JP2004129735A - Game machine, game program, and server - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技装置やパチスロ遊技装置などの遊技機、遊技プログラム、及びサーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
遊技機の一例としてパチンコ遊技装置があり、近年のパチンコ遊技装置は、矩形枠状の本体枠と、同本体枠に組み込まれ、障害釘や各種入賞口などの遊技盤構成要素を設けた遊技盤と、同遊技盤の前面に設けられた本体枠の透明窓枠と、同透明窓枠の下側で前記本体枠の前面に設けられた上皿及び下皿と、同下皿の右側に設けられた発射ハンドルとを備えるとともに、前記遊技盤上に、変動・停止表示される複数の識別情報図柄、並びに遊技の状況に応じて適宜、動画像、静画像若しくはこれらを組み合わせた画面画像を表示可能とした液晶やCRTなどからなる表示部を設けた構成が一般的になっている。
【0003】
また、かかるパチンコ遊技装置は、予め定められた遊技プログラムを実行する制御部を備えており、同制御部によって、前記表示部などを含め装置の略全体を制御するようにしている。
【0004】
上記した近年のパチンコ遊技装置では、やはり遊技機の一つであるスロットマシンのように、図柄の組み合わせによりメダルが払い出される遊技形態が取り入れられた、所謂「可変表示ゲーム」を実行する遊技形態が採用され、これが人気を博し、広く普及している。
【0005】
すなわち、パチンコ遊技装置の遊技形態の基本は、前記発射ハンドルを操作して、遊技盤に設けられた入賞口に所謂パチンコ玉と呼ばれる金属製の遊技球を入球させることにより代価として入賞球を得、この入賞球の多寡を競うものであるが、可変表示ゲームを採用したパチンコ遊技装置では、遊技球を発射して前記入賞口の一種である始動口へ入賞させ、その入賞に基づき当選かはずれかを抽選するとともに、抽選結果に応じて前記表示部上に識別情報図柄を変動表示させ、抽選結果が当選となって識別情報図柄が予め定められた組み合わせ(以下、「当選組み合わせ停止図柄」という)で停止表示された場合には、特別に遊技球が入球しやすくなるように構成された入賞口の一種である大入賞口を開放して、遊技者に有利な状態である所謂「大当たり遊技状態」を発生させるようにしている。
【0006】
上記可変表示ゲームについてより具体的に説明すると、遊技球が前記始動口へ入球すると、その入球を受けて主制御部により内部抽選が行われ、抽選結果により、当選かはずれか、図柄の組み合わせ、変動演出パタンが決定されるとともに、副制御部により表示部上における表示制御がなされ、複数の識別情報図柄としての例えば3つ図柄(数字などを含む)が、夫々その場で回転したりスクロールしたりして変動表示され、前記決定内容に基づいて、最終的に停止表示される。
【0007】
この識別情報図柄の変動表示から停止表示までを1つのゲーム行程として実行し、抽選結果が当選となった場合、それに応じて複数の図柄が予め定められた所定の組み合わせ(例えば「1」「1」「1」などの所謂「ぞろ目」からなる前記当選組み合わせ停止図柄)で停止して、通常遊技状態から前述した「大当たり遊技状態」に移行し、閉鎖状態と開放状態とに開閉可能な前記大入賞口を所定時間開放して閉鎖する動作を15回〜16回程度繰り返すことにより、開放状態において遊技球の入賞が通常よりも容易となる状態を提供するようにしている。
【0008】
また、抽選結果がはずれとなった場合は、はずれに応じて例えば「1」「4」「9」などの不揃いの組み合わせ停止図柄で停止して、通常遊技状態が引き続き継続されるようになっている。
【0009】
このように、可変表示ゲームを採用したパチンコ遊技装置では、遊技者側から見ると、識別情報図柄の変動・停止が行われて当選組み合わせ停止図柄が表示されると、遊技球の払い出し量が増加可能な状態、すなわち遊技者に有利な状態が創出されるようになっている。
【0010】
しかも、上記可変表示ゲームでは、抽選結果によって、前記した複数図柄の当選組み合わせの中でも、例えば「3」「3」「3」や「5」「5」「5」、「7」「7」「7」などのような予め定められた特定の組み合わせとなった場合には、大当たり遊技状態の終了後に再び大当たり遊技状態へ移行する確率が高くなるいわゆる確率変動状態(以下、確変状態ともいう)になるようにした特別大当たりが設定されている。例えば、通常大当たりでは、大当たり遊技状態終了後に再度大当たり遊技状態へ移行する確率は320分の1程度であるが、確変大当たりでは、それを60分の1程度までUPさせるのである。
【0011】
また、可変表示ゲームを行うようにしたパチンコ遊技装置は、通常、それぞれ特定のテーマが決められており、そのテーマに沿った背景画像やキャラクタ画像などの静止画像、動画像からなる画面画像が、前記識別情報図柄とともに表示部に表示される。
【0012】
そして、これらの画面画像によって、前記図柄の変動表示を中心に、テーマに沿ったストーリー性を有する演出が映像として表示されるようになっており、特に大当たり遊技状態となると、様々な楽しい映像が演出画面として表示されるようになって遊技者を楽しませるようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
【0013】
しかし、かかる可変表示ゲームを行うようにしたパチンコ遊技装置は、上述したように、抽選で当選した場合に表示される当選組み合わせ停止図柄は、装置側において予め設定されているものであった。
【0014】
すなわち、表示部の制御を行う前記副制御部の記憶部には、大当たりを示す当選組み合わせ停止図柄が予め記憶されており、かかる設定されたものに基づい表示するのみなので、当選組み合わせ停止図柄はいつでも同じものとなる。
【0015】
つまり、図柄の設定について遊技者が介入する余地は全くなく、装置側で設定されている図柄の組み合わせに従わなければならないものであった。
【0016】
このように、従来のパチンコ遊技装置は、遊技球を発射させる以外については常に受身で遊技することになり、遊技を行う上で最も注目される図柄、図柄の組み合わせ、特に大当たり時の当選組み合わせ停止図柄に遊技者が関与したくともできない現状がある。
【0017】
そこで、遊技者が図柄の設定に関与できるようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
【0018】
これは、複数の図柄表示領域を有し、開始命令を受けた場合に各図柄表示領域それぞれに対して図柄を移動状態で表示し、停止命令を受けた場合に各図柄表示領域それぞれに対して図柄を停止状態で表示する図柄表示手段と、前記各図柄表示領域に対して当り図柄を指定する当り図柄選択手段と、前記当り図柄選択手段により前記各図柄表示領域に対して指定された当り図柄と、図柄表示手段により各図柄表示領域に表示される図柄とを比較し、その比較結果に基づいて当たり外れを判定する判定手段と、を備えた構成となっている。
【0019】
すなわち、各図柄表示領域に対して当り図柄を指定する当り図柄選択手段を備えていることに特徴があり、かかる当り図柄選択手段を用いて、遊技者が当り図柄を設定可能としている。
【0020】
【特許文献1】
特開2002−210149号公報(図6)
【0021】
【特許文献2】
特開2000−317037号公報(第2〜第6頁)
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記した従来の遊技機では、遊技者が当選組み合わせ停止図柄(当り図柄)を設定できるといっても、1種類のみの当り図柄であり、例えば前述のパチンコ遊技装置のように、通常大当たりと特別大当たりとがある場合には、簡単には対応できない。
【0023】
特に、二種類の当選図柄を自由に設定しようとすると、操作ミスや勘違いなどで、重複して入力するおそれがあり、重複して設定されたままでは、大当たり遊技状態が発生してもその大当たりの種類が分らず、遊技者が自分で設定したことが仇になる場合が考えられる。
【0024】
本発明では上記課題を解決することのできる遊技機、遊技プログラム、及びサーバを提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】
すなわち、請求項1記載の本発明では、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選する抽選手段と、抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とした表示手段と、前記抽選手段による抽選結果が当選し、前記表示手段に識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄が表示された場合、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、を備えた遊技機において、前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定する当選組み合わせ設定手段を設けた。
【0026】
また、請求項2記載の本発明では、当選組み合わせ設定手段は、複数の当選組み合わせ停止図柄を、それぞれ外部より設定可能とした。
【0027】
また、請求項3記載の本発明では、上記当選組み合わせ設定手段を、入力キー、キャンセルキー、及び決定キーを備える当選図柄設定操作部とした。
【0028】
請求項4記載の本発明では、上記当選組み合わせ停止図柄は、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選図柄からなることとした。
【0029】
また、請求項5記載の本発明では、上記当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄がそれぞれ重複することを防止する当選図柄重複防止機能を有することとした。
【0030】
請求項6記載の本発明では、所定の条件が満たされたことを受けて、当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、抽選結果を受けて複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択決定し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行する遊技を実行する遊技プログラムであって、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を、当選図柄設定操作部を介して外部より設定可能としたサブプログラムを有し、同サブプログラムは、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、受け付けた前記第1当選図柄と第2当選図柄とが重複しないように、当選組み合わせ停止図柄を決定するステップと、を含むこととした。
【0031】
請求項7記載の本発明では、端末機と通信可能であり、遊技機を示す遊技機画像を各端末機に表示可能としたサーバであって、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、遊技機画像中に複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択して表示し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、前記当選組み合わせ停止図柄を、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を各端末機から設定可能とし、さらに、これら第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が互いに重複することを防止する制御を、各端末機に対して行うようにした。
【0032】
【発明の実施の形態】
本実施の形態では、本発明に係る遊技機をパチンコ遊技装置として説明する。先ず、本発明の実施の形態で用いる用語を以下に定義する。
【0033】
(用語の定義)
「識別情報図柄」
識別情報図柄とは、図柄(数字を含む文字、記号、絵柄又は模様等)を用い、視覚により識別可能な情報を表した表示画像をいう。通常、液晶やCRTからなる表示手段上に表示される。
【0034】
「画面画像」
画面画像とは、上記「識別情報図柄」である変動する図柄の範疇に含まれる数字などを含む図柄や、キャラクタ画像、背景画像など表示部に表示される静止画像や動画像全てを含む概念である。
【0035】
「変動・停止表示」
変動表示とは、複数の識別情報図柄としての各図柄が順次変化する場合、例えば1つの識別情報図柄である図柄「7」から他の識別情報図柄である図柄「8」へ表示を変更する場合や、図柄「9」から他の図柄「☆」へ変更して表示する場合のほか、識別情報図柄を表示し得る表示領域において1つの識別情報図柄が表示されたままその識別情報図柄が移動して表示されるような場合、例えば、1つの図柄「7」が表示領域内において表示されつつ移動する場合を含む概念を指し、停止表示とは、前記識別情報図柄が停止した状態を指す。さらに、変動・停止表示とは、複数の識別情報図柄の組み合わせが決定されて停止表示された状態を指す。なお、識別情報図柄の表示態様が変化する場合、例えば1つの図柄「7」が変形して横長に表示されたり縦長に表示されたりする場合や、図柄が拡大あるいは縮小されて表示される場合等も変動表示の概念に含む。
【0036】
「可変表示ゲーム」
可変表示ゲームとは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであって、複数の識別情報図柄である複数の図柄から構成された識別情報図柄群を表示部に表示し、前記図柄それぞれが変動するように表示した後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示し、全ての図柄が停止したときにおける図柄の組み合わせが所定の組み合わせとなったときに、パチンコ遊技を遊技者に有利な状態に移行させることができるようにしたものであって、この変動表示と停止表示とを1つの行程として実行されるゲームである。図柄の変動・停止は、通常、遊技球が所謂始動口と呼ばれる特定の入賞口へ入賞したときに開始される。また、図柄の停止結果は、遊技球が始動口に入賞したことを受けて当選かはずれかを内部抽選し、その抽選結果に応じて決定される。また、この可変表示ゲームは所定回数待機させておくことができる。
【0037】
「当選」
当選とは、内部抽選を行った結果により決定される好ましい状態を指すものである。一般には、遊技球が前記始動口に入球した場合に、遊技者に有利な遊技状態のなかでも代表的な「大当たり遊技状態」に移行させるか否かを内部抽選して、「大当たり遊技状態」に移行することが決定された場合を「当選」と呼ぶが、それのみならず、本実施の形態においては、なんらかの決定を下す際に抽選行為が行われ、その結果が遊技者にとって有利な場合は全て「当選」と呼ぶ。
【0038】
「当選組み合わせ」
当選組み合わせとは、上述した内部抽選の結果に応じて、前述した「識別情報図柄」を表示部において変動表示させるが、内部抽選の結果が「当選」の場合に対応する識別情報図柄の組み合わせを指す。かかる組み合わせは予めいくつか定められており、一般的には、例えば「1」、「1」、「1」や「6」、「6」、「6」などの所謂「ぞろ目」からなる組み合わせとすることが多い。
【0039】
「当選組み合わせ停止図柄」
当選組み合わせ停止図柄とは、上述した当選組み合わせで上記表示手段上に停止表示された図柄を指す。
【0040】
「外れ組み合わせ」
外れ組み合わせとは、上記した可変表示ゲームの結果、停止表示された識別情報図柄の組み合わせが上記当選組み合わせ以外となった組み合わせを指す。
【0041】
「大当たり遊技状態」
大当たり遊技状態とは、内部抽選により「当選」となった場合に発生し、遊技者に有利な状態や利益を提供できる状態をさす。通常の大当たり遊技状態では、識別情報図柄が変動表示されて、上記「当選組み合わせ」で停止表示された場合、閉鎖状態と開放状態とに開閉自在とした大入賞口が所定時間開放されてその後閉鎖されるという動作(一連の動作を1ラウンドとする)を所定ラウンド回数(15ラウンド程度)繰り返し、開放状態において遊技球の入賞が通常よりも容易な状態を提供するようにしている。
【0042】
「特別(確変)大当たり」
特別(確変)大当たりとは、上記した「大当たり遊技状態」の中でも当該大当たり遊技状態が終了した後、次の大当たり遊技状態(通常大当たり、特別大当たりいずれでもよい)が発生するまでは、内部抽選による大当たりへの当選確率が通常よりも高確率となって、遊技者により有利な状態を提供する大当たりを指すものである。
【0043】
「通常遊技状態」
通常遊技状態とは、遊技者が遊技球を発射させて遊技を開始し、発射を止めて遊技を終了あるいは中断させるまでの間の遊技状態(上述した可変表示ゲームを含む)において、上記「大当たり遊技状態」を除く遊技状態を指す。
【0044】
以下、本発明の一実施形態について説明する。
【0045】
本発明は、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とするとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させるようにした遊技機であって、前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定可能としたものである。
【0046】
すなわち、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選する抽選手段と、抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とした表示手段と、前記抽選手段による抽選結果が当選し、前記表示手段に識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄が表示された場合、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、を備えた遊技機において、前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定する当選組み合わせ設定手段を設けたパチンコ遊技装置としている。
【0047】
上記抽選手段、大当たり実行手段は、実質的には遊技機内に設けられた制御部が担っており、また、識別情報図柄を変動停止表示する表示手段としては、液晶若しくはCRTからなるディスプレイとすることができる。なお、表示手段としては、本実施の形態では前記識別情報図柄を変動停止表示させるもののほか、さらに、7セグメント表示器やランプ類、あるいはスピーカなどの音声出力装置なども含まれる。
【0048】
また、当選組み合わせ設定手段は、例えば上皿近傍などのように、遊技者が操作しやすい場所に、入力キー、キャンセルキー、及び決定キーを備える当選図柄設定操作部として設けることができる。そして、この当選図柄設定操作部からなる当選組み合わせ設定手段、及び前記ディスプレイを含む表示手段のいずれについても、前記制御部により制御可能とするとよい。
【0049】
ところで、上記した「所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選する」というのは、例えば、遊技球が所定の入賞口に入球したことを受けて、制御部によって内部抽選を行い、当選かはずれかを決定するのである。このとき、当選する抽選確率は例えば1/320というように一定である。
【0050】
また、上記当選組み合わせ停止図柄は、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別(確変)大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選図柄からなるものとしている。なお、特別(確変)大当たりによる特別遊技状態終了後は、次の大当たり遊技状態(通常大当たり、特別大当たりいずれでもよい)が発生するまで、内部抽選による大当たりへの当選確率が1/60と高確率となる。
【0051】
そして、遊技者は、当選図柄設定操作部を操作して、通常大当たり時に表示される第1当選図柄と、特別(確変)大当たり時に表示される第2当選図柄とを、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から選択することになる。したがって、遊技中に内部抽選により当選した場合、当選の種類(通常大当たり、若しくは特別大当たりか)に応じて、遊技者が選択した第1、第2当選図柄が前記ディスプレイからなる表示手段に表示され、大当たり遊技状態への移行するのである。
【0052】
このように、大当たりになると、当選組み合わせ停止図柄が自分の設定した図柄で表示されるので、遊技者は喜びも倍増し、満足度も高まる。しかも、図柄設定に際しては選択して決定するだけでよいので設定操作も楽であり、遊技者の負担になることはなく、かえって能動的な遊技形態となって新鮮な気持ちで遊技することができる。
【0053】
なお、遊技者が選択可能な当選組み合わせ停止図柄は、好みが各人各様の様々な遊技者に対応できるように、多種多様なものを予め設定しておくことが好ましい。
【0054】
このように、遊技者が当選組み合わせ停止図柄を選択・決定できるようにした上記パチンコ遊技装置の制御部内には、下記のステップを含むパチンコ遊技プログラムが格納されており、これが実行されることになる。
【0055】
すなわち、同パチンコ遊技プログラムは、所定の条件が満たされたことを受けて、所定の抽選確率で当選かはずれかを抽選し、抽選結果を受けて複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択決定し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行する遊技を実行する遊技プログラムであって、かかる遊技プログラムに、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から遊技者が任意に選択したものを受付可能としたサブプログラムを備えさせたものである。
【0056】
また、遊技者が新たに当選組み合わせ停止図柄を設定するタイミングは特に限定されるものではないが、パチンコ遊技装置全体の制御が複雑になるのを避けるためにも、遊技球の発射モータが停止しており、かつ識別情報図柄の変動表示が行われていないときに制限しておくことが好ましい。そして、このように遊技球の発射モータが停止しており、かつ識別情報図柄の変動表示が行われていない休止状態の場合は、遊技盤上のディスプレイに、当選組み合わせ停止図柄の設定が可能である旨を示す表示がなされるようにしておくとよい。
【0057】
また、本発明の他の実施形態として、前記当選組み合わせ停止図柄が、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄とからなり、第1、第2当選図柄それぞれを任意に設定可能とするとともに、この場合の前記当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を、それぞれ外部より設定可能とすることもできる。
【0058】
ここで、外部からの設定とは、予め遊技機に設定されている複数の識別情報図柄の中から任意に選択して組み合わせて設定するほか、遊技者が当選組み合わせ停止図柄を新たに創出して設定することもできることを含むものである。
【0059】
例えば、本実施の形態では、複数の識別情報図柄の組み合わせからなるこれら当選組み合わせ停止図柄を三つの数字の組み合わせとしている。
【0060】
数字の種類としては、例えば1〜12までと制限してもよいが、組み合わせについての規制は不要である。例えば「3」「3」「3」や「1」「1」「1」、あるいは「12」「12」「12」などのように、3列の数字が所謂ぞろ目で組み合わせられたものでもよいし、あるいは「4」「10」「7」などのように、三つばらばらの数字を組み合わせたものでもよいし、あるいは、「1」「2」「3」などのように続き番号として読めるような組み合わせでもよいし、「2」「7」「2」などのように数字が重なるような組み合わせでもよい。
【0061】
このように、当選組み合わせ停止図柄を遊技者が自由に設定することができるようにすれば、例えば識別情報図柄として数字を用いる場合は、自分の誕生日にちなんだ数字となるように設定したり、自分のラッキーナンバーなどを設定したりして、大当たりを心待ちにすることができる。
【0062】
また、設定に際して、第1、第2当選図柄を共通にした場合、通常大当たりなのか、あるいは特別(確変)大当たりなのかを、遊技者は大当たり遊技状態が終了するまで分らず、そのことが却って期待感を増幅させる効用もあるが、大当たり遊技状態が発生した場合、その大当たりが通常大当たりなのか、特別(確変)大当たりなのかを分る方が、より好ましい。
【0063】
そこで、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が、それぞれ互いに重複しないように制御することができる。
【0064】
すなわち、上記当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が、入力時にそれぞれ重複することを防止する当選図柄重複防止機能を有する構成とするのである。
【0065】
この場合、例えば第1当選図柄と第2当選図柄とが重複して入力された場合、設定した当選図柄の変更を求める表示がなされたり、あるいは入力時に重複していることを示す注意が表示されたり、あるいは音などで報知されるようにしておくなどが考えられる。
【0066】
かかるパチンコ遊技装置の制御部内には、下記のステップを含むパチンコ遊技プログラムが格納されており、これが実行されることになる。
【0067】
すなわち、同パチンコ遊技プログラムは、所定の条件が満たされたことを受けて、所定の抽選確率で当選かはずれかを抽選し、抽選結果を受けて複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択決定し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行する遊技を実行する遊技プログラムであって、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を、当選図柄設定操作部を介して外部より設定可能としたサブプログラムを有し、同サブプログラムは、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、受け付けた前記第1当選図柄と第2当選図柄とが重複しないように、当選組み合わせ停止図柄を決定するステップとを含むものである。
【0068】
ここで、実際に上述してきたパチンコ遊技装置で遊技する場合について説明する。
【0069】
遊技状態にないパチンコ遊技装置は、遊技球の発射モータが停止しており、かつ識別情報図柄の変動表示が行われていない休止状態にあるので、遊技盤上のディスプレイに、当選組み合わせ停止図柄の設定が可能であることを示す表示がなされている。
【0070】
遊技者は、当選図柄設定操作部のボタン操作やキー操作により、当選組み合わせ停止図柄を自分好みで任意に設定することができる。
