JP2004131299A - 精製シリコンの製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】塊状精製シリコンを高不純物濃度の治金グレードシリコン原料から大気圧で製造するための方法および装置。
【解決手段】(1)ヨウ素および治金グレードのシリコンを反応させて四ヨウ化ケイ素および副生成物の不純物ヨウ素化物を冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバー中で生成する工程、(2)蒸留チャンバー中で蒸留によって、四ヨウ化ケイ素を不純物ヨウ素化物の副生成物から単離し、精製する工程、および(3)精製四ヨウ化ケイ素を冷却炉チャンバーに戻して、追加のヨウ素および治金グレードのシリコンと反応させ、二ヨウ化ケイ素を生成し、冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバー内部の基材上に二ヨウ化シリコンを堆積させる工程からなる。2つのチャンバーは大気圧にあり、装置は開放されており、追加の原料の導入および使用済みの基材の除去および置換が可能である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
[発明の属する技術分野]
本発明は、大きくは、半導体産業用のシリコン供給原料の製造に関し、より詳しくは、ヨウ素化学蒸気輸送の手段により治金グレードのシリコンを精製して、光電装置や他の半導体デバイスの作製に使用するための純粋な精製シリコン供給原料を製造することに関する。
【0002】
[従来の技術]
年間に市販されている光電装置部品の約85%が、シリコンから作製されている。この市場は毎年30%をこえる速度で成長し続けるので、マニュファクチャーは、低コストの供給原料の将来の供給についての関心を繰りかえし明らかにしてきた。最近の報告では、電子産業からのシリコンの需要が、これから先10年の間に、現在の供給レベルを2〜4倍(factor)こえると見積もられている。供給原料を作製するために必要とされる技術、ケイ岩およびコークスは、豊富に供給されるので、この予測は、主要原料の不足問題を示さない。むしろ、問題は、必要な供給原料を製品に必要な純度(約99.999%)で、マニュファクチャーに許容のコストで供給するための最善の方法である。広く用いられているシリコンクロロシラン法を含め、製造部門の(manufacturing sector’s)要求の少なくとも1部にみあうシリコン供給原料の製造のためのいくつかの方法がある。しかしながら、一般に、現存する方法は、複雑で、大量の有害な副生成物を生成し、真空装置を必要とし、それゆえ非常に高価である。
【0003】
治金グレードのシリコン(MG−Si)の精製のための新しい方法が検討されており、これらは以下の工程を含む。(1)多孔性MgSiのエッチング、ゲッターリングおよび不純物の表面除去の繰り返し工程、(2)MG−Siガスの溶融処理工程、および(3)MG−Si/金属溶液からのSiの再結晶によるMg−Siの精製工程。これらの可能性のある方法の多くは、現存する技術の欠点を改良するが、前述の技術のほとんどが、とくに、一貫した予測可能な結果を得るために用いられる工程の複雑さのレベルを含めて、未だ、前に列挙した問題のいくつかを抱えており、また、純粋な供給原料製品の製造に伴う、すでに高いコストを増大させる。とくに、多孔性シリコンのエッチング/ゲッターリングによる不純物除去は、近い表面領域においては効果的であるが、数多くの工程サイクルが必要となり、充分な量の精製供給原料を製造するのに必要とされる時間とコストが増大するので、大量の(bulk)精製には現実的でないと思われる。吸湿アルゴン(moist argon)を使用するガス溶融処理は、Mg−Si原料からホウ素濃度を減少させるように思われるが、この特定な問題が必要とするレベルでコスト面において効果的であるためには、かなり長い処理時間と、液体シリコンに対する、より効果的な曝露が必要である。最後に、MG−Si/金属溶液からのシリコンの再結晶は、現時点では本質的に理論上のままであり、現在の商業事情(commercial concerns)に対処するのに必要な短期間での解決はできない。
【0004】
[発明が解決しようとする課題]
したがって、本発明の目的は、純粋なシリコン供給原料を治金グレードのシリコンから製造するための高堆積速度の方法を提供することにある。
【0005】
