JP2004129125A - スピーカーシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】集音用マイクを新たに設けずに、拡声機能と集音機能とを有しながら、拡声時の音と集音した音とを同一伝送線で送信することができるスピーカーシステムを提供すること。
【解決手段】通常放送時には、増幅部101で増幅した信号を切り換えスイッチ102を介しスピーカー103から出力する。一方、制御信号検出部105で集音制御を検出した際には切り換え制御部106により切り換えスイッチ102を切り換え、スピーカー103で集音した音をA/D変換部104でデジタルデータ化し、拡声時と同一伝送線で送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】通常放送時には、増幅部101で増幅した信号を切り換えスイッチ102を介しスピーカー103から出力する。一方、制御信号検出部105で集音制御を検出した際には切り換え制御部106により切り換えスイッチ102を切り換え、スピーカー103で集音した音をA/D変換部104でデジタルデータ化し、拡声時と同一伝送線で送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響システムにおけるスピーカーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
業務用音響システムにおけるスピーカーシステムは、通常増幅器で増幅された信号を拡声する。また、増幅器を具備するスピーカーシステムを用いる場合もある。
【0003】
従来のスピーカーシステムとして、例えば、以下のものが知られている。このスピーカーシステムは、聴取位置に置かれたマイクで再生された音を収音し、収音した信号をそれぞれ異なった帯域をもつバンドパスフィルタで分割し、分割した信号をそれぞれ増幅した信号のレベルが同じになるように調整用アッテネータ(抵抗減衰器)を制御することにより、複数のスピーカーの再生音圧レベルを簡易にかつ、迅速に調整するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記のようなスピーカーシステムは、主にビルや工場でのアナウンスやBGM放送に使用され、拡声する機能のみを有するものである。
【0005】
そして、このような従来のスピーカーシステムでは、拡声エリアの騒音レベルを検出するためや出力レベルの自動調整のための集音には別途集音用マイクを用い、集音信号を送信するための電線が拡声用とは別に必要である。また、専用の集音用マイクを用いずにスピーカーシステムを集音用マイクとしても使用する場合についても、拡声時と集音時で信号を切り換え、各々の信号を送信するための電線が別途必要である。
【0006】
例えば、上記拡声エリアの騒音レベルを検出するためのスピーカーシステムを図8に示す。図8に示すように、このスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部801と、増幅部801で増幅した信号を拡声するスピーカー803と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ802と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部804と、切り換え信号を入力し、切り換えスイッチ802を切り換える切り換え制御部805とを備える。
【0007】
このスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータを増幅部801で電力増幅し、スピーカー803で拡声する。一方、拡声エリアの騒音レベルを検出するためには、切り換え信号を切り換え制御部805に入力し、切り換え制御部805を動作させ、スピーカー803を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ802を切り換える。そして、スピーカー803において集音した音をA/D変換部804でデジタルデータに変換し、集音データとして出力する。
【0008】
【特許文献1】
特開平06−070392号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスピーカーシステムにおいては、スピーカーシステムを拡声用と集音用マイクの両装置として使用する場合、拡声エリアの騒音レベルの検出や出力レベルの自動調整のための集音には、切り換えスイッチの手動切り換え、もしくは、切り換え制御用の信号を送信するための電線が必要である。また、拡声時と集音時で、各々の信号を送信するためには、拡声用と集音用の各々専用の電線が必要であるという問題があった。
【0010】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、集音用マイクを新たに設けずに、集音した音を拡声時と同一電線で送信することができるスピーカーシステムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のスピーカーシステムは、入出力伝送線を介してデジタルオーディオデータを入力する入出力部と、前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータを増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された信号を拡声するスピーカーと、前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部と、前記制御信号検出部に検出された制御信号により、拡声動作と集音動作とを切り換える切り換え部と、前記スピーカーからアナログ信号を入力し、デジタルデータへ変換する信号変換部とを備え、前記切り換え部は、前記制御信号検出部が前記集音動作に切り換える制御信号を検出したとき、前記スピーカーに外部の音を集音させ、前記入出力部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0012】
この構成により、制御信号検出部で拡声動作と集音動作とを切り換える制御信号を検出し、スピーカーを集音マイクとして使用し、集音した集音信号を信号変換部においてデジタルデータに変換し、デジタルオーディオデータを入力する伝送線を介して出力するので、切り換え信号入力線を設けることもなく、拡声と集音の切り換えができ、集音用のマイクを新たに設けず拡声エリアの集音を行うことができるとともに、拡声時の入力信号と集音時の出力信号とを同一伝送線を用いて送受信することができることとなる。
【0013】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記信号変換部に変換されたデジタルデータに基づいて集音信号を検出し、集音動作への切り換えを検出する集音信号検出部と、前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音状態を示すデータを前記デジタルデータに付加する信号処理部とを備え、前記入出力部は、前記信号処理部が集音状態を示すデータを付加した前記デジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0014】
この構成により、出力されるデジタルデータに集音状態を示すデータが付加されるので、集音状態を示すデータが送信され、制御側の機器において、拡声動作から集音動作への切り換えが行われたことを確認することができることとなる。
【0015】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音動作への切り換えが行われたことを表示する切り換え表示部を備えたことを特徴とした構成を有している。
【0016】
この構成により、拡声動作から集音動作に切り換わったときには、この切り換えが行われたことが表示されるので、スピーカー側において拡声動作から集音動作への切り換えが行われたことを確認することができることとなる。
【0017】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部で集音信号を検出している間、集音中であることを表示する集音表示部を備えたことを特徴とした構成を有している。
【0018】
この構成により、集音信号の検出により集音表示部に集音中であることが表示されるので、スピーカー側において集音中であることを確認することができることとなる。
【0019】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部から集音した信号の信号レベルを入力し、前記信号レベルを表示する集音レベル表示部を備え、前記集音信号検出部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータから集音した信号の信号レベルを検出することを特徴とした構成を有している。
【0020】
この構成により、集音した信号の信号レベルにより信号レベルが表示されるので、スピーカー側において集音した信号のレベルを確認することができることとなる。
【0021】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、前記集音信号検出部が集音信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、前記信号処理部は、前記監視カメラが撮影した映像を、前記デジタルデータに付加し、前記入出力部は、前記映像が付加されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0022】
この構成により、集音信号を検出して、監視カメラを動作させ、監視カメラが撮影したスピーカー周囲の映像を送信するので、集音中の動作に同期して、制御側の機器において、スピーカーの周囲の映像を観ながら集音した音を聴くことができ、集音地域の状況を把握することができることとなる。
【0023】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、前記入出力部は、前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラが撮影した映像を、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0024】