【0071】
例えば、三つの数字を含む文字の組み合わせを任意に設定する場合であって、算用数字で「5」「1」「2」を第1当選図柄として設定する場合は、数字を選択する入力キーを用いて「5」「1」「2」を順次入力し、決定キーを押すことで決定する。間違った場合は、その都度キャンセルキーを用いて設定しなおすことができる。
【0072】
次いで、第2当選図柄を設定する。ここで、誤って再度「5」「1」「2」というように、前記第1当選図柄と同じ組み合わせを入力すると、当選図柄重複防止機能がはたらいて、第1当選図柄と第2当選図柄とが重複していることを報知するとともに、第1当選図柄か第2当選図柄かのいずれかを変更することを求められる。
【0073】
例えば、遊技者が第1当選図柄をそのままにして、第2当選図柄を変更すると決めた場合、第2当選図柄を別の数字の組み合わせで再入力する。このとき、パチンコ遊技装置が本来備えている当選組み合わせ停止図柄に「7」「7」「7」の組み合わせがあった場合、これを第2当選図柄として入力してもよい。
【0074】
第1当選図柄として「5」「1」「2」が、また第2当選図柄として「7」「7」「7」が設定され、遊技中の内部抽選で通常大当たりが当選すると、これまでであればパチンコ遊技装置が本来備えている複数の当選組み合わせ停止図柄の中から選択的に表示されていたものが、この場合は常に「5」「1」「2」が表示される。また、遊技中の内部抽選で特別大当たりが当選すると、これまでであればパチンコ遊技装置が本来備えている複数の当選組み合わせ停止図柄の中から選択的に表示されていたものが、この場合は常に「7」「7」「7」が表示されるのである。
【0075】
このように、本実施の形態では、大当たりになると、遊技者が設定した当選組み合わせ停止図柄で表示されるので、遊技者の喜びは大きくなる。しかも、個々の好みで図柄設定を自由に行えるので、オリジナル性が高くなって、遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まる。
【0076】
なお、上述してきたように、本実施の形態では、遊技者により新たに第1、第2当選図柄が入力されると、予め固定的に備えられている本来の複数の第1当選図柄に相当する当選組み合わせ停止図柄、第2当選図柄に相当する当選組み合わせ停止図柄に代わり、新たに設定された図柄表示がなされるようにしているが、これは、制御部内に変換テーブルを備えておき、本来の当選組み合わせ停止図柄が選択されると、前記変換テーブルを介して新たに外部入力された当選図柄を表示するようにすれば、制御も容易である。
【0077】
したがって、上述した例によると、内部抽選によって通常大当たりが当選し、当選組み合わせ停止図柄としては、遊技機に予め設定されている当選組み合わせ停止図柄のうち、「4」「4」「4」が選択された場合、変換テーブルを介して新たに設定された「5」「1」「2」を表示するように、変動表示処理も行われて、「5」「・」「2」の表示形態でリーチ状態となり、その後、「5」「1」「2」の第1当選図柄が表示される。
【0078】
あるいは、遊技機に予め設定されている当選組み合わせ停止図柄のうち、「4」「4」「4」が選択された場合、最終的な当選組み合わせ停止表示のみを新たに設定された「5」「1」「2」で表示するようにし、識別情報図柄が変動表示されて、「4」「・」「4」の形でリーチとなったとしても、大当たりを示す当選組み合わせ停止図柄は「4」「4」「4」ではなく、変換テーブルにより変換された新たな当選組み合わせ停止図柄である「5」「1」「2」が表示されるようにしてもよい。
【0079】
なお、ここでは識別情報図柄を、数字を含む文字として説明したが、例えば干支を示す画像であったり、星座を示す画像であったり、その他模様などであっても構わない。
【0080】
また、他の実施の形態として、遊技者は、当選図柄設定操作部のボタン操作やキー操作により、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から好みに応じて任意に選択することができる。このとき、選択可能な当選組み合わせ停止図柄は、文字(例えば、「祝」「当」「選」など)、記号(「○」「△」「□」など)、その他の模様など様々な停止図柄を設定しておくと、遊技者の選択の幅が広がり、自分で設定する楽しみも増幅される。
【0081】
上述してきた当選組み合わせ設定手段を備えた本発明の遊技機についてまとめてみると、その基本形態としては、以下のとおりである。
【0082】
始動口に1つの遊技球が入ったことを受けて、「通常大当たり」、「特別大当たり(確変大当たり)」及び「はずれ」のいずれかを所定の確率で内部抽選する内部抽選手段と、同内部抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とした表示手段と、前記内部抽選手段による抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択するとともに、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段とを備えている。
【0083】
上記遊技機において行われる内部抽選は、例えば、遊技機内に設けられた制御部のROM等に、予め、乱数に対応して、「通常大当たり」、「特別大当たり」及び「はずれ」のいずれか1つを発生させることについて定めた確率テーブルを記憶しておき、上記制御部のRAM等に必要な確率テーブルを設定し、その後、上記制御部のCPUからなる主制御部により乱数のサンプリングを行うこと等により行うことができる。すなわち、主制御部が内部抽選手段として機能する。
【0084】
また、複数の識別情報図柄を制御部のROM等に記憶しておき、主制御部では、内部抽選結果に基づき、「通常大当たり」、「特別大当たり」及び「はずれ」に応じた識別情報図柄の組み合せからなる停止図柄、さらには演出画像のパタンを決定して、副制御部へ指令信号を出力する。副制御部では、必要な識別情報図柄やその他画面画像データをRAM等に書き込み、指令信号に基づいて、当選組み合わせ停止図柄を含む識別情報図柄の停止図柄組み合わせと演出パタンを生成し、表示手段に出力する。
【0085】
このとき、前記当選組み合わせ停止図柄について、遊技者が当選組み合わせ設定手段である当選図柄設定操作部から外部より入力設定できるようにしたことに本発明に係る遊技機の特徴があり、以下の形態がある。
【0086】
[1]当選組み合わせ停止図柄を、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選図柄からなる予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定する当選組み合わせ設定手段とを設け、同当選組み合わせ設定手段を、入力キー、キャンセルキー、及び決定キーを備える当選図柄設定操作部とした遊技機。
【0087】
すなわち、遊技者が設定できる当選組み合わせ停止図柄は、予めROM等に多種多様のものが記憶されており、遊技者は、当選図柄設定手段により、キー操作による簡単な操作で好みの当選組み合わせ停止図柄を正確に選択することが可能となる。
【0088】
自分で選択した通常大当たりに対応する第1当選組み合わせ停止図柄と、特別大当たりに対応する第2当選組み合わせ停止図柄とは、それぞれ通常大当たりと特別大当たり(確変大当たり)に符合するようにRAMに記憶される。そして、内部抽選により決定した当選の種類(通常大当たりと特別大当たり)に応じて、副制御部ではRAMより遊技者が設定した当選組み合わせ停止図柄を読み出し、これに置換して表示手段に出力する。
【0089】
[1]の本発明の遊技機によれば、通常大当たり、特別大当たりのいずれかが発生すると、遊技者が任意に選択した当選組み合わせ停止図柄で表示されることになり、遊技者は喜びも倍増し、かつ満足度も高まる。しかも、図柄設定に際しては、選択して決定するだけでよいので設定操作も楽であり、遊技者の負担になることがない。
【0090】
[2]上記[1]の遊技機において、当選図柄設定操作部を発射ハンドルで兼用できる遊技機であり、発射ハンドルの操作により、所定時間内に遊技球が所定の入球口に入球するか、あるいは所定時間内の発射数によって、識別情報図柄からなる当選組み合わせ停止図柄を選択する遊技機。
【0091】
[2]の本発明による遊技機によれば、キー操作などと違って不確定要素に依存することになるので、思わぬ選択結果になったりすることがあり、当選組み合わせ停止図柄の設定にもゲーム性が加味されることによる面白みが付加される。
【0092】
[3]上記[1]又は[2]の遊技機において、当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄がそれぞれ重複することを防止する当選図柄重複防止機能を有する遊技機。
【0093】
[3]の本発明による遊技機によれば、例えば遊技者が誤って第1当選図柄と第2当選図柄とを重複して入力しても、これを受け入れずに警告を表示したり警告音を発したり、あるいは、第1、第2当選図柄のいずれかの設定を変更するように促す画面表示などがなされる。したがって、入力ミスのおそれががなく、かつ遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まる。
【0094】
[4]当選組み合わせ停止図柄は、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄からなり、前記当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を、入力キー、キャンセルキー、及び決定キーを備える当選図柄設定操作部により、それぞれ外部より設定可能とした遊技機。
【0095】
すなわち、遊技者は、当選組み合わせ停止図柄を自由に設定することが可能であり、当選図柄設定操作手段により、所望する当選組み合わせ停止図柄を設定することができる。自分で設定した通常大当たりに対応する第1当選組み合わせ停止図柄と、特別大当たりに対応する第2当選組み合わせ停止図柄とは、それぞれ通常大当たりと特別大当たりに符合するようにRAMに記憶される。そして、内部抽選により決定した当選の種類(通常大当たりと特別大当たり)に応じて、副制御部ではRAMより遊技者が設定した当選組み合わせ停止図柄を読み出し、これに置換して表示手段に出力する。
【0096】
[4]の本発明の遊技機によれば、通常大当たり、特別大当たりのいずれかが発生すると、遊技者が任意に設定した所望の当選組み合わせ停止図柄で表示されることになり、遊技者の喜びは大きくなる。しかも、本遊技機では、個々の好みで図柄設定をキー操作による簡単な操作で自由かつ正確に設定することが可能となるので、オリジナル性が高くなって、遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まる。
【0097】
[5]上記[4]の遊技機において、当選図柄設定操作部を発射ハンドルで兼用できる遊技機であり、同発射ハンドルの操作により、所定時間内に遊技球が所定の入球口に入球するか、あるいは所定時間内の発射数によって、識別情報図柄からなる当選組み合わせ停止図柄を選択設定する遊技機。
【0098】
[5]の本発明による遊技機によれば、キー操作などと違って不確定要素に依存することになるので、思わぬ選択結果になったりする場合があり、当選組み合わせ停止図柄の設定にもゲーム性が加味されることによる面白みが付加される。
【0099】
[6]上記[4]又は[5]の遊技機において、当選組み合わせ設定手段は、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄がそれぞれ重複することを防止する当選図柄重複防止機能を有する遊技機。
【0100】
[6]の本発明による遊技機によれば、例えば遊技者が誤って第1当選図柄と第2当選図柄とを重複して入力しても、これを受け入れずに警告を表示したり警告音を発したり、あるいは、第1、第2当選図柄のいずれかの設定を変更するように促す画面表示などがなされる。したがって、入力ミスのおそれががなく、通常大当たり、確変大当たりの際には、それぞれ遊技者が所望する識別情報図柄によって構成されたオリジナルの当選組み合わせ停止図柄が表示され、遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まる。
【0101】
ところで、上記してきた遊技機としては、パチンコホールなどに設置されたパチンコ遊技装置、すなわち、所謂パチンコ玉と呼ばれる鋼球を遊技球として用いて遊技盤上に打ち出して遊技するとともに、前記遊技盤上には各種の表示を行う表示手段としての表示部を備え、さらに各種の制御を行う制御部をケーシング内に収容した遊技機に好適に適用することができるが、かかるパチンコ遊技装置は、必ずしも上述した実際の鋼球からなる遊技球を用いる必要はなく、パチンコ遊技盤を遊技画面として画像表示するディスプレイと、同ディスプレイ上に仮想遊技球を映像として打出し可能な遊技ハンドル(操作部)、パチンコ遊技プログラムを実行する制御部とを備えた映像パチンコ遊技装置であっても構わない。
【0102】
また、パチンコ遊技に限らず、スロットマシンのような遊技機に適用することも可能である。
【0103】
さらに、表示手段としての表示部と制御部とを備えた業務用若しくは家庭用のゲーム機に適用することも可能である。
【0104】
またさらには、汎用のコンピュータや携帯端末装置等に各種の制御を行うソフトウェアをインストールしたものにも適用できる。この場合、上述してきた遊技盤を含む遊技機画像の表示を実行させることのできる表示プログラムを含むパチンコ遊技プログラムを格納した記憶媒体を介して遊技を行うことができる。あるいは、インターネットなどを介して前記パチンコ遊技プログラムをダウンロードして遊技することができる。つまり、遊技機としては、サーバと端末装置(クライアント)とに分割して構成したものであってもよい。
【0105】
そのために、本発明は、上述したように、所定の条件が満たされたことを受けて、所定の抽選確率で当選かはずれかを抽選し、抽選結果を受けて複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択決定し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行する遊技を実行する遊技プログラムであって、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を、図柄設定操作部を介して外部より設定可能としたサブプログラムを有し、同サブプログラムは、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄が、図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄が、図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、受け付けた前記第1当選図柄と第2当選図柄とが重複しないように、当選組み合わせ停止図柄を決定するステップとを含む遊技プログラムとして提供することもできる。
【0106】
かかるパチンコ遊技プログラムを適宜の手段により実行することで、従来にない、遊技者が遊技の設定内容にまで関与できる能動的なパチンコ遊技を、誰もがどこででも楽しむことができる。
【0107】
また、端末機と通信可能であり、遊技機を示す遊技機画像を各端末機に表示可能としたサーバとしても提供可能としている。
【0108】
そして、かかるサーバにおいて、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、遊技機画像中に複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択して表示し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、前記当選組み合わせ停止図柄を、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を各端末機から設定可能とし、さらに、これら第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が互いに重複することを防止する制御を、各端末機に対して行うのである。
【0109】
かかるサーバにより、例えばインターネットなどを介して、遊技者が遊技の設定内容にまで関与できる従来にない能動的なパチンコ遊技を提供することが可能となる。
【0110】
ここで、本発明の実施の形態を、図面に基づいてより具体的に説明する。
【0111】
[第1の実施形態]
(パチンコ遊技装置の構成)
図1に本発明の第1の実施形態に係る遊技機としてのパチンコ遊技装置10の正面図を示す。なお、本実施の形態における遊技機は上述の[6]に相当する遊技機のうち、キー操作による簡単な操作で所望する当選組み合わせ停止図柄を自由に設定可能としたものである。なお、かかる遊技機においてパチンコ遊技装置としたものは、障害釘を遊技盤に一体的に形成したパチコン機をも含む概念である。
【0112】
図1に示すように、パチンコ遊技装置10は、矩形枠状の本体枠12に矩形板状の遊技盤14を組込み、同遊技盤14の前面には前記本体枠12の窓枠16を設け、さらに、同窓枠16の下側で本体枠12の前面には上皿20及び下皿22を設けるとともに、同下皿22の右側に発射ハンドル26を配設して構成している。
【0113】
上皿20の右側部には、後述する当選図柄設定操作部Fを設けるとともに、その近傍には上皿20内の遊技球をバイパス路を介して下皿22へ送るバイパス路開閉ボタン20aを設けている。46はスピーカであり、本体枠12の下側位置であって前記下皿22の下方に取付けられている。
【0114】
また、遊技盤14の前面には複数の障害釘(図1では入賞口の直上方に略平行に設けた一対の障害釘を除いて省略している)を打ち込んでいる。なお、釘を打ち込むような構成とせず、遊技盤14を樹脂素材で成形し、この樹脂素材の遊技盤14に金属製の棒状体を遊技盤14の前方向に突出するように植設する構成としてもよく、かかる構成とした遊技装置(パチコン機)にも本発明を適用することができる。
【0115】
発射ハンドル26は本体枠12に対して回動自在に設けており、遊技者は発射ハンドル26を操作することにより遊技球を遊技盤14上に発射してパチンコ遊技を進めることができる。
【0116】
なお、発射ハンドル26の裏側には発射モータ28を設けるとともに、周縁部にはタッチセンサ29を設けている。遊技者がタッチセンサ29に触れたときにタッチセンサ29から検出信号が出力されて遊技者が発射ハンドル26を手にしたと認識され、かつ遊技者が時計回り方向へ回動操作したときには、その回動角度に応じて発射モータ28に電力が供給され、上皿20に貯留された遊技球を遊技盤14に順次発射することができる。26aは発射モータ一時停止ボタンである。
【0117】
発射された遊技球は、遊技盤14上に設けられたガイドレール30に案内されて遊技盤14の上部に移動し、その後、上述した複数の障害釘との衝突によりその進行方向を変えながら遊技盤14の下方に向かって落下する。そして、後述する各種入賞口に入らなかった遊技球は、遊技盤14の中央最下部に位置する排出口53から回収される。
【0118】
遊技盤14を拡大した拡大正面図を図2に示す。なお、図1に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付すとともに、図2においても図1同様に障害釘の大部分を省略している。
【0119】
遊技盤14の前面の略中央には、後述する表示部としての表示装置32を設けている。なお、同表示装置32における後述の画面画像を表示する部分は、液晶ディスプレイパネルからなるものであってもブラウン管(CRT)からなるものであってもよい。また、本実施の形態では、表示装置32を遊技盤14の前面略中央に設けた場合を示したが、遊技者が見得るような位置であれば遊技装置10の何処の位置に表示装置32を設けても構わない。
【0120】
表示装置32の上方には、小型の副表示装置52を設けている。この副表示装置52は、例えば7セグメント表示器で構成することができ、表示情報である普通図柄を、変動と停止とを繰り返すように可変表示することができる。
【0121】
表示装置32の左右側部には、球通過検出器55(55a,55b)を設けている。この球通過検出器55(55a,55b)が遊技球の通過を検出したときには、上述した副表示装置52において、普通図柄の変動表示が開始され、所定の時間経過した後、普通図柄の変動表示を停止する。
【0122】
この普通図柄は、数字や記号等からなる情報であり、例えば「0」乃至「9」の数字や「☆」等の記号である。そして、この普通図柄が所定の図柄、例えば「7」となって停止して表示されたときには、後述する始動口44の左右両側に設けた可動片58(58a,58b)を駆動するためのソレノイド57(図4参照)に電流を供給して、始動口44に遊技球が入りやすくなるように可動片58(58a,58b)を駆動して始動口44が開放状態となるようにするのである。なお、始動口44を開放状態とした後、所定の時間が経過したときには、可動片58(58a,58b)を駆動して始動口44を閉塞状態とし、遊技球が入りにくくなるようにするのである。
【0123】
上述した副表示装置52の左右両側には、4つの保留ランプ34(34a〜34d)を設けるとともに、副表示装置52の直上方位置には、一般入賞口50を設けている。
【0124】
また、遊技盤14の下部には、大当たり入賞装置Mを設けている。
【0125】
かかる大当たり入賞装置Mは、図3に示すように、前カバー200と後基板201との間に装置各部材を介設したものであり、前カバー200に形成された大入賞口38には、シャッタ40を軸202を介してソレノイド48により上下開閉自在に作動するように設け、同シャッタ40の開放時に上側を向く当該シャッタ40の裏面にはガイド207を突設するとともに、シャッタ40の奥には特定領域203を構成する球通過孔と通常領域204を構成する球通過孔を形成している。また、シャッタ40の後方中央には、ソレノイド205により左右に傾動するスイング板206を配設している。
【0126】
前記シャッタ40は、後述する可変表示ゲームによって大当たり遊技状態になった場合に開放状態となるように、ソレノイド48により駆動される。かかるシャッタ40が開放されると、遊技球が所定時間あるいは所定入賞球数に至るまで開放状態が維持され、その後シャッタ40が閉塞される。したがって、シャッタ40が開放している間に大入賞口38に入賞した遊技球の数に応じて所要個数の賞球の払い出しを受けることができる。
【0127】
ところで、シャッタ40の開放時に、そのうちの1球がガイド207に沿って特定領域203に入球すると、シャッタ40は所定時間経過或いは所定数入球後においても次のシャッタ40の開放を約束しており、これが所定限度回数(例えば、15回)まで繰り返され得るところの遊技者にとって有利な大当たり遊技状態を実現するようにしている。
【0128】
なお、シャッタ40の開放当時にはスイング板206が左側へ傾動して、少なくとも1個の遊技球は左側の特定領域203に入球し易いように構成しており、遊技球が特定領域203に入球すると、入球をセンサが感知して、スイング板206がソレノイド205により右側へ傾動し、その後の遊技球は右側の通常領域204に入球するようにしている。
【0129】
さらに、遊技盤14の略中央に配置した前記表示装置32の左右両側には、図2に示すように一般入賞口54(54a,54b)を設けている。また、同表示装置32の下部の左右両側にも一般入賞口54(54c,54d)を設けるとともに、遊技盤14の左右端部には、第2の一般入賞口56(56a,56b)を設け、さらに前記大入賞口38の左右両側についても第2の一般入賞口56(56c,56d)を設けている。
【0130】
また、表示装置32の下部には、後述する可変表示ゲームが開始されて表示装置32に表示される複数、例えば3つの識別情報図柄である図柄を変動表示状態に移行する契機となる球検知センサ42を有する始動口44を特別の入賞口として設けている。そして、かかる始動口44をはじめ、上述した大入賞口38、一般入賞口54a〜54d及び第2の一般入賞口56a〜56dに遊技球が入賞したときには、入賞口の種類に応じて予め設定されている数の遊技球が賞球として払い出し装置59により上皿21または下皿22に払い出される。
【0131】
さらに、表示装置32の左右両側には、遊技球の経路を所定の方向に誘導するための風車状の転動誘導部材60(60a,60b)を設けるとともに、遊技盤14の外側の上左側と上右側とには装飾ランプ36(36a及び36b)を設けている。
【0132】
(パチンコ遊技装置の制御)
本実施の形態に係るパチンコ遊技装置10の制御回路を示すブロック図を図4に示す。
【0133】
上述した発射ハンドル26は、制御回路60のインターフェイス回路群62に接続し、インターフェイス回路群62は、入出力バス64に接続している。そして、遊技者が発射ハンドル26を回動操作すると、同発射ハンドル26の回動角度を示す角度信号が、インターフェイス回路群62により所定の信号に変換された後、入出力バス64に供給される。入出力バス64は、中央処理回路(以下、CPUと称する)66にデータ信号又はアドレス信号を入出力するようにしている。
【0134】
また、上記インターフェイス回路群62には、前記タッチセンサ29も接続しており、遊技者の手が触れたことを検出する検出信号をインターフェイス回路群62に出力した後、入出力バス64に供給される。
【0135】
さらに、インターフェイス回路群62には、各入賞口に設けた球検知センサ42、43を接続しており、球検知センサ42は遊技球が前記始動口44を通過したときに、球検知センサ43は遊技球が大入賞口38、一般入賞口54、第2の一般入賞口56、さらには排出口53を通過したときに、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
【0136】
さらに、インターフェイス回路群62には、球通過検出器55(左側球通過検出器55a,右側球通過検出器55b)を接続しており、同球通過検出器55は遊技球が通過したことを検出したときに検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。
【0137】
また、上述した入出力バス64に、ROM(リード・オンリー・メモリ)68及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)70を接続している。
【0138】
ROM68は、遊技装置10の遊技全体の流れを制御する遊技プログラムを含む制御プログラムや、個々の識別情報図柄やそれらの組み合わせ停止図柄等を記憶している。本パチンコ遊技装置10は、識別情報図柄を「1」、「2」、…、「12」からなる12個の数字としており、これらの図柄3つを1つの組み合わせ停止図柄として表示するようにしており、大当たり時の当選組み合わせ停止図柄としては、3つの図柄が同じ場合の所謂ぞろ目と呼ばれる組み合わせが予め設定されている。
【0139】
また、上記インターフェイス回路群62には、当選図柄設定操作部Fを接続しており、遊技者が、大当たり時に表示装置32に表示される識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を設定可能としている。
