクトピンからなる。コネクタ11,21の各コンタクトピンは、ドライブユニット1又はコントロールユニット2に内蔵されたプリント配線板(プリント基板ということもある)を介して電子回路に接続されている。
【0004】
上記のように、ワイヤーハーネス3によってドライブユニット1とコントロールユニット2とが電気的に接続され、複数の電源ラインや信号ラインが相互に接続される。
【0005】
例えば、ドライブユニット1のコネクタ11の端子配列とコントロールユニット2のコネクタ21の端子配列が同一である場合には、いわゆるフラットケーブルを用いてワイヤーハーネス3を作ることができる。ここで、「端子配列が同一」というのは、所定の電源ラインや信号ラインに接続される端子の配列(順番)が一致することを意味する。フラットケーブルを用いる場合は、ケーブル側のコネクタ31,32の複数のコンタクトとフラットケーブルの複数の電線との電気接続をまとめて1回の圧着で行うことができる。このため、ワイヤーハーネス3の製作工数が少なくなると共に安価に製作することができる。
【0006】
しかし、多くの場合はドライブユニット1のコネクタ11の端子配列とコントロールユニット2のコネクタ21の端子配列が異なるためにフラットケーブルを使用することができない。この場合は、複数の電線を束ねたケーブルを用いて、対応する端子間を個別の電線で接続する必要がある。つまり、ケーブル側のコネクタ31,32の複数のコンタクトと各電線との圧着等による接続を1つずつ行う必要があり、ワイヤーハーネス3の製作工数が多くなると共に製作コストが高くなる。
【0007】
また、例えばドライブユニット1を異なる製造者の製品に交換するような場合に、ドライブユニット1のコネクタ11の端子配列が変わるので、新たなワイヤーハーネス3を製作する必要がある。あるいは、ワイヤーハーネス3のコネクタ31,32のいずれかのコンタクトを差し替えてその配列を変更する必要がある。
【0008】
また、コントロールユニット2のコネクタ21に含まれる信号ラインの中に、ドライブユニット1以外の接続先(例えばセンサー又はリミットスイッチ)の信号が含まれている場合がある。
【0009】
上記のような場合は、ドライブユニット1とコントロールユニット2とをワイヤーハーネス3で直接接続するのではなく、図2に示すように中継端子台装置4を用いて間接的に接続することになる。図示の中継端子台装置4は、ワイヤーハーネス用のコネクタ41と複数の端子が並べられた端子台42とを備え、コネクタ41の各コンタクトピンと端子台42の各端子とが中継端子台装置4の内部で接続されている。
【0010】
この例では、コントロールユニット2と中継端子台装置4のコネクタ41とがワイヤーハーネス6で接続され、ドライブユニット1と中継端子台装置4の端子台42(各端子)とがワイヤーハーネス5で接続されている。ワイヤーハーネス6は両端にコネクタ61,62を有し、フラットケーブルを用いて作成することも可能である。ワイヤーハーネス5の一端側はドライブユニット1のコネクタ11に嵌合するコネクタ51に接続されているが、他端側は複数の電線に分けられ、各電線が端子台42の所定の端子に接続されている。また、2個のセンサー(リミットスイッチ)7が端子台42の所定の端子に接続されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような従来の中継端子台装置4を用いた制御機器間の配線は、機器のユーザ又は設置担当者に多大な負担を強いることになる。上記の例では、製造者等によって異なるドライブユニット1の端子配列を配線指図書やコネクタ端子配列表等に沿って確認しながら、間違えないようにワイヤーハーネス5の各電線を所定の端子に1本ずつ接続していく必要がある。もし接続を間違えれば、モータ等の機器が正常に動作しないだけでなく、機器に損傷を与えるおそれもある。ちなみに、サーボモータのドライブユニットの場合は、電源ライン及び信号ラインを含めて20本程度の端子がある。
【0012】