この構成により、切り換え制御信号を検出して、監視カメラを動作させ、監視カメラが撮影したスピーカー周囲の映像を送信するので、拡声動作から集音動作への切り換えに同期して、制御側の機器において、スピーカーの周囲の映像を観ながら集音した音を聴くことができ、集音地域の状況を把握することができることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
【0026】
まず、本発明の第1の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図1に示す。
【0027】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部101と、増幅部101で増幅した信号を拡声するスピーカー103と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部105と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ102と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部104と、制御信号検出部105で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ102を切り換える切り換え制御部106とを備えている。
【0028】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0029】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部101で電力増幅し、スピーカー103で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部105において検出した際には、切り換え制御部106を動作させ、スピーカー103を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ102を切り換える。そして、スピーカー103において集音した音をA/D変換部104でデジタルデータに変換し、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、制御信号検出部において集音への切り換え制御信号を検出し、切り換えスイッチを切り換えて、スピーカーで集音した音を入力伝送線を使用して送信するので、拡声と集音の動作を1台のスピーカーで実現するとともに、それぞれの信号を同一伝送線で送受信することができる。
(第2の実施の形態)
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図2に示す。
【0032】
図2に示すように、本発明の第2の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部201と、増幅部201で増幅した信号を拡声するスピーカー203と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部205と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ202と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部204と、制御信号検出部205で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ202を切り換える切り換え制御部206と、A/D変換部204で変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出する集音信号検出部207と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部208とを備えている。
【0033】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図1に示した第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206は、第1の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部101、切り換えスイッチ102、スピーカー103、A/D変換部104、制御信号検出部105、切り換え制御部106と同様のものである。
【0034】
また、本実施の形態の特徴は、図1に示した第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音信号検出部207、信号処理部208を有することにある。その他の構成は、上記のように第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0035】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0036】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部201で電力増幅し、スピーカー203で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部205において検出した際には、切り換え制御部206を動作させ、スピーカー203を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ202を切り換える。そして、スピーカー203において集音した音をA/D変換部204でデジタルデータに変換し、集音信号検出部207に出力する。
【0037】
集音信号検出部207では、A/D変換部204において変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部208に出力する。信号処理部208では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音信号とともに集音状態を示す信号を入力伝送線を使用して制御機器側へ送信するので、制御機器側で集音状態を認識することができる。
(第3の実施の形態)
【0039】
次に、本発明の第3の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図3に示す。
【0040】
図3に示すように、本発明の第3の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部301と、増幅部301で増幅した信号を拡声するスピーカー303と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部305と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ302と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部304と、制御信号検出部305で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ302を切り換える切り換え制御部306と、A/D変換部304で変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出する集音信号検出部307と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部308と、集音信号検出部307から出力される集音信号検出結果により、集音切り換えの状態を表示する切り換え表示部309とを備えている。
【0041】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部301、切り換えスイッチ302、スピーカー303、A/D変換部304、制御信号検出部305、切り換え制御部306、集音信号検出部307、信号処理部308は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0042】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、切り換え表示部309を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0043】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0044】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部301で電力増幅し、スピーカー303で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部305において検出した際には、切り換え制御部306を動作させ、スピーカー303を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ302を切り換える。そして、スピーカー303において集音した音をA/D変換部304でデジタルデータに変換し、集音信号検出部307に出力する。
【0045】
集音信号検出部307では、A/D変換部304において変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部308に出力するとともに、集音信号検出結果を切り換え表示部309に出力する。信号処理部308では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、切り換え表示部309では、前記集音信号検出結果により、集音切り換えの状態を表示する。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音状態を表示するので、集音への切り換え状態をスピーカー側で認識することができる。
(第4の実施の形態)
【0047】
次に、本発明の第4の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図4に示す。
【0048】