本発明の別の目的は、太陽電池や他の応用のための純粋シリコン供給原料を堆積する現実的、経済的でハイスループットの方法を提供することにある。
【0006】
本発明のもう一つの目的は、本発明の方法にしたがって純粋シリコン供給原料を製造するための装置を提供することにある。
【0007】
本発明の付加的な目的、利点および新しい特徴は、一部、以下の記述に示し、一部は、以下のことを試験することによって当業者に明らかになるか、または、本発明を実施することによって理解され得る。本発明の目的と利点は、とくに従属クレームで指摘されている手段によって、そして組み合わせで、実現され、達成され得る。
【0008】
[課題を解決するための手段]
前述の、そしてそのほかの目的を達成するために、また、本発明の目的に沿って、本明細書中に具体化、一般的に記述するように、本発明の方法は、純粋シリコン供給原料を製造する以下の工程を含む。まず、固形の治金グレードのシリコンおよび固形のヨウ素を、冷壁炉(cold−wall reactor)の底部に仕込む工程、冷壁炉(cold−wall reactor)の底部を加熱して熱勾配を作る工程、同時に化学的に反応してSiI前駆体を生成するMg−Siおよびヨウ素が気化する工程、SiI部分を低温へ移動させ、そして、それによって冷壁炉(cold−wall reactor)チャンバー内部の基板上にシリコンを堆積させる工程、そして生成した金属ヨウ素化物蒸気の分圧の変化を利用して、反応チャンバーの表面に所望のヨウ素化物を凝縮させることによって、所望のヨウ素化物を望ましくない副生成物のヨウ素化物から分離する工程、反応チャンバーの中でヨウ素化物の凝縮物を収集する工程、そして凝縮物を蒸留チャンバーに移動させる工程。蒸留チャンバーでは、所望のヨウ素化物の凝縮物が気化され、再度、生成された金属ヨウ素化物蒸気の分圧の変化を利用して、さらに残留する望ましくないヨウ素化物の凝縮物を所望のSiI凝縮物から分離し、SiI凝縮物を収集し、そして取り除いて新しい基板と交換することができる冷壁反応(cold−wall reactor)チャンバーの中の基板上に、所望量の純粋シリコンが堆積されるまで、さらに繰り返し処理するために、冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバーにSiI凝縮物を戻す。
【0009】
本明細書中に記載されている方法を用いて供給原料を製造するために、本発明の装置は、ほぼ大気圧にある複数の相互に連結されたチャンバーからなり得る。第1チャンバーは、複数の入口と複数の出口を有する底部、中間部および頭頂部を備え得る。第2チャンバーもまた、底部、中間部および頭頂部、そして、複数の入口と出口とを備え得る。第3チャンバーは入口と出口を備え得る。治金グレードのシリコンを、一定量のヨウ素供給原料とともに、第1チャンバーに仕込むことができる。第1チャンバーの底部は、加熱することができ、そのようにして、第1チャンバー内部に温度勾配を作り、MG−SiおよびIの一部を気化させる。気化物質の一部は、SiIを生成し、第1チャンバーの中間部にある基材上に堆積し得る。また、多くの副生成物、金属ヨウ素化物の蒸気が生成するが、その一部は、第1チャンバーから永久に分離、除去され、一部は、第1チャンバーから分離、除去されて液体凝縮物として第2チャンバーへ輸送される。
【0010】
第2チャンバーもまた、加熱することができ、そのようにして別の温度勾配を作り、液体凝縮物の一部を気化させる。気化した凝縮物のいくらかは、SiI蒸気を生成し、これは、生成された他の金属ヨウ素化物蒸気から分離され、収集され、第3チャンバーへ輸送され、続いて再利用のために第1チャンバーへ戻される。残留する望ましくない生成された金属ヨウ素化物蒸気は、第2チャンバーから永久に分離除去される。前記方法および装置に基づくその他の実施の形態および変形は、以下により詳細に記載し、当業者に理解され得る。
【0011】
[発明の実施の形態]
本明細書中に開示する方法および装置(system)によって、純粋なシリコン供給原料を、高い堆積速度、低コストで製造することができる。一般的に図1を参照すると、本発明によるシリコン精製装置10は、3つの相互に連結されたチャンバー20、50、80を備える。第1チャンバー20(冷壁反応炉チャンバー(cold−wall reactor chamber)ともいう)は、治金グレードシリコン(MG−Si)11およびヨウ素12の固形断片を、チャンバー20の底部21で加熱し、気化させてシリコンとヨウ素の蒸気混合物を生成する。シリコンとヨウ素の蒸気混合物は、化学的に反応して二ヨウ化シリコン(SiI)ガスを生成する。SiIガスは、チャンバー20のやや冷たい領域22に上昇し、ここで不均化反応を経てSiおよび四ヨウ化シリコン(SiI)を生成する。Siは、基材40の上に堆積し、一方、SiIはチャンバー20の内壁28上で、液滴13で示されるように凝縮する。SiI凝縮物13は、チャンバー20の領域22の底部で、環状のキャッチリング40によって収集され、リング40は、凝縮物13を、蒸留チャンバーとも呼ばれる第2チャンバー50と連結する導管29へ導く。
