JP2004131006A - キャビン可動式作業機械 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】キャビンを昇降させるキャビン昇降装置を備えたキャビン可動式作業機械において、キャビン昇降装置の作動を制御するコントローラ16と、キャビンの自動昇降指令と手動昇降指令とを出力する操作スイッチ17と、キャビンの位置を検出するキャビン位置検出手段14,15とを有し、コントローラ16は、操作スイッチ17から自動昇降指令が出力されたときに、キャビン位置が上限位置と下限位置の間にあるときはキャビン昇降装置を連続駆動し、上限位置または下限位置に到達したときはキャビン昇降装置を停止させ、操作スイッチ17から手動昇降指令が出力されたときはキャビン昇降装置を単発的に作動させてキャビンを昇降させるように構成されていることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャビンを昇降またはチルトさせる構成のキャビン可動式作業機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、油圧ショベル、破砕機、クレーン等の作業機械において、作業状況等に応じてキャビンを昇降させオペレータの操作ポジションを高さ方向に調節できるようにした作業機械が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
図14はその一例としてキャビン昇降式クレーンの構成を示したものである。このキャビン昇降式クレーンは、自走できる車輪70を備えた下部走行体71上に上部旋回体72を旋回自在に搭載しており、この上部旋回体72の旋回フレーム72aと、キャビン73を支持しているキャビンフレーム73aとの間に、キャビン73を昇降させる昇降装置74が介設されている。
【0004】
この昇降装置74は、X字に公差したリンク74a,74bを備え、昇降用シリンダ74cを伸縮させることによりリンク74a,74bを起伏させ、それによってキャビン73を昇降させるようになっている。なお、75はブーム、76はフロントアウトリガ、77はリヤアウトリガである。
【0005】
【特許文献1】
特開平9−188494号公報(第(4)頁、図1)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
この種のキャビン昇降式作業機械は、キャビン内に上昇操作ボタンと下降操作ボタンが備えられており、いずれかの操作ボタンを押している間はキャビンが上昇または下降するようになっており上昇限界に到達するかまたは旋回フレーム72aに着床したことをオペレータが判断して操作ボタンから手を離すとキャビンが停止するようになっている。
【0007】
しかしながら、キャビンの移動は安全を考慮して低速動作するように構成されているため、キャビンを着床位置から上昇限界まで移動させるには相当、時間がかかり、その間、オペレータは操作ボタンを押し続けなければならないという不都合がある。また、キャビンのドアが開いたままでも上昇操作ボタンを押せば、キャブが上昇してしまうため、ドア開放状態でキャビンが上昇すると危険を伴うことになる。
【0008】
さらにまた、例えば高所作業の視野を確保するためにキャビンが先上がりにチルトするようなキャビン可動式作業機械では、キャビンのドアが開いたままチルトさせるとドアの戸先部が上部旋回体のカバーまたは通路等に接触し破損する虞れもある。
【0009】
本発明は以上のような従来のキャビン可動式作業機械における課題を考慮してなされたものであり、キャビンを安全かつ操作性良く移動させることができるキャビン可動式作業機械を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の形態は、キャビンを昇降させるキャビン昇降装置を備えたキャビン可動式作業機械において、キャビン昇降装置の作動を制御する制御手段と、キャビンの自動昇降指令と手動昇降指令とを出力する操作体と、キャビンの位置を検出するキャビン位置検出手段とを有し、上記制御手段は、操作体から自動昇降指令が出力されたときに、キャビン位置が上限位置と下限位置の間にあるときはキャビン昇降装置を連続駆動し、上限位置または下限位置に到達したときはキャビン昇降装置を停止させ、操作体から手動昇降指令が出力されたときはキャビン昇降装置を単発的に作動させてキャビンを昇降させるように構成されているキャビン可動式作業機械である。
【0011】
また、上記制御手段は、操作体が一定時間継続して操作されたときに自動昇降指令と判断し、操作体が単発的に操作されたときは手動昇降指令と判断するように構成することができる。
【0012】
また、上記制御手段は、キャビンの昇降開始時、および昇降停止時にキャビン昇降装置の駆動速度を抑制してキャビンを中間位置よりも緩速で動作させるように構成することが好ましい。
【0013】
