JP2004127102A - 注文票発行装置 - Google Patents
注文票発行装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004127102A JP2004127102A JP2002292598A JP2002292598A JP2004127102A JP 2004127102 A JP2004127102 A JP 2004127102A JP 2002292598 A JP2002292598 A JP 2002292598A JP 2002292598 A JP2002292598 A JP 2002292598A JP 2004127102 A JP2004127102 A JP 2004127102A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- item
- setting
- order
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
Abstract
【課題】プリント注文を行うための注文票(スタッファ)をカスタマイズすることで、プリントサービスの向上を図ることである。
【解決手段】注文票発行装置1は、ポストカードに使用する装飾デザイン毎に、装飾デザインが適用される注文客の属性(年代、性別)、ポストカードの種類(大カテゴリ)、ポストカードの利用目的(サブカテゴリ)等を設定し、設定内容に見合った装飾デザインが掲載されたスタッファを発行する。
【選択図】 図3
【解決手段】注文票発行装置1は、ポストカードに使用する装飾デザイン毎に、装飾デザインが適用される注文客の属性(年代、性別)、ポストカードの種類(大カテゴリ)、ポストカードの利用目的(サブカテゴリ)等を設定し、設定内容に見合った装飾デザインが掲載されたスタッファを発行する。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像のプリント注文のための注文票を発行する注文票発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィルムに記録された撮影画像や、CD−Rやメモリカード等の記録媒体に記録された画像データのプリントを行うプリントサービスが展開されている。プリント注文の方法は様々あるが、その一つとして、プリント注文を行う客が、プリントサービスを提供している写真専門店や取次店の店頭等に置かれたスタッファと呼ばれる注文票に必要事項を記入し、写真専門店や取次店の店頭にてプリント注文を行う方法がある。このスタッファには、プリントに使用可能なデザインのサンプル(テンプレート)が掲載されるとともに、これらのデザインを参照してプリント注文を行うための記入フォームが設けられている。また、通信ネットワークを利用してプリント注文を行う方法もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−275065号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスタッファを用いたプリント注文にあっては、プリント注文客の属性(年齢、性別等)に関係無く、プリントサービスの窓口となる全ての店舗で同一のスタッファを提供しているため、スタッファの自由度が少ないという問題があった。従って、プリント注文客は、自分の希望に添わないデザインが多く掲載されたスタッファを利用してプリント注文を行わなければならなかった。また、通信ネットワークを利用したプリントサービス(特許文献1)においても、客の好みに合うスタッファ(注文票)を提供する手段がなかった。
【0005】
本発明の課題は、プリント注文を行うための注文票(スタッファ)をカスタマイズすることで、プリントサービスの向上を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
画像のプリント注文のための注文票を発行する注文票発行装置において、
プリントに使用する装飾デザイン毎に、プリント注文を行う客の属性を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された内容を記憶する記憶手段と、
プリント注文を行う客の属性を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された客の属性に対応する装飾デザインのデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された装飾デザインのデータに基づいて注文票を印刷出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、プリント注文を行う客の属性に見合った装飾デザインが掲載された注文票の出力が可能になることにより、自由度に富んだ注文票が発行可能になり、プリントサービスの向上を図ることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記設定手段は、前記画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に、価格を更に設定することを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に価格を設定することにより、プリント注文を促進させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用した注文票発行装置1の主要部構成を示すブロック図である。注文票発行装置1は、プリントサービスを提供している写真専門店や取次店に設置され、図1に示すように、CPU11、表示部12、操作部13、メディア入力部14、記憶部15、印字部16、通信部17により構成され、各部は、バス18により接続されている。
【0012】
CPU11は、記憶部15に格納された各種処理プログラムに従って、注文票発行装置1の各部の動作を集中制御する。具体的には、CPU11は、操作部13の操作によりスタッファの出力条件(出力フォーマット、ポストカードのカテゴリ、客の属性等)が入力されると、記憶部15に格納されたテンプレートデータ(後述)から、入力されたスタッファの出力条件に見合うテンプレートデータを読み出し、印字部16に対し、スタッファの印刷出力を指示する。なお、CPU11は、特許請求の範囲における読出手段としての機能を有する。
【0013】
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU11から入力される表示信号に従って、所要の表示処理を行う。表示部12における画面表示例を図3及び図4に示す。
【0014】
操作部13は、マウスや、テンキー、カーソルキー、各種ファンクションキー等を有し、マウスやキーの操作による操作信号をCPU11に出力する。なお、操作部13は、表示部12のLCDと一体になったタッチパネルを含んだ構成としてもよい。なお、操作部13は、特許請求の範囲における設定手段及び指定手段としての機能を有する。
