JP2004126746A - 収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラム - Google Patents

収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明の目的は、物品収納方法、年齢性別、ライフスタイル等を加味して実態に近い住宅の必要収納容積を算出し、新築・リフォーム時の参考用に提供する収納シミュレーションシステムを提供することにある。
【解決手段】本発明は、ユーザに適合した住宅の収納形態を把握するためにユーザ又はアドバイザーが利用する収納シミュレーションシステムである。
単位人数の平均的な必要収納容積を、性別・年齢群毎、住宅内各セクション毎に算出した性別年齢群毎必要収納容積を記憶し、住宅の居住者全員の性別,年齢群を、性別年齢群毎必要収納容積に適用して、住宅の合計必要収納容積をセクション毎に算出し、合計必要収納容積と住宅の設置予定収納容積との差を算出し、画面表示する。
平均的な必要収納容積は、性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、物品の平均的体積と、物品特有の必要収納容積換算係数を掛けて算出した値を、セクション毎に足した和である。
【選択図】    図10

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラムに係り、特に、物品の収納方法、家族構成員の年齢、性別、ライフスタイル等収納容積に影響を及ぼす要素を加味して実態に近い住宅の必要収納容積を算出し、住宅新築・リフォームの際の参考情報としてユーザに提供する収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高度成長期以降、日本では核家族化が進み、一般的な日本人にとって、住宅を購入することが一つの目標になっている。戸建住宅やマンションは、一般的な日本人にとって人生の中では大きな買い物であり、一生に一度程度しか購入しないのが通常である。
そのため、住宅を購入するユーザは、住宅の購入前に、購入する住宅の設計、仕様について慎重に検討したいという希望を持っている。
【0003】
ユーザが住宅購入時に検討するポイントの一つに収納形態があるが、近年、収納形態を住宅購入時の主要検討項目として重視するユーザが増えている。
その理由は、住宅を購入したユーザが数年後に、数年間で増えた物品の収納場所の不足を不満に思うケースが多いことが、広く知られるようになったためと思われる。
物品の収納場所の不足に対する不満は、特に子供のいる家庭でよく発生する。例えば、子供の成長に応じ、靴の数が増え、玄関の靴箱に靴が収納しきれないという不満が生じやすい。
【0004】
このように、住宅を購入したユーザの不満の主要項目に収納場所の不足が挙げられ、収納形態が、住宅購入時のユーザの関心事項の主要なものになってきたことに伴い、家族構成や趣味等を入力すると自動で必要な収納容積や収納の注意事項を画面表示し、ユーザに参考情報として提供する収納シミュレーションシステムが、住宅メーカー等により開発されている(特開平9−297783、特開2001−22258、特開2001−142913)。
【0005】
しかし、これらの従来の収納シミュレーションシステムは、靴箱、洋服箪笥、本棚等住宅内の部分的な収納箇所についての必要収納容積を表示すると共に、収納の注意点を添え書きするものに過ぎず、個々のユーザについて、新築住宅内全体の必要な収納容積をトータルで算出し、ユーザに提供するシステムは知られていない。
つまり、収納に必要な容積は、引出しへの収納、棚への収納など、物品の収納のしかたによってまちまちであるため、住宅内全体の収納容積をトータルで算出することは難しく、住宅内の部分的な収納容積を算出して表示し、住宅全体の収納容積の見積は、ユーザ自身の判断に任せているのが現状であった。
その結果、ユーザにとっては、全体としてどの程度の収納容積が必要であるかが分かり難く、収納形態の全体像がつかみ難いという問題点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、上記問題点を解決することにあり、ユーザが、家全体で必要な収納容積を簡易に知ることが可能な収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラムを提供することにある。
【0007】
本発明の他の目的は、物品の収納方法、家族構成員の年齢、性別、ライフスタイル、趣味等収納容積に影響を及ぼす要素を加味して実態に近い住宅の必要収納容積を算出し、住宅新築・リフォームの際の参考情報としてユーザに提供可能な収納シミュレーションシステム,収納シミュレーション装置,収納シミュレーション方法及び収納シミュレーションプログラムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題は、請求項1に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションシステムであって、該システムを統括するサーバコンピュータと、該サーバコンピュータに情報送受信可能に接続され、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータと、を備え、前記サーバコンピュータは、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、前記端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手段と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、前記端末コンピュータは、前記サーバコンピュータから受信した前記合計必要収納容積,前記住宅の設置予定収納容積,前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を画面表示する手段を備え、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0009】
上記課題は、請求項5に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション装置であって、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手段と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0010】
上記課題は、請求項9に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション方法であって、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録する手順と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手順と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手順と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手順と、を行い、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0011】
上記課題は、請求項13に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションコンピュータに、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録する手順と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手順と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手順と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手順と、を実行させるためのプログラムであって、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0012】
このように、サーバコンピュータは受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備えているため、住宅を新築する場合に、住宅全体でどの程度の収納容積が必要になるかをトータルでユーザに示すことが可能となる。
【0013】
また、ユーザの住宅の居住者の性別,年齢群情報に基づき算出された合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差をアドバイザーの端末コンピュータ側に表示可能であるため、アドバイザーと同席するユーザに対し、自分だけのために収納計画のアドバイスをしているという印象を与えることが可能となり、アドバイザーとユーザとの間の信頼関係を強化することが可能となる。
【0014】
また、サーバコンピュータは、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段を備えているため、アドバイザーが本発明に係るシステムを使用するときには、ユーザが建築予定の住宅の収納容積が、ユーザの家族構成に合致しているかを、アドバイザーが把握することができ、ユーザに対し適切なアドバイスをすることが可能となる。
また、ユーザが本発明に係るシステムを使用するときには、ユーザが建築予定の住宅の収納容積が、ユーザの家族構成に合致しているかを、ユーザが一目で把握でき、収納容積に対する適切な判断が可能となる。
【0015】
更に、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される可能性が高い物品について足し合わせた和であるため、収納のために物品自体の体積以外に必要になる余裕体積が、物品の種類毎に異なるという収納の実態に即した必要収納容積の見積が可能となる。
つまり、必要収納容積算出に、「物品そのものの空間占有体積」を使用するのではなく、物品の占有体積に必要な取出し形式等を考慮した係数を乗じた「物品の単位必要収納容積」を使用する構成としたため、現実に必要な収納容積により近似した必要収納容積を算出することが可能となる。
また、必要な収納の広さを、面積ではなく容積を基準に見積もるため、実際の収納の実態に沿った収納に必要な広さを算出することが可能となる。
【0016】
このとき、前記性別年齢群毎必要容積記憶手段は、趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項を含む群から選択された少なくとも一つを含む前記ユーザの特性事項に関連して必要となる平均的な収納容積を、特性付随収納容積として格納し、前記受信手段は、前記居住者全員の前記特性事項を受信し、前記算出手段は、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出するように構成すると好適である。
【0017】
趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項等に応じて必要となる物品には、体積の大きい物品が含まれることもあるため、このように、前記算出手段は、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出することにより、より実態に合った必要収納容積の見積が可能となる。
【0018】
上記課題は、請求項3に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションシステムであって、該システムを統括するサーバコンピュータと、該サーバコンピュータに情報送受信可能に接続され、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータと、を備え、前記サーバコンピュータは、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を格納する家具記憶手段と、前記端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手段と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手段と、前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、前記端末コンピュータは、前記サーバコンピュータから受信した前記外観情報を画面表示する手段を備え、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0019】