本発明は、上記のような従来の課題に鑑み、接続用コネクタの端子配列が異なる複数種類の制御機器に柔軟に対応し、制御機器間の配線を少ない工数で間違いなく行うための中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法を提供することを目的とする。また、接続用コネクタの端子配列の違いだけでなく、オープンコレクタと差動ラインドライバのような入出力形式の違いやH/Lレベルの電圧の違いにも柔軟に対応できるようにすることも本発明の目的である。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明による中継端子台装置は、複数の制御機器間の電気配線を中継する中継端子台装置であって、端子台が実装されたベース基板と、前記ベース基板に立設された複数のコネクタ基板と、前記ベース基板及びコネクタ基板を収容するケースとを備え、前記複数のコネクタ基板のそれぞれが一端側にワイヤーハーネス接続用の第1コネクタを有すると共に他端側に前記ベース基板との接続用の第2コネクタを有する構造により前記ベース基板に着脱自在に構成され、前記複数のコネクタ基板のうちの少なくとも一部のコネクタ基板が前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の端子配列の対応関係及び信号レベル関係の少なくともいずれかを変換するための変換回路を有することを特徴とする。
【0014】
また、上記のような中継端子台装置を用いた本発明による制御機器間の配線方法は、複数種類の制御機器に対応する複数種類のコネクタ基板をあらかじめ用意しておき、制御機器とそれに対応するコネクタ基板とを1組として交換することにより、複数種類の制御機器に対応し、かつ、共通のワイヤーハーネスで前記制御機器と前記中継端子台装置とを接続することを特徴とする。
【0015】
上記のような中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法によれば、ベース基板に対して着脱自在のコネクタ基板を交換することにより、接続用コネクタの端子配列が異なる複数種類の制御機器に柔軟に対応しながら、制御機器間の配線を少ない工数で間違いなく行うことができる。例えば、制御機器間でコネクタの端子配列が異なる場合に、中継端子台装置のコネクタ基板が端子配列の変換を行うので、端子数が同じであれば共通のワイヤーハーネスを用いて配線することができ、フラットケーブルで作製した安価なワイヤーハーネスを用いることができる。コネクタの端子配列だけでなく端子数も異なる場合は、別途ワイヤーハーネスが必要になるが、その場合もフラットケーブルで作製した安価なワイヤーハーネスを用いることができる。
【0016】
好ましい実施形態において、コネクタ基板が有する変換回路は、第1コネクタと第2コネクタとの間の端子配列の対応関係を入れ替えるための導電パターンを含む。これにより、上述のように、端子配列が異なる複数種類の制御機器に柔軟に対応することができる。なお、同じ導電パターンのプリント配線板とジャンパー線を用いて2種類以上の異なる導電パターンのコネクタ基板を用意することも可能である。つまり、所定の導電パターン間に1又は複数のジャンパー線を実装するか否かによって異なる端子配列変換を実現することが可能である。
【0017】
別の好ましい実施形態において、コネクタ基板が有する変換回路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の端子配列の対応関係を切り替えるスイッチを含んでいる。上記のジャンパー線に代えてディップスイッチ等のスイッチを用いることにより、端子配列変換(端子配列の対応関係)を簡単に変更し、1つのコネクタ基板を複数種類のコネクタ基板として使用することが可能となる。
【0018】
更に別の好ましい実施形態において、コネクタ基板が有する変換回路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の信号レベル変換用回路素子を含んでいる。信号レベル変換用回路素子として、オープンコレクタ出力用のプルアップ抵抗やレベル変換(又は論理変換)用のトランジスタ等がある。このような構成により、各種制御機器の接続用コネクタの端子配列の違いだけでなく、オープンコレクタのような入出力形式の違いやH/Lレベルの電圧の違いにも柔軟に対応しながら、制御機器間の配線を容易に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図3は、本発明の実施形態に係る中継端子台装置の外観を示し、(a)は上面図、(b)は正面図、(c)は側面図である。また、図4は、中継端子台装置に内蔵されたベース基板の上面図及び側面図であり、図5はベース基板に立設されるコネクタ基板の上面図及び側面図である。本実施形態の中継端子台装置4は、上ケース部材44と下ケース部材45からなるケースに、端子台42が実装されたベース基板46と、ベース基板46に立設された複数のコネクタ基板47が収容されたものである。ベース基板46及びコネクタ基板47は、所定の配線パターンがそれぞれ形成されたプリント配線板である。
