JP2004129838A - 帯状装身具 - Google Patents

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Toru Uehara
植原  徹
Yoshiyuki Tezuka
手塚  美幸
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Abstract

【課題】柔軟性のバンドを腕時計ケースなどの他の部品と容易に着脱できるバンドを得る。
【解決手段】本発明による帯状装身具は、腕時計ケース10と、腕時計ケースの一方の側に連結された一方のバンド11と、他方のバンド13を有する。他方のバンドは腕時計ケースに連結された第1のバンド16と、第1のバンドに取付けられた連結枠17と、連結枠に連結された第2のバンド20とよりなる。第2のバンドの先端部に設けられた係合突起22を通過させる為、連結枠には、隙間21が形成されている。第2のバンドの先端部は連結枠を通過させて折り返され、係合突起が第2のバンドに形成された係合孔27に係合されて第2のバンドが第1のバンドに連結される。
【選択図】   図4

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、腕時計、ブレスレット、ネックレス、あるいはベルトなどの帯状装身具に関する。
【0002】
【従来の技術】
腕時計やブレスレットなどの帯状装身具には、天然皮革や合成皮革から成る皮革製バンド、合成樹脂製バンド、ゴム製バンド、あるいはメッシュバンドなど、柔軟に屈曲するバンドがしばしば用いられる。そして、これらの可撓性バンドは、帯状装身具を構成する他の構成部品である接続部品に連結される。バンドが連結される接続部品は、その帯状装身具の形態によって異なる。たとえば、腕時計ならばバンドはムーブメントを収納するケースや中留に連結され、あるいはブレスレットならばバンドは輝石を配置した基台などに連結される。また、バンドが、帯状装身具を構成する他のバンドに連結されることもある。
【0003】
しかしながら、これらの可撓性バンドは、柔軟な素材から成るがゆえに、傷つきやすい。そこで、このような帯状装身具の携帯者の中には、傷ついたバンドを新しいバンドに交換する者も少なくない。
また、携帯者の中には、帯状装身具の外観を変更したいがために、現在連結されているバンドを、異なる外観を呈する別のバンドに交換する者も多い。
【0004】
このため、帯状装身具においては、以前より接続部品に対してバンドを容易に交換できる技術が提案されてきた。たとえば、帯状装身具の1つである腕時計においては、バンドとバンドとを着脱できる構造が、すでに提案されている(特許文献1と2参照。)。
【0005】
その代表的な例を図19と20に示す。この従来技術においては、第1のバンド1の一端に、金属製矩形の枠体からなる連結枠2が連結されている。この連結枠の内側に、第2のバンド3の一端が挿通されて、連結枠の枠縁を介して、第2のバンドの他端に向けて折り返えされる。
第2のバンド3の折り返えされた部分3aには、バンド表裏方向に突出する係合突起4がリベット6によって取付けられている。第2のバンドの折り返さない部分、すなわち、第2のバンドの本体3bには、係合突起4が挿入係止される係合孔5が形成されている。そして、折り返した部分の係合突起が、係合孔5に挿入されて係止連結される。
この係止手段によって、第2のバンド3の一端に輪状部分が形成され、この輪状部分の内側に、第1のバンドに連結された連結枠の枠縁が挿通される。よって、第2のバンドが第1のバンドの連結枠に連結される。
【0006】
第2のバンドを第1のバンドの連結枠より取り外すには、携帯者は、折り返した部分の係合突起4を本体3bの係合孔5から外す。すると、第2のバンドが連結枠から抜脱され、第2のバンドが第1のバンドの連結枠より取り外される。
この構造は、係合突起と係合孔からなる係止手段を用いることで、特別な技能をもたない一般の携帯者でも、バンドを容易に着脱できるという利点を有する。
【0007】
【特許文献1】
実公昭53−33592号公報(第2頁、第1図)
実公平2−12990号公報(第4頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来技術の構造では連結枠の内側の広さ、特にバンドの長手方向に沿った内側の寸法である隙間寸法L1を広げてしまうと、第1のバンドと第2のバンドとの間のバンド長手方向の隙間寸法L2も広がってしまう。すると、帯状装身具の外観が間の抜けたものになり、帯状装身具の美観がはなはだ損なわれてしまう。