上記課題は、請求項7に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション装置であって、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を格納する家具記憶手段と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手段と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手段と、前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0020】
上記課題は、請求項11に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション方法であって、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録すると共に、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を家具記憶手段に登録する手順と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手順と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手順と、前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手順と、を行い、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0021】
上記課題は、請求項15に係る発明によれば、ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションコンピュータに、単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録すると共に、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を家具記憶手段に登録する手順と、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手順と、受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手順と、前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手順と、を実行させるためのプログラムであって、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることにより解決される。
【0022】
このように、サーバコンピュータは受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手段と、前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備えているため、ユーザの住宅に適合する収納用品を、視覚的に示すことができ、ユーザにとって適当な収納用品か否かを把握しやすいシステムとすることが可能となる。
また、収納用品が画像として表示されるため、商品引渡し後に、ユーザが「イメージが違った」と後悔する可能性が減少する。
【0023】
また、ユーザの住宅の居住者の性別,年齢群情報に基づき導出された収納用品の情報をアドバイザーの端末コンピュータ側に表示可能であるため、アドバイザーと同席するユーザに対し、自分だけのために収納用品のアドバイスをしているという印象を与えることが可能となり、アドバイザーとユーザとの間の信頼関係を強化することが可能となる。
【0024】
更に、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される可能性が高い物品について足し合わせた和であるため、収納のために物品自体の体積以外に必要になる余裕体積が、物品の種類毎に異なるという収納の実態に即した必要収納容積の見積が可能となる。
また、必要な収納の広さを、面積ではなく容積を基準に見積もるため、実際の収納の実態に沿った収納に必要な広さを算出することが可能となる。
【0025】
このとき、前記セクションは、子供部屋,キッチン周り,玄関周り,大型収納,主寝室,トイレ,洗面所からなる群のうち少なくとも一つを含むように構成すると好適である。
このように、住宅内を収納形態に応じたセクションに分類して、収納容積の見積を行うため、実態に即した収納容積の見積が可能となる。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する部材,配置等は本発明を限定するものでなく、本発明の趣旨の範囲内で種々改変することができるものである。
本明細書中で「コンピュータ」とは、演算装置を備えた情報端末すべてを含む意味である。例えば、スーパーコンピュータ、汎用コンピュータ、オフィスコンピュータ、制御用コンピュータ、ワークステーション、パソコンのほか、携帯情報端末、演算装置を備えた携帯電話等をも含む。
【0027】
なお、本実施形態においては、情報通信網としてインターネット13を利用しているが、LAN,WANによりコンピュータを接続したプライベートの情報通信網、専用線による通信、携帯情報端末の公衆情報通信網、その他の公衆情報通信網によるものであってもよい。
【0028】
また、本明細書中で「ユーザ」には、一般ユーザ及び住宅建築業者1の顧客ユーザが含まれる。
ここで、一般ユーザとは、住宅、収納家具類を購入する可能性のある一般消費者をいう。また、顧客ユーザとは、住宅、収納家具類を購入する可能性のある一般消費者のうち、住宅建築業者1で住宅を建築した経験のある者、住宅建築業者1に新築の相談を持ちかけた者、住宅建築業者1に対し会員登録した者をいう。この会員登録とは、本実施形態の収納シミュレーションシステムで会員登録する場合のほか、住宅建築業者1が提供する他のサービスで会員登録する場合も含む。
顧客6とは、顧客ユーザのうち、自分で端末コンピュータ11を用いて本実施形態の収納シミュレーションシステムをアクセスする者をいう。
なお、収納家具類とは、収納を主たる目的とした家具及び空間をいい、特許請求の範囲の収納用品に該当する。収納家具類には、本箱、靴箱、ウォークインクローゼット、箪笥、食器棚、押入れ、地下・小屋裏・ロフトタイプなどの大型収納、床下収納、バルコニー下収納その他の開放棚、引き戸付棚、開き戸付棚、引出し等が含まれる。
【0029】
本明細書中で「年齢群」とは、必要な収納容積を計算するために分類された年齢群をいう。
本実施形態では、ユーザである夫婦の子供については、成人と成人前の子供とに分類しており、成人である子供は20歳以上の年齢群、成人前の子供は20歳未満の年齢群に該当する。また、ユーザである夫婦と同居する高齢者は、60歳以上の者が該当し、この高齢者は、60歳以上の年齢群に該当する。
【0030】
本実施形態の収納シミュレーションシステムは、ユーザ自身又はユーザから相談を受けたアドバイザーや営業担当者が、ユーザの住宅新築時、住宅リフォーム時、収納家具類購入時に、ユーザの家族構成及び生活スタイルに応じた収納必要容積を、自動で知ることができるシステムである。
図1は、本実施形態に係る収納シミュレーションシステムのシステム構成図である。
本実施形態の収納シミュレーションシステムは、住宅建築業者1と、顧客6と、インターネット13とを主要構成要素としている。
【0031】
住宅建築業者1とは、一般的な住宅建築販売メーカーであって、住宅及び住宅関連商品等の受注、販売、建築等、住宅に関する業務を総合的に行う。
また、本実施形態では、住宅建築業者1を、一般的な住宅建築販売メーカーで構成しているが、設計事務所、住宅建築販売メーカーから委託された営業活動請負業者として構成してもよい。
【0032】
住宅建築業者1は、営業所2、システム管理部門3、商品管理部門4、住宅総合相談センター5を備えている。
本実施形態では、住宅建築業者1内に営業所2、システム管理部門3、商品管理部門4、住宅総合相談センター5を設置したが、外部の委託業者に営業所2、システム管理部門3、商品管理部門4、住宅総合相談センター5の少なくとも一つの業務を委託するような構成としてもよい。
【0033】
例えば、営業所2の代わりに住宅建築業者1とは異なる営業活動請負業者とし、住宅総合相談センター5の代わりに住宅建築業者1とは異なる外部のリフォーム会社とし、システム管理部門3及び商品管理部門4を住宅建築業者1とは異なる外部のデータセンターとしてもよい。
【0034】
システム管理部門3は、住宅建築業者1内の部門であり、本実施形態の収納シミュレーションシステムを統括的に管理する部門である。
システム管理部門3には、本実施形態の収納シミュレーションシステムを統括するサーバコンピュータ9が設置されている。
このサーバコンピュータ9は、顧客6側端末コンピュータ11とインターネット13を介して接続され、営業所2の端末コンピュータ7、住宅総合相談センター5の端末コンピュータ10と社内LANにより接続されている。
【0035】
サーバコンピュータ9は、これらの端末コンピュータ7、10、11から、必要収納容積の計算、収納家具類の容積見積、外観画像表示をするために必要な情報、例えばユーザの家族構成、家族構成員の年齢群と性別、趣味などの情報を受信し、受信した情報に基づいて、そのユーザの住宅に必要な収納容積、そのユーザにあった収納家具類の容積、外観画像を導出し、端末コンピュータ7、10、11に返信する。
【0036】
また、サーバコンピュータ9は、システム管理部門3に設置された後述する商品情報サーバコンピュータ8と接続されている。
サーバコンピュータ9は、ユーザの住宅の必要収納容積の計算、適正な収納家具類の容積、外観画像を導出するための参考情報として、この商品情報サーバコンピュータ8の商品カタログデータベースに格納された住宅商品の標準プラン、収納家具類の外観画像のデータを利用する。
【0037】
商品管理部門4とは、住宅建築業者1内の部門であり、住宅建築業者1が販売・提供する商品・サービスの情報を管理する部門である。
商品管理部門4には、住宅建築業者1の商品・サービス情報を管理する商品情報サーバコンピュータ8が設置されている。商品情報サーバコンピュータ8には、住宅建築業者1の商品・サービス情報が登録された不図示の商品カタログデータベースが格納されている。
【0038】
商品・サービス情報とは、戸建住宅・マンション・アパート・オフィスビル・店舗ビル・倉庫,物置,柵,門扉,トイレ,洗面台,風呂浴槽,壁紙等の設備等・本箱,靴箱,ウォークインクローゼット等の収納家具類等の商品、住宅賃貸物件・賃貸住宅管理サービス・賃貸オフィス管理サービス・増改築サービス・戸建住宅管理サービス・インテリアコーディネートサービス・オフィス・ショップ経営コンサルティングサービス等のサービスなど、住宅建築業者1が販売又は提供する商品又はサービスに関する情報であり、商品又はサービスの商品名、商品番号、仕様、外観、入数、定価、売値、販売形態等の情報を含む。
不図示の商品カタログデータベースは、商品・サービスの発売や終売の状況が早期に反映されるよう、1ヶ月毎など定期的に更新されている。
【0039】
住宅総合相談センター5とは、住宅建築業者1内の部門であり、ユーザからの住宅に関する質問に回答し、情報提供する業務を行っている。
住宅総合相談センター5には、不図示の住宅ショールーム、照明ショールーム、複数の応接室、販売プロモーションビデオ等の映像を視聴するための視聴覚室等が設置されている。
【0040】
ユーザは、自由にショールームの見学、ビデオの視聴等することができる。また、住宅総合相談センター5にはユーザの相談に応じるインテリアプランナー、営業担当者等のアドバイザーが配置されており、応接室では、アドバイザーから個別に新築、リフォーム等のアドバイスを受けることが可能である。