図4に示すように、本発明の第4の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部401と、増幅部401で増幅した信号を拡声するスピーカー403と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部405と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ402と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部404と、制御信号検出部405で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ402を切り換える切り換え制御部406と、A/D変換部404で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部407と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部408と、集音信号検出部407から出力される集音信号検出結果により、集音中であることを表示する集音表示部409とを備えている。
【0049】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部401、切り換えスイッチ402、スピーカー403、A/D変換部404、制御信号検出部405、切り換え制御部406、集音信号検出部407、信号処理部408は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0050】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音表示部409を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0051】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0052】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部401で電力増幅し、スピーカー403で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部405において検出した際には、切り換え制御部406を動作させ、スピーカー403を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ402を切り換える。そして、スピーカー403において集音した音をA/D変換部404でデジタルデータに変換し、集音信号検出部407に出力する。
【0053】
集音信号検出部407では、A/D変換部404において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部408に出力するとともに、集音信号検出結果を集音表示部409に出力する。信号処理部408では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、集音表示部409では、前記集音信号検出結果により、集音中であることを表示する。
【0054】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音中であることを表示するので、集音中であることをスピーカー側で認識することができる。
(第5の実施の形態)
【0055】
次に、本発明の第5の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図5に示す。
【0056】
図5に示すように、本発明の第5の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部501と、増幅部501で増幅した信号を拡声するスピーカー503と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部505と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ502と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部504と、制御信号検出部505で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ502を切り換える切り換え制御部506と、A/D変換部504で変換されたデジタルデータをもとに集音信号および信号レベルを検出する集音信号検出部507と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部508と、集音信号検出部507から前記集音した信号の信号レベルを入力し、前記信号レベルを表示する集音レベル表示部509とを備えている。
【0057】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部501、切り換えスイッチ502、スピーカー503、A/D変換部504、制御信号検出部505、切り換え制御部506、集音信号検出部507、信号処理部508は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0058】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音レベル表示部509を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0059】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0060】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部501で電力増幅し、スピーカー503で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部505において検出した際には、切り換え制御部506を動作させ、スピーカー503を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ502を切り換える。そして、スピーカー503において集音した音をA/D変換部504でデジタルデータに変換し、集音信号検出部507に出力する。
【0061】
集音信号検出部507では、A/D変換部504において変換されたデジタルデータをもとに集音信号および信号レベルを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部508に出力するとともに、集音信号レベルを集音レベル表示部509に出力する。信号処理部508では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、集音レベル表示部509では、前記集音信号レベルにより、集音信号の信号レベルを表示する。
【0062】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号レベルを検出し、集音信号レベルを表示するので、集音した信号のレベルをスピーカー側で認識することができる。
(第6の実施の形態)
【0063】
次に、本発明の第6の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図6に示す。
【0064】
図6に示すように、本発明の第6の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部601と、増幅部601で増幅した信号を拡声するスピーカー603と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部605と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ602と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部604と、制御信号検出部605で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ602を切り換える切り換え制御部606と、A/D変換部604で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部607と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部608と、スピーカー703の周辺を撮影する監視用カメラ610と、制御信号検出部605に検出された切り換え制御信号により、監視用カメラ610を動作させるカメラ動作制御部609とを備えている。
【0065】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部601、切り換えスイッチ602、スピーカー603、A/D変換部604、制御信号検出部605、切り換え制御部606、集音信号検出部607、信号処理部608は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0066】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、カメラ動作制御部609、監視用カメラ610を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0067】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0068】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部601で電力増幅し、スピーカー603で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部605において検出した際には、切り換え制御部606を動作させ、スピーカー603を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ602を切り換える。そして、スピーカー603において集音した音をA/D変換部604でデジタルデータに変換し、集音信号検出部607に出力する。
【0069】
集音信号検出部607では、A/D変換部604において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部608に出力するとともに、集音信号検出結果をカメラ動作制御部609に出力する。信号処理部608では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0070】
また、制御信号検出部605が集音への切り換え制御信号を検出した際には、カメラ動作制御部609により、監視用カメラ610を動作させる。
【0071】
