JP2004127240A - 光マウス用単一集積回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】製造コストの節減及び光マウスの機能向上を実現する光マウス用単一集積回路の提供。
【解決手段】光マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイと、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してモーションベクトルを探し出すモーションベクトル算出部と、前記モーションベクトル算出部からのモーションベクトルを累積してエラーを訂正し、マウスの移動距離を累積するモーションベクトル処理部と、前記光マウスの集積回路の全動作に必要なコントロール信号を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号を提供するタイミング信号発生部と、前記モーションベクトル処理部で処理された値をPCへ伝達し得るように処理するインタフェースと、前記インタフェース内のUSB及びPS/2のいずれか一つをイネーブルさせるトランシーバとからなる。
【選択図】 図2
【解決手段】光マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイと、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してモーションベクトルを探し出すモーションベクトル算出部と、前記モーションベクトル算出部からのモーションベクトルを累積してエラーを訂正し、マウスの移動距離を累積するモーションベクトル処理部と、前記光マウスの集積回路の全動作に必要なコントロール信号を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号を提供するタイミング信号発生部と、前記モーションベクトル処理部で処理された値をPCへ伝達し得るように処理するインタフェースと、前記インタフェース内のUSB及びPS/2のいずれか一つをイネーブルさせるトランシーバとからなる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光マウス用集積回路(IC)に関し、より詳細には、光マウスに含まれるイメージセンサ及びアナログ/デジタルコンバータ、アナログ/デジタルコンバータから入力されるデジタルデータを処理する信号処理部、PC(Personal Computer)インタフェースなどを一つの集積回路に実現し、PCインタフェース方式としてのUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかをハードウェア方式で自動選択することが可能な光マウス用集積回路(IC)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、光マウス用集積回路は2種類の集積回路から構成されているが、図1を参照すると、その一つは、マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイ(Image Pixel Array)2と、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを変換してフレームデータ間の相関関係を用いてモーションベクトルを探し出すモーションベクトル部と、前記モーションベクトル部の移動距離に対するインタフェースフォーマット(XA、XB、YA、YB)信号を生成して出力する矩形波信号発生部とを含んでなる第1集積回路1である。
【0003】
もう一つは、汎用のMCU(Main Control Unit)を別途に構成し、動作のためのソフトウェアプログラムを含む第2集積回路10である。前記2種類の集積回路が矩形波信号としてのXA、XB、YA、YBで連結され、マウスの動きデータが伝達される。ここで、X軸の動きデータはXA、XB、Y軸の動きデータはYA、YBへ伝達される。さらに、マウスの製造時には第2集積回路10にプログラムを挿入する過程が必須的であり、プログラムにはXA、XB、YA、YB信号を解析する部分が必要となる。
第2集積回路10において、USB(Universal Serial Bus)SIE(Serial Interface Engine)はUSBインタフェースのために必要な信号を作り出すものである。PORT0及びPORT1は、汎用のMCUを用いるので、ソフトウェアプログラムでポートの機能を定義することが可能なポートである。タイマーはソフトウェアが一定の時間をチェックできるようにするものであり、クロック発振部は外部にクリスタル(Crystal)を連結してマスタクロックを作るものである。そして、ROM及びRAMはソフトウェアプログラム及び必要なデータを格納するものである。
マウスとPCのインタフェースはUSBまたはPS/2方式に対してプログラム的に対応できるようになっており、光マウスの製造時に前記2種類の集積回路を適用するようになっている。
【0004】
このように2種類の集積回路を適用するに当たり、PCとのインタフェースのためにUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかを選択する方法は、第2集積回路でプログラム的に選択できるようになっている。
【0005】
