JP2004128612A - トンネル掘削機の遠隔監視システム - Google Patents

トンネル掘削機の遠隔監視システム Download PDF

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Teruyuki Mori
森 輝幸
Shintaro Nakanishi
中西 信太郎
Makoto Samejima
鮫島 誠
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Abstract

【課題】認識番号(IPアドレス)が接続の都度変更されても廉価に遠隔監視PC等の現場監視手段とサービス拠点の監視PC等の遠隔監視手段とのデータ送受信を可能にするトンネル掘削機の遠隔監視システムを提供する。
【解決手段】現地の遠隔監視PC51では、プロバイダー65から割り当てられたIPアドレスをインターネット62を介して電子メールで遠隔の監視PC63に通知し、監視PC63では、通知されたIPアドレスに基づき、遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う。或いは、インターネット上にサーバ監視ホームページを付加し、現地の遠隔監視PCでは、プロバイダーから割り当てられたIPアドレスをインターネットを介してサーバ監視ホームページに通知し、遠隔の監視PCでは、インターネットを介してサーバ監視ホームページから前記IPアドレスを取得して、遠隔監視PCとのデータ送受信を行う。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシールド掘削機やTBM(トンネルボーリングマシン)などのトンネル掘削機の遠隔監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
図6は従来のトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図である。同図に示すように、地盤を掘削するトンネル掘削機101は、円筒状をなす前胴102と後胴103とから構成され、前胴102の前部にはカッタ旋回モータ111により駆動回転自在なカッタヘッド104が装着される一方、後胴103には円周方向に沿って複数のシールドジャッキ112が並設され、且つ、既設トンネルの内壁面にセグメントSを組み付けるエレクタ装置(図示せず)が装着された構成となっている。カッタ旋回モータ111は駆動ギア110とリングギア109を介してカッタヘッド104に連結されており、カッタ旋回モータ111の回転によりカッタヘッド104が回転する。従って、トンネル掘削機101は、カッタヘッド104を回転させながらシールドジャッキ112を伸長させると、既設セグメントSからの掘削反力を得て推進し、カッタヘッド104が前方の地盤を掘削する一方、エレクタ装置がトンネル内壁面にセグメントSを組み付けることで、トンネルを連続して構築できる。
【0003】
また、トンネル掘削機101は後方の操作台車105と数台のパワーユニット・動力台車106とを牽引しながら掘進する。操作台車105はトンネル掘削機101が見渡せる台車の最前列に位置し、操作台車105内では操作員107が操作盤108によりトンネル掘削機101を運転する。パワーユニット・動力台車106には、トンネル掘削機101に搭載された油圧機器、アクチュエータ、電気モータに油圧及び動力を供給する設備が搭載されている。
【0004】
操作盤108では主にカッタ旋回モータ111とシールドジャッキ112の操作を行う。一般的に、カッタ旋回モータ111は一定の回転数で回転し、シールドジャッキ112の推進スピードを適切に操作することにより、カッタ旋回モータ111の負荷を安定にする。シールドジャッキ112の推進スピードが速すぎると、カッタ旋回モータ111の負荷が許容を越えてカッタ旋回モータ111が停止することがある一方、前記推進スピードが遅すぎると効率が落ちる。
【0005】
そこで、操作盤108によりカッタ旋回モータ111及びシールドジャッキ112を操作するために図示しない操作ライン(図2参照)では、操作盤108からカッタ旋回モータ112へ回転信号を送り、カッタ旋回モータ112から操作盤108へはカッタ旋回モータ112の運転データとしてカッタ旋回モータ112の電流、トルク、温度等の信号が送られ、また、操作盤108からシールドジャッキ112へ推進信号を送り、シールドジャッキ112から操作盤108へはシールドジャッキ112の運転データとしてジャッキ圧力、ストローク、スピード等の信号が送られる。また、図示しない信号ライン(図2参照)では、カッタヘッド104の前面に取り付けたカッタビット115の摩耗量、土圧計(水圧計)113の土圧計測信号、水圧計測信号等の信号が操作盤108へ送られてくる。
【0006】
そして、カッタ旋回モータ111やシールドジャッキ112の運転データなどであるトンネル掘削機101の稼働データは、操作盤108から後方の遠隔監視PC(パーソナルコンピュータ)116に送られる。この現地の遠隔監視PC116はモデム117を介して電話回線118へ接続されており、この電話回線(直通)118を介して外部(遠隔)の施工管理事務所又はトンネル掘削機メーカのサービス拠点などの監視場所119の監視PC120へデータ送信が可能となっている。また、電話機122によってトンネル掘削現場から事務所(監視場所)内の監視員121へ連絡することもできる。なお、図中の123,124は切替器である。