【0140】
すなわち、本実施の形態における遊技プログラムは、遊技球が前記始動口44に入ったことを所定の条件として、当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、抽選結果を受けて複数の識別情報図柄を表示装置32上に変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択決定し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行する遊技を実行する遊技プログラムであって、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を、当選図柄設定操作部Fを介して外部より設定可能としたサブプログラムを有し、同サブプログラムは、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄が、当選図柄設定操作部Fにより入力されたことを受け付けるステップと、大当たり遊技状態終了後に、制御回路60内の抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態(確変)に移行する特別大当たり(確変大当たり)に対応する第2当選図柄が、当選図柄設定操作部Fにより入力されたことを受け付けるステップと、受け付けた前記第1当選図柄と第2当選図柄とが重複しないように、当選組み合わせ停止図柄を決定するステップとを含むものである。
【0141】
したがって、かかるプログラムを実行することにより、遊技者は所望する当選組み合わせ停止図柄が表示されるように、外部から容易に設定でき、しかも、通常大当たりに対応する第1当選図柄と特別大当たりに対応する第2当選図柄とが重複することもないので、通常大当たりと特別大当たりとを、それぞれ好みの当選組み合わせ停止図柄で表示させ、大当たりの喜びに深く浸ることができる。
【0142】
当選図柄設定操作部Fは、図5に示すように、上皿20の右側部上面に設けられており、液晶表示部F1、入力キーF2、キャンセルキーF3、及び決定キーF4を備えている。
【0143】
かかる当選図柄設定操作部Fを操作することにより、後述するように、遊技者が表示装置32に表示される当選組み合わせ停止図柄を自由に設定することが可能となっている。なお、当選図柄設定操作部Fの配設位置やキー配列などについては、図示したものに限定されるものではなく適宜設定して構わない。
【0144】
また、本実施の形態では、前記当選図柄設定操作部Fによる設定入力タイミングを、遊技球の発射モータ28が停止しており、かつ識別情報図柄の変動表示が表示装置32上で行われていないときにのみ実行可能として、設定入力の実行タイミングを制限している。
【0145】
また、ROM68は、前記表示装置32において可変表示ゲームが実行される際に、変動表示や停止表示される識別情報図柄である図柄の画像データ、演出画面として表示される画面画像としての動体物などのキャラクタを示すキャラクタ画像データ、表示装置32の背景を構成する背景画像データ、及び動画映像画像データ、並びに遊技に用いる音データ、前記制御プログラムを実行するための初期データや、前記装飾ランプ36の点滅動作パターンを制御するプログラム等を記憶している。なお、上述した図柄の画像データは、表示装置32において識別情報図柄としての図柄を変動表示するときや、停止表示する際に用いるものであり、多様の表示態様、例えば、拡大した画像、縮小した画像、変形した画像等に応じた画像データを含む。また、上述したキャラクタ画像データ、背景画像データ及び動画映像画像データは、遊技を演出するために動画像、静止画像若しくはこれらを組み合わせた画像を画面画像として表示装置32に表示するためのものである。さらに、上述したキャラクタ画像データは、キャラクタの動作を表示すべく動作のそれぞれに対応した画像データを含むものであり、音データは、遊技を音響により演出するためのものであり、前記スピーカ46から効果音等の音声を発するために用いる。
【0146】
さらに、ROM68は、通常大当たりと特別大当たりとを発生させる抽選を行うために必要な確率テーブルや当該確率テーブルを用いて抽選を行うためのプログラムなどを記憶している。
【0147】
一方、RAM70は、上述した各プログラムで使用するフラグや変数の値、さらに上述した当選図柄設定操作部Fにより遊技者が入力設定した当選組み合わせ停止図柄を記憶している。すなわち、かかる新たな入力データを含め、CPU66による演算結果や遊技の履歴を示す累積リーチデータ、累積変動数及び累積大当たり回数を記憶している。
【0148】
そして、制御部であるCPU66は、ROM68から所定のプログラムを呼び出して実行することにより演算処理を行い、この演算処理の結果に基づいて前述の遊技者により新たに設定された当選組み合わせ停止図柄データやキャラクタ画像データ、背景画像データ、動画映像画像データ及び図柄画像データ並びに音データを、電子データとして伝送に関する制御やその他の制御を行う。
【0149】
また、CPU66は、上述した新たに遊技者により設定された当選組み合わせ停止図柄を含む識別情報図柄である図柄の画像データを読み出して、表示装置32において同図柄が変動表示されるように制御したり、複数の識別情報図柄の図柄の相互の組み合わせ状態が表示装置32において所定のタイミングで停止表示されるように制御している。
【0150】
また、入出力バス64には、インターフェイス回路群72を接続しており、同インターフェイス回路群72には、表示装置32,52、スピーカ46、発射モータ28、ソレノイド48,57,205、保留ランプ34及び装飾ランプ36、並びに払い出し装置59を接続している。そして、インターフェイス回路群72は、CPU66における演算処理の結果に応じて上述した各装置類それぞれを制御すべく駆動信号や駆動電力を供給する。
【0151】
前述した表示装置32は、変動図柄表示部と演出画面表示部とからなり、CPU66の制御によりこれらの2つの表示部に表示される画面の双方を合成して表示する。なお、表示装置32は、このような構成に限られず3つ以上の表示部を有する構成としてもよく、これらの表示部を合成することにより図柄の画像や演出画像を表示装置32に表示することとしてもよい。
【0152】
このように複数の表示部に表示される画面を表示装置32に表示することとしたことにより、1つの表示部に表示される図柄の変動シーンと演出画面表示される演出画面とを合成して多彩な表示形態を可能にしている。
【0153】
また、保留ランプ34は、始動口44に入った遊技球のうち、図柄を変動表示させるに有効な回数を示すものであり、装飾ランプ36は、遊技が大当たり遊技状態となったときやリーチ状態となったときに遊技者にその旨を示すべく点滅又は点灯するものである。さらに払い出し装置59は、CPU66からの制御信号により、遊技状況(例えば入賞口等に遊技球が入ったこと等)に応じて、上皿20又は下皿22に、予め定められた数の遊技球を払い出すものである。
【0154】
本実施の形態では、上述したCPU66などから演算処理装置により制御部が構成され、表示装置32から表示部が構成されている。
【0155】
なお、本実施の形態ではCPU66などからなる演算処理装置が1つとして説明しているが、必ずしも1つである必要はない。メインの演算処理装置としての主制御部と、画像表示を司るサブの演算処理装置としての副制御部を含む構成とすることもできる。
【0156】
例えば大当たり時における表示装置32の制御を行う際には、主制御部により内部抽選を行い、抽選により決定した当選の種類(通常大当たりと特別大当たり)に応じて、副制御部ではRAM70より遊技者が設定した当選組み合わせ停止図柄を副制御部内に設定した変換テーブルに読み出し、内部抽選結果により主制御部が決定した当選組み合わせ停止図柄と、遊技者が設定した当選組み合わせ停止し図柄とを置換して表示装置32に出力するものである。また、上記したROM68やRAM70も複数個備える構成であっても構わない。
【0157】
(パチンコ遊技装置10の動作)
本実施の形態に係る遊技装置10は上述してきた構成となっており、その動作を以下に説明する。なお、以下の説明において、パチンコ遊技装置10は起動しており、上述したCPU66において用いられる変数は所定の値に初期化され、定常動作しているものとする。また、以下に説明する遊技装置10は前述した[6]の遊技機である。
【0158】
まず、パチンコ遊技装置10は、パチンコ遊技を制御するパチンコ遊技プログラムを実行し、かかるプログラムから所定のタイミングで図6に示す遊技球検出ルーチンを呼び出して実行するとともに、前記当選図柄設定操作部Fによる設定入力を受け付けることができる組み合わせ設定処理ルーチン及び設定組み合わせ重複判定処理ルーチンを呼び出して実行するようにしている。
【0159】
すなわち、本実施の形態では、遊技球検出ルーチンの実行中に、遊技球の発射モータ28が停止しており、かつ識別情報図柄の変動表示が表示装置32上で行われていないときであれば、遊技者は随時好みの当選組み合わせ停止図柄を設定することができる。
【0160】
図7に組み合わせ設定処理ルーチン、図8に設定組み合わせ重複判定処理ルーチンを示す。
【0161】
遊技者が自分の好みの当選図柄組み合わせを設定する場合、当選図柄設定操作部Fの入力キーF2を操作して、当選組み合わせ停止図柄を設定していく。このとき、通常大当たりに係るもの、特別大当たりに係るもの、いずれが先であっても構わない。なお、入力キーF2の操作については、一般的に携帯電話などに設けら得ているテン・キーのように、一つのキーに設定された複数のカナやアルファベットあるいは記号などを、キー操作回数で選択できるように割り付けて、その後、漢字変換したり、選択した文字などを確定するようにしたりすることができる。
【0162】
図7に示すように、当選組み合わせ停止図柄について、第1の所望する図柄を遊技者が決定したかどうか、決定キーF4が操作されたときに出力される信号を検出して判断する(ステップS501)。決定したと判断すると、それがキャンセルされなかったかをキャンセルキーF3が操作されたときに出力される信号を検出して判断する(ステップS502)。キャンセルされていないと判断すれば、第1図柄が決定されたとして設定登録する(ステップS503)。
【0163】
同様な手順で、第2、第3の所望する図柄を遊技者が決定したかどうか、決定キーF4が操作されたときに出力される信号を検出して判断する(ステップS504、S507)。決定したと判断すると、それがキャンセルされなかったかをキャンセルキーF3が操作されたときに出力される信号を検出して判断する(ステップS505、S508)。キャンセルされていないと判断すれば、第2、第3図柄が決定されたとして設定登録する(ステップS506、ステップS509)。
【0164】
先に、通常大当たりに係る当選組み合わせ停止図柄を設定したのであれば、次に特別大当たりに係る当選組み合わせ停止図柄を上述の要領で設定するが、このときに設定組み合わせ重複判定処理ルーチンが読み出される。
【0165】
すなわち、通常大当たり組み合わせ設定処理を実行すると(ステップS510)、この設定された当選組み合わせ停止図柄を一旦RAM70に記憶する(ステップS511)。例えば、遊技者が通常大当たりの当選組み合わせ停止図柄として、漢字仮名混じり表示で「大」「当」「り」と設定したならば、この「大」「当」「り」を第1当選図柄としてRAM70に記憶するのである。
【0166】
次に、特別大当たり組み合わせ設定処理を実行すると(ステップS512)、この設定された特別大当たりに係る当選組み合わせ停止図柄を一旦RAM70に記憶する(ステップS513)。例えば、遊技者が特別大当たりの当選組み合わせ停止図柄として、漢字表示で「大」「勝」「利」と設定したならば、この「大」「勝」「利」を第2当選図柄としてRAM70に記憶するのである。
【0167】
そして、RAM70に記憶された第1当選図柄(この場合は「大」「当」「り」)と第2当選図柄(この場合は「大」「勝」「利」)とを比較する処理を行い(ステップS514)、両者が一致している場合は警告を発し(ステップS515)、遊技者に変更を促す。
【0168】
警告の方法としては、本実施の形態では液晶表示部F1に文字表示すると同時にアラーム音を発するようにしているが、いかなる方法・手段を採用しても構わない。
【0169】
ここでは、一文字は重複しているが、全体として異なっているので重複とは見なさず、結果的に第1当選図柄と第2当選図柄とが異なっているので警告は発せられないが、遊技者が第1当選図柄と第2当選図柄とを共に「大」「当」「り」などと同じ設定にした場合は警告が発せられるのである。
【0170】
このようにして、遊技者により第1当選図柄と第2当選図柄とが設定され、発射ハンドル26が操作されて遊技が開始されると、遊技球検出ルーチンが実行される。
【0171】
すなわち、図6に示すように、最初に、入賞口に遊技球が入ったか否かを検出する(ステップS11)。この入賞口は、例えば図2に示した例においては、一般入賞口50及び54a〜54d並びに第2の一般入賞口56a〜56dである。
【0172】
ステップS11において、上記入賞口に遊技球が入ったと判別したときには、入賞口の種類に応じて予め定められた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS12)。
【0173】
次に、始動口44に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS13)。このステップS13において、始動口44に遊技球が入ったと判別したときには内部抽選実行処理(ステップS14)を実行し、次いで可変表示ゲームを実行する。
【0174】
ステップS14における内部抽選実行処理では、前述の内部抽選を行い、「通常大当たり」、「特別大当たり」及び「はずれ」のいずれか1つの結果を発生させる処理を行うものである。なお、この内部抽選実行処理及び可変表示ゲームについては後に詳述する。
【0175】
さらに、球通過検出器55a,55bを遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS16)。このステップS16において、球通過検出器55a,55bを遊技球が通過したと判別したときには、上述したように、表示装置52において普通図柄を変動表示させる処理を実行する(ステップS17)。なお、上述したように、変動表示された普通図柄が停止したときに所定の図柄となったときには、可動片58a,58bを駆動して始動口44を短時間ながらも所定時間開放状態となるようにして、始動口44に遊技球が入りやすくなるようにしている。
【0176】
上述したステップS14において呼び出されて実行される内部抽選実行処理を行うサブルーチンを図9に示す。
【0177】
上述した抽選実行処理が開始されると、まず、CPU66の演算処理による内部抽選処理を実行する(ステップS400)。この抽選処理は、「通常大当たり」、確率変動を伴う「特別大当たり」及び「はずれ」のうちからいずれを発生させるかを決定する処理である。すなわち、CPU66は、ROM68に記憶された内部抽選に用いられる確率テーブルをRAM70に設定するとともに、乱数のサンプリングを行う。
【0178】
なお、確率テーブルをRAM70に設定する処理は、ステップS400を実行するたびに行う必要はなく、常にRAM70に設定しておいてもよい。また、ROM68に内部抽選に用いられる確率テーブルを複数記憶させておき、必要に応じて異なる確率テーブルをRAM70に設定することとして、通常大当たりを発生させる確率、特別大当たりを発生させる確率、及び、はずれを発生させる確率を変更させることもできる。
【0179】
次に、「通常大当たり」、「特別大当たり」及び「はずれ」のうち、どの結果が得られたかについて判断する(ステップS401)。
【0180】
ステップS401において、はずれの抽選結果が得られたと判断した場合、CPU66は、はずれに対応する抽選データをRAM70に記憶する(ステップS402)。このとき、はずれが発生したことになる。
【0181】
なお、この抽選データは、後述する可変表示ゲームを実行する際に用いられるデータであり、CPU66は、当該抽選データに基づき、後述する可変表示ゲーム処理において、変動図柄が組み合わせ停止表示される。
【0182】
ステップS401において、通常大当たりの結果が得られたと判断した場合、CPU66は、通常大当たりに対応する抽選データ、例えば通常大当たりに対応する当選組み合わせ停止図柄データなどをRAM70に記憶し(ステップS403)、さらに、通常大当たり情報を記憶する(ステップS404)。このとき、通常大当たりが発生したことになる。
【0183】
そして、通常大当たり情報を記憶した後、遊技者が当選図柄設定操作部Fにより入力設定した第1当選図柄(「大」「当」「り」)と変換する大当たり表示変換処理を行う(ステップS405)。
【0184】
すなわち、通常大当たりに対応させて予め設定されていた当選組み合わせ停止図柄(例えば「4」「4」「4」や「8」「8」「8」などの偶数のぞろ目の組み合わせ)に代わり、遊技者が設定した任意の当選組み合わせ停止図柄である第1当選図柄として、表示装置32に「大」「当」「り」と表示されるのである。
【0185】
ステップS401において、特別大当たりの結果が得られたと判断した場合、CPU66は、特別大当たりに対応する抽選データ、例えば特別大当たりに対応する当選組み合わせ停止図柄データなどをRAM70に記憶し(ステップS407)、さらに、特別大当たり情報を記憶する(ステップS408)。このとき、特別大当たりが発生したことになる。
【0186】
そして、特別大当たり情報を記憶した後、遊技者が当選図柄設定操作部Fにより入力設定した当選組み合わせ図柄である第2当選図柄(「大」「勝」「利」)と変換する大当たり表示変換処理を行う(ステップS409)。
【0187】
すなわち、特別大当たりに対応させて予め設定されていた当選組み合わせ停止図柄(例えば「3」「3」「3」や「7」「7」「7」などの奇数のぞろ目の組み合わせ)に代わり、遊技者が設定した任意の当選組み合わせ停止図柄である第2当選図柄として、表示装置32に「大」「勝」「利」と表示されるのである。
【0188】
このステップS409及び前記ステップS405の大当たり表示変換処理は、図10に示す大当たり表示変換処理ルーチンを呼び出して実行している。
【0189】
すなわち、図10に示すように、先ず、抽選結果が通常大当たりかどうかを判断し(ステップS601)、通常大当たりであれば、当該通常大当たりに対応するように予め設定されていた当選組み合わせ停止図柄を、RAMに新たに設定した設定データである「大」「当」「り」の当選組み合わせ停止図柄に変換する(ステップS602)。他方、特別大当たりであれば、当該特別大当たりに対応するように予め設定されていた当選組み合わせ停止図柄を、RAMに新たに設定した設定データである「大」「勝」「利」の当選組み合わせ停止図柄に変換するのである(ステップS603)。
【0190】
次いで、大当たり状態が発生しているか否かを判断し(ステップS410)、大当たり状態が発生していると判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【0191】
一方、ステップS410において、大当たり状態が発生していないと判断した場合、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在するか否か判断する(ステップS411)。なお、進行(表示)中の可変表示ゲームとは、現在、表示装置32に表示され、遊技者が見ることが可能な状態にあり、変動図柄が停止表示される前の可変表示ゲームである。すなわち、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在するということは、既に、1つの遊技球が始動口44に入り、後述する可変表示ゲーム処理ルーチンが実行されているということである。
【0192】
ステップS411において、進行(表示)中の可変表示ゲームが存在しないと判断した場合、後述する可変表示ゲームを実行する(ステップS412)。一方、進行(表示)の可変表示ゲームが存在すると判断した場合、本サブルーチンを終了する。
【0193】
次に、図9に示すステップS412において呼び出されて実行される可変表示ゲーム処理を行うサブルーチンについて、図11を用いて説明する。本サブルーチンが呼び出されることにより、表示装置32において表示されていた固定画面を通常画面へと切り替え、可変表示ゲームを開始するのである。なお、固定画面とは、表示装置32において実行される可変表示ゲームは実行されておらず、パチンコ遊技装置10においてパチンコ遊技のみが進行している際に表示装置32に表示される画面をいう。また、通常画面とは、表示装置32において可変表示ゲームが開始され表示装置32に表示される図柄が変動表示されてから、可変表示ゲームがリーチとなったり大当たりとなったりしたときの状態に至るまでのあいだに、表示装置32に表示される演出画面をいう。
【0194】
ここで、可変表示ゲームは、スロットマシンにおいてなされる遊技を模したゲームであり、複数の識別情報である複数の図柄を表示装置32に表示し、その各々が変動するように表示した後、所定のタイミングでこれらの図柄が順次停止するように表示するゲームであり、複数の変動図柄の変動表示が開始されてから、複数の変動図柄が停止表示されるまでを1回とするゲームである。
【0195】
また、可変表示ゲームにおいて停止表示された変動図柄の図柄の組み合わせが所定の組み合わせ、すなわち、前述したように内部抽選により通常大当たり、あるいは特別大当たりに当選となった場合には、予め設定されていた当選組み合わせ停止図柄(例えば「4」「4」「4」や「7」「7」「7」などのぞろ目の組み合わせ)に代わり、遊技者が設定した任意の当選組み合わせ停止図柄が表示装置32に表示されるとともに、大当たり状態が発生し、遊技者に対して有利な状態の提供が行われる。
【0196】
本パチンコ遊技装置10は、前述したように、「1」、「2」、…、「12」からなる12個の数字からなる図柄を1つの組として、これらの12個の図柄を表示装置32に順次表示し、その図柄が移動するように表示しつつ、図柄自身が変化するように表示する。
【0197】
例えば、表示装置32において、図柄の「1」を表示装置32の上から下へスクロールするように表示した後、図柄の「2」を上から下へスクロールするように表示し、続いて図柄の「3」を同様に上から下へスクロールするように表示するのである。そして、図柄の「1」から図柄の「12」までをこのような態様で表示した後、再び図柄の「1」をスクロールするように表示し、同様の表示を順次繰り返すのである。
【0198】
表示装置32においてこのように図柄を表示することにより、「1」から「2」へと、「2」から「3」へと、図柄がスクロールされながら順次変化して「12」まで表示され、次に再び「1」が表示されることとなるのである。このように1つの図柄の位置を移動させつつ図柄自体が順次変化するように図柄を表示する態様を変動表示という。また、ある図柄を停止させて表示する態様を停止表示という。
【0199】
なお、1つの組に属する図柄を表示装置32に表示する際において、表示される図柄は、組に属する1つの図柄のみに限られることはなく、複数、例えば2〜3個の図柄を同時に表示することとしてもよい。例えば、図柄「5」を表示装置32に変動表示しているときに、図柄「5」の下方に図柄「4」の一部又は全体を変動表示し、図柄「5」の上方に図柄「6」の一部又は全体を変動表示することとしてもよい。なお、上述した図柄の組は、スロットマシンにおいて用いられる1本のリールに表示された図柄の組に対応する概念である。
【0200】
さらに、可変表示ゲームが表示装置32において実行されるときには、複数の組の各々に属する図柄を表示する。例えば、3つの組に属する図柄の各々を横方向に表示することとした場合には、1つの組に属する図柄は表示装置32の左側に表示され、他の組に属する図柄は表示装置32の中央に表示され、残りの組に属する図柄は表示装置32の右側に表示されるのである。
【0201】
このように識別情報である図柄を表示することにより、表示部である表示装置32には複数の識別情報が表示されることとなるのである。例えば、1つの組に属する図柄のうちの1つの図柄のみを常に表示するように変動表示することとした場合には、表示装置32には3つの図柄、即ち左側に1つの図柄が表示され、中央に1つの図柄が表示され、右側に1つの図柄が表示されることとなるのである。また、可変表示ゲームが実行される際における組の数は、3つに限られることはなく、3以外の複数個の組に属する図柄を表示装置32に表示することとしもよい。
【0202】
上述したように図柄を表示することにより、複数の図柄、即ち複数の識別情報図柄が表示部である表示装置32に表示されることになるのである。更に、上述したように、1つの組に属する図柄について複数個の図柄を表示することとしてもよく、例えば、1つの組に属する2つの図柄を同時に変動表示するように表示することとし、3つの組について表示することとした場合には、表示装置32には、合計6個の図柄が変動表示されることとなるのである。
【0203】
そして、複数の組に属する図柄を変動表示した後、変動表示されていた全ての図柄を、前述した内部抽選実行処理ルーチンにおけるステップS405若しくはステップS409の処理によって変換された当選組み合わせ停止図柄(第1当選図柄、第2当選図柄)で停止するように、所定のタイミングで停止表示するのである。
【0204】
このとき、遊技者から見れば、可変表示ゲームが自分が任意に設定した当選組み合わせ停止図柄で大当たりになったことになり、遊技者に対して有利な状態の提供が行われる大当たり状態が発生する。
【0205】
例えば、3つの組に属する図柄を表示装置32に表示する場合に、内部抽選で通常大当たりに当選し、「2」「2」「2」という当選組み合わせ停止図柄が選択されると、従来であれば、1つの組に属する図柄が「2」で停止表示され、他の組に属する図柄も「2」で停止表示され、残りの組に属する図柄も「2」で停止表示されて、可変表示ゲームが通常大当たりに当選したとして、通常大当たり状態が発生し、遊技者に対して有利な状態の提供が行われるが、本実施の形態では、「2」「2」「2」に代わり、前記1つの組に属する図柄が「大」で停止表示され、他の組に属する図柄が「当」で停止表示され、残りの組に属する図柄は「り」で停止表示されて、遊技者が任意に設定した第1当選図柄である「大」「当」「り」が表示される。
【0206】
そして、かかる通常大当たり状態が発生したときには、上述したソレノイド48に電流を供給して遊技盤14の前面に設けられている大入賞口38のシャッタ40を開放し遊技球を大入賞口38に入り易くするのである。
【0207】
他方、確率変動を伴う特別大当たりの当選組み合わせ停止図柄、例えば、「3」と「3」と「3」とのゾロ目や「7」と「7」と「7」とのゾロ目の識別情報の組み合わせが内部抽選で選択された場合は、本実施の形態では、前述したように、遊技者が任意に設定した第2当選図柄である「大」「勝」「利」が表示装置32に表示されて、大当たり遊技状態へ高確率で再度移行可能な確率変動状態となるのである。
【0208】
