JP2004131772A - 冷却機への焼結鉱供給方法及び装置 - Google Patents

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Nobuyuki Oyama
大山 伸幸
Koichi Nushishiro
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Abstract

【課題】焼結鉱の高温による劣化、損傷を防止しつつ、冷却機に安定して焼結鉱を供給でき、冷却機を長時間安定して効率的に行うことができる冷却機への焼結鉱供給方法及び装置を提供すること。
【解決手段】冷却機40内でトラフ42の上方から下方へ冷却用空気が流れており、焼結鉱をこの冷却機40のトラフ42上に供給するシュート30において、案内面34へ焼結鉱を直接落下させ、案内面30はトラフ42の進行方向上流側から下流側へ斜め下方に傾斜させ、この案内面30の傾斜角度を焼結鉱の安息角よりも大きくし、トラフ42上に供給された焼結鉱の粒度を偏析させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、破砕機で焼結ケーキを破砕して得られる焼結鉱を、冷却機へ供給する方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高炉へ供給される原料の1つである焼結鉱は、一般的に下方吸引式のドワイトロイド式焼結機を用いて工業的規模で製造されている(例えば、特許文献1を参照)。図4に示すように、ドワイトロイド式焼結機12は、循環連鎖状に連結されて循環移動するパレット14、ドラムミキサー10において焼結原料から造粒された擬似粒子をパレット14に供給する原料供給装置16、パレット14上の擬似粒子に着火する点火炉18、パレット14に被さって形成された焼結機20、焼結機20内で下方に空気を吸引する排風機22を備える。
【0003】
焼結原料は、10mm程度以下の粒径とした鉄鉱石と、珪石、蛇紋岩、ニッケルスラグ等のSiOを含有する第1の副原料、石灰石等のCaOを含有する第2の副原料、粉コークス等の固体燃料とからなる。ドラムミキサー10において、これらの焼結原料に適当な水分を添加して、擬似粒子と呼ばれる造粒物を造粒する。
【0004】
この擬似粒子を原料供給装置16によってドワイトロイド式焼結機12のパレット14上へ適切な厚さとなるように供給する。そして、点火炉18においてパレット14上の擬似粒子の表層部に存在する固体燃料に着火する。着火した擬似粒子は焼結機20内に維持されており、焼結機20内の空気が排風機22により下方に吸引され、焼結機20内で擬似粒子中の固体燃料が燃焼する。この固体燃料の燃焼熱によって、擬似粒子内の鉄鉱石、第1の副原料及び第2の副原料は焼結し焼結ケーキとなる。
【0005】
焼結ケーキはパレット14から取り出され、破砕機24に送られ破砕されて焼結鉱となる。この焼結鉱は約600℃と熱いので、冷却機40によって約200℃に冷却される。冷却機40は内部にトラフ42を有し、破砕機24によって破砕された焼結鉱が焼結鉱供給口44からトラフ42の上に供給される。そして、トラフ42はその上に焼結鉱をのせたまま冷却機40内を移動する。冷却機40内には冷却用空気が流されており、トラフ42上の焼結鉱はこの冷却用空気と接触して冷却される。
【0006】
冷却された焼結鉱は焼結鉱出口46から冷却機40の外へ取り出され、図示しないパンフィーダーによってベルトコンベヤ60に移される。そして、ベルトコンベヤ60で運ばれた焼結鉱を製粒し、一定の粒径以上の大きさを有する焼結鉱を得る。なお、一定の粒径よりも小さな焼結鉱は返鉱として焼結原料に戻される。以下、これまで説明した焼結鉱の製造方法を「第1の先行技術」という。
【0007】
第1の先行技術によって製造される焼結鉱の生産性は、主に擬似粒子中の固体燃料の燃焼速度に依存し、この燃焼速度はドワイトロイド式焼結機12の焼結機20内の空気の通過風量によって決定される。これまで、ドラムミキサー10による擬似粒子の造粒方法やドワイトロイド式焼結機12への擬似粒子の供給方法に対して様々な改善が施され、ドワイトロイド式焼結機12の焼結ケーキの生産能力は大きく向上している。
【0008】
しかしながら、冷却機40の冷却処理能力は改善されておらず、ドワイトロイド式焼結機12の生産能力に追いついていない。したがって、ドワイトロイド式焼結機12の生産能力を最大限に発揮させることが困難であるという問題があった。冷却機40の冷却処理能力が不足したままで、ドワイトロイド式焼結機12をフル稼働させると、冷却機40を出た焼結鉱が充分に冷却されず、冷却機40から出た焼結鉱を搬送するベルトコンベヤ60に熱による損傷を与えることとなり適切ではない。