本発明の第二の形態は、キャビンが移動可能に構成されているキャビン可動式作業機械において、キャビンを移動させるための操作体と、キャビンのドアが閉じられている場合に信号を出力するドア閉検知手段と、このドア閉検知手段から信号が出力されている場合にのみ操作体によるキャビンの移動操作を可能とする移動制限手段と、を備えてなるキャビン可動式作業機械である。
【0014】
また、上記ドアをロックするドアロック手段を有し、このドアロック手段を、キャビンの移動時にロック動作するように構成することができる。
【0015】
また、可動式のキャビンとしてキャビン昇降装置を備えた構成では、作業機械の駆動回路に電源を供給するメイン電源と、このメイン電源とは別に設けられたバックアップバッテリとを有し、このバックアップバッテリによってキャビン昇降装置を駆動させることができるように構成することが好ましい。
【0016】
また、上記キャビン可動式作業機械の外部に設けられキャビン緊急降下を操作するための緊急降下スイッチと、この緊急降下スイッチが操作された際にキャビン昇降装置を降下動作させる緊急降下手段と、を備えることができる。この場合、緊急降下手段は、キャビン昇降装置を降下動作させるとともにドアロックを解除するように構成することが好ましい。
【0017】
また、キャビンが上昇操作された状態でドアが開けられた際に、警報を報知する報知手段を備えることが好ましい。
【0018】
また、可動式キャビンとしてキャビンを水平姿勢から先上がりの傾斜姿勢に移動させるキャビンチルト装置を備えた構成では、キャビンがチルト操作された状態でドアが開けられた際に警報を報知する報知手段を備えることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示した実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
【0020】
図1は、本発明に係るキャビン可動式作業機械として廃材処理用のスクラップローダを示している。
【0021】
同図において、1はクローラ式の下部走行体であり、この下部走行体1上に上部旋回体2が旋回自在に搭載され、この上部旋回体2に、作業アタッチメントとしてブーム3、アーム4、開閉式のクランプ5が備えられている。
【0022】
上部旋回体2は、本体フレームとしてのアッパーフレーム6を有し、このアッパーフレーム6にキャビン7が配置されている。なお、7aはキャビン7に備えられているドアである。
【0023】
キャビン7は昇降装置によって図中実線で示す下降(下限)位置と、破線で示す上昇(上限)位置との間で昇降できるように構成されている。なお、図中、二点鎖線で表されたキャビンは、下降位置と上昇位置の中間位置を示している。
【0024】
昇降装置は、図2に示すように、キャビン7を上下方向に回動移動させる平行リンク8を備えている。
【0025】
この平行リンク8は、キャビン7が降下した状態で前側となる第一リンク8aと、後側となる第二リンク8bが平行に配置されたものからなり、各リンク8a,8bの上端部は、後側ブラケット9に対して水平ピン10a,10bを介して連結されている。なお、各リンク8a,8bの下端部は、図1に示したように、キャビン下部のデッキフレーム7bの後側に設けられた前側ブラケット7cに対し水平ピン(図示しない)を介して連結されている。
【0026】
また、後側ブラケット9は可動フレーム11に固定されており、この可動フレーム11は図示しない昇降シリンダを駆動させることにより、固定フレーム12にガイドされて昇降するように構成されている。
【0027】
両リンク8a,8bには一対の回動シリンダ13が左右に備えられ、両回動シリンダ13が縮小動作すると各リンク8a,8bは図2に実線で示した前下がりの傾斜姿勢となり、伸長動作すると二点鎖線で示す前上がりの傾斜姿勢となる。
【0028】
キャビン7内のオペレータの視点を特に高くする必要がない、例えば通常作業や公道走行時には、上述した昇降シリンダ及び回動シリンダがそれぞれ縮小され、キャビン7は下降位置にセットされる。
【0029】
一方、スクラップを上方に持ち上げて高所に置く作業のようにオペレータの視点を高くする必要がある場合には、昇降シリンダ、回動シリンダのいずれか一方、または両方を伸長動作させる。
【0030】
また、第二リンク8bには上限スイッチ14aおよび下限スイッチ14bとして機能するリミットスイッチ14が取り付けられており、キャビン7の上限位置と下限位置を検知してそれぞれ信号を出力するようになっている。15はポテンショメータから構成されるリンク位置検出センサであり、平行リンク8の角度を連続的に検出するようになっている。上記リミットスイッチ14およびリンク位置検出センサはキャビン位置検出手段として機能する。
【0031】
上記リミットスイッチ14およびリンク位置検出センサ15から出力される信号は、図3に示す制御手段としてのコントローラ16に与えられる。
【0032】
