JP2004128692A - 動画用検索インデックス付与方法、装置およびプログラム - Google Patents

動画用検索インデックス付与方法、装置およびプログラム Download PDF

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友野 裕二
Chikako Taketomo
竹友 智香子
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Abstract

【課題】動画を構成する複数の分割動画のそれぞれを適確に検索し得るような検索インデックスを複数の分割動画のそれぞれに効率的かつ適確に付与し得る動画用検索インデックス付与方法、装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】クライアント端末に表示されたテキスト文章から検索インデックス用の文字列をマウス操作で選択して反転するとともに、またクライアント端末にサムネイル表示された複数の分割動画1,2,3,…Nのうちの所望の分割動画をマウス押下で掴み、マウス押下で掴んだまま、反転で選択した文字列の真上の位置までマウス移動により分割動画を移動させてから、マウスを分割動画から離し、これにより文字列に分割動画を関係付け、この文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録する。
【選択図】   図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、クライアント端末からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与方法、装置およびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、インターネットで動画を検索する場合には、各動画に対して検索インデックスが付与されていることが必要である。検索インデックスを動画に付与する技術は、従来、数が少なく、その作業も大変手間のかかる作業である。
【0003】
従来、例えば図25に示すように、元動画をシーン分割した複数の分割動画1,2,3,…Nの各々に対して検索インデックスを付与するためには、各分割動画に対してキーボードから手入力により検索インデックスであるテキスト文章を例えば図示の「アリューシャン列島」などのようにタイプ入力し、このタイプ入力したテキスト文章の検索インデックスと分割動画とを関係付けして行っている。
【0004】
なお、動画データと動画用の検索インデックスについて考察すると、動画データは、一般に一覧や概要把握など、部分的な検索が行い難いとともに、また1つの動画は一般に様々なシーン(区間映像)から構成されていて、シーン毎に意味内容が異なるというような特徴がある。
【0005】
また、動画用の検索インデックスは、有効な検索を行うための検索インデックスの付与が意外と難しく、その付与を安易に行うと、検索時に多くの動画がヒットしてしまい、また付与する情報量が少ないと、検索が成り立たなくなり、例えば地方独特の方言や一般的でない名称などのような不適切な語句の付与された動画ではうまく検索できない。また更に、人手によってすべてのシーンを切り分けて検索インデックスを付与するには膨大な手間が必要である。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−152144号公報
【0007】
【特許文献2】
特開2001−298711号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来は、動画に対して検索インデックスを付与するためには、検索インデックスであるテキスト文章をキーボードから手操作でタイプ入力して、このタイプ入力された検索インデックスを複数の分割動画のそれぞれに対して対応付けするという処理をすべて人手により行っているため、手間および時間が非常にかかり、非効率的であるという問題がある。
【0009】
また、検索インデックスの付与を安易に行うと、検索時に多くの動画がヒットしてしまい、また付与する情報量が少ないと、検索が成り立たなくなるし、更に一般的でない名称などのような不適切な語句を検索インデックスとして付与された動画ではうまく検索できないという問題がある。
【0010】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、動画を構成する複数の分割動画のそれぞれを適確に検索し得るような検索インデックスを複数の分割動画のそれぞれに効率的かつ適確に付与し得る動画用検索インデックス付与方法、装置およびプログラムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、クライアント端末からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与方法であって、動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章をクライアント端末からのテキスト文章選択指示により選択してクライアント端末にWWWブラウザにより表示し、クライアント端末で選択された元動画をクライアント端末から受信し、この受信した元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成し、この複数の分割動画のサムネイル表示用ページを生成し、このサムネイル表示用ページをクライアント端末に転送して、クライアント端末にWWWブラウザにより表示し、クライアント端末においてWWWブラウザによりサムネイル表示用ページとして表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をクライアント端末において表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行い、この文字列と分割動画識別情報との対応付けを受信し、当該文字列と分割動画の関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録することを要旨とする。
【0012】
請求項1記載の本発明にあっては、クライアント端末においてサムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するため、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からのマウス操作による選択により効率的かつ適確に行うことができるとともに、クライアント端末からインターネットを介して利用者はどこからでもアクセスして検索インデックスの付与を効率的に行うことができる。
【0013】
また、請求項2記載の本発明は、入力手段から入力された要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与方法であって、動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章を入力手段からのテキスト文章選択指示により選択して表示手段に表示し、入力手段からの指示により元動画を選択して表示手段に表示し、この選択表示された元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成し、この複数の分割動画のサムネイル表示画像を生成し、このサムネイル表示画像を表示手段に表示し、このサムネイル表示画像として表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列を表示手段に表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行い、当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録することを要旨とする。
【0014】
請求項2記載の本発明にあっては、サムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するため、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からのマウス操作による選択により効率的かつ適確に行うことができる。
【0015】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記文字列と分割動画との関係付けが、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に前記所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われることを要旨とする。
【0016】
請求項3記載の本発明にあっては、文字列と分割動画との関係付けは、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われるため、従来のタイプ入力を必要とすることなく、マウス操作により極めて簡単かつ効率的に分割動画に対する検索インデックスの付与を行うことができる。
【0017】
請求項4記載の本発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明において、前記動画インデックスデータベースには前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、当該分割動画の元動画に関する情報、当該文字列の選択されたテキスト文書名(URL)および検索キーワードが前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに対応して登録されることを要旨とする。
【0018】
請求項4記載の本発明にあっては、分割動画の検索インデックスとして、文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、元動画に関する情報、テキスト文書名(URL)および検索キーワードも登録されているため、分割動画に対応する元動画も分割動画とともに検索でき、効率的である。