【0012】
Mg−Si供給原料11はまた、ホウ素(B)やリン(P)などの他の元素も含み、これらもヨウ素と反応して、BIやPIなどの望ましくないヨウ素化物を生成する。しかしながら、それらはヨウ化ケイ素とは異なる蒸気圧を有するので、これらの望ましくないヨウ素化物は、前述のSiI不均化工程には加わらず、BおよびPは基板40上に堆積しない。代わりに、それらは、さらに冷えた反応チャンバー20の頭頂部23で、環状のキャッチリング(catch ring)41によって、導管出口27に液滴14で示されるように、実質的に凝縮し、排除される。しかしながら、この分離工程は完璧ではなく、少量のBIおよびPIは、反応チャンバー20の中間部22の出口27より下で凝縮し、そして、導管29を通って蒸留チャンバー50へ流れるSiI凝縮物13と混合する。四ヨウ化炭素(CI)などの他の不純物もまた、反応チャンバー20で生成し得るが、これらも、SiI凝縮物13と混合し、導管29を通って蒸留チャンバー50へ流れる。
【0013】
蒸留チャンバー50の目的は、したがって、SiIを、たとえばBI、PI、CIおよびその他の望ましくないヨウ素化物から分離することによって、さらに精製することにある。そのために、蒸留チャンバー50の底部51のプール15にともに混合しているSiI、BI、PI、CIおよびその他のものを、気化させる。SiI、BI、PIおよびCIの蒸気は、蒸留チャンバー50の中で上昇する。蒸留チャンバー50では、底からの距離が長くなるにつれて温度が低下する。SiI凝縮物13はBIおよびPIより高温で凝縮し、したがって、SiIは液滴16によって示されるように、中間部52で凝縮し、環状のキャッチリング42および導管56によって蒸留チャンバー50の外に排出される。一方、望ましくないBIおよびPIは、液滴17によって示されるように、蒸留チャンバー50の頭頂部53においてより低温で凝縮し、環状キャッチリング43および導管55によって捕獲され、蒸留チャンバー50の外に排出される。CIは、液滴18によって示されるように、蒸留チャンバー50の低い位置においてより高温で凝集し、環状キャッチリング44および導管57によって捕獲され、蒸留チャンバー50の外に排出される。
【0014】
SiI凝縮物16を運ぶ真ん中の導管56だけが、第3チャンバー、すなわち貯臓器80に連結している。したがって、貯臓器80は精製SiI凝縮物16を収集し、貯蔵する。供給管81は、貯臓器80を反応チャンバー20の底部21に戻るように連結しており、調整バルブ82は反応チャンバー20に入る精製SiIを調整する。ここで、精製SiIは、気化したMg−Si供給原料11からの追加のSiと混合されて、反応サイクルに加わり、さらにSiIを生成する。SiIは、中間部22で冷えて不均化し、基材40上にさらにSiを堆積し、そして、さらにSiIを生成し、蒸留チャンバー50で前述のように再精製される。所望量の純粋なSiが基材40に堆積すれば、基材40を取り除いて新しい基材40と交換することができる。
【0015】
本発明のシリコン精製装置10の概観を念頭において、部品と製造工程のより詳細な説明を以下に示す。反応チャンバー20は、前述のように、底部21、中間部22および頭頂部23を備える。冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバー20は、さらに、治金グレードのシリコン(MG−Si)原料11およびヨウ素原料12をチャンバー20へ導入し、底部21に仕込むための第1入口24を備える。装置10には、第1入口24を通してパージ管25を連結することができ、最初に、操作前に装置10から全ての外気を追い出すためのガス(すなわち、水素)を導入するために使用される。操作の間は、パージ管25は、ブランケッティングガス(blanketing gas)(すなわち、水素もしくはヨウ素蒸気より密度が低くヨウ素蒸気と反応性のない他のブランケッティングガス(blanketinggas))を導入するために使用され、それによって、さもなければ開放されている装置10の外に空気を排出する。
