JP2001092588A - 改良したマウスの光学的サンプリング方法、及び、システム - Google Patents

改良したマウスの光学的サンプリング方法、及び、システム

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 改良マウス光学サンプリング方式を実現する
ための方法およびシステムを開示する。 【解決手段】 カウンタステートマシンを用いて、フォ
トトランジスタステートマシンを制御する。フォトトラ
ンジスタステートマシンをサンプリングレートにおいて
使用することにより、適切なマウス出力を決定する。サ
ンプリングレートを調整して、不良なデューティーサイ
クル制御に対するシステム感度を最小にする。さらにT
min値を調整することにより、各フォトトランジスタ
ステートマシン用デューティーサイクルを最適化する。
そしてマウス出力をコンピュータに提供する。この最適
化により、不良なデューティーサイクル制御に対する感
度を最小にし、マウスに使用する光学部品のダイナミッ
クレンジを拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータに使用するポインティングデバイスに関する。さ
らに詳しくは、コンピュータマウスに使用する光学部品
のダイナミックレンジを拡大可能な改良サンプリング方
式を実現する方法およびシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】ゾンマーの米国特許第5,256,91
3号(以下では第913号特許という)は、コンピュー
タマウスにおける動きの差異を検出するために用いる電
子部品および回路を開示する。第913号特許が詳述す
る通り、マウスは一般に発光ダイオード(LED)とフ
ォトトランジスタ(PTR)のペア等の光学部品を使っ
て動きを決定する。これら部品は大きな製造ばらつきを
有し、このばらつきはマウスの動きを決定する際に問題
を引き起こす。なぜならマウス電気系のダイナミックレ
ンジは狭いからである。
【0003】この製造ばらつきを克服するため、様々な
方法が用いられている。1方法は、光学部品をテストし
分類して、システム要件に合う部品を確実に選ぶ。LE
Dおよび光検出器(例えばフォトトランジスタ)は、同
一製造業者により同一機械によって同一日に製造されて
も、輝度や感度が広くばらつくことがある。例えばLE
Dは、同じ印加電力に対して個々の明るさにばらつきが
ある。また光検出器は、同じ光量に対して個々の検出能
力にばらつきがある。前記1方法は、明るいLEDと弱
い光検出器を組合せ、暗いLEDと強い光検出器を組み
合わせる。これにより光学部品の強さと弱さのバランス
を取る。この方法は部品を強さによって分類し容器に入
れる。製造業者は、適切な組合せの光学部品をマウスに
組み込むことができる。
【0004】他の方法は、複雑な電気回路を設計し、そ
れを用いてシステムゲインを動的に調整し、光学部品の
ばらつきを補償する。一般的なやり方は、抵抗を用いて
光学部品の強さと対応する信号とを制御することであ
る。製造中にマウス回路板を組み立て、そこに電力を供
給する。テスト装置によって信号強さを測定し、可変抵
抗を調整し、光学部品の強さと弱さを補償する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら各方法は、製造
に用いるには複雑で高価である。これら方法を使用して
製造ばらつきを克服すると、マウスの製造コストが著し
く上がり、マウスの製造に時間がかかり、利益を圧迫す
る。
【0006】本発明の目的は、コンピュータマウスに使
用する光学部品のダイナミックレンジを拡大可能な改良
マウス光学サンプリング方式を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の概要を説明す
る。本発明の発明の実施の形態は、コンピュータに使用
するマウスの動きを決定する方法である。少なくとも1
つのカウンタステートマシンを用いて少なくとも1つの
フォトトランジスタステートマシンを制御する。少なく
とも1つのフォトトランジスタステートマシンをサンプ
リングレートにおいて使用することにより、適切なマウ
ス出力を決定する。サンプリング毎に前記サンプリング
レートを調整し、不良なデューティーサイクル制御に対
するシステム感度を最低にすることが好ましい。さらに
Tmin値を調整することにより、各フォトトランジス
タステートマシンのデューティーサイクルを最適にす
る。そしてマウス出力をコンピュータに提供する。各フ
ォトトランジスタステートマシンのデューティーサイク
ルを最適化し、不良なデューティーサイクル制御に対す
るその感度を最低にすることにより、光学部品のダイナ
ミックレンジを拡大してマウスに適用できる。
【0008】もちろん本発明の実施の形態の方法および
システムは、他の要素およびまたはステップを含んでも
良い。
【0009】本明細書は他の発明の実施の形態も開示す
る。それら発明の実施の形態は全て請求の範囲に含まれ
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は、改良マウス光学サンプ
リング方式を実現する方法およびシステムを提供する。