【0041】
不図示の応接室には、住宅総合相談センター5のアドバイザー用端末コンピュータとしての端末コンピュータ10が設置されている。
この端末コンピュータ10は、社内LANを介してサーバコンピュータ9と接続されている。
【0042】
アドバイザーは、不図示の応接室で、ユーザから新築、リフォーム等の相談を受けると、端末コンピュータ10からサーバコンピュータ9が提供する収納シミュレーションシステムにアクセスする。ヒアリングをしながら、収納シミュレーションシステム画面でそのユーザの家族構成、家族構成員の性別、年齢群、趣味等を入力していく。入力が完了すると、収納シミュレーションシステムの画面に、必要収納容積、適合する収納家具類の外観等が表示される。
【0043】
アドバイザーは、この画面で表示された情報を参考にしながら更にヒアリングとアドバイスを進める。相談終了時には、端末コンピュータ10に表示された画面をプリントアウトし、ユーザに今後の検討資料として渡す。
なお、このとき、アドバイザーによって入力されたユーザの家族構成等の情報は、ユーザの通し番号や氏名等と共に、サーバコンピュータ9の顧客データベースに自動で登録される。
【0044】
営業所2とは、住宅建築業者1内の部門であり、住宅の販売、アフターサービス、リフォームの受注・手配等を総合的に行う部門である。
営業所2には、営業担当者が使用する端末コンピュータ7が設置されている。端末コンピュータ7は、社内LANを介してサーバコンピュータ9と接続されている。
営業所2に配置される営業担当者は、特許請求の範囲のアドバイザーの一例である。
【0045】
営業所2は、一般ユーザから新築、リフォーム等の問合せを受けると、その一般ユーザを担当する営業担当者を任命すると共に顧客ユーザとして顧客リストに登録し、その営業担当者の顧客ユーザとする。
営業担当者は、担当する顧客ユーザと打合せを行い、住宅新築、リフォーム等の手配を行う。営業担当者は、必要があれば顧客ユーザの自宅を訪問して、顧客ユーザの相談に応じる。
【0046】
営業担当者は、予め電話時や訪問時に、顧客ユーザの家族構成、家族構成員の性別、年齢群、趣味等を聞いておく。その後、営業所2の端末コンピュータ7からサーバコンピュータ9が提供する収納シミュレーションシステムにアクセスする。収納シミュレーションシステムの画面でそのユーザの家族構成、家族構成員の性別、年齢群、趣味等を入力していく。入力が完了すると、収納シミュレーションシステムの画面に、必要収納容積、適合する収納家具類の外観等が表示されるので、この画面をプリントアウトし、持参資料用に整える。
次回訪問時に、この持参資料を顧客ユーザの自宅に持参し、この資料を見ながらヒアリングとアドバイスを進める。
【0047】
顧客6とは、既に説明した通り、顧客ユーザのうち、自分で端末コンピュータ11を用いて本実施形態に係る収納シミュレーションシステムをアクセスする者をいう。
【0048】
ユーザは、収納シミュレーションシステムで提供される一般向けホームページで、収納シミュレーションに関するコンセプト、収納シミュレーション手法等を閲覧可能である。
収納シミュレーションシステムのコンセプト等を閲覧した上で、この収納シミュレーションシステムを利用したい場合には、ホームページで会員登録し、顧客6となって、収納シミュレーションシステムを利用可能である。
【0049】
顧客6側には、端末コンピュータ11が設置され、インターネット13を介してサーバコンピュータ9に接続可能である。
顧客6は、住宅の新築、リフォーム、収納家具類購入検討中に、端末コンピュータ11からサーバコンピュータ9が提供する収納シミュレーションシステムにアクセスする。収納シミュレーションシステムの画面で顧客6の家族構成、家族構成員の性別、年齢群、趣味等を入力していく。入力が完了すると、画面に必要収納容積、適合する収納家具類の外観等が表示される。
この画面を見ながら、顧客6は、建築予定の住宅の収納容積が自分にとって妥当か否かを検討でき、リフォーム時に設置する収納家具類の選定ができる。
【0050】
次いで、各コンピュータのハード構成について説明する。
サーバコンピュータ9のハード構成を図2に示す。
サーバコンピュータ9は、データの演算・制御処理装置としてのCPU72,記憶装置であるRAM73,ROM74,HDD75及び記憶媒体装置76を備えている。
CPU72は、ROM74又はHDD75に記憶されているプログラムにしたがって各種の処理を実行するようになされている。
RAM73には、CPU72が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
【0051】
入力装置であるキーボード78とマウス79は、CPU72に所定の指令を入力するとき適宜操作される。
さらに表示装置80,プリンタ81には、所定の書式で表示される情報,画像等が出力表示される。
【0052】
記憶媒体装置76は、外付けハードディスク,光磁気ディスク,CD−R,DVD,メモリスティックなどにより構成され、インターネット13を介して送信されてきたデータを適宜記憶し、またこれを読み出すことができるようになされている。
【0053】
通信装置77は、インターネット13に対してデータを送信し、またインターネット13を介して供給されたデータを受信するようになされている。
【0054】
HDD75には、住宅建築業者1の顧客ユーザに関する情報が蓄積された不図示の顧客データベース、図3の家族構成登録テーブル301、図4の単位必要収納容積テーブル401、図5の趣味別必要収納容積テーブル501が格納されている。
顧客データベースは、顧客ユーザの住宅のプラン・設計図・新築時期・リフォーム時期・リフォーム箇所等の住宅管理情報、過去に住宅建築業者1に問合せした内容を記録した問合せ履歴情報、職業・年齢・家族構成等の個人情報などが、顧客ユーザ毎のレコードとして登録されている。
各レコードには、顧客ユーザのお客様番号が付され、お客様番号により各顧客ユーザを特定可能に登録されている。
【0055】
図3の家族構成登録テーブル301は、収納シミュレーションシステムで提供される図6の質問画面(1)701で、顧客ユーザ自身である顧客6、住宅総合相談センター5のアドバイザー、営業所2の営業担当者のいずれかが入力したユーザの家族構成、家族構成員の性別、年齢群等の情報を登録するテーブルである。
【0056】
家族構成登録テーブル301は、顧客ユーザ毎のレコードとして登録され、項目として、お客様番号302、夫婦2人よりも子供が1人増えたことを示す基本+子供304、夫婦2人よりも高齢者夫婦が増えたことを示す基本+高齢者夫婦305、夫婦2人よりも男性高齢者が1人増えたことを示す基本+男性高齢者306、夫婦2人よりも女性高齢者が1人増えたことを示す基本+女性高齢者307、夫婦2人よりも男性成人性子供が1人増えたことを示す基本+男性成人308、夫婦2人よりも女性成人性子供が1人増えたことを示す基本+女性成人309を含む。
【0057】
ここで、基本とは、夫婦2人を意味する。なお、基本として、夫婦及び子供2人の合計4人を基本としてもよい。この場合、図6の質問画面(1)710の家族構成人数欄718〜723では、夫婦及び子供2人の合計4人よりも、子供が何人増減しているかを入力させるようにするとよい。
各項目304〜309には、子供、高齢者が増加した人数又は組数が入力される。例えば、家族構成員が夫婦2人と成人前の子供2人である場合には、成人前の子供2人が基本よりも増えているため、基本+子供304に「2」、その他の項目305〜309に、「0」が登録される。
基本である夫婦1組、子供1人、男性成人1人、女性成人1人、高齢者夫婦1組、高齢者男性1人、高齢者女性1人が、特許請求の範囲の単位人数に該当する。
【0058】
図4の単位必要収納容積テーブル401は、各性別年齢群の1人又は夫婦1組について各部屋で必要となる収納容積を格納したテーブルである。各部屋毎に、基本家族構成である夫婦1組の必要収納容積と、その他の家族構成員の増減により加減されるべき必要収納容積が格納されている。
【0059】
図4の単位必要収納容積テーブル401は、部屋毎のレコードとして登録され、項目として、各部屋における夫婦2人に必要な平均的収納容積を示す基本必要収納容積403、各部屋における成人前の子供1人に必要な平均的収納容積を示す子供必要収納容積404、各部屋における高齢者夫婦2人に必要な平均的収納容積を示す高齢者夫婦必要収納容積405、各部屋における男性高齢者1人に必要な平均的収納容積を示す男性高齢者必要収納容積406、各部屋における女性高齢者1人に必要な平均的収納容積を示す女性高齢者必要収納容積407、各部屋における男性成人子供1人に必要な平均的収納容積を示す男性成人必要収納容積408、各部屋における女性成人子供1人に必要な平均的収納容積を示す女性成人必要収納容積409を含む。
【0060】
図4の例では、各部屋の各項目403〜409の値を、仮にh(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)としている。Nは1以上でかつ部屋数以下の整数からなり、図4の例では、玄関をN=1、居間をN=2、主寝室をN=3…としている。
本実施形態では、図10の余裕率表示欄1102に示すように、部屋数を9に分類しているため、Nは1以上9以下の整数となる。この部屋が、特許請求の範囲のセクションに該当する。
このh(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)の値は、各性別の各年齢群の人1人又は1組が、それぞれの部屋にどの程度の収納容積が必要かを示す値である。各性別の各年齢群の人が所有する物品の種類、数を実際に調査した結果に基づき導き出した数字である。
【0061】
図5の趣味別必要収納容積テーブル501は、趣味により必要になる1人当たりの趣味毎の収納容積が格納されている。
図5の趣味別必要収納容積テーブル501は、項目として、ゴルフ502、テニス503、スキー504、野球505等が含まれる。
【0062】
図5の例では、各部屋の各項目502〜505の値を、仮にo(N)、p(N)、q(N)、r(N)…としている。Nは1以上でかつ部屋数以下の整数からなり、図5の例では、玄関をN=1、居間をN=2、主寝室をN=3…としている。
本実施形態では、図10の余裕率表示欄1102に示すように、部屋数を9に分類しているため、Nは1以上9以下の整数となる。
【0063】
o(N)、p(N)、q(N)、r(N)…の値は、それぞれの趣味を持つ人1人が、その趣味を持つことによって、それぞれの部屋にどの程度の収納容積が更に必要になるかを示す値である。各趣味を有する人が所有する物品の種類、数を実際に調査した結果に基づき導き出した数字である。
例えば、スキーが趣味である場合、通常スキー板は玄関周り又は納戸等の大型収納に収納するのが一般的であるため、居間の収納容積q(2)、主寝室の収納容積q(3)の値は0になる。
【0064】
これらスポーツの趣味のほか、ダブルベース・ギター・シンセサイザー等の楽器、花器が必要となるフラワーアレンジメント・生け花、スーツケースが必要になる旅行等の項目を含んでいてもよい。
また、趣味だけでなく習慣、地方、宗教、ライフスタイル、ライフステージ等に関する項目を含んでいてもよい。
【0065】
ライフスタイルとは、様々な定義があるが、本明細書では、暮らしのあり方、生活のしかたを意味する。
ライフステージとは、出生から学校卒業、就職、結婚、出産、子育て、リタイアなどの人生の節目によって変わる生活(ライフサイクル)に着目した区分をいう。
【0066】
ライフスタイルに関連する事項としては、例えば、建物の外で活動することを好む「アウトドア志向」、建物の中で活動することを好む「インドア志向」のほか、インテリア・服装・食事・音楽等に関してシンプル志向、イタリア調志向、カントリー調志向、和風志向、エスニック志向、アジアンテースト志向であること、共働き家庭であるか妻が専業主婦であるかの別等が含まれる。
ライフステージに関連する事項としては、就職後・結婚後・出産後の年数、職業をリタイアしているか否かの別等が含まれる。
【0067】
以上の図3の家族構成登録テーブル301、図4の単位必要収納容積テーブル401、図5の趣味別必要収納容積テーブル501は、各家庭の必要収納容積を算出するために用いられる。
【0068】