【0007】
トンネル掘削機101の施工現場は、山間地等の交通手段に乏しい場所、又は、トンネル掘削機メーカのサービス拠点から遠く離れた遠隔地にある場合が多い。従って、トンネル掘削機101のサービスを実施する場合、施工中のトンネル掘削機101の稼働データや、トンネル掘削機101に故障又は不具合が発生した場合の状況等を迅速に且つ的確に把握するため、上記のような電話回線118等の通信を利用した遠隔監視を実施することは有効なサービスを実現するために重要な技術である。一般的には、通信手段として公衆電話回線又は携帯電話によるダイヤルアップ接続により、トンネル掘削現場とサービス拠点とを直接接続して通信を確立し、データの送受信やリモート操作によるトンネル掘削機101のサービスを実施している(例えば、特許文献1,2,3参照)。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−147174号公報
【特許文献2】
特開2000−88572号公報
【特許文献3】
特開平10−280870号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の遠隔監視システムでは直接電話回線を接続するため、事務所内の監視員121が待機して監視する必要がある。更に、トンネル掘削機101の掘削現場が遠隔地、即ち、施工管理事務所やトンネル掘削機メーカのサービス拠点119から遠く離れた国内の遠隔地又は海外にある場合には、国内の長距離電話又は国際電話が必要になり、通信経費が膨大となる。
【0010】
そこで、ダイヤルアップによる直接電話接続に因らず、インターネットを経由して通信を行う手法が考えられる。インターネット経由による通信手法では、トンネル掘削現場から最も近いプロバイダー拠点に電話接続をしてインターネット回線に接続する。サービス拠点からはインターネットのブロードバンド等の常時接続通信か、トンネル掘削現場と同様にサービス拠点から最も近いプロバイダー拠点への電話接続経由でのインターネット回線への接続が考えられる。かかるインターネット経由の通信では、トンネル掘削現場が遠距離であっても、電話接続の通信経費が、市内電話回線の通信経費と同程度であり、長距離電話にかかる通信経費の例えば数分の1の低さとなる。
【0011】
ところが、一般的にプロバイダーを経由してインターネットに接続する場合には、インターネット上での認識番号に当たるIPアドレスが、プロバイダーに接続される都度に変更されるため、サービス拠点の監視PCはトンネル掘削現場の遠隔監視PCを認識できず、当該遠隔監視PCとのデータのやり取りができない。プロバイダーと契約して固定IPアドレスを取得する方法も考えられるが、固定IPアドレスの取得費用は高価であるし、しかもトンネル掘削現場毎に固定IPアドレスが必要であるため更に経済的でない。
【0012】
従って本発明は上記の事情に鑑み、認識番号(IPアドレス)が接続の都度変更されても廉価に遠隔監視PC等の現場監視手段とサービス拠点の監視PC等の遠隔監視手段とのデータ送受信を可能にするトンネル掘削機の遠隔監視システムを提供することを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決する第1発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間で前記トンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、
前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して電子メールで遠隔監視手段に通知し、
前記遠隔監視手段では、前記現場監視手段から電子メールで通知を受けた前記認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とする。
【0014】
また、第2発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、第1発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレスであることを特徴とする。
【0015】
また、第3発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、第1又は第2発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記電子メールで前記遠隔監視手段に通知すること特徴とする。
【0016】
また、第4発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間でトンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、
前記通信ネットワーク上にサーバ監視ホームページを有し、