このサンプリング方式は、コンピュータマウスに使用す
る光学部品のダイナミックレンジを拡大できる。特に本
発明は、動的サンプリングレートを用いることによって
従来技術の問題点を克服する。この動的サンプリングレ
ートは応答時間(Tmin)に依存し、この応答時間は
各サンプリング評価毎に調整することが好ましい。この
調整(すなわち学習)において、Tminを最大値から
最適値に調整するのに1サンプリングで良い。さらに本
発明は、高いTmin解像度を用いてマウス追跡性能を
向上させる。これを実現するため本発明は、デューティ
ーサイクルエラーを防止し、デューティーサイクル調整
範囲を良好にし、高速光学部品に対してより高速なサン
プリングレート(すなわち小さいTmin値)を提供す
る。このように本発明は従来技術の問題点を克服し、よ
り大きなダイナミックレンジの光学部品を製造業者がコ
ンピュータマウスに使うことを可能にする。
【0011】(定義)詳細な説明の前に、用語を定義し
て本発明の理解を助ける。
【0012】「調整部」とは、XYZ光検出器調整回路
である。
【0013】「ボタン論理部」とは、マウスの外部ボタ
ン(すなわちスイッチ)から入力を受け取り、それをア
プリケーションインタフェースに提供する標準回路であ
る。
【0014】「比較器」とは、2つの量を比較し、両者
の等価性を決定する装置である。
【0015】「カウンタ」とは、プログラミング変数、
ハードウエアチップ、またはハードウエアチップの一部
であり、カウントすべき対象を追跡する。
【0016】「カウンタステートマシン」とは、光学部
品サンプリングにおいて経過時間を監視するステートマ
シンである。
【0017】「デジタル解像度」とは、デジタル信号に
おいてサンプル値を記録するために使用するビット数で
ある。
【0018】「放電時間」とは、フォトトランジスタス
テートマシンが監視する全フォトトランジスタの電荷を
消滅させるために必要な時間である。
【0019】「デューティーサイクル」とは、フォトト
ランジスタの信号状態が論理レベル「高」にある時間の
パーセントである。一定速度で動いているマウスのフォ
トトランジスタの理想的デューティーサイクルは50%
である。
【0020】「発光ダイオード」(LED)とは、充電
すると光を発する半導体ダイオードである。
【0021】「マウス」とは、コンピュータユーザに対
してコンピュータへの位置データを入力することを可能
にするポインティングデバイスである。この位置データ
は、一般にグラフィックディスプレイにおける矢印や十
文字のアイコンの位置を特定するために使う。
【0022】「位相」とは、マウスの所定軸に使用する
2つの光検出器間の電気信号タイミングである。位相
は、マウス内の光源、光検出器、およびエンコーダホイ
ール間の関係で決まる。
【0023】「光検出器」とは、光ファイバ中の光パル
スを検出し、それを電気パルスに変換するデバイスであ
り、光導電性の原理を用いる。光導電性は、光にさらす
と導電性を変化させる物質に見られる。
【0024】「フォトトランジスタ」(PTR)とは、
光検出器の1種であり、光検出能力を持つトランジスタ
である。
【0025】「フォトトランジスタステートマシン」と
は、マウスの動きを決定する光検出器の出力を監視する
ステートマシンである。
【0026】「応答時間」(Tmin)とは、LEDを
点灯してから閾値電圧(Vth)以上の電圧を光検出器
が検出するのに要する最小時間である。
【0027】「サンプリングレート」とは、マウス等を
用いるデジタル化動作において、サンプルを抽出しそれ
をデジタル形式に変換する作業の頻度である。サンプリ
ング頻度は、抽出しようとするアナログ周波数の少なく
とも2倍でなければならない。
【0028】「ステートマシン」とは、有限ステートマ
シンとも呼び、動作状態に基づいて特定問題を解決する
装置である。ステートマシンは、アプリケーション用に
最小化、特化、および最適化する。例えばオーディオチ
ップ、ビデオチップ、イメージコントローラチップは、
ステートマシンとして設計することが多い。なぜならス
テートマシンは、汎用CPUに比べ、動作速度が速くコ
ストが低いからである。
【0029】「閾値を越える時間」(Tcross)と
は、光源の出力および対応する光検出器の入力が閾値電
圧を越えるのに要する時間である。前記閾値電圧は、論
理「0」と「1」とを区別する電圧である。
【0030】「ユニバーサルシリアルバス](USB)
とは、キーボード、マウス、ジョイスティック、スキャ
ナ、プリンタ、電話装置等の低速周辺機器用ハードウエ
アインタフェースである。
【0031】「XY学習部」とは、X軸およびY軸のT
min値を最大値にリセットするタイミングを決定する
回路である。
【0032】(汎用パーソナルコンピュータ)本発明に
基づくマウスは、汎用パーソナルコンピュータ等のコン
ピュータに使用する。本発明の実施に適したコンピュー
タ環境を図1に基づき広く簡単に説明する。まずコンピ
ュータ実行可能命令に関連して本発明を説明する。コン
ピュータ実行可能命令は、例えばプログラムモジュール
であり、パーソナルコンピュータ、シングルチップマイ
クロプロセッサ、特定用途IC等によって実行する。一
般にプログラムモジュールは、ルーチン、プログラム、