【0016】
ヒーター26は、チャンバー20の底部21を少なくとも部分的に囲う。一度、MG−Si原料11およびヨウ素原料12をチャンバー20の底部21に導入すると、ヒーター26からの熱がチャンバー20の底部21に加わり、MG−Si原料およびヨウ素原料の両方の一部は気化する。ヒーター26によって加えられた熱はまた、チャンバー20の内部に温度勾配を生じさせ、チャンバー20の底部21における温度Tは、チャンバー20の中間部22における温度Tよりも暖かく、つぎにTはチャンバーの頭頂部23における温度Tより暖かい。操作の第1段階の間、ヒーター26は最初充分に熱を加えて、チャンバー20の底部21における温度Tを500〜1000℃にする。この温度範囲では、Mg−Si原料11に存在するいくらかのシリコン(Si)は、気化し、ヨウ素(I)原料12の蒸気と反応し、四ヨウ化シリコン(SiI)蒸気およびヨウ素(I)蒸気を生成する。Mg−Si原料11に存在するいくつかの他の不純物(すなわち、たとえば、ホウ素(B)、リン(P)、鉄(Fe)およびアルミニウム(Al)などのヨウ素との生成自由エネルギーがシリコンとヨウ素のそれよりも絶対値で大きい不純物)は、同様にヨウ素原料12と反応していくらかの不純物のヨウ素化物を生成する(ヨウ素との生成自由エネルギーがシリコンとヨウ素のそれよりも絶対値で小さいMG−Si原料中に存在する不純物は妨げられる)。四ヨウ化ケイ素(SiI)蒸気およびいくらかの不純物ヨウ素化物蒸気(たとえば、BIやPI)は、つぎに、チャンバー20の中間部22を通ってチャンバー20の頭頂部23へ上昇し、そこで、より低温(Tは約120℃である)のために、液滴14で示されるように、一部の不純物ヨウ素化物蒸気(たとえば、BIやPI)の凝縮が起こる。凝集した不純物ヨウ素化物14は、そののち、ほとんど、第1出口27で環状キャッチリング41によって収集され、冷却トラップまたは、当業者が容易に認識し、熟知し、その詳細を本明細書中でさらに議論する必要のない同様の他の機構によって、反応チャンバー20から排出される。
【0017】
四ヨウ化ケイ素(SiI)蒸気を含む、より純粋な蒸気は、チャンバー20の内壁28上で、液滴13で示されるように、第1出口27よりも低い位置のある点で、凝縮する。内壁28の温度(T)を“低く(cold)”保持することが重要である。すなわち、内壁28に沿う任意のシリコンの堆積も防ぐために、内壁28の温度(T)を120〜700℃に維持するべきである。より純粋な蒸気の凝縮物13は、チャンバー20の内壁28を重力によって落下し、つぎに、環状キャッチリング40によって収集され、チャンバー20から第2出口29を通って第2チャンバー50へ輸送される。第2チャンバー50は、蒸留塔であって、冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバー20と同様に、底部51、中間部52および頭頂部53、ならびに、第1出口55、第2出口56および第3出口57を備える。底部51は、少なくとも部分的にヒーター54によって囲われており、ヒーター54はチャンバー50の底部51を約310℃の温度(T)まで加熱する。チャンバー20においてヒーター26によって温度勾配をつくったのと同様に、チャンバー50において温度勾配をつくる。第1出口55における温度(T)が第2出口における温度(T)より低く、Tは第3出口における温度(T)より低く、TはTより低い。
【0018】
図2を参照すると、ほとんどの存在する可能性のある不純物ヨウ素化物(すなわち、FeI、AlIなど)が、四ヨウ化ケイ素の蒸気圧よりも低い蒸気圧を有することを示しており、したがって、これらの存在する可能性のある不純物ヨウ素化物は、チャンバーの底部51中の液体混合物15中に残り、一方、三ヨウ化ホウ素、三ヨウ化リンおよび四ヨウ化炭素は、四ヨウ素化ケイ素より高い分圧を有し、温度Tおよびほぼ大気圧で四ヨウ化ケイ素とともに気化する。図2からわかるように、1気圧では、三ヨウ化ホウ素および三ヨウ化リンは四ヨウ素化ケイ素より約63℃低く沸騰し、四ヨウ化炭素は四ヨウ素化ケイ素よりも約19℃高く沸騰する。
【0019】