商品管理部門4に設置された商品情報サーバコンピュータ8、端末コンピュータ7、10、11のハード構成については、システム管理部門3に設置されたサーバコンピュータ9と同様であるため、説明は省略する。
【0069】
次に、本実施形態に係る収納シミュレーションシステムの処理について、住宅総合相談センター5のアドバイザーが、住宅総合相談センター5を訪れたユーザからヒアリングをしながら必要収納容積等を画面に表示させる場合を例とし、図15〜図18のフローチャートに基づき説明する。
アドバイザーが、端末コンピュータ10のデスクトップ上の不図示のアイコンを選択すると、本実施形態に係る収納シミュレーションシステムの不図示のログイン画面が表示される。
【0070】
このログイン画面で、アドバイザーのID,パスワードを入力し、不図示のログインボタンを選択すると、不図示の社内向けトップ画面が表示される。このトップ画面は、住宅建築業者1の社内向けのトップ画面であり、そのアドバイザーが担当する顧客ユーザの顧客名リストが、顧客ユーザ名を選択可能な状態で表示される。
【0071】
トップ画面で、該当する顧客ユーザ名を選択するか、不図示の新規顧客ボタンを選択すると、図6の質問画面(1)701が表示される。
図6の質問画面(1)701は、対象となるユーザの家族構成、家族構成員の性別、年齢群を入力する画面である。
【0072】
質問画面(1)701には、ユーザ名、番号を入力するお客様名欄715、お客様番号欄716、そのユーザの夫婦以外の家族構成を入力するための家族構成人数欄718〜723、図7の質問画面(2)801を表示するための「次へ」ボタン724が含まれ、左側には、他の画面表示ボタン702〜710、イメージ画面表示ボタン711、印刷ボタン712、ログアウトボタン713を含むメインメニュー714が表示される。
このメインメニュー714は、図6〜図14のすべての画面で表示される。
【0073】
なお、本実施形態では、家族の基本構成を夫婦2人に固定しているが、基本構成として独身の男性又は女性を選択可能に構成してもよい。また、基本構成を夫婦2人と子供2人の4人としてもよい。
不図示のトップ画面で顧客名が選択された場合、お客様名欄715、お客様番号欄716に自動入力するようにしてもよい。
【0074】
図6の質問画面(1)701が表示されると、図15のフローチャートがスタートする。図15のフローチャートは、収納シミュレーションシステムの処理を示すものであり、サーバコンピュータ9のCPU72で制御される。
まず、ステップS1601で、図6の質問画面(1)701で「次へ」ボタン724が選択されたか判定する。
図6の質問画面(1)701で「次へ」ボタン724が選択されない場合(ステップS1601:NO)、ステップS1602で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
【0075】
所定時間が経過した場合(ステップS1602:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
所定時間が経過していない場合(ステップS1602:NO)、ステップS1601に戻り、質問画面(1)701で「次へ」ボタン724が選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか「次へ」ボタン724が選択されるまで、ステップS1601とステップS1602を繰り返す。
【0076】
図6の質問画面(1)701で「次へ」ボタン724が選択された場合(ステップS1601:YES)、ステップS1603で、図6の質問画面(1)701の必須項目の入力漏れ等入力に不備があるか判定する。
【0077】
入力に不備があった場合(ステップS1603:YES)、ステップS1604で「入力に不備があります。再度入力して下さい」などのエラー表示・再入力指示表示が画面上になされ、ステップS1601に戻り、質問画面(1)701で「次へ」ボタン724が選択されたか判定する。
入力に不備がない場合(ステップS1603:NO)、ステップS1605で、図6の質問画面(1)701で入力されたお客様名、お客様番号、家族構成人数を図3の家族構成登録テーブル301に保存する家族構成登録処理を行う。
【0078】
この処理では、まず、図3の家族構成登録テーブル301にレコードを作成し、このレコードのお客様番号302に、質問画面(1)701のお客様番号欄716の入力値を登録する。
【0079】
次に、質問画面(1)701の20歳以上男の人数欄719の入力値を、家族構成登録テーブル301の基本+男性成人308に入力し、20歳以上女の人数欄720の入力値を、家族構成登録テーブル301の基本+女性成人309に入力する。
質問画面(1)701に入力された子供人数欄718の入力値、20歳以上男の人数欄719の入力値、20歳以上女の人数欄720の入力値を取得し、(子供人数欄718の値)−(20歳以上男の人数欄719の値)−(20歳以上女の人数欄720の値)を算出する。算出された値を、家族構成登録テーブル301の基本+子供304に入力する。
【0080】
その後、高齢者夫婦組数欄721の入力値を家族構成登録テーブル301の基本+高齢者夫婦305に、高齢者夫婦以外男の人数欄722の入力値を家族構成登録テーブル301の基本+男性高齢者306に、高齢者夫婦以外女の人数欄723の入力値を家族構成登録テーブル301の基本+女性高齢者307に入力する。
【0081】
次に、ステップS1606で、図7の質問画面(2)801を表示する。
図7の質問画面(2)801は、対象となるユーザのライフスタイル、趣味を入力する画面である。
質問画面(2)801には、アウトドア派向け質問欄805に自動スクロールするためのアウトドア派ボタン802、インドア派向け質問欄806に自動スクロールするためのインドア派ボタン803、アウトドア派のユーザに対するアウトドア派向け質問欄805、インドア派のユーザに対するインドア派向け質問欄806、図8の検索内容選択画面901を表示するための不図示の「次へ」ボタンが含まれる。
【0082】
アウトドア派向け質問欄805、インドア派向け質問欄806には、スキー、ゴルフ又は音楽鑑賞、ビデオ鑑賞等の趣味選択欄、その趣味を持つ家族人数入力欄が含まれている。
家族にゴルフが趣味の構成員が2人いる場合には、ゴルフの選択欄にチェックをし、人数欄に「2」を入力する。
【0083】
次いで、ステップS1607で、質問画面(2)801で不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
「次へ」ボタンが選択されない場合(ステップS1607:NO)、ステップS1608において所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
所定時間が経過した場合(ステップS1608:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
【0084】
所定時間が経過していない場合(ステップS1608:NO)、ステップS1607に戻り、質問画面(2)801で不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか「次へ」ボタンが選択されるまで、ステップS1607とステップS1608を繰り返す。
質問画面(2)801で不図示の「次へ」ボタンが選択された場合(ステップS1607:YES)、ステップS1609で質問画面(2)801の必須項目の入力漏れ等、入力に不備があるか判定する。
【0085】
入力に不備があった場合(ステップS1609:YES)、ステップS1610で、「入力に不備があります。再度入力して下さい」などのエラー表示・再入力指示表示が画面上になされ、ステップS1607に戻り、質問画面(2)801で不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
入力に不備がない場合(ステップS1609:NO)、ステップS1611で、質問画面(2)801で入力されたユーザのライフスタイル及び趣味を不図示のメモリに保存すると共に、図8の検索内容選択画面901を表示する。
【0086】
図8の検索内容選択画面901は、収納シミュレーションの目的を選択する画面である。
検索内容選択画面901には、住宅全体の収納シミュレーションを実行させる住宅新築時向けの新築ボタン902、リフォームする部屋の収納シミュレーションを実行させるリフォーム時向けのリフォームボタン903、収納家具類の収納シミュレーションを実行させる収納家具類選択時向けの収納家具類検討ボタン904が含まれる。
【0087】
次いで、ステップS1612で、図8の検索内容選択画面901で新築ボタン902が選択されたか判定する。
新築ボタン902が選択された場合(ステップS1612:YES)、ステップS1613で、図10の収納提案画面1101の表示データを算出する収納容積計算処理を行う。
ステップS1613の処理の詳細は、図16に基づき後述する。
【0088】
次いで、ステップS1614で、ユーザの住宅の必要収納容積と、建築予定の住宅の収納容積と、建築予定の住宅の収納の余裕率とを表示する図10の収納提案画面1101を表示する。
ここで、余裕率とは、住宅に設置予定の収納容積は、その家庭にとって必要な収納容積に対し、どの程度の余裕があるかを示す比率である。
【0089】
ステップS1614では、図16のフローチャートのステップS1807〜S1809で算出される部屋毎の必要収納容積σ(N)、新築選択質問画面1001で選択された商品住宅の部屋毎の収納容積、部屋毎の余裕率を取得する。
次に、9つの部屋毎の必要収納容積σ(N)、新築選択質問画面1001で選択された商品住宅の部屋毎の収納容積、部屋毎の余裕率を合計し、住宅全体の必要収納容積σ、商品住宅全体の収納容積、住宅全体の余裕率を算出する。
【0090】
更に、新築選択質問画面1001で選択された住宅商品の商品番号をキーとして不図示の商品カタログデータベースを検索し、新築選択質問画面1001で選択された住宅商品の述べ床面積、収納場所面積、収納面積率のデータを取得する。
その後、取得又は算出したこれら部屋毎の必要収納容積σ(N)、新築選択質問画面1001で選択された商品住宅の部屋毎の収納容積、部屋毎の余裕率、住宅全体の必要収納容積σ、商品住宅全体の収納容積、住宅全体の余裕率、住宅商品の述べ床面積、収納場所面積、収納面積率のデータを、図10の収納提案画面1101として表示する。
【0091】
図10の収納提案画面1101には、ユーザの住宅各部屋の収納容積余裕率を示す余裕率表示欄1102、図9の新築選択質問画面1001で選択された商品住宅の延べ床面積表示欄1106、収納場所面積表示欄1107、収納面積率表示欄1108が表示される。
余裕率表示欄1102には、ステップS1613の収納容積計算処理によって算出された部屋毎のその家庭の必要収納容積1103、新築選択質問画面1001で選択された商品住宅の収納容積1104、その家庭の部屋毎の余裕率1105が表示される。
【0092】
収納容積1104、延べ床面積表示欄1106、収納場所面積表示欄1107、収納面積率表示欄1108には、商品管理部門4の不図示の商品カタログデータベースより抽出した値が表示される。
その後、処理を終了する。
【0093】
図8の検索内容選択画面901で、新築ボタン902が選択されていない場合(ステップS1612:NO)、ステップS1615において、図8の検索内容選択画面901で、リフォームボタン903が選択されたか判定する。
検索内容選択画面901でリフォームボタン903が選択された場合(ステップS1615:YES)、ステップS1616において、リフォームする部屋に必要な収納容積を算出するリフォーム後収納容積計算処理を行い、ステップS1617において図12のリフォーム予測画面1301を表示する。
ステップS1616の処理の詳細は、図17に基づき後述する。
【0094】
図12のリフォーム予測画面1301には、リフォーム後の部屋に必要な収納容積1302、現在の部屋、つまりリフォーム前の収納容積1303、図13の収納家具類検討画面1401を表示させるための収納家具類検討ボタン1304、詳しいリフォーム計画作成を依頼する電子メール画面を表示させるための「必要」ボタン1305が表示される。