従って、光マウスの製造時に第2集積回路にプログラムを挿入する過程を必要とするので光マウスの製造コストが上昇し、2種類の集積回路を使用しなければならないのでPCB(プリント回路基板)のパターンが複雑になるという欠点があった。更に、光マウスの2種類の集積回路が適切に接続されるようにしなければならず、常時2つの集積回路を備えなければならないので、各集積回路を全て購買しなければならないという問題点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解消するためのもので、その目的は、光マウスに適用される2つの集積回路を一つの集積回路に統合しながら、USBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかをハードウェア的な方法で自動選択させることにより、製造コストの節減及び光マウスの機能向上を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、光マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイと、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してモーションベクトルを探し出すモーションベクトル算出部と、前記モーションベクトル算出部から算出されたモーションベクトルを累積してエラーを訂正し、マウスの移動距離を累積するモーションベクトル処理部と、前記光マウスの集積回路の全動作を制御するコントロール信号(ある部分を動作或いは非動作させる信号)を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号(動作状況及び時間に応じてその構成要素の動作を制御する信号)を提供するタイミング信号発生部と、前記モーションベクトル処理部で処理された値をPCへ伝達し得るように処理するインタフェースと、前記インタフェース内のUSB及びPS/2のいずれか一つをイネーブルさせるトランシーバとを一つの集積回路(IC)に集積化した光マウスとを提供する。
【0008】
また、本発明では、光マウスを構成していた2つの集積回路を一つの集積回路に統合して集積化し、PCとのインタフェースを行うための第2集積回路としてのMCU(Micro Control Unit)を除去し、ハードウェア的なロジックから構成してマウスの製造時にプログラムをダウンロードする工程を省略し、2つの集積回路を一つの集積回路に集積化してPCBのサイズ及びPCBのパターンを単純化させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図に基づいてより具体的に説明する。
図2は本発明の光マウス用集積回路の構成を示すブロック図である。
イメージピクセルアレイ20はマウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するものである。
【0010】
イメージピクセルアレイ20は、マウスの底面から反射される光の量と強度に応じて、ピクセルに格納されている電荷の量が変わるようになっている。従って、一定の時間光を受けた後、ピクセルに残っている電荷量を検出してアナログ/デジタルコンバータ22によってデジタル値に変換する。ここで、使用したイメージピクセルアレイ20は例えば、18*18(合計324個)のピクセルからなり、これら各ピクセルの大きさが約53μm×53μmで各ピクセル間の間隔が約10μmなので、底面、すなわち約1100μm*1100μmの面積が見られる大きさを有する。前記提示したピクセルに関する数値は例示に過ぎず、他の大きさにも適用することができる。
【0011】
アナログ/デジタルコンバータ22は、前記イメージピクセルアレイ20からアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるもので、集積回路のリセット信号を作り出すRESETGEN(reset generator)、基準電圧を作り出すbgref(band gap reference)、及び外部クリスタル(Crystal)の出力信号を増幅して集積回路の内部に供給するClock_drv1(clock driver)などを含み、ピクセルデータをデジタルデータ値(例えば、4ビット)に作り出す。
【0012】
このようにそれぞれのピクセルに対応するデジタル値を得なければ、マウスの移動距離を計算することができないので、各ピクセルの電荷量をデジタルデータに変換させるアナログ/デジタルコンバータ22を必要とする。こうして得たイメージの一つを図3に示す。
【0013】
モーションベクトル算出部24では、最初入力されるピクセルデータ(例えば、4ビット)をラインバッファ(Line Buffer;ピクセルデータを格納する一連のバッファ)に格納させ、これとその次の入力イメージとを比較し、差の最も小さい部分の座標(たとえば、18*18の中から)を検出して移動距離を計算する。入力されるピクセルデータのビット数が4ビットの場合には、ラインバッファは4ビット*18*18=1,296ビットの大きさを必要とし、実際集積回路の面積において多くの部分を占めている。したがって、集積回路の面積を縮小することは集積回路のコストと直接関わっており、面積縮小の為の手段が必要とされていた。
【0014】
モーションベクトル算出部24は、4ビットのデータを周辺の値との相関関係を用いて1ビットに変換してラインバッファの大きさを減らす動作を行い、大きさ18個×18個のフレームデータ間の相関関係を用いてマウスの移動距離及び方向(モーションベクトル)を探し出す動作を行う。また、モーションベクトル算出部は、算出したデータ(モーションベクトル)をモーションベクトル処理部25に送り、この際、このデータの同期を合わせるためにmven(motion vector enable:各ピクセルデータの同期を合わせる信号)及びsync(synchronization:18*18のフレーム毎に発生するフレーム同期信号)信号も一緒に送る。