オブジェクト、部品、データ構造等を含み、特定のタス
クや特定の抽象データタイプを実行する。当業者には明
らかなように、本発明は携帯装置、マルチプロセッサシ
ステム、マイクロプロセッサベース家庭電子製品、プロ
グラム可能家庭電子製品、ネットワークPC、マイクロ
コンピュータ、メインフレームコンピュータ等にも適用
可能である。本発明は分散コンピューティング環境にお
いても実施できる。この環境は、通信ネットワークでリ
ンクした遠隔地の処理装置によってタスクを実行する。
分散コンピューティング環境は、局所記憶装置および遠
隔記憶装置にプログラムモジュールを配置できる。
【0033】図1は本発明を実施するシステム例を示
し、汎用コンピュータを含む。この汎用コンピュータ
は、従来のパーソナルコンピュータ20であり、プロセ
ッサ21と、システムメモリ22と、システムバス23
とを含む。システムバス23は、システムメモリ等の様
々なシステム部品をプロセッサ21に接続する。システ
ムバス23の構造は、どのようなタイプでも良い。例え
ばメモリバス、メモリコントローラ、周辺バス、ローカ
ルバス等のバス構成を用いることができる。システムメ
モリは、リードオンリメモリ(ROM)24とランダム
アクセスメモリ(RAM)25とを含む。基本入出力シ
ステム26(BIOS)は基本ルーチンを含む。この基
本ルーチンは、ROM24に格納し、起動時等にパーソ
ナルコンピュータ20内の各要素間の情報転送を支援す
る。パーソナルコンピュータ20は、ハードディスク
(図示せず)を読み書きするためのハードディスクドラ
イブ27をさらに含む。コンピュータ20は、取出し可
能磁気ディスク29を読み書きするための磁気ディスク
ドライブ28と、CDROM等の光媒体である取出し可
能光ディスク31を読み書きするための光ディスクドラ
イブ30とをさらに含む。ハードディスクドライブ27
と磁気ディスクドライブ28と光ディスクドライブ30
とは、各々ハードディスクドライブインタフェース32
と磁気ディスクドライブインタフェース33と光ドライ
ブインタフェース34とを介して、システムバス23に
接続する。これらドライブおよび関連するコンピュータ
読取り可能媒体は、コンピュータ読取り可能命令、デー
タ構造、プログラムモジュール、その他データを格納す
るための不揮発性記憶手段をパーソナルコンピュータ2
0に提供する。ここに例示した環境は、ハードディス
ク、取出し可能磁気ディスク29,および取出し可能光
ディスク31を使用するが、コンピュータアクセス可能
データを格納できる他のコンピュータ読取り可能媒体を
用いても良い。コンピュータ読取り可能媒体の例とし
て、磁気カセット、フラッシュメモリカード、デジタル
汎用ディスク、ベルヌーイカートリッジ、ランダムアク
セスメモリ(RAM)、リードオンリメモリ(ROM)
等がある。
【0034】ハードディスク、磁気ディスク29、光デ
ィスク31、ROM24、RAM25は、多くのプログ
ラムモジュールを格納できる。例えばオペレーティング
システム35,1つ以上のアプリケーションプログラム
36,その他プログラムモジュールや部品37,プログ
ラムデータ38等である。ユーザは、キーボード40や
ポインティングデバイス42等の入力装置を介して、パ
ーソナルコンピュータ20にコマンドや情報を入力す
る。他の入力装置(図示せず)には、マイクロフォン、
ジョイスティック、ゲームパッド、衛星アンテナ、スキ
ャナ等がある。これら入力装置は、システムバスに接続
したシリアルポートインタフェース46を介してプロセ
ッサ21に接続する場合が多い。しかしながらパラレル
ポート、ゲームポート、ユニバーサルシリアルバス(U
SB)等のインタフェースによって接続することもでき
る。モニタ47等の表示装置は、ビデオアダプタ48等
のインタフェースを介してシステムバス23に接続す
る。1つ以上のスピーカ57は、オーディオアダプタ5
6等のインタフェースを介してシステムバス23に接続
する。モニタおよびスピーカに加え、パーソナルコンピ
ュータは一般にプリンタ等の周辺出力装置(図示せず)
を含む。
【0035】パーソナルコンピュータ20は、ネットワ
ーク環境で動作させ、1つ以上の遠隔コンピュータへの
論理接続を使用することもできる。各遠隔コンピュータ
49は、パーソナルコンピュータ、サーバ、ルータ、ネ
ットワークPC、ピア装置、共通ネットワークノード等
である。各遠隔コンピュータ49は、前記パーソナルコ
ンピュータ20に関連して説明した要素の多くあるいは
全てを含む。ただし図1は記憶装置50のみを示す。図
1に示す論理接続は、ローカルエリアネットワーク(L
AN)51と、ワイドエリアネットワーク(WAN)5
2とを含む。このようなネットワーク環境は、事務所、
企業コンピュータネットワーク、イントラネット、およ
びインターネットにおいて普及している。図1におい
て、遠隔コンピュータ49は、ローカルエリアネットワ
ーク51を介してパーソナルコンピュータ20と通信す
る。また遠隔コンピュータ49は、ワイドエリアネット
ワーク52を介してパーソナルコンピュータ20と通信
する。
【0036】LAN環境で使用する場合、パーソナルコ
ンピュータ20は、ネットワークインタフェースまたは
アダプタ53を介してローカルネットワーク51に接続