【0009】
参考のために、冷却機から排出される冷却用空気の温度と、冷却機により冷却処理される焼結鉱の冷却処理率との関係の一例を図5に示す。図5の縦軸には焼結鉱の冷却を終えて冷却機から排出される冷却用空気の温度をとり、横軸には焼結鉱の冷却処理率をとった。図5より、冷却用空気の出口側温度は焼結鉱の冷却処理率に比例して上昇しており、冷却処理能力を超えた冷却機の稼動が適切ではないことがわかる。
【0010】
この第1の先行技術が有する問題を解決するために、図6に示すように、冷却機40の内部を排熱回収ゾーン48と冷却ゾーン50とに分け、排熱回収ゾーン48で焼結鉱の熱を回収した後、冷却ゾーン50の入口において散水装置62aから焼結鉱に散水して強制冷却し、さらに、冷却ゾーン50内で冷却用空気により焼結鉱を冷却することが可能である。また、冷却機40を出た焼結鉱を搬送するベルトコンベヤ60上で散水装置62bにより焼結鉱に散水し強制冷却することも可能である。なお、以下、この散水により焼結鉱を強制冷却する方法を「第2の先行技術」という。
【0011】
しかし、第2の先行技術を用いて高温の焼結鉱に散水し強制冷却すると、焼結鉱に亀裂が生じ、焼結鉱の還元粉化性指数(RDI)や冷間強度の劣化が著しく、次工程である高炉操業に多大な悪影響を及ぼすこととなる。参考のために、図7に焼結鉱を約30℃の水中で冷却したときの、冷却前の焼結鉱の温度と還元粉化性指数の関係を示す。図7の縦軸には還元粉化性指数をとり、横軸には冷却前の焼結鉱の温度をとった。図7より、冷却前の焼結鉱の温度が200℃の場合、水中冷却により還元粉化性指数が44%から30%まで大きく劣化していることがわかる。
【0012】
そこで、この第2の先行技術が有する問題を解決するために、以下に説明する冷却機への焼結鉱供給装置としてのシュートがある(例えば、非特許文献1を参照)。なお、以下、このシュートを「第3の先行技術」という。図8に示すように、破砕機により破砕された焼結鉱を冷却機40のトラフ42上へ供給するシュート30がある。シュート30はその上部に横断面が四角形の筒部32を有し、筒部32の上側には図示しない破砕機から落下してくる焼結鉱を受け入れ可能に開口している。また、シュート30の下部には案内面34が形成されている。この案内面34はトラフ42の進行方向の上流側から下流側に向かって下方に傾斜しており、案内面34の下端がシュートの出口36をなしてトラフ42の上方で開口している。さらに、筒部32内には傾斜した邪魔板38が形成してあり、前記破砕機から邪魔板38上へ落下した焼結鉱は邪魔板38を滑落し、邪魔板38の下端から案内面34の上端に落下し、さらに、案内面34に沿って滑落し、シュート出口36を出た焼結鉱はトラフ42上に堆積する。
【0013】
焼結鉱が邪魔板38を滑落する際、パーコレーション現象によって、焼結鉱の流れの中で粗粒が上側に移動し、細粒が下側に移動して、焼結鉱の粒度が偏析した状態になる。さらに、邪魔板38から案内面34に落下した焼結鉱は、上側に細粒が存在し下側に粗粒が存在する状態となって、案内面34上を滑落する。そして、焼結鉱の粗粒がトラフ42の進行方向の上流側でトラフ42上に先にシュート出口36から落下して堆積する。さらに、この先に堆積した焼結鉱の粗粒の上に、焼結鉱の細粒がトラフ42の進行方向の下流側でシュート出口36から落下して堆積する。トラフ42上に堆積する焼結鉱は、その上層に焼結鉱の細粒が存在し、下層に焼結鉱の粗粒が存在し、粒度が偏析した状態になっている。
【0014】
そして、トラフ42上に堆積した焼結鉱はトラフ42とともに冷却機40内を移動し、冷却機40内でトラフ42の下方から上方へ流れる冷却用空気によって、トラフ42上の焼結鉱は冷却される。このとき、焼結鉱の内部の伝熱抵抗のために、粗粒の焼結鉱は冷却されにくく、細粒の焼結鉱は冷却されやすい。したがって、冷却されにくい焼結鉱の粗粒が、焼結鉱の細粒よりも先に冷却用空気と接触して冷却され、冷却機40内で焼結鉱は効率的に冷却される。
【0015】
また、図9に示すように、図示しない破砕機と冷却機40の間に、焼結鉱供給装置としてのホッパ64を設け、冷却機40で焼結鉱を冷却する方法もある(例えば、特許文献2を参照)。なお、以下、このホッパを焼結鉱供給装置として用いる方法を「第4の先行技術」という。この方法においては、ホッパ64の出口側に分割ゲート66を設け、冷却機40への焼結鉱の供給量をトラフ42の幅方向で変化させ、トラフ42上で焼結鉱の粒度を偏析させた状態とし、冷却機40で焼結鉱を冷却する効率を高めている。