前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに通知し、
前記遠隔監視手段では、前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに接続することにより前記認識番号を取得し、この認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とする。
【0017】
また、第5発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、第4発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレス、前記サーバ監視ホームページは前記WWWサーバ監視ホームページであることを特徴とする。
【0018】
また、第6発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムは、第4又は第5発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記サーバ監視ホームページに通知し、前記遠隔監視手段では、前記サーバ監視ホームページから前記認識番号とともに前記警報情報も取得することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
【0020】
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係るトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図、図2は前記トンネル掘削機の操作回路の説明図、図3及び図4は前記トンネル掘削機の構成図である。
【0021】
まず、図3及び図4に基づき、本実施形態の遠隔監視システムを適用するトンネル掘削機の構成について説明する。図3に示すように、トンネル掘削機10の本体11は円筒形状をなす前胴12と後胴13とが連結ジャッキ(中折ジャッキ)14により連結されてなり、前部にはカッタヘッド15が回転自在に装着され、カッタヘッド15の前面には多数のカッタビット16が取り付けられるとともにコピーカッタ17が装着されている。一方、カッタヘッド15の後部にはリングギア18が固定されている。そして、掘削機本体11にはカッタ旋回モータ19が取り付けられており、このカッタ旋回モータ19の駆動ギア20と、リングギア18とが噛み合っている。従って、カッタ旋回モータ19の作動により駆動ギア20が回転駆動されると、リングギア18とともにカッタヘッド15が回転する。
【0022】
また、掘削機本体11にはカッタヘッド15の後方に位置してバルクヘッド21が取り付けられ、このバルクヘッド21とカッタヘッド15との間にチャンバ室22が形成されている。チャンバ室22には、土圧計(水圧計)23が装着され、また、一端が機外に延設された送泥管24及び排泥管25の他端が開口し、排泥管25の開口部の近傍に掘削土砂と泥水とを攪拌、混合するアジテータ26が装着されている。
【0023】
一方、掘削機本体11の後部内周辺にはシールドジャッキ27が円周方向に沿って複数並設されており、このシールドジャッキ27が掘進方向後方に伸長してスプレッダ28を既設セグメントSに押し付けることで、その反力により掘削機本体11を前進させることができる。また、掘削機本体11の後部には旋回リング31が、支持壁29に複数の支持ローラ30により支持され、旋回モータ32による駆動ギア35の回転駆動により旋回可能となっている。そして、この旋回リング31にセグメントSを組立てるセグメントエレクタ装置33が装着されている。また、平歯車38とインクレメントエンコーダ34とを有してなる旋回角度検出装置40では、旋回リング31とともに旋回するセグメントエレクタ装置33の旋回位置を検出する。なお、図中の36は支持アーム、37は架台である。
【0024】
従って、このトンネル掘削機10では、カッタ旋回モータ19によりカッタヘッド15を回転させながら、複数のシールドジャッキ27を伸長してスプレッダ28を既設セグメントSへ押し付け、その反力によって掘削機本体11を前進させると、カッタヘッド15のカッタビット16が前方の地盤を掘削し、掘削土砂がチャンバ22内に取り込まれて排泥管25から外部に排出される一方、エレクタ装置32がセグメントSを継続して組み立てていく。また、トンネル掘削機10によって構築された既設トンネル内にはレール(図示略)が敷設される。
【0025】
図4に示すように、トンネル掘削機10の後方には搬送台車41と数台のパワーユニット・動力台車42が連結されており、トンネル掘削機10が見渡せる最前列の搬送台車41には、トンネル掘削機10を運転制御するための操作盤43が搭載され、操作員46が乗車している。また、パワーユニット・動力台車42には、トンネル掘削機10に搭載された油圧機器、アクチュエータ、電気モータに油圧及び動力を供給するための油圧供給設備44及び電力供給設備45が搭載されている。
【0026】
そして、本実施の形態ではこのトンネル掘削機10の運転状況を図1及び図2に示す遠隔監視システムにより、外部(遠隔)の施工管理事務所又はトンネル掘削機メーカのサービス拠点などの監視場所から遠隔監視することができるようになっている。ここで図1及び図2に基づき、この遠隔監視システムについて説明する。