【0021】
図4に示すように、ベース基板46には端子台42の他にコネクタ基板47を垂直に保持するための樹脂製の支持部材48と基板間コネクタ49が実装されている。図示の例では、4枚のコネクタ基板47をベース基板46に立設できるように4個の基板間コネクタ49が実装されている。また、支持部材48には、コネクタ基板47の両側下部47a(図5参照)を保持する溝部48aが形成されている。1つの支持部材48に2つの溝部48aが形成され、4つの支持部材48で計8個の溝部48aが設けられている。各支持部材48は、ベース基板46の裏側から小ねじ49を用いて固定されている。
【0022】
ベース基板46に実装された4個の基板間コネクタ49の各端子は、同じ番号(配置)の端子同士がプリント配線(導電パターン)によって互いに接続されている。各接続ライン(導電パターン)は端子台42の各端子にも接続されている。ベース基板46は、下ケース部材45の底面に沿って略平行に配置され、下ケース部材45の内面に設けられた爪によって固定される。また、ベース基板46の両側部に小ねじが挿通される一対の切欠き46aが形成され、ベース基板46は一対の小ねじによって下ケース部材45に確実に固定される。
【0023】
コネクタ基板47は、固定金具51が取り付けられたものと取り付けられていないものとがある。図5(a)及び(b)は固定金具51が取り付けられていないコネクタ基板47の上面図及び側面図である。このコネクタ基板47では、ベース基板46に立設された状態の上辺にワイヤーハーネス接続用の第1コネクタ(以下、ケーブル受コネクタという)41が実装され、下辺にはベース基板46の基板間コネクタ49と嵌合する第2コネクタ(以下、基板間コネクタという)52が実装されている。基板間コネクタ52の両側には、上記の支持部材48の溝部48aに係合する両側下部47aが位置する。
【0024】
図5(c)及び(d)は、固定金具51が取り付けられたコネクタ基板47の上面図及び側面図である。このコネクタ基板47では、上記の構造に加えて、両側に一対の固定金具51が取り付けられている。固定金具51は内側の爪部(折曲部)51aと外側に近いねじ孔51bとを有する。爪部51aがコネクタ基板47の角孔47bに係合した状態で、コネクタ基板47の小孔47cに挿通された小ねじがねじ孔51bにねじ込まれることによってよって固定金具51がコネクタ基板47に固定される。
【0025】
固定金具51の外側側面には、上ケース部材44との固定用のねじ孔51cが形成されている。図3(c)から分かるように、固定金具51が取り付けられた2枚のコネクタ基板47と固定金具51が取り付けられていない2枚のコネクタ基板47とが交互に配置されている。上ケース部材44の側面から挿通された小ねじ53が固定金具51のねじ孔51cにねじ込まれることにより、上ケース部材44が2枚のコネクタ基板47にしっかり固定される。
【0026】
上ケース部材44と下ケース部材45との結合に関していえば、下ケース部材45の両側面に形成された二対の角孔45aに上ケース部材44の両側面に形成された二対の爪部44aが嵌合することによって両者がしっかり結合される。また、図3(a)に示すように、上ケース部材44の上面には、4枚のコネクタ基板47の上辺にそれぞれ実装されたケーブル受コネクタ41の上部を露出させる4個の角孔(開口)44bが形成されている。
【0027】
端子台42の上方において、破線で描かれたカバー部材54が上ケース部材44に取り付けられている。カバー部材54は、上ケース部材44に対して開閉できるように、軸55で軸支されている。また、下ケース部材45の下面には、DINレールに中継端子台装置4を固定するための凹部56が形成されている。
【0028】
図5に示したコネクタ基板47は、ケーブル受コネクタ41とワイヤーハーネスを介して接続される制御機器(コントロールユニット、ドライブユニット等)に応じて、複数の種類が用意される。
【0029】