する。WAN環境で使用する場合、パーソナルコンピュ
ータ20は、一般にモデム54等の手段を含み、インタ
ーネット等のワイドエリアネットワーク52を介して通
信を確立する。モデム54は内蔵または外付けであり、
シリアルポートインタフェース46を介してシステムバ
ス23に接続する。ネットワーク環境の場合、パーソナ
ルコンピュータ20のプログラムモジュールは、遠隔記
憶装置に格納しても良い。図示のネットワーク接続は例
であり、コンピュータ間の通信リンクは他の手段で確立
しても良い。
【0037】(マウスに使用可能な電子回路)図2は、
本発明に基づくマウスに使用可能な電子回路の概念図で
ある。コンピュータマウス42は、動きの差異を検出す
る回路部を有する。この回路部は、LED200等の光
源と光検出回路202とを共通に含む。この共通回路の
詳細は第913号特許を参照できる。
【0038】発明の背景で説明したように、第913号
特許は、コンピュータマウスにおける動きの差異を検出
するための電子部品と回路とを開示する。さらに第91
3号特許は、マウスに適用可能な特定デバイスおよび回
路を開示する。これらデバイスや回路は、低コストの光
源と光検出器のペア、単一チップマイクロプロセッサ、
特定用途IC等を用いる。当業者には明らかなように、
本発明の方法およびシステムは、第913号特許の1つ
以上のデバイスおよび回路を使用して実施することが好
ましい。従って第913号特許(図面および明細書を含
む)は参照によってここに組み込む。
【0039】(構造、状態情報、および本発明の性能)
図3は、本発明に適した特定用途IC(ASIC)の主
な機能ハードウエアモジュールを示す。アプリケーショ
ンインタフェース300,USB送受器302,USB
デバイスコア304、記述子ROM306、電圧調整器
308,発振器310,クロックリセット312,ボタ
ンロジック314の各モジュールは、当業者に良く知ら
れている。従ってこれらモジュール300〜314は説
明しない。一方マウス論理モジュール316は、本発明
に基づく基本要素を備えるため、詳細に説明する。
【0040】マウス論理モジュール316は、マウスパ
ケットデータを発生するために必要な全機能を実行す
る。このマウスパケットデータは、最終的にコンピュー
タ20に提供する。既知のボタン論理セル314に加
え、マウス論理モジュール316は、XYZ光ゲイン調
整論理セル318と、XYカウンタステートマシン32
0と、XY学習セル322と、Zカウンタステートマシ
ン324とを含む。
【0041】XYZ光ゲイン調整論理セル318の目的
は、各フォトトランジスタの光ゲイン(マウスが一定速
度で動いている際の)に関わらず、各光検出回路202
内の各フォトトランジスタのデューティーサイクルを約
50%にすることである。XYZ光ゲイン調整論理セル
318は、LED200をオンにし、光検出回路202
への入力すなわち光検出回路202内の各フォトトラン
ジスタへの入力を監視することにより、前記目的を達成
する。LED200を制御し各フォトトランジスタへの
入力を監視することにより、XYZ光ゲイン調整論理回
路318は、応答時間(Tmin)を調整するタイミン
グすなわちサンプリングレートを調整するタイミングを
決定できる。
【0042】このサンプリングレートは、各フォトトラ
ンジスタのゲインに依存する。本発明において、サンプ
リングレートはサンプリング時間と全フォトトランジス
タを放電する時間との和である。サンプリング時間は、
システム内の全フォトトランジスタの応答時間の2倍か
ら1を減算した値(2Tmin−1)の最大値である。
この動的サンプリングレートは、重要な特長である。T
min解像度が最悪の場合(Tmin値が小さいと解像
度が悪くなりデューティーサイクル調整が悪化する)、
サンプリングレートを増加させる。この動的サンプリン
グレートは、速い光学部品に対してダイナミックレンジ
を約2倍に拡大する。サンプリングレートが速いと、デ
ューティーサイクルに対するシステム感度が悪化するか
らである。各フォトトランジスタの放電時間は、一般に
約21μsec(667nsにおいて32カウント)で
ある。従って最大サンプリングレートは約192μse
cであり、公称サンプリングレートは標準動作周波数
1.5MHzにおいて約30μsecである。
【0043】マウスの各軸(すなわちX軸、Y軸、Z
軸)は個別に扱い、それぞれ独立していることが好まし
い。それにより各軸のサンプリングレート、サンプリン
グ時間、Tminを必要に応じて個別に監視し調整で
き、デューティーサイクルを最適にできる。フォトトラ
ンジスタのサンプリング毎にTmin調整(すなわち学
習)を行うことが好ましい。これによりTmin値を最
大値または他の値から現在の理想値へ即座に最適化でき
る。デューティーサイクルの最適化は、Tmin値に対
するデジタル解像度を高めれば、さらに強化できる。従
来技術は、わずか8個のTmin値しか利用できず、そ
れを使ってデューティーサイクルを調整しなければなら
ない。本発明は128個のTmin値を提供することに
より、従来例より約1600%も向上できる。この多数
のサンプリング点は、デューティーサイクル調整におい
て解像度を向上し、デューティーサイクルの理想値50
%からの逸脱を最小にする。
