JP2004123455A - Home garbage composting method and home garbage composting apparatus - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、微生物を利用して、家庭で排出される生ごみから良質な堆肥を製造するために用いる家庭用生ごみ堆肥化方法および家庭用生ごみ堆肥化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から、この種の堆肥化装置には、円錐形容器の発酵槽に生ごみを投入し、その都度種菌を散布して嫌気性発酵処理を行うもの、あるいはエアポンプを用いて発酵槽内に強制的に空気を送り込み、且つ、電熱ヒータで発酵槽を加温して好気性発酵処理を促進させるものが知られている(例えば、特許第2873416号公報参照)。前記のものでは、密閉型となっており発酵槽内の生ごみ内部への通気はほとんど行われない。後者においては、適宜強制的に攪拌するとともに発酵槽の上部から強制的に内部の生ごみに空気を供給して発酵槽の底部にある多孔板から排気するようにしている。そして発酵促進のために発酵槽の側面に電熱ヒータを巻き付けて加温するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来の堆肥化装置においては微生物という生き物を利用した堆肥化の原理が充分に理解されているとは考えられず数々の不都合が生じていた。例えば、嫌気性発酵処理の場合、著しい悪臭が発生して不衛生であって、設置場所に制約を受けたり、さらには消耗品である種菌の費用が莫大となるため大変不経済であった。また、強制通気および強制加温の好気性発酵処理の場合は悪臭の発生は少なくなり衛生的に堆肥が得られるはずであるが、その管理が面倒であるため間違った使い方となって目的とする良質の堆肥が得られなかったり、あるいは攪拌や通気および加温などに消費電力が多くなるという不都合が生じていた。
【0004】
一般的に堆肥化とは、自然界の微生物を利用して、好気的条件のもとで、病原性生物を不活性化するとともに、有機廃棄物を分解・発酵および腐植化して、土壌の生物性、化学性および物理性の改良に役立ち、そして作物の生育に有益であって、且つ、取扱いやすい有機物(腐植物質)を作ることである。したがって生ごみなどの有機廃棄物の堆肥化装置を考える上で、第1の重要な点は、上記堆肥化の意義を充分に理解しておく必要がある。
【0005】
第2の重要な点は、正常な堆肥化には必ず適切な微生物相の遷移があることを認識することである。すなわち、堆肥化は固形物中の不均一発酵であるため、時間とともに環境条件は変化して、その環境条件に適した微生物群が増殖していく。例えば、稲わら、野菜および雑草などの植物の堆肥化では、最初に細菌や菌類が出現して、易分解性物質のデンプン、糖類、蛋白質、脂肪などを比較的短時間で分解する(1次発酵;〜2週間程度)。このとき大量のエネルギーが排出されて系内は高温になり、病原性生物は死滅し、同時に細菌や菌類も急激に減少して、代わりに好熱性のセルロース分解菌が現われて難分解性物質であるセルロースを徐々に分解して行く(2次発酵:熟成・腐植化;2ヶ月程度)。この後、さらに分子量の大きい有機物を徐々に分解する放線菌やリグニンを分解するキノコ類が出現してくる。このように、微生物による堆肥化においては、細菌、菌類―セルロース分解菌―放線菌―キノコ類という遷移が行われていることから、良質の堆肥を得るにはこの遷移を辿るよう配慮した堆肥化装置でなければならない。
【0006】
第3の重要な点は、1次発酵の微生物群は好気性菌であるため、活発な分解を行わせるには多量の酸素(空気)が必要となることである。図1に示すように、1次発酵の酸素消費量(生物化学的酸素要求量:BOD5)は堆肥化開始から3日後までは最高値を示し、その後、徐々に減少して2週間程度で急激に減少することが明らかにされている(茅野充男、森 忠洋、廃棄物、3、57(1981))。したがって、1次発酵の段階では生ごみ中に充分な酸素(空気)を供給する必要があり、とくに堆肥化開始後の3日間は、発酵槽内への空気供給量を最大限に維持し、絶対に酸素欠乏状態を起こしてはならない。
【0007】
第4の重要な点は、生ごみ中の難分解性物質であるセルロースは好熱性のセルロース分解菌によって徐々に分解されるため、2次発酵では発酵槽を高温にしかも長時間維持する必要があることである。セルロースはセルロース分解菌が生成する酵素セルラーゼによって分解され、この酵素活性(セルロースの分解量:μ)は、図2に示すように、堆肥化開始後の14日から急速に高くなって20日〜40日間はピークを維持し、その後徐々に減少して78日頃までは高い活性を示すと説明されている(M. Chino et al., Soil Sci. Plant Nutr., in press(1982))。したがって、この酵素活性の高い時期がセルロースの分解時期であり、1次発酵後の2ヶ月程度は55℃以上の高温を維持することが必要となってくる。
【0008】
第5の重要な点は、発酵槽内の生ごみ中へ充分な空気を供給したり、発酵によって発生するガスおよび加温で生じる水蒸気の排出を、経済的に行なうにはドラフト効果(吸引作用)による自然通気が最も好ましく、被処理物となる生ごみ中の自然通気の抵抗を極力少なくする必要があることである。このためには生ごみ中の空隙率を大きくすることであって、その方法は適当量の腐葉土を通気性向上材として生ごみに配合し、生ごみの粘着性による緻密化を防止して多数の空隙を形成することである。ここで腐葉土にはセルロース分解菌などの種々の分解菌が含まれていることから、腐葉土の配合は接種にもなって、極めて有効な方法である。しかしながら、配合した腐葉土は堆肥とともに持ち出されて減少するため、新たに腐葉土を準備せねばならないという問題が起こる。
【0009】
この通気性向上材として、全く腐植化していない落ち葉、雑草、おが粉などを用いることは可能であるが、これらは短期間では分解に至らず、作物に悪影響を及ぼす未分解物となって得られた堆肥中にそのまま大量に残る結果となり好ましくない。したがって、市販の腐葉土を購入して配合することが望ましいが、これでは大変不経済となることから、如何にして効率的に腐葉土を製造するかが大きな課題として生じてくる。
【0010】
第6の重要な点は、常に安定したドラフト効果による正常な自然通気を行なわしめる必要があることである。このためには上述したように生ごみ中の通気抵抗を減少させると同時に、空気の入口通路、例えば生ごみを支える多孔体である網目体の網目(通気孔)の通気抵抗を増加させないようにすることである。発酵槽を長期間運転し続けると網目には微生物体や微細粒子の堆肥が付着して網目は次第に小さくなったり、あるいは堆肥が嵌まり込んで閉塞して通気抵抗が大きくなる。したがってこれを防止するには、発酵槽の入口通路の多孔体、例えば網目を適宜点検し、そして保守清掃が容易にできるように発酵槽を構成しなければならない。
【0011】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、特別の種菌を消耗品として供給したり、電力消費などの不経済なことは一切せず、堆肥化を衛生的で、且つ、効率的に、しかも経済的に行わせて、誰もが容易に家庭の生ごみから良質の堆肥を製造できる家庭用生ごみの堆肥化方法および家庭用生ごみ堆肥化装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、第1に堆肥化を担う微生物相の遷移を保護し、且つ、充分な分解時間を与えるため、堆肥開始から少なくとも1週間程度は、異なる別の生ごみの投入による外乱を1次発酵の微生物群が受けないように安定期間を設ける必要のあること、第2に1次発酵で消費される多量の酸素(空気)を自然通気で経済的にしかも安定して永続的に供給する必要のあること、第3に2次発酵で必要な高温維持を経済的に行う必要のあること、第4に腐葉土を効率的に製造する必要のあること、そして第5には誰でもが取扱いできて、しかも維持管理が容易となる簡単な装置にする必要のあることに着目してなされたものである。
【0013】
具体的には、家庭用生ごみ堆肥化方法に係わる第1の発明は、家庭から排出された生ごみを微生物発酵させて堆肥を製造する堆肥化方法を前提にして、生ごみが発酵しやすいように、生ごみに米糠と腐葉土もしくは堆肥を添加調合する前調整工程(この調合物を被処理物という)と、微生物相の遷移保護を目的としたこの被処理物の日替わり投入工程と、ドラフト効果を利用した自然通気で充分な酸素を供給し上記被処理物の易分解性物質を好気性分解させる1次発酵工程と、この1次発酵を行ないつつ、同時に、この1次発酵の発酵熱を利用して上記被処理物の難分解性物質であるセルーロスなどを分解させる2次発酵工程と、そして上記1次発酵工程および上記2次発酵工程と並行して落ち葉や雑草から上記腐葉土をつくる腐植化工程を一連の連続工程として繰り返し永続的に行うことを特定事項とするものである。なお、上記の「日替わり投入」とは発酵開始を行なう発酵場所が日毎に替わるように、被処理物を日毎に別の発酵槽に投入すること、もしくは被処理物を日毎に同一発酵槽内の別の位置に投入することである。
【0014】
この第1の発明を実施するための家庭用生ごみ堆肥化装置に係わる第2の発明は、生ごみに米糠と腐葉土もしくは堆肥を添加調合して得られた被処理物を収容して堆肥化する複数個の隣接した醗酵室からなる発酵槽と、この複数個の発酵室に収容された被処理物への通排気手段と、上記発酵槽の保温手段と、保守点検のため上記発酵槽を着脱可能に収納する枠体容器と、上記枠体容器の蓋体と、そして上記枠体容器の下部にあってこの枠体容器と嵌合により着脱可能にもしくは一体型に構成された腐植化槽とを備えることを特定事項とするものである。