このように、好ましい実施の形態のチャンバー50の3つの出口55、56、57の位置は、以下のように位置する。第1出口55がチャンバー50の頭頂部53に温度Tで位置し、第2出口56が第1出口55の下に温度Tで位置し、第3出口57が第2出口56より下であるがチャンバー50の底部51より上に位置し、温度Tである。ヒーター54によって、チャンバー50の底部51に熱を加えると、四ヨウ化ケイ素およびその他の不純物ヨウ素化物は気化し、チャンバー50を通って上昇する。第1出口55では、温度Tは約120℃であり、四ヨウ化ケイ素蒸気よりも低い沸点を有する気化した不純物ヨウ素化物(すなわち、BIおよびPI)は、液滴17で示されるように凝縮し、前述したように、環状キャッチリング43によって収集され、不純物ヨウ素化物が冷壁反応炉(cold−wall reactor)チャンバー20でトラップされ除去されたのと同様の方法で、冷却トラップでチャンバー50から除去される。同様に、第2出口56では、温度Tは約180℃であり、この温度で四ヨウ化ケイ素は液滴16で示されるように凝縮する。凝縮した四ヨウ化ケイ素16は、環状キャッチリング42によって収集され、チャンバー50から第2出口56を通って除去される。第2出口56はチャンバー80と連結しており、これは、好ましい実施の態様では、一時的に液体四ヨウ化ケイ素16を貯蔵するために使用される貯蔵器である。最後に、第3出口57は、約205℃の温度Tに維持され、この温度で四ヨウ化炭素は液滴18で図示されるように凝縮し、環状キャッチリング44によって収集され、前述したのと同じ方法で冷却トラップで除去される。
【0020】
操作サイクルのこの段階で、チャンバー80に収集された精製四ヨウ化ケイ素16は、出口81を経て、バルブ82の開口部を通って、チャンバー20に戻される。精製液体四ヨウ化ケイ素16はチャンバー20の底部21に集まると、底部21に加えられる熱が、1000℃をこえて、好ましくは1000〜1400℃の範囲の温度(T)まで増大する。温度Tで、精製ヨウ化ケイ素(SiI)16は、さらに、まだ残存するMg−Si原料11由来のシリコンと反応し、二ヨウ化ケイ素(SiI)蒸気を生成する。二ヨウ化ケイ素蒸気は非常に不安定で、蒸気がチャンバー20の中間部22へ上昇すると、化学反応、Si→Si+SiIが、SiIの不均化、および、基材40上へのシリコン(Si)の堆積を引き起こす。他の金属ヨウ素化物(すなわち、AlIなど)は非常に大きく、負の生成自由エネルギーを有し、容易に蒸気を生成するが、堆積領域内で還元される傾向は非常に小さく、したがって基材40上のシリコン堆積物は完全に純粋である。基材40は、好ましくは高純度シリコンの細い棒(rods)もしくはチューブまたはカーボンチューブもしくは棒であり、ヒーター30によって約750℃の温度Tまで加熱される。続けて、残りのサイクルのために、温度Tをチャンバー20の底部21に加える。温度Tで第2の反応によって生成する四ヨウ化ケイ素蒸気および他の金属不純物ヨウ素化物は、2度目(もしくは3度目、4度目など)の前述の蒸留工程を経て、そののち、再び精製四ヨウ化ケイ素16として貯臓器80の出口81からチャンバー20の底部21に戻る。
【0021】
MG−Si原料11およびヨウ素原料12の補給は、開口部25のパージガス流とともに,チャンバー20の入口24から行ない、ヨウ素蒸気の凝縮物によるブランケッティングクラウド層(blanketing cloud layer)、加えて、アメリカ特許出願番号09/334,166(本出願者によって1999年6月15日に出願され、その全体が譲渡され、本明細書中に参照として援用される)に詳しく記載されているような重力効果によって、気化したガスは、装置10に保持される。原料を補充し、副生成物を再利用し、つづいて基材40を装填し取り外すことができることにより、前述の方法および装置は、現存する前述したシリコン精製装置に対して、コスト面での大きな利点がある。さらに、装置10がほぼ大気圧で作動する開放された装置であるという事実により、製造サイクルに高価な真空設備を組み込む必要性がなくなり、さらに全体的な装置のコストは低減する。最後に、開示された装置10は、チャンバーの数を増やすことにより変更され得、シリコン供給原料をドープするための別のチャンバーを含むことができ、同様に、とくに、一定の分圧、気化点および凝縮点を有する特定の不純物をねらって、出口の数や相対温度を変化させることによる変更が可能である。
【0022】