同図において、コントローラ16の入力側には、キャビン7を上昇または降下操作するための操作体としてのキャビン昇降スイッチ17、キャビン7のドア7aが閉じられた時に信号を出力するドア閉手段としてのドアスイッチ18、キャビン7内に設けられキャビン7を緊急降下させるための運転席緊急モードスイッチ19、キャビン7外に設けられキャビン7を緊急降下させるための外部緊急モードスイッチ20等が接続されている。上記スイッチ19および20は緊急降下スイッチとして機能する。なお、キャビン昇降スイッチ17はトグルスイッチで構成されているが、以下の説明ではその機能を上昇スイッチ17aと下降スイッチ17bとに分けて説明する。
【0033】
21はバックアップバッテリであり、作業機械のメインの電源ラインが不通となった場合に、後述する緊急降下ソレノドおよびドアロックソレノイドを作動できるようにしてキャビン7を緊急降下させるためのものである。
【0034】
一方、コントローラ16の出力側には、キャビン7を上昇させるためのリンク上昇ソレノイド22、キャビン7を下降させるためのリンク下降ソレノイド23およびブザー24等が接続されている。
【0035】
ドアロックスイッチ27はロックリレー28aとアンロックリレー28bに接続され、各リレー28a,28bはドアロックソレノイド29に接続されている。ドアロックスイッチ27がロック側に操作されるとロックリレー27が励磁され、ドアロックソレノイド29がドア7aをロックし、この逆に、ドアロックスイッチ27がアンロック側に操作されるとアンロックリレー28bが励磁され、ドアロックソレノイド29はドア7aのロックを解除する。なお、各リレー28a,28bはコントローラ16の出力側に接続されており、したがってコントローラ16側からも制御できるようになっている。
【0036】
上記両リレー28a,28bおよびドアロックソレノイド29はドアロック手段として機能する。
【0037】
また、外部緊急モードスイッチ20の出力は、緊急降下手段としての緊急リンク下降ソレノイド25および26に並列に接続されるとともに、ドア7aのロックを解除するためのアンロックリレー28bに接続されている。
【0038】
図4は、平行リンク8を上下に回動させるための油圧回路を示したものである。
【0039】
平行リンク8を回動させる回動シリンダ13を制御するための回動制御弁30は、リンク降下ソレノイド23にリンク降下信号S1が与えられると、中立位置aからb位置に切り換わり、給排路31を通じて一対の油圧シリンダ13,13の各ロッド側油室13aに作動油が送られ、両油圧シリンダ13,13が縮小することによって平行リンク8が下降する。
【0040】
一方、回動制御弁30のリンク上昇ソレノイド22にリンク上昇信号S2が与えられると、中立位置aからc位置に切り換わり、給排路32を通じて各油圧シリンダ13のヘッド側油室13bに作動油が送られ、両油圧シリンダ13,13が伸長することによって平行リンク8が上昇する。
【0041】
また、緊急下降ソレノイド25、26を備えた切換弁33,34は、通常、遮断位置dにあり、外部緊急モードスイッチ20が閉じられ緊急降下信号S3が与えられると、連通位置eに切り換わるようになっている。それにより、各ヘッド側油室13b,13bの作動油が各切換弁33,34を通じてタンクTに排出され、各回動シリンダ13,13が通常降下よりも速い速度で縮小し、キャビン7を迅速に降下させることができる。
【0042】
次に、上記構成を有する油圧回路の動作について図5を参照しながら説明する。
【0043】
(a) キャビン7を上昇させる場合
まず、キャビン昇降スイッチ17が操作されていない状態では、上昇操作有無の判断(ステップS1)においてNOであるため、上昇スイッチ17aが操作されていないことを示す上昇スイッチオフフラグがONになる(ステップS2)。
【0044】
次いで、下降操有無の判断(ステップS3)においてNOであるため、下降スイッチ17bが操作されていないことを示す下降スイッチオフフラグがONになる(ステップS4)。
【0045】
さらに、自動上昇モードがONになっているかどうかを判断し(ステップS5)、NOであれば続いて自動下降モードがONになっているかどうかを判断し(ステップS6)、いずれもNOであればステップS1に戻る。
【0046】
状態を示すフラグがセットされた後、オペレータがキャビンを自動上昇させるべく上昇スイッチ17aを押下すると、ステップS1においてYESと判断され、自動上昇モードであるかどうかが判断される(ステップS7)。初回操作では自動上昇モードでないためNOと判断され、続いて自動下降モードがONであるかどうかが判断され(ステップS8)、NOと判断される。
【0047】
次いで自動上昇モードを判断するためのカウントがタイムアップしたかどうか判断される(ステップS9)。上昇スイッチ17aが押下される毎にカウンタはカウントを開始するように構成されている。したがってタイムアップしていない場合はカウント中であるかどうかを判断し(ステップS10)、カウントしていなければカウントを開始し(ステップS11)、カウント中であればタイムカウントを継続する(ステップS12)とともに、コントローラ16はリンク上昇ソレノイド22に対して緩速上昇指令を出力する(ステップS13)。それにより、上昇スイッチ17aの押し始めはキャビン7が緩やかに上昇を開始することになる。
