JP2004127670A - バッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌 - Google Patents

バッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌 Download PDF

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Abstract

【課題】車輌に搭載されたバッテリーの充放電電流を、簡便な処理で精度良くリアルタイムに計測できるようにする。
【解決手段】バッテリーの充放電電流を電流センサCSにて計測するバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌において、前記バッテリーに接続されている配線に取付けられるフルスケール電流値の異なる複数の電流センサCSと、前記車輌のエンジンの回転数の検出情報に基づいて、前記複数の電流センサCSの出力のいずれか1つを選択するセンサ切換え制御装置15とが設けられている。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、バッテリーの充放電電流を電流センサにて計測するバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌に関する。
【0002】
【従来の技術】
かかるバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌は、バッテリーの充電電流及び放電電流を計測して、バッテリーの動作状態の監視等に供する装置を備えた車輌である。
車輌に搭載されるバッテリーの充放電電流は、大雑把に分類して、エンジンの始動前、エンジンの始動時、及び、走行時の3つの状態で計測対象の電流値が桁が異なる程に大きく異なっている。
従来、一般には、この充放電電流の計測に使用される電流センサは、バッテリーの充放電電流の最大値(エンジンの始動時の放電電流値)をカバーできるフルスケール電流値を有する電流センサが用いられる。
ところが、このようにフルスケール電流値の大きな電流センサを使用すると、分解能が低下して相対的に低い電流域での測定精度が低くなってしまう。
【0003】
このため、特許文献1に記載のように、スタータの動作状態に基づいて識別される大電流の通電時には、電流センサの検出情報を使用せずに演算により推定する手法や、特許文献2に記載のように、スタータの動作状態に基づいて識別される大電流の通電時には、電流センサの出力信号を増幅する増幅器の増幅率を下げる手法や、更に、特許文献3に記載のように、実際の計測電流値に応じて、電流センサの出力信号を増幅する増幅器の増幅率を変化させる手法が考えられている。
しかしながら、より的確な充放電電流の計測のためには、上記特許文献1のような演算による推定や、上記特許文献2及び特許文献3のような後段の回路処理による手法よりも、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサを備えて、それら複数の電流センサにて並行してバッテリーの充放電電流を計測することが望ましく、それによって、充放電電流の計測値を得る最初の時点から良好な分解能を確保できる。
【0004】
但し、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサで並行して計測する場合、いずれの電流センサの出力を取得するかの選択が容易ではなく、特に、エネルギー消費や排気ガスの低減のために信号待ち等の状態でエンジンを停止させるいわゆるアイドリングストップ機能を有する車輌のように比較的短時間の間にバッテリーの充放電電流が大きく変化する場合は尚更である。
いずれの電流センサの出力を選択するかについては、デジタルマルチメータのオートレンジ機能のように、フルスケール電流値が小さい電流センサの出力を選択しておき、その電流センサがオーバーフローしたときに、次にフルスケール電流値の小さい電流センサの出力を選択する状態に切換えるということも考えられるが、その切換え時のデータが失われてしまうので、大きく且つ急速に充放電電流が変化するようなときには実用的なデータが得られないものとなってしまう。
以上のような事情から、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサを使用する場合は、従来、その複数の電流センサの検出値を並行して記憶保存しておき、その記憶データから、事後的に、各計測時点において最適な計測を行っている電流センサの出力を選択するという手法をとっていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2001−74786号公報