また、隙間寸法L1を広げてしまうと、連結枠のバンド長手方向の全体の寸法L3も長くなってしまう。連結枠の素材には、バンドを挿通しやすくするため、金属や硬質合成樹脂など、撓みにくい非可撓性材料が選ばれることが多い。よって、手首や腰などの身体の湾曲に沿わない連結枠が長くなり、帯状装身具の装着感が極めて悪くなってしまう。
【0009】
これらの理由により、このような構造において、連結枠の隙間寸法L1は、係合突起をともなうバンドが通過できるように確保されなければならない反面、なるべく狭く設定される必要がある。
このため、このような構造においては、バンドを連結枠に連結させようとしても、係合突起が連結枠の枠縁に引っ掛かりやすく、バンドを連結枠の内側に挿通させることが難しかった。同様に、バンドを連結枠から外そうとしても、係合突起と連結枠とが干渉して、バンドが連結枠から円滑に抜脱されなかった。
したがって、携帯者にとっては、バンドの着脱はできるものの、その作業は決して容易ではなかった。
【0010】
また、バンドを着脱する際に、係合突起と連結枠とが衝突しやすいので、係合突起にも連結枠にもすぐに傷がついてしまう。よって、短い使用期間で帯状装身具の外観が劣化してしまった。
【0011】
そこで、本発明の第1の目的は、容易にバンドが着脱できる帯状装身具を提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、帯状装身具の美観を損ねずにバンドが着脱できる帯状装身具を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本発明の帯状装身具は、請求項1に記載されたように、バンドと、バンドの先端部が連結される連結枠と、バンドの先端部に設けられた係合突起と、連結枠に設けられ係合突起の一部を通過させる通過許容手段を有することを特徴とする。
これにより、連結枠の枠間寸法を縮小しても、バンドの係合突起は、連結枠を通過する。よって、連結枠に対するバンドの挿通や抜脱が容易になるので、連結枠にバンドが容易に着脱される。
また、係合突起と連結枠との接触によって、係合突起と連結枠とが傷つく危険性も削減されるので、帯状装身具の美観が長期にわたり保たれる。
【0013】
連結枠は、接続部品に取付けられる別体の枠体とすることができる。あるいは、連結枠は、接続部品に一体に形成されてもよい。
また、係合突起の端部をバンド内部に埋め込むことにより、係合突起をバンドに固定することができる。これにより、係合突起が、皮革製バンドに対しても、容易に、かつ強固に取付けられる。バンドが合成樹脂やゴムから成るならば、係合突起の端部がバンド内部に埋め込まれるようにインサート成形してもよい。
あるいは、係合突起もバンドも合成樹脂やゴムから成るならば、係合突起がバンドと一体に形成されてもよい。
【0014】
係合突起は、バンドの折り返さない部分を機械的に係止できる機能を担い、バンド表裏方向に突出するものであるならば、どのようなものであってもよい。たとえば、衣服のボタンなどに用いられるスナップ部材などであってもよい。
【0015】
また、本発明は、請求項2に記載されたように、通過許容手段を、連結枠の前側部に形成され、かつ係合突起の一部を通過させるための通過部とすることができる。
この場合、本発明の帯状装身具は、請求項3に記載されたように、通過部を、連結枠の前側部に形成された対向端部、すなわち2つの開放端部の間に形成される隙間として形成することができる。この通過部は、2つの開放端部を連結枠に設けるだけで形成される。このような連結枠は、容易に、かつ安価に製造され得る。
また、本発明の帯状装身具は、請求項4に記載されたように、通過部を、連結枠の前側部の一部を細くすることにより、バンドの表裏方向に形成された通過溝として形成することができる。
あるいはまた、本発明の帯状装身具は、請求項5に記載されたように、通過部を、連結枠の前側部を外方に湾曲させた湾曲部の内側に形成された通過溝とすることができる。
通過溝を用いた連結枠は、容易に、かつ安価に製造され得るばかりか、開放端をもたないので、その強度も向上する。
【0016】