【0015】
以下、上記の第1および第2の発明についての解釈および付加的特定事項について説明する。
【0016】
一般に生ごみは多量の水分を含み粘着性が高い。このため生ごみ内の空隙率が低く通気性が損なわれて酸欠状態になり、直に嫌気性発酵して悪臭が発生する。これを防止するため、生ごみの前調整として腐葉土もしくは乾燥した堆肥を適当量配合する。そうすると生ごみ中の水分は腐葉土もしくは堆肥に吸収されて粘着性がなくなり、生ごみの空隙率は高くなる。この結果、自然通気が促進されて1次発酵に必要な酸素が充分に供給されるようになる。さらには腐葉土および堆肥中には多数の微生物が存在するため、これらを添加することは微生物の接種になって分解を早めることになる。また、米糠の配合は微生物に必要な養分の供給となるものである。なお、この上記前調整工程は被処理物の水分状況、混合状態などの調整具合を観察しながら人手によって行なわれる。
【0017】
上記被処理物の日替わり投入を行なって、再び同一発酵室に巡ってくる日数の間隔は、上記微生物相の遷移を保護できるように、少なくとも1週間程度とし、このため醗酵室は複数個とする。そして上記被処理物の投入位置は、この被処理物の1次発酵熱が、2次発酵しつつある被処理物の常時加温に役立つように、2次発酵中の被処理物の中央部となるようにすることを特定事項とするものである。こうすることにより、被処理物は外乱を受けることなく順調に1次発酵し、さらには新規に投入された被処理物の1次発酵熱は、2次発酵中の被処理物によって挟まれて断熱されることにもなって、この発酵熱はセルロース分解菌の活動に有効利用され難分解性物質の分解が確実に行なわれる結果となる。また、上記被処理物の堆肥化物は製品として適宜、適当量を抜き出すことをも特定事項とするものである。
【0018】
上記発酵槽は、上記被処理物の出し入れが可能なように上部が開放であり且つ空気などの気体および水蒸気の通排気が可能な多孔体を配設した底部を有する発酵容器で構成すること、そしてこの発酵容器の容積を縦方向に等分割する複数の多孔体仕切板によって形成された等容積で縦長の分割発酵室を複数個配設して構成すること、もしくは上記底部多孔体の発酵容器内に、上部開放であり、等容積で縦長の籠体の独立発酵室を複数個配設して構成すること、そしてさらにはこの発酵槽全体を上記枠体容器より着脱させるための一対の取っ手を上記発酵容器の上部に配設することを特定事項とするものである。
【0019】
上記発酵槽を構成する上記発酵容器の底部多孔体は、上記被処理物を直接的に保持するとともにこの被処理物中へ供給する空気の通気孔を多数保有するものである。しかしながら、長期間の運転でこの底部多孔体の通気孔の開度は、被処理物の付着による縮小や微細な被処理物の嵌まり込みにより、次第に閉塞状態に陥るため、被処理物中に充分な空気を安定して送りつづけることが妨げられて、正常な好気性発酵が起こらなくなってしまう。したがって、上記発酵槽を上記枠体容器より人手により定期的に取出して上記底部多孔体を適宜保守点検して、必要あれば洗浄もしくはブラッシングによって、上記底部多孔体の通気孔の閉塞防止を図ることは極めて重要になってくる。
【0020】
上記分割発酵室および上記独立発酵室の断面形状は、円形、扇形、三角形、四角形もしくは多角形のいずれであってもよく、またそれぞれの発酵室の個数は5個〜10個程度であって、上記「日替わり投入」に差支えのない個数が望ましい。
【0021】
そして上記分割発酵室および上記独立発酵室の深さhは、被処理物の自然通気抵抗および保温断熱効果から判断して、20cm〜60cm程度が望ましい。もしもこれ以上とする場合には、1段を20cm〜60cm程度とした複数段にし、中間部にも新たな通排気孔を配設することが望ましい。
【0022】
上記独立発酵室は、上記底部多孔体と同様に空気などの気体および水蒸気および水滴が通過可能な多孔体で構成された側壁面を持つ籠体が望ましく、また、上記分割発酵室を形成する上記複数の仕切板も、同様の多孔体が望ましい。これらの多孔体は、適当大きさの多数の孔を有する多孔板、網目板もしくは格子状板が望ましい。こうすることにより、上記分割発酵室もしくは独立発酵室のそれぞれに収容された被処理物同士間の横方向の水分移動や熱移動が容易になって発酵槽全体の諸条件が均等に維持される結果となり、良質の堆肥が得られる。
【0023】
上記通排気手段は、上記分割発酵室もしくは上記独立発酵室に収容された被処理物中への外気(空気)の導入や上記被処理物の微生物分解によって発生した気体および発酵熱で蒸発した水分(水蒸気)を大気中に排出するためのもので、上記枠体容器の側壁面の上方部(排気部)と、上記腐植化槽の側壁面(導入通気部)とに適当大きさの孔を複数個、上記発酵槽を中央部に挟むように、配設することを特定事項とするものである。なお、この孔の配設場所は、上記分割発酵槽もしくは上記独立発酵槽を収納したときに、これらによって塞がれることのない位置であることは言うまでもない。
【0024】
あるいは、上記通排気手段は、ドラフト効果を高めるために、上記枠体容器の側壁面の上方部(排気部)に複数個の孔を配設する替わりに、上記蓋体の中央部に配設した適当高さの煙突と上記腐植化槽の側壁面に配設した適当大きさの複数個の孔とで構成することをも特定事項とするものである。こうすると煙突による吸引作用で外気の取込みが円滑に行なわれるようになる。
【0025】
上記保温手段は、ガラスウール、セラミックスウール、プラスチックス発泡体およびこれらのシートなどで構成された軽量の断熱材であって、上記枠体容器の内壁面と上記発酵手段の外周部との間に適当厚さで配設することを特定事項とするものである。
【0026】
上記枠体容器は、上部開放の底無し容器であって、内面下方もしくは内面上方には上記発酵槽を保持する支持手段を配設すること、そしてこの枠体容器の上方部には上述したように上記通排気手段の複数個の孔を配設することを特定事項とするものである。また、この枠体容器の断面形状は、円形、扇形、三角形、四角形もしくは多角形のいずれであってもよい。
【0027】
上記腐植化槽は、上部開放の底付きの容器であって、この容器の上部が上記枠体容器の下部と嵌合するよう構成されていること、そしてこの腐植化槽の側壁面上部には上述したように上記通排気手段の複数個の孔が配設されていることを特定事項とするものである。また、この腐植化槽は、上記発酵槽の下方に位置するように上記枠体容器と一体型にもしくは着脱可能に構成されたものであることを特定事項とし、底無しの容器であってもよい。また、この腐植化槽の形状および大きさは任意に設定することができる。
【0028】
上記腐植化槽は、落ち葉、雑草、おが粉などを腐植化して腐葉土を製造するところであって上記発酵槽の下方に配設する。この腐植化槽に適当量の落ち葉などを投入しておいて、上記の1次発酵・2次発酵をこの上方で行なうと、下方にある腐植化槽は、加温されるとともに、上記発酵槽中の微生物群や水分および適度の養分が、上記発酵槽の底部多孔体の細孔を通って落下することになり腐植化にとって最適の環境条件に維持される。また、上記腐植化槽を底無し容器として大地と接触するようにするとミミズなどの小動物の繁殖が起こって分解を早めることにもなる。
【0029】
上記蓋体は、上記枠体容器と着脱可能に構成されていること、そしてこの蓋体の外径は、雨が上記枠体容器の上記通排気孔から上記発酵槽内に入り込むことを防止できる幅のひさしを形成するように、上記枠体容器の外径より大きく構成されていること、そしてこの蓋体の上部に取っ手を配設することを特定事項とするものである。
【0030】
もしくは、上記蓋体は、上記枠体容器と密着型であって着脱可能に構成され、そして中央部に適当高さの煙突が配設されていることを特定事項とするものである。
【0031】
【発明の効果】
以上、説明したように、家庭用生ごみ堆肥化方法に係わる第1の発明および家庭用生ごみ堆肥化装置に係わる第2の発明によれば、堆肥化を衛生的で、効率的に、且つ、経済的に、誰でもが容易に家庭の生ごみから良質の堆肥を製造できる。
【0032】
具体的には、生ごみを発酵処理しやすい状態の被処理物にする前調整工程と、異なる発酵開始日として微生物遷移を保護する日替わり投入工程と、ドラフト効果による自然通気で充分に酸素供給されて行なう好気性の1次発酵工程と、この1次発酵の発酵熱を最大に活用した2次発酵工程と、そしてこの1次発酵工程および2次発酵工程と並行して腐葉土をつくる腐植化工程と、を一連の連続工程として繰り返し永続的に行うことで確実に良質の堆肥を製造できる。
【0033】
被処理物を収容して発酵処理する発酵槽は、「日替わり投入」に適した5個〜10個程度の縦長の分割発酵室もしくは独立発酵室で構成されており、さらにはドラフト効果による通排気が効果的に行なわれるように上部開放、底部多孔体であり、そして発酵熱の逸散を防止するよう充分に保温された構造であるため、被処理物は好気的条件下で1次発酵と2次発酵が並行して行なわれることとなり良質の堆肥が効率的に製造できる。また、腐植化槽を発酵槽の下方に配設したことで、腐植化の最適条件が維持され、生ごみの調整および通排気性の向上に必要な腐葉土を効率的に製造できる。
【0034】