第1のコネクタ基板47として、ケーブル受コネクタ41の各端子と基板間コネクタ52の各端子がプリント配線(導電パターン)によってストレート接続されたものがある。すなわち、ケーブル受コネクタ41と基板間コネクタ52の対応する端子同士が平行パターンによって互いに接続されており、端子配列の入れ替え(変換)が無いコネクタ基板47である。
【0030】
第2のコネクタ基板47として、ケーブル受コネクタ41と基板間コネクタ52との間の端子配列の対応関係が平行ではなく、所定の対応関係にしたがって接続パターンが交差する(端子配列が入れ替わる)ようにプリント配線(導電パターン)が形成された変換回路を備えたものがある。つまり、ケーブル受コネクタ41とワイヤーハーネスを介して接続される制御機器のコネクタ端子配列に応じて決まる対応関係にしたがって、ケーブル受コネクタ41と基板間コネクタ52との間で異なる配置の端子同士が接続されている。すべての端子ではなく一部の端子のみの配列が入れ替わり、他の端子については平行パターンでストレート接続される場合もある。
【0031】
例えば、ドライブユニットの製造者が異なればコネクタの端子配列が異なる場合が多い。そのような場合に、この第2のコネクタ基板47を用いることにより端子配列を変換し、ベース基板46に接続される基板間コネクタ52(及びベース基板46の基板間コネクタ49)では共通の端子配列になるようにすることができる。
【0032】
第3のコネクタ基板47として、ケーブル受コネクタ41と基板間コネクタ52との間の端子配列の対応関係を切り替えるディップスイッチを含む変換回路を備えたものがある。図6に第3のコネクタ基板47の回路例(一部)を示す。この例では、第1のディップスイッチSW1によって基板間コネクタ52の4番端子の接続先がケーブル受コネクタ41の2番端子又は7番端子に切り替えられる。同様に、第2のディップスイッチSW2によって基板間コネクタ52の7番端子の接続先がケーブル受コネクタ41の6番端子又は10番端子に切り替えられる。
【0033】
上記のディップスイッチSW1,SW2の代わりにジャンパー線を用いて、ジャンパー線を実装するか否かによって接続先を切り替えることも可能である。このようなスイッチ(又はジャンパー線)を用いることにより、1種類の導電パターン(プリント配線)のコネクタ基板47を複数種類のコネクタ基板47として使用することが可能になる。
【0034】
第4のコネクタ基板47として、ケーブル受コネクタ41と基板間コネクタ52との間の信号レベル変換用回路素子を含む変換回路を備えたものがある。図7に第4のコネクタ基板47の回路例(一部)を示す。図7(a)の例では、ドライブユニット1側のオープンコレクタ出力とコントロールユニット2側の差動ドライバ入力との間のレベル変換を行うための導電パターン及び回路素子がドライブユニット1側のコネクタ基板47に設けられている。
【0035】
すなわち、ドライブユニット1に接続されるコネクタ基板47にはプルアップ用抵抗R1が電源ラインと所定の端子との間に接続されている。コントロールユニット2に接続されるコネクタ基板47は、この例ではストレート接続(平行パターン)のものである。なお、図7(a)ではドライブユニット1側のコネクタ基板47の基板間コネクタ52とコントロールユニット2側のコネクタ基板47の基板間コネクタ52とが直接接続されているが、実際には前述のようにベース基板46(2つの基板間コネクタ49とその間の導電パターン)を介して接続されている。
【0036】
図7(b)の例では、コントロールユニット2側のNPNトランジスタオープンコレクタ出力とドライブユニット1側のフォトカップラ入力とのレベル変換を行うためのPNPトランジスタ回路がコネクタ基板47に設けられている。すなわち、ドライブユニット1に接続されるコネクタ基板47にはPNPトランジスタQ1とそのベースエミッタ間抵抗R2が設けられている。PNPトランジスタQ1のベースがコントロールユニット2側のオープンコレクタ出力に接続されると共にコレクタがドライブユニット1側のフォトカップラ入力に接続されている。
【0037】
なお、図7(b)の例でも、コントロールユニット2に接続されるコネクタ基板47は、ストレート接続(平行パターン)のものであり、図示を省略しているベース基板46の複数の基板間コネクタ49も平行パターンによってストレート接続されている。また、ドライブユニット1と中継端子台装置4とを接続するワイヤーハーネス及びコントロールユニット2と中継端子台装置4とを接続するワイヤーハーネスは、いずれもフラットケーブルを用いて作製することができる。