【0027】
図2に示すように、トンネル掘削機10の後方には、トンネル掘削現場でトンネル掘削機10の稼働状況を監視する現場監視手段としての遠隔監視PC(パーソナルコンピュータ)51が設置されている。この現地の遠隔監視PC51へは、操作盤43から、カッタ旋回モータ111やシールドジャッキ112の運転データなどであるトンネル掘削機10の稼働データが送られるようになっている。そして、遠隔監視PC51はモデム52を介して電話回線53に接続されている。なお、電話機58も切替器57を介して電話回線53に接続可能となっている。
【0028】
操作盤43では操作員46が主にカッタ旋回モータ19やシールドジャッキ27などを操作することにより、トンネル掘削機10の掘進速度や掘進方向の制御などを行っている。一般的に、カッタ旋回モータ19は一定の回転数で回転し、シールドジャッキ27の推進スピードを適切に操作することにより、カッタ旋回モータ19の負荷を安定にする。シールドジャッキ27の推進スピードが速すぎると、カッタ旋回モータ19の負荷が許容を越えてカッタ旋回モータ19が停止することがある一方、前記推進スピードが遅すぎると効率が落ちる。
【0029】
そこで、操作盤43によりカッタ旋回モータ19及びシールドジャッキ27を操作するため、操作ライン59では、操作盤43からカッタ旋回モータ19へ回転信号を送り、カッタ旋回モータ19から操作盤43へはカッタ旋回モータ19の運転データとしてカッタ旋回モータ19の電流、トルク、温度等の信号が送られ、操作ライン60では、操作盤43からシールドジャッキ27へ推進信号を送り、シールドジャッキ27から操作盤43へはシールドジャッキ27の運転データとしてジャッキ圧力、ストローク、スピード等の信号が送られる。また、信号ライン61では、カッタヘッド15の前面に取り付けたカッタビット16の摩耗量、土圧計(水圧計)23の土圧計測信号、水圧計測信号等の信号が操作盤43へ送られてくる。即ち、操作盤43では各種の入力信号に基づいてカッタ旋回モータ19が一定の回転数で回転し、シールドジャッキ27による推進スピードが適切となるように制御して、カッタ旋回モータ19の負荷を安定させるようにする。
【0030】
そして、操作盤43から遠隔監視PC51へは、トンネル掘削機10の稼働データとして、カッタ旋回モータ19のモータ電流、トルク、温度等と、シールドジャッキ27のジャッキ圧力、ストローク、スピード等と、カッタビット16の摩耗量、チャンバ22の土圧計測信号、水圧計測信号などが送られる。遠隔監視PC51では、これらの稼働データを保存する。また、遠隔監視PC51では、それぞれの稼働データに対するしきい値が設定されており、これらのしきい値と稼働データとを比較して、稼働データがしきい値を越えたときには、これを警報情報として保存しておく。
【0031】
図1に示すように、遠隔監視PC51は、この遠隔監視PC51と通信ネットワークであるインターネット62とを接続するネットワーク接続手段としてのプロバイダー65に電話回線53を介して接続されている。この場合、電話回線53は市内電話回線で足りる。遠隔監視PC51は、この電話回線53を介して当該トンネル掘削現場から最も近いプロバイダー65に接続され、プロバイダー65からインターネット62上での認識番号に当たるIPアドレスが割り当てられ、このIPアドレスを以てインターネット62に接続することができる。
【0032】
一方、トンネル掘削現場から遠く離れた遠隔地にある施工管理事務所又はトンネル掘削機メーカのサービス拠点などの監視場所66に設けられた遠隔監視手段としての監視PC63は、ブロードバンド等の常時接続通信、或いは、当該監視場所66から最も近いプロバイダー拠点への電話接続経由でインターネット62に接続されている。そして、監視PC63では、遠隔監視PC51から電子メールで通知されたIPアドレスに基づき、インターネット62を介して遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータの送受信を行う。
【0033】
この遠隔監視システムの具体的な通信手順は、次のとおりである。
(1)まず、図中の矢印A1 ように現地(トンネル掘削現場)の遠隔監視PC51からダイヤルアップにより、最寄りのプロバイダー65に接続する。
(2)これに応じて、プロバイダー65では、図中の矢印B1 のようにIPアドレスを現地の遠隔監視PC51に割り当てる。IPアドレスは、現地の遠隔監視PC51がプロバイダー65に接続される都度別のIPアドレスが現地の遠隔監視PC51に割り当てられる。
(3)現地の遠隔監視PC51では、プロバイダー65から割り当てられたIPアドレスを以て図中の矢印C1 のようにインターネット62に接続する。
【0034】