ここで、「確率変動状態」とは、大当たりとなる確率が通常の遊技状態より高くなる(例えば、確率が1/320から1/60などのように5倍〜6倍に高くなる)ような制御状態を指し、例えば、表示装置32や表示装置32の上部中央にある表示装置52などに表示された図柄の変動から停止までの変動時間が短縮されたり、始動口44に設けた可動片58a,58bの開放状態の時間が延長されたりする時間短縮・延長制御も併せて行われる状態等を指す。
【0209】
また、この可変表示ゲームが実行されている際には、背景画像やキャラクタ画像等による演出画面も表示装置32に表示される。
【0210】
前述した内部抽選処理によって、CPU66の演算処理による内部抽選処理を実行し、上述したステップS402、S403またはS407においてRAM70に記憶した抽選データに基づいて、変動表示されていた複数の組に属する図柄を全て停止表示させて図柄が確定したときにおける図柄の組み合わせを予め決定し、可変表示ゲームが開始されると、図11に示すように、抽選データを更新(減少)させる(ステップS201)。すなわち、CPU66は、RAM70に記憶された抽選データの中から必要データを用いて下記のステップを実行するとともに、図柄を変動表示させるに有効な回数を示す保留ランプ34を一つ消去する処理を行う。
【0211】
先ず、選択された背景画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS202)。すなわち、前述した内部抽選処理が実行された後、CPU66によって、内部抽選処理の結果や、可変表示ゲームの進行状況等に応じて、背景画像を選択するプログラムが、ROM68から呼び出され実行される。
【0212】
次に、CPU66によって実行され得られた結果に基づいて、選択された背景画像の画面構成情報が、随時、CPU66によって、RAM70に生成される。上記背景画像としては、特に限定されるものではなく、可変表示ゲームの進行状況や、上記内部抽選処理の結果に基づいて、CPU66によって、適宜選択される。
【0213】
次に、選択されたキャラクタ画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS203)。すなわち、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66により選択されたキャラクタ画像の画面構成情報が、RAM70に生成される。
【0214】
このとき、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、キャラクタ画像の先頭位置が所定の移動量分ずれるように制御することにより、キャラクタ画像に動きを与えて表示させることができる。なお、キャラクタを示す画像については、必ずしも常に表示装置32上に表示されている必要はない。上記キャラクタ画像としては、例えば、図13に示すような人物を示す画像等を挙げることができる。
【0215】
次いで、識別情報である変動図柄の画面構成情報が、上記プログラムの実行結果に基づいて、CPU66によって、RAM70に生成される(ステップS204)。
【0216】
上記変動図柄を構成する各図柄となる画像の画面構成情報は、上述したプログラムに基づいて、CPU66によって、例えば、1/60秒や、1/30秒等毎の一定間隔の周期(フレームスパン)で、同一の識別情報を有する変動図柄となる画像について、画面構成情報の先頭位置を、所定の移動量分ずれるようにし、また、各変動図柄となる画像を、所定の順序で順次生成するように制御することにより、変動図柄の変動表示を行うことができる。さらに、フレームスパンや、画面構成情報の読み出しの先頭位置等を調整することによって、変動図柄の変動速度を制御することができるため、背景画像において、展開されている物語等に応じて、変動図柄の変動を滑らかにさせ、背景画像と、変動図柄との融合を図ることも可能である。
【0217】
なお、ROM68に、同一の変動図柄について、異なる形状となる複数の画像データを記憶させ、随時、CPU66から読み出し、表示装置32に送信することにより、変動表示中に、該変動図柄の形状が経時的に変化していくように表示させることも可能である。
【0218】
次に、1つの変動図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する(ステップS206)。すなわち、複数、例えば、三つの組のうち、1つの組に属する図柄を停止表示させるタイミングであるか否かを判断する。
【0219】
変動図柄を停止表示させるタイミングであると判断したときには、CPU66によって、1つの変動図柄を停止表示させる態様で変動図柄を表す変動図柄画像が選択され、該変動図柄画像の画面構成情報がRAM70に生成される(ステップS207)。
【0220】
次いで、ステップS202〜207において、RAM70に生成された画面構成情報に基づいて、CPU66によって、ROM68から、上記画面構成情報に対応する各画像データが読み出される。読み出された各画像データは、その後、上記画面構成情報内の表示される優先順位や、位置等に関する情報によって、表示装置32に表示される画像データとされた後、表示装置32に送信されて表示される(ステップS208)。上述したステップS202〜S208の処理は、後述するステップS209において複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判別されるまで繰り返し実行される。このように処理を繰り返し実行することにより、所定の態様でスクロールするように図柄を変動表示することができ、また、キャラクタ画像も所定の動作をするように表示することができる。
【0221】
ステップS208の処理を実行した後、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたか否かを判断する(ステップS209)。
【0222】
複数の組に属する図柄の全てが停止表示されていないと判断したときには、処理をステップS202に戻す。一方、複数の組に属する図柄の全てが停止表示されたと判断したときには、RAM70に記憶された通常大当たり情報若しくは特別大当たり情報が存在するか否かを判断する(ステップS210)。
【0223】
大当たり情報が存在すると判断した場合、後述する大当たり実行処理を行い(ステップS211)、大当たり状態を発生させ、遊技者に対して有利な状態の提供を行う。
【0224】
一方、RAM70に記憶された大当たり情報が存在しないと判断した場合、RAM70に記憶された抽選データが存在するか否かを判断する(ステップS214)。RAM70に記憶された抽選データが存在しないと判断した場合、待機中の可変表示ゲームは存在しないことになるので、本サブルーチンを終了する。
【0225】
一方、ステップS214において、RAM70に記憶された抽選データが存在すると判断した場合、待機中の可変表示ゲームが存在することになるので、RAM70に記憶された抽選データのうち、最も古い抽選データを読み出し(ステップS215)、処理をステップS201に戻す。その後、CPU66は、読み出した抽選データに基づいて、ステップS202〜S209の処理を繰り返し実行することになる。
【0226】
次に、前記テップS211において、大当たり遊技状態が発生した際に実行される大当たり実行処理ルーチンについて、図12を用いて説明する。なお、以下の説明では、大当たり遊技状態において断続的に15回の大当たり遊技が提供されることとする。また、当該大当たり遊技は、大入賞口38が開放状態となってから、当該大入賞口38に10球の遊技球が入るまで、又は、所定の時間が経過するまでを1回とする遊技である。さらに、1回の大当たり遊技を、1ラウンドということとする。また、「通常の大当たり遊技状態となる通常大当たり」と「確率変動状態での大当たり遊技状態となる特別大当たり」とでは異なる点がほとんどないため、区別しないで説明する。
【0227】
この大当り実行処理ルーチンにおいては、まず、大当たり遊技の回数であるnをn=1に設定する(ステップS301)。すなわち、CPU66は、RAM70に設けられた大当たり遊技の回数を記憶するテーブル(ラウンド数記憶テーブル)にn=1であることを記憶させる。
【0228】
次いで、大入賞口38が開放状態となるタイミングであるか否かを判断する(ステップS302)。
【0229】
上記大入賞口38が開放状態となるタイミングであると判断したときは、大入賞口38を開放する(ステップS303)。
【0230】
すなわち、CPU66は、インターフェイス回路群72を介して、ソレノイド48に駆動信号を供給することにより、大入賞口38を開放状態とする。これにより、遊技者が大入賞口38へ遊技球を入れることが可能となる。
【0231】
一方、上記大入賞口38が開放状態となるタイミングでないと判断したときは、処理をステップS302に戻す。
【0232】
次に、大入賞口38に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS304)。遊技球が大入賞口38に入ったか否かは、本実施の形態では大入賞口38に設けられた球検知センサ43により判断される。
【0233】
そして、大入賞口38に設けられた球検知センサ43により遊技球が検出された際には、検出信号をインターフェイス回路群62に供給する。この検出信号を受け取ったCPU66は、RAM70に設けられた大入賞口38に入った遊技球の数を記憶するテーブル(大入賞口遊技球記憶テーブル)に遊技球の数を記憶させ(ステップS305)、すなわち、払い出し装置59に制御信号を送信して払出装置59を駆動させ、予め定められた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS306)。
【0234】
ステップS304において、大入賞口38に遊技球が入っていないと判断した場合、又は、ステップS306において遊技球を払い出す処理を実行した場合には、次に、大入賞口38に所定の数の遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS307)。すなわち、CPU66は、大入賞口遊技球記憶テーブルに記憶された遊技球の数とRAM70の別の領域に記憶された所定の遊技球の数(10球)とを比較し、大入賞口38に入った遊技球が所定の数(10球)となっているか否かを判断する。
【0235】
大入賞口38に所定の数の遊技球が入っていないと判断したときは、大入賞口38が開放状態となってから所定の時間が経過したか否かを判断する(ステップS308)。すなわち、CPU66は、ステップS302において開始した経過時間のカウントが、所定の時間に達したか否かについて判断する。
【0236】
大入賞口38が開放状態となってから所定の時間が経過していないと判断したときは、処理をステップS304に戻す。
【0237】
一方、ステップS307において、大入賞口38に所定の数の遊技球が入ったと判断したとき、又は、ステップS308において所定の時間が経過したと判断したときには、大入賞口38を閉鎖する(ステップS309)。
【0238】
このように大入賞口38の開放時間は、大入賞口38に入った遊技球の数か、時間かのいずれかの要素により判断され、大入賞口38に所定の数の遊技球が入れば、所定の時間に達しなくとも大入賞口38は閉鎖され、一方、大入賞口38に入った遊技球の数が所定の値に達していなくても、所定の時間が経過すれば大入賞口38は閉鎖されるのである。
【0239】
また、大入賞口38の閉鎖は、インターフェイス回路群72を介して、ソレノイド48に駆動信号を供給することにより行う。
【0240】
次に、大当たり遊技の回数であるnに1を加算して、n=n+1とするように設定する(ステップS310)。すなわち、CPU66は、RAM70に設けられたラウンド数記憶テーブルにn=n+1となるように大当たり遊技の回数を記憶させる。
【0241】
そして、大当たり遊技の回数nが15以下であるか否かを判断する(ステップS311)。すなわち、CPU66は、まず、ラウンド数記憶テーブルに記憶された大当たり遊技の回数を読み出し、この回数とRAM70の別の領域に記憶されたn=15のデータとを比較し、大当たり遊技の回数nがn≦15であるか否かを判断する。大当たり遊技の回数nがn≦15であると判断したときには、処理をステップS302に戻す。従って、本サブルーチンでは、nが15を超えるまで、繰り返し大当たり遊技が行われることとなる。
【0242】
そして、大当たり遊技の回数であるnが15を超えるときは、次に、大当たり情報を更新(減少)させる(ステップS312)。
【0243】
すなわち、通常大当たりに基づく大当たり遊技状態が発生している場合(大当たり実行処理ルーチンが通常大当たりに基づいて実行されている場合)、RAM70に記憶された通常大当たり情報を削除する。
【0244】
一方、特別大当たりに基づく大当たり遊技状態が発生している場合(大当たり実行処理ルーチンが特別大当たりに基づいて実行されている場合)、RAM70に記憶された特別大当たり情報を1つ削除して本サブルーチンを終了する。
【0245】
また、本サブルーチンでは、nの最大数を15としたが、nは自然数であれば特に限定されず、15より大きくても、小さくてもよい。
【0246】
また、上述した大当たり実行処理ルーチンが実行されている間、表示装置32では、大当たり遊技状態が発生していることを遊技者に認識させるとともに、遊技を盛り上げるための演出画像が表示される。
【0247】
ここで、実際に本パチンコ遊技装置10で遊技する状況を想定し、図13を参照しながら同パチンコ遊技装置10の表示装置32に表示される画面画像について簡単に説明する。
【0248】
遊技者が発射ハンドル26を操作して遊技球を次々と打ち出している間、図13(a)に示すように、本実施の形態では、背景画像として表示装置32の上部側に昼間の街並みと信号機を表示し、下部側にはキャラクタ画像として男子青年が自動車に乗って道路を走る様子を表示している。また、表示装置32の下部側には前記道路や自動車と一部重なるように、3桁の識別情報図柄を横一列に表示している。ここでは、「1」〜「12」までの数字(図柄)からそれぞれ構成された3つの識別情報図柄群が横一列に並んでいる。
【0249】
そして、遊技盤14に打出された遊技球が始動口44に入球すると、前述したように内部抽選が行われ、その結果を受けて可変表示ゲーム処理ルーチンが実行される。
【0250】
前記内部抽選実行処理ルーチンのステップS400において、特別大当たりに当選した場合であれば、特別大当たり情報に基づいた演出画像を伴って可変表示ゲームが開始され、識別情報図柄の変動表示が開始される。すなわち、各識別情報図柄群の図柄がそれぞれ上方へとスクロール移動されるように表示が行われる(図13(b))。
【0251】
図13(c)に示すように、左側の識別情報図柄群、及び右側の識別情報図柄群が順次同一図柄「7」で停止表示されてリーチ状態となると、自動車の前方に警官が現れ、男子青年が驚く様子を示す演出画像が表示される。なお、この警官もキャラクタ画像の一つである。
【0252】
そして、特別大当たりを示す当選組み合わせ停止図柄が表示される場合には、図13(d)に示すように、警官に対して青年が免許証を差し出しす動作を行うと、従来であれば中央の最終変動図柄が「7」に確定して「7」「7」「7」で停止表示されるものが、本実施の形態では、遊技者が自分で第2当選図柄として設定した「大」「勝」「利」が表示されるのである。
【0253】
このように、識別情報図柄の変動表示により、遊技者が設定した第2当選図柄である所定の組み合わせ(ここでは「大」「勝」「利」)で停止した場合は、前記図12に示す大当たり実行処理ルーチンを実行して、特別大当たりに基づく特別(確変)大当たり状態を発生させる。すなわち、大入賞口38が所定時間開放してその後閉鎖するという動作を15回繰り返し、開放状態において遊技球の入賞を通常よりも容易になすとともに、前述した時短状態を伴う遊技状態が提供されるのである。
【0254】
さらに遊技が続いて、遊技球が始動口44に入り、前述したように内部抽選実行処理ルーチンのステップS400で内部抽選処理が行われ、その結果を受けて可変表示ゲーム処理ルーチンが実行される。
【0255】
内部抽選実行処理ルーチンのステップS400で通常大当たりに当選した場合、通常大当たり情報が記憶され(内部抽選実行処理ルーチンにおけるステップS404)、この通常大当たり情報に基づいて、表示装置32上では、通常大当たり情報に基づいた演出画像を伴って、可変表示ゲームが開始される。
【0256】
すなわち、表示装置32において識別情報図柄の変動表示が開始され、現在表示中の可変表示ゲームは通常大当たり情報に基づいたものであるから、その後、図13(b)及び図13(c)で示したように可変表示ゲームが進行し、遊技者が第1当選図柄として設定した「大」「当」「り」が当選組み合わせ停止図柄として表示され、引き続いて通常大当たり状態が開始されることになる。
【0257】
以上説明してきたように、本実施の形態では、当選組み合わせ停止図柄が大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄とからなり、第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を、それぞれ互いに重複しない範囲で外部より設定可能としたことにより、通常大当たり、特別(確変)大当たりの際には、それぞれ遊技者が所望した任意の識別情報図柄によって構成されたオリジナルの当選組み合わせ停止図柄が表示されることになり、遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まっていく。しかも、第1当選図柄と第2当選図柄とを設定する際に、両者が重複するおそれもないので、誰でも簡単に安心して設定することが可能である。
【0258】
また、当選組み合わせ設定手段を、入力キー、キャンセルキー、及び決定キーを備える当選図柄設定操作部としたので、操作が簡単であり、誰でも所望する当選組み合わせ停止図柄を容易に設定することができる。
【0259】
[第2の実施形態]
パチンコ遊技装置10の第2の実施形態として、前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定可能とすることもできる。
【0260】
すなわち、遊技者は、当選図柄設定操作部Fを操作して、通常大当たり時に表示される第1当選図柄と、特別(確変)大当たり時に表示される第2当選図柄とを、予め設定された複数の当選図柄の中から選択することになる。
【0261】
遊技者が選択可能な当選組み合わせ停止図柄は、好みが各人各様の様々な遊技者に対応できるように、多種多様なものを予め設定しておくことが好ましく、例えば入力キーF2を操作すると、図14に示すように、表示装置32に多数の当選組み合わせ停止図柄候補が表示され、決定キーF3を操作して、候補中から好みに応じて当選組み合わせ停止図柄を選択決定するのである。図示したものは、第1当選図柄の選択画面であり、ここでは「祝」「当」「選」を選択している。
【0262】
この場合、図柄設定に際しては選択して決定するだけでよいので設定操作も楽であり、遊技者の負担になることがない。
【0263】
また、この場合も、遊技中に内部抽選により当選した場合、当選の種類(通常大当たり、若しくは特別大当たりか)に応じて、遊技者が選択した第1、第2当選図柄が前記ディスプレイからなる表示手段に表示され、大当たり遊技状態へ移行することになるので、遊技者は喜びも倍増し、満足度も高まる。そして、やはり能動的な遊技形態となるので新鮮な気持ちで遊技することができる。
【0264】
[第3の実施形態]
上述した実施形態においては、パチンコ遊技を制御するプログラムや、図6に示した遊技球を検出するためのプログラムや、図7に示した組み合わせ設定処理を行うプログラムや、図8に示した設定組み合わせ重複判定処理を行うプログラムや、図9に示した内部抽選実行処理を行うプログラムや、図10に示した大当たり表示の変換処理を行うプログラムや、図11に示した可変表示ゲームを実行するプログラムや、図12に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムがパチンコ遊技装置10のROM68やRAM70に記憶されている場合を示したが、図15に示すように、インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等の電気通信回線網(ネットワーク)Nを介してサーバSに通信可能に接続された端末機Cを操作者が操作することによりパチンコ遊技を行うことができるように構成することもでき、その場合においては、上述したプログラムやこれらのプログラムで用いるデータをサーバSや端末機Cが有することとしてもよい。
【0265】
このようにサーバSと端末機Cとからなる構成とした場合には、サーバSは、パチンコ遊技を制御するプログラムや、図6に示した遊技球を検出するためのプログラムや、図7に示した組み合わせ設定処理を行うプログラムや、図8に示した設定組み合わせ重複判定処理を行うプログラムや、図9に示した内部抽選実行処理を行うプログラムや、図10に示した大当たり表示の変換処理を行うプログラムや、図11に示した可変表示ゲームを実行するプログラムや、図12に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムを予め記憶しておき、所定のタイミングでこれらのプログラムを端末機Cに送信するのである。
【0266】
一方、端末機Cは、これらの送信されたプログラムを一旦記憶し、記憶したプログラムを適宜読み出して実行することによりパチンコ遊技を進行させるのである。
【0267】
また、上記した各プログラムをサーバS側で実行し、その実行結果に応じて生成した命令を制御信号や制御情報として端末機Cに送信することとしてもよい。この場合には、端末機Cは、送信された制御信号や制御情報に従ってパチンコ遊技を行うための画像を選択したり生成したり、その画像を表示部に表示するのである。
【0268】
上述したような構成(図15参照)としたときにおける端末機Cの一例を図16及び図17に示す。
【0269】
図16に示した例においては、端末機Cは汎用のパーソナルコンピュータ100(以下「パソコン100」とする)であり、パソコン100に接続されている入力装置102(例えばキーボード)から遊技者の入力操作が入力される。
【0270】
また、パソコン100の制御部130は、後述するようにCPU108、ROM110、RAM112などからなり(図18参照)、この制御部130においてパチンコ遊技を制御するプログラムや、可変表示ゲームを制御するプログラムや、大当たり遊技状態での処理を実行するプログラム、また、当選組み合わせ停止図柄の組み合わせ設定プログラムや設定組み合わせ重複判定プログラムが実行されるのである。また、この制御部130は通信用インターフェイス回路120(図18参照)をも有しており、同制御部130は通信用インターフェイス回路120を介して後述するサーバSとの通信を行い、サーバSから送信される制御信号又は制御情報や、遊技プログラムやデータに基づいてパチンコ遊技や可変表示ゲーム、また、当選組み合わせ停止図柄の組み合わせ設定プログラムや設定組み合わせ重複判定プログラムを制御するのである。さらに、パソコン100に接続されている表示装置116には、図2に示すようにパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上においてパチンコ遊技が行われるのである。この遊技機画像上においては、上述した可変表示ゲームが実行される表示部132が画像として表示される。この表示部132において、上述したような識別情報図柄である図柄が表示されるのである。
【0271】
また、端末機Cの他の例を図17に示す。なお、図16に示した構成要素と対応する構成要素には同一の符号を付した。
【0272】
図17の例は、携帯型の専用端末機140を示すもので、専用端末機140に設けられている入力装置102(例えばスイッチ)から遊技者の入力操作が入力される。また、専用端末機140の内部に設けられた制御部130は、後述するようにCPU108、ROM110、RAM112等からなり(図18参照)、この制御部130においてパチンコ遊技や可変表示ゲームを制御するプログラムや当選組み合わせ停止図柄の組み合わせ設定プログラムや設定組み合わせ重複判定プログラムが実行される。また、この制御部130は通信用インターフェイス回路120も有し、同制御部130は通信用インターフェイス回路120を介して後述するサーバSとの通信を行い、サーバSから送信される制御信号又は制御情報や、遊技プログラムや、データに基づいてパチンコ遊技や可変表示ゲーム、当選組み合わせ停止図柄の組み合わせ設定プログラムや設定組み合わせ重複判定プログラムを制御するのである。さらに、専用端末機140の上面に設けられている表示装置116は、液晶ディスプレイパネルからなり、図2に示すようなパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上においてパチンコ遊技が行われるのである。この遊技機画像上においては、上述した可変表示ゲームが実行される表示部132が画像として表示される。この表示部132において、上述したような識別情報図柄である図柄が表示されるのである。
【0273】
上述したように、端末機Cとして用いた図16に示したパソコン100においては、表示装置116は制御部130から別体となって構成されており、サーバSから送信された表示制御信号等の各種の制御信号又は制御情報は、パソコン100の制御部130に供給され、制御部130は供給された制御信号又は制御情報に基づいて表示信号を生成し、生成した表示信号を表示装置116に供給するのである。
【0274】
一方、図17に示したような専用端末機140は、表示装置116は制御部130と一体となって構成されており、サーバSから送信された表示制御信号等の制御信号又は制御情報は専用端末機140の制御部130に供給され、制御部130は供給された制御信号又は制御情報に基づいて表示信号を生成し、生成した表示信号を表示装置116に供給するのである。
【0275】
なお、以下に説明する実施形態は、端末機の制御部と表示装置とが別体となった構成であっても、一体となった構成であっても、適用することができる。
【0276】
上述したパソコン100や専用端末機140などからなる端末機C(以下、パチンコ遊技用端末装置と称する)の構成を示すブロック図を図18に示す。また、このパチンコ遊技用端末装置と通信回線を介して接続され、種々の制御信号又は制御情報やデータをパチンコ遊技用端末装置に供給するサーバSの制御部80の構成を示すブロック図を図19に示す。
【0277】
遊技者の操作を入力するための入力装置102(例えばキーボードやスイッチ)は、パチンコ遊技用端末装置のインターフェイス回路104に接続され、インターフェイス回路104は、入出力バス106に接続されている。本実施の形態では、上記キーボードなどの入力装置102が当選図柄設定操作部Fとして機能するようにしている。
【0278】
入出力バス106は、中央処理回路(以下、CPUと称する)108にデータ信号又はアドレス信号が入出力されるようになっている。入出力バス106には、ROM(リード・オンリー・メモリ)110及びRAM(ランダム・アクセス・メモリ)112も接続されている。ROM110及びRAM112は、後述するようなプログラムや表示装置116に表示するための画像のデータを記憶している。