【0015】
モーションベクトル処理部25は、モーションベクトル算出部24から算出されたモーションベクトルを用いて、PCの要求する時間内にマウスの移動距離を累積してUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースへ伝達する役割をする。また、モーションベクトル算出部24において、ピクセルデータには光マウスの底面状態に応じて多くの変動があるので、常時正しい値を算出することはできないため、モーションベクトル処理部25では間違った値を検出して補正する作業が必要である。このために、モーションベクトル処理部では一定の時間モーションベクトルを累積しながら、モーションベクトルの値が非正常的(例えば、モーションベクトル値の符号が正数−正数−負数−正数−正数の順に変わる場合、中間の負数はマウスの動き上、現実的に出られない値である)な場合、これを累積しない方法などを用いてモーションベクトル処理を行う。
【0016】
タイミング信号発生部26は、全動作に必要なコントロール信号を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号を提供する。前記コントロール信号はある部分を動作或いは非動作させる信号であり、制御信号は動作状況及び時間に応じてその構成要素の動作を制御する信号である。
【0017】
本発明では1枚のイメージ(例えば、18*18ピクセルの場合)の読込みにかかる時間を1/1,700秒(約588usec)と設定した。従って、移動距離を計算する際、588usec毎に得たイメージデータを用いて幾つのピクセルが動いたかを計算する。通常、ユーザがマウスを1秒につき35cm以上動かすように操作することはほぼ不可能であると判断している。
【0018】
これに基づいて殆どのマウスの規格を考察すれば、最大速度を14inch/sec(約35cm/sec)と規定していることが分る。前記時間間隔で入力されるものに対し時間t=0の時のイメージ(例、18*18)を比較すると、2つの差が最も小さい位置に対する座標値であることが分る。この座標値はX軸とY軸によって別々計算することが可能なので、1枚のイメージが得られるたび毎にX値とY値を探して一定の時間累積する。一定の時間毎に入力される座標値を累積しており、PCの要求する時間にその値を送る。
【0019】
インタフェースではトランシーバ32からイネーブル信号を受けてUSB(28)またはPS/2(30)のいずれか一つのみがイネーブルされ、前記モーションベクトル処理部で演算された値をそれぞれのインタフェースフォーマットに合わせて処理してPCへ伝達する。
トランシーバ32は、USBの電気的特性に合わせて、PCへ伝達するデータを変換する機能を行うブロックであって、USBとPS/2の中からどちらのインタフェースモードで使用するかを決定してUSBまたはPS/2のいずれかをイネーブルさせる機能が含まれている。
【0020】
USBモードで用いられる信号は、図4において、D+及びD−の2つがあり、PS/2モードではData、Clockの2つの信号がある。本発明の集積回路では、この2つのインタフェースが2つのPINから構成されており、D+はClockと同一のPINを使用し、D−はDataと同一のPINを使用する。すなわち、2つのPINを使用してそれぞれのインタフェースに応じてD+及びD−またはClock及びData信号に変換されなければならない。図4は2つのインタフェース用PINに対する構造を示す。PCで使用するインタフェース方式に応じて、PINの役割がD+及びD−、あるいはClock及びDataに変わる。
【0021】
光マウスは、連結されるPCがUSBまたはPS/2インタフェースモードのどちらを使用するか初期には分ることができないので、これを知得する動作が必要である。USBの場合、電源が初めて印加された後にはD+及びD−の信号線が全てLOWになっており、一定の時間(例えば、100msec)後にも前記2つの信号線がLOWであれば、トランシーバではこれを検出してUSBモードと認識する。その後、トランシーバでは、USB動作を行うために、D−信号線に連結されたPull−Up抵抗の制御信号をイネーブルさせてD−信号線がPull−Upとなるようにする。
【0022】
PS/2の場合には、基本的にData及びClockの信号線にPull−Up抵抗が連結されるようにフォーマットされている。従って、電源の印加後には、2本の信号線がいずれもHighになっているか、或いはData信号線のみがHighになっている。これを検出して一定の時間(100msec)後にClock及びData信号線のいずれか1本または2本の信号線がHighであれば、PS/2モードと認識する。
【0023】
図5はUSBインタフェースに選択される場合の時間による信号線の動作の一つを示す。Reset信号が発生した以後、100msecの後でD+及びD−の信号線の状態をチェックして2つの信号がいずれもLOWであれば、D−信号をHighに作るために、D−信号線に連結されたPull−Up抵抗制御信号を0.5msecの後でイネーブルさせてUSBインタフェースを動作させる。D+信号線にあるPull−Up抵抗制御信号はディスエーブルさせる。
【0024】