【0048】
なお、カウントアップしていないときのキャビン緩速上昇は上昇スイッチ17aを単発的に手動操作した場合と同じ処理になる。
【0049】
ステップS9において、上昇スイッチ17aを一定時間(例えば4秒間)押し続けることによってカウントがタイムアップすると、自動上昇モードがONし(ステップS14)、ブザー24が吹鳴する(ステップS15)。この状態でオペレータは上昇スイッチ17aから手を離してもキャビン7を自動的に上昇させることができる。次いでカウントをクリアして(ステップS16)、ステップS1に戻る。
【0050】
また、キャビン7が自動上昇モードにあるときに再度、上昇スイッチ17aを押下すると、ステップS7においてYESと判断され、次いで上昇スイッチオフフラグONの判断(ステップS17)はNOになるため、自動上昇モードがOFFされる(ステップS18)。すなわち、キャビン7が自動上昇しているときに再度、上昇スイッチ17aを押すと自動上昇モードが解除される。
【0051】
なお、自動下降モードにあるときに上昇スイッチ17aが押下された場合は自動下降モードが解除される(ステップS8→S19)。
【0052】
また、自動上昇モードがONであるときはコントローラ16は上昇速度指令値を算出し(ステップS20)、上昇速度指令としてリンク上昇ソレノイド22に出力する(ステップS21)。それにより、上昇速度指令に応じた速度で回動シリンダ13が上向きに回転し、キャビン7は速度制御された状態で上昇する。上昇速度指令値算出ルーチンについては後述する。
【0053】
(b) キャビン7を降下させる場合
下降スイッチ17bを押下すると(ステップS3)、自動下降モードであるかどうかが判断される(ステップS22)。初回操作では、まだ自動下降モードでないためNOと判断される。続いて自動上昇モードがONであるかどうかが判断され(ステップS23)、NOと判断される。
【0054】
次いで自動下降判断がタイムアップしたかどうか、すなわち、下降スイッチ17bが押下されたときにカウントを開始し、タイムアップしていない場合はカウント中であるかどうかを判断し(ステップS25)、カウントしていなければカウントを開始し(ステップS26)、カウント中であればタイムカウントを継続し(ステップS27)、コントローラ16はリンク下降ソレノイド23に対して緩速下降指令を出力する(ステップS28)。それにより、キャビン7は緩やかに下降を開始する。
【0055】
下降スイッチ17bを一定時間(例えば4秒間)押し続けることによってカウントがタイムアップすると、ステップS24においてYESと判断され、自動下降モードがONし(ステップS29)、ブザー24が吹鳴する(ステップS30)。この状態でオペレータは下降スイッチ17bから手を離してもキャビン7を自動的に上昇させることができる。
【0056】
次いでカウントをクリアして(ステップS31)、ステップS1に戻る。
【0057】
また、キャビン7が自動下降モードにあるときに、再度、下降スイッチ17bを押下すると、ステップS22においてYESと判断され、次いで上昇スイッチオフフラグがNOであるため(ステップS32)、自動下降モードがOFFされる(ステップS33)。すなわち、キャビンが自動下降しているときに再度、下降スイッチ17bを押すと自動下降モードが解除される。
【0058】
なお、自動上昇モードにあるときに下降スイッチ17bが押下された場合は自動上昇モードが解除される(ステップS23→S34)。
【0059】
また、自動下降モードがONであるときはコントローラ16は下降速度指令値を算出し(ステップS35)、下降速度指令としてリンク下降ソレノイド23に出力する(ステップS36)。
【0060】
図6は、上述したステップS20の上昇速度指令値算出ルーチンを示したものである。
【0061】
同図に示す処理は、キャビン位置を断続的に検出する場合を示したものであり、キャビン位置の検出には、リミットスイッチ14が使用される。
【0062】
リミットスイッチ14の上限スイッチ14aは、先に説明したようにキャビン7の上限位置(キャビン停止位置よりも手前側に設定されている)を検知して信号を出力するようになっている。
【0063】
ステップS40において、上限スイッチ14aがOFFであることを前提として、キャビン7を下降位置から上昇位置まで上昇させるべく自動上昇モードをONにすると、ONからの経過時間が算出され(ステップS41)、算出された時間が所定の時間をオーバーしたかどうか判断される(ステップS42)。
【0064】
NOである期間は、経過時間に応じた上昇速度指令値がコントローラ16によって算出され(ステップS43)、算出された上昇速度指令値はリンク上昇ソレノイド22に出力される。それにより、上昇開始時と停止時にはキャビン7を緩速駆動させ、上昇中にはキャビン7の上昇速度が速められるように速度制御を行なうことができる。
【0065】
ステップS42において、所定の時間をオーバーするとキャビン7の上昇をOFF、すなわち停止させる(ステップS44)。ただし、キャビン7が下降位置から上昇位置まで移動する時間は予め求められているものとする。