【0015】
メディア入力部14は、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、マルチメディアカード(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)、PCカード等のメモリカードが装着可能な構成となっている。
【0016】
また、メディア入力部14は、フィルム画像やプリント画像を読み取るためのスキャナを備えている。このスキャナは、発光部、CCD(Charge Coupled Device)、A/Dコンバータ(何れも図示略)等を備えている。発光部は、フィルムやプリントに光を照射し、フィルムやプリントに記録された撮影画像を撮像光として出力する。CCDは、発光部から出力された撮像光(光信号)を光電変換により電気信号(アナログ信号)に変換する。A/Dコンバータは、このアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。なお、メディア入力部14を、注文票発行装置1の本体と別体にして設けるようにしてもよい。
【0017】
記憶部15は、CPU11により実行される各種処理プログラム及びこれらの処理プログラムの実行時に使用されるデータ等を格納している。また、記憶部15は、ポストカード等に使用する装飾デザインのテンプレートデータを所定のフォルダに格納している。ポストカード等に使用する装飾デザインとは、ポストカードにはめ込む画像の周囲に使用するデザインであり、例えば、植物、動物、アニメのキャラクター、文字、自然の風景等の画像を含む。以下、簡略化のため、ポストカードに使用する装飾デザインを「デザイン」と称す。
【0018】
記憶部15に格納されるテンプレートデータには、店舗側で独自に作成したテンプレートデータが含まれる。記憶部15に記憶されるテンプレートデータは、通信ネットワークを介して、プリントサービスを管理する管理サーバに登録される。また、記憶部15は、テンプレートデータ毎に、プリント料金データ、ポストカードのカテゴリデータ及びプリント注文客の属性データを対応付けて記憶している。これら、プリント料金データ、カテゴリデータ及びプリント注文客の属性データは、後述のスタッファ設定・出力処理(図2参照)において、テンプレートデータ毎に設定される。
【0019】
なお、記憶部15に格納された各種処理プログラムや各種データを、通信部17を介して外部機器に格納するようにしてもよい。また、記憶部15を複数設け、属性データとテンプレートデータを別々に格納するようにしてもよい。なお、記憶部15は、特許請求の範囲における記憶手段としての機能を有する。
【0020】
印字部16は、給紙部(図示略)と排紙部(図示略)等を備え、CPU11から入力される制御信号に従って、印刷用紙に注文票(スタッファ)を印刷出力する。印字部16における印刷方式は、インクジェット方式やレーザー方式等が適用される。なお、印字部16を、注文票発行装置1の本体と別体にして設けるようにしてもよい。なお、印字部16は、特許請求の範囲における出力手段としての機能を有する。
【0021】
通信部17は、モデム(MODEM:Modulater/DEModulater)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信ネットワークを介して、外部機器と通信を行うための通信制御を行う。注文票発行装置1に通信接続される外部機器には、プリントサービス全体を管理する管理サーバや、実際にプリントを生成するラボ内の端末が含まれる。この管理サーバは、ラボ内に設置されていてもよい。
【0022】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図2のフローチャートを参照して、注文票発行装置1において実行されるスタッファ設定・出力処理について説明する。以下のフローチャートでは、ポストカード用のスタッファを出力する場合について説明する。
【0023】
まず、注文票発行装置1は、プリントサービスを管理する管理サーバから、通信ネットワークを介して、登録済みテンプレートデータをダウンロードする(ステップS1)。
【0024】
テンプレートデータがダウンロードされると、表示部12には、登録内容確認画面、テンプレートデータの追加を行うための画面(追加設定画面)、テンプレートデータの変更(変更画面)を行うための画面及びテンプレートデータの削除を行うための画面が表示される(ステップS2)。表示部12に表示された画面上で、操作部13の操作により、テンプレートデータの追加、変更及び削除が行われる(ステップS3)。
【0025】
図3に、テンプレートデータの追加を行うための画面(追加設定画面)を示す。この追加設定画面は、図3に示すように、「追加するテンプレートデータのパス」、「テンプレートの名称」、「デフォルト料金設定」、「カテゴリ設定」及び「属性設定」の各項目から構成されている。
【0026】
「追加するテンプレートデータのパス」項目には、記憶部15に格納されたテンプレートデータのうち、ポストカードに使用するデザインとして追加登録するテンプレートデータのパスを入力する空欄が設けられている。追加登録するテンプレートデータのパスが分からない場合は、空欄に隣接する「参照」ボタンを操作することにより、対象となるテンプレートデータを入力することができる。
【0027】
「テンプレートの名称」項目は、該当するテンプレートの名称を設定する項目で、テンプレートの名称を入力する空欄が設けられている。
【0028】
「デフォルト料金設定」項目は、「追加するテンプレートデータのパス」項目でパスが入力されたテンプレート(以下、「追加対象テンプレート」と称す)に適用するプリント料金及びオプション項目を設定するための項目であり、「プリント料金」項目及び「オプション設定」項目から構成される。
【0029】
「デフォルト料金設定」項目内の「プリント料金」項目は、ポストカードに、追加対象テンプレートが示すデザインが適用された場合のデフォルトのプリント料金を設定するための項目である。この「プリント料金」項目には、プリントの単価を入力する欄が設けられているとともに、10枚分、50枚分及び100枚分のパック料金を入力する欄が設けられている。
【0030】
「デフォルト料金設定」項目内の「オプション設定」項目は、「プリント料金」項目で設定した料金が適用されるオプション項目を設定するための項目で、技術料金、文字入れ料金及び自由文字入れ料金の各オプション項目から構成される。各オプション項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「オプション設定」項目を構成する各オプション項目は、上述の項目(技術料金、文字入れ料金及び自由文字入れ料金)に限定されない。また、「オプション設定」項目内で、複数の項目が指定可能である。
【0031】