(4)サービス拠点等の監視場所66の監視PC63は、例えばブロードバンド等の常時接続などでインターネット62に接続され、現地の遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータ送受信をしようとするが、現地の遠隔監視PC51のIPアドレスが不明であれば、当該遠隔監視PC51を認識できず、データのやり取りができない。そこで、現地の遠隔監視PC51では、プロバイダー65から割り当てられたIPアドレスを、図中の矢印D1 のように電子メールによって外部(遠隔)の監視PC63へ通知する。また、現地の遠隔監視PC51では、稼働データがしきい値を越えた場合には、この警報情報も監視者への警報、注意の意味からIPアドレスとともに電子メールで外部(遠隔)の監視PC63へ通知して、監視者に運転状況の監視を促す。
【0035】
(5)外部(遠隔)の監視PC63では、現地の遠隔監視PC51から通知されたIPアドレスに基づいて当該遠隔監視PC51を認識し、図中の矢印E1 のように当該遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータ送受信を行う。なお、当然のことながら、現地の遠隔監視PC51はID及びパスワードによるセキュリティ管理を十分に実施し、関係者以外の接続を許可しないようにしており、外部(遠隔)の監視PC63はID及びパスワードを以て現地の遠隔監視PC51にアクセス可能となっている。
【0036】
本実施の形態1によれば、次のような作用・効果が得られる。
【0037】
(1)現地の遠隔監視PC51と外部(遠隔)の監視PC63とをインターネット62を介して接続することから、これらのインターネット62へ接続される電話回線は市内電話回線で足りるため、通信経費は国内の長距離電話又は国際電話の数分の1から数十分の1となり、経済的である。
(2)そして、IPアドレスは遠隔監視PC51から監視PC63へ電子メールで通知するため、インターネット62との接続のためにプロバイダー65と固定IPアドレス契約を結ぶ必要がなく、廉価な一般契約で十分であり、経済的である。しかも、現地の遠隔監視PCごとの固定IPアドレスは不要であるため、1つのプロバイダー契約で複数のトンネル掘削現場を管理できるので経済的である。
(3)更に、稼働データがしきい値を越えた場合の警報情報も、IPアドレスとともに電子メールで通知するため、監視者に運転状況の監視を促すことも可能である。
【0038】
<実施の形態2>
図5は本発明の実施の形態2に係るトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図である。なお、図5中、上記実施の形態1(図1参照)と同様の部分には同一の符号を付している。また、トンネル掘削機の構成や操作回路などについては上記実施の形態1の場合と同様であるため(図2〜図4参照)、ここでの説明及び図示は省略する。
【0039】
図5に示すように、遠隔監視PC51は、この遠隔監視PC51と通信ネットワークであるインターネット62とを接続するネットワーク接続手段としてのプロバイダー65に電話回線53を介して接続されている。この場合、電話回線53は市内電話回線で足りる。遠隔監視PC51は、この電話回線53を介して当該トンネル掘削現場から最も近いプロバイダー65に接続され、プロバイダー65からインターネット62上での認識番号に当たるIPアドレスが割り当てられ、このIPアドレスを以てインターネット62に接続することができる。
【0040】
一方、トンネル掘削現場から遠く離れた遠隔地にある施工管理事務所又はトンネル掘削機メーカのサービス拠点などの監視場所66A,66Bに設けられた遠隔監視手段としての監視PC63A,63Bは、ブロードバンド等の常時接続通信、或いは、当該監視場所66A,66Bから最も近いプロバイダー拠点への電話接続経由でインターネット62に接続されている。
【0041】
そして、本実施の形態2ではインターネット62上のWWWサーバ64にWWWサーバ監視ホームページを有しており、現地の遠隔監視PC51では、インターネット62を介して、このWWWサーバ監視ホームページにプロバイダー65から割り当てられたIPアドレスの情報などを通知する。WWWサーバ64(WWWサーバ監視ホームページ)は常時インターネット62に接続されている。各監視場所66A,66Bの監視PC63A,63Bでは、インターネット62を介して、WWWサーバ64の監視ホームページから遠隔監視PC51のIPアドレス情報などを取得し、このIPアドレスに基づき、インターネット62を介して遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータの送受信を行う。
【0042】
この遠隔監視システムの具体的な通信手順は、次のとおりである。
(1)まず、図中の矢印A2 ように現地(トンネル掘削現場)の遠隔監視PC51からダイヤルアップにより、最寄りのプロバイダー65に接続する。
(2)これに応じて、プロバイダー65では、図中の矢印B2 のようにIPアドレスを現地の遠隔監視PC51に割り当てる。IPアドレスは、現地の遠隔監視PC51がプロバイダー65に接続される都度別のIPアドレスが現地の遠隔監視PC51に割り当てられる。
(3)現地の遠隔監視PC51では、プロバイダー65から割り当てられたIPアドレスを以て図中の矢印C2 のようにインターネット62に接続する。