【0019】
また、請求項5記載の本発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の発明において、前記対応付けされた文字列と分割動画識別情報が、前記検索インデックス用の文字列を選択するためのテキスト文章を生成するテキスト文章選択情報としてテキスト文章選択情報データベースに登録されることを要旨とする。
【0020】
更に、請求項6記載の本発明は、クライアント端末からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与装置であって、動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章をクライアント端末からのテキスト文章選択指示により選択してクライアント端末にWWWブラウザにより表示するテキスト文章表示手段と、クライアント端末で選択された元動画をクライアント端末から受信する元動画受信手段と、この受信した元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成する分割動画生成手段と、この複数の分割動画のサムネイル表示用ページを生成するサムネイル表示用ページ生成手段と、このサムネイル表示用ページをクライアント端末に転送して、クライアント端末にWWWブラウザにより表示するサムネイル表示手段と、クライアント端末においてWWWブラウザによりサムネイル表示用ページとして表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をクライアント端末において表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行う関係付け手段と、この文字列と分割動画識別情報との対応付けを受信し、当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして登録する動画インデックスデータベースとを有することを要旨とする。
【0021】
請求項6記載の本発明にあっては、クライアント端末においてサムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するため、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からの選択により効率的かつ適確に行うことができるとともに、またクライアント端末からインターネットを介して利用者はどこからでもアクセスして検索インデックスの付与を効率的に行うことができる。
【0022】
請求項7記載の本発明は、入力手段から入力された要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与装置であって、動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章を入力手段からのテキスト文章選択指示により選択して表示するテキスト文章選択表示手段と、入力手段からの指示により元動画を選択して表示する元動画選択表示手段と、この選択表示された元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成する分割動画生成手段と、この複数の分割動画のサムネイル表示画像を生成するサムネイル表示画像生成手段と、このサムネイル表示画像を表示するサムネイル表示手段と、このサムネイル表示画像として表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列を表示手段に表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行う関係付け手段と、当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして登録する動画インデックスデータベースとを有することを要旨とする。
【0023】
請求項7記載の本発明にあっては、サムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するため、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からのマウス操作による選択により効率的かつ適確に行うことができる。
【0024】
また、請求項8記載の本発明は、請求項6または7記載の発明において、前記関係付け手段が、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に前記所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われるように構成されていることを要旨とする。
【0025】
請求項8記載の本発明にあっては、文字列と分割動画との関係付けは、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われるため、従来のタイプ入力を必要とすることなく、マウス操作により極めて簡単かつ効率的に分割動画に対する検索インデックスの付与を行うことができる。
【0026】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項6乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記動画インデックスデータベースが、前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、当該分割動画の元動画に関する情報、当該文字列の選択されたテキスト文書名(URL)および検索キーワードを前記関係付けに対応して登録することを要旨とする。
【0027】
請求項9記載の本発明にあっては、分割動画の検索インデックスとして、文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、元動画に関する情報、テキスト文書名(URL)および検索キーワードも登録されているため、分割動画に対応する元動画も分割動画とともに検索でき、効率的である。
【0028】
請求項10記載の本発明は、請求項6乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記対応付けされた文字列と分割動画識別情報を前記検索インデックス用の文字列を選択するためのテキスト文章を生成するテキスト文章選択情報として登録するテキスト文章選択情報データベースを有することを要旨とする。
【0029】
また、請求項11記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与方法を実行するプログラムである。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る動画用検索インデックス付与方法を実施する装置である動画用検索インデックス付与システムの構成を示すブロック図である。
【0031】
図1に示す動画用検索インデックス付与システム1は、インターネット5を介して接続されるクライアント端末3からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与するものであり、元動画を複数の分割動画に分割する分割処理、ユーザ情報、検索インデックス、分割動画などの生成や管理、ユーザ認証などを行う動画編集サーバ11、テキスト文章の生成処理、コンテンツ関係付け処理などを行うアプリケーションサーバ13、および複数の分割動画のサムネイル表示用ページなどを配信するストリームサーバ15から構成されている。また、本実施形態の動画用検索インデックス付与システム1は、インターネット5を介して一般WWWサーバ7が接続され、この一般WWWサーバ7はホームページ71を有している。
【0032】
本実施形態の動画用検索インデックス付与システム1の構成を詳しく説明する前に、まず図2および図3を参照して本実施形態の動画用検索インデックス付与方法の概要について説明する。
【0033】
まず、図2に示すように、例えばクライアント端末において所有する元動画に付与したい検索インデックス用の文字列を含んでいるテキスト文章を例えばインターネット上から適宜選択してクライアント端末3のディスプレイにWWWブラウザにより表示する。図2では、「ラッコは北海道北部から千島……半周したほどでした。」というテキスト文章の一例が検索インデックス(テキスト文章)という項目として表示されている。
【0034】
それから、元動画を動画用検索インデックス付与システム1に転送して複数の分割動画1,2,3,…Nにシーン分割してもらい、この分割された複数の分割動画1,2,3,…Nをクライアント端末3で受け取ってクライアント端末3のディスプレイにWWWブラウザにより表示する。
【0035】
クライアント端末3のユーザは、この表示された分割動画1,2,3,…Nを閲覧し、例えば分割動画1にラッコの画像などが表示されている場合には、クライアント端末3のディスプレイに表示されたテキスト文章の文字列の中からラッコの分割動画1に付与するのに最適な検索インデックス用の文字列として、図示のような例えば「ラッコ」なる文字列をクライアント端末3のマウスで反転して選択する。
【0036】
このように検索インデックス用の文字列「ラッコ」が選択され反転されると、前記ラッコの画像などが表示されている分割動画1をマウス押下で掴んでドラッグし、「ラッコ」なる文字列が表示されている所まで移動させ、そこでマウスを離し、これにより検索インデックス用の文字列「ラッコ」を分割動画1に付与し、両者を関係付ける。
【0037】