「カテゴリ設定」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用されるポストカードのカテゴリ(種類、利用目的)を設定するための項目で、「大カテゴリ」項目及び「サブカテゴリ」項目から構成される。
【0032】
「カテゴリ設定」項目内の「大カテゴリ」項目は、ポストカードの種類を設定するための項目で、「年賀状」、「αメール(夏)」及び「通年」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。ここで、「αメール(夏)」は、季節が夏に限定されたデザイン(暑中見舞い等)のポストカードを示す。例えば、追加対象テンプレートが示すデザインがスイカの絵である場合、スイカは夏にふさわしい絵であるため、ポストカードの種類として、αメール(夏)項目が指定される。「通年」とは、年賀状やαメール(夏)のように利用する季節が限定されたデザインのポストカードではなく、季節を問わず年中適用可能なデザインのポストカードを示す。なお、「大カテゴリ」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。また、「大カテゴリ」項目内で、複数の項目(例えば、αメール(夏)及び通年)が指定可能である。
【0033】
「カテゴリ設定」項目内の「サブカテゴリ」項目は、ポストカードの利用目的を設定するための項目で、「一般」、「結婚」、「誕生」、「転居」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「サブカテゴリ」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。例えば、引越し用や入学祝用の項目を含むようにしてもよい。また、「サブカテゴリ」項目内で、複数の項目が指定可能である。
【0034】
「属性設定」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインを適用する客の属性を設定するための項目で、「年代」、「性別」及び「職業」の各項目から構成される。なお、「属性設定」項目を構成する項目は、これらの項目に限定されない。例えば、趣味等の項目を含むようにしてもよい。
【0035】
「属性設定」項目内の「年代」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の年齢層を設定するための項目であり、「全て」、「10代」、「20代」、「30代」、「40代」、「50代」及び「60代以上」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。例えば、追加対象テンプレートが示すデザインが、子供向けのアニメのキャラクターである場合、「10代」項目がチェックされる。なお、「年代」項目内で、複数の項目(例えば、10代及び20代)が指定可能である。
【0036】
「属性設定」項目内の「性別」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の性別を設定するための項目であり、「全て」、「男性」及び「女性」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。ここで、「全て」項目は、男性及び女性の両方を指定するためのものである。
【0037】
「属性設定」項目内の「職業」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の職業を設定するための項目であり、「全て」、「学生」及び「会社員」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「職業」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。また、「職業」項目で、複数の項目が指定可能である。
【0038】
ステップS3において、テンプレートデータの追加、変更、削除が行われ、画面右下の「決定」ボタンがマウスのクリック操作により指定されると(ステップS4;YES)、CPU11は、追加対象テンプレートデータを管理サーバに登録する内容として決定し(ステップS5)、そのテンプレートデータを管理サーバにアップロードする(ステップS6)。ステップS3においてテンプレートデータが変更された場合は、ステップS5では、変更されたテンプレートデータが管理サーバにアップロードされる。ステップS3において、テンプレートデータが削除された場合は、ステップS5では、対象となっているテンプレートデータが削除されたことを示すデータが管理サーバにアップロードされる。
【0039】
また、ステップS4において、「決定」ボタンが指定されると、図3の追加設定画面上で設定された内容や、変更画面(図示略)上で設定された内容が、記憶部15に記憶される。
【0040】
図3の追加設定画面上で設定された内容や、変更画面(図示略)上で設定された内容に基づいて、スタッファを印刷する場合、まず、操作部13の操作により、表示部12には、図4に示すように、スタッファの出力条件を入力するための入力画面が表示される。
【0041】
図4の入力画面は、「出力フォーマット」、「枚数」、「カテゴリ選択」及び「属性選択」の各項目から構成される。
【0042】
「出力フォーマット」項目は、スタッファの出力フォーマットを指定するための項目で、「用紙サイズ」、「テンプレート並び数」及び「背景デザインの種類」の各項目から構成される。
【0043】
「出力フォーマット」項目内の「用紙サイズ」項目は、スタッファに用いる用紙のサイズを指定するための項目で、「A4」及び「A3」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。「テンプレートの並び数」項目は、一枚のポストカード内に並べるテンプレートの数を指定するための項目で、テンプレートを縦及び横に並べる個数を入力するための空欄が設けられている。「背景デザインの種類」項目は、出力されるスタッファの背景デザインの種類を指定するための項目で、「白地」、「うすいブルー」及び「花柄」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。
【0044】
図4の入力画面において、「枚数」項目には、出力するスタッファの枚数を入力するための空欄が設けられている。
【0045】
図4において、「カテゴリ選択」項目は、ポストカードのカテゴリ(種類、利用目的)を指定するための項目で、「大カテゴリ」項目及び「サブカテゴリ」項目から構成される。「大カテゴリ」項目内の内容及び「サブカテゴリ」項目内の内容は、それぞれ、図3の「カテゴリ設定」項目内の「大カテゴリ」、「サブカテゴリ」の内容と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0046】