前述した精製技術および装置により、以下のような実験例結果を得た。原料シリコンの温度(T)>1200℃および約1000℃の基材温度(T)で、精製シリコン堆積速度>5μm/分を達成した。得られた単結晶基材は、ほぼ100μmの厚さのエピタキシャルシリコン層であった。層における不純物濃度を、2次イオン形質量分析法(SIMS)およびグロー放電質量分析法(GDMS)によって分析し、結果を図3に示す。とくに、グラフは測定された治金グレードのシリコンの最初の不純物濃度を示しており、これは黒まるで記されている。許容のソーラーグレードの(solar−grade)シリコン(SoG−Si)の含有領域は、2つの繋がった四角で記されており、それぞれの四角は、SoG−Siに対する最低限の純度の要求を満たす必要のある各不純物の濃度の最小値および最大値を表す。三角印は、GDMSによって測定されるような前述のICVT技術によって得られた不純物濃度の結果を記しており、ひし形印は、SIMSによって測定されるような同一の結果を記している。ホウ素(および、示していないがリン)を除いて、本発明によって開示される方法および装置によって得られる全ての結果が、数桁の減少を示し、目標の領域内にある。そして、蒸留チャンバー50を装置10に加えることで、ホウ素(およびリン)の濃度も同様に、許容SoG−Si領域範囲内に減少する。
【0023】
第2の実験を、Czochralski(CZ)結晶成長および分析用の供給原料として集積され、溶解される厚い層のICVT成長のために、複数の大きな面積の基材を使用して行なった。すべての主な不純物は、以下の表1に示すように大きく減少した。
【0024】
【表1】
Figure 2004131299
【0025】
Figure 2004131299
【0026】
すべての金属不純物は、前に示すように、GDMS技術の検出限界より低かった。得られた結晶は、9.5%の効率、および、図4のグラフに図示するような電圧−電流密度の特性を有する試験(diagnostic)太陽電池を作り出した。このように、本明細書中に開示し図示するICVT技術は、前述し、クレームした装置とともに、確実に、かつ予想通りに、速い堆積速度および低い操作コストで、精製シリコン供給原料を生成した。
【0027】
前述したことは、本発明の原理のみを説明するものとして考慮される。さらに、数々の修正および変更に当業者が想到するので、本発明は、示し、記述した構成および操作のみに限定されないことが望ましく、したがって、あらゆる適切な変更および等価なものが、特許請求の範囲で定義されるような本発明の目的の範囲内に還元され得る。
【0028】
本明細書中に包含され、明細書の一部を形成する添付図は、本発明の好ましい実施の形態を図示し、記述とともに本発明の原理を説明するためのものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の方法を実施するために使用される装置の断面の概略図である。
【図2】図2は、相対的なヨウ素化物の蒸気圧を示すグラフである。
【図3】図3は、MG−Si原料および本発明の方法および装置によって成長したエピタキシャルシリコン層の不純物濃度を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明の方法および装置によって製造したICVT精製MG−Siを使用して成長させた結晶でできたウエハについての試験(diagnositc)太陽電池パラメーターを示すグラフである。

Claims (20)

  1. 治金グレードのシリコンを精製し、精製シリコンを堆積する方法であって、
    第1チャンバーに、ヨウ素原料および治金グレードのシリコン原料を仕込む工程であって、該第1チャンバーは、底部、中間部および頭頂部、ヨウ素原料および治金グレードのシリコン原料を投入する第1入口、頭頂部に位置する第1出口、該第1出口の下に位置する第2出口、ならびに該第2出口の下に位置する第2入口を有し、該第1チャンバーは、該第2出口を通じて第2チャンバーと流体によって、かつ密封可能に連結しており、該第2チャンバーは、底部、中間部および頭頂部、頭頂部に位置する第1出口、該第1出口の下に位置する第2出口、ならびに該第2出口の下に位置する第3出口を有し、該第2チャンバーの第2出口は、該第2出口を通じて第3チャンバーと流体によって、かつ密封可能に連結しており、該第3チャンバーは、出口を通じて該第1チャンバーの第2入口と流体によって、かつ密封可能に連結しており、かつ第1、第2および第3チャンバーは、ほぼ大気圧に維持されている工程;
    該第1チャンバーをほぼ大気圧に維持しながら、該第1チャンバーの底部にあるヨウ素原料および治金グレードのシリコン原料を、ほぼ大気圧下でヨウ素原料を気化させ、そして該ヨウ素原料の全てではないが一部と該治金グレードのシリコン原料とを反応させるのに充分に高い温度に加熱し、四ヨウ化ケイ素蒸気、ヨウ素蒸気および少なくとも1つの金属不純物のヨウ化物蒸気の堆積物前駆体を製造する工程;