また、本発明の帯状装身具の係合突起は、請求項6に記載されたように、隙間を通過できない大きさの通過不能部と、隙間を通過できる大きさの通過可能部を含むことができる。これにより、係合突起係合手段が不用意に外れても、通過不能部が隙間に引っかかるので、意図せずにバンドが枠部より抜脱されることがない。よって、帯状装身具が不用意に携帯者の身体から外れる危険が回避される。この場合、請求項7に記載されたように、この係合突起が、隙間を通過できない大きさの頭部と、隙間を通過できるように形成された支柱とより構成されてもよい。
【0017】
また、本発明は、請求項8に記載されたように、係合突起係合手段を、係合突起の頭部が通過し得る係合孔とすることができる。
また、本発明の帯状装身具は、請求項9に記載されたように、連結枠の外側部間に架橋された補強枠を備えることが好ましい。これにより、連結枠に通過部を設けようとも、枠部に充分な強度が与えられる。特に、強度が不足する可能性がある、2つの開放端を設けた連結枠に補強枠を設けることが好ましい。補強枠は、連結枠におけるバンド幅方向に相対する2つの枠縁の間を架橋するように設けられればよく、その形状は問わない。
【0018】
また、上記の課題を解決するために、本発明の帯状装身具は、請求項10に記載されたように、バンドと、バンドの先端部が連結される連結枠と、バンドの先端部に設けられた結合突起と、結合突起をバンドに対し着脱可能にする着脱手段とを備えることを特徴とする。
これにより、係合突起をバンドから取り外せば、連結枠の隙間寸法を広げずとも、バンドが連結枠に容易に挿通される。次いで、バンドに係合突起を取付ければ、前述の従来構造と同様に、係合手段によってバンドは連結枠に連結される。そして、再び係合突起をバンドから取り外せば、バンドは連結枠より容易に抜脱される。このように、連結枠に対するバンドの挿通や抜脱が容易になるので、連結枠にバンドが容易に着脱される。
【0019】
また、係合突起はバンドから分離されるので、係合突起が連結枠に挿通される、あるいは抜脱される際に、係合突起が連結枠と接触することもない。よって、係合突起も連結枠も傷つかないので、長期にわたり、それらの美観が保たれる。
【0020】
この場合、請求項11に記載されたように、本発明の帯状装身具は、着脱手段として、係合突起に着脱される固定部材と係合突起との間でバンドが挟持される構成を採用できる。
これにより、両者の間でバンドを挟持するように、係合突起に固定部材を取付ければ、係合突起がバンドに容易に固定される。また、係合突起から固定部材を取り外せば、係合突起はバンドから容易に分離する。
【0021】
この場合、請求項12に記載されたように、係合突起と固定部材とが螺合されるようにすれば、係合突起と固定部材とが容易に着脱されるばかりか、係合突起と固定部材との着脱手段が安価に達成される。
また、本発明の帯状装身具における係合手段は、請求項13に記載されたように、バンドに形成され、かつ係合突起が挿入されて係止される係合孔を含むことができる。係合孔は、貫通孔であっても、有底の孔であってもよい。
【0022】
また、本発明の帯状装身具における連結枠は、請求項14に記載されたように、バンドに連結されてもよい。
あるいは、本発明の帯状装身具における連結枠は、請求項15に記載されたように、腕時計ケースに連結されてもよい。
また、本発明における連結枠は、これらの他にも、輝石を配置した基台や中留などに連結されてもよい。
【0023】
本発明における帯状装身具が腕時計である場合、請求項16、あるいは17に記載されたように、この腕時計は、腕時計ケースの一端に連結された一方のバンド本体と、腕時計ケースの他端に連結された他方のバンド本体と、一方のバンド本体と他方のバンド本体とを連結する中留機構とを含むことができる。この腕時計の他方のバンド本体は、連結枠を備える第1のバンドと、係合突起を備える第2のバンドとを備えることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】
(第1実施形態)
図1は本発明を腕時計のバンドに適用した第1実施形態を示す平面図、 図2はバンドの連結前を示す斜視図、図3、4は連結操作を示す斜視図、図5、6は各部の寸法を説明する為の平面図及び断面図、図7は抜け止めを説明するための斜視図である。
【0025】
この実施形態は、帯状装身具の1つとして、腕時計を例に説明される。
図1に示すように、腕時計ケース10の一方の側に形成された連結脚12に、尾錠14を有する一方のバンド11がばね棒により連結される。腕時計ケース10の他方の側に形成された連結脚15には、他方のバンド13が同じくばね棒により連結されている。