図6はPS/2インタフェースに選択される場合の時間による信号線の動作の一つを示す。Reset信号が発生した以後、100msecの後でClock及びData信号線の状態を検出してData信号線がHighであれば、Data信号線に連結されたPull−Up抵抗制御信号をイネーブルさせ、0.5msecの後でClock信号線もPull−Up抵抗がイネーブルされるように制御して、2本の信号線がいずれもPull−Upとなるようにすることで、PS/2インタフェースを動作させる。
【0025】
また、本発明では、集積回路の面積の縮小を目指して、集積回路の構成のうち多くの面積を占めるラインバッファの大きさを減らすためにピクセルデータを変換させる作業を行う。データを減らしながらも、一定の時間毎に入力されるイメージの特徴をできる限りそのまま保持させることが好ましい。このような方法にはいろいろがあり、これはイメージピクセルアレイの特性によって異なる。このような実施例は図7及び図8の通りである。
【0026】
すなわち、図7は以前4つのピクセル(a)の平均値と現在ピクセル(b)の値とを比較し、前記現在ピクセル(b)の値がより大きければ1、小さければ0と認識してこの値をレジスタに格納する。
【0027】
図8では以前3つのピクセル(c)の平均値と次の3つのピクセル(d)の平均値とを比較し、前記次の3つのピクセル(d)の平均値がより大きければ1、小さければ0と定めてレジスタに記録する。
【0028】
前記図7及び図8は簡単な例を示したものである。前記実施例の他にも例は多いが、ここでは省略する。前述した方法で18*18個のピクセルに対して全て計算すれば、合計18*18個のレジスタが必要なので、4ビットにした場合に比べて、使用されるレジスタの個数を多く減らすことができる。
本発明では、1,296個から324個に減少する効果がある。全て計算が完了した後、18*18のピクセルアレイを図9の如く示すことができる。
図9において、e部分は計算を行う根拠がないので、1または0と設定し、残りf部分は比較結果に応じて0または1になる。
上述した具体的な例は、本発明の理解を助けるために提示された実施例であって、本発明の範疇を限定せず、単純な変形ないし変更は全て本発明の領域に属するもので、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明らかになるであろう。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、光マウスに搭載された2つの集積回路機能を統合しながら、PCとのインタフェース時に必要とした第2集積回路(MCU;Micro Control Unit)なしでインタフェースをハードウェアロジックで選択することにより、マウスの製造時にプログラムをダウンロードする工程を無くせるようにし、この過程でハードウェア方式によってUSBまたはPS/2インタフェースを自動選択させる部分の加わったトランシーバを使用し、マウスを構成していた2つの集積回路を一つの集積回路に減少させて製造コストを節減した効果がある。また、データ変換によって集積回路の面積を減らすという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の複数の光マウス用集積回路(IC)が適用された状態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る単一の光マウス用集積回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る光マウスのイメージピクセルアレイから底面のイメージを抽出した状態を示す図である。
【図4】本発明に係るトランシーバのインタフェース選択部分のハードウェア構成を示す図である。
【図5】USBインタフェースモードに選択される過程の時間による信号の動きを示す図である。
【図6】PS/2インタフェースモードに選択される過程の時間による信号の動きを示す図である。
【図7】本発明に係る光マウスのイメージデータ処理方法を例示する図である。
【図8】本発明に係る光マウスのイメージデータ処理方法を例示する図である。
【図9】本発明に係る光マウスのイメージピクセルアレイを示す平面図である。
【符号の説明】
20 イメージピクセルアレイ
22 アナログ/デジタルコンバータ(ADC)
24 モーションベクトル算出部
25 モーションベクトル処理部
26 タイミング信号発生部
28 USB(Universal Serial Bus)
30 PS/2(Personal System/2)
32 トランシーバ(Transceiver)
40 PC(Personal Computer)
100 光マウス用集積回路(IC; Integrated Circuit)
【発明の属する技術分野】
本発明は、光マウス用集積回路(IC)に関し、より詳細には、光マウスに含まれるイメージセンサ及びアナログ/デジタルコンバータ、アナログ/デジタルコンバータから入力されるデジタルデータを処理する信号処理部、PC(Personal Computer)インタフェースなどを一つの集積回路に実現し、PCインタフェース方式としてのUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかをハードウェア方式で自動選択することが可能な光マウス用集積回路(IC)に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、光マウス用集積回路は2種類の集積回路から構成されているが、図1を参照すると、その一つは、マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイ(Image Pixel Array)2と、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを変換してフレームデータ間の相関関係を用いてモーションベクトルを探し出すモーションベクトル部と、前記モーションベクトル部の移動距離に対するインタフェースフォーマット(XA、XB、YA、YB)信号を生成して出力する矩形波信号発生部とを含んでなる第1集積回路1である。
