JP2004131151A - バッグインボックス用内袋 - Google Patents

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slit
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Masatoshi Sasaki
佐々木 正利
Ryuichi Furukawa
古川 隆一
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Sekisui Seikei Ltd
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Sekisui Seikei Ltd
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Abstract

【課題】簡便な把手を設けることにより、保管輸送効率に優れるとともに、安価で、内袋の取り出し、輸送が容易なバッグインボックス用内袋及びその製造方法を提供する。
【解決手段】バッグインボックス用内袋であって、該内袋は、対向する面上の一対の対角線上に、前記内袋を概ね1/2に分割する折りたたみ部を有し、前記折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端にスリット部を有する把手が設けられていることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、注出口および把手を備えたバッグインボックス用内袋およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、食品や工業用薬品などの種々の液体の輸送・保管には使い捨てタイプのいわゆるワンウェイ容器であるバックインボックスが広く用いられている。バックインボックスは、合成樹脂製の内袋と段ボールなどの外箱とから構成される。バッグインボックスの使用に際し、食品や薬品などの衛生管理の必要性により、内容物が充填されている内袋のみを外箱から取り出して使用現場に持ちこんで使用する場合が多くなってきている。
【0003】
内袋を外箱から取り出し、使用現場に持ち込む際に、内袋に把手がなければ、内袋の取り出し、輸送が難しいという問題がある。一方、内袋のみの輸送は極めて短距離であり、本格的な把手を設けるとコスト上問題となる。また、把手孔を有する把手を形成すると、内袋に占める把手の部分が大きく、保管の際に場所を取る、あるいは従来の外箱が使用できないという問題もある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−225942号公報(請求項1、第1図)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記に鑑みなされたものであり、その目的は、簡便な把手を設けることにより、保管輸送効率に優れるとともに、安価で、内袋の取り出し、輸送が容易なバッグインボックス用内袋及びその製造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決する為に、本発明のバッグインボックス用内袋は、対向する面上の一対の対角線上に、前記内袋を概ね1/2に分割する折りたたみ部を有し、前記折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端にスリット部を有する把手が設けられていることを特徴とする。
【0007】
また、本発明のバッグインボックス用内袋は、対向する一対の側辺上とこれらの側辺の両端を結ぶ一対の対角線上に、前記内袋を概ね1/2に分割する折りたたみ部を有し、該折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端にスリット部を有する把手が設けられていていてもよい。
【0008】
この構成によると、スリット部を有する把手という簡便な把手であるので、保管輸送効率に優れるとともに、把手を用いることで、内袋の取り出し、輸送が容易となる。また、従来の把手が設けられていないバッグインボックス内袋を収納する外箱が使用できるので、経済的である。
【0009】
前記把手は、スリット部の両端にパンチホールを有するものであっても良い。また、前記把手は、スリット部の両端が、スリットの長軸方向に対して上側、または下側に円弧上に切り込まれていてもよい。
【0010】
内袋本体から縁辺までの折りたたみ部の深さ1に対して、前記内袋本体からの折りたたみ部の縁辺までの深さと前記把手部の深さとの合計が、1.25〜8であればよい。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明につき図面を参照して更に詳しく説明する。図1は、本発明のバッグインボックス用内袋の一例を示す斜視図である。