現在の部屋の収納容積1303は、そのユーザが住宅建築業者1で住宅を建築させた場合、システム管理部門3の顧客データベースより抽出したデータが表示されるが、顧客データベースにデータが登録されていない場合には、空欄となる。
画面を操作する者は、図12のリフォーム予測画面1301を見て、具体的な収納家具類の検討をしたい場合には、収納家具類検討ボタン1304を選択すればよい。
【0095】
次いでステップS1618で、図12の収納家具類検討ボタン1304が選択されたか判定する。
収納家具類検討ボタン1304が選択されていない場合(ステップS1618:NO)、ステップS1619で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
所定時間が経過した場合(ステップS1619:YES)、画面を操作する者は、充分な情報を取得したと考えているものとして処理を終了する。
【0096】
所定時間が経過していない場合(ステップS1619:NO)、ステップS1618に戻り、収納家具類検討ボタン1304が選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか収納家具類検討ボタン1304が選択されるまで、ステップS1618とステップS1619を繰り返す。
収納家具類検討ボタン1304が選択された場合(ステップS1618:YES)、Bを経てステップS1621に進み、ユーザの家族構成に適合した収納容積を有する収納家具類のイメージを表示させるための収納家具類検討処理を行う。
【0097】
図8の検索内容選択画面901において、リフォームボタン903が選択されていない場合(ステップS1615:NO)、ステップS1620で、図8の検索内容選択画面901で収納家具類検討ボタン904が選択されたか判定する。
【0098】
図8の検索内容選択画面901で収納家具類検討ボタン904が選択された場合(ステップS1620:YES)、ステップS1621で、ユーザの家族構成に適合した収納容積を有する収納家具類のイメージを表示させるための収納家具類検討処理を行う。
ステップS1621の処理の詳細は、図18に基づき後述する。
次いで、ステップS1622で図14のイメージ画面1501を表示する。
【0099】
図14のイメージ画面1501は、収納家具類を設置場所に設置した場合のイメージ画像を立体的に表示する。
イメージ画面1501は、設置場所の空間サイズと収納家具類サイズを同縮尺比率で表示する立体画像表示部1502と、表示された商品の商品番号1513、商品サイズ1514、選択タイプ1515を表示する商品仕様欄1517と、ステップS1621の収納家具類検討処理で抽出された他の商品を表示する次点商品表示欄1503とが表示される。
【0100】
次点商品表示欄には、商品番号表示欄1504、色彩を選択可能な色彩選択ボタン1506〜1508が表示され、商品番号1504又は色彩選択ボタン1506〜1508を選択することにより、商品が立体画像表示部1502に切換表示可能に構成されている。
【0101】
立体画像表示部1502には、表示させる収納家具類の色彩を選択可能な色彩選択欄1521が表示されている。
この立体画像表示部1502では、実際に部屋に設置した場合の様子を視覚的に認識可能である。例えば、ドアに比して収納家具類がどの程度の大きさであるかを視覚的に認識することができる。
なお、立体画像表示部1502では、収納家具類のサイズが、設置する部屋に適合しない場合であっても、設置する部屋と収納家具類のサイズとの比率を算出された通りの比率で表示する。
【0102】
例えば、8人家族等の大家族のユーザが高さの低いL字型タイプの靴箱を希望した場合、家族全員の靴が入る大きさのものは横幅が極端に長く、玄関の幅よりも靴箱の横幅が長くなることがある。この場合でも、玄関の幅から靴箱の横幅がはみ出た外観データを作成し、立体画像表示部1502に表示する。
【0103】
このように、設置する部屋と収納家具類とを算出された通りの比率で立体画像表示部1502に表示することにより、ユーザが選択した収納家具類が、ユーザの家族構成に合致するか否かを一目で把握可能となる。
前述の8人家族がL字型タイプの靴箱を希望した例では、トール型タイプでなければ自分の家族構成には合わないことをユーザ自身が一目で理解できる。
また、日常ではあり得ない画像も立体画像表示部1502に表示することにより、本実施形態の収納シミュレーションシステムを使用する者にインパクトを与え、親しみやすいシステムとすることが可能となる。
その後、処理を終了する。
【0104】
図8の検索内容選択画面901で収納家具類検討ボタン904が選択されていない場合(ステップS1620:NO)、ステップS1623でメインメニュー714のログアウトボタン713が選択されたか判定する。
【0105】
ログアウトボタン713が選択された場合(ステップS1623:YES)、画面を操作する者は、収納シミュレーションシステムの終了を希望しているものとして、処理を終了する。
ログアウトボタン713が選択されていない場合(ステップS1623:NO)、ステップS1624で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
【0106】
所定時間が経過した場合(ステップS1624:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
所定時間が経過していない場合(ステップS1624:NO)、Aを経てステップS1612に戻り、図8の検索内容選択画面901で新築ボタン902が選択されたか判定する。つまり、所定期間が経過するかボタン902〜904、713のいずれかが選択されるまで、ステップS1612、S1615、S1620、S1623、S1624を繰り返す。
以上が、図15のフローチャートの処理である。
【0107】
次に、図16に基づき、ステップS1613の収納容積計算処理について説明する。
図15のステップS1612で、検索内容選択画面901の新築ボタン902が選択されると、図16のフローチャートの処理がスタートする。
まず、ステップS1801で、図9の新築選択質問画面1001を表示する。
【0108】
図9の新築選択質問画面1001は、新築を検討中のユーザが、住宅建築業者1の住宅商品の中から希望商品を選択するための画面であり、住宅建築業者1の住宅商品が選択可能に表示される。
新築選択質問画面1001は、2階建住宅、3階建住宅等の住宅カテゴリを選択するための住宅カテゴリタブ1002〜1006、タブで選択されたカテゴリの住宅中から住宅商品を選択するためのチェック欄1011、各住宅商品の外観図表示欄1007、各住宅商品の詳細内容を表示させるための詳細ボタン1009、ユーザの建築予定の土地、住宅等の情報入力欄1013、図10の収納提案画面1101を表示させるための不図示の「次へ」ボタンが含まれる。
【0109】
次に、ステップS1802で、新築選択質問画面1001の不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
「次へ」ボタンが選択されていない場合(ステップS1802:NO)、ステップS1803で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
所定時間が経過していない場合(ステップS1803:NO)、ステップS1802に戻り、新築選択質問画面1001の不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか「次へ」ボタンが選択されるまで、ステップS1802とステップS1803を繰り返す。
【0110】
所定時間が経過した場合(ステップS1803:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
不図示の「次へ」ボタンが選択された場合(ステップS1802:YES)、ステップS1804で必須項目の入力漏れ等入力に不備があるか判定する。
【0111】
入力に不備があった場合(ステップS1804:YES)、ステップS1805で「入力に不備があります。再度入力して下さい」などのエラー表示・再入力指示がされ、ステップS1802に戻り、新築選択質問画面1001の不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
入力に不備がない場合(ステップS1804:NO)、ステップS1806で、新築選択質問画面1001の入力内容を不図示のメモリに保存する。
【0112】
次にステップS1807で、ユーザの家庭の住宅の各部屋に必要な収納容積を算出する。
このステップでは、図3の家族構成登録テーブル301の値を、図4の単位必要収納容積テーブル401に適用して、その家族構成の場合に各部屋で必要となる平均的な収納容積σ(N)を算出する。
【0113】
このσ(N) (Nは1以上9以下の整数)は、
σ(N)=h(N)+ai(N)+bj(N)+ck(N)+dl(N)+em(N)+fn(N)+ε(N)
により算出される。
【0114】
ここで、ε(N)は、図7のアウトドア派向け質問欄805、インドア派向け質問欄806に入力された値を図5の趣味別必要収納容積テーブル501に適用して算出する。つまり、質問欄805、806でいずれかの趣味に人数が入力された場合、図5の趣味テーブルから取得したその趣味の単位必要容積504にその人数を掛けたものを、すべての趣味について足し合わせて算出する。
【0115】
例えば、図7のアウトドア派向け質問欄805で、ゴルフJ人、テニスK人、スキーL人、野球M人と入力された場合、ε(N) (Nは1以上9以下の整数)は、
ε(N)=Jo(N)+Kp(N)+Lq(N)+Mr(N)…
により算出される。
【0116】
次にステップS1808で、図9の新築選択質問画面1001で選択された住宅商品の標準仕様の収納容積のデータを、商品管理部門4の不図示の商品カタログデータベースより抽出する。
このステップでは、新築選択質問画面1001で選択された住宅商品の商品番号をキーとして不図示の商品カタログデータベースを検索し、図10の余裕率表示欄1102に示す9つの部屋毎の収納容積のデータを取得する。
【0117】
次にステップS1809で、各部屋毎の余裕率を算出する。
余裕率は、
{(設置予定の収納容積)−(その家庭の必要収納容積)}÷(設置予定の収納容積)×100
として、各部屋毎に算出する。
【0118】
図9、図10では、住宅に設置予定の収納容積を、住宅建築業者1の住宅商品タイプA・4LDKの標準仕様の収納容積としている例を表している。
なお、本実施形態では、図9で住宅建築業者1の住宅商品を選択させ、選択された住宅商品の標準的な収納形態に基づいて、設置予定の収納容積を計算しているが、ユーザが建築予定の住宅のプランが完成している場合には、この住宅のプランの収納サイズを入力させ、このプランの収納サイズに基づいて、設置予定の収納容積を計算してもよい。この場合には、住宅のプランの電子データを端末コンピュータ10からサーバコンピュータ9に送信させるか、住宅のプランに記入されている収納家具類の商品番号を画面で入力させればよい。
【0119】
その後、図16のフローチャートの処理を終了する。図16のフローチャートの処理が終了すると、図15のフローチャートのステップS1614の図10の収納提案画面1101を表示する処理に移行する。
【0120】
次に、図17に基づき、ステップS1616のリフォーム後収納容積計算処理について説明する。
図15のステップS1615において、検索内容選択画面901のリフォームボタン903が選択されると、図17のフローチャートの処理がスタートする。
まず、ステップS1901で、図11のリフォーム質問画面1201を表示する。
【0121】
図11のリフォーム質問画面1201は、ユーザのリフォーム方針を入力するための画面である。
リフォーム質問画面1201は、リフォーム後の部屋の用途を選択するための用途選択タブ1202〜1205、タブで選択された用途に関して必要事項を入力するための入力欄1207、図10の収納提案画面1101を表示させるための不図示の「次へ」ボタンが含まれる。
【0122】
用途選択タブ1202〜1205は、図4の単位必要収納容積テーブル401の部屋の分類に合致する「玄関周り」「居間」等のタイトルが付されている。
また、入力欄1207には、リフォーム後の部屋を使用する使用者の性別、年齢群を選択する性別年齢群選択欄1208、使用者人数を入力する人数入力欄1209が含まれている。