【0279】
また、入出力バス106には、インターフェイス回路群114も接続されている。インターフェイス回路群114には、表示装置116及びスピーカ118が接続されており、インターフェイス回路群114は、CPU108における演算処理の結果に応じて表示装置116及びスピーカ118のそれぞれに表示信号や音声信号を供給する。
【0280】
さらに、入出力バス106には、通信用インターフェイス回路120も接続されている。同通信用インターフェイス回路120は、電気通信回線網を介して後述するサーバSとの通信をするためのものである。
【0281】
一方、サーバSの制御部80は、図19に示すように、ハードディスクドライブ88と、CPU82と、ROM84と、RAM86と、通信用インターフェイス回路90とから構成されている。
【0282】
ハードディスクドライブ88は、パチンコ遊技用端末装置との通信をするためのプログラムや、パチンコ遊技用端末装置から発せられた情報を受信するためのプログラムや、パチンコ遊技を制御するプログラムや、可変表示ゲームを制御するプログラムや内部抽選処理プログラム、さらには当選組み合わせ停止図柄の組み合わせ設定プログラムや設定組み合わせ重複判定プログラムを記憶する。また、通信用インターフェイス回路90は、電気通信回線網を介して上述したパチンコ遊技用端末装置100や140との通信をするためのものである。
【0283】
上述したような構成とした場合においては、図16や図17に示したようなパチンコ遊技装置を模した遊技機画像をパチンコ遊技用端末装置100の表示装置116に表示し、遊技盤面、保留ランプ、装飾ランプ、可変表示ゲームを行うための表示部132や普通図柄を表示するための表示部152等の装置を示す画像や、遊技球を示す画像が表示装置116に表示される。この可変表示ゲームを実行するための表示部132においては、可変表示ゲームが実行された際には識別情報図柄である図柄が表示されるのである。
【0284】
以下に、パチンコ遊技用端末装置及びサーバのそれぞれで実行処理されるサブルーチンについて説明する。なお、以下の説明においては、パチンコ遊技用端末装置100,140及びサーバSは予め起動されて定常動作しているものとする。また、上述したCPU108やCPU82において用いられる変数は所定の値に初期化されているものとする。また、入賞口、始動口、球通過検出器等の装置や遊技球のそれぞれは、表示装置116において画像として表示されるものである。
【0285】
図20及び図21は、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されたときなどの所定のタイミングで、サーバSの制御部80のハードディスクドライブ88等の記憶媒体に記憶されている前述の各種プログラムをサーバSがパチンコ遊技用端末装置100,140に供給し、パチンコ遊技用端末装置100,140において供給されたプログラムを実行するときにパチンコ遊技用端末装置100,140、及びサーバSにおける制御部80のそれぞれで実行処理されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【0286】
図20は、パチンコ遊技用端末装置100,140において実行されるサブルーチンであり、メインルーチンから所定のタイミングで呼び出されて実行されるものである。なお、このメインルーチンは、サーバSとの通信が可能であるか否かを判断するためのプログラム等のサーバSとの通信をする際に必要となるプログラムを予め含んでいるものとする。
【0287】
最初に、サーバSからパチンコ遊技を実行するためのプログラム及びパチンコ遊技用端末装置においてパチンコ遊技を進行する際に必要な画像データをダウンロードする(ステップS31)。
【0288】
次いで、遊技者が入力装置102を操作することによりパチンコ遊技が開始されて、遊技プログラムが実行処理される(ステップS32)。この遊技プログラムは、パチンコ遊技を制御する遊技プログラムと、図6に示した遊技球を検出するためのプログラムと、図7に示した組み合わせ設定処理を行うプログラムと、図8に示した設定組み合わせ重複判定処理を行うプログラムと、図9に示した内部抽選実行処理を行うプログラムと、図10に示した大当たり表示の変換処理を行うプログラムと、図11に示した可変表示ゲームを実行するプログラムと、図12に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムとを含むものであり、前記した必要な画像データは、パチンコ遊技装置を模した遊技機画像や、背景画像や図柄の画像やキャラクタ画像等の画像を表示装置116に表示するためのものである。
【0289】
また、パチンコ遊技用端末装置100,140において遊技プログラムが実行された際には、遊技者が入力装置102を操作したことを検出する。
【0290】
そして、遊技者が入力装置102を操作したと検出したときには、上述したように、パチンコ遊技用端末装置100,140の表示装置116にはパチンコ遊技装置を模した遊技機画像が表示され、この遊技機画像上に可変表示ゲームを表示する表示部132も表示されるのである。
【0291】
さらに、遊技者が第1当選図柄、第2当選図柄の設定処理を行うために入力装置102を操作したときには、それに応じた画像を表示装置116に表示して、組み合わせ設定処理を行う。
【0292】
そして、遊技者が遊技球を発射すべく入力装置102を操作したときには、遊技球が遊技盤面上を移動するように視認できる遊技球の画像が遊技機画像上に表示されるのである。
【0293】
次に、入賞口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS33)。この入賞口は、上述の図2に示した一般入賞口50及び54a〜54d並びに第2の一般入賞口56a〜56dに対応する画像部分である。入賞口に遊技球が入ったと判別したときには、入賞口の種類に応じた数の遊技球を払い出す処理を実行する(ステップS34)。なお、このステップS34の処理は、パチンコ遊技用端末装置100,140においては、遊技球の数を表示装置116の何処かの位置に表示することとしても、遊技球の数をRAM112に記憶することとしてもよい。
【0294】
次に、始動口に遊技球が入ったか否かを判断する(ステップS35)。この始動口は、例えば、上述の図2に示した始動口44に対応する画像部分である。
【0295】
そして、ステップS35において、始動口に遊技球が入ったと判別したときには、上述した図9に示したサブルーチンと同様の内部抽選実行処理ルーチンを呼び出し実行するとともに(ステップS36)、図11に示したサブルーチンと同様の可変表示ゲーム処理ルーチンを呼び出し実行する。なお、可変表示ゲーム処理ルーチンが実行されたときには、図16及び図17に示した表示部132において、上述の図13に示したような背景画像や識別情報図柄やキャラクタ画像が表示される。
【0296】
さらに、球通過検出部を遊技球が通過したか否かを判断する(ステップS38)。この球通過検出部は、例えば上述の図2に示した球通過検出器55a,55bに対応する画像部分である。このステップS38において、球通過検出部を遊技球が通過したと判別したときには、表示部52において普通図柄を変動表示させる処理を実行する(ステップS39)。なお、上述したように、変動表示された普通図柄が停止したときに所定の図柄となったときには、可動片を駆動して始動口が開放状態となるように視認できる画像を表示して、始動口に遊技球が入りやすくなるように見える処理を行うのである。なお、可動片は、例えば上述の図2に示した可動片58a,58bに対応する画像部分である。
【0297】
次に、遊技が終了したか否かを判断する(ステップS40)。遊技が終了したか否かの判断は、遊技者が遊技を終了すべく入力装置102を操作したことを検出したときや、遊技球が予め定められた数だけ遊技盤面に発射されたことを判別したときに、遊技が終了したと判別するのである。遊技が終了していないと判別したときには、上述したステップS32に処理を戻す。一方、遊技が終了したと判別したときには、発射した遊技球の数や払い戻した遊技球の数等を示す遊技結果や、遊技が終了したことを示す遊技終了情報をサーバSに送信し(ステップS41)、本サブルーチンを終了する。
【0298】
図21は、図20に示したパチンコ遊技用端末装置100,140において実行される端末側処理ルーチンに対応して、サーバSの制御部80において実行されるサブルーチンである。
【0299】
最初に、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されて通信可能な状態となっているか否かを判断する(ステップS51)。
【0300】
そして、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されていないと判別した場合には、ステップS51に処理を戻す。
【0301】
一方、パチンコ遊技用端末装置100,140が起動されていると判別したときには、各種のプログラムや各種の画像データをパチンコ遊技用端末装置100,140に送信する(ステップS52)。このステップS52の処理は、上述した図20のステップS31の処理に対応するものである。
【0302】
上述したように、ステップS52においてパチンコ遊技用端末装置100,140に送信するプログラムは、パチンコ遊技を制御する遊技プログラムと、上述した図6に示した遊技球を検出するためのプログラムと、図7に示した組み合わせ設定処理を行うプログラムと、図8に示した設定組み合わせ重複判定処理を行うプログラムと、図9に示した内部抽選実行処理を行うプログラムと、図10に示した大当たり表示の変換処理を行うプログラムと、図11に示した可変表示ゲームを実行するプログラムと、図12に示した大当たり遊技状態での処理を実行するプログラムとを含むものであり、各種の画像データは、パチンコ遊技装置を模した遊技機画像や、背景画像や図柄の画像やキャラクタ画像等を表示装置116に表示するためのものである。
【0303】
次に、パチンコ遊技用端末装置100,140から遊技結果や遊技が終了した旨を示す情報が送信されたか否かを判断する(ステップS53)。このステップS53は、上述した図20のステップS41に対応するものである。
【0304】
そして、ステップS53において、遊技結果や遊技終了情報がパチンコ遊技用端末装置100,140から送信されていないと判別したときには、処理をステップS53に戻す。なお、パチンコ遊技用端末装置100,140において、図20に示したステップS32〜S40の処理が実行されている間は、サーバSの制御部80においては、上述したステップS53の処理が繰り返し実行されるのである。
【0305】
一方、ステップS53において、遊技結果や遊技終了情報がパチンコ遊技用端末装置100,140から送信されたと判別した場合には、遊技結果や遊技終了情報を受信し(ステップS54)、本サブルーチンを終了する。
【0306】
上述したような構成とした場合には、パチンコ遊技用端末装置100,140において遊技が開始される前に、パチンコ遊技を実行するためのプログラム及び各種の画像データがサーバSから常に送信されるために、サーバSにおいてプログラムや画像データが更新されたときには、遊技者は常に最新の遊技を楽しむことができる。
【0307】
上記実施形態においても、前記第1の実施形態と同様に、端末機に表示される遊技機画像の遊技盤上に発射された仮想遊技球が所定の画像入賞口に入球したと判断したことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、遊技機画像中に複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択して表示し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、前記当選組み合わせ停止図柄を、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を各端末機から設定可能とし、さらに、これら第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が互いに重複することを防止する制御を、各端末機に対して行うようにしている。
【0308】
したがって、大当たりになると、当選組み合わせ停止図柄が自分の設定した図柄で表示されるので、遊技者は喜びも倍増し、満足度も高まる。
【0309】
また、時間や場所を問わずに遊技可能な端末機を用いてパチンコ遊技を行えるように構成し、しかも能動的に遊技参加可能とすることで、パチンコ遊技の楽しさを遊技者が体験する機会が増加し、そのおもしろさに惹かれてパチンコホールへ新たに足を運ぶものも見込まれ、パチンコ遊技人口の減少を防止してパチンコ産業の発展に寄与することが可能となる。
【0310】
さらに、パチンコ遊技装置を遠隔から集中管理することも可能となり、しかも鋼製の遊技球(所謂パチンコ玉)を使用しない画像による映像パチンコとすれば遊技装置それぞれに対しての煩雑なメンテナンス作業も不要となる。
【0311】
【発明の効果】
本発明によれば、所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選する抽選手段と、抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とした表示手段と、前記抽選手段による抽選結果が当選し、前記表示手段に識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄が表示された場合、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、を備えた遊技機において、前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定する当選組み合わせ設定手段を設けたことにより、大当たりになると、遊技者が設定した当選組み合わせ停止図柄で表示されるので、遊技者の喜びは大きくなる。しかも、個々の好みで図柄設定を自由に行えるので、オリジナル性が高くなって、遊技者の満足度も著しく高まるとともに、能動的に遊技参加している意識も高まり、パチンコ遊技の面白さが深まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態に係るパチンコ遊技装置の概観を示す正面図である。
【図2】同パチンコ遊技装置の遊技盤面の拡大正面図である。
【図3】同パチンコ遊技装置における大当たり入賞装置の分解説明図である。
【図4】同パチンコ遊技装置の制御回路を示すブロック図である。
【図5】当選図柄設定操作部の説明図である。
【図6】パチンコ遊技装置において実行される遊技球を検出する処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図7】組み合わせ設定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図8】設定組み合わせ重複判定処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図9】図6に示したフローチャートのステップS14において呼び出されて実行される内部抽選実行処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図10】大当たり表示変換処理ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】図9に示したフローチャートのステップS412において呼び出され実行される可変表示ゲーム処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図12】図11に示す可変表示ゲーム処理のサブルーチンにおいて、大当たりとなった後の処理のサブルーチンを示すフローチャートである。
【図13】可変表示ゲームにおいて表示部に表示される画面画像の説明図である。
【図14】当選組み合わせ停止図柄の選択画面を示す説明図である。
【図15】インターネットやローカルエリアネットワーク(LAN)等の電気通信回線網を介して通信可能に接続されたサーバと端末機とを示す説明図である。
【図16】パチンコ遊技用の端末機の一例を示す概観図である。
【図17】パチンコ遊技用の端末機の他の例を示す概観図である。
【図18】本発明の実施形態であるパチンコ遊技用端末装置の制御回路を示すブロック図である。
【図19】本発明の実施形態であるサーバの制御回路を示すブロック図である。
【図20】本発明の実施形態であるパチンコ遊技用端末装置100,140において実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【図21】本発明の実施形態であるサーバ80において、実行されるサブルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
F 当選図柄設定操作部
10 パチンコ遊技装置(遊技機)
32 表示装置(表示部)
38 大入賞口
40 シャッタ
60 制御回路
66 CPU(制御部)
64 入出力バス
68 ROM
70 RAM
80 制御部
100 パチンコ遊技用端末装置(パソコン)
132 表示部
140 パチンコ遊技用端末装置(専用端末機)[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a gaming machine such as a pachinko gaming device or a pachislot gaming device, a gaming program, and a server.
[0002]
[Prior art]
There is a pachinko gaming device as an example of a gaming machine, and a recent pachinko gaming device is a gaming machine provided with a rectangular frame-shaped main body frame and game board components such as obstacle nails and various winning holes incorporated in the main body frame. And a transparent window frame of a main body frame provided on the front surface of the game board, an upper plate and a lower plate provided on the front surface of the main body frame below the transparent window frame, and provided on the right side of the lower plate. And a plurality of identification information symbols that are displayed as fluctuating / stopped, and a moving image, a static image, or a screen image combining these, as appropriate, depending on the game situation. A configuration in which a display unit made of a liquid crystal, a CRT, or the like is provided is generally used.
[0003]
Further, such a pachinko gaming machine includes a control unit for executing a predetermined game program, and the control unit controls substantially the entire device including the display unit.
[0004]
In the recent pachinko gaming machine described above, a gaming mode for executing a so-called "variable display game" in which a gaming mode in which medals are paid out by a combination of symbols is adopted, like a slot machine which is also one of the gaming machines. Adopted, this is gaining popularity and widespread.
[0005]
That is, the basis of the game mode of the pachinko gaming device is that, by operating the firing handle, a winning ball provided on the game board is made to enter a metal gaming ball called a so-called pachinko ball, so that a winning ball is paid as a price. In order to compete for the number of winning balls, in a pachinko gaming device employing a variable display game, a game ball is fired to make a prize in a starting port, which is a kind of the prize port, and a winning is determined based on the winning. While the lottery is selected, the identification information symbol is variably displayed on the display unit in accordance with the result of the lottery, and the lottery result is won, and the identification information symbol is a predetermined combination (hereinafter, “winning combination stop symbol”). ), A large winning opening, which is a kind of winning opening specially configured to facilitate the entry of a game ball, is opened to provide a state where the player is in an advantageous state. And so as to generate a "big hit gaming state".
[0006]
More specifically, the variable display game will be described. When a game ball enters the starting port, an internal lottery is performed by the main control unit in response to the ball entry, and depending on the lottery result, whether or not the winning is determined, the symbol is determined. The combination and fluctuating effect pattern are determined, and display control on the display unit is performed by the sub-control unit. For example, three patterns (including numbers) as a plurality of identification information patterns are rotated on the spot, respectively. The display is changed by scrolling, and finally stopped and displayed based on the determined content.
[0007]
The process from the change display of the identification information symbol to the stop display is executed as one game process, and when the lottery result is won, a plurality of symbols are determined in advance in accordance with a predetermined combination (for example, “1”, “1”). , "1", etc., the winning combination stop symbol consisting of a so-called "double eye" is stopped to shift from the normal gaming state to the "big hit gaming state" described above, and can be opened and closed between a closed state and an open state. The operation of opening and closing the special winning opening for a predetermined period of time is repeated about 15 to 16 times to provide a state in which the winning of the game ball is easier than usual in the open state.
[0008]
In addition, when the lottery result is lost, the game is stopped at an irregular combination stop symbol such as “1”, “4”, or “9” in accordance with the loss, and the normal game state is continued. I have.