【0012】
前記バッグインボックス用内袋101は、略立方体または略直方体に成型された容器本体2からなる。この容器本体2には、該容器を概ね1/2に分割する折りたたみ部3、3’が設けられている。折りたたみ部3、3’は、容器本体2の上面4及び下面5の対角線上に設けられている。
【0013】
図2は、本発明のバッグインボックス用内袋の別の一例を示す斜視図である。前記バッグインボックス用内袋102は、略立方体または略直方体に成型された容器本体2からなる。この容器本体2には、該容器を概ね1/2に分割する折りたたみ部3が設けられている。折りたたみ部3は、容器本体2の上面4の1辺8と対向する下面5の1辺9とを連結するように側面6、7の対角線を通って、容器周囲を取り巻いて設けられている。
【0014】
なお、折りたたみ部は、図2のものに限定されず、上下面の対向する対角線とこの対角線の両端に交わる側線とで構成されていてもよい。
【0015】
前記折りたたみ部を構成する少なくても1の辺には、スリット部を有する把手が設けられている。図1の例および図2の例では、いずれも2個の把手10、11が設けられている。スリット部12に指を入れて、容器本体を取り出したり、持ち運んだりすることができる。
【0016】
把手の数は、少なくとも1個あれば足りる。図1の例では最大2個、図2の例では、最大4個まで設けることができる。好ましくは、持ち運び性の点から2個あればよい。また、容器本体を外箱から取り出すためには、上面の側辺または対角線上に把手が設けられていると好ましい。
【0017】
本発明の把手は、スリット部で構成されているので、把手が内袋に占める割合が小さい。この結果、把手孔を有する従来の把手に比べて、空容器を輸送・保管する場合にかさばらない。また、外箱に入れる場合に、従来の把手のない内袋を入れるのと同じ大きさの外箱が使用できる。さらに、使用に際し、内体のみを現場に持ち込む場合に、移動距離は極めて短いので、本発明の把手のように簡易な把手で足りる。
【0018】
図2は、折りたたみ部と把手の部分を拡大した概念図である。一般的には、折りたたみ部の深さxは3mm〜8mm程度、折りたたみ部の深さxと前記把手部の深さyとの合計は10mm〜25mm程度、スリットの幅は、50mm〜150mm程度である。内袋本体から縁辺までの前記折りたたみ部の深さxを1としたときに、前記折りたたみ部の深さxと前記把手部の深さyとの合計(x+y)が、1.25〜8、好ましくは2〜4であればよい。本発明のバッグインボックス用内袋は、内袋に占める把手の割合が小さいので、従来の外箱が使用できる。
【0019】
本発明のバッグインボックス用内袋において、把手の強度を向上させるために、スリット部の両端の形状に変形を加えてもよい。図4は、本発明のバッグインボックス用内袋において、スリット部の両端の形状に変形を加えた例を示す図である。図4(a)は、スリット部の両端にパンチホール15を有するものであり、図4(b)は、スリット部の両端に、スリットの長軸方向に対して上側に円弧上の切り込み16を有するものであり、図4(c)は、スリット部の両端に、スリットの長軸方向に対して下側に円弧上の切り込み16を有するものをそれぞれ示している。
【0020】
本発明のバッグインボックス用内袋は、その材質が特に制限されるものではないが、折りたたみ性、保形性および強度を考慮すると、低密度ポリエチレン(LDPE)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が好ましい。
【0021】
本発明のバッグインボックス用内袋の大きさ、すなわち容器の内容量は、特に制限されるものではないが、通常1〜20リットル、好ましくは10〜20リットルである。なお、本発明の場合、内容品は特に制限されるものではなく、例えば飲料水、コーヒー、スープ、乳飲料などの飲料、醤油、ソースなどの調味料、工業用薬品、農薬、液肥、洗剤、接着剤などの諸工業溶液体などを挙げることができる。
【0022】
前記バッグインボックス用内袋は、ブロー成型法によって、前記した様な所定形状に成型することができる。
【0023】
本発明のバッグインボックス用内袋をブロー成型法により製造する場合、例えば以下のようにして製造する。図5は、本発明のバッグインボックス用内袋をブロー成型法による製造方法の一例を示す図である。
まず、溶融した原料樹脂を押出機20に供給する。次に、押出機のダイ21から円筒状のプラスチック溶融体22を押出し、この溶融体の上下を閉じて上方から圧縮空気を送り込み、球状構造体23を形成する。
【0024】