【0016】
【特許文献1】
特開2002―121621号公報(第2〜3頁、第2図)
【特許文献2】
特開平6―228665号公報(第2〜4頁、第1図)
【非特許文献1】
「1999 Ironmaking Conference Proceedings」、Iron & Steel Society(アメリカ)発行、1999年、第533頁
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図8に示す第3の先行技術に係るシュート30においては、約600℃の高温となっている焼結鉱が邪魔板38及び案内面34と衝突する。このため、焼結鉱供給装置としてのシュート30が焼結鉱の高温のために劣化したり損傷したりしやすくなり、シュート30を安定して稼動させることが困難となる問題がある。
【0018】
また、邪魔板38上で粒度を偏析させた焼結鉱を案内面34に落とし、案内面34上で焼結鉱の細粒を上層側に存在させ、粗粒を下層側に存在させて、細粒と粗粒の位置関係の上下を邪魔板38上と案内面34上との間で反転させている。しかし、案内面34上をこの反転した状態の焼結鉱が滑落する途中で、焼結鉱の細粒が上側から下側の粗粒の間に流れ込み、案内面34上における焼結鉱の粒度が偏析した状態が乱れ、トラフ42上における焼結鉱の粒度が偏析した状態も乱れやすくなっている。このため、冷却機40において効率的で安定した冷却効率を得ることができないという問題もある。
【0019】
さらに、図9に示す第4の先行技術に係る方法においては、焼結鉱供給装置としてのホッパ64が約600℃の高温となっている焼結鉱と接触することとなり、ホッパ64が焼結鉱の高温のために劣化したり損傷したりしやすくなり、ホッパ64を安定して稼動させることが困難となる問題がある。
また、トラフ42上での焼結鉱の粒度の偏析はトラフ42の幅方向に生じるため、焼結鉱を均一に冷却することが困難となる。したがって、冷却機40において効率的で安定した冷却効率を得ることができないという問題もある。
【0020】
本発明は、上記した従来の技術の問題点を除くためになされたものであり、その目的とするところは、焼結鉱供給装置が焼結鉱の高温により劣化、損傷することを少なくすることができ、冷却機に安定して高温の焼結鉱を供給することができ、冷却機による焼結鉱の冷却を長時間安定して効率的に行うことができる冷却機への焼結鉱供給方法及び装置を提供することである。
【0021】
【課題を解決するための手段】
本発明は、その課題を解決するために以下のような構成をとる。請求項1の発明は、焼結ケーキを破砕機で破砕して焼結鉱とし、この焼結鉱を冷却機のトラフ上へシュートを介して供給し、前記トラフ上の供給された焼結鉱を、前記トラフの上方から下方へ流れる冷却用空気によって冷却するに際して、前記シュートは前記トラフの進行方向の上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有しており、焼結鉱を前記トラフの進行方向上流側にある当該案内面上の上端に前記破砕機から落下させ、この落下した焼結鉱を前記案内面沿いに滑落させ、この滑落した焼結鉱を前記トラフの進行方向下流側にある前記案内面の下端より前記トラフ上に供給するとともに、前記案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とし、前記トラフ上の供給された焼結鉱の粒度を偏析させる冷却機への焼結鉱供給方法である。
【0022】
請求項1の発明によると、破砕機で焼結ケーキを破砕して得られた焼結鉱は、シュートへ供給されては案内面の上端に落下し、案内面上を滑落して、トラフ上に供給されるだけなので、シュートは高温の焼結鉱と案内面において1回衝突するだけであり、シュートが高温の焼結鉱と繰り返し衝突して劣化したり損傷したりすることが防止される。
【0023】
また、パーコレーション現象によって、シュートの案内面上で焼結鉱は粗粒が上側に移動し、細粒が下側に移動して粒度が偏析した状態のまま、トラフ上に焼結鉱は供給される。したがって、トラフ上においてトラフの進行方向の上流側で先に焼結鉱の細粒が堆積し、トラフの進行方向の下流側で焼結鉱の細粒の上に後から焼結鉱の粗粒が堆積する。また、シュート内で焼結鉱の細粒と粗粒の位置関係の上下を反転させてはおらず、粒度が偏析した状態が乱されることもない。
【0024】
そして、トラフの上方から下方へ流れる冷却用空気によって焼結鉱の粗粒が、焼結鉱の細粒よりも先に冷却用空気と接触して冷却され、冷却機内で焼結鉱は効率的に冷却される。