また、図4において、「属性選択」項目は、出力するスタッファを利用する客(プリント注文客)の属性を選択するための項目で、「年代」、「性別」及び「職業」の各項目から構成される。「年代」、「性別」及び「職業」の各項目の内容は、それぞれ、図3の「属性設定」内の「年代」、「性別」、「職業」の内容と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0047】
図4に示した入力画面上で、スタッファの出力条件として、出力フォーマット、枚数、カテゴリ、属性が入力され(ステップS7)、画面右下の「出力」ボタンがマウスのクリック操作により指定されると(ステップS8;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶されたテンプレートデータの中から、ステップS7で入力されたスタッファの出力条件に見合うデザインのテンプレートデータを全て読み出す。
【0048】
次いで、CPU11は、読み出した全てのテンプレートデータに対応するデザインを印刷するための制御信号を印字部16に出力する。印字部16は、CPU11から出力された制御信号に従って、該当するテンプレートデータに対応するデザインを全て掲載したスタッファを印刷出力し(ステップS9)、本スタッファ設定・出力処理を終了する。
【0049】
図2のスタッファ設定・出力処理によって印刷出力されたスタッファの一例を図5に示す。図5は、スタッファの出力条件として、「用紙サイズ」をA4、「テンプレートの並び数」を縦3横3、「背景デザインの種類」を白地、「大カテゴリ」を通年、「サブカテゴリ」を結婚、「年代」を20代及び30代、「性別」を全て、「職業」を全てに設定した場合に印刷出力されるスタッファの例である。
【0050】
以上のように、本実施の形態の注文票発行装置1によれば、ポストカードで使用するデザイン毎に、プリント注文を行う客の属性を設定し、客の属性に見合ったデザインが掲載されたスタッファを発行することにより、プリントサービスを向上させることができる。また、客の属性以外に、ポストカードで使用するデザイン毎に、ポストカードの種類や利用目的等も設定することにより、自由度に富んだスタッファを提供することができる。
【0051】
また、ポストカードで使用するデザイン毎に、プリント料金を設定することで、店舗毎に独自のプリント料金(例えば、ディスカウント価格)でプリントサービスを提供でき、プリント注文を促進させることができる。特に、店舗毎に独自に作成したテンプレートを用意し、そのテンプレート毎に、客の属性及びプリント料金を設定することにより、更に自由度に富んだスタッファを提供でき、プリントサービスを一層向上させることができる。
【0052】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0053】
例えば、本実施の形態では、ポストカードにおけるプリント注文を行う場合を示したが、本発明は、ポストカード以外のプリント注文においても適用可能である。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プリント注文を行う客の属性に見合った装飾デザインが掲載された注文票の出力が可能になることにより、自由度に富んだ注文票が発行可能になり、プリントサービスの向上を図ることができる。
【0055】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に価格を設定することにより、プリント注文を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した注文票発行装置1の主要部構成を示すブロック図。
【図2】本実施の形態の注文票発行装置1において実行されるスタッファ設定・出力処理を示すフローチャート。
【図3】テンプレートデータの追加を行うための画面を示す図。
【図4】スタッファの出力条件の入力画面を示す図。
【図5】図2のスタッファ設定・出力処理によって印刷出力されたスタッファの一例を示す図。
【符号の説明】
1 注文票発行装置
11 CPU
12 表示部
13 操作部
14 メディア入力部
15 記憶部
16 印字部
17 通信部
18 バス
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像のプリント注文のための注文票を発行する注文票発行装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、フィルムに記録された撮影画像や、CD−Rやメモリカード等の記録媒体に記録された画像データのプリントを行うプリントサービスが展開されている。プリント注文の方法は様々あるが、その一つとして、プリント注文を行う客が、プリントサービスを提供している写真専門店や取次店の店頭等に置かれたスタッファと呼ばれる注文票に必要事項を記入し、写真専門店や取次店の店頭にてプリント注文を行う方法がある。このスタッファには、プリントに使用可能なデザインのサンプル(テンプレート)が掲載されるとともに、これらのデザインを参照してプリント注文を行うための記入フォームが設けられている。また、通信ネットワークを利用してプリント注文を行う方法もある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−275065号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスタッファを用いたプリント注文にあっては、プリント注文客の属性(年齢、性別等)に関係無く、プリントサービスの窓口となる全ての店舗で同一のスタッファを提供しているため、スタッファの自由度が少ないという問題があった。従って、プリント注文客は、自分の希望に添わないデザインが多く掲載されたスタッファを利用してプリント注文を行わなければならなかった。また、通信ネットワークを利用したプリントサービス(特許文献1)においても、客の好みに合うスタッファ(注文票)を提供する手段がなかった。
【0005】
本発明の課題は、プリント注文を行うための注文票(スタッファ)をカスタマイズすることで、プリントサービスの向上を図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、
画像のプリント注文のための注文票を発行する注文票発行装置において、
プリントに使用する装飾デザイン毎に、プリント注文を行う客の属性を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された内容を記憶する記憶手段と、
プリント注文を行う客の属性を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された客の属性に対応する装飾デザインのデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された装飾デザインのデータに基づいて注文票を印刷出力する出力手段と、
を備えることを特徴としている。
【0007】