また、発酵槽全体を枠体容器より人手によって容易に取出して底部多孔体を適宜保守点検し、そして洗浄もしくはブラッシングなどが簡単にできることから、底部多孔体の通気孔の閉塞を確実に防止できて、安定した好気性発酵が可能となる。さらには、堆肥化装置は発酵槽と枠体容器を個別に製作して容易に組立できることから加工費が安価となり経済的な堆肥化装置を提供することにもなる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0036】
図3は、本発明の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示し、1は外観角型の家庭用生ごみ堆肥化装置、2は角型の発酵槽、4は断熱材などの保温手段、5は発酵槽2と保温手段4を収納する角型の枠体容器、6は角型の蓋体、7は角型の腐植化槽、3は通排気手段であって、31は枠体容器5の上方部に配設された通排気孔、32は腐植化槽7の上方部に配設された通排気孔である。
【0037】
上記発酵槽2は、底部多孔体21を有する発酵容器20でその外箱を形成するようにしてあり、そしてこの発酵容器20の容積が多孔体仕切板211、212、213によって等分割されてできた分割発酵室221、222、223を内蔵するようにしてある。また、上記仕切板211、212、213にはいずれも多数の通排気孔a、例えば直径2mm〜10mm程度の孔、が配設してあって、被処理物中の気体および水分がこの分割発酵槽間を容易に移動できるようにしてある。上記底部多孔体21は、気体および水蒸気が通過可能な多孔板、網目板もしくは格子状板である。
【0038】
上記通排気手段3の上記通排気孔31および32は、それぞれ複数個取り付けられた適当大きさ、例えば直径15mm〜40mm程度の孔である。上記被処理物は、上記分割発酵室221、222、223に充填されると1次発酵および2次発酵を行い発酵熱で40℃〜70℃程度に昇温する。この昇温によって被処理物中の水分が水蒸気になって被処理物中の空隙を上昇して上記通排気孔31を通り上記堆肥化装置1の外に排出されるようにしてある。また同時にこの昇温で、発酵により生成したCO2などの気体の体積も膨張して水蒸気と同様に外部に排出されるようになる。このような水蒸気および気体の上昇流れによって被処理物中には常にドラフト効果(吸引作用)が働き、外気が上記通排気孔32および上記底部多孔体21を通して被処理物中に導入されて好気性条件が常時維持されるようになる。
【0039】
上記枠体容器5は、上記発酵槽2を容易に出し入れできる大きさの内容積であって、しかも上記発酵容器20との間に上記保温手段4の断熱材41を適当厚さ、例えば20mm〜50mm程度充填できる間隙を有している。これによって上記発酵槽2で発生する発酵熱の無駄な逸散を防止できる。そして上記枠体容器5の内面の下方縁部には上記発酵槽2の底部を支えるように支持手段である支持体51が取付けてある。この場合の支持体51は上記枠体容器5の内面に設置された凸状のリング体であるが、この枠体容器5の内面円周上に複数個配設された突起、もしくはこの枠体容器の内径を適当寸法縮小させて形成した突起であってもよい。また、上記支持手段は上記発酵容器20の上部を支えるように上記枠体容器5の内面上部に配設されてもよい(図示せず)。
【0040】
上記蓋体6は、その外径が上記枠体容器5の外径より大きくなっていて、上記枠体容器5との嵌合部Aで適当幅のひさし61を形成させる。これによって、雨水が上記通排気孔31から上記分割発酵槽221、222、223へ入り込むことを防ぐようにしてある。そして上記蓋体6の上面には、着脱が容易となるように取っ手62を取付けてある。
【0041】
上記腐植化槽7は、この腐植化槽7の内部70に落ち葉などを充填したり、あるいはできた腐葉土を取出するため、上記枠体容器5と適宜着脱できるように嵌合部Bで嵌合するようにしてある。そしてこの腐植化槽7の側壁面の下方には排出孔71を取付けて上記通排気孔32より入り込んだ雨水が自然に排出されるようにしてある。
【0042】
図4は、上記角型の家庭用生ごみ堆肥化装置1の平面図であって、上記発酵容器20の容積を複数の多孔体仕切板211、212、213、214、215、216、217によって、6個の角型の上記分割発酵室221、222、223、224、225、226に等分割された状況を示したものである。この場合、上記蓋体6は取り外されている。
【0043】
図5は、本発明の他の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示し、上記枠体容器5と上記腐植化槽7が一体型に構成された場合の側面説明図である。1は外観角型の家庭用生ごみ堆肥化装置、2は角型の発酵槽、4は断熱材などの保温手段、5は発酵槽2と保温手段4を収納する角型の枠体容器、6は角型の蓋体、7は角型の腐植化槽、71は排水孔、3は通排気手段であって、31は枠体容器5の上方部に配設された通排気孔、32は腐植化槽7の上方部に配設された通排気孔である。なお上記腐植化槽7と上記枠体容器5とが一体型の場合には、上記発酵槽2を取り外して上記腐植化槽7の内部を管理することができる。
【0044】
また、図6は、上記図3、図4および上記図5に示した角型堆肥化装置の発酵槽2の鳥瞰図であって、上記分割発酵室221、222、223、224、225、226を6個形成したときの状態を示したものである。上記発酵槽2を保守点検するとき、この発酵槽全体を上記枠体容器5より取出ししやすいように、上記発酵容器20の上部縁部の左右には一対の取っ手24が取付けてある。また、上記仕切板は多数の通排気孔aを有する多孔性の仕切板であり、上記底部多孔体21は、適当大きさの開口部、例えば2mm〜3mm角程度の金網である。なお、上記保温手段4の断熱材41を、この発酵容器20の外壁面に取り付け固定して一体型とすることもできる。この場合、保守点検のときには上記発酵槽2と上記断熱材41とは上記枠体容器5より一体となって同時に着脱されることになる。
【0045】
図7は、本発明の他の実施形態に係わる丸型の家庭用生ゴミ堆肥化装置(図示せず)の上記発酵槽2の鳥瞰図であって、丸型の発酵容器20の容積を複数の仕切板211、212、213、214、215、216によって放射状に等分割されてできた6個の扇形の上記分割発酵室221、222、223、224、225、226を示したものである。上記発酵槽2を保守点検するとき、この発酵槽を上記枠体容器5より取出ししやすいように、上記発酵容器20の上部縁部の左右には一対の取っ手24が取付けてある。また、上記仕切板は多数の通排気孔aを有する多孔性の仕切板であり、上記底部多孔体21は、適当大きさの開口部、例えば2mm〜3mm角程度の金網である。なお、上記保温手段4の断熱材41を、この発酵容器20の外壁面に取り付け固定して一体型とすることもできる。やはりこの場合には、保守点検のとき、上記発酵槽2と上記断熱材41とは上記枠体容器5より一体となって同時に着脱されることになる。
【0046】
図8は、本発明の他の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示し、1は家庭用生ごみ堆肥化装置、2は発酵槽、5は枠体容器、6は通排気手段3の煙突63を有し枠体容器5と着脱可能に密着する蓋体、7は腐植化槽、32は腐植化槽7の上方部に配設された一方の通排気手段3の通排気孔である。この場合、枠体容器5の上方部に通排気孔を配設してはいけない。
【0047】
以下、堆肥化処理の運転状況および保守状況について説明する。
【0048】
生ごみの堆肥化処理に用いた上記生ごみ堆肥化装置は、上辺470mm角、下辺420mm角、高さ810mmの大きさで、上記枠体容器5と上記腐植化槽7は一体型に構成したものである。上記発酵容器20は、400mm角、高さ500mmの大きさの角型であって、上記分割発酵室221、222、… はこの容積を高さ方向に碁盤目状に6等分して1個が断面133mm×200mm、高さ500mmの大きさとしたものである。底部多孔体21には目開き約2mmのスレンレス製金網を用いた。
【0049】
先ず最初に、6個の各分割発酵室に腐葉土をそれぞれ約4L投入しておく。次いで、約6kgの生ごみに米糠と腐葉土を適当量(生ごみを構成する個々の物質が米糠と腐葉土で一様にまぶされる量)混合して前調整した被処理物、約15Lを6等分して、それぞれを分割発酵室の腐葉土の上に投入した。この後、さらに分割発酵室の被処理物を覆うように、それぞれに約4Lの腐葉土を投入して被処理物が中央部に位置するようにした。発酵状態の指標とするため、各分割発酵室中の被処理物の温度を熱電対で計測した。
【0050】
なお、腐植化槽7には、枯れた落ち葉約15Lを入れ、湿り気を与える程度の水散布を行なった。
【0051】
こうして1日経過後には、被処理物の温度は外気温度の約30℃から40℃〜45℃に上昇し、2日目には50℃〜55℃に到達した。この状態を6日間継続後、分割発酵室中の生ごみの状態を観察したところ、全く臭気はなく、生ごみの形状はほぼ消滅していたため、1次発酵は終了していると推察された。したがって7日目からは、毎日、1日分の生ごみを適当量の米糠と腐葉土で新たに調整した被処理物0.5 kg〜1kgを6個の分割発酵室▲1▼〜▲6▼の中央部に順番に繰り返し投入した。ここで通気性を良好にするため、毎日の投入時には、10mm程度の細い棒で各分割発酵室の内部を数回突き刺して空気の通路となる穴を4個〜5個作った。この間、被処理物の温度は45℃〜55℃程度を維持し続けていて臭気もなく、好気性発酵が順調に行なわれているものと判断された。
【0052】