(4)サービス拠点等の監視場所66A,66Bの監視PC63A,63Bは、例えばブロードバンド等の常時接続などでインターネット62に接続され、現地の遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータ送受信をしようとするが、現地の遠隔監視PC51のIPアドレスが不明であれば、当該遠隔監視PC51を認識できず、データのやり取りができない。そこで、現地の遠隔監視PC51では、プロバイダー65から割り当てられたIPアドレスの情報を、図中の矢印D2 のようにインターネット62を介してWWWサーバ64の監視ホームページへ通知する。
(5)また、現地の遠隔監視PC51では、稼働データがしきい値を越えた場合には、この警報情報も監視者への警報、注意の意味からIPアドレス情報とともにインターネット62を介してWWWサーバ64の監視ホームページへ通知して、監視者に運転状況の監視を促す。
【0043】
(6)WWWサーバ64では、現地の遠隔監視PC51から通知されたIPアドレス情報や警報情報を保存し監視ホームページに表示する。
(7)外部(遠隔)の監視PC63A,63Bでは、図中の矢印E2 ,F2 のようにインターネット64を介してWWWサーバ64の監視ホームページから現地の遠隔監視PC51のIPアドレス情報や警報情報などを取得し、このIPアドレスに基づき、図中の矢印G2 , 2 のようにインターネット62を介して現地の遠隔監視PC51との間でトンネル掘削機10の稼働データ等のデータの送受信を行う。なお、当然のことながら、現地の遠隔監視PC51はID及びパスワードによるセキュリティ管理を十分に実施し、関係者以外の接続を許可しないようにしており、外部(遠隔)の監視PC63A,63BはID及びパスワードを以て現地の遠隔監視PC51にアクセス可能となっている。
【0044】
以上のことから、本実施の形態2によれば、次のような作用・効果が得られる。
【0045】
(1)現地の遠隔監視PC51と外部(遠隔)の監視PC63とをインターネット62を介して接続することから、これらのインターネット62へ接続される電話回線は市内電話回線で足りるため、通信経費は国内の長距離電話又は国際電話の数分の1から数十分の1となり、経済的である。
【0046】
(2)そして、本実施の形態2ではWWWサーバ監視ホームページにIPアドレス情報を通知するため、監視PC63A,63Bなどの場所は全く特定されず、組織的に柔軟な対応が可能となる。つまり、上記実施の形態1のように電子メールによって遠隔監視PC51から監視PC63へIPアドレス情報を通知する場合には、特定の電子メールにより特定の監視PC63にしかIPアドレス情報を通知することができず、例えばサービスをする場合には特定のサービス拠点しか現地へのサービスができない。また、定義された電子メールの宛て先を変更するには、遠隔監視PC51の設定を変更する必要があり、煩雑である。これに対し、本実施の形態2ではWWWサーバ監視ホームページを付加し、このWWWサーバ監視ホームページに遠隔監視PC51からIPアドレス情報を通知するようにしたため、遠隔監視PC51のIPアドレス情報を、WWWサーバ監視ホームページを経由して、図示例の遠隔監視PC63A,63Bなどの特定されない複数の監視PCが取得することができ、特定されない複数のサービス拠点より現地へのサービスが可能となる。そして、このように監視PCの場所は全く特定されないため、組織的に柔軟な対応が可能となり、何時でもどこでも必要な数の監視PCを立ち上げることが可能であるし、削減もできる。その際でも、現地の遠隔監視PC51の設定には一切変更がない。
【0047】
(3)また、稼働データがしきい値を越えた場合の警報情報も、IPアドレスとともにWWWサーバ監視ホームページへ通知するため、監視者に運転状況の監視を促すことも可能である。即ち、監視PC63A,63Bなどの監視PCでは、WWWサーバ監視ホームページに接続することにより、現地の遠隔監視PC51によって収集したトンネル掘削機10の稼働データ状況を把握することができ、更に詳細な稼働データなどは直接現地の遠隔監視PC51に接続して取得することができる。
【0048】
なお、上記実施形態では本発明の遠隔監視システムを適用するトンネル掘削機を泥水式シールド掘削機として説明したが、本発明の遠隔監視システムは泥土圧式シールド掘削機やTBM(トンネルボーリングマシン)などにも適用することもできる。
【0049】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、第1発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間で前記トンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して電子メールで遠隔監視手段に通知し、前記遠隔監視手段では、前記現場監視手段から電子メールで通知を受けた前記認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とするため、ネットワーク接続手段から現場監視手段に割り当てられる認識番号が接続の都度変更されても、現場監視手段から遠隔監視手段に認識番号を電子メールで通知するため、この認識番号に基づいて遠隔監視手段と現場監視手段とのデータ送受信が可能となる。