請求項1記載の発明によれば、プリント注文を行う客の属性に見合った装飾デザインが掲載された注文票の出力が可能になることにより、自由度に富んだ注文票が発行可能になり、プリントサービスの向上を図ることができる。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記設定手段は、前記画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に、価格を更に設定することを特徴としている。
【0009】
請求項2記載の発明によれば、画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に価格を設定することにより、プリント注文を促進させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
まず、構成を説明する。
【0011】
図1は、本発明を適用した注文票発行装置1の主要部構成を示すブロック図である。注文票発行装置1は、プリントサービスを提供している写真専門店や取次店に設置され、図1に示すように、CPU11、表示部12、操作部13、メディア入力部14、記憶部15、印字部16、通信部17により構成され、各部は、バス18により接続されている。
【0012】
CPU11は、記憶部15に格納された各種処理プログラムに従って、注文票発行装置1の各部の動作を集中制御する。具体的には、CPU11は、操作部13の操作によりスタッファの出力条件(出力フォーマット、ポストカードのカテゴリ、客の属性等)が入力されると、記憶部15に格納されたテンプレートデータ(後述)から、入力されたスタッファの出力条件に見合うテンプレートデータを読み出し、印字部16に対し、スタッファの印刷出力を指示する。なお、CPU11は、特許請求の範囲における読出手段としての機能を有する。
【0013】
表示部12は、LCD(Liquid Crystal Display)やCRT(Cathode Ray Tube)等により構成され、CPU11から入力される表示信号に従って、所要の表示処理を行う。表示部12における画面表示例を図3及び図4に示す。
【0014】
操作部13は、マウスや、テンキー、カーソルキー、各種ファンクションキー等を有し、マウスやキーの操作による操作信号をCPU11に出力する。なお、操作部13は、表示部12のLCDと一体になったタッチパネルを含んだ構成としてもよい。なお、操作部13は、特許請求の範囲における設定手段及び指定手段としての機能を有する。
【0015】
メディア入力部14は、メモリスティック(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、コンパクトフラッシュ(登録商標)、マルチメディアカード(登録商標)、SDメモリカード(登録商標)、PCカード等のメモリカードが装着可能な構成となっている。
【0016】
また、メディア入力部14は、フィルム画像やプリント画像を読み取るためのスキャナを備えている。このスキャナは、発光部、CCD(Charge Coupled Device)、A/Dコンバータ(何れも図示略)等を備えている。発光部は、フィルムやプリントに光を照射し、フィルムやプリントに記録された撮影画像を撮像光として出力する。CCDは、発光部から出力された撮像光(光信号)を光電変換により電気信号(アナログ信号)に変換する。A/Dコンバータは、このアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換する。なお、メディア入力部14を、注文票発行装置1の本体と別体にして設けるようにしてもよい。
【0017】
記憶部15は、CPU11により実行される各種処理プログラム及びこれらの処理プログラムの実行時に使用されるデータ等を格納している。また、記憶部15は、ポストカード等に使用する装飾デザインのテンプレートデータを所定のフォルダに格納している。ポストカード等に使用する装飾デザインとは、ポストカードにはめ込む画像の周囲に使用するデザインであり、例えば、植物、動物、アニメのキャラクター、文字、自然の風景等の画像を含む。以下、簡略化のため、ポストカードに使用する装飾デザインを「デザイン」と称す。
【0018】
記憶部15に格納されるテンプレートデータには、店舗側で独自に作成したテンプレートデータが含まれる。記憶部15に記憶されるテンプレートデータは、通信ネットワークを介して、プリントサービスを管理する管理サーバに登録される。また、記憶部15は、テンプレートデータ毎に、プリント料金データ、ポストカードのカテゴリデータ及びプリント注文客の属性データを対応付けて記憶している。これら、プリント料金データ、カテゴリデータ及びプリント注文客の属性データは、後述のスタッファ設定・出力処理(図2参照)において、テンプレートデータ毎に設定される。
【0019】
なお、記憶部15に格納された各種処理プログラムや各種データを、通信部17を介して外部機器に格納するようにしてもよい。また、記憶部15を複数設け、属性データとテンプレートデータを別々に格納するようにしてもよい。なお、記憶部15は、特許請求の範囲における記憶手段としての機能を有する。
【0020】
印字部16は、給紙部(図示略)と排紙部(図示略)等を備え、CPU11から入力される制御信号に従って、印刷用紙に注文票(スタッファ)を印刷出力する。印字部16における印刷方式は、インクジェット方式やレーザー方式等が適用される。なお、印字部16を、注文票発行装置1の本体と別体にして設けるようにしてもよい。なお、印字部16は、特許請求の範囲における出力手段としての機能を有する。
【0021】
通信部17は、モデム(MODEM:Modulater/DEModulater)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタ等によって構成され、電話回線、ISDN回線、或いは専用線等の通信ネットワークを介して、外部機器と通信を行うための通信制御を行う。注文票発行装置1に通信接続される外部機器には、プリントサービス全体を管理する管理サーバや、実際にプリントを生成するラボ内の端末が含まれる。この管理サーバは、ラボ内に設置されていてもよい。
【0022】
次に、本実施の形態の動作を説明する。
図2のフローチャートを参照して、注文票発行装置1において実行されるスタッファ設定・出力処理について説明する。以下のフローチャートでは、ポストカード用のスタッファを出力する場合について説明する。
【0023】
まず、注文票発行装置1は、プリントサービスを管理する管理サーバから、通信ネットワークを介して、登録済みテンプレートデータをダウンロードする(ステップS1)。
【0024】
テンプレートデータがダウンロードされると、表示部12には、登録内容確認画面、テンプレートデータの追加を行うための画面(追加設定画面)、テンプレートデータの変更(変更画面)を行うための画面及びテンプレートデータの削除を行うための画面が表示される(ステップS2)。表示部12に表示された画面上で、操作部13の操作により、テンプレートデータの追加、変更及び削除が行われる(ステップS3)。