他方のバンドはケース10に取付けられた短い第1のバンド16と、第1のバンドに連結された連結枠17に対して取り外し可能に連結される長い第2のバンド20とよりなる。第2のバンド20には、複数のバンド長さ調節孔18が形成される。この実施形態では、これらのバンド11、16、20は、皮革バンドとして示される。
一方のバンド11の尾錠14と、他方のバンド13、詳しくは第2のバンド20の長さ調節孔18とが係合し、一方のバンド11と他方のバンド13が尾錠14を介して錠止される。よって、輪状につながった腕時計は、携帯者の手首に装着される。
【0026】
図2に示すように、連結枠17は、円柱状の金属線材を略C字形に折曲加工して形成される。連結枠17は、バンド幅方向に沿って延び、かつ第1のバンド16に結合された基部17aを備える。基部17aの両端それぞれより、バンド長手方向に沿って延出する枠縁である2つの外側部17bが備えられる。2つの外側部17bにおける、基部17aにつながらない端部それぞれより、バンド幅方向に沿って対向する一対の前側部17cが延びる。この両前側部17cの間に、通過許容手段を担う通過部である係合突起通過隙間21が形成される。
【0027】
第2のバンド20には、その先端部の裏側に金属製係合突起22が突設されている。係合突起22は、図6に示すように、その開放端部に位置する球形の頭部23、および頭部23に連続してバンドに向けて延出する中間の支柱24とを備える。頭部23の直径は支柱24の直径より大きく形成される。さらに、支柱24におけるバンド20に向いた端部には、支柱24よりさらに細い補軸24aを挟んで、一対の円板状の挟持部25、26が備えられる。挟持部26が挟持部25より外端部寄り、すなわち図における下側に位置する。
【0028】
挟持部25がバンド20の裏面(図における上面)に接するように、補軸24aと挟持部26とがバンド20内部に埋め込まれる。結果、挟持部25、26によりバンド2の一部が挟挟まれて、係合突起22がバンド20に固定される。このようにして、頭部23と支柱24が第2バンド20の裏側に突出する。
さらに、図4に示すように、連結枠17を介してバンド20を折曲した時に、係合突起22がバンド20と係合し得る位置において、バンド20に係合孔27が貫通される。
【0029】
ここで、図5に示すように、係合突起22の頭部23の直径D2は、連結枠17の係合突起通過隙間21の幅Wより大きく設定される。また、支柱24の直径D1は幅Wより小さく設定されている。
【0030】
次に、第2バンド20を第1のバンド16に連結する操作について説明する。図3に示すように、第2のバンド20の先端20aが、連結枠17内に表側(図における上方)より垂直に挿入される。係合突起22の支柱24が水平に保持されたまま、支柱24が連結枠の係合突起通過隙間21を通過する。
次に、図4に示すように、第2のバンド20が、連結枠17の裏側(図における下方)に引き出され、連結枠17を越えて折り返される。そして、係合突起22が下側より係合孔27に挿入されて、バンド20と16の連結が終わる。連結状態は、図19の従来のものと略同じとなる。
【0031】
係合突起22が隙間21を通過するためには、隙間21の幅Wは、少なくとも支柱24の直径D1より大きくなければならない。隙間21の幅Wは、頭部23の直径D2より大きくてもよい。すると、係合突起22の頭部23も、隙間21を通過できるようになる。
この実施形態のように、D1<W<D2のように設定すれば、連結枠17内の空間は係合突起22の頭部23を通過させるに足る大きさを必要としないので、その空間のバンド長手方向の長さを短くすることができ、バンドの外観の低化を免れることができる。
さらに、腕時計の装着時に、周辺物との不用意な接触などによる外力の負荷によって、係合突起22が係合孔27より離脱するようなことがあっても、図7に示すように、頭部23が連結枠17の前側部17cの端部に当たる。すると、頭部23は通過部21を通過できないので、連結枠17からバンド20が抜脱しない。すなわち、腕時計が、腕から離れて落下することはない。
第2のバンド20を第1のバンド16より外す時は、上記の連結手順を逆にたどって操作すればよい。
【0032】
本実施形態によれば、連結枠17に係合突起22が通過できる通過部を設けたので、バンド20と16の着脱が極めて容易になる。
【0033】
(第2実施形態)
図8は本発明の第2実施形態における連結枠部を示す平面図である。