【0050】
また、第2発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、第1発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレスであることを特徴とするため、次のような効果が得られる。
【0051】
(1)現場監視手段と遠隔監視手段とをインターネットを介して接続することから、これらのインターネットへ接続される電話回線は市内電話回線で足りるため、通信経費は国内の長距離電話又は国際電話の数分の1から数十分の1となり、経済的である。
(2)そして、IPアドレスは現場監視手段から遠隔監視手段へ電子メールで通知するため、インターネットとの接続のためにプロバイダーと固定IPアドレス契約を結ぶ必要がなく、廉価な一般契約で十分であり、経済的である。しかも、現場監視手段ごとの固定IPアドレスは不要であるため、1つのプロバイダー契約で複数のトンネル掘削現場を管理できるので経済的である。
【0052】
また、第3発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、第1又は第2発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記電子メールで前記遠隔監視手段に通知すること特徴とするため、警報情報もIPアドレスとともに電子メールで通知することにより、監視者に運転状況の監視を促すことも可能である。
【0053】
また、第4発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間でトンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、前記通信ネットワーク上にサーバ監視ホームページを有し、前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに通知し、前記遠隔監視手段では、前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに接続することにより前記認識番号を取得し、この認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とするため、現場監視手段の認識番号を、サーバ監視ホームページを経由して、特定されない複数の遠隔監視手段が取得することができ、例えば特定されない複数のサービス拠点より現地へのサービスが可能となる。そして、このように遠隔監視手段の場所は全く特定されないため、組織的に柔軟な対応が可能となり、何時でもどこでも必要な数の遠隔監視手段を立ち上げることが可能であるし、削減もできる。その際でも、現場監視手段の設定には一切変更がない。
【0054】
また、第5発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、第4発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレス、前記サーバ監視ホームページは前記WWWサーバ監視ホームページであることを特徴とするため、次のような効果が得られる。
【0055】
(1)現場監視手段と遠隔監視手段とをインターネットを介して接続することから、これらのインターネットへ接続される電話回線は市内電話回線で足りるため、通信経費は国内の長距離電話又は国際電話の数分の1から数十分の1となり、経済的である。
(2)そして、本発明ではWWWサーバ監視ホームページを付加し、このWWWサーバ監視ホームページに現場監視手段からIPアドレス情報を通知するようにしたため、現場監視手段のIPアドレス情報を、WWWサーバ監視ホームページを経由して、特定されない複数の遠隔監視手段が取得することができ、例えば特定されない複数のサービス拠点より現地へのサービスが可能となる。そして、このように監視PCの場所は全く特定されないため、組織的に柔軟な対応が可能となり、何時でもどこでも必要な数の遠隔監視手段を立ち上げることが可能であるし、削減もできる。その際でも、現場監視手段の設定には一切変更がない。
【0056】
また、第6発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムによれば、第4又は第5発明のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記サーバ監視ホームページに通知し、前記遠隔監視手段では、前記サーバ監視ホームページから前記認識番号とともに前記警報情報も取得することを特徴とするため、警報情報もIPアドレスとともにWWWサーバ監視ホームページへ通知することにより、監視者に運転状況の監視を促すことも可能である。即ち、遠隔監視手段では、WWWサーバ監視ホームページに接続することにより、現場監視手段によって収集したトンネル掘削機の稼働データ状況を把握することができ、更に詳細な稼働データなどは直接現場監視手段に接続して取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図である。