こうして1ヶ月を経過したとき、被処理物の入った発酵槽2を枠体容器5より抜き出して底部多孔体21の金網を観察したところ、網目面に20%程度の目詰まりが認められた。この面を亀の子タワシで軽く擦って目詰物を完全に除去して後、再び発酵槽2を枠体容器5に収容して同様の堆肥化処理を続行した。
【0053】
上記網目面の点検と清掃は、通常では半年毎でよいが、悪臭を感じ始めた時には都度、点検と清掃を行ない通気性を良好ならしめる必要がある。なお、3ヶ月程度を経過すると、各分割発酵室の堆肥化物は室一杯になり始めるため、この収容量が分割発酵室の容積の80%程度となるように適当量を抜き取り、これを発泡スチロールなどの容器に保管して熟成度を高め、肥料として有効利用を図るようにする。
【0054】
なお、上記網目面の点検と同時に腐植化槽の落ち葉の腐植状況も観察し、乾燥状態であれば適量の水散布を行なう。通常は半年程度で良好な腐葉土が得られるため、これを取出して適当大きさに刻み、生ごみの前調整として用いる。
【0055】
<他の実施形態>
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の実施形態を包含するものである。即ち、上記実施形態では、発酵槽2と保温手段4を別置型として着脱可能に構成したが、両者を一体型に成形もしくは組立して着脱可能な構成にしてもよい。また、上記実施形態では枠体容器5の内面に上記発酵槽2を保持する支持体51を配設したが、これの替わりに支持架台を腐植化槽7の内部に設置してもよい。あるいはまた、上記蓋体6の内面にも保温手段を配設してもよい。いずれにしても上記実施形態と同様の考え方となる。
【0056】
また、上記発酵容器20の形状は、上記発酵槽2を収納する上記枠体容器5の形状に対応して任意に選択されるものであり、多角形の筒、もしくは逆角錐台形、逆円錐台形の筒であってよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】堆肥化における生物化学的酸素要求量(BOD5)の変化を発酵日数に対応して示したものである。
【図2】堆肥化におけるセルラーゼ(セルロース分解菌の生成酵素)活性の変化を発酵日数に対応して示したものである。
【図3】本発明の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示す側面説明図である。
【図4】本発明の実施形態に係わる家庭用生ごみ堆肥化装置の平面説明図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示す側面説明図である。
【図6】本発明の実施形態に係わる角型発酵槽の鳥瞰図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係わる丸型発酵槽の鳥瞰図である。
【図8】本発明の他の実施形態に係わる家庭用生ゴミ堆肥化装置を示す側面説明図である。
【符号の説明】
2 発酵槽
3 通排気手段
4 保温手段
5 枠体容器
6 蓋体
7 腐植化槽
20 発酵容器
21 底部多孔体
31 通排気孔
32 通排気孔
63 煙突
211 多孔体仕切板
221 分割発酵室[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
TECHNICAL FIELD The present invention relates to a household garbage composting method and a household garbage composting apparatus used for producing high-quality compost from household garbage discharged by using microorganisms.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, this type of composting equipment has been used to throw garbage into a fermenter in a conical container and spray an inoculum each time to perform anaerobic fermentation, or forced into the fermenter using an air pump. It is known that air is blown into the fermenter and the fermenter is heated by an electric heater to promote aerobic fermentation (see, for example, Japanese Patent No. 2873416). In the above-mentioned one, the inside of the fermenter is hardly ventilated because of the closed type. In the latter, the mixture is forcibly agitated appropriately and air is forcibly supplied from the top of the fermenter to the internal garbage to be exhausted from the perforated plate at the bottom of the fermenter. In order to promote fermentation, an electric heater is wound around the side of the fermenter to heat it.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned conventional composting apparatus, it is not considered that the principle of composting using living organisms called microorganisms is sufficiently understood, and a number of inconveniences have occurred. For example, the anaerobic fermentation treatment is extremely uneconomical due to the generation of unpleasant odor due to the generation of a remarkable bad smell, the restriction of the installation location, and the huge cost of the inoculum as a consumable. In addition, in the case of aerobic fermentation treatment with forced aeration and heating, the generation of foul odors should be reduced and compost should be obtained in a hygienic manner. There has been a problem that high-quality compost cannot be obtained or power consumption increases due to stirring, aeration, and heating.
[0004]
In general, composting uses microorganisms in the natural environment to inactivate pathogenic organisms under aerobic conditions and decompose, ferment, and humify organic waste to produce soil biomass. To produce organic matter (humic substances) that is useful for improving the properties, chemistry and physical properties, and is useful for crop growth and is easy to handle. Therefore, in considering a composting apparatus for organic waste such as garbage, the first important point is that it is necessary to fully understand the significance of the above composting.
[0005]