【0066】
また、平行リンク8が上向きに回転して上限スイッチ14aがONすると(ステップS40)、信号がコントローラ16に与えられ、コントローラ16はオフディレータイマーを起動させてその経時が終了したかどうかを判断し(ステップS45)、NOである期間は緩上昇指令値を設定し(ステップS46)、経時が終了するとキャビン7の上昇を停止させる(ステップS47)。それにより、キャビン7が停止する手前で減速され、安全に停止させることができる。
【0067】
図7は、上述したステップS35の下降速度指令値算出ルーチンを示したものであり、図6の処理と同様に、キャビン位置を断続的に検出する場合を示している。
【0068】
ステップS50において下限スイッチ14bがOFFであることを前提として、キャビン7を上昇位置から下降位置まで下降させるべく自動下降モードをONにすると、ONからの経過時間が算出され(ステップS51)、算出された時間が所定の時間をオーバーしたかどうか判断される(ステップS52)。
【0069】
NOであれば、経過時間に応じた下降速度がコントローラ16によって算出され(ステップS53)、下降速度指令値が下降速度制御弁23に出力される。それにより、下降開始時と停止時にはキャビン7を緩速駆動させ、下降中にはキャビン7の下降速度を速めるような速度制御を行うことができる。
【0070】
ステップS52において、所定の時間をオーバーしていればキャビン7の下降をOFF、すなわち停止させる(ステップS54)。
【0071】
また、平行リンク8が下向きに回転して下限スイッチ14bがONすると、信号がコントローラ16に与えられ、コントローラ16はオフディレータイマーを起動させてその経時が終了したかどうかを判断し(ステップS55)、NOである期間は緩速下降指令値を設定し(ステップS56)、経時が終了するとキャビン7の下降を停止させる(ステップS57)。
【0072】
また、図8は上記ステップS20の上昇速度指令値算出ルーチンの別の実施例を示したものである。
【0073】
図6に示した速度指令値算出は、キャビン位置を断続的に検出していたが、図8に示す速度指令値算出ではキャビン位置を連続的に検出するようにしている。そのため、リミットスイッチ14に代えてリンク位置検出センサ15を使用し、そのセンサ15から出力される角度信号に基づいてキャビン位置を連続的に検出するようにしている。
【0074】
図8に示す処理では、キャビン7を下降位置から上昇位置に移動させる場合にキャビン位置を連続的に読み取っている(ステップS60)。
【0075】
次いで、自動上昇モードONからの経過時間を算出する(ステップS61)。次いで、経過時間が所定時間をオーバーしたかどうかを判断し(ステップS62)、オーバーしていなければキャビン位置に応じた上昇速度指令値がコントローラ16によって算出され(ステップS53)、算出された上昇速度指令値はリンク上昇ソレノイド22に出力される。それにより、上昇開始時と停止時にはキャビン7が緩速作動し、上昇中にはキャビン7の上昇速度が速められるように速度制御を行うことができ、しかも連続的に速度を制御することができる。
【0076】
また、ステップS62において経過時間がオーバーすると、キャビン7の上昇をOFFして停止させる(ステップS64)。
【0077】
図9は、キャビン位置を連続的に検出し、下降させる場合を示している。
【0078】
ステップS65においてキャビン位置を読み取る。次いで、自動下降モードONからの経過時間を算出する(ステップS66)。次いで、経過時間が所定時間をオーバーしたかどうかを判断し(ステップS67)、オーバーしていなければキャビン位置に応じた下降速度がコントローラ16によって算出され(ステップS68)、下降速度指令値が下降速度制御弁23に出力される。それにより、下降開始時と停止時にはキャビン7が緩速作動し、下降中にはキャビン7の下降速度が速められるように速度制御が行われる。
【0079】
また、ステップS67において経過時間がオーバーすると、キャビン7の上昇をOFFして停止させる(ステップS68)。
【0080】
図3に戻って説明する。
【0081】
コントローラ16は、移動制御手段として機能し、ドアスイッチ18が閉じられてドア閉信号が与えられているときにキャビン7を昇降させることができるように構成されている。したがってドアを開いたままでキャビン7を上昇させて作業を行うという危険作業を防止するようになっている。
【0082】
また、コントローラ16は、キャビン7を下降位置から上昇させた際にロックリレー28aを励磁することによりドアロックソレノイド29を作動させてドアをロックし、キャビン7が下降位置まで降りるとアンロックリレー28bを励磁してドアロックソレノイド29の作動を解除しドアロックを解除するようになっている。このように、キャビン上昇時にドアロックを連動させることにより、より安全性を高めることができる。
【0083】