請求項2の発明は、焼結ケーキを破砕機で破砕して得られる焼結鉱を、冷却機のトラフ上に供給するシュートからなる供給装置であって、前記冷却機は上方から下方へ流れる冷却用空気によって前記トラフ上の焼結鉱を冷却する構成を備えており、前記シュートは前記トラフの進行方向上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有し、当該案内面の傾斜角度は焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度に形成されており、焼結鉱が、前記破砕機から前記トラフの進行方向上流側にある前記案内面上の上端へ落下する構成を備える冷却機への焼結鉱供給装置である。
【0025】
請求項2の発明により、請求項1に記載の発明が実施される。また、案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とすることで、焼結鉱は案内面上を円滑に滑落する。
なお、焼結鉱の安息角の大きさは25°である。
請求項3の発明は、焼結ケーキを破砕機で破砕して焼結鉱とし、この焼結鉱を冷却機のトラフ上へシュートを介して供給し、前記トラフ上の供給された焼結鉱を、前記トラフの下方から上方へ流れる冷却用空気によって冷却するに際して、前記シュートは前記トラフの進行方向の下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有しており、焼結鉱を前記トラフの進行方向下流側にある当該案内面上の上端に前記破砕機から落下させ、この落下した焼結鉱を前記案内面沿いに滑落させ、この滑落した焼結鉱を前記トラフの進行方向上流側にある前記案内面の下端より前記トラフ上に供給するとともに、前記案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とし、前記トラフ上の供給された焼結鉱の粒度を偏析させる冷却機への焼結鉱供給方法である。
【0026】
請求項3の発明によると、破砕機で焼結ケーキを破砕して得られた焼結鉱は、シュートへ供給されて案内面の上端に落下し、案内面上を滑落して、トラフ上に供給されるだけなので、シュートは高温の焼結鉱と案内面において1回衝突するだけであり、シュートが高温の焼結鉱と繰り返し衝突して劣化したり損傷したりすることが防止される。
【0027】
また、パーコレーション現象によって、シュートの案内面上で焼結鉱は粗粒が上側に移動し、細粒が下側に移動して粒度が偏析した状態のまま、トラフ上に焼結鉱は供給される。したがって、トラフ上においてトラフの進行方向の上流側で先に焼結鉱の粗粒が堆積し、トラフの進行方向の下流側で焼結鉱の粗粒の上に後から焼結鉱の細粒が堆積する。また、シュート内で焼結鉱の細粒と粗粒の位置関係の上下を反転させてはおらず、粒度が偏析した状態が乱されることもない。
【0028】
そして、トラフの下方から上方へ流れる冷却用空気によって焼結鉱の粗粒が、焼結鉱の細粒よりも先に冷却用空気と接触して冷却され、冷却機内で焼結鉱は効率的に冷却される。
請求項4の発明は、焼結ケーキを破砕機で破砕して得られる焼結鉱を、冷却機のトラフ上に供給するシュートからなる供給装置であって、前記冷却機は下方から上方へ流れる冷却用空気によって前記トラフ上の焼結鉱を冷却する構成を備えており、前記シュートは前記トラフの進行方向下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有し、当該案内面の傾斜角度は焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度に形成されており、焼結鉱が、前記破砕機から前記トラフの進行方向下流側にある前記案内面上の上端へ落下する構成を備える冷却機への焼結鉱供給装置である。
【0029】
請求項4の発明により、請求項3に記載の発明が実施される。また、案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とすることで、焼結鉱は案内面上を円滑に滑落する。
なお、焼結鉱の安息角の大きさは25°である。
【0030】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、図1を参照して本実施の形態の構成を説明する。
図1に示すように、従来あるものと同様の構成を備えるドワイトロイド式焼結機12があり、図示しないドラムミキサーによって焼結原料から造粒された擬似粒子を焼結ケーキに焼成可能な構成を有している。そして、ドワイトロイド式焼結機12の下手に、従来あるものと同様の構成を備える破砕機24があり、破砕機24はドワイトロイド式焼結機12から供給された焼結ケーキを破砕して焼結鉱とする構成を有している。さらに、破砕機24の下手にシュート30が設けられており、このシュート30が後述する冷却機40へ焼結鉱を供給する焼結鉱供給装置をなしている。