監視用カメラ610で撮影された映像は、信号処理部608に出力される。信号処理部608では、前記集音したオーディオデータとともに、監視用カメラ610から入力した映像を、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音への切り換え制御信号により、監視カメラを動作させることができ、スピーカー周囲の映像を制御機器側で確認することができる。
(第7の実施の形態)
【0073】
次に、本発明の第7の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図7に示す。
【0074】
図7に示すように、本発明の第7の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部701と、増幅部701で増幅した信号を拡声するスピーカー703と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部705と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ702と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部704と、制御信号検出部705で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ702を切り換える切り換え制御部706と、A/D変換部704で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部707と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部708と、スピーカー703の周辺を撮影する監視用カメラ710と、集音信号検出部707から出力される集音信号検出結果により、監視用カメラ710を動作させるカメラ動作制御部709とを備えている。
【0075】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部701、切り換えスイッチ702、スピーカー703、A/D変換部704、制御信号検出部705、切り換え制御部706、集音信号検出部707、信号処理部708は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0076】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、カメラ動作制御部709、監視用カメラ710を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0077】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0078】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部701で電力増幅し、スピーカー703で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部705において検出した際には、切り換え制御部706を動作させ、スピーカー703を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ702を切り換える。そして、スピーカー703において集音した音をA/D変換部704でデジタルデータに変換し、集音信号検出部707に出力する。
【0079】
集音信号検出部707では、A/D変換部704において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部708に出力するとともに、集音信号検出結果をカメラ動作制御部709に出力する。信号処理部708では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、カメラ動作制御部709では、前記集音信号検出結果により、監視用カメラ710を動作させる。
【0080】
監視用カメラ710で撮影された映像は、信号処理部708に出力される。信号処理部708では、前記集音したオーディオデータとともに、監視用カメラ710から入力した映像を、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0081】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、監視カメラを動作させるので、スピーカー周囲の映像を制御機器側で確認することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御信号検出部で拡声動作と集音動作とを切り換える制御信号を検出し、スピーカーを集音マイクとして使用し、集音した集音信号を信号変換部においてデジタルデータに変換し、デジタルオーディオデータを入力する伝送線を介して出力するので、切り換え信号入力線を設けることもなく、拡声と集音の切り換えができ、集音用のマイクを新たに設けず拡声エリアの集音を行うことができるとともに、拡声時の入力信号と集音時の出力信号とを同一伝送線を用いて送受信することができるスピーカーシステムを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図8】従来の一実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 増幅部
102 切り換えスイッチ
103 スピーカー
104 A/D変換部
105 制御信号検出部
106 切り換え制御部
201 増幅部
202 切り換えスイッチ
203 スピーカー
204 A/D変換部
205 制御信号検出部
206 切り換え制御部
207 集音信号検出部
208 信号処理部
301 増幅部
302 切り換えスイッチ
303 スピーカー
304 A/D変換部
305 制御信号検出部
306 切り換え制御部
307 集音信号検出部
308 信号処理部
309 切り換え表示部
401 増幅部
402 切り換えスイッチ
403 スピーカー
404 A/D変換部
405 制御信号検出部
406 切り換え制御部
407 集音信号検出部
408 信号処理部
409 集音表示部
501 増幅部
502 切り換えスイッチ
503 スピーカー
504 A/D変換部
505 制御信号検出部
506 切り換え制御部
507 集音信号検出部
508 信号処理部
509 集音レベル表示部
601 増幅部
602 切り換えスイッチ
603 スピーカー
604 A/D変換部
605 制御信号検出部
606 切り換え制御部
607 集音信号検出部
608 信号処理部
609 カメラ動作制御部
610 監視用カメラ
701 増幅部
702 切り換えスイッチ
703 スピーカー
704 A/D変換部
705 制御信号検出部
706 換え制御部
707 集音信号検出部
708 信号処理部
709 カメラ動作制御部
710 監視用カメラ
801 増幅部
802 切り換えスイッチ
803 スピーカー
804 A/D変換部
805 切り換え制御部
【発明の属する技術分野】
本発明は、音響システムにおけるスピーカーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
業務用音響システムにおけるスピーカーシステムは、通常増幅器で増幅された信号を拡声する。また、増幅器を具備するスピーカーシステムを用いる場合もある。
【0003】
従来のスピーカーシステムとして、例えば、以下のものが知られている。このスピーカーシステムは、聴取位置に置かれたマイクで再生された音を収音し、収音した信号をそれぞれ異なった帯域をもつバンドパスフィルタで分割し、分割した信号をそれぞれ増幅した信号のレベルが同じになるように調整用アッテネータ(抵抗減衰器)を制御することにより、複数のスピーカーの再生音圧レベルを簡易にかつ、迅速に調整するものである(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
上記のようなスピーカーシステムは、主にビルや工場でのアナウンスやBGM放送に使用され、拡声する機能のみを有するものである。
【0005】
そして、このような従来のスピーカーシステムでは、拡声エリアの騒音レベルを検出するためや出力レベルの自動調整のための集音には別途集音用マイクを用い、集音信号を送信するための電線が拡声用とは別に必要である。また、専用の集音用マイクを用いずにスピーカーシステムを集音用マイクとしても使用する場合についても、拡声時と集音時で信号を切り換え、各々の信号を送信するための電線が別途必要である。
【0006】
例えば、上記拡声エリアの騒音レベルを検出するためのスピーカーシステムを図8に示す。図8に示すように、このスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部801と、増幅部801で増幅した信号を拡声するスピーカー803と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ802と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部804と、切り換え信号を入力し、切り換えスイッチ802を切り換える切り換え制御部805とを備える。
【0007】
このスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータを増幅部801で電力増幅し、スピーカー803で拡声する。一方、拡声エリアの騒音レベルを検出するためには、切り換え信号を切り換え制御部805に入力し、切り換え制御部805を動作させ、スピーカー803を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ802を切り換える。そして、スピーカー803において集音した音をA/D変換部804でデジタルデータに変換し、集音データとして出力する。
【0008】
【特許文献1】
特開平06−070392号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスピーカーシステムにおいては、スピーカーシステムを拡声用と集音用マイクの両装置として使用する場合、拡声エリアの騒音レベルの検出や出力レベルの自動調整のための集音には、切り換えスイッチの手動切り換え、もしくは、切り換え制御用の信号を送信するための電線が必要である。また、拡声時と集音時で、各々の信号を送信するためには、拡声用と集音用の各々専用の電線が必要であるという問題があった。