【図2】前記トンネル掘削機の操作回路の説明図である。
【図3】前記トンネル掘削機の構成図である。
【図4】前記トンネル掘削機の構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係るトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図である。
【図6】従来のトンネル掘削機の遠隔監視システムの構成図である。
【符号の説明】
10 電動モータ
11 掘削機本体
12 前胴
13 後胴
14 連結ジャッキ
15 カッタヘッド
16 カッタビット
17 コピーカッタ
18 リングギア
19 カッタ旋回モータ
20 駆動ギア
21 バルクヘッド
22 チャンバ室
23 土圧計(水圧計)
24 送泥管
25 排泥管
26 アジテータ
27 シールドジャッキ
28 スプレッダ
29 支持壁
30 支持ローラ
31 旋回リング
32 旋回モータ
33 セグメントエレクタ装置
34 インクレメントエンコーダ
35 駆動ギア
36 支持アーム
37 架台
38 平歯車
40 旋回角度検出装置
41 操作台車
42 パワーユニット・動力台車
43 操作盤
44 油圧供給設備
45 電力供給設備
46 操作員
51 現地の遠隔監視PC
52 モデム
53 電話回線
57 切替器
58 電話機
59,60 操作ライン
61 信号ライン
62 インターネット
63,63A,63B 監視PC
64 WWWサーバ(監視ホームページ)
65 プロバイダー
66,66A,66B 監視場所

Claims (6)

  1. トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間で前記トンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、
    前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して電子メールで遠隔監視手段に通知し、
    前記遠隔監視手段では、前記現場監視手段から電子メールで通知を受けた前記認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
  2. 請求項1に記載のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレスであることを特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
  3. 請求項1又は2に記載のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記電子メールで前記遠隔監視手段に通知すること特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
  4. トンネル掘削現場でトンネル掘削機の稼働状況を監視する現場監視手段と、この現場監視手段に認識番号を割り当てて同現場監視手段と通信ネットワークとを接続するネットワーク接続手段と、前記通信ネットワークを介して前記現場監視手段との間でトンネル掘削機の稼働データ等のデータ送受信を行う遠隔監視手段とを有してなるトンネル掘削機の遠隔監視システムであって、
    前記通信ネットワーク上にサーバ監視ホームページを有し、
    前記現場監視手段では、前記ネットワーク接続手段から割り当てられた認識番号により前記ネットワーク接続手段を介して前記通信ネットワークに接続し、且つ、この認識番号を前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに通知し、
    前記遠隔監視手段では、前記通信ネットワークを介して前記サーバ監視ホームページに接続することにより前記認識番号を取得し、この認識番号によって、前記現場監視手段と前記通信ネットワークを介して接続することにより、前記現場監視手段との間で前記稼働データ等のデータ送受信を行うことを特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
  5. 請求項4に記載のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記通信ネットワークはインターネット、前記ネットワーク接続手段はプロバイダー、前記認識番号はIPアドレス、前記サーバ監視ホームページは前記WWWサーバ監視ホームページであることを特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
  6. 請求項4又は5に記載のトンネル掘削機の遠隔監視システムにおいて、前記現場監視手段では、前記稼働データに対するしきい値と前記稼働データとを比較し、前記稼働データが前記しきい値を越えた場合には、この警報情報を前記認識番号とともに前記サーバ監視ホームページに通知し、前記遠隔監視手段では、前記サーバ監視ホームページから前記認識番号とともに前記警報情報も取得することを特徴とするトンネル掘削機の遠隔監視システム。
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