【0038】
上記の例では、ドライブユニット1側のコネクタ基板47に変換回路を設け、コントロールユニット2側のコネクタ基板47はストレート接続としているが、これは、共通のコントロールユニット2に対して複数種類のドライブユニット1が交換接続される場合である。逆に、共通のドライブユニット1に対して複数種類のコントロールユニット2が交換接続されるような用途で中継端子台装置4を使用する場合は、コントロールユニット2のコネクタ端子配列や入出力仕様に応じてコントロールユニット2側のコネクタ基板47に変換回路を設ければよい。
【0039】
ドライブユニット1やコントロールユニット2等の複数の制御機器に対応する複数種類のコネクタ基板47をあらかじめ用意しておき、制御機器1,2とそれに対応するコネクタ基板47とを1組として交換するようにすれば、1つの中継端子台装置4を用いて複数種類の制御機器間のワイヤーハーネスによる接続を間違い無く容易に行うことができる。この場合のワイヤーハーネスはフラットケーブルを用いて作製することができる。
【0040】
また、リミットスイッチやセンサーのように、個別に追加される機器については、中継端子台装置4の端子台42に含まれる所定の端子に接続することにより、コントロールユニット2等の制御機器に接続することができる。端子台42に含まれる複数の端子の配列は、ストレート接続されたコネクタ基板47のケーブル受コネクタ41の各端子と対応するように定められている。
【0041】
図8は、中継端子台装置4を用いた制御機器間の接続の具体例を示す図である。中継端子台装置4の4枚のコネクタ基板47にそれぞれ実装されたケーブル受コネクタ41にCN1からCN4の番号を付している。図8(a)の例では、CN1に(位置決め)コントロールユニット、CN2にX軸モータ用ドライブユニット、CN4にY軸モータ用ドライブユニットがそれぞれ接続されている。CN3は、エンコーダ信号出力コネクタが接続される。
【0042】
この例では、モータ用ドライブユニットについてはX軸用とY軸用が個別のコネクタで接続されるが、コントロールユニットからのコネクタにはX軸制御用とY軸制御用の両方の端子群が含まれている。また、エンコーダ信号出力コネクタは、高速カウンタユニットに接続するためのものである。コントロールユニットがカウンタ機能を内蔵している場合もあるが、その場合もエンコーダ信号出力コネクタは別途設けられ、別のワイヤーハーネスで中継端子台装置4のCN3に接続される。
【0043】
図8(b)の例では、中継端子台装置4が高速カウンタユニットとX軸エンコーダ及びY軸エンコーダとの接続の中継として使用されている。この場合、コネクタ基板47は3枚で足りる。図示の例では、CN1が高速カウンタユニットに、CN2がX軸エンコーダに、CN4がY軸エンコーダにそれぞれ接続され、CN3(のコネクタ基板47)は実装されていない。
【0044】
例えば、あるポイントでセンサーの信号が反転し、その時点のエンコーダの値をラッチする場合や、エンコーダの値があらかじめ定めた値に等しくなったときに制御信号を出力する場合等に、中継端子台装置4を用いた接続が役立つ。特に、アブソリュートタイプのエンコーダはコネクタを用いて制御機器と接続するものが多く、ビット数に応じてコネクタの端子数が増加する。また、ドライブユニットと同様に、製造者によってコネクタの端子配列が異なる場合がある。したがって、複数種類のエンコーダのコネクタの端子配列に対応する複数種類のコネクタ基板をあらかじめ用意しておき、エンコーダとコネクタ基板を一組で交換するようにすればよい。これによってコネクタの端子配列の違いをコネクタ基板の変換回路で吸収することができる。
【0045】
なお、図示した中継端子台装置の形状や構造は一例に過ぎず、本発明は種々の形態で実施することができる。例えば、上記の実施形態では1つのコネクタ基板47にケーブル受コネクタ41が1つだけ実装されているが、2つ以上のケーブル受コネクタ41を実装してもよい。また、ケーブル受コネクタ41の端子数(大きさ)は、接続される制御機器のコネクタに応じて変更可能である。また、コネクタ基板47が備える変換回路は、上記の実施形態で説明したものに限らず種々の回路が考えられる。例えば論理変換(HレベルとLレベルとの関係を入れ替える)回路や、TTLレベルとC−MOSレベルとの変換回路等を含めることができる。