【0123】
用途選択タブ1202〜1205、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209の入力値は、リフォーム後の必要収納容積の算出に使用される。
但し、玄関周り等、必要な収納容積が家族全員に関わる場合には、図11のリフォーム質問画面には、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209が表示されない。リフォームする部屋の収納容積は、図3の家族構成登録テーブル301の値に基づき計算すればよいからである。
【0124】
また、リフォーム質問画面1201上には、プラン図ウインドウ1206が割込み表示可能である。
このプラン図ウインドウ1206は、ユーザが過去に住宅建築業者1で住宅を建築している場合には、不図示の顧客データベースより、お客様番号をキーとしてプラン図を抽出し、表示するものである。
住宅総合相談センター5のアドバイザーは、このプラン図を参照しながら、リフォーム計画のアドバイスができる。
【0125】
次に、ステップS1902でリフォーム質問画面1201の不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
「次へ」ボタンが選択されていない場合(ステップS1902:NO)、ステップS1903で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
【0126】
所定時間が経過していない場合(ステップS1903:NO)、ステップS1902に戻り、不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか「次へ」ボタンが選択されるまで、ステップS1902とステップS1903を繰り返す。
所定時間が経過した場合(ステップS1903:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
【0127】
不図示の「次へ」ボタンが選択された場合(ステップS1902:YES)、ステップS1904で必須項目の入力漏れ等入力に不備があるか判定する。
【0128】
入力に不備があった場合(ステップS1904:YES)、S1905で「入力に不備があります。再度入力して下さい」などのエラー表示・再入力指示がされ、ステップS1902に戻り、リフォーム質問画面1201の不図示の「次へ」ボタンが選択されたか判定する。
【0129】
入力に不備がない場合(ステップS1904:NO)、ステップS1906でリフォーム質問画面1201の入力内容、例えば用途選択タブ1202〜1205、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209の入力値を、不図示のメモリに保存する。
【0130】
次にステップS1907で、リフォームする部屋に必要な収納容積を算出する。
このステップでは、まず不図示のメモリを参照し、図11のリフォーム質問画面1201の用途選択タブ1202〜1205、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209の入力値を読込む。
【0131】
なお、玄関周り等、必要な収納容積が家族全員に関わる場合には、図11のリフォーム質問画面には、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209が表示されないため、性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209の入力値の代わりに、図3の家族構成登録テーブル301を読み込む。
【0132】
次に、リフォームする部屋に関わる人について、その部屋で必要となる平均的な必要収納容積σ´(N)を算出する。
この処理では、まず、リフォーム質問画面1201で選択された用途選択タブ1202〜1205から、リフォームする部屋がどの部屋の分類に該当するかを判定する。
図11の例では、用途選択タブとして子供部屋タブ1203が選択されているため、リフォームする部屋の分類は、子供部屋と判定される。
【0133】
次に、リフォームする部屋を使用予定の人の性別及び年齢群、人数を判定する。
図11の例では、成人でない子供1人が入力されているため、リフォームする部屋を使用予定の人は、子供1人と判定される。
【0134】
次に、判定されたリフォームする部屋の分類と、使用予定の人の性別、年齢群、人数を、図4の単位必要収納容積テーブル401に適用して、その部屋で必要となる平均的な必要収納容積σ´(N)を、
σ´(N)=gh(N)+ai(N)+bj(N)+ck(N)+dl(N)+em(N)+fn(N)
により算出する。
ここで、gはリフォームする部屋に関する夫婦の組数を示し、1又は0である。
【0135】
図11の例では、子供部屋であるため、σ´(7)を算出することとなる。また、使用者は成人でない子供1人であるため、a=1であり、その他のb〜gは0となる。このときのσ´(7)は、
σ´(7)=0・h(7)+1・i(7)+0・j(7)+0・k(7)+0・l(7)+0・m(7)+0・n(7)
=1・i(7)
により算出される。
なお、本実施形態では、σ´(N)の算出にあたり、趣味に関する必要収納容積を考慮していないが、図11で、リフォームする部屋を使用予定の人の趣味を取得するようにして、σ´(N)に使用予定の人の趣味に関して必要になる収納容積を加算するよう構成してもよい。
その後、図17のフローチャートの処理を終了する。図17のフローチャートの処理が終了すると、図15のフローチャートのステップS1617の図12のリフォーム予測画面1301を表示する処理に移行する。
【0136】
次に、図18に基づき、ステップS1621の収納家具類検討処理について説明する。
図15のステップS1620において、検索内容選択画面901の収納家具類検討ボタン904が選択されると、図18のフローチャートの処理がスタートする。
【0137】
まず、ステップS2001で、図13の収納家具類検討画面1401を表示する。
図13の収納家具類検討画面1401は、ユーザの収納家具類購入の方針を入力するための画面である。
【0138】
収納家具類検討画面1401には、収納家具類を設置する部屋を特定する設置部屋選択欄1402、設置部屋選択欄1402で特定された設置部屋に設置できる収納家具類の立体図を選択可能に表示する収納家具類表示欄1403が含まれる。
設置部屋選択欄1402で、設置部屋を選択すると、収納家具類表示欄1403は、その部屋に設置可能な収納家具類を示す画面に切り替わるように構成されている。
【0139】
なお、図13は、玄関周りの例を示しており、玄関周りは収納家具類の必要容積が家族全員に関わるため、収納家具類が設置される部屋に関わる人の性別、年齢群、人数を入力する欄は設けられていないが、子供部屋、居間等、家族の一部の人だけが使用する部屋の収納家具類表示欄1403には、図11の性別年齢群選択欄1208、人数入力欄1209のような性別、年齢群、人数入力欄を表示する。
【0140】
ステップS2002で収納家具類検討画面1401の「次へ」ボタン1405が選択されたか判定する。
「次へ」ボタン1405が選択されていない場合(ステップS2002:NO)、ステップS2003で所定時間、例えば15分が経過したか判定する。
【0141】
所定時間が経過していない場合(ステップS2003:NO)、ステップS2002に戻り、「次へ」ボタン1405が選択されたか判定する。つまり、所定時間が経過するか「次へ」ボタン1405が選択されるまで、ステップS2002とステップS2003を繰り返す。
所定時間が経過した場合(ステップS2003:YES)、画面を操作する者は、これ以上収納シミュレーションシステムを継続させる意思がないものとして処理を終了する。
【0142】
「次へ」ボタン1405が選択された場合(ステップS2002:YES)、ステップS2004で必須項目の入力漏れ等入力に不備があるか判定する。
【0143】
入力に不備があった場合(ステップS2004:YES)、ステップS2005で「入力に不備があります。再度入力して下さい」などのエラー表示・再入力指示がされ、ステップS2002に戻り、「次へ」ボタン1405が選択されたか判定する。
入力に不備がない場合(ステップS2004:NO)、ステップS2006で収納家具類検討画面1401の入力内容を、不図示のメモリに保存する。
【0144】
次いでステップS2007において、収納家具類を設置する部屋に必要な収納容積を算出する。
このステップでは、まず不図示のメモリを参照し、図11のリフォーム質問画面1201で表示される不図示の性別、年齢群、人数入力欄の入力値、又は図3の家族構成登録テーブル301を読み込む。
【0145】
次に、収納家具類を設置する部屋に関わる人について、その部屋で必要となる平均的な必要収納容積σ´(N)を算出する。
この処理では、まず、収納家具類検討画面1401の設置部屋選択欄1402の選択値から、収納家具類を設置する部屋がどの部屋の分類に該当するかを判定する。
図13の例では、玄関が選択されているため、収納家具類を設置する部屋の分類は、玄関周りと判定される。
【0146】
次に、収納家具類を設置する部屋を使用予定の人の性別及び年齢群、人数を判定する。図13の例では、家族全員が使用する玄関周りの収納家具類であることから、図13には、性別、年齢群、人数の入力欄が設定されていない。従って、玄関周りを使用予定の人は、家族全員と判定される。
【0147】
次に、判定された部屋の分類と、使用予定の人の性別、年齢群、人数を、図4の単位必要収納容積テーブル401に適用して、その部屋で必要となる平均的な必要収納容積σ´(N)を、
σ´(N)=gh(N)+ai(N)+bj(N)+ck(N)+dl(N)+em(N)+fn(N)
により算出する。
ここで、gはリフォームする部屋に関する夫婦の組数を示し、1又は0である。
【0148】
図13の例では、玄関周りであるため、σ´(1)を算出することとなる。また、使用者は家族全員であるため、a〜fの値は、図3の家族構成登録テーブル301より取得した値となる。
なお、本実施形態では、σ´(N)の算出にあたり、趣味に関する必要収納容積を考慮していないが、図13で、収納家具類を設置する部屋を使用予定の人の趣味を取得するようにして、σ´(N)に、使用予定の人の趣味に関して必要になる収納容積を加算するよう構成してもよい。
【0149】
次いで、ステップS2008で、図14のイメージ画面1501に表示するための画像データを作成する。
まず、商品管理部4の商品カタログデータベースから、図13の収納家具類表示欄1403で選択されたタイプに該当する複数の収納家具類のデータを取得する。
【0150】
次に、受信した複数の収納家具類の中から、ステップS2007で算出されたσ´(N)<(収納家具類の収納容積)となる収納家具類を抽出する。
次いで、収納家具類を設置する部屋に、抽出した収納家具類のうち、最も小さいサイズの収納家具類を設置した外観を示すシミュレーション画像データを作成する。
【0151】
このとき、収納家具類を設置する部屋と収納家具類との比率は、収納家具類を設置する部屋の標準的な大きさを基準にして設定する。
なお、顧客データベースから、そのユーザの住宅の収納家具類を設置する部屋のサイズのデータを抽出し、実際のユーザの住宅の部屋と収納家具類との比率を用いてもよい。
【0152】
なお、このシミュレーション画像は、コンピュータグラフィック分野において公知の立体画像作成技術によって作成される。
その後、図18のフローチャートの処理を終了する。図18のフローチャートの処理が終了すると、図15のフローチャートのステップS1622の図14のイメージ画面1501を表示する処理に移行する。
【0153】
以上が、図15〜図18のフローチャートの処理である。
図15〜図18のフローチャートの処理は、住宅総合相談センター5のアドバイザーが収納シミュレーションシステムを使用した例を示しているが、顧客6又は営業所2の担当者が端末コンピュータ11又は7から収納シミュレーションシステムを使用した場合も、同様の処理が行われる。但し、顧客6が使用した場合には、不図示の社内向けトップ画面が表示されない点は異なる。
【0154】