【特許文献2】
特開2001−91602号公報
【特許文献3】
特開2002−62341号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、上記従来構成では、バッテリーの充放電電流をリアルタイムで計測しようとすれば、相対的に低い電流域での測定精度が低下し、測定精度を確保しようとすれば、リアルタイムでのデータの取得が困難となり、更に、事後的なデータ処理が必要となる。
本発明は、かかる実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、バッテリーの充放電電流を、簡便な処理で精度良くリアルタイムに計測できる計測装置を備えた車輌を提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記請求項1記載の構成を備えることにより、バッテリーの充放電電流を電流センサにて計測するバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌であって、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサと、前記車輌のエンジンの回転数の検出情報に基づいて、前記複数の電流センサの出力のいずれか1つを選択指示するセンサ切換え制御装置とが設けられている。
【0008】
すなわち、バッテリーの充放電電流が桁が異なる程に大きく変動する状況は、車輌のエンジンの回転数と密接に関連していることに着目して、エンジンの回転数の検出情報に基づいて、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサの出力の何れか1つを選択してバッテリーの充放電電流値を取得することで、状況に応じて極力フルスケール電流値が小さい電流センサの信号を選択して、リアルタイムで精度の良い計測を行うことができる。
しかも、車輌のエンジンの回転数は、いわゆるタコメータ等への出力のために本来的に検出情報として出力されている場合が多く、既設の装置を利用して一層の低コスト化を図ることも可能となる。
【0009】
又、上記請求項2記載の構成を備えることにより、前記複数の電流センサとして、少なくとも、前記エンジンの始動時における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第1電流センサと、前記車輌の走行中における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第2電流センサと、前記車輌のアイドリング停止中における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第3電流センサとが備えられている。
すなわち、車輌のエンジンの回転数とバッテリーの充放電電流の関連として、大雑把に分類して、エンジンの始動前すなわちエンジン回転数が「0」のときのバッテリーの充放電電流(このときは放電電流のみ)が最も小さく、エンジンの始動時すなわちエンジン回転数が「0」から立ち上がったときのバッテリーの充放電電流(主に放電電流)が最大となり、通常走行時すなわちエンジン回転数がある程度の範囲内で変動しているときのバッテリーの充放電電流がその中間である。
このように、少なくとも第1〜第3電流センサを備えて、エンジン回転数の検出情報に基づいて、いずれのセンサの出力を選択するかを切換えることで、バッテリーの充放電電流の変化に的確に対応して、精度良くバッテリーの充放電電流を計測することができる。
【0010】
又、上記請求項3記載の構成を備えることにより、前記センサ切換え装置は、前記エンジンの回転数が設定値と同値となっている状態又は設定範囲にある状態の持続時間情報に基づいて、前記複数の電流センサの出力のいずれか1つを選択指示するように構成されている。
すなわち、エンジンの回転数が設定値と同値となっている状態又は設定範囲にある状態の持続時間情報も併せて、複数の電流センサの出力の選択に利用することで、例えば、エンジン始動時に流れる大きな放電電流が落ち着くのを待ってから、よりフルスケール電流値の小さい電流センサの出力を選択する状態に切換える等のように、きめ細かい選択が可能となり、より一層的確にバッテリーの充放電電流の変化に対応できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図2概略的に示すように、本実施の形態では車輌として自動車1を例示し、その自動車1に、バッテリーBTの充放電電流を計測するバッテリー充放電電流計測装置が備えられている。