[0009]
As described above, in the pachinko gaming machine employing the variable display game, when viewed from the player's side, the payout amount of the game balls increases when the identification information symbol is changed / stopped and the winning combination stop symbol is displayed. A possible state, that is, a state advantageous to the player, is created.
[0010]
In addition, in the variable display game, for example, “3”, “3”, “3” or “5” “5” “5”, “7” “7” “ In the case of a predetermined specific combination such as "7", a so-called probability variation state (hereinafter, also referred to as a probability change state) in which the probability of shifting to the jackpot game state again after the end of the jackpot game state is increased. A special jackpot has been set. For example, in a normal jackpot, the probability of shifting to the jackpot game state again after the end of the jackpot game state is about 1/320, but in the case of the probability change jackpot, it is increased to about 1/60.
[0011]
In addition, in pachinko gaming devices that play a variable display game, a specific theme is usually determined, and a still image such as a background image or a character image according to the theme, a screen image including a moving image, It is displayed on the display unit together with the identification information symbol.
[0012]
And, by these screen images, the effects having a story-like nature according to the theme are displayed as images, centering on the variable display of the symbols, and in particular, when the jackpot game state is reached, various fun images are displayed. It is displayed as an effect screen to entertain the player (for example, see Patent Document 1).
[0013]
However, in the pachinko gaming device that performs such a variable display game, as described above, the winning combination stop symbol displayed when a lottery is won is set in advance on the device side.
[0014]
That is, in the storage unit of the sub-control unit that controls the display unit, a winning combination stop symbol indicating a big hit is stored in advance, and only the display based on the set one is displayed. Will be the same.
[0015]
That is, there is no room for the player to intervene in the setting of the symbols, and the player must follow the combination of the symbols set on the device side.
[0016]
In this way, the conventional pachinko gaming device always plays passively except for launching the game ball, and the most noticeable symbols and combinations of symbols in performing the game, especially the winning combination stop at the time of the big hit There is a current situation where a player cannot be involved in a design.
[0017]
Therefore, a gaming machine has been proposed in which a player can participate in setting symbols (for example, see Patent Document 2).
[0018]
This has a plurality of symbol display areas, and displays a symbol in a moving state for each symbol display area when a start instruction is received, and displays each symbol for each symbol display area when a stop instruction is received. Symbol display means for displaying a symbol in a stopped state, hit symbol selection means for specifying a hit symbol for each of the symbol display areas, and a hit symbol designated for each of the symbol display areas by the hit symbol selection means And a symbol which is displayed in each symbol display area by the symbol display means, and a determination means for judging a hit or miss based on a result of the comparison is provided.
[0019]
That is, it is characterized in that it is provided with a hit symbol selecting means for designating a hit symbol for each symbol display area, and the player can set a hit symbol by using the hit symbol selecting means.
[0020]
[Patent Document 1]
JP-A-2002-210149 (FIG. 6)
[0021]
[Patent Document 2]
JP 2000-317037 A (
[0022]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional gaming machine described above, even if the player can set a winning combination stop symbol (hit symbol), it is only one type of hit symbol. And if there is a special jackpot, it can not be easily handled.
[0023]
In particular, if you try to set two types of winning symbols freely, there is a risk of inputting duplicately due to operation mistakes or misunderstandings. It is conceivable that the player does not know the type and that the player has set it himself.
[0024]
An object of the present invention is to provide a gaming machine, a gaming program, and a server that can solve the above-described problems.
[0025]
[Means for Solving the Problems]
That is, according to the present invention, a lottery means for performing a lottery with a predetermined lottery probability to determine whether or not a winning has been achieved when a predetermined condition is satisfied, and a fluctuation / stop display in response to a lottery result by the lottery means. A display means capable of displaying a plurality of identification information symbols to be displayed, and a lottery result by the lottery means being won, and when a winning combination stop symbol of the identification information symbols is displayed on the display means, A jackpot executing means for shifting to a jackpot gaming state that is advantageous to a winning combination, wherein the winning combination stop symbol is arbitrarily selected and determined from a plurality of preset winning combination stop symbols. Setting means was provided.
[0026]
According to the present invention, the winning combination setting means can externally set a plurality of winning combination stop symbols.
[0027]
In the invention according to claim 3, the winning combination setting means is a winning symbol setting operation unit including an input key, a cancel key, and an enter key.
[0028]
According to the present invention described in
[0029]
In the invention according to claim 5, the winning combination setting means has a winning symbol duplication preventing function for preventing a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol from overlapping each other. I decided to have it.
[0030]
According to the sixth aspect of the present invention, in response to the predetermined condition being satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability as to whether or not a winning has been achieved, and a plurality of identification information symbols are changed / stopped in response to the result of the lottery. In addition, when the lottery result is a win, a game program for selecting and determining a winning combination stop symbol of the identification information symbol, and executing a game to transition from a normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player, It has a sub-program that allows the winning combination stop symbol of the information symbol to be set from the outside via the winning symbol setting operation unit, and the sub-program corresponds to the normal jackpot that returns to the normal gaming state after the jackpot gaming state ends. A step of receiving that the first winning symbol has been input by the winning symbol setting operation unit, and a lottery result by the lottery means after the big hit game state is over. Accepting that a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a special gaming state with an increased winning probability is input by a winning symbol setting operation unit, and receiving the first winning symbol and the second winning symbol. And determining a winning combination stop symbol so as not to overlap.
[0031]
According to the present invention described in
[0032]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
In the present embodiment, a gaming machine according to the present invention will be described as a pachinko gaming device. First, terms used in the embodiments of the present invention are defined below.
[0033]
(Definition of terms)
"Identification information design"
The identification information design refers to a display image representing visually identifiable information using a design (a character including a number, a symbol, a picture, a pattern, or the like). Usually, it is displayed on a display means composed of a liquid crystal or a CRT.
[0034]
"Screen image"
The screen image is a concept including all the still images and moving images displayed on the display unit, such as the symbols including the numbers included in the category of the changing symbols that are the above “identification information symbols”, the character images, and the background images. is there.
[0035]
"Change / stop display"
The variable display is a case where each symbol as a plurality of identification information symbols sequentially changes, for example, when the display is changed from one identification information symbol “7” to another identification information symbol “8”. In addition to the case where the symbol “9” is changed to another symbol “☆” and displayed, the identification information symbol moves while the identification information symbol is displayed in the display area where the identification information symbol can be displayed. In this case, for example, it indicates a concept including a case where one symbol “7” moves while being displayed in the display area, and “stop display” indicates a state where the identification information symbol is stopped. Further, the fluctuation / stop display indicates a state in which a combination of a plurality of identification information symbols is determined and stopped and displayed. In addition, when the display mode of the identification information symbol changes, for example, when one symbol “7” is deformed and displayed horizontally or vertically, or when the symbol is enlarged or reduced and displayed. Is also included in the concept of variable display.
[0036]
"Variable display game"
The variable display game is a game imitating a game played in a slot machine, in which a group of identification information symbols composed of a plurality of symbols, which are a plurality of identification information symbols, is displayed on a display unit, and each of the symbols fluctuates. After that, the symbols are displayed so as to stop sequentially at a predetermined timing, and when the combination of the symbols when all the symbols have stopped becomes the predetermined combination, the pachinko game is given to the player. The game can be shifted to an advantageous state, and the change display and the stop display are executed as one process. The fluctuation / stop of the symbol is usually started when the game ball wins a specific winning opening called a so-called starting opening. In addition, the stop result of the symbol is determined in accordance with the result of the lottery, in response to the winning of the game ball in the starting opening, whether or not the winning is determined. Further, the variable display game can be kept on standby for a predetermined number of times.
[0037]
"Win"
Winning refers to a preferred state determined by the result of the internal lottery. In general, when a game ball enters the starting port, an internal lottery is performed to determine whether or not to shift to a typical “big hit game state” among the game states advantageous to the player, and the “big hit game state” is selected. Is determined as "winning", but in addition, in the present embodiment, a lottery action is performed when making a decision, and the result is advantageous to the player. In all cases, this is called "winning."
[0038]
"Winning combination"
With the winning combination, the aforementioned “identification information symbol” is displayed in a variable manner on the display unit in accordance with the result of the above-mentioned internal lottery, and the combination of the identification information symbol corresponding to the case where the result of the internal lottery is “winning” is displayed. Point. A number of such combinations are determined in advance, and generally include so-called "double eyes" such as "1", "1", "1", "6", "6", and "6". Often a combination.
[0039]
"Winning combination stop symbol"
The winning combination stop symbol indicates a symbol stopped and displayed on the display means in the above-described winning combination.
[0040]
"Missing combination"
An out-of-match combination refers to a combination in which the combination of the identification information symbols stopped and displayed as a result of the above-described variable display game is other than the above-described winning combination.
[0041]
"Big hit game state"
The jackpot gaming state occurs when an internal lottery results in “winning”, and refers to a state in which an advantageous state or a profit can be provided to the player. In the normal jackpot game state, when the identification information symbol is displayed in a fluctuating manner and is stopped and displayed in the above "winning combination", a large winning opening which can be freely opened and closed between a closed state and an open state is opened for a predetermined time and then closed. This operation (a series of operations is defined as one round) is repeated a predetermined number of rounds (about 15 rounds) to provide a state in which a game ball can be more easily won in the open state than usual.
[0042]
"Special (probable) jackpot"
The special (probable change) jackpot is an internal lottery until the next jackpot game state (either a normal jackpot or a special jackpot may be generated) after the jackpot game state ends in the “jackpot game state” described above. The jackpot winning probability is higher than usual, and indicates a jackpot that provides a more advantageous state to the player.
[0043]
"Normal game state"
The normal gaming state is defined as the "big hit" in the gaming state (including the variable display game described above) from when the player starts a game by firing a game ball, stops firing and ends or interrupts the game. Refers to the game state excluding the "game state".
[0044]
Hereinafter, an embodiment of the present invention will be described.
[0045]
According to the present invention, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing in response to the satisfaction of a predetermined condition, and a plurality of identification information symbols that are fluctuated / stopped in response to the lottery result can be displayed. In the case where the lottery result is a winning, a gaming machine which selects a winning combination stop symbol of the identification information symbol and shifts from a normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to a player, wherein the winning combination stop symbol Can be arbitrarily selected and determined from a plurality of winning combination stop symbols set in advance.
[0046]
That is, a lottery means for performing a lottery with a predetermined lottery probability of winning or losing when a predetermined condition is satisfied, and a plurality of identification information symbols which are fluctuated / stopped in response to a lottery result by the lottery means are displayed. When the possible display means and the result of the lottery by the lottery means are won, and the winning combination stop symbol of the identification information symbol is displayed on the display means, the normal game state is shifted to a jackpot game state advantageous to the player. Jackpot executing means, and as a pachinko gaming machine provided with a winning combination setting means for arbitrarily selecting and determining the winning combination stop symbol from a plurality of predetermined winning combination stop symbols. I have.
[0047]
The lottery means and the jackpot executing means are substantially performed by a control unit provided in the gaming machine, and the display means for stopping and displaying the identification information symbol is a display made of a liquid crystal or a CRT. Can be. In the present embodiment, in addition to the display means for displaying the identification information pattern in a stopped state, the display means further includes a seven-segment display, lamps, and an audio output device such as a speaker.
[0048]
In addition, the winning combination setting means can be provided as a winning symbol setting operation unit including an input key, a cancel key, and an enter key in a place where the player can easily operate, for example, near the upper plate. Then, it is preferable that both the winning combination setting means including the winning symbol setting operation section and the display means including the display can be controlled by the control section.
[0049]
By the way, the above-mentioned "the lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing in response to the satisfaction of the predetermined condition" means, for example, that the game ball has entered a predetermined winning opening. The control unit performs an internal lottery and determines whether or not the winning has been achieved. At this time, the winning probability of winning is constant, for example, 1/320.
[0050]
In addition, the winning combination stop symbol is a first winning symbol corresponding to a normal jackpot that returns to the normal gaming state after the jackpot gaming state, and a special game in which the winning probability of the lottery result by the lottery means is increased after the jackpot gaming state. It consists of a plurality of winning symbols including a second winning symbol corresponding to a special (probable change) jackpot that shifts to a state. After the special (probable change) special jackpot state is over, until the next jackpot game state (regular jackpot or special jackpot may be used), the winning probability of the jackpot by the internal lottery is 1/60, which is a high probability. It becomes.
[0051]
Then, the player operates the winning symbol setting operation section to change the first winning symbol displayed at the time of the normal jackpot and the second winning symbol displayed at the time of the special (probable change) big hit into a plurality of preset symbols. It will be selected from among the winning combination stop symbols. Therefore, when the player wins by the internal lottery during the game, the first and second winning symbols selected by the player are displayed on the display means comprising the display according to the type of the winning (usually a big hit or a special big hit). It shifts to the jackpot game state.
[0052]
In this way, when the jackpot is won, the winning combination stop symbol is displayed in the symbol set by the player, so that the player doubles the joy and the satisfaction level. In addition, since it is only necessary to select and determine the symbol when setting, the setting operation is also easy, without burdening the player, and instead, it becomes an active game form and it is possible to play with a fresh feeling. .
[0053]
It is preferable that a variety of winning combination stop symbols that can be selected by the player be set in advance so that the preferences can correspond to various players with different preferences.
[0054]
As described above, the pachinko game program including the following steps is stored in the control unit of the pachinko game device that enables the player to select and determine the winning combination stop symbol, and the program is executed. .
[0055]
That is, the pachinko game program, in response to a predetermined condition being satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, receiving a lottery result, a plurality of identification information symbols are displayed as fluctuating / stop display In the case where the lottery result is a winning, a winning combination stop symbol of the identification information symbol is selected and determined, and the gaming program is executed to shift from the normal gaming state to the jackpot gaming state advantageous to the player. In addition, a sub-program is provided which enables a player to accept a randomly selected one of a plurality of winning combination stop symbols set in advance.
[0056]
The timing at which the player sets a new winning combination stop symbol is not particularly limited. However, in order to avoid complicated control of the entire pachinko gaming device, the firing motor of the game ball is stopped. It is preferable to restrict when the identification information symbol is not changed and displayed. And, in the case of the pause state in which the launching motor of the game ball is stopped and the display of the change of the identification information symbol is not performed, the winning combination stop symbol can be set on the display on the game board. It is preferable that a display indicating that there is is made.
[0057]
Further, as another embodiment of the present invention, the winning combination stop symbol is a first winning symbol corresponding to a normal jackpot returning to the normal gaming state after the end of the jackpot gaming state, and a lottery by the lottery means after the end of the jackpot gaming state. A plurality of winning combination stop symbols including a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a special gaming state in which the winning probability of the result is increased, and each of the first and second winning symbols can be set arbitrarily. In addition, the winning combination setting means in this case can externally set a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol.
[0058]
Here, the setting from the outside means, in addition to arbitrarily selecting from among a plurality of identification information symbols set in advance in the gaming machine and combining them, the player may newly create a winning combination stop symbol. It includes that it can be set.
[0059]
For example, in the present embodiment, these winning combination stop symbols composed of a combination of a plurality of identification information symbols are a combination of three numbers.
[0060]
The type of numbers may be limited to, for example, 1 to 12, but there is no need to regulate combinations. For example, three rows of numbers are combined in a so-called double-digit form, such as "3""3""3","1""1""1", or "12""12""12". Or a combination of three separate numbers, such as "4", "10", "7", or a sequential number such as "1", "2", "3" A readable combination may be used, or a combination in which numbers are overlapped, such as “2”, “7”, “2”, etc.
[0061]
In this way, if the player can freely set the winning combination stop symbol, for example, when using a number as the identification information symbol, it may be set to be a number associated with his birthday, You can set your own lucky number and look forward to the jackpot.
[0062]
Also, in setting, if the first and second winning symbols are shared, the player does not know whether it is a normal jackpot or a special (probable change) jackpot until the jackpot gaming state ends, and that fact is Although it has the effect of amplifying the sense of expectation, when a jackpot game state occurs, it is more preferable to determine whether the jackpot is a normal jackpot or a special (probable) jackpot.
[0063]
Therefore, a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol can be controlled so as not to overlap each other.
[0064]
That is, the winning combination setting means has a winning symbol duplication preventing function for preventing a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol from overlapping each other at the time of input. .
[0065]
In this case, for example, when the first winning symbol and the second winning symbol are input in duplicate, a display requesting a change in the set winning symbol is displayed, or a warning indicating that the symbol is duplicated at the time of input is displayed. Or be notified by sound or the like.
[0066]
A pachinko game program including the following steps is stored in the control unit of the pachinko game device, and is executed.
[0067]
That is, the pachinko game program, in response to a predetermined condition being satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, receiving a lottery result, a plurality of identification information symbols are displayed as fluctuating / stop display If the lottery result is a winning, a game program for selecting and determining a winning combination stop symbol of the identification information symbol, and executing a game to transition from a normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player, wherein the identification information A winning combination stop symbol of the symbol has a sub-program that can be externally set via a winning symbol setting operation unit, the sub-program corresponding to the normal jackpot that returns to the normal gaming state after the end of the jackpot gaming state A step of receiving that one winning symbol has been input by the winning symbol setting operation unit; Accepting that the second winning symbol corresponding to the special jackpot that shifts to the special gaming state in which the winning probability of the lottery result is increased by the winning symbol setting operation unit; Determining a winning combination stop symbol so that the two winning symbols do not overlap with each other.
[0068]
Here, a case where a game is actually played with the above-described pachinko gaming device will be described.
[0069]
The pachinko gaming device that is not in the gaming state is in a pause state in which the launching motor of the gaming ball is stopped and the variation display of the identification information symbol is not performed, so the display on the gaming board shows the winning combination stop symbol. The display indicates that setting is possible.
[0070]
The player can arbitrarily set the winning combination stop symbol by his button operation or key operation of the winning symbol setting operation unit.
[0071]
For example, when a combination of characters including three numbers is arbitrarily set, and "5", "1", and "2" are set as first winning symbols in arithmetic numbers, an input key for selecting a number is used. , "5", "1", and "2" are sequentially input, and the determination is made by pressing the enter key. If an error is made, the setting can be reset using the cancel key each time.
[0072]
Next, a second winning symbol is set. Here, if the same combination as the first winning symbol is input again by mistake, such as "5", "1", or "2", the winning symbol duplication prevention function is activated, and the first winning symbol and the second winning symbol are displayed. Is notified, and it is required to change either the first winning symbol or the second winning symbol.
[0073]
For example, if the player decides to change the second winning symbol while leaving the first winning symbol as it is, the player re-enters the second winning symbol with another combination of numbers. At this time, if there is a combination of “7”, “7”, “7” in the winning combination stop symbol originally provided in the pachinko gaming device, this may be input as the second winning symbol.
[0074]
"5", "1" and "2" are set as the first winning symbol, and "7", "7" and "7" are set as the second winning symbol. If there is any, the pachinko gaming device is selectively displayed from among a plurality of winning combination stop symbols originally provided, but in this case, "5", "1" and "2" are always displayed. In addition, if a special jackpot is won in the internal lottery during the game, if it was hitherto, what was selectively displayed from among the plurality of winning combination stop symbols originally provided in the pachinko gaming device, but in this case it is always "7", "7" and "7" are displayed.
[0075]
As described above, in the present embodiment, when a big hit occurs, the winning combination stop symbol set by the player is displayed, so that the pleasure of the player increases. Moreover, since the pattern can be set freely according to individual tastes, originality is enhanced, the satisfaction of the player is remarkably increased, the awareness of actively participating in the game is increased, and the fun of pachinko games is deepened. .
[0076]
As described above, in the present embodiment, when a new first and second winning symbols are input by the player, the first and second winning symbols correspond to a plurality of first fixed symbols that are fixedly provided in advance. A newly set symbol is displayed instead of the winning combination stop symbol corresponding to the winning combination stop symbol and the second winning symbol. However, a conversion table is provided in the control unit, and the conversion table is originally provided. When the winning combination stop symbol is selected, a newly-selected externally inputted winning symbol is displayed via the conversion table, so that the control is easy.
[0077]
Therefore, according to the above-described example, the normal jackpot is won by the internal lottery, and "4", "4", and "4" are selected from among the winning combination stop symbols preset in the gaming machine as the winning combination stop symbol. In this case, the variable display process is also performed to display the newly set “5”, “1”, and “2” via the conversion table, and the display format of “5”, “·”, and “2” is used. In the reach state, the first winning symbols "5", "1", and "2" are displayed.
[0078]
Alternatively, when “4”, “4”, or “4” is selected from among the winning combination stop symbols preset in the gaming machine, only the final winning combination stop display is newly set to “5” “ Even if the identification information symbols are displayed in a variable manner and reach in the form of "4", ".", Or "4", the winning combination stop symbol indicating the jackpot is "4". Instead of “4” and “4”, new winning combination stop symbols “5”, “1” and “2” converted by the conversion table may be displayed.
[0079]
Here, the identification information symbol is described as a character including a number, but may be, for example, an image indicating a zodiac sign, an image indicating a constellation, or another pattern.
[0080]
Further, as another embodiment, a player can arbitrarily select from a plurality of preset winning combination stop symbols as desired by operating a button or a key of a winning symbol setting operation unit. . At this time, the winning combination stop symbols that can be selected include various stop symbols such as characters (for example, “celebration”, “this”, “selection”), symbols (eg, “「 ”,“ △ ”,“ □ ”), and other patterns. By setting, the range of choices of the player is expanded, and the pleasure set by the player is amplified.
[0081]
A summary of the gaming machine of the present invention provided with the above-described winning combination setting means is as follows in its basic form.
[0082]
An internal lottery means for internally selecting one of “normal jackpot”, “special jackpot (probably variable jackpot)” and “losing” with a predetermined probability in response to the entry of one game ball into the starting port; A display means capable of displaying a plurality of identification information symbols that are displayed fluctuating / stopped in response to a lottery result by the lottery means, and a winning combination stop symbol of the identification information symbol when the lottery result by the internal lottery means is a winning. And a jackpot executing means for making a transition from a normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player.