【0003】
もう一つは、汎用のMCU(Main Control Unit)を別途に構成し、動作のためのソフトウェアプログラムを含む第2集積回路10である。前記2種類の集積回路が矩形波信号としてのXA、XB、YA、YBで連結され、マウスの動きデータが伝達される。ここで、X軸の動きデータはXA、XB、Y軸の動きデータはYA、YBへ伝達される。さらに、マウスの製造時には第2集積回路10にプログラムを挿入する過程が必須的であり、プログラムにはXA、XB、YA、YB信号を解析する部分が必要となる。
第2集積回路10において、USB(Universal Serial Bus)SIE(Serial Interface Engine)はUSBインタフェースのために必要な信号を作り出すものである。PORT0及びPORT1は、汎用のMCUを用いるので、ソフトウェアプログラムでポートの機能を定義することが可能なポートである。タイマーはソフトウェアが一定の時間をチェックできるようにするものであり、クロック発振部は外部にクリスタル(Crystal)を連結してマスタクロックを作るものである。そして、ROM及びRAMはソフトウェアプログラム及び必要なデータを格納するものである。
マウスとPCのインタフェースはUSBまたはPS/2方式に対してプログラム的に対応できるようになっており、光マウスの製造時に前記2種類の集積回路を適用するようになっている。
【0004】
このように2種類の集積回路を適用するに当たり、PCとのインタフェースのためにUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかを選択する方法は、第2集積回路でプログラム的に選択できるようになっている。
【0005】
従って、光マウスの製造時に第2集積回路にプログラムを挿入する過程を必要とするので光マウスの製造コストが上昇し、2種類の集積回路を使用しなければならないのでPCB(プリント回路基板)のパターンが複雑になるという欠点があった。更に、光マウスの2種類の集積回路が適切に接続されるようにしなければならず、常時2つの集積回路を備えなければならないので、各集積回路を全て購買しなければならないという問題点もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、かかる問題点を解消するためのもので、その目的は、光マウスに適用される2つの集積回路を一つの集積回路に統合しながら、USBインタフェースまたはPS/2インタフェースのいずれかをハードウェア的な方法で自動選択させることにより、製造コストの節減及び光マウスの機能向上を実現することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、光マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイと、前記イメージピクセルアレイからアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータと、前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してモーションベクトルを探し出すモーションベクトル算出部と、前記モーションベクトル算出部から算出されたモーションベクトルを累積してエラーを訂正し、マウスの移動距離を累積するモーションベクトル処理部と、前記光マウスの集積回路の全動作を制御するコントロール信号(ある部分を動作或いは非動作させる信号)を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号(動作状況及び時間に応じてその構成要素の動作を制御する信号)を提供するタイミング信号発生部と、前記モーションベクトル処理部で処理された値をPCへ伝達し得るように処理するインタフェースと、前記インタフェース内のUSB及びPS/2のいずれか一つをイネーブルさせるトランシーバとを一つの集積回路(IC)に集積化した光マウスとを提供する。
【0008】
また、本発明では、光マウスを構成していた2つの集積回路を一つの集積回路に統合して集積化し、PCとのインタフェースを行うための第2集積回路としてのMCU(Micro Control Unit)を除去し、ハードウェア的なロジックから構成してマウスの製造時にプログラムをダウンロードする工程を省略し、2つの集積回路を一つの集積回路に集積化してPCBのサイズ及びPCBのパターンを単純化させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図に基づいてより具体的に説明する。
図2は本発明の光マウス用集積回路の構成を示すブロック図である。
イメージピクセルアレイ20はマウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するものである。
【0010】