【0044】各軸におけるTmin値のデジタル解像度
を向上させるため、各フォトトランジスタに7ビットレ
ジスタ(すなわち2=128)を用いることが好まし
い。XYZ光ゲイン調整ロジックセル318は、サンプ
リング時間追跡用カウンタを含むことが好ましい。本実
施例は、最大サンプリング時間が255(すなわち2T
min−1)であり2=128であるため、8ビット
カウンタが好適である。XYZ光ゲイン調整ロジックセ
ル318は、少なくとも2個のフォトトランジスタステ
ートマシン328をさらに含む。これらステートマシン
は、各軸の各フォトトランジスタ出力を監視し、必要に
応じて各フォトトランジスタのTminを調整する。X
YZ光ゲイン調整論理セル318は、マウス42内の各
軸に対して2個のフォトトランジスタステートマシン3
28を有することが好ましい。XYZ光ゲイン調整論理
セル318のデジタル比較器は、必要に応じてカウンタ
のカウント値と各レジスタ内のTmin値とを比較す
る。
【0045】XY学習セル322は、X軸およびY軸に
関して1つ以上のTmin値をリセットできる。最大サ
ンプリング時間(すなわち256パケット)の間、軸上
での動きがなければ、その軸に対するTmin値は最大
値に設定することが好ましい。本実施例において、最大
Tmin値は128である。前記したように、Tmin
値を最大値に設定すればサンプリング時間とサンプリン
グレートが増加する。
【0046】図4は、本発明に使用する各カウンタステ
ートマシン320および324の動作例を示すフローチ
ャートである。カウンタステートマシン320および3
24は、それらが制御する各軸のマスタステートマシン
である。さらに詳しくは、カウンタステートマシン32
0および324は、各軸について、サンプリングレート
と、放電時間と、カウンタと、LED200と、フォト
トランジスタと、フォトトランジスタステートマシン3
28とを制御する。カウンタステートマシン320およ
び324を起動すると、自動ゼロ状態S400になる。
カウンタステートマシン320および324は、この状
態に所定時間(自動ゼロ時間または放電時間)とどま
り、光検出器の放電を確実に完了させる。次にカウンタ
ステートマシン320および324は、フォトトランジ
スタ解放状態S402に移り、各軸のフォトトランジス
タ等の光検出器を有効にする。各軸の各LED200等
の光源はS404においてオンにする。
【0047】次にカウンタステートマシン320および
324は、カウント状態S406へ進む。ステートマシ
ン320および324は、(a)現在のカウントがサン
プリング時間(すなわち2Tmin−1)以下であり
(b)該当軸の少なくとも1つのフォトトランジスタス
テートマシン328が遷移状態S500にあれば、カウ
ント状態S406にとどまる。(a)カウントがサンプ
リング時間以上か、あるいは(b)該当軸の全フォトト
ランジスタステートマシンがサンプリング完了状態S5
02であれば、ステートマシン320および324はL
EDオフ状態S408へ進む。該当軸のLED200等
の光源は、すべてS408においてオフにする。次にス
テートマシン320および324は、再学習許可状態S
410に移る。Tmin調整が必要であれば、状態S4
10において行う。最後にカウンタステートマシン32
0および324は、自動ゼロ状態S400に戻り、自動
ゼロ時間の経過を待つ。
【0048】図5は、本発明で使用する各フォトトラン
ジスタステートマシン328の動作例を示すフローチャ
ートである。各フォトトランジスタステートマシン32
8は、該当軸の1フォトトランジスタ出力を制御する。
さらに各フォトトランジスタステートマシンは、必要に
応じて各フォトトランジスタのTminを調整し、その
デューティーサイクルを最適化する。起動後、各フォト
トランジスタステートマシン328は遷移状態S500
に入る。遷移状態S500にある間、各フォトトランジ
スタステートマシン328は、該当フォトトランジスタ
と、適用可能Tmin値と、カウンタとを監視する。フ
ォトトランジスタステートマシン328は、(a)カウ
ンターのカウントがTminの2倍(すなわち2Tmi
n)未満であり(b)該当フォトトランジスタが低レベ
ル(すなわち閾値電圧を越えていない)であれば、遷移
状態S500にとどまる。(a)カウントがTminの
2倍(すなわち2Tmin)以上になるか、または
(b)該当フォトトランジスタの出力が高レベルになれ
ば、フォトトランジスタステートマシン328は遷移状
態S500を離れる。
【0049】カウントがTmin未満であってフォトト
ランジスタが高レベルS504であれば、該当軸の光検
出回路出力は「1」または「高」であり、フラグ(Ne
w_Tmin)をセットし、現在のTmin値が前に記
憶した値より速いことを示す。従ってサンプリング完了
状態S502の後、新しいTmin値を該当レジスタに
格納する。カウントがTmin値以上であってフォトト
ランジスタが高レベルであれば、該当軸の光検出器回路
出力は同様に「1」または「高」である。しかしながら
現在のTmin値は前に保存した値より速くないため、
新しいTmin値は保存しない。カウントが応答時間の
2倍(すなわち2Tmin)以上であってフォトトラン
ジスタが低レベルであれば、光検出器出力は「0」また