[0083]
The internal lottery performed in the gaming machine is, for example, one of “normal jackpot”, “special jackpot”, and “losing” corresponding to random numbers in advance in a ROM or the like of a control unit provided in the gaming machine. Storing a probability table that determines the occurrence of a random number, setting a necessary probability table in a RAM or the like of the control unit, and then performing random number sampling by a main control unit including the CPU of the control unit. And the like. That is, the main control unit functions as internal lottery means.
[0084]
In addition, a plurality of identification information symbols are stored in the ROM or the like of the control unit, and the main control unit, based on the result of the internal lottery, displays identification information symbols corresponding to “normal jackpot”, “special jackpot”, and “losing”. The stop symbol composed of the combination and the pattern of the effect image are determined, and a command signal is output to the sub control unit. The sub-control unit writes necessary identification information symbols and other screen image data to a RAM or the like, and based on the command signal, generates a stop symbol combination of the identification information symbols including the winning combination stop symbol and an effect pattern, and displays the pattern on the display means. Output.
[0085]
At this time, for the winning combination stop symbol, the game machine according to the present invention is characterized in that the player can make an external input setting from a winning symbol setting operation unit which is a winning combination setting means. is there.
[0086]
[1] The first winning symbol corresponding to the normal jackpot which returns the winning combination stop symbol to the normal gaming state after the big hit gaming state, and the special game in which the winning probability of the lottery result by the lottery means is increased after the big hit gaming state. A winning combination setting means for arbitrarily selecting and determining from a plurality of preset winning combination stop symbols consisting of a plurality of winning symbols including a second winning symbol corresponding to a special jackpot shifting to a state, A gaming machine in which the winning combination setting means is a winning symbol setting operation unit including an input key, a cancel key, and an enter key.
[0087]
That is, a variety of winning combination stop symbols that can be set by the player are stored in advance in a ROM or the like, and the player can use the winning symbol setting means to perform a desired winning combination stop symbol with a simple operation by key operation. Can be selected accurately.
[0088]
The first winning combination stop symbol corresponding to the normal jackpot selected by the player and the second winning combination stop symbol corresponding to the special jackpot are stored in the RAM so as to correspond to the normal jackpot and the special jackpot (probably variable jackpot), respectively. You. Then, in accordance with the type of winning (normal jackpot and special jackpot) determined by the internal lottery, the sub-control unit reads out the winning combination stop symbol set by the player from the RAM, replaces the symbol, and outputs it to the display means.
[0089]
According to the gaming machine of the present invention of [1], when one of the normal jackpot and the special jackpot occurs, the winning combination stop symbol selected by the player is displayed arbitrarily, and the player doubles the joy. And satisfaction is also increased. In addition, since the symbols need only be selected and determined when setting the symbols, the setting operation is also easy, and there is no burden on the player.
[0090]
[2] In the gaming machine of the above [1], the winning symbol setting operation section can be also used as a launch handle, and the gaming ball enters a predetermined entrance within a predetermined time by operating the launch handle. A gaming machine that selects a winning combination stop symbol composed of identification information symbols according to the number of shots within a predetermined time.
[0091]
According to the gaming machine of [2] of the present invention, unlike the key operation or the like, it depends on the uncertain element, so that an unexpected selection result may be obtained. Interestingness due to the addition of game characteristics is added.
[0092]
[3] In the gaming machine of the above [1] or [2], the winning combination setting means prevents a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol from overlapping each other. A gaming machine with a duplication prevention function.
[0093]
According to the gaming machine of the present invention of [3], for example, even if the player mistakenly inputs the first winning symbol and the second winning symbol, a warning is displayed without accepting the input and a warning sound is received. Or a screen display prompting the user to change any of the settings of the first and second winning symbols. Therefore, there is no possibility of an input error, the satisfaction of the player is remarkably increased, the consciousness of actively participating in the game is increased, and the fun of the pachinko game is deepened.
[0094]
[4] The winning combination stop symbol is a first winning symbol corresponding to a normal jackpot that returns to the normal gaming state after the jackpot gaming state ends, and a special game in which the winning probability of the lottery result by the lottery means is increased after the jackpot gaming state ends. The winning combination setting means includes a plurality of winning combination stop symbols including a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a state, and the winning combination setting means includes a plurality of winning combination stopping symbols including a first winning symbol and a second winning symbol. A gaming machine that can be set from the outside by a winning symbol setting operation unit having an input key, a cancel key, and an enter key.
[0095]
That is, the player can freely set the winning combination stop symbol, and can set a desired winning combination stop symbol by the winning symbol setting operation means. The first winning combination stop symbol corresponding to the normal jackpot set by the user and the second winning combination stop symbol corresponding to the special jackpot are stored in the RAM so as to correspond to the normal jackpot and the special jackpot, respectively. Then, in accordance with the type of winning (normal jackpot and special jackpot) determined by the internal lottery, the sub-control unit reads out the winning combination stop symbol set by the player from the RAM, replaces the symbol, and outputs it to the display means.
[0096]
According to the gaming machine of the present invention of [4], when either a normal jackpot or a special jackpot occurs, the game is displayed in a desired winning combination stop symbol arbitrarily set by the player, and the joy of the player Becomes larger. Moreover, in this gaming machine, it is possible to freely and accurately set the symbol settings according to individual tastes with simple operation by key operation, so that originality is improved, and the satisfaction of the player is significantly increased. In addition, the awareness of actively participating in games increases, and the fun of pachinko games deepens.
[0097]
[5] The gaming machine of the above [4], wherein the winning symbol setting operation section can also be used as a launch handle, and a gaming ball enters a predetermined entrance within a predetermined time by operating the launch handle. Or a gaming machine for selectively setting a winning combination stop symbol consisting of identification information symbols according to the number of shots within a predetermined time.
[0098]
[5] According to the gaming machine of the present invention, unlike the key operation or the like, it depends on an uncertain element, so that an unexpected selection result may be obtained. Interestingness due to the addition of game characteristics is added.
[0099]
[6] In the gaming machine of the above [4] or [5], the winning combination setting means prevents a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol from overlapping each other. A gaming machine with a duplication prevention function.
[0100]
According to the gaming machine of the present invention of [6], even if the player mistakenly inputs the first winning symbol and the second winning symbol, for example, a warning is displayed or a warning sound is received without accepting the input. Or a screen display prompting the user to change any of the settings of the first and second winning symbols. Therefore, there is no possibility of an input mistake, and in the case of a normal jackpot or a probable jackpot, an original winning combination stop symbol constituted by the identification information symbol desired by the player is displayed, and the satisfaction of the player is also remarkable. As the height increases, the awareness of actively participating in games also increases, and the fun of pachinko games deepens.
[0101]
By the way, as the gaming machine described above, a pachinko gaming device installed in a pachinko hall or the like, that is, a steel ball called a so-called pachinko ball is used as a game ball, and is played on a game board to play a game. Is provided with a display unit as a display means for performing various displays, furthermore, a control unit for performing various controls can be suitably applied to a gaming machine housed in a casing, but such a pachinko gaming device is not necessarily described above. It is not necessary to use game balls made of actual steel balls, and a display that displays images of a pachinko game board as a game screen, a game handle (operation unit) that can launch a virtual game ball as an image on the display, a pachinko machine It may be a video pachinko gaming device provided with a control unit for executing a game program.
[0102]
Further, the present invention is not limited to the pachinko game, but can be applied to a gaming machine such as a slot machine.
[0103]
Further, the present invention can be applied to a business or home game machine having a display unit as a display unit and a control unit.
[0104]
Furthermore, the present invention can be applied to a general-purpose computer, a portable terminal device, or the like in which software for performing various controls is installed. In this case, it is possible to play a game via a storage medium storing a pachinko game program including a display program capable of executing the display of a game machine image including the above-described game board. Alternatively, the pachinko game program can be downloaded via the Internet or the like and played. That is, the gaming machine may be divided into a server and a terminal device (client).
[0105]
For this purpose, the present invention, as described above, receives a predetermined condition is satisfied, determines whether or not a winning is determined with a predetermined random determination probability, receives a result of the random determination, and changes a plurality of identification information symbols. A game program for displaying a stop and, when the lottery result is a winning, selecting and determining a winning combination stop symbol of the identification information symbol, and executing a game that shifts from a normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player. A winning combination stop symbol of the identification information symbol, has a sub-program that can be set from the outside via a symbol setting operation unit, the sub-program, in the normal jackpot to return to the normal gaming state after the jackpot gaming state Accepting that the corresponding first winning symbol has been input by the symbol setting operation unit, and, after the jackpot game state, by lottery by the lottery means Accepting that a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a special gaming state with an increased winning probability of fruits has been input by a symbol setting operation unit, and that the first winning symbol and the second winning symbol received are accepted. And a step of determining a winning combination stop symbol so that the same does not overlap.
[0106]
By executing such a pachinko game program by an appropriate means, anyone can enjoy an unprecedented active pachinko game in which a player can be involved in the setting contents of the game anywhere.
[0107]
In addition, the terminal can communicate with the terminal, and can be provided as a server capable of displaying a game machine image indicating the game machine on each terminal.
[0108]
Then, in such a server, when a predetermined condition is satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, a plurality of identification information symbols are fluctuated / stopped in the gaming machine image, and the lottery result is displayed. In the case of winning, the winning combination stop symbol of the identification information symbol is selected and displayed, and it is possible to shift from the normal gaming state to the jackpot gaming state advantageous to the player, and the winning combination stop symbol is changed to the jackpot gaming state. The first winning symbol corresponding to the normal jackpot returning to the normal gaming state after the end, and the second winning corresponding to the special jackpot shifting to the special gaming state in which the winning probability of the lottery result by the lottery means is increased after the end of the jackpot gaming state. A plurality of winning combination stop symbols including a symbol can be set from each terminal, and further include the first winning symbol and the second winning symbol. A control to prevent the number of winning combinations stop symbols overlap with each other is performed for each terminal.
[0109]
With such a server, it is possible to provide an unprecedented active pachinko game in which a player can participate in setting contents of a game via, for example, the Internet.
[0110]
Here, embodiments of the present invention will be described more specifically with reference to the drawings.
[0111]
[First Embodiment]
(Configuration of pachinko game machine)
FIG. 1 shows a front view of a
[0112]
As shown in FIG. 1, the
[0113]
A winning symbol setting operation unit F described later is provided on the right side of the
[0114]
In addition, a plurality of obstacle nails (not shown except for a pair of obstacle nails provided substantially in parallel with just above the winning opening in FIG. 1) are driven into the front of the
[0115]
The firing handle 26 is provided rotatably with respect to the
[0116]
A firing
[0117]
The launched game ball is guided by a
[0118]
An enlarged front view of the
[0119]
A
[0120]
Above the
[0121]
On the left and right sides of the
[0122]
The ordinary symbol is information including numbers and symbols, and is, for example, a number from “0” to “9” or a symbol such as “☆”. When the normal symbol is stopped and displayed as a predetermined symbol, for example, "7", a solenoid for driving movable pieces 58 (58a, 58b) provided on the left and right sides of the starting
[0123]
Four holding lamps 34 (34a to 34d) are provided on the left and right sides of the
[0124]
A jackpot winning device M is provided below the
[0125]
As shown in FIG. 3, the jackpot winning device M has the components of the device interposed between a
[0126]
The
[0127]
By the way, when one of the balls enters the
[0128]
When the
[0129]
Further, general winning ports 54 (54a, 54b) are provided on both left and right sides of the
[0130]
In addition, a ball detection sensor provided below the
[0131]
Further, a windmill-like rolling guide member 60 (60a, 60b) for guiding the path of the game ball in a predetermined direction is provided on both left and right sides of the
[0132]
(Control of pachinko gaming machines)
FIG. 4 is a block diagram showing a control circuit of the
[0133]
The above-described firing handle 26 is connected to an interface circuit group 62 of the
[0134]
The
[0135]
Further, the
[0136]
Further, a ball passage detector 55 (left
[0137]
Further, a ROM (read only memory) 68 and a RAM (random access memory) 70 are connected to the input /
[0138]
The
[0139]
Further, a winning symbol setting operation unit F is connected to the interface circuit group 62, so that the player can set a winning combination stop symbol of the identification information symbol displayed on the
[0140]
That is, the game program according to the present embodiment, based on a predetermined condition that a game ball has entered the starting
[0141]
Therefore, by executing such a program, the player can easily set the desired winning combination stop symbol from the outside so that the desired winning combination stop symbol is displayed, and furthermore, the first winning symbol corresponding to the normal jackpot and the special jackpot are correspondingly displayed. Since the second winning symbol does not overlap, the normal jackpot and the special jackpot can be displayed in the respective winning combination stop symbols, respectively, so that the user can be deeply immersed in the joy of the jackpot.
[0142]
As shown in FIG. 5, the winning symbol setting operation unit F is provided on the upper surface on the right side of the
[0143]
By operating the winning symbol setting operation unit F, the player can freely set the winning combination stop symbol displayed on the
[0144]
Further, in the present embodiment, the setting input timing by the winning symbol setting operation unit F is set such that the firing
[0145]
In addition, the
[0146]
Further, the
[0147]
On the other hand, the
[0148]
The
[0149]
Further, the
[0150]
An
[0151]
The above-described
[0152]
As described above, the screens displayed on the plurality of display units are displayed on the
[0153]
The holding
[0154]
In the present embodiment, the control unit is configured by the arithmetic processing unit including the
[0155]
In the present embodiment, one arithmetic processing device including the
[0156]
For example, when controlling the
[0157]
(Operation of pachinko gaming device 10)
The
[0158]
First, the
[0159]
That is, in the present embodiment, during the execution of the game ball detection routine, if the firing
[0160]
FIG. 7 shows a combination setting processing routine, and FIG. 8 shows a setting combination overlap determination processing routine.
[0161]
When the player sets his favorite winning symbol combination, he operates the input key F2 of the winning symbol setting operation unit F to set a winning combination stop symbol. At this time, it does not matter which of the normal jackpot and the special jackpot is first. Regarding the operation of the input key F2, a plurality of kana characters, alphabets, symbols, etc., set for one key, such as a ten key generally provided on a mobile phone or the like, are determined by the number of key operations. It can be assigned so that it can be selected, and then converted to kanji, or the selected character or the like can be determined.
[0162]
As shown in FIG. 7, for the winning combination stop symbol, it is determined whether or not the player has determined the first desired symbol by detecting a signal output when the enter key F4 is operated (step S501). ). If it is determined that it has been determined, it is determined whether or not it has been canceled by detecting a signal output when the cancel key F3 is operated (step S502). If it is determined that the first symbol has not been canceled, the setting is registered as the first symbol has been determined (step S503).
[0163]
In a similar procedure, it is determined whether or not the player has determined the second and third desired symbols by detecting a signal output when the enter key F4 is operated (steps S504 and S507). If it is determined that it has been determined, it is determined whether or not it has been canceled by detecting a signal output when the cancel key F3 is operated (steps S505 and S508). If it is determined that the symbols have not been cancelled, the settings are registered as determined that the second and third symbols have been determined (steps S506 and S509).
[0164]
If the winning combination stop symbol related to the normal jackpot is set first, then the winning combination stop symbol related to the special jackpot is set in the above-described manner. At this time, the set combination overlap determination processing routine is read.
[0165]
That is, when the normal jackpot combination setting process is executed (step S510), the set winning combination stop symbol is temporarily stored in the RAM 70 (step S511). For example, if the player sets "Large", "Touch", and "Ri" in the display with kanji kana as the winning combination stop symbol of the normal jackpot, the "Large", "Touch", and "Ri" are set as the first winning symbol. It is stored in the
[0166]
Next, when the special jackpot combination setting process is executed (step S512), the winning combination stop symbol related to the set special jackpot is temporarily stored in the RAM 70 (step S513). For example, if the player sets "Large", "Win", and "Ri" in the kanji display as the winning combination stop symbol of the special jackpot, the "Large", "Win", and "Ri" are stored in the
[0167]
Then, a process of comparing the first winning symbol (in this case, “large”, “winning”, “ri”) stored in the
[0168]
As a warning method, in the present embodiment, an alarm sound is issued at the same time as displaying characters on the liquid crystal display unit F1, but any method or means may be employed.
[0169]
Here, although one character overlaps, it is not regarded as an overlap because it is different as a whole, and no warning is issued because the first winning symbol and the second winning symbol are different as a result. If both the first winning symbol and the second winning symbol are set to the same setting as "large", "hit", "ri", etc., a warning is issued.
[0170]
In this way, when the first winning symbol and the second winning symbol are set by the player, and the firing handle 26 is operated to start the game, a game ball detection routine is executed.
[0171]
That is, as shown in FIG. 6, first, it is detected whether or not a game ball has entered the winning opening (step S11). The winning ports are, for example, the general winning
[0172]
If it is determined in step S11 that a game ball has entered the winning opening, a process of paying out a predetermined number of game balls according to the type of the winning opening is executed (step S12).
[0173]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the starting port 44 (step S13). If it is determined in step S13 that a game ball has entered the starting
[0174]
In the internal lottery execution process in step S14, the above-described internal lottery is performed, and a process of generating one of the results of the “normal jackpot”, the “special jackpot”, and the “missing” is performed. The internal lottery execution process and the variable display game will be described later in detail.
[0175]
Further, it is determined whether or not the game ball has passed the
[0176]
FIG. 9 shows a subroutine for performing the internal lottery execution process called and executed in step S14 described above.
[0177]
When the above-described lottery execution process is started, first, an internal lottery process is executed by a calculation process of the CPU 66 (step S400). This lottery process is a process of determining which of the “normal jackpot”, the “special jackpot” accompanied by the probability fluctuation, and the “missing” is to be generated. That is, the
[0178]
Note that the process of setting the probability table in the
[0179]
Next, it is determined which of “normal jackpot”, “special jackpot”, and “missing” has been obtained (step S401).
[0180]
If it is determined in step S401 that a lottery result of a loss has been obtained, the
[0181]
The lottery data is data used when executing a variable display game described later, and the
[0182]
If it is determined in step S401 that the result of the normal jackpot is obtained, the
[0183]
Then, after storing the normal jackpot information, a jackpot display conversion process for converting the first jackpot symbol ("large""hit""ri") input and set by the player through the winning symbol setting operation unit F is performed (step S405). ).
[0184]
That is, instead of the winning combination stop symbols (for example, even-numbered combinations such as "4", "4", "4", and "8", "8", "8") set in advance corresponding to the normal jackpot. As a first winning symbol, which is an arbitrary winning combination stop symbol set by the player, "Large", "Touch", and "Ri" are displayed on the
[0185]
If it is determined in step S401 that a special jackpot result has been obtained, the
[0186]
Then, after storing the special jackpot information, a jackpot display conversion process of converting into a second winning symbol (“large”, “win”, “interest”) which is a winning combination symbol input and set by the player through the winning symbol setting operation unit F. Is performed (step S409).
[0187]
That is, instead of the winning combination stop symbols (for example, odd-numbered combinations such as "3", "3", "3", and "7", "7", and "7") set in correspondence with the special jackpot. "Large", "Win", and "Profit" are displayed on the
[0188]
The jackpot display conversion processing in step S409 and step S405 is executed by calling a jackpot display conversion processing routine shown in FIG.
[0189]
That is, as shown in FIG. 10, first, it is determined whether or not the lottery result is a normal jackpot (step S601). If it is a normal jackpot, the winning combination stop symbol set in advance to correspond to the normal jackpot is determined. Then, the data is converted into a winning combination stop symbol of "large", "win", "ri", which is the setting data newly set in the RAM (step S602). On the other hand, in the case of a special jackpot, the winning combination stop symbol set in advance so as to correspond to the special jackpot is changed to the winning combination of "large", "win", and "interest", which is the setting data newly set in the RAM. It is converted into a symbol (step S603).
[0190]
Next, it is determined whether or not a jackpot state has occurred (step S410). If it is determined that a jackpot state has occurred, this subroutine is terminated.
[0191]
On the other hand, if it is determined in step S410 that the big hit state has not occurred, it is determined whether or not there is a variable display game in progress (display) (step S411). The variable display game that is in progress (display) is a variable display game that is currently displayed on the
[0192]
If it is determined in step S411 that there is no variable display game in progress (display), a variable display game described later is executed (step S412). On the other hand, if it is determined that there is a progressing (display) variable display game, this subroutine is terminated.
[0193]
Next, a subroutine for performing the variable display game process called and executed in step S412 shown in FIG. 9 will be described with reference to FIG. When this subroutine is called, the fixed screen displayed on the
[0194]
Here, the variable display game is a game simulating a game played in a slot machine, and displays a plurality of symbols as a plurality of pieces of identification information on the
[0195]
In addition, when the combination of symbols of the variable symbols stopped and displayed in the variable display game is a predetermined combination, that is, when a normal jackpot or a special jackpot is won by the internal lottery as described above, it is set in advance. Instead of a winning combination stop symbol (for example, a combination of “4”, “4”, “4”, “7”, “7”, “7”, etc.), an arbitrary winning combination stop symbol set by the player is displayed on the display device. At 32, a jackpot state occurs, and an advantageous state is provided to the player.
[0196]
As described above, the
[0197]
For example, on the
[0198]
By displaying the symbol on the
[0199]
When the symbols belonging to one set are displayed on the
[0200]
Further, when the variable display game is executed on the
[0201]
By displaying the design as the identification information in this manner, a plurality of identification information is displayed on the
[0202]
By displaying the symbols as described above, a plurality of symbols, that is, a plurality of identification information symbols are displayed on the
[0203]
After the symbols belonging to the plurality of sets are variably displayed, all the variably displayed symbols are the winning combination stop symbols (the first symbols) converted by the processing of step S405 or step S409 in the above-described internal lottery execution processing routine. The stop display is performed at a predetermined timing so as to stop at the winning symbol or the second winning symbol).
[0204]
At this time, from the player's point of view, the variable display game has a big hit with a winning combination stop symbol set arbitrarily by the player, and a big hit state in which an advantageous state is provided to the player occurs. .