そして、このように関係付けられた検索インデックスの文字列「ラッコ」と分割動画は、分割動画名を用いて、文字列と分割動画名との対応付けが動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録されることになる。また、この文字列と分割動画名との対応付けに対して識別子が与えられるようになっていて、これにより例えば1つの分割動画に対する異なる文字列への関係付けを動画インデックスデータベースに登録することができるが、これは文字列と分割動画との関係付けにおいて同じ分割動画でも異なる文字列を関係付けたものは、異なる文字列と分割動画名との別の対応付けであるとして動画インデックスデータベースに登録しても可能なものである。なお、本実施形態では、分割動画名を用いているが、これに限定されるものでなく、分割動画名の代わりに分割動画識別情報を用いてもよいものである。すなわち、分割動画は、見る角度によって内容が異なり、従ってその名称も見方によって異なるものであるため、名称に限らず、識別情報を付与してもよいものであり、場合によっては分割動画に関係付けられた文字列が分割動画名の代わりを果たすとも考えられる。
【0038】
次に、図3を参照して、上述した検索インデックス用の文字列と分割動画との関係付け処理について更に具体的に説明する。図3は、クライアント端末3のディスプレイ3aに複数のフレームに分割されて表示されるアドレス、テキスト文章、分割動画、元動画を同図の左側に示すとともに、分割動画1,2,3,…Nに検索インデックス用の文字列を関係付ける処理手順をフローチャートとして同図の右側に示す図である。
【0039】
図3に示すように、クライアント端末3のディスプレイ3aは、複数のフレーム201,203,205,207に分割され、フレーム201にはテキスト文章のホームページのアドレス(URL)がクライアント端末3のユーザにより入力されて表示され、フレーム203にはテキスト文章が表示され、フレーム205には複数の分割動画1,2,3,…Nがサムネイル表示され、フレーム207には元動画が表示されるようになっている。
【0040】
図3の右側に示すフローチャートに従って検索インデックス用の文字列と分割動画との関係付け処理について説明すると、まずテキスト文章の選択を行うために検索インデックス用の文字列のあるテキスト文章のホームページのアドレス(URL)をフレーム201のアドレス欄に入力する(ステップS101)。
【0041】
次に、アドレスの入力されたフレーム201の右に表示されている「表示」ボタンを押すと、このアドレスのテキスト文章がWWWブラウザによりインターネット上のホームページから取得され、クライアント端末3のディスプレイ3aのフレーム203に図示のように表示される(ステップS103)。この図3の例では、「このフレームに動画のシーンをマウス操作で……動画を接近させてください。」というテキスト文章が表示されている。
【0042】
次に、元動画を表示するためのフレーム207に表示されている「参照」ボタンをマウスでクリックし、検索インデックスを付与したい元動画を選択する(ステップS105)。それから、「動画分割」ボタンをマウスでクリックすると、元動画がシーン分割され、複数の分割動画1,2,3,…Nが一覧形式でフレーム205にサムネイル表示される(ステップS107)。
【0043】
次に、複数の分割動画のうちの例えば分割動画1を説明している文字列をフレーム203に表示されているテキスト文章の中からマウスで選択して反転表示する(ステップS109)。図3の例では、「任意の行に動画を接近」なる文字列が反転表示され選択されていることが示されている。
【0044】
それから、この選択された文字列に対応する分割動画1をフレーム205に表示されている複数の分割動画1,2,3,…Nの中から選択してマウス押下で掴んでドラッグし、前記選択した文字列の所まで移動させる(ステップS111)。そして、マウスで掴んだ分割動画1を文字列に所まで移動させた後、マウスを分割動画1から離す。この行為により検索インデックス用の文字列「任意の行に動画を接近」を分割動画1に付与し、両者の関係付けを動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに保存する(ステップS113)。
【0045】
上述した処理を複数の分割動画1,2,3,…Nのそれぞれに対して繰り返し行うことにより、検索インデックス用の文字列を複数の分割動画1,2,3,…Nのそれぞれに効率的かつ適確に付与することができる。
【0046】
なお、図3に示すように、クライアント端末3のディスプレイ3aに表示される元動画および複数の分割動画1,2,3,…Nは、単なる静止画でなく、実際に画像が動いている連続した動画として表示されているものである。
【0047】
次に、図4および図5を参照して、図1に示した実施形態の動画用検索インデックス付与システムの構成について詳細に説明する。なお、本実施形態の動画用検索インデックス付与システム1は、図4に示す動画の検索インデックスの付与関係の回路構成と図5に示す動画検索関係の回路構成に分けて図示されている。
【0048】
まず、図4を参照して、動画用検索インデックス付与システム1のうち動画の検索インデックスの付与関係の回路構成について説明する。
【0049】
本実施形態の動画用検索インデックス付与システム1は、図1に示したように動画編集サーバ11、アプリケーションサーバ13およびストリームサーバ15から構成され、インターネット5を介して接続されるクライアント端末3からの要求に応じて元動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与するものであるが、クライアント端末3は、図4に示すように、分割動画に付与する検索インデックス用の文字列の存在するテキストコンテンツを選択するための指示(テキストコンテンツの存在するホームページのURLを含むテキストコンテンツ選択指示)を動画用検索インデックス付与システム1に対して行うテキストコンテンツ選択部31、動画用検索インデックス付与システム1を介して選択したテキスト文章101に存在する検索インデックス用の文字列とサムネイル表示用ページ105として表示された複数の分割動画のうちの1つの分割動画とを関係付ける動画関係付け機能部33、例えば利用者が予め撮影してクライアント端末3に保存しているように複数の元動画の中から検索インデックスの付与を行いたい所望の元動画103を選択する元動画選択部35、および本動画用検索インデックス付与システム1を利用するユーザの認証を含む更新処理を実施する更新処理選択部37を有する。
【0050】
また、動画用検索インデックス付与システム1を構成する動画編集サーバ11は、図4に示すように、クライアント端末3で選択された元動画103をインターネット5を介して動画編集サーバ11にアップロード(転送)する動画アップロード機能部111、この動画アップロード機能部111によりアップロードされて受信した元動画を複数の分割動画1,2,3,…Nに分割する動画分割機能部113、クライアント端末3の更新処理選択部37からの指示によりユーザ認証を行うユーザ認証機能部121、ユーザ情報を管理するユーザ管理データベース(DB)123、このユーザ管理データベース123に登録されているユーザ情報に基づきユーザの管理を行うユーザ管理機能部125、アプリケーションサーバ13からのデータに基づき動画検索インデックス用のデータ、具体的には元動画名、テキスト文書名(URL)、識別子、分割動画名、選択文字列、検索キーワードなどを含む動画検索インデックス用のデータを作成するインデックスデータ作成機能部115、およびこのインデックスデータ作成機能部115で作成された動画検索インデックス用のデータを受け取って保存する動画インデックスデータベース(DB)117を有する。なお、本実施形態では図示しないが、本システムの管理者の機能として、ユーザ管理機能部125によるユーザ管理機能に加えて、コンテンツ管理機能を有し、この機能により動画編集サーバ11での編集を許可するコンテンツ(URL)を設定し得るようになっている。
【0051】
また、アプリケーションサーバ13は、クライアント端末3のテキストコンテンツ選択部31からのテキストコンテンツ選択指示(例えばテキストコンテンツの存在するホームページのURL)を受信し、この指示に基づきテキストコンテンツを生成し、テキスト文章101としてクライアント端末3に転送するテキストコンテンツ生成機能部131、このテキストコンテンツ生成機能部131によりテキストコンテンツを生成するために参照され、本システム1で利用可能なインターネット5上のホームページのURL名、テキスト文章選択情報ファイル名、編集後ページファイル名をホームページ登録情報として保存しているホームページ登録情報データベース(DB)135、前記テキストコンテンツ生成機能部131によりテキストコンテンツを生成するために参照され、分割動画と関係付けられたテキスト文章のリンク情報である選択分割動画名と選択文字列を処理番号毎にテキスト文章選択情報として保存しているテキスト文章選択情報データベース(DB)137、およびクライアント端末3の動画関係付け機能部33で選択され関係付けられた検索インデックス用の文字列と分割動画名を受信し、これらの情報を動画編集サーバ11のインデックスデータ作成機能部115に供給するとともに、これらの情報でテキスト文章選択情報データベース137を更新するテキスト文章選択情報更新機能部133を有する。なお、このテキスト文章選択情報更新機能部133により更新されたテキスト文章選択情報データベース137の文字列と分割動画名とを関係付けた情報はテキストコンテンツ生成機能部131において関係付け情報として利用される。
【0052】
更に、ストリームサーバ15は、動画編集サーバ11の動画分割機能部113で分割作成された複数の分割動画1,2,3,…Nのサムネイル表示用ページを生成し、このサムネイル表示用ページをインターネット5を介してクライアント端末3に転送するサムネイル表示機能部151を有する。
【0053】
次に、図5を参照して、動画用検索インデックス付与システム1のうち動画検索関係の回路構成について説明する。
【0054】