イメージピクセルアレイ20は、マウスの底面から反射される光の量と強度に応じて、ピクセルに格納されている電荷の量が変わるようになっている。従って、一定の時間光を受けた後、ピクセルに残っている電荷量を検出してアナログ/デジタルコンバータ22によってデジタル値に変換する。ここで、使用したイメージピクセルアレイ20は例えば、18*18(合計324個)のピクセルからなり、これら各ピクセルの大きさが約53μm×53μmで各ピクセル間の間隔が約10μmなので、底面、すなわち約1100μm*1100μmの面積が見られる大きさを有する。前記提示したピクセルに関する数値は例示に過ぎず、他の大きさにも適用することができる。
【0011】
アナログ/デジタルコンバータ22は、前記イメージピクセルアレイ20からアナログ信号を受けて各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるもので、集積回路のリセット信号を作り出すRESETGEN(reset generator)、基準電圧を作り出すbgref(band gap reference)、及び外部クリスタル(Crystal)の出力信号を増幅して集積回路の内部に供給するClock_drv1(clock driver)などを含み、ピクセルデータをデジタルデータ値(例えば、4ビット)に作り出す。
【0012】
このようにそれぞれのピクセルに対応するデジタル値を得なければ、マウスの移動距離を計算することができないので、各ピクセルの電荷量をデジタルデータに変換させるアナログ/デジタルコンバータ22を必要とする。こうして得たイメージの一つを図3に示す。
【0013】
モーションベクトル算出部24では、最初入力されるピクセルデータ(例えば、4ビット)をラインバッファ(Line Buffer;ピクセルデータを格納する一連のバッファ)に格納させ、これとその次の入力イメージとを比較し、差の最も小さい部分の座標(たとえば、18*18の中から)を検出して移動距離を計算する。入力されるピクセルデータのビット数が4ビットの場合には、ラインバッファは4ビット*18*18=1,296ビットの大きさを必要とし、実際集積回路の面積において多くの部分を占めている。したがって、集積回路の面積を縮小することは集積回路のコストと直接関わっており、面積縮小の為の手段が必要とされていた。
【0014】
モーションベクトル算出部24は、4ビットのデータを周辺の値との相関関係を用いて1ビットに変換してラインバッファの大きさを減らす動作を行い、大きさ18個×18個のフレームデータ間の相関関係を用いてマウスの移動距離及び方向(モーションベクトル)を探し出す動作を行う。また、モーションベクトル算出部は、算出したデータ(モーションベクトル)をモーションベクトル処理部25に送り、この際、このデータの同期を合わせるためにmven(motion vector enable:各ピクセルデータの同期を合わせる信号)及びsync(synchronization:18*18のフレーム毎に発生するフレーム同期信号)信号も一緒に送る。
【0015】
モーションベクトル処理部25は、モーションベクトル算出部24から算出されたモーションベクトルを用いて、PCの要求する時間内にマウスの移動距離を累積してUSBインタフェースまたはPS/2インタフェースへ伝達する役割をする。また、モーションベクトル算出部24において、ピクセルデータには光マウスの底面状態に応じて多くの変動があるので、常時正しい値を算出することはできないため、モーションベクトル処理部25では間違った値を検出して補正する作業が必要である。このために、モーションベクトル処理部では一定の時間モーションベクトルを累積しながら、モーションベクトルの値が非正常的(例えば、モーションベクトル値の符号が正数−正数−負数−正数−正数の順に変わる場合、中間の負数はマウスの動き上、現実的に出られない値である)な場合、これを累積しない方法などを用いてモーションベクトル処理を行う。
【0016】
タイミング信号発生部26は、全動作に必要なコントロール信号を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号を提供する。前記コントロール信号はある部分を動作或いは非動作させる信号であり、制御信号は動作状況及び時間に応じてその構成要素の動作を制御する信号である。
【0017】
本発明では1枚のイメージ(例えば、18*18ピクセルの場合)の読込みにかかる時間を1/1,700秒(約588usec)と設定した。従って、移動距離を計算する際、588usec毎に得たイメージデータを用いて幾つのピクセルが動いたかを計算する。通常、ユーザがマウスを1秒につき35cm以上動かすように操作することはほぼ不可能であると判断している。
【0018】
これに基づいて殆どのマウスの規格を考察すれば、最大速度を14inch/sec(約35cm/sec)と規定していることが分る。前記時間間隔で入力されるものに対し時間t=0の時のイメージ(例、18*18)を比較すると、2つの差が最も小さい位置に対する座標値であることが分る。この座標値はX軸とY軸によって別々計算することが可能なので、1枚のイメージが得られるたび毎にX値とY値を探して一定の時間累積する。一定の時間毎に入力される座標値を累積しており、PCの要求する時間にその値を送る。
【0019】
インタフェースではトランシーバ32からイネーブル信号を受けてUSB(28)またはPS/2(30)のいずれか一つのみがイネーブルされ、前記モーションベクトル処理部で演算された値をそれぞれのインタフェースフォーマットに合わせて処理してPCへ伝達する。