【0010】
本発明はこのような問題を解決するためになされたもので、集音用マイクを新たに設けずに、集音した音を拡声時と同一電線で送信することができるスピーカーシステムを提供するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のスピーカーシステムは、入出力伝送線を介してデジタルオーディオデータを入力する入出力部と、前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータを増幅する増幅部と、前記増幅部で増幅された信号を拡声するスピーカーと、前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部と、前記制御信号検出部に検出された制御信号により、拡声動作と集音動作とを切り換える切り換え部と、前記スピーカーからアナログ信号を入力し、デジタルデータへ変換する信号変換部とを備え、前記切り換え部は、前記制御信号検出部が前記集音動作に切り換える制御信号を検出したとき、前記スピーカーに外部の音を集音させ、前記入出力部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0012】
この構成により、制御信号検出部で拡声動作と集音動作とを切り換える制御信号を検出し、スピーカーを集音マイクとして使用し、集音した集音信号を信号変換部においてデジタルデータに変換し、デジタルオーディオデータを入力する伝送線を介して出力するので、切り換え信号入力線を設けることもなく、拡声と集音の切り換えができ、集音用のマイクを新たに設けず拡声エリアの集音を行うことができるとともに、拡声時の入力信号と集音時の出力信号とを同一伝送線を用いて送受信することができることとなる。
【0013】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記信号変換部に変換されたデジタルデータに基づいて集音信号を検出し、集音動作への切り換えを検出する集音信号検出部と、前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音状態を示すデータを前記デジタルデータに付加する信号処理部とを備え、前記入出力部は、前記信号処理部が集音状態を示すデータを付加した前記デジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0014】
この構成により、出力されるデジタルデータに集音状態を示すデータが付加されるので、集音状態を示すデータが送信され、制御側の機器において、拡声動作から集音動作への切り換えが行われたことを確認することができることとなる。
【0015】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音動作への切り換えが行われたことを表示する切り換え表示部を備えたことを特徴とした構成を有している。
【0016】
この構成により、拡声動作から集音動作に切り換わったときには、この切り換えが行われたことが表示されるので、スピーカー側において拡声動作から集音動作への切り換えが行われたことを確認することができることとなる。
【0017】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部で集音信号を検出している間、集音中であることを表示する集音表示部を備えたことを特徴とした構成を有している。
【0018】
この構成により、集音信号の検出により集音表示部に集音中であることが表示されるので、スピーカー側において集音中であることを確認することができることとなる。
【0019】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記集音信号検出部から集音した信号の信号レベルを入力し、前記信号レベルを表示する集音レベル表示部を備え、前記集音信号検出部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータから集音した信号の信号レベルを検出することを特徴とした構成を有している。
【0020】
この構成により、集音した信号の信号レベルにより信号レベルが表示されるので、スピーカー側において集音した信号のレベルを確認することができることとなる。
【0021】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、前記集音信号検出部が集音信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、前記信号処理部は、前記監視カメラが撮影した映像を、前記デジタルデータに付加し、前記入出力部は、前記映像が付加されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0022】
この構成により、集音信号を検出して、監視カメラを動作させ、監視カメラが撮影したスピーカー周囲の映像を送信するので、集音中の動作に同期して、制御側の機器において、スピーカーの周囲の映像を観ながら集音した音を聴くことができ、集音地域の状況を把握することができることとなる。
【0023】
また、本発明のスピーカーシステムは、前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、前記入出力部は、前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラが撮影した映像を、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とした構成を有している。
【0024】
この構成により、切り換え制御信号を検出して、監視カメラを動作させ、監視カメラが撮影したスピーカー周囲の映像を送信するので、拡声動作から集音動作への切り換えに同期して、制御側の機器において、スピーカーの周囲の映像を観ながら集音した音を聴くことができ、集音地域の状況を把握することができることとなる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。
(第1の実施の形態)
【0026】
まず、本発明の第1の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図1に示す。
【0027】
図1に示すように、本発明の第1の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部101と、増幅部101で増幅した信号を拡声するスピーカー103と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部105と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ102と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部104と、制御信号検出部105で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ102を切り換える切り換え制御部106とを備えている。
【0028】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0029】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部101で電力増幅し、スピーカー103で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部105において検出した際には、切り換え制御部106を動作させ、スピーカー103を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ102を切り換える。そして、スピーカー103において集音した音をA/D変換部104でデジタルデータに変換し、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0030】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、制御信号検出部において集音への切り換え制御信号を検出し、切り換えスイッチを切り換えて、スピーカーで集音した音を入力伝送線を使用して送信するので、拡声と集音の動作を1台のスピーカーで実現するとともに、それぞれの信号を同一伝送線で送受信することができる。
(第2の実施の形態)
【0031】
次に、本発明の第2の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図2に示す。
【0032】
図2に示すように、本発明の第2の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部201と、増幅部201で増幅した信号を拡声するスピーカー203と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部205と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ202と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部204と、制御信号検出部205で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ202を切り換える切り換え制御部206と、A/D変換部204で変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出する集音信号検出部207と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部208とを備えている。
【0033】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図1に示した第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206は、第1の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部101、切り換えスイッチ102、スピーカー103、A/D変換部104、制御信号検出部105、切り換え制御部106と同様のものである。
【0034】