図5に示すように、動画編集サーバ11は、クライアント端末3から入力される検索キーワード111をインターネット5を介して受信し、この検索キーワードに基づき動画インデックスデータベース117から当該検索キーワードに該当するデータ、具体的には選択文字列やキーワードを基に分割動画名、検索インデックス用の文字列、元動画名などのデータを検索し、この検索結果データをXML文章にして出力するインデックスデータ検索機能部119、および前記動画インデックスデータベース117から構成されている。
【0055】
また、ストリームサーバ15は、動画編集サーバ11のインデックスデータ検索機能部119から分割動画名、検索インデックス用の文字列、元動画名などの検索結果データを受け取り、予め図示しないメモリなどに書き込まれている検索結果XML文章114、検索表示用スタイルシート116を読み出すとともに、検索結果データを用いて、例えば図16に示すような分割動画の画像名の下に表示された分割動画、検索インデックス用の文字列からなる分割動画の説明、キーワード、元動画であるオリジナル動画、画像の関係付けられているページ、その他のページのリンク先などを含む検索結果ページを生成し、この検索結果ページをインターネット5を介してインターネット5に転送する検索結果ページ生成機能部153を有する。
【0056】
次に、図6および図7に示すフローチャートを参照して、本実施形態の動画用検索インデックス付与システム1の動画用の検索インデックス付与方法の処理手順について詳細に説明する。なお、図6および図7に示す処理手順の各ステップに付与されているステップ番号は図4の回路構成にも参考のために付与されている。
【0057】
まず、クライアント端末3において、テキストコンテンツ選択部31により動画に関係付けるための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章であるテキストコンテンツを選択するために、テキストコンテンツの存在するホームページのURLを含むテキストコンテンツ選択指示をクライアント端末3からテキストコンテンツ選択部31を介して動画用検索インデックス付与システム1のテキストコンテンツ生成機能部131に送信する(ステップS11)。
【0058】
テキストコンテンツ生成機能部131は、テキストコンテンツの存在するホームページのURLを含むテキスト文章選択指示を受信すると、この指示に含まれるURLに基づきホームページ登録情報データベース135、テキスト文章選択情報データベース137およびインターネット5上の一般WWWサーバ7のホームページ71に設けられているHTML文章を使用して、テキスト文章を生成し(ステップS13)、この生成したテキスト文章をインターネット5を介してクライアント端末3に表示すべく転送する(ステップS15)。クライアント端末3は、テキストコンテンツ生成機能部131からテキスト文章を受信すると、このテキスト文章を図4において符号101で示すようにまたは図8においてフレーム203内に示すようにWWWブラウザによりクライアント端末3のディスプレイ3aに表示する。
【0059】
次に、クライアント端末3において、ユーザがディスプレイ3aの図8のフレーム207に示すような更新処理ボタンをマウスでクリックし、ユーザ認証を行う(ステップS17)。更に詳しくは、クライアント端末3のディスプレイ3aに表示されている更新処理ボタンをユーザがマウスでクリックすると、ディスプレイ3aには図9に示すようにユーザ名、パスワードなどをユーザが入力するためのユーザの確認画面が表示される。ユーザがこの画面に従ってユーザ名およびパスワードを入力してから、OKボタンをクリックすると、クライアント端末3の更新処理選択部37が駆動され、更新処理選択部37からインターネット5を介して動画用検索インデックス付与システム1のユーザ認証機能部121にユーザ名およびパスワードが転送される。ユーザ認証機能部121は、このクライアント端末3から転送されてきたユーザ名およびパスワードをユーザ管理データベース123に登録されているユーザ名およびパスワードと照合してユーザ認証を行う。このユーザ認証の結果により、ユーザが正当なものであるか否かを判定し(ステップS19)、正当なユーザでない場合には、その旨をクライアント端末3を介してユーザに通知し、ステップS13に戻り、同じ処理を繰り返すが、ユーザ認証機能部121が正当なユーザであることを確認すると、クライアント端末3のディスプレイ3aには図10においてフレーム207に示すような正当なユーザに対して本システムの使用を可能とする表示を行う。
【0060】
ユーザはクライアント端末3に表示された本システムの使用を可能とする表示を確認すると、図10においてフレーム207内に示す参照ボタン231をマウスでクリックし、元動画選択部35により関係付けたい元動画の動画ファイルを選択する(ステップS21)。この選択された元動画は図11に示すようにフレーム207に符号103で示すように表示される。また、この元動画を表示しているフレーム207にはサーバ参照ボタン233や動画分割ボタン235も表示される。なお、クライアント端末3のフレーム207に表示された元動画103は単なる静止画でなく、実際に画像が動いている連続した動画として表示されているものである。
【0061】
クライアント端末3のディスプレイ3aに表示された元動画を見て、ユーザは動画分割ボタン235をマウスでクリックすると、先に選択した動画ファイルがインターネット5を介して動画編集サーバ11に転送され、すなわち動画編集サーバ11の動画アップロード機能部111にアップロードされる(ステップS23)。
【0062】
動画編集サーバ11の動画アップロード機能部111は、クライアント端末3から元動画ファイルを受信すると、動画分割機能部113を呼び出し、元動画ファイルを動画分割機能部113に渡す(図7のステップS25)。動画分割機能部113は、元動画ファイルを受け取ると、この元動画ファイルをシーン単位に分割し、複数の分割動画1,2,3,…Nを生成する(ステップS27)。
【0063】
このように分割された複数の分割動画1,2,3,…Nは、ストリームサーバ15のサムネイル表示機能部151に供給され、ここで分割動画1,2,3,…Nのサムネイル表示用ページが生成される(ステップS29)。このサムネイル表示用ページは、サムネイル表示機能部151からインターネット5を介してクライアント端末3に転送され、図12においてフレーム205内に符号105で示すように表示される(ステップS31)。なお、このサムネイル表示された複数の分割動画1,2,3,…Nも単なる静止画でなく、実際に画像が動いている連続した分割動画として表示されているものである。
【0064】
このように複数の分割動画1,2,3,…Nのサムネイル表示用ページがフレーム205に表示されると、ステップS15で説明したように当該フレーム205の真上のフレーム203に検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章が既に表示されているので、ユーザはマウスを用いて、テキスト文章内の文字列と分割動画との関係付けを図13に示すようにまたは図3を用いて先に説明したように行う(ステップS33)。
【0065】
すなわち、文字列と分割動画との関係付けでは、まず第1の処理として、フレーム203に表示されたテキスト文章中の任意の文字列(複数行の選択可)をマウス操作で反転して選択する。図13に示す例では、フレーム203に表示されたテキスト文章中の文字列「データを転送しながら再生」がマウス操作で反転されて選択されていることが符号241で示されている。
【0066】
次に、第2の処理として、フレーム205にサムネイル表示用ページとして表示されている複数の分割動画1,2,3,…Nのうちの前記文字列に関係する1つの分割動画を選んでマウス押下で掴む。それから、第3の処理として、分割動画をマウス押下で掴んだまま、第1の処理で反転した文字列の真上の位置までマウス移動により分割動画を移動させる。この状態の分割動画が図13において符号243で示されている。
【0067】
最後に、第4の処理として、文字列の真上に分割動画を移動させた時点でマウスを分割動画から離し、これにより文字列に分割動画を関係付ける。なお、マウスを分割動画から離すと同時に、マウスで掴まれていた分割動画は、フレーム205のサムネイル表示用ページの元の位置に戻る。
【0068】
上述したように、文字列の真上でマウスを分割動画から離して、文字列を分割動画に関係付けると、この分割動画と関係付けられた文字列に関する情報、すなわち文字列と分割動画名との対応付けは、クライアント端末3からインターネット5を介してアプリケーションサーバ13のテキスト文章選択情報更新機能部133に送信される。テキスト文章選択情報更新機能部133は、この関係付けられた文字列と分割動画名に処理番号を付してファイルとしてテキスト文章選択情報データベース137に書き込む(ステップS35)。
【0069】
また、テキスト文章選択情報更新機能部133は、前記関係付けられた文字列と分割動画名に対して更に元動画名、テキスト文書名(URL)、識別子、検索キーワードを加えた情報を動画編集サーバ11のインデックスデータ作成機能部115に供給し、インデックスデータ作成機能部115はこれらの情報を動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベース117に書き込む(ステップS37)。なお、この場合の検索キーワードとしては、文字列が形態素解析され、文字列に含まれる単語が選択される。例えば、図13のフレーム203に示した文字列「データを転送しながら再生」の例では、この文字列の中の単語「データ」「転送」「再生」が検索キーワードとして選択され、前記文字列と分割動画との関係付けとともに動画インデックスデータベース117に保存される。
【0070】