また、キャビン7を緊急に降下させる必要がある場合、運転席緊急モードスイッチ19を閉じると、緊急下降ソレノイド25および26が作動し、図4で説明した通り、切換弁33,34がそれぞれ連通位置eに切り換わり、それにより、ヘッド側油室13bの作動油が各切換弁33,34を通じてタンクTに排出され、各回動シリンダ13が通常降下よりも速い速度で駆動し、キャビン7を迅速に降下させることができる。しかも、この運転席緊急モードスイッチ19および緊急下降ソレノイド25および26はバックアップバッテリ21の電源によって作動させることができるため、電流短絡事故などによってメイン電源が不通になってもキャビン7を降下させることができる。
【0084】
また、何らかの事情で運転席からキャビン7を降下させることができなくなった場合のために外部緊急モードスイッチ20が用意されており、この外部緊急モードスイッチ20を押せば、緊急下降ソレノイド25および26を駆動させることができるため、作業機械外部から操作することによってもキャビン7を降下させ、オペレータを脱出させることができる。
【0085】
また、コントローラ16は、キャビン7が上昇操作された状態でドア7aが開かれたときに警報を発するように構成することができる。それにより、オペレータに対しドア7aを開くことが危険操作であることを報知することができる。この警報はブザー24を利用し、昇降時とは異なる音を発生するようにすればよい。
【0086】
図10は本発明のキャビン可動式作業機械の別の実施形態を示したものである。
【0087】
同図に示すキャビン40は高所作業の視界を確保できるようにキャビン40がチルトするように構成されたものである。
【0088】
キャビン40は、キャビン40の底部と背面部とにL字状跨がって形成された可動フレーム41に搭載されている。この可動フレーム41においてキャビン背面部に沿った縦フレーム41a(非チルト時において縦方向に配置される)の上端部にはその可動フレーム41を回動させる回動支点43が設けられており、この回転支点43には水平ピン44が備えられている。
【0089】
一方、アッパーフレーム45には固定フレーム46が柱状に立設されており、その固定フレーム46の上端部46aに、上記水平ピン44の両端が支持されている。
【0090】
固定フレーム46において水平ピン44を支持している部位の後側にはチルトシリンダ47のチューブ側端部が連結されており、そのロッド側端部はブラケット42aを介して可動フレーム42に連結されている。
【0091】
チルトシリンダ47を伸長させると、回動支点43を中心として可動フレーム42が矢印A方向に回転し、キャビン40が先上がりにチルトするようになっている。
【0092】
キャビン40には乗降用のドア40aが備えられており、チルトさせない状態では開閉に何ら支障がない。ところが、ドア40aが開かれている状態でキャビン40をチルトさせると、その戸先下部40bがアッパーフレーム45に設けられている例えばキャットウオークの一部Bと接触し、破損する虞れがある。
【0093】
図11は、ドア40aの衝突を防止するための電気回路を示したものである。
【0094】
同図において、コントローラ50の入力側にはドア閉でONするドア閉検出スイッチ(ドア閉検知手段)51、キャビン40を上向きに回転させるためのチルトアップスイッチ52a、チルト状態にあるキャビン40を下向きに回転させるためのチルトダウンスイッチ52b、およびチルト状態検出センサ53が接続されている。一方、出力側にはチルト時に警報を吹鳴する報知手段としてのブザー54、操作体としてのチルトアップソレノイド55、チルトダウンソレノイド56が接続されており、図示しないドアロックソレノイドに対してはドアロック信号が出力される。
【0095】
なお、コントローラ50は移動制限手段として機能する。
【0096】
図12は、チルトシリンダ47を駆動させる油圧回路を示したものである。
【0097】
同図において、油圧ポンプ60から吐出される作動油は給排路61、制御弁62を通じてチルトシリンダ47に与えられ、コントロールバルフ62のチルトアップソレノイド55およびチルトダウンソレノイド56はコントローラ50を介してチルトアップダウンスイッチ52に接続されている。
【0098】
このチルトアップダウンスイッチ52はドア閉検出スイッチ51が閉じることによって操作可能となっている。
【0099】
上記構成を有する油圧回路の動作を図13のフローチャートにしたがって説明する。
【0100】
キャビン40のドア40aが閉じられ(ステップS70)、チルトアップダウンスイッチ51がアップ側に操作されると(ステップS71)、コントローラ50を介してチルトアップソレノイド55に信号が与えられる(ステップS72)。それにより、図12に示した制御弁62は中立位置aからb位置に切り換わり、油圧ポンプ60からの作動油がチルトシリンダ47のヘッド側油室47aに供給され、ロッドが伸長して可動フレーム42が上向きに回転し、キャビン40がチルトアップする。
【0101】