A second important point is to recognize that normal composting always has the proper microflora transition. That is, since composting is a heterogeneous fermentation in a solid material, environmental conditions change with time, and microorganisms suitable for the environmental conditions grow. For example, in the composting of plants such as rice straw, vegetables and weeds, bacteria and fungi appear first and degrade easily decomposable substances such as starch, sugars, proteins and fats in a relatively short time (primary). Fermentation; about 2 weeks). At this time, a large amount of energy is discharged and the system becomes hot, the pathogenic organisms die, and at the same time, bacteria and fungi decrease rapidly. Certain cellulose is gradually decomposed (secondary fermentation: aging / humification; about 2 months). Thereafter, actinomycetes that gradually decompose organic substances having a higher molecular weight and mushrooms that decompose lignin appear. As described above, in the case of composting with microorganisms, the transition of bacteria, fungi, cellulose-degrading bacteria, actinomycetes, and mushrooms is performed. Must be a device.
[0006]
A third important point is that a large amount of oxygen (air) is required for active decomposition because the microorganisms of the primary fermentation are aerobic bacteria. As shown in FIG. 1, the oxygen consumption of the primary fermentation (biochemical oxygen demand: BOD5) shows the highest value until 3 days after the start of composting, and then gradually decreases and rapidly decreases in about 2 weeks. (Mitsuo Chino, Tadahiro Mori, waste, 3, 57 (1981)). Therefore, in the stage of primary fermentation, it is necessary to supply sufficient oxygen (air) to the garbage, especially for three days after the start of composting, to maintain the maximum amount of air supply into the fermenter, Never cause oxygen deprivation.
[0007]
The fourth important point is that cellulose, which is a hardly decomposable substance in garbage, is gradually decomposed by thermophilic cellulolytic bacteria, so it is necessary to maintain the fermenter at a high temperature and for a long time in secondary fermentation. There is something. Cellulose is degraded by an enzyme cellulase generated by a cellulolytic bacterium, and the enzyme activity (cellulose degradation amount: μ) rapidly increases from 14 days after the start of composting to 20 days or more, as shown in FIG. It has been described that the peak is maintained for 40 days, and then gradually decreases and shows high activity until about 78 days (M. Chino et al., Soil Sci. Plant Nutr., In press (1982)). Therefore, this period of high enzyme activity is the period of cellulose degradation, and it is necessary to maintain a high temperature of 55 ° C. or higher for about two months after the primary fermentation.
[0008]
The fifth important point is that a draft effect (suction effect) is required to supply sufficient air to the garbage in the fermenter and to discharge gas generated by fermentation and water vapor generated by heating economically. ) Is most preferable, and the resistance of natural ventilation in garbage to be treated must be minimized. To achieve this, it is necessary to increase the porosity in the garbage, and the method is to mix an appropriate amount of mulch into the garbage as a material for improving air permeability and prevent densification due to the stickiness of the garbage. Is formed. Here, since the mulch contains various decomposing bacteria such as cellulose-decomposing bacteria, the blending of the humus is also an extremely effective method as inoculation. However, the compounded humus is taken out together with the compost and reduced, so that a problem arises that fresh humus must be prepared.
[0009]
It is possible to use deciduous leaves, weeds, sawdust, etc., which are not humified at all, as these breathability improving materials, but these do not decompose in a short period of time and become undecomposed products that have a bad effect on crops. The result is that it remains in a large amount as it is in the obtained compost, which is not preferable. Therefore, it is desirable to purchase and mix commercially available humus, but this is very uneconomical, and how to efficiently produce humus is a major issue.