それから、ブラウザを終了するか否かを判定し(ステップS39)、文字列と分割動画名との関係付けを更に続ける場合には、図6のステップS13に戻って、サムネイル表示用ページに表示されたその他の分割動画1,2,3,…Nに対して同じ処理を繰り返し行い、これにより複数の分割動画1,2,3,…Nのそれぞれに対して検索インデックス用の文字列を関係付け、この文字列と分割動画名との対応付けによりそれぞれを動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベース117に保存するが、この繰り返し処理においてステップS13に戻る毎に分割動画名に関係付けられた文字列を含むテキスト文章が図14に示すように再生成されるが、このように再生成されたテキスト文章上では、上述したように選択した文字列の末尾に分割動画が符号245で示すように小さく表示される。なお、この小さく表示される分割動画はこの分割動画の中の1つの画像が静止画として表示されているものである。
【0071】
このように文字列と分割動画名との関係付けが上述したその他の情報とともに動画インデックスデータベース117に保存された後は、分割動画を検索したい検索キーワードをクライアント端末3から入力することにより、この検索キーワードを含む文字列を動画インデックスデータベース117から検索し、この文字列に該当する分割動画名を元動画名やテキスト文書名(URL)などとともに取得することができ、この元動画名やテキスト文書名(URL)から元動画やテキスト文章そのものを得て、クライアント端末3のディスプレイ3aに表示することができる。
【0072】
上述したように、本実施形態の動画用検索インデックス付与システムでは、クライアント端末3における簡単なマウス操作により動画用の検索インデックスに分割動画のそれぞれを関係付けることができる。すなわち、分割動画のそれぞれに対して文字列を検索インデックスとして関係付けて、文字列と分割動画名との対応付けを動画用の検索インデックスとして効率的かつ適確に生成することができる。
【0073】
また、この関係付けでは、複数の分割動画をサムネイル表示し、このサムネイル表示された複数の分割動画に対してテキスト文章を同じ画面上の異なるフレームで同時に表示し、テキスト文章と複数の分割動画の両方を閲覧しながら簡単なマウス操作でテキスト文章中の文字列と分割動画との関係付けを視覚的にわかり易く、効率的に行うことができる。
【0074】
更に、動画をキーとして異なるコンテンツ間のリンク付けを行うこともできる。また、この分割動画と文字列との関係付けは、クライアント端末3からインターネット5を介してどこからでも行うことができ、利用者は単にクライアント端末3のみを有していればよく、特別な装置を必要としない。既存のコンテンツへの動画の組み込みも容易にできる。更に、利用者はユーザ認証機能部121によるユーザ認証で許可された者であれば、複数の利用者が動画を使用したコンテンツを相互に拡張することができる。
【0075】
また、既存のコンテンツのテキスト文章を分割動画に対する文字列の関係付けに利用でき、新たな検索キーワードの入力が不要であり、手間を省け、効率化を図ることができる。
【0076】
次に、図15に示すフローチャートおよび図5に示す動画用検索インデックス付与システム1のうちの動画検索関係の回路構成を参照して、上述したように文字列と分割動画名との対応付けを動画用の検索インデックスとして書き込まれた動画インデックスデータベース117から所望の分割動画を検索する動画検索処理について詳しく説明する。なお、図15に示す処理手順の各ステップに付与されているステップ番号は図5の回路構成にも参考のために付与されている。
【0077】
図5および図15においては、まずクライアント端末3から動画用の検索キーワード111の入力が行われ、この検索キーワードはクライアント端末3からインターネット5を介して動画用検索インデックス付与システム1の動画編集サーバ11に送信される(ステップS51)。
【0078】
動画編集サーバ11では、インデックスデータ検索機能部119がクライアント端末3から検索キーワードを受信する。インデックスデータ検索機能部119は、この受信した検索キーワードにマッチするデータを動画インデックスデータベース117から検索する(ステップS53)。インデックスデータ検索機能部119は、この検索したデータを検索結果XML文章114に書き出すとともに(ステップS55)、ストリームサーバ15の検索結果ページ生成機能部153を呼び出して起動する(ステップS57)。
【0079】
検索結果ページ生成機能部153は、検索結果XML文章114および検索表示用スタイルシート116を読み込み、検索結果ページを生成する(ステップS59)。なお、このページ生成に伴い、元動画と分割動画の2種類の動画のリンクもページに書き込む。このように生成された検索結果ページはストリームサーバ15の検索結果ページ生成機能部153からインターネット5を介してクライアント端末3に転送され、クライアント端末3のディスプレイ3aに例えば図16に示すように表示される(ステップS61)。
【0080】
この図16に示す検索結果ページでは、分割動画の画像名の下に分割動画が表示され、この分割動画の右側に検索インデックス用の文字列からなる分割動画の説明および「データ」「転送」「再生」などのキーワードが表示され、更に元動画であるオリジナル動画が右端に表示され、画像が関係付けられているページや、その他のページへのリンク先などが表示されている。
【0081】
なお、この例では、図16に示すディスプレイ3aのフレーム202に示すように、検索用のキーワードとして「再生」が入力されたものであるため、この検索キーワード「再生」に該当する2つの分割動画が検索され、クライアント端末3に表示されている。この検索では、検索キーワードである検索インデックスにマッチする分割動画に加えて、この分割動画に関係の深い例えば元動画などの動画も取得することができる。
【0082】
次に、図17に示すフローチャートを参照して、アプリケーションサーバ13に設けられているテキストコンテンツ生成機能部131によるテキストコンテンツ生成処理について詳しく説明する。このテキストコンテンツ生成機能部131によるテキストコンテンツ生成処理は、検索インデックスとして利用したい予め登録されているホームページの内容を読み込み、テキスト文章選択情報更新機能部133で書き込まれた分割動画と文字列との関係付け情報を付加してクライアント端末3のディスプレイ3aにWWWブラウザにより表示するものである。
【0083】
図17に示すフローチャートにおいては、まずテキストコンテンツ生成機能部131は、クライアント端末3から送信されるテキストコンテンツ選択指示、すなわち分割動画に付与する検索インデックス用の文字列の存在するテキストコンテンツを選択するためのテキストコンテンツの存在するホームページのURL名を含むテキストコンテンツ選択指示を受信すると、この指示に含まれる引数からホームページのURL名を取り出す(ステップS201)。それから、テキストコンテンツ生成機能部131は、ホームページ登録情報データベース135からホームページURL名を取り出し、このURL名を引数から取り出したURL名と比較する(ステップS203)。
【0084】
このURLの比較の結果、URL名が等しくない場合には、エラーメッセージを出力して本処理を終了するが(ステップS207)、等しい場合には、このURL名に基づいてインターネット5を介して一般WWWサーバ7にアクセスし、そのホームページ71からURLの内容を取得してメモリに保持する(ステップS211)。
【0085】
次に、テキストコンテンツ生成機能部131は、テキスト文章選択情報データベース137から選択文字列を取り出し、前記メモリに保持した内容に対して選択文字列のハイパーリンク置換(選択文字列をアンカータグで挟んだ文字列へと置換)を行う(ステップS213)。そして、ハイパーリンク置換した後の内容を標準出力に出力する(ステップS215)。すなわち、テキストコンテンツ生成機能部131はインターネット5を介して内容をWWWブラウザによりクライアント端末3に送信し、クライアント端末3のディスプレイ3aに表示する。
【0086】
次に、図18に示すフローチャートを参照して、アプリケーションサーバ13に設けられているテキスト文章選択情報更新機能部133のテキスト文章選択情報更新処理について詳しく説明する。なお、テキスト文章選択情報更新機能部133によるテキスト文章選択情報更新処理は、クライアント端末3においてWWWブラウザにより関係付けられた分割動画と選択文字列をテキスト文章選択情報データベース137にファイルとして書き込んで更新するものであり、この書き込まれた内容がテキストコンテンツ生成機能部131により関係付け情報として利用されるものである。
【0087】
図18に示すフローチャートにおいては、まずテキスト文章選択情報更新機能部133は、クライアント端末3においてWWWブラウザによりマウス操作での選択時に取得した選択文字列、選択分割動画名を引数として取り出す(ステップS301)。それから、テキスト文章選択情報更新機能部133は、テキスト文章選択情報データベース137のファイルを読み出し、その処理番号をすべて取得し、最も大きな処理番号値に1をプラス(加算)した値を次の書き込み処理番号としてメモリに蓄える(ステップS303)。
【0088】
次に、テキスト文章選択情報更新機能部133は、テキスト文章選択情報データベース137のファイルから選択文字列をすべて取得し、この選択文字列を先に引数として取得した選択文字列と比較し、両選択文字列が等しいか否かを判定する(ステップS305、S307)。そして、この比較の結果、選択文字列が等しい場合には、本処理を終了するが、等しくない場合には、先にメモリに蓄えた書き込み処理番号、選択文字列、選択分割動画名をテキスト文章選択情報データベース137にファイルとして追加書き込みする(ステップS309)。
【0089】
次に、テキスト文章選択情報更新機能部133は、選択文字列を形態素解析して、一般名詞に分解した後、検索キーワードとしてメモリに蓄える(ステップS311)。そして、元動画名、テキスト文書名(URL)、処理番号、分割動画名、選択文字列、先にメモリに蓄えた検索キーワードを引数としてインデックスデータ作成機能部115を呼び出す(ステップS313)。