【0025】
図3に、テンプレートデータの追加を行うための画面(追加設定画面)を示す。この追加設定画面は、図3に示すように、「追加するテンプレートデータのパス」、「テンプレートの名称」、「デフォルト料金設定」、「カテゴリ設定」及び「属性設定」の各項目から構成されている。
【0026】
「追加するテンプレートデータのパス」項目には、記憶部15に格納されたテンプレートデータのうち、ポストカードに使用するデザインとして追加登録するテンプレートデータのパスを入力する空欄が設けられている。追加登録するテンプレートデータのパスが分からない場合は、空欄に隣接する「参照」ボタンを操作することにより、対象となるテンプレートデータを入力することができる。
【0027】
「テンプレートの名称」項目は、該当するテンプレートの名称を設定する項目で、テンプレートの名称を入力する空欄が設けられている。
【0028】
「デフォルト料金設定」項目は、「追加するテンプレートデータのパス」項目でパスが入力されたテンプレート(以下、「追加対象テンプレート」と称す)に適用するプリント料金及びオプション項目を設定するための項目であり、「プリント料金」項目及び「オプション設定」項目から構成される。
【0029】
「デフォルト料金設定」項目内の「プリント料金」項目は、ポストカードに、追加対象テンプレートが示すデザインが適用された場合のデフォルトのプリント料金を設定するための項目である。この「プリント料金」項目には、プリントの単価を入力する欄が設けられているとともに、10枚分、50枚分及び100枚分のパック料金を入力する欄が設けられている。
【0030】
「デフォルト料金設定」項目内の「オプション設定」項目は、「プリント料金」項目で設定した料金が適用されるオプション項目を設定するための項目で、技術料金、文字入れ料金及び自由文字入れ料金の各オプション項目から構成される。各オプション項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「オプション設定」項目を構成する各オプション項目は、上述の項目(技術料金、文字入れ料金及び自由文字入れ料金)に限定されない。また、「オプション設定」項目内で、複数の項目が指定可能である。
【0031】
「カテゴリ設定」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用されるポストカードのカテゴリ(種類、利用目的)を設定するための項目で、「大カテゴリ」項目及び「サブカテゴリ」項目から構成される。
【0032】
「カテゴリ設定」項目内の「大カテゴリ」項目は、ポストカードの種類を設定するための項目で、「年賀状」、「αメール(夏)」及び「通年」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。ここで、「αメール(夏)」は、季節が夏に限定されたデザイン(暑中見舞い等)のポストカードを示す。例えば、追加対象テンプレートが示すデザインがスイカの絵である場合、スイカは夏にふさわしい絵であるため、ポストカードの種類として、αメール(夏)項目が指定される。「通年」とは、年賀状やαメール(夏)のように利用する季節が限定されたデザインのポストカードではなく、季節を問わず年中適用可能なデザインのポストカードを示す。なお、「大カテゴリ」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。また、「大カテゴリ」項目内で、複数の項目(例えば、αメール(夏)及び通年)が指定可能である。
【0033】
「カテゴリ設定」項目内の「サブカテゴリ」項目は、ポストカードの利用目的を設定するための項目で、「一般」、「結婚」、「誕生」、「転居」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「サブカテゴリ」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。例えば、引越し用や入学祝用の項目を含むようにしてもよい。また、「サブカテゴリ」項目内で、複数の項目が指定可能である。
【0034】
「属性設定」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインを適用する客の属性を設定するための項目で、「年代」、「性別」及び「職業」の各項目から構成される。なお、「属性設定」項目を構成する項目は、これらの項目に限定されない。例えば、趣味等の項目を含むようにしてもよい。
【0035】
「属性設定」項目内の「年代」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の年齢層を設定するための項目であり、「全て」、「10代」、「20代」、「30代」、「40代」、「50代」及び「60代以上」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。例えば、追加対象テンプレートが示すデザインが、子供向けのアニメのキャラクターである場合、「10代」項目がチェックされる。なお、「年代」項目内で、複数の項目(例えば、10代及び20代)が指定可能である。
【0036】
「属性設定」項目内の「性別」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の性別を設定するための項目であり、「全て」、「男性」及び「女性」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。ここで、「全て」項目は、男性及び女性の両方を指定するためのものである。
【0037】
「属性設定」項目内の「職業」項目は、追加対象テンプレートが示すデザインが適用される客の職業を設定するための項目であり、「全て」、「学生」及び「会社員」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。なお、「職業」項目を構成する項目は、上述の項目に限定されない。また、「職業」項目で、複数の項目が指定可能である。
【0038】
ステップS3において、テンプレートデータの追加、変更、削除が行われ、画面右下の「決定」ボタンがマウスのクリック操作により指定されると(ステップS4;YES)、CPU11は、追加対象テンプレートデータを管理サーバに登録する内容として決定し(ステップS5)、そのテンプレートデータを管理サーバにアップロードする(ステップS6)。ステップS3においてテンプレートデータが変更された場合は、ステップS5では、変更されたテンプレートデータが管理サーバにアップロードされる。ステップS3において、テンプレートデータが削除された場合は、ステップS5では、対象となっているテンプレートデータが削除されたことを示すデータが管理サーバにアップロードされる。
【0039】