    ヨウ素蒸気、四ヨウ化ケイ素蒸気、および任意の金属不純物のヨウ化物蒸気を、該第1チャンバーの底部から該第1チャンバーの中間部を通じて該第1チャンバーの頭頂部へ上昇させ、該第1チャンバーの頭頂部でヨウ素蒸気、四ヨウ化ケイ素蒸気、および任意の金属不純物のヨウ化物蒸気を凝縮させる工程であって、該工程は、該中間部が、大気圧で、該底部の温度より低いが、ヨウ素の沸点より高く、かつ四ヨウ化ケイ素の沸点より高い温度を有するように、ならびに該頭頂部が、該中間部の温度より低く、四ヨウ化ケイ素の沸点より低く、かつ金属不純物のヨウ素化物の融点より低いが、ヨウ素の融点より高い温度を有するように、ならびに金属不純物のヨウ素化物蒸気の一部が凝縮され、収集され、そして第1出口で第1チャンバーから除去され得るように、ならびに四ヨウ化ケイ素蒸気および金属不純物のヨウ素化物蒸気の残存部分が凝縮され、収集され、そして第1チャンバーから第2チャンバーの底部へ、第1チャンバーの第2出口を通じて移動し得るように、該第1チャンバーに温度勾配をつけ、維持することにより、該チャンバーの頭頂部にヨウ素蒸気雲を形成させる工程を含む工程;
    該第1チャンバーから該第2チャンバーの底部に移動した四ヨウ化ケイ素の凝縮物および金属不純物ヨウ素化物の凝縮物を、ほぼ大気圧で四ヨウ化ケイ素および金属不純物のヨウ素化物が気化するのに充分に高い温度まで加熱する工程;
    四ヨウ化ケイ素蒸気および金属不純物のヨウ素化物蒸気を、該第2チャンバーの底部から該第2チャンバーの中間部を通じて該第2チャンバーの頭頂部に上昇させ、ほぼ大気圧で四ヨウ化ケイ素よりも低い蒸気圧を示す任意の金属不純物ヨウ素化物の蒸気を凝縮させ、そして、該第2チャンバーの中間部の温度が、該第2チャンバーの底部の温度より低いが、該第2チャンバーの頭頂部の温度より高い温度を有するように、該第2チャンバー内に温度勾配を形成することによって、任意のこのような凝集物を濃縮し、収集し、該第2チャンバーの第1出口を通じて該第2チャンバーから除去し、そして、任意の四ヨウ化ケイ素蒸気を該第2チャンバーの第1出口より低い位置でさらに凝縮させて、その結果、四ヨウ化ケイ素の凝集物を収集して、そして該第2チャンバーから除去し、該第2チャンバーの第2出口を通じて該第3チャンバーへ移動させ、そしてほぼ大気圧で四ヨウ化ケイ素よりも高い蒸気圧を示す任意の金属不純物ヨウ素化物の蒸気を凝縮させ、そして任意のこのような凝集物を濃縮し、収集し、該第2チャンバーの第3出口を通じて該第2チャンバーから除去する工程;
    該第3チャンバーの四ヨウ化ケイ素の凝縮物を収集し、そして四ヨウ化ケイ素の凝縮物を、該第3チャンバーの出口から該第1チャンバーの第2入口を通じて、該第3チャンバーから該第1チャンバーの底部に移動させる工程;
    該第1チャンバーの底部の温度を、四ヨウ化ケイ素の凝縮物、ヨウ素原料および治金グレードのシリコン原料を気化するのに充分高く上昇させ、四ヨウ化ケイ素を気化させ、ほぼ大気圧でヨウ素原料の全てではないが一部と該治金グレードのシリコン原料とを反応させ、ほぼ大気圧を維持しながら、ヨウ素蒸気とともに二ヨウ化ケイ素蒸気の堆積物前駆体を製造する工程;
    該第1チャンバーの温度勾配を維持することによって、二ヨウ化ケイ素蒸気を第1チャンバーの底部から第1チャンバーの中間部へ上昇させる工程;ならびに、該第1チャンバーの中間部に基材を配置し、そして二ヨウ素化シリコン蒸気を純粋なシリコンと四ヨウ化ケイ素蒸気とに分解させ、そして該基材の上に純粋なシリコンの層を堆積させ、そして四ヨウ化ケイ素蒸気を凝縮させるのに充分な温度まで該基材を加熱し、その結果、四ヨウ化ケイ素凝縮物を収集し、そして第1チャンバーから第2チャンバーの底部へ移動させる工程、
    を含む方法。
  2. 第1チャンバーの頭頂部にあるヨウ素蒸気の上に、ヨウ素蒸気よりも低密度でヨウ素蒸気と反応性のないブランケッティングガスを流すことを含む請求項1記載の方法。
  3. 第1チャンバーの底部の温度が最初に1000℃以下である請求項1記載の方法。
  4. 四ヨウ化ケイ素の凝縮物が第3チャンバーから第1チャンバーの底部に移動したのち、第1チャンバーの底部の温度を約1000〜1400℃の範囲の温度に上昇させる請求項3記載の方法。
  5. 基材がシリコンまたは炭素のいずれかからなる請求項1記載の方法。
  6. 基材の温度が750℃以上である請求項5記載の方法。
  7. 基材の温度が750〜1000℃である請求項6記載の方法。