【0090】
以降は、次に説明するインデックスデータ作成機能部115のインデックスデータ作成処理により、上記元動画名、テキスト文書名(URL)、処理番号、分割動画名、選択文字列、検索キーワードからなる情報が動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベース117に保存されることになる。
【0091】
図19に示すフローチャートを参照して、上記インデックスデータ作成機能部115によるインデックスデータ作成処理について詳しく説明する。インデックスデータ作成機能部115によるインデックスデータ作成処理は、テキスト文章選択情報更新機能部133からインデックスデータ作成機能部115が引き継いだ情報をDOM(Document Object Model)を使用して、XML(Extensible Markup Language)文章で動画インデックスデータベース117を作成するものである。
【0092】
図19に示すフローチャートにおいては、まずインデックスデータ作成機能部115は、テキスト文章選択情報更新機能部133から引き継いだ情報から元動画名、テキスト文書名(URL)、処理番号、分割動画名、選択文字列、検索キーワードなどからなる動画検索インデックス用の情報を引数として取り出す(ステップS401)。
【0093】
それから、インデックスデータ作成機能部115は、XML文章形式の動画インデックスデータベース117にデータを追加するためのDOMモジュールを呼び出し、このDOMモジュールを利用して上記動画検索インデックス用の情報、すなわち元動画名、テキスト文書名(URL)、処理番号、分割動画名、選択文字列、検索キーワードなどの情報をXML文章で動画インデックスデータベース117に追加書き込みして更新する(ステップS403)。
【0094】
次に、図20に示すフローチャートを参照して、上記インデックスデータ検索機能部119によるインデックスデータ検索処理について詳しく説明する。このインデックスデータ検索機能部119によるインデックスデータ検索処理は、DOMを使用して、クライアント端末3から与えられた検索キーワードに基づいて動画インデックスデータベース117を検索して、検索キーワードにマッチするデータを動画インデックスデータベース117から取得し、検索結果XML文章を生成し、検索結果ページ生成機能部153を呼び出すものである。
【0095】
図20においては、まずインデックスデータ検索機能部119は、クライアント端末3からの検索要求を受信すると、その引数から検索キーワードを取り出し(ステップS501)、この取り出した検索キーワードを形態素解析して、一般名詞に分解した後、検索キーワードとしてメモリに蓄える(ステップS503)。
【0096】
それから、インデックスデータ検索機能部119は、DOMモジュールを呼び出し、XML形式の動画インデックスデータベース117から検索キーワードにマッチする検索結果のデータを取り出してメモリに蓄える(ステップS505)。このメモリに蓄えた検索結果を検索結果XML文章として例えばディスクなどのメモリに保存し(ステップS507)、それから検索結果ページ生成機能部153を呼び出す(ステップS509)。
【0097】
なお、動画インデックスデータベース117には図21に示すようにXML形式で最上位ノードをルートとして動画検索インデックス用の情報を構成する元動画名、動画解説、テキスト文書名(URL)、文字列と分割動画名との関係付けの識別子、分割動画名、選択文字列、(検索)キーワードが保存されているので、上述したクライアント端末3からの検索キーワードを用いたインデックスデータ検索機能部119による検索では、まず図21の下の方から検索キーワードと部分一致するキーワードがあるか否かを検索し(処理1)、それから検索キーワードが選択文字列中に含まれているかを検索し(処理2)、処理1と処理2の結果から、検索キーワードが含まれている分割動画名を取り出す(処理3)。そして、この取り出した分割動画名を含む解説ページURLを取り出し(処理4)、この取り出した解説ページURLを含む元動画名を取り出す(処理5)という処理を繰り返し行うことになる。図21において、マーク「*」は、繰り返し構造を示している。
【0098】
なお、図21に動画インデックスデータベース117に保存される動画検索インデックスのデータ構造を示すように、元動画名を親ノードとし、分割動画名を子ノードとして構成することにより、検索キーワードと一致した分割動画から親ノードである元動画名を辿って、他の分割動画名と関係のあるテキスト文章を取得することができる。また、分割動画と文字列との関係付けに対して識別子を付与することにより、同一テキスト文章内において1つの分割動画に対する異なる文字列への関係付けを保存することができる。
【0099】
次に、図22に示すフローチャートを参照して、検索結果ページ生成機能部153による検索結果ページ生成処理について詳しく説明する。検索結果ページ生成機能部153による検索結果ページ生成処理は、インデックスデータ検索機能部119で生成された検索結果XML文章と予め設けられている検索表示用スタイルシート116を用いてHTML文章を作成し、検索結果ページとしてクライアント端末3のディスプレイ3aにWWWブラウザにより表示するものである。
【0100】
図22においては、まず検索結果ページ生成機能部153は、インデックスデータ検索機能部119から引き継いだ検索結果XML文章114と検索表示用スタイルシート116を引数として、図示しないプロセッサを起動する(ステップS601)。それから、プロセッサの出力結果を標準出力に出力させ、クライアント端末3のディスプレイ3aにWWWブラウザにより結果ページを表示する(ステップS603)。
【0101】
次に、図23および図24に示すフローチャートを参照して、クライアント端末3の動画関係付け機能部33による動画関係付け処理で行われる動画のフレームまたがり処理について詳しく説明する。なお、図23は、移動元の画像があるフレーム側の処理を示し、図24は画像の移動先フレームでの処理を示しているものである。
【0102】
動画関係付け機能部33による動画関係付け処理は、図7のステップS33で説明し、例えば図3に示すように、クライアント端末3のディスプレイ3aのフレーム203に表示されたテキスト文章中の所望の文字列をマウスで反転して選択し、それからフレーム205にサムネイル表示用ページとして表示されている複数の分割動画の1つをマウスで掴んで選択し、この分割動画をマウスで掴んだまま、先に反転した文字列の真上まで移動させ、マウスを分割動画から離すことにより文字列に分割動画を関係付ける処理であり、この関係付け処理ではマウスのドラッグ操作のイベントをフレーム間にまたがって移動させているが、このようなフレーム間にまたがるドラッグ操作はWWWブラウザによるディスプレイ画面では基本的にできないので、すなわち、あるフレームで発生したイベントを他のフレームに継承させることができないので、本実施形態ではフレームをまたがって分割動画を移動させる操作を実現するために、あるフレームからマウスが出た場合に、移動先のフレームにマウスクリックのイベントを発生させ、見かけ上ドラッグ操作が行えるようにしている。
【0103】
具体的には、分割動画が移動する先のフレームに前もってダミーの分割動画を配置しておき、最初の時点では、このダミーの分割動画をフレームの見えない位置に出しておき、すなわち分割動画の位置を負の値にしておき、それから分割動画が移動元フレームから移動先フレームに移ってきた時に、すなわちマウスで分割動画を掴んで、そのまま移動先フレームに移動してきた時に、自動クリック(マウスが移動先フレームでクリックされた情報)のイベントを発生させ、これを契機に今までダミーとしておいた分割動画を正式な分割動画(マウスで現在掴んでいる分割動画)に張り替えることにより、分割動画があたかもフレームをまたがって移動しているようにしているものである。
【0104】
図23および図24に示すフローチャートを参照して、具体的に説明する。まず、図23においては、マウスの動きを監視してマウスのイベントを取得する(ステップS701)。このマウスのイベントとしてマウスダウンが取得されると、ステップS703に進んで、このマウスが押された位置情報を取得する。それから、マウスが画像のどの位置を掴んでいるかを取得し(ステップS705)、この画像のどの位置を掴んでいるかという位置情報を外部変数として保存する(ステップS707)。なお、この位置は、例えば画像の左上端の位置からの縦および横方向の画素数で指定され、マウスが異なるフレームに移動した場合でも画像の表示のずれが発生しないようにマウスの位置を正確に把握するためのものである。
【0105】
それから、マウスが掴んでいる分割動画の名前を移動先のフレームに設定し(ステップS709)、更にその分割動画の大きさも移動先のフレームに設定する(ステップS711)。
【0106】
次に、マウスのイベントとしてマウス移動が取得された場合には、ステップS731に進んで、現在のマウス(分割動画)の位置情報を取得する。それから、現在のマウス(分割動画)が移動元のフレームの外、本実施形態では上方向に出たか否かを判定する(ステップS733)。マウスが移動元のフレーム内にいる場合には、ステップS701に戻って、更にマウスの動きを監視する処理を継続するが、マウスが移動元のフレームの外に出た場合には、分割動画の移動先のフレームを自動クリックする(ステップS735)。また、画像表示時のちらつきを防止するための自動クリックの回数調整を行う(ステップS737)。
【0107】
また、マウスのイベントとしてマウスアップが取得された場合には、ステップS721に進んで、マウスが離された位置が現在のフレームの中か否かを判定する。この判定の結果、マウスが離された位置が現在のフレーム内である場合には、分割動画を元の位置(すなわち、分割動画を掴んだ最初の位置)に戻し(ステップS723)、それから最初のステップS701に戻って、更にマウスの動きを更に監視する処理を行うが、マウスが離された位置が現在のフレームの外である場合には、分割動画の移動先のマウスアップ処理(A)を起動し(ステップS725)、分割動画を元の位置に戻し(ステップS723)、それから最初のステップS701に戻って、更にマウスの動きを更に監視する処理を行う。