次に、各部屋・家族構成員別の単位必要収納容積テーブル401の各データh(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)(Nは1以上9以下の整数)の値の算出方法について図19に基づき説明する。
h(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)は、各性別の各年齢群の人1人又は1組が、それぞれの部屋にどの程度の収納容積が必要かを示す値である。
【0155】
部屋番号N(Nは1以上9以下の整数)の収納空間に収納する物品の標準的な体積に、その性別、年齢群の人の標準的な所有数と、物品によって異なる収納容積換算係数を掛けた値を、その部屋番号Nに収納する物品すべてについて足し合わせることによって導き出す。
【0156】
ここで、玄関周りの単位必要収納容積の算出を例に挙げ、詳細に説明する。
一般家庭の玄関周りの収納手段には、通常、紳士用履物、婦人用履物、子供用履物、スリッパ等が収納される。
まず、各性別年齢群の人がこれらの物品を所有する数について、一般家庭に対しアンケート調査し、各性別年齢群の人の各物品の標準的な所有数を求める。
次に、各物品の平均的な体積を調査し、各物品の標準的な単位体積を求める。
【0157】
その後、各物品の収納容積換算係数を定める。
ここで、収納容積換算係数とは、物品を収納するために必要な容積を物品の実際の体積で割った比率をいう。
収納容積換算係数は、物品の実際の体積から、物品を収納するために必要な容積を算出するために用いられる。つまり、物品を収納する際には、その収納した物品を取出す際の余裕を考慮しなければならないため、この余裕のために必要な体積も含めた「物品を収納するために必要な容積」を、必要収納容積算出の基礎にすることにしたものである。
【0158】
物品の収納容積換算係数は、収納場所からのその物品の取出し方と、物品の実際の体積とから定められる。
図19は、各物品の収納容積換算係数を示す収納容積換算係数表である。
【0159】
収納容積換算係数は、物品の種類によって定められている。
収納容積換算係数は、図19の分類表2301に示すように、靴の係数、引き出し収納物の係数、書籍・AVテープ類の係数、棚収納物の係数の4つに大きく分類され、さらに、それらの分類が細分化されている。靴の係数は靴の分類表2302に示すように、更に3つに分類される。
【0160】
棚収納物の収納容積換算係数は、棚収納物の分類表2303に示すように、取出し形式に応じて更にA〜D方式の4つに分類される。A方式とは、物品の上から手を差し入れて物品を出し入れする方式、B方式とは物品の両脇に手を差し入れて物品を出し入れする方式、C方式とは、物品の両脇に手を差し入れて物品を握って出し入れする方式、D方式とは、物品を配置したり出し入れしたりする際のゆとりを考慮しないでよい方式をいう。
具体的には、バッグやスポーツ用品等がA方式に、ホットプレート等の家電品がB方式に、布団やダンボール等の大型の物品がC方式に、タオル等がD方式に該当する。
【0161】
次いで、各性別年齢群の人の各物品の標準的な所有数と、各物品の標準的な単位体積と、各物品の収納容積換算係数とから、玄関周りの単位必要収納容積h(1)、i(1)、j(1)、k(1)、l(1)、m(1)、n(1)を算出する。
まず、性別年齢群毎に単位必要収納容積を算出する。
【0162】
基本である夫婦2人は、玄関周りに収納する物品として、通常、紳士用履物、婦人用履物、スリッパ等を所有する。
紳士用履物及び婦人用履物の収納容積換算係数は図19より2.64、スリッパの収納容積換算係数は図19より4.90である。
【0163】
夫婦2人の紳士用履物、婦人用履物、スリッパの標準的な所有数をそれぞれs、t、u、紳士用履物、婦人用履物、スリッパの標準的な単位体積をδ(a)、δ(b)、δ(c)と仮定すると、基本である夫婦2人の玄関周りで必要な収納容積h(1)は、
h(1)=2.64×s・δ(a)+2.64×t・δ(b)+4.90×u・δ(c)…
により算出される。
同様にして、玄関周りの子供、高齢者夫婦等その他の性別年齢群の人についての必要容積i(1)、j(1)、k(1)、l(1)、m(1)、n(1)も、標準的な所有数と、物品によって異なる収納容積換算係数を掛けた値を、その部屋番号1に収納する物品すべてについて足し合わせることによって導き出すことができる。
また、他の部屋のh(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)についても、同様に導き出すことができる。
以上のようにして、h(N)、i(N)、j(N)、k(N)、l(N)、m(N)、n(N)を算出する。
【0164】
以上の通り、本実施形態に係る収納シミュレーションシステムは、ユーザ自身又はユーザから相談を受けたアドバイザーや営業担当者が、ユーザの住宅新築時、住宅リフォーム時、収納家具類購入時に、ユーザの家族構成及び生活スタイルに応じた収納必要容積を、自動で知ることができるが、そのほか、住宅の住み替えの場合の中古物件の収納評価に用いることも可能である。
【0165】
ここで、住み替えとは、居住している住宅を販売すると共に、新築住宅購入又は賃貸住宅賃借して、ユーザが住居を住み替えることをいう。住み替えにより、中古住宅が市場で流通されることとなる。
住み替えの場合には、ユーザが居住している住宅を中古物件として販売するときに、この中古物件の価格決定のため、地域・交通・間取りなど種々の面から評価することが必要となる。
【0166】
本実施形態に係る収納シミュレーションシステムは、中古物件の収納面の評価ツールとして使用することができ、本実施形態のシステムを用いた収納に関する評価の結果を、中古物件の収納面からの評価結果として利用可能である。
例えば、中古物件について図6、図7の画面に購入希望者の家族構成等を入力して図11の収納提案画面1101を表示させ、表示された余裕率1105を、その中古物件の収納面の評価基準として用いてもよい。
なお、収納容積を中古住宅の評価基準とするシステムは知られていない。本実施形態に係る収納シミュレーションシステムを中古住宅の評価ツールとして用いることで、住宅購入時に収納面を検討したいというユーザのニーズを満たすシステムを提供することが可能となる。
【0167】
また、本実施形態では、必要な収納の広さを、面積ではなく容積を基準に見積もるため、実際の収納の実態に沿った収納に必要な広さを算出可能である。
従来は、収納率を平面的に捉え、収納の面積が住宅内の面積の15%あれば収納の広さとしては優良であるとするのが業界慣行であったが、現実には面積を基準にした収納広さの見積では、実態に沿わないのが現状であった。
本実施形態は、この従来の業界慣行の問題点を解決するものである。
【0168】
なお、依然、収納の広さを面積で見積もる手法が業界で用いられているため、本実施形態の収納シミュレーションシステムでは、必要収納体積のみでなく、必要な収納の広さを面積で算出したものを、必要収納体積と共に画面表示するようにしてもよい。
このように、面積基準の収納広さのデータも併せて提供することにより、ユーザが、住宅建築業者1以外の業者の住宅商品について、面積基準の収納の広さのデータを入手した場合、この業者の住宅商品の収納の広さと、住宅建築業者1の住宅商品の広さとを比較することが可能となる。
【0169】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、サーバコンピュータは受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備えているため、住宅を新築する場合に、住宅全体でどの程度の収納容積が必要になるかをトータルでユーザに示すことが可能となる。
【0170】
また、ユーザの住宅の居住者の性別,年齢群情報に基づき算出された合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差をアドバイザーの端末コンピュータ側に表示可能であるため、アドバイザーと同席するユーザに対し、自分だけのために収納計画のアドバイスをしているという印象を与えることが可能となり、アドバイザーとユーザとの間の信頼関係を強化することが可能となる。
【0171】
また、サーバコンピュータは、前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段を備えているため、アドバイザーが本発明に係るシステムを使用するときには、ユーザが建築予定の住宅の収納容積が、ユーザの家族構成に合致しているかを、アドバイザーが把握することができ、ユーザに対し適切なアドバイスをすることが可能となる。
また、ユーザが本発明に係るシステムを使用するときには、ユーザが建築予定の住宅の収納容積が、ユーザの家族構成に合致しているかを、ユーザが一目で把握でき、収納容積に対する適切な判断が可能となる。
【0172】
更に、前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される可能性が高い物品について足し合わせた和であるため、収納のために物品自体の体積以外に必要になる余裕体積が、物品の種類毎に異なるという収納の実態に即した必要収納容積の見積が可能となる。
つまり、必要収納容積算出に、「物品そのものの空間占有体積」を使用するのではなく、物品の占有体積に必要な取出し形式等を考慮した係数を乗じた「物品の単位必要収納容積」を使用する構成としたため、現実に必要な収納容積により近似した必要収納容積を算出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る収納シミュレーションシステムの構成を示す説明図である。
【図2】サーバコンピュータのハード構成を示す説明図である。
【図3】家族構成登録テーブルを示す説明図である。
【図4】単位必要収納容積テーブルを示す説明図である。
【図5】趣味別必要収納容積テーブルを示す説明図である。
【図6】質問画面(1)を示す説明図である。
【図7】質問画面(2)を示す説明図である。
【図8】検索内容選択画面を示す説明図である。
【図9】新築選択質問画面を示す説明図である。
【図10】収納提案画面を示す説明図である。
【図11】リフォーム質問画面を示す説明図である。
【図12】リフォーム予測画面を示す説明図である。
【図13】収納家具類検討画面を示す説明図である。
【図14】イメージ画面を示す説明図である。
【図15】収納シミュレーションシステムの処理を示すフローチャートである。
【図16】収納容積計算処理を示すフローチャートである。
【図17】リフォーム後収納容積計算処理を示すフローチャートである。
【図18】収納家具類検討処理を示すフローチャートである。
【図19】収納容積換算係数表を示す説明図である。
【符号の説明】
1 住宅建築業者
2 営業所
3 システム管理部門
4 商品管理部門
5 住宅総合相談センター
6 顧客
7、10、11 端末コンピュータ
8、9 サーバコンピュータ
13 通信回線網
72 CPU
73 RAM
74 ROM
75 HDD
76 記憶媒体装置
77 通信装置
78 キーボード
79 マウス
80 表示装置
81 プリンタ
301 家族構成登録テーブル
401 単位必要収納容積テーブル
501 趣味別必要収納容積テーブル
701 質問画面(1)
801 質問画面(2)
901 検索内容選択画面
1001 新築選択質問画面
1101 収納提案画面
1102 余裕率表示欄
1201 リフォーム質問画面
1301 リフォーム予測画面
1401 収納家具類検討画面
1403 収納家具類表示欄
1501 イメージ画面
1502 立体画像表示部
2301、2302、2303 分類表

Claims (16)

  1. ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションシステムであって、
    該システムを統括するサーバコンピュータと、該サーバコンピュータに情報送受信可能に接続され、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータと、を備え、
    前記サーバコンピュータは、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、
    前記端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手段と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、