バッテリーBTは、自動車1のエンジン2の始動用電力や自動車1に装備されたカーステレオ等の各種の電装品の動作電力を供給すると共に、エンジン2の動力によって発電された電気によって充電される。
【0012】
このバッテリーBTの充放電電流を計測するためのバッテリー充放電電流計測装置CMは、図1に示すように、第1電流センサ11,第2電流センサ12及び第3電流センサ13の3つの電流センサCSと、第1〜第3電流センサ11,12,13のうちのいずれか1つの出力を選択して、バッテリーBTの充放電電流計測値として出力するコントローラCOとを備えて構成されている。
上記第1〜第3電流センサ11,12,13は、本実施の形態では、バッテリーBTに接続される配線に取付けられ、その配線を流れる電流により生じる磁界をホール素子により検知する形式のものを使用している。
【0013】
第1電流センサ11は、フルスケール電流値が500Aで、エンジン2の始動時におけるバッテリーBTの充放電電流を検出するためのものであり、第2電流センサ12は、フルスケール電流値が50Aで、自動車1の走行中におけるバッテリーBTの充放電電流を検出するためのものであり、第3電流センサ13は、フルスケール電流値が5Aで、自動車1のアイドリング停止中におけるバッテリーBTの充放電電流を検出するためのものである。第1〜第3電流センサ11,12,13の出力の何れか1つを選択することで、電流計の測定レンジを切換えるのに相当する関係としており、後述のようにして測定レンジを切換えて、バッテリーBTの使用状況にリアルタイムに対応して良好な測定分解能を得られるようにしている。
【0014】
コントローラCOには、自動車1に備えられたエンジン回転数検出器14の検出情報に基づいて、上記第1〜第3電流センサ11,12,13の出力のうちのいずれか1つを選択指示するセンサ切換え制御装置15と、センサ切換え制御装置15にて選択指示された電流センサCSの出力をバッテリー監視装置3及び自動車側制御装置4に出力するデータ計測制御装置16とが備えられている。エンジン回転数検出器14は、エンジン2のシャフトの回転数を検出するか、あるいは、イグナイターのスパークを検出する等してタコメータに出力しているものをそのまま利用している。
【0015】
次に、センサ切換え制御装置15の動作について、センサ切換え制御装置15が実行する図3のフローチャートに基づいて説明する。
センサ切換え制御装置15は、自動車1のイグニッションが「ON」されると同時に、初期値として第1電流センサ11の出力を選択するようにデータ計測制御装置16に指示した後に、図3の処理を高速に繰返し実行する。
又、本実施の形態で例示する自動車1は、いわゆるアイドリングストップ機能を有する形式のものであり、センサ切換え制御装置15は、自動車1が信号待ち等でアイドリングストップの状態にあるときに、自動車側制御装置4からアイドリングストップを解除してエンジン2を再始動する旨の信号を受け取ったときに、割り込み処理として、第1電流センサ11の出力を選択するようにデータ計測制御装置16に指示する。更に、イグニッションキーを操作してセルスターターを起動させたときも、割り込み処理として、第1電流センサ11の出力を選択するようにデータ計測制御装置16に指示する。
【0016】
センサ切換え制御装置15には、上記のエンジン回転数検出器14以外に、第1〜第2電流センサ11,12,13の出力の何れか1つを選択指示するための情報源として、第1タイマー及び第2タイマーの2つのタイマーが備えられており、第1タイマーはエンジン回転数が「0」回転になってからの経過時間を計時して、第1電流センサ11又は第2電流センサ12の出力を選択指示する状態から第3電流センサ13の出力を選択指示する状態へ移行するタイミングを検出するためのものとして使用し、第2タイマーはエンジン回転数が設定回転数(例えば「200」回転)以上となってからの経過時間を計時して、第1電流センサ11の出力を選択指示する状態から第2電流センサ12の出力を選択指示する状態へ移行するタイミングを検出するためのものとして使用している。
センサ切換え制御装置15は、この第1タイマー及び第2タイマーによって、エンジン2の回転数が設定値(例えば、「0」回転)と同値となっている状態又は設定範囲(例えば、「200」回転以上)にある状態の持続時間情報を取得し、その持続時間情報に基づいて、3つの電流センサCSの出力のいずれか1つを選択指示する。