【0031】
シュート30はその上部に横断面が四角形の筒部32を有し、筒部32の上側は破砕機24から焼結鉱を受け入れ可能に開口しており、シュート30の底部には案内面34が形成されている。シュート30内部は中空となっており、シュート30上部の開口からシュート30内へ入った焼結鉱は直接に案内面34上の上端へ落下する構成となっている。
【0032】
案内面34は冷却機40のトラフ42の進行方向の上流側から下流側へ向かって斜め下方に傾斜しており、案内面34の下端にあるシュート出口36は、トラフ42の面よりも高い位置において、トラフ42の進行方向の下流側に向かって開口している。そして、案内面34の傾斜角θの大きさは焼結鉱の安息角である25°よりも大きな角度となっている。
【0033】
そして、シュート30の下手に冷却機40がある。この冷却機40には内部を循環移動する幅広のベルト状をなすトラフ42を設けてある。また、トラフ42はメッシュ状をなして冷却用空気がトラフ42を通過可能になっている。さらに、冷却機40には焼結鉱供給口44と図示しない焼結鉱出口とが形成してある。この焼結鉱供給口44にシュート30の先端が入り込んでおり、シュート出口36はトラフ42の真上に位置している。そして、シュート出口36の真下にあるトラフ42は冷却機40の内部を移動して前記焼結鉱出口まで移動し、再び、シュート30のシュート出口36の真下まで戻ってくる構成となっている。
【0034】
また、冷却機40は図示しない送風機を備えており、この送風機によって冷却機40内に外部から冷却用空気が取り込まれる構成となっている。この冷却用空気は冷却機40内で焼結鉱供給口44から前記焼結鉱出口まで移動するトラフ42に対して、連続してトラフ42の上方から下方に向けて流されており、焼結鉱を冷却し終えた冷却用空気は冷却機40の外部へ排出される構成となっている。
【0035】
さらに、冷却機40の下手には図示しないベルトコンベヤがあり、このベルトコンベヤは冷却機40の前記焼結鉱出口と図示しないパンフィーダによってつながれている。なお、これらのベルトコンベヤ及びパンフィーダは従来あるものと同様の構成を有する。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
【0036】
ドワイトロイド式焼結機12は、前記ドラムミキサーから擬似粒子の供給を受け、擬似粒子の固体燃料を燃焼させ、焼結ケーキが製造される。この焼結ケーキはドワイトロイド式焼結機12から破砕機24に供給され、破砕機24が焼結ケーキを破砕し、焼結鉱が得られる。なお、破砕機24の破砕により得られた焼結鉱は、ドワイトロイド式焼結機12で焼結されたときの熱を殆ど失っておらず、約600℃の高温状態にある。
【0037】
そして、破砕機24から高温の焼結鉱がシュート30へ供給される。焼結鉱はシュート30の筒部32の上側にある開口よりシュート30内へ落下して入る。シュート30内へ落下した焼結鉱は、シュート30の底部にある案内面34の上端の上に直接落下し、受け止められる。案内面34の傾斜角θは焼結鉱の安息角である25°よりも大きな角度となっており、案内面34は下方へ向かって傾斜しているので、焼結鉱は案内面34に堆積することはなく、案内面34に沿って滑落する。
【0038】
焼結鉱が案内面34上を滑落するのに伴って、焼結鉱の流れの中でパーコレーション現象を生じ、細粒の焼結鉱は案内面34に向かって流れの中で下層側に移動し、案内面34にくっつきやすくなる。また、粗粒の焼結鉱は焼結鉱の流れの中で上層側へ移動し、そのまま転がって滑落していく。このため、案内面34の下端のシュート出口36まで焼結鉱が案内面34上を滑落してくると、焼結鉱は粒度にしたがって分けられており、粗粒が上側に存在し細粒が下方に存在する状態となって粒度が偏析している。そして、案内面34を滑落した焼結鉱はシュート出口36から冷却機40のトラフ42上に落下する。
【0039】
したがって、シュート30内で高温の焼結鉱は1回だけしかシュート30と衝突せず、高温の焼結鉱が滑落するのは案内面34上だけなので、高温の焼結鉱がシュート30と接触する時間は短く、シュート30が焼結鉱の高温によって劣化したり損傷したりすることが防止されている。