連結枠30は、第2のバンド20及び係合突起22が通過し得る空間31を残して、2つの外側部30bの間に補強枠32が架設されている。この補強枠32を設けることにより、通過部33による連結枠30の強度の低下を補い、連結枠が拡幅して係合突起22の通過を許しバンドが落下するのを防止することができる。
このような補強により、例えば金属板をプレス加工することにより連結枠を簡単に製造することができる。
【0034】
(第3実施形態)
図9は第3実施形態を示す平面図、図10は連結枠の斜視図である。
連結枠35は、バンドが挿通される内部空間としての貫通孔が平板に形成された、ほぼ矩形の枠体である。連結枠35の前側部35cは、2つの外側部35bの端部をつなぐ枠縁であり、この前側部35cには実施形態1のような隙間としての通過部はない。前側部35cの一部を細くすることにより、前側部35cには、係合突起22の頭部23が通過し得る、連結枠35の表裏方向に貫通された凹部、あるいは切り欠けとして、通過溝36が形成される。この溝36の幅W1は、頭部23の直径D2より若干大きく設定される。
【0035】
次に、第2バンド20を第1のバンド16に連結する操作については、実施形態1と同じである。図9に示すように、係合突起22の頭部23が通過溝36を通過する。
連結枠35は、金属板をプレス加工して製造される。あるいは枠35は、合成樹脂やゴムを成形することにより製造される。
本実施形態によれば、前側部35cが1つにつながっているので、連結枠の強度が高い。第2実施形態のように連結枠に補強枠を設ける必要はないので、連結枠の加工が容易である。
【0036】
(第4実施形態)
図11は第4実施形態を示す平面図、図12は斜視図である。
本連結枠38は、その前側部38cが外方に湾曲され、前側部38cにU字形の通過溝40が形成される。このような枠38は、たとえば環状の金属の線材を曲げて形成される。そして、図11に示すように、係合突起22の頭部23が、通過溝40を通過できるようになっている。
本実施形態では、U字形の折曲により枠38の強度がさらに高くなる効果を有する。
【0037】
(第5実施形態)
図13は第5実施形態を示す斜視図、図14乃至図16は第2バンドの連結操作を示す側面図である。
図13に示すように、第1のバンド41には、環状の連結枠42が取付けられる。一方、第2のバンド43には、係合突起44が固定される。
係合突起44は、図14に示すように、頭部と支柱を含む係合突起本体45と、該本体に着脱可能に螺合する固定部材である固定ねじ46とよりなる。そして、第2のバンドには取付け孔47と係合孔48が形成される。固定ねじ46が、取付け孔47に挿通されて、係合突起本体45に螺入される。よって、係合突起本体45と固定ねじ46との間で第2のバンド43が挟持されて、バンド43に係合突起44が固定される。
【0038】
次に、第2のバンドの連結操作について説明する。
図13は連結前の状態を示し、図14に示すように、突起本体45から固定ねじ46が抜き出され、係合突起44が第2のバンドより外される。次に、第2のバンド43の先端部が連結枠42内に挿入され、連結枠42を通過する。図15に示すように、ねじ46が、取付け孔46に挿入回転され、突起本体45に螺入される。よって、バンド43に係合突起44が固定される。
最後に図16に示すように、突起本体45が係合孔48に挿入されて係合し、バンド41と43の連結が完了する。
【0039】
(第6実施形態)
図17は第6実施形態を示す斜視図である。
本例は、第1実施形態における連結枠17を、腕時計ケース51に取付けた例を示す。連結枠17とバンド20の連結操作は、第1実施形態と同じである。第2のバンド20の係合突起22が係合孔27に挿入される。このように、連結枠17を介してバンド20とケース51が連結される。
【0040】
(第7実施形態)
図18は第7実施形態を示す平面図である。
本実施形態は、本発明を、腕時計を装着する為の2本のバンドそのものを連結する中留金具に適用したものである。
すなわち、腕時計ケース52の一側に一方のバンド53が取付けられ、他側に他方のバンド54が取付けられる。一方のバンドには第1実施形態の連結枠17が取付けられ、他方のバンド54の裏側に係合突起22が固定される。また、他方のバンド54には、バンドの長手方向に並んだ複数個の係合孔55が設けられている。
【0041】
携帯者は、他方のバンド54の先端部を連結枠17の裏側から挿入し、連結枠17を介して折り返す。そして、携帯者は、係合突起22を腕の径に合わせて、係合孔55の一つに係合する。よって、両バンド53と54が連結されて、腕時計が手首に装着される。