[0205]
For example, when a symbol belonging to three groups is displayed on the
[0206]
When the normal jackpot state occurs, the current is supplied to the
[0207]
On the other hand, a winning combination stop symbol of a special jackpot with a probability variation, for example, identification information of the zoro eyes of "3", "3" and "3" or the zoro eyes of "7", "7" and "7" In the present embodiment, when the combination of is selected by the internal lottery, as described above, the second winning symbol “large”, “win”, and “interest” arbitrarily set by the player are displayed on the
[0208]
Here, the “probability variation state” is such that the probability of a jackpot is higher than that of a normal game state (for example, the probability increases five to six times from 1/320 to 1/60). The control state refers to, for example, the fluctuation time from the fluctuation of the symbol displayed on the
[0209]
When the variable display game is being executed, an effect screen including a background image, a character image, and the like is also displayed on the
[0210]
By the above-described internal lottery processing, the internal lottery processing by the arithmetic processing of the
[0211]
First, the screen configuration information of the selected background image is generated in the RAM 70 (Step S202). That is, after the above-described internal lottery processing is executed, a program for selecting a background image is called from the
[0212]
Next, based on the result obtained by the
[0213]
Next, screen configuration information of the selected character image is generated in the RAM 70 (step S203). That is, the screen configuration information of the character image selected by the
[0214]
At this time, for example, by controlling the head position of the character image to be shifted by a predetermined movement amount at a constant interval (frame span) every 1/60 second, 1/30 second, or the like, It can be displayed by giving movement. Note that the image indicating the character does not always need to be displayed on the
[0215]
Next, screen configuration information of the variable symbol, which is identification information, is generated in the
[0216]
The screen configuration information of the images serving as the respective symbols constituting the fluctuating symbols is provided by the
[0217]
Note that a plurality of image data having different shapes for the same variable symbol is stored in the
[0218]
Next, it is determined whether or not it is time to stop and display one variable symbol (step S206). That is, it is determined whether or not it is time to stop and display the symbols belonging to one of a plurality of, for example, three sets.
[0219]
When it is determined that it is time to stop and display the variable symbol, the
[0220]
Next, in steps S202 to S207, each image data corresponding to the screen configuration information is read from the
[0221]
After executing the processing of step S208, it is determined whether all the symbols belonging to the plurality of sets have been stopped and displayed (step S209).
[0222]
If it is determined that all the symbols belonging to the plurality of sets are not stopped and displayed, the process returns to step S202. On the other hand, when it is determined that all the symbols belonging to the plurality of sets have been stopped and displayed, it is determined whether or not the normal jackpot information or the special jackpot information stored in the
[0223]
When it is determined that the jackpot information is present, a jackpot execution process described later is performed (step S211), a jackpot state is generated, and an advantageous state is provided to the player.
[0224]
On the other hand, when it is determined that the jackpot information stored in the
[0225]
On the other hand, when it is determined in step S214 that the lottery data stored in the
[0226]
Next, a jackpot execution process routine executed when a jackpot gaming state occurs in step S211 will be described with reference to FIG. In the following description, it is assumed that 15 jackpot games are provided intermittently in the jackpot game state. In addition, the jackpot game is a game in which the time from when the special winning
[0227]
In the big hit execution processing routine, first, n, which is the number of big hit games, is set to n = 1 (step S301). That is, the
[0228]
Next, it is determined whether or not it is time to open the special winning opening 38 (step S302).
[0229]
If it is determined that it is time to open the special winning
[0230]
That is, the
[0231]
On the other hand, if it is determined that the timing does not indicate that the special winning
[0232]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the special winning opening 38 (step S304). Whether or not a game ball has entered the special winning
[0233]
When a game ball is detected by the
[0234]
If it is determined in step S304 that no game ball has entered the special winning
[0235]
When it is determined that a predetermined number of game balls have not entered the special winning
[0236]
If it is determined that the predetermined time has not elapsed since the opening of the special winning
[0237]
On the other hand, when it is determined in step S307 that a predetermined number of game balls have entered the special winning
[0238]
As described above, the opening time of the special winning
[0239]
The closing of the special winning
[0240]
Next, 1 is added to n, which is the number of jackpot games, so that n = n + 1 is set (step S310). That is, the
[0241]
Then, it is determined whether or not the number of big hit games n is 15 or less (step S311). That is, the
[0242]
If the number of the jackpot games, n, exceeds 15, then the jackpot information is updated (decreased) (step S312).
[0243]
That is, when the jackpot game state based on the normal jackpot occurs (when the jackpot execution processing routine is executed based on the normal jackpot), the normal jackpot information stored in the
[0244]
On the other hand, when the jackpot game state based on the special jackpot occurs (when the jackpot execution processing routine is executed based on the special jackpot), one of the special jackpot information stored in the
[0245]
Further, in the present subroutine, the maximum number of n is set to 15, but n is not particularly limited as long as it is a natural number, and may be larger or smaller than 15.
[0246]
In addition, during the execution of the above-described jackpot execution processing routine, the
[0247]
Here, a screen image displayed on the
[0248]
As shown in FIG. 13A, in the present embodiment, the daytime cityscape is displayed on the upper side of the
[0249]
Then, when a game ball hit on the
[0250]
If a special jackpot is won in step S400 of the internal lottery execution processing routine, the variable display game is started with an effect image based on the special jackpot information, and the variable display of the identification information symbol is started. That is, the display is performed such that the symbols of each identification information symbol group are scrolled upward (FIG. 13B).
[0251]
As shown in FIG. 13 (c), when the identification information symbol group on the left side and the identification information symbol group on the right side are sequentially stopped and displayed at the same symbol "7" to be in a reach state, a policeman appears in front of the car, and a boy appears. An effect image showing the young man's surprise is displayed. This policeman is also one of the character images.
[0252]
Then, when the winning combination stop symbol indicating the special jackpot is displayed, as shown in FIG. In the present embodiment, the final variation symbol is determined to be "7" and is stopped and displayed at "7", "7", and "7". Win and profit are displayed.
[0253]
As described above, when the game is stopped by the predetermined combination (here, “large”, “win”, “interest”) which is the second winning symbol set by the change display of the identification information symbol, as shown in FIG. The special jackpot execution routine is executed to generate a special (probable change) big hit state based on the special big hit. That is, the operation in which the special winning
[0254]
Further, the game continues, the game ball enters the starting
[0255]
When a normal jackpot is won in step S400 of the internal lottery execution processing routine, the normal jackpot information is stored (step S404 in the internal lottery execution processing routine), and the normal jackpot information is displayed on the
[0256]
That is, the variable display game of the identification information symbol is started to be displayed on the
[0257]
As described above, in the present embodiment, the first winning symbol corresponding to the normal jackpot in which the winning combination stop symbol returns to the normal gaming state after the jackpot gaming state ends, and the lottery by the lottery means after the jackpot gaming state ends. A plurality of winning combination stop symbols including a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a special gaming state with an increased winning probability as a result, and a plurality of winning symbols including a first winning symbol and a second winning symbol The combination stop symbols can be set from the outside in a range that does not overlap with each other, so that in the case of a normal jackpot or a special (probable change) jackpot, each of the original symbols constituted by any identification information symbol desired by the player The winning combination stop symbol will be displayed, which will significantly increase the satisfaction of the player and actively participate in the game And are aware also increased, deepening the fun of pachinko. In addition, when the first winning symbol and the second winning symbol are set, there is no possibility that the two symbols overlap, so that anyone can easily set the symbol with ease.
[0258]
Further, since the winning combination setting means is a winning symbol setting operation unit including an input key, a cancel key, and an enter key, the operation is simple, and anyone can easily set a desired winning combination stop symbol. .
[0259]
[Second embodiment]
As a second embodiment of the
[0260]
That is, the player operates the winning symbol setting operation unit F to change the first winning symbol displayed at the time of the normal jackpot and the second winning symbol displayed at the time of the special (probable) big hit into a plurality of predetermined symbols. Will be selected from among the winning symbols.
[0261]
It is preferable that a variety of winning combination stop symbols that can be selected by the player be set in advance so that the preference can correspond to various players of each person. For example, when the input key F2 is operated, As shown in FIG. 14, a large number of winning combination stop symbol candidates are displayed on the
[0262]
In this case, since the symbols need only be selected and determined when setting the symbols, the setting operation is also easy, and there is no burden on the player.
[0263]
Also, in this case, when the player wins by the internal lottery during the game, the first and second winning symbols selected by the player are displayed on the display according to the type of the winning (normal jackpot or special jackpot). Since the game is displayed on the means and the game is shifted to the jackpot game state, the joy of the player is doubled, and the degree of satisfaction is also increased. And since it is also an active game form, the game can be played with a fresh feeling.
[0264]
[Third Embodiment]
In the above-described embodiment, a program for controlling a pachinko game, a program for detecting a game ball shown in FIG. 6, a program for performing a combination setting process shown in FIG. 7, and a setting combination shown in FIG. A program for performing an overlap determination process, a program for performing an internal lottery execution process shown in FIG. 9, a program for performing a jackpot display conversion process shown in FIG. 10, a program for executing a variable display game shown in FIG. 12, the program for executing the processing in the jackpot gaming state shown in FIG. 12 is stored in the
[0265]
In the case where the server S and the terminal C are configured as described above, the server S may execute a program for controlling a pachinko game, a program for detecting a game ball shown in FIG. 6, or a program shown in FIG. A program for performing the combination setting process, a program for performing the setting combination duplication determination process shown in FIG. 8, a program for performing the internal lottery execution process shown in FIG. 9, and a conversion process of the jackpot display shown in FIG. A program, a program for executing the variable display game shown in FIG. 11, and a program for executing processing in the jackpot game state shown in FIG. 12 are stored in advance, and these programs are stored in the terminal C at a predetermined timing. It is sent to.
[0266]
On the other hand, the terminal C temporarily stores these transmitted programs, and proceeds with the pachinko game by appropriately reading and executing the stored programs.
[0267]
Further, each of the above-described programs may be executed on the server S side, and an instruction generated according to the execution result may be transmitted to the terminal device C as a control signal or control information. In this case, the terminal device C selects or generates an image for performing a pachinko game in accordance with the transmitted control signal or control information, and displays the image on the display unit.
[0268]
FIGS. 16 and 17 show an example of the terminal C in the configuration described above (see FIG. 15).
[0269]
In the example shown in FIG. 16, the terminal C is a general-purpose personal computer 100 (hereinafter, referred to as “
[0270]
The
[0271]
Another example of the terminal C is shown in FIG. Components corresponding to the components shown in FIG. 16 are denoted by the same reference numerals.
[0272]
The example of FIG. 17 illustrates a portable
[0273]
As described above, in the
[0274]
On the other hand, in the
[0275]
The embodiment described below can be applied whether the control unit of the terminal and the display device are separate or integrated.
[0276]
FIG. 18 is a block diagram showing a configuration of a terminal C (hereinafter, referred to as a pachinko gaming terminal device) including the
[0277]
An input device 102 (for example, a keyboard or a switch) for inputting a player's operation is connected to an
[0278]
The input /
[0279]
An interface circuit group 114 is also connected to the input /
[0280]
Further, a
[0281]
On the other hand, as shown in FIG. 19, the
[0282]
The
[0283]
In the case of the above-described configuration, a game machine image imitating a pachinko gaming device as shown in FIGS. 16 and 17 is displayed on the
[0284]
The subroutine executed by each of the pachinko gaming terminal device and the server will be described below. In the following description, it is assumed that the pachinko
[0285]
20 and 21 show the various programs stored in a storage medium such as the
[0286]
FIG. 20 shows a subroutine executed in the pachinko
[0287]
First, a program for executing a pachinko game and image data required when a pachinko game is advanced in the pachinko game terminal device are downloaded from the server S (step S31).
[0288]
Next, the pachinko game is started by the player operating the
[0289]
Further, when the game program is executed in the pachinko
[0290]
When it is detected that the player has operated the
[0291]
Further, when the player operates the
[0292]
Then, when the player operates the
[0293]
Next, it is determined whether or not a game ball has entered the winning opening (step S33). The winning openings are image portions corresponding to the above-described general winning
[0294]
Next, it is determined whether a game ball has entered the starting port (step S35). The starting port is, for example, an image portion corresponding to the starting
[0295]
When it is determined in step S35 that a game ball has entered the starting port, an internal lottery execution processing routine similar to the above-described subroutine shown in FIG. 9 is called and executed (step S36), and the subroutine shown in FIG. 11 is executed. And executes the same variable display game processing routine. When the variable display game process routine is executed, the background image, the identification information design, and the character image as shown in FIG. 13 are displayed on the
[0296]
Further, it is determined whether or not the game ball has passed the ball passage detection section (step S38). The ball passage detector is, for example, an image portion corresponding to the
[0297]
Next, it is determined whether or not the game has ended (step S40). The determination as to whether or not the game has ended can be made by detecting that the player has operated the
[0298]
FIG. 21 is a subroutine executed by the
[0299]
First, it is determined whether the pachinko
[0300]
When it is determined that the pachinko
[0301]
On the other hand, when it is determined that the pachinko
[0302]
As described above, the programs transmitted to the pachinko
[0303]
Next, it is determined whether or not the pachinko
[0304]
If it is determined in step S53 that the game result or the game end information has not been transmitted from the pachinko
[0305]
On the other hand, if it is determined in step S53 that the game result and the game end information have been transmitted from the pachinko
[0306]
In the case of the above-described configuration, the program for executing the pachinko game and various image data are always transmitted from the server S before the game is started in the pachinko
[0307]
Also in the above-described embodiment, similarly to the first embodiment, it is determined that the virtual gaming ball fired on the gaming board of the gaming machine image displayed on the terminal has entered the predetermined image winning hole. In response to this, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, a plurality of identification information symbols are fluctuated and stopped in the gaming machine image, and when the lottery result is a winning, a winning combination stop symbol of the identification information symbol is displayed. Is selected and displayed, and it is possible to shift from the normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player, and furthermore, the winning combination stop symbol corresponds to a normal jackpot which returns to the normal gaming state after the end of the jackpot gaming state. A plurality of symbols including one winning symbol and a second winning symbol corresponding to a special jackpot that shifts to a special gaming state in which the winning probability of a lottery result by the lottery means is increased after the end of the jackpot gaming state. A selection combination stop symbol can be set from each terminal, and a control for preventing a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol from overlapping with each other is performed on each terminal. To do it.
[0308]
Therefore, when the jackpot is won, the winning combination stop symbol is displayed in the symbol set by the player, so that the joy of the player is doubled and the degree of satisfaction is increased.
[0309]
In addition, by making it possible to play pachinko games using a terminal that can play at any time and place, and by enabling active participation in the game, an opportunity for the player to experience the fun of pachinko games The number of pachinko parlors is expected to increase and the pachinko parlors will be able to visit the pachinko halls, which will contribute to the development of the pachinko industry.
[0310]
Furthermore, it is possible to centrally manage the pachinko gaming devices from a remote location, and if a video pachinko using images without using steel gaming balls (so-called pachinko balls), complicated maintenance work for each gaming device is unnecessary. It becomes.
[0311]
【The invention's effect】
According to the present invention, a lottery means for performing a lottery with a predetermined lottery probability of winning or losing in response to a predetermined condition being satisfied, and a plurality of identifications which are fluctuated / stopped and displayed in response to a lottery result by the lottery means A display means capable of displaying an information symbol and a lottery result by the lottery means are won, and a winning combination stop symbol of an identification information symbol is displayed on the display means. A winning combination setting means for arbitrarily selecting and determining the winning combination stop symbol from a plurality of preset winning combination stop symbols in a gaming machine having a jackpot executing means for shifting to a state. As a result, when the jackpot is won, the winning combination stop symbol set by the player is displayed, so that the joy of the player increases. Moreover, since the pattern can be set freely according to individual tastes, originality is enhanced, the satisfaction of the player is remarkably increased, the awareness of actively participating in the game is increased, and the fun of pachinko games is deepened. .
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view showing an overview of a pachinko gaming device according to a first embodiment.
FIG. 2 is an enlarged front view of a game board surface of the pachinko gaming device.
FIG. 3 is an exploded explanatory view of the jackpot winning device in the pachinko gaming device.
FIG. 4 is a block diagram showing a control circuit of the pachinko gaming device.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a winning symbol setting operation unit.
FIG. 6 is a flowchart showing a subroutine of processing for detecting a game ball executed in the pachinko gaming device.
FIG. 7 is a flowchart illustrating a combination setting processing routine.
FIG. 8 is a flowchart illustrating a setting combination overlap determination processing routine.
FIG. 9 is a flowchart showing a subroutine of an internal lottery execution process called and executed in step S14 of the flowchart shown in FIG. 6;
FIG. 10 is a flowchart showing a jackpot display conversion processing routine.
FIG. 11 is a flowchart showing a subroutine of a variable display game process called and executed in step S412 of the flowchart shown in FIG. 9;
12 is a flowchart showing a subroutine of a process after a jackpot in the subroutine of the variable display game process shown in FIG. 11;
FIG. 13 is an explanatory diagram of a screen image displayed on the display unit in the variable display game.
FIG. 14 is an explanatory diagram showing a selection screen for a winning combination stop symbol.
FIG. 15 is an explanatory diagram showing a server and a terminal which are communicably connected via an electric communication network such as the Internet or a local area network (LAN).
FIG. 16 is a schematic view showing an example of a terminal for pachinko gaming.
FIG. 17 is a schematic view showing another example of a pachinko game terminal.
FIG. 18 is a block diagram showing a control circuit of the pachinko gaming terminal device according to the embodiment of the present invention.
FIG. 19 is a block diagram showing a control circuit of the server according to the embodiment of the present invention.
FIG. 20 is a flowchart showing a subroutine executed in the pachinko
FIG. 21 is a flowchart showing a subroutine executed in
[Explanation of symbols]
F winning symbol setting operation section
10. Pachinko game machines (game machines)
32 Display device (display unit)
38 Grand Prize Winner
40 shutter
60 control circuit
66 CPU (control unit)
64 I / O bus
68 ROM
70 RAM
80 control unit
100 Pachinko gaming terminal device (PC)
132 Display
140 Pachinko gaming terminal (dedicated terminal)
Claims (7)
抽選手段による抽選結果を受けて変動・停止表示される複数の識別情報図柄を表示可能とした表示手段と、
前記抽選手段による抽選結果が当選し、前記表示手段に識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄が表示された場合、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行させる大当たり実行手段と、を備えた遊技機において、
前記当選組み合わせ停止図柄を、予め設定された複数の当選組み合わせ停止図柄の中から任意に選択して決定する当選組み合わせ設定手段を設けたことを特徴とする遊技機。Lottery means for performing a lottery with a predetermined lottery probability of winning or losing in response to satisfying a predetermined condition,
A display means capable of displaying a plurality of identification information symbols that are displayed fluctuating / stopped in response to a lottery result by the lottery means,
When the lottery result by the lottery means is won, and when the winning combination stop symbol of the identification information symbol is displayed on the display means, a jackpot executing means for shifting from a normal game state to a jackpot game state advantageous to the player. Gaming machine
A gaming machine comprising a winning combination setting means for arbitrarily selecting and determining the winning combination stop symbol from a plurality of preset winning combination stop symbols.
前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を、当選図柄設定操作部を介して外部より設定可能としたサブプログラムを有し、同サブプログラムは、
大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、
大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄が、当選図柄設定操作部により入力されたことを受け付けるステップと、
受け付けた前記第1当選図柄と第2当選図柄とが重複しないように、当選組み合わせ停止図柄を決定するステップと、を含むことを特徴とする遊技プログラム。In response to the predetermined condition being satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, a plurality of identification information symbols are fluctuated / stopped in response to the lottery result, and if the lottery result is a winning, A game program for selecting and determining a winning combination stop symbol of the identification information symbol, and executing a game of shifting from a normal game state to a jackpot game state advantageous to a player,
The winning combination stop symbol of the identification information symbol has a sub-program that can be externally set via a winning symbol setting operation unit, the sub-program,
Accepting that the first winning symbol corresponding to the normal jackpot returning to the normal gaming state after the jackpot gaming state has been input by the winning symbol setting operation unit;
Accepting that the second winning symbol corresponding to the special jackpot that shifts to the special gaming state in which the winning probability of the lottery result by the lottery means has been increased after the jackpot gaming state has been input by the winning symbol setting operation unit;
A step of determining a winning combination stop symbol such that the received first winning symbol and the second winning symbol do not overlap with each other.
所定の条件が満たされたことを受けて当選かはずれかを所定の抽選確率で抽選し、遊技機画像中に複数の識別情報図柄を変動・停止表示させるとともに、抽選結果が当選の場合、前記識別情報図柄の当選組み合わせ停止図柄を選択して表示し、通常遊技状態から遊技者に有利な大当たり遊技状態へ移行可能とし、しかも、前記当選組み合わせ停止図柄を、大当たり遊技状態終了後に通常遊技状態へ復帰する通常大当たりに対応する第1当選図柄と、大当たり遊技状態終了後に、抽選手段による抽選結果の当選確率を高めた特別遊技状態に移行する特別大当たりに対応する第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄を各端末機から設定可能とし、さらに、これら第1当選図柄と第2当選図柄とを含む複数の当選組み合わせ停止図柄が互いに重複することを防止する制御を、各端末機に対して行うようにしたことを特徴とするサーバ。A server that is capable of communicating with the terminal, and that can display a gaming machine image indicating the gaming machine on each terminal,
In response to the predetermined condition being satisfied, a lottery is determined with a predetermined lottery probability of winning or losing, a plurality of identification information symbols are fluctuated / stopped in the game machine image, and when the lottery result is a winning, A winning combination stop symbol of the identification information symbol is selected and displayed, and it is possible to shift from the normal gaming state to a jackpot gaming state advantageous to the player, and further, the winning combination stop symbol is changed to the normal gaming state after the big hit gaming state ends. A plurality of patterns including a first winning symbol corresponding to a returning normal jackpot and a second winning symbol corresponding to a special jackpot which shifts to a special gaming state in which a winning probability of a lottery result by the lottery means is increased after the end of the jackpot gaming state. A winning combination stop symbol can be set from each terminal, and a plurality of winning combination stop symbols including the first winning symbol and the second winning symbol are displayed. A control to prevent duplicate had, characterized by being performed as to each of the terminals servers.
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