【0017】
以下、図3の処理を順を追って説明する。
先ず、エンジン2の回転数を読み取って、回転数が「0」回転であると(ステップ#1)、第2タイマーの停止を確認して、もし第2タイマーが作動中であれば停止させ(ステップ#2)、「第1タイマーが計時を開始していないこと」及び「第3電流センサ13の出力を選択指示する状態になっていないこと」を条件として第1タイマーをスタートさせる必要があるか否か判断する(ステップ#3)。上記2条件に適合するとき、すなわち、エンジン回転数が「0」回転になっていることを初めて検知してステップ#2以降の処理ルートに入ったとき、第1タイマーをスタートさせる(ステップ#4)。それ以外のときは、第1タイマーの計時時間が設定時間(例えば、10秒)経過するのを待って(ステップ#5)、前記設定時間経過すると、データ計測制御装置16への指示を、第1電流センサ11又は第2電流センサ12の出力を選択指示する状態から第3電流センサの出力を選択指示する状態へ切換える(ステップ#6)。このとき、併せて第1タイマーをリセットして計時を停止させる。
このステップ#3〜ステップ#6の処理によって、自動車1が信号停止等によってアイドリングストップしたときに、第2電流センサ12の出力を選択指示する状態から第3電流センサの出力を選択指示する状態へ切換えて、フルスケール電流値の小さい第1電流センサ11で高分解能の電流計測が可能となる。
【0018】
一方、既にエンジン2が始動して、エンジン回転数が設定回転数(例えば「200」回転)以上となっているときは(ステップ#7)、第1タイマーの停止を確認して、もし第1タイマーが作動中であれば停止させ(ステップ#8)、「第2タイマーが計時を開始していないこと」及び「第2電流センサ13の出力を選択指示する状態になっていないこと」を条件として第2タイマーをスタートさせる必要があるか否か判断する(ステップ#9)。上記2条件に適合するとき、すなわち、エンジン回転数が前記設定回転数以上になっていることを初めて検知してステップ#8以降の処理ルートに入ったとき、第2タイマーをスタートさせる(ステップ#10)。それ以外のときは、第2タイマーの計時時間が設定時間(例えば、30秒)経過するのを待って(ステップ#11)、前記設定時間経過すると、データ計測制御装置16への指示を、第1電流センサ11の出力を選択指示する状態から第2電流センサの出力を選択指示する状態へ切換える(ステップ#12)。このとき、併せて第2タイマーをリセットして計時を停止させる。
このステップ#9〜ステップ#12の処理によって、自動車1がエンジン2を始動して、バッテリーBTからの放電電流がある程度落ち着いたときに、第1電流センサ12の出力を選択指示する状態から第2電流センサの出力を選択指示する状態へ切換えて、フルスケール電流値の小さい第2電流センサ12で高分解能の電流計測が可能となる。
【0019】
以上のようにして選択すべき電流センサCSが指示されたデータ計測制御装置16は、指示された電流センサCSの出力をバッテリー監視装置3及び自動車側制御装置4へ出力すると共に、内蔵されているメモリに計測値を記憶保存して、バッテリーBTの充放電電流の積算値を求める。
尚、データ計測制御装置16は、一定周期で指示された電流センサCSの出力をサンプリングするのであるが、このサンプリング周期は、エンジン2の始動時においては短いサンプリング周期であるのに対して、通常の走行時は長いサンプリング周期となるように設定してある。
【0020】
〔別実施形態〕
以下、本発明の別実施形態を列記する。
(1)上記実施の形態では、バッテリーBTの充放電電流を計測する電流センサCSとして、第1〜第3電流センサ11,12,13の3つの電流センサCSを備える場合を例示しているが、2個あるいは4個以上の電流センサCSを備えるようにしても良い。
例えば、上記実施の形態では、エンジン2の回転数が「0」回転のときは、最もフルスケール電流値の小さい第3電流センサ13の出力を選択指示するようにしているが、エンジン2の回転数が「0」回転の状態を、イグニッションを「ON」した直後のエンジン始動前の状態と、アイドリングストップにてエンジンが停止している状態とに分けて、夫々の状態の検出のために別個に電流センサCSを備えるようにしても良い。
アイドリングストップ時は、自動車1に装備されているカーステレオ等の電装品を使用している可能性が高く、イグニッションを「ON」した直後よりもその電装品の使用分だけバッテリーBTの充放電電流が大きくなる可能性が高いため、上記のように、イグニッションを「ON」した直後のエンジン始動前の状態とアイドリングストップにてエンジンが停止している状態とを区別することで、よりきめ細かい測定分解能の管理が可能となる。