また、本実施の形態の特徴は、図1に示した第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音信号検出部207、信号処理部208を有することにある。その他の構成は、上記のように第1の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0035】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0036】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部201で電力増幅し、スピーカー203で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部205において検出した際には、切り換え制御部206を動作させ、スピーカー203を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ202を切り換える。そして、スピーカー203において集音した音をA/D変換部204でデジタルデータに変換し、集音信号検出部207に出力する。
【0037】
集音信号検出部207では、A/D変換部204において変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部208に出力する。信号処理部208では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0038】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音信号とともに集音状態を示す信号を入力伝送線を使用して制御機器側へ送信するので、制御機器側で集音状態を認識することができる。
(第3の実施の形態)
【0039】
次に、本発明の第3の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図3に示す。
【0040】
図3に示すように、本発明の第3の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部301と、増幅部301で増幅した信号を拡声するスピーカー303と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部305と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ302と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部304と、制御信号検出部305で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ302を切り換える切り換え制御部306と、A/D変換部304で変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出する集音信号検出部307と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部308と、集音信号検出部307から出力される集音信号検出結果により、集音切り換えの状態を表示する切り換え表示部309とを備えている。
【0041】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部301、切り換えスイッチ302、スピーカー303、A/D変換部304、制御信号検出部305、切り換え制御部306、集音信号検出部307、信号処理部308は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0042】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、切り換え表示部309を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0043】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0044】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部301で電力増幅し、スピーカー303で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部305において検出した際には、切り換え制御部306を動作させ、スピーカー303を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ302を切り換える。そして、スピーカー303において集音した音をA/D変換部304でデジタルデータに変換し、集音信号検出部307に出力する。
【0045】
集音信号検出部307では、A/D変換部304において変換されたデジタルデータをもとに集音への切り換えを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部308に出力するとともに、集音信号検出結果を切り換え表示部309に出力する。信号処理部308では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、切り換え表示部309では、前記集音信号検出結果により、集音切り換えの状態を表示する。
【0046】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音状態を表示するので、集音への切り換え状態をスピーカー側で認識することができる。
(第4の実施の形態)
【0047】
次に、本発明の第4の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図4に示す。
【0048】
図4に示すように、本発明の第4の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部401と、増幅部401で増幅した信号を拡声するスピーカー403と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部405と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ402と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部404と、制御信号検出部405で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ402を切り換える切り換え制御部406と、A/D変換部404で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部407と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部408と、集音信号検出部407から出力される集音信号検出結果により、集音中であることを表示する集音表示部409とを備えている。
【0049】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部401、切り換えスイッチ402、スピーカー403、A/D変換部404、制御信号検出部405、切り換え制御部406、集音信号検出部407、信号処理部408は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0050】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音表示部409を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0051】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0052】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部401で電力増幅し、スピーカー403で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部405において検出した際には、切り換え制御部406を動作させ、スピーカー403を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ402を切り換える。そして、スピーカー403において集音した音をA/D変換部404でデジタルデータに変換し、集音信号検出部407に出力する。
【0053】
集音信号検出部407では、A/D変換部404において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部408に出力するとともに、集音信号検出結果を集音表示部409に出力する。信号処理部408では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、集音表示部409では、前記集音信号検出結果により、集音中であることを表示する。
【0054】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、集音中であることを表示するので、集音中であることをスピーカー側で認識することができる。
(第5の実施の形態)
【0055】
次に、本発明の第5の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図5に示す。
【0056】
図5に示すように、本発明の第5の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部501と、増幅部501で増幅した信号を拡声するスピーカー503と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部505と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ502と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部504と、制御信号検出部505で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ502を切り換える切り換え制御部506と、A/D変換部504で変換されたデジタルデータをもとに集音信号および信号レベルを検出する集音信号検出部507と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部508と、集音信号検出部507から前記集音した信号の信号レベルを入力し、前記信号レベルを表示する集音レベル表示部509とを備えている。