次に、前記球状構造体を成型金型24により略立方体状または略直方体状に型締めする。前記成型金型から成型された略立方体状または略直方体状の内袋を離型する前に、型締め工程の際に生じたバリを除去する。バリの除去は、内袋を概ね1/2に分割する位置に樹脂同士が融着した折りたたみ部を形成し、前記折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端の一部が張り出しており、かつ前記張り出し部分にスリット部を設けるように、行う。この工程は、バリを容器の周囲から一定の幅を持ってカットできるような金型を用いることにより行う。この金型は、把手を設ける部分が前記折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端の一部が張り出しており、かつスリットを入れる構造となっている。
【0025】
本発明の製造方法により、バッグインボックス用内袋を製造すると、従来の把主を有さないバッグインボックス用内袋を製造するのと同じ効率で本発明のバッグインボックス用内袋が製造できる。
【0026】
内袋をブロー成型で製造する場合、パリソンのはみ出し部(バリ)が生じ、これを除去する必要がある。本発明のバッグインボックス用内袋の製造方法では、このバリの部分から、折りたたみ部と、把手とを得る。このため、コストを安くすることができる。
【0027】
前記の方法で製造されたバッグインボックス用内袋は、把主の厚みが、折りたたみ部近傍の容器本体の厚みの略2倍より厚くなる。このため、簡易な構造の把手であっても、内容物の重さで把手が破壊されない丈夫な把手を提供できる。
【0028】
本発明のバッグインボックスにキャップ14を装着するのは、例えば熱溶着や、インサート成型、カシメ方式など公知の方法により行う。
【0029】
【発明の効果】
以上で説明したように、本発明では、簡便な把手を設けることにより、保管輸送効率に優れるとともに、安価で、内袋の取り出し、輸送が容易なバッグインボックス用内袋及びその製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明のバッグインボックス用内袋の一例を示す斜視図である。
【図2】図2は、本発明のバッグインボックス用内袋の別の一例を示す斜視図である。
【図3】図3は、折りたたみ部と把手の部分を拡大した概念図である。
【図4】図4は、本発明のバッグインボックス用内袋において、スリット部の両端の形状に変形を加えた例を示す図である。図4(a)は、スリット部の両端にパンチホールを有するものである。図4(b)は、スリット部の両端に、スリットの長軸方向に対して上側に円弧上の切り込みを有するものである。図4(c)は、スリット部の両端に、スリットの長軸方向に対して下側に円弧上の切り込みを有するものである。
【図5】図5は、本発明のバッグインボックス用内袋をブロー成型法による製造方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
2  容器本体
3、3’  折りたたみ部
4  容器本体の上面
5  容器本体の下面
6、7  側面
8  容器本体の上面の1辺
9  容器本体の下面の1辺
10、11  把手
12、13  スリット部
14  キャップ
15  パンチホール
16  円弧状の切り込み
20  押出機
21  押出機のダイ
22  円筒状のプラスチック溶融体
23  球状構造体
24  成型金型
101  バッグインボックス内袋
102  バッグインボックス内袋

Claims (5)

  1. バッグインボックス用内袋であって、
    該内袋は、対向する面上の一対の対角線上に、前記内袋を概ね1/2に分割する折りたたみ部を有し、
    前記折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端にスリット部を有する把手が設けられていることを特徴とするバッグインボックス用内袋。
  2. バッグインボックス用内袋であって、
    該内袋は、対向する一対の側辺上とこれらの側辺の両端を結ぶ一対の対角線上に、前記内袋を概ね1/2に分割する折りたたみ部を有し、
    該折りたたみ部を構成する辺のうち少なくとも1つの辺の縁端にスリット部を有する把手が設けられていることを特徴とするバッグインボックス用内袋。
  3. 前記把手は、スリット部の両端にパンチホールを有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバッグインボックス用内袋。
  4. 前記把手は、スリット部の両端が、スリットの長軸方向に対して上側、または下側に円弧上に切り込まれていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のバッグインボックス用内袋。
  5. 内袋本体から縁辺までの折りたたみ部の深さ1に対して、前記内袋本体からの折りたたみ部の縁辺までの深さと前記把手部の深さとの合計が、1.25〜8であることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のバッグインボックス用内袋。
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