一方、ステップS71においてNOであり、チルトアップダウンスイッチ51がダウン側に操作されると(ステップS73)、コントローラ50を介してチルトダウンソレノイド56に信号が与えられる(ステップS74)。それにより、図12に示したコントロールバルブ62は中立位置aからc位置に切り換わり、油圧ポンプ60からの作動油がチルトシリンダ47のロッド側油室47bに供給され、ロッドが縮小して可動フレーム42が下向きに回転し、キャビン40がチルトダウンする。
【0102】
チルトアップダウンスイッチ51がアップ、またはダウン側のいずれにも操作されない場合は、チルトアップソレノイド55およびチルトダウンソレノイド56の双方がOFFとなる。
【0103】
また、コントローラ50は、チルト時にドアが開かれるとブザー54に通電し警報を発する。それにより、オペレータに対しドア40aを開くことが危険な状態であることを報知することができる。また、ドア40aが上部旋回体のキャットウオーク等に接触して破損するという事故を防止することができる。さらに、オペレータがキャビン40から転落する虞れを解消することができる。
【0104】
また、チルト時にドアロックソレノイドに対してドアロック信号を出力するように構成すれば、チルト時にドアを開く危険動作が確実に禁止されるとともにドアの破損を確実に防止することができる。さらに、オペレータがキャビン40から転落する虞れを確実になくすことができる。
【0105】
【発明の効果】
以上説明したことから明らかなように、請求項1の本発明によれば、キャビン可動式作業機械において、キャビン位置検出手段によってキャビン位置を検出し、自動昇降指令が出力されたときに、キャビン位置が上限位置と下限位置の間にあるときはキャビン昇降装置を連続駆動し、上限位置または下限位置に到達したときは上記キャビン昇降装置を停止させるように構成したため、キャビンを自動的に上昇位置まで上昇させて停止させ、また、自動的に下降位置まで下降させて停止することができる。
【0106】
請求項2の本発明によれば、制御手段は、操作体が一定時間継続して操作されたときに自動昇降指令と判断するため、自動昇降用操作体と手動昇降用操作体を兼用することが可能になり、操作性を高めることができるとともにコストダウンを図ることができる。
【0107】
請求項3の本発明によれば、キャビンの移動開始時および移動停止時に、昇降制御手段によってキャビン昇降装置の駆動速度を抑制しキャビンを緩速動作させるように構成したため、安全にキャビンを昇降させることができる。
【0108】
請求項4の本発明によれば、キャビンが移動可能に構成されているキャビン可動式作業機械において、キャビンのドアが閉じられている場合にドア閉検知手段が信号を出力し、このドア閉検知手段から信号が出力されている場合にのみ、移動制限手段はキャビンの移動操作を可能としたため、キャビン移動時には必ずドアが閉じられることになり、安全性を高めることができる。
【0109】
例えば、キャビンが昇降する作業機械では、キャビンのドアが閉じられている場合にのみ、キャビンの昇降操作が可能になるため、ドアを開いたままキャビンを上昇させるという危険作業を防止することができる。また、キャビンがチルトする作業機械では、キャビンのドアが閉じられている場合にのみ、チルト操作を可能とするため、キャビンのドアが開いたままチルトを行なったためにドアが上部旋回体のフレームに衝突して破損するといった事故を防止することができる。
【0110】
請求項5の本発明によれば、ドアロック手段がキャビンの移動時にドアをロックするように構成したため、キャビン移動時にはドアを開くことができず、安全性をより高めることができる。
【0111】
請求項6の本発明によれば、キャビン昇降装置を有し、作業機械の駆動回路に電源を供給するメイン電源とは別に設けられたバックアップバッテリによってそのキャビン昇降装置を駆動させることができるように構成したため、メイン電源が不通になってもキャビンを降下させることができる。
【0112】
請求項7の本発明によれば、キャビン可動式作業機械の外部に設けられた緊急降下スイッチを操作することにより、キャビンを緊急降下させることができるように構成したため、キャビン内のオペレータがキャビンを降下させることができなくなったとしても外部の人間がキャビンを降下させてオペレータを脱出させることが可能になる。
【0113】
請求項8の本発明によれば、緊急降下手段は、キャビン昇降装置を降下動作させるとともにドアロックを解除するように構成したため、キャビン内にオペレータが閉じ込められることを防止することができる。
【0114】
請求項9の本発明によれば、キャビンを昇降させるキャビン昇降装置と、キャビンが上昇操作された状態でドアが開けられた際に警報を報知する報知手段を備えたため、キャビンが高所にあるときにドアを開かないようオペレータに危険を報知することができる。
【0115】
請求項10の本発明によれば、キャビンがチルト操作された状態でドアが開けられた際に、警報を報知するように構成したため、オペレータに危険動作が行われていることを促すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態としてのスクラップローダの側面図である。