【0057】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部501、切り換えスイッチ502、スピーカー503、A/D変換部504、制御信号検出部505、切り換え制御部506、集音信号検出部507、信号処理部508は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0058】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、集音レベル表示部509を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0059】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0060】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部501で電力増幅し、スピーカー503で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部505において検出した際には、切り換え制御部506を動作させ、スピーカー503を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ502を切り換える。そして、スピーカー503において集音した音をA/D変換部504でデジタルデータに変換し、集音信号検出部507に出力する。
【0061】
集音信号検出部507では、A/D変換部504において変換されたデジタルデータをもとに集音信号および信号レベルを検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部508に出力するとともに、集音信号レベルを集音レベル表示部509に出力する。信号処理部508では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、集音レベル表示部509では、前記集音信号レベルにより、集音信号の信号レベルを表示する。
【0062】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号レベルを検出し、集音信号レベルを表示するので、集音した信号のレベルをスピーカー側で認識することができる。
(第6の実施の形態)
【0063】
次に、本発明の第6の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図6に示す。
【0064】
図6に示すように、本発明の第6の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部601と、増幅部601で増幅した信号を拡声するスピーカー603と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部605と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ602と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部604と、制御信号検出部605で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ602を切り換える切り換え制御部606と、A/D変換部604で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部607と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部608と、スピーカー703の周辺を撮影する監視用カメラ610と、制御信号検出部605に検出された切り換え制御信号により、監視用カメラ610を動作させるカメラ動作制御部609とを備えている。
【0065】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部601、切り換えスイッチ602、スピーカー603、A/D変換部604、制御信号検出部605、切り換え制御部606、集音信号検出部607、信号処理部608は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0066】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、カメラ動作制御部609、監視用カメラ610を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0067】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0068】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部601で電力増幅し、スピーカー603で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部605において検出した際には、切り換え制御部606を動作させ、スピーカー603を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ602を切り換える。そして、スピーカー603において集音した音をA/D変換部604でデジタルデータに変換し、集音信号検出部607に出力する。
【0069】
集音信号検出部607では、A/D変換部604において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部608に出力するとともに、集音信号検出結果をカメラ動作制御部609に出力する。信号処理部608では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0070】
また、制御信号検出部605が集音への切り換え制御信号を検出した際には、カメラ動作制御部609により、監視用カメラ610を動作させる。
【0071】
監視用カメラ610で撮影された映像は、信号処理部608に出力される。信号処理部608では、前記集音したオーディオデータとともに、監視用カメラ610から入力した映像を、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0072】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音への切り換え制御信号により、監視カメラを動作させることができ、スピーカー周囲の映像を制御機器側で確認することができる。
(第7の実施の形態)
【0073】
次に、本発明の第7の実施の形態のスピーカーシステムの構成図を、図7に示す。
【0074】
図7に示すように、本発明の第7の実施の形態のスピーカーシステムは、入力されるオーディオデータを増幅する増幅部701と、増幅部701で増幅した信号を拡声するスピーカー703と、デジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部705と、拡声と集音を切り換える切り換えスイッチ702と、集音時集音したアナログ信号をデジタルデータへ変換するA/D変換部704と、制御信号検出部705で検出された切り換え制御信号により切り換えスイッチ702を切り換える切り換え制御部706と、A/D変換部704で変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出する集音信号検出部707と、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して送信する信号処理部708と、スピーカー703の周辺を撮影する監視用カメラ710と、集音信号検出部707から出力される集音信号検出結果により、監視用カメラ710を動作させるカメラ動作制御部709とを備えている。
【0075】
なお、本実施の形態のスピーカーシステムは、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の基本的構成を有し、本実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部701、切り換えスイッチ702、スピーカー703、A/D変換部704、制御信号検出部705、切り換え制御部706、集音信号検出部707、信号処理部708は、第2の実施の形態のスピーカーシステムにおける増幅部201、切り換えスイッチ202、スピーカー203、A/D変換部204、制御信号検出部205、切り換え制御部206、集音信号検出部207、信号処理部208と同様のものである。
【0076】
また、本実施の形態の特徴は、図2に示した第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムに対して、カメラ動作制御部709、監視用カメラ710を有することにある。その他の構成は、上記のように第2の実施の形態に対応するスピーカーシステムと同様の構成である。
【0077】
次に、本実施の形態に係るスピーカーシステムの動作について説明する。
【0078】
本実施の形態のスピーカーシステムにおいて、通常放送時には、入力されたデジタルオーディオデータをデジタル入力可能なD級増幅方式の増幅部701で電力増幅し、スピーカー703で拡声する。一方、入力されるデジタルオーディオデータ内における集音への切り換え制御信号を制御信号検出部705において検出した際には、切り換え制御部706を動作させ、スピーカー703を集音用マイクとして使用するための切り換えスイッチ702を切り換える。そして、スピーカー703において集音した音をA/D変換部704でデジタルデータに変換し、集音信号検出部707に出力する。
【0079】
集音信号検出部707では、A/D変換部704において変換されたデジタルデータをもとに集音信号を検出すると、検出結果とともに前記デジタルデータを信号処理部708に出力するとともに、集音信号検出結果をカメラ動作制御部709に出力する。信号処理部708では、集音状態を示すデータを集音したオーディオデータに付加して、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。また、カメラ動作制御部709では、前記集音信号検出結果により、監視用カメラ710を動作させる。