案内面34はトラフ42の進行方向の上流側から下流側に向かって下方に傾斜しており、シュート出口36はトラフ42の進行方向の下流側に向いているので、トラフ42の進行方向の上流側において、焼結鉱の細粒がトラフ42上に先に堆積して下流側へ向かって移動し、トラフ42の進行方向の下流側において、焼結鉱の粗粒が先に堆積している焼結鉱の細粒の上に堆積する。したがって、冷却機40内を移動するトラフ42上の焼結鉱は、細粒が下側に存在し、粗粒が上方に存在する状態で粒度が偏析している。
【0040】
冷却機40内でトラフ42は焼結鉱を上にのせたまま焼結鉱供給口44から前記焼結鉱出口まで移動する。この移動中に、冷却用空気がトラフ42の上方から下方に向かって流されており、まず、冷却用空気は焼結鉱の粗粒の間を通り抜け、それから焼結鉱の細粒の間を通り抜け、最後にトラフ42のメッシュ隙間を通過する。すなわち、内部の伝熱抵抗のために冷却されにくい粗粒の焼結鉱が先に冷却用空気と接触して冷却され、その後で、冷却されやすい細粒の焼結鉱が冷却される。したがって、冷却機40内で焼結鉱は効率的に冷却されることとなる。
【0041】
トラフ42上の焼結鉱を冷却し、焼結鉱の熱によって高温となった冷却用空気は冷却機40から外部へ排出される。そして、トラフ42上の焼結鉱は、前記焼結鉱出口まで移動する間に、約200℃まで冷却されている。この冷却機40内での焼結鉱の冷却は空気冷却であり散水による冷却ではないので、冷却された焼結鉱の還元粉化性指数や冷間強度が著しく劣化することは防止され、高炉操業に悪影響を及ぼすことも防止されている。
【0042】
そして、冷却機40の前記焼結鉱出口から焼結鉱が前記パンフィーダを介して前記ベルトコンベヤへ移される。上に載せていた焼結鉱を取り除かれたトラフ42は冷却機40内を循環して焼結鉱供給口44まで戻り、再びシュート30より焼結鉱の供給を受ける。
また、前記ベルトコンベヤに移された焼結鉱は製粒されて一定の粒径以上の大きさを有する焼結鉱となる。なお、一定の粒径よりも小さな焼結鉱は返鉱として焼結原料に戻される。
【0043】
したがって、シュート30を使用して冷却機40に焼結鉱を供給することによって、ドワイトロイド式焼結機12により焼結された際の熱が残って高温の状態にある焼結鉱が、シュート30を劣化させたり、損傷させたりすることが防止される。
また、粒度を適切に偏析させた状態にある焼結鉱を、冷却機40のトラフ42上に供給することができ、冷却機40内で焼結鉱は効率的に冷却されることとなる。
【0044】
次に、本実施の形態に係るシュート30により冷却機40のトラフ42上へ焼結鉱を供給する場合(本発明例)と、破砕機24から冷却機40のトラフ42上へ焼結鉱の粒度を偏析させることなく供給する場合(比較例)とで、冷却機40から排出される冷却用空気の温度を測定し比較した結果を図2に示す。図2の縦軸には冷却機40から排出される冷却用空気の温度をとり、横軸には焼結鉱の冷却処理率をとった。
【0045】
図2より、同一の焼結鉱の冷却処理率において、冷却機40から排出される冷却用空気の温度は本発明例のほうが比較例よりも約30℃低いことがわかる。したがって、本実施の形態に係るシュート30を用いることで、冷却機40でより効率的に焼結鉱の冷却を行えることが確認された。
次に、本発明の第2の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、第1の実施の形態と同様の構成については、同一の符合を付して重複した説明を省略する。
【0046】
まず、図3を参照して本実施の形態の構成を説明する。
本実施の形態においては、第1の実施の形態におけるものと同様の構成を有するドワイトロイド式焼結機12、破砕機24、図示しないドラムミキサー、ベルトコンベヤ及びパンフィーダがある。
また、図3に示すように、破砕機24の下手に、冷却機40への焼結鉱供給装置を構成するシュート30が設けられている。第1の実施の形態に係るシュート30と同様に、シュート30はその上部に横断面が四角形の筒部32を有し、筒部32の上側は破砕機24から焼結鉱を受け入れ可能に開口しており、シュート30の底部には案内面34が形成されており、シュート30内部は中空となっており、シュート30に入った焼結鉱は上部の開口から直接に案内面34上の上端へ落下する構成となっている。
【0047】
案内面34は後述する冷却機40のトラフ42の進行方向の下流側から上流側へ向かって斜め下方に傾斜しており、案内面34の下端にあるシュート出口36は、トラフ42の面よりも高い位置において、トラフ42の進行方向の上流側に向かって開口している。なお、案内面34の傾斜角θの大きさは焼結鉱の安息角である25°よりも大きな角度となっている。
【0048】