    前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、
    前記端末コンピュータは、前記サーバコンピュータから受信した前記合計必要収納容積,前記住宅の設置予定収納容積,前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を画面表示する手段を備え、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーションシステム。
  2. 前記性別年齢群毎必要容積記憶手段は、趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項を含む群から選択された少なくとも一つを含む前記ユーザの特性事項に関連して必要となる平均的な収納容積を、特性付随収納容積として格納し、
    前記受信手段は、前記居住者全員の前記特性事項を受信し、
    前記算出手段は、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出することを特徴とする請求項1記載の収納シミュレーションシステム。
  3. ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションシステムであって、
    該システムを統括するサーバコンピュータと、該サーバコンピュータに情報送受信可能に接続され、前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータと、を備え、
    前記サーバコンピュータは、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、
    複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を格納する家具記憶手段と、
    前記端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手段と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手段と、
    前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、
    前記端末コンピュータは、前記サーバコンピュータから受信した前記外観情報を画面表示する手段を備え、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーションシステム。
  4. 前記セクションは、子供部屋,キッチン周り,玄関周り,大型収納,主寝室,トイレ,洗面所からなる群のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項1又は3記載の収納シミュレーションシステム。
  5. ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション装置であって、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手段と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手段と、
    前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーション装置。
  6. 前記性別年齢群毎必要容積記憶手段は、趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項を含む群から選択された少なくとも一つを含む前記ユーザの特性事項に関連して必要となる平均的な収納容積を、特性付随収納容積として格納し、
    前記受信手段は、前記居住者全員の前記特性事項を受信し、
    前記算出手段は、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出することを特徴とする請求項5記載の収納シミュレーション装置。
  7. ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション装置であって、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手段と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として記憶する性別年齢群毎必要容積記憶手段と、
    複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を格納する家具記憶手段と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手段と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手段と、
    前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手段と、を備え、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーション装置。
  8. 前記セクションは、子供部屋,キッチン周り,玄関周り,大型収納,主寝室,トイレ,洗面所からなる群のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項5又は7記載の収納シミュレーション装置。
  9. ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション方法であって、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録する手順と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手順と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手順と、
    前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手順と、を行い、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーション方法。
  10. 前記登録する手順では、前記性別年齢群毎必要容積記憶手段に、趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項を含む群から選択された少なくとも一つを含む前記ユーザの特性事項に関連して必要となる平均的な収納容積を、特性付随収納容積として格納し、
    前記受信手順では、前記居住者全員の前記特性事項を受信し、
    前記算出手順では、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出することを特徴とする請求項9記載の収納シミュレーション方法。
  11. ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーション方法であって、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録すると共に、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を家具記憶手段に登録する手順と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手順と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手順と、
    前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手順と、を行い、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーション方法。
  12. 前記セクションは、子供部屋,キッチン周り,玄関周り,大型収納,主寝室,トイレ,洗面所からなる群のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項9又は11記載の収納シミュレーション方法。
  13. ユーザのライフスタイルに適合した住宅の収納形態又は収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションコンピュータに、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録する手順と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、住宅の居住者全員の性別,年齢群情報及び、前記住宅の設置予定収納容積を示す情報を受信する受信手順と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記住宅の居住者全員の合計必要収納容積を前記セクション毎に算出する算出手順と、
    前記合計必要収納容積と前記住宅の設置予定収納容積との差を算出して、前記端末コンピュータに送信する手順と、を実行させるためのプログラムであって、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーションプログラム。
  14. 前記登録する手順では、前記性別年齢群毎必要容積記憶手段に、趣味,仕事,習慣,ライフスタイルに関連する事項,ライフステージに関連する事項を含む群から選択された少なくとも一つを含む前記ユーザの特性事項に関連して必要となる平均的な収納容積を、特性付随収納容積として格納し、
    前記受信手順では、前記居住者全員の前記特性事項を受信し、
    前記算出手順では、前記特性事項を前記特性付随収納容積に適用して算出した前記居住者全員の合計特性付随収納容積を含む前記合計必要収納容積を算出することを特徴とする請求項13記載の収納シミュレーションプログラム。
  15. ユーザのライフスタイルに適合した収納用品を把握するために前記ユーザ又は該ユーザの相談に応じるアドバイザーが利用する収納シミュレーションコンピュータに、
    単位人数あたりの平均的な必要収納容積を、各性別の所定年齢群毎に、住宅内の各セクションについて算出し、性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を導出する必要容積算出手順と、
    導出された性別年齢群毎及び前記セクション毎の前記必要収納容積を性別年齢群毎必要収納容積として性別年齢群毎必要容積記憶手段に登録すると共に、複数の各前記収納用品の収納容積情報,外観情報を家具記憶手段に登録する手順と、
    前記ユーザ又は前記アドバイザーが使用する端末コンピュータから、前記住宅の居住者のうち、前記収納用品に収納される物品に関わる居住者の性別,年齢群情報を受信する受信手順と、
    受信した前記性別,年齢群情報を、前記性別年齢群毎必要収納容積に適用して、前記物品に関わる居住者の合計必要収納容積を、前記収納用品に関わる前記セクションについて算出すると共に、前記合計必要収納容積に適合する前記収納用品の外観情報を、前記家具記憶手段から抽出する手順と、
    前記抽出した外観情報を、前記端末コンピュータに送信する手順と、を実行させるためのプログラムであって、
    前記平均的な必要収納容積は、前記性別年齢群毎の平均的な物品保有数に、該物品の平均的な体積と、前記物品毎に定められた必要収納容積換算係数とを掛けて算出した物品・性別年齢群毎必要収納容積を、前記各セクションに収納される物品について足し合わせた和であることを特徴とする収納シミュレーションプログラム。
  16. 前記セクションは、子供部屋,キッチン周り,玄関周り,大型収納,主寝室,トイレ,洗面所からなる群のうち少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項13又は15記載の収納シミュレーションプログラム。
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