トランシーバ32は、USBの電気的特性に合わせて、PCへ伝達するデータを変換する機能を行うブロックであって、USBとPS/2の中からどちらのインタフェースモードで使用するかを決定してUSBまたはPS/2のいずれかをイネーブルさせる機能が含まれている。
【0020】
USBモードで用いられる信号は、図4において、D+及びD−の2つがあり、PS/2モードではData、Clockの2つの信号がある。本発明の集積回路では、この2つのインタフェースが2つのPINから構成されており、D+はClockと同一のPINを使用し、D−はDataと同一のPINを使用する。すなわち、2つのPINを使用してそれぞれのインタフェースに応じてD+及びD−またはClock及びData信号に変換されなければならない。図4は2つのインタフェース用PINに対する構造を示す。PCで使用するインタフェース方式に応じて、PINの役割がD+及びD−、あるいはClock及びDataに変わる。
【0021】
光マウスは、連結されるPCがUSBまたはPS/2インタフェースモードのどちらを使用するか初期には分ることができないので、これを知得する動作が必要である。USBの場合、電源が初めて印加された後にはD+及びD−の信号線が全てLOWになっており、一定の時間(例えば、100msec)後にも前記2つの信号線がLOWであれば、トランシーバではこれを検出してUSBモードと認識する。その後、トランシーバでは、USB動作を行うために、D−信号線に連結されたPull−Up抵抗の制御信号をイネーブルさせてD−信号線がPull−Upとなるようにする。
【0022】
PS/2の場合には、基本的にData及びClockの信号線にPull−Up抵抗が連結されるようにフォーマットされている。従って、電源の印加後には、2本の信号線がいずれもHighになっているか、或いはData信号線のみがHighになっている。これを検出して一定の時間(100msec)後にClock及びData信号線のいずれか1本または2本の信号線がHighであれば、PS/2モードと認識する。
【0023】
図5はUSBインタフェースに選択される場合の時間による信号線の動作の一つを示す。Reset信号が発生した以後、100msecの後でD+及びD−の信号線の状態をチェックして2つの信号がいずれもLOWであれば、D−信号をHighに作るために、D−信号線に連結されたPull−Up抵抗制御信号を0.5msecの後でイネーブルさせてUSBインタフェースを動作させる。D+信号線にあるPull−Up抵抗制御信号はディスエーブルさせる。
【0024】
図6はPS/2インタフェースに選択される場合の時間による信号線の動作の一つを示す。Reset信号が発生した以後、100msecの後でClock及びData信号線の状態を検出してData信号線がHighであれば、Data信号線に連結されたPull−Up抵抗制御信号をイネーブルさせ、0.5msecの後でClock信号線もPull−Up抵抗がイネーブルされるように制御して、2本の信号線がいずれもPull−Upとなるようにすることで、PS/2インタフェースを動作させる。
【0025】
また、本発明では、集積回路の面積の縮小を目指して、集積回路の構成のうち多くの面積を占めるラインバッファの大きさを減らすためにピクセルデータを変換させる作業を行う。データを減らしながらも、一定の時間毎に入力されるイメージの特徴をできる限りそのまま保持させることが好ましい。このような方法にはいろいろがあり、これはイメージピクセルアレイの特性によって異なる。このような実施例は図7及び図8の通りである。
【0026】
すなわち、図7は以前4つのピクセル(a)の平均値と現在ピクセル(b)の値とを比較し、前記現在ピクセル(b)の値がより大きければ1、小さければ0と認識してこの値をレジスタに格納する。
【0027】
図8では以前3つのピクセル(c)の平均値と次の3つのピクセル(d)の平均値とを比較し、前記次の3つのピクセル(d)の平均値がより大きければ1、小さければ0と定めてレジスタに記録する。
【0028】
前記図7及び図8は簡単な例を示したものである。前記実施例の他にも例は多いが、ここでは省略する。前述した方法で18*18個のピクセルに対して全て計算すれば、合計18*18個のレジスタが必要なので、4ビットにした場合に比べて、使用されるレジスタの個数を多く減らすことができる。
本発明では、1,296個から324個に減少する効果がある。全て計算が完了した後、18*18のピクセルアレイを図9の如く示すことができる。
図9において、e部分は計算を行う根拠がないので、1または0と設定し、残りf部分は比較結果に応じて0または1になる。
上述した具体的な例は、本発明の理解を助けるために提示された実施例であって、本発明の範疇を限定せず、単純な変形ないし変更は全て本発明の領域に属するもので、本発明の具体的な保護範囲は特許請求の範囲によって明らかになるであろう。
【0029】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明は、光マウスに搭載された2つの集積回路機能を統合しながら、PCとのインタフェース時に必要とした第2集積回路(MCU;Micro Control Unit)なしでインタフェースをハードウェアロジックで選択することにより、マウスの製造時にプログラムをダウンロードする工程を無くせるようにし、この過程でハードウェア方式によってUSBまたはPS/2インタフェースを自動選択させる部分の加わったトランシーバを使用し、マウスを構成していた2つの集積回路を一つの集積回路に減少させて製造コストを節減した効果がある。また、データ変換によって集積回路の面積を減らすという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の複数の光マウス用集積回路(IC)が適用された状態を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る単一の光マウス用集積回路の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明に係る光マウスのイメージピクセルアレイから底面のイメージを抽出した状態を示す図である。