また、シュート30の下手に冷却機40がある。この冷却機40は、第1の実施の形態に係る冷却機40と同様の構成を有し、トラフ42、焼結鉱供給口44、図示しない焼結鉱出口及び送風機を備えている。但し、冷却機40内で冷却用空気がトラフ42の下方から上方に向けて流れる構成となっている。
本実施の形態は上記のように構成されており、次にその作用について説明する。
【0049】
第1の実施の形態と同様に、ドワイトロイド式焼結機12は、前記ドラムミキサーから擬似粒子の供給を受け、焼結ケーキを製造し、この焼結ケーキを破砕機24が破砕して焼結鉱とし、得られた焼結鉱が破砕機24からシュート30へ落下して供給される。そして、シュート30へ供給される焼結鉱はドワイトロイド式焼結機12で焼結されたときの熱を殆ど失っておらず、約600℃の高温状態にある。
【0050】
そして、第1の実施の形態と同様に、破砕機24から供給される焼結鉱は、シュート30の筒部32の上側にある開口よりシュート30内へ入り、シュート30の底部にある案内面34の上端の上に直接落下して受け止められる。案内面34は焼結鉱の安息角よりも大きな角度で傾斜しているので、焼結鉱は案内面34上に堆積することなく滑落する。
【0051】
また、第1の実施の形態と同様に、焼結鉱が案内面34上を滑落しシュート出口36に達すると、焼結鉱は粒度にしたがって分けられており、粗粒が上側に存在し細粒が下方に存在する状態で粒度が偏析している。そして、焼結鉱はシュート出口36から冷却機40のトラフ42上に落下する。
したがって、シュート30内で高温の焼結鉱は1回シュート30と衝突するだけであり、高温の焼結鉱が滑落するのは案内面34上だけであり、高温の焼結鉱はシュート30と短時間しか接触せず、シュート30が焼結鉱の高温によって劣化したり損傷したりすることが防止されている。
【0052】
案内面34はトラフ42の進行方向の下流側から上流側に向かって下方に傾斜しており、シュート出口36はトラフ42の進行方向の上流側に向いているので、トラフ42の進行方向の上流側において、焼結鉱の粗粒がトラフ42上に先に堆積して下流側へ向かって移動し、トラフ42の進行方向の下流側において、焼結鉱の細粒が先に堆積している焼結鉱の細粒の上に堆積する。したがって、冷却機40内を移動するトラフ42上の焼結鉱は、細粒が上側に存在し粗粒が下方に存在する状態で粒度が偏析している。
【0053】
そして、冷却機40内をトラフ42は焼結鉱を上にのせたまま焼結鉱供給口44から前記焼結鉱出口まで移動する。この移動中に、冷却用空気がトラフ42の下方から上方に向かって流されており、まず、冷却用空気はトラフ42のメッシュ隙間を通過し、次いで、焼結鉱の粗粒の間を通り抜け、その後、焼結鉱の細粒の間を通り抜け、冷却機40の外へ排出される。すなわち、内部の伝熱抵抗のために冷却されにくい粗粒の焼結鉱が先に冷却用空気と接触して冷却され、その後で、冷却されやすい細粒の焼結鉱が冷却される。したがって、冷却機40内で焼結鉱は効率的に冷却されることとなる。トラフ42上の焼結鉱は、前記焼結鉱出口まで移動する間に、約200℃まで冷却されている。
【0054】
そして、第1の実施の形態と同様に、冷却機40の前記焼結鉱出口から焼結鉱が前記ベルトコンベヤへ移され、上に載せるものがなくなったトラフ42は冷却機40内を循環して焼結鉱供給口44まで戻り、再びシュート30より焼結鉱の供給を受ける。また、前記ベルトコンベヤに移された焼結鉱は製粒されて一定の粒径以上の大きさを有する焼結鉱となり、一定の粒径よりも小さな焼結鉱は返鉱として焼結原料に戻される。
【0055】
したがって、第1の実施の形態と同様に、本実施の形態に係るシュート30によって、ドワイトロイド式焼結機12により製造された高温の焼結鉱が、シュート30を劣化させたり、損傷させたりすることが防止される。また、粒度が適切に偏析した状態で焼結鉱を冷却機40のトラフ42上に供給することができ、冷却機40内で焼結鉱は効率的に冷却されることとなる。
【0056】
【発明の効果】
本発明は、上記のような冷却機への焼結鉱供給方法及び装置であるので、焼結鉱供給装置が焼結鉱の高温により劣化、損傷することを少なくすることができ、冷却機に安定して高温の焼結鉱を供給することができ、冷却機による焼結鉱の冷却を長時間安定して効率的に行うことができる冷却機への焼結鉱供給方法及び装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に第1の実施の形態に係るシュートの構成図である。
【図2】冷却機から排出される冷却用空気温度と焼結鉱の冷却処理率との関係図である。
【図3】本発明に第2の実施の形態に係るシュートの構成図である。
【図4】第1の先行技術に係る焼結鉱の製造工程の説明図である。