【0108】
次に、図24の処理に移って、同様にマウスの動きを監視し(ステップS701)、マウスの動きとしてマウス自動クリックを取得した場合には、分割動画の移動先のフレームでのスクロール量を取得し、マウスの現在の正確な位置を得る(ステップS741)。そして、ダミーとしてフレームの枠外に配置しておいた分割動画のデータの位置をマウスの位置に変更する(ステップS743)。それから、最初のステップS701に戻って、更にマウスの動きを監視する処理を継続する。
【0109】
また、前記ステップS725で説明したようにマウスアップ処理(A)が起動された場合には、図24のステップS751に進み、ここで動画検索インデックス用のテキスト文字列が選択されているか否かを判定する。そして、文字列が選択されている場合には、テキスト文字列に分割動画が接近したか否かを判定し(ステップS753)、接近して文字列の真上に分割動画が存在している場合には、この文字列に分割動画を上述した関係付ける処理を起動する(ステップS755)。また、ステップS751で文字列が選択されていない場合、および文字列に分割動画が接近していない場合には、ステップS757に進み、ここで移動先のフレームでの分割動画をフレームの枠外に配置し、それから最初のステップS701に戻って、更にマウスの動きを監視する処理を行う。
【0110】
なお、上記実施形態では、動画用検索インデックス付与システム1とクライアント端末3とをインターネット5で接続した場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものでなく、例えば1台のパソコンに動画用検索インデックス付与システム1の機能とクライアント端末3の機能の両方を備えることにより、ネットワークを介して検索インデックスの付与処理を行うのでなく、1台のパソコン内で本実施形態のすべての処理機能を行うような装置として構成してもよいものである。
【0111】
また、上記実施形態の動画用検索インデックス付与方法の処理手順をプログラムとして組み込むことができることは勿論のこと、このプログラムを例えばCDやFDなどの記録媒体に記録し、この記録媒体をコンピュータシステムに組み込んだり、または記録媒体に記録されたプログラムを通信回線を介してコンピュータシステムにダウンロードしたり、または記録媒体からインストールし、該プログラムでコンピュータシステムを作動させることにより、動画用検索インデックス付与方法を実施する動画用検索インデックス付与システムとして機能させることができることは勿論であり、このような記録媒体を用いることにより、その流通性を高めることができるものである。
【0112】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、クライアント端末においてサムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するので、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からの選択により効率的かつ適確に行うことができるとともに、またクライアント端末からインターネットを介して利用者はどこからでもアクセスして検索インデックスの付与を効率的に行うことができる。
【0113】
また、本発明によれば、サムネイル表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をテキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録するので、分割動画に対する検索インデックスの付与を従来のようにキーボードからの手操作による文字列のタイプ入力でなく、テキスト文章からの選択により効率的かつ適確に行うことができる。
【0114】
更に、本発明によれば、文字列と分割動画との関係付けは、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われるので、従来のようなタイプ入力を必要とすることなく、マウス操作により極めて簡単かつ効率的に分割動画に対する検索インデックスの付与を行うことができる。
【0115】
本発明によれば、分割動画の検索インデックスとして、文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、元動画に関する情報、テキスト文書名(URL)および検索キーワードも登録されるので、分割動画に対応する元動画も分割動画とともに検索でき、効率的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る動画用検索インデックス付与方法を実施する装置である動画用検索インデックス付与システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す実施形態の動画用検索インデックス付与方法の概要を説明するための図である。
【図3】図1に示す実施形態の動画用検索インデックス付与方法における検索インデックス用の文字列と分割動画との関係付け処理を説明するためのフローチャートを含む説明図である。
【図4】図1に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの構成のうち動画の検索インデックスの付与関係の回路構成を詳細に示すブロック図である。
【図5】図1に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの構成のうち動画検索関係の回路構成を詳細に示すブロック図である。
【図6】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用のうち動画の検索インデックスの付与関係の作用の一部を詳細に示すフローチャートである。
【図7】図6に示すフローチャートの残りの続きを示すフローチャートである。
【図8】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末にテキスト文章を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図9】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末にユーザ認証用の確認手順を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図10】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末にユーザ認証結果としてユーザが正当である場合に表示されるブラウザ画面を示す図である。
【図11】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末にテキスト文章と元動画を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図12】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末にテキスト文章、元動画、サムネイル表示用ページとしての複数の分割動画を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図13】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末におけるテキスト文章中の文字列に対して分割動画をマウス操作で関係付ける処理を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図14】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用においてクライアント端末におけるテキスト文章中の文字列に対して分割動画をマウス操作で関係付けた結果を表示したブラウザ画面を示す図である。
【図15】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムの作用のうち動画検索関係の作用を詳細に示すフローチャートである。
【図16】図15に示した動画検索処理の検索結果としてクライアント端末に検索結果ページを表示したブラウザ画面を示す図である。
【図17】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているテキストコンテンツ生成機能部によるテキストコンテンツ生成処理を示すフローチャートである。
【図18】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているテキスト文章選択情報更新機能部によるテキスト文章選択情報更新処理を示すフローチャートである。
【図19】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているインデックスデータ作成機能部によるインデックスデータ作成処理を示すフローチャートである。
【図20】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているインデックスデータ検索機能部によるインデックスデータ検索処理を示すフローチャートである。
【図21】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されている動画インデックスデータベースに格納される動画検索インデックス用のデータ構造を示す説明図である。
【図22】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されている検索結果ページ生成機能部による検索結果ページ生成処理を示すフローチャートである。