[0010]
A sixth important point is that it is necessary to always perform normal natural ventilation with a stable draft effect. For this purpose, as described above, the airflow resistance in the garbage is reduced, and at the same time, the airflow resistance of the air inlet passage, for example, the mesh (air hole) of the mesh body, which is a porous body supporting the garbage, is not increased. It is to be. If the fermenter is continuously operated for a long period of time, the compost of microorganisms and fine particles adheres to the mesh, and the mesh gradually becomes smaller, or the compost is clogged and closed to increase the ventilation resistance. Therefore, in order to prevent this, the porous body, for example, the mesh of the entrance passage of the fermenter must be inspected appropriately, and the fermenter must be constructed so that maintenance and cleaning can be easily performed.
[0011]
The present invention has been made in view of such circumstances, and its purpose is to supply a special inoculum as a consumable item, do not use any uneconomical matter such as power consumption, and compost. A household garbage composting method and a household garbage compost that allow anyone to easily produce high-quality compost from household garbage by making sanitizing, efficient, and economical To provide a chemical conversion device.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention firstly protects the transition of the microflora responsible for composting, and provides a sufficient decomposition time, so that at least about one week from the start of composting, a different fermentation product is used. Second, it is necessary to provide a stable period so that the microorganisms of the primary fermentation do not receive disturbance due to the input of garbage. Second, a large amount of oxygen (air) consumed in the primary fermentation can be economically obtained by natural ventilation. The need for stable and permanent supply, the need to economically maintain the high temperature required for secondary fermentation, the need to produce humus efficiently, and Fifth, attention has been paid to the fact that it is necessary to provide a simple device that can be handled by anyone and that facilitates maintenance.
[0013]
Specifically, the first invention relating to the household garbage composting method is based on the premise of a composting method in which garbage discharged from homes is fermented by microorganisms to produce compost, and the garbage is easily fermented. Thus, a pre-adjustment step of adding rice bran and humus or compost to garbage (this preparation is referred to as an object to be treated), a daily input step of the object to protect the transition of microbial flora, and a draft A primary fermentation step in which sufficient oxygen is supplied by natural aeration utilizing the effect to aerobicly decompose the easily decomposable substance of the object to be treated, and the fermentation heat of the primary fermentation while performing the primary fermentation A secondary fermentation step of decomposing cellulos, which is a hardly decomposable substance of the object to be treated, and producing the humus from fallen leaves and weeds in parallel with the primary fermentation step and the secondary fermentation step The humification process It is an specific items to be carried out repeatedly permanently as a continuous process of communication. In addition, the above-mentioned "daily input" means that the fermentation place for starting fermentation is changed every day, so that the object to be treated is put into another fermentation tank every day, or the object to be treated is put into the same fermentation tank every day. Putting it in another position.
[0014]
A second invention relating to a household garbage composting device for carrying out the first invention is to compost the food waste by accommodating the processed material obtained by adding rice bran and humus or compost to the garbage. A fermenter consisting of a plurality of adjacent fermentation chambers, a means for venting and venting to the objects contained in the plurality of fermentation chambers, a means for keeping the fermenter warm, and the fermenter for maintenance and inspection. A humidification tank which is detachably or integrally formed with a frame container to be removably stored, a lid of the frame container, and a lower portion of the frame container which is fitted to the frame container. And that a specific matter is provided.
[0015]
Hereinafter, the interpretation and additional specific items of the first and second inventions will be described.
[0016]
Generally, garbage contains a large amount of water and is highly sticky. For this reason, the porosity in the garbage is low and the air permeability is impaired, resulting in an oxygen-deficient state. To prevent this, an appropriate amount of humus or dry compost is added as a pre-condition for garbage. Then, the moisture in the garbage is absorbed by the mulch or compost, and the garbage loses its tackiness, and the porosity of the garbage increases. As a result, natural aeration is promoted, and oxygen necessary for primary fermentation is sufficiently supplied. Furthermore, since a large number of microorganisms are present in mulch and compost, their addition results in inoculation of the microorganisms and accelerates the decomposition. In addition, the blend of rice bran is a supply of nutrients necessary for microorganisms. The pre-adjustment step is performed manually while observing the adjustment condition such as the moisture state of the object to be processed and the mixing state.
[0017]
The daily interval of the above-mentioned to-be-processed material is carried out, and the interval of the number of days to go to the same fermentation chamber again is at least about one week so as to protect the transition of the microflora. . The input position of the object to be treated is set at the central portion of the object to be treated during the secondary fermentation so that the heat of the primary fermentation of the object to be treated serves to constantly warm the object to be subjected to the secondary fermentation. Is to be a specific matter. By doing so, the primary fermentation is carried out smoothly without disturbance, and the primary fermentation heat of the newly introduced target is sandwiched by the secondary fermentation heat during the secondary fermentation. Because of the heat insulation, the heat of fermentation is effectively used for the activity of the cellulolytic bacteria, and as a result, the decomposition of the hardly decomposable substance is surely performed. In addition, it is a specific matter that the compost of the object to be treated is appropriately extracted as a product in an appropriate amount.
[0018]
The fermenter is constituted by a fermentation vessel having a bottom portion in which an upper portion is open so that the object to be processed can be taken in and out and a porous body through which gas such as air and water vapor can be passed and exhausted. And the fermentation vessel of the bottom porous body may be constituted by arranging a plurality of equally long vertically-divided fermentation chambers formed by a plurality of porous body partition plates equally dividing the volume of the fermentation vessel in the vertical direction. A plurality of independent fermentation chambers each having a vertically open cage with an equal volume and being open at the top are arranged therein, and furthermore, a pair of handles for detaching the entire fermenter from the frame container. Is arranged on the upper part of the fermentation vessel.
[0019]
The bottom porous body of the fermentation vessel constituting the fermentation tank directly holds the object to be processed and has many air vents for supplying air into the object to be processed. However, in the long-term operation, the opening degree of the vent hole of the bottom porous body gradually falls into a closed state due to the reduction due to the adhesion of the object to be processed and the fitting of the minute object to be processed, so that the inside of the object to be processed is A constant supply of sufficient air is prevented and normal aerobic fermentation does not occur. Therefore, the fermenter is periodically removed manually from the frame container, and the bottom porous body is appropriately maintained and inspected, and if necessary, washing or brushing is performed to prevent the ventilation holes of the bottom porous body from being blocked. Becomes extremely important.
[0020]
The sectional shape of the split fermentation chamber and the independent fermentation chamber may be any of a circle, a fan, a triangle, a square or a polygon, and the number of each fermentation chamber is about 5 to 10, A number that does not interfere with the above “daily input” is desirable.
[0021]
The depth h of the divided fermentation chamber and the independent fermentation chamber is preferably about 20 cm to 60 cm, judging from the natural ventilation resistance and the heat insulation effect of the object. If the number is more than that, it is desirable that one step be a plurality of steps of about 20 cm to 60 cm, and a new ventilation hole is provided also in the middle part.
[0022]
The independent fermentation chamber is desirably a cage body having a side wall surface formed of a porous body through which a gas such as air and water vapor and water droplets can pass, similarly to the bottom porous body, and also forming the split fermentation chamber. The same porous body is desirable for the plurality of partition plates. These porous bodies are desirably a perforated plate, mesh plate or lattice plate having a large number of holes of an appropriate size. By doing so, the water and heat transfer in the horizontal direction between the to-be-processed objects accommodated in each of the split fermentation chamber or the independent fermentation chamber is facilitated, and the various conditions of the entire fermenter are uniformly maintained. The result is a good quality compost.