【図5】冷却機の冷却用空気の出口側温度と、焼結鉱の冷却処理率との関係の一例を示す説明図である。
【図6】第2の先行技術に係る焼結鉱を散水により強制冷却する方法の説明図である。
【図7】散水により焼結鉱を強制冷却して生じる還元粉化性指数と、焼結鉱の温度との関係図である。
【図8】第3の先行技術に係るシュートの構成図である。
【図9】第4の先行技術に係る冷却機で焼結鉱を冷却する方法の構成図である。
【符号の説明】
10  ドラムミキサー
12  ドワイトロイド式焼結機
14  パレット
16  原料供給装置
18  点火炉
20  焼結機
22  排風機
24  破砕機
30  シュート
32  筒部
34  案内面
36  シュート出口
38  邪魔板
40  冷却機
42  トラフ
44  焼結鉱供給口
46  焼結鉱出口
48  排熱回収ゾーン
50  冷却ゾーン
60  ベルトコンベヤ
62a、62b  散水装置
64  ホッパ
66  分割ゲート
θ  案内面の傾斜角

Claims (4)

  1. 焼結ケーキを破砕機で破砕して焼結鉱とし、この焼結鉱を冷却機のトラフ上へシュートを介して供給し、前記トラフ上の供給された焼結鉱を、前記トラフの上方から下方へ流れる冷却用空気によって冷却するに際して、
    前記シュートは前記トラフの進行方向の上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有しており、焼結鉱を前記トラフの進行方向上流側にある当該案内面上の上端に前記破砕機から落下させ、
    この落下した焼結鉱を前記案内面沿いに滑落させ、
    この滑落した焼結鉱を前記トラフの進行方向下流側にある前記案内面の下端より前記トラフ上に供給するとともに、
    前記案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とし、
    前記トラフ上の供給された焼結鉱の粒度を偏析させることを特徴とする冷却機への焼結鉱供給方法。
  2. 焼結ケーキを破砕機で破砕して得られる焼結鉱を、冷却機のトラフ上に供給するシュートからなる供給装置であって、
    前記冷却機は上方から下方へ流れる冷却用空気によって前記トラフ上の焼結鉱を冷却する構成を備えており、
    前記シュートは前記トラフの進行方向上流側から下流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有し、当該案内面の傾斜角度は焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度に形成されており、
    焼結鉱が、前記破砕機から前記トラフの進行方向上流側にある前記案内面上の上端へ落下する構成を備えることを特徴とする冷却機への焼結鉱供給装置。
  3. 焼結ケーキを破砕機で破砕して焼結鉱とし、この焼結鉱を冷却機のトラフ上へシュートを介して供給し、前記トラフ上の供給された焼結鉱を、前記トラフの下方から上方へ流れる冷却用空気によって冷却するに際して、
    前記シュートは前記トラフの進行方向の下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有しており、焼結鉱を前記トラフの進行方向下流側にある当該案内面上の上端に前記破砕機から落下させ、
    この落下した焼結鉱を前記案内面沿いに滑落させ、
    この滑落した焼結鉱を前記トラフの進行方向上流側にある前記案内面の下端より前記トラフ上に供給するとともに、
    前記案内面の傾斜角度を焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度とし、
    前記トラフ上の供給された焼結鉱の粒度を偏析させることを特徴とする冷却機への焼結鉱供給方法。
  4. 焼結ケーキを破砕機で破砕して得られる焼結鉱を、冷却機のトラフ上に供給するシュートからなる供給装置であって、
    前記冷却機は下方から上方へ流れる冷却用空気によって前記トラフ上の焼結鉱を冷却する構成を備えており、
    前記シュートは前記トラフの進行方向下流側から上流側に向かって斜め下方に傾斜する案内面を有し、当該案内面の傾斜角度は焼結鉱の安息角の大きさ以上の角度に形成されており、
    焼結鉱が、前記破砕機から前記トラフの進行方向下流側にある前記案内面上の上端へ落下する構成を備えることを特徴とする冷却機への焼結鉱供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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