【図23】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているクライアント端末の動画関係付け機能部による動画関係付け処理の一部を示すフローチャートである。
【図24】図1および図4に示す実施形態の動画用検索インデックス付与システムに使用されているクライアント端末の動画関係付け機能部による動画関係付け処理の残りの続きを示すフローチャートである。
【図25】従来のキーボードからの手入力による分割動画と検索インデックス用のテキスト文章との関係付けを説明するための図である。
【符号の説明】
1 動画用検索インデックス付与システム
3 クライアント端末
5 インターネット
7 一般WWWサーバ
11 動画編集サーバ
13 アプリケーションサーバ
15 ストリームサーバ
31 テキストコンテンツ選択部
33 動画関係付け機能部
35 元動画選択部
111 動画アップロード機能部
113 動画分割機能部
115 インデックスデータ作成機能部
117 動画インデックスデータベース
119 インデックスデータ検索機能部
121 ユーザ認証機能部
131 テキストコンテンツ生成機能部
133 テキスト文章選択情報更新機能部
135 ホームページ登録情報データベース
137 テキスト文章選択情報データベース
153 検索結果ページ生成機能部

Claims (11)

  1. クライアント端末からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与方法であって、
    動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章をクライアント端末からのテキスト文章選択指示により選択してクライアント端末にWWWブラウザにより表示し、
    クライアント端末で選択された元動画をクライアント端末から受信し、
    この受信した元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成し、
    この複数の分割動画のサムネイル表示用ページを生成し、
    このサムネイル表示用ページをクライアント端末に転送して、クライアント端末にWWWブラウザにより表示し、
    クライアント端末においてWWWブラウザによりサムネイル表示用ページとして表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をクライアント端末において表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行い、
    この文字列と分割動画識別情報との対応付けを受信し、当該文字列と分割動画の関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画インデックスデータベースに登録すること
    を特徴とする動画用検索インデックス付与方法。
  2. 入力手段から入力された要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与方法であって、
    動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章を入力手段からのテキスト文章選択指示により選択して表示手段に表示し、
    入力手段からの指示により元動画を選択して表示手段に表示し、
    この選択表示された元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成し、
    この複数の分割動画のサムネイル表示画像を生成し、
    このサムネイル表示画像を表示手段に表示し、
    このサムネイル表示画像として表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列を表示手段に表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行い、
    当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして動画検索インデックスデータベースに登録すること
    を特徴とする動画用検索インデックス付与方法。
  3. 前記文字列と分割動画との関係付けは、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に前記所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われることを特徴とする請求項1または2記載の動画用検索インデックス付与方法。
  4. 前記動画インデックスデータベースには前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、当該分割動画の元動画に関する情報、当該文字列の選択されたテキスト文書名(URL)および検索キーワードが前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに対応して登録されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与方法。
  5. 前記対応付けされた文字列と分割動画識別情報は、前記検索インデックス用の文字列を選択するためのテキスト文章を生成するテキスト文章選択情報としてテキスト文章選択情報データベースに登録されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与方法。
  6. クライアント端末からの要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与装置であって、
    動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章をクライアント端末からのテキスト文章選択指示により選択してクライアント端末にWWWブラウザにより表示するテキスト文章表示手段と、
    クライアント端末で選択された元動画をクライアント端末から受信する元動画受信手段と、
    この受信した元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成する分割動画生成手段と、
    この複数の分割動画のサムネイル表示用ページを生成するサムネイル表示用ページ生成手段と、
    このサムネイル表示用ページをクライアント端末に転送して、クライアント端末にWWWブラウザにより表示するサムネイル表示手段と、
    クライアント端末においてWWWブラウザによりサムネイル表示用ページとして表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列をクライアント端末において表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行う関係付け手段と、
    この文字列と分割動画識別情報との対応付けを受信し、当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして登録する動画インデックスデータベースと
    を有することを特徴とする動画用検索インデックス付与装置。
  7. 入力手段から入力された要求に応じて動画を構成する各分割動画に対して検索インデックスを付与する動画用検索インデックス付与装置であって、
    動画に付与するための検索インデックス用の文字列を含むテキスト文章を入力手段からのテキスト文章選択指示により選択して表示するテキスト文章選択表示手段と、
    入力手段からの指示により元動画を選択して表示する元動画選択表示手段と、この選択表示された元動画をシーン単位に分割して複数の分割動画を生成する分割動画生成手段と、
    この複数の分割動画のサムネイル表示画像を生成するサムネイル表示画像生成手段と、
    このサムネイル表示画像を表示するサムネイル表示手段と、
    このサムネイル表示画像として表示された複数の分割動画のうちの所望の分割動画に対して付与したい検索インデックス用の文字列を表示手段に表示された前記テキスト文章から選択して当該文字列と分割動画との関係付けを当該文字列と分割動画識別情報との対応付けにより行う関係付け手段と、
    当該文字列と分割動画との関係付けを文字列と分割動画識別情報との対応付けにより動画用の検索インデックスとして登録する動画インデックスデータベースと
    を有することを特徴とする動画用検索インデックス付与装置。
  8. 前記関係付け手段は、前記選択して表示されている検索インデックス用の文字列の所に前記所望の分割動画をマウス操作によりドラッグして移動させることにより行われるように構成されていることを特徴とする請求項6または7記載の動画用検索インデックス付与装置。
  9. 前記動画インデックスデータベースは、前記文字列と分割動画識別情報との対応付けに加えて、当該分割動画の元動画に関する情報、当該文字列の選択されたテキスト文書名(URL)および検索キーワードを前記関係付けに対応して登録することを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与装置。
  10. 前記対応付けされた文字列と分割動画識別情報を前記検索インデックス用の文字列を選択するためのテキスト文章を生成するテキスト文章選択情報として登録するテキスト文章選択情報データベースを有することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与装置。
  11. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の動画用検索インデックス付与方法を実行することを特徴とするプログラム。
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