[0023]
The venting means includes a gas generated by introduction of outside air (air) into the object to be treated accommodated in the split fermentation chamber or the independent fermentation chamber or a microorganism generated by microbial decomposition of the object to be treated and moisture evaporated by fermentation heat. This is for discharging (steam) into the atmosphere. A hole of an appropriate size is formed in the upper portion (exhaust portion) of the side wall surface of the frame container and the side wall surface (introduction ventilation portion) of the humification tank. A particular matter is to arrange a plurality of fermenters so as to sandwich the fermenter in the center. Needless to say, the location of this hole is a position where the divided fermentation tank or the independent fermentation tank is not closed by the fermentation tank.
[0024]
Alternatively, in order to enhance the draft effect, instead of disposing a plurality of holes in the upper part (exhaust part) of the side wall surface of the frame container, the ventilation means is disposed at the center of the lid. It is also a specific matter that the stack comprises a chimney of an appropriate height and a plurality of holes of an appropriate size arranged on the side wall of the humification tank. In this way, the outside air can be taken in smoothly by the suction effect of the chimney.
[0025]
The heat retaining means is a lightweight heat insulating material composed of glass wool, ceramics wool, plastic foam, and sheets thereof, and is provided between an inner wall surface of the frame container and an outer peripheral portion of the fermenting means. It is a special matter to arrange at an appropriate thickness.
[0026]
The frame container is a bottomless container with an open top, and a supporting means for holding the fermenter is disposed below or above the inner surface, and the upper portion of the frame container is provided as described above. It is a specific matter that a plurality of holes are provided in the ventilation means. Further, the cross-sectional shape of the frame container may be any one of a circle, a sector, a triangle, a square, and a polygon.
[0027]
The humification tank is a container with a bottom open at the top, the upper part of the container is configured to fit with the lower part of the frame container, and the upper part of the side wall surface of the humification tank As described above, a specific matter is that a plurality of holes of the passage / exhaust means are provided. Further, the humification tank is specified as being integrally or detachably configured with the frame container so as to be located below the fermentation tank, and may be a bottomless container. . The shape and size of the humification tank can be set arbitrarily.
[0028]
The humification tank is for producing humus by humifying fallen leaves, weeds, sawdust, and the like, and is disposed below the fermentation tank. If the primary fermentation and the secondary fermentation are carried out above the humification tank with an appropriate amount of fallen leaves, etc., the humification tank below is heated and the fermentation tank Microorganisms, moisture, and appropriate nutrients in the water fall through the pores of the porous body at the bottom of the fermentation tank, and are maintained under the optimal environmental conditions for humification. In addition, if the humification tank is used as a bottomless container so as to come into contact with the ground, small animals such as earthworms will breed, and the decomposition will be accelerated.
[0029]
The lid is configured to be detachable from the frame container, and the outer diameter of the lid can prevent rain from entering the fermenter from the vent hole of the frame container. It is a specific matter that the frame container is configured to be larger than the outer diameter of the frame container so as to form an eaves of a width, and that a handle is disposed on an upper portion of the lid.
[0030]
Alternatively, it is a specific matter that the lid is in close contact with the frame container and is configured to be detachable, and that a chimney having an appropriate height is provided at a central portion.
[0031]
【The invention's effect】
As described above, according to the first invention relating to the household garbage composting method and the second invention relating to the household garbage composting device, the composting is sanitary, efficient, and Economically, anyone can easily produce high quality compost from household garbage.
[0032]
Specifically, a pre-conditioning step of turning the garbage into an easily fermentable material to be processed, a daily input step of protecting microbial transition as a different fermentation start date, and sufficient oxygen supply by natural ventilation by a draft effect Aerobic primary fermentation step, a secondary fermentation step that makes maximum use of the fermentation heat of the primary fermentation, and a humus formation step that produces humus in parallel with the primary fermentation step and the secondary fermentation step Is repeatedly and permanently performed as a series of continuous processes, so that a high-quality compost can be reliably produced.
[0033]
The fermenter for storing and fermenting the material to be treated is composed of about 5 to 10 vertically divided fermentation chambers or independent fermentation chambers suitable for “daily input”, and furthermore, the ventilation and exhaust by the draft effect. The opening of the top, the bottom porous body and the structure kept warm enough to prevent the dissipation of fermentation heat ensure that the primary fermentation is carried out under aerobic conditions. And the secondary fermentation are performed in parallel, and high-quality compost can be efficiently produced. Further, by arranging the humification tank below the fermentation tank, the optimum conditions for humification are maintained, and the humus necessary for adjusting the garbage and improving the ventilation property can be efficiently produced.
[0034]
In addition, since the entire fermenter is easily removed manually from the frame container and the bottom porous body is appropriately maintained and inspected, and washing or brushing can be easily performed, it is possible to reliably prevent the ventilation hole of the bottom porous body from being blocked. Thus, stable aerobic fermentation becomes possible. Furthermore, the fertilizer and the frame container can be separately manufactured and easily assembled, so that the processing cost is low and the composting apparatus can be provided economically.
[0035]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0036]
FIG. 3 shows a household garbage composting apparatus according to an embodiment of the present invention, wherein 1 is a square-shaped household garbage composting apparatus, 2 is a square fermenter, and 4 is a heat insulating material such as a heat insulating material. The
[0037]
The
[0038]
The ventilation holes 31 and 32 of the ventilation means 3 are holes each having a suitable size, for example, a diameter of about 15 mm to 40 mm, and a plurality of holes. When the to-be-processed material is filled in the
[0039]
The
[0040]
The outer diameter of the
[0041]
The
[0042]
FIG. 4 is a plan view of the rectangular household
[0043]
FIG. 5 is a side explanatory view showing a household garbage composting apparatus according to another embodiment of the present invention, in which the
[0044]
FIG. 6 is a bird's-eye view of the
[0045]
FIG. 7 is a bird's-eye view of the
[0046]
FIG. 8 shows a household garbage composting apparatus according to another embodiment of the present invention, wherein 1 is a household garbage composting apparatus, 2 is a fermentation tank, 5 is a frame container, and 6 is a ventilation means 3. A lid having a
[0047]
Hereinafter, the operation status and the maintenance status of the composting process will be described.
[0048]
The garbage composting apparatus used for composting garbage has a size of 470 mm square on the upper side, 420 mm square on the lower side, and 810 mm in height, and the
[0049]
First, about 4 L of humus is charged into each of the six divided fermentation chambers. Next, rice bran and humus are mixed with approximately 6 kg of garbage in an appropriate amount (the amount of each substance constituting the garbage is evenly sprinkled with rice bran and mulch), and a pretreated object, approximately 15 L, is treated with 6 liters. Separately, each was put on the mulch in the split fermentation room. Thereafter, about 4 L of humus was added to each of the divided fermentation chambers so as to cover the objects to be treated, so that the objects to be treated were located at the center. The temperature of the material to be treated in each of the divided fermentation chambers was measured with a thermocouple to use as an index of the fermentation state.