【0042】
【発明の効果】
上記したように、本発明は、連結枠に対して容易にバンドが着脱できる帯状装身具を提供できる。また、本発明は、帯状装身具の美観を損ねずに、連結枠に対してバンドが着脱できる帯状装身具を提供できる。
たとえば、本発明の帯状装身具は、汚れたり、傷ついたり、あるいは切れたりしたバンドを、新しいバンドに容易に交換できる。
また、本発明の帯状装身具は、連結枠に対して、皮革バンドと合成樹脂バンドとを交互に付け替えたり、互いに異なる絵柄、模様、あるいは色調を備える複数のバンドを交互に付け替えたりして、帯状装身具の外観を容易に変化させることができる。
さらにまた、本発明の帯状装身具は、バンドを、よりバンド丈が長いバンドと交換して、帯状装身具の周長を長くすることができる。これにより、たとえば手首に巻回していた帯状装身具を、スキーウエアの上に巻回させることができる。あるいは、手首を多重に巻回するように装着できるファッショナブルな帯状装身具が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を腕時計のバンドに適用した第1実施形態を示す平面図である。
【図2】バンドの連結前を示す斜視図である。
【図3】連結操作を示す斜視図である。
【図4】連結操作を示す斜視図である。
【図5】各部の寸法を説明する為の平面図である。
【図6】各部の寸法を説明する為の断面図である。
【図7】抜け止めを説明するための斜視図である。
【図8】第2実施形態における連結枠部を示す平面図である。
【図9】第3実施形態を示す平面図である。
【図10】第3実施形態を示す連結枠の斜視図である。
【図11】第4実施形態を示す平面図である。
【図12】第4実施形態を示す斜視図であるである。
【図13】第5実施形態を示す斜視図である。
【図14】第2バンドの連結操作を示す側面図である。
【図15】第2バンドの連結操作を示す側面図である。
【図16】第2バンドの連結操作を示す側面図である。
【図17】図16は第6実施形態を示す斜視図である。
【図18】図17は第7実施形態を示す平面図である。
【図19】従来のバンドの連結部を示す斜視図である。
【図20】従来のバンドの連結部を示す切断側面図である。
【符号の説明】
1          バンド
2          連結枠
3          バンド
3a        折り返えされた部分
3b        本体
4          係合突起
5          係合孔
6          リベット
10        腕時計ケース
11        バンド
12        連結脚
13        バンド
14        尾錠
15        連結脚
16        バンド
17        連結枠
17a      基部
17b      外側部
17c      前側部
18        バンド長さ調節孔
20       バンド
20a      先端
21        係合突起通過隙間
22        係合突起
23        頭部
24        支柱
25        挟持部
26        挟持部
27        係合孔
30        連結枠
30b      外側部
31        空間
32        補強枠
33        通過部
35        連結枠
35c      前側部
36        通過溝
38        連結枠
38c      前側部
40        通過溝
41        バンド
42        連結枠
43        バンド
44        係合突起
45        係合突起本体
46        固定ねじ
47        取付け孔
48        係合孔
51        ケース
52        腕時計ケース
53        バンド
54        バンド
55        係合孔

Claims (18)

  1. バンドと、
    バンドの先端部が連結される連結枠と、
    バンドの先端部に設けられた係合突起と、
    連結枠に設けられ係合突起の一部を通過させる通過許容手段と、
    バンドの先端部を連結枠を通過させて折り返したとき、係合突起が係合し得る位置において、バンドに形成された係合突起係合手段とよりなる帯状装身具。