【0080】
監視用カメラ710で撮影された映像は、信号処理部708に出力される。信号処理部708では、前記集音したオーディオデータとともに、監視用カメラ710から入力した映像を、前記デジタルオーディオデータを入力する伝送線を利用して、制御機器側へ送信する。
【0081】
以上説明したように、本実施の形態のスピーカーシステムによれば、集音信号を検出し、監視カメラを動作させるので、スピーカー周囲の映像を制御機器側で確認することができる。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、制御信号検出部で拡声動作と集音動作とを切り換える制御信号を検出し、スピーカーを集音マイクとして使用し、集音した集音信号を信号変換部においてデジタルデータに変換し、デジタルオーディオデータを入力する伝送線を介して出力するので、切り換え信号入力線を設けることもなく、拡声と集音の切り換えができ、集音用のマイクを新たに設けず拡声エリアの集音を行うことができるとともに、拡声時の入力信号と集音時の出力信号とを同一伝送線を用いて送受信することができるスピーカーシステムを提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第2の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図3】本発明の第3の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図4】本発明の第4の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図5】本発明の第5の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図6】本発明の第6の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図7】本発明の第7の実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【図8】従来の一実施の形態におけるスピーカーシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 増幅部
102 切り換えスイッチ
103 スピーカー
104 A/D変換部
105 制御信号検出部
106 切り換え制御部
201 増幅部
202 切り換えスイッチ
203 スピーカー
204 A/D変換部
205 制御信号検出部
206 切り換え制御部
207 集音信号検出部
208 信号処理部
301 増幅部
302 切り換えスイッチ
303 スピーカー
304 A/D変換部
305 制御信号検出部
306 切り換え制御部
307 集音信号検出部
308 信号処理部
309 切り換え表示部
401 増幅部
402 切り換えスイッチ
403 スピーカー
404 A/D変換部
405 制御信号検出部
406 切り換え制御部
407 集音信号検出部
408 信号処理部
409 集音表示部
501 増幅部
502 切り換えスイッチ
503 スピーカー
504 A/D変換部
505 制御信号検出部
506 切り換え制御部
507 集音信号検出部
508 信号処理部
509 集音レベル表示部
601 増幅部
602 切り換えスイッチ
603 スピーカー
604 A/D変換部
605 制御信号検出部
606 切り換え制御部
607 集音信号検出部
608 信号処理部
609 カメラ動作制御部
610 監視用カメラ
701 増幅部
702 切り換えスイッチ
703 スピーカー
704 A/D変換部
705 制御信号検出部
706 換え制御部
707 集音信号検出部
708 信号処理部
709 カメラ動作制御部
710 監視用カメラ
801 増幅部
802 切り換えスイッチ
803 スピーカー
804 A/D変換部
805 切り換え制御部
Claims (7)
- 入出力伝送線を介してデジタルオーディオデータを入力する入出力部と、
前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータを増幅する増幅部と、
前記増幅部で増幅された信号を拡声するスピーカーと、
前記入出力部に入力されたデジタルオーディオデータから制御信号を検出する制御信号検出部と、
前記制御信号検出部に検出された制御信号により、拡声動作と集音動作とを切り換える切り換え部と、
前記スピーカーからアナログ信号を入力し、デジタルデータへ変換する信号変換部とを備え、
前記切り換え部は、前記制御信号検出部が前記集音動作に切り換える制御信号を検出したとき、前記スピーカーに外部の音を集音させ、
前記入出力部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とするスピーカーシステム。 - 前記信号変換部に変換されたデジタルデータに基づいて集音信号を検出し、集音動作への切り換えを検出する集音信号検出部と、
前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音状態を示すデータを前記デジタルデータに付加する信号処理部とを備え、
前記入出力部は、前記信号処理部が集音状態を示すデータを付加した前記デジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とする請求項1に記載のスピーカーシステム。 - 前記集音信号検出部で集音動作への切り換えが検出されたとき、集音動作への切り換えが行われたことを表示する切り換え表示部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のスピーカーシステム。
- 前記集音信号検出部で集音信号を検出している間、集音中であることを表示する集音表示部を備えたことを特徴とする請求項2に記載のスピーカーシステム。
- 前記集音信号検出部から集音した信号の信号レベルを入力し、前記信号レベルを表示する集音レベル表示部を備え、
前記集音信号検出部は、前記信号変換部に変換されたデジタルデータから集音した信号の信号レベルを検出することを特徴とする請求項2に記載のスピーカーシステム。 - 前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、
前記集音信号検出部が集音信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、
前記信号処理部は、前記監視カメラが撮影した映像を、前記デジタルデータに付加し、
前記入出力部は、前記映像が付加されたデジタルデータを、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とする請求項2に記載のスピーカーシステム。 - 前記スピーカーの周囲の状況を撮影する監視カメラと、
前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラを動作させるカメラ動作制御部とを備え、
前記入出力部は、前記制御信号検出部が前記集音への切り換え制御信号を検出したとき、前記監視カメラが撮影した映像を、前記入出力伝送線を介して出力することを特徴とする請求項1に記載のスピーカーシステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002293622A JP2004129125A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | スピーカーシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002293622A JP2004129125A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | スピーカーシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004129125A true JP2004129125A (ja) | 2004-04-22 |
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ID=32284482
Family Applications (1)
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JP2002293622A Pending JP2004129125A (ja) | 2002-10-07 | 2002-10-07 | スピーカーシステム |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004129125A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119808A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Mitsubishi Electric Corp | 同報無線システム |
JP2016161758A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 日本電気株式会社 | 静音装置、静音方法及び静音プログラム |
JP2018124375A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2002
- 2002-10-07 JP JP2002293622A patent/JP2004129125A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011119808A (ja) * | 2009-12-01 | 2011-06-16 | Mitsubishi Electric Corp | 同報無線システム |
JP2016161758A (ja) * | 2015-03-02 | 2016-09-05 | 日本電気株式会社 | 静音装置、静音方法及び静音プログラム |
JP2018124375A (ja) * | 2017-01-31 | 2018-08-09 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置 |
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