また、ステップS4において、「決定」ボタンが指定されると、図3の追加設定画面上で設定された内容や、変更画面(図示略)上で設定された内容が、記憶部15に記憶される。
【0040】
図3の追加設定画面上で設定された内容や、変更画面(図示略)上で設定された内容に基づいて、スタッファを印刷する場合、まず、操作部13の操作により、表示部12には、図4に示すように、スタッファの出力条件を入力するための入力画面が表示される。
【0041】
図4の入力画面は、「出力フォーマット」、「枚数」、「カテゴリ選択」及び「属性選択」の各項目から構成される。
【0042】
「出力フォーマット」項目は、スタッファの出力フォーマットを指定するための項目で、「用紙サイズ」、「テンプレート並び数」及び「背景デザインの種類」の各項目から構成される。
【0043】
「出力フォーマット」項目内の「用紙サイズ」項目は、スタッファに用いる用紙のサイズを指定するための項目で、「A4」及び「A3」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。「テンプレートの並び数」項目は、一枚のポストカード内に並べるテンプレートの数を指定するための項目で、テンプレートを縦及び横に並べる個数を入力するための空欄が設けられている。「背景デザインの種類」項目は、出力されるスタッファの背景デザインの種類を指定するための項目で、「白地」、「うすいブルー」及び「花柄」の各項目から構成される。これらの各項目には、項目を指定するためのチェックボックスが設けられている。
【0044】
図4の入力画面において、「枚数」項目には、出力するスタッファの枚数を入力するための空欄が設けられている。
【0045】
図4において、「カテゴリ選択」項目は、ポストカードのカテゴリ(種類、利用目的)を指定するための項目で、「大カテゴリ」項目及び「サブカテゴリ」項目から構成される。「大カテゴリ」項目内の内容及び「サブカテゴリ」項目内の内容は、それぞれ、図3の「カテゴリ設定」項目内の「大カテゴリ」、「サブカテゴリ」の内容と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0046】
また、図4において、「属性選択」項目は、出力するスタッファを利用する客(プリント注文客)の属性を選択するための項目で、「年代」、「性別」及び「職業」の各項目から構成される。「年代」、「性別」及び「職業」の各項目の内容は、それぞれ、図3の「属性設定」内の「年代」、「性別」、「職業」の内容と同一であるため、ここでの説明は省略する。
【0047】
図4に示した入力画面上で、スタッファの出力条件として、出力フォーマット、枚数、カテゴリ、属性が入力され(ステップS7)、画面右下の「出力」ボタンがマウスのクリック操作により指定されると(ステップS8;YES)、CPU11は、記憶部15に記憶されたテンプレートデータの中から、ステップS7で入力されたスタッファの出力条件に見合うデザインのテンプレートデータを全て読み出す。
【0048】
次いで、CPU11は、読み出した全てのテンプレートデータに対応するデザインを印刷するための制御信号を印字部16に出力する。印字部16は、CPU11から出力された制御信号に従って、該当するテンプレートデータに対応するデザインを全て掲載したスタッファを印刷出力し(ステップS9)、本スタッファ設定・出力処理を終了する。
【0049】
図2のスタッファ設定・出力処理によって印刷出力されたスタッファの一例を図5に示す。図5は、スタッファの出力条件として、「用紙サイズ」をA4、「テンプレートの並び数」を縦3横3、「背景デザインの種類」を白地、「大カテゴリ」を通年、「サブカテゴリ」を結婚、「年代」を20代及び30代、「性別」を全て、「職業」を全てに設定した場合に印刷出力されるスタッファの例である。
【0050】
以上のように、本実施の形態の注文票発行装置1によれば、ポストカードで使用するデザイン毎に、プリント注文を行う客の属性を設定し、客の属性に見合ったデザインが掲載されたスタッファを発行することにより、プリントサービスを向上させることができる。また、客の属性以外に、ポストカードで使用するデザイン毎に、ポストカードの種類や利用目的等も設定することにより、自由度に富んだスタッファを提供することができる。
【0051】
また、ポストカードで使用するデザイン毎に、プリント料金を設定することで、店舗毎に独自のプリント料金(例えば、ディスカウント価格)でプリントサービスを提供でき、プリント注文を促進させることができる。特に、店舗毎に独自に作成したテンプレートを用意し、そのテンプレート毎に、客の属性及びプリント料金を設定することにより、更に自由度に富んだスタッファを提供でき、プリントサービスを一層向上させることができる。
【0052】
なお、本実施の形態における記述内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
【0053】
例えば、本実施の形態では、ポストカードにおけるプリント注文を行う場合を示したが、本発明は、ポストカード以外のプリント注文においても適用可能である。
【0054】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、プリント注文を行う客の属性に見合った装飾デザインが掲載された注文票の出力が可能になることにより、自由度に富んだ注文票が発行可能になり、プリントサービスの向上を図ることができる。
【0055】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に価格を設定することにより、プリント注文を促進させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した注文票発行装置1の主要部構成を示すブロック図。
【図2】本実施の形態の注文票発行装置1において実行されるスタッファ設定・出力処理を示すフローチャート。
【図3】テンプレートデータの追加を行うための画面を示す図。
【図4】スタッファの出力条件の入力画面を示す図。
【図5】図2のスタッファ設定・出力処理によって印刷出力されたスタッファの一例を示す図。
【符号の説明】
1 注文票発行装置
11 CPU
12 表示部
13 操作部
14 メディア入力部
15 記憶部
16 印字部
17 通信部
18 バス
Claims (2)
- 画像のプリント注文のための注文票を発行する注文票発行装置において、
画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に、プリント注文を行う客の属性を設定する設定手段と、
前記設定手段により設定された内容を記憶する記憶手段と、
プリント注文を行う客の属性を指定する指定手段と、
前記指定手段により指定された客の属性に対応する装飾デザインのデータを前記記憶手段から読み出す読出手段と、