【0021】
(2)上記実施の形態では、エンジン2の回転数の検出情報を、自動車1に本来的に備えられているエンジン回転数検出器14の検出情報を利用する場合を例示しているが、前記エンジン回転数検出器14とは別個に、バッテリー充放電電流計測装置CMの専用としてエンジン2の回転数を検出する装置を備えても良い。
(3)上記実施の形態では、電流センサCSとして、充放電電流により形成される磁界をホール素子にて検出する形式を例示しているが、その他種々の形式の電流センサによる計測に本発明を適用できる。
(4)上記実施の形態では、エンジン2の回転数が設定値と同値となっている状態又は設定範囲にある状態の持続時間情報を取得するために、第1タイマー及び第2タイマーの2つのタイマーを備えているが、これらを単一のタイマーにて構成しても良い。
【0022】
【発明の効果】
上記請求項1記載の構成によれば、バッテリーの充放電電流が桁が異なる程に大きく変動する状況は、車輌のエンジンの回転数と密接に関連していることに着目して、エンジンの回転数の検出情報に基づいて、フルスケール電流値の異なる複数の電流センサの出力の何れか1つを選択してバッテリーの充放電電流値を取得することで、状況に応じて極力フルスケール電流値が小さい電流センサの信号を選択して、リアルタイムで精度の良い計測を行うことができる。
しかも、車輌のエンジンの回転数は、いわゆるタコメータ等への出力のために本来的に検出情報として出力されている場合が多く、既設の装置を利用して一層の低コスト化を図ることも可能となる。
【0023】
又、上記請求項2記載の構成によれば、少なくとも第1〜第3電流センサを備えて、エンジン回転数の検出情報に基づいて、いずれのセンサの出力を選択するかを切換えることで、バッテリーの充放電電流の変化に的確に対応して、精度良くバッテリーの充放電電流を計測することができる。
又、上記請求項3記載の構成によれば、エンジンの回転数が設定値と同値となっている状態又は設定範囲にある状態の持続時間情報も併せて、複数の電流センサの出力の選択に利用することで、例えば、エンジン始動時に流れる大きな放電電流が落ち着くのを待ってから、よりフルスケール電流値の小さい電流センサの出力を選択する状態に切換える等のように、きめ細かい選択が可能となり、より一層的確にバッテリーの充放電電流の変化に対応できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるバッテリー充放電電流計測装置のブロック構成図
【図2】本発明の実施の形態にかかる自動車におけるバッテリー等の配置図
【図3】本発明の実施の形態にかかるフローチャート
【符号の説明】
BT バッテリー
CM バッテリー充放電電流計測装置
CS 電流センサ
11 第1電流センサ
12 第2電流センサ
13 第3電流センサ
15 センサ切換え制御装置

Claims (3)

  1. バッテリーの充放電電流を電流センサにて計測するバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌であって、
    フルスケール電流値の異なる複数の電流センサと、
    前記車輌のエンジンの回転数の検出情報に基づいて、前記複数の電流センサの出力のいずれか1つを選択指示するセンサ切換え制御装置とが設けられたバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌。
  2. 前記複数の電流センサとして、少なくとも、前記エンジンの始動時における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第1電流センサと、前記車輌の走行中における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第2電流センサと、前記車輌のアイドリング停止中における前記バッテリーの充放電電流を計測するための第3電流センサとが備えられている請求項1記載のバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌。
  3. 前記センサ切換え装置は、前記エンジンの回転数が設定値と同値となっている状態又は設定範囲にある状態の持続時間情報に基づいて、前記複数の電流センサの出力のいずれか1つを選択指示するように構成されている請求項1又は2記載のバッテリー充放電電流計測装置を備えた車輌。
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