  8. 第1チャンバーの頭頂部における温度が約120℃である請求項1記載の方法。
  9. 第1チャンバーの第2出口において、および、それより上で第1チャンバーの第1出口より下の温度が、120℃より大きく700℃未満の範囲にある請求項8記載の方法。
  10. 第2チャンバーの底部における温度が約310℃である請求項1記載の方法。
  11. 第2チャンバーの第1出口における温度が約120℃である請求項1記載の方法。
  12. 第2チャンバーの第2出口における温度が約180℃である請求項1記載の方法。
  13. 第2チャンバーの第3出口における温度が約205℃である請求項1記載の方法。
  14. 治金グレードのシリコンを精製し、基材上に精製シリコンを堆積するための装置であって、
    第1チャンバー、第2チャンバーおよび第3チャンバーからなり、
    第1チャンバーは、さらに、底部、中間部および頭頂部、第1入口、パージガス路、頭頂部に位置する第1出口、第1出口より下に位置する第2出口、第2出口より下に位置する第2入口、底部を少なくとも部分的に囲む第1ヒーター、第1チャンバーの第1出口より下で第2入口より上に位置する部分を少なくとも部分的に囲む第2ヒーターからなり、該第1ヒーターは、選択的に底部に加える熱の量を変化させ、
    第2チャンバーは、底部、中間部および頭頂部、第1チャンバーの第2出口と流体によって相互連絡している入口、第2チャンバーの頭頂部に位置する第1出口、第2チャンバーの第1出口の下に位置する第2出口、第2チャンバーの第2出口の下であるが第2チャンバーの底部より上に位置する第3出口、および、第2チャンバーの底部を少なくとも部分的に囲うヒーターからなり、
    第3チャンバーは、入口および出口からなり、前記入口は、第2チャンバーの第2出口と流体によって相互連絡しており、該出口は、第1チャンバーの第2入口と流体によって相互連絡している装置。
  15. 第1チャンバーが、さらに、第1チャンバーの第1出口の下で第1チャンバーの第2入口の上に位置する第1チャンバーの部分の内部に、鉛直に配置された基材を備える請求項14記載の装置。
  16. 第1チャンバーが、さらに、第1チャンバーの第1出口の下で第1チャンバーの第2入口の上に位置する第1チャンバーの部分の内部に、水平に配置された基材を備える請求項14記載の装置。
  17. 第1チャンバーが、第1チャンバーの第1出口の下で第1チャンバーの第2入口の上に位置する第1チャンバーの部分の内部に、1より多い基材を備える請求項15または16記載の装置。
  18. 第1チャンバーの第1出口、第2チャンバーの第2出口、および第2チャンバーの第3出口が、冷却トラップをさらに備える請求項14記載の装置。
  19. 第3チャンバーが、さらに、第3チャンバーから第1チャンバーへの流量を制御するためのバルブを備える請求項14記載の装置。
  20. シリコンのほかに多量の不純物金属を含む塊状の治金グレードのシリコンからの精製シリコンの製造方法であって、
    治金グレードのシリコンとヨウ素を、反応チャンバー中でシリコンおよびヨウ素蒸気が化学的に反応する温度で気化させ、二ヨウ化シリコン蒸気と1またはそれより多くの不純物金属のヨウ化物を生成させる工程であって、その際、反応チャンバーの温度勾配を維持して、シリコンとヨウ素の気化および反応が起こる反応チャンバーの高温部から、二ヨウ化シリコンが不均化を起こして四ヨウ素化シリコンおよびシリコンを生成する反応チャンバーの低温部へ、二ヨウ化シリコンおよび不純物金属のヨウ素化物蒸気の少なくとも1部が拡散し、不均化から得られたシリコンが、反応チャンバーの低温部に位置する基材上に堆積する工程、
    不均化工程から得られた四ヨウ素化シリコンを、不純物金属のヨウ素化物とともに凝縮し、収集し、該凝縮した四ヨウ素化シリコンおよび不純物金属のヨウ素化物を反応チャンバーから除去する工程、
    該凝縮した四ヨウ素化シリコンおよび不純物金属のヨウ素化物を蒸留し、不純物金属のヨウ素化物から四ヨウ素化シリコンを分離する工程、
    四ヨウ素化シリコンを反応チャンバーの高温部に戻す工程、および、
    戻した四ヨウ素化シリコンを治金グレードのシリコンから気化したシリコンと反応させ、不均化および基材上へのシリコンの堆積のために、さらなる二ヨウ化シリコンを製造する工程、
    を含む製造方法。
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