[0050]
In addition, about 15 L of dead leaves were put into the
[0051]
Thus, after one day, the temperature of the object to be treated increased from the outside air temperature of about 30 ° C. to 40 ° C. to 45 ° C., and reached 50 ° C. to 55 ° C. on the second day. After continuing this state for 6 days, the state of the garbage in the split fermentation chamber was observed, and there was no odor at all, and the shape of the garbage had almost disappeared, so it was presumed that the primary fermentation had been completed. . Therefore, from the 7th day, 0.5 kg to 1 kg of the garbage for one day, which is newly prepared with an appropriate amount of rice bran and humus, is divided into six fermentation chambers (1) to (6) every day. Was repeatedly inserted into the center of the in order. Here, in order to make the air permeability good, at the time of daily introduction, the inside of each divided fermentation chamber was pierced several times with a thin rod of about 10 mm to make four to five holes serving as air passages. During this time, the temperature of the object to be treated continued to be maintained at about 45 ° C. to 55 ° C., there was no odor, and it was determined that the aerobic fermentation was being carried out smoothly.
[0052]
When one month had passed, the
[0053]
Inspection and cleaning of the mesh surface is usually performed every six months, but it is necessary to perform inspection and cleaning every time when a bad odor starts to be felt to improve air permeability. After about three months, the compost in each of the divided fermentation chambers starts to fill up. Therefore, an appropriate amount is extracted so that the storage capacity becomes about 80% of the volume of the divided fermentation chamber, and the foamed styrene is used. To increase the maturity of the product and to use it effectively as fertilizer.
[0054]
In addition, at the same time as the inspection of the mesh surface, the humus state of the fallen leaves in the humification tank is observed, and if it is dry, an appropriate amount of water is sprayed. Normally, good humus can be obtained in about six months, so it is taken out, cut into an appropriate size, and used as a pre-condition for garbage.
[0055]
<Other embodiments>
Note that the present invention is not limited to the above-described embodiment, but includes various other embodiments. That is, in the above-described embodiment, the
[0056]
The shape of the
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 shows changes in biochemical oxygen demand (BOD5) in composting, corresponding to the number of days of fermentation.
FIG. 2 shows changes in cellulase (enzyme for producing cellulolytic bacteria) activity in composting, corresponding to the number of days of fermentation.
FIG. 3 is an explanatory side view showing a household garbage composting device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is an explanatory plan view of a household garbage composting device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 5 is an explanatory side view showing a household garbage composting device according to another embodiment of the present invention.
FIG. 6 is a bird's-eye view of the square fermenter according to the embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a bird's-eye view of a round fermenter according to another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is an explanatory side view showing a household garbage composting device according to another embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
2 Fermenters
3 Exhaust means
4 Insulation means
5 Frame container
6 Lid
7 Humus tank
20 fermentation vessels
21 Bottom porous body
31 Vent hole
32 Vent hole
63 chimney
211 Porous partition plate
221 Split fermentation room
Claims (5)
生ごみの前調整を行なう前調整工程と、この前調整された生ごみ(被処理物)の日替わり投入(位置を日毎に替えて投入する)工程と、自然通気で上記被処理物の易分解性物質を好気性分解させる1次発酵工程と、この1次発酵の発酵熱を利用して上記被処理物の難分解性物質を分解させる2次発酵工程と、上記1次発酵工程および上記2次発酵工程と並行して行なう腐葉土製造の腐植化工程と、を一連の連続工程として繰り返し永続的に行う家庭用生ごみ堆肥化方法。In the household garbage composting method to produce compost by microbial fermentation of garbage discharged from the home in a fermenter,
A pre-conditioning step for pre-conditioning of garbage, a daily input of the pre-adjusted garbage (object to be processed) (input at a different position every day), and easy decomposition of the object by natural ventilation Primary fermentation step of aerobically decomposing an aerobic substance, secondary fermentation step of decomposing a hardly decomposable substance of the object to be treated using the fermentation heat of the primary fermentation, the primary fermentation step and the second fermentation step. A garbage composting method for household garbage in which a humification process of humus production performed in parallel with the next fermentation process is repeatedly and permanently performed as a series of continuous processes.
上記被処理物の上記日替わり投入を行なって、同一投入位置が再び巡ってくる日数の間隔は、少なくとも1週間程度とし、そして新規の上記被処理物の投入は、この被処理物が、2次発酵しつつある被処理物に包含されるよう発酵槽内の中央部に収まること、および上記被処理物の堆肥化物は製品として適宜、適当量を抜き出すようにする、家庭用生ごみ堆肥化方法It is a household garbage composting method according to claim 1,
The daily input of the object to be processed is performed, and the interval of the number of days that the same input position re-circulates is set to at least about one week. A method of composting household garbage, wherein the fertilizer is contained in the central part of the fermenter so as to be included in the fermenting target, and the compost of the target is appropriately extracted as a product.
上部開放、底部多孔体の発酵容器の容積を複数の多孔体仕切板によって縦方向に等分割して形成した等容積で縦長の分割発酵室を5個〜10個の複数個、もしくは上記発酵容器内に等容積で縦長の籠体の独立発酵室を5個〜10個の複数個、配設してなる発酵槽と、この発酵槽に収容された被処理物への通排気手段と、上記発酵槽の外周に配設した保温手段と、上記発酵槽を単独、もしくは上記保温手段と一体で出し入れ容易となるよう着脱可能に収納する枠体容器と、この枠体容器と着脱可能に嵌合した蓋体と、そして上記枠体容器の下部にあってこの枠体容器と嵌合により着脱可能にもしくは一体型に構成された腐植化槽とを備えている、家庭用生ごみ堆肥化装置。In household garbage composting equipment that manufactures compost by accommodating pre-conditioned garbage (substance to be processed) and fermenting microorganisms,
5 to 10 equal-length vertically divided fermentation chambers formed by equally dividing the volume of a fermentation vessel having an open top and a bottom porous body in the vertical direction with a plurality of porous partition plates, or a plurality of the above fermentation vessels A fermentation tank having a plurality of independent fermentation chambers each having a length of 5 to 10 and having the same volume and having a vertical length, and a means for passing and exhausting an object to be treated accommodated in the fermentation tank; A heat retaining means disposed on the outer periphery of the fermenter, a frame container for detachably storing the fermenter alone or integrally with the heat retainer so as to be easily taken in and out, and detachably fitted to the frame container; A household garbage composting device comprising: a humidifying tank which is provided at a lower portion of the frame container, and which is detachably or integrally formed by fitting with the frame container.
上記通排気手段は、上記枠体容器の側壁面の上方部、および上記腐植化槽の側壁面の上方部にそれぞれ複数個、上記発酵槽を挟むように配設された適当大きさの孔である、家庭用生ごみ堆肥化装置。A household garbage composting device according to claim 3,
The venting means has a plurality of holes each having an appropriate size arranged so as to sandwich the fermentation tank, each of which is disposed above the side wall surface of the frame container and above the side wall surface of the humification tank. There is a household garbage composting device.
上記通排気手段は、上記蓋体の中央部に配設した適当高さの煙突と、上記腐植化槽の側壁面の上方部であって上記発酵槽の下方に配設した適当大きさの複数個の孔とで構成する、家庭用生ごみ堆肥化装置。A household garbage composting device according to claim 3,
The venting means includes a chimney of an appropriate height provided in the center of the lid, and a plurality of appropriately sized, disposed above the side wall surface of the humification tank and below the fermentation tank. A household garbage composting device consisting of individual holes.
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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KR101822466B1 (en) * | 2017-07-31 | 2018-01-26 | 주식회사 비스 | Cryogeric storage vessel |
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-
2002
- 2002-10-02 JP JP2002290441A patent/JP2004123455A/en active Pending
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