  2. 請求項1に記載の帯状装身具であって、
    通過許容手段が、連結枠の前側部に形成され、係合突起の一部を通過させるための通過部である帯状装身具。
  3. 請求項2に記載の帯状装身具であって、
    通過部が、連結枠の前側部に形成された対向端部の間に形成される隙間である帯状装身具。
  4. 請求項2に記載の帯状装身具であって、
    通過部が、連結枠の前側部の一部を細くすることにより、バンドの表裏方向に形成された通過溝である帯状装身具。
  5. 請求項2に記載の帯状装身具であって、
    通過部が、連結枠の前側部を外方に湾曲させた湾曲部の内側に形成された通過溝である帯状装身具。
  6. 請求項3に記載の帯状装身具であって、
    係合突起が、隙間を通過できない大きさの通過不能部と、隙間を通過できる大きさの通過可能部を含む帯状装身具。
  7. 請求項6に記載の帯状装身具であって、
    係合突起が、隙間を通過できない大きさの頭部と、隙間を通過できるように形成された支柱とよりなる帯状装身具。
  8. 請求項3に記載の帯状装身具であって、
    係合突起係合手段が、係合突起の頭部が通過し得る係合孔である帯状装身具。
  9. 請求項3に記載の帯状装身具であって、
    連結枠の外側部間に架橋された補強枠を備える帯状装身具。
  10. バンドと、
    バンドの先端部が連結される連結枠と、
    バンドの先端部に設けられた係合突起と、
    係合突起をバンドに対し着脱可能にする着脱手段と、
    バンドの先端部を連結枠を通過させて折り返した時、係合突起が係合し得る位置においてバンドに形成された係合突起係合手段とよりなる帯状装身具。
  11. 請求項10に記載の帯状装身具であって、
    着脱手段が、係合突起に着脱される固定部材を含み、
    係合突起と固定部材との間でバンドが挟持される帯状装身具。
  12. 請求項10に記載の帯状装身具であって、
    係合突起と固定部材とが螺合される帯状装身具。
  13. 請求項1あるいは10のいずれかに記載の帯状装身具であって、係合突起係合手段が、バンドに形成され、かつ係合突起が挿入されて係合される係合孔である帯状装身具。
  14. 請求項1あるいは10のいずれかに記載の帯状装身具であって、連結枠が他のバンドに取付けられている帯状装身具。
  15. 請求項1あるいは10のいずれかに記載の帯状装身具であって、連結枠が腕時計ケースに取付けられている帯状装身具。
  16. 腕時計ケースと、
    腕時計ケースの一方の側に連結された一方のバンドと、
    腕時計ケースの他方の側に連結された他方のバンドと、
    他方のバンドはケースに連結された第1のバンドと、第1のバンドに取付けられた連結枠と、
    連結枠に連結された第2のバンドとよりなることと、
    第2のバンドの先端部に設けられた係合突起と、
    連結枠に設けられ係合突起の一部を通過させる通過許容手段と、
    第2のバンドの先端を連結枠を通過させて折り返した時、係合突起が係合し得る位置において、バンドに形成された係合突起係合手段とよりなる帯状装身具。
  17. 腕時計ケースと、
    腕時計ケースの一方の側に連結された一方のバンドと、
    腕時計ケースの他方の側に連結された他方のバンドと、
    他方のバンドはケースに連結された第1のバンドと、第1のバンドに取付けられた連結枠と、
    連結枠に連結された第2のバンドとよりなることと、
    第2のバンドの先端部に設けられた係合突起と、
    バンドに対し係合突起を着脱可能にする着脱手段と、
    第2のバンドの先端を連結枠を通過させて折り返した時、係合突起が係合し得る位置において、バンドに形成された係合突起係合手段とよりなる帯状装身具。
  18. 腕時計ケースと、
    腕時計ケースの一方の側に連結された一方のバンドと、
    腕時計ケースの他方の側に連結された他方のバンドと、
    一方のバンドに取付けられた連結枠と、
    他方のバンドの先端部に設けられた係合突起と、
    連結枠に設けられ係合突起の一部を通過させる通過許容手段と、
    他方のバンドの先端を連結枠を通過させて折り返した時、係合突起が係合し得る位置において、バンド長手方向に並べられてバンドに形成された複数個の係合突起係合孔とよりなる帯状装身具。
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