は「低」である。基本的にフォトトランジスタステート
マシン328は、対応するカウンタステートマシン32
0および324のスレーブである。
【0050】図6と図7は、本発明の大きな利点を示
す。マウスの追跡性能は、3つの主要要素の影響を受け
る。すなわち位相、デューティーサイクル制御、サンプ
リングレートである。光源(すなわちLED)と光検出
器(すなわちフォトトランジスタ)とエンコーダホイー
ルとの位置が、マウスの位相を決定する。これら位置が
理想値からずれると、位相は理想値90度からずれる。
デューティーサイクル制御(光ゲイン調整とも言う)
は、各フォトトランジスタのデューティーサイクルを、
その光ゲインに関わらず、50%を実現するよう試み
る。各軸において、位相およびデューティーサイクルの
組合せが最小状態幅を決定する。最後の要素であるサン
プリングレートは、マウスの動きを良好に追跡できるシ
ステムにおいて、前記最小状態幅を超えていなければな
らない。
【0051】図6は、従来のマウスのデューティーサイ
クル制御と追跡性能とのシミュレーション結果を示す。
図6(a)において、従来マウスのデューティーサイク
ルは、十分に制御されていない。従来技術の公称デュー
ティーサイクル制御は約60%であり、要求デューティ
ーサイクルの50%ではない。従って図6(b)に示す
ように、マウス追跡性能は悪い。その性能は、位相が最
適値90度からずれると、さらに悪化する。これらを図
7と比較すると、本発明の性能の高さが明らかになる。
【0052】図7は、本発明に基づくマウスのデューテ
ィーサイクル制御および追跡性能のシミュレーション結
果を示す。特に本発明のデューティーサイクル制御は、
小さなTcross値および大きなTcross値に対
して従来技術を大幅に改善する。図示の通り、デューテ
ィーサイクル制御は2〜90μsecの全Tcross
値について約50%である。このデューティーサイクル
改善は、Tminに対する高解像度と大きな遷移時間を
許容したことの結果である。この向上したデューティー
サイクル制御は、動的サンプリングレートとの組み合わ
せにより、1μs以下〜90μs以上についてほぼ10
0%の追跡性能を実現する。これは図7(b)に示すと
おりである。本発明システムは、総合ダイナミックレン
ジを従来の約6:1から約150:1へと向上させる。
【0053】すなわち本発明は、動的サンプリングレー
トを使用することにより、従来技術の限界および問題を
克服する。前記動的サンプリングレートは応答時間(T
min)に依存し、この応答時間はサンプルを評価する
たびに調整することが好ましい。この調整(すなわち学
習)において、Tminを最大値から最適値に調整する
ために必要なのは1サンプリングだけである。さらに本
発明は、より高いTmin解像度を使用することによ
り、デューティーサイクルエラーを防止し、デューティ
ーサイクル調整範囲を拡大し、高速光学部品に対してよ
り速いサンプリングレート(すなわちより小さなTmi
n値)を提供する。これらによってマウス追跡性能を向
上する。このように本発明は、コンピュータマウスに使
用する光学部品のダイナミックレンジを拡大する改良マ
ウス光学サンプリング方式を実現するための方法および
システムを提供する。
【0054】(発明の範囲)特定の発明の実施の形態に
基づき本発明を説明してきたが、当業者には明らかなよ
うに、本発明を理解しその原理を利用すれば、本発明の
請求範囲を逸脱することなく、多くの修正、発明の実施
の形態、変更形態が可能である。これらは全て、本発明
に含まれるべきものである。従って本明細書および図面
は、本発明を制限するものではなくそれを例示するに過
ぎない。本発明は、請求の範囲によってのみ制限され
る。
【図面の簡単な説明】
本発明に基づく部品および処理の具体的形態を発明の実
施の形態および添付図面に基づき詳細に説明する。
【図1】本発明に使用可能な汎用コンピュータシステム
を示すブロック図である。
【図2】コンピュータマウスの動きの差異を検出する部
分を示すブロック図である。
【図3】本発明に使用可能なマウス部品の例を示すブロ
ック図である。
【図4】カウンタステートマシンの処理例を示すフロー
チャートである。
【図5】フォトトランジスタステートマシンの処理例を
示すフローチャートである。
【図6】従来マウスのデューティーサイクル制御および
追跡性能のシミュレーション結果を示すグラフである。
【図7】本発明マウスのデューティーサイクル制御およ
び追跡性能のシミュレーション結果を示すグラフであ
る。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)少なくとも1つのカウンタステー
    トマシンを用いて少なくとも1つのフォトトランジスタ
    ステートマシンを制御するステップと、 (b)前記少なくとも1つのフォトトランジスタステー
    トマシンをサンプリングレートにおいて使用することに
    よりマウスの適切な出力を決定するステップと、 (c)前記サンプリングレートを調整することによりデ
    ューティーサイクルエラーに対する前記少なくとも1つ
    のフォトトランジスタステートマシンの感度を下げるス
    テップと、 (d)前記マウスの出力をコンピュータに提供するステ