前記読出手段により読み出された装飾デザインのデータに基づいて注文票を印刷出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする注文票発行装置。 - 前記設定手段は、画像のプリントに使用する装飾デザイン毎に、価格を更に設定することを特徴とする請求項1記載の注文票発行装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292598A JP2004127102A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 注文票発行装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002292598A JP2004127102A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 注文票発行装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004127102A true JP2004127102A (ja) | 2004-04-22 |
Family
ID=32283806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002292598A Pending JP2004127102A (ja) | 2002-10-04 | 2002-10-04 | 注文票発行装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004127102A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238145A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Ricoh Co Ltd | 帳票印刷システムおよび帳票印刷方法 |
JP6712000B1 (ja) * | 2019-09-02 | 2020-06-17 | Famz株式会社 | 求人支援方法、求人支援装置、求人支援プログラムおよび記録媒体 |
-
2002
- 2002-10-04 JP JP2002292598A patent/JP2004127102A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006238145A (ja) * | 2005-02-25 | 2006-09-07 | Ricoh Co Ltd | 帳票印刷システムおよび帳票印刷方法 |
JP6712000B1 (ja) * | 2019-09-02 | 2020-06-17 | Famz株式会社 | 求人支援方法、求人支援装置、求人支援プログラムおよび記録媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20200160420A1 (en) | System and Method for Ordering a Print Product Using a Mobile Computing Device | |
US20240004926A1 (en) | Proactive creation of image-based products | |
US7444354B2 (en) | Method and apparatus for storing images, method and apparatus for instructing image filing, image storing system, method and apparatus for image evaluation, and programs therefor | |
US5666215A (en) | System and method for remotely selecting photographic images | |
US8655111B2 (en) | System and method for creating and sharing photo stories | |
US8897597B2 (en) | Proactive creation of image-based products | |
US20020065741A1 (en) | Distributing images to multiple recipients | |
US20110283210A1 (en) | Graphical user interface and method for creating and managing photo stories | |
US20120066573A1 (en) | System and method for creating photo story books | |
US20050008264A1 (en) | Image displaying method and apparatus, and program for the same | |
US20110280476A1 (en) | System and method for automatically laying out photos and coloring design elements within a photo story | |
CN109416839B (zh) | 图像处理装置、图像处理方法以及记录介质 | |
US8577752B2 (en) | Photobook engine powered by blog content | |
JP2009237703A (ja) | 画像出力方法、装置およびプログラム | |
US11935165B2 (en) | Proactive creation of personalized products | |
US20120036036A1 (en) | Photobook engine powered by blog content | |
JP2004127102A (ja) | 注文票発行装置 | |
JPH10200730A (ja) | 写真プリント作成方法およびシステム並びにそのためのプログラムを記憶した記憶媒体 | |
CN102035976A (zh) | 图像显示系统 | |
JP2001238155A (ja) | 個人画像情報の記録出力システム及びプリント物 | |
US20040027608A1 (en) | Image print method, image print system, image delivery method and image delivery system | |
KR20020075966A (ko) | 온라인 사진앨범 제작방법 및 장치 | |
JP2004145622A (ja) | 注文受付装置 | |
JP2010134601A (ja) | 帳票発行システム | |
US20030067623A1 (en) | System for reading image information |