【図2】キャビン昇降装置の構成を示す要部拡大図である。
【図3】本発明に係るキャビン昇降制御の構成を示す電気回路図である。
【図4】本発明に係るキャビン昇降制御の構成を示す油圧回路図である。
【図5】本発明に係るキャビン昇降制御を示すフローチャートである。
【図6】図5の上昇速度算出制御を示すフローチャートである。
【図7】図5の下降速度算出制御を示すフローチャートである。
【図8】図5の上昇速度算出制御を示す別のフローチャートである。
【図9】図5の下降速度算出制御を示す別のフローチャートである。
【図10】本発明の第二実施形態を示す要部正面図である。
【図11】本発明に係るチルト制御の構成を示す電気回路図である。
【図12】本発明に係るチルト制御の構成を示す油圧回路図である。
【図13】本発明に係るチルト制御を示すフローチャートである。
【図14】従来のキャビン可動式作業機械を示す側面図である。
【符号の説明】
1 下部走行体
2 上部旋回体
3 ブーム
4 アーム
5 クランプ
6 アッパーフレーム
7 キャビン
8 平行リンク
9 後側ブラケット
11 可動フレーム
12 固定フレーム
13 回動シリンダ
Claims (10)
- キャビンを昇降させるキャビン昇降装置を備えたキャビン可動式作業機械において、
上記キャビン昇降装置の作動を制御する制御手段と、キャビンの自動昇降指令と手動昇降指令とを出力する操作体と、キャビンの位置を検出するキャビン位置検出手段とを有し、上記制御手段は、上記操作体から自動昇降指令が出力されたときに、キャビン位置が上限位置と下限位置の間にあるときはキャビン昇降装置を連続駆動し、上限位置または下限位置に到達したときは上記キャビン昇降装置を停止させ、上記操作体から手動昇降指令が出力されたときは上記キャビン昇降装置を単発的に作動させてキャビンを昇降させるように構成されていることを特徴とするキャビン可動式作業機械。 - 上記制御手段は、上記操作体が一定時間継続して操作されたときに自動昇降指令と判断し、上記操作体が単発的に操作されたときは手動昇降指令と判断するように構成されている請求項1記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記制御手段は、キャビンの昇降開始時、および昇降停止時にキャビン昇降装置の駆動速度を抑制してキャビンを中間位置よりも緩速で動作させるように構成されている請求項1または2記載のキャビン可動式作業機械。
- キャビンが移動可能に構成されているキャビン可動式作業機械において、
キャビンを移動させるための操作体と、上記キャビンのドアが閉じられている場合に信号を出力するドア閉検知手段と、このドア閉検知手段から信号が出力されている場合にのみ上記操作体による上記キャビンの移動操作を可能とする移動制限手段と、を備えてなることを特徴とするキャビン可動式作業機械。 - 上記ドアをロックするドアロック手段を有し、このドアロック手段は、上記キャビンの移動時にロック動作するように構成されている請求項4記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記キャビンを昇降させるキャビン昇降装置と、作業機械の駆動回路に電源を供給するメイン電源と、このメイン電源とは別に設けられたバックアップバッテリとを有し、このバックアップバッテリによって上記キャビン昇降装置を駆動させることができるように構成されている請求項4または5記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記キャビン可動式作業機械の外部に設けられキャビン緊急降下を操作するための緊急降下スイッチと、この緊急降下スイッチが操作された際に上記キャビン昇降装置を降下動作させる緊急降下手段と、を備えてなる請求項6記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記緊急降下手段は、上記キャビン昇降装置を降下動作させるとともにドアロックを解除するように構成されている請求項7記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記キャビンを昇降させるキャビン昇降装置と、上記キャビンが上昇操作された状態でドアが開けられた際に、警報を報知する報知手段が備えられている請求項4または5記載のキャビン可動式作業機械。
- 上記キャビンを水平姿勢から先上がりの傾斜姿勢に移動させるキャビンチルト装置と、上記キャビンがチルト操作された状態でドアが開けられた際に、警報を報知する報知手段が備えられている請求項4または5記載のキャビン可動式作業機械。
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- 2002-10-11 JP JP2002299276A patent/JP2004131006A/ja active Pending
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