    ップとを有することを特徴とするコンピュータに使用す
    るマウスの動きを決定する方法。
  2. 【請求項2】 前記マウスが、少なくとも1つの比較器
    と、少なくとも1つの発光ダイオードと、少なくとも1
    つのフォトトランジスタと、カウンタ出力を生成する少
    なくとも1つのカウンタと、少なくとも1つの軸とを含
    み、前記少なくとも1つのカウンタステートマシンを用
    いる(a)のステップが、 (a)前記フォトトランジスタを放電するステップと、 (b)前記比較器を有効にするステップと、 (c)前記発光ダイオードをオンにするステップと、 (d)前記カウンタを使用して時間をカウントするステ
    ップと、 (e)前記発光ダイオードをオフにするステップとをさ
    らに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 前記少なくとも1つのフォトトランジス
    タステートマシンを使用して前記マウスの適切な出力を
    決定する(b)のステップが、 (a)前記フォトトランジスタと前記カウンタとの出力
    を監視するステップと、 (b)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)未満で
    あり前記フォトトランジスタ出力が高レベルであれば前
    記マウス出力を第1の値と決定するステップと、 (c)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)以上で
    あり前記フォトトランジスタ出力が高レベルであれば前
    記マウス出力を前記第1の値と決定するステップと、 (d)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)の2倍
    以上であれば前記マウス出力を第2の値と決定するステ
    ップと、 (e)前記マウス出力を前記コンピュータへ提供するス
    テップとをさらに有することを特徴とする請求項2に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 前記カウンタ出力が応答時間(Tmi
    n)未満であり前記フォトトランジスタ出力が高レベル
    であれば前記マウス出力を第1の値と決定する(b)の
    ステップが、前記応答時間(Tmin)は動作中に観測
    した最速値であることを示すフラグを設定するステップ
    をさらに有することを特徴とする請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 前記応答時間(Tmin)が少なくとも
    128値のデジタル解像度を有することを特徴とする請
    求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記フォトトランジスタと前記カウンタ
    とを監視する(a)のステップが、サンプリング時間と
    放電時間との和と等しいサンプリングレートで行われる
    ことを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記サンプリングレートが、前記フォト
    トランジスタのゲインに基づいて動的に調整されること
    を特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記サンプリング時間が、前記応答時間
    の2倍から1を引いた値(2Tmin−1)であり、前
    記放電時間が、前記少なくとも1つのフォトトランジス
    タの各放電に必要な時間であることを特徴とする請求項
    6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記サンプリングレートが、22m秒以
    上190m秒以下であることを特徴とする請求項7に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 前記放電時間が、約21m秒であるこ
    とを特徴とする請求項7に記載の方法。
  11. 【請求項11】 マウスが、少なくとも1つの比較器
    と、複数の発光ダイオードと、複数のフォトトランジス
    タと、カウンタ出力を生成する少なくとも1つのカウン
    タと、互いに独立した複数の軸とを有し、 (a)前記フォトトランジスタを放電するステップと、 (b)前記比較器を有効にするステップと、 (c)前記発光ダイオードをオンにするステップと、 (d)前記カウンタを使用して応答時間(Tmin)の
    2倍までカウントするステップと、 (e)サンプリング時間と放電時間との和であるサンプ
    リングレートにおいて前記フォトトランジスタと前記カ
    ウンタとの出力を監視するステップと、 (f)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)未満で
    あり前記フォトトランジスタ出力が高レベルであれば、
    前記マウス出力を第1の値に決定するステップと、 (g)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)以上で