【図4】本発明に係るトランシーバのインタフェース選択部分のハードウェア構成を示す図である。
【図5】USBインタフェースモードに選択される過程の時間による信号の動きを示す図である。
【図6】PS/2インタフェースモードに選択される過程の時間による信号の動きを示す図である。
【図7】本発明に係る光マウスのイメージデータ処理方法を例示する図である。
【図8】本発明に係る光マウスのイメージデータ処理方法を例示する図である。
【図9】本発明に係る光マウスのイメージピクセルアレイを示す平面図である。
【符号の説明】
20 イメージピクセルアレイ
22 アナログ/デジタルコンバータ(ADC)
24 モーションベクトル算出部
25 モーションベクトル処理部
26 タイミング信号発生部
28 USB(Universal Serial Bus)
30 PS/2(Personal System/2)
32 トランシーバ(Transceiver)
40 PC(Personal Computer)
100 光マウス用集積回路(IC; Integrated Circuit)
Claims (8)
- 単一集積回路(IC)を含む光マウスにおいて、
光マウスの底面から反射される光の量に応じて反応して底面の明暗を区分するイメージピクセルアレイ(20)と、
各イメージピクセルの値をデジタル信号に変換させるアナログ/デジタルコンバータ(22)と、
該アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してモーションベクトルを探し出すモーションベクトル算出部(24)と、
該モーションベクトル算出部から算出されたモーションベクトルを累積してエラーを訂正し、マウスの移動距離を累積するモーションベクトル処理部(25)と、
前記光マウスの集積回路の全動作に必要なコントロール信号を生成し、集積回路の動作状況に合わせて必要な制御信号を提供するタイミング信号発生部(26)と、
前記モーションベクトル処理部で処理された値をコンピュ―ターへ伝達し得るように処理するインタフェースと、
前記インタフェース内のUSB(28)及びPS/2(30)のいずれか一つをイネーブルさせるトランシーバ(32)とからなることを特徴とする光マウス用単一集積回路。 - 前記トランシーバは、電源が印加された以後、一定の時間インタフェース用信号線2本の状態をチェックしてインタフェースモードがUSB(28)か或いはPS/2(30)かを検出し、信号線2本のPINに連結されたPull−Up抵抗制御信号を発生させ、それぞれのインタフェースに適した信号線の状態とすることを特徴とする請求項1記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記トランシーバは、前記インタフェース用信号線2本の状態をチェックし、最初状態がLowで一定時間経過後の状態がいずれもLowである場合、USBと認識することを特徴とする請求項2記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記トランシーバは、USBまたはPS/2のいずれかのインタフェース方法が決定された後、イネーブル或いはディスエーブルさせ、USBインタフェースの場合にはD−PINのみPull−Upとなるようにすることを特徴とする請求項2記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記トランシーバは、前記インタフェース用信号線2本の状態をチェックし、少なくとも1本の信号線の最初状態がhighで一定時間の経過後に少なくとも1本の信号線の状態がhighである場合、PS/2と認識することを特徴とする請求項2記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記トランシーバは、USBまたはPS/2のいずれかのインタフェース方法が決定された後、イネーブル或いはディスエーブルさせ、PS/2インタフェースの場合にはClock及びDataの両PINがいずれもPull−Upとなるようにすることを特徴とする請求項2記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記アナログ/デジタルコンバータは、集積回路のリセット信号を作り出すRESETGEN(reset generator)、基準電圧を作り出すbgref(band gap reference)、及びクリスタルの出力信号を増幅して集積回路の内部に供給するclock−drvl(clock driver)を含むことを特徴とする請求項1記載の光マウス用単一集積回路。
- 前記アナログ/デジタルコンバータからのデータを1ビットに変換してフレームデータを減らすことにより、18×18×4ビット個又は18×18×8ビット個のラインバッファの大きさを18×18×1ビット個のラインバッファに減らしたことを特徴とする請求項1記載の光マウス用単一集積回路。
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