【0046】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明の中継端子台装置とそれを用いた制御機器間の配線方法によれば、ベース基板に対して着脱自在のコネクタ基板を交換することにより、接続用コネクタの端子配列が異なる複数種類の制御機器に柔軟に対応しながら、制御機器間の配線を少ない工数で間違いなく行うことができる。また、各制御機器と中継端子台装置との接続に用いるワイヤーハーネスは、フラットケーブルを用いて少ない工数で安価に作製することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中継端子台装置を用いない従来の制御機器間の配線方法を示す図である。
【図2】従来の中継端子台装置を用いた制御機器間の配線方法を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る中継端子台装置の外観を示す図である。
【図4】中継端子台装置に内蔵されたベース基板の上面図及び側面図である。
【図5】ベース基板に立設されるコネクタ基板の上面図及び側面図である。
【図6】第3のコネクタ基板の回路例(一部)を示す図である。
【図7】第4のコネクタ基板の回路例(一部)を示す図である。
【図8】中継端子台装置を用いた制御機器間の接続の具体例を示す図である。
【符号の説明】
1 ドライブユニット(制御機器)
2 コントロールユニット(制御機器)
3,5,6 ワイヤーハーネス
4 中継端子台装置
44 上ケース部材(ケース)
45 下ケース部材(ケース)
41 ケーブル受コネクタ(第1コネクタ)
42 端子台
46 ベース基板
47 コネクタ基板
52 基板間コネクタ(第2コネクタ)
SW1,SW2 ディップスイッチ(変換回路の要素)
R1,R2 抵抗(変換回路の要素)
Q1 トランジスタ(変換回路の要素)

Claims (5)

  1. 複数の制御機器間の電気配線を中継する中継端子台装置であって、端子台が実装されたベース基板と、前記ベース基板に立設された複数のコネクタ基板と、前記ベース基板及びコネクタ基板を収容するケースとを備え、前記複数のコネクタ基板のそれぞれが一端側にワイヤーハーネス接続用の第1コネクタを有すると共に他端側に前記ベース基板との接続用の第2コネクタを有する構造により前記ベース基板に着脱自在に構成され、前記複数のコネクタ基板のうちの少なくとも一部のコネクタ基板が前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の端子配列の対応関係及び信号レベル関係の少なくともいずれかを変換するための変換回路を有することを特徴とする中継端子台装置。
  2. 前記コネクタ基板が有する変換回路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の端子配列の対応関係を入れ替えるための導電パターンを含むことを特徴とする
    請求項1記載の中継端子台装置。
  3. 前記コネクタ基板が有する変換回路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の端子配列の対応関係を切り替えるスイッチを含むことを特徴とする
    請求項1又は2記載の中継端子台装置。
  4. 前記コネクタ基板が有する変換回路は、前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間の信号レベル変換用回路素子を含むことを特徴とする
    請求項1、2又は3記載の中継端子台装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項記載の中継端子台装置を用いた制御機器間の配線方法であって、複数種類の制御機器に対応する複数種類の前記コネクタ基板をあらかじめ用意しておき、制御機器とそれに対応する前記コネクタ基板とを1組として交換することにより、複数種類の制御機器に対応し、かつ、共通のワイヤーハーネスで前記制御機器と前記中継端子台装置とを接続することを特徴とする制御機器間の配線方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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