    あり前記フォトトランジスタ出力が高レベルであれば、
    前記マウス出力を前記第1の値に決定するステップと、 (h)前記カウンタ出力が応答時間(Tmin)以上で
    あり前記フォトトランジスタ出力が高レベルであれば、
    前記応答時間(Tmin)は動作中に観測した最速値で
    あるため、前記応答時間(Tmin)を前記カウンタ出
    力に等しくするステップと、 (i)前記カウンタ出力が前記応答時間(Tmin)の
    2倍以上であれば、前記マウス出力を第2の値に決定す
    るステップと、 (j)前記マウス出力を前記コンピュータに提供するス
    テップと、 (k)前記発光ダイオードをオフにするステップとを有
    することを特徴とするコンピュータに使用するマウスの
    動きを決定する方法。
  12. 【請求項12】 前記フォトトランジスタ出力が所定時
    間低ければ、前記応答時間(Tmin)を最大値に等し
    くするステップをさらに有することを特徴とする請求項
    10に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記サンプリング時間が、前記応答時
    間の2倍から1を引いた値(2Tmin−1)であり、
    前記放電時間が、前記フォトトランジスタすべての放電
    に必要な時間であることを特徴とする請求項11に記載
    の方法。
  14. 【請求項14】 前記放電時間が、約21μ秒であり、
    前記応答時間(Tmin)が、少なくとも128値のデ
    ジタル解像度を有することを特徴とする請求項13に記
    載の方法。
  15. 【請求項15】 ボタンデータ情報と動き情報とを含む
    マウス出力をコンピュータに提供するマウス論理システ
    ムであって、 (a)前記動き情報を決定する調整部と、 (b)前記調整部にカウンタ状態情報を提供する少なく
    とも1つのカウンタステートマシンと、 (c)前記調整部と連絡し、X軸およびY軸応答時間
    (Tmin)の値を最大値にリセットする時期を決定す
    るXY学習部と、 (d)外部のマウススイッチに関するボタンデータ情報
    を提供するボタン論理部とを備え、 前記動き情報と前記ボタンデータ情報とを前記マウス論
    理システムから前記コンピュータへ提供することを特徴
    とするマウス論理システム。
  16. 【請求項16】 前記調整部が、少なくとも1つのフォ
    トトランジスタステートマシンを含み、前記フォトトラ
    ンジスタステートマシンが、前記調整部に含まれる各フ
    ォトトランジスタの出力を決定すると共に各前記フォト
    トランジスタの応答時間(Tmin)を必要に応じて調
    整することを特徴とする請求項15に記載の論理システ
    ム。
  17. 【請求項17】 前記少なくとも1つのカウンタステー
    トマシンが、前記少なくとも1つのフォトトランジスタ
    ステートマシンのサンプリングレート、各前記フォトト
    ランジスタの放電時間、カウンタ、および少なくとも1
    つの発光ダイオードのうち少なくとも1つを制御するこ
    とを特徴とする請求項16に記載の論理システム。
  18. 【請求項18】 前記少なくとも1つのカウンタステー
    トマシンが、各前記少なくとも1つのフォトトランジス
    タステートマシンを制御することを特徴とする請求項1
    7に記載の論理システム。
  19. 【請求項19】 ボタンデータ情報と動き情報とを含む
    マウス出力をコンピュータに提供するマウス論理システ
    ムであって、 (a)前記動き情報を決定する調整部であって、少なく
    とも1つのフォトトランジスタステートマシンを含み、
    該フォトトランジスタステートマシンが前記調整部に含
    まれる各フォトトランジスタの出力を決定すると共に各
    前記フォトトランジスタの応答時間(Tmin)を必要
    に応じて調整する、該調整部と、 (b)前記少なくとも1つのフォトトランジスタステー
    トマシンのサンプリングレート、各前記フォトトランジ
    スタの放電時間、カウンタ、および少なくとも1つの発
    光ダイオードのうち少なくとも1つを制御する、少なく
    とも1つのカウンタステートマシンと、 (c)前記調整部と連絡し、X軸およびY軸応答時間
    (Tmin)値を最大値にリセットする時期を決定する
    XY学習部と、 (d)外部のマウススイッチに関するボタンデータ情報
    を提供するボタン論理部とを備え、 前記動き情報と前記ボタンデータ情報とを前記マウス論
    理システムから前記コンピュータへ提供することを特徴
    とするマウス論理システム。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも1つのカウンタステー
    トマシンが、各前記少なくとも1つのフォトトランジス
    タステートマシンを制御することを特徴とする請求項1
    9に記載の論理システム。
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